【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part3

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90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/10(水) 00:48:55.64 ID:6uPzBCCK0
ぼん。
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/10(水) 01:05:48.22 ID:vpSm0mUm0
「バスターモード、起動」

ショットガンにソードビットを装着し、前方に向ける。ガーゴイルから、無数のビットとミサイルが放出される。

だが、相手が悪すぎた。どれだけ弾を撃ち出そうと、それを容易に処理出来る武装を、敵は持っていた。

「ぎ…いぎぃっ…!?」

光の奔流に全てが消え失せ、ARMの装甲を削り取る。熱の許容量を超えた電子機器が破損し、コックピット内で火花が散る。

不幸にも、破損時に噴き出た残骸が、少年の喉を焼いてしまった。

声帯が傷付き、言葉を紡げない。声にすらならない叫びが、小さな揺り籠を満たす。

「お兄ちゃん…。はぁ、これでおしまいかぁ」

「じゃあ、皆も連れてかなきゃね♡」

兄の苦しむ声が耳を劈く。溜め息を吐いたナタルは、自爆プログラムを起動させる。

どうせ消える命なら、終わるその瞬間まで楽しみたかった。略奪を、背徳を。

幾度身体を重ねても、満たされなかった。こんな私を作ってくれた人は、既にいなかったから。

「お兄ちゃんじゃあ、パパの代わりは無理だったか。…うん、当たり前だよね」

「だって、パパの狂い様は、誰にも真似出来ないものね!」

「パパ…待っててね…。今、ナタルも逢いに行くから…♡」

そこで、ナタルの意識は完全に途絶える。痛みを知らず逝けただけ、幸せなのかもしれない。

『極限』が振るう右腕の光刃が、的確にコックピットだけを切り裂いた。

対消滅炉も稼働を終了し、自爆プログラムによって開かれた炉心から、反物質が漏れ出す。

それは、純白のARM『エリュシオン』を食み、ゼロに還した。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/10(水) 01:17:21.90 ID:vpSm0mUm0
瞳に映るのは、脳が生み出した虚像。偽りの父親。

ゲラゲラ、と心底愉快そうに嗤い、自分を見ていた。

「よぉ、ハワード。お前も駄目みたいだな」

「…なあ、親父。俺を褒めてくれないか?」

「俺、頑張ったんだぜ。あんたみたいになろうと、必死で戦ったんだぜ?」

親に褒められようとするのは、子供であれば何もおかしくもないだろう。だが、投げ掛けてほしい、と願っていた言葉は来なかった。

「…は?俺みたいになろうとした?あれで?」

欠伸をしながら、そんなことを言うビアッジ。その眼は嗤っていた。

「馬鹿かお前?復讐なんてくだらねぇことに固執しといて、俺になる?」

「馬鹿じゃあねえのか!!戦いを、蹂躙を、混沌を愉しむのが俺たちだろうが!!!」

「鼻で嗤ってりゃ良かったんだよ。『他人の不幸は蜜の味』…そんな素晴らしい言葉があるってのによぉ」

「あ…あぁ…」

「…お前はよ、半端なんだ。そんなくだらないことで心が揺らぎ、死すらも愉しめなかったお前は、どうしようもねえ」

「お前には、その資格は無かった。俺になる資格なんて、端から持ってなかったんだ」

「…烏滸がましいぜ、お前。俺の子供(ガキ)ってだけで、良くもそんな考えが浮かんだなぁ!あ゛ぁ!?」

「う…あ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

少年(ハワード)は、空想の中ですら、尊敬した父親(ビアッジ)に否定された。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/10(水) 01:24:34.85 ID:vpSm0mUm0
「そっちも終わったか」

「うん」

メインブレードを引き抜き、腰部ラッチにマウントするバルキリア。

胴体だけのガーゴイルはふわりふわり、と浮かんだまま。バルキリアの翼も、役目を待つために閉じた。

「…港に戻るよ。ここにいたら、俺たちも犯人と間違われかねない」

「分かった」

エクストリームのマニピュレータを、バルキリアのマニピュレータが握る。まるで、私を連れていって、とねだっているようだった。

推力はそちらの方が上だろうに、と一瞬本音が漏れるが、一度咳払いをして港に戻る。

数千人の犠牲者を出した『アリアンロッド国際宇宙港テロ事件』は、これにて終結した。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/10(水) 01:32:27.93 ID:vpSm0mUm0
本日はこれで終了です。次回コミュ終了時に、割と重要な判定を行います。これで、地球圏の治安が決まります。

実は子沢山なサーシェスさん。まだ子供は出てくるかもしれません。↓1コンマ一桁分、リヒトの戦闘力が上昇します。

では、お疲れ様でした。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/10(水) 01:33:02.18 ID:6uPzBCCK0
おつ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/10(水) 01:38:15.76 ID:bLJh22eJ0
乙でした。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/10(水) 01:39:00.83 ID:g5zXmPkgO

バルキリアが強化されて新しくなったって乙女座が知ったらめっちゃ興奮しそう
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 22:53:44.46 ID:eOyMEh1U0
>>97、本人から「新しく生まれ変わった戦乙女も大変麗しい。が、私個人としては、本来の姿の方が好ましく思った。何故ならば、元の状態、即ち純白の装甲に金色の装飾が施された様が、あまりにも美しかったのだ。穢れを知らぬ可憐な存在でありながら、その手にある獲物は殺意を隠そうともしていない。そのアンバランスな姿が、見る者全てを圧倒する魅力を放っていたのだ!また…(以降原稿用紙五枚分の感想)」というお言葉を頂いています。

今日で終わるかなぁ。終わらせたいなぁ、と思っております。では、再開としましょう。
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 22:56:35.23 ID:eOyMEh1U0
帰港したリヒトたちは、規制線をすり抜けてハンガーへと向かう。既にゲートは閉じられているので、宇宙服は必要無い。

