【安価】提督「俺の叢雲」【艦これ】

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235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 17:32:54.04 ID:e91D8q13o
>>234
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 17:47:54.19 ID:RDTUsr7lO
提督「酒匂はこっちに任せて。叢雲も一人で歩くのが精一杯でしょ」


なんとか宿泊施設にたどり着くと既に提督は帰っていたようで叢雲達を出迎えた


叢雲「もう、仕事、終わったの」
 

提督「続きはまた明日だよ。今日は彼女と楽しんでくれだなんて言われちゃった。そんな関係じゃないのにね」


水を持ってくるから待っててと提督はキッチンに走る。叢雲は酔っている影響で義足にはめている靴を外せないでいた


叢雲「んう、取れ、ない」


手がうまく動かず靴を外せない叢雲は玄関から動くことができない
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 17:54:59.63 ID:RDTUsr7lO
提督「酒匂はベッドに寝かせておいたしあとは叢雲かな。寝ちゃう前に着替えさせないと」  


叢雲「ひれい、かん」  


提督「義足はどうしたの叢雲?!」  


名前を呼ばれ振り向くとそこには義足を外した叢雲が居た。どうしても靴が外れなかったので義足の方を外して部屋まで入ってきたのだ


提督「這って移動するとアザだらけになっちゃうでしょ。お風呂入れてあげるから少し待ってて」


叢雲「みじゅ」


提督「はいはい」


コップは落とさないでと叢雲を支えながら水を飲ませる提督。既に叢雲の意識は半分以上無くなっていた


下2次の展開
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 18:36:59.02 ID:bMGpuQNKo
kskst
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 18:43:35.91 ID:awuK9yfho
朝起きたら川の字になっててぴゃあ
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 19:29:35.44 ID:yFACI0Es0
酒匂「ぴゃああ‥」


落ち着け。酒匂はまず自分にそう言い聞かせる。昨日ポーラと演習後ワインを飲んでからの記憶がない。ぼんやりと誰かが宿泊地へ運んでくれたような気がするだけで他は何も覚えていない  

酒匂が目を覚ますとそこはベッドの上であった。一人で寝ていれば何の問題もないのだが、隣には提督と叢雲が寝ていたのである

まずい、これは非常事態だなんとかしなければと酒匂の頭はフル回転する


まずはここが誰の部屋か確認する必要がある。ベッドの大きさからしてここは叢雲の部屋であることが分かる

この宿泊施設は一軒家のような構造で、一つの部屋の中に個人の寝室がある。叢雲のベッドも本来なら普通の一人用だったのだが、介抱のことを考えて特別にキングサイズのベッドを入れてもらったのだ

このベッドには三人が川の字になって寝ている。こんなことができるのは叢雲の部屋だけなのだ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 19:36:00.60 ID:yFACI0Es0
状況がのみ込めてきたところで次は衣服の確認をする。自分は服を着ているようだが最後に着ていた制服では無かった

自分で着替えた記憶はない、誰かに着せてもらったとしか考えられない。酒匂の顔に冷や汗が浮かぶ


本当に提督との間に行為があったのなら自分の体を調べれば分かるはずだ。しかしそれを行うのはここではない

酒匂は叢雲と提督を起こさないよう静かにベッドから出る。こんな所を叢雲に見つかれば命の保証はないのだ


地雷源でも歩くかのように物音一つ立てず叢雲の部屋を立ち去る酒匂。その姿はまるで肉食獣の巣から逃げ出そうとする小動物のようであった


下2次の展開
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 19:44:16.94 ID:zr+vp3bzo
次に起きたのは提督
酒匂がいなくなってるので探しに
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 19:44:18.44 ID:V64l7q8XO
脱衣所には酒匂の服!!(酒がこぼれてるので洗濯するため)
首元にはキスマーク!?(ただの虫刺され)

ぴゃあん…ぴゃあん…
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 20:33:39.27 ID:yFACI0Es0
酒匂「ぴゃあん‥ぴゃあん‥」


酒匂は追い込まれていた。脱衣所を確認すれば自分の服があり、首元にはキスマークまであったのだ

服を汚した覚えは無かったが脱衣所に入っていた自分の服は汚れて乱れていた。それだけならまだ他に理由は考えられるのだがこのキスマークはアウトだ


酒匂「これって司令としちゃったってことだよね。ぴゅうん」


覚えていないが憧れの司令と一つになれた。そのことは嬉しいのだが問題は叢雲なのだ


酒匂「どうしよう叢雲ちゃんが起きたら殺されるんじゃないかな」


叢雲には左手を潰されかけたことがある。あれは警告だと言ったのだ、酒匂に次は残されていない
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/13(火) 20:39:05.84 ID:yFACI0Es0
酒匂「もうすぐ叢雲ちゃん達起きちゃうよどうしよう」


