【アズールレーン】欠陥品の漂流基地【安価】

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68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 19:28:04.91 ID:XFlib8abo
>>67
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 19:35:38.48 ID:VlOxZVhfO
明石の処遇はガバノ・ガバァーナです
基地にいるんで正式加入ということで

指揮官「こんな時間にはなったが、風呂には入らにゃならん」

指揮官「寝落ちしないように気をつけないとな…」

指揮官(ウォースパイトは直接寮に向かったし、この時間なら子供は寝ているはず)

指揮官「タオルを巻く必要はないな」スタスタ

ガララッ


↓2 誰がいるか アクシデントとかでも何も起きなかったとかでも可
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 19:44:32.87 ID:wdf0qMSoO
特に無し
優雅(?)に一人で入浴タイム
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 19:44:40.28 ID:PFriUeTpO
Z46がいたよ
見えないからセーフだよ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 19:48:58.88 ID:k+s2qAIG0
そういえばクリア条件何か決めてる?
数日過ごすのか名誉挽回して元の母港に戻るのかそれとも
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 20:02:03.72 ID:VlOxZVhfO
(特に決めて)ないです
ダラダラ過ごすのもよし復帰しようと頑張るのもよし
このスレ内では終わらせる予定です


Z46「………」チャプッ

指揮官「………!?」ガタッ

Z46「誰かいるのか?であれば、何か一言発しておくれ」

Z46「ご存知だろうが、私は何も見えない。声を聞かねば、誰がいるのか判別することも出来ないのだ」

指揮官「俺だ」

Z46「指揮官か。夜遅くに入浴とは」

指揮官「それはZ46もだろう。子供が夜遅くまで起きてるもんじゃないぞ」

Z46「艦船は外的要因では大きな変化はしない。唯一の例外が改造であり、食事や睡眠での変化は些細なものだ」

指揮官「…それはそうだが」

Z46「…すまない、不快にさせたようだ。指揮官も湯船に浸かっておくれ」

Z46「身体が冷えて、風邪を引かれたら私たちが困る。だから」

指揮官「…ああ」チャプッ


↓2 フィーゼと何をするか アクシデントとかも可
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:06:28.06 ID:+Xzcqgwvo
正直欠陥がある娘達との交流スレだと思ってた
ksk
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:26:14.08 ID:tReDn/ea0
艦Cの墓場島鎮守府系のスレかと思ってた

Z46の頭を洗ってやろうかと湯船から出たとこで饅頭踏んづけてコケて気絶
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 20:35:49.79 ID:VlOxZVhfO
指揮官「髪は洗ったのか?」

Z46「先ずは身体を温めようと思い、湯船に浸かった。その時にちょうど、あなたが来た形である」

指揮官「ということはまだか」

指揮官「Z46が良ければ、俺にやらせてくれないか?ちゃんと洗えてるかどうか、分かりにくいだろう?」

Z46「ふむ…」

Z46「…たしかに、この身体では鏡を見て確認することすら不可能だ。指揮官の厚意に甘えてさせていただこう」ストンッ

Z46「さあ、早く髪を洗っておくれ」

指揮官「急かすな急かすな。今行くから」ザパッ

饅頭「ぴよ〜」プカー

指揮官「あっ」グニッ

饅頭「びよ゛っ゛!!?」

指揮官「あっ」ツルッ

指揮官「阿゛!」ゴスッ

Z46「………?」クルッ

Z46「指揮官、何があったのだ?返事をしておくれ」

指揮官「」

Z46「指揮官…?」ヨロヨロ

ツンッ

Z46「もしや…気絶、しているのだろうか…?」

指揮官「」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 20:45:18.92 ID:VlOxZVhfO
指揮官「う…うう…む…」ヨロッ

Z46「目が覚めたか。大事なさそうで何よりだ」

指揮官「俺…は……?」

Z46「どうやら、湯船から出た時に介護用の饅頭を踏んでしまったらしい」

Z46「私の膂力では指揮官を運べない故、こうして膝の上に寝かせていた」

Z46「私の幼い身体では、窮屈だったかもしれない。だが、これが私の考え得る最善だった。どうか、気を悪くしないでもらいたい」

指揮官「………」

指揮官「大丈夫だ。寧ろ、俺のドジで迷惑を掛けた」

Z46「迷惑などとんでもない。私の方こそ、指揮官には世話になってばかりだ」

指揮官「…気を取り直して、髪を洗うとしよう。二の轍は踏まない」

Z46「では、私も胸を借りさせてもらおう」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 20:50:12.59 ID:VlOxZVhfO
指揮官「シャワーも悪くないが、やはり、湯船でのんびりとするのが一番だ」スタスタ

Z46「有意義な時間だった。指揮官、あなたに感謝を」トコトコ

指揮官「…ホント、悪かった。俺の不注意だよ」

Z46「あなたが気にすることは無い。私も気に留めていないのだから」

Z46「自室まで共に来てもらってすまない。お陰で、特に苦労することもなく戻れた」

指揮官「シュペーはもう寝てるらしいからな。俺がやるのは当然だ」

Z46「では、また明日。いい夢を見られるよう祈っている」

指揮官「おやすみ。身体を冷やすなよ」

Z46「心得た」バタン

指揮官「俺も早く寝るか」


↓2 何をするか
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:52:02.00 ID:k+s2qAIG0
どうすれば元の母港に帰れるか考えてみる
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:54:47.42 ID:f+u6afXT0
前の母港が現在どうなっているか調べる
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 21:05:41.91 ID:VlOxZVhfO
指揮官「………」カタカタカタ

指揮官「………」スパー

指揮官(…落ち着かんな。ずっとグラーフの基地が気に掛かってる)

指揮官「…連絡してみるか。饅頭が管理してるなら、色恋沙汰とかは起きないだろうが…」ピッ

プルルルル プルルルル ピッ

グラーフ「…指揮官か?」

指揮官「ああ」

グラーフ「健康そうで何よりだ。いったいどうした?」

指揮官「今の基地がどうなってるか気になってな。こうして電話させてもらった」

グラーフ「今の基地、か」

指揮官「差し支えがなければ教えてくれ」


↓2 今の基地がどうなっているか イッチに任せてもいいですが、悪い方向には向かいません

82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:08:48.49 ID:7NKKey+QO
重桜のやべー奴等(赤城や大鳳等)が騒ぎ始めてる
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:11:36.57 ID:t5fQWspSO
新人の指揮官がおっかなびっくりやっている
重いメンバーはグラーフが何とかしてる
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 21:27:27.66 ID:VlOxZVhfO
グラーフ「…一応、暴力沙汰が起きるような事態には至っていない。饅頭が配属させた新人の指揮官も、それなりには頑張ってくれている」

