【アズールレーン】欠陥品の漂流基地【安価】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/10(月) 19:27:23.04 ID:wiZ7AUkFO
某日 ルルイエ基地洋上


ザザーン ザザーン

指揮官「………」スパー

グラーフ・ツェッペリン「随分と美味そうに吸うのだな」

指揮官「そう見えるか?」

グラーフ「ああ」

指揮官「…だとしたら、相当ストレスが溜まってるってことだな」

グラーフ「到着前でこれとは、心配だな」

ザッパーン

グラーフ「…あの基地に配属されるとは、不憫でならん。いや、自業自得…と言えばそれまでか」

指揮官「上司の饅頭を自爆ボートに括り付けておいて、銃殺刑にならないだけ温情だ」

グラーフ「そのような奇行に走るほど、思い詰めていたのか?であれば、我か他の者にでも相談してもらいたかったな」

指揮官「それが出来る人間なら、今ここにはいねぇよ…」ポイッ

ポチャン

グラーフ「…そうだな。失言だった」

ガコン カタカタカタ

指揮官「っと。到着したな」

指揮官「じゃあ、元気でな。新しい奴と仲良くするんだぞ」

グラーフ「卿に言われても…な。…いや、新しい指揮官も饅頭だ。気にすることはないか」スッ

グラーフ「この指輪は卿に預ける。その意味は分かるだろう?」

指揮官「…ああ。約束だ。俺がまた基地に戻った時」スッ

指、グ「「指輪を、もう一度嵌めよう」」ギュッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1560162443
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/10(月) 20:09:34.50 ID:wiZ7AUkFO
指揮官「とは言ったものの。俺が生きてあの基地に戻れる日は来るのかね」スタスタ

指揮官「………」フキフキ

指揮官「汚いな…。初めの頃を思い出すよ」

饅頭「ぴよぴよ」ノッシノッシ

指揮官「………」ビクッ

指揮官「下っ端の方か…。ただ掃除をしてただけみたいだな」

コツコツ コツコツ

指揮官「…そういえば、既に一人配属されてるんだったな。まぁ、マトモじゃあないだろうが」


↓2 配属されてるKAN-SEN 何らかの欠陥(肉体的、精神的問わず)を併記
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:14:20.46 ID:K9KDaAr4o
半身やけどのインディちゃん
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:14:26.07 ID:2H4hVukyO
フィーゼ
盲目
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:14:29.47 ID:OHNtApkA0
艦これスレのパクリかな?
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/10(月) 21:12:57.48 ID:no8SrApB0
Z46「そこにいるのはどなただろうか?」

指揮官「誰だ何だと言われても。目の前にいるから服装で分かるはずだが」

Z46「私には光が無い。この眼は、映るはずのものを悉く映さない」

指揮官「目が、見えないのか。リュウコツに異常がある、天城と同じパターンか…?」

Z46「建造時に何かがあったのかもしれない。が、それを私が知る術は存在しない」

指揮官「他に誰かいない…よな。そんな身体で良く生きてこれた」

Z46「この身体では、大それた仕事は出来ない。故に、時間だけはふんだんにあった」

Z46「この基地の構造なら、既に把握は済んでいる。饅頭の支援も受ければ、大した苦労はしない」

Z46「…このような身ではあるが、あなたの為に尽くさせてもらおう」

指揮官「…ああ。よろしく」

指揮官(出港前に言われた通りだな。こういうのが、これからもここに来るとしたら…)

指揮官(ここは、地獄絵図になる)


↓2 何をするか
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/10(月) 21:15:09.92 ID:no8SrApB0
あ、saga入れ忘れてた 踏んでたらずらしてください
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:16:50.65 ID:Ffo7lXjgo
z46にここを案内してもらう
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/10(月) 21:44:05.86 ID:wiZ7AUkFO
Z46「あなたは何故、このようは僻地に?」

指揮官「島流しとか左遷とか、そんな感じだ。ちょっとやらかしてな」

指揮官「俺のことを話してもしょうがない。この基地について、色々と教えてくれないか?」

Z46「あなたがそれを望むのならば、私はそれに応えよう」スッ

指揮官「手が必要なら言ってくれ」

Z46「あなたの手を煩わせるわけにはいかない。気にしないでおくれ」

指揮官「とは言ってもな」

Z46「………」スタスタ

コツン ヨロヨロ

指揮官「…Z46。お前、壁に身体をぶつけてばかりじゃないか」

指揮官「怪我されちゃ、こっちが困るんだよ。手を借りるぞ」ギュッ

Z46「…すまない」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/10(月) 22:45:58.69 ID:wiZ7AUkFO
Z46「…以上が、この基地の概要である。説明不足な点はあっただろうか」

