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【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その7【安価】

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271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 23:53:10.98 ID:2H4hVukyO
なんとか場を収めて戻った後日、センセーショナルに信濃が襲撃犯を撃破したことが報道される
大本営の狙いは艦娘が襲った事を隠すというより信濃という護り手を広く周知させることだった
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/10(月) 23:55:49.95 ID:uKvTAq8DO
提督
少なくとも犯人は二度と現れる事はありません、それは保証します具体的にどうなったかは…
そこで言葉を切ると住民はなんとなく察して黙り混む
別の誰かがじゃあもう安全なんですね?安心していいんですね?との言葉にははっきり頷く提督
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 00:03:49.92 ID:jfPW/xdzo
>>272
から
>>271
274 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 00:17:54.35 ID:1YLDPOz10
ーー

龍驤「司令官…見てみぃよこれ」


提督「新たる護り手、市民の為に着任す…」


龍驤「大本営はこれが狙いやったんやな。雪風がやったって事実を隠したいんや無くて、信濃をアピールしたかったんや」


提督「その為に俺達は使われたのか…」


龍驤「…司令官のやってることは立派やで。分かってくれへん人がおるのはしゃーないよ」


龍驤「多くの人に色んな事は言われると思う。でもウチは何があってもキミの味方やから」


提督「…………龍驤」


龍驤「こんなんで挫けんと頑張ってな?お願いやで」


提督「分かっている…さ」


ーー
275 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 00:19:18.84 ID:1YLDPOz10
漁師さん達は外伝の方からお借りしました


コメントなどあればお願いします
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 00:33:08.18 ID:UiqdEAAgo
おつでした
漁師さんズ外伝産?!自然に溶け込んでてあーこの人達前出てきてたよなってナチュラルに読んでたわ書いた人ナイス
ごるしこふちゃんが喋ってるシーンはよはよ
提督…下が理解あるからまだマシだけど中間管理職ってやっぱり辛いよなあ…(平並感)
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 01:59:54.91 ID:khorALna0
乙でした。
今回の大本営発表は政治回しが上手い感じで好き。
大本営のイメージアップと、大和に代わる信濃という護国の象徴を国民にアピールするナイス安価。
足り鎮は見事に踏み台にされたけど、普段から住民イメージ良くしといて助かった…。
278 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 19:45:27.27 ID:1YLDPOz10
ーー

菊月「大本営はいよいよお前をお披露目したな」


信濃「私が出れば艦娘のイメージも良くなって、大和という汚点を払拭できる」


菊月「それに新しい試みとして艤装の換装だ。空母と戦艦を行き来できるんだろう」


信濃「私専用にドックが必要になるけど、空母と戦艦を出撃ごとに切り替えられるのは大きいわね」


菊月「そのドックがあるのは大本営だけ。他の鎮守府では扱えない…これが大本営の発表だ。だが実際はそうでは無いな?」


信濃「戦闘中の換装も可能よ。空母で艦載機を全発艦後、戦艦に切り替えて主砲斉射…なんて」


菊月「まさに夢のような艦娘だ」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 19:46:23.89 ID:UiqdEAAgo
おうゲームにも実装はよ
280 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 19:49:37.80 ID:1YLDPOz10
信濃「信濃としての艤装は海上に浮かぶだけのもの。ゼロ状態とも呼べるわ」


菊月「そこから空母や戦艦の艤装を装着する訳か。だから換装も容易になる」


信濃「それに加えて私には新型の艤装、荷電粒子砲もある」


菊月「お前のようなのが量産されれば、これまでの艦娘は必要無くなるな」


信濃「そうでしょうね…」


菊月「信濃、お前は何の為に戦う。お前が撃つ気だった元帥は死んだぞ」


信濃「……」


菊月「元帥が居なくなっても戦争は終わらない。むしろ加速している」
281 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 19:53:21.17 ID:1YLDPOz10
信濃「その答えを探す為に貴女に協力するのよ」