指揮官「赤城とか大鳳、ローンや隼鷹は…?」

グラーフ「我が何とか手綱を握っている。薄氷一枚、というような瀬戸際だがな…」

グラーフ「…訂正しておくと、ローンはそれほど脅威ではない。嫉妬する対象が近くにいないからな。温厚…と言っていいだろう」

グラーフ「我のことは気にしなくて良い。卿は卿自身の心配をしたまえ」

グラーフ「…我は、卿さえいればそれだけで良い。この下らない世界でも、卿が望むのならば足掻いてやろう」

指揮官「…グラーフには敵わないな。助けてもらってばかりだ」

グラーフ「ふっ…。お互い様…と、柄にもないことを言わせてもらおうか」

赤城「今、指揮官様の声が聞こえたのだけれど。グラーフ・ツェッペリン?」

グラーフ「今は取り込み中だ。後にしたまえ。指揮官に嫌われたくないのなら、そうした方が賢明だ」

赤城「…指揮官様を出すのは卑怯じゃあないかしら。でも、流石と言ってあげましょう」

グラーフ「我はお前を基に作られている。我自身を相手していると思えば、幾分かは楽に思える」

赤城「大人しく引き下がる代わりに、伝言を頼むわ。『絶対に帰ってきてくださいませ』。そう伝えてちょうだい」

グラーフ「…とのことだ。気張れよ」プツッ

指揮官「………」スパー

指揮官「安心したような…不安になったような…」

指揮官「明日から煙草の消費が増えそうだ…」ジュッ


↓2 何をするか
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:32:53.76 ID:XFlib8abo
かそくした
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:35:30.44 ID:C+QHy+WdO
明石の手に気付いた
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 21:45:38.68 ID:VlOxZVhfO
明石「指揮官〜。購買部の入荷報告書、ここに置いとくにゃ〜」パサッ

指揮官「不知火がいないから、明石がやるしかないものな」

明石「にゃ。でも、収入が増えると考えれば悪くないにゃ」

指揮官「金箱から修理施設が出なければ買うんだがな」

明石「文句はメーカーに言ってほしいにゃ。明石はただ仕入れてるだけだにゃ」

指揮官「どうだか。もしかしたら、何か細工してるかもしれん」

明石「し、してないにゃ。金色に塗ったりするのはぬいぬいの仕事にゃ」

指揮官「当たり前のように仲間売るのなお前な」

明石「にゃはは…」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 21:54:55.74 ID:VlOxZVhfO
指揮官「…っと…」ポロッ

指揮官「悪い、万年筆を取ってくれないか」

明石「しょうがないにゃ〜」ヒョイッ

明石「落としちゃダメにゃよ?」スッ

指揮官「助かった」パシッ

指揮官「…む?」

明石「………?」

指揮官「…明石。手を見せてくれ」

明石「にゃ!?」

指揮官「俺の勘違いなら良いが、どうにも違和感を覚えてな。確かめておきたい」

明石「い、いったい何のことにゃ!?」

指揮官「今ペンを取った時…感触が無かったんだよ」

指揮官「ペンを乗せているはずの、手の感触がな」

明石「………っ!?」

指揮官「見せないなら、見せないでいいんだ。その時は『何か隠し事をしている奴』って認識するだけだからな」

指揮官「卑怯と思うか?俺からすれば、そうやって他人を騙す方が卑怯と思うがな」

明石「…わ、分かったにゃ。見せるから、そんなこと言わないでほしいにゃ」

指揮官「…慰めてにならないかもしれないが、ここには似た奴ばかりしかいない。そう後ろめたく思う必要はねぇ」

明石「………」スッ

指揮官「見事に無いな。手首から先の両手が」

明石「こんなことでバレるなんて、一生の不覚にゃ…」

指揮官「…義手とかの配給申請をしてみるか。通るかもしれない」


↓2 何をするか
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:56:48.26 ID:k+s2qAIG0
ウォースパイト用に火傷の塗り薬頼めないかな?
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:57:19.36 ID:t5fQWspSO
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 23:02:15.09 ID:VlOxZVhfO
指揮官「………」カリカリカリカリ

指揮官「この物資配給申請、俺たちの要望は通るのか?」

明石「にゃ?…ん〜。正当な理由があって、不適切な物じゃなければ通るはずだにゃ」

指揮官「じゃあ、薬とかの申請は問題ないわけだ」

明石「基本的な物は揃ってるから、個人の問題ににゃるけど、睡眠薬程度ならどこも仕入れてるにゃ」

指揮官「…なら、これを頼む」ピラッ

明石「ふむふむ。火傷用の軟膏を…えっと。これ、何人負傷してるんだにゃ…?」

指揮官「一人だ。少し火傷の程度が酷くてな。既に治ってるみたいだが、処置しなければ予後が良好とは限らない」

指揮官「手遅れかもしれないが、何か手を施す方が良いだろう?」

明石「…分かったにゃ。どうにかして仕入れてみる…にゃ。けど、最低でも数日は必要にゃよ?」

指揮官「やってくれるだけでも充分大助かりだよ。ありがとう」


↓2 何をするか
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:10:50.02 ID:C+QHy+WdO
明石にツェッペリンを診てもらおう
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:12:44.64 ID:Nk7Xh6JtO
上+病名は肝臓肥大でどうでしょう
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 23:19:46.00 ID:VlOxZVhfO
指揮官「………」コツコツコツ

ガチャッ

ツェッペリンちゃん「…指揮官!卿は我を独りぼっちにしてどこに行っていたのだ!」

指揮官「仕事があるからな。まぁ、終わらせたからこっちに来たんだよ」

ツェッペリンちゃん「………!」

ツェッペリンちゃん「そ、そうか!我がいないとダメなのだな!」

指揮官「…で、ちょっとしたお土産を持ってきた。好きなだけ食べてくれよ」ポスッ

ツェッペリンちゃん「…シュトーレン?まだクリスマスは来ないぞ?」

指揮官「鉄血の料理だから選んだだけだ。それ以外の意図は無いよ」

ツェッペリンちゃん「…これを、我が食して良い…の?」

指揮官「ああ。グラーフの為だけに作った。好きなだけ召し上がれ」

ツェッペリンちゃん「あ…ありがとう!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 23:24:22.32 ID:VlOxZVhfO
ツェッペリンちゃん「すぅ……すぅ……」