待機するARMが見える位置に着くと、担架で運ばれるリーネとボァブが見えた。

「お帰り。火星旅行は楽しかったかしら?」

レオにもたれ掛かるクロエは、そんなことを言う。レオは軽く手を挙げて応対した。

「事情を説明してくれ。いったい、何があったんだ?」

「テロリストよ。それも、私たちだけを狙った、ね」

「思い当たる節が無い!」

「いや、あんだろうよ」

リヒトの否定に、普段と変わらない態度でレオの言葉が被さる。

「リヒトさ、人を殺してる自覚はあるだろ?アームに乗って、軍艦やアームを墜としてるんだからさ」

「何人死んでるか、それは分からないけど。恨みを持つ人だっているだろうさ」

「家族を殺した(奪った)アームのパイロットに、な」

むぐ、とリヒトは押し黙った。そう言われると、何も反論出来ない。

「ま、リヒトが気にすることはねぇよ。奴らは全滅…敗北したんだから。もう何も起きない」

「済んだことを気にしてもしょうがないでしょ。私は寝るわ」

お休みと言おうとしたところで、クロエが固まる。そして、レオから離れてふわり、と浮いた。

身動ぎするでもなく、受け身を取るでもなく。壁に激突する直前で、リヒトが抱き留めた。

「きゅ、救急車!救急車ーッ!」

めでたく、クロエとボァブ、リーネに、即日入院が言い渡されることになった。


ノア改装終了まで残り 三週間

↓2 自由安価。
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:04:43.57 ID:aJyxlsaNO
病院へ見舞いに行く
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:04:56.20 ID:iDNEH36iO
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 23:09:21.40 ID:eOyMEh1U0
時期的に先に判定をするべきだった。これの後に決戦の判定を行います。

↓1 宙賊側の戦力 +20の補正付き

↓2 討伐軍側の戦力 +30の補正付き
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:10:38.03 ID:aJyxlsaNO
ほい
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:11:55.80 ID:bhQWMZGZ0
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 23:13:12.06 ID:eOyMEh1U0
判定をするまでもなく討伐軍の勝利です。火星宙域までの間で、戦闘が一切発生しなくなりました。

少々お待ちください。
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:20:10.03 ID:aJyxlsaNO
所詮賊だし火星より外に逃げたり団結できなかったりでまともに戦えなかったかね
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 23:24:37.11 ID:eOyMEh1U0
「…思えば、クロエずっと働いてたんだよな。過労死寸前だったのかよ…休めよ…」

「ボァブさんとリーネは、テロリストに撃たれて大怪我だし…。命に別状は無いらしいけど」

「…ボァブさん、背中に相当撃たれたって聞いたんだけど。化け物じゃあないのかな…」

病院に入ったリヒトだが、張り紙に視線を移すと、想定外のことが書かれていた。

『特別警戒中!患者のお見舞いは一日十分限定!』

「…一人しか行けないじゃん。何で、よりにもよって今日なんだよ…!」

先週大規模なテロが起きているのだから、当然の措置であるのだが。そこまで、リヒトの頭は回らなかった。

「…誰のとこに行こう。行かなかったら、絶対に何か言われるよなぁ。特にクロエ」

リヒトは運命の三択を突然突き付けられた。当然悩むが、答えは出ない。

こうなったらルーレットだ、とアプリを起動する。ええい、ままよ。


誰のお見舞いに行くかを記載してください。先に二票入ったキャラの元に向かいます。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:26:38.31 ID:aJyxlsaNO
あえて子供であるリーネ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:27:04.57 ID:iDNEH36iO
ボァブ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:28:23.08 ID:bhQWMZGZ0
リーネ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 23:55:44.32 ID:eOyMEh1U0
ポチッ。

無心で画面をタップした結果、選ばれたのはリーネでした。

「…まぁ、まだ子供だもんね。今は13だっけ…14だっけ…。憶えてないや」

リーネのいる部屋に向かうと、何やら軍服を着た青年がうろうろしていた。

「何してんだ」

「いだだだだだだだだ!!!!」

一瞬で拘束し、腕挫十字固めを極めるリヒト。堪らず、青年は床をタップする。

「答えたら解放するんで」

「リーネのお見舞いですあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!!!痛い痛い痛い!本当に折れる!!!」

「何でここにいるって知ってんだお前ァ!」

「知り合いがここで働いてるんですよぉぉぉぉぁぁぁぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「プライバシー侵害じゃあねえか!!!」

「五月蝿いです…。せっかく、気持ち良く寝てたのに…」

「………」

扉を開け、床に転がっている二人を見たリーネ。青年の方に視線を向けた瞬間、パチパチと火花が散る音がした。

「あ、リーネ。これどうする?」

「捨ててください」

「かしこまりましたー」

「ちょっとぉ!!?!?!せめて話だけでもさせてくれよぉ!!」

「話すことなんて何もないです。目障りなので消えてください」

リーネのその態度を見て、リヒトも漸く納得した。コイツがあの、件の糞野郎か。

「あんたか!『リーネを置いて逃げたくせに、後になって『ずっと心配していた』とか嘯く糞野郎』ってのは!!!」

「滅茶苦茶酷い言われようだけど言い返せない!!!!!」

「…喧しいので、入ってください。そこの屑も」

「「はい」」

リーネの電撃が、二人の髪を散らした。ここは、従った方が吉だ。そう考えた二人は、赤べこのように首を振った。


↓3までに何を聞くか。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 23:59:10.66 ID:iDNEH36iO
それで結局この男は何者か。
改めて男の口から聞く
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 00:26:51.62 ID:Ku3MQ5FaO
リーネがガチギレしてる理由を双方から聴取する
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 00:51:11.32 ID:iFVfFLaAO
念のためリーネにちょっかい出したら覚悟しろと釘を刺す
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 02:19:41.46 ID:iFVfFLaAO
寝落ちかな?
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 02:36:14.73 ID:1Kwg5KBm0
ベッドにリーネを横たわらせたリヒトは、青年の首根っこを掴んで問う。