酒匂は焦るがもうどうしようもない。ベッドから逃げ出すことはできたのでしらを切ればなんとかなる可溶性は残されている


酒匂「それでいこう。あたしはずっとここで寝てた!」


半ばヤケクソになりながら酒匂は自分のベッドにダイブする。起床時間まではあと少しあるので仮眠をすることは可能だ


酒匂「これは夢、夢なんだ」


現実逃避をしながら酒匂は目を瞑る。そうすることしか彼女には道が残っていないのだ


下2次の展開
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 20:46:09.71 ID:uTMF/meko
叢雲が
アンタ昨日は(ぐでぐでに酔っ払って)凄かったわね
提督も(介抱して)流石に疲れたって言ってたわよ
ちゃんと言う事(お礼)は言っときなさいよ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 20:51:01.39 ID:1mElBD4XO
ものすごく気まずそうに接してくる提督
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 21:09:22.28 ID:yFACI0Es0
起床時間になってしまったので酒匂は恐る恐る部屋を出る。提督と叢雲は既に起きていたようでリビングに入ってきた酒匂と目が合った


酒匂「おはよ‥こざいます」   


提督「ああうん、酒匂おはよう」


酒匂は全てを悟る。このぎこちない提督の態度が全てを語っていたのだ。やはり自分は司令と一線を越えたのだ、叢雲がいるのに越えてしまったのだ!

ハッとして叢雲を見る。確率はゼロに近いが叢雲の同意があったのならまだ許されるかもしれない。そう思い彼女と目を合わせるが叢雲の表情は怒りに満ちていた


叢雲「アンタねぇ‥」   


酒匂「ぴゃあああああああぁ〜〜!!」 


命の危険を感じた酒匂は宿泊施設から飛び出した。彼女には逃げることしかできないのだ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 21:15:30.24 ID:yFACI0Es0
叢雲「あの様子じゃ全部覚えてるわね。人にゲロかけといて逃げるなんていい度胸してるわ」  


提督「また吐くかもしれなかったから一緒に寝かせたけど、途中で起きて部屋に帰ってたみたいだね」


酒匂は勝手に勘違いしてしまったが、真相はただ酒匂が吐いただけなのである

制服が乱れていたのは慌てて脱がせたからで、キスマークだと思ったのはただの虫さされなのだ


叢雲「帰ってきたらみっちり叱る必要があるわね」  


提督「普段なら止めるけど今回は彼女を庇えないかな‥」


酒匂の勘違いは暫く続いてしまいそうだ


下2次の展開
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 21:23:41.71 ID:e91D8q13o
ポーラに見つかった酒匂、どうしたらいいだろうかと相談
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 21:23:48.97 ID:M5JnvVk50
リットリオから提督にデートのお誘いがくる
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 21:56:08.50 ID:yFACI0Es0
リットリオ「おはようございますゆっくりできましたか?」


提督「おかげさまでね。いい部屋を用意してくれてありがとうございます」


朝食を済ませた提督達の元を訪れたのはリットリオだった。彼女は今日の会議は午後からに変更になったという説明をしに来たのだった


提督「つまり午前中は自由ってことになるのか」


叢雲「なら寝てましょうよまだ酒匂も帰ってきてないし丁度いいわ」  


叢雲は午後までゆっくりしようと提案し提督はそれに賛同しようとする。しかし提督の言葉を遮るようにリットリオが口を挟む


リットリオ「提督さんデートをしてくれませんか?」  


提督「デート?」


リットリオ「貴方には結婚相手やパートナーが居ないと聞いています。この町を案内しながら色んな話をしてみたいんです」


突然のデートの誘いに提督は少し考えたあと答える 


下2次の展開
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 21:59:52.81 ID:e91D8q13o
当然とばかりに(護衛とか適当に理由つけて)付いてくる叢雲
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 22:00:58.17 ID:V1myWhgsO
レディの誘いを断るのは紳士にあるまじきこと
喜んでお受けいたします。
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 22:23:02.55 ID:yFACI0Es0
提督はリットリオの方を見たあとに叢雲を見ると特に反応はしていないように見えた。それならば問題ないだろうとリットリオに返事を返す
 

提督「レディの誘いを断るのは紳士にあるまじきことです、喜んでお受けいたします」


リットリオ「嬉しいです早速行きましょう!」


ぐいぐいと提督を引っ張りデートに連れ出すリットリオ。そんな提督には特に言葉をかけず叢雲は無言で見送った


叢雲「あんなハゲの何がいいのかしら」


一つ嘆いたあと叢雲は玄関に移動する。帰ってくるであろう酒匂を手厚く迎える為だ


叢雲「ツイてなかったと思って諦めるのね」


憂さ晴らしの対象に選ばれたとは知らず、酒匂の不幸は続く
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 22:27:59.64 ID:yFACI0Es0
リットリオ「ここの景色は凄いでしょう?」


