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【デレミリシャニSS】田中摩美々「小梅とエミもっふ」
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1 :
◆gggKabpgAk
[sage saga]:2019/08/02(金) 23:12:28.78 ID:q/+o80Ka0
田中摩美々・白坂小梅・エミリー スチュアート・我那覇響・所恵美が同じプロダクションに所属しているという、作者得設定のお話です。短めです。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1564755148
2 :
◆gggKabpgAk
[sage saga]:2019/08/02(金) 23:24:48.43 ID:q/+o80Ka0
事務所
エミリー「すやすや」
摩美々「……」じー
エミリー「むにゃむにゃ」
摩美々「………」もぞもぞ
小梅「おはようございまーす」
摩美々「お。小梅おはよー」
小梅「うん。おはよう摩美々ちゃん……エミリーちゃんは、寝てるの?」
摩美々「そうだよー」
3 :
◆gggKabpgAk
[sage saga]:2019/08/02(金) 23:28:32.42 ID:q/+o80Ka0
エミリー「すやすや」
小梅「ソファで眠っちゃうなんて、珍しいね」
摩美々「そうだねー」
小梅「……ねぇ摩美々ちゃん」
摩美々「んー?」
小梅「何……してるの?」
摩美々「……エミリーのさー」
小梅「うん」
摩美々「モフモフの中にー」
小梅「うん」
摩美々「手を突っ込んだらー」
小梅「うん」
摩美々「あったかいかなーと思ってー」
小梅「うん」
摩美々「突っ込んでみたんだー」
小梅「そっか」
摩美々「うん」
4 :
◆gggKabpgAk
[sage saga]:2019/08/02(金) 23:30:38.17 ID:q/+o80Ka0
小梅「……どう?」
摩美々「あったかいよー」
エミリー「すやすや」
摩美々「小梅も入りなよ、はい半分あげる」
小梅「えっと……じゃあ」
ずぼっ
エミリー「むにゃ」
小梅「あっ……あったかいね」
摩美々「でしょー?」
小梅「うん」
摩美々「ふふー」
小梅「ふふ……」
エミリー「すやすや」
5 :
◆gggKabpgAk
[sage saga]:2019/08/02(金) 23:34:09.04 ID:q/+o80Ka0
響「おはようございまーす!」
小梅「しー」
摩美々「ちょっと響ぃ、エミリーが起きちゃうでしょうがー」
響「あ、ゴメン」
エミリー「んん……すやすや」
響「で、2人は何してるの?」
小梅「エミリーちゃんの、モフモフに手を入れて……あったかいか確かめてるんだよ?」
響「なにそれ、なんか猛烈に羨ましいぞ!自分もやりたい!」
摩美々「でも、エミリーのモフモフは2つしかないからぁ。定員オーバーだねー」
響「じゃあ摩美々のモフモフでもいいぞ!」
摩美々「セットが崩れるから普通に嫌なんですケド」
響「じゃあ小梅の髪!……は手突っ込むとこ無いか」
小梅「うん」
響「じゃあ袖!小梅の袖の中に手を突っ込ませてよ!」
摩美々「え」
小梅「え」
6 :
◆tddCK26lpM
[sage saga]:2019/08/02(金) 23:36:21.47 ID:q/+o80Ka0
響「え?自分何か変なこと言った?」
摩美々「響ってば、やらしー」
小梅「事務所でそういうのはちょっと……まだ昼間だし」
響「そ、そんな咎められるような事なのか?女の子同士じゃないか」
摩美々「女の子同士でもやらしーよ」
小梅「でも……響さんならいいよ?」
響「やった!ほら摩美々、いいって」
摩美々「小梅がいいならいいよ」
響「……なんだか釈然としないぞ」
小梅「じゃあモフモフから片手抜くね」
ずぼっ
小梅「はい……どうぞ」
響「ありがとう!じゃあ早速」
もぞもぞ
響「あっ、まだほんのりあったかい」
小梅「ふふ……くすぐったいね」
摩美々「……」
響「はぁ、なんか落ち着くぞ」
小梅「そう?よかった」
摩美々「小梅ー?後で私にもそれやらせてー」
小梅「うん。いいよ」
響「なんか自分の時と反応違くないか!」
エミリー「すやすや」
7 :
◆gggKabpgAk
[sage saga]:2019/08/02(金) 23:41:01.72 ID:q/+o80Ka0
恵美「おっはよー!あれ、みんなソファでなにやって」
刹那。
摩美々と恵美の間で交わされたアイコンタクト。摩美々の瞳から送信された「撮れ」という意思は、恵美の網膜で電気信号に変換されその脳へと最短距離を駆け抜けた。
恵美の手は放たれた弾丸のように素早く、しかし機械のように正確にスマホを掴み、カメラアプリのアイコンをタッチした。
スマホのカメラの画角は恵美の体に染み付いている。被写体との距離からおおよその立ち位置を決定。エミリー・摩美々・小梅・響の顔が隠れないアングルを脳内でシミュレーションし、スマホを然るべき位置へと導く。カメラアプリが立ち上がってから少しの時間も無駄にしない為に恵美が体得した一連の動作には一切の無駄がない。洗練された動きは空手の型のように強く美しく正確だった。
恵美は視軸をエミリーたちに向けたまま目の端ではしっかりとスマホの画面を捉えていた。カメラアプリの起動に向けて集中を高める。さながらスタートの号砲を待つスプリンターだ。
響と小梅はまだ恵美の残像を目で追っているが、摩美々だけは恵美のスマホが来るであろう場所に既に目線を置いていた。
3人の視線の先が恵美のスマホへと重なったと同時にカメラアプリが起動を終えた。
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