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THE3名様〜花陽にラブソングを〜
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 10:29:03.62 ID:LLOCRSB40
「本性」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1564450143
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 16:48:04.87 ID:LLOCRSB40
海未「全く。穂乃果にも困ったものです」
絵里「結局、助けてあげたの?」
海未「今回で最後です」
凛「と言いつつ毎回助けてあげてるよね」
絵里「留年されても困るものね」
海未「いっその事留年した方が穂乃果の為になるかもしれませんが」
絵里「それは随分な荒療治ね」
海未「だって毎回泣きついてくるんですから。いつまでも子供みたいに」
絵里「追い詰められると人間って本性が現れるからね」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 16:56:10.18 ID:LLOCRSB40
凛「そうなの?」
絵里「そうよ。にこや穂乃果なんてその最もな例じゃない」
凛「ん〜確かににこちゃんって追い詰められるとアイドルキャラで誤魔化そうとするかも」
絵里「でしょ?」
凛「真姫ちゃんも追い詰められるとイミワカンナイって言うか口籠るかも」
絵里「いやそれは…」
凛「海未ちゃんはすぐに恥ずかしいですってなるし」
海未「なっ!?それは…」
凛「絵里ちゃんはお家に帰っちゃうもんね」
絵里「そ、それは違うから!!」
凛「え?」
絵里「あれは…あの…そう!冗談で書いただけだから!」
凛「う、うん」
絵里「ヨソで言っちゃダメだからね!」
海未「絵里…もしかして追い詰めらてますか?」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/30(火) 18:41:18.84 ID:mTEnjmdUO
3名様きたー
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 18:50:15.20 ID:lQbnJ3iVO
「カロリー」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 18:54:03.14 ID:lQbnJ3iVO
穂乃果「杏仁豆腐ってさ」
花陽「うん」
穂乃果「豆腐って言うくらいだしカロリーってないよね。多分」
花陽「うん」
穂乃果「って事は…別に食べても太らないよね?」
花陽「太らないと思います」
穂乃果「よしっ!じゃあ…」
ことり「あの…二人共…」
穂乃果「何かな?」
ことり「杏仁豆腐は豆腐ではないし…カロリーもそこそこあるよ?」
穂乃果「え?そうなの?」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:10:41.16 ID:lQbnJ3iVO
ことり「そもそも糖質も高いし…」
穂乃果「そ、そんな…杏仁豆腐ですらカロリーが高いなん…」
花陽「目から鱗だよぉ」
ことり「で、でも他のスイーツに比べればカロリーは低いかも」
穂乃果「やっぱり!」
花陽「だよね、だよね!」
ことり「う、うん」
穂乃果「やっぱり、そうなんだよ。ケーキを食べるより全然マシなんだよ」
花陽「そうだよね」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:17:08.99 ID:lQbnJ3iVO
穂乃果「って事はだよ?杏仁豆腐を二個食べたとしてもケーキと同じくらい?」
ことり「ど、どうだろ。正確には…」
花陽「二個食べてもケーキと同じカロリーなんて。やっぱり凄いね!杏仁豆腐!」
穂乃果「だねぇ。よしっ、杏仁豆腐、二個頼んじゃえ!」
花陽「私も!」
穂乃果「ことりちゃんは?」
ことり「私は…大丈夫かな」
穂乃果「そっか。チーズケーキそんだけ食べてるもんね」
ピンポーン
店員「お待たせしました」
穂乃果「杏仁豆腐四つください!」
店員「かしこまりました」
穂乃果「いや〜デザート食べても太らないなんて天国だね!」
花陽「うん!」