「で、あんたはリーネの何なんですか?あんたの口から直接聞きたい」

「僕は『シャルル・ローラン』大尉。EUAS連合月軌道艦隊所属の、第1戦闘航宙隊『パラディン』の隊長を務めております」

「随分と出世しましたねぇ。チャーリー」

「リーネ、顔怖い」

怒気をふんだんに含んだ声で、わざとらしく褒めるリーネ。顔は無表情どころか、絶対零度に到達するほどに冷たいそれをしていた。

「え、えっと、その。出身は木星コロニーの『グレナン』なんですけどね。そこに住んでた時、リーネの面倒を見てました」

なるほど。彼はリーネの所謂『近所のお兄さん』といった立ち位置の人なのか。

彼が屑だとは、リーネから既に聞いている。なら、どこが屑たらしめているのか、はっきりさせようじゃないか。

そう思ったリヒトは、双方に質問をした。

「それで、シャルルさん。どうしてリーネがこんなにブチ切れてるか、心当たりはありますか?」

「ありますよね?それすらも分からないほどに、耄碌してるはずがないですよね?大尉???」

「…リーネを『グレナン』に置いて、僕は脱走しました」

「それだけですか?」

「脱走前に、リーネに希望を抱かせるようなことを言いました…」

それは、今から十年前のこと。まだ四歳だったリーネは、青少年だったチャーリーと二人で暮らしていた。

お互い、親のいない孤児同士。仲良くなるのに、時間はそう掛からなかった。

ある日、半壊した家屋にて。

『今日の晩御飯はこれだけ…。ごめんね、僕がもっと稼げれば…』

『チャーリーはわるくありません。わたしがだめだめだからいけないのです』

『…ねえ、リーネ。今はまだ、こんな暮らししか出来ないけどさ…』

『…でも、いつかお金が貯まったら。二人で地球に住もう。僕たち人類の故郷に行こう』

『それまで、この暮らしを我慢しよう。僕も頑張るから』

『わたしは、チャーリーがいればがんばれます。だから、だいじょうぶです』

モノクロの世界に、花のように可憐な笑顔が咲いた。それがあるから、頑張れた。はずだった。

しかし、それから暫く経過して。チャーリーは『グレナン』から逃亡、EUAS連合に亡命した。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 02:38:15.39 ID:1Kwg5KBm0
「私、チャーリーのことを信じてたんですよ。『きっとどこかで生きてる』、『すぐに迎えに来てくれる』」

「そう思って、辛い仕事をやってきたんです。少ないご飯でも我慢したんです。でも」

キュッ。

リーネはシーツを握り締め、涙を流しながら言葉を絞り出す。

「でも…チャーリーは来てくれなかった…!攫われるその瞬間にも、あなたはいなかった…!」

「私は追われて、逃げて、助けられている間に、あなたは…。地球でのうのうと過ごしていたのですか…!?」

「だとしたら、私。馬鹿じゃあないですか…!何年もあなたみたいな大嘘吐きを信じて、頑張っていた私は…」

「うぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁん………!」

ボロボロ、と大粒の涙を流し泣きじゃくるリーネ。もう、フォローする気すら失せた。

こんな男を、視界に入れることにすら嫌悪感を抱いてしまう。

リヒトは、リーネを慰めながら目の前の愚者へと警告をする。

「…あんた、リーネともう関わらない方が良い」

「次来た時は、容赦しないので。どうしても逢うっていうのなら、死ぬ覚悟をお願いしますね」

「………ッ。…ああ、分かって…いるよ…!」

事の重さを理解したのか、右目を押さえ、沈痛な面持ちで部屋を出ていくチャーリー。

静かになった病室で、リーネはぼそり、と呟いた。

「…私。昔は、チャーリーのことが好きだったんです」

「結婚しても良い。…いや、結婚するのはこの人じゃないと嫌っていう程に、大好きでした」

だけど、今は。現実を知ってしまった私は。あの人のことが。

大っ嫌い。
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 03:10:11.16 ID:1Kwg5KBm0
土星の第二衛星『エンケラドス』。その地表に、一隻の軍艦が着陸する。

「美しい光景だな。目的を忘れていれば、楽しめるのだろうが」

「少将。準備が完了しました」

パイロットスーツを着用した乙女座とクリスティアン、乙女座の配下が整列し、敬礼をする。

少将と呼ばれた男はゆっくりと頷き、ノーマルスーツを着込む。

「では、行こう。我々の受け入れを赦した方々を、待たせるわけにはいかぬ」

「はっ」

少将を除いた全員が再度敬礼。その後、小型の軍用機とARMに別れ、搭乗を開始する。

「宙賊討伐の任を任せ、こちらに赴いた。これで成果が無ければ、処刑ものだな」

『そうはなりません。アグニカ少将の貢献、軍にいる者であれば、誰もが知っております』

「ふっ…。嘗ては英雄と持て囃されても所詮は人間、年老いた老い耄れに過ぎんよ」

「未来を担うのは上級大尉。君たちのような若き者たちだ。私に出来るのは、次代のために事を為すこと以外に無い」

「さあ、行こうか。『原初の罪人』の名を持つ民と、わかり合うために」

武装解除したARMが、氷から突き出したパイプに近付く。すると、シャッターが開き、歪んだ空間が映し出される。

『少将、これは…』

「ああ…。旧時代の遺物、矛盾の象徴。『オーパーツ』だ」

「…この先に、彼らが待っている。刺激しないよう、細心の注意を払うようにな」

『了解。『グレアム・ルード』…先行します』

一機のヴェンデッタが突入し、他のヴェンデッタたちも後に続いた。


ノア改装終了まで残り 二週間

↓2 自由安価。
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 03:12:40.73 ID:1Kwg5KBm0
本日はこれで終了です。全然進んでねぇじゃねぇかよお前よ。

来週で絶対に第二部に進めます。…駄目だった時はお許しを。お疲れ様でした。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 03:17:20.76 ID:3PIhe0WoO
見舞いgo

おつ
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 03:22:28.56 ID:pgskxuLrO

