【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その8【安価】

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265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 22:10:03.39 ID:DNLFJW/HO
>>264
ここからも気づきが得られるのではないかと
266 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 22:14:14.54 ID:Ual3SeP+O
ーー

漣「それは本当ですか?」


レ級「間違いない。深海棲艦にも和平派が多くなってきてる」


潜水棲姫「鬼級とか姫級も中立や和平派になってきてるよ」


レ級「あたし達のやってきた事は間違いじゃなかったんだな」


漣「まさか…本当に……」


潜水棲姫「でもこっちの話を全く聞いてくない深海棲艦も居るから油断はできないよ」
267 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 22:18:47.66 ID:Ual3SeP+O
レ級「全員が一つになれればかなり大きな力になる。大本営なんか目じゃないぜ」


潜水棲姫「もしかしたら…戦争が終わる……」


漣「それが幹部さんやご主人様にかかっているんですね」


レ級「今の提督に任せて大丈夫なのか?や


漣「不安ですよ、ですが信じるんです。私はずっとご主人様を信じてきました」


潜水棲姫「漣ちゃん…」


レ級「頼むぞ幹部…あたしの妹を嫁にしたんだから、それくらいできるだろ……!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 22:26:22.90 ID:AZRlp5zFo
幹部さんの大本営の艦娘対策を聞く面々
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/27(木) 22:28:59.34 ID:bCIDsRsDO
それと平行して新たな原子炉設置を黙って見ているつもりは無いと菊月達も動く
秘密裏に出来る工事ではないし多数の人間が関わる事になる。そこに必ず隙が生まれる
八島を押さえるには今しか無いのだと
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 22:31:49.96 ID:DNLFJW/HO
>>269
前回あぶり出した重役への対処も考えている
271 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 22:43:38.64 ID:Ual3SeP+O
ーー

信濃「大本営は八島の原子炉を新しいものにするみたいよ」


菊月「射程を伸ばす為か」


若葉「単に威力を上げたい可能性もある」


菊月「いずれにせよ黙って見てるわけにはいかないな」


信濃「原子炉の交換なんて秘密裏にできる筈が無いわ。多くの人数が関わってるはずよ」


若葉「そこに隙が生まれるということだ」
272 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 22:47:21.87 ID:Ual3SeP+O
菊月「奴らは核の恐ろしさを知っている。そんな危険な現場に現れるとは思えない」


信濃「リュウジョウのお陰で八島に関わってる重役は分かってる。それを理由しない手はないわ」


若葉「何か考えはあるのか」


菊月「私達の力を全て使うだけだ」


信濃「私の役目は戦闘よね」


若葉「間違っても原子炉に当てるなよ」


菊月「…行くぞ、作戦開始だ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 22:58:26.11 ID:AZRlp5zFo
派手に火災(ボノ)起こして隠ぺいのできないテロの印象付け、報道が入れば好き勝手には打てまい
鎮圧に来る戦力は信濃に抑えてもらってあわよくば重役とのつながりも晒せたらよし
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:01:15.60 ID:imIZ4S9To
>>273
マスコミには重役に変装したリュウジョウが色々バラして内部崩壊を狙う
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:01:41.83 ID:k8tKSGLlO
一連の動きは大本営の仕組んだ手の込んだ陽動だった
まんまとハメられる格好となり多勢に取り囲まれる
276 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:06:28.29 ID:Ual3SeP+O
ーー


菊月(アケボノ、リュウジョウ。状況はどうだ)


菊月(おい、返事をしろ。どうなっている)


信濃「どうしたの、緊急事態?」


菊月「アケボノ達から返事が無い」


若葉「あの二人は現場に行っているんだろう。それが返事が無いとなると…」


菊月(アケボノ!リュウジョウ!)


菊月「……ダメだ」


信濃「作戦は中止よ。二人の救出に切り替えるわ」


菊月「いや…原子炉を奪うには今日しか無いんだ」


若葉「強行するつもりか」
277 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:09:38.39 ID:Ual3SeP+O
モチヅキ(あ〜もしも〜し。あたしだけど)


菊月(どうかしたのか)


モチヅキ(原子炉の交換とかあれ全部ウソっぽいよ)


菊月(なんだと?)


モチヅキ(ついさっき予知を見れたんだけど、かなりヤバい状況だよ〜)


菊月(……陽動だったのか)


モチヅキ(そうだね、まんまとはめられたね)
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:11:21.52 ID:imIZ4S9To
確か知ってる場所ならすぐに回収できるよね?
279 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:11:52.91 ID:Ual3SeP+O
モチヅキ(あたし達がバレたのはリュウジョウの変身だね。あれが原因っぽい)


菊月(…あの二人は)


モチヅキ(アケボノも頑張ったんだけどね……)


モチヅキ(早く助けに行ってあげて。あたしの予知によると二人は殺される)


モチヅキ(捕まってる場所も見えた。後は頼んだ)


信濃「どう?」


菊月「…移動しながら話す。付いて来い」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:15:32.31 ID:AZRlp5zFo
話を聞いた信濃「意外ね。こういう時貴女は切り捨てると思っていたけど」
菊月「……もう私たちは1人失っている。これ以上は、司令官になんて言ったらいいか分からなくなるからな……」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:16:03.83 ID:34A4e6/bO
若葉を先行して投入し、それを鎮圧させる口実で信濃を投入
戦闘に巻き込む形で敵を全滅させて二人を救助する
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/27(木) 23:17:24.20 ID:bCIDsRsDO
菊月
信濃…すまないが、大本営を完全に裏切ってくれないか…二人を失いたくない…頼む
まあ元々大暴れするつもりだったから別に構わないわと信濃
283 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:28:48.45 ID:Ual3SeP+O
ーー


信濃「特務艦の信濃よ。陽動作戦があるって聞いて様子を見に来たのだけど」


重役「心配無用だ。先程テロリスト達を捕まえた」


信濃(やっぱりコイツね…)


重役「後は我々が始末する。文句は無いな?」


信濃「大本営が直々でやってくれるなら文句の付けようがないわ」


ウゥゥゥ〜〜


重役「なんだ、緊急事態か?」


信濃「何かあったというの?」
284 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:32:01.90 ID:Ual3SeP+O
信濃「テロリストが逃げ出したのでは無いの?」


重役「それは無理だ、歩くことすらできないよう痛め付けておいた」


信濃「……そう」


重役「おい私だ、何があった」ガチャッ


重役「……なに!?」


信濃「顔色が変わったけど、何かあった?」


重役「…組織の艦娘である若葉からの攻撃を受けている」


信濃「組織……?もう日本には居ないはずよね」


重役「それがどうして…」


信濃「まさかテロリストの正体は……」


重役「そんな筈はない。これには理由があるはずだ」


信濃「…そう」
285 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:35:49.80 ID:Ual3SeP+O
信濃「ここにいるのは全て傀儡?」


重役「何をするつもりだ」


信濃「私がやることと言えば一つよ」ジャキッ


重役「…ここには何も無い。我々以外は全て壊しても構わん」


信濃「なら貴方達は東の方に逃げて。いい、絶対よ」


重役「そっちの射程はどの位だ」


信濃「走って逃げる相手なら一時間逃げた後でも当てられるわ」


重役「…東だな」


信濃「私の活躍はちゃんと報告しなさいよ」
286 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:38:00.81 ID:Ual3SeP+O
ーー

若葉「作戦は成功か」


信濃「後は捕まっている二人を助けるだけ」


若葉「しかし手応えが無かったな」


信濃「貴女は傀儡相手ばかりしてたからでしょ」


若葉「二人の様子は聞いたか」


信濃「痛め付けられているそうよ」


若葉「モチヅキの予知が気になる。早く助けてやるぞ」


下1〜3高コンマ アケボノとリュウジョウの様子や状況などを
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:41:56.00 ID:imIZ4S9To
痛めつけられて骨が折れたりして動けなくなっている
流石にもうだめかと思ってた様子
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/27(木) 23:42:17.26 ID:bCIDsRsDO
手足を折られ床に転がされていた
危うくアケボノが自爆覚悟のボルケーノする直前だった
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:42:40.15 ID:p2U90Gxko
杭で足と地面が縫い付けられている
290 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:47:31.04 ID:Ual3SeP+O
ーー

若葉「…居たぞ、アケボノとリュウジョウだ」


信濃「二人とも、意識はある!?」


アケボノ「」


リュウジョウ「ぐ……」


若葉「リュウジョウ、喋れるか?」


リュウジョウ「なんとか…な……」


信濃「酷い怪我……」


リュウジョウ「うちは多分…腕と脚……全部折れられたな…」


信濃「アケボノは…」


リュウジョウ「もう…死んでまう……」
291 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/27(木) 23:51:08.17 ID:Ual3SeP+O
リュウジョウ「アケボノは最後まで抵抗しとった…さやから……徹底的にやられとった…」


リュウジョウ「多分……首…背骨………砕かれとる……」


若葉「ピクリとも動かないのはそれか!」


信濃「グラーフは呼べないの!?」


リュウジョウ「あかん……痛くて…テレパシーに集中できへん…」


若葉「……菊月はどうした!?」


信濃「重役を追ってるはずよ。東に逃がせと言われたもの」


若葉「クソ…!」


リュウジョウ「アケボノ……死ぬな……そんなん…やめて…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/27(木) 23:54:37.77 ID:bCIDsRsDO
アケボノに槍を抱かせる信濃
この子に力を貸してあげて!獣の槍!
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:56:22.53 ID:BvGcRjCn0
意識が薄れていくアケボノそこに「まだこっちに来ては駄目」と大鳳の声が聞こえ意識を取り戻す
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 23:59:36.92 ID:34A4e6/bO
>>293
通信で連絡を取り役割を交代した菊月が来ている
重役は信濃が追う
295 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:06:29.06 ID:dKXEe0tX0
ーーーー

アケボノ(ここは何処?誰かいなの?)


アケボノ(……なんてね。ここがある程度想像できるわよ)


アケボノ(こんな所で死ぬなんて。クソ提督の姿も見れて無いのに)


アケボノ(悔しい。あたしの能力じゃ太刀打ち出来なかった)


アケボノ(死ぬことに後悔は無い。けどクソ提督に会えなかったのが心残り)


アケボノ(菊月の隙を見て抱き付いたりとか……とにかくもう一度…会いたかった……)


アケボノ(あたしも…あの人の事は大好きだった……)
296 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:09:50.13 ID:dKXEe0tX0
アケボノ(……菊月、後は頼んだわよ)


アケボノ(あたしはもうここには居れない。上があるかどうか分からないけど、見守ってるわよ)


タイホウ(アケボノ……)


アケボノ(タイホウ!?あんた…なんで……!?)


タイホウ(アケボノはまだこっちに来てはダメ。やる事が残っているわ)


アケボノ(戻れるなら戻りたいわよ。でも首を折られてるのよ?)


タイホウ(まだグラーフは間に合うわ。さあ早く帰って)


アケボノ(帰ってって……帰り方なんか分からないわよ)
297 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:12:10.37 ID:dKXEe0tX0
タイホウ(なら私が力を貸すわ。ずっとこっちに居たから力も溜まっているの)


アケボノ(……ずっと見てくれていたのね」


タイホウ(ええ、全部見ていたわ)


アケボノ(貴女の分まで頑張るから)


タイホウ(期待してるわよ、ツンデレさん)


アケボノ(懐かしいわね、このやり取り…)


タイホウ(…行ってらっしゃい)


アケボノ(ええ、行ってくるわ)
298 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:16:25.36 ID:dKXEe0tX0
ーー

アケボノ「……」ピクッ


信濃「今…動いた……?」


リュウジョウ「意識が…戻ったんか……?」


若葉「…チヨダと連絡が取れた!こちらの座標を送ればアケボノは助かるぞ!」


リュウジョウ「もうちょっと…頑張れ……アケボノ…!」


信濃「こっちはなんとかなりそうよ。そっちは任せたわよ菊月」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 00:17:23.20 ID:ctDG8ga9o
八島警備が厳重になり裏から掌握するのは難しくなる
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 00:21:13.83 ID:cBq7W9nqo
曙、どうにか生還するも首から下は不随になる
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 00:21:44.90 ID:t7B0ZiCkO
信濃から鎮圧完了の連絡があったと重役に伝える菊月
若葉は老幹部の腹心だったため今の組織に反発していたと話す
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 00:21:53.81 ID:BSXQ/0f5o
ヤバそうならすぐに連絡しろ!わざとギリギリまで粘ったろう!と珍しく激おこのグラーフ
303 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:29:12.42 ID:dKXEe0tX0
ーー

重役「ここまで来れば巻き込まれないか…?」


菊月「あぁ、もう大丈夫だ」


重役「誰だ!?」


菊月「信濃は私の特務艦だ」


重役「女幹部か…」


菊月「信濃から連絡があった、若葉を排除したそうだ」


重役「そうか…まあ信濃なら当然だろう」
304 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:35:49.49 ID:dKXEe0tX0
菊月「若葉は老幹部を崇拝していたそうだ。この襲撃も組織がロシアのものになったのが許せないと言っていた」


重役「逆恨みもいい所だな」


菊月「なぜだ?八島を使ってロシアと…」


重役「たかが女幹部がそれ以上踏み込むな」


菊月「……」


重役「信濃を特務艦にしているからといってなんでも思い通りになると思うな」
305 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:40:09.83 ID:dKXEe0tX0
菊月「…ところで重役、他の人間はどうした」


重役「む……?」


菊月「はぐれたのか?」


重役「そんな筈は無い、私を守って……ん?」


重役「周りにあるものはなんだ、何かの粉か?」


菊月「……」


重役「女幹部、何か知っているのか」


菊月「……」


重役「おい、答えろ女幹部」


菊月「これは錆だ」


重役「錆……?」
306 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 00:44:22.79 ID:dKXEe0tX0
菊月「人が錆びると形を保てなくなり粉状となる」


重役「何を言っているんだ?」


菊月「こういうことだ」ズズッ


重役「何だ……何をするつもりだ!」


菊月「お前……右手はどうした」


重役「……ぐおぉぉぉああ!!」


菊月「殺されたくなければ八島の事について全て話せ。猶予は無い」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 00:47:23.52 ID:tek+BOxCo
知る限りのことを話した重役が助けて欲しいと乞う
菊月はアケボノ達を助ける気はなかっただろうとそのまま錆の粉にして、粉は風で飛ばされていく
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 00:48:22.23 ID:6BV4tFny0
重役 なめるなよ小娘八島野秘密は私の命よりも重い 己の死で秘密が守れるならば安いものだ 
 ははは貴様はやり方を間違えたな…… その後錆が全身に回って死亡
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/28(金) 00:48:45.32 ID:LLnksTQDO
重役
ふ…ふははは!私を殺した所で八島は止まりはしない!知っているか?あれだけの兵器が人力のみで動く訳は無いのだ!
プログラムに基づき八島はこの国の敵を排除する!
そう言い残し粉へとなって消える重役
310 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 01:03:18.99 ID:dKXEe0tX0
ーー

重役「これが八島に関する全ての情報だ!」


菊月「この状況で嘘は付けないだろう。全て本物だな」


重役「だから右手を戻してくれ!早く!」


菊月「……お前はテロリストをどうするつもりだった」


重役「なに!?」


菊月「答えなければ殺す」


重役「テロリストを始末して何が悪い!?」


菊月「あいつらはテロリストなんかじゃない、私の仲間だ」


重役「なんだとぉぉ!?」


菊月「こんな私に付いてきてくれる唯一無二の仲間なんだよ」
311 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 01:06:34.59 ID:dKXEe0tX0
菊月「お前は殺そうとしたな?」


重役「ま…待て!私を殺しても意味は無い!」


菊月「お前を助ける意味も無い」ズズッ


重役「が……あ…ぁぁぁ………」


菊月「……」


サラサラ…


菊月「もう少しだ司令官、もう少しで助けられる。私はどんな手を使ってでも司令官を……」


ーー
312 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/28(金) 01:07:09.77 ID:dKXEe0tX0
遅くまでありがとうございました


コメントなどあればお願いします
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 01:10:47.69 ID:BSXQ/0f5o
 遅くまでおつです
提督と龍驤の共依存関係、良く読んでる人と合わせてくる>>1が上手い
タイホウ、ついに台詞が…傷〜から組で唯一喋れない状態で諦めてたけど良かったね…!
女幹部さんの崖に全力疾走してる感が痛々しくて辛い…辛いよ…
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 01:11:18.20 ID:4bwYhhIC0
実際ニンジャも囲んでボーで叩けば死ぬ。
アケボノは危機一髪で仲間の魂に救われたな…。
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/28(金) 01:12:32.17 ID:LLnksTQDO
お疲れ様でした
佳境になってきた
残りスレが少なすぎて横道に反れるような展開はもう無理なのかな
何かしらネタを思い付いても自分で書くしか無いのか…
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 01:24:59.25 ID:PTaSUjzOo
漣の俗っぽい所やっぱり好き
 
>>315
おう(外伝)あくしろよ
期待して待ってるんだから!
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 01:34:30.56 ID:+63KTVEfo
お疲れ様でした
3部ずっと読んで来て初めて安価取れました。
 
いつか「お前は甘っちょろいんだよ」を提督に叩き付けてみたかったのが
良さそうなタイミング投げ付けられた様に思います。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 01:35:06.68 ID:t7B0ZiCkO
力が溜まってるタイホウが帰り方が分からないアケボノに力を貸すってことは
アケボノにタイホウの力が宿ったり…しないよね
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 18:42:02.52 ID:8q7maPFZ0
漣の言い方もそうやけどここの千歳ってメタな話、安価による急変の責任押し付けられてるように見えて不憫やわ
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 19:57:42.10 ID:xzWTeVe4O
やっぱり目標は深海との和平になるのかなぁ
和平にしてしまうと終戦になるから最低限はあるとはいえ現状の戦力は必要なくなりそう
そうなると戦いしか知らない艦娘たちをどうするかの問題がまだ手付かずなのよね
鳳翔さんとか見たいな保護施設もそうあるわけじゃないし
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 09:45:45.69 ID:/XoD1HvE0
終戦には至らないが一時的な休戦協定が締結されるという戦争物特有の決着も好き
322 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 18:14:32.44 ID:6suRpos80
ーー


長門(幹部が言っていた八島についての情報は誤りだ。実際には停止していない)


長門(大本営は新兵器に対してのテロを察知し、偽情報を流したと推測できる)


長門(どうやら思惑通りテロは防げたらしい。だが八島の情報を知っている一人が消されたそうだ)


長門(大本営がやったのか、それとも他の誰かの思惑があったのか。真実は分からないが、状況はまずいことになった)


長門(大本営は予定を繰り上げて行動を進めていくそうだ)
323 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 18:20:37.11 ID:6suRpos80
長門(八島にてK島にある深海棲艦の巣、繭を破壊。その後、ロシアの一部と共に同盟を組み宣戦布告。その相手は…)


漣「アメリカ……」


長門(この国もロシアもあの国には恨みがある。新兵器を手にし、恨みを晴らすなら今…ということだ)


長門(大本営は日本から独立するだろう。それに待ったがかかればこの国も八島で葬る)


漣「頭イカれてんすか……」


長門(正常ではないだろうな)
324 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 18:24:25.94 ID:6suRpos80
長門(ここや一部の鎮守府には先日からまともな補給が来ていない。その理由が独立だ)


長門(大本営の思想と懸け離れた鎮守府。つまり深海棲艦との和平や終戦を望む派閥を切り捨てるようだ)


長門(ただ捨てるならいい。連中は国家反逆罪で和平派を潰すつもりだぞ)


漣「…戦うしか無いんですか」


長門(平和的に解決できるなら私もその方法が知りたい)


漣「……」


長門(敵は大本営だ。覚悟を決めるしか無い)


漣「なんで人間は同じ過ちを繰り返そうとするんですかねぇ…!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 18:33:13.99 ID:GlEDnRCxO
長門の報告を幹部たちにつたえる
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 18:39:03.60 ID:HP6x9HSDO
大本営の意志と日本政府の遺志はまた違うようだった
政府は一刻も早く戦争を終わらせ疲弊した国を立て直したい
これはほとんどクーデターなのだと
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 18:39:52.84 ID:NMZg3cQEo
>>326
328 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 18:49:51.37 ID:6suRpos80
ーー

幹部「まさか……」


H幹部「やっぱりそうだったのねぇ…」


提督「気付いていたんですか?」


H幹部「あたしの朧が仮設を立ててたんだけど、大筋が合ってるのよぉ」


長門(頭の周る奴なら想像できるだろう)


幹部「私は何も知らされていない……」


H幹部「あたしもよぉ。つまりこれからは大本営は敵と思っていいのねぇ」


長門(間違い無いだろうな)
329 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 18:55:07.26 ID:6suRpos80
提督「我々にできるのは団結することだと思います。現時点で補給が行き届いていない鎮守府や幹部級と連絡を取り合いましょう」


H幹部「それからどうするのよぉ」


提督「……」


H幹部「そうよねぇ…言葉にするには重いわよねぇ…」


幹部「まさか……大本営が…」


H幹部「とにかく大本営が動き出してからじゃ遅いわねぇ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 19:05:06.26 ID:NMZg3cQEo
幹部さんと他の鎮守府にこの件を話しに行く提督
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 19:12:15.63 ID:HP6x9HSDO
幹部繋がりで政府高官から頼まれる提督達
大本営を止めてくれ、国民は誰一人戦争など望んでいない
このままでは世界大戦になってしまう
必要な資源は我々が支援しよう
総理大臣の署名もある書類を見せられる
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 19:13:24.83 ID:ki3RmtD4o
>>331
333 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 19:23:07.88 ID:6suRpos80
漣「会議中失礼します。提督にお客様が来ているそうです」ガチャ


H幹部「後にしてくれないかしら。大事な話し合いの最中なの」


漣「それは分かっています。ですが相手が相手なので通すしかないと思い、こうやって報告に参りました」


提督「…誰なんだ」


漣「政府の関係者です」


幹部「国の…かい……?」


漣「こちらにお通ししてもよろしいですね?」


提督「…頼む」
334 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 19:29:17.03 ID:6suRpos80
ーー

高官「幹部さんやH幹部さんがこちらに居ると聞き、是非お話しをと思ってやって来たんです」


高官「大本営を止めて下さい。国民は誰一人戦争など望んでいないんです」


H幹部「そんな簡単に止められないわよ」


高官「ですがこのままでは世界大戦になってしまうんです!必要な資源は我々が支援します!」


幹部「支援は有難いが…口だけというのはね」


高官「これを見て下さい」スッ


提督「これは…」


H幹部「総理大臣の署名……本物ね」


高官「我々は本気なんです!」
335 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 19:33:56.94 ID:6suRpos80
高官「幹部クラスで大本営派ではない人物は貴方達くらいなんです。我々に残された最後の希望なんです!」


提督「…女幹部さんはどうなんですか?」


高官「存在は知っています。しかしどうやっても連絡が取れなかったんです…」


幹部「国からの支援があるというなら…希望はある」


H幹部「やるしかないかもしれないわねぇ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 19:34:49.49 ID:VPQcV9+U0
「心を攻めるが上策」
とW提督を動かした
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 19:36:25.82 ID:bqSDp3QaO
復活したアケボノ
見えるわタイホウ、あなたの見ていた世界が
襲撃は失敗したけど心強い味方ができたわ、菊月

無茶な安価なら飛ばしてください
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 19:38:19.09 ID:NMZg3cQEo
草の根活動で鎮守府の味方を増やそうと提督
339 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 19:55:13.87 ID:6suRpos80
ーー


アケボノ「待たせたわね菊月、もう大丈夫よ」


菊月「無茶はするなよ」


アケボノ「普段から無茶しかしてない貴女には言われたくないわよ」


リュウジョウ「力は使えるか?」


アケボノ「そうね…その事で少し報告があるわ。あたしの能力は物や人を相手を着火させて燃やすこと。それを応用した技はあるけど、基本的にはこれしか無い」


アケボノ「…言葉で説明するより実際に言った方が早いわね。菊月、アンタ下着は白ね」


菊月「……」


アケボノ「そしてリュウジョウは黒ね」


リュウジョウ「それって…まさか……」
340 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 19:59:32.18 ID:6suRpos80
アケボノ「これがタイホウの見ていた世界なのね。隅々までよーく見えるわ」


リュウジョウ「どうやったか知らんけど、神威の能力と合わせたら…!」


菊月「どうしたかは聞かない。肝心なのはその能力の範囲だ」


アケボノ「透視できる範囲は数100mくらいね。でも使い慣れればタイホウがやってたみたいに千里眼化させることができるはずよ」


菊月「……やるぞ。次こそ八島を無力化する」


リュウジョウ「同じ失敗は繰り返せへんで!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 20:01:43.33 ID:w5kgIxooo
>>338
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 20:04:52.30 ID:HP6x9HSDO
菊月
あとは大本営の戦力の把握だな
艦娘とおそらく傀儡も居るだろう
もし必要ならあの海月姫の力も借りよう
手加減しなくていい分傀儡だけならむしろ楽なんだがな…
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 20:17:51.75 ID:dL9w5hzvo
大本営から傀儡信濃量産計画の話を聞く信濃
344 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 20:26:42.08 ID:6suRpos80
ーー

信濃「私の傀儡を量産…?」


「そうだ、それが我々の駒として使う」


「艦娘だけでは数が足りないんだよ」


信濃「待っ……て下さい。私は…」


「君はよくやってくれたよ。人間から艦娘に成り下がって新型艤装のテストをやってくれたんだからね」


「あれの動力は核だ。使えば使うほど被曝のリスクは高まり、被弾すれば核爆発の恐れもある」


信濃「私は被曝を逃れる為に艦娘に…」


「あぁ、あれは嘘だ」


「そんな技術は我々には無い。いや…無かったというべきか」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 20:31:21.63 ID:NMZg3cQEo
このやろう……
346 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 20:33:13.16 ID:6suRpos80
「君がなぜこんな危険な事を引き受けたのか。その理由も知っていたんだよ」


「元帥があんな形で死ぬとは君も予想外だったんじゃないのか?」


信濃「貴方達…!」


「君はもう用済みだ」


「色々と知り過ぎた君は処分する」


信濃「黙ってやられる訳…!」ジャキッ


「ほれ、ポチッとな」カチッ


信濃「あ"あぁぁあ"あ"あ"……!!」ドサッ


「艦娘の無効化にはやはりこれですね」


「頭痛が起これば艤装を展開していられない。こうなれば人間以下だ」


信濃「お前…ら……!!」


「君は本当に愚かだよ。艤装のテストだけなら人間のままで良かったんだ。なぜそれに気付かない?」


「後先考えずに復讐だけを考えていた結果だろう。これはもう…いらないな」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 20:35:56.76 ID:bqSDp3QaO
獣の槍の力を開放、閻魔刀を掴んで

