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天海「アイランドモード?なんすかそれ?」【ダンガンロンパ】

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328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/04(日) 21:35:26.03 ID:+U7Yh4XE0
>>327
苗木→ソニアだったから空気読んでソニアの相手は苗木にして小茎だったかなーという話
329 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 21:39:23.86 ID:YQl1OvRR0
>>328 まぁ、それもそれで醍醐味だと思うので、このままで問題なければこのままにしときますね



天海(さすがに応援しに行きますよね…)

天海(ここで行かないほど腐ったつもりはないっすからね)

天海(軽く支度をして向かいましょうか…)
330 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 21:50:12.28 ID:YQl1OvRR0

〜コテージ前〜


コンコン

天海「朝比奈さん、朝早くからすみません……いますかー?」

ガチャ

朝比奈「いるよー…おはよう天海!来てくれたんだね!」

天海「おはようございます……もちろんですよ、準備はどうですか?」

朝比奈「作ったことなかったけど、ドーナツ頑張って作ったよ!……少し形は不格好だけどね」

天海「そっちのほうが良いですよ……一目で手作りって分かったほうが良いですからね……味に問題はないんすよね?」

朝比奈「うん!」

天海「ならよかったっす……手紙はどうですか?」

朝比奈「ちゃんと…書けたと思うよ、ただ渡すのすごい恥ずかしいなぁ…」

天海「その恥ずかしさに打ち勝ってこそ元の関係に戻れます…頑張りましょう!」

朝比奈「う、うん!私頑張るよ!転子ちゃんには秘密子ちゃん経由で場所と日時伝えたから…後は行くだけだね!」

天海「では、行きましょうか…」

331 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 22:00:16.72 ID:YQl1OvRR0

〜浜辺〜



浜辺に来ると茶柱さんは既に居た。

朝比奈さん曰く、集合時間は三十分先らしいが。

彼女はこちらに気付くことなく、ぼんやりと空を眺めていた。

どうやら大分精神的にきているようだった。

天海「……朝比奈さん」

朝比奈「分かってるよ…」

朝比奈さんもまた朝比奈さんで不安げな表情だった。だがその反面、茶柱さんへと向かう意思を感じさせる足取りを見て、俺は安心した。

天海「……」

朝比奈「ねぇ、天海……もし転子ちゃんと仲直りできたら天海に助けられたって言っていい?」



天海の返答、下2までで多いほう

1、言う必要はないですよ

2、別に構いませんよ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 22:06:27.53 ID:R1E6hGZHO
2
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/04(日) 22:07:20.18 ID:+U7Yh4XE0

転子なら男死に対してはひねくれているから「女子に恩を売ろうとしてもそうはいきません!」とか言いそうだし……
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 22:07:29.72 ID:KrGqiSB5O
2
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 22:08:10.81 ID:W02101S3O
1
336 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 22:31:24.44 ID:YQl1OvRR0

それからはすぐだった。

朝比奈「て、転子ちゃん!私…些細なことで怒って転子ちゃんのこと……傷つけちゃった…本当にごめんなさい!」

茶柱「……え?」

茶柱さんに歩み寄った朝比奈さんは彼女に向かって頭を下げた。

誠心誠意の謝罪だった。

朝比奈「こ、これ昨日の夜作ったんだけど……」

朝比奈さんは、かわいらしいラッピングに包まれたドーナツを取り出した。

茶柱「こ、これは……」

朝比奈「ドーナツ!形は不格好だけど、今度は転子ちゃんと一緒に食べたくて…!」

茶柱「あ…あぁ……」

朝比奈「あと、これは転子ちゃんに向けた手紙なんだけど……これは後で読んでくれると嬉しいな」

茶柱「て……転子は…」

茶柱さんの顔が青ざめた様子から、少し血色の良いものへと変わった。

茶柱「あ、朝比奈さん…悪いのは転子なのに……こんなことしてくれるだなんて…て、転子……感激で…涙が……」

茶柱さんは泣いていた。

それによりスイッチが入ったのか分からないが、朝比奈さんも泣いていた。

きっかけは些細なことで、あまりにも馬鹿馬鹿しいと誰もがそう思う光景で、無論、俺もそう思わないと言うのは難しい。

だけど、そんな小さなことで揉められる彼女達の関係は──



何か考え事をしていたようで、彼女達はいつの間にか泣き止んでいた。

彼女達の手元を見ると、ドーナツは本来あるべき円状ではなく、半円状が二つになっていた。

きちんと仲直りできたようだ。

一瞬、茶柱さんと目があった気がしたが彼女は何も反応はしなかった。

もう俺が見守る必要もない。彼女らを背にコテージへと向かった。
337 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 22:37:29.29 ID:YQl1OvRR0
相談を解決した!

