【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その9【安価】

Check Tweet

192 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 19:57:48.06 ID:6/+LhVsf0

龍田「終わった後が大変なのよ。これからどうしていくのか、どうなるのか」


荒潮「私達の所属やこれからも考えないといけないわね〜」


チヨダ「そういうのは考えられる人が考えればいいの！私は提督が戻ってきたならそれで満足！」


荒潮「そんな考えだから〜貴女はここで生活してるのよ〜」


チヨダ「うるさいわね、わかってるわよ！」


鳳翔「大きな声は出さないで下さいね？」ニコッ


チヨダ「…はい」

193 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 19:58:37.74 ID:9nSX6g/xo

相変わらず脳筋

194 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 20:02:20.50 ID:6/+LhVsf0

鳳翔「龍田さん、子ども達と触れ合ってみてどうでしたか？」


龍田「凄く良かったわぁ…こんな私に皆んな……」


荒潮「精神的には安定してるのよねぇ？」


龍田「治療もうまくいってるし薬も少なくなってきたわぁ」


鳳翔「私でよければ貴女達の助けになります。いつでもここに来て下さいね」


龍田「ありがとう……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

195 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:16:50.75 ID:3gVvmGkLO

提督も新生大本営設立の件で奔走してる
それを支えてる朝霜は一心不乱に打ち込むことがある今は大丈夫、この忙しさが終わる前にどうにかしないとと考えてる

196 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:18:54.01 ID:9nSX6g/xo

その頃の鎮守府パート

197 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:23:11.87 ID:aCqxc3YPo

>>196
>>195

198 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 20:27:45.71 ID:6/+LhVsf0

ーー足りないもの鎮守府


漣「ご主人様！こっちの書類を優先して下さい！」


提督「これが先じゃないのか！？」


漣「それはマスト。これはマストマストです！」


提督「ここまで優先順位が目紛しく変わることは無かったな…」


漣「そりゃあ旧大本営はぶっ潰れましたからねぇ！書類一枚出すにもとんでもない手間がかかるんです！」


提督「これは厳しいな…」


漣「徹夜の覚悟はしてきてます。この束は今日中に終わらせますよ！」ドサッ


提督「……」

199 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 20:32:45.12 ID:6/+LhVsf0

朝霜「司令、あたいも手伝うぜ」


提督「助かる！こっちを助けてくれ！」


漣「お願いします朝霜さん！」


朝霜（この忙しさは当分続くから大丈夫だ。でもこの忙しさが終わったら…）


朝霜（司令は龍驤さんの事を思い出す。そうなるとどうなっちまうか分からねぇ）


朝霜（これが続くと過労で倒れちまうけど…それもありかもしんねぇな）


朝霜（今のところそれくらいしか思い付かねぇんだよ。どうやっても龍驤さんにたどり着いちまう）


朝霜（司令を守るのはあたいの仕事だ。龍驤さんが帰ってくるまであたいがなんとかする）


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

200 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:35:24.98 ID:XlgzmOR00

漣のおかげで仕事が能率化した

201 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:41:14.28 ID:3gVvmGkLO

深海提督や海月姫との関係について菊月に聞く龍驤
まあ、深海棲艦も惚れるほどの男ということは認めざるを得ないとそこまで棘はない様子
そもそも司令官の周りには司令官が大好きな奴だらけなんだったとも

202 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:42:08.79 ID:lLNnmqU6o

出撃がガン減りしたので微力ではあるが書類も手伝う足りないもの鎮守府の皆んな

203 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:45:06.39 ID:aCqxc3YPo

能率化って効率化の事だよね？
大本営の問題だから漣の力だけでよくなるのかな？

204 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:56:39.83 ID:alNeA40aO

あつもの変改行の人っぽい

205 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 20:57:24.56 ID:alNeA40aO

✕あつもの
○いつもの

206 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 20:59:13.37 ID:6/+LhVsf0

ピピピピピ……


提督「内線か……」


漣「書類はこっちに任せて出て下さい！」


朝霜「つまんねぇ用ならすぐ切ればいいんだよ！」


提督「そんな事は無いと思うが…わかった、出よう」ガチャ


提督「……」


提督「わかった、すぐそちらに向かう」ガチャッ


漣「誰か来たんですか！？」


提督「幹部さんだ。会わないわけにはいかないだろう」


漣「そうですね！仕事はこっちに任せといて下さい！漣の本気を見せてあげますよ！」


朝霜「なるべく早く済ませてくれよ、あたいはこういうの苦手だからな」


提督「わかっているさ」

207 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 21:05:51.55 ID:6/+LhVsf0