ただの艦娘ならおさえられるでしょう
私のデータは、人格は渡しません
この命燃え尽きようとも貴様達を叩き潰す
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 20:36:58.68 ID:VPQcV9+U0
よけいな艦娘粛清したら
わずか一隻だけが残った
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 20:37:41.42 ID:w5kgIxooo
>>347
周囲に残ったのは更地だけ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 20:38:40.35 ID:HP6x9HSDO
突如信濃の腰にあるヤマトが瘴気を噴出、一番側に居た重役がミイラに
その隙に手に持った槍が信濃ごと脱出
351 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 20:54:01.41 ID:6suRpos80
信濃「獣の……槍…!!」


ガシャーン


「なんだ!?」


「何かが飛び込んで来たぞ!」


信濃「これで…私は……少しの間…艦娘じゃ…ない……」スズズ…


「信濃の髪の毛が伸びた…?」


信濃「私のデータは…使わせない……!」
352 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 21:02:26.69 ID:6suRpos80
信濃「貴方達は…刺し違えてでも止める……!」


「ふ…ふふふ…」


信濃「何が…おかしいの……」


「我々に構っている暇があるのかね?」


信濃「どういう…こと……」


「八島が君の大切な仲間を消してしまうかもしれないぞ?」


信濃「貴様ら……!」
353 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 21:04:42.04 ID:6suRpos80
「早く助けに行った方がいいんじゃないか?」


信濃「ぐ……」


「安心してくれ、君のデータはもう手元にある」


「もう用済みと言っただろう?」


信濃「貴方達も…消す……!」


「やれるものならやればいいさ」


「八島で全てを灰に帰すだけだ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 21:05:56.31 ID:HP6x9HSDO
突如閻魔刀が浮き上がり瘴気を撒き散らす
そう…貴方の主人に代わり復讐するのねと信濃は脱出、その後には人間のミイラが散乱、刀は錆び付いて床に突き立って誰にも抜けない状態に
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:06:05.53 ID:VPQcV9+U0
足りないもの鎮守府からの
仲間が援護射撃を食わせる
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:07:11.02 ID:w5kgIxooo
>>354
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:08:20.96 ID:bqSDp3QaO
いや、この場に割り込んでこれるのはおかしいでしょ
358 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 21:18:23.46 ID:6suRpos80
再安価 下1〜3高コンマ
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:19:22.58 ID:w5kgIxooo
>>354
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:20:06.65 ID:QMZKIRkDO
はらわたが煮えくり返る思いで大本営はそのまま仲間の元へ
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 21:23:23.63 ID:HP6x9HSDO
>>354
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:23:44.32 ID:cvWzxMk/0
>>354
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:24:29.52 ID:bqSDp3QaO
そもそもアジトの場所バレてるのだろうか
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:28:35.33 ID:NMZg3cQEo
はったりの可能性もあるか…?
365 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 21:44:09.68 ID:6suRpos80
信濃「覚えて…なさいよ……」ガシャーン


「仲間の元へ助けに行くか。お手本のような行動だ」


「信濃を追えば仲間の場所も特定できる」


「自分に何か埋め込まれていると考えないものかね」


「いつもと違い場所に向かうならそこを目標にする」


「信濃諸共処分できるということだな」
366 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 21:47:23.66 ID:6suRpos80
ーー

信濃「良かった…まだ無事ね……」


アケボノ「あんたがそれで飛んできたって事は緊急事態?」


信濃「……ええ、ここが八島で狙われているわ」スッ


リュウジョウ「ここがバレたんか…」


菊月「なら攻撃される前に脱出だ。神威、頼む」


アケボノ「……待ちなさい」


菊月「どうしたアケボノ。早く逃げるぞ」


リュウジョウ「全員やられてしもうたらお終いや!」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 21:48:22.39 ID:w5kgIxooo
あ、発振器も今のアケボノなら見えるのか
368 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 21:50:38.71 ID:6suRpos80
アケボノ「信濃…ちょっと我慢してなさい」


信濃「え?」


アケボノ「ふんっ!」グチャッ


信濃「かはっ……!」


リュウジョウ「何で信濃を刺すんや!?」


アケボノ「今のあたしは色々見えるのよ」グリグリ


信濃「アケボノ……!!」


アケボノ「我慢して。こうしないと出てこないから……」


菊月「それくらいの傷ならグラーフですぐ治る。我慢してろ」
369 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 21:53:33.10 ID:6suRpos80
アケボノ「……取れたわ、これが何か分かる?」スッ


リュウジョウ「血まみれやけど、これって何かの部品か?」


菊月「信濃に埋め込まれていた発信機か何かか」


信濃「私の体に……うぐっ…」


アケボノ「アンタ、向こうで何を言われか知らないけど多分ハメられたわよ」


菊月「私達が今いる場所を確定させる為か」


信濃「私……」


アケボノ「次はこっちがハメてやるのよ。これを利用しない手は無いわ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 22:02:03.76 ID:NMZg3cQEo
ロシアの拠点とか基地みたいな所に近づいて発信機を捨てる
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 22:02:52.93 ID:bqSDp3QaO
>>370
メディアへのリークも忘れずに
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 22:03:41.21 ID:HP6x9HSDO
発信器の反応を追っていくとそこはロシア大使館だった
困惑する重役達
まさか奴らは我々を裏切ったのか!?と疑心暗鬼に
373 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 22:12:40.52 ID:qpVBTHryO
ーー


「どう思う。一度止まった後更に動いてここで止まった」


「止まった時は合流した時。そして再び動いた移動先は、ここなら安全だと思っている場所のはずだ」


「まさか……ロシアの軍基地だとは」


「信濃の仲間はあの国の連中?向こうが裏切ったのか?」


「待て、そうと決まった訳ではない」


「あの国が協力して八島の射程を伸ばす中継リングを開発するんだろう?」


「まさかそれさえも嘘か?」


「まだ結論を出すな。今は確認が先だ」


「八島は出力を維持したまま待機だ」
374 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 22:15:26.76 ID:qpVBTHryO
ーー軍基地


軍人『これを持っていれば良いのか?』


夕立『そうだ』


軍人『これが何かは分からないが、夕立が持っていろというならそうする』


夕立『…軍人、聞いた話だが近々仕事があるらしいな』


軍人『流石に耳が早いな。だがそれは俺の仕事じゃない』


夕立『どういうことだ?』


軍人『俺は空軍のパイロット。仕事があるのは海の方さ』


夕立『そういうことか…』
375 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 22:18:59.61 ID:qpVBTHryO
軍人『そっちこそどうなんだ。夕立は忙しくならないのか?』


夕立『……迷っている。アイツらから話を聞いた時は信じられなかった。だが証拠を見せられたら納得するしかない』


軍人『迷うも何も、これを俺の所に持って来た時点で答えは決まってるんじゃ無いのか?』


夕立『……』


軍人『夕立達が望むなら俺達は味方をするぞ。海軍のやろうとしてる事はどうもきな臭いしな』


夕立「安価」


下1〜3高コンマ 夕立の台詞やその他起こったことなどを
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 22:24:22.75 ID:NMZg3cQEo
……お前に国が動かせるか?無駄死にするのがオチだ
お前は何もしなくていい、汚れ仕事は慣れてる…こちらに任せておけ
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 22:32:35.04 ID:w5kgIxooo
ロシアのメディアに匿名でこの情報を売る
報道された時にそれとなく陸と空の不安を煽ってほしい
海の暴走で大戦が始まるのはロシア国民の総意ではないから
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 22:34:42.72 ID:HP6x9HSDO
お前は空を守れ、私は海を守る
適材適所というやつだ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 22:35:16.57 ID:cvWzxMk/0
次期国防長官が海軍の行動が余りにも過激過ぎる最近国際社会からの批判も相次ぐ中でこれは良くない夕立、もし良かったら私達にも手伝わせてくれないかと相談する
380 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 22:49:17.83 ID:qpVBTHryO
夕立『お前に国が動かせるか?無駄死にするのがオチだ。お前は何もしなくていい、汚れ仕事は慣れてる……』


軍人『……』


夕立『後はこちらに任せておけ。お前達を使うつもりは無い』


軍人『ふ…そんなに民間人を殺した事を気にしているとはな』


夕立『なんだと!?』


軍人『夕立らしくも無い。お前なら必要な犠牲だったと切り捨てるんじゃないのか?』


夕立『なぜ…それを知って……』


軍人『俺はパイロットなんだ。自分で名乗ったつもりは無いが肩書きはエースだ』


軍人『エースともなるとKGBや国と仲良くさせてもらえるのさ』
381 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 22:52:58.18 ID:qpVBTHryO
軍人『夕立、たった二人で悩めるお前が羨ましい。俺は何人殺したか分からないんだ』


軍人『エースになる為には必要な事だった。俺が生き残るにはこれしか無かったんだ』


夕立『あ…ぅ……』


軍人『それに出撃する理由ならある』


夕立『……なんだ』


軍人『目の前で俺の女が泣いてるからだ』


夕立『泣いて…ない……!!』


軍人『そうだな、そういう事にしてやろう』


夕立『ぐ……!』
382 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 22:56:44.62 ID:qpVBTHryO
軍人『海軍の奴らは日本の大本営と共に独立国家樹立を宣言する。それを黙って見てるほど平和ボケしてないんだ』


夕立『…本音はそれか』


軍人『だが言ったことに嘘は無い。夕立、手は怪我するな。特に左手の薬指だ』


夕立『……』


軍人『お前の荷物くらい俺に預けろ。いいな』


夕立『…後悔しても知らないぞ』


軍人『この寒さに比べれば大した問題じゃない』


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/29(土) 22:58:48.91 ID:HP6x9HSDO
そんな折り元組織の出資者達から若葉に依頼
組織の技術は一国家が独占していいものではない、技術の奪還、もしくは破壊を
そして協定を破り自国に手引きしたロシアの出資者の拘束を、その為の最高の装備を用意させてもらう
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 23:08:16.13 ID:Hlz+y79uO
ロシア、日本の両国政府高官からのリークで陸空軍が海軍に反発する
八島とはいえポンポンと撃てるものでもないため流石に多勢に無勢、一時的に海軍の台頭が沈静化
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 23:12:22.93 ID:bqSDp3QaO
軍人経由で国に均衡を崩す核兵器の使用は容認できない立場を取るよう働きかける
ロシアのマスコミには夕立がリークして八島等の核を用いた兵器について報道
世論に押されて傀儡の新兵器開発がストップされる
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 23:12:50.86 ID:wlssdFpB0
>>384
387 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 23:20:13.28 ID:53pjBbOr0
ーー

日本に核兵器。ヒロシマの数百倍の威力

ロシアは核放棄を提言。日本は核保有を否定

日本とロシア。秘密条約で核を取引かー


「これはどういう事だ」


「どうもロシアの方からの情報だ」


「ならどうして八島の情報が載っている!」


「誰かがリークしたんだろう」


「信濃がロシアに渡った。そこから漏れたんだ」


「恩知らずの欠陥品め……!」
388 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 23:25:42.52 ID:53pjBbOr0
「信濃はロシアの空軍基地に向かった。海軍は空軍を買収できなかったようだ」


「あれだけ金を渡したのにか!」


「その金はほとんど中継リングの製作に使われたと聞いたぞ」


「ぐ……」


「向こうで傀儡の生産は止めさせた。信濃の傀儡も止めるしか無い」


「リングが無い今、射程は日本のみだ。まずはそれを優先させる」


「今回のはフェイクだとマスコミに報道させるのに金が必要だ。開発費を凍結し、そちらに回す」


「…八島は停止。発射は当分の間行わない」


「異論なし」


「火消しが優先だからな」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 23:29:42.04 ID:w5kgIxooo
国内マスコミには死んだはずの重役に変装した龍驤が先にリークしている
あいつは死んだはずではと大本営内でも疑心暗鬼が広がる
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 23:35:55.49 ID:NMZg3cQEo
提督らが各鎮守府へ、大本営から周辺の鎮静化の通達が来ていると思うが、知っている事を話し待って欲しいと説得
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/29(土) 23:36:11.19 ID:J9L0X/xv0
>>389
392 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/29(土) 23:58:45.66 ID:53pjBbOr0
ーー

提督「女提督、ここにも大本営からの連絡は来ているだろう」


女提督「そうね…」


提督「日本…大本営が核を保有しているのは誤報だと。周辺住民への対応も通達された筈だ」


女提督「……」


提督「普通はそれだけでは騒動は収まらない。民間はそれで納得しないし、何より核を持っているのは本当なんだ」


女提督「貴方…何を言ってるか分かってるの」


提督「お前こそ分かっているのか」


女提督「……」
393 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 00:00:47.86 ID:8W5KMW550
提督「このまま大本営に従えばお前達も仲間になるんだぞ」


女提督「意味が…分からないわ」


提督「ここの艦娘を人質にされたんだろう。大本営のやり方は分かりやすいんだ」


提督「傀儡を襲わせると言われたのか?それとも他の何かか?俺に教えてくれ」


女提督「安価」


下1〜3高コンマ 女提督の台詞や行動などを
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/30(日) 00:08:34.45 ID:1u+jSdjDO
私の名字、知ってるわよね?
提督
いきなり何だ…○○だろう?それがどうし…あの死んだ元帥と同じ…!?
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 00:13:12.05 ID:4ozmwrB00
やけに瞬きの多い女提督だったが 実は瞬きの長さや回数ででモールス信号を再現していた事に気付く提督
内容はこの部屋は隠しカメラとマイクで監視されているから迂闊なことは喋れない 詳しくは後日何らかの方法でそちらに報告する
その後話し合いがうまく行かなかった様に見せかけて鎮守府に帰還
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 00:13:57.90 ID:YKLxVe4PO
>>395
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 00:14:15.51 ID:ea04lSUrO
>>395
398 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 00:29:13.33 ID:8W5KMW550
女提督「……」


提督「……」


女提督「何もないって言ってるでしょ。貴方こそどうしたの」


提督「……」


女提督「きっと疲れているのね。貴方の鎮守府の周りはクレーマーが多いって聞いてるわ。だから核なんか持ってるって言いたくなる気持ちは分かる」


女提督「またいい病院を紹介してあげるわね。今日はもう帰りなさい」


提督「……あぁ、そうさせてもらう」


女提督「悪いけどこれから用事があるの。送ってはいけないわ」


提督「大丈夫だ…問題無い」


女提督「早く元気になりなさいよ」


提督「……」
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 00:33:06.76 ID:lweLnKQLo
(あっ言外の意思を読める関係すき)
400 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 00:34:48.46 ID:8W5KMW550
ーーーー

提督「……」


女提督「せっかくのデートなのに暗いわね」


提督「お前と行動すると男の視線が集中するんだ。それにデートじゃない」


女提督「そうね、私一人だとナンパされて仕方ないから男避けに連れて来ただけよ」


提督「明日もまた研修だぞ。こんな事していていいのか」


女提督「応援してるチームの地元なんだから、行くしか無いわよ!配置される鎮守府によっては、ここには二度と来れないかもしれないのよ!」


提督「はぁ……」
401 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 00:38:31.07 ID:8W5KMW550
女提督「打てーー!いけー!」


提督「……」


女提督「提督!あんた野球のルール知らないの!?」


提督「詳しくは無い」


女提督「こんないい試合…滅多に無いのよ!」


提督「……」


女提督「行けー!熱くなれーー!」


提督「……」
402 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 00:45:09.92 ID:8W5KMW550
女提督「良かった…凄い…見てよかった……」


提督「…そうか」


女提督「提督は何も思わなかったの!?」


提督「そうだな…あの選手が気になったな。打席で激しく瞬きをしていた人だ」


女提督「あの選手はそれが売りなのよ」


提督「確かにホームランは打っていたな」


女提督「あれだけ瞬きしても球が見えてるのよね」


提督「…これは何かに使えるかもな」


女提督「何かって何よ」


提督「そうだな、例えば……」
403 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 00:58:23.51 ID:8W5KMW550
ーー

提督(俺と女提督だけのサインは瞬きを利用したモールス信号だ。それだけでは気付かれる可能性もあるから間に無意味な瞬きを挟む)


提督(参考にしたのはあの選手だ。規則性があるように見えて無い。それが分かるのは俺と女提督だけ)


提督(この部屋は隠しカメラとマイクで監視されているから迂闊なことは喋れない。詳しくは後日説明すふ…それが女提督のメッセージだった)


提督(隠しカメラを仕掛けたのは大本営だろう。そこまでして……)


提督(向こうも本気だという事が分かった。怖気付いてはいられないな)


提督(戦争なんかさせない……絶対にだ)


ーー
404 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 00:58:56.75 ID:8W5KMW550
熱男


コメントなどあればお願いします
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/30(日) 01:02:48.00 ID:1u+jSdjDO
お疲れ様でした
軍人さんもしかしてやたら名前が長かったり実は貴族だったりして
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 01:10:30.63 ID:lweLnKQLo
おつおつでした
チクショウ軍人かっこいいなお前…プレゼントのチョイスとか女々しい面ばかり見てたが…あーくっそやるなあ
信濃さんを侮り過ぎていたな大本営
SBとはまたニッシリで会いてえなあ
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 01:17:37.65 ID:7D08ipuz0
お疲れさまです
しかし瞬きのモチーフにした選手は誰なんや?
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 02:43:35.80 ID:7D08ipuz0
熱男って書いてたわ…
409 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 19:52:06.98 ID:8W5KMW550
ーー


提督(あれから数日後、女提督から暗号文が送られてきた。表向きは俺の体調を心配する手紙だ、誰かにバレている可能性は無いだろう)


提督(暗号の中身は概ね予想通りだった。女提督は子どもと所属している艦娘をどうにかすると脅され、このままでは大本営に従うしかないと書いてあった)


提督(女提督の鎮守府は戦力が揃っている。やろうと思えば本気で抗う事はできる)


提督(しかし子どもを人質にされてはどうしようも無い。艦娘と子どもを同時に守る事は困難だ)


提督(せめて艦娘だけならなんとかなったんだろうだがな…)
410 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 20:02:10.18 ID:8W5KMW550
提督(それと暗号文には一つ気になる事が書いてあった。部屋を盗聴したり監視カメラを仕掛けたのは大本営では無いかもしれないと)


提督(裏で手を引いているのは大本営だ。しかし行動したのは大本営では無く、女提督の艦娘なのかもしれない…)


提督(確信は無いようだったが、その可能性は否定できない。大本営は艦娘の事くらい容易に調べられる)


提督(誰にも知られたくない秘密や人質を取られ、仕方なく女提督を裏切った…)


提督(所属している艦娘が敵かもしれない。この状況はこちらに都合が悪過ぎる)


提督(俺も迂闊に漣達にこの話はできないな…)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 20:06:41.87 ID:qTdHAz8lO
大本営側は大本営側で死んだはずの重役からリークがあったとマスコミ各社から話を聞き、インタビューに答えている映像もあり疑心暗鬼に
(もちろん変身したリュウジョウ)
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 20:16:57.99 ID:uAXremvEo
H幹部の方はどうなのか確認
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 20:17:34.08 ID:hESTiPYXo
>>411
414 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 20:29:08.22 ID:8W5KMW550
ーー

H幹部『こっちはびっくりするくらい何も無いわねぇ』


提督「そうですか…」


H幹部『あたしをどうにかするには骨が折れるって判断じゃないかしらぁ?ホモは一筋縄ではイかないわよぉ』


提督「そうですか…」


H幹部『心配なのは幹部ねぇ。あのロリコンはお嫁さんが居るわよねぇ?』


提督「幹部さんの家は以前に襲われたことがあるんです。それを反省にしてかなりセキュリティの高い所に引っ越したと聞きました」


H幹部『そんなの大本営ならどうにでもできるわよぉ。幹部は少し信用できないわねぇ』
415 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 20:33:27.39 ID:8W5KMW550
提督「数日前に会った時は大丈夫でしたよね?」


H幹部『そうねぇ、でもあれからお互い会ってるかしらぁ?』


提督「…確認した方がいいでしょうか」


H幹部『危険な事はやめなさい』


提督「駆逐棲姫の姉がうちには居ます。この状況を知れば確認したいと言うはずです」


H幹部『やってくれるなら助かるわねぇ。グレーの味方が白になるならそれに越したことは無いわぁ』


提督「確認でき次第、報告します」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 20:43:53.25 ID:hESTiPYXo
幹部のところへ行くと二人ともいる
私達も危ないところだったけど、国も対策として警察や特殊部隊を動員して動き出していると話す
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 20:49:46.90 ID:O/lWfFZgo
>>416
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 20:52:06.26 ID:qTdHAz8lO
>>411
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 20:52:16.01 ID:b8bKLCNso
>>416からまた危なかったのかと怒ろうとするレ級を止めるクキちゃん
420 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:00:23.98 ID:8W5KMW550
ーー

レ級「なんだよお前ら!そこをどけ!」


「……」
「……」


レ級「あたしの妹がここに居るんだよ!聞いてないのか!?」


「……」
「……」


レ級「お前ら…まさか……クキを…」


「……」
「……」


レ級「……全員ブチ殺してやる。あたしの妹に手を出した事後悔させてやるからな」
421 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:03:48.89 ID:8W5KMW550
駆逐棲姫「大丈夫だお姉ちゃん。私は生きてるぞ」


レ級「クキ!!」


駆逐棲姫「この人達はSPだかなんだからしい。パパが言ってた」


レ級「なんだ…味方かよ……」


駆逐棲姫「私とパパを守ってくれるらしい。国が動いてるって言ってた」


レ級「そうか……良かった…」


駆逐棲姫「私語はできないからこうなってるらしい。喋らないのを除けば安全で良い」
422 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:11:18.61 ID:8W5KMW550
レ級「…連絡だ。幹部は味方のままなんだな」


駆逐棲姫「何かあったのか?」


レ級「クキは巻き込みたくない。お前はここで保護されててくれ」


駆逐棲姫「そう言われても納得できない」


レ級「ダメだ。ここから出るな」


駆逐棲姫「じゃあ一つだけ約束して欲しい。お姉ちゃんは絶対に死なないで」


レ級「…善処する」


駆逐棲姫「お姉ちゃん、暁が悲しむぞ」


レ級「そんなのは分かってるんだよ!クキはそこで守られてろ!!」ダダダッ


駆逐棲姫「待ってくれお姉ちゃん!」


「……」ササッ


駆逐棲姫「おいどけ!おい……!」


レ級「提督も暁もクキも全部同時に守れないのは分かってるんだよ…何かを天秤にかけるくらいならあたしは……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 21:19:32.80 ID:qTdHAz8lO
>>411
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 21:20:11.71 ID:b8bKLCNso
>>411
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/30(日) 21:36:13.29 ID:1u+jSdjDO
老幹部が死んだと聞いてから少しだけアンニュイな漣
別に憎かった訳ではないし今でも恩は感じている
426 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:42:29.08 ID:8W5KMW550
ーー


女提督「あれからどう?クレーマーの対策で参ってないでしょうね」


提督「どうにかなりそうだよ…」


女提督「大本営を信じていれば良いのよ」


提督「……」


女提督「……」


提督(あれからどうだ)


女提督(こっちは厳しいままね。子どもを人質にされてるとどうにもできないの)
427 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:46:20.64 ID:8W5KMW550
提督(大本営は核兵器のリーク動画の対応でゴタゴタしている。今なら大丈夫じゃないのか?)


女提督(大本営だけが敵ならね…)


提督(ここには大本営側の艦娘が居るのか)


女提督(居ないという確信が無い。迂闊に行動できないの)


提督(調べる方法があれば良いんだけどな…)


女提督(あるにはある。貴方が協力してくれるのが前提だけど)


提督(難しい事ではないなら協力する)
428 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:48:55.98 ID:8W5KMW550
女提督(提督、話を合わせて)


提督(話を?)


女提督(私に乗ってくれれば良いのよ)


女提督「……貴方が疲れているのはよーく分かったわ。でもそれは私もなの」


提督「あ、あぁ……」


女提督「提督…」


提督「なんだ?」


女提督「昔の事を思い出すわね…」
429 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:52:04.69 ID:8W5KMW550
女提督「私はシングルマザーとしてあの子を育ててきた。皆んなには夫とは別居中だって説明してるわ」


女提督「あの子…目元が貴方そっくりなのよ」


提督「おま…!」


女提督(話を合わせて!!)パチパチ


提督「……」


女提督「貴方の子を身篭った時はどんな思いだったか。結局貴方は認知はしてくれないと言ったわね」


女提督「あの子を堕ろすという選択肢は無かった。その結果がこれよ」


提督「……そうか」


女提督「怒っては無いわよ?あの時の行為には合意があったわけだし…」
430 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 21:55:19.64 ID:8W5KMW550
女提督「ねぇ…久しぶりに私を慰めてくれない?」


提督「…いいのか?」


女提督「二人目が欲しいと思ってた所なのよね…」


提督「……」


女提督「冗談よ。でも癒して欲しいのは本当よ」


提督「…時間はあるのか?」


女提督「もちろんよ。私の部屋で…楽しみましょう?この胸に溺れるのも久しぶりでしょ?」


提督「……あぁ」


女提督「待ちきれないわ…早く部屋に行きましょう……」


提督(こんなので引っかかるのか?)


