《安価》時給応相談

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335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 16:05:04.75 ID:uMS6cF0HO
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 18:13:16.41 ID:stVczdAa0
男「アンドロイドですね」

担任教師「アンドロイドぉ......?」

男「最初はマネキンかと思いましたが機構がしっかりしています」

担任教師「なんだってそんな薄気味悪いものが」

男「人体模型じゃなくて機械なんで恐れなくてもいいと思いますけどね。運びましょう」

担任教師「そうだな。体育倉庫まで運べばいいらしい」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 18:23:49.23 ID:stVczdAa0
体育倉庫まで運搬した
幸いにも部品の運搬は誰にも見られなかった


男「いやぁ、疲れましたね」

担任教師「ん?何帰ろうみたいなオーラ出してんの?」

男「はへ?」

担任教師「折角だし、組み立ててみないかい?」

男「別料金ですよ」

担任教師「ケチだね。まぁいいさ、ともかくやろう」

男「分かりました」


>>338...アンドロイドの見た目
>>339...アンドロイドの用途
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 18:27:29.47 ID:i0HumSESO
藍髪、藍眼の短髪の美少女(Gカップ巨乳)
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 18:45:47.99 ID:fjcmkX6l0
介護用
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 19:08:01.13 ID:stVczdAa0
アンドロイド「あれ、ここは?」

担任教師「動いた!動いたよ男君!」

男「そうですね。このアンドロイドは観賞用かな?」

アンドロイド「観賞用!?私には介護という立派な仕事があります!」

男「藍髪で藍眼だからキャラクターみたいだなって思ったんだよ」

アンドロイド「藍は落ち着いた色ですから介護に向いているんです」

担任教師「ではその胸はなんだ。見たところGはあるな」

アンドロイド「これも精神の安らぎを重視したものです」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 19:16:59.94 ID:stVczdAa0
男「じゃあ安らぐわ」


一点を注視する


アンドロイド「じろじろ見ないで下さい!」

担任教師「男君。いくらいかがわしいアンドロイド相手でも流石にそれは引くぞ」

男「そうですね、いかがわしいと言われればそれまでです」

アンドロイド「むきーっ!よってたかっていかがわしいだの何だのうるさいですよ!」

担任教師「と、言ってもここには介護の必要な老人なんていないし」

男「俺達がなにもしなくてもいずれ介護以外の業務に就かされるでしょうね」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 19:35:58.12 ID:stVczdAa0
アンドロイド「そんな!どうにかならないんですか!?」

担任教師「しかし我々にはどうしようもない」

男「それこそ本当にいかがわしい用途かもね」

アンドロイド「うぅぅぅぅ......」


この世の終わりみたいな雰囲気のアンドロイドを傍目に、優雅に歩くものが居た
そう、生徒会長である


男「あっ、会長!」

生徒会長「どうしたんだいそんなに慌てて」

男「このアンドロイドが何に使われる予定か知ってますか?」

生徒会長「んー......>>344
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:36:55.66 ID:Ycq/eGiE0
校長の新しい秘書とか聞いたような……
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:52:50.88 ID:czNfOYfDO
私の祖父が使いたいと言ってたな
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:55:28.46 ID:0U9NxY0I0
ID:Ycq/eGiE0二刀流して不正働いてるのに何で採用するの?
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:57:47.27 ID:PE9bVQFz0
書き込む端末間違えてるし、性欲のことしか考えられ無い猿存在するんだな
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 15:47:19.89 ID:DvM6r6Ad0
またいつもの自己中野郎か
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/02(月) 21:18:36.74 ID:RL53077d0
生徒会長「私の祖父が使いたいと言ってたな」

男「......あー、なるほど?」


会長の祖父はこの学校の創始者である
そして一線を退いた今も強大な権力を持っている
大抵のイベントで来賓として出席し、長々とスピーチをするのだ


生徒会長「どうも体が優れないようで、介護士を雇おうかという話をしていたのだが」

男「あのアンドロイドの存在を思い出したと」

生徒会長「そんなところ。校長が直々に届けに行くらしい」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/02(月) 21:46:11.32 ID:RL53077d0
男「アンドロイド」

アンドロイド「何ですか......」

担任教師「そう気を落とさないで」

男「おめでとう!君は介護に使用されるぞ」

アンドロイド「!!本当ですか!?」

担任教師「そうなのか?」

男「あぁ、生徒会長の祖父が使うらしい。この学校の創始者だ」

アンドロイド「良かったです」

担任教師「あぁ、あのじーさんか」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/03(火) 23:33:49.67 ID:/dvD0nJJ0
男「これにて解決。という訳で」

