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禁書目録『短編集』 暇つぶしに書く。
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1 :
1
[saga]:2019/07/21(日) 10:47:38.79 ID:QFDoFkQm0
知ってる人は知ってる
>>1
でせう。
安価待ってる間に暇潰しにまぁ短く書くだけ。
何でも許してくださる方向け。
カップリングぐちゃぐちゃ。
>>1
の妄想オキシジェン・デストロイヤー。
浦上ちゃんアイ♥♥♥♥ユー
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1563673658
2 :
1
[saga]:2019/07/21(日) 10:49:15.83 ID:QFDoFkQm0
【 雨宿り 】
御坂「あ」
上条「あ」
御坂「・・・何よ。やっぱりアンタのせいじゃないのっ!」
上条「いきなり理不尽な事言ってきてどうした」
―ザァァァァアアアーーー・・・
御坂「このドシャ降りはアンタのせいとしか考えらんないのよっ!!」
上条「・・・」
上条「(否定出来ない・・・)」グヌッ
3 :
1
[saga]:2019/07/21(日) 10:50:56.25 ID:QFDoFkQm0
御坂「もぉ〜〜・・・アンタのせいで・・・」
御坂「(せっかく買ったゲコ太セット(カップ+お皿+お箸+スプーン+フォーク+ナフキン)の袋が濡れちゃったじゃないの)」ムスッ
上条「な、何か悪い・・・」
御坂「ホントよ。・・・夏だから夕立で済んでくれるといいんだけど・・・」
―ザァァァァアアアーーー・・・
御坂「当分、止みそうにはないか・・・」
上条「だな・・・」
―ポタポタ・・・
上条「(冷てぇ・・・)」ブルッ
御坂「・・・アンタ、もうちょいこっちに来れば?そ、袖が濡れていってるし」
上条「あ、ああ。そうだな・・・」ズイッ
御坂「(ち、近いっ!//)」
御坂「も、もうちょっと離れてっ!//」
上条「どっちですか!?」
4 :
1
[saga]:2019/07/21(日) 10:54:00.22 ID:QFDoFkQm0
―ザァァァァアアアーーー・・・
御坂「まだ止まないの〜・・・」
上条「・・・」チラッ
御坂「はぁ〜〜・・・」
上条「(・・・今更気付いたけど。すけすけ見る見るしてもないのに御坂のブラウスの下が見えそうでやばい)」
上条「(サマーセーターなんで脱いでんだよ!?)」
上条「(あ、そっか濡れてるからでも濡れてるからって薄い半袖のブラウスだと色々下のアレとかアレが見えてしまいそうだ上条さんはものすごく困るというかなんて言えばいいか)」
―ザァァァァアアアーーー・・・
御坂「・・・ちょっと聞いてる?」ジトー
上条「あ、はいっ!?ど、どうした?」
御坂「・・・ん」スッ
上条「え?」
上条「(ハンカチ?・・・拭けって事か)」フキフキ
御坂「(頭がぺしゃんこになってて変なの)」プククッ
5 :
1
[saga]:2019/07/21(日) 10:55:44.10 ID:QFDoFkQm0
御坂「・・・ねぇ」
上条「ん?」
御坂「いつも思うけど、なんでアンタ不幸な訳?」
上条「・・・やっぱこの右手のせいじゃないかと・・・」
御坂「でしょうね。その変な右手でアンタ自分の人生めちゃくちゃになっていくと思うから」
上条「さらっと何不吉な予想してるんだよ」
御坂「事実じゃないとは言えないじゃないのよ」
上条「くっ。本当にそうだから言い返せない・・・っ!!」
御坂「・・・まぁ、大怪我だけは避けられないと思うし、死ぬのだけはやめなさいよ」
上条「お、おう。・・・」
御坂「・・・何よ。不思議そうな顔して」
上条「い、いやぁ、何て言うか・・・」
上条「御坂せんせーが何時になく優しくて」
御坂「・・・」バチッ
―バチバチバチッ
上条「待て待て待て待て待てっ!待てってビリビリ!」
御坂「何時になくはぁ・・・余計なお世話よォオオーーーっ!!!」
―バリバリバリバリィーーッ!! ギュォォオオーーッ!!
上条「ギャァァーーーッ!!不幸だぁぁ〜〜〜っ!!」
こんな感じ。甘酸っぱくない。
6 :
1
[saga]:2019/07/21(日) 11:02:49.08 ID:QFDoFkQm0
オティヌス「・・・」
世界は残酷だ。
ふと、そう思う日が幾度か続く今日この頃。
何故こんなにも世界は輝いているのに残酷なのか。
オティヌス「・・・」
ただひたすら考えても答えは出て来ない。・・・いや、無いはずはない。
『何か起きる』と言う事には「原因」が必ずあるからだ。
何に対しても原理があるもので、「目的」のためにこの世の全ては動いている。
この残酷な世界でさえも。
オティヌス「・・・」
今私が思っていることはただ1つ。
とある魔術の禁書目録の原作はいつ完結するのか。
W期はいつになるのか。
人間。お前、なんなんだ。
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/22(月) 03:00:09.77 ID:cCsk6W33o
記憶自体は右手さんが保管してはくれているらしいのは良かったけど
今回の騒動で返してくれないとなるといつ返してくれるんでしょうなあ
8 :
1
[saga]:2019/07/22(月) 13:12:44.88 ID:KcKaapUEO
【 とある上条の新たなる光 】
〜レッサーの場合
−チュンチュンッ ピピピピ・・・
上条「んがっ・・・」パチッ
上条「(もう朝かよ・・・くそー、昨日の仕事は・・・)」ムクッ
上条「・・・ん?」
−モコッ ピコピコッ
上条「・・・(この盛り上がった毛布に、見覚えある尻尾・・・)」
上条「・・・」コソーッ
レッサー@マイクロビキニ「あ、おはようございます」
上条「」
レッサー「まずはこちらの起き上がってるウインナー、いえソーセージを朝食に」
上条「何やってんだゴラァァアーーーーッ!!」
−ゴチーーン!
レッサー「うぅぅ〜。痛い〜」ジンジン
上条「お前な。まだ懲りずにこんな事すんのか!」
レッサー「それはないんじゃないですか!?」
レッサー「こんなせくしぃな美少女に夜這いされてもうビキビキのギンギンになってもらわないと!」
上条「非常識だろうがっ!」
レッサー「んなっ!?ロマンを感じないんですか!?」
上条「感じるか!」
ベイロープ「うるさいわよ?」ゴゴゴッ
上条・レッサー「「ごめんなさい」」ジンジン
フロリス「何やってんだか」モグモグ
ランシス「おいしー♪」モグモグ
9 :
1
[saga]:2019/07/22(月) 16:42:53.18 ID:KcKaapUEO
〜フロリスの場合
上条「くかー・・・」
フロリス「当麻ー。おーい、朝だぞー」
上条「んー・・・」
フロリス「起きろってばー。朝ごはんもう出来てるよ」
上条「・・・くかー」
フロリス「」イラッ
フロリス「・・・はぁー」キュポッ
−キュッキュッキュッ キューーッ キュッキュッ キューッ
フロリス「・・・ふふーん」ドヤッ
上条@肉+目+髭+黶+繋眉毛+ぐるぐる頬「くかー」
フロリス「・・・よし」ゲシッ!
上条「ぶべあっ!?」
上条「いっってぇぇー!何しやがんだ!」ズキズキ
フロリス「起きないアンタが悪いんでしょ。ほら、ちゃっちゃと布団から出て顔洗ってこい」
上条「くっそー・・・いてて・・・」フラフラ
フロリス「・・・」ニヤッ
<・・・なんじゃこりゃぁぁぁあ〜〜〜!?!