指揮官「…明石」

ガチャッ

明石「ぐっすり眠ってるにゃ。これなら、エコー検査とかをやっても起きないにゃ」

明石「…大丈夫にゃ?辛い顔をしてるにゃよ…」

指揮官「…ああ。問題ない」

明石「明日には結果を送るから、それまで待ってほしいにゃ。患者は医務室に運んでおくから、適当に理由を付けて帰してあげてにゃ」

指揮官「分かっている。KAN-SENに何かをされたと知れば…」

指揮官「グラーフは…壊れてしまうかもしれないからな」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 23:29:27.02 ID:VlOxZVhfO
指揮官「………」ガララッ

ツェッペリンちゃん「…指揮官…?何故、我が床に伏しているの…?」

指揮官「…シュトーレンを食べてたら、お前が倒れたんだよ。だから、念の為に休ませてた」

ツェッペリンちゃん「ほ、他の艦船は来なかったのか…!?」

指揮官「ああ。人払いは済ませて、ずっと見張ってたからな。大丈夫だ」

ツェッペリンちゃん「………!」ホッ

指揮官「…もう夜も遅い。部屋に戻るぞ」

ツェッペリンちゃん「…卿は優しいね。卿が側にいてくれて、本当に嬉しい」

指揮官「…そんなことを言う暇があるなら、安静にしておくんだ」

ツェッペリンちゃん「うむ…。卿が言うのなら…我は…」

指揮官「………」

指揮官(騙しているようで辛いが…こうするしかない)

指揮官(俺が嫌われるくらいで済むなら、安いもんだ)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 23:36:24.56 ID:VlOxZVhfO
明石「指揮官、結果が出たにゃ」パサッ

指揮官「…画像を見せられてもな。俺にその手の知識は無いぞ」

明石「そこよりも、一番下の所見に目を通すにゃ」

指揮官「………」

指揮官「肝臓肥大?原因はいったい…」

明石「『ヒト』なら、過剰な飲酒とかでそうなる場合はあるにゃ。だけど…」

指揮官「グラーフはKAN-SENだ。後天的な原因は考えにくい。となると…」

指揮官「先天的な奇形、か。治療方法は?」

明石「薬剤投与、患部切除。治療方法はあるけど、どれも時間は掛かるにゃ…」

指揮官「明石の干渉は避けられない…か」

指揮官「俺が薬を投与するのは駄目なのか?」

明石「専門知識も無しにやるのは危険にゃ。研修で習うような、腕部注射とかとは次元が違うにゃよ」

明石「アレよりも、よっぽど重い薬を使うにゃ。副作用とかにも気を遣う以上、指揮官には任せられないにゃ」

指揮官「重篤な副作用が出れば、死ぬ可能性もあるわけだからな…」

指揮官「…想定以上に、重いもんだ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 23:37:57.75 ID:VlOxZVhfO
明石「指揮官、結果が出たにゃ」パサッ

指揮官「…画像を見せられてもな。俺にその手の知識は無いぞ」

明石「そこよりも、一番下の所見に目を通すにゃ」

指揮官「………」

指揮官「肝臓肥大?原因はいったい…」

明石「『ヒト』なら、過剰な飲酒とかでそうなる場合はあるにゃ。だけど…」

指揮官「グラーフはKAN-SENだ。後天的な原因は考えにくい。となると…」

指揮官「先天的な奇形、か。治療方法は?」

明石「薬剤投与、患部切除。治療方法はあるけど、どれも時間は掛かるにゃ…」

指揮官「明石の干渉は避けられない…か」

指揮官「俺が薬を投与するのは駄目なのか?」

明石「専門知識も無しにやるのは危険にゃ。研修で習うような、腕部注射とかとは次元が違うにゃよ」

明石「アレよりも、よっぽど重い薬を使うにゃ。副作用とかにも気を遣う以上、指揮官には任せられないにゃ」

指揮官「重篤な副作用が出れば、死ぬ可能性もあるわけだからな…」

指揮官「…想定以上に、重い問題だな」ハァ


↓2 何をするか
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:41:11.18 ID:k+s2qAIG0
ツェッペリンちゃんに事情を話して治療を受けないか聞いてみる
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:41:16.60 ID:C+QHy+WdO
ツェッペリンちゃんまた吐く
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:31:23.50 ID:iUqF4UyW0
にくすべ(小)が重篤すぎてシュペーが今のところ常識人すぎる
後々響いてくるかな被虐体質
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 09:16:07.51 ID:MpVRD5leO
戦闘に支障をきたすらしいが生活に支障をきたすとは言ってないな
お部屋で腹に重量物おとしたりしてるかもしれないくらい
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 14:46:07.57 ID:jb9M5AxYO
ちびディエゴの入手だけが出来ませんでした
大型イベの途中から周回イベ組み込むのは許可しないぃ〜〜〜ッ!


ツェッペリンちゃん「ううむ…。やはり、シュトーレンを食べた後の記憶がすっぽりと抜け落ちている…」

ツェッペリンちゃん「お菓子は美味しかったし、身体も悪くなかったのに…」

指揮官「…余計なことは考えずに、安静にすることだけを考えるんだ」

ツェッペリンちゃん「…うむ。指揮官が、卿がそう言うのなら、我が背く道理は無い。大人しく従おう」

ツェッペリンちゃん「………っ!?」ドクンッ

指揮官「…グラーフ?」

ツェッペリンちゃん「はぁー……っ…!はぁー………!」ガタガタ

指揮官「おいおい…!今回は俺しかいないってのに!」ガサッ

ツェッペリンちゃん「うっ…!ん゛…あ゛ぁっ…」ビチャビチャ

指揮官「………」サスサス

指揮官(今回は何も、原因となるものは無い…のに。どうしてまた嘔吐した?…まさか、病状が悪化したとでも…)

指揮官(…こんなこと言えるか。こんな子供に、そんな残酷なことを言えるものか)

指揮官(…クソッ。最悪、実力行使も視野に入れなければならないか…)


↓2 何をするか
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 14:59:38.32 ID:2WxVjwXcO
こんなに苦しむのなら生まれたくなかった
なぜ我を生み出したのだとツェッペリンちゃん
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 15:08:54.91 ID:7X5bJyHw0
こういう時ヴェスタルがいれば…と思いながらツェッペリンちゃんが落ち着くまで介護をする
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 15:34:33.39 ID:jb9M5AxYO
ツェッペリンちゃん「うぶ…ぉ…えっ……」

指揮官(…こういう時こそ、ユニオンのヴェスタルの力が必要なんだが…)

指揮官(大規模艦隊であるユニオンの医療を一手に引き受けていた工作艦。彼女に救われたKAN-SENは数知れず…)

指揮官(明石も治療は出来る方ではあるが、あくまで医療機器を用いたものに長けているだけだ。看護師や医師として働けるわけじゃない)

