まほ「BC自由学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」

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1 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/20(木) 19:55:18.03 ID:fr8wpEqB0
 ―黒森峰女学院・食堂―

まほ「ただいま」

 「「「おかえりなさーーーい!」」」

エリカ「こらっ!あなたたち!天下の黒森峰がそんな子供っぽいお迎えしないの!やりなおし!さん、はい!」

 「「「ごくろうさんです!」」」

まほ「うん、ありがとう」

エリカ「驚きましたよ。たいちょ・・・コホン、まほさんが突然帰ってくると聞いたので」

小梅「ドイツのニーダーザクセン大学に留学してたのに、なぜ突然に帰ってこられたんですか?」

まほ「ああ、なんでも日本では20年ぶりに無限軌道杯が開催されて盛り上がってると聞いてな。いてもたってもいられなくなった」

小梅「エリカさんがテレビ電話で泣きついてきたからですか?」

エリカ「小梅ァ!なにをいってるのよ!」

まほ「それもあるが」

エリカ「隊長ァ!」

まほ「それよりも大事な目的があって帰ってきたのだ」

エリカ「大事な目的?・・・ま、まさか・・・」ゴクリ


まほ「短期転校だ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1561028118
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/20(木) 20:53:07.65 ID:5f454edlO
待ってたぜええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/20(木) 21:03:12.98 ID:xOxfeOOTo
期待
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/20(木) 21:32:42.86 ID:aLmPcoHL0
やってくれると思ってました
5 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/20(木) 21:40:24.49 ID:fr8wpEqB0
当スレッドは、ガールズ&パンツァー 最終章 第二話のネタバレを含みます。ご注意ください


このスレッドは

まほ「アンツィオ高校、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468490266/

まほ「知波単学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469188697/

まほ「継続高校、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471604551/

まほ「プラウダ高校、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474363707/

まほ「サンダース大学付属高校、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476454044/

まほ「聖グロリアーナ女学院、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479133926/

まほ「大洗女子学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483159851/


アンチョビ「黒森峰諸君!ノリと勢いとパスタの国からドゥーチェ参戦だーっ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1508419381/


の続編となります。上記スレッドを読んでいない方のためのあらすじはと言うと、まほが各学校に転校しました、というだけですので安心してください
6 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/20(木) 22:23:38.28 ID:fr8wpEqB0
エリカ「やっと終わったと思ったのにまだやるんですかぁ!?」

小梅「短期転校って・・・どこに行くつもりなんですか?」

まほ「みなさんお待ちかねのBC自由学園だ」キリッ

エリカ「あんな弱小校行ったって仕方がないですよ!」ヤメトケヤメトケ!

まほ「なにをいう。BC自由学園は大洗をあと一歩まで追い詰めたほどの実力を秘めていると聞いたぞ。その強さのほどを学ぶのはとても有意義だと思う」

エリカ「うっ・・・それは・・・」

まほ「それにフランスって前から行ってみたかったんだ」

エリカ「おーっとぉ!本音がダダ漏れですぞぉ!」

小梅「いいんじゃないですかね。短期転校くらい」

エリカ「小梅ォ!なにを言ってるのかわかってるの!?」

小梅「なにをそんなに心配してるんですか?」

エリカ「あのねぇ、隊長が余所でポンコツ丸出しなことやっちゃうと隊長のカッコイイイメージが崩れちゃうでしょ!みんな隊長のことを厳格冷静完璧超人だと思ってるのに!」

小梅「そうですかね。大丈夫だと思うけど・・・」

エリカ「だいたいドイツに留学って話も私は反対だったのよ!世界にポンコツまぽりんを発信しちゃったらどーすんのって・・・」ブツブツ

小梅「エリカさん、エリカさん」チョンチョン

エリカ「なによなんなのよ!」キッ

小梅「まほさん、もう行っちゃいましたよ」


 <イッテキマ〜ス

 \イッテラッシャ〜イ/

エリカ「アッチョンプリケー!」
7 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/21(金) 00:17:24.55 ID:DVOHAL1Z0
 ――BC自由学園