安価なら依頼をこなす
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 10:47:56.39 ID:0Ef9Hb2Q0
乙でした。
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 11:18:32.18 ID:0Ef9Hb2Q0
ああこれ1スレ目で募集にあったカインの民か。マジでまとめほしいな・・・。
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 12:33:49.84 ID:cdPpCt6kO
乙でした
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 12:44:50.63 ID:Ed3yOPwOO

まさに「あんなに一緒だったのに」だな
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 23:58:42.96 ID:QUij439g0
>>123、ホントごめんなさい。まだまとめ終わってないのです…。数が多すぎて頭時間なるで。

それでは、更新を再開したいと思います。
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 23:59:42.15 ID:QUij439g0
一週間が経過し、再度病院をリヒトは訪れる。相も変わらず、特別警戒中だった。

「今週で退院するんだっけか。いやぁ、よかったよかった」

大事に至らなくて良かった、と心の底から安堵する。誰かに死なれるのは、もう御免だ。

「さてさて、今日も運命のルーレットといきましょう」

半ばやけくそになっているリヒトは、先週と同じくルーレットを敢行する。これでは、怒られても文句は言えまい。

針が指し示すのは、この人だッ!


先に二票入ったキャラのお見舞いです。
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 00:04:41.49 ID:YkmGSNKA0
>>126 いやあの量は仕方ないです。

ボァブ
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 00:08:22.72 ID:sweqIrxDO
ボァブ
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 00:21:48.53 ID:AvHoSOaq0
「ボァブさん、入っていいですか?」

コンコン。

軽いノックをし、返事を待つ。程なくして返事が来たので、リヒトは中に入る。

「大丈夫…そうですね。すげぇマッチョ」

「見てくれだけだよ。俺は、そんな腕っぷしは強くないんだ」

「…正直言って、喧嘩とか殴ったりってのは苦手だし嫌いなんだよ。俺が痛い目を見て済むなら、そうする程度にはな」

「だから、俺にとっては良かったことかもしれねえ。こうやって怪我したから、リーネも守れた。子供たちを傷付けないで済んだ…」

「…彼らは全員死にましたよ。俺が殺した」

「言わなくていいさ…。重荷を背負わせちまったな…すまん」

「謝ることはないですよ」

ボァブから視線を逸らすリヒト。逸らした先には、フルーツバスケットや花束があった。

レオらも見舞いに来てるらしいが、こういった洒落た物を差し入れる印象は薄い。失礼だが、正直な感想だ。

いったい、誰が。そんな疑問が浮かんだ。


↓3までにボァブと何をするか。または、何を話すか。
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 00:34:36.69 ID:J1azbr9YO
そういえばボァブって身内の方とかいるのか聞いとく
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 00:37:31.93 ID:BhPa7VNeO
普段のことも含めて、改めてお礼を言う
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 00:51:14.86 ID:sweqIrxDO
なぜARMパイロットを志したのか
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 01:20:28.50 ID:AvHoSOaq0
「どうして、ボァブさんはザ…じゃなかった。アームパイロットになろうとしたんですか?」

「今、ザムパイロット言おうとしただろ!?いや間違ってるわけじゃあないんだけどな!」

ゲフンゲフン。

わざとらしく咳をするリヒトを見て、ボァブははぁ、と溜め息を吐く。

「…昔、でっかい戦争があっただろ。あの…何だっけ、あれだよ」

「『天王星最終戦役』ですね」

十二年ほど前に、天王星宙域で勃発、終息した大規模な戦争。プラント艦の特攻すら行われた、凄惨な戦い。

複数のコロニーが巻き添えになり、数千万人もの民間人が犠牲となった。

当時は毎日のようにニュースが流れていたから、よく憶えている。

「それそれ。ニュースで戦闘している映像が流れてさ」

「…憧れちまったんだよ。『俺もこんなビッグな漢になれたら、大切なものを護れる』って。そう思って」

「そん時、俺は二十歳だったかな。いい年した大人が、情けないだろ」

自嘲気味に笑うボァブ。彼を嘲笑う資格も、意志も。リヒトには無かった。

立派だと、素直にそう思った。最前線で戦う都合上、死ぬ可能性が高いこと。それは、どんな人でも知っている。

彼だって、例外ではない。リスクがあることを解っていたはずなのに。

それなのに、選んだ。決断した。自身の命と護れる力。それらを秤に乗せ、力を選択したのだ。

そんな漢を批判出来る者など、誰一人いないだろう。寧ろ、讃辞を呈されるべき存在だ。

利己的ではなく、利他的に戦う漢。彼こそが、真のエースと言えるだろう。

「…何言ってんですか。あなたほど立派な人を、馬鹿にする気は無いですよ」

「やっぱり、あなたはエースです」

俺みたいな、穢れた奴とは違って。

そう、己を嘲笑いながら、リヒトは微笑みを浮かべ、言の葉を紡いだ。
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 01:23:44.37 ID:YkmGSNKA0
過去編は現代との兼ね合いで面倒くさくなると思うんだが天王星戦役気になるんだよなー・・・
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 01:30:28.18 ID:BhPa7VNeO
そんなヤバい規模の戦争に当時少年兵だったエノクも参戦してたのか...
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 01:37:02.19 ID:AvHoSOaq0
「そういえば、あれ。誰が送って来た物なんですか?」