指揮官(…無い物強請りをしても変わらないとはいえ、泣き言一つくらいは言いたくなるな)

指揮官「ゆっくり深呼吸をしようか。ほら、いーち、にー、さーん」

ツェッペリンちゃん「すぅー……はぁー……」

指揮官「…よし。呼吸は安定してきたな。そのまま眠るといい」

ツェッペリンちゃん「…ごめん。ここに来てから、卿には迷惑を掛けてしかいない」

ツェッペリンちゃん「我も、卿の役に立ちたいのに。なのに、身体が、心が、それを否定する」

ツェッペリンちゃん「どうして…どうして、我は…こんな身体…に…」コテン

指揮官「…この基地自体がおかしいだけだ。グラーフ、お前は悪くないんだよ」

指揮官「悪いとしたら、建造を実行した俺なんだ。そうしなければ、こんなことにはならなかったんだから…」


↓2 何をするか

107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 15:42:16.57 ID:2WxVjwXcO
今度はシュペーの様子がおかしい
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 15:44:19.24 ID:a+CSezmA0
主力はウォースパイトがいるし、試しに出撃を
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 15:56:53.65 ID:jb9M5AxYO
指揮官「………」ガラガラガラ

ウォースパイト「駆逐艦一、重巡一、工作艦一、そして私か。正直、心許ないわね」

指揮官「怖気付いたのか?」

ウォースパイト「いいえ?ただ、私たちは一度も出撃したことはない。それを心配するのは当然だと思うが」

シュペー「フィーゼちゃん、大丈夫なの?」

Z46「問題無い」

明石「修理と対空しか出来ないから頑張ってにゃ」

指揮官「実戦経験があるのは俺だけだからな。上手くやる必要がある、か」

指揮官「そろそろ作戦エリアに入る。俺はここから支持を出すから、主力艦隊は俺の前に、前衛艦隊は主力艦隊の前に布陣しろ」

指揮官「主力艦隊は接近する航空機と自爆ボートの迎撃に集中。俺の支持があれば各自主砲の砲撃を」

指揮官「前衛艦隊は俺の支持に従って移動、雷撃を行うように。主砲、副砲の照準等は各個の判断に委ねる」

Z46「承知した」

シュペー「………っ」ギュッ

指揮官「では、作戦を開始する」


↓2 どうなったか アクシデントとかでも可
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 16:03:18.70 ID:2WxVjwXcO
なんとか勝利。ドロップがあったようだ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 16:06:10.48 ID:88PXYR0kO
それほど強くない海域なので被害はほとんどなく勝利
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 18:12:26.73 ID:jb9M5AxYO
指揮官「戦闘終了。損害は砲撃を僅かに受けた程度か」

Z46「試運転は済ませていたが、実際に撃ち合ったのは初めてだ。これが、戦場の空気…」

シュペー「お…思ったよりも痛くなかった…」

明石「航空機が来なけりゃやることないにゃ」

指揮官「最初から激戦区に送るような馬鹿じゃない。とはいえ、今回の成果は及第点だ。よくやった」

ウォースパイト「激戦区ではどのような敵が出てくるの?」

指揮官「…まぁ、場所にもよるが、セイレーンや強化型の駒が出てくる。量産型も、厄介な奴が複数出てくることもあったな」

ウォースパイト「なるほど」


↓2 何をするか
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 18:20:47.96 ID:VsoUqOJs0
ツェッペリンちゃんの様子を確認すると腹部が膨らんでいた。
治療を急がないといけないかもしれない
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 18:23:34.02 ID:lp9n4iVoO
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 07:23:05.49 ID:/21W8RZo0
誰かここのKAN-SEN達に救いの手を
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/14(金) 15:05:43.36 ID:jfXgAnRPO
ぷにくすべに厳し杉内?


指揮官「…よし。腹を見せてくれ」

ツェッペリンちゃん「…断る」

指揮官「何故だ?いつもは素直に頷くじゃあないか」

ツェッペリンちゃん「今日は…見せたくないの…」

指揮官「お前の健康のためだぞ。グラーフ。専門的な検査を受けられない以上、原始的な手段に頼るしかないんだ」

指揮官「だから…」

ツェッペリンちゃん「では、逆に問わせてもらう。…我の身体に何が起きてるの!?」

指揮官「何、とは」

ツェッペリンちゃん「何故…我の腹が不自然に膨れているっ!!?!?右の腹だけが膨らむなど、おかしいことくらい我にも分かる!」

指揮官「なっ…!?」

指揮官(そこまで病状が進行した…!?いくらなんでも速過ぎやしないか!?)

ツェッペリンちゃん「指揮官は、卿は知っているのか!?なら教えて!教えてよぉっ!!」

指揮官「………っ!」


↓2 真実を話すかどうか ツェッペリンちゃんの反応を書いても可
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 15:21:30.94 ID:irWv/nZq0
嘘をつかないで正直に話す
最後に「恨むなら恨んでくれていい」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 15:26:18.44 ID:reHkF5pM0

「KAN-SENとして生を受けたのに我は洋上で没する事も許されずここで死に逝く運命なのか?」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/14(金) 15:52:18.53 ID:jfXgAnRPO
指揮官「…肝臓肥大だ」