指揮官「いや、特に無いな。元いた基地とそんなに変わらんなら、後は何とかなる」

Z46「それなら、良かった」

指揮官「…ああ、そうだ」

Z46「………?」

指揮官「見学ついでに、幾つか書類に目を通したんだが。気になる部分があってな」

指揮官「この基地、建造したところで、Z46と同じような奴しか出来ないらしいんだよ」

Z46「そんなことはあり得るのだろうか…。建造は、メンタルキューブと人々のイメージが複雑に絡み合った結果。それが、歪められるなど…」

指揮官「原因は分からない。が、セイレーンが噛んでると見て間違いないだろう」スパー

指揮官「…あいつらは、こちらのそれとは文字通り『次元が違う』からな」


↓2 何をするか
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:48:26.20 ID:V3OyW18Xo
加速下
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:50:40.64 ID:2H4hVukyO
飯にする
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/11(火) 00:13:44.79 ID:9h83cinMO
ルルイエ基地 食堂


指揮官「腹が減っては戦は出来ぬ。というわけで、腹ごしらえといこうか」

Z46「私はまだ空腹ではないが、あなたに同伴させていただこう」

Z46「何もせずに無為に時を浪費するよりも、あなたと共にいる方が有意義だと、私は判断した」

指揮官「お好きにどうぞ」カチャカチャ

饅頭「ぴよ」コトッ

指揮官「秘伝冷却水だけか。しょっぱいな」

指揮官「こっちは…Z46には王家グルメを回してくれ。在庫があるなら、ケチる必要は無い」

饅頭「ぴよぴよ」イソイソ

Z46「私よりも、あなたが多く食事を摂るべきだと思う。私はまだ、空腹を感じてはいない」

指揮官「どうせ何もすることが無いなら、飯でも食って内臓を動かしとけ」

Z46「…だが…」カチャッ

カラーン

Z46「…私の粗相を詫びよう」ペコッ

指揮官「…食器がどこにあるのかも分からないなら、無闇に動くな。俺が食わせるから、口を開けるんだ」

Z46「あなたが手を施す必要は無い。饅頭に任せれば、この程度の問題は…」

指揮官「それで服を汚されたら、こっちが困るんだよ。俺のミスでそうなったなら、諦めがつくってもんだ」

指揮官「だから、大人しく食べさせられろ」スッ

Z46「…承知した。あなたの言葉に従おう」パクッ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/11(火) 00:38:44.37 ID:9h83cinMO
Z46「言葉に出来ない味であった…。これが、未知との遭遇、というものか…」

指揮官「違うと思うぞ。あれはただのゲテモノだ。何であれが高級品なのか、未だに理解できねえ」

Z46「贅沢なもの、だったのか…。気を遣わせてしまったのだろうか」

指揮官「そんなつもりはない」

指揮官「…そういや、目が見えないなら、戦闘なんて出来ないんじゃあないか?」

Z46「心配には及ばない。艤装を接続すれば、後は彼らが代わりに戦ってくれる」

指揮官「鉄血の艤装は自律兵器型が多いんだったな。…だが、それは重巡以降の大型艦だけのはずだが」

Z46「…戦う間だけは、感覚が鋭敏化する。故に、ある程度のことは把握出来る。だから、気にしないでおくれ」

Z46「あなたは、指示を出してほしい。それだけで、私は戦える」

指揮官「…俺たちが出撃する時なんて、来ないだろうがな」

指揮官「この基地は、切り捨てられた奴の集う場所。ここにいるだけで、役目は果たされるから、な…」

Z46「ならば、私は何故、生まれたのだろうか。…何故、生きているのだろうか…」

指揮官「それを見つける為に生きてるんだろ。俺も、俺が生きてる理由や意味なんて知らないさ」


↓2 何をするか
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 00:44:58.28 ID:WL6gfoqko
建造してみるか
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 00:51:52.72 ID:jfPW/xdzo
Z46と昼寝
何をするかは明日から考えればいいさ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/11(火) 01:25:16.73 ID:9h83cinMO
Z46「………」ウツラウツラ

