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【まどマギ】杏子「スーパーマミオシスターズ」マミ「イッツミー!マーミオ!」
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:35:33.29 ID:PH6zCpPB0
ほむら「はぁはぁ……」
クリームヒルト「………」
オクタヴィア「………」
オフィーリア「………」
キャンデロロ「………」
QB「落ち着いたかい?」
ほむら「誰のせいだと思ってるのよ……」
QB「そりゃもちろんワルプルギスの夜だよ?僕らは『直接的には』何もしていないからね」
ほむら「………」銃ズドンッ!
QB「ぐはっ!?」ビチャッ
ほむら「………」盾グイッ
ほむら(数少ない好条件の時間軸だったのに、また無駄にして遡るのね……いつになったらこの無限の迷宮から抜け出せるのかしら)
ほむら(それだけじゃない。最初はまどかにだけ因果が絡み付いていたけれど、私が繰り返しまくったせいでまどか以外の魔法少女や魔女まで強化されていく始末)
ほむら(なのに私だけ強化されないまま。つまり強くてニューゲームならぬ弱くてニューゲーム。一撃食らったらアウトのオワタ式)
ほむら(クソゲーってレベルじゃないわよ全く!でも途中で投げ出す訳にもいかないし……はぁ……)
クリームヒルト「………」チラッ
オクタヴィア・オフィーリア・キャンデロロ「「「………」」」コクッ
クリームヒルト達「「「「………」」」」クルッ
ほむら「……何よ。私は今からこの世界を捨てて新たな時間軸に行くんだけど。暴れたいなら好きなだけ暴れなさい。誰も止めないわ」
クリームヒルト達「「「「……!」」」」ズイッ
ほむら「えっ、ちょ、こっち来た!?流石に魔力カツカツの状態で襲われたらひとたまりもないし、とっとと時間遡行を……」盾ガシャッ
クリームヒルト達「「「「……アアアアアッ!」」」」バキィッ!
ほむら「ぐっ!?」
ほむら(た、盾を殴られた!?いけない、もう魔法が発動するのに!?今ので盾が壊れていたら、遡行に失敗して――――)カッ
キュイイイイイイイイイイイィィィィィィィィィン……!
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/22(月) 20:36:24.20 ID:+hJUoYX80
面白そう
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:37:20.67 ID:PH6zCpPB0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ゲーム屋の前
まだ契約する前のマミ「ねぇねぇマリオ買ってよぉ〜!」グイグイ
マミパパ「我儘言っちゃ駄目!」
マミママ「ゲームなんてしていると頭も目も悪くなるのよ?」
マミ「むぅぅ……!パパとママの馬鹿ぁっ!」ダッ
マミパパ「あっ!?」
マミママ「コラ!待ちなさい!」
マミ「うわーーーーーん!」タタタッ
QB(むっ?若くて素質のある生贄ゲフンゲフン少女の臭いが!あっちだ!)ダッ!
マミ「ぐすっ……パパもママも大嫌い……」グスグス
QB「どうしたんだい?」ヒョコッ
マミ「……何これ?喋るお人形さん?」
QB(第二次成長期ピッタリじゃないか!今日の僕はついてるなぁ!何としても契約しなきゃ!)
QB「人形じゃないよ。僕はキュゥべえ!僕と契約して魔法少女になってくれたら、どんな願いでも1つだけ叶えてあげるよ!」
マミ「ほんとに?どんなお願いでも?」
QB「もちろんさ!」
マミ「じゃあ私、マリオのゲームが欲しい!」
QB「OK!契約は成立だ!君の願いはエントロピーを凌駕した!さぁ解き放ってごらん?君の力を!」
マミ「うぅっ、ああぁぁぁっ!」ピカッ!
帽子とオーバーオール姿のマミ「グッチョイス!」ポンッ!
QB「は?」
帽子とオーバーオール姿のマミ「イェーイ!ハッハッハー!」
QB(いや服装についてはこの際どうでも良い。問題はソウルジェムだ!確かに実体化させたはずなのに、どうして目の前に現れないんだ!?)
QB「……ん?」チラッ
スーパーマミ「イッツミー!マーミオ!」
スーパーマリオブラザーズ地上BGM『テレッテッテレッテッ♪テン♪テッテッテ♪テッテッテレ……』
『マミ×5』『LIFE:3』『SP:100』
QB(彼女の頭上に謎の顔マークと数字、それに丸い形の青いメーターが……これは一体……しかも頭の中によく分からない音楽が流れてくるし……)
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:38:35.13 ID:PH6zCpPB0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミ「♪」DSティロティロ
マミパパ「あ、ありのまま、今起こった事を話す……!」
マミママ「私達は娘にゲームを買わないと言っていたと思ったら、いつの間にか娘がゲームを楽しんでいた」
マミパパ「何を言ってるのか分からないと思うが、僕も何をされたのか分からなかった……頭がどうにかなりそうだった……!」
マミママ「催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じて無いわ……」
QB(そりゃそうさ。魔法だからね)キリッ
マミ両親「「もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ……」」
QB(え?僕がどうしてマミの車の中にいるかだって?もちろんついて来たからさ。契約直後の少女を放っておいて即死されたら困るからね)
QB(契約直後の魔法少女の死亡率は9割を超えるし、流石に魔女化する前に死なれると色々な意味で不都合だ)
マミパパ「それにしても本当に不思議だったなぁ。まさかマミが万引きするとは思えないし……」
マミママ「ちゃんとレシートもあったし財布の中のお金も消えていたということは、やっぱり私達が買ってあげたのよね……」
マミ「あ〜っ!またやられちゃった……」
QB(……ん?前からトラックが迫って来ているけど、マミの両親は気づいていないみたいだね。これは避難しておいた方が良いかな?)シュンッ
マミパパ「いや〜僕達この歳でボケてきちゃったのかなぁ?wwww」
マミママ「まさかぁwwww私この前脳年齢計ったらまだ20代前半って結果が出t」
ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!
QB「………」シュタッ
QB(君達はいつもそうだ。わき見運転は良くないと教わってきたはずなのに、数多くの人間が同じ過ちを繰り返す)
QB(これじゃ免許を取った意味が無いじゃないか。訳が分からないよ)
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:40:14.13 ID:PH6zCpPB0
車 グシャァッ
マミパパ「」チーン
マミママ「」チーン
QB(返事が無い。ただの屍のようだ)
「うぅ……」
QB「おや、マミは無事だったみたいだね」
「きゅ、キュゥべえ?今、何が起こって……」
QB「どうやら事故に巻き込まれたようだね。見てごらん?君の両親が車に挟まれて無残なことになっているよ?」
「えっ?嫌ああああああっ!?パパーーーー!?ママーーーー!?」
QB「それより不思議なのは君の方だよ、マミ」
「パパとママがぁ!?やだぁ、死なないでぇ……!」
QB「魔法少女である以上、身体が頑丈なのは理解していたが……君には傷一つ見当たらない。それどころか……」
ちびマミ「うわああああああああん!」
QB「どうして体が縮んでいるんだい?今の君は変身していないのだから、魔法は使っていないはずなのに」
ちびマミ「魔法……そうだ!魔法でパパとママを助けてあげれば!」ピカッ!
ちびマミ「ワッフー!」ポンッ!
スーパーマリオブラザーズ3地上BGM『テッテレッテン♪テテッテン♪テレッ♪テッテテン♪テテッテッテン……』
QB「確かに魔力を使えば傷ついた者の治癒は可能だけど、既に絶命した者の蘇生は不可能だよ」
ちびマミ「え〜っと、確かアイテム袋の中に……あった!」ゴソゴソ
※アイテム袋 初出:マリオパーティ3
原作ではショップで購入し、最大で三個までアイテムを入手することが出来る。出現するアイテムはランダムに決まる。
マミの基本魔法であり、魔力を消費して全マリオシリーズのアイテムを取り出せる。ただし強力なアイテムほど魔力を多く消費する。
QB「僕の話を聞いているかい?」
ちびマミ「えいっ!」グイグイッ
QB(死体となった両親の口に緑色のキノコを突っ込んでいるけど、そんなことで死者が蘇る訳がn)
1UP パラリララリ♪ 1UP パラリララリ♪
マミ両親「「うおおおおおおおお目の前にトラックがああああああああああ……ってあれ?」」ガバァッ
QB「」
ちびマミ「やった!パパとママが生き返った!」ピョーン!ピョーン!
※1UPキノコ 初出:スーパーマリオブラザーズ
言わずもがな、残り人数を一人増やすことが出来るアイテム。『マリオ&ルイージRPG』シリーズでは、倒れた仲間をHP半分の状態で復活させる。
魔力消費量は多いものの、死亡した者を蘇生させることが出来る。魔法少女の場合は肉体の傷と魔力量(ソウルジェムの穢れ)を半分回復して蘇生させる。
マミパパ「どうやら事故は免れ……うわああああああああああ!?僕の愛車があああああああああああああ!?」
マミママ「ちょっとおおおおおおおおおお!?これまだローン残ってるのにいいいいいいいいいいいいいい!?」
QB「」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:41:46.26 ID:PH6zCpPB0
マミ両親「「車が……ローンが……」」ズーン
ちびマミ「もうっ!命が助かったんだから車くらい我慢してよ!」
QB(いやいやちょっと待ってくれ!?そんな簡単に死者を蘇らせるだなんて訳が分からないというレベルを超えているじゃないか!?)
QB(それこそ他者を蘇らせる願いを叶えないと到底実現不可能なはずだ!それをマミはあろうことか緑色のキノコを食べさせるだけで!?)
マミパパ「いやまぁ確かにそうなんだけど、この後が色々大変なんだよ……」
マミママ「事故が起きたら警察に連絡しなきゃいけないし、場合によってはどっちが悪いかで裁判沙汰に……あぁもう憂鬱……」
QB(そして自分達の死より今後の予定を心配する辺り、この二人は中々図太い精神のようだね。ある意味マミの死者蘇生と同じくらい非常識な存在だよ)
ちびマミ「全く、仕方ないなぁ。だったら事故が起こる前に戻してあげる!」ゴソゴソ
マミ両親「「へ?マミ、一体何を言って……」」
QB(戻す?まさか君は死者蘇生だけでなく時間をも操ると言うのかい?流石にそれは)
ちびマミ「えいっ!」カチッ
ギュルルルルル……!
ちびマミ「ほら!これで私達が車に乗る前まで戻ったよ!パパ、今度は違う道から帰ってね?でないとまたトラックにぶつかっちゃうから!」
マミパパ「」
マミママ「」
QB「」
※リトライクロック 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
原作では全滅した際に時間を巻き戻してバトルをやり直すことが出来るアイテム。更にHP等は全回復、既に消費したアイテムも元通りとなる。
ほむらの時間遡行魔法とは違い、この時間軸のまま(平行世界に移動することなく無く)時を巻き戻すことが出来る。ただし魔力消費量は多め。
マミパパ「こ、これは一体……!?」
マミママ「どうなってるの……!?」
QB(そんなのこっちが聞きたいよ。というか時間を巻き戻すならわざわざ蘇生する必要無かったよね?)
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:44:03.15 ID:PH6zCpPB0
ちびマミ「えへへっ♪実は私ね?マリオのゲームを貰う代わりに魔法少女にしてもらったの!」
マミ両親「「魔法少女?」」
ちびマミ「うんっ!そこにいるキュゥべえのお陰!」
QB「………」
マミ両親「「……誰もいないけど?」」
ちびマミ「えっ?そこにいるでしょ?」
QB「……マミ。僕のことは魔法少女の素質が……魔法少女になれる少女でないと見えないんだ」
ちびマミ「そうなの?残念……」
マミパパ「いや、実際にこうして時間を巻き戻してる以上、マミの言うことは信じるけど……」
マミママ「さっきから気になってたんだけど、マミが何故かオーバーオール姿で背が小さくなってるのも魔法のせいなの?」
マミ両親((それにさっきから聞き覚えのある音楽が頭の中で流れ続けてるし))
ちびマミ(小さく……あっ!ひょっとして、さっきの事故でダメージを受けて体が小さくなっちゃったのかも!早く大きくならないとミスになっちゃう!)ゴソゴソ
ちびマミ「待ってて!すぐ元に戻るから!」モグモグ
QB(今度は赤いキノコを取り出して食べている。何をする気だい?)
スーパーマミ「フッフー!」デュワデュワデュワ♪
QB「」
マミ両親「「マミが服ごと大きくなった!?」」
※スーパーキノコ 初出:スーパーマリオブラザーズ
言わずもがな、体が少し巨大化するアイテム。『スーパーマリオ64DS』では巨大化して無敵になれるアイテムとして登場している。
マミは魔法少女変身時はライフ(3D)制だが通常時はダメージ(2D)制なので、強い一撃を受けるとちび状態になってしまう。
よってこのアイテムで元の大きさに戻る必要がある。
QB「………」
QB(彼女の魔法少女としての素質は確かに高い。だが彼女が使う魔法は僕らの常識を覆し過ぎていないか?)
QB(いくら魔法少女が常識にとらわれない存在だとしても、これは流石に感情が無い僕らでも驚愕するよ)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:45:55.47 ID:PH6zCpPB0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
魔女の結界前
QB「ここから先は魔女の結界だ!気をつけて!」
マミ「う、うん!まずは変身しないと……!」ピカッ!
スーパーマミ「レッツゴー!」ポンッ!
スーパーマリオブラザーズ城BGM『テテテテテテテテ♪テテテテテテテテ……』
QB(相変わらず魔法少女の魔の字も無い姿だね)
スーパーマミ「この中には魔女や使い魔がいるのよね?怖いなぁ……」ビクビク
QB「だけどそいつらと戦うのが魔法少女の使命だよ?そこは頑張ってもらわないとね」
QB(でないと魔女化した時のエネルギーを回収出来ないじゃないか)
スーパーマミ「………」ゴソゴソ
QB「ん?マミ、何を取り出しているんだい?」
スーパーマミ「えっと、魔女がいる結界なら魔女を倒せば使い魔も消えてなくなっちゃうのよね?魔女さえ倒せば良いんだよね?」
QB「え?うん、そうだけど。ただ、魔女の場所まで辿り着くのは大変だよ?途中でどうしても使い魔が襲って来るし」
スーパーマミ「だったらこれで一気に駆け抜けるっ!」デュワデュワデュワ♪
無敵マミオ「アーラホラーヒッフ!」キラキラ
無敵BGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』
QB「!?」
QB(マミが虹色に輝き出した!?)
※スーパースター 初出:スーパーマリオブラザーズ
言わずもがな、一定時間無敵状態になれるアイテム。更に移動速度や身体能力も上昇し、敵を八体以上倒すと1UPする。
魔力消費は多いが非常に強力なアイテムの一つで、あらゆる攻撃やダメージを無効にし、触れただけで敵を倒す。
無敵マミ「イーーヤヒーーーーーーン!」ドビューン!
QB「ま、マミ!?待ってくれ!僕を置いて行かないで!」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:48:03.49 ID:PH6zCpPB0
無敵マミ「いっけーーーーーーーー!」シュタタタタタッ!
使い魔達「グワッ!?オゴッ!?ブベッ!?」ポコッポコッポコッポコッ
QB(うわすげぇ。マミにぶつかった使い魔達が一撃で消滅していく。何だこれ)
無敵マミ「ワッハーーーーーーーー!」シュタタタタタッ!
使い魔達「ンゲッ!?ガフッ!?アガッ!?」ポコッポコッポコッ 1UP パラリララリ♪ 1UP パラリララリ♪ 1UP パラリララリ♪
『マミ×10』
QB(しかも頭上の数字がどんどん増えていく。この数字が何を意味するかは分からないけど)
デュンデュンデュン♪
スーパーマミ「あっ、元に戻っちゃった……」
QB「凄いよマミ!あっという間に最深部だ!」
スーパーマミ「え?ヒィッ!?」ビクッ
魔女「オオオオォォォォ……」
スーパーマリオブラザーズ3ブンブン戦BGM『テレレレーン♪テテレテレッテレッテッテレレ……』
スーパーマミ「やだぁ!?怖いぃっ!?」ビクビク
QB(使い魔にとってはさっきまでの君の方が何倍も怖いと思うよマジで)
スーパーマミ「え、えっと、こういう時はアレで……あっ!?もうSPが残ってない!?」チラッ
『SP:10』
スーパーマミ「これじゃまたスターを出せない!どうしよう!?」
QB(なるほど、そういうことか。このSPという数字はソウルジェムの穢れを表していた訳だ。つまりマミは魔法を無駄遣いし、まんまと魔女化までの時間を早めてくれたんだね)
魔女「ウガアアアアアアアアアッ!」ゴォッ!
スーパーマミ「あぐぅっ!?」ドガッ!バタッ!
『LIFE:2』
QB「マミ!?大丈夫かい!?」
スーパーマミ「う、うん。何とか……」
スーパーマミ(……あんまり痛くない。それにライフが一つ減っただけ……うぅ、それなら……!)ゴソゴソ
ファイアマミ(どうせ残り人数はまだ余裕があるし、怖いけど攻撃しなきゃ!)デュワデュワデュワ♪
QB(今度は赤い花を取り出したと思ったら、両手に炎を纏いだした!)
※ファイアフラワー 初出:スーパーマリオブラザーズ
お馴染み、手からファイアボールを出すことが出来るようになるアイテム。
『スーパーマリオギャラクシー』シリーズでは、制限時間付きの変身アイテムとして登場。
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:49:51.91 ID:PH6zCpPB0
ファイアマミ「ハッ!ホイッ!ハッ!ホイッ!」ブァッ!ブァッ!ブァッ!ブァッ!