ツェッペリンちゃん「肝臓…肥大?」

指揮官「胃の右側辺りに存在する肝臓という臓器が肥大…大きくなる疾患だ。今までの嘔吐は、それとストレスが原因だと思われる」

ツェッペリンちゃん「な、治る…のか…?」

指揮官「適切な治療をすればな。だが、それは望めない状態だ」

指揮官「グラーフ。お前は他のKAN-SENと接触する度に、体調を崩す可能性が高い。…そして、治療には明石たちKAN-SENの手が必要だ」

指揮官「…体調不良のまま、切除手術や投薬治療に耐えられるとは思えない」

指揮官「こうなったのは俺の責任だ。設備や人員を確保していれば、未然に防げた可能性だってあった」

指揮官「…恨むなら恨んでくれていい。その権利がお前にはあるんだ」

ツェッペリンちゃん「…我は、死ぬのか」

指揮官「…放っておけば、そのリスクは高まるな」

ツェッペリンちゃん「…嘗ては進水することすら叶わなかった。だが、こうして艦船としての生を受け、戦えるようになったというのに」

ツェッペリンちゃん「我は…海上で没することも許されず、陸で死にゆく運命(さだめ)なのか?使命を全うすることすら、出来ないという…のか…」

ツェッペリンちゃん「…そんなの嫌だ。我は、果たせなかった使命を、また諦めるのは嫌だ…!」

ツェッペリンちゃん「鉄血の一員として…この基地の艦船として…!何もせずには終われないのよ…!」

指揮官「…なら、治療を受ける他はない。かなり辛い道のりになるぞ」

ツェッペリンちゃん「構わぬ…。また、艦船としてすら生きられず死ぬというのなら…苦しむ方が余程楽だっ!」

指揮官「…じゃあ、これから一緒に頑張ろうか。俺たちも手は尽くす」

ツェッペリンちゃん「…もし、心が折れそうになった時は。その時は、卿を頼るよ?…それくらいはいい…よね…?」

指揮官「グラーフがそれを望むなら、拒む理由は無い」


↓2 何をするか
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 15:57:28.37 ID:b/vnC7GaO
医療器具とか頼めないか明石に聞いてみよう
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 16:14:12.10 ID:IWie3IOCO
最終手段として鉄血の艤装に転生させる手があると明石
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 16:22:10.02 ID:2Tdcy9y5O
そうだね、サメの内臓の2/3は肝臓だもんね。
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 16:41:46.78 ID:/LWXrIZQ0
ぶっちゃけ艦これで同じようなの探したら死ぬほどありそう
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/14(金) 17:19:32.74 ID:jfXgAnRPO
指揮官「………」ペラッ

指揮官「…鉄血の艤装はセイレーンの技術由来のものが多い。何か利用出来るものがあるかと思ったが…」

指揮官「そもそもアレは何だ…?シャルンホルストは稚魚を放流していると言ってたし、普通に飯を食べるし…」

指揮官「…ああ、グナイゼナウが否定してたな。生体兵器であるのは確定としても、内部構造がどうなっているかはよく分からん」

指揮官「ぶっ」ベチッ

明石「あ、ごめんにゃ」

指揮官「何をどうしたら顔面に書類が直撃するのか…。まぁ、いい」

指揮官「何かあったのか?」

明石「まー…あるといえばある…にゃ」

明石「鉄血製大型艦の艤装の特徴は分かってるにゃ?」

指揮官「今そのことについて考えてたところだ」

明石「なら、話が早いにゃ。放置されてたグラーフ・ツェッペリンの艤装を調べてたら、ちょっとした仮説に辿り着いたのにゃ」

指揮官「詳しく」

明石「これは『内臓にも意識がある』ことを前提としてるから、仮説としてもかなりレベルが低いことは念頭に入れてにゃ」

明石「生体兵器である以上、その体内には複数の臓器が存在するにゃ。それを彼女のと取り替えれば、一命を取り留める可能性だってあるのにゃ」

指揮官「…某黒い医者じゃあるまいし。そんな高度な手術は可能なのか?」

明石「あくまで仮説にゃ。出来るかどうかは二の次で、そういう可能性があることだけを言ってるのにゃ」

明石「でも、物理法則とかに喧嘩を売ってるセイレーンの技術を利用出来るなら、あり得ない話じゃないにゃ」

指揮官「…どうやって『鏡面海域』から奴を引きずり出す?」

明石「それを考えるのは今じゃないのにゃ」

指揮官「………」

指揮官「…頭の片隅には置いておく」


↓2 何をするか
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 17:23:56.97 ID:irWv/nZq0
元いた母港にツェッペリンちゃんを送って治療とか…無理かな?
ヴェスタル狙いで建造はまず現実的じゃないし
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 17:36:40.64 ID:Tipn3QreO
みんなで話し合っておく
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/14(金) 18:11:37.67 ID:jfXgAnRPO
ルルイエ基地 小会議室


指揮官「………」ナデナデ

ツェッペリンちゃん「我はどうしてここに連れてこられたのだ?」

指揮官「…色々と話し合う必要があると思ってな」

指揮官「お前のためにも、皆のためにも」

ツェッペリンちゃん「うっ……。でも、我慢しなければ…約束したし…」

指揮官「グラーフが直接話す必要はない。俺が仲介役をする」

指揮官「…だが、少しずつでも慣れていかねばなるまい。その辺りは頑張ってくれよ」

ツェッペリンちゃん「…分かった。頑張る」

Z46「只今到着した」ガチャッ

シュペー「お、お邪魔します」

ウォースパイト「話し合い…どんな話題があるのやら」

明石「昔の武勲でも語ったらどうにゃ?」

ウォースパイト「それはまたの機会にしましょう」

ツェッペリンちゃん「………」コソコソ

指揮官「揃ったな。じゃあ、会議未満の話し合いを始めるとしようか」


↓2と↓4 何を話し合うか
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 18:14:37.82 ID:1wyup8CGO
ツェッペリンちゃんの病状について教えて、少しでも楽に過ごせる環境を整える方法とか
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 18:22:04.79 ID:hgZrXL63o
うえ
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 18:31:10.26 ID:reHkF5pM0
工作艦ないし科学技術艦(夕張やU-73など)の入手について
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 18:39:08.97 ID:M8gB7tX3o
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 20:42:21.64 ID:zoKlzmeWO
>>1と欠損龍驤が出てくる作者は別人だよね多分
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/14(金) 22:01:30.95 ID:jfXgAnRPO
龍驤スレの作者様と自分は別人です
これだけははっきりと真実を伝えたかった
科学技術艦って『科学技術を持っている艦』ってことでいいのかな
U-73は鉄血イベの化学実験しかイメージがない


指揮官「各員に通達した通り、グラーフ・ツェッペリンの体調は芳しくない」

指揮官「医療機関から検査結果も届いたので、この際全員に知ってもらおうと思い、この場で報告をする。勿論、本人の了承は取ってある」

指揮官「グラーフ・ツェッペリンが患っている疾患は二つ。『肝臓肥大』と『艦船恐怖症』だ」

指揮官「前者は適切な治療を施せば、根治の可能性も充分ある…との報告を受けているが、問題は後者の方だ」

指揮官「精神疾患の治療には、相応の時間が必要となる。今回のような恐怖症の類は、反復的な交流で克服する他、薬物療法が存在する」

指揮官「…が、そのような治療が出来る者など、ここには誰もいない。薬に頼らない治療を行っても、逆に悪化してしまう可能性だってあるんだ」

指揮官「治してあげたいのは山々だが、最悪を想定すると迂闊に手は出せない。だからといって、何もしないのも不味い」

Z46「…つまり、我らで出来る対処法を模索する、ということか?」

指揮官「ああ。理解が速くて助かるよ。俺が考えているのは、環境整備とかの類だな」

シュペー「普通に話すのは…駄目なのよね。うーん」

ウォースパイト「重桜のドラマに出てくる面会室?とかを作るのはどうかしら」

ウォースパイト「それなら、何かをされると考えることも無いでしょう。まずは壁越しにでも交流をしないと、何も始まらないと思うわ」

指揮官「…そうだな。饅頭に指示を出しておくべきか」

指揮官「…案は多い方がいい。手間を掛けるが、思いついたものをこの書類に記入してくれ。明後日に回収する」

指揮官「Z46は直接俺に言うか、他の人に書いてもらってくれ」

Z46「心得た」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/14(金) 22:17:12.82 ID:jfXgAnRPO
指揮官「次に、工作艦や技術保有艦についてだが」