『怒り、時々ドーナツ』
相談者:朝比奈
相談内容:転子ちゃんにドーナツ食べられて怒っちゃったんだ……どうにか謝りたいんだけどなにか良い方法ないかな?
報酬:朝比奈の好感度1段階上昇+希望の欠片、もしくは朝比奈と茶柱の好感度1段階上昇。


朝比奈さんと茶柱さんの好感度が1段階ずつ上がった。

茶柱さんの男死嫌いフィルター(天海)が100→90に下がった。(50まで下がると茶柱さんの希望の欠片が集められるようになる)
338 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 22:42:51.13 ID:YQl1OvRR0

〜天海のコテージ(昼)〜


天海(……人の悩みを解決するのは気持ちの良いもんでしたね)

天海(その分、多少の気苦労はあったりしますけどね…)

天海(お昼ですけど、どうしましょうか?)


どうする?

下2まででコンマの高いもの

1、食堂に行く

2、澪田に報告しに行く

3、誰かと話す(澪田以外、キャラ指定お願いします)

4、自由枠

339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 22:48:36.86 ID:KrGqiSB5O
2
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 22:49:14.48 ID:W02101S3O
3つむぎ
341 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 23:01:19.77 ID:YQl1OvRR0


天海(さーて、澪田さんに報告しに行きますか…)

天海(…澪田さん、コテージにいますかね?)


下1

1、いる

2、いない
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 23:10:35.00 ID:KrGqiSB5O
1
343 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 23:34:58.50 ID:YQl1OvRR0
クリティカルは最後に処理します。 



澪田「ちょっと待ってくださいっす!」

どうやら居たようだ。

澪田さんは何かガタガタやっている、取り込み中だったようだ。

澪田「おまたせ蘭太郎ちゃん!唯吹っすよー!」

天海「すみません、取り込み中でしたよね?」

澪田「あー、料理してただけっすから、そんな気にしないで大丈夫っすよ」
 
天海「料理?…意外ですね」

澪田「ふふーん、こう見えても料理は結構得意なんすよ?」

もし本当ならギャップが凄い。

九頭龍くんが小動物可愛がってるくらいのギャップだ。

天海「まぁ、料理の話は後でするとして、今日はバンドの件で来たんです…」

澪田「あっ!まさか遂にメンバーが揃ったんすか…?」

天海「はい…」

澪田「うぉー!唯吹超ハイテンションっす!まさかこんな早く集まるとは思ってなかったっすよ!」

天海「ちなみにメンバーは王馬くんと最原くんです」

澪田「お、てことは唯吹の逆ハーレムっすね?」

天海「あ、確かにそうですね」

澪田「男子の力、楽しみにしてるっすね!」
 
澪田さんはバンドを結成できたのが余程嬉しかったのか、飛んだり跳ねたりしていた。

澪田「何はともあれ、天海ちゃん!唯吹のために本当にありがとうっす!」


それに対する天海の返答

下2まででコンマの高いほう
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 23:39:31.84 ID:KrGqiSB5O
別に俺も少し楽しみなところがあったのでお礼なんていいですyい
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 23:41:01.21 ID:W02101S3O
そんなに喜ばれるとこっちまで嬉しくなりますね
それじゃあいつから練習を始めますか?
346 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 23:44:09.05 ID:YQl1OvRR0
>>343 天海ちゃん→蘭太郎ちゃんに訂正
347 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/04(日) 23:56:35.00 ID:YQl1OvRR0

天海「別に俺も少し楽しみなところがあったので、もしお礼とか考えてるなら、何も返さなくていいっすからね?」

澪田「うぉ!やっぱ蘭太郎ちゃんは頼れる男っすねー!これからもまた頼るかもしれないっす……いいっすかね?」

天海「もちろん」

澪田「じゃあ練習は…毎週火曜日でどうっすか?終一ちゃんと小吉ちゃんには唯吹から伝えとくっす」

天海「分かったっす……火曜日が楽しみですね?」

澪田「蘭太郎ちゃんも楽しみにしてくれて唯吹は嬉しいっすよ!」

澪田「こ、こんな時はとめどなき衝動に任せて走るしかねーっす!」

そう言って、澪田さんは瞬く間に遠くへと走っていった。

澪田「蘭太郎ちゃーん!何してるんすかー?……蘭太郎ちゃんも一緒に走りましょうー!」

この瞬間、筋肉痛になることが決定した。
348 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 00:04:36.27 ID:NIHU9NDY0
相談解決!

『バンド結成!』
相談人:澪田唯吹
やっぱり島といったら、バンドっすよねー!いや、バンドじゃない?こまけーことは気にしたら負けっす!…で、蘭太郎ちゃんにはメンバーを集めて欲しいんすけど、お願いするっすよ?
報酬:希望の欠片二つ、好感度二段階増加

澪田さんの好感度が三段階上がった。(内一段階はクリティカルによる)

スキル
演奏アマチュアを手にいれた!(クリティカル効果)
効果:演奏コンマに+5

希望の欠片を二つ手にいれた!
349 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 00:18:17.40 ID:NIHU9NDY0