指揮官「ふぁぁ…」

指揮官「やることが無い。Z46も、ずっとこうだったのか?」

Z46「んぅ…。私の仕事は…基地の見回りと、物資の確認だけだった…」

Z46「あなたの仕事も、恐らくは日誌の記入のみ…のはず…」

指揮官「…道理で暇なわけだ。仕事が無きゃ、何もやることが無いわけだからな」

Z46「然り…。故に、普段は基地を散策していたのだが…」

指揮官「もう全部見終わった、と」

Z46「………」コクリ

Z46「………」ウトウト

指揮官「…眠いのか?」

Z46「生理的欲求には…抗えない…」

指揮官「…じゃあ、寝るか。起きてたってやることも無いし」ガサゴソ

バサーッ

指揮官「…これでよし。こっちに寝転がってくれ」

Z46「ん…」ゴロン

指揮官「おやすみ」ゴロン

Z46「………」ギュッ

指揮官「…Z46?急に手を握って、いったいどうした?」

Z46「私の目は…何も映さない…。そこにあなたがいると分かるのは、触れるか…声を聴くか…それだけしかない…」

Z46「だから、感じたい…。あなたの温もりを…この、尊き感触を…」

Z46「………」コテン

指揮官(…もしかしなくても、初めてだったんだろうな。誰かに触れたのは)

指揮官(いくらなんでも、悲しいだろう、それは。暗闇の中で、ただ一人在り続けるなど…)


↓2 何をするか
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 01:55:24.02 ID:jXW+1FaU0
「抱き枕がないと安眠できない」とか適当言って抱き寄せる
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 02:04:00.21 ID:VLoKAUYf0
↑+フィーゼが眠ったら指揮官も軽く仮眠を取る
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 10:47:28.77 ID:r4wWZJs0O
Z46「そろそろ…瞼が重く…なってきた…。指揮官…先に失礼…させてもらう…」

指揮官「………」

指揮官「…あー。ちょっといいか?」

Z46「………?」

指揮官「俺さ、昔から何かに抱きついてないと寝られない質なんだ。前も抱き枕とか使ってたんだが」

指揮官「ここにはそんなもん無いからな。Z46が良ければ、その」

Z46「抱き締めても構わないか…。それを…問うているのだろうか…?」

指揮官「そう、それだ」

Z46「あなたがそれを望むのならば、私は受け入れよう…。拒む理由も無い…」

指揮官「…いいのか?」

Z46「受け入れて…状況が悪化するわけでもなし…。ならば…そうするのが無難だろう…」

Z46「それに…温もりを更に感じられるとなれば…。指揮官の要望を…甘んじて受け入れよう…」

指揮官「…じゃあ、失礼する」ギュッ

Z46「んっ…」

指揮官(温かい…子供だからなのか、布団の中にいるからなのか。それは分からないが、とにかく温かい)

指揮官(…それに、華奢な身体だ。こうやって抱き締めるとよく分かる。難解な言い回しをしていても、結局は子供なんだ)

指揮官(身体も子供だというなら、心だって子供なんだろうな)

Z46「くぅ…」

指揮官「…思ったよりも早く寝たな」

指揮官「俺もシエスタと洒落こもう。こういう時間の使い方は、滅多に出来ないもんだ」

指揮官「今は、有難くこの時間を使わせてもらう…」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 10:57:26.59 ID:r4wWZJs0O
指揮官「昼寝を済ませて、適当に日誌を書いて。これで、今日の仕事は終わりだな」

指揮官「…閑職に左遷された人の気持ちが分かるよ。これは嫌だな」ペラッ

指揮官「…出撃なんてしないっていうのに、資源だけは配給されるんだな。これじゃあ燃料も資金も溢れちまう」

指揮官「キューブやユニットもある。まるで、誰かが捨てた基地をそのまま貰ったようだな」

Z46「メンタルユニットの補給には、出撃するのが絶対条件だが。私にその経験は無い」

指揮官「そこが不可解なんだよなぁ。出撃しないと入手出来ないものがあるってのが」

指揮官「委託をする人数もいないし、研究をしたような記録も無い。どういうことだ?」

Z46「それは…『神のみぞ知る』のではないだろうか?」

指揮官「…考えても仕方のないこと。それだけは確かそうだがな」


↓2 何をするか
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 11:00:19.67 ID:C+QHy+WdO
仲間探し
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 11:03:43.54 ID:uZhmp1IPO
お互い今までのことを話す
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 11:22:06.20 ID:r4wWZJs0O
指揮官「…順序が逆になっちまったが、今からお互いのことを知らないとな」