ランシス「んぅ?」モグモグ
ベイロープ「今の当麻の声?」
レッサー「どうしたんですかね?」
フロリス「さぁ〜ね」モグモグ
フロリス「(今度起こす時はどんな風なのにしてやろっかなー)」クスクスッ
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/22(月) 17:14:45.98 ID:/XDvcnTs0
良いね
11 :
1
[saga]:2019/07/30(火) 11:24:44.56 ID:I/fSsHM30
ベイロープの場合
ベイロープ「当麻。起きなさいよ」
上条「くけー・・・」
ベイロープ「・・・」
上条「くこー・・・」
ベイロープ「(気持ち良さそうに寝ちゃって・・・)」クスッ
上条「くすー・・・」
ベイロープ「(でも、起こさないとね・・・)」
ベイロープ「(・・・あ、そうだ)」
上条「きそー・・・」
ベイロープ「当麻ー。お・き・てー」ズイッ
―むにゅっ ズシッ・・・
上条「むぐご・・・」
ベイロープ「ほらほら、起きないと退かせないわよー」
―フニュンッ フニュッ・・・
上条「」ピクッ、ピクピクンッ
ベイロープ「(あ、起きそう)」
上条「」ピクッ・・・シーン
ベイロープ「・・・?。当麻?」パッ
上条「」ブクブクッ
<キャアアアァアアーーー!当麻っ!当麻しっかりしてー!
フロリス「今度は何馬鹿やらかしたのアイツ」
ランシス「ベイロープのおっぱい揉んじゃったとか?」
レッサー「でもってビンタされてノックアウトと」
フロリス「だろうね」
12 :
1
[saga]:2019/07/30(火) 11:35:59.40 ID:kmPde6Tz0
ランシスの場合
ランシス「くぅ〜・・・」
上条「・・・」
ランシス「くぅ〜・・・」
上条「(今日は上条さん的にも珍しく、自分から早起きしたでせうが・・・)」
上条「(やっぱ順番でランシスが来たが、寝てた。眠たくなると他人の布団に潜り込む癖があるのは
知ってたけど・・・)」
ランシス「くぅ〜・・・」
上条「・・・ったく。起こしに来たんじゃないのかよ」クスッ、ナデナデ
ランシス「んぅ・・・」ニヘラ
上条「・・・俺も、もう一眠りするか・・・」ゴロン
上条「(ランシスにも毛布掛けてやらないと・・・)」ファサッ
ランシス「くぅ〜・・・」
上条「・・・おやすみ」ナデナデ
この後、案の定2人は寝坊して、こってりとベイロープに怒られたとさ。
(フロリス談)
「当麻と一緒に寝ると、すごくポカポカするよ」
(ランシス談)
13 :
1
[saga]:2019/07/30(火) 11:52:40.07 ID:WHMv3CBk0
【 とある雷神と不幸少年 】
坊主。何泣いてんだ?
いじめられて逃げてきた?・・・はぁー。
なら強くなれ。泣いてる暇があるなら、そいつらをぶん殴ってこいよ。
あ?喧嘩したくない?
・・・お前は傷ついてもいいってのかよ。
・・・ふざけんじゃねえぞ、くそガキ。付いてこい
いいから付いてこいッ!!
オラッ!!どうしたッ!そのナイフで俺を刺せよッ!
心配すんな。俺がそれくらいので死にはしねえからよ
・・・うだうだ言ってねえで
掛って来いつってんだろォオッ!!
・・・それだ。弱っちいお前になかったのはそれだ。勇気なんて甘っちょろいもんでもない。
それを磨き続けろよ。・・・今度会った時は今よりも俺が驚くくらい・・・強くなれ。
そんじゃ・・・またな。坊主
よぉ。・・・ん?
・・・くくっ・・・ハハハハッ!あぁー・・・お前かぁ〜・・・
そうかそうか・・・あんなチビすけだったのにデカくなりやがって・・・
・・・その顔は、誰だお前?ってことだな。まぁ、別にそれでいいぜ
楽しませろよ、ベイビー
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/30(火) 11:59:18.38 ID:/ih+tx4N0
上条×浦上ちゃんはしないのかな?
>>1
が怒るからだめか
15 :
1
[saga]:2019/07/30(火) 12:08:47.45 ID:qXFaVfHbO
>>14
当たり前です。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/01(木) 02:13:42.70 ID:UIDWDDDS0
いつの間に……
エステルとかシャットアウラとかssにあんまり登場しないキャラで短編書いて欲しいです!
17 :
1
[saga]:2019/08/01(木) 12:48:01.89 ID:Tf2CNJOr0
【 エステル記 】
エステル「はぐっ!むぐっ」モグモグ
一方通行「・・・」ゴクゴクッ
エステル「ほふっ!ふは・・・っ」アチチッ
一方通行「(うっせェ・・・)」イラッ
エステル「はぁ・・・美味いっ!この肉まんと言うパンは!」
一方通行「パンじゃねェ。色々こねて発酵させた皮で肉と野菜を包んで蒸した饅頭だ」
エステル「まんじゅう?か。パンとは違うんだな・・・」
一方通行「何年ぶりかに会ったと思えばよォ・・・いきなり腹が減って死ぬだァ?」
一方通行「図々しいにも程がないですかねェ〜?」
エステル「いやぁ、本当に助かった。ありがとう」
一方通行「・・・で?何しにここに来たンだ?」
エステル「何。先生と久しぶりにご飯でも食べようかと思って」
一方通行「ンじゃ、もう用は済んだな。じゃァな」ヒラヒラ
エステル「待って!待ってくれ先生!本当は話したいと思って!」
一方通行「それを先に言え・・・」
エステル「はい・・・」
一方通行「・・・どっか食いに行くかァ」
エステル「!!。で、ではあの、先生と打ち止めとで最初に訪れたお店に」
一方通行「・・・おゥ」
18 :
1
[saga]:2019/08/04(日) 23:18:58.87 ID:MTvn++Zy0
【 とある夏期の幻想希土 】
悪い!遅くなった!
...。そうだな
ギラギラと照りつくような太陽の下、木陰に隠れている少女が腕組みをして少年と目を合わせず頷いた。
気温は35°。暑い。普通ならそこら辺の店にでも入らないと熱中症は免れない程の環境下で少女は
少年を待っていたのだ。
長い黒髪を指先で弄った後、少女は目だけを横にズラして少年を見る。
約束の時間は今より30分前。私が来たのはその30分前よりも10分前
これがどう意味しているか...わかっているな?上条当麻
本当にスミマセンッ!シャットアウラさんッ!!
少年は少女の前で深々と土下座をする。何とも鮮やかで素早い動作なのだろう。大会でもあれば優勝は
間違いない。
少女は少年の背中を見て、既に走ってきたせいなのかこの気温のせいなのかわからないが、汗でシャツが
ほぼ背中が見えるくらいに透き通ってへばり付いていた。
...ど、どのようなお詫びを差し入れれば、よろいいですか?
...まず涼める場所へ行き、冷たい物でも奢ってもらおうか
はいっ!もちろんでございますのことよ!
即座に立ち上がって、少年は数回頷き、お辞儀も数回する。
少女はそれを見て、ふ、と唇から息を漏らすと微笑む。そして少年の前へ立つと、ポケットから
取り出した黒いハンカチで汗塗れとなった少年の顔を拭き始めた。
汗くらいは拭け。店の中で悪い印象を持ってしまうからな
あ、ああ...サンキュな。ハンカチ、後で買ってやるから
これくらい洗濯してまた使える。...これでいいっ
さぁ...行こう。...当麻
...ああっ。仰せのままに、ってな
シャットアウラ
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/05(月) 01:25:05.92 ID:K/eabIce0
>>16
です
ありがとうございます!!