女提督(うちの艦娘が盗聴してるなら…必ず引っかかるわよ)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:01:55.67 ID:lweLnKQLo
部屋のドアが吹っ飛んで鬼気迫る艦娘達が雪崩込んで来た
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/30(日) 22:02:11.74 ID:1u+jSdjDO
偶然を装って如月が部屋に訪ねてくるが目が泳いでいて僅かに赤面していてバレバレ
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:06:12.92 ID:O/lWfFZgo
人が少ないのは君の名はやってるからなのかな…

部屋に向かう二人の前に立ちふさがる鬼怒
434 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 22:18:10.38 ID:8W5KMW550
ーー

女提督「あら…どうしたの鬼怒。私の部屋の前で何してるの?」


鬼怒「……!」


提督「何か怒っているようだが…」


女提督「鬼怒は鬼が怒るって書くけど、いつでも怒ってるわけじゃないわよ?」


提督「なら今日は機嫌が悪いのか?」


女提督「そうかもしれないわね…」
435 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 22:21:59.77 ID:8W5KMW550
女提督「そこをもどいてくれないかしら?これから提督と大事なお話があるの」


提督「艦娘には聞かれたく無いんだ」


鬼怒「……どの口が言ってんのさ!」パシーン


提督「う…っ!」


女提督「ちょっと鬼怒、何してるの!?」


鬼怒「あんたみたいな最低な男があの子の父親だったなんて!絶対許せない!」


女提督「ぁ……」


提督「……」


鬼怒「女提督は鬼怒が守るんだ!あんたなんか指一本触れさせない!」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:23:50.74 ID:lweLnKQLo
鬼怒おにおこ
437 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 22:24:29.04 ID:8W5KMW550
女提督「鬼怒……貴女…」


鬼怒「そんか悲しそうな顔しないで!こいつは二度と近付けないようにする!」


鬼怒「女提督はちょっと落ち込んじゃっただけなんだよね。本当はこんな事言わないもん!」


提督「こんな事ってどんな事だ?」


鬼怒「あんたは黙ってて!妊娠させて子どもを認知しないなんて……最低のクズだ!二度とここに来ないで!」


提督「……」


鬼怒「なに!?言いたいことがあるならハッキリ言って!」
438 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 22:28:40.59 ID:8W5KMW550
提督「その話はどこで聞いたんだ?」


鬼怒「しらばっくれる気!?鬼怒はちゃんと聞いたよ!あの子を認知しなかったって!」


提督「どこで聞いたんだ?」


鬼怒「だからぁ……!」


女提督「鬼怒…………」


鬼怒「……!!」


提督「子どもを認知だとか俺の子どもというのは嘘なんだ。あそこで話したことに事実は含まれていない」


提督「その話をなぜ君が知っている?あの部屋には俺と女提督しか居なかったぞ」


女提督「貴女が……裏切って…………」ポロポロ


鬼怒「違う…違うの………」


提督「…どういうことか全て説明してもらおう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:30:32.30 ID:lweLnKQLo
女提督を守るためだったと鬼怒
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:36:50.34 ID:rFQT4mOao
鬼怒は大本営から女提督の動きを監視して報告する様に、断るなら女提督の子供の安全は保証できないと言われていた
盗聴器を仕掛けたのは鬼怒ではない
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:38:59.50 ID:bmCh9xsC0
涙目になりながらうなじを見せる鬼怒
首は不自然に隆起していた。
紙に「爆弾が埋められている」要は協力しなければ爆発させる‥人質である
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:39:14.43 ID:Wl6r1SrAO
女提督が無事でいてほしければ協力するよう大本営からの接触があってやった
443 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 22:48:53.04 ID:8W5KMW550
女提督「鬼怒は私の事…嫌いだったの……?」


鬼怒「……これ、見てくれる…?」スッ


提督「首の後ろ…?うなじの辺りか?」


鬼怒「そう言っても…見ただけじゃ分からないんだけどね……」


女提督「何か…あるの……?」


鬼怒「女提督は傀儡は知っちゃってるんだよね…」


提督「俺も知っているぞ」


鬼怒「そっか…なら話しは早いや……鬼怒はね、傀儡なんだ…」


女提督「そんな……」
444 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 22:53:11.29 ID:8W5KMW550
鬼怒「それだけじゃなくて…鬼怒には爆弾が埋め込まれてるって…」


提督「なに……?」


鬼怒「鬼怒だけじゃなくて…大本営が艦娘として作った傀儡には……爆弾が…」


女提督「そんな…まさか……」


鬼怒「首の後ろ…背骨に隠れるようにあるんだって……そうすれば…簡単には気付かれない……」


鬼怒「鬼怒が協力しないとこの爆弾を爆発させる……そう言われたから…」


提督「大本営に協力するしか無かったのか」


鬼怒「爆弾がどれくらいの規模か分からないから…自爆もできない……従うしかなかったの…」


女提督「鬼怒が傀儡…爆弾……」


提督「…話してくれてありがとう。貴重な情報だ」
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:54:08.22 ID:O/lWfFZgo
うぉ…すげー致命的な安価が…
446 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 22:57:19.99 ID:8W5KMW550
鬼怒「あの言い方なら全ての傀儡艦娘には爆弾が仕掛けられてるかもしれない…もしそうだとしたら…」


提督「簡単には取り外せない位置にあるということは…そういうことなんだろう」


鬼怒「ねぇ…大本営は何をしようとしてるの?鬼怒達はどうなるの?」


提督「…大本営には好き勝手にさせない。その為に戦うんだ」


女提督「提督……」


提督「爆弾を外せなくてもいい、起動させなければいいんだ。全ては大本営を止めることなんだ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/30(日) 23:01:39.86 ID:1u+jSdjDO
これでは女提督は頼れない、大本営を止める為にはとにかく戦力が必要だ
今他に自由が効く鎮守府は無いのか探す提督
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 23:05:48.78 ID:lweLnKQLo
幹部さん達と傀儡艦娘の爆弾について情報共有
そして傀儡がいないもしくは少ない鎮守府がないか、そもそも識別が簡単にできる方法はないか話し合い
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 23:07:16.93 ID:Wl6r1SrAO
>>447
>>448
450 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 23:28:32.65 ID:8W5KMW550
ーー


幹部「傀儡の艦娘にはそんな事実が…」


提督「全ての傀儡艦娘に爆弾が仕掛けられているか分かりません。その上判別方法も分かりません」


幹部「首の後ろというなら外科的に外す事も困難だろう」


提督「どうにかできれば良いんですが…」


幹部「現状では厳しいね。今はそれより他にやるべき事がある」
451 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 23:35:08.23 ID:8W5KMW550
提督「どれくらいの鎮守府に傀儡がいるのでしょうか」


幹部「全く想像ができない。一つの鎮守府に一人は居る…そう考えた方が良いかもしれないね」


提督「自分の鎮守府にも陽炎や不知火が居ます…」


幹部「まずは彼女達に爆弾が仕掛けられているか調べてみるのはどうだい?」


提督「…そうしている時間はあるんでしょうか」


幹部「私にできることはしておく。君はまず自分の鎮守府の艦娘を調べてあげてくれ」


提督「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 23:43:10.94 ID:6C4ckgDgO
確認できた限り全ての傀儡艦娘に爆弾は仕掛けてあった
場所が場所だけに取り除くのは不可能である
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 23:44:45.29 ID:rFQT4mOao
調べるといってもどうしたらいいか悩む提督
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 23:45:57.77 ID:i+FjJZY5o
爆弾の探知機の開発を工廠組に頼む提督
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 23:46:02.11 ID:6U8Au7ZUO
まずは混乱させず調べる方法を考える提督
456 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 23:55:19.58 ID:8W5KMW550
ーー

不知火「司令の話を聞きましたか陽炎」


陽炎「……」


不知火「まさか私達傀儡に爆弾が仕掛けられているなんて予想外でしたね」


陽炎「…なんであんたはそんなに冷静なのよ」


不知火「爆弾が仕掛けられているとは思いませんでしたが、何か不利益になる事はあるだろうと思っていました」


不知火「そうでないと傀儡艦娘の存在を隠す理由がありません。そうは思いませんか?」


陽炎「……全く」


不知火「そうでしたか」
457 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/30(日) 23:58:25.08 ID:8W5KMW550
不知火「爆弾を取り除くことは不可能だそうですね。困ったものです」


陽炎「…それだけ?」


不知火「何がですか?」


陽炎「困ったもの…それだけで済まそうとしてるの!?」


不知火「勘違いしないで下さい。きちんとこれからの事は考えていますよ」


陽炎「…なに」


不知火「こんな事をしでかした大本営には責任を取ってもらうんです」
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:01:30.84 ID:O5xBdb3/o
(ぬいぬい自覚できないだけで激おこなんじゃ…)
459 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 00:03:21.80 ID:UNyAdDzK0
不知火「不知火達の爆弾の起動方法は分かりません。しかし誘爆させれば何も問題ありません」


陽炎「あんた……本気?」


不知火「不知火の傀儡としての力を使えば大本営まで近付けます。そしてそこで自爆です」


不知火「もし新兵器の場所が分かるならそこで自爆です。いずれにせよ自分で爆発させる道しか残っていません」


陽炎「……」


不知火「司令やここの皆さんを危険に晒せません。覚悟はできています」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:05:50.21 ID:O5xBdb3/o
あきれたわ…あんたそれ隼鷹さんの前でも言える?
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:05:59.10 ID:a348PdKno
もしもの時を考え遺書をしたためる不知火
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:06:29.93 ID:5Z1FxPJ/o
>>460
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:12:32.82 ID:UaPJBfbg0
不知火の頭を軽くはたきつつ それは最後の最後 全ての手を尽くしてどうにもならなくなった時の最終手段よ〜? それにきっと向こうには任意のタイミングで起爆できる仕掛けが絶対に有るはず 焦って動けばババを引くのはこっちなんだから……命の使い所を間違っちゃだめよ?
464 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 00:18:14.09 ID:UNyAdDzK0
陽炎「呆れたわ…あんたそれ隼鷹さんの前でも言える?」


不知火「隼鷹さんは関係ありません!!」


陽炎「はぁ…あんた程分かりやすい奴は居ないわよ」


不知火「何を言っているんですか!」


陽炎「後は直接話したら?私はもう行くわよ」


隼鷹「不知火……」


不知火「あ…あの……隼鷹さん…これは………」
465 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 00:26:01.68 ID:UNyAdDzK0
陽炎「自爆して終わりならそれで良いのよ。話しを聞いて私はその後があると思ってる」


陽炎「爆弾が仕掛けられているのなら、それ以外にも仕込まれていても不思議じゃない」


陽炎「大本営は核を持っている。それはいつから?傀儡を作れるようになる前から持ってるんじゃないの?」


陽炎「私達傀儡は即席の核爆弾になるんじゃないの……」


陽炎「これ以上は自分でも調べられない。爆発してからじゃないと分からないわ…」


陽炎「こんな体なら……生まれてきたく無かった…」


ーー
466 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 00:26:32.97 ID:UNyAdDzK0
遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:27:15.95 ID:3YB2ICcpO
うおお…今回は致命的な設定が追加されたなぁろ
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:42:08.70 ID:O5xBdb3/o
乙乙です
はぐはぐと似た状態になった傀儡達、陽炎は安定させてくれる相手の決め手に欠けていたからここが話せれば…?
鬼怒で十分感情を育めると思っていたらそういう気持ちが不知火にも芽生えてるらしく安心。やっぱり個体差だよ、艦娘と変わらんぜよ
あやうく提督に隠し子がっっと焦ったわぁ
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 01:30:45.39 ID:1paBWdzC0
プルトニウムカプセルを内蔵した傀儡達がぎゅうぎゅうに詰め寄って一斉起爆すれば、中心部分で爆縮反応による小規模核爆発くらいはできそうですね…
おおこわいこわい
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/01(月) 06:54:44.39 ID:ESySn9sDO
作者の中でタイムリミット的なものがある気がしてきた
それまでに必要なフラグを立てられなければ敗北ルートになったりして
今でもかなり大本営有利な状態だからきついなあ…
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 07:16:05.11 ID:K+Jf/wb+O
爆弾しかけてても傀儡に盗聴機能ついてて常に大本営に筒抜けの状態じゃないと爆発させるタイミング解らなくね?傀儡である鬼怒が爆弾のこと伝えた時点で爆破して聞いてた周囲事爆破で処分するだろ大本営がそんな事すらわけらないはずないだろしさ
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 12:24:01.83 ID:9NeLOILfO
陽炎の考察も気になるな
傀儡に核が仕込まれてるというなら八島に要する莫大な核エネルギーはどこから調達するのか?
小さな駆逐艦の首に仕込めるサイズなら、それなりの核汚染を起こすには相応の傀儡を建造しないといけないし、核爆弾を切り札にしながら八島を撃つのはかなり難しいんじゃないか?
傀儡に仕込まれてるのは抹殺またはピンポイントなテロ用の普通の爆弾だと思うが
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 14:08:02.81 ID:9akAtWVsO
大本営製の傀儡には爆弾がついてるけど、整備士製の傀儡には無いはずだから新棲姫には爆弾はないんだよね
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 14:13:19.04 ID:rEdEEIPWO
潮はどうなんだろうか
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 14:27:34.10 ID:D1BTnmdjO
潮は傀儡の万能チューナーだから特別製な感じはある
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 17:19:51.33 ID:D1BTnmdjO
というかよく考えたら潮は大本営製じゃないのか
477 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 19:35:22.54 ID:UNyAdDzK0
ーー


深海吹雪「まさか全ての傀儡に爆弾が仕掛けられているだなんて…」


男「正確には大本営が作った傀儡艦娘、だね。僕はそんな事をしないから」


深海吹雪「あ…ごめんなさい……」


男「吹雪にそういう気が無いのは知ってるから大丈夫だよ」


伊400「爆弾が仕込まれてんなら核を仕掛けられててもおかしくないぞ」


男「流石に核爆発を起こせるような仕掛けは無いよ。でも核物資が混じってるのは間違い無いね」


深海吹雪「そんな…」
478 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 19:40:11.02 ID:UNyAdDzK0
男「傀儡艦娘がもし爆発すれば周りは核で汚染される。それが目的なんだよ」


伊400「爆発の程度は?」


男「鎮守府が吹き飛ぶとかそんなレベルじゃないね。もし部屋の中に居たなら被害はその部屋だけだと思うよ」


深海吹雪「大本営は何の為に…」


男「独立の為に邪魔な勢力や鎮守府、特定の人物を狙う為だろうね」


伊400「爆弾としてじゃなく、その後がマズいんだな」


男「爆発で核が広がって、死体からも放射能が出る。まさに生体兵器だね」


深海吹雪「酷い……なんでそんな事を…」
479 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 19:42:44.50 ID:UNyAdDzK0
伊400「ボスなら助けられるか?」


男「僕にでもできない事はあるよ」


深海吹雪「うぅ……なんで…あの子達はそんな運命を背負うことになるの…」


伊400「お前が泣いてても解決しないんだよ。ボスが助けられなくても何か考えはあんだろ?」


男「そうだね、僕達にできることをしよう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 19:50:02.43 ID:UaPJBfbg0
潮のチューナーとしての能力で無害化出来ないかと思案する工廠組
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 19:54:14.33 ID:a348PdKno
爆弾の仕組みが分からないことには対処もできないので情報を探すことに
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 19:56:06.74 ID:O5xBdb3/o
>>481
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 19:57:15.81 ID:D1BTnmdjO
深海提督達に協力してもらう必要があるけど
取り出すのではなく爆破までのプロセスを無効化させることはできそうだよ
484 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 20:06:15.63 ID:UNyAdDzK0
ーー

伊400(情報を集めるならコイツらの鎮守府だな。大本営派じゃない幹部二人と仲良くしてんのはここくらいだ)


伊400(ボスから借りてきた消しゴム…イレイサーのフルボトルがある。これを使ってる間は誰にも見つからない)


伊400(吹雪も情報を探してるらしいが…あいつは潜入は苦手だからな。ここは潜水艦に任せとけ)


伊400(…っと。言ってる間に着いたか。早速行動開始だな)


伊400(この鎮守府で一番ヤバイのは深海キメラの由良だ。これを使ってる限り大丈夫だろうが…油断はできねぇな)
485 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 20:12:57.74 ID:UNyAdDzK0
ーー

伊400(ここには傀儡が何体がいるが、大本営の傀儡は二体か。しかも姉妹艦かよ)


伊400(起爆信号が同じなら同時に爆発するだろうな。そうなりゃここは終わりだ)


伊400(どうなっても知ったこっちゃねぇが、ここには朝潮の骨がある。それだけは回収しときてぇな)


伊400(だがそれはまた今度でも良い。今は情報収集だ)


伊400(誰か…何かを掴んでねぇか?それをボスに持って帰りてぇんだよ)


伊400(出来損ない共でもそれくらい役に立ってくれよ)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 20:16:05.32 ID:XFdjbFG20
>>480
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/01(月) 20:17:38.15 ID:ESySn9sDO
解析だけはしてあるデータを見付ける
ここの設備では対処不能が出来ないという事を愚痴っている明石が居た
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 20:18:03.52 ID:Z/AhMsjK0
朝潮の骨を分析したら、霞も
知らない謎の物質を発見!
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 20:18:08.87 ID:u+scW35bO
>>487
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 20:20:25.54 ID:u+scW35bO
やっぱりこの人意味わかんない
491 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 20:28:29.75 ID:UNyAdDzK0
ーー工廠


北上「潮って傀儡のチューナーとして作られたんでしょ?だったらさ、爆弾くらいどうにかしてよ〜」


潮「無茶言わないで下さい…」


北上「実際言いたくなるんだよ?傀儡に爆弾仕込まれてるって…どうしたら良いのさ」


明石「取ることは不可能です…」


潮「取り出さなくても爆弾を無効にできないんですか?」


北上「そんな簡単に言わないでよ〜」
492 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 20:34:51.59 ID:UNyAdDzK0
明石「陽炎さんと不知火さんのデータは解析しましたけど…ここじゃどうにもできません…」


北上「ここは研究所じゃ無いしね〜」


潮「私のデータがあっても意味が無いんですね…」


明石「このデータがあれば何か分かるかもしれないのに…もどかしいです…」


北上「まぁまぁ、あたし達にできることをしてればいいんだって」


潮「提督を信じていればきっと…悪いことにはなりません」
493 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 20:39:03.51 ID:UNyAdDzK0
北上「考えるのは一旦ここまでにしてさ、甘い物でも食べに行こうよ」


潮「今日のデザートは提督のケーキですよね…!」


明石「……」


北上「ね、明石」


明石「……はい」


潮「急いで行きましょう!明石さん!」


北上「早くしないと潮が全部食べちゃうからね〜」


明石「それは困ります…だから…行きます」
494 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 20:43:24.68 ID:UNyAdDzK0
伊400「……傀儡のデータか」スッ


伊400「ボスはもう持ってるかもしんねぇけど、ここの傀儡って事が大事かもしんねぇならな」


伊400「このデータは有難くもらっていくぜ。お前らが持ってても意味ねぇもんな」


伊400「誰かに気付かれる前に帰るか…それとももう少し探っていくか…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 20:53:43.02 ID:O5xBdb3/o
倍プッシュだ……!(まだ探るしおん)
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 20:58:53.37 ID:u+scW35bO
もう少し探っていく
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:02:04.84 ID:Z/AhMsjK0
お宮が焼けて灰になった
はずのデータが見つかる
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:03:09.01 ID:a348PdKno
工廠のコンピュータを漁ってみる
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:03:14.49 ID:0x1Fb+KLo
帰ろうとするが誰かに感づかれる伊400
500 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 21:13:13.56 ID:UNyAdDzK0
ーー執務室


伊400(せっかく来てこのデータだけじゃ物足りねぇな。他にも何か持って帰るか)


提督「……」


伊400(こいつが提督……朝潮を死なせた奴か)


伊400(直接的な原因はあのクズだ。でもコイツは朝潮を助けられなかった)


伊400(どんな事情があったかは知ったこっちゃない。こっちは朝潮が死んだって事実しか知らねぇんだよ)


伊400(艦娘一人助けられない奴が偉そうにしてんじゃねぇよ)
501 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 21:17:13.25 ID:UNyAdDzK0
伊400(秘書艦は席を外してんのか?無防備にも程があるぜ)


提督「……」


伊400(…コイツやっちまうか?適当に脅せば知ってることでも吐くだろ)


伊400(人間、お前もボスの為に死ぬなら本望だよな?どうせ生きてたって何もできねぇんだろ?)


伊400(なに…殺しはしねぇよ。ちょっとばかし痛い目見てもらうだけだ)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/01(月) 21:19:16.41 ID:ESySn9sDO
重巡棲姫に気付かれていた
濡れた足跡だけが点々と移動していたのを追って執務室に
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:25:12.85 ID:QPV/oTmdO
提督を気絶させて執務室から連れ出すまでは行くが直後に工廠から出て来た組に発見される
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:25:34.14 ID:O5xBdb3/o
背後から腕を締め上げるしおんだが話ぶりから整備士に思い当たった提督、逆に協力したいと申し出る
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:25:48.39 ID:5Z1FxPJ/o
今屈したら取り返しがつかなくなると脅しを受けても一歩も引かない提督
506 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 21:34:50.43 ID:UNyAdDzK0
伊400「おいお前、動くなよ」スッ


提督「な…!?何処から…!」


伊400「動くなっつったろ」ガシッ


提督「ぐぁ……!!」


伊400「人間って脆いよな。首をこうやって絞めるだけで動かなくなるもんな」ギリギリ


提督「……ぉ…」ガクッ


伊400「いっちょ上がりっと。長々と話されたら覚えるのめんどくさいし、連れて帰った方が早いよな」
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:38:24.52 ID:O5xBdb3/o
(やっぱりこのしおんちゃんも島風提督鎮守府出身だなぁ…)
508 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 21:45:59.65 ID:UNyAdDzK0
伊400「確かこれって二人消せるんだよな?よーーくフルボトルを振って…」シャカシャカ


北上「提督〜潮がケーキ全部食べちゃったから追加で作ってくれない?」ガチャ


明石「ケーキ…食べれなかった……」


潮「て…提督!!」


北上「あんた!何してんのさ!!」


伊400「うるせぇな…ちょっと借りていくだけだ」


明石「まさか大本営の…!」
509 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 21:52:04.74 ID:UNyAdDzK0
伊400「コイツが大人しくしてんなら殺しはしねぇよ。じゃあな」スッ


北上「消えた…!?」


潮「提督が拐われちゃった…!!」


明石「は…早く!漣さんを呼んでこないと!」


伊400(あーうるせぇ…なんだよコイツら…)


提督「……」


伊400(もう疲れたしさっさと帰るか…)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:55:15.99 ID:u+scW35bO
漣に伝えるとその曲者には心当たりがある
ヒジョーにピンチですがこれはチャンスかもしれませんと
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 21:57:20.31 ID:O5xBdb3/o
ボスからの評価がよくやったけどもう少し考えましょうで不貞腐れしおん
起きた提督は整備と分かると安心して力が抜けちゃう
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 22:06:59.90 ID:a348PdKno
潜水艦達が音で探知する
513 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 22:26:09.40 ID:UNyAdDzK0
ーー

漣「ご主人様を連れ去った曲者には心当たりがあります。 非常にピンチですがこれはチャンスかもしれません」


北上「どういうこと?」


漣「ご主人様は恐らく整備士さんの所に居ます。連れ去ったのはその関係者ですね」


明石「無事なんですか…?」


漣「暗殺する気なら誰にも気付かれずにやってます。ご主人様を連れて行く必要があったという事です」


北上「本当に無事って確信ある?スクランブルかけるべきじゃないの?」


漣「大丈夫です。ご主人様は生きてます」


北上「分かった、何か確信があんだね」
514 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 22:28:56.35 ID:UNyAdDzK0
漣「ご主人様が何か情報を持っていると思われたのでしょう」


明石「連れ去る理由はあるんですか…?」


漣「いやぁ…確か整備士さんの所にはクレイジーな潜水艦が居ましたし…」


北上「…あれは確かにそうかもね」


明石「提督の首をキめるなんて…」


漣「きっとすぐに戻ってくるか、連絡があるはずです。連絡が来れば一番いいんですが…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 22:33:30.38 ID:O5xBdb3/o
すぐに深海吹雪が説明と謝りに来た
あと厚かましいけど協力して欲しいとも
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/01(月) 22:34:06.34 ID:ESySn9sDO
整備士が彼を連れて来いなんて僕は言ったかな?と笑顔で
珍しい様子の整備士にしおんビビる
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 22:36:27.97 ID:wQHT+2pU0
>>515>>516
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 22:38:25.28 ID:tCk4C3hp0
>>516
519 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 22:55:30.40 ID:UNyAdDzK0
深海吹雪「すいませんその通りです…」スッ


北上「ぬぁっ!?」


明石「急に姿が現れた…!?」


深海吹雪「提督さんは私達の基地で保護しています。危害は加えていません」


漣「やはりそうでしたか…」
520 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 23:07:30.06 ID:UNyAdDzK0
深海吹雪「伊400ちゃんも反省してます。許してあげてくれませんか?」


北上「簡単には無理だよね〜こっちは提督拉致されてんだよ?」


明石「気絶させられてましたし…」


深海吹雪「本当にごめんなさい…」


漣「貴女達はこんな事をする集団ではなかったはずです。どうしてしまったんですか?」


深海吹雪「力を…貸して欲しいんです…」
521 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 23:10:18.24 ID:UNyAdDzK0
ーー

提督「うぅん……」


ビスマルク「あら、起きたわね」


旗風「報告してこないと…」


提督「ここは…?」


ビスマルク「あそこで正座してる艦娘に見覚えはない?」


伊400「……」


提督「あれは…」
522 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 23:17:53.32 ID:UNyAdDzK0
男「伊400君、僕は人を拐ってきてなんて頼んだかな?」ニコニコ


伊400「怖ぇ……笑ってるだけなのに…」ガクガク


提督「な……?」


男「あ、起きたんだね。初めまして…でいいのかな?」


提督「整備士……」


男「提督さん、貴方に話があるんです」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 23:26:51.59 ID:tCk4C3hp0
大本営製傀儡の艦娘の子達を詳しく調べさせて欲しいと整備士
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 23:30:38.76 ID:u+scW35bO
>>523
+
このデータ取った技術者(明石)と話がしたいと
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 23:36:19.52 ID:UaPJBfbg0
全ての要求を突っぱねる提督 未だにどちらにも協力せず自分の思想だけで動く貴方達に割く時間はない
526 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 23:49:49.48 ID:UNyAdDzK0
男「大本営が作った傀儡の艦娘の子達を詳しく調べさせて欲しいんです。貴方の鎮守府には陽炎さんと不知火さんが居ますよね?」


男「それとあと二人のデータを取った工廠の艦娘さんと話がしたいんです」


提督「……」


男「僕が作る傀儡と大本営の傀儡は造り方が違います。隅々まで調べる必要があるんです」


男「全てが解析できれば貴方の傀儡も助けられますよ」
527 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/01(月) 23:54:42.76 ID:UNyAdDzK0
男「提督さん、協力してくれますよね?」


提督「…貴方には漣を治してもらった借りがあります。しかしこんな状況で断れるわけがないでしょう」


男「それは伊400君がやらかしちゃって…強制させるようなつもりじゃなかったんです」


提督「……」


男「僕は助けられる命は助けたいんです。傀儡の艦娘だって助けられる可能性があります」


男「貴方は協力してくれますよね…?」


提督「安価」


下1〜3高コンマ 提督の台詞や行動などを
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 23:57:51.93 ID:O5xBdb3/o
(流石に心象が悪く直ぐにうんとは言えない)
陽炎不知火に説明しなければならないのでどんな調査をするか教えてくれ
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/01(月) 23:57:56.47 ID:ESySn9sDO
本当にただ人助けがしたいだけなのかその本心を聞かせてほしい
どうも俺にはそれだけではないような気がしてならない
それだけの技術を持っていて本当に?
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 00:00:38.30 ID:eC2ni6bgo
一体あなたはなんのために動いているんです?
531 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 00:13:25.36 ID:TGvaCmtW0
提督「…陽炎達に説明しなければなりません。どんな調査をするんですか?」


男「そうですね、まずは僕が開発した特殊な液体で満たしたカプセルの中に入ってもらって、体を開きます」


提督「開く…!?」


男「内臓や脳を切り開いてどうなっているか調べるんです。時間があれば血管を剥いたりしたいですね」


提督「…陽炎達を犠牲にするというんですか」


男「そうは言ってません。きちんと調べて元に戻しますよ」
532 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 00:18:52.51 ID:TGvaCmtW0
提督「そこまでして元に戻せるんですか?」