ことり「二人共、杏仁豆腐の落とし穴にすっかりハマってるよ。パクっ…チーズケーキ美味し」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:22:54.21 ID:lQbnJ3iVO
「運動神経」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:27:50.03 ID:lQbnJ3iVO
にこ「そう言えば今日…」
絵里「何?」
にこ「授業中に外を見てたらさ」
絵里「授業中にどうして外を見る事があるの?それは話を聞いてないって事?」
にこ「いや、チラッと外を見てただけで」
絵里「本当?」
にこ「本当よ。何?にこの言う事が信じられないの?」
絵里「うん」
にこ「うんって」
希「まあまあ、えりち。そう決めつけんと」
にこ「のぞみぃ」
希「せっかく、にこっちが超面白い話をしてくれるって言うんやから最後まで聞こうよ」
にこ「やっぱり、あんたも嫌いだわ」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:34:33.91 ID:lQbnJ3iVO
希「冗談やって。で、何があったん?」
にこ「あんたのせいで凄い話しづらいんだけど」
絵里「もう。どっちなのよ」
にこ「あのさ、あんたが最初に腰の骨を折ったんだからね!細かい事でグダグダと言い始めたんだから!」
絵里「それを言うなら話の腰を折るでしょ?」
希「えりち大怪我やんか」
絵里「ねえ?」
にこ「う、うるさいわね。本当に細かいんだから!」
絵里「今のは細かいどうなじゃないわよね?」
希「なあ?」
にこ「もう、いいわよ!話してあげないから」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:40:46.26 ID:lQbnJ3iVO
希「ごめん、ごめん。にこっちの反応が可愛い過ぎたから、つい」
にこ「くっ、子供扱いして」
絵里「大人扱いしていいならそれ相応の対応はするけど?そのかわり気をつけて話しなさいよ?」
にこ「…それなりで結構です」
希「ほんと面白いな、にこっちって」
絵里「ね!」
にこ「くっ、からかってからに…」
希「それで〜どうしたん?」
にこ「だから…今日、授業中になんとなく外をチラッと見てたら」
希「見てたら?」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:50:30.49 ID:lQbnJ3iVO
にこ「一年生が体育の授業をしてたのよ。ソフトボール」
絵里「あっ!やってたわね!私もちょうど外を見てたら花陽が打席に立っててね。がんばれ〜って心の中で応援してたのよ。三振しちゃったけど花陽ったら可愛いから」
にこ「ちょっと待って!人の会話を奪ってるし」
絵里「あっ、ごめん」
にこ「あんたも授業中に外を見てるじゃない!」
絵里「…私の席、窓際だから。それに花陽が打席に立ってる時だけだし…本当に…」
にこ「だから何よ!人の事散々言っておいて!」
絵里「あはは…ねえ?」
にこ「ねえじゃないわよ!全く!で、私が外を見てた時はちょうど凛が打席に立ってて」
希「おおっ!今度は凛ちゃんが」
にこ「うん。凛って運動神経良いからソフトボールも出来るのかなぁって思って見てたら」
希「うん!」
にこ「見事、バットに当てて」
希「うん
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 20:55:12.81 ID:lQbnJ3iVO
にこ「凛が打ったボールがにこの教室に入って来たのよ。で、それをたまたま授業中に手を挙げた子がキャッチしたの。本当にたまたま」
絵里「お、思ったより凄い話だったわね」
にこ「皆んなビックリし過ぎて教室が一瞬静まり返ったもの」
希「芯を食ったんやろうなぁ」
絵里「それだけで説明つかない様な気もするけど…」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:10:25.96 ID:lQbnJ3iVO
「長期連載」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:13:42.60 ID:lQbnJ3iVO
凛「でね〜にこちゃんにイタズラしたら怒っちゃって」
希「ついてないね」
凛「でしょ?」
穂乃果「……」ペラッ
凛「穂乃果ちゃん。なんで漫画読んでるの?」
