《安価》時給応相談

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283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 20:37:43.42 ID:r/bBc5Ru0
生徒総会で読む原稿の作成
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/23(金) 20:35:43.08 ID:eN8QLGbh0
生徒会長「生徒総会で読む原稿の作成をお願いしたい」

男「ほほう。最初の挨拶でも?」

生徒会長「そんなところだ。よろしく頼むよ」

男「責任が重いんですが」

生徒会長「大丈夫大丈夫。何かあっても怒られるのはこっちだから」

男(とんでもない人だ......)
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/24(土) 16:03:00.33 ID:ThxJ94RN0
生徒総会は一週間後らしい
それまでに完成させれば良いとのことだが、こんな重い荷はとっとと降ろしたい
なので頑張って一日で書き上げることにした


男「仰々しい挨拶は苦手なんだよなぁ」

生徒会長「ボクはこの生徒会室を調査しなければならない」

男「ここを?何のために?」

生徒会長「ここから虫が涌いているって苦情が来てさ。本当か分からないんだけどね」

男「ここゴミ屋敷と変わりませんもんね」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/24(土) 16:07:07.56 ID:ThxJ94RN0
色々な発表を思いだし、頭を捻っていると悲鳴がする


生徒会長「もぎゃー!」

男「なんすか」

生徒会長「ゴキブリがいる!」

男「そうですか。ここゴキブリを殺すスプレーありましたよね?」

生徒会長「あるけど怖い」

男「そうですか。じゃあゴキブリと仲良くして下さい」

生徒会長「んな殺生な!」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/24(土) 16:29:30.93 ID:ThxJ94RN0
生徒会長「頼むよ男くん」

男「オプションで、追加料金払ってくれるなら良いですよ」

生徒会長「男くんは相変わらずだね!いいよ払うから退治して!」

男「承りました」


男はゴキブリを殺すスプレーを持ち出し、会長のそばの物陰に使う
紙を擦り合わせるような音と共にじたばたと奴が出てくる
そして奴は会長の脚によじ登り、絶命した
一方の会長はと言えば


生徒会長「アッ____」


気絶していた
仕事の分担は反対の方が良かっただろう
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/24(土) 16:49:43.19 ID:ThxJ94RN0
夕刻
原稿の完成は目前であり、ゴキブリは殺したので心置きなく作業できていた


男「ふー......」

生徒会長「ぅーん......」

男「お目覚めですか」

生徒会長「ああ、ボクは何を......っは!奴は!?」

男「もう処分しました。安心して下さい」

生徒会長「そうかい。それは良かった」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/26(月) 00:49:17.01 ID:QayZ37lg0
男「それと、これ。原稿できましたよ」

生徒会長「ありがたい。それで時給は......」

男「いくらが良いですか?」

生徒会長「>>291
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/26(月) 01:00:00.04 ID:CtZgxYWS0
5000円でどうだろうか?
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/26(月) 01:02:44.05 ID:6LUElLozO
↑+ゴキブリで迷惑かけた追加料金で私の体で払おう……

生徒会長が男なら「ゴキブリで〜」の所は無視で
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/26(月) 22:17:34.59 ID:QayZ37lg0
生徒会長「5000円でどうだろうか?」

男「恐ろしく太っ腹ですね。日本ってインフレそこまで進んでましたっけ」

生徒会長「あぁ、あとゴキブリで迷惑かけた追加料金は私の体で払おう」

男「......体!?」

生徒会長「そう。体さ」

男「ぐ、具体的に例を示して下さい」


何もかも驚きでひたすらキョドる


生徒会長「>>294
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/26(月) 22:24:14.35 ID:CtZgxYWS0
それは当然エッチな……ああ、君は童貞だったか
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/26(月) 22:26:31.59 ID:IEbQqyKX0
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/26(月) 22:28:14.68 ID:8rWBodN5O
胸でも尻を触ってもいいし、君が満足いくまで色々していい。その先も……
私の身体が好みじゃないなら、追加は3000円に変えておくが?
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/27(火) 01:06:15.40 ID:qJYpmhXI0
生徒会長「それは当然エッチな......ああ、君は童貞だったか」