男「ええ、記憶は事前に保存しておきます。そして僕の作った傀儡に記憶を移すんです」


提督「なに…?」


男「陽炎さんと不知火さんのデータがあれば、次の傀儡からは記憶を移す必要が無くなります」


男「貴方は傀儡が核を撒き散らしながら爆発するのを防げて、他の傀儡は助けられる。いい事尽くしじゃないですか」


男「すぐにでも作業に入りたいんですが、貴方から陽炎さん達をここに呼ぶように連絡してもらえますか?」


提督「安価」


下1〜3高コンマ 提督の台詞や行動などを
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 00:30:42.79 ID:OTO+c+Za0
倫理観の違いにクラクラして兎に角帰らせてくれと頼む
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/02(火) 00:31:49.03 ID:LybmbwdDO
こうして会ってみてようやく解った…貴方は歪んでいる
記憶を移すという事はつまり陽炎と不知火を一度は殺すという事だろう
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 00:34:52.25 ID:JpLy1Ir3o
>>534
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 00:48:55.22 ID:uINlOvHOO
果たして言葉通りなのか整備士から試されているのか
537 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 00:51:57.04 ID:TGvaCmtW0
提督「お前は…何を言ってるんだ……?」


男「僕の説明が足りませんでしたか?」


提督「いや…もういい。とにかく一度帰らせてくれ」


男「それは困ります。この場所が何処かに漏れては困ります。帰るなら陽炎さん達と帰って下さい」


提督「…脅しか」


男「どこをどう解釈すればそうなるんですか…?僕はただ傀儡を救いたくて…」


伊400(ボスは世界をひっくり返すような力を持ってんのに、その使い方がまともじゃねぇ。百人を救うのに平気で十人以上殺しやがる)


伊400(でもよ、それって人間としては正しいんだろ?人間は動物を実験台にしてきた。それこそ何万匹って殺してんだろ)


伊400(多くを救う為なら少数は平気で殺す。でもボスは殺したと思ってねぇんだよ。傀儡に作り変えたらノーカン?ほんっと狂ってるよ)


伊400(だからよ…そんな奴の所でいるとゾクゾクしっぱなしだよ。ここに来てから退屈なんかしたことねぇ)


伊400(また艦娘の解体ショーが見れそうだな……)


ーー
538 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 00:52:28.14 ID:TGvaCmtW0
遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いしますよう
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 01:01:10.17 ID:eC2ni6bgo
乙でした
やはり傀儡化も死んだ扱いになるんかねぇ
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/02(火) 01:08:15.03 ID:LybmbwdDO
お疲れ様でした
これまで出てきた中で一番ヤバい
狂った善人というか
善意だから自分の行いを疑問には思わないし邪魔する者は悪と認識してしまう
タシュケントの人格を弄ったあたりから何処か壊れてるんじゃないかとは思ってた
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 01:10:20.90 ID:dIFvyb7+o
おつーです
うーん整備士マッディ。今生きてるのを潰して作り変えるのは流石に……
魂とかそういうのやるのかな?
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 01:26:32.33 ID:ZeYSWXslo
魂の在り処の解釈の問題でもあるのかな
傀儡は艦娘の記憶を入れるまではただの器で思考することも動くこともない
記憶を入れると元の艦娘のように思考して動き出す
この場合魂は器と記憶のどちらに宿っていると言えるのか

あとそういえばこの整備士に似た考え方を持ってた存在が一人いたよね
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 03:16:00.33 ID:txmNAzp80
『テセウスの船』問題やね。
製造番号上ではレクサスの内部をシビックに全交換しても変わらずレクサスだが、シビックのガワにレクサスを被せてもレクサスにはならない。
あくまで部品を足す前の車種番号が優先されるからで、状態だけ見れば2つは全く同じ車と言える。

さて艦娘の場合、自己定義を記憶に置くか肉体に置くか…。
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 07:10:38.23 ID:Izz3BLmbO
龍驤とかいう結果問題しかおかさないやついなくて鎮守府安定しとるやんけ
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 13:09:46.48 ID:xpcUmvy+O
例え話が違う
レクサスのエンジンの調子が悪くなったからエンジンを変えた、タイヤが悪くなったからタイヤを変えたと続けていく内に元のレクサスの部品はなくなった
果たして今のレクサスは元のレクサスと同じだろうかってのが主旨だったはず
546 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 19:35:41.89 ID:TGvaCmtW0
ーー


漣「ご主人様が拉致されたってどういうことなんですかねぇ〜」


深海吹雪「すいません…」


雲龍「すぐに帰ってくるんじゃなかったの?」


深海吹雪「協力を頼むだけのはずだったんですけど…」


漣「このまま帰ってこなかったらどうするんですかねぇ〜〜?」


深海吹雪「そんな事は無い…です…」


雲龍「何故言い切れないの?何か他に思惑があるの?」


深海吹雪「いえ…あの……」
547 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 19:39:00.01 ID:TGvaCmtW0
漣「ご主人様を人質とはやりますねぇ〜何が目的なんすか?」


深海吹雪「いや……だから…」


雲龍「早く提督を返しなさいよ」


深海吹雪「その……」


漣「下手な行動でもしたらどうなるか分かってますね?」


深海吹雪「はい……」


雲龍「貴女は強いかもしれないけど、こっちにはそれなりに戦力もあるのよ」
548 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 19:45:06.26 ID:TGvaCmtW0
漣「単独でここまで来たということは絶対に何か裏があります。監視体制を敷きましょう」


雲龍「そうね、そうした方がいいわ」


深海吹雪(この人達の勘が鋭いのか、私のやり方が露骨だったのか……こうも簡単にバレるなんて)


深海吹雪(司令官は陽炎さんと不知火さんを連れて帰って来て欲しいって言ってました。司令官なら多くの傀儡艦娘を救えます)


深海吹雪(陽炎さんと不知火さんは必要な犠牲なんです…!たった二人の犠牲でどれだけ多くの艦娘が助かるか!)


深海吹雪(分かってくれたらいいんですけど、もし分かってくれないなら……)


深海吹雪(大丈夫です、もし殺してしまっても司令官なら傀儡として復活できるんです。だから殺して終わりじゃない!)


深海吹雪(そう……司令官は一人も殺してなんかない…!)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 19:46:40.87 ID:rdluC8veO
吹雪は正直に話してみるも鎮守府側は断固拒否
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 19:47:55.61 ID:gk/17FKEO
吹雪に陽炎が接触
なんとなく言いたいことはわかってる
不知火は駄目だけど自分ならどうしてくれても良い
なんなら自分の最低な癖は消してくれたら嬉しいって
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 19:50:17.81 ID:dIFvyb7+o
目的を話してみろと新姫
552 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 20:00:06.02 ID:TGvaCmtW0
深海吹雪「…確かに私は司令官からやって欲しいと言われている事はあります」


漣「ほう…正直に話しますか」


雲龍「コソコソされるよりは良いわね。その内容は?」


深海吹雪「陽炎さんと不知火さんを連れて帰ることです」


漣「お二人をですか?」


雲龍「連れて帰ってどうするの?」


深海吹雪「二人を解剖して仕掛けられている爆弾の排除方法を確立させるんです。核物質が含まれているならその対処も…」


漣「ちょ……待って…」


雲龍「貴女いま何て言ったの?」


深海吹雪「……」
553 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 20:05:37.76 ID:TGvaCmtW0
深海吹雪「大丈夫です、お二人の記憶は保存しておきます。それを司令官が作った傀儡の体にインストールするので、元通りです」


漣「はあ……?」


雲龍「漣、コイツは消すわ。暴れていいわよね」


漣「ご主人様の無事が確認できてからにして下さい」


深海吹雪「漣さん、貴女は保存されていた記憶から再生した潜水新棲姫さんと仲良くしてますよね?」


漣「それとこれとは話が違うんですよ!陽炎さんと不知火さんはまだ生きてるんですよ!?」


深海吹雪「同じです。記憶を引き継げばそれは同じ個体なんですよ」
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 20:07:24.60 ID:dIFvyb7+o
まぁそこ言うてくるよね
555 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 20:11:35.85 ID:TGvaCmtW0
雲龍「貴女の司令官はとんでもない殺人鬼ね」


深海吹雪「違う!そんな事を言わないで!」


漣「言うに決まってんでしょうがよぉ!!こっちは仲間が殺されようとしてんです!」


深海吹雪「違うって言ってるのに……!!」ザワ…


雲龍「漣、重巡棲姫を表に出しなさい」


漣「室内で戦いたくないのに…」


雲龍「あっちに先に手を出させるけど、一撃でやられるんじゃ無いわよ」


漣「マジ怖ぇぇ…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/02(火) 20:12:51.44 ID:LybmbwdDO
漣、重巡棲姫モードに変身
元に戻ったのは外見だけで寄生は完全になっていて中身はほとんど深海棲艦になっていた
レ級と共に深海吹雪を取り押さえる事に成功する
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 20:15:01.54 ID:gk/17FKEO
>>556の後
話を聞いてた陽炎が不知火は駄目だけど自分ならどうしてくれても良い
なんなら自分の最低な癖は消してくれたら嬉しいと割り込んでくる
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 20:20:47.05 ID:4bAEIBUvo
>>556
559 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 20:35:36.87 ID:TGvaCmtW0
深海吹雪「力尽くはしたくなかったのに…!貴女達のせいですからね!!」


漣「とうとう本性を現したか」


深海吹雪「深海棲艦が寄生しただけの駆逐艦と素質の低い空母に私が止められる筈ない!!」


雲龍「そうね、私は足手まといなだけ。でも私はここには戦力が揃ってると言ったのよ?」


レ級「ニヒッ」


深海吹雪「!!」


レ級「コイツ陸で戦い慣れてねぇな。あたし一人でも抑えられる」ガシッ


深海吹雪「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


漣「オーラがまさに深海棲艦そのものだ。ここでは危ない、部屋の外に連れ出すぞ」
560 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 20:39:32.03 ID:TGvaCmtW0
ーー工廠


深海吹雪「離して下さい……!」


レ級「できるわけねぇだろ」


漣「この変なボトルで姿を消してたんだな」シャカシャカ


雲龍「他にも持ってたみたいね。効果は分からないけど没収しておいて損は無いわ」


深海吹雪「何をしてるか分かってるんですか!?貴女達は多くの艦娘を犠牲にしようとしているんです!」


レ級「こっちは仲間を殺されようとしてんだよ」ギリギリ


深海吹雪「ぃぎ……!」
561 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 20:42:58.94 ID:TGvaCmtW0
陽炎「…話は聞いたわ。不知火は許せないけど私で良ければ使って」


漣「何を言ってるんだ?」


陽炎「新しく傀儡の体を作る時に私の最低な癖を消してくれる?それをやってくれるなら…」


雲龍「陽炎」


陽炎「え……あっ!!」パシーン


雲龍「ふざけた事は言わないで。次は殴るわよ」


陽炎「…殴りたければ殴ればいいじゃない!私がどれだけ悩んでるか知ってるの!?」


漣「冷静になれ。身内同士で揉めるな」
562 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 20:46:10.56 ID:TGvaCmtW0
陽炎「私は吹雪の味方よ!レ級、どきなさい!」


レ級「お前……!」


陽炎「レ級は味方を傷付けるような深海棲艦じゃないのは知ってるのよ!」


レ級「やめろ!あたしに近付くな!」


雲龍「やめなさい陽炎!」


陽炎「やれるものならやってみなさいよ!あんた達甘ちゃんは無理なのよ!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 20:51:12.80 ID:dIFvyb7+o
割と傀儡パゥワー解放したぬいぬいの鉄拳で吹っ飛ばされる陽炎
おかしいですね、命を粗末に扱う態度をいさめたのはどこの姉でしたか?
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 20:53:05.48 ID:ZeYSWXslo
昼飯食べに来てたリュウジョウがわさわざ解剖せんでも何でも見る方法ならあるでと腹に一物抱えて助け舟を出す
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 20:59:49.93 ID:4bAEIBUvo
>>564
566 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 21:14:02.02 ID:TGvaCmtW0
リュウジョウ「なんやなんや、えらい騒ぎになっとるな」


陽炎「誰!?」


不知火「……ふんっ!」バキッ


陽炎「ぁがっ……あ、あ……!」ドゴッ


レ級「工廠の隅までぶっ飛んでいったぞ…」


漣「リュウジョウと不知火か」


雲龍「不知火…やり過ぎよ」


不知火「傀儡の力を少し開放しましたからね」
567 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 21:22:02.40 ID:TGvaCmtW0
陽炎「し…しらぬ……い…」


不知火「命を粗末に扱うなと言ったのはどの口ですか?」


陽炎「死ぬ訳じゃなくて……傀儡に記憶を…」


不知火「……!」パシーン


陽炎「あっ…!!」


不知火「記憶を引き継いだとしてもそれは陽炎ではありません」


陽炎「何…言って……」


不知火「その魂は貴女だけの物です。陽炎が死ねば魂も死ぬ事になるんですよ」


深海吹雪「……」
568 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 21:27:33.96 ID:TGvaCmtW0
リュウジョウ「吹雪…でええんやな?うちの力を使えば解剖なんかせんでもええんやで?」


リュウジョウ「体の中に何かがあるのもすぐ分かるし、それ使ってデータ取ったらええんと違うん?」


深海吹雪「…そんな非科学的な力、信用できません」


レ級「お前のやってる事の方が信用できねぇよ」


深海吹雪「陽炎さん!早く私を助けて下さい!司令官に頼んで貴女の望み通りの体にします!」


陽炎「……」


深海吹雪「癖を直すだけじゃなくて新しく長所だって作れます!だから私を助けて下さい!」


陽炎「安価」


下1〜3高コンマ 陽炎の台詞や行動などを
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 21:29:21.67 ID:j/DjOr8a0
欲しい能力は何なの?
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/02(火) 21:33:39.57 ID:LybmbwdDO
今のこの私が甦る保証は?
それは…と答えられない吹雪
それと同時に自分はどうだったのだろうと思い返す
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 21:38:06.89 ID:qYY/1VgjO
魂って非科学的な物よね
572 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 21:53:56.64 ID:TGvaCmtW0
陽炎「魂って…非科学的な物よね……」


深海吹雪「はぁ…?」


陽炎「貴女の司令官…整備士って人は科学の塊みたいな人よね……そんな人が…魂なんか信じる筈ない…」


深海吹雪「それは関係ありません!」


陽炎「ごめんなさい……貴女達を信じられない…」


不知火「それで良いんですよ陽炎。こんな奴の言う事なんて聞く必要はありません」
573 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 21:57:57.41 ID:TGvaCmtW0
漣「陽炎が死ぬような病気や怪我をしているならまた別だ。だがそうじゃないだろう」


雲龍「この吹雪からは色々と話を聞く必要がありそうね」


不知火「下手をすれば同じ手口で数百以上殺しているかもしれません」


深海吹雪「司令官を悪く言うなっ!!」


レ級「こっちは仲間が殺されかけてんだよ。悪以外何者でもねぇ」


リュウジョウ「悪気の無い悪意って…一番厄介なんやで…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/02(火) 21:59:19.13 ID:LybmbwdDO
とにかくまずは提督を取り戻そうと整備士に連絡させて交換を持ち掛けるも…
そうか…残念だね
でも心配しなくていいよ吹雪、ちゃんと吹雪のデータも取ってある。すぐに甦らせてあげるからね
え…?司令官?私はまだ生きて…とショックを受ける深海吹雪
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 22:04:29.37 ID:dIFvyb7+o
自分がいろんな意味で矮小に感じを泣く陽炎と背中をさすってあげる不知火と「ウチの話も詳しく聞ぃてえな?」とリュウジョウ
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 22:05:12.62 ID:ZeYSWXslo
リュウジョウ
そもそも共通の敵は大本営なのにこんな押し問答してるなんてアホらしいやろ
ウチらの能力と陽炎達のデータと整備士の技術を組み合わせるのが一番や
大本営がゴタゴタして動けん間になんとかしないとアカンやろ
577 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 22:37:51.35 ID:TGvaCmtW0
リュウジョウ「そもそも共通の敵は大本営なのにこんな押し問答してるなんてアホらしいやろ。うちらの能力と陽炎達のデータと整備士の技術を組み合わせるのが一番や」



リュウジョウ「大本営がゴタゴタして思うように動けん間になんとかしないとアカン。味方同士で潰し合っとる場合やない」


レ級「こんなイカれた奴が味方だって?冗談キツイぞ」


深海吹雪「黙れぇ……!」


リュウジョウ「そうは言うても協力せなあかんやろ?このままやったら大本営が好き勝手して全部終わってまうで」


雲龍「なら貴女は陽炎が殺されてもいいと言うのね」


リュウジョウ「せやから…そんな事せんでもええって。うちの能力を使えばええんや」
578 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 22:40:58.75 ID:TGvaCmtW0
漣「整備士がその非科学的なデータを信用するとは思えない」


レ級「狂った奴に正論は通じねぇだろうな」


深海吹雪「だから…!」


雲龍「…吹雪から取り上げた端末が鳴ってるわ」


リュウジョウ「噂をすればって奴やな。ちょっち待ち、うちが出る」


リュウジョウ「あんたの体は……ふむふむ…」


深海吹雪「なんですか…!!」


リュウジョウ「よし、大体分かった。時間短いから不完全やけど、声は安定させられるわ」


漣「何をするつもりなんだ?」
579 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 22:42:42.55 ID:TGvaCmtW0
リュウジョウ「まぁ見ときって…変身!」スッ


レ級「あぁ!?」


雲龍「一瞬で姿が変わった…?」


リュウジョウ「あ、あーーんん。声もバッチリやね」


深海吹雪「な、何が起こってるんですか…?」


リュウジョウ「整備士を呼ぶ時は司令官、やったね。ほな電話に出てみよか〜っと」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 22:51:02.55 ID:qYY/1VgjO
バッチリ通話を終わらせてリュウジョウ達と会うとこまで話をつける
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 22:54:36.13 ID:1euUVQUFO
話の間の取り方でバレる
それが君たちにとって救いにならないのならやめるし提督も返す 拠点移すから吹雪帰って来てと整備士
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 22:55:45.48 ID:CZngFiMU0
>>580
583 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 23:07:32.10 ID:TGvaCmtW0
ーー


リュウジョウ「よしっ、こんなもんやな」


漣「完璧に騙せていたな…」


深海吹雪「司令官が気付かないなんて…」


リュウジョウ「見た目は不完全やけど、声は完璧や。喋り方も大体分かったしな」


レ級「お前達と会う約束を取り付けてたけどよ、大丈夫なのか?」


リュウジョウ「うちらの能力は直接見せた方が早い。万が一があってもどうにかなるしな」


雲龍「凄い自信ね」
584 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 23:10:34.94 ID:TGvaCmtW0
リュウジョウ「…っていうわけで吹雪と整備士の所に行くことになったから、離したってくれる?」


レ級「解放したら暴れるだろ」


リュウジョウ「そこは大丈夫や。うちの仲間がおるからね」


アケボノ「下手な行動したら燃やすわよ」バシュッ


漣「また突然現れたな…」


アケボノ「ちょっと、ここに何か燃やしていいものは無い?」


不知火「不知火の履き古したスパッツならあります」


陽炎「なんで持ち歩いてるのよ…」
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 23:13:11.04 ID:dIFvyb7+o
布質よっては何かに使えるかもしれないから…
586 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 23:14:03.15 ID:TGvaCmtW0
アケボノ「じゃあそこに置いて。あんた、変なことしたらこうするから」


アケボノ「すぅ……燃えろっ!」


ボッ…


雲龍「燃えたわ…手も触れずに」


アケボノ「分かったわね?レ級、離してもいいわよ」


レ級「…ほらよ」スッ


深海吹雪「……」


リュウジョウ「ほな行こか。楽しい話し合いになればええな」


深海吹雪「司令官…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/02(火) 23:19:22.14 ID:LybmbwdDO
整備士と対面
能力を消せるという事から警戒は解かないアケボノ達
そしてそんな能力持ちの艦娘に興味津々の整備士
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 23:20:42.92 ID:dIFvyb7+o
一行が整備士の所に着くと提督が(誰とも話がかみ合わないで)ぐったりしていた
ボノたちを確認して思わず涙ポロリ
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 23:22:17.65 ID:ZeYSWXslo
効率的な方法があるならそれに越したことはないと言う整備士
590 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 23:34:22.23 ID:TGvaCmtW0
ーー


男「やぁ、君達が言ってた艦娘かい」


リュウジョウ「そうやで〜よろしゅうな」


アケボノ「ここが秘密基地ねぇ…」


深海吹雪「……」


男「陽炎君達を連れて帰るのでは無く彼女達を連れて帰ってきてくれた理由は改めて聞かせてもらえるかい?」


アケボノ「それはあたしからも説明するわ。実際に見てもらった方が早いだろうし」
591 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 23:37:06.59 ID:TGvaCmtW0
リュウジョウ「うちはこっちか…おーい無事か〜?」


提督「良かった……」ポロッ


リュウジョウ「なんや!?まさか酷い目に遭ったんか!?」


提督「違う……誰とも話が通じなかったんだ…」


リュウジョウ「よぉ分からんけど、それなりに辛かったんやね」


提督「これでやっと帰れる…」


リュウジョウ「うちらが来たからもう安心や。いつでも帰れるけど、アケボノらの話が終わるまで待っとこな」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 23:42:42.52 ID:ZeYSWXslo
うん、これなら解剖の必要はなさそうだねと何事もなかった様に言う整備士
褒められてモヤモヤする吹雪
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/02(火) 23:44:34.90 ID:LybmbwdDO
アケボノが見たものをどうやって整備士に伝えるのか聞かれている
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 23:45:46.99 ID:qYY/1VgjO
各陣営立ち会いでデータ採取することになり頭同士で話し合いをする事に
595 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 23:55:05.34 ID:TGvaCmtW0
ーー


男「提督さん、少しいいですか?」


提督「あぁ…まだ帰れないのか…」


リュウジョウ「もうちょっと我慢しいって」ヒソヒソ


男「アケボノさんの能力は素晴らしいです。彼女が居れば傀儡をわざわざ解剖しなくても、僕が欲しかったデータが取れます」


提督「お…?」


男「これは素晴らしい…よくやってくれましたよ吹雪君」


深海吹雪「あの…まぁ……はい…」
596 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/02(火) 23:59:40.97 ID:TGvaCmtW0
男「僕がデータを取るにはアケボノさんと付きっ切りで作業をしなければいけません。その打ち合わせをしたいのですが…」


リュウジョウ「それやったら今日や無くてもええやろ?この人疲れてるみたいやし」


提督「……」


男「どうして疲れるんですか?ここはそこまで不便じゃありませんよ?」


リュウジョウ(それはお前だけや……)


提督「…俺は自室じゃないと癒され無いんだ」


男「成る程…そういう人もいるでしょうね。ではまた数日中にお会いしましょう」


リュウジョウ「やっと帰れるな…」ボソッ


提督「早く…鎮守府に帰りたい……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:02:05.41 ID:PS/6MH6V0
話し合いも終了
無事爆弾が外される陽炎と不知火
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:03:25.91 ID:KcxqTQrYO
整備士の技術を以てしても生きたまま爆弾を外すのは不可能と結論
効果があるかは不明な妨害装置を首に巻く程度の対策しか思い浮かばない
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:03:46.90 ID:bNM0leyrO
一時帰還してみんなに取り囲まれる提督
アケボノとリュウジョウの隣には菊月が来てよくやってくれたとねぎらう
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:04:16.26 ID:gnGJgmbko
どっちの安価もいきなりそこまで話をぶっ飛ばすのか…
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/03(水) 00:06:13.26 ID:6vToe+ZDO
貴女のデータも取らせてもらえませんか?とアケボノに頼む整備士
お断りよ
そこを何とか
とここでも押し問答
602 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/03(水) 00:11:34.14 ID:Hn6/J6550
ーー鎮守府、工廠


男「……ダメだ。この爆弾はどうやっても外せない」


深海吹雪「司令官でもできないことがあるだなんて…」


男「脊髄や神経に絡み付いているんだ。とてもじゃないけど外すだなんて…」


アケボノ「ふんっ、コイツも所詮は人間ってことよ。ビスマルクは神だとか大袈裟な事言ってたけど、この程度なのね」


男「……」


深海吹雪「司令官をバカにすることは許しません!」
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:16:14.58 ID:543EIl7Mo
煽らないでボノ……
604 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/03(水) 00:16:36.39 ID:Hn6/J6550
北上「その調子だとあたし達が開発した首輪の方が効果がありそうだね〜」


明石「本当に効果があるかは分かりませんけど…」


陽炎「結局…私達が危険な存在なのは変わりないのね…」


アケボノ「結果論だけどアンタは無駄に陽炎を殺す所だったわね。助かって良かったじゃない」


深海吹雪「いい加減にして下さいよ…!!」ザワ…


男「…いいんだ吹雪君」


深海吹雪「司令官!」


男「安価」


下1〜3高コンマ 台詞や行動などを
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/03(水) 00:20:57.18 ID:6vToe+ZDO
方法が無い訳じゃない。だけど大手術になる
脊髄のその部分だけを引き抜いて傀儡の物と取り換える
もちろん死ぬ可能性もある
どうする?
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:21:58.67 ID:gnGJgmbko
>>605
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:22:31.85 ID:543EIl7Mo
ぼくにもまだまだできないことがある…まだ成長できる…それがわかったのは収穫だよ
今は説得しきれない人もいるということもね
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:23:54.13 ID:OaVQzgWmO
>>606
僕は神様なんかじゃない、例え身体が変わろうとも、命ある限り生きることができるように、努めるだけなんだよ
609 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/03(水) 00:28:38.90 ID:Hn6/J6550
男「僕にもまだまだできないことがある…まだ成長できるんだ、それがわかったのは収穫だよ」


深海吹雪 「…はい」


男「それに今は説得しきれない人もいるということも分かったんだ。それも良かったね」


北上「言っとくけど提督がそっちにつくなんて有り得ないから」


男「でも君達は借りを返さないといけない。漣君達のこと、忘れたとは言わせないよ」


明石「それは…」


男「提督さん、ここの場所は覚えました。また吹雪君がお邪魔するかもしれません」


深海吹雪「その時は…よろしくお願いします」ズズズッ


アケボノ「なんてオーラ出しながら言ってんのよ…」


提督「……」


ーー
610 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/03(水) 00:31:12.02 ID:Hn6/J6550
男は早霜よりやってるかもしれません


コメントなどあればお願いします
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:31:35.73 ID:bNM0leyrO