提督「確かにこれは凄いですね」
 

二人は町のとあるカフェに来ていた。リットリオに様々な場所を引っ張られながら案内され、休憩としてこのカフェに立ち寄ったのだ


リットリオ「ここからはこの町の全てが見えるんです。あそこが私達が訓練してる所。あっちが演習場です」   


提督「本当によく見えるね」  


子どものようにはしゃぎながらリットリオは指を指しながら説明する。この町が好きなのだということは表情からもよく伝わってくる


リットリオ「この町を知ってもらえましたか?」  


提督「キミのお陰でとてもよく分かったよ。ありがとうリットリオ」


はい!と眩しい笑顔で返すリットリオ。彼女の笑みはこの景色にも負けないほど美しい


下2次の展開
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 22:32:41.01 ID:xnCA0cMLO
町の子供たちが無邪気に
綺麗なお姉さんとハンサムだけどハゲなおじさんを
大声で話題にして挨拶してくれた
違う方向性の笑みを浮かべないよう
プルプル耐え続けるリットリオ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 22:38:22.07 ID:awuK9yfho
うえ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 23:10:50.68 ID:yFACI0Es0
カフェで景色を眺めているとどこからか子供の声が聞こえてきた

「お母さーんあのカフェに綺麗なお姉さんがいるよ!」


他の客にも聞こえているようで周りを見渡す人もいる。子供が続けてその綺麗なお姉さんの特徴を大きな声で言うので聞いてみるど、とうやらリットリオのことらしい

周りの客も気付いたのかリットリオをちらりと見ているようだ


提督「綺麗なお姉さんですか。リットリオさんの事をよく分かっていますね」


リットリオ「そんな、やめて下さい提督」


顔を赤くしながら否定するリットリオ。その仕草すら子供の瞳には綺麗と映ることだろう
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 23:18:41.88 ID:yFACI0Es0
「でもねーーハンサムだけどハゲなおじさんとデートしてるよ変な趣味だね!」


ブハッ!と誰かが飲み物を吹く音がする。それに続けてクスクスと笑いを堪える音も聞こえ始めた
 

リットリオ「〜〜!!」  


ハゲのおじさんという単語が面白かったのかハゲの隣で下を向き口を押さえるリットリオ

ちらっと提督を見てみるとハゲはいいのだがおじさんと言われたことにショックを受けた提督が変な表情をしていた。それがツボに入ってしまったリットリオは肩を揺らして笑いを堪える


「ハゲハゲハ〜〜ゲ〜〜〜〜♪」   


子供は満足したのか自作の歌を歌いながら走り去る。母親と思われる人物は子供を追いかけるので精一杯のようだ


リットリオ「ーーッ!」


歯が欠けそうになるほど食いしばるリットリオ。絶対に笑ってはいけないのだ


下2次の展開
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 23:28:46.39 ID:O3bzmTLA0
変な空気を取り繕うために
子供は元気で良いねと爽やかに言ってくる提督
ハゲの部分が太陽光で輝いてしまい
デデーン、リットリオ、アウトー
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 23:32:12.96 ID:e+5m08I2O
頭を優しく抱きしめてくれる
(提督の顔が胸に!)
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 23:58:32.83 ID:yFACI0Es0
リットリオ「すいません失礼します!」


提督の返事を聞く前にリットリオは提督の頭を抱き締める。このハゲを見なければいい、これさえ視界に入らなければ笑わなくて済むのだ。そう考えたリットリオの苦肉の策であった


提督(なんでこうなったのか分からないけどこれは不味い)


提督の頭は現在リットリオが抱き締めている。そう提督は顔はリットリオの胸と接しているのだ


提督(いい匂いがするし柔らかいし。このままっていうのはよくないぞ)


提督も男なのだ、いくら特別な存在がいるといっても顔を胸に埋めて無反応なわけがない
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 00:02:43.34 ID:3yTqw53t0
提督(うーん香水に混じって汗の匂いもしてるかなこれは本格的にまずい)


相手がただの女性なら力任せに振りほどけばいい。しかし艦娘ならそうはいかないのだ
  

提督(変に動いたら頸椎捻られちゃうし我慢するしかないか)


提督も余裕はないのだが耐えるしかない。こんな町中のカフェで主砲が起動しては大惨事だ


提督(早く気付いてくれないかな‥)


提督はただひたすらに耐えていた


下2次の展開
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 00:05:27.80 ID:bp36LK15o
こっそり木の影から覗いてた叢雲さんが木を握力でミシミシいわせていて、恐怖するお仕置き終わった酒匂
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 00:06:46.77 ID:oPBqwYzmO
そう、汗、ハゲ頭は汗ばんできたのでリットリオも頭を離す
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 00:24:53.72 ID:3yTqw53t0
リットリオ(あれなんか胸の辺りがじめっとする?)