男「......く!」

生徒会長「否定しないんだね」

男「そ、それよりも会長はもっと自分を大事にですね」

生徒会長「私の身を案じているならそれは無用だ」

男「童貞をからかって楽しいですか」

生徒会長「おいおい。心外だなぁ。私はからかってなんかいないよ」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/29(木) 22:56:52.65 ID:fNoU4ofw0
彼女はこちらを勢いよく押し倒す
その目は生徒会長たる胆力を感じさせる


男「うっ」

生徒会長「くくっ、不満はないようだ」


そして彼女はこちらに馬乗りになる
絶対絶命だ
誰か助けに来ないかと思った


男「会長、まずいですって」

生徒会長「安心したまえ」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/29(木) 23:10:22.44 ID:fNoU4ofw0
その時、ノックの音がしてドアが開く


図書委員「経費の報告に来ました......!?」

男「あっ!図書委員!」

生徒会長「やばっ」

図書委員「な、なななな何やってるんですか!?」

男「見ての通りだ」

生徒会長「違う!誤解なんだよ!これは偶然だ!」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/29(木) 23:31:46.72 ID:fNoU4ofw0
図書委員「ふーん、そうですか」

男「助かった......」

生徒会長「本当なんだ!信じてくれ!」

図書委員「じゃあなんで男くんがここにいるの?」

男「それはだな。俺は会長に仕事を頼まれたんだ」

生徒会長「そうそう。ただの業務だよ」

図書委員「へー。馬乗りになって組み合うのが生徒会の業務なんですね」

男「それは業務じゃない」

生徒会長「そ、そうだ。ただ手持ちがないから体で払おうとしただけで」

図書委員「......会長。夜道には気をつけて下さいね」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/29(木) 23:39:12.46 ID:fNoU4ofw0
生徒会長「待ってくれ!命だけは......!」

男「命まで奪うことはあるまい」

図書委員「あなたに私が何を考えているか分かりますか」

生徒会長「......」

男「よく分からんが怒りを鎮めてくれ、俺にできることならなんでもするから」

図書委員「ん?」

生徒会長「ん?」

男「......あ」

図書委員「じゃあ、>>302
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/29(木) 23:40:41.65 ID:m5+pvI3ZO
こらからも私に手伝ってくださいね
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/29(木) 23:41:06.33 ID:WocI6ChU0
好きです。付き合ってください
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/29(木) 23:41:52.30 ID:vHlfNo2DO
休日に買い出しを手伝ってほしい
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/29(木) 23:41:54.33 ID:MUNnZc270
今度は自宅の倉庫兼書庫の整理を手伝ってほしい
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/29(木) 23:45:26.66 ID:WocI6ChU0
出来たら安価↓の>>303
無理ならそのまま
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 20:53:54.52 ID:iffCeMiY0
図書委員「休日に買い出しを手伝ってほしい」

男「休日......明日か。いいぞ」

生徒会長「欲がないな」

図書委員「会長に比べれば、そうですね」

男(多分威嚇してる。怖い)

生徒会長「ま、とりあえず時給の5000円は払っておくよ」

図書委員「なっ、そんな大金」

男「ありがとうございました」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 21:01:30.72 ID:iffCeMiY0
翌日
陽光は美しく照りつける
お陰で焦げ目がつきそうだ


男「うぁー......」


欠伸をひとつして着替える
するとチャイムが鳴る


男「はい」

図書委員「用意は出来ましたか?」

男「ん、まぁ」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 21:06:12.59 ID:iffCeMiY0
図書委員「じゃあ行きましょうか」

男「やけに早いな」

図書委員「そ、そうですか?」

男「いいけどな」

図書委員(せっかちな女だと思われたかな)

男「今日はどこに行くんだ?」

図書委員「>>310
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/30(金) 21:12:41.68 ID:3CQ1RwHX0
デパート
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/30(金) 21:12:47.52 ID:p/XUL/dDO
ホームセンターです
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/30(金) 21:13:03.15 ID:PvVwOy2j0
公園の噴水広場
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 13:35:21.69 ID:8w0ZTfsb0
図書委員「ホームセンターです」

男「ホームセンター!?」

図書委員「そうですが、何か問題でも」

男「いや、意外だなと」

図書委員「私に対してどんなイメージだったんですか?」

男「教室の隅でニタニタしながら本読んでる感じ」

図書委員「ローキック」

男「ふげっ」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 15:08:16.35 ID:8w0ZTfsb0
ホームセンターにやって来た
この木の匂いがなかなか好きで、心が落ち着く