「あれ、か。俺の身内だよ」

「…てっきり、天涯孤独だと勝手に思ってました」

「言ってなかったからな。こんな仕事をしてりゃ、そう思ってもしょうがない」

「…ま、貧困層の出だ。どうなってるかは想像に任せるよ」

「と言われましても…」

自身も似たような身だが、何とも言えない。両親の残した遺産がある内に、今の仕事にありついた。

それからずっと、リーゼの治療を続けてきた。自分に充てられる資金はあまり無かったが、金で困るようなことは記憶の中には無い。

所持金が少ないという点でいえば、貧困層と言えるかもしれない。だが、総資産だけでいえば、富裕層のそれと変わらなかったのだ。

だから、イメージが出来ない。

「………」

「…そんな顔するなよ。何でそんな絶妙に気まずい表情なんだよ」

「いやぁ…」

想像に任せる、と言われ想像しても、何も思い浮かばない。気まずい表情になるに決まっている。

「…あの」

こんな空気を長引かせるわけにはいかない、と口を開くリヒト。流れを変えるついでになってしまうが、伝えておきたいことがある。

「いつも、ありがとうございます。一緒に戦ってくれて、気遣ってくれて」

「ボァブさんがいなかったら、俺が死んでいた時もありました。冥王星のあれとか特に」

何かある時、先陣を切ってくれるのは、いつもボァブだった。その献身に、どれだけ救われたことか。

「…リヒト。そういうの、もうちょい言うべきタイミングがあると思うんだよ…。俺が言うことじゃあないけど」

「ですよね…」

照れ隠しに、リヒトはそっぽを向いて頬を掻いた。

そんなリヒトを見たボァブは、温和な笑みを浮かべ、泣いた。

こんな俺でも、誰かの役には立てるんだな。
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 01:57:53.42 ID:AvHoSOaq0
某日、イシュマエルは困惑していた。本当に、珍しく、困惑していた。

どうして、こんなことになっているのだろう。

「ふんっ…!」

「むぅ〜〜〜〜!!!」

恋人『イェレナ』の実家に連れられたイシュマエルは、チビチビ、とミルクを味わっていた。

その隣で、イェレナはお冠に、その父『ゴラン』は腕を組み、不機嫌な表情をしていた。

「いいでしょパパ!エノクと結婚しても!」

「駄目だ!こんな小さい子供に、お前をやるものか!!!」

「エノクは大人だって前から言ってるでしょうがぁぁぁぁぁあっ!!!!!!」

ギャーギャー騒ぐ親子をよそに、イシュマエルは義母と話をしている。

「このミルク、どこで買っているのですか」

「近所のスーパーよ。エノク君背が小さいから、いっぱい飲んでいいわよ〜」

「母さん!何か言ってくれ!」

「ママ!結婚しても良いよね!」

「あらあら。あなた、今になってもぷりぷりしてるのね」

「結婚式場のパンフレット、端から端まで目を通してたのに」

「ブボッ!!!」

「きったな!」

「大丈夫か?」

「…ありがと、エノク」

珈琲を顔面にぶちまけられたイェレナの顔を即座に拭くイシュマエル。イェレナは感謝を伝え、手を握った。

「…パパ。私ももう大人なの。自分のことは自分で決めるわ」

「いくつになっても、お前は俺たちの娘だ!俺が認めない限り、勝手な結婚は許さん!」

「大体、PMCなど危険にも程がある!もし、イェレナに命の危機があったらどうするつもりだ!」

「俺が戦う」

「俺が戦い、護る。それが、俺の戦う理由だ」

「………!?」

「奪うためではなく、護るために。そのために、俺は武器を取る」

「あの時から、俺の戦う理由は変わらない。大切なものを護るために、戦うんだ」

真っすぐな視線を向けられたゴランは黙り、頭を掻きむしる。そして、諦めたように頷いた。

「…娘を泣かせたら、許さんぞ」

「分かっています」

「え、あ…えっ…!?」

「言ったそばから泣かせたな貴様ァ!」

「…これは、俺が悪いのか?」

「今夜はお赤飯ね」

今宵、一組の夫婦が誕生した。


ノア改装終了まで残り 一週間

↓2 自由安価。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 02:01:09.25 ID:J1azbr9YO
依頼こなし
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 02:07:19.37 ID:BhPa7VNeO
依頼をこなす
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 02:30:16.49 ID:AvHoSOaq0
「ふんふんっふん〜♪」

鼻歌交じりで調整をするリヒト。調整は数分で終わり、コックピットを出る。

「腹減った…。ついでに飯食えば良かったよ」

「レオ、髪切ったんだ」

「おう」

ショートカットになったレオは、髪を軽く掻き上げる。身軽になって嬉しいようで、ご満悦な表情だ。

「…ヤバい。前のレオどんなだったっけ…。ビフォーアフターが劇的過ぎて、記憶が書き換わってる」

「俺もこの格好不満なんだよ。ちょっと髪伸びたからって、女物ばっかり用意しやがって店員の人」

普段は着込んでいるか、パイロットスーツを着用しているか、の二択だった。肌を露出した時など、殆ど無かった。

だが、今のレオの服装は大変よろしくない。黒のチューブトップにホットパンツ。これだけだ。

年齢に不相応な双丘が確認出来る。え、待って。大きくない?

「ぐぬぬ」

「リーネ、鷲掴みは痛いからやめろよ。痛いって!」

無言でリヒトは後ろを向き、頭を抱える。『リゾートコロニー』に行った時は普通の大きさだったのに、何故だ。何があった。

「何で見舞いに来ないのよオラァァァ!!!」

「う わ ら ば」

思考に呑まれる刹那、音速でかまされたクロエのドロップキックに、リヒトはコックピット内まで吹き飛ばされた。


1:依頼主は『チェント』。土星環内廃コロニー『ヤルレフ』の探索支援。所要期間一ヵ月。
2:依頼主は『ボリス=ジャルコフ』。バルキリア本体またはデータの取引。
3:依頼主は『ラバンレイ』。とあるコンテナの火星への輸送。備考:ラバンレイの保有する艦で移動。友軍機一機アリ。
4:やっぱり辞める。

↓2 4以外を選択時にコンマが95以上で特例α、00だと特例γに強制書き換えです。
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 02:31:34.41 ID:AvHoSOaq0
あ、3番は無しです。無かったことにしてください。踏んでいたら安価下です。
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 02:32:51.49 ID:mQ0oXgpL0
1
リトライ
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 02:40:55.20 ID:AvHoSOaq0
持っていくARMを選択してください。


1:ライトニングバルキリア
2:エクストリーム
3:TA-85(ストイック)