指揮官「これは、明石だけでは手が足りなくなる場合を想定すると、嫌でも向き合わなければならない問題だ」

指揮官「…とは言っても、入手する手段は単純だ。建造すればそれで解決するからな」

ウォースパイト「資料に書いてあったわね。『理論上、今までに建造が可能だった艦船は全て如何なる期間でも排出される』と」

指揮官「セイレーンが原因と見て間違いないだろう。グラーフの建造は、現時点では不可能だからな」

明石「特別計画艦はどうやって造るか不明だけどにゃ」

指揮官「アレは…俺の場合は一月掛けて一隻のペースだったな。この基地では気にする必要も無いだろう」

シュペー「大変らしいね…。私はよく知らないけど」

指揮官「…まぁ、海域攻略が進むと考えたら悪くはないさ。燃料消費は少し考えものだが、いつでも進められるわけだからな」

指揮官「…結局、独り言ばかりで終わってしまったな。話し合いと言っておきながら」

ウォースパイト「そういうこともあるでしょう。気にすることはないわ」


↓2 何をするか
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:27:04.92 ID:irWv/nZq0
ロイヤルのメイド隊か科学に長けたKAN-SENが出る事を祈って大型建造
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:30:44.99 ID:r8MEeLMao
うえ
二体ほど作ってみるか
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/14(金) 22:46:20.27 ID:jfXgAnRPO
指揮官「ロイヤルメイド隊…彼女らがいれば、運用もグッと楽になるんだが」

ウォースパイト「彼女たちがいるなら、陛下も欲しくなるのだけれど」

指揮官「システム上、狙い撃ちは不可能だ。カミにでも祈ってくれ」

ウォースパイト「重桜じゃあるまいし。そんなことはしないわ」

指揮官「…いや、重桜のKAN-SENもそんなことは言わないがな。敵対している者はその限りではないが」ピッ

ガタガタ メメタァ フワーオ!!

指揮官「…確か、大型ではシリアスが出てくることはなかったはずだ。それ以外が来るなら…」

指揮官「…夕張とかが来てくれても、それはそれで楽になるんだけどな」


↓2と↓4 大型から出てくるキャラ 条件はいつもの
限定建造のキャラはその時によってベースとなる建造が決まってますが、一々調べるのも面倒いので気にしなくていいです

138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:50:53.42 ID:9GyAiajro
加速下
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:54:03.18 ID:HpKUGFnao
偏頭痛持ちのベルファスト
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:57:52.49 ID:D9SqnohFO
両腕無しのドイッチュラント
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 23:02:15.34 ID:2OH6zzNN0
右腕しかない女王様
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 23:04:57.46 ID:irWv/nZq0
>>141は脚も無い?
どこぞのナドレ見たいな感じ?
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 23:12:27.82 ID:2OH6zzNN0
>>142そんな感じです。両脚と左腕が無い
でも右腕だけ建造されるのも面白いので作者さんにお任せします
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 23:16:40.78 ID:aPdIlh+HO
腕だけってどっかのグリードみたいだな

今って大型から軽巡排出されないんじゃなかったっけ?
もう長いこと大型回してないから間違ってるかもしれんが
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 00:54:27.53 ID:gEZQu+AGO
流石に腕だけは自分にはレベルが高すぎるのでナドレにします


指揮官「…おぉ…。珍しくピンポイントで当たった気がする」

ウォースパイト「また私が出る可能性も否定出来ないが」

指揮官「やめてくれ」

プシュッ

指揮官「…ベルファストとクイーン・エリザベスか。だが…」

クイーン・エリザベス「…何よ。あなたが指揮官でしょ?早く仕事に…」

ウォースパイト「陛下…」

エリザベス「ウォースパイトじゃない。その火傷、どうしたのよ…」

ウォースパイト「陛下と同じです。生まれた時から、この傷と共に生きる運命を背負っているのです」

エリザベス「そう…。あなたも大変ね。私ほどではないけれど」

エリザベス「…しんみりした空気は嫌いよ。さあ、ベル。挨拶をしなさい」

ベルファスト「かしこまりました。エディンバラ級二番艦、ロイヤルメイド隊のメイド長を務めておりますベルファストと申します」

ベルファスト「陛下共々、よろしくお願い申し上げます」ペコリ

指揮官「………」ウーン

ベルファスト「どうかなさいましたか?」

指揮官「…いや、何も無いのかと思ってな。例外がある、そういうパターンも極稀にあるのかもしれないな…」

ベルファスト「…お言葉ですが、ご主人様。私もその何かしらを抱えております」

指揮官「…外見には何も違いはないが。精神的なものか…?」

ベルファスト「俗に言う『偏頭痛』でございます。今はまだ、その兆候は出ておりませんが」

ベルファスト「ですが、活動には支障を来たさないよう務めますので、ご安心ください」

指揮官「…言っておくが、無理は禁物だ。それだけは忘れることが無いようにな」

ベルファスト「お気遣いありがとうございます」


↓2 何をするか
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 00:55:56.46 ID:NkfoeNPsO
ベルと家事炊事洗濯の課題を解決
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 00:56:38.43 ID:Mhn3+rTc0
とりあえず陛下に車椅子を用意してあげよう
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 01:17:08.30 ID:gEZQu+AGO
指揮官「………」カラカラカラ

指揮官(歩行困難なKAN-SENが建造されることを想定しておいて正解だった。…まさか、四肢欠損…それも重度のものを持つKAN-SENが生まれるとはな)

指揮官「この部屋で合ってる…よな」スッ

コンコンコン

エリザベス「下僕?いったい何用でここに来たのよ」ガチャッ

ウォースパイト「陛下は動かなくてもいいですよ」

エリザベス「あら」

指揮官「車椅子だ。抱き抱えて移動するより効率的だろう?」

エリザベス「き、気が利くのね。見直したわ」

指揮官「まだ数十分しか経っていないんだが」

指揮官「…ほら、座ってみるんだ」

エリザベス「ウォースパイト、頼んだわ」

ウォースパイト「承知しました、陛下」ストンッ

エリザベス「………」カラカラカラ

エリザベス「…悪くないわね。褒めてあげるわ!」

指揮官「…当たり前のことをやっただけだ。感謝される筋合いは無い」

エリザベス「か、感謝くらいは有難く受け取りなさいよ!馬鹿!」

ウォースパイト「はぁ。面倒な性格だな、指揮官も」

指揮官「…何のことやら」


↓2 何をするか
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 01:20:35.12 ID:TdEdpLV9O
シュペーの様子チェック
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 01:28:05.30 ID:aGOCvDOF0
ベルファストの頭痛発生。立っていられない程の辛いもの
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 02:05:46.42 ID:gEZQu+AGO
指揮官「よっこいせ…っと」ドサッ