〜モノクマ劇場〜


モノクマ「はい、やってきましたモノクマ劇場の時間が!」

モノクマ「今回は開封中編だよ!」

ウサミ「わーい!楽しみでちゅ!」

モノクマ「あれれ?…ウサミ、いつの間にか戻ってきてたんだねー?」

ウサミ「もちろんでちゅ!モノクマなんかにあちしは負けないでちゅからね!」

モノクマ「だけど残念…!」ポチッ


ウサミ「わぁぁぁ!?強風に体が吹き飛ばされるでちゅぅぅ!!」


モノクマ「やっぱり一家に一台、強風スイッチだねー!…え?ただの扇風機じゃないかって?ナンセンスだね、火力が全然違うからね!」

モノクマ「じゃ、ウサミもいなくなったことだし見ていこうか!」

モノクマ「今回は、この四人だよ!」


九頭龍 >>350
山田 >>351
茶柱(現状、男死選択不可) >>352
夢野 >>353


モノクマ「うぷぷ……どうなるかなぁ?」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 00:24:08.10 ID:CKF4EBMRO
小泉
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 02:46:23.90 ID:FKIqQOnp0
不二咲さん
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 06:59:13.00 ID:IEGAAsWrO
夢野(書いたの喧嘩中だから朝日奈は避けてそう)
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 07:04:55.24 ID:c9kG4P0GO
王馬
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 07:40:31.26 ID:Mv5uHZkbO

生徒会として真昼ちゃん、苗木、アンジー、ソニアが一緒だし、バンドは澪田、王馬、最原が一緒でキャラが立ってきそうだね
朝日奈と転子も良かったし本当に安価からの文章を作るのが上手すぎる
次回は星、山田、ちーたん、九頭龍、夢野、つむぎあたりを目立たせたいな。特に最近目立ってない山田、九頭龍、つむぎ
355 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 09:42:32.22 ID:NIHU9NDY0
>>355 確かに、九頭はしばらく見てない感すごいですね


モノクマ「以上の結果になったね!」

九頭龍→小泉
山田→不二咲
茶柱→夢野
夢野→王馬

モノクマ「はい、開封作業も残り8人。後編は夕方の行動が終わったらだよ!」

モノクマ「ていうか、ボクの登場シーン少なすぎじゃない?」

モノクマ「あー、誰かボクの希望の欠片集めてくれないかなぁー!…あ、希望の欠片っていうより絶望の欠片かな?」

モノクマ「ま、そんなのどっちでもいいやー!とりあえずチャンネルはそのままで、後編で待ってるよ!」
356 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 09:47:18.68 ID:NIHU9NDY0

〜天海のコテージ(夕)〜



天海(抱えてる相談はもうないです……案外すぐ終わるものっすね)

天海(……夕方ですけど、何しましょうか?)


何しようか?

1、食堂へ行く

2、誰かと話す(キャラ指定も)

3、自由枠

下2まででコンマの高いほう
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 12:46:01.12 ID:Mv5uHZkbO
2九頭龍
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 12:48:29.05 ID:nGd4N7JOO
1
359 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 15:26:57.94 ID:A0vrdxzD0

〜コテージ前〜


天海(うーん……手持ち無沙汰で外出てきたは良いですけど、とくにやることないですね)

九頭龍「…」

天海(…あれは九頭龍くん、自分のコテージの前で佇んでますね)

九頭龍「…何だよ」

天海(あ、こっちに気づいた...)

天海「いや、何してるのかなって…思ってただけですよ」

九頭龍「…別に何もしてねーよ、ただ外の空気を吸ってただけだ…」

天海「へぇ…もしかして今空いてる感じですか?」

九頭龍「まぁな」

天海「じゃあ、少し俺に付き合ってくださいよ」



九頭龍への話題、一緒にすること、もしくは台詞。

下2まででコンマの高いほう

360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 16:33:59.44 ID:Mv5uHZkbO
最近の近況を聞く
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 16:37:41.44 ID:mO2EXqnjO
一緒に海で夕日でも見る
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 16:40:59.68 ID:mO2EXqnjO
クリティカル×2の奇跡だ
363 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 16:53:54.03 ID:NIHU9NDY0
え、なんですかこれ…対応に困りますね
364 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 16:54:50.02 ID:NIHU9NDY0
さすがにクリティカルどっちも適用はできない気が……
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 16:55:16.37 ID:mO2EXqnjO
こんなことあるんだって感じですね
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 16:56:58.96 ID:mO2EXqnjO
じゃあよくあるコンマ下1が偶数なら>>360奇数なら反対ってやつにしたらどうでしょう?
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/05(月) 17:16:36.14 ID:3JbAP0da0
どっちにしろ好感度は上がって欲しい
368 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 17:43:48.64 ID:NIHU9NDY0
良い案ですけど近況書いちゃったので、海もとりあえず書きます。
369 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 17:48:37.40 ID:NIHU9NDY0

九頭龍「まぁ、構わねーけどよ……退屈させるなよな?」

天海「それはもちろん」

俺と九頭龍くんは他愛ない話をしながら、足を進める。

特に向かう場所は決めていない。

天海「最近どうですか?」

九頭龍「どうって…」

天海「…友人関係の話です」

九頭龍「別に何もねぇよ…」

天海「何もない、なんてことはないはずです……君はこの六日間ずっと一人で居たわけじゃないんですから、ね」

俺は知っている、打ち上げ花火を楽しそうに打ち上げたことや、白銀さんに協力したこと。知らないものも合わせたらもっと多くあるはずだ。

九頭龍「だとしても、お前には関係ないはずだぜ、天海」

九頭龍くんはこちらに視線を向けることなく、忠告のような言葉を吐いた。

これ以上は俺に触れるなと、そう言っているようだった。
370 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 17:49:36.74 ID:NIHU9NDY0
undefined
371 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 17:50:16.39 ID:NIHU9NDY0
天海「関係ない…確かにそうかもしれないっすね。俺はただの一般人で、九頭龍くんは極道ですもんね」