Z46「そう言われても、私にこれ以上供述出来る過去は無い」

指揮官「そもそもの話だが。Z46はここ生まれなのか?それとも、他の基地からの転属なのか?」

指揮官「俺はお前がどこで創られたのか。それを知らないんだ。まずはそこからだな」

Z46「その問いに適切な回答を、私は持ち得ない。先述した通り、私の記憶している過去は全て話し尽くしている」

指揮官「………?」

Z46「この基地で過ごした記憶以外、私の脳には存在していない。それだけのことである」

指揮官「KAN-SENには他者の認識を調整するシステムが備わってはいるが、記憶を弄るシステムがあることは聞いていない…」

指揮官「一部は都合の悪い記憶を抹消してたりするが、それはあくまで『艦としての記憶』に過ぎない」

指揮官「生まれた後の記憶。それを消したり出来るなんて話は、今の今まで一度も出ていないんだ」

Z46「だが、これは事実である。幾ら私を揺さぶろうとも、砂粒一つ落ちはしない」

指揮官「…なら、これ以上聞きようがないな」

Z46「申し訳ない」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 11:31:03.42 ID:r4wWZJs0O
指揮官「俺は元々、横須賀基地に配属されてたんだが、一つ失態をやらかしてここに島流しされたんだ」

指揮官「それ以外に特筆すべきことは無い。所詮は指示を出したり、基地を運営する裏方だからな」

Z46「首から懸けている物は何か、差し支えなければ教えていただいてもよろしいだろうか」

指揮官「…これか?これは、まぁ。横須賀でケッコンしていたKAN-SENの指輪だな」

指揮官「っていうかよく気付いたな」

Z46「不定期な金属音から推測しただけに過ぎない。褒められるようなものではない」

Z46「…して、婚約の相手は何者なのか」

指揮官「…グラーフ・ツェッペリン。お前と同じ未成艦にして、お前と同じ鉄血のKAN-SENだ」

Z46「…なるほど」


↓2 何をするか
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 11:32:57.63 ID:9cc24fw/O
仲間を見つけよう
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 11:35:22.99 ID:C+QHy+WdO
Z46に杖を作ってあげる
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 15:13:55.79 ID:r4wWZJs0O
指揮官「………」チュィィィィィン

Z46「倉庫から木材を取り出したかと思えば。何に勤しんでいるのだろうか」

指揮官「それは見てからのお楽しみ…いや、出来てからのお楽しみってやつだが。まぁ隠す必要も無いか」バキッ

指揮官「杖だよ。あるのと無いのでは大違いのはずだ」ガリガリガリ

指揮官「電動ノコギリとかの工具があって助かった。学生時代に何回か扱ったからな」

指揮官「塗料は…塗るとしたら何色がいい?」

Z46「特に希望は無い。何色であろうと、私には分からないのだから」

Z46「…だが、強いて挙げるならば。私は白を所望しよう。…盲人の持つ杖も、白色に塗装されていると聞く」

指揮官「了解だ」ペタペタ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 15:23:34.32 ID:r4wWZJs0O
Z46「………」キュッ

指揮官「どうだ?少し不恰好かもしれんが、大きさは合わせてるから使いやすいと思うが…」

Z46「………」コツコツ

Z46「………!」コツン

Z46「指揮官」

指揮官「ん?」

Z46「あなたに送るべき賛辞の言葉、感謝の言葉を、今の私は表せない。だが、せめて一言だけでも言わせてもらいたい」

Z46「…ありがとう。それ以外の言葉で、この感情を表すことは、私には出来ない」

指揮官「…別に。ずっと不自由してたら、俺も困るんだよ」

Z46「あなたは天邪鬼、という性格なのか?」

指揮官「違うよ。…ただ、感謝されるのに慣れてないだけだ」


↓2 何をするか
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 15:26:14.85 ID:T7cXU6ML0
出撃出来んし主力艦を建造しましょ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 15:28:13.22 ID:hxuMdXhNO
↑+前衛も1人(フィーゼが使えなさそうなので)
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 15:43:59.26 ID:r4wWZJs0O
指揮官「…さて、建造でもやってみますかね」