20 :
1
[saga]:2019/08/13(火) 18:36:57.05 ID:j7C/DPIo0
【 安泰平穏 】
あ。上条君...?
ん?姫神か。お前も図書館で読書感想文、書きに来たのか?
うん。自分で持ってる本だと去年と被るから...
あぁ、なるほどな...
上条君は。もうどれか選んで書くのは決めたの?
一応...浦島太郎...
...。えぇ...
(去年は桃太郎だったのに...)
そんな目で見ないで!上条さんも最初は豊臣秀吉にしてたんだけどどうしてもど〜〜〜しても無理で!
そう。なんだ...
はははは...上条さんはこの程度の本でしか理解出来ない頭なんでせうよ...
落ち込まないで。誰も責めたりしないから
うぅ...姫神さんの温かな優しさが心に染みる...
お隣失礼するね
ああ。...どれにしたんだ?
坂本太郎の聖徳太子
悪意しか感じない!?同じ太郎だけど悪意に充ち満ちてるぞ!?
ふふふ...
さっきまで染みてた温かな優しさが冷めてしまいそうだ...
手伝ってあげたら。温め直せる?
お願いします!是非とも!
うん。いいよ
ちなみに浦島太郎は玉手箱を開けて。お爺さんになったけどその続きがあって
え?続きがあるの?
うん。お婆ちゃんがよく読んでくれた本で教えてもらったの
へぇ...お爺さんになった後、それでどうなったんだ?
鶴になって。竜宮城に戻っていくの。それから乙姫様と話したの
乙姫様は3年過ごしたと思ってる浦島太郎に。本当は700年竜宮城に過ごしてたって伝えて人間だと
死んでしまうからって。説得する
それに浦島太郎は納得して300年。亀になった乙姫様と鶴になった浦島太郎は愛し合い過ごしました
とさ。おしまい
...え?そういうオチなのか?
うん。私も結局。浦島太郎がどんなお話なのか全然わからないの
上条さんもさっぱりでせう...
...ただ...はっぴーえんどで終わったって事は。わかったよ
...全部まとめるとそうだな。幸せか...
うん。私は...すごく良いと思う
そうだな
...今。こうしてるのも。すごく...
え?
...なんでもないよ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/08(日) 12:31:35.33 ID:HYzoa8hBo
過去作おしえてにゃ
22 :
1
[sage]:2019/10/08(火) 21:05:12.24 ID:/44eRfcO0
>>21
このスレはまだ無いでせう。
別のスレが本業なので。
一番最初
1
香焼「上条さんの家で」レッサー「しばらく研修です!」上条「安価でか!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483196514
現行
74
安価】上条「とある禁書目録で」浜面「仮面ライダーだ」【禁書】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1569754288/
23 :
1
[saga]:2019/10/08(火) 22:46:43.85 ID:/44eRfcO0
【 天邪鬼の玩具 】
よぉ、久しぶりだな
埃が舞う地下の通路を通り抜け、重厚なドアを開けるとそこに広がっているのは清潔感漂う一室だった。
まるでどこか高級なホテルにある店のように真っ赤なシルクの壁布が全面の壁に張られ、敷かれている
絨毯はかの有名なペルシアである。
ただ、その部屋に置かれている物は似つかわしくない物ばかりだった。
例えば銃やら手榴弾やらナイフやら...と。
これはこれは...土御門様。お元気そうで何よりです
へっ。どうだが...
顧客が減っちまったらお前の収入も減っちまうのを心配してただけだろ
そんなことは滅相もございません
学園都市やイギリス清教の多角スパイである魔術師及び能力者の少年、土御門元春と話している男性は
口の端を僅かに上げて頭を下げた。
見てわかる通りの屈強な体格ながらも、丁寧な口調で土御門の機嫌を伺うように訪ねる。
本日はどのようなご用件で?
今日は買い物に来たんだが...何か良い品は入ってるか?
もちろんですとも
そう言って男性は背を向けて、様々な銃を綺麗に並べてある棚へと歩み寄り、掌で示しながら説明する。
貴方が好んでSIGのP226やGlockの17を使用していらしているのはご存知ですが...
新しいオススメの品をご紹介しましょう。こちらのSIG SAUERのP320です
棚に置かれた銃の内、一丁を両手で大切に扱いながら持つと土御門の前に戻ってカウンターのトレーに
置き直す。
SIGの新作か。...見た目的に重さは変わり無さそうか
いえいえ。以前より833gと軽量化されております
ほぉ...時代を読んでいる事だけはあるな
そう言いつつ土御門は銃を手に取って、まず最初に片手、次に両手で持って肩を横に張らせながら構えた。
フレームはポリマー。スライドにステンレス鋼を使用し、ピカティニー・レールを装備し同社のP250が
基になっており、グリップモジュール、マガジンは共用が可能でモジュラー構造による拡張性も引き継いで
います
サイズは、フルサイズ、キャリー、コンパクト、サブコンパクトの4サイズがあり、使用弾薬は
9mmパラベラム、40S&W、357SIG、後に45ACP弾も追加されました
...なるほど。俺好みのカスタマイズは?
お任せください。濡れた手でも滑らないグリップ、サプレッサーの可能な取り付け銃口ですね
ああ。俺の家に届けてくれ
かしこまりました。お任せを...
土御門は持っていた銃をトレーに置いて返却する。男性は土御門の注文を聞き終えて頭を下げた。
土御門様。
...なんだ
どうぞ楽しい1日を...
...ああ
最高に楽しい1日を過ごしたいな...