ーー応接室


提督「今日はどうしたんですか？新生大本営の重役になってから毎日忙しいとは聞いていますが…」


幹部「本当に忙しいよ。旧体制から引き継ぐもの、引き継いではいけないもの。それらをいちいち調べながらだから時間がいくらあっても足りないね…」


提督「そこまでお疲れになっている幹部さんは初めて見ました…」


幹部「本当なら外出なんてしている時間は無い。しかしどうしても提督君に会う必要があったんだよ」


提督「私に…ですか？」


幹部「知っての通りこの国の鎮守府の七割近くが動いていない。呉や舞鶴など重要港もだ。最悪艦娘はいなくてもいいが、港が動いていないというのは非常にまずいんだ」


幹部「当面の間は近くの鎮守府の提督や艦娘で持ち回って重要港を動かしてもらうつもりだ」


提督「残っている鎮守府は旧大本営派ではないんですよね。ならそれが良いと思います」

208 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 21:12:26.89 ID:6/+LhVsf0

幹部「動いていない重要港の中に横須賀がある。ここはほぼ大本営直営と言えるくらい大規模なものだ」


幹部「その重要な港であり鎮守府が持ち回り制とはどうだろう。新生大本営として今ひとつなんだ」


幹部「そこでこの横須賀だけには現時点で正規の提督を置こうという結論になった。その提督には旧大本営の思想とは真逆の考えを持った、正義感溢れる…」


提督「ちょっと待って下さい、まさか……」


幹部「察しが良くて助かるよ。提督君には横須賀の提督になって欲しいんだ」


幹部「もちろんサポートはするし、待遇も最高のものを用意しよう。私達は君を高く評価しているんだよ」


提督「安価」


下1〜3高コンマ 提督の台詞や行動などを

209 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 21:14:53.78 ID:9nSX6g/xo

過大評価が過ぎますよ…

210 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 21:16:08.88 ID:aCqxc3YPo

評価していただけることには感謝します。
ですがここはどうなるんですか？
持ち回りや臨時の提督でどうにかできる場所ではないですよ

211 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/13(土) 21:16:46.18 ID:WquO50zDO

ここの皆はどうなりますか？出来る事なら連れて行きたい
自分一人ではとても務まりません、彼女達の力がどうしても必要です

212 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 21:33:17.30 ID:6/+LhVsf0

提督「評価していただけることには感謝します。しかしここはどうなるんですか？」


提督「持ち回りや臨時の提督でどうにかできるような鎮守府では無いことを幹部さんも知っていますよね？」


幹部「その通りだね、ここは他の鎮守府とは違う。唯一無二の存在なんだ」


幹部「そんな鎮守府を今まで支えてきた提督の代わりなんか簡単には見つからないし、持ち回りでなんか不可能だよ」


提督「それが分かっていてこの話をしたということは、何か考えがあってのことなんですね？」


幹部「流石は提督君だ。私が見込んだだけはあるよ」

213 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 21:37:24.18 ID:6/+LhVsf0

幹部「この鎮守府には深海提督に来てもらおうと思っている」


提督「あの男が…！？」


幹部「これは女幹部から聞いた話なんだが、彼は昔提督君のような鎮守府を運営していたらしい」


幹部「片腕がなかったり足が自由で無かったり…ここと似てるとは思わないかい？」


提督「…深海提督は元々提督だったんですか？」


幹部「そんな記録は無いよ。だがあの女幹部が嘘をつくとは思わない」


幹部「正規の方法で無い可能性もある。しかし彼が傷付いてしまった艦娘達を率いていたのは間違いないだろう」


提督「……」


幹部「返事は直ぐにとは言わない。だが近日中には聞かせて欲しい」


提督「…分かりました」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

214 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/13(土) 21:40:53.04 ID:WquO50zDO

その話を皆にする提督
当然ながら全員一致で反対される。今更他の、ましてや深海提督の下になんて付きたくないと

215 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 21:41:11.08 ID:3gVvmGkLO

>>201

216 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 21:43:28.94 ID:Lssz269To

>>201

217 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 21:44:03.73 ID:9nSX6g/xo

このままだと皆納得しないだろうから深海提督と話したいと考える提督

218 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 22:08:51.04 ID:luCc9XPoO

ーー旧鉄の海域


龍驤「ところであんたの司令官……かなりのイケメンやね」


菊月「まあ深海棲艦も惚れるほどの男ということは認めざるを得ないな」


龍驤「改めて顔見た時ドキッとしたわ。テレビなんかで見るイケメンとはレベルが違うで」


菊月「司令官の誘いを蹴る女はいないだろうな」


龍驤「あんたはあの顔に惹かれたんやろ？」


菊月「…司令官の周りには司令官の事が大好きな奴だらけなんだ。あの顔なら仕方ない」


龍驤「そこはちょっち羨ましいと思ってしまうよ。ウチの司令官は人相悪いし…」


菊月「同感だな」

219 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 22:13:15.37 ID:luCc9XPoO

