《安価》時給応相談

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28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 22:06:05.06 ID:vVdYGgAp0
美術部員「正面を向いて座ってください...」

美術部員「こ、股間部分はこの布で隠してかまいませんので...」

男「だ、だよな。じゃあ脱ぐから、あっち向いててくれ」


投げ渡された布を受け取り、服を脱ぎ始める
やがて脱ぎ終わり、四つ向かい合わせで置かれた机の上に座る


美術部員「もう着替えましたか...?」

男「おう、準備バッチリだ」

美術部員「分かりました。じっとしていて下さいね」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 22:11:38.98 ID:vVdYGgAp0
それからというもの、彼女は真面目に絵を描き始めた
最初は何事かと思ったが、彼女の顔は本気の顔だった

日が傾いても描き続けた
やがて日は沈み、それでも電気を点けて描き続けた
そして


美術部員「...ありがとうございました。もう楽にしていいですよ」

男「ああ、ありがとう」


体中からミシミシバキバキと軋む音がする
やはり体勢を固定するのは難しい
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 22:14:34.77 ID:vVdYGgAp0
美術部員「後は少し手を加えれば完成です」

男「けっこう速筆だね」

美術部員「どうも...ところで時給ですが」

男「んー...明日お前の絵を見て決める」

美術部員「わ、分かりました...」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 22:16:44.02 ID:vVdYGgAp0
念入りにストレッチをして体をほぐしてから寝た
それが程よい運動になり、寝つきも早かった


男「...ここ、美術部の部室だよな」

美術部員「男さん」

男「早速絵を見せてもらおうか」


>>33...どんな絵?
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 22:19:39.83 ID:rShAZlKV0
かなりリアル
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 22:19:46.21 ID:tZ/3na5DO
可愛くデフォルメされているが上手い絵
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 22:57:35.29 ID:vVdYGgAp0
その絵は可愛いデフォルメ絵だ
細部まで描かれているからそれでいて上手だと言える


男「すげぇ」

美術部員「如何ですか...?」

男「五十円で良いよ」

美術部員「ありがとうございます」

男「まいど」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 23:01:44.75 ID:vVdYGgAp0
素晴らしい出会いを経て、楽しそうに灼熱の放課後を待機している
もう三日目かと、自分でも驚く


男「...激暑」


すると、やはり声をかけるものがいる


男「おっ、>>37じゃないか」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 23:03:05.25 ID:KZDoCQV3o
幼女
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 23:03:08.30 ID:zLznGURv0
奇術部の部長
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 23:24:49.87 ID:vVdYGgAp0
奇術部長「どうも」

男「こんにちは」


おっと、この女は...
変人で有名な奇術部の部長じゃないか
人体実験とかに巻き込まれるんじゃないだろうな


奇術部長「人手になるって、本当?」

男「おう。ご要件をどうぞ」

奇術部長「>>40
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 23:25:21.00 ID:tZ/3na5DO
新しい奇術のネタ一緒に考えて
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 23:25:24.14 ID:cDoPFNpV0
彼氏の誕生日プレゼントどれがいいのか探すのに付き合って
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 23:40:43.10 ID:vVdYGgAp0
奇術部長「彼氏の誕生日プレゼントどれがいいのか探すのに付き合って」

男「よし、いいだろう」

奇術部長「でもさっぱり見当がつかなくて...」

男「駅前のデパートで探せば良いんじゃないか」

奇術部長「なるほど、君って天才!?」

男「決して」

奇術部長「そうと決まったら一緒に行こう」

男「分かりました」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 23:44:43.00 ID:vVdYGgAp0
なんだかんだでデパートにやってきたのだ
デパートに連れてくれば、なんとなく目処が立ってくれるかも知れない


男「どう?どんなものを買えば良いのか目処は立った?」

奇術部長「...さっぱり」

男「参ったな...どっか良い店は...」


周りを見渡し考える
するとその目に飛び込んできたのは>>44だった
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/07(水) 23:47:57.59 ID:s3RuQzKB0
いい感じの露店
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 23:48:06.03 ID:HIdlPoWp0
オリーブの木
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:01:30.10 ID:RemusIBF0
そこにそびえていたのはオリーブの木