穂乃果「あっ、ごめん。今日発売日で皆んなが揃うまでと…」
凛「ふ〜ん。今日、アレ載ってた?」
穂乃果「アレ?あ〜載ってるよ。先週休載だったからね」
凛「最近多いよね」
希「長期連載してると仕方ないんやない?漫画家さんだって休みは欲しいやろ」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:19:36.14 ID:lQbnJ3iVO
穂乃果「まあね。でも、買って載ってないと分かった時のガッカリ感と言ったら…」
凛「分かるにゃ〜」
穂乃果「で、今週はまあ面白いから良いんだけどね。多分、何年か前にも同じ題材でやってた様な気がするんだよね」
希「それは一話完結の長期連載だとあるあるやなぁ」
穂乃果「しかもさぁ、前と結末が微妙に違うから矛盾が生じると言うか…」
希「あまり深く考えずに読んだらええんやない?」
穂乃果「まあね。深く考えだしたらキリがないもんね。登場人物なんて全員初期の頃と全然性格違うし」
凛「思い出した様に全然出ていなかったキャラが登場したりするよね!」
穂乃果「そうそう。急にね」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:28:20.65 ID:lQbnJ3iVO
希「あとアレな!主要人物の家族の顔とか設定が変わってたりな!」
穂乃果「あるある。初期設定だと弟がいたはずなのに妹になってたりね!」
凛「登場人物の学年が変わってたりなんかもあるよね!あれ?このキャラ登場した時は二年生だったのに…みたいに!」
穂乃果「あと、最初の方を読み返すとさ。このキャラ今ならこんな台詞言わないよみたいなのもあるよね〜」
希「あるなぁ。長期連載だから起こるんやろうなぁ」
穂乃果「漫画だしねぇ。現実世界でそんな事が起こったらビックリしちゃうよね!」
希「そりゃあね。明日からウチが二年生になってたらビックリするやろ?」
穂乃果「ビックリする」
凛「にこちゃんだったらあり得そうだけどね」
希「そうやね!」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:34:32.11 ID:lQbnJ3iVO
「ショッピング」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:40:39.07 ID:lQbnJ3iVO
ことり「でね、明日絵里ちゃんと渋谷にショッピングに行くんだけど…」
凛「うん」
絵里「凛も一緒にどうかなって」
凛「原宿に?」
ことり「うん。と言うよりもね凛ちゃんと一緒に行きたいねって絵里ちゃんと話してたの」
凛「凛と?なんで?」
ことり「私のお気に入りのお店があるんだけど、凛ちゃんにすっごく似合いそうな服があるの」
絵里「ことりからその話を聞いて実は私も凛に良いかなって思ってた服を渋谷で見つけて。じゃあ、凛を誘って行こうかって話になったのよ」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:51:24.92 ID:lQbnJ3iVO
凛「そうなんだ。でも…凛もあれ以来スカートを履く様になったしお洒落も楽しいなって思うけど」
絵里「けど?」
凛「凛に渋谷とか原宿とか原宿は…ちょっと早くないかなって…。まだ凛は鶴見中継所に着いたくらいで…」
絵里「えっと…随分と分かりづらい例えをするじゃない」
凛「そうかな?」
ことり「私はしっくり来たよ」
絵里「まあ、それは置いといて。私とことりも一緒に行くんだし。ね?」
ことり「うん。凛ちゃんに似合うお洋服いっぱいあるんだよ」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 21:59:42.84 ID:lQbnJ3iVO
凛「ん〜そうだね。ことりちゃんと絵里ちゃんが居れば心強いもんね」
絵里「じゃあ決まりね!」
凛「うん」
ことり「やったぁ!楽しみだなぁ〜。ずっと凛ちゃんと一緒に行きたいと思ってたの!」
凛「そ、そんなに?」
ことり「そんなになの。だって、凛ちゃんずっと興味ないのかな〜って思ってたから。だからね、私凄い嬉しいの」
凛「そ、そっか。思ったよりも喜んでるから少しビックリだけど。何だか凛も嬉しいにゃ〜」
絵里「ふふっ。じゃあ、明日は早くから行くつもりだし今日は解散しましょうか?」