24 :
1
[saga]:2019/11/01(金) 11:29:33.71 ID:qSejuMJOO
【 とある義理の兄弟関係 】
青ピ「さぁーて今日も美味しい売れ残り賄いパンをいただこうやないのー」
土御門「にゃー。舞夏特性のお弁当を今日も味わえるのが、俺の至福の時ですたい」
姫神「...?」
上条「」
姫神「上条君?」
吹寄「どうかしたの?」
上条「...家に...弁当を忘れてきた...」
青ピ「あらまー。お約束のパターンパート8やね」
土御門「いや、7だぜよ。8は持ってきたのは良いが箸を忘れたってやつだにゃー」
青ピ「あ、せやったね」
吹寄「まったく...今から取りに戻って、家で食べてから戻ってくればいいでしょ」
上条「そうするしかないか...」ガタッ
「...」コソコソ
上条「はぁー...ん?...あれ?」
上条「神華?」
神華「あ、バレちゃった...」クスッ
上条「何やってんだ?ここで...って、それ!俺の弁当、持ってきてくれたのか?」
神華「うん。台所に置いてあったのを見つけてね」
神華「お兄ちゃん、今朝からバタバタしてて忘れて行ってたんでしょ?」クスッ
上条「は、ははは...その通りでございます」ガックリ
神華「今度から気を付けるんだよ?」
上条「ああ。ありがとな」
神華「うん。夕飯作っておくから帰り遅くならないようにね」
神華「じゃっ、授業頑張って」
上条「おー」
上条「...いやー、助かったなー。帰りに神華の好きなあれ買って帰るか」
青ピ・土御門「「カ〜〜〜ミ〜〜〜やぁ〜〜〜ん?」」ゴゴゴッ
上条「うぉおぅ!?な、なんだよお前ら!?」
青ピ「今のめちゃくっそ可愛ええロリっ子は誰や!?茶髪のセミロングに中性的で少し男の娘っぽい女の子!!」
土御門「まさか!?まさか年下!?ついにカミやんの毒牙がロリを襲ったのかにゃーー!?」
上条「...は?」
吹寄「上条当麻...貴様、遺言の準備はできているのかしら?」ゴゴゴッ
姫神「年下...上条君の好みには。なれなかった...」
上条「待てって!待てよ!?お前ら何かどこからか変な勘違いしてるよな!?」
上条「アイツは女の子でも彼女でもないし上条さんは年下が好みでもないからな!」
青ピ「じゃあ何やねん!?」
上条「弟だ!!義理だけど俺の弟の上条神華だっ!!」
青ピ・土御門・吹寄・姫神「「「「...。...え?」」」」
25 :
1
[saga]:2019/11/01(金) 12:03:58.63 ID:qSejuMJOO
青ピ「なんや〜。弟君やったんか〜」
吹寄「変な勘違いさせないでほしいわ」フンスッ
上条「上条さんは何一つ悪くないだろ!?お前らが勝手に勘違いしてたんじゃねえか!」
土御門「にゃはははー。カミやんの誤解はどうにも勘違いされるんだにゃー」
姫神「普段の行いが。影響してるせい」
上条「そ、そんな理不尽な...」
吹寄「でも、弟が居たなんて初耳よ?いつから義理の兄弟になったの?」
上条「かれこれもう13年前くらいになるな...」
吹寄「え!?」
青ピ「そんな何年も前からなん!?」
姫神「弟君。何歳?」
上条「あと1ヶ月ぐらいで誕生日だから、13歳だな」
土御門「つまり、カミやんが2歳の頃になるのかにゃー」
上条「そうだな。詳しいことは少ししか知らないけど...」
上条「神華は俺の大切な弟だ。血が繋がってないなんて言われても、俺達は兄弟になんだからな」
吹寄「そう...」
青ピ「カッコええわぁ!カミやん!」
上条「止せよ。褒めたって上条さんは何も出せませんよー」シュルッ,パサッ
上条「さて、食べますか。...あれ?おかすが追加されてる...ってか作り直してくれてるのか」
姫神「弟君が作ってくれたの?」
上条「まぁな。毎日交代で作ってるんだ」
土御門「で、作り直してくれてるってのは?」
上条「多分、今朝適当に作ったから見兼ねてそうしたんだと思う」
上条「神華は今日学校が休みだったから、ゆっくり寝かせようと思って上条さんの分だけを
作ろうとしたけど...」
上条「まさかの二度寝して寝坊したから適当に作ったんだよな...」
吹寄「はぁー...」
土御門「なんとも...泣ける兄弟愛だぜい」
上条「だから褒めても何も出せませんっての...ん?」カサッ
吹寄「それは?紙?」
上条「なんだろな...何か書いてあるのか?」ペラッ
『お兄ちゃんへ
いつも学校お疲れさま。ごめんね?ぼくも寝坊して起こすのが遅れちゃって。
今度から明日が休みの日でも早起きするように気を付けるから。
夕飯は肉じゃがにするよ。楽しみにしてて♪
神華より
PS、帰りに醤油を買ってきてもらえるかな?お願いします』
上条「...」
上条「」ブワッ!
青ピ「アカン!涙腺ズキズキ刺激される!」ボロボロ
吹寄「...っ」ウルウル
姫神「感動大作。狙える...」ウルウル
土御門「...良い弟を持ったもんだにゃー。カミやん?」クスッ
上条「...ああっ。ホントに...」グシッ
上条「俺の自慢の弟だよ...」
26 :
1
[saga]:2019/11/02(土) 10:20:24.58 ID:wdiVMbWkO
【 軽い雑談 】
トール「ついにっつーかやっとと言うか、俺とマリアンに声優がついてくれたな」
マリアン「ホントホント」
オティヌス「私は電脳戦機のおかげで早くついてたから運が良かったな」
トール「羨ましいもんだ」
マリアン「私が初登場したの新約の3巻でトールは1コ間空けて5巻からだったよね」
オティヌス「発売の順は3巻が11年、5巻が12年と大体6年以上前になったのか」
トール「長いこと待ったなー」
オティヌス「何を言う。私も同じくらい待っていたんだぞ・・・」
オティヌス「私達を含めた新約のキャラはまだアニメにすら登場する気配がないものな」
トール「というかW期が来る気すらねえし」
マリアン「スタッフー、はよW期始めて〜。またほぼ10年後なんてやめてよー」
トール「けど超電磁砲Tがあるから当分また先だろうなー」
オティヌス「それまで、来年の五輪でも楽しもうか」
トール「おい、とあるIFも忘れんな。俺が今ガチャで出る確率アップしてんだぞ」
マリアン「じゃあ
>>1
のとこに出てきてあげなよ・・・」
トール「そりゃ運次第だ」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 11:23:23.80 ID:hWecVahm0
乙です!
28 :
1
[saga]:2019/11/02(土) 21:13:43.58 ID:A7WzB3Zf0
【 やりました 】
PC<くだらない幻想なんか、何度でもぶち壊してやるよ!
>>1
「あぁ〜〜、やっと50回目・・・」カチカチカチッ
>>1
「まだあと100回も回さんといけんのか・・・」カチカチカチッ
>>1
「トールが出てくる確率は11日までじゃけんもう1日で5日分回す覚悟でやらんといけんなー」カチカチカチッ
PC<達成したミッションちゃあんと確認してくださいねー?きっと将来の役にたつので
>>1
「はぁ〜〜・・・」カチカチカチッ
>>1
「はい、50回目・・・」カチカチカチッ
PC<にゃぁ
>>1
「あ。金じゃ。誰じゃろ・・・」カチカチカチッ
PC<雷神トールとでも自己紹介しておこうかね
>>1
「・・・」
やったぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
http://s.kota2.net/1572693669.png
トールキタァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
>>1
「やぁぁあああったあ〜〜〜〜〜!!」
>>1
「よしよしまずはMyキャラに設定してお声を・・・」
>>1
「おほぉ〜イケボ〜・・・そんじゃギフトのタルトを・・・」
>>1
「んで待ち合わせはー・・・んー5時間にしよ」
>>1
「よーーし!経験値あげてくぜ!」
とあるIFやってトール狙ってる皆さん頑張りましょう!!!!!