九頭龍「…意外だな。綺麗事語ると思ったぜテメーなら」

天海「別に全面的に同意してるわけじゃないっす……しかもこれは九頭龍くんが生粋の極道だった場合です」

九頭龍「…俺がフェイクだって言ってんのか?」

天海「違いますよ…俺が言いたいのは九頭龍くんには二つの側面がある、っていうことです」

九頭龍「なんだそりゃ……イミフな話に付きあう時間は俺にはない、当たり前だろ?」

九頭龍くんは足を止めた。

彼はお前と話すのは時間の無駄だ、と行動で訴えている。

俺はそんな彼を気にせず前へ進んだ。
372 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 17:50:52.82 ID:NIHU9NDY0
天海「君だって気付いているはずなんです……自分は超高校級の極道だ、という側面と、もう一つは、自分は普通の人間だ、という側面…」

九頭龍「そんなバカなこと…」

天海「バカなこと言ってるつもりはありませんし、君をおちょくってるわけでもないです。でも、君の逆鱗に触れるかもしれないってのも重々承知です…」

彼は何も言わずに聞いていた。

天海「俺は九頭龍くんがこの学園に来る前について知りません。だから、これはあくまで予想なんですが……この学校に来てから九頭龍くんは変わったんじゃないですか?」

九頭龍「そんなわけ──」

天海「──断言できるなら、きっとそれは正しいんでしょうね。でもそこに1%の不純物が混ざっているなら話は別です」

九頭龍「……くそっ」

彼の表情からは迷いが見て取れた、まるで右往左往している旅人が次の目的地を詮索するかのような。

数多の思考の末、旅人は進むべき方向を見いだした。彼は止めていた足を再び前へと進めた。

人の心なんて何色にも染まる。それを俺はよく知っている。

だから彼もきっと変わったんだ。才能溢れる彼らと出会ったことで。

九頭龍「……ったくよ、テメーに説教垂れられるとは思わなかったぜ」

気が付くと、彼は俺を抜かしていた。

抜かされ際に、俺は肩を軽く叩かれた。

九頭龍「認めてやる。この俺、九頭龍冬彦は自分の変化にびびってる……どうしようもねぇバカ達のいる毎日っていう環境のせいでな」

彼は口は悪かったが顔はかすかに笑っていた。

この長い長い徒歩はこの後すぐに中断せざるを得なくなった。

歩む先が浜辺にぶつかったからだ。

俺達はそこで揃って足を止めた。
373 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 18:25:38.48 ID:NIHU9NDY0

夕日が綺麗だ、とはよく言うが、今日のものは格別その言葉が似合う様だ。

心地好い明かりは俺と彼の二人だけを照らす、スポットライトのような気さえした。

見ているものを安心させる、いやそれ以上の信頼感を催させるものが、天上から降り注いでいたのだ。

とかく、この時は自分が大きな存在だと思えたのだ。まるで神と契約したモーセのように、海さえも割れるのではないか、と。

天海「随分と…気持ちの良い輝きっすね」

九頭龍「……俺には合わねぇな」

天海「でも、嫌いじゃないんでしょう?」

九頭龍「まぁ」

先程まで止まることなく動かし続けた口は、今の状況下においてはただの飾りに成り下がっていた。

それくらい、ただぼんやりと空を眺める、ということを彼としていたかもしれない。
374 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 18:27:31.95 ID:NIHU9NDY0
九頭龍「……なぁ、天海」

天海「はい」

九頭龍「俺はさっき…自分の変化を認めるって言った…だが俺は一般人になることはできないし、なろうとも思わねぇ」

九頭龍「なぜなら俺は極道だからだ……嘘でも良いことをやっているつもりなんてねぇが、だがそれ以上に──」

海の波がここに来て強まり、ノイズでしかないそれは、この空間の一体感を崩した。

奇妙な錯覚はここで終えたのだ。

九頭龍「──自分の運命を変えるなんてできやしねぇんだよ」

夢が覚めたかのように、まわりの風景がはっきりと輪郭まで掴めるようになった。

そこには最早先程までの光景は存在せず、スポットライトを浴びる錯覚したものさえもいない。

日の入が終わり、ただ、そこには粛々とした夜だけが残った。
375 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 18:33:50.53 ID:NIHU9NDY0
九頭龍くんと仲良くなった気がする!