菊月「私は一人の人間を取り戻したいだけだぞ」


信濃「芯の通った理由だと思うわ。元帥を殺す為に生きていた私からすれば羨ましい限りよ」


菊月「私の特務艦になった以上はしっかりと働いてもらうぞ」


信濃「そのつもりよ。この力は好きに使って」


菊月「お前の力と影響力…全て使わせてもらうぞ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 19:55:31.43 ID:Y+yuJgyF0
「うちの宝だ」なんてんで
提督からも頼られる信濃
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 19:56:41.00 ID:JsOpBkPbO
若葉、菊月、信濃での会話
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 20:00:35.14 ID:myDpP79DO
その頃若葉
大和や雪風はともかく老幹部や私は自分の為に戦っていた訳じゃなかった
あのままロシアに私達の技術を渡してしまっていいのかと考える
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:00:35.90 ID:xjh8YhC9o
取り戻したい人について根掘り葉掘り聞く信濃
286 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:09:55.48 ID:1YLDPOz10
信濃「この若葉は組織の艦娘だったのよね」


菊月「コイツから組織の情報はある程度聞き出した。だがもう組織は崩壊、吸収された」


若葉「あれはもうロシアのものだ。傀儡の技術も含めてな」


信濃「ロシアは何がしたいというの?」


若葉「傀儡を使って戦争を仕掛けるつもりか、もしくは抑止力として使うか」


菊月「ロシアから仕掛けるとは考えられないだろう」


信濃「そうとは限らないわよ。深海棲艦の脅威が無くなれば海路は確保できて軍艦が出れる」
287 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:15:58.01 ID:1YLDPOz10
若葉「向こうの気候を考えれば文句の言わない人員代わりと考えても良さそうだ」


菊月「…とにかく組織としての形は消えた。残党も殆ど居ないんだな?」


若葉「使える研究員達は船に乗っていた。残党が居たとしても役立たずだ」


信濃「それで、これから荒潮を迎えに行くのね」


菊月「荒潮は船に乗る直前で逃げたらしいんだが、それから連絡が取れていない」


若葉「傀儡を使って追いかけたそうだが、結局船には乗せられなかったらしい」


信濃「まだ逃げているなら早く見つけてあげましょう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:20:25.99 ID:p8wa+zpko
ロシアに地理的に近い鎮守府の一部の艦娘(本当は傀儡)が不審な行動を取り始めたとの怪情報が流れる
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:21:16.37 ID:w2i2Zow7O
今日の糞改行
ID:Y+yuJgyF0
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:21:16.84 ID:jfPW/xdzo
逃げる途中転がり込んた孤児院で食事を作ってる荒潮
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:21:52.76 ID:UiqdEAAgo
信濃「千里眼的な能力を持った子はいないの?」
菊月「居たんだがな…」
292 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:30:32.62 ID:1YLDPOz10
ーー


漣「幌筵の辺りで変な動きですか?」


忍者吹雪「そこの鎮守府の一部の艦娘がおかしな動きをしてるって情報が入ってきたの」


漣「それってロシアが関係してんすかねぇ。あそこからちょっと行ったらもうロシアですもんね」


忍者吹雪「何をやってるんだろう…」


漣「ひょっとしてロシアに寝返るとか」


忍者吹雪「ありえな……くないんだよね」


漣「そうだとしたら非常に良くないっすね。なんとかできないもんか…」


忍者吹雪「下手に関わるとこっちがやられちゃうよ」


漣「忍びでも無理っすか…」
293 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:35:15.71 ID:1YLDPOz10
忍者吹雪「そういえばここにはヴェールヌイさんが居るんだよね?」


漣「向こうから来た方のっすね。でも彼女は政治関係の事しか知りませんよ」


忍者吹雪「そっかぁ……」


漣「彼女は知ってることを全て話してくれましたが、そんな情報は聞いてないっすよ」


忍者吹雪「ここが巻き込まれないように注意してるしかないんだね」


漣「それが一番の予防策でしょうな」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 20:37:40.91 ID:myDpP79DO
鳳翔さんの姿が見えないと隼鷹に相談される提督
店に行ってみると書き置きが残されていてそこにはいつか私が言った言葉をお忘れですか?との一文が
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:44:02.05 ID:Q/4KdJLYO
夕立が軍人からロシアの傀儡生産計画を聞く
まずは国内の危険作業や警備の労働力として、その後は輸出も予定して主要産業化を目指すらしい
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:47:12.20 ID:jfPW/xdzo
>>290
297 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 20:57:48.35 ID:1YLDPOz10
ーー