QB(でも、そんな小さい炎の玉が魔女相手に効くはず……)
魔女「ヴォォォォォォォォォォッ!?」ボコッボコッボコッボコッ
QB(効いてるーーーーーーーーーーーーーーーーー!?)
ファイアマミ「よ、よしっ!この調子で……!」ブァッ!ブァッ!ブァッ!
魔女「グゥゥ……ッ!ウガアアアアアアアアアッ!」ゴォッ!
スーパーマミ「うぁっ!?」デュンデュンデュン♪
『LIFE:1』ブブッ!ブブッ!ブブッ!
スーパーマミ(あ……ライフメーターが真っ赤になってる……)ゼェゼェ
QB(おかしい。さっきまで元気だったマミが急激に衰弱している。それにうるさい警告音を鳴らすあの丸いメーター……まさかあれはマミの生命力を表しているのか?)
魔女「グオオオオオオオオオオオオッ!」ゴォッ!
スーパーマミ「うぐっ!?」テレレン♪
スーパーマミ「マンマミーア!」グルグルグル…
スーパーマリオブラザーズミスBGM『テテッテテテッテテテッテテン♪』MISS
QB(あっ、マミが縦に回転しながら地面に消えていった。そうか、今の攻撃で死んだのか……ちぇっ、どうせなら魔女になってから死んでくれれb)
『マミ×9』
スーパーマミ「レッツゴー!」シュタッ!
QB「」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:51:13.72 ID:PH6zCpPB0
スーパーマミ「一回ミスしたお陰でライフもSPも元通り!今度は負けないから!」ゴソゴソ
QB(し、死んだはずのマミが急に復活して現れた!?一体どうなっているんだ彼女は!?こんなの人類と長らく一緒にいた僕らでさえ初めて見る現象だよ!?)
スーパーマミ「食らえーっ!」ポイッ!
ボムへい「ウェウェッウェウェーウェッウェウェ!」ヒュゥゥゥゥッ
魔女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」ドガァァァァンッ!
※ボムへい アイテムとしての初出:マリオカートダブルダッシュ!!
生きている爆弾。通常は敵キャラクターとして登場するが、『マリオカート』シリーズ等ではアイテムとして登場する。
QB「………」
スーパーマミ「キュゥべえ!どう!?」
QB「え?あ、う、うん!今の攻撃で魔女はかなり弱ったみたいだよ!」
魔女「ウゥ……」
スーパーマミ「よーし!とどめを……」
魔女「ウァァ……」
スーパーマミ「………」
QB「どうしたの?早くとどめを刺さないと!」
スーパーマミ「いや、その……何だかあの魔女、すっごく悲しんでるような気がして……」
QB「何を言っているんだ!早く攻撃を!」
QB(また無駄死されたらたまったもんじゃない!)
スーパーマミ(……これって、アイテム以外の魔法や技は使えるのかな?試しに……えいっ!)カッ
魔女『……もうやだぁ』
スーパーマミ(あ……やった!魔女の心の声が聞こえる!)
※何考えてるの 初出:スーパーマリオRPG
原作に登場する味方キャラクター、マロのスペシャル技。使用すると相手のHPが分かる他、思考を覗き見ることが出来る。
魔女『魔法少女が魔女になる事実に絶望しちゃって、我を忘れて人々を奈落の底に叩き落してきたけど……もうそんな日々を過ごすのは嫌……!』
スーパーマミ「……え?魔法少女が絶望して魔女に?」
QB「……!?」
QB『い、今、彼女は何と言ったんだ!?』
スーパーマミ(QBの心の声も聞こえて……)チラッ
QB『どういうことだ?どうして僕らがワザと黙っていた魔女の真相をマミが知っているんだ!?まさか今のアイテムで魔法少女が魔女になることを……いやいやそれは……』
スーパーマミ「」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:53:00.91 ID:PH6zCpPB0
スーパーマミ「………」
QB「……マミ!早く魔女にとどめを!」
スーパーマミ「ねぇ、キュゥべえ。魔法少女が魔女になるって、本当なの?」
QB「」
魔女『あれ?あの子、真実を知ってたんだ……それとも途中で気がついたのかな……でも、さっきまで容赦なく私に攻撃してきたし……』
スーパーマミ「答えてくれないかな?」
QB「……ひ、否定するほど間違ってはいないね」
QB(やっぱりバレてるーーーーーーーーー!?今の状況じゃ明らかにバレる要素無かったじゃないか!?)
スーパーマミ「そっかぁ。私、絶望したらあんな気持ち悪い姿になっちゃうんだぁ……」チラッ
魔女『気持ち悪いって……私だって好きでこんな姿になった訳じゃ……』
スーパーマミ「………」ジー
QB「あの、マミ?落ち着いて僕の話を……」
スーパーマミ「私のこと騙してたの!?酷い!?サイテー!!キュゥべえなんか大っ嫌い!!死んじゃえ!死んじゃえーっ!!」ポイポイポイッ
ボムへい×3「「「ウェウェッウェウェーウェッウェウェ!」」」
ズガァァァァァァァァァァァンッ!!
QB「きゅべえええええええええええええええええええええええええッ!?」
QBの残骸「」プスプス…
新しく表れたQB「もったいないなぁ。代わりはいくらでもあるけど、無駄に潰されるのは困r」シュタッ
スーパーマミ「また出た!?むぅぅっ、死んじゃえーっ!!」ポイッ
ドッスン「ン゛ーヴゥ゛ー!」ドスーン!
QBだった物「」グシャッ
※ドッスン アイテムとしての初出:マリオパーティ6
カプセルアイテムとして登場。設置したマスを通過しようとしたキャラクターを強制的にストップさせる。
『マリオバスケ3on3』では特定コート限定アイテムとして登場し、キャラクターを潰して足止めする。
新しく表れたQB「………」コソッ
QB(これは不味いな……ほとぼりが冷めるまでマミに近づかない方が良いか。無暗にスペアを潰されたら本星に文句言われるし)コソコソ
スーパーマミ「ふぅ〜、ちょっとスッキリした♪次はあの魔女を元に戻さないと!」クルッ
魔女『えっ、私を人間に戻せるの!?』
スーパーマミ「……あれ?貴女、もしかして私の言葉が分かるの?」
魔女『当たり前よ!元人間だもの!』
スーパーマミ「じゃあどうして私に攻撃してきたの?」
魔女『だってこっちの言葉は通じないから話し合いなんて出来ないもん。自分のことを殺しに来る人がいたら攻撃するしか無いでしょ?』
スーパーマミ「あー」
魔女(まぁ、理性を取り戻したのはつい最近なんだけどね……)
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:54:24.30 ID:PH6zCpPB0
スーパーマミ「ちょっと待ってて!元に戻す方法を調べてみるから!」本ポンッ!
※物知り 初出:マリオストーリー
原作に登場する味方キャラクター、クリオの技。基本的に「何考えてるの」と同じだが、HPだけでなく色々な情報を調べることが出来る。
次回作である『ペーパーマリオRPG』に登場する味方キャラクター、クリスチーヌも同じ技を使用出来る。
マミが使用する魔法はクリスチーヌが持つ本を召喚する。この本にはあらゆる情報が載っており、何でも調べることが出来る。
スーパーマミ「え〜っと、何々……魔女を元に戻すには、一度ボコボコにしてグリーフシードに変えてから1UPキノコか復活ドリンクを使うしかない」本パラパラ
スーパーマミ「魔女の状態で蘇生アイテムを使うと、魔女のまま残り人数が増えて一度倒しても魔女のまま復活するので注意、か……」本パタン
スーパーマミ「………」チラッ
魔女『ぼ、ボコボコ……?今、何か不穏な単語が聞こえたんだけど』
スーパーマミ「……貴女の為なの。だから許してね!えぇーい!」ピカッ
ビシャアアアアアアアアンッ!
魔女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
※かみなりドッカン アイテムとしての初出:マリオストーリー
敵全体に雷を落として攻撃することが出来るアイテム。元々は『スーパーマリオRPG』に登場するマロのスペシャル技。
スーパーマリオブラザーズ3ブンブン撃破BGM『トゥルルン♪テテテテー♪テテテテー♪』
グリーフシード「」プスプス…
スーパーマミ「これがグリーフシード……何だか真っ黒で気持ち悪いなぁ」
ギュルギュルギュル…
スーパーマミ「あ、景色が元に戻っていく……」
QB『魔女が倒されたから結界が消滅したんだ。そしてマミの目の前にあるグリーフシードは、魔女を倒すと手に入る』テレパシー
QB『魔法少女の命を繋ぐ物と言っても良いほど大切な物だよ。これが無いと魔法少女は魔女に……』
スーパーマミ『知らない!頭の中に話しかけて来ないで!嘘つきキュゥべえ!』
QB『いや、でも大事な話なんだ。魔法少女はこのグリーフシードを使ってソウルジェムの穢れを……いや、マミの場合はMPか?それを回復しないと魔女に』
スーパーマミ『そんなのアイテムでどうにかなるもん!もう話しかけないで!』
QB『……やれやれ、分かったよ。僕も君を怒らせてスペアを無駄にされたくないしね』
すーぱーマミ「全く……いやそんなことより、早く魔女になっちゃった子を元に戻してあげないと!」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:56:41.93 ID:PH6zCpPB0
スーパーマミ「1UPキノコ1UPキノコ……あった!でも、口が無いから食べさせること出来ないし……グリーフシードに乗せれば良いのかな?」スッ
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード ピカァァァァッ!
魔法少女「」パシュンッ!
スーパーマミ「あ……!」
魔法少女「あだだだっ!?体中が痺れて……ない!?あれ、私さっき思いっきり雷受けたはずなのに!?」
スーパーマミ「良かった〜!元に戻ったのね!」
魔法少女「……ありがとう。まさか人間に戻れる日が来るなんて!」
魔法少女(やり方はすっごく乱暴だったけど)
魔法少女「……でも、貴女はどうするの?」
スーパーマミ「どうするって?」キョトン
魔法少女「だって、さっきキュゥべえ……インキュベーターが言ってたでしょ?魔法少女はソウルジェムをグリーフシードで綺麗にしないと、魔女に……」
魔法少女(そういえば、私のソウルジェムは……結構濁ってる。さっきの攻撃のせいか、生前の濁りがそのままなのか……)
スーパーマミ「それってMPのこと?大丈夫!これを飲めば良いだけだから!」スッ
魔法少女「……何それ?ジュース?」
スーパーマミ「ごくごくっ……ぷはっ!甘くて美味しい〜!」
『MP:100』シュパッ!
※MAXシロップ 初出:マリオ&ルイージRPG
原作ではマリオとルイージのMPにあたるステータス、BPを全回復するアイテム。
マミ達魔法少女が飲むと魔力が完全回復し、ソウルジェムの穢れも完全に浄化出来る。
スーパーマミ「貴女も飲んでみて!」スッ
魔法少女「う、うん。いただきます、ごくっ……あ、確かに美味しい」シュパッ!
魔法少女「ってあれ?ソウルジェムが新品みたいに輝いてる!?どういうこと!?」
スーパーマミ「えへへっ♪凄いでしょ?」
魔法少女「………」
魔法少女(この子、かなりの素質を秘めてるんじゃ……あいつが契約した理由が納得出来たわ。どうせ魔女化を狙ってたんだろうけどね……)
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 20:58:51.34 ID:PH6zCpPB0
魔法少女「……そういえば、貴女の名前は?」
スーパーマミ「私の名前?巴マミ!貴女は?」
魔法少女「私は魔法少女。マミちゃんにとっては先輩になるのかな?」
スーパーマミ「先輩……じゃあ、仲間ってこと?やったー!魔法少女になって最初のお仕事で仲間が出来るなんて!」パァッ
魔法少女「……はぁ」
スーパーマミ「どうしたの?元に戻れたのに悲しそう……」
魔法少女「……私、一度死んじゃってるんだよね。だから元に戻れたのは良いんだけど……この後、どうしようかなって」
スーパーマミ「パパとママは?」
魔法少女「……多分、私のことを行方不明だと思ってる。結界の中で死んじゃったら、死体も残らないし……私、きっと行方不明のままで……」
スーパーマミ「それならすぐに戻ってあげて!お姉ちゃんのパパとママ、きっと凄く悲しんでると思うから!」
スーパーマミ「私もパパとママが死んじゃった時、すっごく悲しかったから……」シュン
魔法少女「えっ……ご、ごめんね!?そんな悲しいことを思い出させちゃって!」アセアセ
スーパーマミ「でもその時はすぐに1UPキノコで生き返らせたけど♪」ニコニコ
魔法少女「」
スーパーマミ「あれ?どうしたの?」
魔法少女「……いや、うん」
魔法少女(マミちゃん、本当に何者なの?私を人間に戻してくれたのも凄いけど、サラッと死者蘇生までやっちゃうなんて……)
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/22(月) 21:00:26.77 ID:PH6zCpPB0
まどマギ再放送&マギレコアニメ化おめでとう。かつて流行ってたマミさん強化SSに今更チャレンジ
「鬱も、シリアスも、無いんだよ」的なノリで続く予定。主にアイテム無双。時々技も使う感じ
アイテムの注釈は入れるか迷ったけど折角なので入れてみました
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/22(月) 21:01:50.54 ID:+hJUoYX80
知らないアイテムや技があって面白い
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/22(月) 21:02:57.61 ID:c5UbaSyV0
おのれマリオ!またしてもぼくの契約ライフを!絶対に許さねぇ!
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/22(月) 21:05:18.14 ID:+hJUoYX80
マリオは宇宙を旅することもあるしインキュベーター倒しちゃうかも
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/22(月) 21:05:52.14 ID:+hJUoYX80
おりキリゆまは出るのか?
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/22(月) 21:53:08.98 ID:TmUtRwaEO
強化方マミさんシリーズ懐かしくて泣いた
そういえばドンキーコングがパートナーになる強化マミさんSSもあったなぁ
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/23(火) 01:58:06.73 ID:nfLP0lAgO
現時点でも相当ヤバいがマリオには他にもエグいアイテムが腐るほどあるんだよな・・・
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/24(水) 16:18:49.38 ID:rXFvZRZS0
スターのつえという願いを叶えるアイテムもあるしな
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/24(水) 16:19:47.51 ID:rXFvZRZS0
乙
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/24(水) 21:07:04.06 ID:rXFvZRZS0
スタービーンズやドリームストーンも願いを叶えるからな
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/24(水) 21:16:54.36 ID:ZYzjs1fFO
いい加減sageろやゴミクズ
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/25(木) 08:02:56.31 ID:ytyy2de00
sage強要おじさんほんと嫌い
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/25(木) 08:04:07.53 ID:ytyy2de00
sage強要おじさんほんと嫌い
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/25(木) 08:19:02.87 ID:zhTuQ+noO
ローカルルールも知らない上に連投するとか一生ROMってろクソガキ
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 21:49:55.01 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
翌日 マミホーム
テレビ『次のニュースです。半年前から行方不明になっていた魔法少女さんが見つかりました。本人は記憶喪失と述べており……』
マミ(良かった。魔法少女さん、ちゃんと家に帰ったんだ)
マミパパ「へ〜。あの女の子、発見されたのか」
マミママ「行方不明の状況が続くって、死んだと分かるより辛いものね……」
マミ「その子、私が助けてあげたの!」
マミパパ「え、そうなの?」
マミママ「それってマリオ……じゃなくて魔法少女の力で?」
マミ「うん。昨日、近くで人々を殺そうとした魔女をやっつけに行ったんだけど……」
マミ両親((ちょっと待った今『人を殺す』とか物騒な言葉が聞こえたんだけど))
マミ「実はその魔女、元々は私と同じ魔法少女だったの。キュゥべえは『呪いから生まれた存在』って言ってたのに、都合の悪いことは全部黙ってたんだよ?」
マミ「今思い出しても腹が立ってきちゃう!女の子を騙すなんて最低!」プンプン
マミパパ「じゃあアレか?そのキュゥべえは願いを叶える代わりに元仲間と殺し合うよう仕向けたと?」
マミ「そういうこと!酷い話よね!」プンプン
マミママ「悪質な詐欺師ね……じゃあ、マミもいずれはその魔女になっちゃうの?」
マミ「そんな訳無いよ!私にはパパとママがいるもん!辛い時や苦しい時、傍で支えてくれるでしょ?」
マミパパ「それはもちろんさ!子供を守るのは僕ら親の役目だからね!」
マミママ「その割に余所見してトラックとぶつかってなかった?」ジー
マミパパ「うっ……って余所見してたのはママもだろう!?」
マミママ「ちょっと人のせいにする気!?」
ワーワーギャーギャーアーダコーダ
マミ「………」
マミ(さ、支えてくれるよね?信じて良いよね?)
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 21:52:16.87 ID:kIGhNLlK0
マミパパ「……すまん、話が逸れたな。本当は娘に危ないことをさせたく無いけど……」
マミママ「見て見ぬフリは出来ないのよね?」
マミ「……うん。真実を知っちゃった以上、やっぱり魔女をそのままにしておくのは可哀相だもん」
マミ「私は魔女を人間に戻してあげられる力を持ってる。だったら、出来る限り魔女の子達を人間に戻してあげたいもの!」
マミ両親「「でも……」」
マミ「大丈夫よ!いざとなればいくらでもアイテムがあるし……」チラッ
『マミ×9』
マミ「残り人数さえゼロにならなければ何度でも復活出来るもん。しかも敵を倒せば残り人数なんていくらでも増やせるし!」
マミ両親((やっぱりあの数字はそういうことだったのか……))
マミ(それにソウルジェム?とか言う宝石も手元に無い以上濁りようがないからへっちゃらよね!)
