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【ガルパン】エリカ「私達そんなに仲良かったっけ…?」みほ「…違うと思う」
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11 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/15(土) 23:42:58.56 ID:4pRB5zdg0
みほ「それについては本当にごめんなさい……あの時は私もいっぱいいっぱいで……でも、そんなのエリカさんには関係ないよね……」
エリカ「いや、まぁ……そんな謝られるとそれはそれで……別にちょっとイラっとしただけでそんなに怒ってたわけじゃないっていうか、
あなたの気持ちが分からないわけじゃないし……」
みほ「それでも迷惑かけたのは事実だから……」
エリカ「ああ、うん。それは……まぁ気にしなくていいわよ。大変だったけどその分隊長が全力でフォローしてくれたし」
まほ「めっちゃ頑張った」
エリカ「それに嫌味言ったのは事実だし、スポーツマンシップに悖る行為だったのはまぁ、その通りではあるし……何よりもあなただって大変だったんでしょう?
いきなり学校の進退任せられたら私だったら胃に穴が開くわよ。キューティクル痛みまくりの髪パッサパサよ」
みほ「うん、まぁ……2、3回ぐらい藁人形もって学校裏の山に登ろうかと思ったりもしたけど……」
沙織「そんな事考えてたんだ……」
エリカ「ね?だからどっちが悪いとかじゃなくて、どっちも悪かったぐらいで納めておきましょう?」
みほ「うん……」
エリカ「……ならここらで一回謝っておきましょうか。せっかくこういう場を作ってもらったんだし」
みほ「う、うん。そうだね」
エリカ「えっと、それじゃあ……ごめんなさい」
みほ「……ごめんなさい」
エリカ「……許すわ」
みほ「……許します」
エリカ「……これでお互いスッキリしたわね」
みほ「うん」
優花里「因縁が……目の前で解決、いや霧散した……」
沙織「いや良い事でしょ……」
12 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/15(土) 23:45:19.40 ID:4pRB5zdg0
華「では大学選抜戦の時は……」
エリカ「え?私あの時なんか言ったかしら?」
沙織「ほら、急造チームでチームワークぅ?って」
エリカ「あああれは……『お互いほぼ初対面の状態でチームワークを発揮するのは難しいけど、よく考えたらあなたも転校したばっかりの高校で仲間をちゃんと導いていたわね。何かコツでもあるの?』って質問だったんだけど……」
まほ「言葉足らず過ぎる。お母様だってもっとわかりやすく言うぞ」
麻子「素であれなのか。そりゃ友達いないな」
エリカ「いるわよ……まぁ、確かに質問の仕方が悪かったわね」
沙織「えーっと、じゃぁ……」
まほ「私たちの勘違いだったのか……?二人の間には愛憎渦巻く関係はないのか……?」
エリカ「無いですよ……ていうか10代の女子がそんな関係そうそう持ちませんよ……」
まほ「えぇ……」
沙織「何それぇ……」
エリカ「勝手に勘違いしといて不満顔されるのってめっちゃ腹立つわね……」
みほ「あはは……」
13 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/15(土) 23:48:12.98 ID:4pRB5zdg0
まほ「いやまだだ!!このまま引き下がれるか!!」
みほ「えーまだ粘るの……?」
エリカ「正直本当にもう勘弁してください……」
まほ「西住流に退くという言葉はない!!」
エリカ「あるんじゃないですか?」
まほ「お前たちっ!!友達じゃないのなら今友達になれ!!」
みほ「え?」
まほ「元より我々の目的はエリカとみほの友情を再び結ぶことだ!!どんな形であれ友情で結ばれれば問題ない!」
エリカ「んな強引な……」
みほ「……」
沙織「そうだよ!いい機会なんだからお友達になろ?ね?」
優花里「このまま何の戦果もなしに帰れませんよ!!」
麻子「会うたびに気まずい空気作られても困るしな」
華「そうですね。せっかくですから」
エリカ「だからそういうのは迷惑だって……」
みほ「……そう、だね」
エリカ「え?」
みほ「お友達、なろっか?」
エリカ「いや……良いの?」
みほ「別に、あなたの事嫌いとかじゃないから……」
エリカ「……そ、そう」
まほ「お、いい雰囲気になったぞ。みんな、下がれ」
優花里「アイアイサー」コソコソ
沙織「みぽりん頑張ってっ!」コソコソ
華「殴りあいで結ばれる友情も良いと思いますよー」コソコソ
麻子「余計な事を言うな……」コソコソ