菊月「ちなみに言っておくが、私は顔だけで司令官を選んだんじゃない。私を真正面から受け止めてくれたからなんだ」


菊月「隻腕で隻眼。誰も私と目を合わせようとしなかった。だが司令官は違ったんだ」


菊月「私を見てくれる……それがどれだけ嬉しかったか」


龍驤「昔怪我してたっていうのが信じられへんけど、話を聞いたら納得やわ」


菊月「私は富士に騙されて司令官と離れ離れになった。だが気付けば富士は存在しないことになって、このお守りが富士という名がついていた」チャリッ


龍驤「誰かが上書きしたんやろうな…」


菊月「それが富士なら許してやらないこともない。だが確認のしようが無いんだ」


龍驤「こうやって司令官と一緒になれたんやから、細かいことはええやん」


菊月「…そうか」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

220 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 22:17:07.58 ID:XlgzmOR00

提督を横須賀へ飛ばす
計画が大本営で進行中

221 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 22:20:08.66 ID:9nSX6g/xo

>>217

222 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 22:22:26.80 ID:3gVvmGkLO

>>214で>>217
提督が深海提督の元へ出向くことに

223 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 22:30:02.90 ID:luCc9XPoO

モチヅキ「おいっす菊月〜連絡来たよ〜」


菊月「誰からだ」


モチヅキ「んっとね、そこの強情な軽空母さんの提督から」


龍驤「誰が強……って…司令官……」


菊月「どんな内容だ」


モチヅキ「ぱぱっと説明するからよく聞いてて〜」


龍驤「司令官……」

224 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 22:36:03.09 ID:luCc9XPoO

ーー

菊月「私の司令官に会いに来たいという話か」


モチヅキ「これはあたし達にとってかなり良い話だよ。司令官がまたあたしの提督になってくれる。こんな嬉しいことは無いって」


菊月「その為には龍驤の提督を説得する必要があるな」


モチヅキ「だからさ、なんとしてもここに来て欲しいと思ってるんだけど…」


龍驤「嫌や。ウチは認めへんで」


菊月「どうしてもここには来て欲しく無いんだな」


龍驤「司令官とは会えへんって決めてるから。話し合うんやったら他所でやって」


モチヅキ「ほんとにこの軽空母はさぁ〜」

225 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 22:40:33.16 ID:luCc9XPoO

菊月「お前の所の艦娘は反対しているんだろう。そっちを説得する気はないのか」


龍驤「ウチは絶対誰とも会わんし、帰るつもりも無い」


モチヅキ「はぁぁぁ……」


菊月「司令官をここから遠ざけるのは危険だが、それが早いようだな」


モチヅキ「おっけ…じゃあそう返事しとく〜」


龍驤「…ウチは仕事に戻るわ」スッ


菊月「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

226 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 22:45:22.37 ID:Lssz269To

モチヅキからの返信
龍驤がそっちの提督に会いたくないって言うから他の場所ならOK
良さそうな場所を指定してね〜

227 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 22:55:47.71 ID:9nSX6g/xo

>>226

228 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 22:57:50.24 ID:alNeA40a0

あの子からも説得してもらう事が出来ないか考える菊月達

229 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 22:58:10.39 ID:Lssz269To

提督の様子を見に来た朝霜を提督が抱きしめる
覚悟はしていたがいざ>>226の連絡を受けると不安で苦しくてたまらない

230 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 23:08:01.54 ID:luCc9XPoO

ーー足りないもの鎮守府


漣「龍驤がそっちの提督に会いたくないって言うから他の場所ならOK……だそうです」


提督「……そう…か」


漣「良さそうな場所を指定して欲しいとのことです。どうしましょうか？」


提督「……この鎮守府に迎え入れよう。会うだけなら大きな騒ぎにはならないだろう」


漣「了解です。そう返事しておきますね」


提督「…………」

231 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 23:12:33.50 ID:luCc9XPoO

ーー食堂


霞「龍驤さんに会いたくないって言われたのが相当こたえてるみたいね」


朝霜「あんな司令見てられねぇよ…」


漣「これはガチで帰ってこないつもりですね」


霞「この調子だと薬の量を増やした方がいいみたいね」


朝霜「あたいからも頼むぜ、もう頼れるのがそれくらいなんだよ…」


漣「甘いのが無くなったと思ったらこれですか。ほんとに龍驤ネキはトラブルメーカーですなぁ…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

