天海「アイランドモード?なんすかそれ?」小泉「パート2よ」

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212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 23:55:21.91 ID:bjcMOGpXO
マジでこのSSが生きる希望なので頑張って下さい
季節柄面倒な事が起こりやすいでしょうが…
213 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 05:28:45.54 ID:DRkfYnnv0
>>212 日曜はわりと予定ある日なので難しいかもですね



天海「柔軟体操って……アンジーさんの島の習慣か何かっすか?」

アンジー「うーん?……知らないんだー、柔軟体操教えてあげようか?」

天海「いや、今回はやめときます……」

天海(ろくな内容じゃなさそうなので……)

アンジー「なんだー、残念」

天海「アンジーさんの故郷というか島というか……住んでた場所っていうのはどういうところだったんすか?」

アンジー「どういうところかー」

天海「はい、その島の人達だけの文化とか習慣とかですね」

アンジー「寂しい日は鎌を扉にぶら下げる……とかって独特?」

天海「そ、それはかなり独特だと思いますよ」

アンジー「そっかー、でもアンジーの神様がいいことだって言ってるから、いいことだよー」

天海「アンジーさんの神様ってどうゆう存在なんすか?……偶像崇拝とか禁止だったりは?」

アンジー「禁止じゃないよー、アンジーも調子が良いときは神様の姿を石から掘り出すもん」

天海「へぇ、こんど見てみたいっすね……」

天海(石像は見たら意識を失うのか…?)

アンジー「じゃあ蘭太郎はイケニエになってよ……そしたら何でもしてあげるからねー」

天海「ま、前向きに検討させてもらいますね……」


214 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 05:50:31.30 ID:DRkfYnnv0

それからは時折暴走する彼女の相手をしながら、島を歩き回った。

気付けばすっかり時刻は経っていた。

天海「……アンジーさん、疲れないんですか?…俺、わりとくたくたです」

アンジー「およ?アンジーは元気だよー、蘭太郎が疲れてるならアンジーの絵でも見る?疲れが吹っ飛ぶよー」

天海「つ、疲れ以外にも色々吹っ飛びそうっすけど……」

アンジー「ちゃんとお持ち帰りするよ?」

天海「お持ち帰りって……イケニエにされるだけですよね、それ」

アンジー「にゃはは」

彼女は笑った。俺はそれを見て微笑ましいとも思った。

直後ら身体が青い光に包まれる。

どうやら時間が来たようだ。

アンジーさんは俺に顔を向けて、こう尋ねた。

アンジー「ねぇねぇ、蘭太郎……今日はさ、アンジーと一緒で楽しかった?」



天海の反応、下2まででコンマの高いほう
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 06:36:56.63 ID:FKTZRRE3O
はいイケニエは勘弁ですけれど
アンジーさんの女の子らしい一面を見て可愛いなと思いました
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 06:56:52.94 ID:m9ER6WqqO
217 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:37:06.63 ID:DRkfYnnv0

天海「はい…それに、イケニエは勘弁ですけど
アンジーさんの女の子らしい一面を見て可愛いなとも思ったすよ」

アンジー「かわいい?……もしかしたら神様への信仰のお陰かもしれないねー。そこに気付く蘭太郎はアンジーと相性良いかもねー?……ずっと一緒にいることになっても退屈しないかもだよ」

天海「神ってますね」

アンジー「お!……そうそう、まさに神ってるだねー」

アンジーさんは嬉しそうにそう言った。

何だか最初の頃より、彼女についての理解が大分深まった気がする。

身体を覆う光の勢いが強まった。

天海「ではアンジーさん、またあとで」

アンジー「ばいばーい」

そうして視界は暗転し、もとのコテージへと身体は戻される。
218 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:38:52.73 ID:DRkfYnnv0
アンジーさんと大分仲良くなった気がする。

アンジーさんの好感度が一段階上がった。
219 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:42:22.62 ID:DRkfYnnv0

〜天海のコテージ〜



ウサミ「お疲れさまでちゅ!」

天海「お疲れさまです」

ウサミ「…アンジーさんとらーぶらーぶできまちたか?」

天海「まぁ、って感じっすね」

ウサミ「なら良かったでちゅ……では良い夜を過ごしてくだちゃいね。おやすみなさいでちゅ!」

天海「ウサミ先生、おやすみなさいっす」
220 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:47:15.96 ID:DRkfYnnv0