あっ!!と何かに気付いたリットリオは慌てて提督の頭を解放する。笑いを我慢するために頭を抱き締めていたとは気付いていなかったのだ。無意識だったとはいえかなり恥ずかしい行為をしてしまっていた


リットリオ「ごめんなさい‥」


消え入りそうな声で謝るリットリオ。提督は気にしていないというがあと数分あのままなら警察を呼ばれていたかもしれない


提督「そ、そういえばそろそろ会議の時間ですね」


リットリオ「はいすぐにご案内します!」


気まずさからか素早く席を立ちカフェをあとにしようとするリットリオ。その胸の谷間には提督の頭を経由した汗が付着しているとは誰も思いもしないだろう
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 00:33:03.23 ID:3yTqw53t0
リットリオ「こ、ここが今日の会場です!」


提督「ありがとうございます‥」 


リットリオとはギクシャクしながら会場まで移動することになってしまったが、無事に目的地にたどり着くことはできた。あとは今日の会議を終わらせるだけだ


リットリオ「会議の内容は知りませんが提督さんは議長なんですよね。頑張って下さい!」


世界毛根活性化機構の議長なんです、と言ってしまえばリットリオはまた笑ってしまうだろう。そんなことをさせるのは可哀想なので提督は笑顔でリットリオに手を振る


会場に入る前に自分の頭を撫でる。触っているとリットリオの感触がまだ残っているような気がした


提督「リットリオさんの凄かったな‥」


決して何がとは言わない。しかし確かに凄かったのだ


下2次の展開
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 01:35:32.98 ID:kgq5M3uQo
kskst
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 01:36:56.08 ID:nQW/h05LO
議長就任の挨拶でおもわずおっぱい最高と言ってしまう
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 10:19:34.22 ID:3yTqw53t0
議会は無事に終わり提督は部屋に帰ろうとしていた。議会中おっぱいが‥リットリオの‥と口に出てしまったのだが、日本語だった為大事になることは無かった

人前で失言をするような人物ではないので、リットリオとの一件はかなり印象的だったといえる


叢雲達は明日ポーラやリットリオ達との公開演習が予定されている。本来なら提督としてその場に参加すべきだが、ポーラ側に指揮官が居ない中こちらだけ存在するのは公平ではないと提督が言い出したのだ。紳士的な対応に欧州側は喜び、明日の演習は艦娘だけで行われることになった


提督「今日は訓練をしてたのかな明日は頑張って欲しいな」


演習は勝負ではないので勝つ必要はない。精一杯やってくれたらそれでいいと思いながら提督は部屋に帰っていく


下2次の展開
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:46:57.16 ID:KJSuxD1rO
踏み台になろう
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:47:41.09 ID:rVhRyKGOo
提督が帰ってきて叢雲に怒られまくった酒匂はえっちしちゃった(と思いこんでること)を謝る
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:50:12.49 ID:pX23/HJuO
相手の艦隊が想定よりも遥かに弱く
体裁をとる為に叢曇が両方の艦隊に
観客にバレないよう逐一指示を出して形にした
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:58:32.29 ID:DNPZfYh1O
ID:pX23/HJuO
これ糞改行っていう安価荒らしだからNG推奨
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 11:02:27.28 ID:pX23/HJuO
弁解させてくれ
俺はあれとは別人や
改めて見直すと内容が数場面
すっ飛ばした感じの内容投げててスマンカッタ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 11:03:25.81 ID:W1FkZn2VO
じゃあその無駄な改行やめて
ムズムズする
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 11:06:33.71 ID:hV0dtTWXO
提督「ただいま‥‥?」


扉を開けると違和感を感じる。空気はピリついたように乾いており何かあったのだとすぐに理解できる

恐る恐る部屋に入っていくとそこには椅子に座り酒匂を睨み付ける叢雲と、床に正座している酒匂が居た

酒匂の表情は今にも泣き出しそうで小刻みに震えている。一体なにがあったのだろうか


提督「状況を説明してくれないかな?」
 

無言。叢雲は何も答えず酒匂を睨み続けている。暫く待っても返事はなかったので次は酒匂へと話しかける


提督「酒匂‥」


酒匂「ごめんなさい〜〜〜〜!!」


話しかけると同時に酒匂が謝罪する。訳がわかっていない提督はただうろたえるだけであった
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 11:16:27.66 ID:hV0dtTWXO
謝り続ける酒匂からなんとか話を聞き出すと、提督とえっちをしてしまいましたととんでもない事を言い出した

もちろん提督に覚えはなかったが、自分が寝ている間に何かをされた可能性は排除できないのだ

昨日は提督が左端に寝て真ん中に叢雲、右端に酒匂という順でベッドに寝た。普段なら叢雲の寝返りを補助するために夜中に起きることが多いのだが、今日は朝までぐっすりと寝てしまっていた。つまり夜中の記憶が全くないのだ


酒匂は嘘を言うような子ではない。注目されたいが為に嘘を言う類いの人種は存在するが酒匂はそうではないのだ

叢雲の態度から分かるように酒匂は嘘は言っていない。なら本当に酒匂と一線を越えてしまったというのだろうか


ついに涙を流しながら謝る酒匂。叢雲の睨みはまだ続いていてその側には何も言えないでいる提督。事態は好転することなく悪戯に時が過ぎていくだけであった


下2次の展開
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 11:21:42.70 ID:8rdW5WizO
踏み台
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 11:22:56.18 ID:pX23/HJuO
ポーラがイタリア艦を引き連れて乱入
とりあえず良くわからんけど飲んで明るくなりましょうと
秘蔵の酒を用意
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 11:24:13.27 ID:kgq5M3uQo
病院へ行って検査と洗浄、避妊薬の処方をしてもらう
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 11:40:35.80 ID:hV0dtTWXO
ポーラ「提督さ〜ん明日の演習がうまくいくように前夜祭しましょうよ〜〜!」