232 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/13(土) 23:15:12.65 ID:WquO50zDO

深海提督が鎮守府を訪れるがそれは断る為だった
貴方の艦娘は貴方だからこそ付いていっている。俺では無理だ
まして俺は龍驤を追い詰め敵対していた、受け入られはしないだろうと

233 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 23:19:10.76 ID:Ck7Masxi0

度重なる過酷な労働＋心労で倒れる提督

234 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 23:20:11.71 ID:4A5xbmRMO

提督、幹部、深海提督で顔合わせをするその日に
>>233

235 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 23:34:07.89 ID:AZaFoDDN0

ーー


モチヅキ「これから出発だけど準備いい司令官？」


深海提督「もっとまともな格好をしたかったが仕方ないな…」


菊月「そのままでも十分だぞ」


モチヅキ「お、のろけ？」


菊月「悪いか。なんなら私がどれだけ司令官を愛しているか演説してやろうか？」


モチヅキ「うわ…引くって……」


菊月「好きなだけ引いてろ」


龍驤「……」


モチヅキ「メッセージくらいなら伝えとくけど？」


龍驤「何もいうことは無いで」


モチヅキ「…はいはい」

236 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 23:38:04.35 ID:luCc9XPoO

アケボノ「あっちの提督との会合だけど無しになったわよ」バシュッ


菊月「どうしてだ？」


アケボノ「…過労で倒れたのよ」


龍驤「司令官が……！？」


アケボノ「度重なる徹夜による疲労と心労が原因らしいわよ。向こうの薬剤師と医者がそう言ってたわ」


龍驤「容態はどうなんよ！？」


アケボノ「決して良くは無いそうよ」


龍驤「司令官…ウソや……そんな…」


アケボノ「会合は無くなったけど、クソ提督があっちの鎮守府に行くのは内定したわ。ちょうど幹部って奴が来て、そういう話をになったのよ」

237 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/13(土) 23:42:02.35 ID:luCc9XPoO

アケボノ「向こうの秘書艦…漣ね。見ず知らずの提督よりクソ提督の方がまだマシだって。仲間の説得もするって言ってたわ」


菊月「それは一時的なものか？」


アケボノ「そう。あくまであっちの提督が復帰するまでの処置。だからあたし達はこのままここで待機ね」


菊月「そういうことか」


龍驤「復帰するまでって…入院とか……そんな…」


モチヅキ「行ってあげないの？」


菊月「疲労はともかく心労には心当たりがあるんじゃないか？」


龍驤「ウチの…せいで……」


菊月「こんな時に駆けつけてやらないで何が愛だ。さっさとあいつのところに行ってやれ」


龍驤「司令官……ウチ…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

238 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/13(土) 23:43:15.53 ID:WquO50zDO

提督が心配でたまらない龍驤に海月姫が
そうやって貴女が苦しんでるのはいい気味だけどイラつくわね､自分の気持ちに素直になれない奴を見てるのは

239 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 23:49:43.34 ID:jxMQowuq0

>>238
+結局独りよがりなんじゃない。まだまだ本当に強くなったとは言いがたいわね。

240 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/13(土) 23:49:44.24 ID:alNeA40a0

狂言や、ウチは騙されへん…と言う龍驤
ここまでお前の意志を尊重して連絡もしない相手にその言い草はなんだ！とお説教する菊月

241 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 00:07:50.00 ID:6Tj+MeHT0

深海海月姫「そうやって貴女が苦しんでるのはいい気味だけど腹が立つわねぇ」


龍驤「あんた……」


深海海月姫「自分の気持ちに素直になれない姿を見てるのは本当に腹ただしいわぁ」


龍驤「何を…」


深海海月姫「ここに残ったもの結局独りよがりじゃない。向こうの気持ちなんて何も考えて無い」


龍驤「うるさい…」


深海海月姫「貴女のことは死ぬほど嫌いよ。でも人間を愛したもの同士…」


龍驤「うるさいうるさいうるさい！！お前らにウチの何が分かるんや！！」

242 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 00:14:05.61 ID:6Tj+MeHT0