押田「我らがBC自由学園へようこそ、西住まほさん!」バッ

 \ようこそーーー!/

安藤「我々BC自由学園はあなたを歓迎いたします、西住まほさん!」バッ

 \かんげいしまーーーす!/

まほ「ありがとう。世話になる。それと、私に対してかしこまった言動は控えてくれ。君達と対等な関係でいたい」

安藤「わかったよ、西住くん」

押田「さあさ、長旅で疲れただろうに。宿舎へ案内するよ」スス・・・

まほ「ありがとう」

安藤「ちょっとまった。押田くん、どこへつれていこうと言うんだい?」

押田「?・・・我々の宿舎だが?」

安藤「何を言っているんだ。西住くんは我々の宿舎に泊まるんだよ」

押田「君こそ何を言っているんだ。客人をもてなすのは我々の綺麗な宿舎であるのは当然だろう」

安藤「外部からの客人なのだから我々の宿舎に招待するのが相場だろう。寝ぼけたことを言っちゃあ困る」

押田「なんだと!?大事な客人をお前達のゴミだめなんぞに泊まらせられるものか!」

安藤「ふざけるな!お前らのような無理に取り繕った宿などでは息が詰まってイヤがられるに決まってるだろこのエエ格好しい!」

押田「にゃんだとぉー!?」

安藤「ぬゎにをー!?」

まほ「すげー仲悪いな」
8 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/21(金) 00:25:17.67 ID:DVOHAL1Z0
 押田「ハッ!・・・い、いかん。安藤くん、西住くんが困っているぞ」ヒソヒソ

 安藤「しまった、ついいつもの調子でやってしまった・・・」ヒソヒソ

 押田「BC自由学園が仲悪い学校だと思われてしまってはいけない。マリー様にも仲良くしておくように言われていたのに・・・」ヒソヒソ

 安藤「なにせ天下の西住流後継者だからな。うちの悪評なんて一気に世間に広まってしまうかもしれん」ヒソヒソ

 押田「我々は仲良しなのだと西住くんに思い込ませるんだ。いいな」ヒソヒソ

 安藤「ああ、わかっている」ヒソヒソ

押田「――・・・な〜んちゃって。冗談はここまでにしよう」

まほ「あ、冗談だったんだ」

安藤「それじゃあ西住くん、押田くん達の綺麗な宿舎に荷物を置きに行くといい。きっと気に入るさ」

押田「いやいや、安藤くん達の庶民的な宿舎の方が落ち着くだろうさ。安藤くんに案内してもらってくれ」

安藤「そんな、エスカレーター組の方が快適で楽で素晴らしいのだから押田くんが案内してくれ」

押田「なんのなんの、受験組の方が一般的でアットホームで過ごしやすいのだから安藤くんがやるべきだ」

安藤「押田ァ!」

押田「安藤ォ!」

まほ「なにがしたいのだ何が」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/21(金) 00:28:10.34 ID:yZXPDDxMo
のっけから押安成分多めで助かる
10 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/21(金) 00:33:26.92 ID:DVOHAL1Z0
安藤「いい加減にしろ!このままじゃラチがあかん!」

押田「よぉーしなら勝負だ!勝った方が西住くんをもてなしする権利を得る!」

安藤「のった!」

押田「のった!」

 安藤&押田『のこったァ!』ガッシィーン!

BC生徒A「はじまった!押田様と安藤様の突然相撲!」キャイキャイ

BC生徒B「もうどっちかが勝つまで止まらないわ!」キャイキャイ

まほ「なんなのだこの学校は・・・」

マリー「ちょっと、一体なんの騒ぎなの〜?」

BC生徒C「マリー様!ご安心ください、いつものやつです」

まほ「いつもなのか」

マリー「あら、いらっしゃいまぽりんさん♪」

まほ「ああ、世話になるな」

押田「アッ!マリー様!」ゼーゼー

安藤「抜け駆けはなしだぞ隊長!」ゼーゼー

マリー「もー、またケンカしてるの?」

押田「!・・・い、いえいえ!ケンカだなんてそんな!我々はなかよしこよしだもんなー!?安藤くん!」ガッシ

安藤「お、おうともさ!我々は生まれた場所は違えども学ぶ場所は同じ!盟友横並びだとも!なー押田くぅん!」ガッシ

まほ「おー、肩を組んで・・・仲良しだなぁ」

 安藤(てめー押田!見えないトコで腕をつねるな!)ゲシゲシ

 押田(君こそ!さりげなく背中をたたくな!)ギギギ
11 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/21(金) 00:35:17.45 ID:DVOHAL1Z0
今回はここまでで。第1話の時点でBC大好きな感じだなって思ってたけど解釈違いがこわくて2話公開まで待ったぜ・・・
内容は一切考えず書き始めたので更新はゆっくりかと思います
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/21(金) 00:58:56.34 ID:txxr+gsoo
乙ー
13 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/22(土) 23:43:32.83 ID:/aH8y/ox0
マリー「押田と安藤はね、今までケンカばっかりしてたけど、この前の大洗との試合で負けちゃって、これからは仲良くしていこうって決めたところなの」