↓2

また、今回に限り複数同行させられます(ARMも)。クルーから一レスにつき二名まで選べます。↓1から3までが範囲です。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 02:45:00.19 ID:J1azbr9YO
1
リーゼ
カイル
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 02:48:05.15 ID:YkmGSNKA0
1
リーゼ
カイル
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 03:16:18.66 ID:7Q4d0B8V0
ちょっと眠いので、これで終了とさせてくださいませ。キャラの安価は一つを下にずらします。
ダブっているのもありますので、次回開始時まで変更を受け付けます。

ではお疲れ様でした。
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 03:20:19.11 ID:mQ0oXgpL0

ボァブ
クロエ
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 05:12:56.19 ID:BhPa7VNeO
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 20:03:54.92 ID:sweqIrxDO
土星だから乙女座とバッタリ会う可能性もあるんかな
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/21(日) 23:16:00.96 ID:r0N7iHX3O
ストイックはテストパイロットの報酬かな?
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 02:22:14.45 ID:3A0tE6Bd0
うーん…
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/03(土) 23:57:26.29 ID:E6rgU89q0
ご無沙汰してます。>>1です。ちょっと色々ありまして、顔出し出来ませんでした。申し訳ございません。

火曜日に更新予定ですが、今回の依頼は少し大掛かりなものとなります。なので、判定を予め一つだけ済ませたいと思います。

01〜30:チェントさん不憫ルート
31〜70:チェントさん普通ルート
71〜99:チェントさん幸運ルート
00:チェントさん一発逆転ルート

↓1
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 00:01:02.76 ID:ykm+6hozo
どうなる
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 00:08:44.70 ID:+MtFmKj4O
やつたぜ
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 22:00:55.69 ID:/XFHnI8u0
お久しぶりです。今から再開していきます。

忘れない内に、現在保有している追加武装を記載しておきます。皆さんにも知ってもらっていた方が良さそうですし。

追加武装

儀礼槍
儀礼剣
ビーム・ライフル×2
ビーム・ザンバー
ビーム・ショットガン(キュウビ(レオ機)に装備中)
対艦ライフル(キュウビ(レオ機)に装備中)

それと、試作ARM稼働試験での補正を忘れていたので、最新のリヒト戦闘力を記載します。

リヒト 戦闘力 78→86
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 22:02:50.30 ID:/XFHnI8u0
「にーさんありがとー!声を掛けたら来てくれて、ホンマ助かるわぁ」

「リヒト、あんたまた女誑かしてるの?」

「俺をそんなパリピみたいに言うなよ。仕事繋がりだから」

駐留しているハーバーグラム級の中で、人々が交流する。

バルキリア、エクストリーム、ストライクヴァンキッシュを積み込み、白い艦は月を発つ。

他に搭載されているのは、干将が二機と指揮官用のヴェンデッタMARK-2、俗称ヴェンデッタコマンドが一機。

ヴェンデッタ自体が傑作機として有名だからか、そのバリエーションも豊富で、性能も保証されている。

だからなのか、正規軍、PMC、反政府勢力や宙賊と、あらゆる勢力で利用されている。些か多い気がするが。

干将はそれぞれ違った装備をしており、一方は『シールドショット』と『スプレーミサイルポッド』を装備。

もう一方は『二連装ビーム・ガトリング』と『ビーム・ザンバー』、それに既存の装備を組み合わせている。

コマンドは装備面に変化は見られない。チューニングだけを施しているのだろうか。

「で、ちゃんと給金貰えるんですよね?」

「当たり前や。金のやり取りには、ウチは厳しいんでな」

「今回使う艦は、店と売り物を担保にしたんやけど」

「あらら。じゃあ、今回の仕事で失敗したら一文無しですね」

「そうならんでほしいんやけどなぁ…」

遠い目をしたチェントは、バルキリアを眺めていた。


土星到着まで残り 600

↓2 自由安価。
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 22:04:00.80 ID:90XEx5DrO
ついにエノクとエリカの腕を抜いたか
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 22:09:59.31 ID:FCxdRZI6O
干将やコマンドのパイロットと話す
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 22:53:44.79 ID:/XFHnI8u0
「ふっはっは…。俺はこの仕事を受けて良かった。何故なら!」

「この艦、美人がいっぱいだからだぁ!!!」

「馬鹿は放っといて、私たちは休もうか」

「…ボク、仕事間違えちゃったかな」

高笑いしている青年に冷ややかな視線を向ける、二人の女性。片方は軍服を着ていて、もう片方は迷彩柄のシャツとズボンを着用している。

軍服の方は、明らかに似合っていない。完全に軍服に着られていて、コスプレしているようにしか見えない。

「俺は射止めてみせるぜ、カワイ子ちゃんたちのハートをなぁ!」

「お前に撃ち抜ける人はいないよ…」

「わぁぁぁん…。この人ただの女好きだよぉ」

何というか、これから一緒に仕事をする相手として、不安しか感じられない面子だ。一人だけマトモそうな人がいるのは、救いなのかもしれない。

「…男、か。男!?取り分が減ってしまうじゃあないか!!!」

「娶れる前提で話するのやめません?」

「良いことを言うね、彼の意見と同じことを私も思っている」

「マトモな人いた!やったやったー!」

マトモなのは俺だけか。


↓3までにエリック(前々スレ>>660)、ネスリン(前スレ>>98)、グレイン・ファンセス(前スレ>>637)に訊きたいこととかあれば。
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 22:59:00.25 ID:6lAZtmcWO
グレインの実力に問題はないのか確認
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 23:00:48.47 ID:FCxdRZI6O
グレインに何故コスプレしてるのか聞く
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 23:01:14.05 ID:RkfC3vkwO
ネスリンに質問
何故この仕事に参加したのか
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 23:25:52.22 ID:YlNm0AVf0
「…えーっと。とりあえず、名前を教えてください」

