他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【モバマス安価】「まゆすき」から始まる平行世界多元宇宙パラレルワールド
Check
Tweet
316 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/21(金) 23:39:53.10 ID:5yV9E+7C0
P「イメチェンはいいけどさ」
P「もう少し緩やかにやってくれないか」
まゆ「そんなに似合いませんか?」
P「いや似合わないとかそういうことじゃなくてな」
P「あまりにも見慣れなさすぎて」
P「びっくりする心臓に悪いんだよ」
まゆ「そうですか....」
まゆ「....」
まゆ「....」ツリ
P「うわあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」ビクンビクン
【完】
317 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/21(金) 23:40:19.35 ID:5yV9E+7C0
本日はここまでです、また明日書きます
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/22(土) 01:52:05.60 ID:Lbch4/6Wo
おつまゆ
319 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/22(土) 23:42:04.77 ID:IsHRgElE0
書きます
22thまゆすき
>>320
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/22(土) 23:43:08.39 ID:oBqdEWWHo
まゆかり
321 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 00:56:02.35 ID:K3baUCKV0
まゆかり
P「やってくれたな....まゆ....」
まゆ「すみません....すみません....」グスン
P「謝って済む問題じゃないんだぞ!」
まゆ「すみません....」グズグズ
P「....」
P「協定に従って」
P「お前からまゆ免許を剥奪する」
まゆ「プロデューサーさん、どうかそれだけは....」
P「いいやダメだ」
322 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 00:56:51.11 ID:K3baUCKV0
P「一度取り決めた以上」
P「たとえまゆであってもそれを順守しなければならない」
P「お前もわかっているだろう?」
まゆ「そ、それは....」
P「今この時をもって」
P「お前からゴールドまゆ免許を剥奪」
P「資格の回復までの間は」
P「まゆ(仮)として過ごしてもらう!!!!」
まゆ「まゆは....まゆではなくなってしまった....」
323 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:16:40.66 ID:K3baUCKV0
まゆ(仮)「はぁ....」ショボン
ちひろ「まゆちゃん、どうしたの?」
まゆ(仮)「....」
ちひろ「まゆちゃん?」
まゆ(仮)「....ちひろさん」
まゆ(仮)「今のまゆをまゆと呼んではならないんです....」
ちひろ「え?」
ちひろ「どういうこと?」
まゆ(仮)「まゆは免許を剥奪されてしまいましたから」
まゆ(仮)「まゆ(仮)でお願いします」
ちひろ「また妙なことを....」
324 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:17:18.87 ID:K3baUCKV0
ちひろ「そのまゆ免許?というのは初耳なんですけど」
ちひろ「具体的にどういう制度なんですか?」
まゆ(仮)「はい、実は佐久間まゆという名前は私の本名ではないんです」
ちひろ「!?」
ちひろ「そんなこと全く聞いてませんけど....」
ちひろ「あ、芸名ってことですか?」
まゆ(仮)「いえ、芸能界に入るにあたってつけたわけではなく」
まゆ(仮)「まゆ試験に合格したから名乗ることを許されていたんです」
まゆ(仮)「それは芸能界入りよりもさらに前の話なので芸名とは違います」
ちひろ「???」
325 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:17:51.40 ID:K3baUCKV0
ちひろ「その試験にはどういうものがあるんですか?」
まゆ(仮)「1次試験は筆記です」
まゆ(仮)「プロデューサーさんへの想いをぶつけた小論文が課題です」
まゆ(仮)「2次試験は実技」
まゆ(仮)「プロデューサーさんへの接し方を実際に行います」
まゆ(仮)「最終試験は面接」
まゆ(仮)「当然プロデューサーさんへの想いを
ちひろ「ちょ、ちょっと待ってください」
326 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:18:57.79 ID:K3baUCKV0
ちひろ「それって芸能界に入る前に受けたんですよね?」
まゆ「はい」
ちひろ「じゃあどうしてプロデューサーさんが出てくるんですか?」
ちひろ「時系列がめちゃくちゃですよ?」
まゆ(仮)「....」
まゆ(仮)「何も間違っていませんよ」
ちひろ「えぇ?」
327 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:19:55.15 ID:K3baUCKV0
まゆ(仮)「佐久間まゆという存在は」
まゆ(仮)「プロデューサーさんを想うために生まれます」
まゆ(仮)「プロデューサーさんという存在もまた」
まゆ(仮)「佐久間まゆに想われるために生まれます」
まゆ(仮)「佐久間まゆとプロデューサーの出会いは偶然ではなく必然」
まゆ(仮)「私たち個人という存在よりもずっと深い部分で定められているんです」
ちひろ「....」
ちひろ「それはつまり、どういうことなんですか」
まゆ(仮)「どういうことも何も」
まゆ(仮)「今ちひろさんに告げた通りです」
328 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:20:46.68 ID:K3baUCKV0
まゆ(仮)「もっとも」
まゆ(仮)「まゆは免許を剥奪された身」
まゆ(仮)「今はまゆ(仮)です」
まゆ(仮)「明日にはどうなっているのかは分かりません」
ちひろ「....それはつまり」
まゆ(仮)「はい、私よりももっと優れた佐久間まゆが来るかもしれませんし」
まゆ(仮)「まゆ(仮)となった私すら誰も超えられず」
まゆ(仮)「資格を回復した私がいつも通り来るのかもしれません」クスリ
ちひろ「....」
329 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:21:45.33 ID:K3baUCKV0
ちひろ「前者の場合、あなたはどうなるの」
まゆ(仮)「そうなったことがないので私には分かりかねますねぇ」
ちひろ「そう....」
まゆ(仮)「もしそうなったところで」
まゆ(仮)「それはよりプロデューサーさんのためになることですから」
まゆ(仮)「佐久間まゆにとって」
まゆ(仮)「最も幸せなことなんです」ウフフ
ちひろ「....」
330 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:22:23.20 ID:K3baUCKV0
ガチャリ
ちひろ「おはようございます」
まゆ「....」
まゆ「おはようございます」ペコ
ちひろ「....」
ちひろ「....あなたは」
ちひろ「まゆちゃん」
まゆ「....」
まゆ「はい、佐久間まゆです」ニコ
【完】