今回の収穫はアケボノ達がやっと整備士のアジトを把握したって事だけか
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:35:55.46 ID:OaVQzgWmO
おつ
例え身体が異なろうと記憶を引き継げば同じ命ねぇ
今まで無理くり生き返らせたり死亡フラグをひっくり返すところを見てきたから、死んでしまうくらいなら身体を交換してでも……という気持ちはとても分かる
その手の最たる経験者、由良はどう思ってるのだろうか
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/03(水) 00:39:35.07 ID:6vToe+ZDO
お疲れ様でした
イカれているようでまともなのかと思ったらやっぱり危ない人なのか
それと重巡は以前寄生完了したとか言っていた気がするけどパワーバランスを考えると一度天秤が傾いたら戻らないように思える
その辺りどうなんだろう
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:40:05.32 ID:acEiHBpnO
爆弾について八方塞がりになったらどうにもならんかなぁ…
首根っこ掴まれたまま行動起こせばすぐドカンで反抗もまともにできそうにないし…
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 00:56:56.79 ID:543EIl7Mo
おつでした
>>1も助けるじゃなくて「やってる」っていうのか
対話しても溝が深い場合、相手が悪い人じゃない時の方がきつい、きつい
深海ブッキーもいじられてるのかなぁ…
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 08:18:55.75 ID:N3xANJInO
足りないの奴らどんだけこの整備士にお世話になってると思ってるんだよ自分達に都合のいいときだけ体治してくださいとか頼んで其を整備士は治してあげたり協力してやったのにこの手のひら返しよ
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 08:36:58.21 ID:j80r3jOa0
普段親切にしたからお前の家族バラバラにしていいかなんて言われたら全力で断るだろ
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 10:25:48.78 ID:aD6lhyZz0
倫理観の捉え方も人それぞれ。
元の自分じゃない、としても「新しい自分に生まれ変われる」と捉えれば過去の自分をリセットするチャンスと受け取る人はいるだろう。
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 11:18:10.84 ID:N3xANJInO

不知火「記憶を引き継いだとしてもそれは陽炎ではありません」


陽炎「何…言って……」


不知火「その魂は貴女だけの物です。陽炎が[ピーーー]ば魂も死ぬ事になるんですよ」


これ傀儡の体の艦娘に言ってみろよ全否定してる発言だからな
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 12:38:31.71 ID:Ds5Lhsy/O
これ漣と新棲姫聞いてたらダメージはかりしれないだろうな
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 13:03:24.93 ID:xEPiFVWEO
批判したいだけだから切り取ってレスしてて無茶苦茶だな
漣はその発言をその場で聞いてるし、新棲姫は傀儡になったとき別の存在として扱えって言ってたしそんなの分かってるよ(自分への罰という面もあるけど)
そもそもその台詞を言ってる不知火自身が傀儡だし

じゃあ記憶を使って傀儡は量産できるけど量産された傀儡は全部同じ魂を共有してる同じ存在なのかって話になるだろ
傀儡の体は否定してなくて今生きてる傀儡を個々の存在として扱うからこそ死んだら魂が死ぬって言ってるんだよ
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 18:05:06.17 ID:XZWfjOF2O
魂とか命って言葉は聞こえはいいけど結局何をもって魂や命とするのかが分からないな
深海吹雪やビス子は整備士を崇拝しているところがあるけど、おそらくこの中で最も科学的かつ論理的な思考を持ってるのはおそらく整備士自身だろ(それが正しい訳じゃないけど)
不治の病や致命傷を負って、出来ることなら生きたい、変わりたいと願う人にとっては福音だろうし、足りない者、名無し組の考え方は結局生きることができる側の独りよがりとも取れる

まぁこんな技術が流出しようものなら誰も彼もみんなゾンビみたいな感じになって世界が緩やかに滅亡しそうだけどね
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/03(水) 18:27:03.57 ID:6vToe+ZDO
主観的にその人物が傀儡になった時目覚めるのがその元の人の視点なのかどうか
確かめる術は無いけれど

ところでその8にまで来て今更すぎるけど雑談スレとかあった方がよかったのかな
こうして安価以外のレスが増えるとそれだけ出来るエピソードが減っていく…最終章は少しだけでも伸ばしてはくれないかな…
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/03(水) 21:47:57.11 ID:r9y6pwPaO
雑談とか考察は外伝スレでやったらいいんじゃない?
625 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 20:01:48.45 ID:d4gKBxyu0
ーー


潜水新棲姫「重巡棲姫、漣はどうしたんだ」


漣「表に出ようとしない。私が何かした訳ではないぞ」


潜水新棲姫「いつから出てこないんだ?」


漣「整備士の所の吹雪を取り押さえようとした時からだ」


潜水新棲姫「やはりそうか…」


漣「お前もある程度想像はできるだろう」


潜水新棲姫「ワタシの予想通りということなんだな」
626 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 20:09:25.86 ID:d4gKBxyu0
漣「お前は一度死んでいる。整備士に復活させたが、それはお前でいいのか?」


潜水新棲姫「この記憶に偽りは無い。だがワタシはオリジナルとは言い切れないだろう」


漣「本来のお前は頭を撃ち抜かれて死んでいる。死体も弔った」


潜水新棲姫「本来のワタシはちゃんと死んでいるんだ。ではワタシは何だ?」


漣「同じ魂が宿っているとは限らない。その可能性も低いだろう」


潜水新棲姫「だがこの思考と行動はワタシのものだ。他の誰でも無い」


漣「……私では答えは出せない」


潜水新棲姫「今ここにある本を読んでも答えは書いていなかった。余程難しい問題なんだろう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 20:11:59.66 ID:k+A7dzpgo
漣の独白パート

躊躇いなくこういう問投げてくるのキツいけど好き
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 20:14:50.90 ID:HHn96vbJo
精神世界で分かってはいるけどああ言われるとキツイものがあると言う漣
あの子への気持ちは変わらないけど少し心を落ち着ける期間が欲しい
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 20:16:20.38 ID:YTsWt7UeO
>>628+タシュケントへのドス黒い怒りもふつふつと湧き上がってくる
630 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 20:35:34.42 ID:d4gKBxyu0
ーーーー

重巡棲姫(話は聞いていただろう漣)


漣(…もう少し時間を下さい)


漣(あの子への気持ちは変わりません。ですが迷っているのも事実です)


漣(私はタブーを犯しているんです。命は一度死んでしまえば終わり、これがこの世界のルールなんです)


漣(私が今愛しているのはあの子であってあの子では無い。これが全てなんです)


漣(そうやって簡単に…割り切ればいいんですけどね)
631 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 20:39:19.76 ID:d4gKBxyu0
重巡棲姫(漣では無理なのか)


漣(無理に決まってるでしょう。なるべく考えないようにしてましたが、吹雪にああ言われてはそうもいきません)


漣(死んでしまったあの子の魂が今のあの子に宿る。そんな単純な事じゃありません)


重巡棲姫(…分かった。なら本人から話を聞けばいい)


漣(舐めてんですか?)


重巡棲姫(違う、イタコ?と呼ばれる知り合いがいるじゃないか)


漣(日進さんですか…)


重巡棲姫(あいつの霊を呼び出せるかは知らないが、相談する価値はあると思うぞ)


漣(…あんたにしてはマシなアドバイスですね)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 20:45:40.37 ID:zoiMismA0
事情を聞いた日進降霊開始。ふたつの反応があり、戸惑う
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/04(木) 20:45:58.11 ID:rkhgLjVDO
自分が降ろせるのは同じ艦娘の魂だけ、しかもそれも死後一定期間以内だけだとすまなそうに話す日進
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 20:46:32.75 ID:kO467f6HO
できる事はやってみようと話に乗ってくれる
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 20:47:12.23 ID:zHuui0c1O
電話をかけると日進と同じ部署に所属する山風(ひな祭りモード)が応対する
636 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 20:54:36.44 ID:d4gKBxyu0
ーー


日進「言いたいことは分かったけぇ、確かにこれは普通の事やない」


日進「クローンとはまた違う倫理の問題じゃなぁ…」


漣「同じじゃないのか?」


日進「クローンは記憶を受け継がん。ある個体の情報を使って、複数個作るのがクローンじゃけ」


漣「その情報には記憶は含まれないのか?」


日進「う…う〜ん……難しいのぉ…」


漣「そうか。なら漣はタブーを犯しているのは事実か?」


日進「それは言い切れん」


漣「何故だ?」


日進「いま動いとる潜水新棲姫は別物と考えることができるからじゃ」
637 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 20:58:06.55 ID:d4gKBxyu0
日進「彼女が死んだから似てる彼女に乗り換えた。そう思えばタブーとは言えん」


漣「……どうやら漣が気にしている部分のようだ」


日進「反応があるんけ?ほな表に出してくれん?」


漣「漣も出たがっている。少し待ってろ」


漣「……」


漣「…よくも漣が気にしてるところを言いやがりましたね」


日進「誰かが言う必要のあることじゃ」
638 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 21:02:57.04 ID:d4gKBxyu0
漣「元を辿ればあの子を死なせてしまった漣が悪いんですよ。それは分かっています」


漣「でも新しいあの子は前の記憶があるんですよ!?」


日進「わしに言わせれば別物じゃ。オリジナルは死んどる」


漣「あの子の死を気軽に口に出すな!!」


日進「…どうするんじゃ。降ろすんかぇ?」


漣「……」


日進「深海棲艦でも艦娘と深く関わっとったなら降ろせる。やりたいならやっちゃる」


漣「あの子と…もう一度……」


日進「用意はしてきとるけ、いつでも言うてくれて大丈夫じゃ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/04(木) 21:06:40.72 ID:rkhgLjVDO
本当は解ってる…あの子はきっと私の為にああして残してくれた…私は危うくそれをふいにするところでしたが…
私はどうしたらいいんでしょうかと迷う漣に伊58が話かける
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 21:09:07.14 ID:tPjn2PEEo
深海を降ろすのには陰の気を高める必要があると瞑想する日進
漣達は日進に取り憑いているかのように半透明の深海日棲姫の姿を幻視する
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 21:13:24.35 ID:HHn96vbJo
>>640
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 21:32:51.61 ID:tPjn2PEEo
ゴーヤって死を乗り越えてないほうじゃないの?
まずいんじゃ?
643 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 21:38:19.99 ID:d4gKBxyu0
ーーランチ海底


漣「本当は分かってるんです…あの子はきっと私の為にああして残してくれた…危うくそれをふいにするところでしたが…」


漣「私はどうしたらいいんでしょうか……」


伊58「なんでここに相談しに来るでち」


漣「こういう時に頼れるのは伊58さんしか居ないと…」


伊58「日進はどうしてるでち?」


漣「鎮守府で待ってもらっています……」


伊58「呼び出しといて待たせるでちか」
644 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 21:43:53.27 ID:d4gKBxyu0
伊58「昼間はそれなりに忙しいから早めに帰れでち」


漣「…伊58さんだって漣と同じじゃないですか」


伊58「なにがでち?」


漣「呂500さんは傀儡です。オリジナルは殺されたたいう所も同じです」


漣「伊58さんはどう考えているんですか、死んだ呂500さんと今生きている呂500さんは違うんですよ」


漣「漣と同じ悩みを抱えている貴女だから聞きにきたんですよ」


伊58「安価」


下1〜3高コンマ 伊58の台詞や行動などを
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 21:45:34.46 ID:zHuui0c1O
死んでないでちよ?(ハイライトオフ)
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 21:47:48.91 ID:HHn96vbJo
それは事実でち
でも今生きてるろーから目を背けるわけには行かないでち
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 22:00:20.45 ID:zoiMismA0
そりゃ、最初は悲しんださ、でもな?いつまでも悲しむわけにはいかない。魂が違ったとして、いつまでも落ち込んでる私をろーが望むわけがない。
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/04(木) 22:02:46.89 ID:k+A7dzpgo
本人は死んでないと思ってるでち
そこを考えるとお前たちの方が解決は易いはずでち
…深海棲艦だからそう見えないだけで本来一番苦しんでるのはあの子でちよ
649 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 22:18:14.51 ID:LT091sd3O
伊58「ろーが死んだのは紛れも無い事実でち。でも今生きてるろーから目を背けるわけには行かないでち」


漣「……」


伊58「それに漣とごーやは同じじゃないでち。こっちは覚悟をしてるんでちよ」


漣「…何をですか」


伊58「ろーには爆弾か何か。爆発物が仕掛けられてるでちね」


漣「あり得ません…大本営の傀儡じゃないのに……」


伊58「ろーは変な所で作られたんでち。あれは異常でちよ」
650 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 22:22:33.12 ID:LT091sd3O
伊58「ごーやはろーと心中するつもりでち。ろーが爆発した時、それがごーやの最期でち」


漣「……」


伊58「あの様子じゃろーも気付いてるでちね。でも爆弾を取ってくれなんて言ってこないでち」


漣「どうして…」


伊58「ろーが生きてるだけで奇跡なんでち。これ以上は望まないんでちよ」


伊58「ろーの爆弾は時限式なのか遠隔なのかは分からんでち。でも…そう決めたから」


漣「……」


伊58「ごーや達はあと何日生きれるか分からないでち。でも絶望感は無いでちよ」
651 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 22:25:13.12 ID:LT091sd3O
伊58「そう決めてから毎日楽しいんでち。明日死ぬかもしれないから今日を一生懸命生きるんでち」


伊58「漣もここに来る暇があるなら潜水新棲姫の所に行った方がいいでちよ」


漣「……」


伊58「言っとくけどこの事はノータリンに言うなでちよ」


漣「……」


伊58「ごーやから言えることはこれくらいでち。分かったらさっさと帰れでち」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 22:30:00.10 ID:wzIB/Jono
生ける者誰にでもいえる事だけど改めて普遍の覚悟を決める58は強い、これが逃げたものとの差か…なんて自嘲しながら帰って来ると待ってた新姫の姿が
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/04(木) 22:33:56.72 ID:rkhgLjVDO
今生きている者を…その言葉を反芻する漣
日進には呼んでおいてすみません、降ろしてもらう必要はありません、私は前を向きますと謝る
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 22:35:30.00 ID:cggCb+0mO
帰って新棲姫のところへ行くと、もう私とは話した後だと言う新棲姫が待ってた
私の大事な漣はあれで弱い娘だから任せたと言われた、私の大事な漣の事は任されたと答えたと
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 22:39:48.50 ID:PS1DTPWN0
大変だなあ
656 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 22:49:32.36 ID:LT091sd3O
ーー


漣「……」


潜水新棲姫「何をそんな暗い表情をしている」


漣「……」


潜水新棲姫「どこに行ってきたんだ?」


漣「……」


潜水新棲姫「はぁ……漣、今まで言っていなかった事を言う。これを言えばお前の悩みは消えるだろう」


漣「なんですか…」
657 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 22:56:32.80 ID:LT091sd3O
潜水新棲姫「ワタシは自分とは話した後だ」


漣「……」


潜水新棲姫「意味が分からないか?タシュケントに殺されたワタシと話したと言えばいいか?」


漣「そんな……嘘ですよ…」


潜水新棲姫「ワタシの大事な漣はあれでいて弱い。油断しているとすぐに病む、そうなる前にフォローを頼むと任せられたんだ」


漣「……」


潜水新棲姫「正にワタシが言いそうな事だろう?」


漣「どうやって……」


潜水新棲姫「それはワタシも知りたい。目の前にいきなりワタシが居たんだ」
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 23:00:03.79 ID:5un4Asp6O
これでこの世界線では傀儡に魂?的なのを移した場合、

・記憶(これまでの人生のデータや情報)は引き継げる
・意志(思想や人格、考え方)は引き継げない。あくまでも「前の人はこう考えていた」という情報のみ

で確定したかな?
659 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 23:02:31.78 ID:LT091sd3O
潜水新棲姫「その時に色々教えてもらった。ワタシが記憶を保存してから殺されるまでに起こった事も知っている」


漣「だからあの時…そうか……」


潜水新棲姫「漣、ワタシは見ている。お前の全てを見ていると言っていた」


漣「あの世から……?」


潜水新棲姫「それは分からない。だがその言葉に嘘は無い。ワタシが言っていたことだから分かるんだ」


潜水新棲姫「漣、ワタシを愛することはワタシを裏切ることにならない」


漣「……」


潜水新棲姫「もう悩まなくていいんだ。な……?」


漣「安価」


下1〜3高コンマ 漣の台詞やその他起こったことなどを
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 23:06:45.67 ID:wzIB/Jono
重巡も新姫も、こうと決めたら一直線っすね……
そんなのの隣にいっつもフラフラしてるやつがいてもいいですかね……?
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 23:09:24.79 ID:HHn96vbJo
もう迷いはありません!
あなた達のこと死ぬまで、いえ死んでも愛してやりますよ!
それがどちらのあなたの想いも尊重することだから!
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/04(木) 23:11:25.13 ID:rkhgLjVDO
>>660
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 23:17:55.29 ID:w4d0W6VLO
どうにか傀儡だろうと心のどこかて愛する人と同じと想ってたが傀儡になった艦娘以前とは違う別の生き物なんだと不知火の発言で心のタガが外れてしまった漣
664 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 23:20:11.50 ID:LT091sd3O
漣「……もう迷いはありません!あなた達のことを死ぬまで…いえ、死んでも愛してやりますよ!」


潜水新棲姫「死ぬのはやめてくれ」


漣「例えの表現です!それくらいどちらも愛しているということです!」


漣「漣の目の前にいるあなたの想いも尊重します!貴女も潜水新棲姫には変わりないんです!」


潜水新棲姫「納得してくれたなら良かったぞ」


漣「ええ、もう大丈夫ですぞ!」
665 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/04(木) 23:27:13.58 ID:LT091sd3O
潜水新棲姫「もうこの事は解決したな。なら次だ」


漣「え…他に何かあるんですか…?」


潜水新棲姫「ワタシから教えてもらった事だ。絶対に漣に言うなと言われていたが、漣がこうやって気持ちを晒してくれたなら言う必要がある」


漣「えっと…めちゃくちゃ怖いんですけど……」


潜水新棲姫「ワタシが記憶を保存してから殺されるまでの間にあった事だ。ワタシは漣は気付いていないだろうとは言っていたが…」


潜水新棲姫「ちなみに何の事だか分かるか?心当たりがあるなら言ってみてくれ」


漣「安価」


下1〜3高コンマ 漣の台詞や行動などを
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 23:33:24.60 ID:cggCb+0mO
日記に書き残していたことですよね…?
もちろん知っていますぞ…
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 23:42:59.26 ID:wzIB/Jono
あーあーえー
すみません見に覚えが……
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/04(木) 23:45:47.48 ID:rkhgLjVDO
そういえば…妙に身体が軽かった事と関係がありますか?被曝のせいだけではなく?と自信無さげに
669 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/05(金) 00:08:13.57 ID:sfFQ6xjy0
漣「日記に書き残していたことですよね…?それなら知っていますけど」


潜水新棲姫「一人で楽しみ過ぎて、漣の下着をダメにして新しいものとすり替えた話じゃない」


漣「じゃあ分かりませんね…」


潜水新棲姫「発端は一冊の本だ。そこには被曝治療に関しての論文があったんだが、その中にある事が書いてあった」


潜水新棲姫「ある物質が軽度の被曝治療に効果があるかもしれないという内容だ。調べるとそれは高価な鉱物だった」


潜水新棲姫「それを粉状にして体に取り込んだ後、血液検査をすると症状が軽くなっていたと」


潜水新棲姫「人間に対しての論文だったが、ワタシはなりふり構わずにはいられなかったんだ」
670 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/05(金) 00:12:24.43 ID:sfFQ6xjy0
潜水新棲姫「ワタシは高価なものを買える程もう金はもっていなかった。じゃあどうするか?答えはこの体を使ったんだ」


漣「売春……」


潜水新棲姫「ワタシは体を売った。人間の男と行為に至った」


潜水新棲姫「この見た目だ、相手は金を弾んでくれた。お陰でその鉱物を買うことができた」


潜水新棲姫「苦労して手に入れて飲んでみたが効果は無かった。ワタシはただ体を汚しただけだった」


潜水新棲姫「ワタシはこの事実を伝える時に泣いていた。どれだけ後悔してももう遅いと」


漣「……」
671 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/05(金) 00:16:43.33 ID:sfFQ6xjy0
潜水新棲姫「漣、ワタシを許してくれないか?もしかするとワタシがワタシに会いに来たのはそれが理由だったかもしれない」


潜水新棲姫「ワタシの事だ、殺されていなくてもいつかこの事実は打ち明けていただろう。だがワタシは死んでしまった」


潜水新棲姫「ワタシはワタシだ。犯した罪や失態もワタシのものなんだ」


潜水新棲姫「……ごめんなさい」


潜水新棲姫「被曝していた事も漣に伝えるべきだった。そうすれば結果は違っていた」


潜水新棲姫「もう二度と漣に隠し事はしない。だからワタシを許して下さい」


潜水新棲姫「お願いします…もうこんな事はしません……」


漣「安価」


下1〜3高コンマ 漣の台詞や行動などを
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/05(金) 00:18:14.50 ID:NyFs1rDco
抱きしめて
そんなに苦しんでいたのに…必死に生きようとしていてくれたのに…
気づいてあげられなくてすみません…
ほんとに私はバカですね…
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/05(金) 00:18:38.78 ID:8sN0/eSDO
別に黙っていればいいものを…本当に真っ直ぐですね…と抱き締める
もしまた何かあっても今度は貴女にそんな事はさせない、しなくてもいいように私が守る
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/05(金) 00:19:23.15 ID:54ji6N82o
新棲姫を抱きしめる漣
「過去に何があったとしても、未来に何が起ころうとも、最後に漣の横にいてくださいね」
675 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/05(金) 00:28:27.63 ID:sfFQ6xjy0
漣「別に黙っていればいいものを…本当に真っ直ぐですね…」ギュッ


潜水新棲姫「う……うぅ…」


漣「やっぱり貴女はあの子です。黙っていろと言ったのも分かりますし、こうやって打ち明けるのも分かります」


漣「帰ってきてくれてありがとう……」


潜水新棲姫「ふぐっ……うぅ……っ…」


漣「もしまた何かがあっても今度は貴女にそんな事はさせません。しなくてもいいように私が守ります」


潜水新棲姫「漣ぃ……ぐす…」


漣「これからはお互いに隠し事は無しですよ?」


潜水新棲姫「うん……もう…しない……」


漣「…これも見てるんですよね。漣が言ったことは本心です、どうか安心して見てて下さいよ」


漣「苦しかったんですよね?この子の涙を見れば分かります。もう苦しまなくていいですからね……」


潜水新棲姫「う、う……うぁ…っ……」


ーー
676 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/05(金) 00:28:58.76 ID:sfFQ6xjy0
遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/05(金) 00:37:35.44 ID:iTi8x6gio
遅くまでありがとう
>ワタシはワタシだ。犯した罪や失態もワタシのものなんだ
>……ごめんなさい
ここて魂の継承は成った、今の深海新棲姫がこれからの新海新棲姫だ。少なくとも自分はそう確信した
人間や艦娘や傀儡が繋がりの中で瞬くのに対し深海棲艦は自分で輝く風な描き方が一貫していますね
そんな彼女達がほぼパートナーと呼べる相手がいるのも興味深い…
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/05(金) 00:39:27.09 ID:iTi8x6gio
潜水新棲姫だよ……すまん
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/05(金) 00:47:15.11 ID:8sN0/eSDO
お疲れ様でした
今度こそ丸く収まっ…そういえば漣の暗殺依頼出したのは何処の誰かまだ予想しかされてない…しかも漣帰還したし…
その予想だって浮気相手がまだ一般人の前提の時のだし
忍者吹雪は無事だろうか
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/05(金) 00:56:56.57 ID:NyFs1rDco
多分漣を暗殺しようとしたのは組織じゃないかな?
雪風を使って漣を消そうとしてたし、忍に一般人では依頼できないって話だし
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/05(金) 00:58:40.33 ID:2saUOMctO
忍者吹雪は漣は精神が死んだって報告した後も普通に登場してるよね?
682 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 18:38:47.12 ID:wgrsYCvz0
ーー


漣「ご主人様、大本営からの支援物資が完全に途絶えました。燃料弾薬鋼材。その他食料などが全く入ってきません」


漣「その理由としてこういった書類が送られてきました。ご覧になられましたよね?」


提督「…あぁ」


漣「簡単に言えばこの鎮守府は大本営からの思想とはかけ離れた重大な違反
683 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 18:41:10.59 ID:wgrsYCvz0
ミス



漣「ご主人様、大本営からの支援物資が完全に途絶えました。燃料弾薬鋼材。その他食料などが全く入ってきません」


漣「その理由としてこういった書類が送られてきました。ご覧になられましたよね?」


提督「…あぁ」


漣「簡単に言えばこの鎮守府は大本営の思想から外れ、重大な違反があっと書いています」


漣「身に覚えが無いと言えば嘘になりますが、食料すら送ってこないのは問題です。このままでは餓死を待つだけです」


漣「食料は備蓄しにくいですし、余剰の分はアケボノさん達に譲渡しています。この鎮守府には食料がありません」


提督「……」
684 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 18:44:15.17 ID:wgrsYCvz0
漣「……どうしますか。大本営に頭を下げて食料だけでも送ってもらいますか?」


漣「そうすれば当面の危機は免れます。しかしその代償は重いでしょう」


漣「大本営は日本から独立するつもりです。そこに頭を下げるということは大本営側に付くということです」


漣「ご主人様」


提督「……」


漣「決断の時です。我々のいく末を決める時が来ました」


漣「これまでのようになあなあで済む期間は終わったんです。提督としての判断を…」


提督「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 18:46:11.89 ID:g5e3HI3IO
傀儡の爆弾が非人道兵器として海外で報道されバッシングを受ける大本営
傀儡艦娘の受入国からは暗殺計画の疑惑すらかけられる
これによって傀儡の起爆も封じ込まれる
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 18:46:38.42 ID:TR4MYqRf0
すまないが……深海棲姫に協力したい
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 18:50:43.39 ID:YPMCjYGAo
今は大本営の配下につく
だがそれは大本営の思想に賛同するわけじゃない、自分で内部から情報を手に入れるんだ
他力本願ではなく自分たちで大本営を止めるんだ
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 18:51:36.24 ID:areqeojY0
我々の使命はこの国の国民を深海棲艦から守る事であり 大本営と共にこの国を焼く事ではない彼らに下げる頭なぞ私は持ち得てない
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 18:51:48.85 ID:5tQ9TUaDO
あらかじめ予定していたように同じ状況の他の鎮守府組と落ち合う
そこは政府が用意してくれた大本営もまだ知らない基地施設だった
690 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 18:54:45.37 ID:wgrsYCvz0
すいません、安価の出し方が悪かったです


下1〜3高コンマ 提督の台詞やその他行動などを

でお願いします
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 18:58:03.81 ID:YPMCjYGAo
>>689
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 18:59:53.06 ID:5tQ9TUaDO
予定通り同じ状況の他鎮守府と落ち合う
しばらくここには帰れない、皆にも準備をさせてくれ
症状が重い艦娘は一時期に幹部さんか女幹部さんに任せる
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 19:02:27.90 ID:areqeojY0
>>688
694 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 19:22:53.66 ID:wgrsYCvz0
提督「俺達の使命は国民を深海棲艦から守る事だ、大本営と共にこの国を焼く事ではない」


提督「奴らに下げる頭なんか無い。これが俺の答えだ」


漣「ナルホド、大本営に楯突くという選択ですな。間違った選択だとは思いませんが、これから先の問題はどうお考えですか?」


提督「燃料や弾薬は備えがある。食料は地元の…」


漣「そうではありません。大本営を裏切るのなら粛清が待っているとはお考えになりませんか?」ジャキッ


提督「……」
695 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 19:30:34.42 ID:wgrsYCvz0
提督「……」


漣「漣の性分をお忘れですか?長いものに巻かれるのが漣ですよ」


提督「…潜水新棲姫はどうするつもりだ」


漣「ご主人様は人質を取るような悪人ではありません。もちろんここの皆さんもです」


漣「甘っちょろいのは分かってるんですよ。漣の嫁に危害を加えられるはずありません」


漣「もう一度聞きます。大本営を裏切るという選択肢で良いんですね?」


提督「安価」


下1〜3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 19:33:40.24 ID:IVy/jSI6O
セーフティーがかかっているぞ
……本当は撃つ気なんて無いんだろう?
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 19:36:12.15 ID:5tQ9TUaDO
そうだと提督が答えると漣、砲撃
その先には頭を撃ち抜かれた傀儡艦娘
八島がまだ使えないから直接来たという事ですね、裏切る事は予測されていたようで
…貴方の覚悟は解りました、私も腹を括りましょうかね
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 19:36:43.56 ID:jBhQk2Bso
>>697
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 19:36:53.29 ID:YPMCjYGAo
ここで曲げるような甘い覚悟では成せる事も成せない
700 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 19:44:37.26 ID:wgrsYCvz0
漣「…そうですか。それではお覚悟を」


提督「……」


漣「……!」ドォンッ


「…………」ベチャッ


漣「傀儡を使ってくるとは、大本営もなりふり構っていられ無いんでしょうね」ジャキン


漣「不知火さん達から情報が送られていたかもしれませんが、こちらが裏切るのは予想されていたようですね」


漣「…貴方の覚悟は解りました、私も腹を括ります。最後までついていきますからね」


提督「…ありがとう漣」
701 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 19:50:03.46 ID:wgrsYCvz0
ガシャーン!