担任教師「金か」

男「話が早くて実に助かります」

担任教師「交渉出来るんだよね?」

男「そうですね。ご希望の金額をどうぞ」

担任教師「>>352
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 23:36:20.06 ID:L70RNmI80
会長祖父から小切手が
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 23:36:48.05 ID:YLFkRA9d0
一万円あげよう
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 23:37:06.76 ID:0ZfbOo4w0
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/05(木) 22:19:53.43 ID:XeyexP/A0
担任教師「一万円あげよう」

男「え、ありがとうございます」

担任教師「そこで『いいんですか!?』とか言わないのは流石だと思う」

男「光栄です」

担任教師「まったく、君という奴は」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/05(木) 22:25:37.76 ID:XeyexP/A0
翌日
いまや彼に残された時間は四日だ
しかし彼は焦らない


男「今日は涼しいな」


すると、彼に>>357が話しかけてきた
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 22:27:21.47 ID:ufXs4wTl0
幼なじみ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 22:29:49.61 ID:5QbqPueO0
奇術部部長
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 22:31:45.97 ID:5QbqPueO0
部長は>>37の人と同じ人です
念のため
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/06(金) 20:17:23.74 ID:OzBkLj2u0
奇術部長「やあ男くん」

男「おや、珍しい人だ」

奇術部長「人を珍獣みたいに扱わないで」

男「すみません。で、ご用件は?」

奇術部長「>>361
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 20:20:56.34 ID:BP6drK800
今回は買い物に手伝って欲しい
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 20:46:15.98 ID:rjaVuWnB0
助手になってくれないか?
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/06(金) 22:40:57.03 ID:OzBkLj2u0
奇術部長「助手になってくれないか?」

男「いいですよ」

奇術部長「やったー!」


相手は相当な変人と聞いている
それは覚悟の上だが、何をさせられるのだろうか


男「で、どうするんですか?」

奇術部長「部室に来て!話はそれから!」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/06(金) 22:45:43.02 ID:OzBkLj2u0
部室にやって来た
こじんまりとしており、用途不明の器具がそこらにある


男「......」

奇術部長「どう!?すごいでしょ!?奇術やりたくなるでしょ!?」

男「そうですね。金塊の一つでもあればもっとやる気出ますよ」

奇術部長「あー......金塊はないんだ」

男「あったらそれはそれでビビりますが。で、何をすればいいんですか?」

奇術部長「>>365
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 22:47:01.96 ID:nopHBjRw0
箱に入ってもらいたい
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 22:47:48.76 ID:1DOaiwES0
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 14:32:46.85 ID:WXBh2gl20
奇術部長「箱に入ってもらいたい」


彼女は部屋の中央にポップなデザインの箱を用意する
上面にフタがあり、そこから入れそうだ


男「......これですか」

奇術部長「うん!とっても安全だから安心してね」

男「分かりました」


なんだか嫌な予感がしたが、まぁ気のせいだろう
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 14:38:28.41 ID:WXBh2gl20
中に入ると、外からフタが閉められた
その直後にガチャリと施錠される音がする
不安になったので、何をするつもりなのか聞くことにしよう


男「今から何をするんですかー?」

奇術部長「______!________!!」


何か得意気に喋っているようだが、くぐもって聞こえない
一体何が起こるのか......


>>369...奇術部長は何をしようとしている?
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 14:41:09.71 ID:EusZ/jk20
人間切断術
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 14:45:23.77 ID:NOttj/eG0
箱の中に水が入ってくる
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 14:45:54.55 ID:G7d5oV5Y0
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 15:21:57.47 ID:WXBh2gl20
しばらくすると足元が冷たくなる
足からも汗をかいたのかと足を触る
すると、箱の中に水が入ってきていることが分かる


男「え、ちょ、おま」


水位は上昇し、命の危機を感じる
箱を叩いても水位の上昇は止まらず
____そして意識を失った
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 15:31:17.43 ID:WXBh2gl20
未だもやはかかるが、意識がはっきりとしてきた
ひとまず上体を起こし、周囲を見る