331 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 01:26:35.91 ID:K3baUCKV0
本日はここまでです、また明日書きます
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/23(日) 02:04:45.30 ID:8LSQ7i1fo
おつおつまゆ
333 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 20:33:55.56 ID:K3baUCKV0
書きます
23thまゆすき
>>334
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/23(日) 20:34:35.87 ID:4YPWhLnbo
まゆゆゆ
335 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 21:01:07.99 ID:K3baUCKV0
まゆゆゆ
P「ゆゆゆ」
P「ゆゆゆゆゆゆ」
P「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」
まゆ「?」
まゆ「まゆを呼んでいます?」
P「ん?違うぞ」
まゆ「??????」
P「よーく見てみろ」
P「....」
336 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 21:02:00.15 ID:K3baUCKV0
P「ゆ〜ゆ
〜ゆゆ 〜ゆ
〜〜ゆ〜ゆ〜ゆ」
P「な?」
まゆ「な?と言われても....」
まゆ「私にはプロデューサーさんが『ゆ』を連発しているようにしか見えません」
P「なんだ、見えてるじゃないか」
まゆ「え?」
P「俺の発している『ゆ』をじーっと見続けていると」
P「魚に見えてこないか?」
まゆ「すみません、よく意味が分からないんですけど....?」
P「見とけー」
337 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 21:02:37.26 ID:K3baUCKV0
P「....」
まゆ「ひらがなの『ゆ』が魚に見えるわけが....」
P「〜〜ゆ 〜ゆゆ〜〜ゆゆ」
まゆ「....」ジー
P「〜ゆ〜〜ゆゆゆ〜ゆゆゆ〜〜〜ゆゆゆ
〜〜〜〜〜〜ゆゆゆゆ 〜ゆゆ 〜ゆゆ〜〜〜ゆ」
まゆ「....」ジー
P「〜〜〜〜〜ゆゆゆゆ 〜ゆ〜〜ゆゆゆ〜ゆゆ
〜ゆゆ〜ゆゆ〜〜〜ゆ ゆ〜〜ゆゆゆゆ〜ゆゆ〜〜ゆ
〜〜ゆゆ 〜〜ゆゆゆ〜ゆ 〜ゆ 〜ゆゆ〜ゆ〜ゆ 〜〜〜ゆゆゆゆゆ」
まゆ「魚が泳いでる!?」
まゆ「群れになって泳いでますよ!?」
P「だろ?」
338 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 21:03:42.85 ID:K3baUCKV0
まゆ「なるほど....」
まゆ「『ゆ』の右側が頭、真ん中の線が胸ビレ、左側が尾ビレになっているんですね....」
P「『ゆ』をたくさん書いて後ろに〜をつければあっという間に....」
P「訓練を積めばこういうのもいける」
P「ふんっ!」グッ
P「〜〜〜〜〜ゆゅゆゆゅゆ 〜ゅゆ〜〜ゆゆゆ〜ゆゆ
〜ゆゆ〜ゅゆゆ〜〜〜ゆ ゅゅゅゆ〜〜ゆゆゅゅゆゆ〜ゆゆ〜〜ゆ
〜〜ゆゆ 〜〜ゅゅゆゆゅゆ〜ゆ 〜ゆ 〜ゅゆゅゆ〜ゆ〜ゆ 〜〜〜ゆゆゆゆゆ
〜ゆゆ〜ゆゆ〜〜〜ゆ ゆ〜〜ゆゆゅゅゆゆ〜ゆゅゆ〜〜ゆ
〜〜〜〜〜ゅゅゅゆゆゆゆ 〜ゆ〜〜ゅゅゆゅゆゅゅゆ〜ゆゆ」
まゆ「すごい!子供が生まれました!」
339 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 21:04:25.79 ID:K3baUCKV0
P「これができればいつでもどこでも」
P「お手軽大海原ってわけよ」
まゆ「まゆもやってみます!」
P「やってみやってみ」
まゆ「んんんん............」グググッ
まゆ「んーーーーーー............」ムムムッ
まゆ「....」
まゆ「〜ゆ」
P「1匹だけど確かに出たぞ!」
まゆ「やりました!」
340 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 21:04:53.41 ID:K3baUCKV0
まゆ「でもこれ思ったより難しいです」
P「俺もこの大群を出せるようになるまで結構かかったからなあ」
P「地道に練習を積んで少しずつ数を増やしていこう」
まゆ「はい!」
P「〜ゆ」
まゆ「〜ゆ」
【完】
341 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/23(日) 21:06:01.11 ID:K3baUCKV0
本日はここまでです、また明日書きます
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/06/23(日) 21:08:15.06 ID:MPO0isgt0
お疲れ様でした
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/23(日) 22:10:50.85 ID:p5MH/Yv5O
ゲシュタルト崩壊した
344 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:04:30.86 ID:GMPtBdGT0
書きます
24thまゆすき
>>345
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/24(月) 22:06:02.73 ID:EqlwZuEko
まさゆめ
346 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:35:00.21 ID:GMPtBdGT0
まさゆめ
まゆ「....」ジー
P「....」
まゆ「....手相」
P「手相?」
まゆ「手相って信じますか?」
P「手相なぁ」
347 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:35:51.55 ID:GMPtBdGT0
P「信じる信じないというより」
P「手相というか占い全般あんまり興味がなくてな」
まゆ「なるほど、まゆが見てあげます」
P「話聞いてた?」
まゆ「お手を拝借」
P「こういう時に使う言葉じゃないだろ」
348 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:37:23.93 ID:GMPtBdGT0
まゆ「ふむ、ふむふむ....」フニフニ
P「....」
まゆ「はい、これはそうですね」
まゆ「まゆの運命の人ですね」
P「随分特定の個人に寄った手相だなぁ」
まゆ「そしてまゆと同じお墓に入らないと死にます」
P「お前の願望入りすぎだぞ」
P「あとお墓に入ってる時点で既に死んでるからな」
349 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:38:06.74 ID:GMPtBdGT0
まゆ「プロデューサーさん」
P「今度はなんだ」
まゆ「まゆ実は今度」
まゆ「『ドキッ、アイドルだらけの大運動会』に出るんです」
P「実はも何も俺が入れた仕事だからな」
まゆ「何の種目に出るか覚えていますか?」
P「綱引き、玉入れ、あとリレーだったか」
まゆ「そう、リレーなんです」
P「は?」
350 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:38:59.81 ID:GMPtBdGT0
まゆ「リレーで最も大事なこと、それは」
まゆ「バトンパスですよね」
P「そうなの?」
まゆ「個人個人の走力が世界トップクラスには劣るリレーの日本代表が」