まほ「ほう、そうなのか」

安藤「そ、その通り。我々は変わらねばならないのだよ。そうだろう?押田くん」

押田「う、うん!まったくその通りだね安藤くぅん!」

マリ−「ところで、さっきは何でケンカをしてたのかしら?」

押田「実は西住くんをエスカレーター組と受験組のどちらの宿舎に泊まるのかという議論をしておりまして」

マリー「んま、そんなことでケンカしてたのね。どちらも譲れないのなら、まぽりんさん本人に決めてもらえばいいじゃない」

まほ「えっ」

安藤「西住くん、受験組に来るだろう?」

押田「もちろんエスカレーター組に来るよね?西住くん」

まほ「えーっと・・・」オロオロ

安藤「見ろ!西住くんが困っているではないか!君がぐいぐい攻めるからだぞ!」

押田「君こそ遠慮なくずかずかつけいるからだ!外部性はマナーがなっていないからな!」

安藤「なんだと!」

押田「なにをう!」

まほ「二人とも、私を巡ってケンカをしないでくれ」
14 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/22(土) 23:55:34.33 ID:/aH8y/ox0
安藤「こうなれば決闘だ!勝った方が西住くんをおもてなしする!」

押田「いいだろう!ならば多数決で勝負だ!この場にいる全員で是非を問おうではないか!」

安藤「何を寝ぼけたことを言っている!我々戦車女子が多数決で雌雄を決するなど言語道断!」

押田「じゃあどうやって決めるというのだい!」

安藤「ここにいる全員で西住くんがどちらの組に来るべきかを投票し、票数の多い方が勝ちだ!これなら平等だろう!」

押田「そぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜れを多数決と言うのだぁ!君の脳みそは刺身の隅っこについてるワサビ並の量しかないのだから黙っていろ!」

マリー「ふたりとも、ケンカはやめなさい」バッ

押田「ま、マリー様・・・」

安藤「隊長・・・」

マリー「こうなったら、まぽりんさんを賭けてふたりで腕相撲対決しなさい」

安藤「腕相撲・・・!」

押田「おお・・・!」

マリー「ただし、ただの腕相撲じゃないわ。お互いのお尻の穴にパンパンになるまで空気を入れた状態で腕相撲をし・・・さき屁ぇこいた方が負けというルールよ」

押田「のった!」

安藤「のったぁ!」

まほ「やめろ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/23(日) 10:49:55.76 ID:Gj0SWJEZ0
うおー!!腕相撲やれー!やってくださいーっ!!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/23(日) 23:37:12.50 ID:AlnLkDQsO
もうダメだぁ…BCもヨゴレになっちまうんダァ…
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/24(月) 18:29:14.07 ID:9oZMqeb+o
おいお嬢様
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/24(月) 21:02:48.22 ID:oM8nMXBpO
https://breaking-news.jp/wp-content/uploads/2017/12/171217_1.png
19 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/24(月) 22:35:53.79 ID:le1I/t370
まほ「仮にも女の子がそんなことをしてはいけない」メッ

マリー「ぶー、おもしろいのに」

まほ「せっかくの短期転校、出来るならば両派閥を体験したい。だから交代ずっこで歓迎してくれないか」

安藤「ずっこって・・・君どこの産まれだ」

押田「よーし、ならばどちらが先に西住くんをおもてなしするかジャンケンで決めようじゃあないか、安藤くん」

安藤「いいだろう、受けて立つぞ押田くん」

マリー「はい、じゃあ両者みあってみあって〜」

 押田「・・・」グッ 安藤「・・・」キッ・・・

マリー「さ〜いしょ〜はグー♪」

 押田< バッ! >安藤

マリー「まったまたグー♪」

 押田< バッ! >安藤

マリー「いかりやチョーすけ 頭はパー♪」

 押田< バババッ! >安藤

マリー「正義は勝つ♪じゃんけんポンッ♪」

 押田< PON! >安藤

まほ「ながい」

安藤「っ!?・・・な・・・」チョキ

押田「!・・・か、勝った・・・かったぞぉー!」グー

安藤「い、いいやまだだ!私のチョキは石をも砕く!」グギギギ

押田「いたたたたいたいたい!」ギギギ

マリー「おやめなさい安藤。チョキの指で押田のグーを挟み砕こうとしちゃダメ」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/25(火) 06:41:01.33 ID:VUo/AO1XO
やだこの>>1加齢臭がするわ…
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/25(火) 07:16:08.21 ID:4JLwvJOBO
ハンバーグが足りないわに
22 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/27(木) 19:36:00.65 ID:dB0+X+LW0
>>20
わしゃこれでも平成生まれじゃけえ勘弁しとくんろ。ドリフすきなんね

>>21
中盤から出るかもしれないので期待せずにまっとくんろ
23 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/27(木) 19:53:17.70 ID:dB0+X+LW0
押田「さあ西住くん、我が校を案内しよう。安藤くんは廊下でも掃除しとくんだな」ハーッハッハッハ