Z46「良いのだろうか。私のようなKAN-SENが建造されれば、指揮官。あなたの負担は計り知れなくなる」

指揮官「一人も二人も、百人も変わらんだろ。上手くやっていくさ」

指揮官「資金も充分、キューブもいっぱい。とりあえず、二人作るかね」カチャカチャ

ゴウンゴウン プシュー ガガガガガ

指揮官「メンタルキューブが人々のイメージを具現化して生まれるのがKAN-SENなら」

指揮官「そのイメージに、誰かがノイズを混入させてるんだ。それで、欠落したり歪められた情報が、欠陥となって現れる」

Z46「…まるで『ヒト』のようだ」

指揮官「その辺りのメカニズムは解明されてないがな。そもそも、このキューブが何で出来ているか。どこから供給されているか」

指揮官「それさえも分からない。俺たちの生死に関わるもんなのにな。…怖いよ、正直」

Z46「未知のまま受け入れる。それは、我らに牙を剥く危険性も知らないまま扱うということ」

Z46「…果たして。我らに、人類に未来はあるのだろうか?」

指揮官「…それでも、生き残らないといけない。劇物を使おうと、命を浪費しようと。人類は生き延びなければいけない」

指揮官「どこぞの馬の骨に、滅ぼされてたまるかよ」


↓2、4 建造されるキャラ 前と条件は同じ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 15:45:22.58 ID:T7cXU6ML0
ベルファスト
色盲
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 15:45:49.97 ID:1mH8lGlMO
シュペー 戦闘に支障をきたすレベルの被虐体質
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 15:48:03.13 ID:1mH8lGlMO
人おらんだろうしkskしとく
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 15:48:37.52 ID:tReDn/ea0
ツェッペリンちゃん
病的な艦船恐怖症
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 15:49:23.44 ID:T7cXU6ML0
鉄血基地になりそう
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 16:15:29.98 ID:r4wWZJs0O
ガコン プシュー

指揮官「終わったか。ドリルを投入したから当たり前だがな」

Z46「時間は如何ほどであった?」

指揮官「片方は1:55、もう片方は4:30。鏡面海域とかが出現してなければ、前者はドイッチュラント級、後者はイラストリアス級が出てくるはずだ」

指揮官「…だが、先程言ったようにノイズが入るとしたら」

Z46「結果そのものを歪められる可能性があるかもしれない」

指揮官「ああ。下手したら、海域でしか回収出来ない奴も出るかも…」ガチャ

アドミラル・グラーフ・シュペー「…ドイッチュラント級三番艦『アドミラル・グラーフ・シュペー』、着任した」

ツェッペリンちゃん「………」キョロキョロ

指揮官「………」

指揮官「なんで…?」

ツェッペリンちゃん「………!」

ツェッペリンちゃん「け、卿よ!早く我を逃してくれ!ここは嫌だ!怖い!」

シュペー「指揮官は…殴ったり怒鳴ったりしない人…?」

指揮官(今回は精神的な欠陥持ちかぁ…)

Z46「一人の名は分かったのだが…もう一人の駆逐艦の名は何だろうか…教えてほしい」

ツェッペリンちゃん「こ、来ないで!」

Z46「…拒絶、された?」

指揮官「ああもう滅茶苦茶だよ」


↓2 何をするか
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 16:21:31.78 ID:39nnEKtIO
kskst
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 16:22:32.94 ID:C+QHy+WdO
ツェッペリンちゃん吐く。内臓に欠陥あるかも
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 16:39:03.70 ID:r4wWZJs0O
シュペー「ぐ、グラーフさん?ちゃん?そんなに怯えてどうしたの?」

ツェッペリンちゃん「来るな!来るなっ!!来ないで…っ!?」ブルブルッ

指揮官「まさか…ちっ!」ガサッ

ツェッペリン「おえっ…!えぇ……っ………!」ビチャビチャ

指揮官「間に合わなかったっ…!」

指揮官「二人は別の部屋に行け!グラーフは俺が対処する!」

シュペー「う…!?」ビクッ

指揮官「…二人がここに残るのは彼女にとって悪いことだ。この場を収めたいなら、一度離れるんだ」

Z46「…シュペーよ。寮に向かおう」ギュッ

シュペー「う、うん」トコトコ

ツェッペリンちゃん「ふぅー…っ…。う…うぅっ…」ガタガタ

指揮官「…もう大丈夫だ。他のKAN-SENはいない。…が、コートが汚れたな」

ツェッペリンちゃん「わ…我は…我…は」

指揮官「精神疾患で嘔吐…。該当するものはあるが、内臓に何かある可能性も否定出来ない、か」

指揮官「ヴェスタルがいれば、医療機器は使えるんだが…。マニュアルとかが残存していればいいが…」


↓2 何をするか
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 16:43:42.47 ID:C+QHy+WdO
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