図書委員「よし」

男「そういや、何買うんだ?」

図書委員「言ってませんでしたっけ」

男「おうよ」

図書委員「>>315
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/31(土) 15:13:26.96 ID:BS92Aq/90
本棚を新調します
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/31(土) 16:01:38.39 ID:u9QondnO0
家や図書室の棚を修理する道具です
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 16:23:26.59 ID:8w0ZTfsb0
図書委員「家や図書室の棚を修理する道具です」

男「いまいちイメージしづらい」

図書委員「そうですね。私も詳しくないのでネジ穴を開ける奴とネジがあればいいです」

男「そうか。じゃああっちのコーナーだな。行くぞ」

図書委員「はい」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 17:21:14.53 ID:8w0ZTfsb0
商品を一通りカゴに入れた
買い忘れがあると困るので確認しよう


男「これで全部か?」

図書委員「そうですね。ネジのサイズもこの程度で良いでしょう」

男「あっ」

図書委員「ど、どうしました?」

男「......ドライバー持ってる?」

図書委員「流石にありますよ!?」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 17:27:43.09 ID:8w0ZTfsb0
男「会計か」

図書委員「ええ、そうですね」

男「......奢らないよ?」

図書委員「ケチですね」

男「今更言うか」

図書委員「どうしてそんなケチなんです?」

男「>>320
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/31(土) 17:33:36.39 ID:4VINDtw80
生まれたときからの性分だ
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/31(土) 17:39:42.36 ID:BiowulkDO
過去にお金が無いことで酷い目にあったからな
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 18:19:37.36 ID:8w0ZTfsb0
男「過去にお金が無いことで酷い目にあったからな」

図書委員「どの程度ですか」

男「色々だな。ショボいのからヤバいのまで」

図書委員「差し支えなければ聞きたいです」

男「ショボいのがラーメン奢ってやろうとしたら十円だけ足りなくて最高にダサかったこと」

男「ヤバいのが誘拐されて身代金を請求されたとき」

図書委員「......誘拐!?」

男「うち貧乏だから身代金払えなくてさ。俺がいくつか内臓抜かれたよ」

図書委員「しゃ、洒落になりませんよそれ」

男「まぁそのあと親が必死に働いてくれて必要分は確保した」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 18:24:29.74 ID:8w0ZTfsb0
図書委員「その話されると私が払わざるを得なくなりますね」

男「だろうな。ネットで調べれば多分出てくるんじゃね?」

図書委員「嫌ですよそんな話」

男「でも恐怖に大分耐性がついた。ジェットコースターなんて一ミリも怖くないね」

図書委員「私はジェットコースターなんて無理ですよ」

男「俺も無理。怖くないけどゲロ撒き散らす」

図書委員「汚っ!」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 18:27:44.70 ID:8w0ZTfsb0
その後、ホームセンターを出た
すると彼女は若干迷ったような顔をしたあとに別れを告げた
きっと遠慮させてしまったのだ。しかし好意は無下にしたくないので帰った


男「家暑っ」


やることもないのでフィギュア作りをして寝た
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/31(土) 18:52:00.26 ID:8w0ZTfsb0
翌日
いつものように校門で待機していると真横に鳥の糞が落ちてきた
怯えながら『残り五日』と書く


男「怖いなぁ」


すると>>326が話しかけてきた
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/31(土) 18:53:45.96 ID:BiowulkDO
担任教師
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/31(土) 18:59:50.97 ID:kKVHMOPK0
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 01:11:53.68 ID:stVczdAa0
担任教師「むっ、男ではないか」

男「ああ、先生」

担任教師「何をしているんだ?」

男「見ての通りですよ。特別自由研究です」

担任教師「確かに君はこういうのを好みそうだ」

男「それより、何か用ですか?」

担任教師「>>329
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 06:00:24.46 ID:czNfOYfDO
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 06:51:13.14 ID:Ycq/eGiE0
部品運び
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 06:53:44.91 ID:veW36oBLO
ミス。間違いました
安価は「確か君はお金を払えばなんでもやってくれるらしいが……私も頼んでいいか?」で
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 08:27:01.76 ID:g8Aq/02zo
>>330
ID違うんだけど誰お前
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 15:37:34.98 ID:stVczdAa0
とりあえず>>329を採用します