「エリック」

「ネスリンだ」

「ボクは『グレイン・ファンセス』!歌って戦えるアイドル軍人!…元、だけど…」

「なるほど、そういう設定ですね」

うんうん、と頷き、勝手にリヒトは納得する。それを見たグレインは、ふくれっ面で詰め寄る。

「ちーがーうーーー!!!本当に軍人だったの!!」

「え、えぇ?」

「皆同じこと言うんだから…。ボクはちゃんとしてるのにぃ!」

地団駄を踏むグレイン。リヒトは『信じられない』といった表情で首を傾げる。

「俺はコスプレだろうとマジだろうとオールオッケーだぜ!!!」

「お黙り!!!ボクはいい加減な人が嫌いなんだいっ!!」

「…軍人というのが、仮に本当だとして。グレインさんは戦えるんですか?」

「仮も何も、軍属してたんだからね!?」

「ぼ、ボクはすっごい戦えるよ!?何たって『あうぇいかー』で『すーぱーえーす』なんだから!」

「へー。アウェイカーでスーパーエース。へぇぇぇぇぇぇぇ……………」

「じゃあ、俺とシミュレータでやり合いましょうか。スーパーエースなら、俺みたいな雑魚一捻りですよ」

「あ、あうぅぅぅ…」

「自分で言っておいて、悲しくならないのか…?」

「14歳の女の子に負けてますもん、俺…」

事実だからしょうがないんじゃい、とリヒトは胸中に吐露した。
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 23:31:22.35 ID:FCxdRZI6O
めっちゃ大人気ない感出てる
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 23:34:12.95 ID:YlNm0AVf0
「うわぁぁぁん!苛められたよぉぉぉぉぉ!!!」

「…雑魚じゃあないじゃん!普通に強いじゃん!」

「いや、俺自身驚いてます。全然手応えが無かったんですよ…弱いわけじゃあなかったのに」

なんだかんだで修羅場を潜り抜けているからなのか、容易くあしらうことが出来た。

嘗ての、初めてバルキリアに乗った時の自分よりも、格段に強かったのだが。

「えっと…。あまりアウェイカーとか言わない方が良いですよ?」

「人攫いにやられる可能性がありますし」

「はい…」

「…ボク、本当に軍人だったからね?『グレナン』の憲兵してたんだよ?」

「…良く生きていますね」

「あの時は、避難誘導をしてたから。戦闘班は全員殺されたよ」

「嫌だよね、こんな世界。一回壊れちゃえば、マトモになってくれるかな?」

悲しげに笑う彼女に、何も言うことは出来なかった。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/06(火) 23:46:52.78 ID:b1mxst2n0
その14歳は相手が悪かったと思うよ?

グレインちゃんは軍をクビになったのかはたまた潜入任務なのか
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 00:12:48.86 ID:hlPEuZSy0
「驚いたよ。君がいれば、今回の任務は大丈夫そうだね」

「ネスリンさん…でしたっけ」

「ああ」

自販機で珈琲を購入するリヒトの隣に近付くネスリン。リヒトが場を空けると、ネスリンはミルクティーを購入した。

壁に寄りかかって珈琲を飲む。ネスリンはその前、自販機の横に立ち、ペットボトルのキャップを外す。

「…羨ましいよ。君ほどの力があれば、私も大切な人を喪わずに済んだだろうに」

「アームパイロットとしての話、ですか?」

「はは、違うね。私はこれでも、元YPJ(クルド女性防衛部隊)所属でね。と言っても、分からないか」

「いえ、俺は連合の国民なので。加盟国のことなら、ある程度は分かります」

「それで、羨ましいっていったい…ッ!?」

突如ナイフを抜いたネスリン。リヒトは左手で右手首を押さえ、蹴りを繰り出そうとしていた左足を踏みつける。

そのまま、力任せに振り回し、壁にネスリンの身体を打ち付ける。

ナイフが手放されたのを確認すると、左足をネスリンの右足に絡みつかせ、リヒトの後ろにある壁に押し付けた。

「が…あぁっ!!」

「流石…だね…!!こうもあっさり…組み伏せるとは…」

「…そういうことですか。急に手を出すのはやめてくださいよ」

喉元に右前腕を押し当て、拘束する。身動きを取らせないまま、リヒトは問い続ける。

「…何でこうしたかは、まぁいいでしょう。理由は何となく分かる」

「あなた、何でこんな仕事してるんですか?前に『ノア』にも応募してましたよね?」

数か月前のクルー募集。その時に、彼女の履歴書に目を通した記憶がある。

前々から、疑問に思っていた。経歴と仕事が噛み合っていないのだ。

もっと大手の企業に行けるはずなのに。相応しい場所があるはずなのに。こんな仕事を選んでいる理由。

何故。どうして。そんな疑問が浮かんでいた。
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 00:22:23.75 ID:hlPEuZSy0
「…すまないけど、拘束を解いてほしい。こちらに抵抗の意志は無い」

「あ、そうですね」

足を解き、手を放す。首を擦りながら、ネスリンは呟いた。

「何でも良かったのさ。地球から離れることが出来るなら、何でも」

「あそこにいたら、また私は思い出す。喪失の痛みを、苦しみを」

「…あんなものをまた味わうくらいなら、忘れている方が良いよ。彼も、それを望んでいた」

「『俺の存在が苦しめるのなら、記憶から消して構わない。君の悲しい顔は見たくない』」

「…戦争で辛い思いをするのは、いつだって末端の者や無関係の人々さ。上の人たちは、甘い蜜を啜るだけ」

「分かっていたけど…それをはっきりと理解するには、犠牲を払うしかない。…何とも悲しい話だね…」

浮かんでいたナイフを愛おしそうに抱き締め、ネスリンは涙を零した。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 00:32:20.45 ID:hlPEuZSy0
「…責任者の姿が見えないな」