マミ両親「「………」」
マミ両親((何だか娘が人間を辞めて遠いところに行っちゃったような気がする))
マミ(後はキュゥべえが他の女の子に契約を迫らないよう注意しておかないと。あんな詐欺師に引っかかっちゃったら大変だもの!)
マミ(流石に四六時中見張ってる訳にはいかないけど、誰かに契約を持ちかけてる所を見かけたら……ふふっ)ニヤッ
風見野
QB「ッ!?」ゾクッ
まだ契約する前の杏子「どうしたの?」
QB「い、いや、何でもないよ。うん」
杏子「……?」
QB(今、どこから殺気が……気のせいだよね)
杏子「じゃあ早く契約してよ。そうすれば父さんを救えるんでしょ?」
QB「……そうだね。君の願いはエントロピーを……あーめんどくさいから以下略。はいソウルジェム」パァッ
杏子「何か雑すぎないか!?」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 21:54:17.08 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
魔女の結界
マミ(それから私は結界を探しては中に入って使い魔達をなぎ倒し……)
スーパーマリオUSA暗闇BGM『テレレレッテーン♪テレレレッテーン♪テーテーテーテーテーテ……』
スーパーマミ「オウイェイ!ヒィヤァーッ!」ズババババババッ!
使い魔達「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
※マリオファイナル 初出:大乱闘スマッシュブラザーズX
マリオの『最後の切りふだ』であり、前方に巨大な二つの炎の塊を打ち出して敵を巻き込みながら攻撃する。
マミ(ちょっと可哀相だけど心を鬼にして魔女をフルボッコにして……)
スーパーマリオUSAキャサリン戦BGM『トゥタタトゥタタトゥタ♪トゥタタトゥタタトゥタ♪』
スーパーマミ「ウゥルルルルルハァッ!」ズガァッ!
ピピピピピッ ギュルルルルルッ! ボガァァァァァァァァァァァンッ!!
魔女「ウボアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
※キックボム 初出:スーパーマリオ3Dワールド
手に持つことは出来ないが、蹴り飛ばして相手を爆破することが出来るアイテム。ボムへいの亜種?
※ファイアーストライク 初出:スーパーマリオストライカーズ
マリオのサッカーでのスペシャル技『スーパーストライク』であり、蹴った物を燃やしながら前方に放つ。
原作ではこの技でボールをサッカーゴールに入れると、得られる得点が二倍になる。
スーパーマミ「ヘァ〜ヘァヘァヘァ〜ヘァ〜ホホホゥ♪」
グリーフシード ボロボロ
スーパーマミ(ちょっとやり過ぎちゃったかな?)
マミ(グリーフシードになったらすかさず1UPキノコで人間に戻してあげる日々を送っていました)
スーパーマミ「えいっ」スッ
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード ピカァァァァッ!
魔法少女「コラァ!どうせ倒すならもっと優しくしなさいよ!魔女にだって痛みはあるんだからね!?」パシュンッ!ズイッ!
スーパーマミ「ひぅ!ごめんなさ〜い!」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 21:56:30.09 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミ(もちろんそれだけではありません。元に戻してあげた魔法少女の人達は、大抵は両親が待つ家に帰って行くのですが……)
スーパーマミ「えっ、魔女になってから10年以上経ってる!?」
魔法少女「うん……」グスッ
マミ(こういう人もいます。なので私は……)
魔法少女(魔女になった人の中には他の魔法少女に討伐されてしまった人や、何故か討伐されていないのに行方をくらませた人もいる……)グスグス
魔法少女(そう考えれば、人間に戻れた私は運が良い方だけど……)グスグス
魔法少女(それでも、会いたい親に会えないのは辛いよ……下手をしたら、他の魔女や使い魔に殺されてる可能性も……)グスグス
スーパーマミ「だったら魔女になった直後まで送り届けてあげる!」ドスーンッ!
魔法少女「うひゃっ!?」
※タイムマシン 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
オヤ・マー博士が開発した、過去や未来へ自由に行くことが出来る乗り物。
コバルトスターが動力源となっており、原作ではそれを巡ってマリオ達が過去の世界を冒険する。
魔法少女「えっと、何これ……?」
スーパーマミ「タイムマシンよ!」
魔法少女「は?」
スーパーマミ「これに乗って10年前に行けば、失った時間を取り戻せるわ!」
魔法少女「」
魔法少女(どうしよう予想外過ぎて言葉が出ない)
QB「」
QB(遠くからマミの様子を伺っていたけど、もう本当に訳が分からなさ過ぎて理解しようとするのを諦めたくなってきたよ)
マミ(時にはこうしてタイムマシンで魔法少女の人達が魔女になる前に戻り、両親に会わせてあげることもありました)
マミ(もちろん過去を弄ると現在にどんな影響が出てしまうか分からないので、あくまでも両親の元に送ってあげるだけです)
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 21:58:54.18 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミ(他にも、人間に戻した魔法少女の人達には、助けてあげた代わりに少しだけ約束をします)
魔法少女「電話番号?」
マミ「えぇ。魔女を倒してグリーフシードを手に入れたら、私に連絡して欲しいの。その人を人間に戻してあげたいから……」
魔法少女「……!」
マミ「もちろん貴女が消費した魔力は私が責任を持って全回復するし、貴女がピンチの時も連絡してくれたら駆け付けるわ!だからお願い!」
魔法少女「……分かりました。私は貴女に助けられた身ですし、異論はありません。電話番号ですね?どうぞ」スッ
マミ「ありがとう!後、これも持っておいて?」スッ
魔法少女「これは……携帯電話?」
マミ「その電話なら結界の中からでも私に連絡出来るわ。万が一に備えて渡しておくね?」
※買い物電話 初出:マリオパーティ3
原作ではキノピオあるいはミニクッパの店に電話をかけ、近くに店が無くてもアイテムを購入することが出来るようになる。
マミの魔力が付与されている為、結界の中等といった通常の携帯電話が使えない場所やテレパシーが届かない場所からでも、マミの携帯電話に連絡することが出来る。
魔法少女(こんな玩具みたいな電話が結界にいても繋がるなんて……一体どういう魔法なのかしら……)
マミ(少しでも多くグリーフシードを集めて貰って、魔女になってしまった人を人間に戻してあげたい。そう思って私は皆に協力をお願いしました)
マミ(けれど、いつも上手くいくとは限りません。グリーフシードは魔法少女の命を繋ぐ大切な物だから、時にはこんな争いに巻き込まれることも……)
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:00:33.05 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
路地裏
マミ「あの、貴女達は……?」
魔法少女A「キュゥべえから聞いたよ?アンタ、あちこちでグリーフシードを奪って独り占めしてるんだって?」
魔法少女B「お陰でこっちはソウルジェムの穢れを消せなくなって死にかけてるんだけど?」
マミ「あ……」
マミ(そうか!私が皆と一緒にグリーフシードを集めていたら、当然魔力を回復出来ない人達も……)
マミ(……とりあえずキュゥべえは見つけ次第殺しましょう。どうせあの子のことだから、私を『悪い魔法少女』と言ったんでしょうね)
魔法少女A「これ以上お前の好き勝手させない!」
魔法少女B「さっさとグリーフシードをよこせ!」
マミ「……ごめんなさい。そういうつもりじゃなかったのよ。えっと、貴女達の魔力は私が回復するから、こっちの話を……」
魔法少女A・B「「うるさい!やっちまえー!」」ダッ
マミ「………」
スーパーマミ(ダメね。話が通じない……だったら!)ポンッ!
スーパーマリオブラザーズ3アスレチックBGM『テテテテ♪テテテテ♪テテテテテン♪テテテテテテテテテテテテーン♪テテテ……』
アイスマミ「悪いけど、一度頭を冷やしてもらうわね!えいえいっ!」デュワデュワデュワ♪ポワィン!ポワィン!
※アイスフラワー 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
ファイアフラワーのアイス版。手からアイスボールを出すことが出来るアイテム。
アイスボールを受けた相手はしばらく凍って動けなくなる。更に凍った相手は攻撃力や防御力、素早さが低下してしまう。
『スーパーマリオギャラクシー』では効果が違っており、一定時間だけ水の上に氷の床を作って移動出来るアイテムとして登場した。
魔法少女A(うわっ!?動けない!?)カキーン!
魔法少女B(しかも私達凍ってる!?嘘でしょ!?)カキーン!
アイスマミ『私の話を聞いてくれる?』テレパシー
魔法少女A・B『『分かった!聞くから早く助けてぇー!?』』テレパシー
マミ(こんな風にO☆HA☆NA☆SHIしたりして、私がやろうとしていることを理解してもらったりもしました)
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:02:38.04 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミホーム
スーパーマリオ64ピーチ城BGM『テンッ♪テッテッテテレレ♪テンッ♪テッテッテテレレ……』
魔法少女A「マミちゃん。この前使ったアイテムはどのゲームだっけ?」
マミ「あれはマリオカートDSの……」
魔法少女B「巴先輩!昨日は使い魔の結界でしたけど、お陰で自殺しようとしていた人を助けることが出来ました!」
マミ「そうなの?凄いじゃない!」
魔法少女C「マミちゃん。魔女を助けることも大事だけど、日常生活も大切にね?」
マミ「はい。もちろんです!」
マミ(そのお陰か、家には魔法少女仲間のお友達が定期的に遊びに来てくれるようになりました)
マミ(入手したグリーフシードをわざわざ持って来てくれる人や、ソウルジェムの浄化をお願いする人……)
マミ(中には元魔女じゃなく、現役の魔法少女の人も私の考えに賛同して来てくれたり……)
魔法少女B「それにしても、最初に魔法少女の真実を聞いた時は驚きましたよ〜」
魔法少女A「だよね。私は魔女になって分かったけど、普通はショックだよね」
魔法少女C「えぇ。でもマミちゃんがいれば大丈夫というか、絶大な安心感があるのよね。いざとなれば私達が魔女化しても元に戻してくれるし……」
魔法少女B「そもそも先輩がいれば、アイテムのお陰でソウルジェムの穢れを心配する生活とは無縁ですもんね!」
魔法少女A「マミちゃん。ちょっとプレッシャーかけることを言うけど、貴女は私達魔法少女の希望なんだよ?」
魔法少女C「もちろん私達もアイテムを貰うだけじゃなくてマミちゃんに協力するし、持ちつ持たれつでいきましょうね?」
マミ「皆……えぇ、もちろんよ!」
マミ(真実を知った上で、笑顔で私に協力してくれる。それにパパやママだって私を支えてくれる)
マミ(もし孤独だったら心がすり減って、真実を知ったら発狂していたかもしれないけど……今の私なら大丈夫)
マミ(もう何も怖くない……!)ピシッ
魔法少女B「ちょっと先輩、テーブルに足を乗せるのは行儀悪いですよ」
マミ「あっ、ごめんなさい。つい……」
魔法少女C「それに何だか死亡フラグが立ったような……あ、何回死んでも生き返るマミちゃんなら大丈夫か」
魔法少女A「逆に死にまくってフラグ折ってしまえば良いんじゃないかな」
マミ「酷い!!」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:03:53.88 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミ(ですが魔法少女としての役目と日常生活の両立は中々難しいです。最初は何とか自力で頑張ろうとしたけど挫折したので、結局アイテムに頼ることにしました……)
マミ「………」カキカキ
マミ(学生の本分は勉強……魔法少女の役目はもちろんだけど、こっちもしっかりこなさなきゃ……!)カキカキ
ワープボックス シュパッ
マミ「あ……」
ワープボックス シュポン!
スーパーマミ「ただいま〜」
マミ「お疲れ様。こっちもほとんど終わったわ」
スーパーマミ「パーマンのコピーロボットじゃないけど、ダブルチェリーって本当に便利よね」
※ワープボックス 初出:スーパーマリオ3Dランド
原作では一方のボックスから入ると、もう一方のボックスへ移動出来る仕掛けとして登場。
一部『マリオパーティ』シリーズでは移動アイテムとして登場している。
マミの移動手段の一つであり、土管と同じように色々な場所へワープすることが出来る。
※ダブルチェリー 初出:スーパーマリオ3Dワールド
原作では自分の操作キャラクターを『物理的に』もう一人増やすことが出来るアイテム。取れば取るほど人数が増えていく。
マミにとっては魔法少女生活と日常生活を両立させる為の必須アイテム。分身した自分同士が融合するとお互いの記憶を共有出来る。
マミ(片方が魔女を助けに行き、もう片方が勉強や学校の友達と遊ぶことでどちらの生活も上手くこなしました)
マミ(そのお陰か学校でぼっちになることは無く、毎日一緒にご飯を食べたり放課後遊びに行くお友達も出来ました)
マミ・スーパーマミ「「………」」
マミ「……ねぇ」
スーパーマミ「……うん。私も同じこと考えたわ」
マミ・スーパーマミ「「物知りの本を使ったり、タイムマシンでちょっと先の未来へ行ってテスト問題と模範解答を毎回調べちゃえば……」」ゴクリ
マミママ「ズルはダメよ!」ガチャ
マミ・スーパーマミ「「ひぃっ!?じょ、冗談だよママ!」」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:06:17.06 ID:kIGhNLlK0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミ(そんな日々を過ごしていましたが……この日、私は初めて親友と呼べるほど仲良くなる人と出会うことになります)
マミホーム屋上
NewスーパーマリオブラザーズWiiワールド1マップBGM『テンテンテンテンテテッテッ♪テテッテッテン♪テッテレッテ……』
スーパーマミ「さて、今日も魔女を元に戻すお仕事をしないと!魔女や使い魔の結界は……」キョロキョロ
魔女の顔が描かれた吹き出し フワフワ
スーパーマミ「あった!あそこね!」
※キノピオマーク 初出:NewスーパーマリオブラザーズWii
一人プレイ時のみ出現する仕掛け。マップ上にキノピオの泣き顔が表示され、そのコースでキノピオを救出してゴールするとアイテムを貰える。
ソウルジェムが無いマミにとっては数少ない結界探知方法。ちなみに使い魔の結界や魔女の口づけを受けた人間がいた場合も吹き出しが現れる。
スーパーマミ「それじゃ行くわよ!今回はこれを使おうっと!」ゴソゴソ
羽根マミ「ヒャウイゴー!」キラリーン♪
スーパーマリオ64羽根帽子・スケスケ帽子・甲羅BGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』
※羽根帽子 初出:スーパーマリオ64
白い羽根が付いた帽子で、被ると一定時間空を自由に飛ぶことが出来るようになる。
羽根マミ「オウ!ホッホウ!ヤッフゥー!」ヒュウゥゥゥゥッ
羽根マミ(いつ使っても気分爽快ね!空を飛ぶのが人類の夢だったのも納得だわ!)
羽根マミ「ワッハー!」ヒュウゥゥゥゥッ
幻惑の魔女の結界
杏子「やぁっ!」ズバッ!
幻惑の魔女×複数「「「「イヤハハハハハハハハハハッ!」」」」
杏子「チッ!また偽物か!一体どれが本物なんだ!?」
QB「杏子!危ない!」
杏子「え?」
幻惑の魔女×複数「「「「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!」」」」ガシッ!
杏子(ぐっ!しまった、捕まった!?くそっ!どれが本物だ!?あいつか、それともあっちか!?)
幻惑の魔女×複数「「「「アッハハハハハハハハハハッ!」」」」ギリギリ
杏子「うぐぅっ……!」
QB(……これは無理だね。彼女はこのまま魔女に殺されるだろう。さて、僕は今の内に避難して新たな少女を探……)
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
マリオ&ルイージRPG通常戦闘BGM『お手並み拝見!』
QB(ん?何の音……ちょっと待った。この妙に軽快な音楽はまさか……!)クルッ
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:07:43.68 ID:kIGhNLlK0
巨大ドットコウラ ズゴゴゴゴゴゴゴッ!
QB(って何だこれぇーーーーーーーーーーーーーー!?)
幻惑の魔女×複数「「「「イヤハハハハハハハハ……ヘ?」」」」クルッ
杏子(な、何だ?急に締め付けが弱く……向こうに何かあったのk)
巨大ドットコウラ バキバキィッ!
幻惑の魔女「ゲヒーーーーーーーーーーーーーーッ!?」
杏子「ぶべらぁっ!?」ドガッ!
QB「きゅぶっ!?」グシャッ!
スーパーマミ「我ながらナイスキックね!」
QBの残骸「」チーン
杏子「」ピクピク
杏子(で、デカい何かに思いっきり顔面から……しかもその衝撃で壁に叩きつけられて……顔と背中が割れそうに痛ぇ……!)
※コウラでポン 初出:スーパーペーパーマリオ
ドット絵で描かれた巨大な甲羅を蹴り飛ばし、敵にぶつけてダメージを与えることが出来るアイテム。甲羅は一定時間で消える。
スーパーマミ「って魔法少女の子が倒れてる!?まさかあの魔女に!仲間を傷つけるというなら、いくら元人間でもお仕置きしなきゃね!」
杏子(いや半分はアンタのせいだろ……ってそれより今さりげなく重要なことが聞こえたような)
幻惑の魔女×複数「「「「……ギャ、ギャハハハハハハハハハハッ!」」」」
スーパーマミ「分身して惑わそうとしても無駄よ!ファイアー!」カッ
ゴォッ!ゴォッ!ゴォッ!ドガァンッ!