ことり「そうだね。あ〜今日楽しみ過ぎて眠れないかもしれないなぁ。うふふ、遠足の前の日の穂乃果ちゃんみたい」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 22:04:44.43 ID:lQbnJ3iVO
凛「なんか、ことりちゃんと絵里ちゃんでも温度差が若干ありそうだにゃ」
絵里「若干ね。でも、それだけ嬉しいのよ。ことりは」
凛「うん。あっ!渋谷だよね?」
ことり「うん。そうだよ!」
絵里「何かまずいの?」
凛「違うの。えっと…実は…どうしよう。こんな女の子っぽい会話した後に言うの少し恥ずかしいだけど…」
絵里「なあに?」
凛「あのね…実は…実は…渋谷に行ってみたいなって思ってたラーメン屋さんがあって。渋谷に行く機会なんてなかったから…」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 22:08:43.18 ID:lQbnJ3iVO
ことり「そうなんだ。じゃあ、お昼はそこで食べようか?」
絵里「そうね」
凛「いいの?」
ことり「うん。楽しみがもう一つ増えたね」
凛「うん!楽しみだにゃ〜。そこのラーメンはスタミナラーメンなの」
絵里「へ〜そうなの」
ことり「えっと…スタミナラーメン?」
凛「そうだよ!何で?」
ことり「えっと…やっぱり原宿にしようか?」
凛「え?どうして?」
絵里「ことりの中で何があったのよ…」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 22:14:06.01 ID:lQbnJ3iVO
「ドーナツ」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 22:22:47.49 ID:lQbnJ3iVO
穂乃果「あのね、昨日凄い真理にたどり着いたんだけど。聞きたい?」
真姫「いい。興味ない。遠慮しておきます」
穂乃果「えぇ…そんな食い気味に…絵里ちゃぁぁん」
絵里「はいはい。どんなお話し?」
穂乃果「あのね、昨日のオヤツがドーナツだったんだよ。私と雪穂で一個ずつしかなくてね」
真姫「一個食べれば十分でしょ」
穂乃果「いやぁ。足りないよぉ。デザートは別腹だもん」
真姫「ドーナツってデザート?思いっきり炭水化物なんだけど…」
穂乃果「そんな事言っても足りないんだから仕方ないじゃん」
絵里「なあに?もしかしてドーナツの穴の分が勿体ないなぁとか思ったり?」
穂乃果「その通り!絵里ちゃん鋭い!流石賢い!」
絵里「そ、そう?」
真姫「おめでとう。穂乃果と同じ思考回路をしてたのね」
絵里「ち、違うの。穂乃果ならって推理をしただけで!」
穂乃果「絵里ちゃん。そんなに否定しなくてもよくない?」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/30(火) 22:30:13.19 ID:spnBxuhVO
>>24
にんにくか…
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 22:35:14.14 ID:lQbnJ3iVO
絵里「いや…」
穂乃果「まっ、良いんだけどさ。まあ思ったんだよ。ドーナツの穴の部分も詰まってればその分食べれるのになって」
真姫「あのね。あの穴は別にくり抜いたりしてる訳じゃないのよ。トーラスドーナツって言ってね作る際に中まで火が通る様にああ言う形をしてるのよ。竹輪と一緒。最初からその分の生地しかないんだから勿体無いも何もないのよ」
穂乃果「うわぁ。理屈っぽいなぁ」
真姫「…私怒って良いわよね?」
絵里「落ち着きなさい。店内よ」
真姫「…そうね。こんなくだらないことで怒るのも馬鹿みたいだしね」
穂乃果「凄い自分に言い聞かせてるね」
真姫「誰のせいだと思ってるのよ!誰の!!!!」
穂乃果「怒ってるじゃん…」
真姫「ったく。何が真理よ!って言うか何処が真理なのよ!!!」
絵里「真姫…もう一度言うけど店内だから」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 22:44:27.65 ID:lQbnJ3iVO
穂乃果「いや、本当に真理なんだよ!最後まで聞かないからさ」
真姫「じゃあ、最後まで聞いてあげようじゃない!くだらなかったら覚悟しておきなさいよ」
穂乃果「う、うん」
絵里「お願いだから店内で騒がないでね」
穂乃果「あのさ、さっき言ったじゃん?ドーナツの穴の中まで詰まって居れば良いのになぁって」