まゆ「世界で戦えているのは」
まゆ「バトンパスのおかげであると」
まゆ「テレビで見ました」
P「聞いたことはあるな」
351 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:39:48.07 ID:GMPtBdGT0
まゆ「バトンパスの練習に付き合ってくれませんか」
P「いや、俺そのリレーに出るわけじゃないぞ?」
まゆ「プロデューサーさんしか頼れる人はいないんです!」
P「この事務所を見渡してみろ」
P「お前と同年代のアイドル達がいっぱいいるぞ」
まゆ「20代半ばの成人男性でないとダメなんです!」
P「バトンパスの練習相手にそんな条件必要ある?」
352 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:40:23.56 ID:GMPtBdGT0
まゆ「行きますよ!」
P「よーい」
P「ドン」
まゆ「っ....!」ダッ
まゆ「はぁっ....はぁっ....!」トテトテ
まゆ「んっ....!」トテトテ
まゆ「プロデューサーさん!」スッ
P「おう!」
353 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:40:57.15 ID:GMPtBdGT0
まゆ「....」ピタ
P「!?」
まゆ「....」フニフニ
まゆ「....」フニフニ
まゆ「はいっ!」パシッ
P「....」
P「バトンパスで完全に止まったらダメじゃないか?」
P「しかもバトンパスする前に俺の手をやたら触ってるし」
まゆ「最初ですから、まずはプロデューサーさんの手の状態をチェックしていました」
P「....」
354 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:41:27.09 ID:GMPtBdGT0
まゆ「プロデューサーさん!」
P「....なんだよ」
まゆ「日頃からプロデューサーさんにはとてもお世話になっています」
P「改まってどうした」
まゆ「ここで1つ、親睦を深めるために」
まゆ「握手」
まゆ「をしませんか」
P「親睦って....」
P「お前と俺はもう十分すぎるくらい深まってるだろ?」
まゆ「いえ、まだ足りないんです」
まゆ「まだまだです!」
P「....」
355 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:42:48.05 ID:GMPtBdGT0
P「さっきから唐突に行動を起こしてきて何が目的かと思っていたが」
P「お前、俺の手を握ろうとしてるんじゃないか....?」ジー
まゆ「!?」ギクッ
まゆ「....」
まゆ「さすがプロデューサーさん」
まゆ「まゆの巧妙な罠をよくぞ見破りました」
P「巧妙さのかけらもなかったような」
まゆ「そうです、私は今日」
まゆ「手を握ることに全てを費やしていました!」
P「ファンが泣くぞ」
356 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:43:36.64 ID:GMPtBdGT0
P「しかしなんでまた今日はそんなことをしてたんだ」
P「というか俺の手なんて特に断りもなく握ってるだろいつも」
まゆ「....今日は、今日だけは」
まゆ「絶対に握らなければならない理由があったんです....」
P「絶対に握らなければならない理由....?」
まゆ「昨夜、まゆは夢を見ました」
まゆ「それはとても長い夢でした」
357 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:44:27.67 ID:GMPtBdGT0
まゆ「その初め」
まゆ「私はプロデューサーさんの手を握り締めていたんです」
P「うん」
まゆ「間は割愛しますが」
まゆ「夢の終わり、私とプロデューサーさんは同じお墓に入っていました」
P「!?!?!?!???!?」
P「過程すっ飛ばし過ぎだろ!」
まゆ「そこで私は考えたんです」
まゆ「夢の初めを現実にしてしまえば」
まゆ「最後まで全てが正夢になるのではないかと....!」
P「....」
P「そう....」
358 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:45:15.62 ID:GMPtBdGT0
P「まあお前が楽しいならそれは何よりだよ」
まゆ「あー、信じてませんね!」プクー
P「はいはい、ほれ」スッ
まゆ「なんですかその手は?」
P「正夢だなんだは知らんが」
P「握りたいならどうぞ握ってくれ、どうせ普段通りだろ?」
まゆ「!!!」
まゆ「....」
359 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:45:47.67 ID:GMPtBdGT0
P「どうした?」
まゆ「差し出された手を握るなんて、そんなこと....」
まゆ「恥ずかしくてまゆにはとても....////」
P「えぇ....」
P「お前の価値観どうなってんだよ....」
まゆ「別にいいんです!まゆは自分で未来を勝ち取りますから!」プクー
P「難儀なやつだなぁ....」
【完】
360 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/24(月) 22:46:31.56 ID:GMPtBdGT0
本日はここまでです、また明日書きます
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/24(月) 23:13:02.06 ID:4mFCYxkHo
おつまゆ
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/24(月) 23:18:07.56 ID:LSsjcGBf0
まゆゆゆが来たからままゆゆとかまままゆとか来るかと思った
363 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:21:49.98 ID:ZGibmSxL0
書きます
25thまゆすき
>>364
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/25(火) 22:23:34.04 ID:0AfqU5XRo
まままま
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/25(火) 22:23:45.62 ID:DGqNvtpEo
まゆAA
366 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:50:07.74 ID:ZGibmSxL0
まままま
P「ままま」
P「まままままま」
P「まままままままままままま」
まゆ「?」
まゆ「まゆを呼んでいます?」
P「ん?違うぞ」
まゆ「??????」
P「よーく見てみろ」
P「....」
367 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:50:41.22 ID:ZGibmSxL0
P「ま〜ま
〜まま 〜ま
〜〜ま〜ま〜ま」
P「な?」
まゆ「な?と言われても....」
まゆ「私にはプロデューサーさんが『ま』を連発しているようにしか見えません」
P「なんだ、見えてるじゃないか」
まゆ「え?」
P「俺の発している『ま』をじーっと見続けていると」
P「何かに見えてこないか?」
まゆ「すみません、よく意味が分からないんですけど....?」
P「見とけー」
368 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:51:19.29 ID:ZGibmSxL0
P「....」
まゆ「ひらがなの『ま』が見えるわけが....」
P「〜〜ま 〜まま〜〜まま」