アンジーの感情判定

1〜25 気になる相手
26〜65 意識する相手
66〜95 好き
96〜00とゾロ目 大好き

>>223のコンマで
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 08:09:13.83 ID:eCWGv1Bp0
それは違うよ
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 11:50:29.99 ID:fos9XHUmo
踏むのだ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 12:17:06.97 ID:FKTZRRE3O
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 12:26:50.13 ID:pt2sb1X30
大好きだと!?着実にフラグ立ててくなあ・・・
225 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:30:52.21 ID:fwF2w5Tf0
好感度表
<8>
アンジー

<5>
小泉、茶柱、苗木、王馬、澪田

<4>
なし

<3.5>
ソニア、山田

<3>
九頭龍

<2>
星、モノクマ

<1.5>
最原

<1>
不二咲、朝比奈 、夢野

<0.5>
なし

<0>
白銀、ウサミ
226 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:31:34.42 ID:fwF2w5Tf0
希望の欠片リスト

小泉5/6

澪田3/6

アンジー6/6 complete!

夢野1/6

茶柱4/6(男子嫌いフィルター45)

ソニア3/6

星2/6

九頭龍2/6

山田2/6

苗木5/6

最原1/6

王馬4/6

不二咲1/6

モノクマ1/6(?)
227 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:32:02.09 ID:fwF2w5Tf0
スキル表

写真家の弟子
写真撮影コンマ判定に+15

有能企画運営委員長
企画関連コンマ判定に+10

中堅演奏家
演奏コンマ判定に+20

裁縫初心者
裁縫コンマ判定に+5

<↓初期スキル>(付け忘れてたため至急追加)

中性顔
女装コンマ判定に+15

料理上手
料理コンマ判定に+15

本好き
本関連コンマ判定に+15


超高校級の???
見知らぬ土地(ジャバウォック島)や非日常的空間でのあらゆる行動に優れる。
コンマ01〜03までクリティカル扱いに
228 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:33:02.61 ID:fwF2w5Tf0
持ち物

・夢野の薔薇
・王馬の帽子

レシピ
・王馬の帽子のレシピ(作成済み)
・洒落たギターケースのレシピ
・希望のペンダントのレシピ
・絶望のペンダントのレシピ
229 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:33:39.26 ID:fwF2w5Tf0
相談リスト(最大3つまで)

『真相は如何程か』
相談者:最原
相談内容:え、えっと唐突なんだけど恋愛相談なんだ。柄じゃないってのは分かってるよ。生徒会で相談窓口の君が協力してくれればこの相談は円満に終わると思うよ
報酬:???
230 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:34:26.51 ID:fwF2w5Tf0
スケジュール帳

18日目(木)
らぶちけ(星くん)

19日目(金)
最原くんの遊園地付き添い(仮予定)

20日目(土)
らぶちけ(不二咲さん)

21日目(日)
夜、生徒会で企画準備

22日目(月)
夜、モーテル&ネズミー城で企画

23日目(火)
朝、バンド練

24日目(水)
バンド発表会

25日目(木)
なし
231 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:50:35.42 ID:fwF2w5Tf0

〜18日目(木)・天海のコテージ〜



モノクマ「おはっくまー!」

天海「おはようです…」

モノクマ「いやぁ、天海くんってば毎日毎日ちけっとに追われてて大変だねぇ」

天海「嬉しいですけど確かに少し疲れますね」

モノクマ「ま、今日終われば今週は不二咲さんだけだから頑張ってね!」

天海「はいっす」

モノクマ「じゃあ、今日も今日とて君を夢の国へと案内しますかー……グッドラックだよ!」

そう言ってモノクマは俺にステッキを向けた。

視界が闇に包まれる。

232 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 17:27:52.18 ID:fwF2w5Tf0

〜三の島・中央〜



もはや見慣れた、この島は、俺を出迎えているかのようであった。

天海(よし……)

大分ここにも慣れたようできちんとバランスを保つことができた。

俺は辺りを見回した。すぐに星くんの姿を見つける。

星「よう…久しぶりだなアンタ」

天海「そうですね、星くん」

星「この生活も……もう少しで三週間になるらしいな…」

天海「早かったような…遅かったような……そんな感じですね」

星「そうだな……どうしようもない俺だが、アンタや他の奴等のお陰で少しだけだが希望が見えてきたような気がするよ」

星「…なぁ、どうせアンタのことだから前回の時と同じかもしれねぇが……俺を誘った理由はなんだ?」



天海の台詞

下2まででコンマの高いほう
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 18:24:25.82 ID:QXKx4Lgz0
星くんにも楽しんで欲しいからっす
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 18:28:07.43 ID:ruo9I2Cp0
235 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 20:20:00.88 ID:otHpgUYk0