指揮官「食糧を冷蔵庫に入れるのも大変だな。だが、身体能力に差がない以上、男の俺がやるしかない」ガサゴソ

ベルファスト「ご主人様、私に任せてもよろしいのですよ?」

指揮官「それには及ばん。仕事も無くて暇なのでな」

指揮官「それより、先程エリザベスたちに振る舞った紅茶の処理が先じゃないか?」

指揮官「こっちはそれほど手間じゃないんだ。そちらに注力してくれた方が助かる」

ベルファスト「かしこまりました。お言葉に甘えさせていただきます」

ベルファスト「………」カチャカチャ

指揮官「………」バタン

指揮官(…こっちはあと少しで終わる。ベルファストは…)

ベルファスト「…っ…!これ…はぁっ………!」

指揮官(偏頭痛か。だが、様子がおかしい)
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 02:07:24.92 ID:gEZQu+AGO
ベルファスト「あ…っ!あぁっ…。う゛っ…あ゛ぁっ………!」フラッ

指揮官(ティーセットを持ったまま蹲る…!相当重いやつだな!)

指揮官「………っ!」ダッ

ベルファスト「し…ま゛っ…!!?」ポロッ

指揮官「ちいっ!」パシッ

ベルファスト「………!」ガクッ

指揮官「薬は…これか!早く飲むんだ!」

ベルファスト「ご迷惑を…お掛け…う゛…!」ゴクン

ベルファスト「…はぁっ…はぁっ………」

指揮官「…偏頭痛は尋常じゃないほど痛いと聞いている。無理はするなと言ったはずだ」

ベルファスト「申し訳…ございません…!恥ずべき失態を…犯してしまいました…!」

指揮官「もう喋るな。後は俺がやるから、部屋で休むんだ」

ベルファスト「…かしこまりました…」

指揮官「…あのベルファストが、作業を中断せざるを得ないほどに苦しむとは…」

指揮官「…タイミングによっては、最悪の事態を招くな…」


↓2 何をするか
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 02:16:02.22 ID:meEVtBWcO
エリザベスは出撃できるのか?という話に
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 02:22:48.21 ID:Mhn3+rTc0
ベルファストを落ち着くまで横にさせておく
明石にQEの義足を作れないか尋ねる
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 02:39:40.79 ID:vwIUQlR70
艦船も増えてきたしちょっとまとめさせて貰ってよかデスカ

Z46
ルルイエ基地に最初からいた。盲目。ルルイエ基地以外の記憶がない(→記憶障害?)
E:木製の杖

アドミラル・グラーフ・シュペー
初建造艦。戦闘に支障の出るレベルの被虐体質。現状、障害は軽微。

ツェッペリンちゃん
初建造艦。重篤な艦船恐怖症かつ進行度の重い肝臓肥大。精神と肉体の両面から蝕まれている為状況は深刻。

明石
どこからともなくやってきた謎の艦船。目的は不明。袖で隠しているが両手首がない。
艦隊加入の際の偽造書類で誤魔化しきれていると思っているが指揮官にはバレている。

ウォースパイト
2度目の建造艦。運動性能に若干影響する半身火傷。

ベルファスト
3度目の建造艦。偏頭痛持ち。平時は問題ないが発症すると重く、ほぼ一切の行動が取れなくなる。

クイーン・エリザベス
3度目の建造艦。右腕しか持たない四肢欠損。
E:車椅子

グラーフ・ツェッペリン
指揮官の元所属基地の艦船、元ケッコン艦。電話でのやり取りが可能。

赤城、大鳳、隼鷹
元所属基地のやべーやつら。グラーフが上手く手綱を握っている。

ローン
元所属基地のやべーやつ…だが、指揮官が左遷された事で逆におとなしくなった。

指揮官
上司を自爆ボートに縛り付ける奇行に走り、ルルイエ基地に左遷される。かなり難儀な性格。喫煙者。

ルルイエ基地
僻地にある打ち棄てられたも同然の基地。何故か肉体・精神に何らかの異常を持つ艦船しか存在しない。
出撃や委託任務が不可能な環境で科学研究の痕跡がないにも関わらず、何故か資源は豊富にあり、支給もされる。
また、本来建造不可能な艦も(不完全とはいえ)建造される、謎の多い基地。

饅頭
いつも通りそこらじゅうにいる。
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 03:10:44.70 ID:gEZQu+AGO
設定を纏める能力は皆無なので有難いデス
饅頭は縁の下の力持ち的重要ポジション(大鳳のドレスを作ったりもしてる)の割に、自爆ボートで特攻させられたりウォースパイト改造イベではガムテープで爆竹満載ボートに括り付けられた上で目隠しされたり、悉く扱いが悪いのは可哀想とは思いません


ルルイエ基地 寮の一室


指揮官「気分はどうだ?」

ベルファスト「落ち着いてきました…。これなら、あと数分もすれば復帰出来るかと」

指揮官「今日はもう薬は使えない。休んでおくことだ」

ベルファスト「ですが、陛下とご主人様のお手伝いをしなければなりません」

指揮官「分かっているだろう。KAN-SENとヒトは、平時では何ら変わりはないことを。怪我をすれば風邪も引く」

指揮官「偏頭痛を抑える薬を、小まめに飲んでまでして働く気か?それだと中毒になりかねんから却下だ」

ベルファスト「メイドとしてやらなければならないことです」

指揮官「馬鹿を言うな。身体が壊れたら何も出来なくなるだろうが。それで働けなくなったら、それこそ本末転倒というものだ」

指揮官「滅私奉公も、度が過ぎれば自殺行為と変わらなくなる。少しは自分を労われ」バタン

ベルファスト「………」ポスッ

ベルファスト「…それが、私の存在意義ですから。仕方のないことですよ、ご主人様」

ベルファスト「…ですが、私の我儘でご主人様を困らせるのはいただけませんね。今は、許しを得るまで身体を休めましょうか…」

ベルファスト「…すぅ…」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 03:25:38.26 ID:gEZQu+AGO
指揮官「明石、時間はあるか?」