男「...ふむ...オリーブの木、なんてどうだ」

奇術部長「オリーブ?あの上からスタイリッシュにかける奴ですか?」

男「オリーブオイルはそんなもんだが、木を買うと良いと思う」

奇術部長「なぜですか」

男「古来から魔除けや夫婦の暗示として用いられてきたからね」

奇術部長「ロマンあるじゃないですか」

男「買う?」

奇術部長「買います!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:03:12.10 ID:RemusIBF0
男「これにて解決」

奇術部長「ええ、それではまた」

男「時給払え」

奇術部長「...うー...」

男「いくらがいい?先に提示していいぞ」

奇術部長「>>48
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:06:24.55 ID:K8qJD9VDO
せっかくだしあなたにも何かプレゼントする
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:06:28.37 ID:WvXMnDQ/0
1000円以内で
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:12:26.31 ID:RemusIBF0
奇術部長「1000円以内で」

男「じゃあ700円で」

奇術部長「わ、分かった...」

男「とっとと終わらせちゃったが、もっと引き伸ばしても良かったかもな」

奇術部長「この鬼畜ぅ!」

男「ははは。彼氏は大切にな」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:16:45.12 ID:RemusIBF0
翌日
本日は曇天。風もそこそこ吹き涼しい
雨が降らないことを祈りながら今日も放課後の校門で待つ


男「結構資金が溜まってきたな...」


ボーッとしていると>>52に声をかけられる
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:17:34.38 ID:JFyniQhb0
幼女
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:17:40.47 ID:EnbXOi4Ho
松原早耶
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:18:08.44 ID:M/84hBmi0
見知らぬ下級生
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:18:41.77 ID:WvXMnDQ/0
担任教師
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:18:41.83 ID:y7I8Msr7o
幼馴染
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:27:45.47 ID:RemusIBF0
>>52クロスオーバーはせめてぼかしてね
>>51を採用させていただく


幼女「ねぇ」

男「おっ、おう」


校内に注意をしていた為背後からの幼女の接近に気が付かなかった
不覚。むしろこういうモニターこそレアケースであり、注視すべきだというのに


幼女「あなた、バイト?」

男「そういうことでいいよ。金ある?なくてもいいけど」

幼女「ちょっとなら」

男「では要件をどうぞ」

幼女「>>58
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/08(木) 00:28:53.08 ID:014EOyU40
安価↓
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:29:12.47 ID:LV3EVq2bO
参観日にきてほしい
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:38:41.41 ID:RemusIBF0
幼女「参観日にきてほしいの」

男「...いつ?」

幼女「明日!土曜授業だよ」

男「分かった、行こう」

幼女「やったー!」

男「でも先生に話は通しておけよな」

幼女「うん!絶対来てね!約束だよ!」

男「おう!任せとけ!」


ハイタッチをする

たまには無垢な人間にふれるのも良いな、と思った
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:46:47.61 ID:RemusIBF0
という訳で翌日、彼女の学校に来た
彼女のクラスは特定済み...どうやら道徳の授業をするらしい
堂々と教室の後ろに立ち、参観することにした
チラチラと飛んでくる奇異を見る視線が熱い

授業の内容はよくある道徳で、愛だの友情だのということだった
参観日に分かりやすい道徳をできるように授業を組むのは先生の手腕だろう

そんなことを考えている内に幼女が挙手し、指される


先生「幼女さん」

幼女「はい、>>62
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/08(木) 00:48:36.38 ID:014EOyU40
愛も友情も歳は関係ないと思います
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:49:47.19 ID:ViaShAfiO
この世はお金が全てだと思います
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 01:11:40.06 ID:RemusIBF0
幼女「この世はお金が全てだと思います」

男「...!?」

先生「はい、幼女さんありがとう。ほかの子はー?」


先生はちらりと男を見た
複雑な眼で睨まれたような気がした

授業参観は道徳一コマだけらしいので、授業が終わり次第教室を出た
周囲が敵に見えた。精神病だろうか?
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 01:21:13.29 ID:RemusIBF0
といっても彼女と話さないことには帰ることも出来ないので学校の外で待つことにした
通行人の目には注意を払った。まだ敵に見える訳ではなく、通報されたら事だからだ