天海「星くんにも楽しんで欲しいからっすよ…」

星「楽しむか……ここに来た当初はそんなこと幻想に過ぎないと思っていたが、アンタ達となら……」

星くんは思いつめたように、そう言った。

星「まぁ、いい…それがどうかはアンタとの時間が教えてくれるはずだ。有意義な時間にしようじゃないか…」

天海「ええ、もちろん」


どこに行こうか?

1、病院

2、ライブハウス

3、電気街

4、モーテル

5、映画館


下2まででコンマの高いほう
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 20:21:44.64 ID:nXFgoJPcO
1
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 20:22:24.52 ID:7qtbTvrmO
5
238 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 04:49:58.23 ID:w9wUNGU/0
〜病院〜


星「病院か……どうも病院ってのは気分が乗らねぇな…」

天海「す、すみません……場所変えますか?」

星「いいや、大丈夫だ…たまにはこういう場所で色々と考えてみたいからな」

天海(無理してなければいいんすけど……)



台詞orする事or起こること

下2まででコンマの高いほう

239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 05:30:39.89 ID:+gKu/P4v0
不治の病から生還し、現役復帰したテニス選手のカルテと手記を見つける
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 06:33:14.32 ID:5gv65wLsO
241 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:22:11.81 ID:w9wUNGU/0
undefined
242 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:23:05.70 ID:w9wUNGU/0
undefined
243 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:23:46.79 ID:w9wUNGU/0
undefined
244 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:24:14.69 ID:w9wUNGU/0
どこに行こうか?

2、ライブハウス

3、電気街

4、モーテル

5、映画館
下2まででコンマの高いほう



245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 12:37:45.47 ID:+gKu/P4v0
>>241->>243が見えない
246 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:43:44.84 ID:w9wUNGU/0
失礼しました


星「しかし…病院ってのはろくに見るものがないな……あるものといったらよく分からねぇ薬品と機材ばかりだ」

そう言って彼は棚にあるものや机の上にあるものをどかしたり、眺めたりした。

星「机には患者のカルテルばかりが散乱してるみたいだ……こんなもの見て喜ぶほど堕ちたつもりはねぇがな………っ!……これは……」

ぺらりぺらりと紙をめくる彼の手が止まった。

天海「どうしたんすか?…」

星「いや大したことじゃないんだが……こいつを見てくれ」
247 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:44:36.55 ID:w9wUNGU/0
天海「これは……」

そう言って星くんは一枚の診断書を見せた。

それはある男性のカルテルであった。一見、目をひくものはないが、彼はそれを夢中になって見ていた。

星「俺はこの男を知っている……いや、というよりはテニスをある程度かじってれば知っている人物だ」

天海「テニス選手ってことですか?」

星「そうだ……この男は俺が幼い時プロだった男だ。かなり長い時期、こいつは休養をとっていた。理由は定かではなかったが、なんでもスランプじゃないか、という噂はあった……事実、このプレイヤーは顔も優れず、体調も悪そうな様子で毎回現れ、何敗も重ねていた。だから説得力はあったが、まさかこんな……爆弾を抱えていたとは思わなかった……」

天海「なるほど……」

星「俺が驚いたのは、この男は長い休養の後、プレイヤーとしてきちんと復帰したことだ。あの時には何も疑問に思わなかったが、こうして診断書を見るととてもじゃかいが二度とテニスなんて出来なかったであろう様子が見てとれる……」

天海「奇跡の復活ってやつっすか…?」

星「かもな。アンジーじゃないが……神様ってやつがいて、この男は偶々の気まぐれで生かされた……そう思うのが普通かもしれない。少なくとも自分の力で打ち勝ったなんて思うよりはな…」

彼はカルテルを机の上に綺麗に戻した。

星「だが何か訴えられている気がするんだ……このプレイヤーは『俺は地獄の瀬戸際から舞い戻った。お前は刑務所?……それが何だって言うんだ?地獄から戻るより、刑務所から日常に戻るほうが簡単だっていうのに』といった具合に俺にそう伝えている気がする」

天海「星くん……」

星「悪いな……少しらしくなかったかもしれねぇ……だが俺とて人間だ。好きだったプレイヤーの変遷を見れば、俺でも色々話したくなる……」

天海「気にしないでください……君の話は興味深かったのでね…」
248 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:45:57.84 ID:w9wUNGU/0
どこに行こうか?