龍驤「ウチには刑が下った！これは覆れへんのや！」


龍驤「塀の中におる受刑者が勝手に出てええわけないやろ！どんな事情があってもウチはここから離れへん！」


菊月「勝手を言うのもいい加減にしておけよ」


龍驤「ウチの事はほっといて！！」バッ


モチヅキ「あ、ちょっと…」


龍驤「あぁぁぁぁぁぁーーーー！！」ザザザッ


アケボノ「あの怪我で海に出て大丈夫なの？」


深海提督「右腕の骨折に肋骨が三本折れている。いくら艤装を展開中といっても負担は大きい」


菊月「あの龍驤はどこまで苦労をかけさせるつもりだ…」


下1〜3高コンマ この後やその他起こったことなどを

243 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 00:21:49.30 ID:Qmdnk+ECo

沖合にて：提督が心配な事、しかし会うことは許せない事、過去と完全に決別するために辛いけど耐えると決めた事の吐露

244 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 00:32:49.85 ID:csa8w8UDO

心配して追いかけてきたのはあの子
ウチのせいでそんなになったのになんで優しくしてくれるんや…って語りかけると
たすけようとしてくれた、にげちゃったけど…それはうそじゃないからって声が聞こえる

245 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 00:34:29.84 ID:GAze/T8k0

あの子と深海海月姫と深海提督がなんとかできないか相談し合う

246 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 00:46:43.68 ID:6Tj+MeHT0

ーー


龍驤「う…うぅぅ……会いたい…司令官に会いたい……」


龍驤「でもあかん…ウチにはその資格がない……ウチは罪の無い子どもを殺したんや…」


龍驤「ほんまやったらウチは塀の中や……こうやって外におるだけでもあり得へん………」


龍驤「ごめんな司令官……ウチ…こんな女やねん…」


オ……ォォォ…


龍驤「この声……あの子か…」


シュル…シュルル……


龍驤「ウチと話したいか…あんたやったらええよ……触手…頭巻いてええで……」


シュルルル……

247 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 00:54:08.66 ID:6Tj+MeHT0

いたいの……？


龍驤「痛くて泣いてるんと違うよ…ウチのせいでそんなになったのに…キミは優しいんやね……」


たすけようとしてくれた…にげちゃったけど…


それはうそじゃないから…だから…


龍驤「うん…キミの言いたいこと分かった……ありがとう…」


かえらないの…？


龍驤「…もう少ししたら帰るよ。あんたのパパが出かけたら帰る」


ならいっしょにかえろ……


龍驤「側に居てくれるんか…こんなウチの……あんたをこうしたウチに…優しく……」


ーー

248 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 00:54:37.42 ID:6Tj+MeHT0

遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします

249 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/14(日) 01:02:15.01 ID:4qANVumDO

お疲れ様でした
出来たらこの子を人間に戻してあげたいが…今のままだと普通に学校行ったり恋したりは難しい
可能なのは分離か変体かあとは扉くらいか…

250 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 01:11:31.05 ID:Qmdnk+ECo

乙乙です
提督って一番上向きではないん、かなぁ
今日の更新であの子の触手は完全に王蟲の金色の野のアレになった(個人の感想です)
菊月の演説は聞きたい、ボノやチヨダさんモッチのも

251 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 01:36:35.79 ID:JMC3YSKco

乙です
龍驤をいつまで経ってもウジウジしてると見る人もいるかもしれないけど、自分の怠慢で人を死なせてしまったら自分をそう簡単には許せないよね
ただ、やっぱり気質的に自分を罰するという事が第一優先になってるのがな…

252 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 04:58:53.29 ID:8Tbyd/K8O

なんか変なフラグたってない？

253 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 09:12:06.26 ID:JT2VUwEG0

支え合ってた半端もの同士が一人前に自立した結果、進むべき道が違ってくるというのもドラマの定番。
元鞘に収まるのも別れてそれぞれの道を行くのも好き。

254 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 19:52:46.04 ID:6Tj+MeHT0

ーー足りないもの鎮守府


深海提督「今日からしばらくの間俺が提督としてここを指揮することになった」


深海提督「俺と龍驤の間に何があったかはほぼ全員が知っていると聞いている。過去のことだ、気にするなとは言わない。俺自身まだ龍驤を許せていない」


深海提督「だがプライベートと仕事は別だ。私情を挟むつもりは無い」


深海提督「俺に対して良い感情を持っていない者も多いだろう。だが赤の他人に引っ掻き回されたくないという漣秘書艦の意見も理解して欲しい」


深海提督「俺はあくまで提督の代わりだ。奴に代わってここを率いるつもりは無い」


深海提督「つもりは無いが……周りがそうさせないだろうな」

255 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage]：2019/07/14(日) 20:01:56.01 ID:6Tj+MeHT0