九頭龍の好感度が二段階上がった。

希望の欠片を二つ手に入れた。
376 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 18:51:14.80 ID:NIHU9NDY0

〜モノクマ劇場〜



モノクマ「空を自由に飛びたいな〜♪、あ!もう始まってるの!?ヤバイヤバイ放送事故だよ!?」

モノクマ「……コホン、えー、これより開封後編に入ります」

モノクマ「あ、今回はウサミいないんだねー!退治する手間が省けてハッピーだよ」

モノクマ「はい、では作業にはいりまーす……この四人が今回の対象です」


不二咲、星、小泉、澪田


モノクマ「さぁ、どうなるかな!」


不二咲 >>377
星 >>378
小泉 >>379
澪田 >>380
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 18:52:35.88 ID:mO2EXqnjO
九頭龍
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 18:53:43.48 ID:nGd4N7JOO
アンジー
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 18:54:39.24 ID:bxzUnGN6O
天海
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 18:55:31.90 ID:MEJComFYO
山田
381 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 19:23:58.77 ID:NIHU9NDY0

モノクマ「はい、以上の結果になりました」

不二咲→九頭龍
星→アンジー
小泉→天海
澪田→山田

モノクマ「うぷぷ、面白いねぇ!」


バンッ


ウサミ「わちしの役割を返してくだちゃい!!モノクマ!」

モノクマ「なんだよー、また邪魔にしに来たのか……って、その手にあるのはマジカルステッキ!?」

ウサミ「倉庫からわざわざ取ってきたんでちゅ」

モノクマ「くそぉ……こうなったらヤケだ、勝負してやるー!」

ウサミ「次回、モノクマ死す…でちゅわ!」
382 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 19:28:05.97 ID:NIHU9NDY0

〜天海のコテージ(夜)〜


天海(夜ですね……やたら今日は静かな気がします…)

天海(さて、どうしましょうか…)


どうしよう?
1、相談が来るか待つ(キャラ指定も、ウサミモノクマ不可)

2、寝る


下1で
383 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 19:28:38.12 ID:NIHU9NDY0
ミス、下2まででコンマの高いほうで
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 19:31:56.07 ID:MEJComFYO
1最原
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 19:33:24.43 ID:nGd4N7JOO
1王馬
386 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 19:53:21.27 ID:NIHU9NDY0


天海「てか毎日相談者来てますね……商売繁盛です、商売じゃないっすけど」

王馬「うんうん!天海ちゃんはよく頑張ってると思うよー!」バッ

天海「うわ、王馬くん」

王馬「なにそれ、ゴキブリを見つけた時の反応みたいじゃん」

天海「そりゃ……人のコテージにいきなり湧いてきたら、そんな反応にもなりますよ」

王馬「にしし、久しぶりに天海ちゃんを驚かすことができたね!オレ大満足だよ!」

天海「じゃあ、満足したなら帰って欲しいっす」

王馬「えー、オレ驚かせるために来たんじゃないけどなー」

天海「まさか…相談ですか…?」

王馬「当たりー!すごいな天海ちゃん、読心術でも使ったの?」

天海「そりゃそういうことになるっすからね……」

天海(王馬くんの悩みって…絶対まともなものじゃない気がするんですけど……)


下2まででコンマの高いほう
387 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 19:53:50.15 ID:NIHU9NDY0
王馬の相談、下2まででコンマの高いほう
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 19:57:53.67 ID:MEJComFYO
少し不穏な感じをぶっこむ

ここ3日間くらい夜の誰もいない遊園地に黒フードを被った2人組みが出入りしている噂があるんだよね
これはかつて遊園地で亡くなった人の霊って噂が立ってて不二咲ちゃんと夢野ちゃんあたりは怯えちゃってるんだよね
ねぇこの二人組の正体をオレらで暴いて逆にイタズラでビビらせてやるのってつまらなくないんじゃない?
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 20:05:21.42 ID:VwJTPTPjO
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/05(月) 20:14:53.55 ID:3JbAP0da0
残りの開封は、天海、朝日奈、アンジー、王馬?
391 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 20:32:00.15 ID:NIHU9NDY0
>>390 ですね

王馬「ここ3日間くらいなんだけどね、夜の誰もいない遊園地に黒フードを被った2人組みが出入りしている噂があるんだー」

王馬「そのフードはかつて遊園地で亡くなった人の霊って噂が立ってて、不二咲ちゃんと夢野ちゃんあたりは怯えちゃってるんだよね 」

天海「…一つ確認しますけど、嘘じゃないですよね?」

王馬「嘘?…オレは嘘なんかついたことないよー?」

王馬くんはきょとんとした顔で首を傾げた。

王馬「どうしてもオレが信じられないならさぁ、目撃者の夢野ちゃんとかに聞いてみたら?」

天海「…そこまで言われたら信じますよ…」

王馬「でねでね……この二人組の正体をオレらで暴いて逆にイタズラでビビらせてやるのってつまらなくないんじゃない?」

天海「もしそれが本当に幽霊だったらビビらせる、とかできる気がしないっすけど……」

王馬「あ、やっぱり悪の総統からの相談は受け辛かったりするー?……やっぱり世知辛い世の中だねー」

天海「いや、受けますよ…王馬くんが悪の総統でも友達ではありますから…」

王馬「……へー、やっぱり天海ちゃんに頼って正解だったね」

天海「まぁ、驚かせることはできるか分からないですけど暴くとこまでは何とかしますよ」

王馬「じゃ、見に行く時になったらオレに声かけてね」


相談を受けた!