まゆ「....」ジー
P「〜ま〜〜ままま〜ままま〜〜〜ままま
〜〜〜〜〜〜まままま 〜まま 〜まま〜〜〜ま」
まゆ「....」ジー
P「〜〜〜〜〜まままま 〜ま〜〜ままま〜まま
〜まま〜まま〜〜〜ま ま〜〜まままま〜まま〜〜ま
〜〜まま 〜〜ままま〜ま 〜ま 〜まま〜ま〜ま 〜〜〜ままままま」
まゆ「....」
369 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:51:47.06 ID:ZGibmSxL0
まゆ「全く見えません」
まゆ「ただの『ま』です」
P「いやいやいや、ちゃんと目を凝らしてみてるか?」
まゆ「目を凝らす....?」
P「おかしいなぁ」
P「ちひろさーん」
ちひろ「はい?」
P「ちょっと見ててください」
370 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:52:15.75 ID:ZGibmSxL0
P「〜〜〜〜ままま 〜ま 〜ま〜〜ままま〜まま
〜まま〜まま〜〜〜ま ま〜〜まままままま〜ま〜〜ま
〜〜まま 〜〜ままま〜ま 〜ま 〜まま〜ま〜ま 〜〜〜ままままま
〜〜〜〜〜〜まままままままままま 〜ま〜まま〜ままま〜まままま」
ちひろ「は?」
P「〜まま〜まま〜〜〜ま ま〜〜まままままま〜ま〜〜ま
〜〜〜〜ままま 〜ま 〜ま〜〜ままま〜まま
〜〜〜〜〜〜まままままままままま 〜ま〜まま〜ままま〜まままま
〜〜まま 〜〜ままま〜ま 〜ま 〜まま〜ま〜ま 〜〜〜ままままま」
ちひろ「....あの、私Pさんみたいに暇じゃないんですけど」
P「すみません」
P「でもこの『ま』、何かに見えてきませんか?」
ちひろ「はぁ」
371 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:52:50.52 ID:ZGibmSxL0
ちひろ「何かってなんですか、『ま』は『ま』でしかないと思いますよ」
P「えぇ....」
P「っかしいなー....」
ちひろ「というか『ま』が見えるって何ですか」
ちひろ「プロデューサーさんはずっと口で『ま』の音を発しているだけじゃないですか」
P「いや、それはそうなんですけど」
P「こう、俺の口から出た音が文字になって見えるじゃないですか!」
ちひろ「....?」
ちひろ「あの、忙しいので仕事に戻りますね」
P「....」
372 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:53:33.80 ID:ZGibmSxL0
まゆ「プロデューサーさん?」
P「まゆにも見えてないのか?」
まゆ「え?」
P「俺はただ言葉を発しているだけなのか?」
まゆ「は、はい....」
まゆ「まゆにはプロデューサーさんが『ま』という音を連発しているようにしか....」
P「そうか....」
P「....」
P「見えないのか....」
まゆ「....?」
373 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:54:36.20 ID:ZGibmSxL0
それ以来プロデューサーさんは、窓の外を見つめていることが多くなりました。
でも不思議なんです。
窓の外を見ているはずなのに、外の景色は全くと言っていいほど見ていない、そんな風に見えてしまいます。
プロデューサーさんは、一体何を見ているんでしょうか。
プロデューサーさんには、一体何が見えているんでしょうか。
374 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:55:13.23 ID:ZGibmSxL0
P「 〜〜まままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜〜まままままままままままま〜〜ま〜ま〜ままままままま〜ままま〜ままま
まままままままままままままままま〜ままま〜〜ままままま〜ま〜ま〜ま〜ままままま〜まま〜ま〜ままままままままままま
〜まま〜ま〜ままままま〜ままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜まままままま〜ま〜ままま〜ま〜まままままま〜ま〜ま
〜〜ままままままままままままままま〜〜ままま〜まままま〜まままままま〜ままままま〜まま〜ま〜ま〜〜〜〜ままままま
まままままままままままままままま〜ままま〜〜ままままま〜ま〜ま〜ま〜ままままま〜まま〜ま〜ままままままままままま
〜〜〜ままままままままままままままままま〜〜〜まままま〜〜〜〜ままままままま〜〜まままままま〜ま〜まま〜まままま
〜〜まままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜〜まままままままままままま〜〜ま〜ま〜ままままままま〜ままま〜ままま
〜まま〜ま〜ままままま〜ままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜まままままま〜ま〜ままま〜ま〜まままままま〜ま〜ま
〜〜ままままままままままままままま〜〜ままま〜まままま〜まままままま〜ままままま〜まま〜ま〜ま〜〜〜〜ままままま
まままままままままままままままま〜ままま〜〜ままままま〜ま〜ま〜ま〜ままままま〜まま〜ま〜ままままままままままま
まままままままままままままままま〜ままま〜〜ままままま〜ま〜ま〜ま〜ままままま〜まま〜ま〜ままままままままままま
〜まま〜ま〜ままままま〜ままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜まままままま〜ま〜ままま〜ま〜まままままま〜ま〜ま
〜〜〜ままままままままままままままままま〜〜〜まままま〜〜〜〜ままままままま〜〜まままままま〜ま〜まま〜まままま
〜〜まままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜〜まままままままままままま〜〜ま〜ま〜ままままままま〜ままま〜ままま
〜まま〜ま〜ままままま〜ままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜まままままま〜ま〜ままま〜ま〜まままままま〜ま〜ま
〜〜ままままままままままままままま〜〜ままま〜まままま〜まままままま〜ままままま〜まま〜ま〜ま〜〜〜〜ままままま
まままままままままままままままま〜ままま〜〜ままままま〜ま〜ま〜ま〜ままままま〜まま〜ま〜ままままままままままま
〜〜〜ままままままままままままままままま〜〜〜まままま〜〜〜〜ままままままま〜〜まままままま〜ま〜まま〜まままま
〜〜まままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜〜まままままままままままま〜〜ま〜ま〜ままままままま〜ままま〜ままま
〜まま〜ま〜ままままま〜ままま〜ままま〜まままままま〜ままま〜まままままま〜ま〜ままま〜ま〜まままままま〜ま〜ま
〜〜ままままままままままままままま〜〜ままま〜まままま〜まままままま〜ままままま〜まま〜ま〜ま〜〜〜〜ままままま
まままままままままままままままま〜ままま〜〜ままままま〜ま〜ま〜ま〜ままままま〜まま〜ま〜ままままままままままま
まままままままままままままままま〜ままま〜〜ままままま〜ま〜ま〜ま〜ままままま〜まま〜ま〜ままままままままままま」
【完】
375 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/25(火) 22:55:39.79 ID:ZGibmSxL0
本日はここまでです、また明日書きます
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/25(火) 23:44:38.28 ID:fhXXfHwDO
?アスキーアートか何か?