リットリオ「ポーラはお酒が飲みたいだけですよね?」


ワイン片手に提督達の部屋に乱入してきたのはポーラとリットリオだった。明日の演習が成功するようにと交流を兼ねてお酒でも飲もうと部屋を訪ねたのだが、様子がおかしいことに気付く


リットリオ「もう寝てしまっているんじゃないですか?」


ポーラ「鍵もかけないで寝るなんてありませんよ〜〜」


そういえばそうですねとリットリオは返す。ポーラはお酒が入っていてもいなくても物事を冷静に見ることができるのだ
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 11:49:49.00 ID:hV0dtTWXO
リットリオ「あのえっと」    


ポーラ「あらら〜〜」


部屋に入ってきてポーラ達が見たのは明らかに修羅場だと分かる光景だった

提督の秘書艦である叢雲が酒匂を睨み付け酒匂は泣いている。提督はどうしようもできずに両者を交互に見ているだけだ


ポーラ「よくわかりませんけど飲んで明るくなりましょ〜〜秘蔵のお酒も出しちゃいますよ〜!」


ポーラはどこからか酒を取り出す。一升瓶をどこに隠し持っていたのかは分からないが、高級そうな酒であることは分かる


ポーラ「提督さんも叢雲さんも〜酒匂さんも飲んで飲みましょ〜〜」


人数分のグラスに酒を注ぐポーラ。リットリオは狼狽えながらもポーラの行動を止めることはしなかった


下2次の展開
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 12:09:34.65 ID:/by4aVPko
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 12:11:15.52 ID:Ir9dQnccO
事情を聞いてはわわなリットリオだけど提督さんにパートナーはいないんじゃ?って言って
実は叢雲さんと提督さんはむふふ〜ですって言うポーラ
これが噂に聞くNTR…とまたリットリオがはわわになる

そんなんじゃ…と言おうとしたけど何怒ってるかよく分からなくなって飲み込む叢雲
ぴゃあぴゃあ泣く酒匂
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 13:32:51.61 ID:hV0dtTWXO
提督から事情を聞き出すと予想を越える答えが返ってきた


リットリオ「はわわ‥でも提督さんにパートナーはいないんじゃ?」


ポーラ「実は叢雲さんと提督さんはむふふ〜です」


リットリオは信じられないという表情で提督を見るが首を横に振ったり否定の仕草はなかった。つまりポーラの言っていることに間違いはないのだ


リットリオ「正妻じゃない女の人と関係を持つ。これが噂に聞くNTR!」


興奮しながら話すリットリオを睨む叢雲。彼女の視線に気付いたリットリオは口を抑えそっぽを向く
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 13:42:07.81 ID:hV0dtTWXO
私は司令官の正妻なんかじゃない。そう言おうとしたのに言葉が出てこなかった


提督と体の関係はあるがそれは自分の性欲処理という役割でもある。右腕しかない体だと性的欲求を満たすことも難しくストレスを溜めていく一方なのだ

自分の介護で世話をかけている提督になら体を預けられるし、提督へのお礼として体を貸している。そう割り切って抱かれていたはずだった


酒匂が提督と関係があったと言われた時自分はどうした?なんで怒ったのだろう

提督から指輪をもらったこともないし要求したこともない。叢雲と提督を結び付けるものは何もないので酒匂に怒ること事態不自然なはずなのだ

自分は何を怒っているのだろうか。その答えは出そうになかった


下2次の展開
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 14:14:40.40 ID:rVhRyKGOo
ksk
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 14:37:53.98 ID:/by4aVPko
またやらかすかもとお酒に口をつけれない酒匂
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 14:55:49.19 ID:hV0dtTWXO
どうにか叢雲達を落ち着かせポーラが用意してくれた酒を飲もうという話になった。提督やリットリオは酒を飲み始めるが酒匂はグラスに触れようともしない


ポーラ「このお酒はお嫌いでしたか〜〜?」


酒匂「またやらかしちゃうかもしれないので飲めません‥」


そうですか〜とポーラは引き下がる。先ほどの話を聞く限り酒匂の失態はお酒が絡んでのことだということが分かる。そんな彼女にアルコールを勧めるポーラは何を考えていたのだろうか   


リットリオ「ポーラに悪気はありません、お酒で解決できない問題は無いと思ってるんです」


提督達に向けてリットリオは謝るが軽く頷くだけで誰からも返事は無い。そんな中でポーラだけが次々に酒を飲んでいく
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 14:59:49.34 ID:hV0dtTWXO
ポーラ「やっぱり美味しいですね〜もう一本開けちゃいましょ〜〜」 