担任教師「部品運びをしてほしいんだが」

男「何の部品ですか?」

担任教師「それが私も知らないんだよ」

男「......ど、どういうことですか?」

担任教師「倉庫にあるらしいんだが、位置しか教えて貰えなかった」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 15:44:23.23 ID:stVczdAa0
よくある話だが、倉庫はボロボロだ
錆にまみれているし、薄暗い。風が吹けば倒れてしまいそうだ
噂によれば、公的な機関を通さずに無許可で学校に建てたとかなんとか


男「ここって、鍵できちんと開くんですか?」

担任教師「開かない。バールを使う」

男「先生今日はいつにも増して物騒ですね」

担任教師「褒めてくれるなよ......それっ!」


扉は開け放たれ、侵入が可能になった


男「先生。部品ってこれですよね?」

担任教師「多分そうだが......これ何の部品だ?」

男「見たところ>>335ですね」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 15:46:35.98 ID:i5Prf6a90
アンドロイド
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 16:05:04.75 ID:uMS6cF0HO
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 18:13:16.41 ID:stVczdAa0
男「アンドロイドですね」

担任教師「アンドロイドぉ......?」

男「最初はマネキンかと思いましたが機構がしっかりしています」

担任教師「なんだってそんな薄気味悪いものが」

男「人体模型じゃなくて機械なんで恐れなくてもいいと思いますけどね。運びましょう」

担任教師「そうだな。体育倉庫まで運べばいいらしい」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 18:23:49.23 ID:stVczdAa0
体育倉庫まで運搬した
幸いにも部品の運搬は誰にも見られなかった


男「いやぁ、疲れましたね」

担任教師「ん?何帰ろうみたいなオーラ出してんの?」

男「はへ?」

担任教師「折角だし、組み立ててみないかい?」

男「別料金ですよ」

担任教師「ケチだね。まぁいいさ、ともかくやろう」

男「分かりました」


>>338...アンドロイドの見た目
>>339...アンドロイドの用途
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 18:27:29.47 ID:i0HumSESO
藍髪、藍眼の短髪の美少女(Gカップ巨乳)
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 18:45:47.99 ID:fjcmkX6l0
介護用
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 19:08:01.13 ID:stVczdAa0
アンドロイド「あれ、ここは?」

担任教師「動いた!動いたよ男君!」

男「そうですね。このアンドロイドは観賞用かな?」

アンドロイド「観賞用!?私には介護という立派な仕事があります!」

男「藍髪で藍眼だからキャラクターみたいだなって思ったんだよ」

アンドロイド「藍は落ち着いた色ですから介護に向いているんです」

担任教師「ではその胸はなんだ。見たところGはあるな」

アンドロイド「これも精神の安らぎを重視したものです」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 19:16:59.94 ID:stVczdAa0
男「じゃあ安らぐわ」


一点を注視する


アンドロイド「じろじろ見ないで下さい!」

担任教師「男君。いくらいかがわしいアンドロイド相手でも流石にそれは引くぞ」

男「そうですね、いかがわしいと言われればそれまでです」

アンドロイド「むきーっ!よってたかっていかがわしいだの何だのうるさいですよ!」

担任教師「と、言ってもここには介護の必要な老人なんていないし」

男「俺達がなにもしなくてもいずれ介護以外の業務に就かされるでしょうね」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 19:35:58.12 ID:stVczdAa0
アンドロイド「そんな!どうにかならないんですか!?」