数時間待っただろうか、彼女が出てきた


幼女「あ、どうだった!?」

男「とても良かった。アイデンティティを失うなよ」

幼女「アイデ...え?」

男「なんでもないさ。またいつか君と会いたいよ」

幼女「うん、私も!」

男「明日は駄目だ。明後日も明明後日も」

幼女「どうして?」

男「お楽しみだよ。三年後にまた会いに来い」
65 :今日は寝ます [saga]:2019/08/08(木) 01:27:36.93 ID:RemusIBF0
予報通り雨が降り営業は困難と思われたが、意外と自分の傘が大きく助かった
湿気でふやけた張り紙と共に人を待ちわびる


男「脳ミソにカビ生えそう」


陰気な彼にも声をかけるものがいた。それが>>67
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/08(木) 01:32:34.07 ID:014EOyU40
幼馴染
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 01:32:50.52 ID:Xx7+hTQo0
柔道部の大男
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 19:23:11.75 ID:RemusIBF0
大男「よお、男」

男「...久しぶりだな」


というか、男性と話すのが久しぶりだ
心が落ち着いているのを感じる


大男「で、人手になるんだって?」

男「おう。ご用件は?」

大男「>>70
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 19:25:39.76 ID:/sjsDLBSo
クラスの不思議ちゃんの好みの男のタイプ聞いてきて
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/08(木) 19:25:43.85 ID:014EOyU40
ある子に告白したいんだが…
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 19:39:16.54 ID:RemusIBF0
大男「ある子に告白したいんだが...」

男「つまりその作戦を練れば良いということか」

大男「そうだ。だが想い人に関する冷静な思考ができると思うか?」

男「なら良い方法がある」

大男「良い方法?」

男「ラブレターだよ」

大男「そんな女々しい方法で良いのか...?」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 19:44:16.88 ID:RemusIBF0
男「そうさ。そういうギャップで相手を落とせ」

大男「しかし...どういった風に書けば良いのか」

男「お前芯はしっかりしてるからな。きちんと会って告白したいだろう」

大男「そりゃあ、まぁな」

男「ならば愛を綴るのは程々にしておけ。というか最悪呼び出しだけでもギャップあるぞ」

大男「そんな堅いイメージあるか...?」

男「ある。間違いないね。今日お前ん家で一緒に手紙書ける?」

大男「問題ないだろう」

男「じゃあ行くか!」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 19:50:32.78 ID:RemusIBF0
そうして大男の家にやってきた
両親不在のようなので、靴は揃えずに上がった


男「さあ、書くぞ大男」

大男「押忍!」

男「......あ、聞き忘れたが、誰に書くんだ?」

大男「えっそれは......」

男「相手によって文体も考えなきゃならないからな。教えてくれ」

大男「>>75
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 19:53:15.09 ID:DdZ7zpiB0
吟遊詩人の女の子
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 19:54:59.58 ID:GVa+nQIn0
男のクラスメイトの図書委員
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 20:06:07.79 ID:RemusIBF0
大男「男のクラスメイトの図書委員だ」

男「ふーん...三日前に話したな」

大男「どうだ?行けると思うか?」

男「行けんじゃね?図書委員ってことは文学に関心アリということで」

大男「堅く書けば良いってことか!」

男「ああそうとも。人手としてラブレター代行してもいいけど」

大男「いやそういうのは自分で書きたい」

男「なら監修してやる。どうせそう言うと思ったがな」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 20:33:34.45 ID:RemusIBF0
大男「...出来たぞ!」

男「いい感じだ!」

大男「ありがとう男!それで時給だが...」

男「お前の告白が成功すればタダにしてやるよ」

大男「いいのか?」

男「ああ。その代わり気合い入れて頑張れよ!」

大男「言われなくとも!」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 20:38:16.13 ID:RemusIBF0
翌日
校門で待機していると彼はやってきた


男「おっ!告白どうだった!?」

大男「>>80
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 20:39:15.09 ID:rtKhFRS00
他に好きな人が居るからと振られた
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 20:39:26.09 ID:d2G5tfSK0
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 20:39:57.36 ID:K8qJD9VDO
無事OKもらえたぞ!
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 20:39:59.22 ID:/sjsDLBSo
踏み台
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 20:53:51.87 ID:nUGQ8H1/0
かなしいなぁ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 20:54:34.77 ID:Xx7+hTQo0
矢印が逆ならなぁ
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 20:59:04.89 ID:RemusIBF0
大男「他に好きな人が居るって...」