あっという間に一升瓶を飲み干し次の酒を取り出す。リットリオが小声で制するが最早彼女には聞こえていない


ポーラ「お酒を飲めばみんな笑顔〜ほら笑って下さい〜〜」   


笑顔で酒を勧めながら自分で飲んでいく。新しい酒瓶もこのペースならすぐに空になってしまうだろう


ポーラ「提督さん達と飲めてポーラ幸せです〜」


彼女は楽しそうにお酒を飲む。だが笑顔でいるのは彼女だけだ


下2次の展開
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 15:23:59.65 ID:Nv/bEOI1O
叢雲が出ていってしまう
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 15:30:16.01 ID:VhC+00QbO
公開演習がはじまるよ
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 15:47:47.52 ID:hV0dtTWXO
あの後ポーラは持ってきたアルコール類を全て飲み干すと帰って行った。リットリオは頭を下げ謝罪をしてから帰ったが結局提督達の間で会話は無かった


そして翌日の公開演習の日を迎える。どちらにもとって大切な日であるにも関わらずまだ会話は無い

提督は演習を頑張ってきてと励ますが返事は無い。酒匂の方を向いても目をそらし下を向いてしまった


このままではいけないと分かっているがどうすることもできない。どんな言葉をかけても叢雲に届く気がしないのだ

提督も会議の時間が迫っているので先に部屋を出る。再度頑張ってと声をかけるもやはり返事は無かった


下2次の展開
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 19:03:53.78 ID:VhC+00QbO
ksk
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 19:04:42.26 ID:nAsLhywxO
もう叢雲なんてしらない!(ぷんすか!)とすねてしまう提督
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 19:28:39.05 ID:3yTqw53t0
よくわからんので再安価、下1お願い
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 19:31:07.68 ID:rVhRyKGOo
公開演習では不調で負けちゃった二人
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 19:34:42.90 ID:pX23/HJuO
前日の雑念が消えず序盤は連携が上手くとれず苦戦
ふと何のために演習で成果を出して勝ちたいかを
同時に浮かべる
叢雲の方からあいつの為に頑張るわよと酒匂に発破をかけ
団結して形勢逆転
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 20:05:37.08 ID:TzSwZWZmO
酒匂「ぴゅううう‥」


公開演習はあっという間に終わってしまった。叢雲達に良いところはまるで無く一方的な展開になってしまったのだ


戦艦と重巡に対し駆逐艦と軽巡では相性は良くない。しかし日頃から出撃を繰り返している叢雲達の方が圧倒的に場数は踏んでいた

それなのに勝つどころか善戦すらできなかったのだ。なにも知らない人物がみれば八百長を疑うような酷い結果だった


それもそのはずで駆逐艦と軽巡洋艦が戦艦に勝つならば連携は必須になる。しかし演習中叢雲と酒匂は一言も言葉を交わすことはなかった。アイコンタクトがあるわけでもなく、それぞれ個人で戦ってしまったのだ

普通なら勝てる演習だった。だが現実として勝てなかったのだ。これは公開演習で記録にも残ってしまう。この不名誉な結果は何があっても覆ることはないのだ


下2次の展開
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 20:22:36.93 ID:rVhRyKGOo
ksk
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 20:24:39.27 ID:sVeILBO4O
ものすごく落ち込む二人
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 21:22:17.26 ID:3yTqw53t0
酒匂「叢雲ちゃんごめんなさい‥」


落ち込んだ声で叢雲に謝罪をするが答えずポーラ達に向かって歩き出す。落ち込んでいるのは叢雲も同じはずなのだが彼女はもう別の事を考えていた


叢雲「終わったばかりで悪いけどもう一回頼めるかしら?」


リットリオ「酒匂さんはあんな事になってますけど‥」


リットリオが指摘するように酒匂は意気消沈してしまいすぐに動けそうになかった


叢雲「ならタイマンでいいわよ、あんなのじゃ納得できないのよ」


負けたのは自分のせいでは無い。それをはっきりとさせるために叢雲は再戦を申し出たのだ
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/14(水) 21:29:03.96 ID:3yTqw53t0
ポーラ「いいですよ〜ポーラがお相手します〜〜」


叢雲「さっきみたいに手加減はいらないわよ全力でかかってきなさい」


もちろんです〜とポーラは答え演習の準備を始める。一方で叢雲も先程とは違う装備を身に付ける


叢雲「私一人で十分なのよ‥」


叢雲の目が紅く光る。義手艤装を演習で使うつもりのようだ


叢雲「演習弾なら怪我はしないはずよ。私を本気にさせたアンタ達が悪いんだから」


頭の艤装も叢雲に応えるように紅く発光する

下2次の展開
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 21:41:40.41 ID:/by4aVPko
踏み台
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 21:42:13.91 ID:YEYuTuwG0
気が付けば病院のベッドの上だった・・・叢雲は敗れたのである
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 21:42:33.51 ID:VhC+00QbO
心の乱れで空回りする叢雲、なんでなんでよと自問自答
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 22:07:31.62 ID:3yTqw53t0
叢雲‥大丈夫かい叢雲‥‥