担任教師「しかし我々にはどうしようもない」

男「それこそ本当にいかがわしい用途かもね」

アンドロイド「うぅぅぅぅ......」


この世の終わりみたいな雰囲気のアンドロイドを傍目に、優雅に歩くものが居た
そう、生徒会長である


男「あっ、会長!」

生徒会長「どうしたんだいそんなに慌てて」

男「このアンドロイドが何に使われる予定か知ってますか?」

生徒会長「んー......>>344
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:36:55.66 ID:Ycq/eGiE0
校長の新しい秘書とか聞いたような……
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:52:50.88 ID:czNfOYfDO
私の祖父が使いたいと言ってたな
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:55:28.46 ID:0U9NxY0I0
ID:Ycq/eGiE0二刀流して不正働いてるのに何で採用するの?
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 19:57:47.27 ID:PE9bVQFz0
書き込む端末間違えてるし、性欲のことしか考えられ無い猿存在するんだな
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 15:47:19.89 ID:DvM6r6Ad0
またいつもの自己中野郎か
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/02(月) 21:18:36.74 ID:RL53077d0
生徒会長「私の祖父が使いたいと言ってたな」

男「......あー、なるほど?」


会長の祖父はこの学校の創始者である
そして一線を退いた今も強大な権力を持っている
大抵のイベントで来賓として出席し、長々とスピーチをするのだ


生徒会長「どうも体が優れないようで、介護士を雇おうかという話をしていたのだが」

男「あのアンドロイドの存在を思い出したと」

生徒会長「そんなところ。校長が直々に届けに行くらしい」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/02(月) 21:46:11.32 ID:RL53077d0
男「アンドロイド」

アンドロイド「何ですか......」

担任教師「そう気を落とさないで」

男「おめでとう!君は介護に使用されるぞ」

アンドロイド「!!本当ですか!?」

担任教師「そうなのか?」

男「あぁ、生徒会長の祖父が使うらしい。この学校の創始者だ」

アンドロイド「良かったです」

担任教師「あぁ、あのじーさんか」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/03(火) 23:33:49.67 ID:/dvD0nJJ0
男「これにて解決。という訳で」

担任教師「金か」

男「話が早くて実に助かります」

担任教師「交渉出来るんだよね?」

男「そうですね。ご希望の金額をどうぞ」

担任教師「>>352
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 23:36:20.06 ID:L70RNmI80
会長祖父から小切手が
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 23:36:48.05 ID:YLFkRA9d0
一万円あげよう
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 23:37:06.76 ID:0ZfbOo4w0
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/05(木) 22:19:53.43 ID:XeyexP/A0
担任教師「一万円あげよう」

男「え、ありがとうございます」

担任教師「そこで『いいんですか!?』とか言わないのは流石だと思う」

男「光栄です」

担任教師「まったく、君という奴は」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/05(木) 22:25:37.76 ID:XeyexP/A0
翌日
いまや彼に残された時間は四日だ
しかし彼は焦らない


男「今日は涼しいな」


すると、彼に>>357が話しかけてきた
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 22:27:21.47 ID:ufXs4wTl0
幼なじみ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 22:29:49.61 ID:5QbqPueO0
奇術部部長
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 22:31:45.97 ID:5QbqPueO0
部長は>>37の人と同じ人です
念のため
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/06(金) 20:17:23.74 ID:OzBkLj2u0
奇術部長「やあ男くん」

男「おや、珍しい人だ」

奇術部長「人を珍獣みたいに扱わないで」

男「すみません。で、ご用件は?」

奇術部長「>>361
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 20:20:56.34 ID:BP6drK800
今回は買い物に手伝って欲しい
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 20:46:15.98 ID:rjaVuWnB0
助手になってくれないか?
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/06(金) 22:40:57.03 ID:OzBkLj2u0
奇術部長「助手になってくれないか?」

男「いいですよ」

奇術部長「やったー!」


相手は相当な変人と聞いている
それは覚悟の上だが、何をさせられるのだろうか


男「で、どうするんですか?」

奇術部長「部室に来て!話はそれから!」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/06(金) 22:45:43.02 ID:OzBkLj2u0
部室にやって来た
こじんまりとしており、用途不明の器具がそこらにある


男「......」

奇術部長「どう!?すごいでしょ!?奇術やりたくなるでしょ!?」

男「そうですね。金塊の一つでもあればもっとやる気出ますよ」

奇術部長「あー......金塊はないんだ」

男「あったらそれはそれでビビりますが。で、何をすればいいんですか?」

奇術部長「>>365
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 22:47:01.96 ID:nopHBjRw0
箱に入ってもらいたい
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 22:47:48.76 ID:1DOaiwES0
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 14:32:46.85 ID:WXBh2gl20
奇術部長「箱に入ってもらいたい」


彼女は部屋の中央にポップなデザインの箱を用意する
上面にフタがあり、そこから入れそうだ


男「......これですか」

奇術部長「うん!とっても安全だから安心してね」

男「分かりました」


なんだか嫌な予感がしたが、まぁ気のせいだろう
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 14:38:28.41 ID:WXBh2gl20
中に入ると、外からフタが閉められた
その直後にガチャリと施錠される音がする
不安になったので、何をするつもりなのか聞くことにしよう


男「今から何をするんですかー?」

奇術部長「______!________!!」


何か得意気に喋っているようだが、くぐもって聞こえない
一体何が起こるのか......