14 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/15(土) 23:49:30.86 ID:4pRB5zdg0
エリカ「……あなたの友達とお姉さんホント好き勝手してくれるわね」
みほ「あはは……」
エリカ「……」
みほ「えっと……今さらだけど、その……」
エリカ「お互い顔見知りなのに時間だけ積み重ねてきたからね。なんていうか、凄く気恥ずかしいわ」
みほ「あはは……同感。とりあえず、私と友達になってください。……こんな感じでいいかな?」
エリカ「適当ね……まぁ、形式なんて良いんじゃない?どうせやることは変わらないんだし。でも……ホントに良いの?謝ったとはいえ私あなたに結構辛辣だったのに……」
みほ「それこそ私もだよ。あなたに色々押し付けたのに……」
エリカ「だからそれは仕方がなかったんでしょ?」
みほ「なら、私も同じこと言うよ」
エリカ「……はぁ、これ以上は堂々巡りね。私、あなたたちと違ってそんなに時間に余裕ないからここまでにしましょうか」
みほ「……あははっ、嫌味っぽいのって素だったんだね?」
エリカ「私は自分を偽って生きるのは嫌なのよ」
みほ「うっわ……私にそれ言う?同じ学校通ってたのに」
エリカ「え?どういう事?」
15 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/15(土) 23:51:13.11 ID:4pRB5zdg0
みほ「私黒森峰の時は全然自分らしく生きてなかったよ」
エリカ「……そう。私黒森峰の時のあなたを良くは知らないけど……でも、今のあなたを見ているとそうなのかもって思うわ」
みほ「でも……あなたとこうやってちゃんと話してたらもしかして……」
エリカ「え?」
みほ「……ううん。なんでもない」
エリカ「なんなのよ……」
みほ「まぁ、これから先色々話していけばいっか。とりあえずさ、今日は皆でご飯食べに行かない?友好を深めるために」
エリカ「良いわね。あなたが黒森峰で何を思ってて、大洗でどうなったのか。教えてもらいましょうか」
みほ「うん、じゃあエリカさんもね?」
エリカ「わかってるわよ」
みほ「それじゃあ気を取り直して。エリカさん―――――私と、友達になってください」
エリカ「……ええ、こちらこそ。仲良くしましょう?」
まほ「うっし!!任務完了<ミッションコンプリート>!!」グッ
沙織「良かったぁ……」
優花里「何はともあれ、これで悩みの種が一つ消えましたね」
麻子「まぁあの二人の事だ、また何かしら面倒ごと起きそうな気もするが」
華「なら、またこうやってあれこれしつつ見守ればいいんですよ」
16 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/15(土) 23:53:05.86 ID:4pRB5zdg0
エリカ「まったく……これでいいですか隊長?」
まほ「ああ、これでもう心残りは無い……安心して旅立てるよ」
エリカ「こういうサプライズはこれっきりにしてくださいね」
まほ「あなたがちゃんとみほと仲良く出来ていればね」
エリカ「余計なお世話甚だしいですよ……」
みほ「沙織さん、この後みんなでご飯食べに行きたいんだけどどこか良いところ知ってる?」
沙織「まっかせて!大洗のおいしいお店私いっぱい知ってるから!!」
優花里「何が良いですかねー」
麻子「あんまり騒がしくない所が良いな」
華「美味しくて量が多ければ何でもいいですよ」
優花里「それ結構縛りありますよ?」
まほ「私はカレーが食べたい」
沙織「もー!!いっぺんに言わないでよ!!」
17 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/15(土) 23:55:21.16 ID:4pRB5zdg0
ワイワイガヤガヤ
エリカ「騒がしい人たちね」
みほ「でも、良い人達だよ」
エリカ「……ええ、そのぐらいはわかるわ。さ、みほさん。私たちも行きましょう?」
みほ「みほでいいよ」
エリカ「え?」
みほ「なんとなく、エリカさんには呼び捨てで呼んで欲しいなって」
エリカ「えぇ……いきなりそれはちょっと……そういうのはもっと仲を深めてからするものじゃない?」
みほ「じゃあみぽりんでも良いよ?みほちゃんも可」
エリカ「みほで良い?」
みほ「そんなに嫌?」
エリカ「恥ずかしいもの。あなたこそ、そんなかしこまった呼び方しなくていいわよ?」
みほ「……そのうちね」
エリカ「自分だけずるいじゃない……」
みほ「私は良いの」
エリカ「……ま、呼び方なんて何でもいいか」
18 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/16(日) 00:04:00.84 ID:yw23HHN40
みほ「そうそう。あ、エリカさんって何か好きな食べ物ある?折角だから希望を聞いておきたいんだけど」