叢雲は自身への呼び掛けで目を覚ます。辺りを見回してみると全く見に覚えのない場所であった


提督「ここは病院だよ叢雲は演習中に行動不能になってここに運びこまれたんだ」   


演習で怪我をするなんて聞いた事がない。自分が倒れた理由は戦闘でないなら何なのだろうか。思考を巡らせてみると一つ思い当たるものがあった


叢雲「あの義手艤装ね‥」


提督「詳しい結果は検査中だけど多分そうだと思うよ。ポーラさんとの演習中に中破してからおかしくなったって」


倒れてしまったという事実もあったが、あの艤装を使ったのにポーラに勝てなかったということが叢雲にとってかなりのショックだったようだ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 22:12:38.05 ID:3yTqw53t0
叢雲「ポーラはどうだったのよ」
  

提督「向こうは、その」


叢雲「アンタの反応で分かるからもう何も言わないで‥」


ポーラとの一対一の演習は叢雲の惨敗であった。義手艤装を使ったことにより攻撃力は増していたが当たらなければ意味がない。全ての攻撃を回避され近距離に潜り込まれ主砲で一発中破。ポーラの見事な動きで叢雲は敗北していたのだ

とっておきまで使ったのに負けた。メンタル面で不安はあったがもっと不安定な時に出撃をこなしていたのだ、言い訳にすらならない

悔しい。その感情が叢雲を押し潰そうとしていた 



下2次の展開
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 22:25:20.15 ID:/by4aVPko
ふみ
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 22:25:56.46 ID:rVhRyKGOo
提督が手を握って落ち着かせてくれると不思議と安心する
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 22:26:41.29 ID:CKCnybfE0
そう言えば久しぶりだな、叢雲が負けるのを見るのは…
と穏やかな顔で叢雲の頭を撫でる提督
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 22:48:29.97 ID:3yTqw53t0
悔しい悔しい悔しい。悔しさで一杯になろうとしたまさにその瞬間、提督が叢雲の手を握った


叢雲「なにしてるのよ」


提督「こうしたかったから?」


叢雲「なんで疑問系なのよ‥」


提督は叢雲の右手を握っている。ただそれだけなのに叢雲は不思議と安心感を覚えていた

普段の介護では体を触られたり裸を見られたりしているというのに、手を繋がれているだけでこんなに心が落ち着くものなのだろうか。叢雲は自分に何が起こっているのか分からないでいた
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 22:58:53.92 ID:3yTqw53t0
提督「どこか痛いの大丈夫?」


いきなり何よ、と返事をしようとしたその瞬間に自分に起きている異変に気付く


叢雲「なに、なんで、こんな」


叢雲の目からは涙が溢れていた。自分の意思とは関係なく勝手に流れている


叢雲「いや、人前で、泣きたくなんか、ないのに」


涙を拭おうにも叢雲にはそれができない。右手は提督が握っているから叢雲は何も自分ですることができないのだ


義足がなければ歩けない、義手がなければ自由に動けない。改めて自分の置かれている状況を自覚してしまった叢雲の涙は止まることは無かった


下2次の展開
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 23:39:41.77 ID:VhC+00QbO
かそ
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 23:42:54.42 ID:pX23/HJuO
提督が指揮を執る再戦の演習を
非公式で申し込むことを提案する
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/15(木) 09:39:23.00 ID:vHLxNAM8O
提督「もう一度やらないかい?」  


叢雲「なにが、よ」


提督「こっちで叢雲達の指揮を執るよ。非公式になっちゃうけど負けちゃうことは無いはずだよ」


艦娘は本来提督の指揮があって動くものだ。出撃に関して全てを提督が命令するわけではないが、いざというときに頼るのは提督である。艦隊の人数が少なければ提督を頼る機会は必然的に多くなる


提督「リットリオさんはともかくポーラさんのレベルは凄いみたいだね。でも叢雲も酒匂もレベルは低くない、負けないよ」


叢雲「あん、た、なに、言って」


提督は叢雲の手を強く握る。落ち着かせるようにじっと目を見つめ、両手で叢雲の右手を握った
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/15(木) 09:58:00.42 ID:vHLxNAM8O
提督「その涙は色んなものが混ざっているんだと思うよ。叢雲は少し頑張り過ぎたんだね」


叢雲「な、なにが、なに言って」


提督「背負ってるものが重いなら少し渡してくれてもいいし、一緒に持って欲しいって言うなら喜んで手伝うからさ」


叢雲「あ、あ、アンタ、勝手に、言うな」


提督「そうだよこっちが勝手に言ってるだけ、趣味みたいなものだと思ってくれたらいいかな。だから勝手に叢雲を助けるんだ」


提督は優しく微笑みかけていた


下2次の展開
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 10:11:40.60 ID:hifsUsaLO
kskst
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 10:17:46.98 ID:TM8dm0vJO
もう一度2対2演習!
の前に酒匂もフォロー
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 10:18:55.31 ID:I74s8n96O
素直に感謝を述べようとしたら
頭が目に入って「勝手にしなさいよこのハゲ」と
条件反射で言ってしまう
提督的には軽く凹むも立ち直れそうな兆しにひと安心
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/15(木) 19:46:12.96 ID:4+t5AFh0O
提督「話しかけても大丈夫かな?」