>>369...奇術部長は何をしようとしている?
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 14:41:09.71 ID:EusZ/jk20
人間切断術
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 14:45:23.77 ID:NOttj/eG0
箱の中に水が入ってくる
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 14:45:54.55 ID:G7d5oV5Y0
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 15:21:57.47 ID:WXBh2gl20
しばらくすると足元が冷たくなる
足からも汗をかいたのかと足を触る
すると、箱の中に水が入ってきていることが分かる


男「え、ちょ、おま」


水位は上昇し、命の危機を感じる
箱を叩いても水位の上昇は止まらず
____そして意識を失った
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 15:31:17.43 ID:WXBh2gl20
未だもやはかかるが、意識がはっきりとしてきた
ひとまず上体を起こし、周囲を見る


奇術部長「ご、ごめんなさい!!」

男「......あ、ああ」


思い出した。この変人に気絶させられたのだ
しかし本人は反省しているようだし、そこまで責めずとも良いような気がした


奇術部長「おわびに、>>374
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 15:39:17.93 ID:Vv8IV7QFO
特別手当て
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 15:39:40.97 ID:G7d5oV5Y0
私の家でごちそうをしよう
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 15:57:45.79 ID:WXBh2gl20
奇術部長「私の家でごちそうをしよう」

男「いいんですか?」

奇術部長「ああ、今日は誰もいないんだ」


独り暮らしだと思っていたが、家族がいるらしい
意外に思うと同時に安堵した
折角なのでごちそうになるとしよう
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 16:10:55.47 ID:WXBh2gl20
男「お邪魔します」


家に上がり、ダイニングに通される


奇術部長「じゃあここに座って待っててね」


彼女はキッチンに向かい、料理を始める
よくあるダイニングから料理する姿の見える間取りだったので、ひとつ聞いてみることにした


男「先輩」

奇術部長「はいはーい」

男「前に先輩、彼氏がいるとか言ってましたよね。家に俺上げていいんですか?」

奇術部長「>>378
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 16:15:34.26 ID:1r+Dp/PDO
ふふ、これは秘密の関係になるかな
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 16:15:37.11 ID:Bhf10SPz0
彼とは幼馴染で長い付き合いだからね
これぐらいでは動じないよ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 16:47:02.31 ID:WXBh2gl20
奇術部長「彼とは幼馴染で長い付き合いだからね、これぐらいでは動じないよ」

男「熟年リア充ですね」

奇術部長「うれしいようなうれしくないような」

男「理解者がいるって良いですよね」

奇術部長「確かにそれは大事だね。人間、どっかで折れちゃうもの」

男「ま、俺にはお金があります。それで大抵のことはどうにかなりますよ」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 17:04:46.45 ID:WXBh2gl20
奇術部長「おまちどおさま」


オムライスが出てきた


男「いただきます」


一口食べる。うまい
料理が得意という意外な一面に気付く
食が進む。香辛料の配分がかなりテクい


奇術部長「どう?」

男「凄く旨いです」
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 17:16:36.92 ID:WXBh2gl20
ピリ辛オムライスを食べ終わり、帰り支度をする


男「ごちそうさまでした」

奇術部長「うん。じゃあまたね」

男「はい、俺も誰か理解者を探そうと思います!」

奇術部長「応援してるよ!」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 17:29:04.47 ID:WXBh2gl20
翌日
相も変わらず校門待機
残り三日の張り紙を作ろうとしたら、担任教師にのぼりをもらったので使うことにした
今日からは少し豪勢だ


男「どいつもこいつもチラ見で済ませおって」


憤る彼に>>384が話しかけてきた
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