穂乃果「絵里先輩と希先輩の歓迎会」

Check Tweet

1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 20:11:56.19 ID:y1IBlVuo0

穂乃果「ーーーという事で絵里先輩の歓迎会を開催します！！！」

凛「イェーイ」

希「ありがとね」

絵里「……」

穂乃果「あれ？絵里先輩…どうしました？……もしかして、余計なお世話でした？」

絵里「いえ…あの…嬉しいわよ。嬉しいけどね…」

穂乃果「けど？」

絵里「歓迎会……もう三回目じゃない！！！」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559992315

2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 20:18:34.65 ID:y1IBlVuo0

穂乃果「いや〜嬉しくて。ね？」

凛「うん」

絵里「そう言って貰えるのは嬉しいけどね。あの…ほら？三回もやったら…」

穂乃果「あっ、やっぱり迷惑…」

絵里「迷惑じゃないの。迷惑じゃないのよ。ねえ？」

希「ん〜これ美味しいなぁ。ご飯に凄く合うね」

花陽「はいっ！！！ですよね！！！」

絵里「希は…順応性が高いのね」

海未「嬉しいです！！！！」

絵里「えっ！？」

海未「絵里先輩みたいなまともな事を言ってくれる人が入ってくれて」

絵里「そ、そう。その話も三回目だけど…涙枯れない？」

3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 20:24:50.23 ID:y1IBlVuo0

穂乃果「いや〜絵里先輩って本当に美人だな〜。大人っぽいし。足長いし」

凛「金髪だし」

穂乃果「頭もいいし。憧れる〜」

絵里「それも三回目だから照れも謙遜もないのよね」

穂乃果「はいっ！！！質問して良いですか！！」

絵里「ある？」

穂乃果「えっ？」

絵里「まだ質問ある？三回目だけど…」

穂乃果「ん〜まだ全部を知ってる訳じゃないんで！」

絵里「家族だって全ては知らないでしょ。まあ、あるなら答えるけど」

4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 20:33:50.00 ID:y1IBlVuo0

穂乃果「ん〜…」

絵里「今考えてるじゃない」

穂乃果「ん〜…家族の事は聞いたし…好きな食べ物も聞いた…趣味も聞いたし…恋愛遍歴も聞いたし…」

絵里「恋愛遍歴は答えた記憶ないんだけど。他の人のじゃない？」

穂乃果「鼻とかほじった事あります？」

絵里「聞きたい？それ聞きたい？」

穂乃果「はい！美人でもそう言う事するのかなって」

絵里「しないわよ。美人どうこうの前に女の子が話す内容じゃないでしょ」

穂乃果「そっか〜…じゃあ、バームクーヘンってどうやって食べます？」

絵里「普通かな」

穂乃果「お〜」

5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 20:43:26.87 ID:y1IBlVuo0

絵里「ねえ…本当に聞きたかった？」

穂乃果「もちろんです。凛ちゃんだって聞きたい事あるよね？」

凛「え、うん。う〜ん…えっと…このサンドイッチ美味しかったですか？」

絵里「あっ、うん。美味しかったわよ」

凛「ですよね」

穂乃果「質問終わり？」

凛「うん」

穂乃果「他にはない？」

凛「ん〜。ないかな。特に」

絵里「そ、そうよね。三回目だしね」

凛「そう言うのは関係なくです」

絵里「ええ…それはそれで…」

凛「これから少しずつ知っていけば良いかなって。焦らなくてもゆっくり」

6 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 20:52:12.99 ID:y1IBlVuo0

絵里「星空さん…」

穂乃果「凛ちゃん…」

凛「ん？」

穂乃果「そっか。で、絵里先輩はこしあん派ですか？つぶあん派ですか？」

絵里「え？質問続くの？」

穂乃果「気になっちゃって」

絵里「そう」

穂乃果「それで？」

絵里「こしあん派です」

穂乃果「やっぱりな〜」

7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 21:09:24.05 ID:y1IBlVuo0

絵里「うん」

穂乃果「そっか〜。次、凛ちゃんの番だよ」

凛「えっ、また？」

穂乃果「うん」

凛「凛、特に聞きたい事ないよ」

穂乃果「少しも？少しもないの？」

凛「さっき言ったじゃん。少しずつでいいって」

穂乃果「そうだけど…本当に何もない？」

凛「ないよ。驚くぐらいないにゃ。今の所は」

穂乃果「え〜…」

絵里「いや…そりゃあ、そうでしょう。だって三回目なんだもん」

凛「いや、三回目とか関係なしに」

絵里「ええ…」

穂乃果「凛ちゃん、絵里先輩に興味ないの？」

絵里「なんて事言うのよ」

凛「あるよ。あるけど…」

穂乃果「じゃあ、それを声に出そうよ。それが質問だよ」

凛「じゃあ…絵里先輩の持ってるの凛のジュースじゃないですか？」

絵里「え？あっ！？」

穂乃果「間接キスになっちゃいますね」

8 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2019/06/08(土) 21:17:53.31 ID:18LlI0T5O

こしあん派っぽいのなんとなくわかる

9 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 21:30:38.21 ID:y1IBlVuo0

「髪型」

10 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 21:34:22.77 ID:y1IBlVuo0