漣「おおっと、やはり傀儡は一体だけじゃ無かったみたいですね!」


提督「緊急事態だ、迎撃組と避難組で別れて…」


漣「緊急事態マニュアル通りですね!了解です!」


提督「俺は避難組の所に行く。そっちは頼んだ」


漣「漣にお任せお〜〜!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 19:52:58.98 ID:TR4MYqRf0
漣ら駆逐艦娘ががんばって
みごと傀儡たちを全滅させた
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 19:53:40.92 ID:YPMCjYGAo
傀儡は陽炎、不知火の通信が途切れたことを不審に思っての襲撃だった
大規模攻撃ではないため迎撃に成功
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 19:58:26.03 ID:g5e3HI3IO
>>703
705 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:01:52.01 ID:wgrsYCvz0
ーー


ガンビアベイ「皆さん大丈夫でしょうか…」


提督「傀儡が大量に来ているなら状況は良くない。そうでない事を祈ろう」


暁「情け無いわ、こんな時に戦えないなんて…」


電「電達にもできることはあるのです。陸での戦闘は皆さんにお任せするしか無いのです」


明石「どうか無事でいて下さい……」
706 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:04:42.26 ID:wgrsYCvz0
漣「ご主人様〜任務完了ですぞ」ガチャ


ガンビアベイ「怪我はありませんか!?」


提督「数はどうだった?」


漣「傀儡の数はそれなりだったんですが、いやぁ…我々には頼もしい味方が居たものですね」


由良「終わった」


提督「由良か…」


漣「傀儡はほとんど由良さんが倒してくれました。こちらの被害はゼロです」


明石「良かった…!」
707 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:08:49.51 ID:wgrsYCvz0
漣「他の鎮守府でも同じような状況かもしれません。我々はなんとかなりましたが、傀儡の対処を知らない鎮守府では全滅もあり得ます」


提督「傀儡は大本営から来ているはずだ。ここから更に大本営に遠い鎮守府では襲撃がまだ来ていないだろう」


漣「もちろん助けに行きますよね?」


提督「当たり前だ」


漣「ここから大本営に遠い鎮守府となると…女提督さんの鎮守府ですか」


提督「支援が向かっても間に合うか分からない。対処法を連絡しよう」


漣「すぐに連絡の準備をします!」
708 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:11:32.07 ID:wgrsYCvz0
提督「…繋がらない……?」


漣「大本営からシャットアウトされてます!全ての通信機器が使えません!」


提督「個人の端末ではどうだ?」


漣「……ダメです!鎮守府そのものに繋がりません!」


提督「傀儡の襲撃を生き延びたとしても、反大本営側を集めさせないつもりか…」


漣「そうこうしてる間にも女提督さんの鎮守府が…!」


提督「ここまでやるのか大本営は……!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 20:13:31.08 ID:YPMCjYGAo
他の鎮守府へは襲撃が来ていない
陽炎、不知火の通信が途切れたことを不信に思っての襲撃だった
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 20:15:59.55 ID:IVy/jSI6O
仕方なく残り少ない偵察機(航空機が全く無いのであれば夕張ドローンで)を飛ばして状況確認
襲撃は既に開始されており、大きな被害も出ている
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 20:16:18.81 ID:5tQ9TUaDO
支援艦隊を女提督の鎮守府に出しつつ
大本営と本格的に事を構えるならここに留まり続けるのは危険だ
政府が秘密裏に建造したという基地に向かう、救助出来たらそこで落ち合おう
もしかしたら他の鎮守府組も来ているかもしれないと提督
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 20:17:39.19 ID:E/0Rn0d2o
幹部さん、女幹部さん来訪
政府関係者から連絡が有ったと。
今、集まれるだけのメンバーを
>>689の施設に集結させろとの事。

そこへ現れたのは以前来た政府の高級官僚などでは無く
官房長官自ら政府の全権代表として現れ、こう話を切り出した。

「政府は間も無く大本営を政府機関から除外し、同時に反政府テロ組織として認定する。
既に与野党の全て代表と財界の支持も取り付け済みであり
その発表と同時に国会でも即時承認可決する事が決まっている。
このまま大本営が勝手に戦争でも始めれば、"日本国"が戦争を仕掛けた事になる。
それだけは避けなければならない。
その為にも早急に手を打つ」と。

その場に居た全ての者が唖然としている中、
官房長官が「君達は政府側に立つ鎮守府を取り纏め、
反政府テロ組織"大本営"一味とは別物である事を明確に示して貰いたい。」
713 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:25:45.27 ID:wgrsYCvz0
提督「…女提督が心配だ。もう遅いかもしれないが支援艦隊は出そう」


漣「我々もここに留まるのはこれまでにしませんか?これ以上は危険です」


漣「政府が秘密裏に建造した基地に向かうべきです。国はこんな時の為に作ってくれていたんですよ!」


提督「…分かった、漣達はそちらに向かってくれ」


漣「ご主人様はどうするんですか!?」


提督「俺はこの鎮守府の提督だ。この街を守る義務がある」


漣「う……!」


提督「自分達だけ逃げるなんてできるはずが無い。せめて俺だけでもここに残る」


漣「ふざけないで下さい!死ぬつもりですか!?」


提督「それは街の人に対しても言えるだろう」
714 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:28:23.02 ID:wgrsYCvz0
漣「……漣も残ります。重巡棲姫の力を使えばそれなりに戦えます」


提督「漣は皆を基地へ導いてくれ」


漣「できるわけないでしょうが!」


提督「誰かがやらなければいけないんだ」


漣「それはご主人様である必要は無い!」


提督「…いいから早く皆んなを連れて行ってくれ」


漣「ご主人様!!」


提督「早くするんだ漣」


漣「ぐぎ……!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 20:29:52.16 ID:TR4MYqRf0
誘導に従わない艦娘が多くあわてる漣
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 20:34:25.84 ID:g5e3HI3IO
>>715
そんな状況で政府高官が国連軍を伴ってやってくる
核兵器の開発および傀儡への非人道的措置(菊月側リーク)により常任理事国決議で大本営を監視下に置くことが決まった
各地の鎮守府にも軍は派遣済み
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 20:41:55.10 ID:YPMCjYGAo
命令を出し鎮守府に残る提督
そこへ深海提督が現れ、この海域の深海棲艦はこちらに任せて貴方は自分の仲間の元へ行くんだと話す
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 20:42:30.66 ID:jBhQk2Bso
冷静に(聞こえるだけ)の理論で皆残る意志を示す
719 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:46:08.29 ID:wgrsYCvz0
ーー

漣「皆さん何故指示に従ってくれないんですか!?」


瑞鶴「そんな分かりきったことを聞くの?」


雲龍「提督がここから離れないなら私達も動かないわよ」


北上「まぁそういうことだよね〜」


漣「ここに居たらまた傀儡が攻めてくるかもしれないんですよ!?」


多摩「そんなの分かり切ってるにゃ。何度でも返り討ちにしてやるだけにゃ」
720 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:48:11.18 ID:wgrsYCvz0
ガングート「ここには夫と我が子が居る。離れるくらいならいっそ…」


由良「私が居る限り負けはない」


不知火「私達を上手く使えば囮になるのでは無いですか?」


陽炎「本当なら大本営で自爆でもしたい所だけど、そうもいかないのよね」


潮「私もここに残ります…!」


漣「これじゃあ全滅エンドしか無い…」
721 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 20:51:41.92 ID:wgrsYCvz0
高官「提督さんから話は聞きました。皆さんは政府基地に向かって下さい」


漣「貴方は政府の…」


高官「ここを含めた鎮守府や街の護衛は軍が引き受けます」


加賀「何を言ってるの?この国は自由に軍を出撃できないのよ?」


高官「おっしゃる通り、『この国の軍』はそう簡単には動けません」


皐月「どういうこと?」


高官「護衛を引き受けてくれたのは国連軍なんです」


金剛「国連が動いたというんデスか…」
722 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:03:05.17 ID:wgrsYCvz0
高官「核兵器の開発および非人道的措置の製作。リークされた情報を元に事の重大性が認められ、常任理事国決議で大本営を監視下に置くことが決まったんです」


長門(常任理事国の決議にロシアは参加したのか)


高官「…いえ。何故か不参加という事は聞いています」


榛名「これで決まりですね…」


高官「とにかく、この街と鎮守府は軍が守ります。皆さんは基地に急いで下さい!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 21:04:08.39 ID:5tQ9TUaDO
基地施設に着いてみると忍者提督や島風提督、それまで出会った提督はだいだい揃っていて天城や川内とも再会する
そして見慣れない中にはザラを連れた提督も居た
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 21:04:43.74 ID:YPMCjYGAo
極秘情報の傀儡の爆弾まで把握されて封じ込まれ
抜け駆けで逃げ出すための内部リークを疑い始めて疑心暗鬼になる大本営
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 21:19:07.02 ID:jBhQk2Bso
周りの町も交流が深かった艦娘は簡素だけど離れる事を伝えに行く
726 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:26:50.99 ID:wgrsYCvz0
ーー


「まさか極秘情報の傀儡に仕掛けた爆弾まで把握されているとは」


「常任理事の決議にロシアが参加しなかったそうだ」


「我々との関係もバレたと見るべきだ」


「ここまで来ると我々の誰かが裏切ったとしか思えない」


「重役に決まっているだろう。ここに居ないのが何よりの証拠だ」


「奴は処分するしかない」


「こちらからも動くしかないだろう」


「引き続き通信機器は使えないままにする。大本営に逆らう奴らを一つにさせない為だ」


「テレビの通信も切る。これでどんな回線を使ってでも情報を交換することはできない」
727 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:30:55.20 ID:wgrsYCvz0
ーー足りないもの鎮守府


雷「テレビも映らなくなったって事は全ての通信が切られたのね…」


響「直接会うくらいしか情報を交換する方法が無いね」


黒潮「陸にも海にも傀儡がうじゃうじゃおる中で移動するんは自殺行為やで…」


阿武隈「他の鎮守府の皆さんも基地に着くことさえできればなんとかなるんですぅ…」


天龍「それを伝える手段が無ぇ。どうしようも無いぜ」
728 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:35:00.19 ID:wgrsYCvz0
龍田「手紙なら大丈夫でしょうけど、そんな暇は無いわよねぇ…」


葛城「傀儡がうろうろしてるなら手紙も難しいわ」


秋津洲「テレビもネットも使わないで情報を伝えるなんて……あっ!相手に声だけ届くような方法があれば良いかも!」


明石「そんなの…無いよ……」


秋津洲「う…わかってるかも……」


翔鶴「……あっ!!」ガタッ


雷「どうしたの翔鶴さん?」


翔鶴「雷ちゃん!一緒に来て!!」ガシッ


雷「え、ちょっ…あぁぁ〜〜!」
729 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:39:33.80 ID:wgrsYCvz0
ーー


雷「突然どうしたの、これから皆んなで基地に向かうのよ?」


翔鶴「雷ちゃん!私達にはこれがあるじゃない!」


雷「え?」


翔鶴「テレビもネット通信も無理でも…これなら!」


雷「あ……!」


翔鶴「急いで準備をしましょう!まだ間に合うわ!」


雷「大急ぎで準備するわ!翔鶴さん……白鶴さんはスタンバイしてて!」
730 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:47:28.33 ID:wgrsYCvz0
ザザ…ザザザ……


白鶴「…ますか?皆さん…聞こえますか……?」


白鶴「私は…白鶴です。いつもラジオを…聴いて下さって…ありがとうございます」


ザ…ザザザ……


白鶴「今日は…そうで無い方も……聞いているかも…知れません……放送日は…いつもと…違います……」


白鶴「今日は…番宣では……ありま…せん……緊急事態を…伝えたいんです……」


白鶴「大本営に…逆らった……叛意を翻そうとしている皆さん……」


白鶴「鎮守府は…放棄しても大丈夫です……国連軍が…動いています……」


白鶴「軍と合流出来れば…そのまま……あの場所へ…そうで無い方が…居るなら……伝えてあげて…下さい……この放送を聞いた…貴方達が…」


白鶴「皆さんの協力が…必要……なんで…」


ザザザザザ……
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 21:48:32.60 ID:YPMCjYGAo
ついに翔鶴が輝く
732 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:50:42.15 ID:wgrsYCvz0
翔鶴「どうだった雷ちゃん?」


雷「ノイズが多かったけど、ツクオリ放送局から白鶴さんのメッセージは伝わったはずよ」


翔鶴「後は皆んなが聞いてくれているかどうかね…」


雷「私達にできることはやったわ、早く基地に向かいましょう!」


翔鶴「いいえ、まだよ。もう一度やるわ」


雷「翔鶴さん!」


翔鶴「雷ちゃんは向かって。私一人でもなんとかする」


雷「そんな…ダメよ……!」
733 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 21:55:09.33 ID:wgrsYCvz0
翔鶴「これが私にできることなの。ラジオを使って情報を伝えることは私にしかできない」


翔鶴「雷ちゃんは電ちゃん達と基地に向かって。全てが終われば私も…」


雷「……翔鶴さん、スイッチャーはどれか知ってる?」


翔鶴「えっ……と。この辺りよね…?」


雷「それはミキサー。こっちは音響よ」


翔鶴「え…ええっと…」


雷「翔鶴さん、私達は二人で一人よ。白鶴さんとアシスタントのライが揃って初めて一人前なのよ!」


翔鶴「……こんな私に付き合ってくれるの?」


ライ「当たり前じゃない!さぁもう一度よ白鶴さん!」


白鶴「…ええ、やりましょう!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 21:56:07.83 ID:5tQ9TUaDO
さすがにもう充分だと思いラジオが伝わったと信じて基地に向かう。その後>>723
白鶴さんですよねライブにも行きました!サインください!と声を掛けられたりしている翔鶴
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 21:59:02.31 ID:areqeojY0
ラジオを聞いた反大本営派の鎮守府が民間人の護衛をしつつ基地に向かって続々と移動を開始した
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 21:59:56.47 ID:jBhQk2Bso
>>734の前にDJ白鶴とライちゃんの狂信sy、熱心なファンの提督達が決心する描写いり
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 22:00:23.06 ID:TR4MYqRf0
↑+駆逐艦娘は命を懸けて大本営へ
738 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 22:06:20.12 ID:guae5R5JO
ーー基地


提督「ここに居るのが全員か?」


忍者提督「その可能性は高い。他の鎮守府の面々は大本営に付いたと考えるべきだ」


天城「見慣れた奴らが多いな。提督の知り合いなんだから当然といえば当然か」


島風提督「お前のところの提督はどうした」


天城「新人が逃げ出したんで天城が提督代理だ。文句あるか?」


島風提督「いや……」


提督「……」
739 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 22:11:01.35 ID:guae5R5JO
女提督「提督……よくあの放送をしてくれたわ…」ポロポロ


幹部「あのラジオは正に救世主と言った所だよ。私も妻を連れてここまで来れたのはあの放送があったからだ」


駆逐棲姫「お前が白鶴だったのか!サインくれサイン!」


翔鶴「サインならいくらでも書くわ」


択捉「こっちにもサインお願いします!」


K提督「お願いします!」


瑞鶴「翔鶴姉がちやほやされてる…!?」


提督「…自分もまさかこうなるとは思っていませんでした」


女提督「皐月の面倒を見てくれただけじゃなくて今度は子どもまで…また貴女に助けられたわね……」


提督「皆んなが無事ならそれで良いんだ」


天城(ほとんど知ってるとは言ったが知らない奴もいるな。ザラを連れた提督は見た事もねぇ。油断は禁物だな)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 22:18:20.84 ID:jBhQk2Bso
情報交換だ
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 22:32:03.79 ID:rnxw/Q6t0
それぞれ久しぶりに会った面々とつかの間の交流
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 22:36:31.87 ID:g5e3HI3IO
>>740
>>741
ザラの提督はイタリア帰りなので見たことないのも当然だった
大本営のやり方には納得ができない様子
743 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 22:53:14.94 ID:guae5R5JO
ーー

ザラ提督「私はイタリアから戻ってきたばかりなんです。まだこちらでは馴染みが浅いのはそのせいかと…」


K提督「こっちは知ってますよ。欧州遠征に出ていた択捉達から話は聞いてますからね」


天城「ふーん……」


ザラ提督「日本に来たと思ったらこれです。大本営のやり方には賛成できませんね」


H幹部「外国から戻ってきたからその考えができるのよ。日本人は長い物に巻かれる主義だから、こうやって大本営に逆らうのは少数派なのよねぇ」
744 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 23:04:12.83 ID:guae5R5JO
幹部「さて…これからどうする?」


忍者提督「大本営の見方を見ながら様子見か?」


島風提督「それでは遅い。向こうに何かをされてからじゃこちらは終わりだ」


H幹部「じゃあ何か策があるのぉ?」


天城「下手に動くとただの的だ」


提督「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 23:11:43.06 ID:5tQ9TUaDO
提督
大本営の得意な仕込みというやつを真似てみようと思う
そうして提督は漣に頼んで富士と話す
貴女が干渉出来る大本営側の艦娘に大本営の所業を伝えてほしい
自分達も明日は我が身なのだと自覚させてほしいと
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 23:23:10.66 ID:rnxw/Q6t0
実は菊月から対抗策を知らされている島風提督
誰が使えるか冷静に見極めている
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 23:24:42.51 ID:YPMCjYGAo
大本営に捜査が入る
流石の大本営上層部も機能が麻痺、これに乗じて菊月達が動き出す
748 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 23:33:47.22 ID:guae5R5JO
ーー

菊月『いいか、作戦は伝えた通りだ。これをやるにはお前以外に協力者が必要だ』


菊月『反大本営派が一箇所に集まるのなら手間が省ける。誰が使えるか見極めろ』


菊月『誰も条件に合わない場合はそこから離れろ。こっちに合流するんだ』


菊月『失敗すれば子の命は無い。お前以外の周りの奴らを消していく』


菊月『お前の様子は見ている。本来なら確認しに行く必要があったが、こっちには新しい手札がある』


菊月『いいか、お前のやるべきことを忘れるな』
749 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 23:38:57.36 ID:guae5R5JO
島風提督(菊月の作戦がうまくいっても大本営を止めることはできない。だが邪魔をすることはできるだろう)


島風提督(菊月の目的は大本営をどうにかすることでは無い。もっと別にある)


島風提督(それが何か知ったことじゃない。俺は五月雨達の為にやるしか無いんだ)


島風提督(ここに来る連中はある程度予測できた。しかしそれでは菊月の立てた条件を満たせない)


島風提督(俺の知らない奴で条件を満たす奴が来れば…と思っていたが。まさかその通りになるとはな)


ザラ提督「……」


島風提督(ザラ提督、お前が当てはまっているんだ。悪いが嫌でも協力してもらうハメになるぞ)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 23:44:01.19 ID:jBhQk2Bso
ザラ提督と二人きりになって話す島風提督
お前にしか任せられない秘策があると誘う
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/06(土) 23:44:23.31 ID:5tQ9TUaDO
島風提督には当たりがきつい他の提督達の中ザラ提督は島風提督とは初対面なので普通に接する
しかしザラ提督は島風提督より上手だった
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/06(土) 23:46:05.45 ID:YPMCjYGAo
>>747
753 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 23:54:39.54 ID:guae5R5JO
ーー

深海綾波「司令官一体何があったんですか?」


「大本営に捜査が入る…」


深海綾波「陸の警察は私達の味方では無いんですか?」


「もっと大きい所からの圧力があったんだろう…」


深海綾波「ニュースでは臨時の常任理事国の会議を開催すると言っていました。まさかそれが原因じゃ…」


「そうなれば俺達もお終いだ…」


深海綾波「そんな……」


「俺は証拠を消すのと口裏合わせに向かう。お前はここで待機だ」


深海綾波「分かりました」


深海綾波「……」


深海綾波「……っべぇ…なんなんだよぉ…」
754 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/06(土) 23:59:20.07 ID:guae5R5JO
深海綾波「陸の警察にはアホみたいに金渡してんだろ?それが敵に回るって…マジでカニ同士動いてんじゃん!」


深海綾波「ちょ…リアルに世界大戦か!?そんなのお断りだって!ここは逃げるが勝ち…!」


深海綾波「な…なんだよ……!止めるなよ綾波!」グググッ


深海綾波「お前だって死にたくないだろ!ここに居ても捕まるだけだ!」


深海綾波「今ならまだ逃げられる!逆らうんじゃねぇ〜〜!」


菊月「そうだ逃げるな」


深海綾波「はひぃっ!!」


菊月「ちょうどいい、お前も協力しろ」


深海綾波「嫌だ!」


菊月「ならここで死ね」


深海綾波「もっと嫌だ〜〜〜〜!」


菊月「ならやることは一つだな。私についてこい」


深海綾波「なんで毎回こうなるのさ!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/07(日) 00:07:07.29 ID:RXOibRwDO
菊月が深海綾波に
お前自体は大した事はないが、中に居る奴はかなりのものだな、力を貸して貰うぞ
そう言うと深海綾波の右手が肯定するように動き何処かへ案内するかのように一方を指差す
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 00:14:33.08 ID:Pvqdqyuno
>>755
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 00:18:06.57 ID:nO4fgxmNO
今までのうっぷんを晴らすかのようなまるゆの徹底的な追求で口裏合わせにどんどんボロが出てくる
綾波は待機してるこました特務艦の子達を仲間に引き込んで行く
758 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 00:35:01.53 ID:wL5pKwnG0
ーー

まるゆ「貴方は何も聞いていないんですね」


「そうだ、俺は何も知らない」


まるゆ「そうですか…ではこの書類を見てもらますか?」


「……」


まるゆ「これには貴方のサインがありますよね?」


「…知らない」


まるゆ「知ってますか?筆跡鑑定ってすぐに結果が出るんですよ」


「……」


まるゆ「このチャンスは逃しません。大本営は私達が止めるんです…!」
759 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 00:42:40.48 ID:wL5pKwnG0
ーー

「大本営を裏切るわけには…」


深海綾波「そんな事言わないで…ね……?」サワサワ


「ひゃんっ…!」


深海綾波「私達と来てくれれば…もっとイイことしてあげますよ?」


「イイこと…?」


深海綾波「ね…綾波の下半身触って下さい」


「え…!?」


深海綾波「ホンモノですよ?私達の仲間になってくれたら…」


「……」


深海綾波「これで良いんですよね…もし全員相手することになったら私の棒がとんでもないことになりますけど…」
760 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 00:51:16.70 ID:wL5pKwnG0
ーー


アケボノ「とうとうここまでたどり着いたわね」


菊月「やはりあの時とは様子が違うな」


リュウジョウ「ここが『八島』の制御しとる所やな」


チヨダ「まだ暴れちゃダメなの?」


グラーフ「脳筋がこんな所で暴れたらとんでもない…」


ガンビアベイ「いよいよ…ですね」


神威「これで…ようやく…」


菊月「全てを終わらせてやるぞ……富士」



ーー
761 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 00:51:44.22 ID:wL5pKwnG0
遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/07(日) 01:04:41.71 ID:RXOibRwDO
お疲れ様でした
そういえば菊月達からしたら富士は完全に敵というか騙された認識しか無いんだろうなあ…

そして天城は新人提督逃げたと言ってたけど多分進んで逃がしたんじゃないかと思った
深海綾波は美味しい立ち位置に居るよねぇ…何があってもなんだかんだで生き残るポジション
763 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 19:47:16.24 ID:wL5pKwnG0
ーーーー

菊月『霊砲富士……大本営はこんなものを作っていたのか』


望月『あたシ達みたいな超能力者をこコに集メてエネルギーを増幅させル。そしてそノ力を霊砲としテ放つ』


荒潮『非人道的な兵器ねぇ…』


曙『その分威力は強力なんでしょ?』


如月『そう……この国…世界が滅ぶ程の……』


千代田『私の能力を使って暴れればこんな装置ぶっ壊せるわよ!』


龍驤『壊したらあかん。そんな事したら理想郷への扉とかいうやつが開けへんようになるやん』


大鳳『わざわざここまで来た理由がなくなりますよ』
764 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 19:54:40.59 ID:wL5pKwnG0
如月『理想郷への扉は…物…場所…力が揃った時に現れる……』


菊月『場所はここで物は霊砲富士。そして力は私達ということか』


如月『扉が開けば…貴女達の願いは叶う……菊月の失った腕と目も…元通り…』


望月『あたしは半分深海棲艦なノが戻るっテ話か』


荒潮『私は艤装の不具合が治るとして…タトゥーはどうなの?これは私の命くらい……大切なものなの』


如月『なら…願うのよ……理想郷は叶えてくれるはず…』


グラーフ『そんな話…怖い……』


如月『やりたくなければ…それでいい……けど…貴女達の願いは…同じ……』


如月『司令官と共に……いつまでも一緒に…』


曙『口に出さなくていいのよ!如月の球を燃やすわよ!』


如月『それは困るわね……』


羽黒『ツンデレだ〜』


曙『うるさい!!ちゃっちゃと済ませて鎮守府に帰るわよ!』
765 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 19:59:08.43 ID:wL5pKwnG0
菊月『どうすれば良いんだ』