『アリアンロッド国際宇宙港』の第七工廠に降り立つ影が二つ。

一つは『アリックス』で、一つは『リン・タオファ』。どちらも『ノア』のARMパイロットとして採用されたエースだ。

「リヒトならいないぜ?お仕事中だ」

「子供はここに来たら駄目ですよ」

「子供…ああ。タオファのことか」

「はぁぁぁぁ!?!私が子供!?」

「あんたの方が子供でしょ!?」

「私は14です」

「私は26なんだけど!!??!」

「…えっ」

「チビでつるぺたとか…飯食べてたのか?」

レオの一言がきっかけで、大乱闘が開催される工廠だった。


↓2 自由安価。
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 00:35:55.04 ID:uoOKWB5kO
宙賊討伐の件の続報を見る
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 00:36:28.65 ID:rqaywoz00
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 00:51:14.58 ID:hlPEuZSy0
>>170時点での土星との距離は以下のようになっています。

土星到着まで残り 500


『もう間もなくワープを実行するでー』

艦内放送で伝えられるワープのお知らせ。この艦そんなの積んでるのか。羨ましい。

そう愚痴りながら、リヒトは端末でウェブページを覗く。

しばらく前にあった宙賊討伐。それがどう進行したのか。興味があったのだ。

だが、アステロイドベルト宙域までの安全を確保した、という報から、一切の変化が無い。

「…討伐終わってるなこれ。そりゃそうか」

「なんせ、木星から先は管轄外だもんな。その辺りは民間で管理している領域だし…」

地球圏の指揮下に置かれているのは、駐屯艦隊が存在する火星宙域までだ。

そこから先は、開拓した人々が各々の采配で管理しているに過ぎない。

期待するのが間違っていた。そもそもの事態を招いたのは、彼らの腐敗が原因だったのだから。


土星到着まで残り 100

↓2 自由安価。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 00:55:58.95 ID:27Qi74QF0
乗機の整備を手伝う
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 00:56:43.91 ID:uoOKWB5kO
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 01:10:53.78 ID:hlPEuZSy0
「そこ、ドライバーで締めて」

「ここね、了解」

クロエと共にバルキリアの整備を行うリヒト。リーゼやボァブ、カイルは、他の二機を整備している。

「…こんなもんでしょ。戦闘が無いから、定期点検とかだけで済んで助かるわ」

「そういや、もしバルキリアが大破したらどうなんの?」

「『トラペジア』の在庫は無い。だから、元のバルキリアに戻るだけね」

「気を付けなさいよ。ブレードもビットも、予備が無いから、壊れた時はもう補充不可能よ」

「キヲツケマス」

整備マニュアルをぼんやり、と眺めながら、リヒトは返事をする。

そうダメージを負うとは思えないが、慢心や油断はいけない、と昔から言われている。

「レオたちも無被弾で頑張ってるし、俺も頑張らないと」

(修理が面倒だから、マジで壊すのやめなさいよ)

意気込むリヒトだが、それがフラグにならないか、クロエは心配していた。


↓2までにクロエと話したいことがあれば。
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 01:16:57.39 ID:uv9yjpR90
ぼんやりと将来の事
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 01:16:59.55 ID:uoOKWB5kO
カイル整備士に向いてたりしない?
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 01:20:09.69 ID:hlPEuZSy0
ニートの整備スキルを判定します。

↓1

参考:他キャラの整備スキル

クロエ:120(トラペジアを軍事転用した初めての人物)
イェレナ:85(レヴィアタンというピーキーなARMの整備を担当)
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 01:23:52.82 ID:uoOKWB5kO
行けるかな?
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 01:29:15.02 ID:hlPEuZSy0
「カイル?…あれは才能はあるんだけど、ね」

「あぁ…なるほど」

カイルは大体のものに適性を持つ。ARMパイロットとしての才能は、珍しく無かったが。

だが、才能があれどやる気の無い駄目人間なのが、カイルなのだ。

それを活かせば、悠々自適な生活が出来たろうに、労働から逃げてきたのがクソニートたる所以。

今回だって、トンズラこいていないのが不思議なくらいだ。

友人という繋がりがあるから、逃げようとしていないだけかもしれないが。

「…まぁ、ニートしてもらう気は無いから。徹底的に叩き込んでやるわよ」

「お願いします。あの駄目人間を更生させてやりたいんです」

採用されたのが運の尽き。カイルには、死ぬまで働いてもらおう。
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 01:39:26.47 ID:hlPEuZSy0
「…クロエはさ。将来何をしたいとか決めてたりする?」

「急に何よ」

「いや、何となく訊きたいって思ったんだ」

「何それ…。…考えていないわけじゃないわ」

「私は、整備の仕事をして生きていければそれでいい。これ以外の生き方を知らないし」

クロエに出来るのは、ARMの整備をすることだけだ。それは勿論、彼女自身が分かっている。

なら、俺は。俺にはいったい何が出来るのか。

リヒトは、自分に出来ることを考える。操舵手、ARMパイロット。

それ以外で思い浮かぶものは無かった。得意なのは昔から、壊すこと、そして、奪うことばかりだ。

一度思考を切り替える。『何が出来るか』ではなく『何がしたいか』を考える。

向き不向きとかは関係なく、自分自身が望んでいるものを、探してみよう。


↓5までに、将来何がしたいのかを。全部を採用するのではなく、候補としての安価です。
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 01:41:21.99 ID:hlPEuZSy0
本日はこれで終了です。第二部はどこ…ここ…?
安価を踏んでいると思いますので、全て範囲を1つ下げます。お疲れ様でした。
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 05:16:36.46 ID:kujL6419O
まだ見ぬ宇宙の果てを求めたい。願わくば自らの手で世紀の発見を成し遂げたい
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 06:19:53.33 ID:ZkzO1EFIO
あくまで単なる夢だが、戦争起こすやつや争い楽しむやつを全員とっちめて戦争をこの世から少しでも減らしたい
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 07:12:37.15 ID:rqaywoz00
普通の人間が戦いに巻き込まれることがなくなって欲しい
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 12:43:24.37 ID:F1EWSHnOO
とりあえずリーゼやクロエより先に死なずに生きられるようにしたい
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 14:05:01.72 ID:l/uhbG76O
アグルのおっさんのように守らなければならないものを命を賭してもきっちり守り抜ける人になりたい
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 17:08:12.80 ID:FwpbSLLmO
アグルさんは本当に死んでしまったのだろうか…
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