『ウソつきと退屈しない噂』
相談者:王馬
相談内容:夜の遊園地に出る黒フード二人組。こいつら一体何なんだろうねー?全然関係ないけど、幽霊って人を驚かせるのが仕事らしいね。あ、もしかするとオレ幽霊に向いてたりするのかな?
報酬:王馬の好感度二段階上昇と希望の欠片一つと???
392 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 20:39:28.48 ID:NIHU9NDY0

〜ウサミ劇場〜


ウサミ「本日もウサミ劇場の時間がはじまりまちたー!」

モノクマ「うぅぅ……あのステッキさえなければ……がくっ」

ウサミ「今回は開封最終編でちゅ!……最後の四人はこちらでちゅ」

天海、王馬、朝比奈、アンジー

ウサミ「ではでは期待をこめて見ていきまちょうね!」


天海 >>393

王馬 >>394

朝比奈 >>395

アンジー >>396
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 20:44:30.93 ID:nGd4N7JOO
転子
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 20:44:55.28 ID:VwJTPTPjO
夢野
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 20:46:46.33 ID:4g7XA5EYO
転子
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 20:47:31.65 ID:7mFkcM5mO
苗木
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/05(月) 20:47:48.65 ID:3JbAP0da0
最原

ソニアの時に踏み台で展開と書いた自分は本当にバカ
398 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 21:10:52.35 ID:NIHU9NDY0

〜天海のコテージ〜


天海(六日目終わりましたね……何だかすごい詰め込まれた日に感じました)

天海(……明日で一週間ですね、早いようで遅いようで…って感じですね)

天海(何はともあれ疲れたので寝ます……おやすみです…)
399 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 21:18:01.28 ID:NIHU9NDY0

好感度表

<3>
九頭龍、澪田

<2>
星、小泉、アンジー

<1>
山田、不二咲、ソニア、苗木、九頭龍、茶柱、朝比奈

<0>
他全員
400 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 21:18:49.27 ID:NIHU9NDY0
訂正です。すみません

好感度表

<3>
九頭龍、澪田

<2>
星、小泉、アンジー

<1>
山田、不二咲、ソニア、苗木、茶柱、朝比奈

<0>
他全員
401 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 21:20:29.64 ID:NIHU9NDY0
希望の欠片

小泉2/6

澪田2/6

アンジー1/6

夢野1/6

星2/6

九頭龍2/6

山田1/6

不二咲1/6
402 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 21:35:20.45 ID:NIHU9NDY0
スキル表(敏腕企画運営委員長前回から修正)

写真家見習い
写真撮影コンマ判定に+10

敏腕企画運営委員長
企画関連コンマ判定に+5

演奏アマチュア
演奏コンマ判定に+5

<↓初期スキル>(付け忘れてたため至急追加)

中性顔
女装コンマ判定に+15

料理上手
料理コンマ判定に+15

本好き
本関連コンマ判定に+15

超高校級の???
屋外でのコンマすべてが対象、1〜3もクリティカル扱いに。
403 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 21:45:01.29 ID:NIHU9NDY0

〜七日目(日)・天海のコテージ〜


天海「……最近、気がついたんすけど俺目覚め良いタイプですね」

天海「この生活はいつ起きても大丈夫らしいっすしね……まぁ、だからといってずっと寝てるなんてことはしないですけど」

ウサミ「天海くん、おはようでちゅ!」スッ

天海「もう驚かないっすよ?……いきなり湧いてくるのも見飽きました」

ウサミ「がびーん!?なぜかわちし飽きられてるー!?」

天海「それで、何の用ですか?」

ウサミ「そうそう…先日提出していただいたらーぶらーぶチケットなんでちゅけど、皆さんのスケジュールが組めたので天海くんに渡しに来たんでちゅよ!」スッ

ウサミ印のスケジュール帳を手に入れた!

天海「ありがとうございます」

ウサミ「では、引き続きアイランド生活を楽しんでくだちゃいねー!」
404 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 21:54:37.50 ID:NIHU9NDY0

天海(このスケジュール帳、ちょっとした説明が書かれてるっすね…)ペラ

<らーぶらーぶチケットについて>

『予定の時刻が決まちたらウサミかモノクマが誘った人と誘われた人のもとにいきまちゅ

マジカルステッキパワーでらーぶらーぶチケット使用中は、二人は他の誰も認識することができないでちゅし、逆に誰も二人を認識することができまちぇん。二人っきりの世界でちゅから仲良くならざるを得ないはずでちゅ!』

天海(……認識できなくなる?、そんなおかしなことあるわけない…っすよね?)
405 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 22:07:08.37 ID:NIHU9NDY0

天海(あ、日程が書かれてるっすね)

7日目(日) 小泉
8日目(月) ソニア
12日目(金) 茶柱

天海(俺はあんまり喋ってない茶柱さんを選んだわけですけど、ソニアさんに小泉さん…?)