男「...まじかぁ」

大男「...死のうかな」

男「待てやコラ」

大男「他人のお前に何が分かる!」

男「うるせぇ!他人なりに死なれたらつまらねぇんだよ!おらコレ使え!」


紙切れを渡す
それはクーポン券であり、駅近のスイーツ店でケーキを一つ注文できる分であった


大男「...俺がお前に金を払うんじゃなかったのか」

男「ツケにしといてやるからそれ食ってこい。それ食っても死にたかったら構わねぇがな」

大男「どういうことだ」

男「クソ旨ぇからな。この世にしがみついてでもまた食いたくなるぜ」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 21:06:34.07 ID:RemusIBF0
大男「......そうかよ」


大男はそそくさと走り去った
悪い気はしない。傷ついた人間に情けをかけるのは相手に気を使わせることと同義だからだ
ま、死にはしないだろう


男「はー......俺ももう帰るかな」


悪い気はしないというのは、実は嘘だ
なぜなら俺は奴らのために用意したもう一つのクーポン券を消費せねばならないからだ
まことに、甘味というものは罪深い
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:08:40.48 ID:ERrD2dh80
やっぱり完全自由安価だとちょくちょくうーんな安価が出るのが辛い
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 21:11:45.18 ID:RemusIBF0
そのまた翌日はここ数日の曇天も晴れて快晴
ヒトにはつらい暑さが蘇ったのだ


男「面白いサンプルが得られるからやめらんねぇんだよなぁ...」


精神が蕩けて陽炎のようになっているのを感じていた
そんなとき、>>89が話しかけてきたのだ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:13:05.98 ID:T1jDkyM4O
幼馴染
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:14:33.46 ID:w5iW+A/k0
担任教師
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 21:21:58.07 ID:RemusIBF0
幼馴染「あっ、男」

男「......どうした」

幼馴染「また何か怪しいことしてる」

男「ふん。冷やかしなら帰りな」

幼馴染「じゃあ利用しますよ」

男「ご用件は?」

幼馴染「>>93
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:22:30.11 ID:/sjsDLBSo
わた、私の部屋で勉強教えろ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:22:49.35 ID:/DZAnTA3O
ぼくの彼氏になってよ
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:31:30.88 ID:6MrwybpH0
幼馴染選ばれた途端これかよ…
他の人物の時は糞安価で妨害してた癖に

95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:34:52.64 ID:nUGQ8H1/0
幼馴染優遇すると時給が発生するんでね
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:35:10.07 ID:JFyniQhb0
早耶Pが来てるSSなんだからそれくらい予想しておかないと
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 21:35:39.44 ID:RemusIBF0
幼馴染「ぼくの彼氏になってよ」

男「......え?」

幼馴染「なんだよその態度は。怒るぞ」

男「待て、こればっかりは先に時給の相談がいる。お前が何か勘違いしているかもしれないからだ」

幼馴染「時給?」

男「紙読んでないなお前ぇ......時給いくらが良い?」

幼馴染「>>97
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 21:36:20.68 ID:RemusIBF0
おおっと
>>100にします
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:37:42.39 ID:yDnNXdAjo
やっぱこの板で安価すると荒らしが涌いてくるんだな
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:37:53.79 ID:V3lhJ2K5o
じゃあやめた
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:37:57.94 ID:SbnhCz/hO
人生をかけてお世話するよ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:37:58.19 ID:y7I8Msr7o
一生かけて払うよ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:38:21.92 ID:/sjsDLBSo
お金で誰の彼氏にもなるの!?(勘違い)
今すぐやめてよ!
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:38:43.62 ID:jFshOsvw0
ぼ、ぼくの彼氏になるならプライスレスの思い出をあげるよ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 21:40:16.22 ID:JFyniQhb0
お手本のようなクソ安価
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 21:50:50.37 ID:RemusIBF0
幼馴染「じゃあやめた」