深海提督「奴は横須賀鎮守府の提督に推薦されている。待遇にも申し分は無い」


深海提督「奴は新体制の大本営をアピールするにはうってつけの人物だ。幹部は特にしつこく勧誘してくるだろう」


深海提督「ここの艦娘を何人か連れて行くことはできるだろうが、半分はその資格は無い。理由は分かるな？」


深海提督「今の大本営のイメージは最悪だ。数々の疑惑にカネの流れが不透明。それを変える為に提督を使おうとしている」


深海提督「この国を代表する鎮守府の艦娘が障害艦娘…世論はどう思うだろうな？」


深海提督「奴ならこの事は言い淀んでいただろう。だが今この鎮守府の提督は俺なんだ」


深海提督「横須賀に転勤になる艦娘は追って伝えるが、自覚があるものは今から準備しておくように」


漣「……以上、臨時提督のお言葉でした。各員、持ち場に戻って下さい」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

256 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 20:05:00.96 ID:j6lsn3LDO

各々仕事はきちんとするがやはり溝が深く深海提督とのプライベートでの接触は全くと言っていいほどしない

257 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/14(日) 20:06:12.73 ID:4qANVumDO

一部の艦娘からイケメンじゃなかったら後ろから撃ってるくらいには反発される
漣はフォローするのに大変

258 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 20:08:32.55 ID:x8OKutmGo

龍驤が帰ってこないならたち直せるのは自分しかいないと朝霜は提督につきっきりで看病

259 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 20:21:33.03 ID:6Tj+MeHT0

ーー


漣「本日もお疲れ様でした。仕事が終わりましたので漣は自室に帰らせていただきます」ペコリ


深海提督「ああ、お疲れ様」


漣「それでは失礼します」ガチャ


深海提督「…やはり溝は深いか。仕事以外でろくに会話は無いしな」


深海提督「俺が真面目に仕事をしてしまっているのも良くないのかもしれないな。責める所があればそれを攻撃すれば良いが、それも無い」


深海提督「これは…あの時を思い出すな。菊月達と初めて会った時もまともに会話ができなかった」


深海提督「それでも俺は諦めなかった。提督にはなりなくてなったわけではなかったが、彼女達の力になりたいと思ったんだ」

260 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 20:23:45.22 ID:6Tj+MeHT0

深海提督「あの時できたなら、今だってできるはずだ。溝が深いからといって行動しない理由にはならない」


深海提督「菊月にそうしたように、何度も話しかけるんだ。最初は無視されたって構わない」


深海提督「ここの艦娘が集まる場所は食堂だったな…この時間でも誰かはいるだろう」


深海提督「…よし、行ってみるか」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

261 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/14(日) 20:27:20.11 ID:4qANVumDO

深海提督、元々の経験から足りないもの鎮守府の艦娘の不調にもいち早く気付きその対応も適切なものだった
点数稼ぎと言われるが深海提督はめげない

262 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 20:29:46.09 ID:7VP6VEDk0

↑+漣が便秘で困っているらしい

263 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 20:30:29.39 ID:x8OKutmGo

提督の看病から少しの間帰ってきてた朝霜がいた

264 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 20:33:48.04 ID:pydyXlMjO

ID:7VP6VEDk0
今日の糞改行

265 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 20:35:39.60 ID:6Tj+MeHT0

ーー食堂


深海提督「誰かいるかと思ったが…まさか一人だけだったとはな」


朝霜「お前か……」


深海提督「ここの奴らの就寝時間は早いのか？」


朝霜「さぁな……」


深海提督「それぞれ部屋で自由に過ごしているということか？」


朝霜「さぁな……」


深海提督「あいにくだがそういう反応には慣れているんだ。菊月みたいに無言で殴りかかってこないだけマシだ」


朝霜「……何したんだよ」


深海提督「何もしてないさ。ただ話しかけたら突然顔面を…な」


朝霜「……」

266 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 20:39:59.33 ID:6Tj+MeHT0

深海提督「ここの艦娘は良い奴らばかりだ。提督がどれだけ立派な人物かよく分かる」


朝霜「司令のこと恨んでんじゃねぇのかよ」


深海提督「それは個人としてだ。今は同業者の話をしている。俺ではこんな鎮守府は作れなかったんだ」


深海提督「俺が奴の代わりをするにはやはり限界がある。提督はいつ頃戻ってこれそうなんだ？」


朝霜「…………ひぐっ…！」


深海提督「お、おい……」


朝霜「パパは…なぁ……！倒れてから…目……覚まさないで……！」


深海提督「……そんなに悪かったのか」


朝霜「休めって……あれほど…言ったのに……！！」

267 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 20:44:06.90 ID:6Tj+MeHT0