真姫「それが何よ?」
穂乃果「だからね。あの穴に詰まってるテイでね」
真姫「テイで?」
穂乃果「そう。詰まってるテイで穴から食べ始めるんだよ」
真姫「はあ?」
穂乃果「ほら?穴の部分は元々ないんだから食べても変わらないでしょ?って事はいくら食べても無限になくならないんだよ。ドーナツが。なくならないって事はずっとドーナツを食べていられるし元々ないんだからいくら食べても太らないと言う…」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 22:53:01.24 ID:lQbnJ3iVO
絵里「何よ…そのミステリーは…」
真姫「ミステリーじゃないわよ。ファンタジーよ…」
穂乃果「だからね…あの…私が言いたいのは0を1とすれば1が0になってもまた1に戻せると言う大発明で」
絵里「それで穂乃果が満足出来るなら別に構わないけど…」
穂乃果「そこはもう…思い込むよ」
絵里「そう…なら良いけど」
真姫「どうすればそう言う発想に繋がるのかしら。なんだか穂乃果の事を天才なんじゃって思い始めてきたわ」
穂乃果「本当!?」
真姫「すぐに我に返ったけど…」
穂乃果「なんだぁ」
絵里「それで…結局ドーナツはどうしたの?まさかまだ食べてない訳じゃ」
穂乃果「まあ…食べたよ。何なら雪穂の分まで」
絵里「ええ…結局?」
真姫「まさかと思うけどその0を1に理論を雪穂ちゃんに説いてないわよね?」
穂乃果「あはは…」
真姫「凄い腹が立ったでしょうね。雪穂ちゃん」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 23:33:46.25 ID:lQbnJ3iVO
「おもてなし」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 00:07:32.21 ID:cCCRojlXO
穂乃果「海未ちゃん様々だよ〜」
凛「本当だにゃ〜。助かったよ〜海未ちゃん」
海未「本当…大変でしたよ。自分で言うのもなんですが…よくやったと思います」
穂乃果「珍しいね。海未ちゃんが自画自賛するなんて」
凛「本当に大変だったんだね」
海未「大変でした。二人にたった一つの英文を理解させるだけであそこまで苦労するとは思いませんでしたから」
穂乃果「いや〜あの場に真姫ちゃんとか希ちゃんが居れば労力を分散出来たんだけどね。今日は三人だったからね〜」
海未「今日の件は山を制覇したあの達成感に通じる物を感じました」
凛「そこまでなんだ」
海未「そこまででした。だって…私なりに噛み砕いて説明しても返って来る言葉は何で?の一言…」
凛「テスト勉強の時真姫ちゃんも同じ事言ってたにゃ!」
穂乃果「自慢出来る事じゃないよ〜あはは」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 00:19:13.36 ID:cCCRojlXO
海未「あの…穂乃果もですからね」
穂乃果「分かってるよぉ〜。だから、今晩は海未ちゃんをおもてなししてあげるからさ。ね?」
凛「ねー」
海未「別にいいのに」
穂乃果「何して欲しい?」
海未「特に…あっ!では、今度登山に付き合って貰ったり!」
凛「以外で!」
海未「即答…」
穂乃果「この場で限りだよ」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/31(水) 17:07:18.10 ID:lm+02K2OO
クスッとくるネタ満載でいいなぁ
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 20:52:47.11 ID:jmOcp2570
海未「別に本当におもてなしなど」
穂乃果「まあまあ。そんな事言わずに」
海未「ん〜…分かりました。では、お言葉に甘えるとしましょう」
穂乃果「じゃあ、早速ご飯を食べさせてあげるね!あ〜ん」
海未「あの…それは遠慮して…」
穂乃果「遠慮しないで!ほらほら〜」グイグイ
海未「ちょ、ちょっと…いたい…いたいです。自分のペースで食べますから!」
凛「海未ちゃん!飲み物は?」
海未「はあ…はあ…頂きま…ブフォ」
穂乃果「海未ちゃん!?」
海未「ケホッ…ゴホッ…これ炭酸じゃないですか」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 20:56:55.56 ID:jmOcp2570