2、ライブハウス

3、電気街

4、モーテル

5、映画館
下2まででコンマの高いほう
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 13:24:34.11 ID:N2MLunO2O
1
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 13:25:09.84 ID:Jloh8UNDO
3
251 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 20:46:18.60 ID:dbaFZSka0

〜電気街〜


星「電気街か…機械には詳しくねぇが…何だか退廃的で嫌いじゃないな」

天海「俺も機械さっぱりですけど、見てる分には楽しいっすよね」


台詞orすることor起こること

下2まででコンマの高いほう
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 21:03:31.93 ID:VmwToQLwO
マリ○テニス64を発見
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 22:10:22.81 ID:+gKu/P4v0
254 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 03:47:18.28 ID:qxNc+wUO0


天海「あ、これ懐かしいっすね……」  

俺はジャンク品の中からノスタルジーを感じるものを見つけた。

星「……なんだそりゃ、ゲームか?」

その通りゲームソフトだ。

64の赤い配管工が活躍するテニスゲームである。 

天海「もし星くんがよければ、これやってみませんか?……テニスゲームですし、面白いと思うんですけど」

近くには64本体もあった。少し整備すれば恐らく使えるだろう。

星「テニスとはいえ、ゲームなんて無縁の男だぞ…?」

天海「大丈夫ですよ、教えながらやるので」

星「わかった……」

それから数十分間、星くんにやり方を教えた。

星「成る程な…何となくだが分かった…後は実践をつめば何とかなる気がする……天海、勝負してくれ」

天海「ええ、負けませんよ」



出目が高いほうの勝ち
超高校級のテニス選手により、星のコンマに+55

天海の出目 >>255

星の出目 >>256

255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:48:15.30 ID:wBfy01Cb0
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:58:10.40 ID:C122c7CM0
既に負け確で草
どんだけオーバーキルになるかな・・・
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:58:47.96 ID:C122c7CM0
ハンデ無かったら接戦だった
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:59:42.93 ID:gCmYZ/ZlO
そこで96かよwww
259 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 05:42:00.16 ID:qxNc+wUO0


天海「うわっ……!」

星くんは最初の自信なさげな様子は何処へやら、強力なサーブ・スマッシュを巧みに扱い点数を重ねていった。

星「なるほどな……」

彼は随分集中しているようで楽しんでいることが分かった。

後半になればなるほど結果は凄惨たるものになり、最早目も当てられない。

ゲームセットの声が聞こえ、俺は1ー3で敗北した。

最初に1ゲームとって、後は本調子になった星くんにボコボコにされた感じだ。

天海「……」

星「天海、なんか悪いな……」

天海「な…なんすかその対応…逆に傷つきますよ?」

星「許してくれ……ただ楽しくて集中しちまったんだ……まるでラケットを握っていた時みたいに、コートに立っていた時みたいに……な」

どうやら星くんはこのゲームをかなり気に入ってくれたようだ。

星「さて、もう一回付き合ってくれないか天海?」

天海「……はい」

もしかしたら次は勝てるのでは、そういった気持ちで第二試合に望んだ俺は、その後0ー3で完敗しました。
260 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 05:53:55.76 ID:qxNc+wUO0