幻惑の魔女×複数「「「「アヂャヂャヂャヂャーーーーーーーッ!?」」」」
新しく現れたのに巻き添え食らったQB「あぢぢぢぢぢぢぃっ!?」
杏子(うわすっげぇ!?分身した偽物ごと魔女を火で焼き尽くしてる!?)
※ほのおさくれつ 初出:スーパーペーパーマリオ
攻撃アイテム。使うと敵全体を炎で攻撃することが出来る。
幻惑の魔女「ア……アヒャ……」プスプス
スーパーマミ「まだ息があるのね?ならこれでとどめよ!テェティキッ!」ブンッ!
ズガァァァァァァンッ!
幻惑の魔女「アビャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
杏子「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
また巻き添え食らったQB「きゅべえええええええええええええええっ!?」
スーパーマミ「ヤッフーッ!命中ー!」
※ブラックこうら 初出:マリオカートアーケードグランプリ
前方に発射し、壁か敵に当たると大爆発するアイテム。簡単に言えばボムへいのこうら版。
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:11:00.51 ID:kIGhNLlK0
マリオ&ルイージRPG戦闘勝利BGM『ウィン&ダンス』
グリーフシード ズタボロ
スーパーマミ(今回は中々手強かったわね。それだけ生前の絶望が凄まじかったのかしら)
杏子「」プスプス
スーパーマミ「って魔法少女の子が黒焦げで倒れてる!?まさかさっきの一瞬の内に魔女から攻撃を受けて……」
杏子「どう考えてもアンタのせいだろうが!!」ガバッ
スーパーマミ「ですよねごめんなさい!!」
杏子「助けてくれたのは感謝するけどあたしまで巻き込んで攻撃するなよ!お陰で死ぬかと思ったじゃないか!むしろ生きてるのが奇跡とさえ思うぞ!」プスプス
スーパーマミ「本当にごめんなさい!すぐに傷を回復するから!はい、これ食べて!」スッ
杏子「……何これ。星型の飴?」
スーパーマミ「いいから食べてみて!」
杏子「お、おう。くれるなら喜んで食べるけど……いただきます。あむっ……あ、美味しい」パシュンッ!
杏子「へ?何か体が急に軽く……うおっ!?ソウルジェムが見たこと無いくらい輝いてる!?しかも黒焦げだった体が風呂入った後より綺麗になってるし!?」
スターキャンディ 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
文字通り星型のキャンディ。原作ではマリオかルイージのHP・SP(通常のRPGで言うMP)を全回復することが出来るアイテム。
非売品なので大量消費によるゴリ押しが出来ない貴重なアイテムでもある。ちなみに次回作では名称が『ミラクルキャンディ』となっている。
マミ達魔法少女が食べると肉体の傷や病気を完璧に治す上に魔力も完全回復。更にソウルジェムの穢れも全て浄化出来る。
スーパーマミ「それはスターキャンディと言って、食べると体の傷や魔力を完全回復出来るアイテムなの」
杏子「」
杏子(いやいやそれじゃあたしが必死に駆けずり回って人助けしつつ魔力節約しながらグリーフシード集めてた日々は何だったんだよ!?)
杏子(それにソウルジェムの穢れを取り除くとかどんな魔法だよ!?グリーフシードいらずとか反則なんてレベルじゃないだろ!?)
スーパーマミ「質問は後で受け付けるわ。まずはこれを何とかしないと!」
杏子「へ?あ、そうか。あたしは今の飴で回復出来たけど、アンタはまだ……」
スーパーマミ「さっきはフルボッコにしてごめんなさいね?でも、流石にかつての仲間を傷つけるのは黙って見ていられないのよ」スッ
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード ピカァァァァッ!
幻惑の魔法少女「」パシュンッ!
スーパーマミ「これで良し♪」
杏子「」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:14:02.16 ID:kIGhNLlK0
幻惑の魔法少女「……すっごく痛かった」
スーパーマミ「こうでもしないと元に戻せないのよ」
幻惑の魔法少女「……でも、ありがとう」
スーパーマミ「どういたしまして。貴女は魔女になってどれくらい経つの?」
幻惑の魔法少女「……半年くらい」
スーパーマミ「ご両親……いえ、帰る場所はある?」
幻惑の魔法少女「………」コクッ
スーパーマミ「そう。なら後は大丈夫ね?」
幻惑の魔法少女「………」コクッ
杏子「ちょっと待って理解が追いつかないんだけど」
スーパーマミ「あ、まだ説明して無かったわね。魔女は元々私達と同じ魔法少女だったのよ。絶望してソウルジェムが真っ黒に染まると魔女になっちゃうのよね」
杏子「」
幻惑の魔法少女「……しかもソウルジェムは私達の体から引き離された魂。肉体はこのソウルジェムが無いと動くことさえままならない」
幻惑の魔法少女「言ってしまえば、私達は見た目が綺麗なゾンビと同じ」
杏子「」
スーパーマミ「もし貴女があの詐欺師と契約しようとしていたら、あいつを吹き飛ばしてでも止めたんだけど……契約してしまった以上は仕方ないわ」
スーパーマミ「これからは同じ魔法少女の好、お互い仲間として協力しながら過ごしましょう?」
スーパーマミ「私はグリーフシードを今みたいに人間に戻す為に活動してるんだけど、貴女の魔力も責任を持って私が……」
杏子「………」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:15:25.30 ID:kIGhNLlK0
杏子「……疑問や突っ込みたいことは沢山あるけど、一つ聞いて良い?」
スーパーマミ「えぇ」
幻惑の魔法少女「……うん」
杏子「つまりアレか?あたしはキュゥべえに騙されてとんでもない契約しちゃったってこと?」
スーパーマミ「……そういうことになるわね」
幻惑の魔法少女「今、思い出してみても……やっぱり詐欺としか考えられない」
杏子「そうか……あたし、佐倉杏子。アンタは?」
スーパーマミ「イッツミー!マーミオ……じゃなくて巴マミ」
杏子「そっか。ねぇマミさん……あいつをぶっ殺せる魔法のアイテムなんて持ってない?」
スーパーマミ「……数えきれないほどあるわ」スッ
杏子「サンキュー」パシッ
新しく現れたQB「………」コソコソ
QB(やっぱりマミだったのか。まさか芋づる式に杏子まで真実を知ってしまう結果になるとは……)コソコソ
QB(これは見つかるとただでは済まないね。体を無駄にされる前に早いとこ避難して)コソコソ
杏子「どこ行こうってんだい?」ギロッ
QB「」ビクッ
スーパーマミ「結界が消滅した時からこそこそ逃げようとしてるのがバレバレよ?」
QB「………」
杏子「さぁ〜て、覚悟は出来てるだろうな?」
スーパーマミ「私も、他の魔法少女に誤解を与えるような言い方をしたことについてお仕置きしないとね?」
QB「……逃げるは恥だが役に立つ!」ダッ
スーパーマミ・杏子「「逃がすかーーーーーーーーーー!!」」ブンブンブンブンッ!
進め!キノピオ隊長スーパーツルハシBGM『テンテレテッテッテテテテ♪テンテレテッテッテテテテ♪』
ドカドカバキボコッ!
QB「うぎゃーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」グシャグシャァッ!
※ハンマー 初出:ドンキーコング
入手すると一定時間ハンマーを振り続け、転がって来る樽を壊しながら進むことが出来るようになるアイテム。
『マリオカートアーケードグランプリ』シリーズにも登場し、こちらも同様の効果で相手にダメージを与える。
※スーパーツルハシ 初出:進め!キノピオ隊長
基本的には「ハンマー」と同じ効果のアイテム。一定時間無敵状態となり、敵はもちろん通常は壊せないロックブロック等も破壊して突き進むことが出来る。
マミ(……これが私にとって初めて出来た親友、佐倉杏子さんとの出会いでした。意気投合した理由は例の吐き気を催す詐欺師に対しての愚痴だったけど)
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/25(木) 22:16:31.00 ID:kIGhNLlK0
両親生存・友人や仲間と定期的に仲良く会話・学校生活もアイテムで両立・真実を知るも全て受け止めQB死ねモード・残機制かつ蘇生余裕なので死が怖くない→マミさんのメンタル強化
現時点で既に本編クーほむと手を組んでワルプルに挑める精神状態。でもマミさんにはまだ過去編で無双してもらう予定
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/25(木) 22:18:04.50 ID:BDxvgCPM0
かずみマギカにも出てるんだっけ
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/26(金) 11:15:59.40 ID:Pdj0TrSp0
いい加減sageろやゴミクズ
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/26(金) 11:16:36.86 ID:Pdj0TrSp0
いい加減sageろやゴミクズ
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/26(金) 11:17:35.89 ID:Pdj0TrSp0
いい加減sageろやゴミクズ
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/26(金) 14:27:57.12 ID:U5GVzkqKO
お前昨日の連投野郎だろ。自演してんじゃねえぞクソガキ
こいつ他スレでもageてるし注意されたら逆ギレするゴミだしな
早く夏休み終われや
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/26(金) 18:14:53.29 ID:Pdj0TrSp0
>>49
いい加減sageろやゴミクズ
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/26(金) 18:18:27.18 ID:L+hq8ipco
2Dのマリオしかやってないから色んなアイテムが出てきて楽しんです。
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/27(土) 02:32:42.63 ID:Sho3/tvSO
乙。
この世界のマミさん(マミオ)ならマミることも皆(ryもなさそうで安心して読めそう。
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/27(土) 13:28:26.25 ID:RPfxcB3k0
ID:U5GVzkqKO
こんなスレに四六時中張り付いてる童貞無職中年
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/27(土) 14:29:28.85 ID:OI+3BNQVO
ブーメラン刺さってるぞクソニート
他所のスレで散々叩かれたのに学習しないゲェジはとっとと消えてどうぞ
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/27(土) 20:12:58.02 ID:RPfxcB3k0
ID:OI+3BNQVO「助けてー!集団ストーカーに襲われてまーす!」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/28(日) 20:31:22.00 ID:/FLVQpo30
v、ヘM 'リ"ノンミ/ソMv、
ソVvミヘ/Wv彡vV/ ミ∠ミ::
ミミ _ ミ:::
ミ 二__, --、r'"___、 ヾ ト、::ヽ
ミレ'"~,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ \ヾ:、
K/ー'~^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i.
!〉 ー―'"( o ⊂! ' ヽ Y_ ブーメラン刺さってるぞクソニート
i ,.:::二二ニ:::.、. l i 他所のスレで散々叩かれたのに学習しないゲェジはとっとと消えてどうぞ
.! :r'エ┴┴'ーダ !Kl
.i、 . ヾ=、__./ ト=
ヽ. :、 ゙ -―- ,; ,!
\. :. .: ノ
ヽ ヽ . . . . . .イ
. `i、 、::.. ...:::ノ ,
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:05:49.12 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミホーム
マミ「はい、どうぞ」コトッ
杏子「………」
マミ「どうしたの?食べないの?」
杏子「なぁマミさん……」
杏子「これ何?」
マミ「タンコブよ」キリッ
杏子「もはや食べる物ですら無い!?」
マミ「確かに名前はアレだけど列記とした食べ物よ。騙されたと思って食べてみて?」
杏子「うぅ……い、いただきます!はむぅっ!もきゅもきゅ……んんっ!?何だこれ!?超美味いじゃないか!?」
マミ「でしょう?仮にもお友達に得体の知れない物を出す訳ないじゃない」
※タンコブ 初出:マリオストーリー
謎の生物、コブロンを攻撃すると入手出来るアイテム。原作では、食べるとマリオのHP・FP(所謂MP)がかなり回復する。
ただし無限に入手出来る訳ではなく、コブロンは何度も攻撃すると死んでしまう。それ以降は二度と登場しなくなり、タンコブも入手出来なくなる。
作中ではタンコブは珍味で貴重な食材とされており、コブロン自体も絶滅危惧種とされている。にも関わらずマリオ達に攻撃される不憫なキャラクター。
「1UPキノコでいくらでも蘇生出来るだろ」という指摘は禁句。しかし作品によっては遊技場の景品でタンコブを入手可能だったりする。
マミ達魔法少女が食べると肉体の傷が癒え、魔力もかなり回復する。ただし流石に全回復はしない為、おやつ代わりとして食べた方が良い。
杏子「もぐもぐっ!ひょへひひへほひゅうへえのやふひろひひょはぁ!」モグモグ
マミ「食べるか話すかどちらかにしなさいよ……」
杏子「ごくんっ!それにしてもキュゥべえの奴酷いよなぁ!」
マミ「同感ね。あんな詐欺まがいのことをして、しかも魔女になるまで追い詰めるだなんて……」
杏子「でもマミさんはどこでそれを知ったんだ?まさかあいつがペラペラ話す訳無いし……」
マミ「以前、魔女に心を読む魔法を使ったことがあるの。その時に魔女が……」
杏子「なるほど。ってことは魔女になっても人間としての自我は消えないのか?」
マミ「う〜ん、魔女化したばかりの時は我を忘れてるみたいだけど、しばらく経つと正気に戻るらしいわ」
杏子「じゃああたしは元仲間を殺してたことになるのか……うぅ……」ズーン
マミ「それは仕方ないわよ。何も知らなかったんだから」ナデナデ
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:08:09.23 ID:+Wjxxfau0
杏子「……マミさん」
マミ「何?」
杏子「あたし、これからはマミさんと一緒に魔女を元に戻すことにする!これ以上元仲間を殺し続けるだなんて、あたしには出来ない!」
マミ「……!」
杏子「今まで魔女をグリーフシードにしてはキュゥべえに食わせて……それって仲間の命を使い捨てにしてるってことでしょ?」
杏子「それを知っちゃったら、今までみたいに魔女を狩って魔力回復なんて出来ないし……真実を知ったからこそ、あたしも元仲間を助けたい!」
杏子「他の魔法少女や元魔女は知らないけど、あたしは隣の風見野に住んでるからすぐに来られるし……迷惑かな?」
マミ「……ううん、仲間が増えるのは嬉しいわ!もちろん魔力の回復は任せておいて!これからはよろしくね、佐倉さん!」ニコッ
杏子「マミさん……!」パァッ
マミ(たまに他の魔法少女の子達と共闘することはあるけど、やっぱり予定や場所の関係で毎回バラバラで……)
マミ(だからこそ、いつも一緒に共闘出来る仲間がいてくれたらと思ってたけど……ついに『アレ』が出来る時が来たのね!)
マミ(今までは時々しか出来なかったけど、これからはいつでも……テンション上がってきたわ!)グッ!
マミ「ふふふ……」ニヤニヤ
杏子「……あの、マミさん?」
マミ「まずはアレかしら?それともアレから……いや、あの技も捨てがたいわね……う〜ん……」ブツブツ
杏子「………」
杏子(何だろう。マミさんの強力な魔法を間近で見られる期待と、また巻き込まれるかもしれない不安が入り混じった感覚が……)
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:09:22.58 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
魔女の結界
スーパーマリオワールドアスレチックBGM『テレレレッテレレテッテッテン♪テレレレーレレーレレ……』
杏子「マミさん!使い魔は魔女と関係無いんだよね!?」槍ザクッザクッ
ファイアマミ「えぇ!だから遠慮なく倒しても大丈夫よ!ハッ!ホイッ!ハッ!ホイッ!」ブァッ!ブァッ!
使い魔達「アグッ!?オゴッ!?」ボコッボコッ
杏子「そっか!じゃあ思う存分……って言いたいとこだけど数が多すぎて……!」槍ザクッザクッ
ファイアマミ「だったら佐倉さん!これを!」ポイッ
杏子「え?おっと!何だこれ?青い箱?」
ファイアマミ「それを思いっきり地面に叩き付けて!」ブァッ!ブァッ!
杏子「え〜っと、こうかな?えぇいっ!」ドガッ!
ズドドドドドドドドッ!
使い魔達「ウゲェッ!?」ポコッポコッポコッ!
杏子「すっげー!?あれだけ沢山いた使い魔達が一瞬で消滅した!?」
ファイアマミ「地面にいてくれて助かったわ。まぁ空中にいたら他のアイテムを使えば良いんだけど」
※POWブロック 初出:マリオブラザーズ
周囲の地面に対して強烈な地震を引き起こし、周囲の敵をまとめて倒すことが出来るアイテム。ただし空中にいる敵には効果が無い。
ちなみに『スーパーマリオスタジアムファミリーベースボール』には亜種として「POWボール」が登場している。
杏子「後は魔女だけか」
ファイアマミ「今ので結構魔力を使っちゃったわね……ここは強力なアイテムで一気に決めるわよ!」ゴソゴソ
ファイアマミ「佐倉さん!今度はこれよ!」ポイッ
杏子「うわっとと!デカいキノコ?」
ファイアマミ「それを食べて!」
杏子「無茶言うなよ!?いくらあたしでもこんなデカさのキノコは……」
ファイアマミ「大丈夫!一口食べれば効果が現れるから!」
杏子「そうなの?ならいただきます!かぷっ……」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:10:45.15 ID:+Wjxxfau0
デュワデュワデュワデュワデュワ♪ムクムクムクッ!