377 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/26(水) 23:28:40.71 ID:dKXPu6i80
書きます
26thまゆすき
>>378
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/26(水) 23:30:58.93 ID:qqhRuVLU0
まゆしき
379 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:21:47.96 ID:s6fe0K7N0
まゆしき
まゆ「ここに....これが入って....」
まゆ「うーん....」
P「どうしたまゆ?」
P「学校の宿題でもしてるのか?」
まゆ「いえ、学校ではないんですが」
まゆ「宿題ではあります」
P「(予備校でも行ってるのか?)」
380 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:23:15.31 ID:s6fe0K7N0
P「何やら悩んでる様子だったが」
まゆ「はい、この問題がかなりの難問で」
まゆ「かれこれ数十分悩んでいるんです....」
P「どれどれ、俺も勉強が得意だったわけではないが」
P「一応年上だし見てみようか」
まゆ「いいんですか!」
P「あんまり期待はするなよ?」
まゆ「はぁい」
381 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:23:52.99 ID:s6fe0K7N0
P「さて、科目はなんだ....?」ジー
P×[ ]=ML
P「お、おぉぅ」
まゆ「どうかしましたか?」
P「すまんまゆ、俺には分かりそうにない」
まゆ「そうですか....」
まゆ「この問題は難しいので仕方ないかもしれません....」
まゆ「誰か教えてくれる人はいませんかねぇ」
382 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:24:26.05 ID:s6fe0K7N0
P「しかしこんな問題始めてみたな」
P「数学はさっぱりわからん」
まゆ「?」
まゆ「数学じゃないですよ?」
P「えぇっ!?」
P「いやでもアルファベットやら記号やら出てくるし数学しかありえないだろ」
まゆ「形は似ているかもしれませんが数学ではないんです」
383 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:24:59.79 ID:s6fe0K7N0
P「じゃあ何の科目だって言うんだ?」
まゆ「まゆ式です」
P「まゆ式ぃ???」
まゆ「まゆ式とはその名の通り」
まゆ「まゆがよりよい日常生活を送るための解を導き出すための式です」
P「お前のオリジナル科目なんてわかるか!」
384 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:25:35.45 ID:s6fe0K7N0
P「一応聞いとくが」
P「ちなみにこれは何を表してる式なんだ?」
まゆ「はい、まず左辺にある『P』」
まゆ「これは『プロデューサー』の『P』です」
P「察しはついてた」
まゆ「右辺のML、これは分かりますか?」
P「いやわからん、サイズ表記か?」
まゆ「惜しいです」
まゆ「正解は『Mayu Love』の『ML』です」
P「かすりもしてないじゃねぇか」
385 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:26:19.07 ID:s6fe0K7N0
まゆ「つまり」
まゆ「『プロデューサー』に何をかければ『まゆLOVE』になるか」
まゆ「という式になっています」
P「真面目に考えて損した」
まゆ「プロデューサーさんならこの答え、分かりますよね?」
まゆ「何をかけたらまゆのことを愛してくれますか?」
P「ミレニアム懸賞問題より難しいから解はわからんわー」
まゆ「....プロデューサーさんのいじわる」プク
【完】
386 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/27(木) 00:26:59.05 ID:s6fe0K7N0
本日はここまでです、また明日書きます
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 00:52:37.71 ID:3sgfpEVQo
掛け算に目覚めたじぇ
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 07:55:16.55 ID:SLFFmv5aO
>>303
割り切れよ…でないと
389 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/28(金) 21:37:04.60 ID:beqwgv6zO
今日も書けそうにないです、申し訳ありません
明日は書きます
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/28(金) 21:44:41.92 ID:BSXQ/0f5o
はい
391 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/29(土) 23:02:15.01 ID:DFzkuJM8O
後ほど書きます
27thまゆすき
>>392
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 23:05:18.00 ID:0l5jsg9Eo
まーゆみ
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 00:25:13.72 ID:vq3uikvVo
全然安価とれないわ
394 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:05:36.28 ID:dY4YnXJuO
まーゆみ
P「猛烈にまゆとキスがしてぇ」
まゆ「....」
まゆ「今日のまゆとのキスは」
まゆ「刺激的ですよ?」
P「!!!!!!」
P「し、刺激的!?」
まゆ「はい、刺激的です」ウフフ
395 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:06:17.92 ID:dY4YnXJuO
P「これはこれは」
P「是非とも味わいたいね!」
まゆ「味わってみます?」
P「ぉぉ....」
P「....マジ?」
まゆ「?」
P「いいの....?」
まゆ「はい♪」
P「....それじゃあ」
396 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:06:50.23 ID:dY4YnXJuO
P「っ....」ゴクリ
まゆ「....」ツン
P「....」チュッ
まゆ「ん....」チュ
397 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:07:20.17 ID:dY4YnXJuO
P「!!!!!!!!!」カッ
P「香ばしい香り....!」
P「深いコク....!」
P「こ、この味はっ!?」
まゆ「言ったとおりでしょう?」
P「いや、『刺激的な味』ってのはイケナイ恋とかそういうのの例えじゃないのか」
まゆ「そんなわけないじゃないですか」
P「マジかよ....」
398 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:07:51.13 ID:dY4YnXJuO
まゆ「今日はですね、リップの代わりに」
まゆ「マー油を塗ってきたんです」
P「どういう頭の使い方したらそんなことになるんだよ」
まゆ「昨日、ラーメンを食べに連れていってもらったんです」
まゆ「その時食べたラーメンがマー油が効いていてとても美味しかったので」
まゆ「帰り道に買って帰りました」
P「まーあれはいいよな、美味くなる」
399 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:08:22.97 ID:dY4YnXJuO
まゆ「その流れで今朝塗ってみました」
P「マー油美味いって流れだったよな!?」
まゆ「マー油がおいしい、は唇にそれを塗る理由にはなり得ませんか?」
P「なるわけないだろ?」
まゆ「リップは良くてマー油がダメなんて不当な差別じゃないですか?」
P「極めて順当だろ!?」
まゆ「ぶー」プクー
400 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:08:51.03 ID:dY4YnXJuO
P「あ」
P「でもやっぱりマー油の味と再会したくなったからもう1回いい?」
まゆ「ダメです♪」
P「しまったぁ!」
P「マー油のインパクトに気を取られ過ぎて肝心のキスの味を忘れたぁ!」
まゆ「マー油とまゆをバカにした罰です」ウフフ
P「クッソー....」
P「あ、昨日言ったラーメン屋俺も連れてってくれ」
まゆ「はーい」
【完】
401 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 01:09:26.49 ID:dY4YnXJuO
以上になります、また明日書きます
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 01:12:24.75 ID:lMJy30TjO
おつまゆ
403 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 21:11:46.83 ID:0xjprrpWO
書きます
28thまゆすき
>>404
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 21:14:49.63 ID:qTdHAz8lO
まめまき
405 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:01:09.32 ID:0xjprrpWO
まめまき
まゆ「いたっ....」
P「どうしたまゆ!」
まゆ「すみません、足にまめができてしまったみたいで....」
P「なんだって!?」
P「今すぐ消毒をして絆創膏を貼り包帯を巻こう!」
まゆ「プロデューサーさんは大袈裟ですよ」