隼鷹「あたしこの前鳳翔さんのお店に行ったんだけどさ、店がやってなかったんだよ」


隼鷹「空いてるはずなのにおかしいなって思ったらさ、入り口に書き置きがあったんだよ」


隼鷹「いつか私が言った事をお忘れですか?……これって提督に向けてのメッセージだよなぁ…」


提督「……」


隼鷹「なぁ…鳳翔さんと何があったんだよぉ……」


提督「…思想の違いという事だ。それ以上言える事はない」


隼鷹「うぇ……」
298 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:02:22.11 ID:1YLDPOz10
提督「伊8と伊168はこちらに帰ってきた。鳳翔さんとは繋がりが切れて……丁度良かったのかもしれない」


隼鷹「提督…それでいいのかよ…」


提督「良くは無い。だが俺の考えがあるように鳳翔さんにも考えがあるんだ」


隼鷹「……」


提督「説得できるならしていた。だが鳳翔さんも考えを変えない人なんだ」


提督「願わくば鳳翔さんとは繋がりを持ち続けたかった。俺達の近くで意見を言ってくれる貴重な人だった」


提督「だが…我慢の限界だったんだろう。それがこうなったんだ」


隼鷹「提督のやってる事ってよぉ…正しいんだよな?」


提督「それは分からない」


隼鷹「んぇ…」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:02:50.88 ID:TeWvBq3L0
話がブツ切りになる微妙安価だなあ……>>1なら繋げそうで怖いが
300 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:05:50.56 ID:1YLDPOz10
提督「正しいかどうかを決めるのは俺じゃない。それだけは間違えてはいけない」


隼鷹「でもよ…」


提督「俺は龍驤とこの鎮守府の艦娘を守るために提督をやっているんだ。正義の味方だなんて思った事はない」


隼鷹「……」


提督「足りないものは補い合えばいいと思っていたんだが……那智のように疑問を持つ艦娘も居る。身内にいるんだから周りに疑問を持たれても仕方ない」


提督「一度…皆に聞く必要があるな。名前は聞かずにこの鎮守府をどう思っているのか……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:06:42.74 ID:jfPW/xdzo
逃げる途中転がり込んた孤児院で食事を作ってる荒潮
そこにほっしょさんも暫く前からいた
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:20:17.97 ID:RfnuziCuO
足りない子たちへのフォローはとても充実しているのは確かだが 足りていない部分が無い子へのフォローははっきり言って無いに等しいのが気になるとの意見がちらほら
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:20:50.96 ID:Q/4KdJLYO
アンケートの結果ではみんな鎮守府にいることで何かしらの形で救われてきたので根本の考えに反対する娘はいない
その代わりこうすればもっと良くなるのではという提案が書いてある
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:23:13.75 ID:jfPW/xdzo
足りないものかないのって葛城と那智だけだっけ?
葛城は暴走しちゃった件もあってだいぶフォローされてたけど
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:25:44.00 ID:Q/4KdJLYO
那智も強くなるために特訓したら皐月がマッサージしてたりとお互いのフォローはしてるはずなんだけどな
設備的な意味なんだろうか?
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:26:25.59 ID:79bW6VL6O
あときよしーとか金剛とか多摩とかか?
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:28:51.09 ID:UiqdEAAgo
異動させられたのなら加賀もかな
308 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:33:22.04 ID:1YLDPOz10
ーー