凛「うっかりしてたにゃ〜」
海未「何やっているんですか!!」
穂乃果「そんな吹き出す程なんだ転々」
海未「もぉ…制服が…」
穂乃果「拭いてあげるよ」
海未「結構です」
穂乃果「えっ…なんで?」
海未「何もしないでください。私の事をもてなしたいと思うのであれば何もしないで下さい。後生ですから」
穂乃果「そ、そこまで言うなら…」
凛「おもてなしって思ったより簡単だね」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 21:07:05.39 ID:jmOcp2570
「ABC」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 21:18:36.26 ID:jmOcp2570
海未「実は絵里に教えて欲しい事があるのですが」
絵里「私に?」
海未「はい」
絵里「何かしら?」
にこ「何よ?絵里じゃなきゃダメなの?」
海未「ダメと言う訳では。ただ、絵里に聞くのが一番かと…」
にこ「あっそ」
絵里「私で答えられる事なら何でも聞いて」
海未「ありがとうございます。恋について何ですけど」
絵里「えっ!?」
にこ「ブフォ。ちょっと!人がジュース飲んでる時に衝撃発言しないでよ!」
絵里「え?何?海未…恋してるの?誰?私の知ってる人?」
にこ「ちょっと!μ'sは恋愛禁止だからね!」
海未「ち、違います。作詞をするにあたって。私は…その…ないので」
絵里「あ〜…なるほど!そう言う事」
にこ「何よ、アホらし」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 21:25:13.06 ID:jmOcp2570
海未「なっ、私は勇気を出して聞いたんですよ!それなのにアホらしいなんて…酷いです」
にこ「わ、悪かったわよ。だってさ…」
絵里「ごめんね、海未。勇気を出して聞いてくれたのに力になれそうにないわ。私も経験ないから…」
海未「そ、そうなんですか?」
絵里「ごめんね」
にこ「あのさ。何で絵里だけに聞いてにこには聞かなかったわけ?」
海未「にこもないでしょ?」
にこ「あるかもしれないじゃない!聞いたら!ないけど!!!礼儀として一応聞いときなさいよ!!!」
海未「すいません」
にこ「謝られたら謝られたで何だかムカつくわ」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 21:29:49.96 ID:jmOcp2570
にこ「ったく。大きな声を出したら喉乾いちゃったわよ」
海未「あっ!じゃあ、もう一つ聞きたいのですが」
絵里「なあに?」
海未「恋のABCって知ってますか?」
絵里「恋のABC?何それ?」
にこ「ブフォォ」
海未「な、何ですか?」
にこ「ゴホッ…ゴホッ…いつの時代の話をしてるのよ…あんたは…」
海未「へ?」
にこ「何処から仕入れてくんのよ」
海未「知ってるんですか?にこは…」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 21:33:41.42 ID:jmOcp2570
にこ「知ってるって言うか。凄い古いネタだから。親世代のだから」
海未「あっ!じゃあ両親に聞けば…」
にこ「絶対にやめときなさい。後悔するから」
海未「後悔?」
絵里「まあ、恋バナを親とするのはちょっと恥ずかしいかもしれないわね」
にこ「いや…そうなんだけど…そう言う事ではなくて…」
海未「にこ、知ってるんですね?教えて下さい」
にこ「あの…にこの口からは…」
海未「にこ!」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/31(水) 21:38:46.13 ID:jmOcp2570
にこ「恋の段階の話なのよ…」
海未「段階?」
にこ「その…Aは…キス…」
海未「キス?」
絵里「キスって…あのキス?」
にこ「恋のABC何だから…」
海未「ではBは?」
にこ「……先」ゴニョゴニョ
海未「何ですか?」
にこ「その先よ。キスの…」
海未「……結婚ですか?」
にこ「違う!!」
絵里「キスしたからって結婚って訳にはいかないわよね」
にこ「そうでもなくて…だからぁ。絵里、耳かして」
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