安藤「メラメラメラ・・・」

押田「そうメラメラするんじゃあないよ。まあそのうち?君達受験組の方にも?西住くんをおもてなししてもらうが?まずは我々が手厚く歓迎するのだよね」ハハハーノハー

安藤「この金髪ドククラゲめ・・・調子に乗りやがって」

押田「はっはー!今日は実に気分がイイッ!夕飯はワインを開けよう!」

安藤「西住くん、エスカレーター組にひどいことをされそうになったら声を上げるんだぞ。我々がすぐに駆けつけてお助けするからな」

まほ「わかった」

押田「行こうか西住くん。エスコートしよう」スッ・・・

 安藤(げげっ、手をつないで行こうってのか。キザな奴〜)ケッ

まほ「・・・?」

 安藤(あっ、でも西住くんわかってないな。押田が差し出した手を見てキョトンとしてる)

押田「・・・に、西住くん、なにかアクションを起こしてくれないと恥ずかしいのだが・・・」

まほ「あ、こうかっ」ポス

押田「!」

 安藤(ややっ!なんと!西住くんが押田の手の上に顎を乗せるという天然ムーブをっ!)

押田「か・・・かわゆい・・・」プルプル

マリー「まあ、まぽりんさんったらあざといのね」ウフフ

まほ「ん?違ったかな・・・エリカはよくこうしていたのだが・・・」

 〜〜〜

エリカ「アリゲッっしょい!」クシャミー

小梅「あら、風邪ですか隊長」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/27(木) 23:59:11.30 ID:5uj1HEFEO
>>22
またまたグー♪ ハンバーグー♪
いかりや長介 頭はパー♪
って、もしかしてうちの地区だけなのか
25 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/28(金) 23:17:04.77 ID:6gbA1kU60
 ガチャ

押田「さ、ここが君の部屋だよ」

 シャランラ〜☆

まほ「わ・・・すごい豪華な部屋」

押田「自由に使ってくれたまえ。小さいが冷蔵庫の中には飲み物も冷えている。こっちの扉はトイレ、こちらはバスルームになっている」ガチャ

まほ「・・・個人の部屋がここまで豪華だとは」

押田「荷物を置いたらベッドの上に制服が畳んであるから着替えてくれたまえ。午前の授業は15分後に始まるからね」

まほ「わかった」


 〜ソレカラ ドシタノ〜

まほ「着替えた」ビ〜シ〜

押田「うむ、よく似合っているよ西住くん」イイシゴト シテマスネェ

まほ「それでは授業に向かうとするか。私は3年のクラスに行くんだな。君は何年生なんだ?」

押田「そこは公式がアナウンスしてないからもうみんな混同で授業受けることになった」

まほ「えっ」

押田「二次創作も難しいものだよ」ヤレヤレ

まほ「そうなのか・・・」
26 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/28(金) 23:37:30.71 ID:6gbA1kU60
押田「ここが教室だ」

 シャラランラ〜☆

まほ「わ・・・すごい豪華な部屋」

マリー「あふぁ、まふぉりんふぁん(あら、まぽりんさん)」モフモフ

まほ「何か食べてる」

押田「マリー様は1時間目の授業でイチゴのショートケーキを食べるのが決まりなんだ」

まほ「えっ」

マリー「だって〜、やっぱり朝はサッパリしたもの食べたいじゃない」ゴックン

まほ「えっ」

マリー「朝からショコラやチーズケーキじゃちょっと重いのよね〜。知っている?朝食って一日で一番大事な食事なのよ」フッフーン

押田「さすがはマリー様!」

マリー「まぽりんさんも食べるかしら?今日はミカンのショートケーキもあるわよ」

まほ「いや・・・朝からケーキはちょっと・・・」

マリー「そう?じゃあまぽりんさんの分も食べちゃおっと♪」ア〜ン

まほ「うーむ、アンツィオとは別ベクトルですごい」

 チリンチリ〜ン♪ チリンチリ〜ン♪

押田「西住くん、これは授業が始まる合図だ。こちらの席に座ってくれたまえ」ズイ

まほ「ありがとう。ところで、何の授業なんだ?」

押田「今日はケーキ作りの調理実習だ」

まほ「えっ」
27 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/29(土) 00:31:53.31 ID:Gg7DYdOQ0
 〜ソレカラ ドシタノ〜

押田「出来ました!マリー様!」テッテレー

マリー「んまっ、おいしそう♪」

まほ「私もでけた」テッテレー

マリー「まぁ、斬新なモンブランね」

まほ「ミルフィーユなんだが」

マリー「うっそぉ」

押田「西住くんはお菓子作り苦手かい?」

まほ「アンツィオでイタリア料理を少々学んだが、お菓子はな・・・」

マリー「子供の頃におウチでママと作ったりしなかったの?」

まほ「お母様がお菓子作りを?はっははは」

マリー「笑われてるわ」

 チリンチリ〜ン♪ チリンチリ〜ン♪

まほ「あっ」

押田「終業の合図だ。急ぐぞ西住くん、2時間目の授業の準備に行かねば」

まほ「準備って?次は何の授業なんだ?」

押田「社交界だ」

まほ「えっ」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2019/06/29(土) 03:21:32.47 ID:J6a12bwj0
オスカルアンドレは二年じゃないかな
マリー様が三年
29 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/29(土) 23:12:15.93 ID:Gg7DYdOQ0
>>28
じつはみんな2年だと思ってる。リボンの武者のアスパラガスが3年で(勝手に思ってるだけ)
30 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/29(土) 23:32:16.97 ID:Gg7DYdOQ0
押田「はい、大きく息を吸って〜」

まほ「すぅ〜〜〜〜〜っ・・・」

押田「はい!止めて!」

まほ「マッ!」クワ

押田「締めるよ」ギュッ!