漣「匿名のアンケートの結果は思った通りになりましたな」


龍驤「足りない子たちへのフォローは素晴らしいって。でも足りていない部分が無い子へのフォローは無いに等しい…」


漣「多摩さんや翔鶴さん達他、足りものが無い人は居ますよね」


提督「……そう…か」


龍驤「加賀もそうやで…瑞鶴を助けてくれるだけや無くて皆んなを助けてくれとる……それやのに加賀に何かをしてやった事は…無い……」


漣「漣はこうなると思ってましたよ。葛城さんや那智さんに対して何もしてこなかったのも大きいですな」


提督「……」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:38:40.00 ID:jfPW/xdzo
フォローが無いって足りない子達向けの医療体制を利用させなかったとか?そんなことはないはずだしフォローが無いってことになるんだろ
加賀には擬似結婚式を準備したし、葛城も暴走しかけて大変になるところを何とか思い直させたし
翔鶴は…うん…まあ
310 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:41:47.50 ID:1YLDPOz10
龍驤「鳳翔が言うてた事はこういう事なんかな……こんなん…那智らへのイジメ…」


漣「その言葉を口にしてはいけません。絶対にです」


提督「……そうか」


漣「ご主人様、こうなる事は分かっていたんですよね?まさかここに居る皆なら分かってくれるとか甘っちょろいことは言いませんよね?」


提督「……」


漣「足りないものが無い人。つまり健常者にはここは暮らしにくいんですよ」


漣「皆さんいい人だからある程度は分かってくれますよ。しかし一度はこう思ったはずです『なんで私がこんな事』って」


漣「自分はどこも悪くないのに手伝ったり…たまの休みを誰かの絶叫で邪魔されたり」


漣「この世にはお人好しは居ないんですよ」


提督「……」
311 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 21:51:13.98 ID:1YLDPOz10
漣「ご主人様」


漣「足りないものが無い人達の異動を進言します」


提督「……」


漣「ここに居てくれるならそれで構いません。ですが数名は喜ぶのでは無いでしょうか?」


漣「表立って異動を勧めるのでは無く、極秘に本人だけに知らせるべきです」


漣「ご主人様がやりたくないのなら漣がやります」


提督「…いや、俺がやろう」


漣「出すぎた真似をしてすいませんでした」


龍驤「ええよ…うん……分かってるから…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:51:28.76 ID:Q/4KdJLYO
個人の面談をすると足りてる本人達はフォローが足りていないとはそこまで思ってない
どちらかというと足りてない子達からの意見だった
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:52:28.67 ID:lzB675U+0
安堵した子が多かった
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:53:01.66 ID:jfPW/xdzo
異動の話をすると臭いものに蓋をするのは良くないといわれる
それがここの現実ひいては社会の現実であって向き合わなければならないことだと
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:53:02.59 ID:UiqdEAAgo
>>312
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:55:41.18 ID:Q/4KdJLYO
あ、足りてる子達というのはフォローが足りてるって意味じゃないです
足りないものが無い子達です
317 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 22:05:45.99 ID:1YLDPOz10
ーー


多摩「んにゃ〜多摩は何とも思ってないにゃ。先生に会いに行くのに都合付けてもらったりしてるし、むしろ感謝にゃ」


龍驤「……多摩もか」


多摩「んにゃ?」


提督「実は…多摩を含めて足りないものが無い組はフォローが足りないとは思わないと言ってるんだ」


龍驤「それでもアンケートの結果が出てるねん…」


多摩「多摩達じゃないなら答えは一つにゃ。足りないもの組がそう書いたんにゃよ」


提督「そう……だよな…」


多摩「それしかないにゃよ〜」
318 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 22:10:56.83 ID:1YLDPOz10
多摩「いつも助けられてばかりで申し訳ない。自分も何かお返しができたら…そう思ってるんにゃ」


多摩「提督、そう思わせたのはお前にゃ」


提督「……そうだ、俺が悪い」


多摩「今から厳しい事言うにゃ。覚悟して聞いて欲しいにゃ」


多摩「……お前はフラフラし過ぎなんだ。提督とあろうものが情けない」


多摩「何が起こっても堂々とできるようにしてろ。そんなのじゃ部下は安心できない」


多摩「こっちはお前の命令だから従ってるんだ。お前以外の指揮官につくつもりは無い」

319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:11:49.51 ID:UiqdEAAgo
語尾消し多摩さんの男前力よ
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:13:36.80 ID:jfPW/xdzo
やだ…かっこいい…
321 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 22:15:12.00 ID:1YLDPOz10
多摩「龍驤との共依存はマシになったのか」