奇術部長「ご、ごめんなさい!!」

男「......あ、ああ」


思い出した。この変人に気絶させられたのだ
しかし本人は反省しているようだし、そこまで責めずとも良いような気がした


奇術部長「おわびに、>>374
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 15:39:17.93 ID:Vv8IV7QFO
特別手当て
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 15:39:40.97 ID:G7d5oV5Y0
私の家でごちそうをしよう
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 15:57:45.79 ID:WXBh2gl20
奇術部長「私の家でごちそうをしよう」

男「いいんですか?」

奇術部長「ああ、今日は誰もいないんだ」


独り暮らしだと思っていたが、家族がいるらしい
意外に思うと同時に安堵した
折角なのでごちそうになるとしよう
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 16:10:55.47 ID:WXBh2gl20
男「お邪魔します」


家に上がり、ダイニングに通される


奇術部長「じゃあここに座って待っててね」


彼女はキッチンに向かい、料理を始める
よくあるダイニングから料理する姿の見える間取りだったので、ひとつ聞いてみることにした


男「先輩」

奇術部長「はいはーい」

男「前に先輩、彼氏がいるとか言ってましたよね。家に俺上げていいんですか?」

奇術部長「>>378
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 16:15:34.26 ID:1r+Dp/PDO
ふふ、これは秘密の関係になるかな
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 16:15:37.11 ID:Bhf10SPz0
彼とは幼馴染で長い付き合いだからね
これぐらいでは動じないよ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 16:47:02.31 ID:WXBh2gl20
奇術部長「彼とは幼馴染で長い付き合いだからね、これぐらいでは動じないよ」

男「熟年リア充ですね」

奇術部長「うれしいようなうれしくないような」

男「理解者がいるって良いですよね」

奇術部長「確かにそれは大事だね。人間、どっかで折れちゃうもの」

男「ま、俺にはお金があります。それで大抵のことはどうにかなりますよ」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 17:04:46.45 ID:WXBh2gl20
奇術部長「おまちどおさま」


オムライスが出てきた


男「いただきます」


一口食べる。うまい
料理が得意という意外な一面に気付く
食が進む。香辛料の配分がかなりテクい


奇術部長「どう?」

男「凄く旨いです」
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 17:16:36.92 ID:WXBh2gl20
ピリ辛オムライスを食べ終わり、帰り支度をする


男「ごちそうさまでした」

奇術部長「うん。じゃあまたね」

男「はい、俺も誰か理解者を探そうと思います!」

奇術部長「応援してるよ!」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 17:29:04.47 ID:WXBh2gl20
翌日
相も変わらず校門待機
残り三日の張り紙を作ろうとしたら、担任教師にのぼりをもらったので使うことにした
今日からは少し豪勢だ


男「どいつもこいつもチラ見で済ませおって」


憤る彼に>>384が話しかけてきた
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 17:30:55.72 ID:G7d5oV5Y0
幼なじみ
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 17:31:23.45 ID:keEecXiXO
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 17:31:31.09 ID:MywqsivU0
校長先生(理事長?)
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 17:49:46.94 ID:WXBh2gl20
幼馴染「男じゃん」

男「俺だよ」

幼馴染「あと三日か、飽きるの早いね」

男「時間の事情だ。で、ご用件は?」

幼馴染「>>388
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 17:53:03.81 ID:Bhf10SPz0
今夜また家に泊まって
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 17:53:09.32 ID:1r+Dp/PDO
お菓子作ったから食べてみて
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 17:53:20.74 ID:G7d5oV5Y0
私と付き合って
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 17:54:31.58 ID:6TLiNWZy0
性欲猿並みのエロガキ死んでくれないかなぁ
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 19:39:06.33 ID:WXBh2gl20
幼馴染「お菓子作ったから食べてみて」

男「お菓子?お前料理とかできんの?」

幼馴染「む、失礼だね。僕はお菓子だって作れるんだ」


彼女は紙袋からクッキーを取り出す
そしてまるで動物に差し出すように摘まんで渡す
それを奪い取って口に放り込む


男「.......ああ、クッキーだな。しかしお前、何入れた?」

幼馴染「>>393
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 19:40:23.89 ID:G7d5oV5Y0
私の愛情
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 19:43:44.54 ID:p3jP4H7J0
私の気持ちという隠し味をたっぷり
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 21:42:35.58 ID:WXBh2gl20
幼馴染「私の気持ちという隠し味をたっぷり」