まほ「ウッ・・・きつい・・・」ギチギチ

押田「はい、コルセットを巻いたよ。もう呼吸しても大丈夫だ」

まほ「と、言われても・・・い、息がしづらい・・・」ヒューヒュー

押田「社交界には綺麗なドレスが欠かせないからね。コルセットは標準装備だ」

まほ「こ、こんな窮屈な状態でいろと・・・」グヒ

マリー「お着替え終わったわよ〜」シャランラ〜☆

押田「おおっ!マリー様!なんとおキレイな・・・!」

マリー「あら、まぽりんさん大丈夫?顔が男梅みたいになってるわよ」

まほ「ど、ドレスは初めて着るのだが・・・こんなに我慢しなきゃならないものなのか・・・」

マリー「まぽりんさんにはスーツも似合うと思うわ。そんなにイヤなら変える?」

押田「いいえマリー様!西住くんには是非このドレスを着てもらわねばなりません!」

押田「クールでカッコイイ西住くんには男装がよく似合うのは誰もが理解しております。だからこそ今日はドレスで女形に徹してもらうべきなのです!」

押田「イケメンな西住くんがかわいらしい綺麗なドレスで社交界に赴く・・・これこそ玄人の手腕なのです!」フンス

まほ「よくわからん・・・」

マリー「わかる」ウンウン

まほ「えっ」
31 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/30(日) 00:36:05.18 ID:OR5qh+LN0
 〜ソレカラ ドシタノ〜

押田「これにて着付け完了」ポン

まほ「・・・」シャランラ〜♪

マリー「わ〜、似合ってるわ〜」パチパチ

まほ「照れる」テレ

押田「イイ・・・やはり元々の素材が良いからか、実に美しい淑女になったよ」

マリー「さ、今日はまぽりんさんがデビュタントになる日よ。会場へ向かいましょう」

まほ「でびゅた・・・?・・・なんだそれは」

マリー「フランス語で、年若い、初心者という意味の言葉よ。18歳から20歳の貴族や上流階級の女の子が初めて社交界にデビューした者のことをデビュタントと呼ぶの」

まほ「そうなのか。そもそもなのだが、しゃこうかいってなに?」

押田「私が説明しよう」ザン

まほ「わ、いつの間にかドレスに着替えてる」

押田「社交界とは貴族や上流階級の人間が集まって交流する場のこと。我がBC自由学園では将来的に『本物の』社交界デビューする際の練習で、授業の一環として社交界を行っているのだよ」

まほ「本物のって・・・現代でもあるのか?そういうのはナポレオン時代とか革命時代のような昔の印象だが」

押田「今も尚、行われているのだよ。世界中のセレブの娘達の晴れ舞台として社交界は行われているのさ。聞くところによれば、一般人でも参加することは不可能ではないそうだ」

マリー「要するに、ウチの娘も立派に育ったでしょ〜って皆にお披露目するパーティーみたいなものよ」

まほ「ああ、お相撲さんが『つつしんでおうけいたします』ってお酒飲むやつのことだな」

押田「いや・・・まあ・・・近いかもしれんが・・・」
32 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/30(日) 22:30:47.21 ID:OR5qh+LN0
>>31でデビュタントの意味は社交界デビューした女の子・・・て書いてるけど、女の子が社交界デビューする舞台のことをデビュタントって言うこともあるそうでどっちが正しいかわからんので鵜呑みにしないでください
33 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/30(日) 22:49:52.66 ID:OR5qh+LN0
押田「さあ、扉を開けよう」