29 :
1
[saga]:2019/11/27(水) 13:56:34.13 ID:Y49Qn4YhO
【 絹旗六姉妹 】
SS絹旗「で、あの映画は超期待してて超正解でしたねー」
原作絹旗「そうですね。超つまらなくないくらい面白かったです」
漫画超電絹旗「超羨ましいです。私も誘ってほしかったですよ・・・」
アニメS絹旗「まぁまぁ。今度私と一緒に超観に行きましょう?」
アニメV絹旗「あ、私も是非超一緒に!」
漫画禁書絹旗「ちょっと、私も忘れてもらっては超困りますよ?」
原作絹旗「そこ4人。無駄遣いは超ダメですからね」
アニメS絹旗「姉さんに超言われたくないです」
アニメV絹旗「超マジでそうですね」
漫画超電絹旗「一番超無駄遣いしてるのが姉さんのくせにって感じですよ」
原作絹旗「ほぉ、長女に対してよくそんなことを超言えますね?」ゴゴゴッ
漫画禁書絹旗「ね、姉さん落ち着いて」アセアセ
SS絹旗「超そうですよー。いいじゃないですか、超それくらいは」
原作絹旗「それくらいって・・・はぁー、貴女は超そういうところがありますよね」
SS絹旗「むっ?超なんですか?その超小馬鹿にしたような超言い草は」ムスッ
漫画禁書絹旗「(あぁまた超始まった・・・)」
原作絹旗「超小馬鹿だから小馬鹿にしたんですよ。家計簿の遣り繰りをしているのは私なんですよ」
SS絹旗「その家計簿で一番稼いでるのは超誰なんですかねー?」
漫画超電絹旗「(まぁ、超次女のSS姉さんですよね)」
原作絹旗「それとこれとでは話は超別です!」
SS絹旗「じゃあ話を超出すンじゃあないですよ!」
アニメV絹旗「2人ともケンカは超ダメですってば!」アセアセ
原作・SS絹旗「「超黙っててください、ズリネタ白パンツ!」」
アニメV絹旗「あァ!?」ビキッ
漫画禁書絹旗「ちょ、お、落ち着いてくださいよ!」
原作絹旗 長女。
SS絹旗 次女。
漫画超電絹旗 三女。
アニメS絹旗 四女。
アニメV絹旗 五女。
漫画禁書絹旗 末っ子。
別の方のSSが元ネタ。こんなに多くはでないでせうけど
30 :
1
[saga]:2019/12/03(火) 10:33:21.93 ID:KiGuyQkIO
【 モノマネの勉強してる五和ちゃん 】
五和@水着「UボートU-511改め、呂号第500潜水艦です」
五和「ユーちゃん改め、ろーちゃんです!提督、よろしくお願いしまーす」
五和「・・・うーん、ちょっと違いますね」
五和「よろしくお願いまーすだと、適当な感じがして・・・」
五和「もう少し幼い感じに・・・コホンッ」
五和「ユーちゃん改め、ろーちゃんです!提督、よろしくお願いしまぁーす♪」
五和「うん、これでバッチリですって♪」フフン
五和「次はどれにしましょうか・・・」
建宮「・・・」コソッ
建宮「(例の件で少し五和に話があって来てみれば・・・)」
建宮「(なんということなのよな・・・!)」
五和@暁切歌「デース!」
五和「・・・もっと、元気に」
五和「デェースッ!」
五和「よぉし、これで完璧デース!」
建宮「(・・・)」
建宮「(・・・み、見なかったことにするのよな)」
建宮「・・・」コソー
神裂@松風「フタフタマルマル。でも、夜はさ。ゆっくりしようよ」
神裂「キミの顔を見ながらさ。悪くないよな?」
神裂「こんな時間も。なっ?」
神裂「・・・よし」
建宮「(見ていなかったことにするのよな)」
31 :
1
[sage]:2019/12/03(火) 10:59:38.46 ID:KiGuyQkIO
【 ざつだん! 】
>>1
「中1の頃の
>>1
の禁書のイメージ」
1.学園都市=京都みたいな和風の感じ(ほぼ上条さん達の名前からしての考察)
2.つっちー=にゃーとか言ってたから女体化させてた
3.超電磁砲=召喚型の超兵器(コインをセットしてぶっぱなしてたと思ってた)
4.インデックス=長身のナイスバディーなねーちゃん
5.黒子=メイド
6.一方通行=工事現場の兄ちゃん
7.打ち止め=工事現場の看板持ってる人
8.御坂妹=ぬいぐるみ持った洋服着てる少女
>>1
「
>>1
が初めて禁書を見たのは原作でもアニメでも漫画でもなくSSでしたので」
>>1
「想像して見てた頃はこんなんでした」
>>1
「で、しばらくしてから本物を見て、キョトンとしたのは良い思いででせう」
>>1
「ちな、俺妹もかなりひどい勘違いで桐乃とあやせの見た目を逆にしてました」
32 :
1
[saga]:2019/12/03(火) 14:39:21.95 ID:/9kEufNGO
【 最愛「お姉ちゃん」 】
最愛「超〜〜〜最高でしたね」ムフー
最愛「やっぱり超真面目に作って転けたC級映画は超最高ですね」
美琴「へーそう」ゲンナリ
最愛「?。どうしました?お姉ちゃん」
美琴「あのね・・・見ても内容の意味すら理解できない映画見たってこうなるでしょ。普通」
最愛「はぁー、これだから超素人は・・・」
美琴「なっ、何よその言いぐさ」
最愛「超いいですか?C級映画とは見ても内容を理解できなくて超当然の作品なんです」
最愛「脚本家が自分では超面白いと思って超白けるものなんですから」
美琴「・・・は、はぁ」
最愛「超考えるな、超感じるな。これが超基礎基本です」
美琴「ふ、ふーん・・・(アンタ、やっぱちょっと変よ)」タラー
最愛「さて、お姉ちゃん。何か超食べますか?」
美琴「そ、そうね・・・うん。アイスでも食べよっか」
最愛「超そうしましょう」
最愛「あ、映画に超連れていってあげたんで奢りで超お願いします」
美琴「くっ、やっぱそう出てくるか・・・」
最愛「超いいんですか?お姉ちゃん、超大好き♪」ギュッ
美琴「あぁあ〜もう!引っ付くな!」
御坂 美琴 姉
御坂 最愛 妹
二人は似てると思ってたから書いただけ。
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/03(火) 14:42:15.46 ID:cXxYfuT80
それなら吹寄とシャットアウラの姉妹ネタも書いてください
34 :
1
[saga]:2019/12/17(火) 16:16:05.01 ID:y3827Vh+O
【一方通行×エステル】
一方通行「おいコラ。誰からの入れ知恵だ」
エステル@ビキニサンタ「へ?」
エステル「あぁ、これか?これは佐天がプレゼントにとくれた物なんだ」
エステル「何でも最近のサンタクロースは女性も居るそうで、この服装が
基本的なんだそうだぞ」
一方通行「(ンのやろォ...)」チッ
エステル「そういうわけで...ほら、先生!Merry Christmas!」
一方通行「...うォッ?(重て...っ)」ズシッ
エステル「先生が好きそうなものを箱いっぱいに詰め込んだから、しばらくは買いに行かなくても
困らないぞ」フフンッ
一方通行「(そりゃァ重たいはずだ...ったく)」
エステル「さぁ、先生!私へのプレゼントは?」ワクワク
一方通行「...悪ィが今手元には無ェンだ。言ってくれりゃやらないことも無ェぞ」
エステル「おっ、そうか?うーーーん...そうだな...」
一方通行「(面倒くせェがやらなきゃますます面倒くさくなりかねないからなァ)」
一方通行「(今日のところはこいつの言う通りにしてやるか...)」
エステル「...では、一方通行先生!」
一方通行「あァ?」
エステル「プレゼントは要らない。その代わりに...その...//」
エステル「...わ、私のそばにずっと...ずっと、居てほしいっ//」
一方通行「...別にそれはお前が勝手にしてることだろ。俺に伝えることじゃ」
エステル「伝えておいた方が貴女との絆になると思うんだ。だから...」
エステル「...誓って、くれるか?//」
一方通行「...誓いますゥ」
エステル「...なんていうか、胡散臭いぞ。その言い方だと」ムスッ
一方通行「...ならよ」グイッ
エステル「え?あっ...っ!?///」
―ちゅっ...