エリカ「……ハンバーグ」
みほ「…………へ―」
エリカ「言いたい事があるならはっきり言ったらどう?」
みほ「……案外子供っぽいの好きなんだね」
エリカ「人の好きなものにケチつけるんじゃないわよ」
みほ「自分で聞いたくせに……」
エリカ「じゃあ、あなたの好きなものはなによ」
みほ「マカロン」
エリカ「食事にするものじゃないでしょ……おやつじゃなくてご・は・ん」
みほ「……ハンバーグ」
エリカ「あら、子供っぽい」
みほ「人の好きなものにケチつけないでよ」
エリカ「ふふっ、粗探しって案外楽しいのよ?」
みほ「めっちゃ性格悪い人の趣味だよそれ……」
エリカ「私と友達やりたいのならそのぐらいは受け入れなさい」
みほ「直す気はないんだね……」
エリカ「……ねぇみほさ……みほ」
みほ「何?」
エリカ「……あー、あれよ。よろしくね?」
みほ「……うんっ!!」
19 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/16(日) 00:14:54.82 ID:yw23HHN40
まほ「二人とも何してるんだ。早く」
みほ「うん、今行くよ」
エリカ「何食べるか決まったんですか?」
まほ「とりあえず二人の好きなものを尊重してハンバーグカレーはどうかと」
みほ「勝手にお姉ちゃんの好みを混ぜないでよ……」
まほ「いいじゃないか別に。私だって頑張ったんだから」
エリカ「はいはい。まぁ、とりあえずお礼言っておきますよ」
まほ「……いいさ。大切な妹と、大切な友達のためなんだから」
みほ「……」
エリカ「……隊長、留学前にどこか遊びに行きましょうか」
まほ「ああ。それは……とっても楽しみね」
みほ「私は?」
沙織「私は?」
華「私は?」
優花里「私は?」
麻子「甘い物奢ってくれるなら付き合うぞ」
エリカ「はぁ……皆一緒にね」
みほ「だねっ!」
ー終ー
20 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2019/06/16(日) 00:16:25.20 ID:yw23HHN40
エリカさんとみぽりんが仲良かったという一部の風潮に一石を投じるためにこのSSを書きました。
話は変わりますが2話とっても良かったですね。全力でネタバレしたいところですがとりあえずエリカさんが麗しかったとだけ言って終わりにします。
読んでくれた方ありがとうございました。
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/16(日) 01:21:04.67 ID:Lp6bVSp70
こういうのも悪くない
最後のまとめ方が良かった
乙
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/16(日) 01:27:07.21 ID:eLnWextp0
乙
そりゃそうだよな、あくまで周りが囃し立ててるだけで明確な接点は殆ど無いもんな
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/16(日) 01:28:54.18 ID:d9JgSBNDO
乙です
早く2話見に行きたい
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/16(日) 01:48:59.11 ID:gwLswz2tO
乙です!
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/06/16(日) 06:21:02.51 ID:QzUE+FvL0
十代の女子が〜って今まさに愛憎渦巻くSS書いてることへのツッコミ待ちか!
乙
>>1
ーシャ
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/16(日) 07:39:59.96 ID:m7rIw/gKo
>>10
>麻子「リニアモーターカーか」
このツッコミすき
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/18(火) 02:12:42.49 ID:+UIS1rTEO
斬新で面白かった
乙!
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/06/20(木) 09:26:49.09 ID:Nuu515+Y0
超good!
エリカとみほは仲良し設定だ。
ツンデレはカモフラージュで裏ではラブラブだと言われ
ちょっとでも疑問符を出すとネチネチ反論されるから
嫌気がさしてたんだよね。
これなら納得だ。
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