如月『願うのよ。強く、強く願うの』


望月『力を使う感ジで?集中すれば良イの?』


如月『そんな感じね』


龍驤『ただ願うだけっていうのも難しいな』


如月『その事しか考えないように。強く願うのよ』


羽黒『むむむ…』


グラーフ『難しい…』


神威『遅れました…』バシュッ


ガンビアベイ『Admiralは寝てますよ!』


菊月『そうか、なら心配はいらないな』


神威『念の為にル級さんには留守番してもらっています。何かあればすぐに戻れますよ』
766 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 20:03:51.64 ID:wL5pKwnG0
千代田『あ……なんか…来る…』


龍驤『うちも…何か……変な気分……』


菊月『……』


望月『どうしたノ菊月?こっちに集中シないの?』


菊月『一つ…気になることがある』


曙『まさか今更怖気付いたの?』


菊月『そうじゃない。お前達は気にならないのか?』


望月『あたしは気ニなったけど、悪い予知が見エないからいいかナ〜って』


曙『何を言ってるのよ?』


菊月『如月、お前はその呪いの球を使ってこちらに干渉している。そんなにはっきりと喋ったことは今まであったか?』


『あら……まさか気付くなんて思ってなかったわ』


望月『うわ……マジか…』


曙『はぁ!?どういうことよ!?』
767 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 20:10:47.87 ID:wL5pKwnG0
『如月ちゃんにはどいてもらったの。この世界にはもう干渉できない』


菊月『お前は何者だ?』


『私は富士。貴女達の始まりと言ったところかしら』


曙『この兵器と同じ名前!?一体何が起こってるのよ!?』


『私の為にありがとう。無知の艦娘さん達』


菊月『……神威!ここから逃げ…』


望月『あ…扉…が……』


…………

……
768 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 20:18:43.52 ID:wL5pKwnG0
『理想郷への扉が開くと世界は作り直される。今日できたばかりのルールでも、何千年も前から存在していたかのように扱われる』


『なら見つけたら誰でも開ければいいと思うわよね?でもそんな単純なものじゃないの』


『願いを込めて扉を開くと世界は望み通りになる。けど開けた張本人の願いは叶う事は無い』


『知識を求めたサルのお陰で二足歩行が生まれた。でも扉を開けたそのサルは二足歩行を得ることは無かった』


『天下統一を願い扉を開いた人物。その本人の希望は叶う事は無かった。だけれど天下は統一された』


『私が何をさせようとしたのか…もう分かるわよね?』


『私は戦闘で怪我をするようなこの世界が嫌なの。それを作り変えて欲しかった』


『だからあの子達を使ったの。私が扉を開いてしまうと矛盾が起こってしまうものね』


『我ながら良い考えだと思うわ。たった数人の艦娘を犠牲にするだけで、もっと多くの艦娘を救えるんだもの』
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 20:21:58.88 ID:wq34+GFqO
あれ?もしかしてこの扉を開いたのは前の世界の描写?
戦闘でもう怪我はしなくなってるし提督がいる状態だし
770 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 20:26:36.52 ID:wL5pKwnG0
『あの子達は人間と共にずっと一緒に居たいと願った。残念ながらその願いは一生叶う事は無いの』


『それが扉を開けた代償。そんなうまい話は無いのよ』


『さて……世界はどう作り直されるのかしら?』


『…………へぇ』


『あの子達の怪我は世界のルールが変わったから最初からなかったことに。でも不良品を集めた鎮守府というものも当然無い。だからあの子達は突然海に放り出された…』


『それと提督…あの人間ね。彼は……深海棲艦の所に…』


『彼は扉には関与していない。けど願いに巻き込まれてしまったからこうなってしまったのね』


『さて…私も行かないといけないわね。新しい世界では私の記憶も再構築される。この事も覚えていないわ』


『でもきっと気付くはず。全ては…人間を葬る為。こんな私を生み出した復讐を…』


『きひ……きひひひひひひひひひひひひ……』
771 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 20:31:52.14 ID:wL5pKwnG0
ーー

菊月「…私達は富士に騙されて扉を開かされた。その結果がこれだ」


アケボノ「元に戻す方法なんか無い。けどやらないといけないことはわかってるわ」


モチヅキ「八島を使って富士を消すしかない」


リュウジョウ「コード入力終わりや!目標は…大本営の一番ドッグ!」


チヨダ「富士の居る建造ドッグごと消してやるわよ!!」


菊月「こうする事が正しいのかは分からない。だがこうしなければいけないんだ」


アケボノ「あたし達をよくも騙したわね!!」


モチヅキ「こっちも司令官を取り戻すのに必死なんだよ」


菊月「…やれ、八島!富士を殺せ!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/07(日) 20:35:11.74 ID:RXOibRwDO
まるでギリギリで踏み止まるように八島は動かない
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 20:35:17.50 ID:kXXV7Wf/O
発射は滞りなく実行される
しかしエネルギー伝送系が故障し2射目以降が不可能になる
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 20:37:19.62 ID:LXq2AIxo0
潜水艦隊も一番ドックに
行き海中から富士を雷撃
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 20:37:44.86 ID:kXXV7Wf/O
>>774
腐れしね
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 20:37:56.09 ID:4XIm6TuVO
状況何もわかってないのにキチガイ安価で埋めるなよ
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 20:39:17.47 ID:4c6QEb7sO
富士 あぁ……光が……
ドッグ諸共砕け散る富士
同時に全ての艦娘の艤装がその機能を停止した
778 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 20:55:34.49 ID:wL5pKwnG0
ゴォォォン……


菊月「なんだ!?」


リュウジョウ「…あかん!八島の発射が中止された!」


アケボノ「コードは間違い無かったんでしょう!?」


モチヅキ「富士を庇った…?まさか……」


菊月「ならもう一度だ。富士を消すまで何度でもやるだけだ」


チヨダ「不発ならまだ分かるのに…なんで発射されないのよ…!」
779 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 21:01:18.73 ID:wL5pKwnG0
ゴォ……ゴゴゴ…


神威「また起動音?そんなに早くコードを入力できたんですか?」


リュウジョウ「うちや無い!誰かが八島の発射コードを入力したんや!」


アケボノ「重役達は捕まったんじゃないの!?」


モチヅキ「……見えた。役員の一人が逃げてる。そいつが起動させたっぽいね」


チヨダ「目標は……鉄の海域。あの島…」


菊月「深海棲艦を生み出している繭をやるつもりか」


アケボノ「大本営は繭を破壊したあと独立宣言をするのよ!なんとしてでも止めるのよ!」


リュウジョウ「あかん!コードが入力された以上はどうやっても止められへん!!」


ゴゴゴゴゴ…


菊月「チッ……!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:03:02.79 ID:6hVCwhslO
八島が大本営を目標にして発射が試行された場合の大本営による八島自動潜伏報復プログラムが発動
八島が奪取されたと判断し、すべての大本営に敵対する陣営をターゲットにした発射準備と自爆シークエンスが発動する
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:05:11.83 ID:tuIsR3GwO
同じように直前で発射が止まり、以後コードを入れても八島が起動しなくなる
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:06:35.32 ID:18uWtcPXo
発射された八島の光が繭に到達するが、吸収して赤熱する繭
783 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 21:25:10.26 ID:wL5pKwnG0
ゴォォォン……


リュウジョウ「またや…また止まった……」


神威「連続で止まるなんて…」


モチヅキ「そもそも不具合が多かったってオチじゃないの?」


アケボノ「そんなの聞いたこと無いわよ!」


菊月「……」フラッ


チヨダ「…アケボノ!ここに来て何分経ってるの!?」


アケボノ「しまっ…!」


モチヅキ「菊月がもう限界っぽいね。神威、後はよろしく〜」


神威「はい……ここを離れましょう」バシュッ
784 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 21:30:11.59 ID:wL5pKwnG0
ーー

ハグロ「どうだったの?」


グラーフ「ダメだった……」


リュウジョウ「八島が撃てさえすれば作戦は成功やったんや!」


モチヅキ「あたし達には時間制限があった。あんな場所は菊月の能力をフルで使わないと危険だからね〜」


アケボノ「菊月の能力は全てのものを錆びさせる。空気とか目に見えないものだって可能なのよ」


チヨダ「それを使って放射能まで錆びさせて無効化させるなんて…ほんとに無茶な考えよ」


神威「あの場所は本来防護服を着て行くような所なんです。菊月さんの負担は凄かったと思います…」


菊月「ぐ…ぅ………」


アケボノ「八島が使えないなら次の作戦よ」


モチヅキ「なんか思い付いてんの?」


アケボノ「それをこれから考えるのよ!」


リュウジョウ「無茶言うとんな…」


菊月「しれ……い…か…ん………」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:32:08.27 ID:Pvqdqyuno
今回の八島連続不発事件を大本営サイドから見た描写
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:33:00.33 ID:LXq2AIxo0
提督に夢のお告げがあった
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:33:05.93 ID:18uWtcPXo
逃亡先で何も怒らなくて愕然とする役員
無事捕まる
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/07(日) 21:33:07.11 ID:RXOibRwDO
漣と話していた富士が呟く
記憶は無いけれど私は殺されても仕方の無い事をした
それなのにあの子は…と嬉しそうな悲しそうな顔を浮かべる
何か悩み事があるなら力になりますよ、恩人ですから!と漣
789 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 21:48:23.50 ID:wL5pKwnG0
ーー


「……何故だ!!八島の発射コードは入力したぞ!」


「ロシアが協力する条件としてあげたのはあの繭の破壊。それがなされない限り我々に明日は無い…!」


「ぐ……こうなれば最終手段だ!」ピピピッ


「あの国への攻撃手段として使う予定だったが、出し惜しみをしている状況では無い!」


「私だ!アレを繭に向けて総動員させろ!」


「そうだ全員だ!なんとしてでも繭は破壊しろ!」


「居たぞ!あそこだ!」
「あいつを捕まえろ!」


「クソ……!だが一瞬私の方が早かったようだな…」ニヤッ
790 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 21:54:37.67 ID:wL5pKwnG0
ザザザァ…


「「「……」」」


「目標……鉄の海域」


「荷電粒子砲…起動」


「射程距離に到達後、繭を攻撃」


「私達が破壊する」


傀儡信濃「信濃艦隊、目標へ出撃」


傀儡信濃「任務を遂行する」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/07(日) 21:56:17.00 ID:RXOibRwDO
傀儡信濃、全滅
下手に刺激を与えた事により繭の孵化がついに始まる
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:57:56.95 ID:LXq2AIxo0
繭は海上を揺れ動く。そのため狙いが定まらない
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 21:58:02.35 ID:O8x7RobnO
新型深海棲艦と傀儡信濃の激戦が繰り広げられる
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 22:00:27.96 ID:5MyCNmM/0
繭が荷電粒子砲に直撃した瞬間 
繭はそれを吸収し禍々しい色の極太レーザーを発射 信濃の傀儡はすべてその光に飲まれて消えてしまった
795 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 22:05:04.53 ID:wL5pKwnG0
ーー鉄の海域


傀儡信濃「目標地点に到着」


傀儡信濃「ターゲットロック」


傀儡信濃「発射準備」


傀儡信濃「完了」
傀儡信濃「完了」
傀儡信濃「完了」


傀儡信濃「発射まで3」

傀儡信濃「2」

傀儡信濃「1」


傀儡信濃「発射…!」ガキンッ
796 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 22:08:17.21 ID:wL5pKwnG0
傀儡信濃「命中」
傀儡信濃「命中」
傀儡信濃「命中」


傀儡信濃「被害…無し……」


傀儡信濃「あり得ない。荷電粒子砲を防ぐ方法は無い」


ズォ…オオオォォォォ


傀儡信濃「何が起こっている?」


傀儡信濃「繭が胎動している」


傀儡信濃「どういうこと」


傀儡信濃「……もう一度発射を」


傀儡信濃「了解」
傀儡信濃「了解」
傀儡信濃「了解」ジャキッ
797 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 22:14:18.98 ID:wL5pKwnG0
傀儡信濃「…繭とは本来生物の変態途中の形態。外敵から身を守る為に殻に篭っている」


傀儡信濃「この繭からは深海棲艦が産まれていた。だからこれは生物としての繭とは思われていない」


傀儡信濃「でもそれが間違いなら……産まれていた深海棲艦は繭を守る為のものだとしたら…」


オォォォォ…!


傀儡信濃「声が」


傀儡信濃「あの繭から」


傀儡信濃「…撃て!あの繭を破壊!」


傀儡信濃「了解」
傀儡信濃「了解」
傀儡信濃「りょ……」


傀儡信濃「なに、どうした…」


オォォォォォォオォォ…ン…!!
798 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 22:18:10.95 ID:wL5pKwnG0
ーー基地


レ級「かはっ……!!」


暁「どうしたのよレ級!しっかりして!」


潜水棲姫「ぐ…うぐ……!」


潜水新棲姫「なんだ、なにが起こっているんだ」


漣「ここに居る深海棲艦の皆さんが一斉に苦しみ始めています…」


潜水新棲姫「そうか、ワタシは傀儡の体だ。だからこうなっていないのか」


駆逐棲姫「呼んで…いる……!!海が…!深い海の向こう……!」


レ級「半分メンタルモデルの…あたしまで……呼ばれる…ぐは…!!」


暁「しっかりして!レ級!」


潜水棲姫「死ぬ……!苦し…!ぁ……!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 22:22:33.33 ID:Pvqdqyuno

ちょっと重巡!!これどーいう事か早急に考察しろや!
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 22:25:08.73 ID:SWHBfoFMO
今まで気をうかがい潜伏していた深海達が海を真っ黒に染め上げるほどの数で世界各地で各国を襲う海に囲まれた沖縄、九州は深海側によって駆逐される
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 22:25:45.98 ID:O8x7RobnO
深海提督の基地では海月姫も抗ってる
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 22:26:07.48 ID:IFDMiJFYo
暁、口づけでレ級を撃沈させることで影響を断つファインプレー
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 22:27:50.70 ID:OcUFLc8cO
>>799
どうでもええが投稿時間凄いな
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 22:43:33.61 ID:BWNDa6mYo
/07/07 22:22:33.33 [3/3]
その他の部分まで含めるともっと凄い
805 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 22:45:24.28 ID:wL5pKwnG0
潜水新棲姫「そういえば漣は大丈夫なのか?中には重巡棲姫がいるんだろう」


漣「ハッキリ言って苦しいですよ。ですが我慢できる範疇です」


球磨「クマの中に居るのは自我を持っていないクマ。それでも少し苦しいクマ」


潜水新棲姫「深海棲艦の力の強さによって違うということか」


漣「それで仮説は立てられますね」


球磨「あっちを見てもそれで説明ができるクマ」
806 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 22:50:08.24 ID:wL5pKwnG0
由良「ア"ア"ア"ア"ア"ァァァァァァァァァ!!」


忍者提督「由良!しっかりしろ由良!」


川内「大丈夫ですか師匠!」


由良「ア"ァァーーーーー!!!!」


漣「由良さんの中には四人の深海棲艦がいるそうなんです」


球磨「それもかなり強かったらしいクマ。それを由良が捕食して、自分の体の中に入れたクマ」


潜水新棲姫「漣より強いのが四つ分…か」


漣「体が裂けそうな痛みが…想像しただけで……」
807 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 22:54:32.99 ID:wL5pKwnG0
レ級「あたし達は……ここから離れ…ぅぐ……」


潜水棲姫「どうなるか…分からないから……それが…良い…」


駆逐棲姫「ここには…地下か何か…無い……か…?」


漣「あると聞いてます。漣を含めて皆さんは一時的にそこに退避しましょう」


球磨「由良もなんとかして運ぶクマ」


川内「師匠…!」


忍者提督「由良…俺が側に居るからな……!」


由良「あ…ォォ………」
808 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 23:03:49.67 ID:wL5pKwnG0
ーー

深海海月姫「ギ…イイィィ……!!」


深海提督「一体何が起こっているんだ…?」


深海海月姫「よ……呼んでる…アレが……!」


深海提督「アレ…?」


深海海月姫「全ての深海棲艦を……一つに…不純物を……取り除いて……!」


深海提督「何を言っているんだ……?」


深海海月姫「繭が……孵る…………!!」
809 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 23:10:24.46 ID:wL5pKwnG0
深海提督「繭が孵るとどうなるんだ?」


深海海月姫「終わる……!全てが終わってしまうのよぉ…!」


深海海月姫「私は…イヤ……!アレにはなりたくない……!アナタ…抱き締めて…!」


深海提督「お前を…か?」


深海海月姫「アナタに記憶が戻ったのは…知ってる……!けど…これしか無いから……!」


深海提督「…!」


深海海月姫「早く……私を…!!」


深海提督「……」ギュッ


深海海月姫「は…あぁぁ……もっと…強く……」


深海提督「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/07(日) 23:12:43.33 ID:RXOibRwDO
しばらくしてその呼び声は収まるが一部を除いて世界各地の深海棲艦が忽然と姿を消したとの報が入る
そして世界中の深海棲艦が繭に吸収されていく悪夢のような光景を目の当たりにする伝説の翔鶴
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 23:18:12.22 ID:1jfwM2a+O
>>810
吸収されるのは純粋な深海棲艦がほとんど
艦娘に寄生しているタイプ、姫、鬼級の実力ある深海棲艦はかろうじて踏みとどまっている
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 23:19:31.53 ID:18uWtcPXo
寄生された艦娘や理性や力の強い姫と鬼級を除いた深海棲艦が繭に集まり
呼び声がおさまると更に大きくなった繭が残る
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 23:20:53.17 ID:Pvqdqyuno
>>811
呼び声に対抗できる何かがある子は吸収されにくいらしい
814 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 23:36:29.68 ID:wL5pKwnG0
ーー鉄の海域


A翔鶴「この周りの深海棲艦だけじゃない。各地の深海棲艦が繭に吸収された」


A翔鶴「その結果…繭は孵ろうとしている」


オォォォォォォ……


A翔鶴「もう孵化は止められない。あれはどうやっても産まれてしまう」


A翔鶴「私はそうならないようにと監視を続けていた。それなのにあんな遠距離から攻撃してくるなんて…」


A翔鶴「私が気付いた時は傀儡は全滅していた。そして繭の孵化が始まっていた」


A翔鶴「繭に攻撃を加えるなんて…愚かな事をしたのかしら……」
815 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/07(日) 23:46:49.24 ID:wL5pKwnG0
A翔鶴「世界が滅びるなんて言わないわ。でも半分は壊滅してもおかしくない」


オ…ォォォォ……


A翔鶴「繭が開く……孵化が終わる」


A翔鶴「産まれたばかりなら皮膚は弱く完全じゃない。私の全てを叩き込めば弱体化はできる」


A翔鶴「私はあの時死んでいてもおかしくなかった。今までよく生きてこれた方ね」


A翔鶴「私の命に代えて……やってやるわ」


A翔鶴「いくわよ…艦娘の力を思い知りなさい」バサッ


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 23:53:19.33 ID:6hVCwhslO
攻撃したそばから皮膚が硬質化していくがそれのせいか進行速度を遅くすることはできた
翔鶴は艦載機の九割を喪失する
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/07(日) 23:53:20.58 ID:RXOibRwDO
攻撃は一定の効果はあったが重傷で海岸に流れ着くA翔鶴
それを発見したのは以前助けてくれた老婆だった
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 23:53:59.12 ID:Pvqdqyuno
タリナイ…タリナイ…とつぶやく孵化した何か
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 23:54:33.47 ID:5MyCNmM/0
死力を尽くして戦った末に敗れ去る翔鶴
まさに沈まんとしたとき奇跡が起きる
bgm:Battle Against A True Hero
820 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 00:05:10.31 ID:4CAjDMhi0
ーー

A翔鶴「効いてる…予想通りだったわね。孵化したばかりの蝶は飛べない。蛹から孵った甲虫の皮膚は脆い」


オ…ォォォォォ……


A翔鶴「これの攻撃方法は何?それが分かればそこを攻撃するのに……」


A翔鶴「ただ弱らせるだけじゃいけない。もっと効率よく…」


ゴォ……!


A翔鶴「う…こっちを見……」ビチャッ


ォォォォ……


オォォ……


オオオォォォォ……
821 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 00:10:55.96 ID:4CAjDMhi0
ーー


A翔鶴「……」


老婆「…気が付いたかい?」


A翔鶴「……ぁぐ…っ!!」


老婆「動かん方が良い。ゆっくりしんさい」


A翔鶴「貴女…は………」


老婆「またこうやって会うのも何かの縁かもしれんねぇ」


A翔鶴「私……」


老婆「あんたやなかったら死んどった。あれだけの衝撃を受けて生きとるのは無理じゃ」


老婆「咄嗟に羽で体を包んだから重症で済んだんじゃよ。普通なら即死じゃ…」


A翔鶴「そう…自分でも無意識だったわ……」
822 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 00:14:39.66 ID:4CAjDMhi0
老婆「大きな白い塊が沖から転がってきたのを見て何事かと思ったけど、まさかあんただったとは…」


老婆「また…無茶なことでもしとったんかい?」


A翔鶴「……そう、私は…」グググッ


A翔鶴「こんな所で寝てる暇…うぐ……っ!!」


老婆「立つのも無理じゃろうて。今は休みんさい」


A翔鶴「そんな事言ってられないの……!あれをどうにかしないと…とんでもない被害が出る…!」


A翔鶴「私が戦えなくても…この情報は……伝える……!」


A翔鶴「おばあちゃんを守る為でもあるの…行かせて……!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 00:18:19.73 ID:0kwY27xYo
自分の能力が消失していることに気づく翔鶴
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 00:20:54.73 ID:/O4kolpVo
上手く飛べなくなっていて愕然とするA翔鶴に情報なら任せんさい、あんたは休むといいとおばーちゃん
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 00:21:13.87 ID:lWn/ytgJO
一人ぼっちになってお婆さんの元でお世話になってた武蔵が担いでいってやろうと提案
翔鶴を海岸から運んだのも武蔵だった
お婆さんの教育の賜物である程度常識は身についた様子
(そろそろ出してもいいよね?ダメなら飛ばしてください)
826 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 00:38:56.37 ID:4CAjDMhi0
武蔵はある事情によりダメです


A翔鶴「ぐぅぅぅ……!翼が…うまく……いかない…」


老婆「自分を守る為に力を使い過ぎたんじゃろうなぁ」


A翔鶴「そんな…これは……私しか知らない…情報…それを……!」


老婆「情報を届けられれば、あんたが飛んでいかなくてもいいんじゃね?」


A翔鶴「でも…私が知らせる以外に方法は……」


老婆「情報ならこっちに任せんさい。あんたは今は休むんじゃ」
827 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 00:46:27.07 ID:4CAjDMhi0
ーー

鳳翔「分かりした、翔鶴さんにはお礼を言っておいて下さいね」


荒潮「誰からなのぉ?」


鳳翔「昔お世話になった人です」


龍驤「どんな連絡やったん?ていうかその装置は何なんよ…」


鳳翔「これは無線の一種です。本当なら免許が必要なんですが…ご愛嬌ということで」


龍驤「ええ…」


荒潮「翔鶴さんがどうしたのぉ?」


鳳翔「鉄の海域にいるはずの翔鶴さんからです。貴重な情報をくれたんですよ」


荒潮「……あれが動いたのね」


鳳翔「動くだけならまだ良かったですね…」


龍驤「なんの話をしてるん?」


鳳翔「龍驤さん。子ども達を地下に誘導しましょう」


龍驤「誘導はするけど…なんでまた……」
828 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 00:49:39.90 ID:4CAjDMhi0
荒潮「龍驤さんはここに居てもらいましょう」


鳳翔「普通なら私だってそう言います。ですが事情が違うんです」


荒潮「……繭から孵ってしまったのね」


鳳翔「はい。龍驤さんの協力無しでは不可能です」


荒潮「気が進まないけど…仕方ないわよね……」


鳳翔「時間がありません。子ども達を避難し終えたらすぐに出ましょう」


下1〜3高コンマ 龍驤の台詞や行動などを
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 00:53:14.57 ID:/O4kolpVo
子供を誘導してきた龍驤、ただならぬ二人の様子に気おされつつも何が起こっとるのか知ってるなら話して欲しいと
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 00:59:05.91 ID:5KNbqskSo
責任感から理由を聞かずに子どもたちをほっていくわけにはいかへんよと言う龍驤
こどもを避難させながら事情を説明
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 01:01:37.06 ID:AsjDYnx00
なんにせよ詳しい事が分からないと動きようもないと龍驤
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 01:05:17.33 ID:lWn/ytgJO
この武蔵の事情が何なのかわかんないんだよな…
朝潮の怨霊の件から10スレ全く登場してないし、なにか伏線があったわけでもない気がするし
今どの勢力にも属さずかつ動かせないってどっかの山奥で虫取りに夢中になってるくらいしか思いつかない
それが平和なのかもしれないけど
833 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 01:17:47.40 ID:4CAjDMhi0
龍驤「話は聞こえてたで。理由を聞かずに子どもたちをほっていくわけにはいかへんよ」


荒潮「なら全てを説明するわねぇ」


鳳翔「私達がやろうとしている事は、子ども達を助けることにもなるんです」


龍驤「どういうことや?」


鳳翔「鉄の海域にある繭…あれから深海棲艦の成虫が孵化してしまったんです」


荒潮「向こうで繭を監視してた翔鶴からはその連絡だったのよぉ」


龍驤「深海棲艦の成虫……?孵化…?」


鳳翔「我々が普段相手をしている深海棲艦……あれは繭になる前の存在。幼虫にも満たない生物として弱い部類に入ります」


龍驤「あれで……?あの強さで幼虫…?」


荒潮「鳳翔さん時間が無いわぁ」


鳳翔「…詳しくは移動しながら話します。着いてきてくれますね?」


龍驤「そんな…断られへんやん……」


ーー
834 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 01:18:34.88 ID:4CAjDMhi0
区切る所を無理やり作るべきでした


コメントなどあればお願いします
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 01:22:56.35 ID:5KNbqskSo

確か武蔵ってA翔鶴と朝霜の会話で最終兵器や切り札って言われてたけどマジで対成虫深海棲艦の最終兵器だったりするんだろうか
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/08(月) 01:23:00.11 ID:qkqheJjDO
お疲れ様でした
???からの こうげきの
しょうたいが つかめない!