男「そうか。ま、俺みたいな奴を安易に頼らない方が良いぞ」

幼馴染「なんで?」

男「俺の貰った金が何に使われるかなんて払うやつは知らない」

幼馴染「......もしかして、変なもの作ってる?」

男「まさか。遊興費だよ」

幼馴染「ならいいけど」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 21:56:58.23 ID:RemusIBF0
明くる日
なんか台風が迫ってるらしい
お陰で涼しいので水道局のオッサンには申し訳ないが、台風はウェルカムである


男「最近日に当たり過ぎて焼けてきたぞ......風呂に入ると辛いぞ......」


独り言を溢す哀れな彼に声をかける者がいた
それこそが>>109である
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:04:48.34 ID:9lKHWsHhO
イケメン
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:05:28.80 ID:dwQGwX0IO
幼馴染
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:06:45.05 ID:ZBeWpKqq0
これ以前出したキャラ有りなの?流石にすぐはゴリ押し過ぎる
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 22:10:38.96 ID:RemusIBF0
幼馴染「やあ」

男「......またお前か」

幼馴染「なんだい人をハズレみたいにさ」

男「うっせうっせ。何の用だ」

幼馴染「>>113
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:12:56.18 ID:K8qJD9VDO
たまには昔みたいにどこか遊びに行こうよ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:12:58.15 ID:FJxOt2jh0
僕も男の仕事手伝うよ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 22:21:51.47 ID:RemusIBF0
幼馴染「僕も男の仕事手伝うよ」

男「まぁ、そういうことならいいぞ」

幼馴染「やったー♪」

男「言っとくがクソ暑いぞ」

幼馴染「大丈夫大丈夫。で、時給はどう分けるの?」

男「10:0」

幼馴染「死ね」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 22:26:09.32 ID:RemusIBF0
男「でもお前見習いだしな」

幼馴染「それでもチャリティーはやだ」

男「しゃーね、多少なりとも分けてやるよ」

幼馴染「やった」

男「じゃあ、客を待つぞ」

幼馴染「宣伝しないの?」

男「しても面白くないからな」

幼馴染「ふーん。よくわかんないや」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 22:32:31.57 ID:RemusIBF0
幼馴染「僕ミイラになっちゃいそうなんだけど」

男「小物として置いといてやるよ」

幼馴染「えっ」

男「で、売る」

幼馴染「じゃあいいや」


そんな話をしていると、>>118が声をかけてくる
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:36:51.38 ID:nUGQ8H1/0
ダンディーなおじいさん
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:37:08.25 ID:K8qJD9VDO
図書委員
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 22:44:07.60 ID:RemusIBF0
図書委員「こんにちは...」

男「こんにちは」

幼馴染「おっす!」

図書委員「あれ、あなたは?」

幼馴染「幼馴染です!今日は男の仕事を手伝ってます!」

男「時給が二倍とかそういう訳ではないのでご安心を。ではご用件をどうぞ」

図書委員「>>121
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:55:35.50 ID:K8qJD9VDO
その…恋愛相談に…
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:55:41.06 ID:Xx7+hTQo0
期限を過ぎても本を返さない人への取り立てをお願いします
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 22:55:43.80 ID:FJxOt2jh0
数日前に柔道部の人に告白されたときにパニックになってひどいことを言ってしまいました
どうすればいいかわからなくて相談しに来ました
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 23:04:34.62 ID:RemusIBF0
図書委員「期限を過ぎても本を返さない人への取り立てをお願いします」

男「承りました」

幼馴染「任せんしゃい!」

図書委員「こちらのメモに該当者と借りた本のリストがあります」

男「ご丁寧にどうも」

幼馴染「......」

図書委員「それではまた」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 23:16:24.97 ID:RemusIBF0
男「今回は二人がかりだから取り立ては楽だな」

幼馴染「そうですね!ちゃっちゃと済ませましょう!」

男「......もしかしてお前も本を借りパクしてたりする?」

幼馴染「な、何を言うんですか」

男「まぁいい。今確かめればそれで済むからな。それで一人目は...」


>>125...該当者
>>126...借りた本のタイトル
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 23:17:52.44 ID:zxsFpY650
不良
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/08(木) 23:18:21.57 ID:014EOyU40
不思議ちゃん
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/08(木) 23:22:57.91 ID:014EOyU40
>>126は安価↓で
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名前: E-mail(省略可)

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