星くんにテニスゲームで完敗した俺は悔しくて他のゲームでも勝負をしかけた。

だが彼は64のコツを掴んだらしく、俺に一歩も譲らない堅実なプレイをしてきた。

中々勝ちが見れない俺は悔しさのあまり、何度も勝負を挑んだ。

そうしてる内に日の入り時は過ぎ、月が照らす暗闇の世界が出来上がっていた。

そして、また終わりを告げる青白い光も噴出し出した。

天海「終わりみたいですね……」

星「どうやら、そうみたいだな」

天海「ずっとゲームばっかやってましたね……」

星「そうだな……負けず嫌いの誰かに付き合ってったら、こんな時間になっちまったな」

天海「ははっ、そりゃ災難っすね」

星「目が笑ってねーぞ?」

天海「気のせいっすよ」

どうやら負のオーラが出ていたようだ。テニスで完敗したのは何とか忘れよう。

そう考え、気持ちを入れ換えた。

星くんが丁度こちらを見る。

天海「……星くん、今日は……どうでしたか?」



星の台詞

下2まででコンマの高いほう
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 06:39:48.38 ID:G41fc6DmO
楽しかった
なんというか今まで忘れてた気持ちが蘇ってくれた気がする
それも全部お前さんのおかげだありがとな
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 07:06:30.39 ID:C122c7CM0
偶然かもしれねえが・・・随分とテニスに触れる事になったな
楽しかった・・・二度とテニスに関わらない事が俺の罪滅ぼしだと思ってたのにな
お節介な連中はそんなこと無いとか言ってくるが、もう少し回りの奴らの言葉に耳を傾けて、本当に罪滅ぼしになる事は何か考えてみるか
・・・なんてな、クールじゃねえな、聞かなかった事にしてくれ
263 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:15:39.22 ID:qxNc+wUO0

星「偶然かもしれねえが…随分とテニスに触れる事になったな 。
一言で言えば、楽しかったよ…二度とテニスに関わらない事が俺の罪滅ぼしだと思ってたのに、お節介な連中はそんなこと無いとか言ってきやがる。だが、俺ももう少し回りの奴らの言葉に耳を傾けて、本当に罪滅ぼしになる事は何か考えてみるか
…なんてな、クールじゃねえな、聞かなかった事にしてくれ」

天海「星くん…」

彼はどこか柔和な表情をした気がした。

彼の心のわだかまりも大分解けてきたように思える。

星「またな、天海」

天海「ええ、おやすみなさい星くん」

そう言い終わると、タイミングを見計ったかのように光は俺たちを包んだ。

意識の混濁が俺達を襲う。

世界は、また暗転していく。
264 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:18:26.23 ID:qxNc+wUO0

星くんとかなり仲良くなった気がする!

星くんの好感度が一段階上がった。

希望の欠片を三つ手に入れた。
265 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:25:00.21 ID:qxNc+wUO0

〜天海のコテージ〜



モノクマ「お疲れ天海くん!……星くんとの時間はどうだったかな?」

天海「大分、仲良くなれた気がしますね」

モノクマ「それは良かったね……ボクも教師として生徒の成長は涙なしには見れないよ」

天海「先生にいつなったんすか?」

モノクマ「酷いなー……逆にボクは教師じゃなかったら何なのさ?」

天海「謎の存在っすよね」

モノクマ「それがボクの魅力だからねー!……ミステリアスっていいよね」

天海「雑談する気力は悪いけどないっすよ」

モノクマ「むむ……なら仕方ない、ボクは帰るよ」

天海「おやすみなさいっす」

モノクマ「くますみー!」

モノクマの姿を見送る。

やれやれ、何とか一日が終わったようだ。

床につくと、眠気は大分きていたようで瞼はあっという間に閉じた。

これは朝風呂コースだ。
266 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:26:27.47 ID:qxNc+wUO0
好感度表
<8>
アンジー

<5>
小泉、茶柱、苗木、アンジー、王馬、澪田

<4>
なし

<3.5>
ソニア、山田

<3>
九頭龍、星

<2>
モノクマ

<1.5>
最原

<1>
不二咲、朝比奈 、夢野

<0.5>
なし

<0>
白銀、ウサミ
267 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:27:20.87 ID:qxNc+wUO0
希望の欠片リスト

小泉5/6

澪田3/6

アンジー6/6 complete!

夢野1/6

茶柱4/6(男子嫌いフィルター45)

ソニア3/6

星5/6

九頭龍2/6

山田2/6

苗木5/6

最原1/6

王馬4/6

不二咲1/6

モノクマ1/6(?)
268 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:28:13.91 ID:qxNc+wUO0
スキル表

写真家の弟子
写真撮影コンマ判定に+15

有能企画運営委員長
企画関連コンマ判定に+10

中堅演奏家
演奏コンマ判定に+20

裁縫初心者
裁縫コンマ判定に+5

<↓初期スキル>(付け忘れてたため至急追加)

中性顔
女装コンマ判定に+15

料理上手
料理コンマ判定に+15

本好き
本関連コンマ判定に+15


超高校級の???
見知らぬ土地(ジャバウォック島)や非日常的空間でのあらゆる行動に優れる。
コンマ01〜03までクリティカル扱いに
269 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:28:56.86 ID:qxNc+wUO0
持ち物