一方通行「...これで永遠に覚えられてるか?」
エステル「...う、うん...///」ポッ
エステル「...ありがとう、一方通行//」ニコリ
一方通行「...あァ...」
一方通行「(...柄でもねェことするもンじゃねェな)」
>>33
すんません無理す
35 :
1
[saga]:2020/03/18(水) 18:43:11.60 ID:kNbL2sXTO
【お兄ちゃんラブな黒子ちゃん】
黒子「♪〜」シャッシャッ
美琴「あれ?黒子・・・どうしたの?」
黒子「はい?どうした、とは?」
美琴「いや、だってアンタ・・・これから出掛けるのにいつもの髪にセットしてないから」
黒子「・・・た、たまには何もせずありのままの髪でもよろしいかと思っただけですの」アセアセ
美琴「ふーん。珍しいわね・・・あ。ははーん」ニヤッ
黒子「な、何ですの、お姉様!?その怪しげな笑みは!?」
美琴「そっかそっかー、大好きなお兄様とお出掛けするのねー」ニヤニヤ
黒子「お、おお、と出掛けなんてそんな、そんな年頃の兄妹がするようなことはしませんの!///」
美琴「それなら何でいつもの髪にしないの?」
黒子「で、ですからこれはたまたまでして」
美琴「前に話してなかったっけ?・・・お兄様が結んでない時の黒子も可わぃ」
黒子「あぁぁあぁぁあぁぁあっ!!///」
黒子「で、でで、では行って参りますのぉぉーー!///」
−ガチャッ パタンッ!
美琴「あっはははっ!可愛いとこあるわね、黒子ったら」クスクスッ
黒子「で?」
上条「はい・・・」
黒子「約束のお時間は・・・そうですわね。大体、2時間前だったでしょうか」
上条「はい・・・」
黒子「お兄様が助けてほしいとテストの予習を私に手伝ってほしいと頼んだのは覚えてまして?」
上条「はい・・・」
黒子「・・・はぁーーーーー」
上条「そうデカイため息をつかれると上条さんも何と言えばよろしいのか・・・」
黒子「遅れた原因は何ですの?」
上条「・・・寝坊しました」
黒子「実家に帰らせていただきますの!」
上条「実家って母さん達にチクる気だろ!やめてくださいお願いします!」ガシッ
黒子「何でもしますって言いましたの?」
上条「え?いや?言ってない」
黒子「あ、お母さん!お兄ちゃんが」
上条「わかった!わかったから何でもしますから!」
黒子「・・・では、早速あそこのお店に参りますの」ニッコリ
上条「(電話すら掛けてなかったぁ・・・!)」
黒子「さっ、行きますわよ?・・・お兄ちゃん」ニコリ
上条「はぁぁーー・・・黒子、お前は困った妹だ・・・」クスッ
黒子「困らせる方が面白いものでして」
上条「こいつ・・・」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/19(木) 13:50:01.91 ID:AtuAKypRO
黒子が妹だと時にはベッタリしながらもいい距離感で付き合えそうでいいよね…
37 :
1
[saga]:2020/05/09(土) 22:36:41.27 ID:FcXUMHr50
【幻想感情】
―コトコトッ...
上条「・・・んっ」ムックリ
上条「ふああぁぁ〜・・・はぁー」
「やっと起きたか?」
上条「あ、あれ?彩鈴...?いつ来てたんだ?」グシッ
北条「ぐーすかお前が寝てる間に来てた。...ほら、冷めない内に食べなよ」
北条「簡単なもんしかないが」
上条「ああっ。おっ、美味そうだな」
上条「ん〜〜...っ!美味い...!」ポロポロ
北条「いや、泣くほどじゃないだろ...」モグモグ
上条「いや、ホントに美味すぎて」モグモグ
北条「大袈裟な...。...まっ、作った甲斐があるな。それなら」クスリ
上条「ああっ。...彩鈴さん?頬に米粒が...」
北条「んっ...」ツイッ、ペロッ
北条「...そろそろ減量始めるから、今日で飯も食べ収めになるな」
上条「え?まだ時期結構空いてるだろ?そんな早くから始めるのか?」
北条「最近、誰かさんのせいで胸が大きくなってきてその分増えてきてるんだよ」
北条「全く...お前は赤ん坊か」モグモグ
上条「い、いやぁ、男の性というものには勝てないものでして...」
北条「...ふーん」モグモグ
上条「ごちそうさま。さて、洗いもんを...」
北条「...ごちそうさま。...当麻」
上条「ん?どうし」
―グイッ...ドサッ...
上条「た...?」
北条「...今日で飯も食べ収めなら...」ズイッ
北条「しばらくは...こっちも、な?」ニヤッ
上条「い、いや、これから補習があるんですが...」
北条「...じゃあ、今日から約3ヶ月、自分でもするの禁止にしたとして...」
北条「我慢できるのか?ん?」スリスリッ
上条「...む、無理だと思います...//」
北条「なら...いいよな?//」レローッ
上条「...ったく//こういう時だけ甘えてきやがって//」
―グイッ ゴロン
上条「...お前が誘ったんだから、やめてと言ってもやめないからな//」ヌギヌギ
北条「はぁ...//毎回そうだろ...//」
北条「このドスケベ♡//」
上条「なにを〜?//」ワキワキ
<―――♡!//――♡!//っ――♡!///
土御門「...流石にもう俺もブチ切れるにゃー」ワナワナ
38 :
1
[saga]:2020/05/09(土) 22:52:52.57 ID:FcXUMHr50
-3ヶ月後-
北条「...」
北条「(...飯も性行為も食べ収めとは言った、が...)」
北条「(連絡くらいは寄こしてもいいだろ...)」
北条「(毎度の如く、性行為をしないために家には行かないようにって決めてはいるけどさ・・・)」
北条「(なんで連絡も寄こさないんだよ...)」
北条「(当麻...試合は、観に来てくれるよな...?)」
「北条選手。お願いします」
「よし。彩鈴、この試合に勝てれば...夢の最年少チャンプよ!」
北条「...わかってる」
北条「(勝って...当麻にベルトを見せつけてやるんだ)」
北条「(でもって一発殴ってやる...)」
―ドサッ!
北条「ぶふっ...!こぷっ...」
―カンカンカンカンカーンッ!!
『ここで5ラウンド終了〜〜〜!北条彩鈴!無念の、スリーノックダウーンッ!』
『これはどうしたことだ!?無敗を誇っていたあの北条彩鈴が』
『スリーノックダウンで敗れてしまった!』
『見ていた通り、相手のカウンターに対処ができず自分のペースが乱されていました』
『それが原因となって...』
北条「...」
「北条!そのまま、動かなくていい!担架が来るから」
北条「...立てますよ...」
「こらっ!言うことを聞きなさいっ!」
「北条!戻りなさい!北条っ!」
北条「...」
北条「(当麻...なんで...)」
北条「(なんで、どこにも...居ないのさ...?)」
北条「(当麻...)」
―ドサッ...
39 :
1
[saga]:2020/05/09(土) 23:08:21.35 ID:FcXUMHr50
北条「...」
北条「(火事になってたって聴いたけど...)」
北条「(それでも連絡を寄こさないとは...一体どうしてなんだ)」
北条「(...まぁ、会えばわかるよな。もう...)」
北条「(トレーナーにも一発叩かれて...ボクシングとは縁を切ったことなんだし...)」
北条「(...今日こそは...)」
―ガチャッ
北条「...」
上条「...え」
北条「...宿題やってるのか。なら...ご苦労様」
上条「...あっ、ん...?」
北条「...そんなにビックリしたら、私も怒るに怒れないんだが...」
北条「はぁ...まぁ、もういいか...過ぎた事を怒ったりしても、仕方ないからな」
上条「...あ、あの...」
北条「当麻」
上条「え?あ、は、はい...?」
―ドサッ
上条「うわっ!?お、おい、何して」
―ちゅっ...