男「......そ、そうか」


どこか腑に落ちないが、気にしないことにしよう
クッキーなんてものは久しぶりに食べた。前に食ったときもコイツが作ったときだ


幼馴染「美味しい?」

男「......まぁまぁ」

幼馴染「厳しいね」

男「舌もケチなんでね」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 22:49:32.59 ID:WXBh2gl20
幼馴染「むぅ。で、辞めるってことは資金は足りたってこと?」

男「当面は。今はフィギュア作ってる」

幼馴染「ふーん。電磁波発生装置とかドローンジャックウイルスとかはやめたの?」

男「たまにはアナログなことも良いだろうと思ったんだ」

幼馴染「男に心境の変化があるなんて、考えもしなかったよ」

男「まぁ俺も移ろい行く大河の中にいるってことだ」

幼馴染「そう。じゃあ」

男「いや、お代はいただくぞ?」

幼馴染「やっぱ変わらないね」
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 22:55:43.32 ID:WXBh2gl20
幼馴染からは小銭をいくらかせしめて帰った
名誉ATMと呼びたい
フィギュアは完成した
どんなフィギュアを作ったかは一切伏せるが、まぁ学園祭の時にでも売ろう

翌日
残り二日ののぼりを掲げ、待機する


男「残り48時間だぞ。カネで動くヒューマンが48時間だ」


多面的思想を展開する彼に>>398が話しかける
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 22:57:04.36 ID:1r+Dp/PDO
美術部員
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 22:57:04.72 ID:gsiIs/Eb0
図書委員
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 22:57:05.42 ID:fM7k6quE0
見たことあるようなないようなサラリーマン
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 22:57:12.30 ID:G7d5oV5Y0
幼馴染姉
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 09:25:07.86 ID:qwCyqFFQ0
図書委員「......あと、二日ですか」

男「そうとも。元気がないな」

図書委員「あ、いえ。気のせいです!」

男「なら良いが。用件をどうぞ」

図書委員「>>403
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 09:28:09.98 ID:I+Mb1UHL0
好きです!私と付き合ってください!!
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 09:28:22.75 ID:WgORnvbDO
逆にあなたは何か人手が必要なことはありませんか?今度は私が人手になりますよ
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 09:29:56.72 ID:9EbHcl9M0
また放課後付き合ってくれませんか?
買い出しではなく普通に遊びに
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 09:44:19.16 ID:qwCyqFFQ0
図書委員「逆にあなたは何か人手が必要なことはありませんか?」

男「へ」

図書委員「今度は私が人手になりますよ」

男「......ほほう、こりゃあ一本取られた」

図書委員「えへへっ、やりました」

男「そうか、人手か......>>407
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 09:46:33.41 ID:xHb0ZzlQ0
プールの底に巨大な絵を残したい
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 09:46:47.28 ID:oA0X8EOB0
じゃあ俺の家の掃除手伝ってくれないか?
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 11:47:51.30 ID:hdd/Z1hE0
男「じゃあ俺の家の掃除手伝ってくれないか?」

図書委員「男くんの家......」

男「この前教えてもいないのに訪ねてきたんだから場所は分かるだろ?」

図書委員「そうですね」

男「じゃあ行くぞ」

図書委員「あっ、ちょ待」


男は校門に停めてあった自転車に乗って家に向かう
彼女はといえば、当然自転車置き場に置いてあるため、自転車置き場へと走った
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 12:07:48.43 ID:hdd/Z1hE0
二人は男の家に到着する


男「居間とかはろくに使ってないんで、俺の部屋を掃除しよう」

図書委員「お邪魔します」

男「俺の部屋はあっちだ。着いてきてくれ」


>>410...コンマが大きいほど部屋が汚い
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 12:08:51.29 ID:I+Mb1UHL0
アニメ
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 13:47:03.51 ID:hdd/Z1hE0
ただ少し配置が複雑なだけで、散らかっているかと言われればそうではない
独り暮らしで汚かったら相当だが


図書委員「意外と整ってますね」

男「要らなくなったものは売るからな」

図書委員「ああ、そういう」

男「お前は何に失望しているんだ」
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 13:52:45.05 ID:hdd/Z1hE0
片付けは速やかに終えられた
ホコリの汚れは少し多かったが、さして問題にはならなかった


図書委員「あんまり働いた感じがしませんね」

男「雑草でもむしるか?」

図書委員「遠慮します......あっ、そうだ」

男「なんすか」

図書委員「本棚見ても良いですか?図書室に置く本の参考にしたいので」

男「良いけど」

図書委員「では拝見します」


>>414...どんな本が多い?
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 13:53:21.92 ID:I+Mb1UHL0
経済関係
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 13:54:23.54 ID:Xk7KM9dQ0
経済・経営学
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 13:55:01.32 ID:xHb0ZzlQ0
歌集や楽譜集
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 19:38:21.66 ID:qwCyqFFQ0
図書委員「『一から始める経済学』、『白に擬態するカメレオン企業』」