・夢野の薔薇
・王馬の帽子

レシピ
・王馬の帽子のレシピ(作成済み)
・洒落たギターケースのレシピ
・希望のペンダントのレシピ
・絶望のペンダントのレシピ
270 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:29:33.90 ID:qxNc+wUO0
相談リスト(最大3つまで)

『真相は如何程か』
相談者:最原
相談内容:え、えっと唐突なんだけど恋愛相談なんだ。柄じゃないってのは分かってるよ。生徒会で相談窓口の君が協力してくれればこの相談は円満に終わると思うよ
報酬:???
271 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:30:35.52 ID:qxNc+wUO0
スケジュール帳

19日目(金)
最原くんの遊園地付き添い

20日目(土)
らぶちけ(不二咲さん)

21日目(日)
夜、生徒会で企画準備

22日目(月)
夜、モーテル&ネズミー城で企画

23日目(火)
朝、バンド練

24日目(水)
バンド発表会

25日目(木)
なし

26日目(金)
なし
272 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:47:12.61 ID:qxNc+wUO0
19日目に入る前に

好感度が8以上になったキャラは以上の5つが安価により決まります。

<愛の種類>様々な愛があります
<SかMか>サドかマゾかノーマルか両方か
<能動か受動か>攻めか受けか
<嫉妬深さ>高いほど嫉妬深い
<変態度>高いほどエロいことに積極的もしくは変態

普通に安価取るのと、コンマで取るのどっちが良いですかね?
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 07:57:10.63 ID:C122c7CM0
コンマ任せの方が意外性が出て面白そう
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 08:51:32.36 ID:NjNoGqkKO
俺もコンマ派
エロ大好き転子澪田とか、実は一連の発言に何の含みもなかったアンジーとか絶対面白いじゃん?
275 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 10:01:07.13 ID:qxNc+wUO0
コンマでいきます。
アンジーの追加フィート決めていきましょうか

<愛情の種類>
0渇愛・・・強い執着
1純愛・・・純粋な愛情
2敬愛・・・尊敬・羨望の愛情
3性愛・・・性的な愛情、性的にひかれる存在。(選ばれた場合、強制的に変態度最高値)
4忠愛・・・忠実に尽くす、奉仕家
5寵愛・・・大切に可愛がる、過保護
6加虐性愛・・・サディスティクな愛(選ばれた場合、強制的にドS)
7被虐性愛・・・マゾヒスティックな愛(選ばれた場合、強制的にドM)
8盲愛・・・他の物事が疎かになるほど盲目的
9無我愛・・・プラトニックな愛。一緒にいれればそれで良い(選ばれた場合、変態度、強制的に最低値)


>>277 アンジーの愛情(コンマで判定)
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 10:04:24.38 ID:NjNoGqkKO
さあ、キミの希望を見せてよ!
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 10:08:37.00 ID:C122c7CM0
割とアンジーっぽいな
278 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 10:21:02.93 ID:qxNc+wUO0
<SかMか>

1、ドS
2、S
3、S寄り
4〜6、普通
7、M
8、M寄り
9、ドM
0、両刀

>>280のコンマで
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 10:22:18.16 ID:C122c7CM0
希望
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 10:22:52.54 ID:C122c7CM0
うーん・・・普通かあ
なんかごめん
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 10:24:03.11 ID:NjNoGqkKO
勘違いして連投になったっぽいけどいいのか?
駄目なら俺が!
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 10:26:39.03 ID:C122c7CM0
ああごめん、さっきから直下だと思ってレスしてたわ
つーか無駄な書き込みってしない方が良い?
283 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 10:34:16.87 ID:qxNc+wUO0
色々そこらへん言ってませんでしたね
連投の場合は下で取りますね
レスはあったほうがモチベ上がるので、余裕があればどうぞ
284 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 10:57:49.45 ID:qxNc+wUO0
<能動か受動か>

1 かなり能動
2〜4 能動的
5〜6 どちらでもない
7〜9 受動
9 かなり受動
285 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 10:58:35.60 ID:qxNc+wUO0
ミス

<能動か受動か>

1 かなり能動
2〜4 能動的
5〜6 どちらでもない
7〜9 受動
0 かなり受動

>>287
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 11:16:42.89 ID:C122c7CM0
踏み台
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 11:24:38.45 ID:NjNoGqkKO
希望
288 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 11:52:55.84 ID:qxNc+wUO0
<嫉妬深さ>