龍驤「うん…朝霜が間に入るようになってくれたから……少しは改善したと思う…」


多摩「龍驤の事を好きなのは良い事だ。だが行き過ぎると不安でしかない」


多摩「いいか、お前以外の提督に従うなら艦娘を辞めた方がマシなんだ。こっちは全員お前を慕っているんだ」


多摩「艦娘を信じろ、仲間を信用しろ!」


多摩「全員お前の事は好きだ!わざわざ言われないと分からないのか!?」


提督「……すまない」


多摩「ま……こんなとこかにゃ。後はどうすればいいか分かるにゃね?」


龍驤「うん……ありがとうな…」


多摩「たまにはこういうものいいにゃね〜」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 22:20:33.49 ID:Rln0DS6aO
とある一室の水槽で少しづつ再生をしている雪風
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:20:47.62 ID:UiqdEAAgo
皆を集めて、相互不信を煽るようなアンケをした事、艦娘を信じていなかった事を謝罪し(那智を意識して)誰ももう欠けさせないから俺に付いてきてくr、付いてこいと宣言
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:21:21.57 ID:jfPW/xdzo
全員を集めて思いを伝える
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:21:40.29 ID:RfnuziCuO
大本営から最新式の艦載機が潤沢に送られてくる 踏み台に使った事へのフォローだそうな
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 22:22:09.42 ID:Z3Rf6KZNo
>>322+其を眺めている大和
327 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 22:32:18.25 ID:1YLDPOz10
ーー

提督「…皆んな、集まってくれてありがとう。ここには居ない艦娘も居るが、後で聞いてもらうつもりだ」


提督「皆んな、すまなかった。あんなアンケートは相互不信を煽るだけだった」


提督「何故そうなってしまったのか。それは俺が艦娘を心から信じていなかったからだ」


提督「口では信頼という言葉は言っていた。しかしそれには心がこもって無かったんだ」


提督「……もう誰も欠けさせることは無い」


那智「……」


提督「だから皆んな、俺に付いてきて……付いてこい!」


北上「……なんでそこで言い直すかなぁ」


明石「せっかくかっこよかったのに…」
328 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 22:41:19.11 ID:1YLDPOz10
神通「その方が…提督らしいじゃ無いですか…」


瑞鶴「提督、こんな事はもうやめてよね?」


提督「あぁ…分かってる」


龍驤「ウチからも謝らせてな、司令官がこうなったのはウチのせいでもあんねん。だからその…」


漣「ご主人様に対して好意を向けるのを少しばかり解禁したいと思ってます」


龍驤「これまではウチがなんでもかんでも止めとった。それが司令官が皆んなを信じられへんだ事に繋がったかもしれんねん」


漣「好意を向けられて嫌になる人間は居ませんからね。どこまではセーフとかは皆さんの良心に任せますので〜」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:44:33.11 ID:p8wa+zpko
>>326
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:47:02.95 ID:jfPW/xdzo
>>301
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:47:36.68 ID:de6JUtI80
提督と那智の面談
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:48:24.26 ID:RfnuziCuO
提督に対してちょっと過激なスキンシップを取る艦娘が増えた それに僅かながら嫉妬を覚える龍驤とそれをたしなめる漣
333 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 22:53:10.83 ID:1YLDPOz10
ーー孤児院


「お姉さん、今日のご飯は?」


荒潮「待ってなさ〜いすぐに出来るから〜」


鳳翔「お皿の用意してますね」


荒潮「ありがとう〜」


鳳翔「お料理上手なんですね、どこで習ったんですか?」


荒潮「生きる為に〜身に付けたのよ〜役立たずは解体されてもおかしくなかったの〜」


鳳翔「悲しい事を思い出させてしまってすいません…」


荒潮「もう終わった事よ〜気にしてないわ〜」
334 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 23:00:34.51 ID:1YLDPOz10
鳳翔「貴女が追われていたのは関係ありますか?」