 ガチャコン・・・

 キラビヤカ〜,゚.:。+゚

まほ「わ・・・すごい」

押田「BC自由学園が誇るボールルームへようこそ」

BC生徒A「あっ!マリー様と押田様がいらしたわ!」

BC生徒B「今日のドレスもとってもキレイ〜!」キャー

BC生徒C「あら、一緒におられる方はもしや・・・噂の西住まほ様!?」

BC生徒D「なんて綺麗なお方・・・ホレボレしちゃう!」

 \ワ〜ワ〜 キャイキャイ ドヤドヤ マホサマ〜 キャ〜/

まほ「わ、わ、わ」

マリー「んまっ、あなた達、私を差し置いてまぽりんさんに群がるなんて」ウフフ

押田「ふっ、やはり私の目に狂いはなかった。西住くんは輝く原石・・・いやダイヤモンドだね✡」

マリー「ねえ押田、今日のまぽりんさんと私、どっちがキレイなの?」

押田「エ”ッ・・・」

マリー「ん〜?ねえねえ、どっちがかわいい?どっちがつおいの〜?」

押田「そ、そっ・・・それは・・・私にはとても選べないというか・・・そのっ・・・ヒエッ・・・」ダラダラ

マリー「んふふ、冗談。イジワルしてごめんね♪」

押田「っ・・・キレイなのは選べませんが、かわいいのはマリー様です」
34 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/01(月) 00:29:37.57 ID:daI6ZIoD0
マリー「さあさ、みんなちゅ〜も〜く。今日はまぽりんさんの初めての社交界なのよ。そんなに群がっちゃまぽりんさんが困っちゃうでしょ。かいさん解散」

 \ハ〜イ マリーサマ/ ゾロゾロ

まほ「ふう、助かった」

マリー「まずは主役のまぽりんさん、自己紹介して」

まほ「西住まほ、18歳。納豆にはネギを入れるタイプ」

 \キャ〜♪ ビジン ナノニ イケメン〜☆/

マリー「それじゃあ皆、今日も飲んで歌って踊って騒ぎましょ〜」

 \ウィ ム〜ッシュ!/

まほ「えっ」

 \ワイワイ ガヤガヤ キャッキャッ ウフフ♪/

まほ「・・・」

磯部「あら、どうしましたか西住さん」

祖父江「こちらにケーキバイクングがありますよ。好きなものを好きなだけ食べてください」

まほ「・・・えっと」

磯部「あちらにバーラウンジもあるので飲み物も自由です。あっ、ナイショですがワインもありますので」フフ

まほ「・・・社交界って何をするんだ?」

祖父江「え?飲んで歌って騒いで踊るんですよ」

まほ「これ授業だよな」
35 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/03(水) 21:28:42.49 ID:9LA/1Ui60
 \ワイワイ ガヤガヤ ドンチャンドンチャン♪ アラララオホホホ/

マリー「はい♪あ〜ん♪」

まほ「・・・あー」グワ

マリー「っと、おいしいかしら?」

まほ「ああ、おいしい。これはなんというケーキなんだ?」モグモグ

マリー「クロカンブッシュよ♪」

押田「やあやあ西住くん!飲んでるかい!?」ポンポン

まほ「押田、ずいぶんゴキゲンだな」

押田「そうだろうとも!BC自由学園産のワインを飲めば気分は上々になるものなのさ!」ハッハッハ

まほ「えっ」

押田「おっと、一応アルコールは入っていないよ。法律違反になっちゃうからな」

まほ「じゃあなんで気分が高揚するんだ・・・」

押田「エナジードリンクとかいわゆる元気になる系の物を色々まぜて作ったものだよ。まあ細かいことは気にせずに、西住くんもいっぱいいっときたまえ。ほら」スッ

まほ「・・・じゃあ、一杯だけ」クイッ

押田「いってるいってるよー!」

まほ「・・・ぷぁ」フニャ〜

まほ「へへ・・・」グラグラ

まほ「ぽへェ〜」フワ〜

押田「まずい、刺激が強すぎたようだ」
36 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/03(水) 22:40:28.13 ID:9LA/1Ui60
押田「西住くん、大丈夫かい?」サスサス

まほ「だいじょぶだぁ」フニャ

押田「ほ、本当かい?なんだかこっちが冷静になっちゃうくらいふにゃふにゃしてるが・・・」

まほ「まりー」バッ

マリー「んっ」ガクン

まほ「ケーキもっとたべようぜ」グイグイ

押田「に、西住くん!マリー様に対して図々しい態度はちょっと・・・」

マリー「いいのよ押田。それじゃあまぽりんさん、あ〜んしてちょうだい」

押田「ま、マシー様!西住くんに対して過激な要求はちょっと・・・」

まほ「まりー、あ〜ん」スッ

マリー「わーい♪」ア〜ン

押田「な、なんと!」

 \キャー! ミタ!? マリーサマト マホサマガ・・・ イイソ^〜コレ/

押田「に、西住くぅん!皆の前でスキャンダルなことは控えたまえ!西住流後継者としてのコケンとかそういうのが・・・」

まほ「おしだ、おくちをあけろ」スッ

押田「んなっ!?」バッ

まほ「あ〜んしてあげるから、ほら、あ〜ん」ア〜ン

押田「い、いけないよ西住くん!皆が見てるし・・・」アタフタ

まほ「わたしのケーキがたべれないのか?・・・こんなレーテツな女にあ〜んされたくないのか・・・」シュン

押田「っ・・・あ、あ〜ん」パクッ

まほ「いひひひ、おいしいじゃろ?」ニマ〜

 \ワキャー! ドウガトッタ!? オシダサマト マホサママデ・・・ ヒヒ^〜ン/
37 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/03(水) 23:35:40.60 ID:9LA/1Ui60
まほ「もういっぱいいくぞーぃ」バッ

 \キャー♪ ノーンデノンデノンデ♪ノーンデノンデノンデ♪/

まほ「んくっ」グビグビ

押田「ああ・・・BC自由学園産ワインを丼ぶりで飲んでいる・・・」

まほ「まほーっ!」ポッポー!