明石「にゃ?」

指揮官「クイーン・エリザベスの義肢の製作。可能であれば、取り掛かってもらいたい」

明石「別に、足が無くても出撃は出来るにゃよ?推進機は下肢の先端に付ければいいのにゃ」

指揮官「日常生活のことを考えれば、ある方がいいだろう。第一、彼女が何もかもを手伝ってもらうのを良しとするような性格じゃない」

明石「…まー、指揮官の前では強がったりしてるかもしれないにゃー」

指揮官「何せ女王だからな。余裕を見せておかないと、示しがつかないんだろうな」

明石「義肢の件に答えるとするなら、義肢の製作自体は普通に出来るにゃ」

明石「ただ、戦闘にも耐えられる物を作るとしたら、相応の時間を要するにゃ。オーダーメイドの義肢じゃないといけないのにゃ」

指揮官「細かな方向転換や、軸足に使ったりと。使い方は無数にあるからな…」

明石「接続部の神経のデータや、サイズとかも色々と合わせないと、ただの義肢じゃ慣れるのに大変にゃ」

指揮官「拒絶反応が出る可能性は?」

明石「あるに決まってるにゃ。急に身体が増えるようなものなのにゃ。脳がびっくりしちゃうのにゃ」

指揮官「…そこは運次第、というわけか」

明石「にゃ」

指揮官「作る方向で考えておいてほしい。材料などは俺が方面に頭を下げてかき集める」

明石「大変にゃね〜」

指揮官「恩赦を貰っている側だ。これくらい何とも思っていないさ」

指揮官「生きてるだけで丸儲け。生かしてくれているだけで、感謝してもし足りないくらいなんだよ、俺は」


↓2 何をするか
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 03:30:04.64 ID:Q6qMDf1cO
ツェッペリンちゃんの容態が悪化、とりあえず明石と一緒に医務室へ運ぶ事に
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 05:21:54.59 ID:w5qa+Bzmo
フィーゼと良くも悪くも人が増えたなって話す
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 17:06:49.10 ID:gEZQu+AGO
指揮官「ふぅ…」スパー

Z46「鼻腔を擽る独特な香り。煙草なる嗜好品か」

指揮官「偶には吸わないと、集中出来なくなるんでな。病気みたいなもんさ」

Z46「ふむ」

指揮官「…最初に比べると結構増えたよな。いい意味でも、悪い意味でも」

Z36「私を含めて合計七名。当初の七倍にもなるとは、嘗ての私に伝えても信じまい」

指揮官「数が増えてやれることは増えた。が、同時に色々な苦しみも背負ってしまった」

指揮官「それが運命だと、そう言われればそれまでなんだが」

Z46「仕方あるまい。この基地ではそうなるように決まっているのだから」

指揮官「…だな。これからもそうなっていくなら、それに対応していくしかない」

指揮官「生きているなら、やりようはあるんだ。泣き言を言う暇は無いな」


↓2 何をするか

161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/15(土) 17:07:09.51 ID:XSX/bXTw0
踏み台
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 17:34:39.98 ID:Mhn3+rTc0
右半身不随の詐欺師もとい店員ぬいぬい登場とか無理かな?
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 21:36:00.15 ID:gEZQu+AGO
明石「本部からの書類にゃ」スッ

指揮官「どうも」パシッ

指揮官「………」パラパラパラ

指揮官「………!よし」

指揮官「前に出していた申請が通った。軟膏と義肢製作用の材料、他にも幾つかの医療機器も届けるそうだ」

明石「どんな機械が来るか気になるにゃ…」

指揮官「えっと…。MRIや人工心肺、後は透析装置とかも輸送してくるみたいだな」

明石「億は飛びそうだにゃ」

指揮官「とは言っても、型落ちをこちらに流すだけらしいがな。…それでも充分有難い」

明石「にゃ」

???「明石の小娘はこちらに逃げていたのですか」ヌッ

明石「に゛ゃ゛ぁぁぁぁぁぁああぁあああ!!?!?!!!?」ビックゥゥゥ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 21:49:43.89 ID:gEZQu+AGO
指揮官「…不知火か。こんな場末の基地に何用だ?」

不知火「転属願が受理されたので、こちらに参りました。まさか、断るような大うつけではございませんよね?」スッ

指揮官「上層部直々の指名だ。断ったら鉛弾が飛んでくるだろうに」パシッ

指揮官「………」ジーッ

指揮官「確かに受け取った。明石のとは違って、ちゃんとした書類だな」

明石「…にゃ?」

明石「…もしかして、バレてた…にゃ…?」

指揮官「…ここに来る前は、毎日毎日山のような書類を相手にしてたんだ。分かるに決まってるだろう」

明石「」

不知火「明石の小娘と違い、妾は正当な手続きを踏んでこちらに来ております。それを忘れなきように、指揮官さま」

指揮官「分かっている。この書類を見て疑うほど、俺は馬鹿じゃないさ」

指揮官「…ところで、どうして車椅子に乗っているのかな?」

不知火「…やはり、大うつけでしたか。『でりかしー』が皆無でございますよ?」

指揮官「知る必要があるだろう。どういう欠陥があるかによって、こちらの対処も変わってくる」

不知火「…ごもっともですね。分かりました」

不知火「妾は右半身不随を患っております。ただ、それだけにございます」

指揮官「それだけの一言で済むものじゃないだろうに…」

明石(明石より重いにゃ…。アレからいったい何があったのにゃ…?)


↓ 2 何をするか
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 21:52:22.22 ID:0ZVLWzHjo
お前ら知り合いかと明石にふる
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 21:54:57.04 ID:Qjbj3nMMO
建造、まだ主力足りんしヴェスタルワンちゃんある特
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 22:31:06.76 ID:gEZQu+AGO
指揮官「………」スパー

ゴウンゴウン アイガッタビリー

指揮官「………」ジュッ

指揮官「…はぁ。最後の一本が無くなっちまった」

指揮官「…ん?」

シュペー「指揮官、こんにちは。…けほっ」

指揮官「こんにちは。少し煙たかったか」

シュペー「う、ううん。大丈夫。…煙草、吸うんだね」

指揮官「これっきりだ。もう在庫が無いからな…我慢する他ない」

シュペー「取り寄せないの?」

指揮官「いい機会だろう。これを続けていたって、身体を壊すだけなんだ」

指揮官「それに、KAN-SENたちのことを考えれば、な」

シュペー「…そっか。私は気にしないけど、グラーフちゃんとか気にするかもしれないしね」

指揮官「それもあるが、周囲に毒を撒いているようなもんだからな。いつかは辞めようと思っていた」

指揮官「それが偶々今日だっただけの話だ」

ゴウンゴウン


↓2 特型建造限定のキャラ 条件はいつもの
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