406 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:02:45.94 ID:0xjprrpWO
P「何言ってんだまゆ!お前の身体はもうお前だけのモノじゃないんだぞ!」
まゆ「それって....////」
P「もしお前に何があったら応援してくれるファンが悲しむだろ!」
まゆ「そういうことですか」
まゆ「でもその通りですね、念には念を入れてお願いします」
P「あぁ、こういう時のためのプロデューサーだからな!」
P「じゃあ足を出して」
まゆ「はい」スッ
P「それじゃあ」
407 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:03:14.58 ID:0xjprrpWO
P「あむっ」パクリ
まゆ「」
P「もぐもぐもぐ」グチュグチュグチュ
まゆ「ちょ、ちょっとプロデューサーさん!?」
P「れろれろれろれろ」ベロベロベロベロ
まゆ「....」
408 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:04:18.30 ID:0xjprrpWO
P「....」
P「....」カポッ
P「さて、あとは絆創膏を貼って」
P「まめの部分を包帯で巻いて」
P「これでよし」
まゆ「....」
409 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:05:16.92 ID:0xjprrpWO
まゆ「....どうして」
P「?」
まゆ「さっきまでまゆのことを心配してくれていたのに」
まゆ「どうしていきなり足を舐めだすんですか!!!」プンスカ
P「消毒に決まってるじゃないか」
まゆ「消毒をするならもう少しキチンとした方法がいいと思います!」
まゆ「それに唾液って雑菌だらけらしいですし」
まゆ「傷口につけて消毒になるとは思えません」
まゆ「結局プロデューサーさんはまゆの足を舐めたいだけなんじゃないですか!」
P「それは違うぞ!」
まゆ「!」
410 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:06:44.68 ID:0xjprrpWO
P「唾液には」
P「消毒する成分や傷口の組織を再生する作用があるんだ」
まゆ「本当ですか?」
P「あぁ、科学的にも証明されている」
P「まゆは野生動物や子供が傷口を舐めている所を見たことがないか?」
まゆ「特に動物が舐めているのはよく見るような....」
P「あれは本能的に唾液の有用性が遺伝子レベルで刻まれているからなんだ!」
P「それくらいに唾液を傷口に塗ることは効果があると言える!」
まゆ「だ、唾液って凄い....」
P「だろ?」
411 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:08:46.25 ID:0xjprrpWO
まゆ「はい!プロデューサーさんを疑った私が間違いでした....」
P「いいんだ、人間誰しも間違うことはある」
P「それを認め、改めることが出来れば何も問題はないんだ」
まゆ「プロデューサーさん....////」
P「さぁ、もう一度足を出して」
まゆ「どうぞ、思う存分舐めてください////」スッ
P「....」コクリ
P「いただきます」
【完】
412 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/30(日) 22:10:37.51 ID:0xjprrpWO
本日はここまでです、また明日書きます
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 22:28:36.24 ID:rFQT4mOao
おつまゆ
414 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 21:43:23.97 ID:cdEewOOTO
書きます
29thまゆすき
>>415
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 21:45:23.13 ID:aUrjRbsgO
まゆなつ
416 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 22:26:51.64 ID:cdEewOOTO
まゆなつ
まゆ「はぁ....はぁ....」タラタラ
P「飲む?」
まゆ「ありがとう....ございます....」ゼェ
まゆ「んっ....んっ....」ゴクゴク
まゆ「ふぅ............」
P「こうも蒸し暑いとレッスンもきつくなるなぁ」
まゆ「そうですねぇ....」
まゆ「もう7月ですから暑いのも当然ですね....」
P「だなぁ」
417 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 22:28:39.49 ID:cdEewOOTO
P「新年が始まって何か月かは実感あるんだけど」
P「このくらいの時期になるとそれもあんまりなくなって」
P「毎月のように『えっ、もう○月!?』って言ってる気がするな」
まゆ「そうなんですか?」
P「年取るとな、段々そうなってくんだよ」
まゆ「ふむぅ」
418 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 22:29:40.50 ID:cdEewOOTO
まゆ「でもそれって、必ずしも悪いことでもないんじゃないですか?」
P「そうかぁ?」
まゆ「だって、気が付いたら夏が来ていたなんて素敵じゃないですか」
まゆ「頭ではなく体で、廻る季節を感じられるなんて」クスリ
P「そんな綺麗なもんでもないだろ〜」
P「夏っつってもさ」
P「風情を感じるまでもなくダイレクトな暑さが身体を芯を溶かしてくるんだよ」
P「昔は楽しかったんだが最近はもう辛いだけかもしれん」
まゆ「....」
419 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 22:30:45.00 ID:cdEewOOTO
まゆ「それなら」
まゆ「旅行にでも行きましょうか」
P「誰と?」
まゆ「私と」
P「....」
P「....ふふ」
420 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 22:32:07.51 ID:cdEewOOTO
P「お前がアイドルで」
P「俺がプロデューサーじゃなかったら」
P「いや、違うな」
P「どちらかの立場さえ違えば」
P「すぐにでも頷いてたとこだ」
まゆ「....」
P「分かるだろ?」ニコ
まゆ「....」
まゆ「....えぇ」ニコ
P「....」
421 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 22:32:55.87 ID:cdEewOOTO
P「まーでもほんと暑いな」
P「素麺様に早めの出陣でも頼もうかな」
P「ちひろさーん、あの素麺流すやつどこですかー?」
タッタッタッ
まゆ「....」
まゆ「暑いですねぇ....」ウフ
【完】
422 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/01(月) 22:35:07.36 ID:cdEewOOTO
本日はここまでです、また書きます
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 23:04:47.68 ID:O5xBdb3/o
おつまゆ
424 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:07:24.14 ID:tPMwAQFLO
書きます
30thまゆすき
>>425
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/04(木) 22:07:57.32 ID:HHn96vbJo
すきやき
426 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:36:29.75 ID:tPMwAQFLO
すきやき
ちひろ「....」カキカキ
ちひろ「....」カタカタ
ちひろ「....」クンクン
ちひろ「?」
ちひろ「....何かの焼ける臭い?」
ちひろ「まさか....火事!?」
ちひろ「っ!」ダッ
427 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:37:24.68 ID:tPMwAQFLO
ジュー ジュー
ちひろ「はぁ....はぁ....」
P「お、ちひろさん、早かったですね」ジュージュー
まゆ「もう少しでできますよ」ニコニコ
ちひろ「....」
ちひろ「あなたたちは中庭で何をしているんですか!!!!!!」
2人「「!!!」」ビク
P「....」
428 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:38:32.24 ID:tPMwAQFLO
P「ちひろさん....」
P「これが何かお分かりですか?」
ちひろ「あ゛ぁ゛?」ギロリ
P「....」
P「これが何か
ちひろ「誰がどう見ても火遊びじゃないですか!」
ちひろ「オンボロの....それは農具ですか?」
ちひろ「そんなものを火にくべて」
P「よーく見てください」
ちひろ「?」
429 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:39:30.11 ID:tPMwAQFLO
ジュー ジュー
まゆ「美味しそうな匂いがしてきました♪」
ちひろ「!?」
ちひろ「火にかざされた古い農具の上で」
ちひろ「お肉たちが踊っている!?」
P「これこそが」
P「現在のすき焼きの基になった料理といわれている」
P「鋤焼きです!!!!」バーン
ちひろ「鋤焼き!?」
430 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:40:14.84 ID:tPMwAQFLO
P「まゆ!」
まゆ「はい」
まゆ「焼けたみたいですね」ヒョイヒョイ
まゆ「さあどうぞ、ちひろさん」スッ
ちひろ「....」
ちひろ「いただきます」
ちひろ「....」パクッ
ちひろ「....」モグモグ