上条「んむっ...!?//ん、ぉ...!?//」
北条「っはぁ...♡///はぁ...♡///」
上条「い、いきなり、何すんだよ...!?//」
北条「...4ヶ月も、待ち望んでたんだ...//いきなりしても...//」
北条「お前が口答えする権限なんてないだろ...♡!///」
北条「ほら...早く脱げよ...♡///もう、私も限界とっくに過ぎてるんだ♡///」プツプツッ
上条「お、おいっ!?//ま、待てって!//ホントに待てって!//」
北条「もう無理...♡///」
「とうまー!お腹空いたんだ、よ...?」
北条「...」
上条「あっ...イ、インデックス...」
インデックス「な...なななな、何してるのかな!?」
北条「...何って...決まってるだろ...ナニで私を無茶苦茶にしてもら」
上条「ストォーーーップ!それ以上は言うなっ!//」
インデックス「とうま!この子は誰なの!?」
北条「は?...私はこいつの恋人に決まってるだろ。そこの写真立て...」
北条「...おい、当麻。あそこに飾ってたのはどこやったんだよ」
上条「え?い、いや、上条さんはそんなの知らないでせうが...?」
北条「...」
40 :
1
[saga]:2020/05/09(土) 23:32:39.14 ID:FcXUMHr50
―ガサゴソッ
北条「...こんな所になんで仕舞うんだよ」
上条「そ、それは、その...」
北条「...とにかくだ。これが証拠だ」
北条「私と当麻は付き合ってる。文句はないな?」
北条「これだけバカなカップルみたいに写真があるんだ」
インデックス「...うん。文句は言わないけど...」
インデックス「とうま、なんで言ってくれなかったの?この子と付き合ってるって」
上条「い、いや、だから、えっと」
北条「...当麻。流石に過ぎたことは怒らないと、言ったが...」
北条「今のことで怒るなら別だ。...4ヶ月、ずっと連絡も無しに...」ワナワナ
北条「何で...無視、してたんだ...」ポロポロ
上条「あっ...」
インデックス「とうま!女の子を泣かすなんてひどいんだよ!」
上条「...」
北条「っ...なぁ...私から連絡したのに、電話に、出なかったのも...」
北条「私に、何かあったのか...?」
上条「え?...」スッ
上条「...あ、着信拒否になってた...」
北条「...なってたんじゃ、なくて...したんだろ?その携帯、お前のなんだから...っ!//」
北条「お前しか...っ!しないだろっ!//」
―バキッ!
上条「っ...!」
インデックス「と、とうま!」
北条「...ばか、やろっ...!//」
―タタタタッ... ガチャッ
上条「...」
インデックス「とうま、大丈夫?」
上条「...俺は、大丈夫だけど...アイツが...」
―ザァァァァァ...
北条「(ばかやろっ...!ばかやろっ!ばかやろっ!)」
北条「(当麻のっ...ばかやろ...っ!)」
―ザァァァァァ...
とりあえず悲哀モノを書きたかった。
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/10(日) 07:52:45.50 ID:Bf1JOrthO
北条さんはどうして悲恋ものが似合うのか…
おつおつ
42 :
1
[saga]:2020/06/06(土) 11:16:43.94 ID:JhQKrKV70
【とある復讐の絶対能力】
「ギアァアアアアッ!!」
―メキョッ ...ドシャッ
「ヒ、ヒィィ...!」
「...残りは、コレだけ、か」ギラッ
「ま、ま、ま、待て!待ってくれ!頼む!待ってくれ!」
「...」
「か、家族がいるんだ、だから見逃して」
―ガシッ
「ゲヘッ...!?」
「...家族?そンなので見逃してほしい?...はン」
「私を散々扱き使った挙句に...ゴミ処理場に捨てたお前らを許す訳ないだろが」
―メキメキッ
「まっひぇ、ゃめ...か、かね、ゃ、る...!」
「...」
―ドサッ!
「ゲフッ!ゲフッ!カハッ、ッハァァ...!」
「...この口座に全部振り込め。1円も残さず」ポイッ、ペラッ
「...」
「...振り込んだぞ。これで」
「見せろ。...これっぽち?チッ...」
「し、仕方ないだろ、俺だってこんな割に合わない仕事なんか」
「したくないってか?...なら、いい方法がある」
「え?」
―ガシッ ブチブチィイッ...!
「―――――ァアアアアアアッ!!」
「腕も足も全部無くなれば、仕事ができなくなるだろ」
「こンなもンで許してくれるだけ...幸運だと思え。クソが」
「き、ひっぃ...!バ、バケモノ、ぉ...!」
「...あァ...バケモンだ。私は...」
「けどなァ...誰がこうしてと頼ンだ...誰がこうしてくれと願った...」
「私は私をこうした全てを殺してやる...」
「これは私をこうした、お前らへの...」
絹旗「超逆襲だ」
概要
暗闇の五月計画の被験者であり研究者内での評価は優等生だった1人の少女。
だが、突如として計画は破棄となり少女は瀕死の重傷を負わされるほどの暴行を受けた後
ゴミ処理場へ放り出される。
しかし、朦朧とする意識の中で少女はたった2つの想いだけを鮮明に決意し、汚れた壁を
這いずり上がった。
たった2つの想い。それは、恨みと執念。
それだけを胸に、血を吐きながら超能力者の壁を打ち抜き、絶対能力者へと変貌した。
そして、少女の復讐劇が幕を開ける。
ってな感じ。
43 :
1
[saga]:2020/08/23(日) 11:52:35.90 ID:4lMopgm80
【幻想感情 ep2】
-1週間後-
北条「(...あれから色々調べたけど...火事があったなんて...)」
北条「(...なんで、それでも連絡してくれなかったんだよ...)」
北条「(それに...あのシスターさんは一体...)」
北条「...あっ」
上条<急げよっ!
ステイル<くそっ...!
北条「...」
北条「はぁ...」
上条「(...思えなかった?救えるなんて)」
上条「(だから口に出来なかった?)」
アウレオルス「暗器銃!その刀身を回転射出せよ!」
―キィィィンッ! ヒュルルルルッ!
―ドカッ!
上条「ぐへっ!?」
―ガキンッ!
アウレオルス「ん...?」
上条「ってて...あっ...?」
北条「...」
上条「お、お前...」
アウレオルス「突然。貴様...何者だ」
北条「...そっくりそのまま返してやる。...何やってんだ?」
―スタスタ...
上条「止せっ!逃げろっ!」
アウレオルス「憤然っ...!それ以上近付けば貴様を」
―ドヒュンッ
―ドゴォ...ッ!
アウレオルス「げぶぁ...!?」
上条「...え」
北条「...」ペッ
北条「現役ボクサー嘗めんじゃねえよ。雑魚が」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 21:53:42.92 ID:FN33/FsGo
ほお、正しく現実なめんなよ幻想ですなぁ
私でなければ見逃しちゃうne
45 :
1
[saga]:2024/12/10(火) 23:42:10.53 ID:QhNtHy/Q0
【幻想感情 ep3】
上条「...だから、お前の事も...全部覚えてないんだ...」
北条「...」
事実は小説より奇なりって聞いたが...まさか、本当にそんなのが私自身に起こるなんて...
...まぁ、一先ずは安心したのが本音だな。当麻が私の事を嫌いになったとかそういうんじゃないってわかったんだ。
自分が記憶を失ってるのを誰にも言ってなかったはこいつの性格をよ知ってるから考えるまでもない。
次は、どう受け止めるべきかだが...そんなの決まってる。
北条「じゃあ、最初からやり直そうか。お前が私の事を思い出すまでは...」
北条「付き合いたての頃みたくやっていこう」
上条「い、いや、だけど俺は...もうお前が知ってる上条当麻じゃ」
北条「誰がそんなの決めたんだよ。記憶が無くなったからお前じゃなくなったなんて」
もしそんな奴が居たなら親が見てもわからなくなるぐらいまで殴ってやる。ライセンスも川底に沈めたんだしな。
北条「私が初めて心を許すくらい好きになった男なんだぞ?...そう簡単に別れる気なんてサラサラ無い」
北条「だから...二度目の告白をさせてくれるか?」
上条「...」
北条「...好き、です。こんな私でよければ...付き合ってください」
こう言ったのは確か...柄にもなく桜の下で常盤台を卒業したすぐ後だったっけ。
当麻を好きになった理由なんて特にない。好きになったからだけで十分だろ。キスも体を許したのも...