Newスーパーマリオブラザーズ巨大キノコBGM『テッテッテテッテッテテッテ♪テッテッテテッテッテテレレレ……』
巨大杏子「あれ?マミさん小さくなった?って何だこの音楽!?」
ファイアマミ「貴女が巨大化したのよ!今の佐倉さんはどんな敵でも踏み潰すだけで倒せるわ!」
※巨大キノコ 初出:Newスーパーマリオブラザーズ
一定時間体が巨大化し、敵はもちろん土管やブロック等の仕掛けすら破壊しながら突き進むことが出来るようになるアイテム。
基本的には無敵状態だが『マリオカートWii』等の一部作品では他の無敵アイテム(主にスーパースター)に当たり負けすることもある。
巨大杏子「そういうことか!じゃあこのまま一気に最深部まで突っ走れば!ウォッフォーウ!」ズドドドドッ!
ドガガガガガガガガッ!
使い魔達「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」ポコポコポコポコッ
ファイアマミ(使い魔どころか壁すらぶち破って進むなんて……流石は巨大キノコね)
ファイアマミ「って私だけ置いて行かないでー!?」ダッ
巨大杏子「ははっ!気分爽快〜!」ズドドドドッ!
魔女「オオオオォォォォォ……!」
巨大杏子「いつもならデカいと思ってる魔女もこんな小さいのか!仲間だと分かってるけど、一度倒さないと元に戻せないらしいから……ごめん!えいっ!」グシャッ!
魔女「グヘァッ!?」プチッ
スーパーマリオワールドコースクリアBGM『テーテーテテーテテレテテー♪テテテテテーテレレッテーテッ♪』
ファイアマミ「さ、佐倉さぁん……ぜぇぜぇ……」
巨大杏子「おっ、マミさ〜ん!魔女ならとっくに倒しちゃったよ〜!」
グリーフシード ペラペラ
ファイアマミ「随分と思いっきり踏みつけたのね……グリーフシードがペラペラよ?」1UPキノコスッ
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード シュパァァッ
魔法少女「いっだぁっ!?踏みつけて倒すとか反則でしょ反則!?」パシュンッ!
巨大杏子「だって倒さないと蘇生出来ないから仕方ないじゃん。そりゃ心が痛まないかと言われたら痛むけど……」
ファイアマミ(うっぐ!巨大化してるせいか大きな声が耳にキンキン響く……!)
巨大杏子(でも巨大化して爆走するのって……結構楽しかったかも!また今度マミさんに巨大キノコ使わせてもらおうかな?)
魔法少女「ちょっと聞いてる!?もしもーし!?」
巨大杏子「えっ、何?」
魔法少女「ぐわぁっ!?耳が!?鼓膜がぁーっ!?」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:13:19.01 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
使い魔の結界
ペーパーマリオRPG通常戦闘BGM『テテッテテッテ♪テッテッテッテレッテッテレ♪テレッテレッテッテーレッテ……』
スーパーマミ「分身魔法?ワッハー!」バキィッ!
使い魔「ゴフッ!?」ズドーンッ!
※スマッシュパンチ 初出:ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ
初代スマブラにおけるマリオの横スマッシュ攻撃。強烈なストレートで相手を吹き飛ばす。
杏子「うん。といってもまだ未完成だし、攻撃手段としてはまともに使えないけど!」槍ザクッザクッ
スーパーマミ「だったらこれで代用した方が良いわ!魔力の節約にもなるし、お手軽に分身を増やせるわよ!」ポイッ
杏子「よっと!顔が二つ付いてる花?」カッ
ポポポポポポポポポポンッ!
大勢の杏子「「「「「「「「って何じゃこりゃーーーーーーーーーーー!?」」」」」」」」
使い魔達「ファッ!?」
※コピーフラワー 初出:マリオ&ルイージRPG2×2
使うと分身を大量に生み出すことが出来るアイテム。分身全員が実体を持っている為、分身の攻撃は全て敵にきっちり当たる。
基本的にダブルチェリーと同じ効果だが、こちらは一個で大量の分身を生み出すことが出来るので上位互換アイテムと言える。
スーパーマミ「よしっ!佐倉さん、そのまま分身全員で攻撃よ!」
大勢の杏子「「「「「「「「ちょっとマミさん!?いきなりこんな増やされてもどう動けば良いか分からないよ!?」」」」」」」」
スーパーマミ「そのまま槍を振り回せば大丈夫よ!それだけいれば数の暴力で十分戦えるわ!」
大勢の杏子「「「「「「「「戦法雑過ぎ!?」」」」」」」」
スーパーマミ(だって原作でも増やした分身でひたすら敵を踏み続けるだけだもん)
大勢の杏子「「「「「「「「えーいこうなりゃヤケだ!でやぁーっ!」」」」」」」」槍ザクザクザクゥッ!
使い魔達「ウボァーーーーーーーーーーーーッ!?」
ペーパーマリオRPG勝利BGM『テッテレッテッテー♪テレレッテーン♪』
スーパーマミ「やったわね佐倉さん!」
大勢の杏子「「「「「「「「ねぇマミさん。アイテムや技便りじゃなくて、もっとこう戦略とか練らないの?」」」」」」」」」
スーパーマミ「だっていつもこんな感じの戦い方だし……ぶっちゃけアイテムが無かったらかなり苦戦してるわよ私」
大勢の杏子((((((((それでよく生き残れたな……いや、確かにこれだけ強力なアイテムがあれば何とかなるのも納得だけど))))))))
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:18:06.39 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
使い魔の結界
マリオストーリー通常戦闘BGM『ラッキーマリオ、いってみよ』
使い魔達「キシャーーーーーーーーーーーーー!」ワラワラワラ
杏子「今回もやたら多いな!あぁもうっ!」槍ザクザクッ
スーパーマミ「あるわよね!クリア出来ない訳じゃないけど微妙に厄介で中々進めないコースって!ワッ……!」ドガァッ!
使い魔達「ゲハァッ!?」
※ファイア掌底 初出:大乱闘スマッシュブラザーズDX
スマブラDXにおいて「スマッシュパンチ」の代わりに追加された、マリオの新しい横スマッシュ攻撃。
拳に炎の力を溜め、前方に突きだして相手を吹き飛ばす。溜めれば溜めるほど威力が増すが隙も大きくなる。
スーパーマミ「……よしっ!今こそ『あの技』を使う時ね!佐倉さん、これを!」ポイッ
杏子「コピーフラワー?また分身するのか?」
スーパーマミ「えぇ!ただし今回はただ分身するだけじゃなくて、私と協力して使い魔達にミラクルアタックをお見舞いしてあげましょう!」
杏子「ミラクルアタック?」
スーパーマミ「説明は後!とにかく分身して!」
杏子「わ、分かった!はぁーっ!」カッ
大勢の杏子「「「「「「「「これでいいの?」」」」」」」」
スーパーマミ「えぇ!じゃあいくわよ!私と佐倉さんの協力技、ミラクルボール!」ピカッ!
大勢の杏子「「「「「「「「あ、あれ?体がマミさんに引き寄せられていく!?あぁ〜っ!?」」」」」」」」シュゥゥゥゥン!
ミラクルボール杏子「ひゃあっ!?」パシュンッ!
スーパーマミ「大成功!」
※ミラクルボール 初出:マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー
マリオとユメルイージの必殺技「ミラクルアタック」の一つ。大量のユメルイージが合体してボールの形となり、マリオが蹴り飛ばして敵を吹っ飛ばすスペシャル技。
原作ではユメルイージが現れる夢世界でしか使えず、ボールとなったルイージもマリオが玉乗りしながらかき集める必要があったが、マミが使う魔法ではそんなことお構いなし。
ミラクルボール杏子「ちょっとマミさん!?どういうことだよこれ!?」
スーパーマミ「分身して増えた佐倉さんの有効活用よ!後はそのまま……フゥッ!」ドガッ!
ミラクルボール杏子「ひゃあああああああああああああっ!?」ゴロゴロゴロゴロ
使い魔達「ブヘッ!?アガッ!?ゴフッ!?」ポコポコポコポコッ
EXCELLENT!
マリオストーリー勝利BGM『テッテッテー♪テレテテーテレレテッテッテー♪』
スーパーマミ「やったわ!一気に全滅ね!」
杏子「やったじゃねーよ!あたしを武器にするなー!」ダダダッ!
スーパーマミ「ごめんなさい。でも目も回らないし痛くなかったでしょ?あくまでも私の魔法を使った『技』だもの!」
杏子「まぁ、確かにピンピンしてるけどさ……」
杏子(流石にこんな技ばかりさせられるのは嫌だけど、分身の合体魔法は中々使えそうだな……マミさん任せにするのもなんだし、ここは……)
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:20:23.44 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
佐倉家
マミ「はぐはぐはぐっ!ひょほはんふぁーふおいひいれふへ!」モグモグ
杏子「食べるか喋るかどっちかにしなよ……」
モモ「マミさん、ほっぺたがリスさんみたい〜!」キャッキャ
杏子ママ「ふふっ♪お代わりはまだあるから、ゆっくり食べてね?」
マミ「ごくんっ。はい!」
杏子パパ「それにしてm」
モモ「それにしても、あのお姉ちゃんがお友達を連れて来るなんてびっくりしたよ〜!」
杏子「あのってどういう意味さ!」
杏子ママ「まぁまぁ。巴さん、貴女は杏子にとって初めて出来たお友達なの。これからも仲良くしてあげてね?」
杏子「うわぁー!?それ内緒にしてって言ったのにー!?」
モモ「お姉ちゃん、ぼっちなのー?」
杏子「今は違うよ!というかそんな言葉どこで覚えてきた!?」
マミ「もちろんです!私にとっても佐倉さん……杏子ちゃんは大切なお友達ですから!」
杏子「う……」
マミ「あ、もしかして照れてる?」
杏子「違っ、そんなんじゃ……」
杏子パパ「………」
杏子パパ(女子八割で男は私一人だけ……正直肩身が狭い……)
杏子「………」
杏子ママ「………」
モモ「………」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:22:03.42 ID:+Wjxxfau0
マミ「それにしても、お食事といいインテリアといい……本当に豪華ですね」キョロキョロ
杏子パパ「実h」
杏子ママ「実はね?こんな風にお客様を呼んでも恥ずかしくないような食卓になったのは、つい最近のことなんです」
杏子パパ(また台詞取られた……)
マミ「そうなんですか?」
モモ「うんっ!今までパパが教会で沢山の人にお話してたんだけど、誰一人聞いてくれなくって……すっごい貧乏だったの!」
杏子パパ「うっ」グサッ!
杏子「そのせいでうちは一時期食べる物にさえ困る状況で……一日の食事を水でしのぐ日もあったくらいなんだよね」
杏子パパ「ぐふっ」グサッ!
杏子ママ「このままだとお父さんの無収入のせいで一家揃って餓死してしまう……正直、娘を連れて家を出ようと考えたことさえあったの」
杏子パパ「がはっ!」グサッ!
杏子ママ「そんな時、突然お父さんの話を聞いてくれる人が増えたんです!」
杏子「そのお陰で何とか寄付金が集まって、今のそれなりに贅沢出来る環境が出来上がったって訳」
モモ「不思議だよね〜!誰にも相手にされずお金も稼げなかったパパが急に人気者になったんだもん!」
杏子パパ「はぐあっ!?」グサッ!
マミ(……皆、これでもかとばかりに随分と毒舌ね)
杏子パパ「………」ズーン
杏子パパ(改めて考えると私って本当にダメ親父だな……すまない母さん、杏子、モモ。私のせいで苦労をかけて)ガクッ
マミ「………」ジー
マミ「ところで、杏子パパさんのお話を沢山聞いてくれるようになったきっかけって、佐倉さんの契約による影響よね?」
杏子「……うん」
杏子パパ「契約?何だそれは?」
杏子「………」
杏子ママ「………」
モモ「………」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:23:53.04 ID:+Wjxxfau0
マミ「実は私と佐倉さん……杏子ちゃんは、魔法少女なんです」
杏子パパ「は?何を言って……」
杏子「父さん、あたしが毎晩夜な夜な出かけていることを不自然だと思わなかった?」
杏子パパ「確かにそれは疑問に思っていたが……」
杏子「実は魔女を倒しに行ってたからなんだ。魔法少女になった人は、願いを一つだけ叶えてもらう代わりに魔女と戦う使命を背負うことになる」
杏子パパ「急にそんなことを言われても……」
スーパーマミ「オキドキー!」ポンッ
杏子「ほい」ポンッ
杏子パパ「!?」
杏子「どう?急に服装が変わるなんて普通に考えてあり得ないでしょ?これで信じてくれる?」
杏子パパ「……あ、あぁ。しかし魔女か……ん?ちょっと待て。杏子、今『願いを叶えてもらう』と言わなかったかい?」
マミ(とりあえず証拠は見せたし元に戻りましょうか)ポンッ
杏子ママ「………」
モモ「………」
杏子「……うん」
杏子パパ「まさかとは思うが、その願いとは……」
杏子「きっと父さんの想像通りだと思うけど……『皆が父さんの話を真剣に聞いてくれますように』って願ったんだ」
杏子パパ「な、何と言うことをしたんだ!?それなら誰一人私の話を自分の意志で聞いていたという訳では無かったということじゃないか……!」プルプル
マミ「………」チラッ
杏子・杏子ママ・モモ「「「………」」」コクッ
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:25:39.64 ID:+Wjxxfau0
杏子パパ「杏子……お前は……!」プルプル
杏子ママ「でも、お父さんがそれを咎める資格はありませんよね?」
杏子パパ「っ!?か、母さん、何を……」
モモ「大体、パパがず〜っとペラペラ話してるからモモ達はお腹を空かせて辛い思いをすることになったんだよ?」
杏子パパ「そ、それは……」
杏子「あたしは父さんのことを思って願った。確かに手段としては褒められたことじゃないかもしれないけど……」
杏子「あたしの目的は父さんだけじゃない。あたし達家族全員が、せめてまともな幸せを掴みたくて願ったことなんだ」
杏子ママ「貴方はそれを否定するというの?たった一度のチャンスを家族の為に使ってくれた、娘の思いやりを……否定すると言うの?」
杏子パパ「しかし、私は……」
モモ「まだそんなこと言うの!?確かにパパは頑張ってたと思うけど、だからってモモ達がお腹空いて死んじゃいそうな時だって、ずっとお話することしか考えて無かった!」
杏子パパ「うぐっ……」
マミ「……私は宗教や教会のことは詳しくありませんし、横からで厚かましくて申し訳ありませんが……私個人の意見として、一つだけ言わせて下さい」
杏子パパ「……え?」
マミ「家族が苦しんでいるのなら、自分の信念を捨ててでも家族を守る為に行動して下さい!お金が無いなら話を聞いてもらうとか以前にハロワにでも行って仕事探しましょうよ!」
マミ「貴方がしていることは、結局は独りよがりなことです!家族を持った以上、夫として父親として、何をすべきかをしっかり考えて行動して下さい!」
杏子パパ「ぐはああああああああああああぁっ!?」グサグサグサァッ!バシーンッ!
杏子パパ(心に抉り込むような、それでいて凄まじく痛い言葉がああああああっ!それに頭にもバシーンと殴られたかのような衝撃があああああっ!)
杏子パパ「」ピクピク
モモ「パパ、胸と頭を押さえてうずくまってる」ボソッ
杏子ママ「きっと、私達の言葉が相当効いたんでしょうね」ボソッ
杏子「……本当にこれで良いんだよね?マミさん」ボソッ
マミ「えぇ。だって本にはこの方法が一番効果的だと書いてあったから」ボソッ
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:26:46.12 ID:+Wjxxfau0
杏子パパ「……すまなかった、杏子。私は、家族や娘の友達に説教されてしまうほどに愚かだったようだ……」
杏子「父さん……」
杏子パパ「私の為に……家族の為に願ってくれてありがとう。これからは杏子に感謝しながら、教えを広げていくことにするよ」
杏子パパ(例えそれが仮初の賛同だとしても……娘の純粋な気持ちを無碍にすることは出来ない……!)