荒潮「少しあるって所かしら〜」


鳳翔「そうですか…」


荒潮「そういう貴女はどうなの〜?なんでここに居たのかしら〜?」


鳳翔「私のやりたい事に近かったんです。鎮守府に所属している艦娘は食べるものに困りませんが、この子達はそういう訳にはいきません」


荒潮「職員が逃げて子どもだけになった孤児院なんて…放っておいたら全滅よねぇ」


鳳翔「大人は何を考えているんでしょうか…」
335 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 23:03:24.99 ID:1YLDPOz10
荒潮「少し調べてみたけど、誰かがここのお金を持ち逃げしたみたいね〜」


鳳翔「ここは民間の孤児院です。代表者が逃げてしまえばどうにもなりません」


荒潮「子どもの命よりお金なんて…ふざけてるわねぇ」


鳳翔「今の私にできるのはこの子達の面倒を見てあげることです」


荒潮「私も〜できるだけ手伝うわよ〜」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 23:06:51.30 ID:myDpP79DO
菊月達が荒潮を迎えに来たがここの子達を放ってはおけないと帰還拒否
何だかんだで全員留まる事になる
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 23:07:33.43 ID:de6JUtI80
子供達からお母さん呼びされていて複雑な表情の鳳翔さん
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 23:07:54.26 ID:Q/4KdJLYO
>>336
民間から官営にバックアップ
339 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 23:17:29.72 ID:1YLDPOz10
「お姉さんのご飯美味しいよ!」


荒潮「うふふ〜ありがとうね〜」


「お母さんのも美味しいけど、こっちも好きだな!」


荒潮「あらぁ……」


鳳翔「……」


荒潮「ほら…子どもは正直だから……」


鳳翔「私はまだ一人も産んで無いのに…」


荒潮「オーラというか…子どもは正直なのよ…」
340 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 23:23:53.77 ID:1YLDPOz10
荒潮(…という具合なのよ。事情は分かってくれたかしら?)


菊月(こちらの応答に答えなかった理由はそれか)


荒潮(流石の私も放置されてる子どもを無視できないわ〜)


菊月(私なら無視するぞ)


荒潮(いざ目の前にしたらいくら菊月でも無理よ)


菊月(……)


荒潮(鳳翔さんと二人でもギリギリだから、暫くは帰れそうに無いわ)


菊月(生きていると分かればいい。また追って連絡しろ)


荒潮(おっけ〜よ)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 23:26:51.95 ID:Q/4KdJLYO
子どもたちが遊ぶのを眺めながら小休憩を取る荒潮と鳳翔
戦災孤児のこの子達がこれ以上ひどい目に会わない時代は来るのかしらって話をする
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 23:33:48.30 ID:myDpP79DO
>>341+結局和平は頓挫してしまったし、あの人は鎮守府を守る事で精一杯で活動を再開する様子も無いしとため息を吐く鳳翔
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 23:36:58.54 ID:jfPW/xdzo
那智があの時の提督に対しては失望しかけた、でも見直したと話をしに来る
344 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 23:45:42.07 ID:1YLDPOz10
ーー

荒潮「ふぅ…ひと息つけるわねぇ」


鳳翔「皆んな元気いっぱいですから。ご飯が美味しかったのも原因の一つかもしれませんね」


荒潮「うふふふふ〜」


鳳翔「この孤児院に居る子は皆んな戦災孤児なの。全員親と死別してるわ」


鳳翔「それだけでも大変なのに…この子達がこれ以上酷い目に会わない時代は来るのかしら」


荒潮「作るしかないわよねぇ」


鳳翔「そう簡単にはいきませんよ」


荒潮「分かってるわ〜でも私が探してる人ならできるかもしれないのよ〜」


鳳翔「探している人…?」
345 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/11(火) 23:49:32.27 ID:1YLDPOz10
荒潮「私が逃げていたのはそれが関係してるの。私の大切な人…その人は記憶を無くしていたのよ」