 \キャー♪ マホサマカッコイイー!/

まほ「かっこいい?・・・かっこいいかぁ・・・わたしも乙女なのだがなあ・・・」ウジュ

押田「ああっ、酔うとめんどくさいタイプの人だったのか・・・」

マリー「押田、まぽりんさんをなぐさめてあげなさい」ホラホラ♪

押田「っ・・・に、西住くんはかわいいよ。美人だしドレスも似合っているし・・・」

まほ「あっ、ナンパだ」

押田「エ”ッ」

マリー「キャーッ♪ナンパだわ〜♪押田ヤルゥー♪」コノコノー

押田「い、いや私は――」

 <ガシャーーーン!

 「とうっ!」バッ!

祖父江「な、なんですの!?」

磯部「窓を破って何者かが侵入してきましたわ!」

押田「き、貴様は・・・!」


安藤「怪盗ガルパン参上」キリッ

まほ「かっくいー!」ワー
38 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/03(水) 23:49:29.78 ID:9LA/1Ui60
押田「怪盗ガルパン!?また現れたか!」

安藤「この社交会からお宝をいただきに来たぞ。そのお宝とは・・・これだ!」バッ

まほ「わっ」ダキッ

 \キャー! マホサマガ オヒメサマダッコヲ・・・!/

押田「あーっ!貴様まさか西住くんを・・・!」

安藤「その通り。お宝とは彼女・・・西住まほくんのことさ!では、アデュー!」バッ

まほ「あーれ−」

押田「ま、またんかー!・・・くっ、おのれ怪盗ガルパンめ・・・一体何者なのだ・・・!」メラメラ

祖父江「マリー様、西住様が安藤副隊長に連れていかれましたが、よろしいのでしょうか?」

マリー「いいんじゃな〜い?両派閥を体験したいって言ってたのはまぽりんさんだし」モグモグ

磯部「では、受験組に西住様の制服と荷物を移動させておきますね」
39 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/06(土) 23:10:08.65 ID:rOZjQ8fq0
 ――・・・

まほ「――・・・っ・・・うっ・・・」ムクリ

安藤「おや、キス無しで眠り姫のお目覚めだ」

まほ「むっ・・・あれ?たしか社交界の授業を受けていた気が・・・ところどころ記憶が・・・」

安藤「安心しろ。ここはあのゴウマンチキなエスカレーター組の校舎じゃない。ここは・・・」

まほ「ここは・・・?」ゴクリ

安藤「我々受験組・・・いや、BC自由革命軍・・・通称『レジスタンス』の校舎だ」バーン

まほ「!・・・れ、れじすたんす・・・めちゃくちゃかっこいい・・・」ジーン

安藤「エスカレーター組は我が校の運営側と強いパイプで結ばれているんだ。生徒会も全員エスカレーター組で組織されている。つまり、この学園は奴らの支配下にあると言っていい」

まほ「なんと」

安藤「我々は日夜、エスカレーター組の横暴さに抗い、この学園に真の自由を与えるために戦っているんだ」

まほ「なんだそれめちゃくちゃかっこいいじゃないか」

安藤「西住くん、君にも是非、我々BC自由革命軍(レジスタンス)に加わってほしい。どうだ?」

まほ「わかった」キリッ

安藤「即答」

まほ。O(『レジスタンス所属、西住まほ。我ら武装し、最前線に立つ!自由をこの手に!パンツァーフォー!』・・・)ホワンホワンホワ〜ン

 まほ( ≫かっこいい≪ )ペカー

安藤「なんかうれしそうだな・・・」
40 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/06(土) 23:49:04.89 ID:rOZjQ8fq0
まほ「しかしエスカレーター組は一体どんなヒドイことをしているんだ。私が見た限りでは何も悪いことはしていなかったが・・・」