マミ「………」ニヤッ
杏子ママ「その言葉、本当ですね?」
モモ「後でやっぱりやめた〜なんて言わないよね?」
杏子パパ「あぁ、約束するよ……」
杏子「絶対だよ!?もし約束破ったら泣くからね!思いっきり泣くからね!?」
杏子パパ「分かっているさ……」
杏子パパ「はは、やっぱり私はダメな父親だな……」
マミ「………」
マミ(やれやれ、何とか解決ね。それにしても、まさか人を説得するのにここまでしなきゃいけないなんて……)
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:28:11.45 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
杏子「父さんは?」
モモ「部屋でお山座りしてるよ」
杏子「そっか。ちょっとだけ心を鬼にしたつもりだったけど、やっぱりやり過ぎたかな……」
マミ「そんなこと無いわよ。娘に魔女とまで言い放った人よ?これくらいはお灸をすえてあげなきゃ!」
杏子ママ「マミさんの言う通りよ?私もスッキリしちゃったし♪」
モモ「モモもー!」
杏子「母さん、モモ……」
杏子ママ「それにしても凄いわね、巴さんの魔法って。まさか時間を巻き戻してしまうなんて」
マミ「いえ、そんな……でも、私としてもやつれている杏子ちゃんを放っておくことは出来ませんでしたから!」
杏子「………」
杏子(そう。あたし達は一度マミさんのリトライクロックで時間が巻き戻ったことを知っている)
杏子(マミさんがうちに来たのは初めてじゃない。本当は二度目なんだ。それを知らないのは父さんだけだけど)
杏子(あたしは以前……正確には、現時点から一週間後に現れる魔女を倒した時、魔法少女のことが父さん達にバレてしまった)
杏子(そしてあたしの願いについてもバレちゃって……あたしは父さんから魔女だと言われてしまった)
杏子(そのまま全てに絶望した父さんは酒に溺れ、母さんには暴力を振るう日々……あたしもモモも怯えきってしまっていた)
杏子(どうしようもなくなったあたしは半泣きでマミさんに相談した。するとマミさんは物知りの本を取り出して目を通したと思ったら……)
マミ『今すぐ杏子ママさんとモモちゃんをここに呼んで時間を巻き戻すわ!』
杏子(あたし以上に切羽詰まった顔でそう言ったと思ったら、ワープボックスで母さんとモモを引っ張って来て時間を巻き戻した)
杏子(そしてマミさんがあたしの家に来る直前の日まで戻したと思ったら、母さんとモモに事情を説明して……その上、協力してもらう約束までして……)
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:30:24.85 ID:+Wjxxfau0
杏子「それにしても、結構思い切った作戦だよなぁ。攻撃力強化アイテムを身に付けながら、父さんの心に攻撃するなんて」
マミ「そうでもしないと、きっと杏子パパさんは納得しなかったでしょうから」
モモ「この二個のバッジのお陰なんだよね?」キラン
マミ「えぇ。これを付けていたから、杏子パパさんはモモちゃん達の言葉を真剣に受け止めてくれたの」
杏子ママ「思い返してみても、さっきのお父さんは本当に反省しているようでしたし……」
マミ・杏子((実際には真剣に受け止めさせると言うより、言葉を強力な棘にして心にグサグサ刺しまくってたんだけどね……))
※ドカーンナグーリ 初出:マリオストーリー
原作では装備するとマリオのハンマー攻撃の威力を大幅に上昇させるバッジ。同効果のバッジ『ガツーンナグーリ』の強化版。
杏子、モモ、杏子ママの『心を殴る攻撃=精神攻撃』の威力を強化し、杏子パパの心に大ダメージを与える為に使用した。
※ツラヌキナグーリ 初出:マリオストーリー
装備すると相手の防御力や装甲の硬さを無視してダメージを与えることが出来るようになるバッジ。ただし無敵状態の相手には効果が無い。
杏子達の強化した精神攻撃を、杏子パパの絶望で支配された心の壁を突き破ってダメージを与える為に使用した。
杏子(しかも……)チラッ
杏子「……そこにいるんだよね?もう一人のマミさん」ボソッ
透明マミ「えぇ。さっきバシッと杏子パパさんの脳天に一発かましてやったわ」ボソッ
マミ(追い打ちとして、ダブルチェリーで増やしておいたもう一人の私に透明帽を使って杏子パパさんに喝を入れさせたのよね)
※透明帽 初出:スーパーマリオオデッセイ
被ると透明人間となり、誰からも姿が見えなくなる。ただし原作では影だけは見えているが、マミの魔力により影も消すことが出来る。
※ハリセンビンタ 初出:マリオストーリー
原作に登場するマリオの味方キャラクター、レサレサの技。ハリセンを使い、高い攻撃力で相手をビンタしてダメージを与える。
透明になったマミが杏子パパに追い打ちをかける為に、この技を使って脳天に渾身のハリセン攻撃を食らわせた。
マミ「流石にこれだけやれば彼はプライドをへし折られて反省すると本に書かれていたけど、見事に正解だったわね」
杏子ママ「DVのストレスを発散出来て気分爽快でした♪」
モモ「パパもたまには反省しないとね!」
杏子「………」
杏子(母さんもモモも、相当頭にきてたんだな……さっきの毒舌っぷりは演技じゃなくて絶対に素だ……)
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:32:00.49 ID:+Wjxxfau0
杏子「じゃあ母さん、あたしマミさんを近くまで送って行くよ」
杏子ママ「えぇ。巴さん、今日は本当にありがとうございました」ペコッ
モモ「マミさんありがと〜!」
マミ「どういたしまして。また杏子パパさんが何か問題を起こしたら、すぐに杏子ちゃんか私に言って下さいねー!」スタスタ
杏子「………」スタスタ
マミ「ふふっ。モモちゃんと杏子ママさん、元気になってくれたみたいで良かった」スタスタ
杏子「うん……ありがとうマミさん。あたしやモモ達のことを助けてくれて」
マミ「気にしないで。お友達が困っているなら助けるのが当たり前でしょ?それに、あんなことを知ったら放っておけないもの」
杏子「あんなこと?」
マミ「佐倉さん。もし貴女が私に相談しないままだったら、杏子パパさんが家族と無理心中して貴女だけが取り残されていたのよ?」
杏子「はぁっ!?ど、どういうことだよそれ!?」
マミ「本に書かれていたの。もちろんそんなことになったら私が全力で何とかするつもりだったけど……貴女だって、家族が死ぬところは見たくないでしょ?」
杏子「当たり前だよ!良かったぁ〜!マミさんに相談しておいて……!」
マミ「これからは堂々と魔法少女としての活動が出来るわね」
杏子「うん!父さん達の幸せを守る為にも、これまで以上に頑張らないと!」
マミ「………」
マミ(良かった、佐倉さんが元気になってくれて。時間を戻す前の佐倉さん、本当にこの世の終わりみたいな顔してたから……)
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:33:39.29 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
魔女の結界
マリオ&ルイージRPG2×2通常戦闘BGM『アタック・ジ・エネミー』
水風船の魔女「ギェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」
杏子「マミさん!あれやろうよあれ!ブラザーアタック!」
スーパーマミ(佐倉さん、滅茶苦茶張り切ってるわね。杏子パパさんと和解出来たのがよっぽど嬉しかったのかな)クスッ
杏子「マミさーん!」
スーパーマミ「あ、はいはい!じゃあ今回はこれよ!」ハンマーポンッ!
スーパーマミ「佐倉さん!お願い!」ポイッ!
杏子「よーし!いくよマミさん!フゥーン!」ボカッ!
ちびマミ「オ゛ゥ゛オ゛!」デュンデュンデュン♪
杏子「そのままちびマミさんを魔女に……ヤァッ!」バキッ!
ちびマミ「フッフー!」ボカッ!
水風船の魔女「ガハッ!?」
杏子「まだまだぁ!イェーヤァッ!」バキッ!
ちびマミ「ハハハー!」ボカッ!
水風船の魔女「ウゲッ!?」
杏子「とどめだー!オッホーウ!」バキィッ!
ちびマミ「オゥイェーイ!」ズガァッ!
水風船の魔女「オガァァァァァッ!?」
スーパーマミ「やったわね!」シュルンッ!パシッ!
杏子「大成功!」パシッ!
※ノックバックブロス 初出:マリオ&ルイージRPG
マリオとルイージの「ブラザーアタック」の一種。ルイージがマリオをハンマーで叩いて小さくし、そのままマリオをハンマーで吹き飛ばして敵にぶつけることでダメージを与える技。
ちなみにボタン操作が難しくなるが「Advコマンド」という派生技も存在し、本来の技は一度しか攻撃しないが、こちらはちびマリオを何度も敵にぶつけてダメージを与えることが出来る。
マリオ&ルイージRPG2×2勝利BGM『テレッテッテレッテレッテッ♪テンテンテッテレッテレッテ……』
グリーフシード ボロッボロ
スーパーマミ「後もう一人だけ常に一緒に行動出来る仲間がいれば、更に強力なスペシャル技が使えるんだけど……」1UPキノコスッ
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード シュパァァァッ
杏子「まだあるのかよ!?ブラザーアタックやミラクルアタックだけでもすっげー強力なのに!?」
水風船の魔法少女「うわぁ〜ん!痛かったよぉ〜!」パシュンッ!
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:36:46.66 ID:+Wjxxfau0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
QB「………」
QB(これは不味い状況だ。マミが魔女達を蘇生して元の姿に戻してしまうせいで、折角回収したエネルギーが再び魔法少女達に逆戻りしてしまっている)
QB(このままでは僕らは母星から大目玉を食らってしまう。かと言ってマミと接触したら体を無駄に消費させられるだけ……)
QB(くっそ!本当に何なんだよ彼女は!?魔女を蘇生するだけでも非常識なのに、時間さえ自在に巻き戻せるだなんて!?)
QB(こんなのどうやって対処すれば良いんだよ!いくら感情の無い僕でもそろそろ怒りではらわたが煮えくり返りそうだよ!!)
QB(あんな反則的な魔法少女相手だと、他の魔法少女をけしかけても返り討ちにされるだけだし、かと言って強い魔女の結界に誘導しようものなら蘇生させられるのがオチ……)
QB(何か、何か彼女でさえ苦戦するような存在は……)
QB「……!」キュッピーン!
QB(そうだ!『彼女』がいた!流石のマミでも、彼女相手に一方的な戦いは出来ないはずだ!)
QB(そうと決まれば契約を増や……そうとしたらマミや杏子に妨害されてしまうか。全く、やりにくいったらありゃしないよ)
QB(となると、見滝原と風見野は避けるべきだね。狙いはここから遠く離れた地か……)
QB(出来るだけマミに気づかれないほどの場所で契約を増やし、適当に煽ってガンガン魔女化させれば……よし、いける!)
QB「……巴マミ。君の思い通りになると思ったら大間違いだよ」
QB(宇宙の為に回収したエネルギーを奪われたんだ。僕らもそれ相応に仕返し……じゃなくて抵抗をさせてもr)
杏子「あっ!向こうににっくき詐欺師が!」
マミ「何ですって!?これでも食らいなさい!オゥヤッ!」ビシュッ!
ギュワンギュワンギュワンギュワン! ズドォォォォォォン!!
QB「またこれかあああああああああああああああああっ!?」
※トゲゾーこうら 初出:マリオカート64
一位のキャラクターをロックオンして飛んでいき、最終的に大爆発して一位のキャラクターを足止めすることが出来るアイテム。
The・みんなのトラウマ。このアイテムのせいで、ゴール寸前に一位から二位以下に順位を落としてしまい泣いたプレイヤーは決して少なくないはず。
マミ・杏子「「アイディベースト!」」
新しく現れたQB「………」
QB(決めた。絶対にマミだけは魔女化させてやる。最後に勝つのは僕らだ……!)
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/29(月) 22:37:44.16 ID:+Wjxxfau0
佐倉家心中事件の解決方法については正直ちょっと悩んだ
隠し続けて解決√もあったけど、やっぱり後腐れが無いよう打ち明けた上で杏子パパ説得√にしました
なんか悪者みたいなポジションにしてごめん杏子パパ。次回からアニメ本編時系列に突入予定
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/30(火) 00:15:31.11 ID:o9+uAqqSO
乙。
戦闘方法がまさにマンマミーア
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/30(火) 08:39:27.33 ID:RDxaaToa0
QBの天敵だなぁ・・・マリオは
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 12:55:50.24 ID:BPEw2u0QO
たぬきマミさんは出てきますか!?
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/30(火) 16:30:41.16 ID:gUnVed500
バニーマミさんも出てきて
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/08/04(日) 15:53:41.81 ID:a9a0iPFP0
乙
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:14:28.29 ID:22AvmqFk0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
病院
メガほむ「っ!?」ガバッ
メガほむ「はぁはぁ……ここは……もはや実家より馴染みがある病室?」キョロキョロ
メガほむ(良かった。とりあえず遡行は成功したようね……いや成功したところでほぼ詰んでるけど)
メガほむ「……はぁ」
メガほむ(またここからなのね。繰り返しには慣れたけど、前回はほとんどが上手くいっただけに悔しい……!)ギリッ
メガほむ(それにどうして魔女化したまどか達はいきなり襲って来たのかしら。今まではそんなこと一度も無かったのに……)
メガほむ「………」
メガほむ(いや、前のループの出来事を引きずるのはやめましょう。気持ちを切り替えて今度こそまどかを救わないと)スクッ
メガほむ(いつも通り魔法で視力と病気を回復させて……)ソウルジェムペカー
ほむら(まずはエイミー救出と魔女退治ね。これももう何回目かしら……)ファサッ
看護師「あら?暁美さん?」
ほむら「病気が完治したので退院します」ダッ
看護師「は?えっ、ちょっと待って!?」
某所
QB「……!」キュッピーン!
QB(今、マミとは異なるイレギュラーの魔法少女の気配と荒ましい素質を持つ少女の気配が!)
QB(場所は……見滝原!?よりによってあそこなのか!?これじゃ契約したくても出来ないじゃないか!)
QB(マミや杏子がいる時点で間違いなく邪魔されるだろうし、新たなイレギュラーも敵か味方か分からないし……)
QB「………」
QB(いや、ここで諦めるのも僕らしくない。ダメ元で行ってみるしかないか……どうかマミ達やイレギュラーと鉢合わせしませんように!)
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:17:08.02 ID:22AvmqFk0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
見滝原郊外
エイミー「ニャー」
ほむら「これで良し。次は魔女ね。どうせ今回もあっちに結界が……」スタスタ
ほむら「………」
ほむら「……?」
ほむら「えっ嘘!?無い!?どうして!?」
ほむら(まさか誰かが先に……?こんなこと、今まで一度も……!)
数十分前 魔女の結界
マリオパーティ4ミニゲームBGM『ゆかいにドタバタ』
ロベルタ「オオオオォォォォ……!」
杏子「浮遊してる上にかごに隠れてるのか?厄介な魔女だな……」
スーパーマミ「いいえ。むしろ狙いが定めやすくて楽だわ!佐倉さん、これに捕まって!」ドスンッ!
杏子「うおっ!?何だこれ!?デカい鉄球!?」
スーパーマミ「これを魔女にぶつければ一撃よ!私が投げるから、貴女は軌道を修正して!」
杏子「分かった!」ガシッ!
スーパーマミ「ンウゥ〜!ソロングバウザー!」グルグルグル……ビシュッ!
杏子「いっけーーーーーーーーー!」ズガァンッ!
ロベルタ「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
杏子「イェーイ!本当に一撃で魔女を……って止まらない!?オウノォー!?」ヒュウウゥゥゥ……
マリオパーティ4ミニゲーム勝利BGM『やったね』
スーパーマミ「あ、鉄球と一緒にしがみついた人も吹っ飛ばされること説明し忘れてた……」
※ブンなげテッキュウ 初出:マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX
マリオとルイージの必殺技「ブラザーアタック」の一つ。マリオが大きな鉄球を投げ、ルイージがそれにしがみついて軌道を調整しながら敵にぶつけて大ダメージを与える技。
グリーフシード ボロボロ
スーパーマミ「……と、とりあえず先に魔女を元に戻しましょうか」1UPキノコスッ
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード シュパァァッ
杏子「ちょっとマミさん!こんなことになるなら先に言ってよもう!」タッタッタ
スーパーマミ「ごめんなさい!」
鳥かごの魔法少女「いったぁ!?かご諸共ぶっ壊すとか何考えてるのよ貴女達!?」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:19:03.99 ID:22AvmqFk0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
数日後 アニメ一話でQBがボコられた場所
ほむら「………」
ほむら(結局あれからどの魔女の結界も現れなかった。まさか私より先に察知して退治している魔法少女がいるのかしら?)
ほむら(どうせグリーフシードは蓄えがあるからソウルジェム浄化には困らないけど……とにかく今回もいつも通りあいつをぶっ殺さないと)
QB「………」
ほむら(いた!インキュベーター!前回のストレス発散……じゃなくて今回こそお前の企みを阻止してみせるわ!)銃ズドンッ!
QB「きゅべっ!?」グチャッ!
ほむら(どうせすぐに代わりが現れる。殺せるだけ殺してまどかから遠ざけないと!)
新しく現れたQB「やっぱり僕の邪魔をしに来たか!いい加減にしてくれないかなマミ!?こうも体を無駄に消費させられるのは困ると言っているじゃないか!」
ほむら「は?」
QB「え?」クルッ
ほむら「………」
QB(契約した覚えが無い魔法少女……しまった!例の新たなイレギュラーか!?今日は厄日だー!)
ほむら「……今、マミと言ったかしら?」
QB「そうだよ!どうせ君もマミの仲間なんだろう!?いつもいつも僕が契約しようとしたら邪魔をして……!」
ほむら(どういうこと?こいつがマミと敵対してる?でも彼女はこいつを心から信頼しているはず……)
QB「ちょっと!聞いているのかい!?」
ほむら(……まぁいいわ。詳しいことは後で調べるとして、今はこいつをどうにかするのが先よ)銃ズドンッ!
QB「がふっ!?」
新しく現れたQB(やっぱり話が通じない!このままじゃまた体を無駄にされる!このまま逃げ……いや違う!ピンチをチャンスに変えるんだ!)ダッ
QB『まどかー!助けてー!』テレパシー
ほむら(逃がさない!)ダッ
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:20:22.82 ID:22AvmqFk0
QB「っ!?」ガシャン!
まどか「きゃっ!?」
ほむら「あっ……」
ほむら(またこのパターンね……でも想定内。いつも通り冷静にまどかへ警告しないと)
まどか「だ、大丈夫!?」
QB「うぅ……」
ほむら「そいつから離れて」
まどか「だ、ダメだよ!この子、怪我してるよ!?まさかほむらちゃんがやったの?」
QB(こうすれば鹿目まどかは僕に同情してイレギュラーに不信感を抱くはずだ!我ながらナイスな判断だよね!)
ほむら「貴女には関係n」
スーパーマリオギャラクシーフライングマリオBGM『フライングマリオ』
ほむら・まどか「「へ?」」
ほむら(頭の中に勇ましい音楽が……)
まどか(あれ?この曲ってマリオギャラクシーのフライングマリオ?)