酒匂「少しなら‥」


部屋に戻った提督は酒匂とどうしても話がしたいと説得し、なんとか話はできるようになった


提督「先に業務連絡をしておくね。明日ポーラさん達と演習をすることになったんだ」


酒匂には提督が指揮を執りもう一度演習を行うことを伝えた。非公式ではあるがポーラ達は手を抜かず真面目にやってくれるという約束も取り付けたのだ


提督「ポーラさんを倒すには叢雲だけじゃ無理なんだ。酒匂の力も貸して欲しいんだ」 


酒匂は返事をせず俯いてしまった。提督と叢雲への罪悪感はまだ薄れていないようだ
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/15(木) 19:51:53.54 ID:4+t5AFh0O
提督「どうしたら元の酒匂に戻ってくれるかな?」  


酒匂「無理です、あたしは提督と叢雲ちゃんの仲を壊しちゃったんです」   


提督「そんなこと‥」  


酒匂「じゃあ昨日の叢雲ちゃんの態度はなんだったんですか!!」


酒匂が提督と関係を持ったと打ち明けた瞬間の叢雲の反応は分からない。だが提督は酒匂を睨み付けて一言も話さない叢雲を見てしまっている。酒匂にそう言われて提督は何も返すことができない 

 
酒匂「あたしだって司令が好き、それだけだったのに、思ってるだけなら、こんなことにはならなかったのに」


酒匂は涙を流しながらそう告げる。どれだけ後悔しても起きてしまったことは覆ることはないと更に涙を流す


下2次の展開
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 20:04:00.81 ID:j9xo2PYxO
ふみ
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 20:06:07.40 ID:OiALH7D9o
男は度胸と甲斐性
叢雲も酒匂も受け入れる、責任は取る
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/15(木) 22:22:13.44 ID:ZBP2DeBzO
提督「叢雲も酒匂も受け入れる、責任は取るつもりだよ」 


酒匂「そんな事を、しても、叢雲ちゃんは、喜び、ません」


酒匂の涙は止まるどころか増してしまう。酒匂が求めていた答えとはかけ離れたことを言ってしまったようだ


酒匂「司令は、よくても、叢雲ちゃんは、喜び、ません。叢雲ちゃんには、司令しか、居ないん、ですよ」


酒匂の言葉を聞きハッとする。先程の叢雲の涙は自分が思っているものとは違ったのではないか?叢雲が弱音を吐くところなど見たことが無かったから自分は勘違いしていたのではないのか?

思考。髪は少ないが中身は詰まっている頭で必死に考える。そうだ、叢雲は‥
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/15(木) 22:27:29.26 ID:ZBP2DeBzO
酒匂「あたしの、ことは、いいんです。早く、叢雲ちゃんの所へ」


酒匂は泣きながら叢雲の元へ戻るように言う。酒匂はこの状況を利用すれば提督をものにできたのかもしれない。しかし提督には、好きな人には幸せになって欲しいという気持ちもある


酒匂「指輪も、何もないけど、叢雲ちゃんと、司令は」


提督「ありがとうお陰で目が覚めたよ。留守番お願いね!」


提督は走って返事を飛び出す。酒匂はそんな提督を見て何か一言呟いたがその嘆きは誰にも聞こえなかった


下2次の展開
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 22:54:50.78 ID:mF8b/4fI0
>思考。髪は少ないが中身は詰まっている頭で必死に考える。そうだ、叢雲は‥
シリアスなシーンで笑わせに来るのはズルいww

踏んでたら↓
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 22:58:06.90 ID:9Rw7bJSfo
叢雲に思いを告げる
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 22:58:50.76 ID:I74s8n96O
真剣な顔で病室に駆け込む提督
汗と病室の電気で頭部が光輝いて
「アンタどうしブフオッ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/15(木) 23:41:10.78 ID:WTm4aeATO
提督「叢雲!」


提督が慌てて病室に飛び込むと叢雲はベッドで寝ていた。提督に背を向けて寝ていたので起きているのかどうかは確認できなかった


提督「そのままでいいから聞いて欲しい。どうしても言いたいことがあるんだ」


叢雲は反応しない


提督「叢雲は俺とは割り切った関係でいようってずっと言ってたよね。でもそれじゃ駄目だ、叢雲を守れないんだ」


叢雲は何も答えない


提督「ごめん、ずっと叢雲の言葉に甘えてた。この関係が壊れるのが怖かったんだ。叢雲は同情されるのが一番嫌いなのは知ってたから」  


叢雲は何もしない


提督「同情なんかじゃない本気で叢雲を守りたい。君の世話だって喜んでやる。だから叢雲、日本に帰ったら指輪を受け取ってくれないかい?」


叢雲は‥


下2次の展開
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 23:46:50.38 ID:j9xo2PYxO
バカね、そこまで言われたら断れないじゃないって嬉しそうな返し
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 23:49:34.11 ID:UVdmnbNio
カーテン締めて顔を隠して>>333
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