今の当麻はその記憶もないみたいだが...断られたとしても支えてやる。それぐらい好きなんだ。
上条「...お前の事どころか自分がどんな奴だったのかってのもわからない」
上条「それでも、俺の事を好きでいてくれてるのに...断るなんてダセェよな」
北条「まぁ...それなりには」
上条「...俺の方こそ、お前がよかったら...よろしくお願いします」
...はははっ...記憶をなくしてるから、違う返し方をすると思ったのに...
結局、あの時と全く同じ返答をするのかよ。
46 :
1
[saga]:2024/12/10(火) 23:42:51.32 ID:QhNtHy/Q0
あれから数日が経って今、何回目かのデート中...って名目のランニングに付き合ってもらってる。
ボクサーを止めたってのに未練がましいと思うが...どうしても体を動かさないとやってられないからな。
後ろを振り向けば、まだ公園を3周半の2kmしか走ってもないのにヘロヘロのウニ頭が見える。
...これは記憶を失う前からこうだったから文句を言う気にはならない、が...
上条「ちょ...ちょっと...あ、彩鈴さ、ん...も、死ぬ...」
北条「馬鹿言うな。前のお前はこれぐらいケロッと付いて来てたんだぞ」
上条「マ、マジかよ...じゃあ、なんで、今の俺はこんな、疲れるんだよ...」
走り方が下手だとか適当な理由を伝えて先導するようにまた走り始める。後ろから乾いた悲鳴が聞こえてるが無視だ。
私は真夏の日差しを浴びながら、二度目の告白をしたあの日以降の事を思い返す。
まず最初に...一度だけ挨拶をした事のある両親に現状を伝えた。いくらインデックスって子を心配させたくないとは言え...
自分の親にまで秘密にするのは親不孝極まりない。その時反対していた当麻にそう言ってやると、何も言い返せず黙ってたな。
最初の内は私と他愛ない話をしていた両親だったが...当然、悲しんでいた。特に詩菜は取り乱すくらいに...
だけど...私の方がもっと辛かっただろうと、逆に刀夜さんから慰められたな。後から詩菜さんにも...
今まで通りでなくてもいいから息子を頼む。そう言われたからには...見捨てるなんて事はしない。
それから担任の月詠先生にも、せっかく少しは良くなった成績がまた悪くなるのというのを踏まえて伝えた。
会った事がないから姿はわからないが、タバコを吸って溜息をついてるのは何となくわかったな。
月詠先生の次は、隣人のクラスメイトでシスコン軍曹と呼ばれてる土御門元春だ。
...ただ、そいつはやっぱりかにゃー、とふざけたような返事をしてきた。どういう事なのかネックレスを掴みながら問い詰めると...
態度が余所余所しかったから、と答えてそれ以外にはないと言った。
それで私は確信した、こいつは当麻の記憶をなくした原因を知ってるんだと。
今は泳がせておくのがいいと思って、その時は見逃してやったが...絶対に吐かせてやる。
...いつの間にかフラフラと千鳥足になってる当麻が前に居た。1周して追い付いたみたいだな。
上条「ぜぇ...ぜぇ...」
北条「...そろそろ休憩するか。公園のベンチに行くぞ」
当麻はそれに答える余裕もない様子だった。流石に走らせ過ぎたか...
47 :
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[saga]:2024/12/10(火) 23:44:08.14 ID:QhNtHy/Q0
北条「...ほらよ」
「あ、ありがとうございます!おぉぉ〜〜...!フレームに入れて大事にします!」
北条「別にいいよ。もうプロでも無ければ有名でも無くなるんだしな」
「そ、そんな事ないですよ!北条先輩の最っ高に熱い試合を忘れる事なんてないんですから!」
...ここまで熱弁するなんて思ってもみなかったが、マジでファンだったんだな。
常盤台のエースこと御坂美琴、学園都市序列第三位の超電磁砲。常盤台卒の私からすれば後輩になる。
ついさっき自販機を蹴ってジュースを買ってるところを目撃したと思えば、バテてる当麻に突っかかってきたが...
記憶喪失の事を話したらすぐに落ち着いて割と素直に謝ったし、悪い奴じゃないんだろうな。
美琴「でも、ビックリですよ!まさか北条先輩に恋人が...」
北条「まぁ...その自覚は無いと言えば嘘になるな。私に男が居るなんてな」
美琴「あ、け、決して悪い意味で言った訳ではなくてですね!?」
慌てふためく御坂を見て、私は少しおかしくなったんだから思わず吹いた。キョトンとしてる御坂に私は頭を撫でてやる。
北条「そう慌てなくてもわかってる。だから、心配する事はないぞ」
美琴「は、はい...ありがとうござい」
ます、と言いかけた所で低いような高いような奇声が聞こえてきた。周囲を見渡すと...声の主が呆然とこっちを見ているのに気付く。
服装からして同じ常盤台の後輩だとわかったが、御坂はうげっと嫌そうな声を漏らしていた。
美琴「く、黒子...」
黒子「あぁあぁあぁあぁあ〜!なんて事ですの!お姉様がどこの馬の骨とも知らない同性に撫でられるなんて...!」
そう言ってズカズカと近付いてきたように見えたが、その黒子って奴は一瞬にして間合いを詰めてきた。
どうやら空間移動系の能力持ちか...よく見ると風紀委員の腕章を付けてるのな。
黒子「今すぐにその手を離しなさいな!私でさえ未だに撫でた事もありませんのに羨ま...いえ、過度な接触は許されませんの!」
美琴「ちょ、ちょっと黒子アンタ失礼でしょ!?この人はね...!」
北条「あーそりゃ悪いな。ほら、これでいいか?」
背凭れに肘を掛けながら、スッと御坂の頭から手を離した。黒子は安堵したのか溜息をついてる。
黒子「ええっ。構いませ」
北条「こうしちゃダメなのか?」
黒子「ダメですの!今すぐに離しなさ」
北条「はいはい」
黒子「んむっ...ま、まったく。油断も隙もな」
北条「あー手を挙げるの怠いなぁ」
黒子「ムキィイイイイ〜〜〜ッ!それ以上おちょくってみなさい本当に怒りますわよ!?」
中々にからかい甲斐のあるな。まぁ、風紀委員だからこれ以上は止めておくか。
怒っては落ち着くを続けたせいだろうが息を切らしながら黒子って子は、次にお姉様を弄んだ際には逮捕しますの!
とか捨て台詞を吐いてどこかに行った。嵐が過ぎ去ったような静けさになると呆然としてた当麻が開く。
上条「常盤台のお嬢様にもああいうのが居るんだな...」
美琴「ま、まぁ、あの子だけって言うべきか悩むけど...良い子だから、気を悪くしないでもらえると...」
北条「アイツの言ってた通り私の方からちょっかいかけたんだ」
気にすんな、と答えていると...また違う声で御坂の事をお姉様と呼ぶのが聞こえてくる。
後ろを振り向くと、そこには御坂そっくりな...当麻が御坂2号と言うくらい瓜二つな奴が立っていた。
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