431 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:41:26.66 ID:tPMwAQFLO
ちひろ「....魚?」
まゆ「これもどうぞ」スッ
ちひろ「....」パク
ちひろ「....」モグモグ
ちひろ「この味....なんだか懐かしい....」
まゆ「懐かしい....?」
P「これは鯨肉です」
ちひろ「!」
432 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:42:33.43 ID:tPMwAQFLO
P「江戸時代は末期まで牛肉を食べることは一般的ではなかったので」
P「鶏や魚、鯨の肉などを」
P「使い古した鋤などの鉄器で焼いていたんです」
P「これが鋤焼きです」
ちひろ「鯨肉!食べたのは小学生の時以来かもしれません」
P「なかなか食べる機会なんてありませんからね」
433 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:43:36.77 ID:tPMwAQFLO
ちひろ「まあでもこれなら」
ちひろ「普通に鉄板で焼いた方がいいんじゃないですか?」
ちひろ「わざわざこんなもので焼かなくても....」
P「味はそうかもしれませんが」
P「古の風を舌以外でも味わうことで」
P「普通の料理の味以上の旨みが引き出せると」
P「俺は思うんです....」
まゆ「プロデューサーさん....」
434 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:44:12.35 ID:tPMwAQFLO
ちひろ「それはそうとして」
ちひろ「事務所の敷地内で勝手に火遊びをするのはやめましょう」
P「火遊びって」
P「これのどこが火遊びなんですか!」
ちひろ「決めました」
ちひろ「古の魂を大切にするPさんのために」
ちひろ「今回は江戸時代に放火未遂を犯した時と同じ刑に処します」
P「放火未遂ってまた大げさだなあ」
435 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:45:06.25 ID:tPMwAQFLO
P「まあ未遂だしどうでもいいですよ、お好きにどうぞ」
まゆ「プ、プロデューサーさん!?」
P「どうしたんだまゆ、そんなに焦って」
まゆ「ダメです、未遂でもダメなんです....!」ワナワナ
P「?」
ちひろ「放火未遂の刑罰は」
ちひろ「火刑です♪」ニッコリ
P「」
【完】
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/04(木) 22:45:37.67 ID:wzIB/Jono
ぴーやき
437 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/04(木) 22:45:37.96 ID:tPMwAQFLO
本日はここまでです、また書きます
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/04(木) 23:22:57.86 ID:QZAh87+DO
ちなみに、昭和3年「日々活用お料理辞典」に掲載された「牛肉のすき焼き」の作り方
玉葱を輪切にし、ヘット及びバタで炒り、火が通つたらば、取り出しておきます。
別に少し厚目に切った牛肉を、一枚並べに鍋へ入れ。ざつと炒って、前の玉葱と盛り合わせ、醤油又はソースをかけて、熱いところを食べます。
439 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 20:26:43.38 ID:K98E2AC8O
後ほど書きます
31thまゆすき
>>440
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 20:31:34.14 ID:4XIm6TuVO
まゆなき
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 20:35:29.38 ID:U2EqDD9W0
まゆ亡き
442 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:31:35.85 ID:6mPX5osFO
まゆなき
P「....」
P「はぁ....」ゲッソリ
ちひろ「どうしたんですか?まるで休日出勤が続いてしばらく休んでいないかのような顔をして」
P「わかってるならわざわざ言わないで下さいよ」
ちひろ「てへ☆」
443 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:32:32.85 ID:6mPX5osFO
P「と言いたいところですが」
P「残念ながらそれが主原因ではないんですよ」
ちひろ「副原因ではあるんですね」
P「数日前くらいからなんですけど」
P「仕事を終えて部屋に帰って」
P「諸々を済ませたら寝るじゃないですか」
ちひろ「まあ普通はそうですね」
P「俺も例に漏れず、そうして布団に入るんですけど」
P「電気を消して目を瞑っていると」
P「どこからともなく聞こえてくるんです」
ちひろ「何がですか?」
444 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:33:15.14 ID:6mPX5osFO
P「....」
P「なきごえです」
ちひろ「なきごえ?」
ちひろ「動物か何かですか?」
ちひろ「耳障りなのはわかりますけど」
ちひろ「そんなの気にしても仕方ないんじゃ」
P「動物、といえば動物なんですが」
P「うーん....」
ちひろ「?」
445 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:33:52.05 ID:6mPX5osFO
ちひろ「何のなきごえなんですか?」
P「....」
P「....おそらくなんですが」
P「まゆ」
P「だと思います」
ちひろ「....」
ちひろ「....えーっと」
446 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:34:40.85 ID:6mPX5osFO
ちひろ「それは毎晩Pさんがまゆちゃんを泣かせている酷い男ってことですか?」
ちひろ「懺悔ですか?」
P「違いますよ!?」
P「話聞いてました!?」
P「どこからともなくって言ってるでしょ」
ちひろ「いやいや」
ちひろ「Pさんの部屋ってかなり上の階じゃないですか」
ちひろ「そんな所に住んでいる以上」
ちひろ「偶然まゆちゃんがその付近で泣いているなんてありえないんですよ」
ちひろ「どう考えてもPさん案件です」
447 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:35:14.40 ID:6mPX5osFO
P「少なくとも」
P「俺が原因って自覚があるなら」
P「毎晩気になって眠れないなんてことありませんよ....」
ちひろ「メンタルが豆腐以下だからじゃないんですか?」
P「酷いこと言うなあ」
ちひろ「というか」
ちひろ「それが始まってからもまゆちゃんと会ってるでしょう?」
ちひろ「その時何か変わった様子はないんですか?」
P「俺の目では、普段と何の違いもないように見えます」
P「それに、まゆはそういうのをアッサリ表に出すような奴でもないし....」
ちひろ「確かに....」
448 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:35:56.36 ID:6mPX5osFO
ちひろ「でも、その泣き声はまゆちゃんなんですよね?」
P「....正直に言うと」
P「なきごえだけなので断定はできないんです」
ちひろ「?」
P「だからちひろさんに協力してほしくて」
ちひろ「協力?」
P「今日の夜、部屋に来てくれませんか」
ちひろ「なっ////」
ちひろ「し、真剣に悩んでるのかと思ったらそそそういう意図があったんですか!!?!?」
P「違いますよ....」
P「怖いものなんて何もないちひろさんが来てくれれば」
P「原因究明に近づけるかなと....」
ちひろ「....」
449 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:36:28.34 ID:6mPX5osFO
ガチャリ
ちひろ「....」キョロキョロ
ちひろ「お、おじゃましまーす」
ちひろ「....」ソワソワ
P「何ソワソワしてんすか」
P「気使わなくていいんで早く入ってください」
ちひろ「わかってます!」
450 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:37:20.35 ID:6mPX5osFO
ちひろ「Pさんって意外とキチンと暮らしてるんですね、見直しました」
P「一人暮らしも長いんでそりゃ家事くらい身につきますよ」
P「仕事がもう少しマシならさらに充実した生活を送れるんですけどね....」
ちひろ「今更悔やんでももう遅いですよ」
P「転職も考えたんですけど」
P「あいつらの顔を見るとそんなことできないし」
P「積んでるな....」
ちひろ「可哀想」
451 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:38:05.98 ID:6mPX5osFO
P「さて、そろそろ時間ですね」
ちひろ「時間?」
P「なきごえが聞こえてくる時間ですよ」
ちひろ「すみません、普通にくつろいじゃってて忘れてました」
P「玄関先での借りてきた猫のような振る舞いはどこに」
ちひろ「順応性の高さを褒めて欲しいくらいです」
452 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:38:59.80 ID:6mPX5osFO
P「いつもは、布団に入って寝ようとするこの時間くらいに聞こえはじめるんです」
ちひろ「分かりました」
ちひろ「耳を澄ませてみます....」
P「お願いします....」
ちひろ「....」ジッ
P「....」ジッ
P「....あっ」
P「聞こえてきました....!」
ちひろ「本当ですね....!」
453 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:39:29.10 ID:6mPX5osFO
....ユー....ユー
ちひろ「?」
マユー....マユー....