コンマが高いほど嫉妬深い、1なら何も感じない、10なら狂いそうなくらいの嫉妬。5、6なら正常

>>290のコンマで判定

289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 12:09:33.36 ID:NjNoGqkKO
さあ、ボクを踏み台にしてよ!(ネットリ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 12:21:15.95 ID:C122c7CM0
オラァ!
291 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 15:13:10.21 ID:qxNc+wUO0
<変態さ>

出目が高いほどエロい、1だと消極的、5だと常人、10だとすごい積極的、

>>293
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 15:19:12.01 ID:cPosOHoV0
u
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 15:39:20.06 ID:NjNoGqkKO
294 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 19:17:03.74 ID:qxNc+wUO0
<愛情の種類>渇愛
<SかMか>ドS
<能動か受動か>普通
<嫉妬深さ>普通
<変態さ>ちょい変態
295 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 21:05:03.10 ID:qxNc+wUO0

〜19日目(金)・天海のコテージ(朝)〜



天海(今日は…最原くんの付き添いですね……)

天海(バンド練習の時、俺のコテージに迎えに来るって言ってましたけど……本当に俺は力になれるのか、不安になってきました……)

天海(小泉さんのことも……わざわざ彼に言う必要はないですよね?)
296 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/24(土) 08:17:18.42 ID:nGhkt/Ta0


案外早く、彼は俺のコテージにやってきた。

最原「おはよう、天海くん」

天海「おはようっす……いよいよですね」

最原「そうだね……アドバイスを最期に貰いたいんだけど…」

天海「アドバイス……難しいっすね。一つ言うならば、後悔がないようにしたほうがいいですよ?……人生は一回ですからね
……なんて大したこと言えなくて申し訳ないっすけど」

最原「後悔……か…肝に命じるよ、ありがとう」

彼は何かを考えながら、俺に感謝を示した。

天海「何かプランみたいなのは考えてきてるんすか?」

最原「うん…一応ね」

天海「なら、やっぱり俺ができるのは…君の後押しくらいですかね…」

最原「………ところで天海くん、君に一つ言いたいことがあるんだけど」

天海「何ですか?」



最原の台詞、下2まででコンマの高いほう

1、君って好きな人とかいないの?
 ほら、天海くんって見た目も良いし、お洒落だし、欠点とかないように見えるからさ……女の子とかに好意向けられやすそうだし、少し疑問に思ったんだ。

2、僕は少し心配だったことがあって……君は小泉さんと仲良いから、もしかしたら君が彼女に興味があるんじゃないか、って思ったんだ。
 あ、これは君に相談する前にだよ?
 もしそうならどうしようかと思ったんだけど、君以外に相談するっていうのも中々できそうにないしさ……勇気を振り絞って君に声をかけたってわけなんだ。
 改めて念のために聞いておくけど、天海くんは彼女のことどう思ってるの?
 

297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/24(土) 09:08:46.27 ID:RludJ8ypO
2
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/24(土) 09:15:50.87 ID:mLqRhkkX0
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/26(月) 10:58:55.53 ID:DM7XA2g40
更新が止まってしまった・・・なんという絶望
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/28(水) 04:45:41.91 ID:rjoe60AbO
ガチ失踪かあ…もう生きる希望がなくなったわ
301 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/28(水) 14:27:25.13 ID:sBk8uqJj0
連絡してなくてすみません。生きてますけど、少し忙しめです。
302 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/28(水) 14:28:57.37 ID:sBk8uqJj0
今日は今すぐにではないですけど投稿できます
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/28(水) 14:45:46.65 ID:ecoG55YQ0
よかった。生存帆報告を聞けただけで安心
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/28(水) 17:18:26.52 ID:0TWPTN1z0
良かった…俺、もう少し生きるよ…
305 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/28(水) 18:26:23.83 ID:eKww66Sv0
>>304 更新するのでお許しを


最原「君って好きな人とかいないの?
 ほら、天海くんって見た目も良いし、お洒落だし、欠点とかないように見えるからさ……女の子とかに好意向けられやすそうだし、少し疑問に思ったんだ」