男「どうだ、参考になるだろう」

図書委員「いえ全く」

男「えー」

図書委員「......いかがわしい本とかないんですね」

男「......あぁ、ないね。そういや、どっちが金払うんだ?」

図書委員「私が払いますよ」

男「太っ腹!」
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 21:21:53.41 ID:qwCyqFFQ0
最終日
変わらず校門待機をしていたら、やたら色んな女が詰めかけてきた
いがみ合ったり何かを協議したりと忙しい様子だ


男「......団体さんのようだな」


彼女らは今まで自分が顧客として受け持った女たちだ
真剣な協議(?)の末、何か結論が出たようだ


男「ご、ご用件をどうぞ」

女たち「>>419
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 21:23:10.24 ID:IIeGEFjJ0
今日これまでの活躍を
映画にしたいと思います
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 21:27:20.72 ID:JQqGwofp0
最終日記念とこれから宜しくというわけでみんなで遊びに行きましょう
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 19:17:42.62 ID:h459Oik90
女たち「最終日記念とこれから宜しくというわけでみんなで遊びに行きましょう」

男「......法律や業務が許さなそうな奴もいるが、それは大丈夫なのか?」


すると女たちは頷く
ある者は慌て、ある者は悔しそうに、ある者は嬉しそうに


男「なら良いんだが、で、どこ行く?」


女たちは再び協議を始めた
今日一日この調子なのかと思うと少し気が滅入る


女たち「>>422
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 19:22:20.20 ID:b1giJ12B0
遊園地
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 19:26:38.71 ID:qsC+sCxDO
屋内プールに行きましょうか
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 20:55:03.81 ID:h459Oik90
女たち「屋内プールに行きましょうか」

男「いいぞ」


全員自転車を既に持ってきている
用意が周到過ぎる。この様子では全員水着を持っているだろう
だが、俺は水着を持っていない
どうしたものか......
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 21:00:24.97 ID:h459Oik90
男「俺水着持ってないっす」

女たち「......誰か持ってる?......あるよー!......よし、安心」

男「......え?用意してあるの?」

女たち「うん。プールに着いてから渡すね」


なんだか嫌な予感がしたが、プールに向かうことにした
程なくしてプールに到着する


男「こっから更衣室だが、俺の水着は?」

女たち「これ」


>>426...どんな水着?
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 21:05:40.84 ID:qsC+sCxDO
普通のトランクスタイプ
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 21:17:26.88 ID:DnqpbQzr0
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 22:35:25.81 ID:h459Oik90
それは意外にも普通のトランクスタイプの水着で、まだ彼女らに良心が残っていたことを感じさせる
さっさと着替えよう


男「ふぅ」


着替えを終え、入場する
一々彼女らを待っているとことあるごとに協議されるので、そこら辺で泳ぐとしよう
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 22:53:23.67 ID:h459Oik90
ここは結構豪華で、温水プールや流れるプールもある
しかしあえて普通のプールで泳ぐことにした


男「プールなんて、相当久し振りだ」


すると、>>430がこっちに向かって泳いで来た
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 22:55:48.17 ID:DnqpbQzr0
幼馴染姉
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 22:58:02.91 ID:1itM840To
図書委員
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/10(火) 20:43:17.93 ID:itIO0z1f0
図書委員「......」

男「ぶくぶく言ってて何が言いたいのか分からん」

図書委員「貧相な体ですね」

男「悪いか」

図書委員「そうですね......見てて面白くないです」

男「うるせぇ、貧相な胸しやがって」

図書委員「>>433
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 20:45:17.79 ID:Ln9EnXQYO
なら触って確かめてみますか?(男の手を自分の胸を揉ませる)
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 20:46:15.31 ID:LaKqT+Y70
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/10(火) 20:58:01.75 ID:itIO0z1f0
図書委員「なら触って確かめてみますか?」


彼女は男の手を取り、己の胸を揉ませた


男「っな!何を!」

図書委員「お?慌ててますね?」

男「当たり前だ馬鹿」

図書委員「どうでしたか?」

男「へ?」

図書委員「感触はどうだったかと聞いているんです!」
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