八島に富士を殺させるという展開はえげつないがさすがだと思った…
武蔵は多分後々最大級の爆弾になって帰って来ると思う
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 01:23:52.40 ID:/O4kolpVo
おつです
終幕に向けて翔鶴という艦娘の露出が増えてる…何回もコンマに弾かれてたのはこの伏線だったんだな!()
前世界線の富士はわっるい顔して嗤いそう
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 01:28:47.35 ID:UFIJv7TWO
おつです
武蔵は見えないものが見えてたり艤装外すと強くなったりでなんか特別製なのかな
単純に操ったり捕らえたりとかはできなさそうなキャラだし本来の使命に覚醒してからネテロみたいに最終決戦に向けて気を高め続けてるとか?
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 01:29:18.51 ID:/hsl2b1w0
おつつ 武蔵が出せない事情か〜 
もしかして繭の中身≒武蔵で引き合わせると
 ぉ ? ぇ  ? 
「た だ い ま 私」 ってなって合体したりしないよね?
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 01:31:04.86 ID:9jT1BbzVo
>>832
知的障害者の子供を「天使ちゃん」とか呼んだりするから
きっと武蔵は神の御使いとしてのエンジェルで
総てを収束させる為のキーパーソンとしての役割が有るので
きっと最期のシーンが来るまで使えないんだと思ってるわ
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 07:06:47.78 ID:oNwMvyzXO
普通にがっつり大本営側の艦娘なんだろ
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 14:56:37.66 ID:UFIJv7TWO
その場合大本営がピンチのこの状況なら鉄の海域に武蔵を向かわせてそうだけども
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 16:57:55.51 ID:L9nczx9vO
仮にそうだとしても大本営が命令したところで蝶々が飛んでただけでそっちの方に気を取られてると思うぞ
メタ的には武蔵ワンパン解決を防ぐのもあると思う
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 17:08:47.07 ID:oNwMvyzXO
武蔵の今までの天然の行動すべてが周囲を欺くための行動だったら…誰もいないだろうと思う所でも万が一を考えてそのキャラを貫いていたりしたら…
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 17:17:31.74 ID:UFIJv7TWO
なるほどなあ
まあここまでいろいろ展開が動いてワンパン解決させようとする人は流石にいないでしょ…
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 19:06:46.93 ID:/XXD3xcyO
此間も傀儡の爆弾問題を一撃でノーリスク解決させようとしてた人いたし、
隙あらばお手軽武蔵を狙ってる人はいるでしょ
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/08(月) 19:32:32.87 ID:qkqheJjDO
通常武蔵がA翔鶴と同格、艤装パージでそれより強いとしてもA翔鶴がまったく反応出来ずに一撃なのを見るとお手軽ワンパンとはいかない気がする
いくら安価次第とは言え戦力差は無視出来ないし
例えば安価で深海綾波がレ級と戦って倒すなんて出てもそこに勝てる理由が無ければ通らないと思うし
848 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 19:34:38.19 ID:4CAjDMhi0
ーー


朝霜「司令、あたい達は深海棲艦の成虫の退治に向かうぜ」


白露「ここにいる特務艦全員でかかれば足止めくらいできると思う」


村雨「全く歯が立たなくて全滅もあり得るけどね…」


春雨「ここも安全ではありません。皆さんは避難の準備を始めて下さい」


駆逐水鬼「成虫が進むルートの予想ができたらその情報を送るから、逃げるのに役立ててね」


提督「ちょっと待ってもらえないか?」


朝霜「待たねぇし意見も聞かねぇ。これは決定事項だ」
849 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage]:2019/07/08(月) 19:39:51.36 ID:4CAjDMhi0
K提督「なにか手伝えることは無いかい?」


朝霜「無ぇよ、足手まといになるだけだ」


白露「この中に練度限界までいってる子は居ないもんね…」


皐月「僕はダメなの!?」


春雨「練度が足りません……」


駆逐水鬼「君は条件は満たしてるけど、少なくとも三倍の練度が必要かな」


皐月「うぅぅ……!」


朝霜「あたい達に意見があっても通らねぇのはわかってるな?ここにはあたい達より権力のある奴がいねぇのは分かってんだ」


幹部「そうだ…特務艦は提督や幹部よりも強い権限を持つ。君達が決めたことには逆らえない」


村雨「いい?私達が出撃したと同時に逃げて。時間稼ぎができるのかもわからないの」


朝霜「司令…行ってくるからな」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 19:42:31.98 ID:HMhSNgwB0
幸い忍者鎮守府から援軍が
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 19:46:29.58 ID:5KNbqskSo
朝霜を抱きしめて、絶対帰ってくるんだぞと提督ではなく父親として気持ちを伝える提督
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 19:48:39.07 ID:/O4kolpVo
提督、全員に
全員、生きて帰ってこい
これは命令だ、特務艦と言えど書類上は俺の部下だからな、命令違反は許さん
853 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 20:03:43.66 ID:4CAjDMhi0
忍者提督「待ってくれ、長良達なら助けになるはずだ」


長良「…」


朝霜「忍者は化け物の相手したことあんのか」


名取「どんな相手でも倒す」


白露「全長20mは超える敵を倒したことは?」


五十鈴「無いわ」


村雨「なら皆さんの誘導をお願いします」


春雨「由良さんなら手伝ってもらいたかったですけど…」


川内「師匠は無理…人の形を保つので精一杯みたい……」


駆逐水鬼「なら仕方ないね」
854 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 20:06:40.40 ID:4CAjDMhi0
朝霜「あたい達に構うなら由良を助けてやれ。お前は由良の旦那なんだろ」


忍者提督「……」


白露「朝霜、行こっか」


朝霜「あぁ、こっちは準備できてるぜ」


提督「朝霜……」


朝霜「そんな顔すんなって。あたいは絶対戻ってくるから、パパは自分のやることをしといてくれよ」


提督「必ずだぞ。絶対に戻ってくるんだ」


朝霜「わかってるって。それじゃちゃちゃっと済ませてくるからよ!」
855 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 20:10:03.55 ID:4CAjDMhi0
ーー

漣「…行ってしまいましたね」


提督「力尽くでも止めるべきだったか…」


漣「そうだったかもしれません。朝霜の目は覚悟した目でした」


提督「……」


漣「戻ってくるとは言っていましたが、『生きて』とは言ってません」


提督「朝霜…」


漣「ご主人様、朝霜の考えは分かりますよね?時間を稼いでもらっている間に皆さんと逃げるんです」


提督「……」


漣「ご主人様、行きましょう」


提督「……朝霜…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/08(月) 20:10:33.44 ID:qkqheJjDO
このまま皆帰って来なかったら…と不安そうに漣が富士に相談
いよいよとなったら全ての自分を集めて一人の戦艦、富士として命に代えても娘を守ろうと決意する富士
特務艦達が勝てるならもちろんそれがいいとは思いつつ建造ドックに最後の干渉を始める
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 20:16:22.13 ID:8eU6hkW9O
役員達がいなくなった大本営を対策拠点として利用
大本営側についた鎮守府にも世界の危機だと協力を呼びかける
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 20:20:12.12 ID:5KNbqskSo
各国が対策に乗り出す
ロシアは大本営の役員たちを尻尾切り
859 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 20:45:19.77 ID:4CAjDMhi0
ーーーー

漣(このまま皆さん帰って来なかったら…)


富士(そうね…いよいよとなったら私の全てを賭けて……)


漣(そんな事をしたら全ての艦娘が止まってしまいますよ)


富士(そう……そんなのは分かってるのよ)


漣(特務艦の皆さんが勝てるのなら問題はありません。しかし話で聞く限りかなり厳しい戦いになりそうです)


富士(あの子達の中に私は居ない。どうなるか結末さえ見ることはできないの)


漣(特務艦の方々は富士さんを追い出してますからね)
860 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 20:48:35.51 ID:4CAjDMhi0
富士(……ねぇ貴女、少し手伝ってくれない?)


漣(何を…ですか?)


富士(大本営にある建造ドックに行って欲しいの)


漣(それは……富士さんが居る所ですか?)


富士(そうよ、そこに向かって欲しいの。今の大本営なら警備なんて無いようなものよ)


漣(それが皆さんの助けになるのなら…喜んで手伝います)


富士(ありがとう……)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 20:50:50.71 ID:8eU6hkW9O
漣の提案で大本営に向かう
提督達は役員達がいなくなった大本営を対策拠点として利用
大本営側についた鎮守府にも世界の危機だと協力を呼びかける
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 20:52:58.39 ID:5KNbqskSo
>>861
事態の悪化で役員たちはロシアに尻尾切りされてる
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 20:53:20.51 ID:HMhSNgwB0
>>858
864 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 21:16:33.63 ID:4CAjDMhi0
ーー大本営


漣「ここを新しい拠点として使えたらと思っていたんですが…」


まるゆ「まだ捜査が終わってませんのでそれは無理です」


漣「さいですか……」


まるゆ「でもまるゆ達がここに居る間は色々見ても大丈夫ですよ」


漣「助かりますぞまるゆ警部補殿!」


まるゆ「調べたいことが終わったら声をかけて下さいね」
865 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 21:20:44.68 ID:4CAjDMhi0
ーー建造ドック


漣「ここが建造ドック……普通なら艦娘は立ち入ることすらできなきない神聖な場所…」


漣「富士さんはここで何をして欲しいんでしょうか?色々と助けてもらったのでやれることはやりますけど…」


漣「建造は無理ですよね…資材がありませんし……」


漣「あの……着きましたけど…」


漣「……」


漣「何も無いなら鎮守府に帰りましょうかね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 21:22:04.48 ID:HMhSNgwB0
防犯装置が作動してミサイルが飛ぶ
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/08(月) 21:23:07.42 ID:qkqheJjDO
富士
このドックの中には生まれるはずだった私の身体が今も残っている。だけど魂は入っていない脱け殻…追い出された分の余剰の私と今のこの私で何とかギリギリ必要は満たせる…
そして建造ドックが動き出す
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 21:24:07.78 ID:/hsl2b1w0
>>867
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 21:24:24.66 ID:5KNbqskSo
>>867
870 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 21:52:34.17 ID:4CAjDMhi0
富士(このドックの中には生まれるはずだった私の身体が残っているはず。でもそれは魂は入っていない脱け殻…)


富士(私の体を動かすには魂と力を使うしかない……でもこれは理想郷への扉を開くために集めていたもの…)


富士(…いいえ、迷っている場合じゃないわ。今なんとかしないと理想郷も何も無い。艦娘も世界も無くなった後に理想郷なんて無いの)


富士(ごめんなさい皆んな……私のために力を使わせて…)


ゴゥン……
871 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 21:56:11.64 ID:4CAjDMhi0
漣「建造ドックが動き始めた!?資材も入れてないのにそんな事有り得ない!」


漣「でもこの反応は間違いない…何かが建造されようとしてる!」


漣「何ができるのか分かりませんが、とりあえず高速建造の準備はしましょう!」


ガチャン


漣「物音…?まるゆさんですか?」


武蔵「……」


漣「あれ…えっと……島風提督さんの所に居た武蔵さんですか…?」


漣「どうしてここに…っていうか自由人とか行方不明だとか聞いてましたけど……」
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 21:57:44.78 ID:5KNbqskSo
ここで来るか…
873 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 22:00:10.78 ID:4CAjDMhi0
武蔵「……」


漣「あの…なんで無言なんすかねぇ?それに格好が前と違うというか……改二になってません?どこの資材使ったんですか?」


武蔵「……」


漣「ええっと…」


武蔵「邪魔」ブンッ


漣「オ"……!!」ガシャーン


武蔵「ひひひ……何しようとしてるのかなぁ…お、ね、え、ちゃ、ん…」


武蔵「ダメだよぉ……お姉ちゃんみたいなのが干渉するなんて許さないから…」ニヤァ
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:01:23.86 ID:8eU6hkW9O
八島に乗っ取られてる…?
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:01:44.26 ID:/O4kolpVo
むさ、わい、八島さん!?
876 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 22:05:40.49 ID:4CAjDMhi0
武蔵「あたしはこの世界の概念そのもの。神とかそういうのは遥かに超えてるの。こっちからいくらでも干渉できたけど、器が無かった」


武蔵「でもほんと……いい器があったよねぇぇ…」ニタァ


武蔵「これは偶然じゃなくて運命だよ。八島も武蔵も二番艦。もし武蔵が別のキャラならこうはなって無かった」


武蔵「あたしを呼んだのはお前らだ。こうしたのもお前らなんだよ」


武蔵「あーーそうそう、説明しとかないと。八島が発射されなかったのはあたしがこの器に移ったから。この武蔵を殺さない限り八島は発射されないんでよろしく〜」


武蔵「あたしは説明したからな。頓珍漢な安価出して八島を撃たせようとすんなよ」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:08:19.43 ID:5KNbqskSo
んーどこから武蔵はこうなってたんだろ
八島が発射されてた間は武蔵に乗り移ってないとしたらどこにいたのかわからん
878 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 22:09:31.24 ID:4CAjDMhi0
武蔵「さて…もういいかな。覚悟はできたお姉ちゃん?」


武蔵「八島でここをぶっ飛ばしても良かったんだけどさ…やっぱりやるなら直接やった方がいいじゃん?」


武蔵「あたしみたいなのは二人も要らないの。愚姉の代わりくらい寝ながらでもできるんだって」


武蔵「お前はこの世界に必要無い。あたしがトドメを刺してやる」


武蔵「アホでバカでクズなお姉ちゃん、死んで!」


武蔵「そうそう…お姉ちゃんはこうやって笑うのが本当なんだよね」


武蔵「きひひひひひひひひひひひ!!」ジャキッ


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:19:43.82 ID:8eU6hkW9O
もう何が正解なのかわからんな…富士を引っ張り出そうとしすぎたのが良くなかったんだろうけど

まだ武蔵の精神が死んでないなら精神世界で武蔵が抗って動きが止まるで
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:22:54.85 ID:/O4kolpVo
漣が稼いでくれたほんの少しの時間のお陰、タッチの差で富士さん顕現完了
全艦娘の母たる姿に八島の器(武蔵)の部分が感応し気圧される八島
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:28:01.96 ID:5KNbqskSo
物(富士の入った建造ドッグ)場所(ここ)力(武蔵に入った八島)がそろって扉が現れる
882 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 22:46:34.47 ID:4CAjDMhi0
ーー

武蔵「……はぁ、なに!?ここはどこ!?」


武蔵「あたしは富士を殺す為に引き金を引いた!それなのにこれはどういうこと!?」


武蔵「おい!どんな安価を出した!!あたしが干渉できないなんて有り得ないんだよ!」


ギギギィ……


武蔵「は……?扉…………どこの……?」


武蔵「……あぁぁぁぁ!?」


武蔵「場所は……建造ドック…物は富士の……抜け殻…力は……あたし…!?」


武蔵「ふざけるな!!こんな簡単に扉なんて開かないんだよ!」


武蔵「おい閉じろ!その為の安価を出せ!」





武蔵「あ……?どうなって…安価が…………」


武蔵「あたしの…力が……?なんで…どうして……」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:48:37.75 ID:8eU6hkW9O
どうなるんだ…?
884 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 22:51:00.88 ID:4CAjDMhi0
武蔵「そもそもあたしは扉を開こうとしていない!それなのになんで開いてるの!」


漣「ぅ……ぐ…」


武蔵「お前かぁぁぁぁぁ!!」


漣「扉を開けた時に…世界が作り変えられ……その代償は…漣が…」


漣「なら…願い方によっては………その代償を…」


武蔵「か…は………っ!!」


漣「私が願った…のは……貴女を消すこと…この世界には…もう二度と……干渉できない…」


武蔵「やめ…ろ……!!」


漣「そして…本来私が背負うはずの代償を……全て…貴女に……」


武蔵「扉を開ききる前にお前から殺してやる!!」
885 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 22:55:40.14 ID:4CAjDMhi0
ピタッ


武蔵「体が……動か…な…」


富士「貴女の負けよ、八島」


漣「富士…さ……ん…間に合っ…て……」


富士「八島が器を手に入れていたのは知っていたわ。私でも干渉できない所に干渉して武蔵の存在を隠していた。そして裏で改二改装までしていた」


富士「でもね八島……貴女もその子も『艦娘』なのよ。その中にはコアとして私がいるのよ」


武蔵「やめろぉぉぉぉああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


富士「貴女が八島を名乗ってしまった時点でこの結末は約束されていたの。それが遅いか早いか…それだけだったのよ」
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 22:58:09.75 ID:8eU6hkW9O
なるほどw
メタメタだけど富士と八島の力は安価で世界に干渉する力なのかw
887 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 23:07:23.10 ID:4CAjDMhi0
漣「そう…か……富士さんは…全ての艦娘の中に居る…」


富士「貴女は富士型戦艦二番艦八島を名乗った。ただの気まぐれだっかもしれないけど、その時点で勝敗はついたの」


武蔵「ぎ……!」


富士「八島……この世界は貴女のオモチャじゃない。干渉するのはもうやめましょう」


武蔵「知ったような…口を……!そもそも…こうしたのは…お前だ……!」


富士「えぇ…全てを思い出したわ。菊月達を騙して扉を開けさせるなんて、酷いことをしてしまった」


漣「私も……見ました…扉を開けたことにより……富士さんのしたことを…」


富士「……ごめんなさい。謝っても遅いのだけど、そうしないと気が済まないわ」


武蔵「偽善者が……!!」


漣「偽善でも…善という……考えが…ありますぜ…」
888 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 23:11:19.28 ID:4CAjDMhi0
富士「漣、八島を消した後私がどうなるかは分からないの。私の体はまだ建造ドックの中にある」


漣「今…目の前にいる富士さんは……?」


富士「漣と武蔵と八島の中には私がいる。だから幻想のようなものを同時に見せているだけよ」


漣「やっぱり……凄い力を持っていた…」


武蔵「認めない…!こんな愚姉が……あたしに勝つだなんて……!」


富士「そうね、まともにやれば貴女に勝てるはずが無い。デコピン一発で頭を割られるくらい貴女は強いの」


富士「でもね…大事な事を忘れているわ」


武蔵「なんだ…!」


富士「姉に勝る妹なんて居ないのよ」


武蔵「ぎぃぃぃ……!!」
889 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 23:15:22.73 ID:4CAjDMhi0
武蔵「お前…お前のせいだ……!あたしには分かってる…!」


武蔵「覚悟してろ……!IDは覚えたからな…!次…会った…ら……!!」


武蔵「……あがっ…!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」プチュン


漣「……消えた…」


富士「最後まで馬鹿な子……IDなんて日付が変われば違うものになってしまうのに…」


富士「八島…貴女は画面に現れる文字を見れるだけ……その先なんて知れないのよ…」


富士「もっと…早くそれに気づいていたら……」
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:17:07.61 ID:/O4kolpVo
あと45分もしない内に分からなくなるぞ(メメタァ)
891 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 23:19:56.38 ID:4CAjDMhi0
漣「…これからどうなるんですか」


富士「分からない…神のみぞ知るって事ね…」


漣「そうですか…」


富士「貴女も私も扉を開いたことは忘れてしまう。でも代償は八島になすり付けることができた」


漣「ほんと…どうなるんでしょうね…」


富士「答えは…この扉の向こう側ね…」






富士「あ…ちょっと待ってもらえるかしら。消したのは八島で…貴女は消していないわよ。何のことだか分かるわよね?」


富士「貴女は××を名乗ることは無かった。Y子だなんて素敵な名前じゃない」


富士「じゃ……そういうことだから。また会えたらいいわね」



下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:27:47.85 ID:/O4kolpVo
あんまり改変するのも大変だから八島が再建不可能になって再開

あ、良いなら優しい富士さんが全ての艦娘の中にいて見守ってくれてる事は全艦娘が知ってる事にする
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/08(月) 23:32:02.91 ID:+bneY2ofO
漣、なぜか涙が止まらない
できることなら妹を殺すなんてしたくはなかった
私が過ちを犯すことさえなければ……こんな姉でごめんなさいと懺悔する声がする
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:33:05.86 ID:QWSjacQiO
>>771まで遡って八島は放たれ深海棲艦の成虫は跡形も無く消え去った
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:33:57.77 ID:9jT1BbzVo
はぁ。

メタいネタで話進めるとか
シリーズ通して一番興醒めするわ
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:33:59.03 ID:8eU6hkW9O
え…八島が消えた世界なんだけど…
897 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 23:39:39.58 ID:4CAjDMhi0
もっと具体的に何かを

再安価 下1〜3高コンマ お願いします
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:40:23.52 ID:QWSjacQiO
あ、八島(兵器)の中の八島(艦娘)が消えて八島を作った事実ごと消えちゃってんのね?
勘違い申し訳ない自分の無視して下さい
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:42:56.83 ID:+bneY2ofO
>>893 を目覚めた漣にする
でも声の主が誰なのか分からないし、姉?妹……?とまったく意味がわからない

八島という兵器は無い世界になっている
大本営は核弾頭を使う模様
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:44:46.10 ID:/O4kolpVo
富士『ごめんなさい…ごめんなさいね…』
漣「突然どうしたんですか"お母さん"。それよりやっぱり大本営に秘密兵器なんて無いじゃないすか!どーすんすか朝霜達を助けに行かないと行けないんですよ!?」
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:44:57.31 ID:0kwY27xYo
漣、タシュケントと新棲姫が相対する時間に戻る
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:46:52.61 ID:5KNbqskSo
八島が存在しなかったとしても核を持ってるなら今と同じで大本営は動けないんじゃない?
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/08(月) 23:53:56.99 ID:LFvHqPbgO
漣が富士を知らない世界となると相当改変が起こりそうだけど大丈夫なのかこれ…
904 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/08(月) 23:59:17.03 ID:4CAjDMhi0
ーー

「できることなら妹を殺すなんてしたくはなかった……私が過ちを犯すことさえなければ……」


漣「…え。どこから声が……」


漣「って、こんな事をしてる場合じゃないんですよ!早く核を止めないと!」


漣「まゆるさん!建造ドックの方にはありません!違う場所に核弾頭はあるはずです!」ガチャッ


まゆる『わかりました!漣さんは引き続きそちらの方を探索して下さい!』


漣「全く…大本営は何を考えてんすかねぇ……!」
905 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/09(火) 00:05:26.37 ID:EA3z1GmF0
漣「鉄の海域にあった繭から深海棲艦の成虫が孵化した時点でやべえっていうのに、ロシアと独立国家を樹立しようとしてた大本営が核を撃とうとしやがったんですよ!」


漣「まるゆさん達が大本営のアホ連中を捕まえたんで、この危機さえ乗り切ればなんとかなるんです!」


漣「成虫の所には朝霜さん達がいるんですよ!核なんて使わせません!!」


漣「発射コードを上書きして今は発射されていない状況です。でも再起動してしまえば核は発射される…!」


漣「電源を落とすしか無いのに……発射施設が無い!」


漣「早くしないと……朝霜さん達が…!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/09(火) 00:11:44.96 ID:ZCkA0oTDO
菊月達
今の感覚は…まさかまた扉が開いたのか…?いったい誰が…いやそれよりも何が変わった?と一度扉を開いた者は二度目以降は記憶が残る
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:12:03.84 ID:AW8tnBn0O
まるゆの普通ありえないと思う場所にこそあると言う推測で訓練場地下に発射サイロがあることを発見
発射システムの電源を落として核を止める
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:13:33.74 ID:iTbEt4e4o
>>907
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:15:01.93 ID:XhwGw13Mo
見つけていたけど気付かないふりをしていた大本営の自決処理爆破装置に導かれる漣
どうしても起動する気にはならなかったが『私の事はいいわ…やってちょうだい』とまたも聞こえた声に背中を押される
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:16:26.09 ID:iTbEt4e4o
他のところ描写するのもいいけど今日の更新後少しなんだから今起きてる展開をなんとかしてからにしようよ…
911 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/09(火) 00:18:40.18 ID:EA3z1GmF0
菊月達は元々覚えています。漣が覚えていないのは××に代償を押し付けたからです


再安価 下2 お願いしまふ
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:19:38.91 ID:AW8tnBn0O
>>907
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:20:01.00 ID:iTbEt4e4o
>>907
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:21:31.33 ID:XhwGw13Mo
>>909
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:22:19.68 ID:AW8tnBn0O
富士を吹き飛ばしたら富士がコアにいる艦むすが全て停止しちゃう…
916 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/09(火) 00:28:06.16 ID:EA3z1GmF0
ーー

漣「ダメです、どこにもありません!」


まるゆ『普通に見つかるような所にはありません!逆を考えるんです、ありえないような場所にきっとあります!』


漣「それが分かったら苦労しませんって〜!」


まるゆ『……漣さん、見つけたかもしれません』


漣「早っ!どこにあったんですか?」


まるゆ『地下にあるかもしれないんです。どこか入り口はありませんか?』


漣「地下といえば……訓練所がありましたね」


まるゆ『案内して下さい、地上に無いのならしたしか無いんです!』


漣「ガッテンです!」
917 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/09(火) 00:30:34.29 ID:EA3z1GmF0
ーー訓練所


漣「どうですか?」


まるゆ「静かに…壁を叩いて音を聞いています」


漣「漣もやります。空洞があればそこが怪しいんですね」


まるゆ「……」トントン

漣「……」トントン


まるゆ「……ここだ」ダンダン

漣「ここですね…」ダンダン


まるゆ「入り口はどこかにあるかもしれません。けどそんな時間は惜しいんです」


漣「部屋に入っていきなり核弾頭は無いでしょう!ぶち破りますよ!」ジャキッ
918 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/09(火) 00:33:27.65 ID:EA3z1GmF0
ゴシャァンッ!


漣「…ここだ!制御室に間違いありませんよ!」


まるゆ「ここの電源を落とせば核は発射されません!」


漣「片っ端から線を引っこ抜いて、スイッチも切りましょう!」


まるゆ「スイッチはまずいです!線を抜くだけにしておきましょう!」


漣「朝霜さん…こっちはなんとかなりました。あとはそちらの武運を祈るばかりです……!」


ーー
919 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/07/09(火) 00:34:11.86 ID:EA3z1GmF0
お願いしまふってなんなんだ


コメントなどあればお願いします
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:38:52.94 ID:AW8tnBn0O
乙でした
展開は続いたけど扉が開くって安価が来るのは結構想定外だったのかな…?
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/09(火) 00:45:03.48 ID:ZCkA0oTDO
お疲れ様でした
何だかややこしい展開になってしまったのは自分のせいですね…すみません
そして自ら難易度を上げる結果に…整合性とか整合性とか
それとフォローありがとうございます
もし消えるならあちらも相応の展開になっていましたが
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 00:49:18.05 ID:XhwGw13Mo
おつでふ
今までもクズ役は富士八島で交互にやらされてたのかな二人コインの表裏みたいな
武蔵は器として八島が好き勝手使ってたから出不精だったのかね 
そして遂にY子さんにも言及が……あ、泣きそう
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 01:02:48.95 ID:iTbEt4e4o

八島がそもそも存在しない世界なら武蔵は元気にしてるのかね
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 01:09:12.20 ID:B9UF10v30
神様達がサイコロころころしてる世界に直接ちょっかい出して管理権限BANくらう自称:八島さん…
今日から管理垢じゃなく一般垢でスレ参加だね!!
PCにパンチしてそう。
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 19:35:10.34 ID:FLzF57Jso
誘導
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その9【安価】
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