深海提督「奴が倒れたのは心労の部分も大きい。龍驤を連れてくれば事態は変わるかもしれない」


朝霜「そんな簡単に言ってんじゃねぇよ！！あたいらがどれだけ言っても戻ってこねぇんだ！！」


朝霜「パパを助けられるのはママだけなのに！！なんで帰ってきてくんねぇんだよぉーー！」


深海提督「龍驤は自らに罰を与えると言っていた。あの島での生活は塀の中だと思っているようだ」


朝霜「ママ…帰ってきてくれよ……パパが…死ぬかもしんねぇんだよぉ……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

268 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 20:56:14.31 ID:Qmdnk+ECo

提督から会いに来てもらうのがいいと思っていたが出来なくなった、ただこの事をなんとか生かせないか…と菊月達と思案する深海提督

269 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:02:52.54 ID:m4Ydzs/Mo

提督の様子を見に行く深海提督

270 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:03:38.41 ID:HLvO28pqo

>>268
その間も朝霜は毎日のように連絡するけど龍驤は取り合ってくれない
ついにはママが帰ってくるまであたいがママになればいいのか…？と洗髪料なんかを準備して龍驤のマネを始める

271 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 21:11:31.72 ID:6Tj+MeHT0

ーー執務室

漣「ご主人様は面会謝絶です。親族やごく親しい関係者のみ面会が許可されています」


深海提督「そうだったのか…」


漣「朝霜さんはご主人様の養子になる予定です。なので面会を許可されているんですよ」


深海提督「そこまで悪いとは思っていなかった…」


漣「お見舞いに行こうという気持ちだけ受け取っておきます。貴方は仕事に集中して下さい」


深海提督「了解した」


漣「……」

272 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 21:18:26.11 ID:6Tj+MeHT0

深海提督「…漣秘書艦は準備は進めているか」


漣「少しずつですが荷物はまとめてますよ。向こうでは私の嫁と生活できるんですよね？」


深海提督「深海棲艦と仲良くできているというアピールにもなる。断る理由が無いだろう」


漣「それは良いんですが、私が向こうに行った場合ここの秘書艦はどうなりますか？」


深海提督「龍驤しか居ないだろう」


漣「戻ってきてくれるんですね？」


深海提督「説得するつもりだったが、話すら聞いてくれないとは思っていなかった」


漣「龍驤さんを舐めすぎですよ。あの人にどれだけ苦労させられたか……」


深海提督「話で聞く以上の艦娘だな…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

273 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:20:17.93 ID:HLvO28pqo

朝霜は毎日のように連絡するけど龍驤は取り合ってくれない
でも提督が目を覚ますには龍驤がいないといけない
ついにママが帰ってくるまであたいがママになればいいのか…？と洗髪料なんかを準備して龍驤のマネを始める

274 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:24:45.17 ID:7VP6VEDk0

チヨダにも情報を聞く深海提督

275 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:25:22.31 ID:9Y5JPZNG0

>>273

276 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:25:41.80 ID:zSHoye+t0

会いたい、会う訳にはいかないと揺らぐ龍驤
ある日、起きると髪の毛が真っ白になっていた

277 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 21:36:28.59 ID:6Tj+MeHT0

ーー

漣「ん〜深海提督も悪い人じゃないんですけど、やっぱり第一印象が最悪でしたからねぇ」


漣「龍驤さんを殺そうとしたのが無かったら…いやそれだと出会ってないのか」


漣「難しい問題ですなぁ…」


朝霜「……」バタン


漣「おや、今の朝霜さん…？何か変な荷物持ってましたね」


漣「ぱっと見整髪料のような……朝霜さんってそんなの使ってませんでしたよね？」


漣「普段はもっとナチュラルな…髪の毛を固めたりとかはしてなかったはずです」


漣「これはちょっと……気になりますね。少し覗いてみましょう」

278 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 21:40:26.21 ID:6Tj+MeHT0

漣（壁に耳ありドアに耳あり。聞き耳たたさせてもらいますよ〜）スッ


朝霜「何度連絡してもママは出てくれない…パパにはママが必要なのに……」


朝霜「このままじゃパパは……そんなの嫌だ…」


朝霜「…あたいがママになるしかない」


朝霜「ずっと側に居たから仕草も分かる。口調もだ」


朝霜「……あたいはママだ」


朝霜「あたいは龍驤だ。あたいは龍驤だ。あたいは龍驤だ。あたいは龍驤だ。あたいは…」


漣（うわっ、病んでるじゃないっすか。これは止めた方が良いやつですね）


漣「あの〜失礼します」ガチャ


朝霜「安価」


下1〜3高コンマ 朝霜の台詞や行動などを

279 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:43:40.94 ID:Qmdnk+ECo

あ、漣やん。まタ迷惑かけてもうたみたいで堪忍な。でももう大丈夫や！一緒に司令官迎えにいこか？

280 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:46:03.90 ID:x8OKutmGo

>>279

281 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 21:49:16.28 ID:m4Ydzs/Mo