アカこうら ギュルルルルッ!ドガァッ!
QB「ぷぎゃっ!?」
ほむら「!?」
ほむら(赤色の甲羅が飛んで来た!?一体どこから!?)クルッ
※アカこうら 初出:スーパーマリオカート
発射すると前方にいるカートを自動追尾して攻撃することが出来るアイテム。後ろに投げると追尾しない。
追尾機能がある代わりに、ミドリこうらと違って壁に当たっても跳ね返らずそのまま消滅する。
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:23:09.35 ID:22AvmqFk0
フライングマミ「コラー!また犠牲者を増やそうとしてるわねー!」ゴォーッ
フライング杏子「最近見ないと思ったらこんな所にいたのかー!」ゴォーッ
ほむら「」
まどか「お、女の子二人が空を飛んでる!?あ、それでフライングマリオの曲が流れて来たんだ!」
※レッドスター 初出:スーパーマリオギャラクシー
使用するとフライングマリオとなり、一定時間自由に飛行することが出来るようになるアイテム。
ほむら(と、巴マミに佐倉杏子!?しかも何故オーバーオール姿!?それに……)チラッ
『マミ×50』『LIFE:3』『SP:70』
ほむら(頭上の数値は何!?)
フライングマミ「魔女の結界が現れて来てみたら……貴女達、大丈夫?」フワフワ
フライング杏子「あの白いのに真っ黒な詐欺師に騙されてないか!?」フワフワ
QBだった物「」チーン
まどか(さ、詐欺師?それにこのオーバーオールの人、どう見てもフライングマリオの姿だよね?まさか私ゲームのし過ぎで白昼夢見てるのかな……?)
ほむら(え?え?え?どういうこと?どうして杏子がマミと一緒にいるの?それにマミに浮遊魔法なんてあったっけ?)グルグル目
さやか「まどかー!急にどこ行って……えっ何この状況」
ズオオオオォォォォ……ッ!
ほむら「あっ」
まどか・さやか「「あれ?」」
フライングマミ「くっ!キュゥべえに気を取られている内に……!」
フライング杏子「結界に取り込まれちまったか……!」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:24:46.72 ID:22AvmqFk0
さやか「ま、まどか!?これ何!?どうなってんの!?」
まどか「そ、それが私にもサッパリで……」
ほむら(しまった……!あまりに想定外の出来事が連続して起こったものから、脳がオーバーヒートしている間に結界が……!)
フライングマミ「……詳しい話は後ね。佐倉さん、今回は最速でやっつけるわよ!」
フライングマミ「私は魔女を倒すから、貴女は後ろの三人を使い魔から守ってあげて!」ポイッ
フライング杏子「了解!」パシッ
まどか・さやか「「使い魔……ヒッ!?何か気持ち悪いのが一杯いる!?」」
ほむら(いけない!早く時間を止めてまどかを……ついでに美樹さやかを守らないと)盾グッ
メタルマミ「ワワワワワッフー!」デュワデュワデュワ♪
マリオパーティ6メタルキノコBGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』
※メタルキノコ 初出:マリオパーティ6
カプセルアイテムとして登場。使用するとメタル状態となり、マスを通り過ぎようとした際に発動する妨害アイテムの効果を全て無効にする。
マイクモードの「マイクでゴーゴー」にも登場し、取得すると無敵状態となり障害物を破壊しながら突き進めるようになる。移動速度も上昇する。
巨大杏子「オウラーイ!」デュワデュワデュワ♪
マリオパーティ3パワーキノコBGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』
※パワーキノコ 初出:マリオパーティ3
ミニゲーム「みつけろ!パワーキノコ」に登場。取得すると「巨大キノコ」と同じように巨大化し、敵を触れただけで吹き飛ばすことが出来るようになる。
ちなみにリメイク版『マリオパーティ100ミニゲームコレクション』では近年の作品に合わせ、ミニゲーム名もアイテムも「巨大キノコ」に変更されている。
ほむら「」
まどか(あ、あれはマリオパーティ6のメタルキノコ!?しかもあっちはマリオパーティ3のパワーキノコだ!!)
メタルマミ「行くわよーーーーーーーーー!」ダダダッ!
巨大杏子「そらそらそらー!早く逃げないと踏み潰してやるぞー!」ズドドドドッ!
使い魔達「アガッ!?ゴヘッ!?グハッ!?」ポコッポコッポコッ
さやか「すげー!!でっかくなった奴がキモい化け物を走るだけで消滅させてる!!」キラキラ
ほむら「」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:27:06.04 ID:22AvmqFk0
ゲルトルート「グオオオオオオオオオオオオッ!」
メタルマミ「悪いけど一気に倒させてもらうわね!ヤッフゥー!」ズダダダダダッ!
メタルマミ「メタルマミアターック!」ドガァッ!!
ゲルトルート「ギャーーーーーーーーーーーッ!?」
シュウゥゥゥゥゥ……!
杏子「おっ、マミさん無事に魔女をやっつけたみたいだな!」
ほむら「」
まどか「元の景色に戻った!」
さやか「い、今の何!?凄くない!?どうやったの!?特撮!?演出!?CG!?」キラキラ
杏子「いや〜えっと、話せば長くなるようなならないような……」
ほむら「」
マミ「佐倉さ〜ん!」タッタッタ
杏子「マミさん!こっちこっち!」
グリーフシード ベコッ
杏子「何かこのグリーフシード、一部分だけヘコんでない?」
マミ「きっと無敵のまま体当たりしたからかしら……」
まどか(そりゃメタルキノコは重くて無敵だもんね。そんな状態でぶつかってこられたらひとたまりも無いよね)
ほむら「」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:29:11.18 ID:22AvmqFk0
ほむら「……ハッ!?魔女は!?使い魔は!?」キョロキョロ
ほむら(目の前の光景が衝撃的過ぎて唖然としてたわ!?急いで魔女を……ってあれ?)
杏子「何言ってんだ?もうとっくに倒したぞ?」
マミ「それに魔女と使い魔を知ってるということは、貴女も魔法少女なの?」
ほむら「……え、えぇ。そのグリーフシードって……」
まどか(魔法少女?世界的に有名な配管工じゃなくて?)
マミ「……私達について色々話さないといけないけど、まずはこの子をいつも通り『元に戻して』あげなきゃ」
ほむら「!?」
ほむら(も、元に戻す!?それってどういう……)
マミ「よいしょっと」1UPキノコスッ
まどか(あ、1UPキノコだ!)
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード シュパァァッ
まどか(ちゃんと1UPの文字も出てる!再現度凄いよ!)キラキラ
薔薇園の魔法少女「うぅ、あんな風に倒されるとは思いもしませんでしたわ……」
さやか「うおっ!?また見知らぬ人が増えた!?」
ほむら「」
マミ「ごめんなさいね?今回は一般人が巻き込まれていたから、どうしても早急に倒す必要があったの」
まどか(わぁ〜!黒い塊が女の子になっちゃった!ということは、あの黒い塊って誰か死んじゃった人の魂なのかな?)
ほむら「」
ほむら(訳が分からないわ)
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:30:09.68 ID:22AvmqFk0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マミホーム
マリオ&ルイージRPGピーチ城BGM『はじまりのピーチ城』
マミ「という訳なの」
さやか「魔法少女……そんな人達が現実に存在してたなんて……」タンコブモグモグ
まどか(ほむらちゃんと杏子ちゃんは納得したけど、マミさんはやっぱり配管工としか思えないなぁ……)タンコブモグモグ
まどか(しかもさっきから頭の中にピーチ城の音楽が流れてるし……それにしてもタンコブ美味しい)モグモグ
ほむら「………」
ほむら(巴マミから自宅に招待されたと思ったら彼女の両親が生存していた。本当に何なのこの時間軸)
マミ「さっきはキュゥべえと魔女に気を取られていて気がつかなかったけど、貴女も魔法少女だったのね」
杏子「道理であたしみたいな恰好してた訳だ」
ほむら「………」コクリ
ほむら(それに巴マミと佐倉杏子が仲違いしていないだなんて。いやそれよりもっと理解しがたいことが……)
ほむら「……さっきのは何?」
マミ「さっきのって?」
ほむら「いやだからほら、グリーフシードに変なキノコを乗せたと思ったら……魔法少女が現れて……」
マミ「あ、1UPキノコのこと?あれでグリーフシードを蘇生して元の魔法少女に戻してあげたの」
ほむら「」
さやか「へ?じゃああの化け物達って元は人間なんですか?」
杏子「あぁ。あたし達はあの真っ白な……アンタから見たら既に潰れた人形状態だったけど、あいつに魔女にされちゃった人を元に戻す活動をしてるんだ」
まどか(やっぱりそういうことだったんだ)
ほむら「」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:31:41.34 ID:22AvmqFk0
マミ「酷い話よね。願いを叶えて貰う代償があんな姿になってしまうことだなんて」
さやか「願いを叶える?あの人形、そんな力があるんですか?」
杏子「まぁね。でも絶対にやめとけよ?願いを叶えてもらった後は死ぬまで命懸けの戦いを強いられるし、最悪あの化け物になっちゃうからな」
さやか「ウゲッ、それはやだなぁ……」
杏子「しかも体から魂を抜き取られてこんな宝石にされるんだ。おまけにその宝石が割れたら一瞬でお陀仏さ」ソウルジェムスッ
杏子「一番タチ悪いのは、あいつはそんな重要なことをワザと隠して話を持ちかけるんだ。これほど悪質な詐欺は他に無いって」
さやか「えぇ……何それ。願いを叶えてもらうリターン以上にリスクの方が大きすぎるんだけど……」
マミ「だから私達はキュゥべえがこれ以上犠牲者を増やさないよう、契約を持ちかけている所を見かけては阻止しているのよ」
ほむら(……それでさっきあいつは巴マミの名前を出した訳ね)
まどか「あれ?でもマミさんにはそんな宝石……あぁ、頭の上の数字は残り人数ですね!」
マミ「ご名答。私はこのシステムのお陰で、何度死んでもすぐに復活することが出来るの。よく分かったわね、鹿目さん」
まどか「私こう見えて色々なマリオシリーズプレイしてますから!」
ほむら「………」
ほむら(彼女達が何を言っているのか理解出来ない。そもそもどうして巴マミは既に魔法少女の真実を知っているの?どうして正気を保っているの?)
ほむら(しかも魔女を元に戻すってどういうこと!?残り人数って何!?どんな願いを叶えたらそんなことになるのよ!?やっぱりおかしいでしょこの時間軸!?)
ほむら「……その、色々突っ込みたいところはあるけど」
杏子(この反応……あたしも最初はそんな感じだったなぁ。懐かしい)
ほむら「貴女は……魔法少女の真実を知って、絶望しなかったの?」
マミ「そりゃ最初はキュゥべえに怒ったわよ。よくも騙したわねって。でもどうせ私はソウルジェムが無いから魔女になりようが無いし……」
マミ「願いのお陰でいくらでも便利なアイテムが使えるようになったから、これからは仲間の魔法少女を助けたり魔女になった人を元に戻そうと決めたの」
杏子「で、あたしもマミさんに助けられてからは同じ目的で共闘してるって訳。というか一緒にいないと魔力回復出来ないしなぁ」
ほむら「………」
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:33:10.82 ID:22AvmqFk0
マミ「……まだ浮かない顔してるわね。もしかして、魔女になる真実を知って不安になっちゃった?」
杏子「それなら大丈夫!マミさんならグリーフシードが無くてもソウルジェムの穢れを……」
ほむら「いえ、それはもう知っているから大丈夫。むしろ問題はそこじゃないのよ……」
ほむら(今までの時間軸と違い過ぎていて理解が追いつかない……むしろ理解したくない……)
マミ「だったらどうして……そういえば、暁美さんの魔法は?」
ほむら「……!」
杏子「そういやさっきはあたし達が速攻で魔女倒しちゃったし、アンタは戦ってなかったもんな」
ほむら「………」
ほむら(教えて良いのかしら……いえ、彼女はもう真実を知った上で乗り越えたみたいだし、それにあいつを敵と認識している)
ほむら(……話してみて良いかもしれない。この巴マミと杏子なら、もしかしたら共闘出来るかも……)
ほむら「……時間停止と時間遡行よ」
まどか「ストップウォッチとタイムマシンだね!」
さやか(タイムマシン?青いネコ型ロボットが乗ってる奴?)
杏子「時間停止は良いとして、時間遡行……」
マミ「もしかして、貴女……」
ほむら「……えぇ。私は未来から来たの。魔法少女の真実を知ったのも過去の時間軸で……」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:35:37.93 ID:22AvmqFk0
ほむほむ事情説明中……
ほむら「……ということがあって、私は何度も同じ一ヶ月を繰り返しているの」
スーパーマリオギャラクシーBGM『チコ』
ほむら「え?」
ほむら(何だか急にオルゴールみたいなBGMが……)
マミ・杏子・まどか・さやか「「「「うわあああああああああああああああん!!」」」」ポロポロ
ほむら「ちょっ!?どうしたの急に!?」
マミ「ごめんなさい!私が何度も迷惑かけてごめんなさい!貴女の言葉を信じてあげられなくてごめんなさい!!」ポロポロ
杏子「辛かったんだな……苦しかったんだな……!でももう大丈夫!あたし達が傍にいるからな!!」ポロポロ
まどか「ほむらちゃああああああん!私のせいでごめんねええええええええ!」
さやか「転校生……いやほむら!あたし絶対契約しない!アンタの苦労を無駄にしないから!!」ポロポロ
ほむら「……信じてくれるの?」
杏子「マミさんの出鱈目な魔法に比べたらよっぽど現実的だし信じられるよ!」ポロポロ
まどか「だってほむらちゃんの顔、ずっごく辛そうで……悲しそうで……嘘をついてるように見えなかったもん……!」ポロポロ
さやか「いやさ、魔法の存在知っちゃったら大抵のことは疑わないっていうか……確かにあたしなら契約して暴走しちゃいそうだし……」ポロポロ
マミ「実際、私も二回ほど時間を巻き戻したことがあるから……貴女の話、他人事とは思えないのよ……!」ポロポロ
ほむら(へ?時間を巻き戻した!?貴女そんなことまで出来るの!?私でさえかなり限定的な能力で好きに使える訳じゃないのに!?)
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:37:01.54 ID:22AvmqFk0
マミ「ぐすっ……暁美さん、一緒にワルプルギスの夜を倒しましょう!」グシグシ
杏子「そんで今度こそ皆で笑って一ヶ月後を迎えような!」グシグシ
まどか「ほむらちゃん。私、何があっても契約しない。約束するよ……!」グシグシ
さやか「あたしも!これからはどっかの時間軸?みたいに友達でいよう!」グシグシ
ほむら「……皆」
ほむら(……訳の分からない時間軸だったけど、これって結果オーライで良いのかしら)
ほむら(巴マミ……巴さんは既に覚悟完了しているし、杏子はグレずに真っ直ぐ育っていて……)
ほむら(まどかと美樹さやか……さやかは全てを知った上で契約しないと約束してくれた)
ほむら(これは……今度こそいける。この条件は今までの中で最高……!これなら何とかなるかもしれない……!)
ほむら(見てなさいインキュベーター、ワルプルギスの夜……!この時間軸で全てを終わらせてやる……!)グッ
さやか「ところで何千回も繰り返してるってことは、ほむらって精神年齢はおばあちゃんなの?」
ほむら「………」
杏子「お、おい!」
マミ「言ってはいけないことを……!」
まどか「空気読んでよさやかちゃん!」
さやか「えっ?あ、あたし何かまずいこと言った?」アセアセ
ほむら「……良いのよ。気にしていないから」
ほむら(実際、私もループ回数が千を超えたところから数えなくなったもの……恐らく百歳は確実に超えているでしょうね)
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:38:22.93 ID:22AvmqFk0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
魔女の結界
イザベル「コアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
土管 シュルルルルッ
スーパーマミ「ヤッフー!」デュンデュンデュン♪
杏子「イェッヘーイ!」デュンデュンデュン♪
ほむら「………」デュンデュンデュン♪
ほむら(屋上から結界を見つけたと思ったら、土管で瞬間移動だなんて……本当に便利過ぎる魔法ね)
※ワールドワープ土管 初出:スーパーマリオブラザーズ
入ると別のワールドへ移動することが出来る隠された仕掛け。マミの移動手段の一つであり、この土管に入ればどんな場所でも瞬時に移動することが出来る。
スーパーマリオギャラクシーBGM『Into the Galaxy』
ほむら(また勇ましい曲が頭の中に流れて……)
使い魔達「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」
ほむら「………」
ほむら(この魔女、何度倒したか分からないけど……私にとって、全ての始まりとも言える魔女なのよね)
スーパーマミ「暁美さん!この魔女と戦う上で気をつけるべきことはあるかしら!」
ほむら「あ、はい。えっと、この魔女は特に厄介な能力を持っていません」
スーパーマミ「敬語はいらないわ!過去の時間軸では私は貴女の先輩だったみたいだけど、今は貴女の方が私よりベテランだもの!」
ほむら「……分かったわ」
スーパーマミ「暁美さんにはまず、私達の戦闘スタイルに慣れてもらわないとね!佐倉さん、準備は良い?」
杏子「あぁ!」
スーパーマミ「今回のブラザーアタックはちょっと特殊よ!えいっ!」ポイッ
バスケット スポポポポポポポポポッ
ほむら「……?」
ほむら(放り上げられたバスケットから大量のお菓子が……!)