ルビィ「善子ちゃん遅いねぇ」

花丸「どこかで堕天してるのかもしれないズラ」

ルビィ「そうかも」

ガチャ

善子「ふっふっふっ」

ルビィ「あっ、噂をすれば」

善子「さっきそこで天界からの使徒と…」

花丸「遅刻したら先ずは謝るズラ」

善子「うっ、わ、悪かったわよ」

花丸「うん。そんな事よりも」

善子「そんな事？」

11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 21:37:41.87 ID:y1IBlVuo0

花丸「そんな事だよ。今、目の前の善子ちゃんの髪型が気になって仕方ないズラ」

善子「え？そ、そう？」

花丸「うん。ルビィちゃんも気になるよね？」

ルビィ「うん」

善子「あ〜、ま〜、うん。普通だけどね」

花丸「初めて見たけど」

ルビィ「もしかして、それで遅れて来たの？」

花丸「そうなの？髪の毛をセットしてて？」

善子「いや、違っ」

花丸「善子ちゃんも思春期ズラ〜」

善子「だから違うって」

12 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 21:54:26.20 ID:y1IBlVuo0

花丸「じゃあ、どうして？」

善子「だから。天界の…」

花丸「そう言うのはいいズラ」

善子「これは本当に…あれだから。寝癖だし」

花丸「どうやって寝ればそうなるの？」

善子「だから…」

ルビィ「取り敢えず善子ちゃん。クシ貸してあげるからお手洗いで直して来なよ」

善子「え？」

ルビィ「え？えっと…だからね。ルビィ、クシ持ってるから…ルビィの使ったのじゃ嫌だったら仕方ないけど…」

善子「そう言う事じゃなくて」

ルビィ「え？」

13 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/06/08(土) 22:12:18.48 ID:y1IBlVuo0

善子「いや…」

ルビィ「え？」

善子「これ…あれよ？雑誌に載ってた髪型…」

ルビィ「えっ！？そうなの？」

善子「ま、まあ…変？」

ルビィ「そうじゃなくて…」

善子「でも…」

花丸「取り敢えず。直して来た方がいいと思うよ」

善子「え？それって…」

14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/07/12(金) 22:08:59.01 ID:92eflHUF0

花丸「でも、ほら？お出かけだし」

善子「そっか！とはならないから！本当に雑誌に載ってたのよ？流行ってるんだから」

花丸「堕天使なのに流行とか気にするの？」

善子「そ、それは…」

ルビィ「もしかして…天界で流行ってるとか？」

花丸「堕天使なのに天界の流行が気になるなんて…堕天使だから気になるのかな？」

善子「くっ…ルビィまでズラ丸みたいに…」

15 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/07/12(金) 22:14:39.75 ID:92eflHUF0

花丸「とにかく。早く直してくるズラ」

善子「今直すって言った！」

ルビィ「さっきも言ってたよ？」

善子「直すって事は変って事じゃない」

花丸「いやぁ」

善子「変じゃなかったら直すなんていい方しないわよね？どうなの？」

花丸「う〜ん。もう、そうズラ。その髪型変だよ」

善子「なっ！？」

花丸「はっきり言うと変ズラ。どの雑誌を見たらそうなるのか知りたいよ」

16 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/07/12(金) 22:21:31.48 ID:92eflHUF0

善子「本当にはっきり言ったわね」

花丸「だって、そうしないとずっとここでこうしてる訳だし…」

善子「何？私が髪型を直すまで動かないつもりなの？そんなに変なの？」

花丸「うん」

善子「もう包み隠さないわね」

花丸「善子ちゃんがそうしろって言ったズラ」

善子「分かったわよ！直して来るわよ」

花丸「やっと行ったズラ」

ルビィ「花丸ちゃん」

花丸「どうしたの？」

ルビィ「善子ちゃんの言ってた事本当みたい」

花丸「え？」

ルビィ「昔流行った髪型がまた流行り出してるみたいだね」

花丸「そうなんだ。昔の髪型って今見ると変だもんね」

ルビィ「そうだね。でも、これから流行るんだよ」

花丸「恐ろしいズラ」

17 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/07/12(金) 22:38:59.31 ID:92eflHUF0

「人間だもの」

18 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/07/12(金) 22:42:40.47 ID:92eflHUF0

にこ「あんたねぇ…何してくれたんのよ」

海未「はい。すいません」

にこ「全く。信じられないわ。あれだけ人に言っておいて」

海未「返す言葉もありません」

穂乃果「海未ちゃんがにこちゃんに怒られてる」

ことり「何かあった…んだろうね」

にこ「本当にさぁ」

穂乃果「まあまあ、にこちゃん。何があったのかは知らないけどさ。そこら辺にしておきなよ。海未ちゃんも謝ってるじゃん？」

19 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2019/07/12(金) 23:05:11.69 ID:92eflHUF0

にこ「何よ？これは私と海未の問題なんだから放って置いてよ」

穂乃果「そうだけどさぁ。誰だって失敗はあるじゃん？にこちゃんだってそうでしょ？」

海未「ほのかぁぁ」パァァ

にこ「だ、だけど。海未は普段あれだけ人に言っておいてよ？」

穂乃果「そりゃあ海未ちゃんは普段しっかりしてるからさ。でもね、海未ちゃんも普通の人間なんだよ？ちょっと超人じみてる所もあるけど普通の女の子なの。うっかりミスだってするし変な事をする時だってあるよ」

海未「変な事…」