龍驤っぽく喋るが漣からの駄目出しで泣く朝霜

282 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 21:55:51.26 ID:6Tj+MeHT0

朝霜「あ、漣やん。また迷惑かけてもうたみたいで堪忍な」


漣「は…？」


朝霜「でももう大丈夫や！一緒に司令官迎えにいこか？」


漣「え、あの……演技にしては……」


朝霜「なんやのもう。うちの顔に何かついてるん？」ジロッ


漣「ひっ」ゾクッ


朝霜「いつもちょっと変やけど、今日は特におかしいなぁ」


漣（これ…やば……目…イってる…）

283 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 21:58:44.56 ID:6Tj+MeHT0

朝霜「司令官もしゃーないでな。うちが休めって言うてんのに休めへんからこうなるんや」


漣（顔と声が違う以外…龍驤さんとしか思えない……完コピのレベルを…超えてる……）


朝霜「ほんまにどないしたん漣？」ペタ…ギッ…


漣「ひぃっ！！」


朝霜「…？」


漣（両脚あるのに！片脚しか無い歩き方……！これは…止めないととんでもないことになる！！）


漣「あ、あの…朝霜さん……カウンセリングなら…良い病院がありますけど…」


朝霜「安価」


下1〜3高コンマ 朝霜の台詞や行動などを

284 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 22:01:37.84 ID:j6lsn3LDO

ピクッと一瞬動きが止まった後
朝霜は任務やろ？
ほんまは一緒に迎えに行きたいけど大本営がこんな状況じゃしゃーないわ…

285 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 22:04:52.91 ID:9Y5JPZNG0

そういえば朝霜を朝から見かけてへんな 今日は出撃の無い日な筈やのに……漣は何か知らなん？

286 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 22:05:27.63 ID:x8OKutmGo

朝霜？カウンセリング？変なこと言わんといてほしいわ…
病院に行くのは司令官を迎えに行くからやろ？

287 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 22:14:51.66 ID:6Tj+MeHT0

朝霜「朝霜……そういえば朝霜を朝から見かけてへんな。今日は出撃の無い日な筈やのに……漣は何か知らん？」


漣「い……いえ…」


朝霜「そうか…まさか一人でお見舞い行ったんと違うやろな？」


漣「さぁ…………」


朝霜「抜け駆けは許さんで朝霜！司令官はうちの旦那なんやからな！」


漣「…………」

288 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 22:21:10.91 ID:6Tj+MeHT0

ーー

千歳「朝霜は自分のことを龍驤さんだと思い込んでしまっているわね」


漣「そんな簡単にできるものなんでしょうか…」


千歳「早霜に洗脳されていた影響かもしれないわね。朝霜の精神は脆くて誰でもマインドコントロールができるような状態だったのよ」


漣「自分で自分を洗脳した…」


千歳「誰かに洗脳されるより厄介よ。自分が望んでそうなったんだから、精神が歪んでいないのよ」


漣「もし無理矢理その洗脳を解けば…？」


千歳「…死人が出るかもしれないわね」


漣「……」

289 ： ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]：2019/07/14(日) 22:25:51.59 ID:6Tj+MeHT0

千歳「これは専門家でも難しいわね……」


漣「精神病では無いんですか？」


千歳「思い込みの一種なのよ。綺麗になりたいとか痩せたいとか、その延長線上で朝霜はああなってしまったの」


漣「どうすれば良いのでしょうか？」


千歳「本人が満足するまで続けさせてあげるか…龍驤さんが帰ってくるまで待つしかないわ」


漣「それってほぼ…絶望的……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

290 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/07/14(日) 22:26:34.00 ID:8TuI50ZHo

もう我慢の限界と龍驤の元に押し掛けた漣

「おいクソビッチ！お前の自己満足の為に今度は提督を見殺しか？
お前の身勝手のせいで提督を思う余り朝霜まで壊れ始めたぞ
いったいどれだけ周りに害悪を振り撒けば気が済むんだ！
甘ったれるのもいい加減にしろ！」
と思い切りビンタをかまし激怒

291 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2019/07/14(日) 22:26:45.60 ID:4qANVumDO

好き嫌い言ってる場合じゃないと深海提督に相談する漣
それを龍驤に伝えるかどうか考える深海提督
まずはあちらの様子を確認してからだと菊月に電話を掛ける