天海(ま、彼女達がなんで俺にしたかは分からないっすけど…)

天海(……気楽にやりたいものですね)

天海(てか、火がバンドで、水が企画設営で、木が企画当日だから……俺のスケジュールきちんと把握してるんすね、あの先生)
406 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 22:13:54.05 ID:NIHU9NDY0

〜天海のコテージ〜


ウサミ「天海くん、読み終わりまちたかー?」スッ

天海「あ、はい」

ウサミ「では本日は小泉さんが使ったチケットがあるので、それを消化していきまちゅよ!」

天海「分かったっすけど…ヘヴィスケジュールっすね…」

ウサミ「らーぶらーぶのためでちゅからね!……いきまちゅよー!」

ウサミ先生はマジカルステッキ?を振り回し、俺へと向けた。

ウサミ「らーぶらーぶチケット使用でちゅ!」

次の瞬間、世界が暗転した。

407 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 22:34:12.16 ID:NIHU9NDY0

〜二番目の島・中央〜


天海「いてて…」

尻餅をつき、思わず腰を押さえる。

天海「……ここは?」

小泉「二つ目の島みたいね……普段遠くて、あまり来ないから馴染みないけど」

後ろを振り向くと小泉さんの姿があった。

天海「なるほど……一瞬、どこか別世界に飛ばされた気さえしましたよ」

小泉「ま、その気持ち分からなくはないよ」

天海「……つまり、丸一日この島で過ごせってことなんすかね?」

小泉「うん、たぶんね」

天海「あ、一つ聞きたいんすけど……どうして俺なんかを選んだんすか?……ま、大方何となくだとは思いますけど」

小泉「えっと…」



小泉の台詞、下2まででコンマの高いほう
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 22:37:34.14 ID:7mFkcM5mO
カメラの撮り方教えてほしいんでしょ?
色々バタバタしちゃってまともに話せてないし…この機会に折角だから改めて教えてあげるよ
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 22:40:39.98 ID:nGd4N7JOO
天海さ、皆に頼られて、皆のために色々頑張ってるよね?その姿を見ててすごいなって思ってさ
今日くらいはそういうの忘れちゃってゆっくり休んで一緒に思いでの写真とらない?ここに私とあんたがいたっていう証を残したいからさ
410 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 23:08:30.43 ID:NIHU9NDY0

小泉「天海さ、皆に頼られて、皆のために色々頑張ってるよね?その姿を見ててすごいなって思ってさ…」

小泉「だから私が今日はあんたを癒してあげる」

天海「小泉さん…」

小泉「今日くらいは毎日のしがらみ忘れちゃってゆっくり休んで一緒に思い出の写真とらない?、ここに私とあんたがいたっていう証を残したいからさ」

彼女はそう言った後、柄じゃないけど、と付け足した。

恥ずかしそうにしてる彼女を見て、少し勇気を出して、俺に労いをかけてくれているのだと分かった。

天海「そうですね…色々な写真をたくさんとりましょう」

小泉「うん」

天海「で、何処へ行きますか?……普段なら俺がリードしたほうがいいんですけど、今回は状況が状況ですからね……小泉さんにお任せします」

小泉「ええと…」


どこに行こうか?
1、ドラッグストア

2、図書館

3、遺跡

4、ダイナー

5、ビーチハウス

6、チャンドラビーチ

7、その他ありそうなもの

下2まででコンマの高いほう
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 23:18:11.42 ID:7mFkcM5mO
2
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 23:19:07.24 ID:LN52VJDFO
4
413 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 23:30:59.34 ID:NIHU9NDY0

〜図書館〜


天海「図書館っすね……普段は喋っちゃいけない場所ですけど、生憎居るのは俺と小泉さんだけですからね」

小泉「……なんか物凄く静かだね」

天海「何処に行っても誰もいないわけなんすけど……やっぱり図書館って静かな空間すよね」

天海「さて、この場所で何しましょうか?」

小泉「うーん…」


図書館ですることor起きるイベントor小泉の台詞

下2まででコンマの高いほう
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 23:32:10.72 ID:LN52VJDFO
ラッキースケベが起きる
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 23:34:31.04 ID:nGd4N7JOO
天海って好きな子とかいるの?
ほらっ私以外の皆可愛いし誰か好きな子とかできたかなって思って
416 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/05(月) 23:51:12.39 ID:NIHU9NDY0

小泉「そうだ!……あんたって確か本好きだよね?」

天海「まぁ、そうですね」

小泉「あんたが読んでるところとか写真として良いと思うんだよね……だからさ、自由に本選んだり、読んだりして…私は見てるからさ」

天海「読書してる写真とか…何だか恥ずかしいですね……わかりました」

小泉さんに言われた通り、俺は自由に歩き回り本を漁った。

しかし、この図書館かなり巨大だ。

脚立がなければ取れない領域も多々ある。

天海「……」ペラ

小泉さんはそんな俺の様子をフィルターに収めていた。

俺は一冊の本を手に取り、小泉さんのほうに戻った。

天海「小泉さんは読書したりしないんですか?」

小泉「うん、あんまりしないかな。風景の写真とか他国のガイドブックとか見るのは好きなんだけど…」

天海「じゃ、たまには読書するのも悪くないんじゃないっすか?……もちろん良い写真が撮れた後にですけど」

小泉「確かに…悪くないかもね」 

俺は席に座り、先程持ってきた本を軽く速読の要領で読み進めた。
417 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/06(火) 00:22:29.38 ID:AfrbpdzI0
速読でも、それを読み終わらせるのに三十分くらいはかかった。