荒潮「記憶を取り戻したのは良いんだけど、無くしてる間に色々やっちゃったのよねぇ」


荒潮「でもあの人は私を救ってくれたの。生きる希望の無かった私にそれを与えてくれたの」


荒潮「私はあの人を取り戻す為ならなんだってするつもり…」


荒潮「あの人は多くの人間が忘れているものを持ってるの。とても素敵な人なのよ〜」


鳳翔「安価」


下1〜3高コンマ 鳳翔の台詞や行動などを
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/11(火) 23:55:04.31 ID:myDpP79DO
詳しく教えてくれませんか、その人の事
私の素性も全て話します、もしかしたら今度こそ…
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 00:01:29.74 ID:+Xzcqgwvo
貴女がそういうのならとても素敵な人なんでしょうね
私も信じていた人がいたから…気持ちはわかります
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 00:02:48.24 ID:bGHAEtNr0
>>346
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 00:08:44.73 ID:+nFc1CHrO
そうでしょうか?所詮一人が出来る事には限界があります
抱えるモノの量が多ければ多いほど、そしてそれが小さければ小さい程
その隙間から溢れ落ちていくモノは増えるばかり、そしてそれはこの子たちの様な弱いモノばかりになるでしょう
その人は本当にこの子たちを救う事ができますか?
350 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/12(水) 00:15:45.47 ID:1VmTHvWh0
鳳翔「貴女がそういうのならとても素敵な人なんでしょうね。私も信じていた人がいたから…気持ちは分かります」


荒潮「その人はどうしたの?」


鳳翔「…何処かに行ってしまったわ」


荒潮「探そうとはしなかったの?」


鳳翔「……諦めたつもりだったの。でも諦め切れなかった」


鳳翔「私がお店をやっていたのはあの人の情報を集める為でもあったの」


荒潮「成果はあったの?」


鳳翔「……」


荒潮「そう……」


鳳翔「近くに居てくれる気がするんだけど姿は見ていない。いつ現れてもいいように私はずっと待っているの」


荒潮「待ち続けるのも一つの手段なのね…」


鳳翔「これは私と彼だから…かもしれないわ。荒潮ちゃんはそのまま追いかけた方がいいと思う」


荒潮「ええ…地の果てまで追いかけてやるつもりよ〜」


ーー
351 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/12(水) 00:17:07.81 ID:1VmTHvWh0
信濃の換装ギミックはライガーのイメージです


コメントなどあればお願いします
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 00:45:27.44 ID:XFlib8abo
おっつです
つまり信濃が改二になる時は光の繭に包まれる…と
鳳翔さんはフラグ立て忘れちゃったかなあ
提督は驕らない様にってしてるのが、艦娘側からは芯の無さに見えるんだと多摩が言いたいのはそういうことだと解釈
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/12(水) 07:03:11.64 ID:Xt1CQ273O
>>351
ヘビー級の相手と闘うときは狂神ライガーになるのかな?
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 08:10:34.07 ID:88PXYR0kO
鳳翔の言う信じていた人って誰だろう?
355 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 19:27:46.07 ID:VsoUqOJs0
ーー


秋津洲「夕張がダウンしてる分あたし達が頑張らないといけないかも!」


明石「うん、頑張ろう」


陽炎「こういう状況になったら流石に自分の事だけをしようとは思わないわね。私も手伝ってるけど夕張さんの穴を埋めるまでじゃないわ」


秋津洲「あたし達が来るまでは北上と二人でここを支えてたかも。それは凄いことかも!」


明石「工作艦も居ませんでしたし…よく持ってましたね…」


陽炎「それで二人とも状態が悪かったんでしょ?ほんと凄いと思うわ」
356 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 19:30:48.01 ID:VsoUqOJs0
北上「秋津洲、ちょっといい?」


秋津洲「なにかも〜?」


北上「ちょっと大きい声で言えないんだけどさ…」


秋津洲「……え?」


北上「提督から聞いたんだけど間違いないって。秋津洲の居た鎮守府が壊滅したってさ」


秋津洲「あそこは…皆んな強くて……そんなはず無い…」


北上「傀儡が原因とかじゃないみたい。気になるなら直接確かめてくる?」


秋津洲「……かも」


北上「一人で不安なら誰か連れて行けばいいしさ。とになくそういうことになったのは知らせておきたかったんだよね」


秋津洲「あの鎮守府が……信じられないかも…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 19:33:49.66 ID:mq8m2XMto
翔鶴さん筆頭に! 出撃もない空母が何人か付いてきてくれる
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 19:41:10.16 ID:YqvZd5c4O
>>357+雷と電もついてくる
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 19:42:07.87 ID:88PXYR0kO
>>357
+
焼け落ちた鎮守府と少し離れて無事なとても手入れされていたであろう社がある