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:39:47.38 ID:22AvmqFk0
スーパーマミ・杏子「「ヤッホーゥ!」」テレッテッテレッテ♪
スーパーマミ・杏子「「あむあむあむっ!ばくばくばくっ!」」
ほむら「ちょっ、貴女達何してるの!?こんな時にお菓子食べてる場合じゃないでしょ!?」
スーパーマミ『大丈夫!こういう技だから!』テレパシー
杏子『美味ぇー!』テレパシー
ほむら「私には二人揃ってふざけてるようにしか……」
デブマミ「けぷっ。上手くいったわ!」
デブ杏子「ちょ、ちょっと食べ過ぎたかも……」
ほむら「………」
デブマミ「さぁ佐倉さん!私を持ち上げて魔女に投げつけて!」
デブ杏子「いやいやマミさんが持ち上げてよ!あたしお腹一杯で!」
デブマミ・デブ杏子「「………」」
ほむら「………」
デブマミ・デブ杏子「「誰か持ち上げてえええええええええええええええっ!?」」ジタバタ
ほむら「やっぱりふざけてるだけじゃない!!」
デブマミ「いやそうじゃなくて本来なら片方がお菓子を食べて……」
デブ杏子「もう片方が太った味方を持ち上げて投げ付ける技なんだけど……」
デブマミ・デブ杏子「「あまりに美味しそうだからつい二人で食べちゃった♪」」テヘペロ
ほむら「馬鹿じゃないの!?」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:41:38.89 ID:22AvmqFk0
イザベル「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」
デブマミ「ひぃ〜っ!?こっち来たーっ!?」ジタバタ
デブ杏子「そ、そうだ!ほむらー!代わりにあたし達を持ち上げてくれー!」ジタバタ
ほむら「あーもう仕方ないわね!ふんぬぅ……!はぁはぁ……無理!重過ぎ!!」
デブマミ「なら私のアイテム袋からレッドペッパーを取り出して食べて!」
ほむら「レッドペッパー?」
デブマミ「説明は後!ひぃっ!?使い魔がこっちにー!?」
ほむら「そんなこと言ってもどれがどれだか……」ゴソゴソ
ほむら「この赤い唐辛子のことかしら?はむっ……辛ぁっ!?口から火がぁっ!?」ゴォッ!
ほむら(だけど何故か力が溢れてくる!確かにこれならあのデブ二人を持ち上げられそう!)デュワデュワデュワ♪
※レッドペッパー 初出:マリオ&ルイージRPG
食べると一時的に攻撃力が上昇する。それに加えて「ヘビー重力」状態となり、動きが鈍くなる状態変化も付与される。
次回作の『マリオ&ルイージRPG2×2』でも登場し、こちらは攻撃力上昇のみで「ヘビー重力」が付与されなくなった。マミのアイテムは『2』の効果となっている。
ほむら「ふんぬううううううううううううっ!」グイィッ!
デブ杏子「いいぞほむらー!」
デブマミ「そのまま魔女めがけて私達を投げ付けてー!」
ほむら「せえええええええええええええいっ!」ブォンッ!
デブマミ・デブ杏子「「ひゃああああああああああああぁぁぁぁ……!」」
ズドオオオオオオォォォォォンッ!!
イザベル「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」ガシャアアアアアン!
使い魔達「ゲヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」
※スイーツバスケット 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
マリオとルイージの必殺技「スペシャルアタック」(リメイク版『マリオ&ルイージRPG3DX』では「ブラザーアタック」)の一つ。
バスケットから飛び出す大量のスイーツをルイージが食べて激太りし、それをマリオが放り上げて地面に落ちた際に発生する衝撃波で敵を一掃する技。
マミの魔法では微妙にアレンジされており、太った味方を直接敵に投げ付けて攻撃する技となっている。
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:43:50.26 ID:22AvmqFk0
スーパーマリオギャラクシーパワースターゲットBGM『テーテーテレテテー♪テレレレテン♪テレテー♪』
グリーフシード ペラペラ
杏子「いや〜もう少しでやられるところだったなぁ」
スーパーマミ「そうねぇ。間一髪だったわねぇ」
ほむら「誰のせいかしらね」ジトー
スーパーマミ・杏子「「ごめんなさい!」」
ほむら「全く……で、そのグリーフシードは人間に戻すとしても、失った魔力はどう回復するの?」
スーパーマミ「それならこのMAXシロップを飲めば一瞬で……ごくっ、ぷはぁ!」
『SP:100』パシュン!
ほむら(マミのSPという数値が100に戻った……あれが彼女の魔力量を表しているのね。それにしてもグリーフシード無しで魔力全回復だなんて……)
スーパーマミ「さて、魔力も回復したところで魔女を元に戻してあげないと」1UPキノコスッ
グリーフシード 1UP パラリララリ♪
グリーフシード シュパァァッ
芸術家の魔法少女「………」パシュンッ!
ほむら(改めて見ても頭おかし過ぎる光景ね……あいつがマミに対して取り乱すのも少しだけ分かる気がするわ)
芸術家の魔法少女「はぁ……」
杏子「人間に戻れたのに随分嫌そうだなオイ」
芸術家の魔法少女「そういう訳じゃないけど、生前の私は馬鹿だったなぁって」
スーパーマミ「生前?」
芸術家の魔法少女「私が描いた絵を見て欲しいと願っても、それで来てくれるのは奇跡で操られた人間だけ。誰も私の絵を本当の目で見てくれないから……」
杏子(……他人事と思えない。父さんに似たようなこと言われたし)
ほむら「………」
ほむら(そういう経緯で魔法少女となり、絶望していったのね。幾多のループでこいつと戦ったけど、生前のことは初めて知ったわ……)
芸術家の魔法少女「……人間に戻してくれてありがとう。今度は奇跡に頼らず自力で有名な画家になれるよう努力するわ」
スーパーマミ「その意気よ!」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:45:23.01 ID:22AvmqFk0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
見滝原総合病院
なぎさ「」バシュンッ!
シャルロッテ「ムガーッ!」
QB「これでよし。後は適当に病院で暴れさせて、その隙にまどかへ契約を持ちかけに行けば……」
スーパーマリオ64メインテーマBGM『テッテッテーレテッ♪テーレレッテッテッ♪テレッテ♪テレテレレテッテレッテン……』
QB「!?」
QB(このやたら軽快な音楽は!?まさかマミが結界を嗅ぎつけたのか!?くっ!ここは撤退するしか……!」スッ……
スーパーマリオブラザーズ3笛SE『テーレーレー♪テレレー♪』
スーパーマミ「よいしょっと」スタッ
杏子「移動時間ゼロって地味に便利だよなぁ」スタッ
ほむら「………」スタッ
ほむら(マミが笛を吹いたと思ったら、周囲の景色が突然変わった……今まで歩きながら移動していたのが馬鹿らしくなるわね)
※笛 初出:スーパーマリオブラザーズ3
キノピオから貰える隠しアイテムで、使うとワールドを一気に飛び越えてワープすることが出来る。
マミの移動手段の一つで、吹くと好きな場所にワープすることが出来る。
スーパーマミ「………」
ほむら「……大丈夫?」
スーパーマミ「え、えぇ。残り人数なら沢山あるし、仮に死んでも痛くも痒くも無いまますぐ復活出来るもの」プルプル
ほむら(その割には震えてるけど……死んだ事実はともかく、死因を教えなかったのは正解だったかしら)
スーパーマミ(事前に教えてもらっているとはいえ、別の世界で自分を殺した相手と戦うのは緊張するわね……何となく首元が気になるし)
ほむら(……あれ?そういえばこの時間帯って確か……)
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:47:35.97 ID:22AvmqFk0
まどか「あっ!ほむらちゃーん!」
さやか「マミさんに杏子も!こんな所で何してるのー?」
スーパーマミ「えっ、鹿目さん!?」
杏子「さやかまで!」
ほむら「……忘れてた。いつもまどか達はこの日に上条君……クラスメイトのお見舞いに来ていたわ」
スーパーマミ・杏子「「どうしてそんな大事なこと忘れてたの!?」」
ほむら「いや、今まで何度妨害しても二人共絶対お見舞いに来る未来を避けられなかったから諦めててつい……」
ズオオオオォォォォ……ッ!
まどか・さやか「「あっ、またこの前の気持ち悪い空間になった!」」
スーパーマミ「ほらぁ!言ってる傍から鹿目さん達まで結界に取り込まれちゃったじゃない!」
スーパーマリオ64スライダーBGM『テーッテーッテーテーテーテー♪テーッテーテーテー♪テーッテーテーテー……』
ほむら「ご、ごめんなさい……」
杏子「どうするのマミさん!?」
スーパーマミ「こうなったら仕方ない!鹿目さん、美樹さん!これを!」ポイッ
さやか「何これ?黄色い葉っぱ?」パシッ
まどか「わぁ〜!これって無敵このはですよね!」パシッ
スーパーマミ「えぇ!それを使えば私達が戦い終えるまでずっと無敵状態になれるわ!とりあえずそれで身を守って!」
ほむら(さらりと言っているけど常時無敵ってチート過ぎないかしら)
※無敵このは 初出:スーパーマリオ3Dランド
原作では5回ミスするとアシスト機能として登場するお助けアイテム。取得すると時間無制限の無敵状態となるしろタヌキマリオに変身出来る。
ただし従来のタヌキマリオと違い飛行は出来ず地蔵にもなれない。また、無敵状態といっても連続1UPすることも出来ない。
『Newスーパーマリオブラザーズ2』にも登場しており、こちらはしろしっぽマリオに変身する。
『スーパーマリオブラザーズ3』のしっぽマリオと同じように一定距離走ると飛行することが出来る。
マミが取り出す無敵このはは『Newマリ2』準拠であり、マミが解除しない限りは永遠に無敵状態でいられる。
ただし他の変身系アイテムを同時に使うことは出来なくなってしまう。例外として装備アイテムは従来通り使用可能。
しろしっぽまどか「えいっ!おぉ〜!本当に白い耳と尻尾が生えてるー!凄ーい!」ボゥン!キラキラ
さやか「………」
スーパーマミ「美樹さん?どうしたの?」
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:49:22.61 ID:22AvmqFk0
さやか「いや、その……あたしも前に杏子がやってたみたいに、巨大化して大暴れしてみたいな〜って」
杏子「何言ってんだ!確かに傍から見れば楽しそうに見えるし実際気分爽快だけど一応命懸けの戦いなんだぞ!一般人にそんな危険なことさせられる訳……」
さやか「マミさーん!ちょ〜っとアイテム借りますね〜!」ゴソゴソ
スーパーマミ「ちょっと美樹さん!?勝手なことしないで!?」
杏子「人の話聞けよ!!」
ほむら「さ、さやか!やめなさい!」
さやか「え〜っと、確かでっかいアイテムだったよね〜?これか?」スッ
しろしっぽまどか「ドット絵のスター!?さやかちゃん!それは前のアイテムと違……」
さやか「えいやぁっ!」カッ
スーパーマミ「美樹さん待って!」
さやか「」シュンッ
ほむら「さやかが消えた!?」
しろしっぽまどか「あちゃ〜……」
杏子「どうなってんだ!?マミさん!」
ドットさやか×大勢「」ポンッ!スタスタスタ!シュイーン……
杏子「な、何かカクカクしたさやかが一杯出てきた!?」
ほむら「そのさやか達が線になって、何かを線画していってる……?」
スーパーマミ「……こうなると時間切れまでは止まらないわ」
しろしっぽまどか「そうですね……しかもよりによって」
巨大ドットさやか「これであたしも巨大に……って何じゃこりゃーーーーーーーーーーーー!?」カクカク
杏子・ほむら「「さ、さやかが巨大なドット絵になってるーーーーーーーーー!?」」
スーパーマミ・しろしっぽまどか「「スーパーペーパーマリオのスターを使っちゃうなんて……」」
スーパーペーパーマリオ無敵BGM『だんだんなんか簡単になったん♪だんだんなんか簡単になったん♪』
※スーパースター(ドット) 初出:スーパーペーパーマリオ
「スーパースター」と「巨大キノコ」を合体させたような効果で、取得するとドット絵状態で巨大化して一定時間だけ無敵状態になれるアイテム。
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:51:15.61 ID:22AvmqFk0
スーパーマミ「美樹さーん!その状態になったらしばらく元に戻らないから、この際だから最深部に向かって突き進んでー!」
巨大ドットさやか「最深部?えっと、とにかく真っ直ぐ進めば良いんですかー?」
スーパーマミ「えぇ!ついでに使い魔達も蹴散らしちゃってー!」
巨大ドットさやか「分かりましたー!いっくぞぉーーーーーーーーーー!」ズガガガガガッ!
使い魔達「ウギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!?」ポコッポコッポコッ
ほむら「壁ごと破壊しながら突き進んでる……」
杏子「相変わらず巨大化アイテムの強さはエグいな……」
しろしっぽまどか「そりゃ〜ブロックや土管ごと壊してガンガン進めるアイテムだもん!」キラキラ
スーパーマミ「これで最深部までの道は確保出来たわ!私達も美樹さんの後に続くわよ!」ダッ
ほむら「え、えぇ!」ダッ
杏子「あ、あぁ!」ダッ
しろしっぽまどか(しっぽ状態ならずっと走り続ければ……!)タタタッ!ピロピロピロ!
しろしっぽまどか「えーい!やっぱり飛べたー!」ピョン!フワーッ
ほむら「こらまどか!遊んでる場合じゃないでしょう!?」
しろしっぽまどか「あっ、ごめんね?つい……」フワーッ
杏子(ほむらの話を聞いた時は号泣してた癖にアイテム見せた途端どっちもはしゃぎ過ぎだろ!気持ちは分かるけども!)
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:52:25.08 ID:22AvmqFk0
魔女の結界最深部
巨大ドットさやか「いけいけー!」ズガガガガガッ!
使い魔達「アガァーーーーーーーーーーーーッ!?」ポコッポコッポコッ
さやか「あれ?元に戻っちゃった……」ボフンッ
スーパーマミ「美樹さーん!」
さやか「あっ、マミさん!こっちこっち!」
ほむら「全く!勝手な行動は慎んで!」
さやか「いや〜ごめんごめん!つい調子乗っちゃって……」
しろしっぽまどか「ハシャイジャッたんだよね?」ウェヒヒ
杏子「にしてもマジで一気に最深部だな……」
スーパーマミ「……暁美さん。あれが……」
ほむら「……えぇ。かつて貴女の命を奪った魔女よ」
シャルロッテ「マジョムングカマンベール!」
ほむら「弱点は分かってるわね?」
スーパーマミ「もちろん。あれだけ聞かされたもの。対策はバッチリよ」プルプル
ほむら(やっぱり足が震えてる……)
スーパーマミ「……シャルロッテちゃーん!美味しいチーズはいかがかしらー?」スッ
シャルロッテ「チーズ!?」キラキラ
杏子(食いついた!)
ほむら・さやか((キノコ型のチーズ?))
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/06(火) 17:54:26.89 ID:22AvmqFk0
スーパーマミ「欲しかったら取ってごらんなさい!そぉーれっ!」ポイッ!
シャルロッテ「チーズ!チーズ!チーズ!」バクッ!ムシャムシャ
スーパーマミ「食べたわね?それはチーズを塗り込んだだけのアイテムよ!」
シャルロッテ「ヴェ?ムギュッ!?」ブクブクブクッ!
メタコロッテ「カマベーーーーーーーーー!?」
杏子「何か魔女がこの前のあたし達みたいにデブったんだけど!?」
しろしっぽまどか「ま、マミさん!まさかこのアイテムって……!」チラッ
スーパーマミ「……そう。メタコロキノコよ」ニッコリ
ほむら・さやか((何だそれ))
※メタコロキノコ 初出:マリオ&ルイージRPG3!!!
原作では使用アイテムではなくストーリーで言及されただけのアイテム。
悪役であるゲラコビッツが開発したキノコで、食べるとメタコロ病となってボールのように太ってしまう。
治療するには「スターワクチン」というアイテムが必要となる。原作ではメタコロ病を治す為にマリオ達やクッパがワクチンを巡って冒険する。
メタコロッテ「ムグー!?ムグー!?」ジタバタ
ほむら「……全然動かないわね」
スーパーマミ「隙を作る為のアイテムだもの。今の内に……えぇい!」グイィッ!
杏子「うおっ!?デカいハンマー!?」
しろしっぽまどか「あーっ!クラフトハンマーだー!」
※クラフトハンマー 初出:マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX
マリオ・ルイージ・ペーパーマリオが三人で発動させる必殺技「トリオアタック」に必要なアイテム
。叩くと敵がペーパーとなり、そこから色々な「トリオアタック」に繋げていく。
原作ではペーパーキノピオ達がマリオ達の為に作ったアイテムで、どう見ても紙とダンボールで作った玩具にしか見えない。
しかしその見た目とは裏腹に非常に強力な性能を誇る。
スーパーマミ「佐倉さんと暁美さんも手伝って!このアイテムは三人じゃないと扱えないのよ!」
杏子「分かった!」グッ
ほむら「え?ど、どうするの?とりあえず掴めば良いの?」ガシッ
スーパーマミ「良い?せーので振り下ろすわよ!」
スーパーマミ・杏子・ほむら「「「せーのっ!」」」ドガーンッ!
メタコロッテ「マジョカーーーーーーーーー!?」ポヒューンッ!
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