小泉さんはというと、図書館の中を歩き回り、時折、こちらの様子を撮っていた。

どうやら撮影と本探しを並行してやっているようだ。

天海「読み終わりました……小泉さんは何か良い本見つかりましたか?」

遠目から彼女にそう声をかけた。

小泉「うん、今見つけたんだけど……ちょっと高い所にあってね」

お目当てのものは一番上の列にあるようだ。

天海「向こうに脚立があるので、それそっちに今持ってきますよ」

足場に使うであろう、それを抱えて彼女のほうへと向かった。

小泉「ありがと」
418 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/06(火) 00:25:32.57 ID:AfrbpdzI0

彼女は脚立を足場に本へと手を伸ばした。

天海「気を付けてくださいね……結構、高さあるので」

小泉さんが手を伸ばしている先の本は、世界の観光名所大全、的な本だった。

大全系だからか、やたら分厚いものに見える。

小泉「だ、大丈夫よ」

彼女は本を掴んで引き抜き、そのまま、くるりとこちらに振りむいた。

問題なく出来たということを示したかったのだろう。

だが彼女の持っている本が、思いの外重かったのか、次の瞬間バランスを崩した。

天海「危ない……!」

瞬間的に危険を感じた俺は、彼女のほうに手を伸ばしていた。

彼女を受け止める形で落下を防ぐ算段だった。

幸い彼女が転落する音が、この静寂とした空間に響くことはなかった。

小泉「ひゃっ!?」

危なかった。

小泉さんは無言でぷるぷる震えていた。

もしかすると怖かったのだろうか?

だがその視線は俺の右腕にあることに気付き、俺は自分の右腕のほうを──

天海「あ……」

右手は彼女の胸を思いきり捉えていた。まさしくクリティカルヒットだ。左手は腰の部分を支える状態だったため問題はなかったが。

小泉「……いつまで」

天海「……あ、あ」

小泉「…いつまで触ってるのよ、この変態っ!!」

弁明は不可能。

どうして触ってることに気付かなかったなどと言えようか?

彼女は顔を真っ赤にさせて、俺へとタックルをかましてきた。
419 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/06(火) 00:36:09.56 ID:AfrbpdzI0

小泉「…さ、さっきのことは忘れなさいよ?」

天海「は、はい…」

小泉さんは視線を俺から反らしながら言った。

小泉「……なら良いんだけど」

天海「………」

小泉「………」

しばしの沈黙が流れた。話かけたほうがいいのか?、ただ俺は今反省中だから下手に出るべきじゃない気もする。

ただ俺にはこの沈黙が耐えられなかった。図書館という場所が沈黙に拍子をかけている。

天海「あー、えーと……ここでは結構写真とったので、他の場所にいきませんか?」

小泉「そ、そうだね」


どこに行こうか?
1、ドラッグストア

3、遺跡

4、ダイナー

5、ビーチハウス

6、チャンドラビーチ

7、その他ありそうなもの

下2まででコンマの高いほう
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 00:41:24.75 ID:mDlZZZUeO
5
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 00:41:50.52 ID:xleDBSo3O
3
422 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/06(火) 00:48:39.91 ID:AfrbpdzI0

〜ビーチハウス〜


天海「ここは水着の貸出しと、そのための着替えの場……って感じですね」

小泉「そうだね……夏って感じがするよ」

天海「さて、ここでは何をしましょうか?」

小泉「そうだなぁ…」


ビーチハウスですることor起きるイベントor小泉の台詞

下2まででコンマの高いほう
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 00:49:41.19 ID:xleDBSo3O
水着に着替えて泳ぎにいく
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 00:52:26.44 ID:wY8PPjsnO
天海…ここにいるとね何でかわからないけれど怖い気持ちになるんだ
ごめんね…少しの間だけ何も言わずにそばにいてもらっていい?すぐ落ち着くと思うから
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 00:53:30.05 ID:wY8PPjsnO
真昼ちゃんゾロ目にさせる力を持っているのか
426 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/06(火) 00:54:13.22 ID:AfrbpdzI0
ここでクリティカルとか狛枝かな?
427 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/06(火) 01:15:07.40 ID:AfrbpdzI0

小泉「その前にさ…少しいいかな?」

そう言う小泉さんの様子はどこかおかしかった。何かに怯えている、そんな様子だ。

天海「どうしたんですか…?」

小泉「ここにいるとね……何でかわからないけれど怖い気持ちになるんだ 」

理由は分からなかった。ただ彼女が本気で恐怖していることが所々の動作から見てとれた。

天海「場所変えたほうが良いかもしれませんね……出ましょうか」

小泉「ま、待って……足すくんじゃって…動かないみたい…」

天海「……」

何も言えなかった。普段男勝りな一面のある女の子がここまで弱っている様子を見て、唖然としてしまった。

小泉「ごめんね…少しの間だけ何も言わずにそばにいてもらっていい?すぐ落ち着くと思うから…」

 
天海の反応、台詞、行動

下2まででコンマの高いほう
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