(島風提督のとこだったよね?)
360 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 19:55:46.45 ID:VsoUqOJs0
ーー

秋津洲「鎮守府が無くなってる……」


翔鶴「焼け跡が残ってるということは火事か何かがあったのね」


加賀「全焼しているということは大きな火災だった」


雲龍「全員が無傷ということは無いでしょうね」


秋津洲「何があったかも……」


加賀「考えられるのは深海棲艦の襲撃ね」


雲龍「でもここには高練度の艦娘が多かったんでしょう?」


秋津洲「そうかも…あたしがゴミ扱いされるくらい……皆んな強かったはずなのに…」
361 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 19:58:26.07 ID:VsoUqOJs0
翔鶴「あそこにある社は何か関係あるのかしら?」


秋津洲「あれはあたしが居た頃には無かったかも…」


加賀「見るからに新しいわね」


雲龍「最近建てられたと見て良さそうね」


翔鶴「近所の人なら何か知ってるはずよね。聞き込みをしてみましょう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:03:41.59 ID:r99qrcnco
艦娘の慰霊のためのもので鎮守府の提督が毎日欠かさず手入れをしていたらしい
鎮守府がああなってからは近所の人が手入れをしている
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:06:57.87 ID:CFPN/BHDO
焼け落ちた鎮守府の話を聞こうとすると怯えた様子で手を合わせる住民
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:09:53.13 ID:15q6tEj4o
>>362
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:12:24.24 ID:Qw7s+TetO
漣の人まだ朝潮の亡霊で引っ張るのか…
366 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 20:33:47.75 ID:VsoUqOJs0
ーー

加賀「少しいいかしら。あの鎮守府と社について聞きたいのだけど」


「……」


加賀「無視するの?」


「厄介ごとには関わりたくないんだ」


加賀「何か厄介なことがあったのね」


「……」


加賀「それが分かっただけでも十分よ」
367 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 20:37:37.12 ID:VsoUqOJs0
雲龍「少し聞きたいことがあるのだけど」


「艦娘……!」


雲龍「そんなに怯えなくても大丈夫よ」


「…そうだな、あそこの艦娘は全員死んだはずだからな」


雲龍「あの鎮守府で何があったの?」


「艦娘なのに知らないのか?」


雲龍「鎮守府が違うなら知らなくて当然よ」


「あれだけの事件を知らないとは思えないな。悪いが俺から話すことは無い」


雲龍「それだけの事があったのね」


「俺から話す事は無い」


雲龍「そう…失礼するわね」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:38:26.86 ID:xKUcSTZmO
傀儡と雪風に攻められたはずなのにその情報が提督に届いていないあたりかわいそ
369 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 20:39:19.58 ID:VsoUqOJs0
翔鶴「あの…」


「ひいっ!艦娘だ!」


「逃げろ!」


翔鶴「私は何もしてないのに……いえ、誰かが何かをしたのね」


翔鶴「あの焼け跡と社……最悪な事が起きたようね」
370 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/06/13(木) 20:45:12.44 ID:VsoUqOJs0
ーー

秋津洲「あたしが前に居た鎮守府は最低だったかも。最前線っていうのもあったけど、皆んなギスギスして仲良くなんて出来なかったかも」


秋津洲「提督も酷い人だったかも。戦果を挙げられなかった艦娘はゴミ扱いでご飯もまともに食べさせてくれなかったかも」


秋津洲「あたしは弱かったかも。まともにあったかいご飯を食べられた事なんて無かったかも」


秋津洲「暴力だって何回も振るわれたかも。あたしはそのせいで前歯が折れたかも」


秋津洲「でも……提督の事は…」


秋津洲「あの人は悪い人じゃないかも。島風提督とは違って艦娘を売ったりなんてしなかった」


秋津洲「あの環境が全て悪かったかも……」
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