安藤「・・・聞きたいのか・・・奴らの邪悪な支配の全貌を・・・」

まほ「・・・」ゴクリ

安藤「奴らは・・・この学園を牛耳り・・・食堂の献立を自分達の好きなものばかりにしているんだ!」

まほ「えっ」

安藤「それだけじゃない!社交界の授業と称して我々にフリフリのドレスを着せたりキラキラなお化粧をさせようとしているんだ!」

まほ「・・・悪いことではないと思うが」

安藤「ドレスを着るなんて恥ずかしいから絶対ヤだ!」

まほ「恥ずかしいからか」

安藤「それにコルセットでぎゅうぎゅうに締められるんだぞ!あんなのに耐えられるもんか!」

まほ「うーむ、君なら綺麗なドレスもお化粧も似合うと思うがな」

安藤「んな”っ!?似合うもんか!私は女の子っぽいのは苦手なんだ!」

まほ「押田のドレス姿は綺麗だったぞ」

安藤「ッ」

安藤「・・・」

安藤「別に見たいとは思わない」

まほ「・・・」
41 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/08(月) 20:20:35.38 ID:2Uun0My80
安藤「とにかく、西住くんという強力な助っ人が参加してくれたんだ。これより我らレジスタンスは攻勢に転じるぞ」フンス

まほ「なにをするだ?」

安藤「まずは何より、食堂の自治権を確立する!」バン

まほ「おおっ、なにやらかっこいい響き・・・」

安藤「我々はフォアグラやエスカルゴばかりでなく、焼き鮭や豚の生姜焼きが食べたいんだ!」

まほ「贅沢な悩みだな」

安藤「そろそろ午前の授業は終わりの頃合いだ。レジスタンス参謀長の意見を聞きに行こう。彼女ならエスカレーター組を言いくるめる良い作戦を立てているだろうからな」

まほ「参謀長?そんなかっこいい役職もあるのか」

安藤「ああ、実を言うとな、2日前にレジスタンスに加わったばかりなんだ。だが彼女の作戦立案能力はすごいぞ」

まほ「ほう、優秀な参謀なんだな」


 ――・・・ガチャ

安藤「ここが会議室だ」

レジスタンスA「あっ!安藤さん!おつかれさまです!」

レジスタンスB「おつかれーッス!」バッ

安藤「おつかれ。今日から我々の仲間に加わった、西住大隊長だ」

まほ「えっ」

レジスタンスA「西住大隊長おつかれさまです!」

レジスタンスB「おつかれーッス!」バッ

安藤「参謀長はいるか?」

レジスタンスA「はい!あちらに!」スッ


ミカ「稲穂も〜揺れる 恋揺れる〜♪あいつはタクシードライバ〜♪」ハッシャオーライ♪バックオーライ♪

まほ「・・・」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 01:10:38.83 ID:N4B0eY8fo
こいつどこにでも居んなぁ…
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/09(火) 02:05:28.79 ID:a43GbTEsO
ミカは言うなればフリー素材みたいなもんだから…
44 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/09(火) 19:43:55.00 ID:LODGAwGq0
おお・・・最近全然リアクションがなかったからもう誰も読んでくれてないのかと凹みかけてたがちゃんと読んでくれてる人もいるのね・・・ありがとうございやす
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/11(木) 19:18:19.65 ID:qGosVZcm0
書き込もうにもぶつ切りで中断されて投下するのかしないのかわかりづらいから書き込みにくい
今日はここまでとか言ってくれれば「おつ」とか書き込みやすい
46 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/11(木) 21:39:22.45 ID:JQ5KuqGY0
あ、マジすか。そういうもんなのですか
もう今日は書かないかな〜でも気分がノったら書くかもな〜って感じでいつも無言で去ってたのですが、これからはなるべく宣言します
その場その場で考えて書いてるからね・・・
47 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/11(木) 21:54:17.60 ID:JQ5KuqGY0
レジスタンスA「参謀長!お疲れ様です!」

レジスタンスB「おつかれーッス!」バッ

ミカ「やあ。今日のお菓子はなにかな?」ポロロン♪

レジスタンスA「今日の差し入れです!」サッ

レジスタンスB「エクレアとイチゴのタルトッス!」

ミカ「ありがとう♪」ポロリョンッ!


安藤「参謀長はエスカレーター組政権を瓦解させる策を考案してくれている。頭の回転を良くするためにああやっていつも食べ物を摂取しているんだ」

まほ「・・・」

安藤「この学園にはお菓子は山ほどあるからな。それで参謀長がいい作戦を考えてくれるなら万々歳だ」フッフーン

まほ「プライドっちゅーもんがないのか・・・あいつは」


ミカ「チョコと生クリームがベストマッチしてて実においしいよ。タルトも酸味が効いててクセになるね」モフモフ

まほ「ミカ」ザッ

ミカ「おや?」モフモフ ゴックン

まほ「こんなところで何をしている」

ミカ「!・・・や、やあ、はじめまして」シドロモドロ

まほ「しらばっくれてもダメだぞ、ミカ」

ミカ「な、な、なんのことやら・・・私はアルセーヌ・ミカパルト。文無しのフランス人だよ」アセアセ

まほ「恥も外聞も無いのか」
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