思わず驚いた。

意外というか、何というか、とにかく意表をつかれたのだ。

返事に困る。

天海「好きな人ですか…俺には…」

正直、分からなかった。

自分で言うのもおかしいが、自分のことが分かっていない気がしたのだ。

最原「その様子は…いないってこと?」

天海「そう…ですね」

返答した俺の様子は、彼にはどこかぎこちないように見えてるだろうか。

それほど困る問いであったのだ。

最原「そっか……ただ、恋っていうのは自分が気付かないこともあるからさ、今分からない……そういうこともあると思うよ」

天海「そうなんすかね…」

最原「僕としては君のそういう話を聞きたかったんだけど、今回は残念……また今度に期待するね」

天海「いつになるか検討もつかないっす…」

最原「そうかなぁ……案外早くになるかもよ?」

そう言う彼はどこかはにかんでるようにも思えた。
306 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/28(水) 18:40:16.58 ID:eKww66Sv0

〜遊園地〜


天海「来ましたね……」

最原「う、うん」

先ほどまでの様子は何処へやら、彼は少し緊張しているようだった。

天海「俺が一緒に行けるのはここまでです。後ろから君のことは見守ってますけど、あんまり近くにいると小泉さんにバレるかもしれないので…」

最原「そうだね…」

天海「…頑張ってください」

そう言って彼の肩を叩いた。

最原「ありがとう、天海くん……僕一人だったら、きっとこんな風に前に進めなかったよ…」

天海「俺は何もしてないですよ?……歩いたのは君自身ですから」

歩き出す彼の姿はどんどん遠くなっていた。

俺は手をふり、彼を見送った。

天海(変装でもしてくればよかったっすかね……?)

小泉さんにバレるのではないか、という不安があったがここで佇んでるわけにもいかない。

最原くんをぎりぎり見失いところで二人の様子を見よう。

俺はふとかいていた手汗を拭いながら、足を動かした。
307 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/28(水) 18:43:09.18 ID:eKww66Sv0

最原の小泉に対する感情


1、相談を受ける内に惹かれるようになった

2、あくまで相談相手

下3までで多いほう
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/28(水) 18:45:16.84 ID:8Mv94mpj0
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 18:50:41.33 ID:eHwEVejI0
2
310 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/28(水) 19:05:38.35 ID:eKww66Sv0

待ち合わせ場所にはすでに彼女の姿があった。

最原「小泉さん…ごめん、待ったかな?」

小泉「うんうん、今来たところだから大丈夫…」

最原「そっか…なら良かった」

僕は少し安堵してため息を吐いた。

天海くんとの会話が思いの外長くなってしまって、遅れてないか不安だったからだ。

最原「……予定通り、彼は今僕達を見ているよ」

小泉「そっか…」

彼女の顔はどこか不安げだった。

最原「怪しまれると困るし、とりあえず歩こうか」

適当に目についたアトラクションのほうに向かう。

今日はまだはじまったばかりだった。
311 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/28(水) 19:29:03.98 ID:eKww66Sv0

コーヒーカップのアトラクションに乗りながら、僕と小泉さんは今までのことを話し合った。

小泉「だけどよく天海を騙せたね…」

最原「演技するのは結構得意なんだ…」

小泉「それは…意外だね」

正直、不安はあった。

だが父親の遺伝か、はたまたその影響か分からないが演技は上手くいった。

小泉「…それで天海の様子はどう?」

最原「……」

彼女の問いに僕は黙らざるを得なかった。

天海くんは小泉さんの好意に気付いていない。

友人としては大事に思ってるのだろうが、恐らくそれ以上を望んでいない。

以上が彼と話していて感じたことだ。

最原(…正直に言うべきか?)

悩むが答えはすぐに出せない。

不当に傷つけることをわざわざ言いたいわけがない。

最原「……それについては噴水のところで話そう」

小泉「噴水…?」

彼女はきょとんとした様子だった。

僕はただ決断を先伸ばしにするためだけに、そう言っただけで深い意味はない。

ただ『告白』するならば噴水前は大分良い場所なんじゃないだろうか?

最原(天海くんは、ちゃんと見ているだろうか…?)

最原(もし僕と彼女がこうして仲良く過ごしている様子を見て、何も感じてないなら……僕は……)

そこまで考えて小泉さんに向き直った。

コーヒーカップから降りる小泉さんは大分目が回っているようだった。

慌てて彼女の手をひく。

状況が違えば喜ばしいことなのだろうが、今の僕には少々の重みにしか感じなかった。

だがそれでも僕は彼女を放っておくことはできそうにない。

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