ちひろ「....」
マユー....マユー....マユー....マユー....
マユー....マユー....マユー....マユー....
ちひろ「....」
ちひろ「なきごえってこっち!?!!?!!?!?」
454 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:40:01.06 ID:6mPX5osFO
P「こっち?」
ちひろ「いやいや、動物ならまだしも」
ちひろ「普通まゆちゃんのなきごえって聞いたら」
ちひろ「涙を流す方の『泣き声』を想像するでしょう?」
ちひろ「現に私もそう思ってました!」
ちひろ「でも聞いてみたらこれ完全に」
ちひろ「『鳴き声』じゃないですか!!!」
P「俺泣き声だなんて一言でも言いましたっけ?」
ちひろ「言ってませんけど!!!」
455 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:40:54.92 ID:6mPX5osFO
ちひろ「あーもう日本語ってややこしい!」
ちひろ「これは私の勘違いだったので良しとしましょう」
ちひろ「しかしこんな鳴き声絶対動物じゃないでしょ」
ちひろ「動物が自分の名前を鳴きますか?」
P「でも人間って一応動物だし....」
ちひろ「なきごえについてのPさんコメントが妙に歯切れが悪かった理由がわかりましたよ....」
P「まゆかどうかはわからないけど」
P「自分でマユーって言ってるしまゆだと思うしかないじゃないですか....」
ちひろ「色々未知すぎてあれですけど、私でもそういうかもしれません」
456 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:41:44.19 ID:6mPX5osFO
ちひろ「ちなみに」
ちひろ「ここまでのあれこれで」
ちひろ「謎は解けました」
P「!?」
P「えっ!?ただ雑談していただけじゃなかったんですか!?」
ちひろ「事務員として社員の問題解決は責務ですから」
P「退社後のプライベートまで助けてくれるなんてさすがちひろさん!事務員の鑑!緑の天使!」
ちひろ「////」
457 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:42:52.26 ID:6mPX5osFO
〜翌日〜
ちひろ「まゆちゃん」
まゆ「はぁい」
ちひろ「これをPさんの家に設置しましたよね?」ニッコリ
まゆ「....」
ちひろ「コンセントに刺さっていたこの器具」
ちひろ「Pさんが寝る時間になったら自動的に」カチッ
マユー....マユー....マユー....マユー....
ちひろ「これが鳴りだすような仕掛けが施してありました」
まゆ「....」
458 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:43:29.05 ID:6mPX5osFO
ちひろ「なぜこんなことをしたのかはわかりませんが」
ちひろ「大方睡眠学習のように」
ちひろ「寝ているPさんの潜在意識にまゆちゃんの名前を刷り込ませようとしたんじゃないですか?」
まゆ「....」
ちひろ「気持ちはわかりますけど、Pさんの睡眠を妨げるようなことをしちゃダメですよ」
まゆ「....」
ちひろ「....」
459 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:45:16.79 ID:6mPX5osFO
ちひろ「振り向かせたいなら」
ちひろ「もっと直球勝負がいいと思います」ニコ
まゆ「!」
ちひろ「分かりましたか?」ニコ
まゆ「はい!」
まゆ「頑張ります!」
スタスタ
ちひろ「....」
ちひろ「果たして」
ちひろ「アイドル事務所の事務員として」
ちひろ「正しい対応だったんでしょうか」
ちひろ「....」
ちひろ「でも、まゆちゃんの笑顔の方が大切です!」
460 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:46:03.63 ID:6mPX5osFO
〜さらに翌日〜
P「....」
P「はぁ....」ゲッソリ
ちひろ「あれ、まだそんな顔してるんですか?」
P「いやー、昨日突然まゆがうちに住むって言いだして....」
P「そんなスペースはないって言ったら」
P「ベランダにテントを張ってそこで生活し始めたんですよ....」
P「ベッドの横の窓から常に監視されてる気がして落ち着かないんです....」
ちひろ「全然分かってない....」
【完】
461 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 22:48:08.65 ID:6mPX5osFO
本日はここまでです、また書きます
最近忙しく、安定した投稿ペースが維持できない可能性があるので
>>500
を超えた時点で終わりにします
もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:51:11.01 ID:Pvqdqyuno
おつまゆ
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:56:21.96 ID:vaVT2vIxo
あ
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:56:32.43 ID:2SHfd96Ko
い
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:56:39.66 ID:vUt052/mo
う
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:56:48.33 ID:dfp2jaz2o
え
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:56:58.65 ID:z0TYqL0/o
お
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:57:08.61 ID:7h8kxvilo
か
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:57:18.61 ID:zne+l0fso
き
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:57:27.04 ID:ehskpRgfo
く
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:57:36.26 ID:cD+yJ2p2o
け
472 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:57:43.02 ID:jtcQDvwDo
こ
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:57:53.16 ID:am/4zmTro
さ
474 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:58:01.53 ID:aUOFF9/Qo
し
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:58:10.57 ID:KhuaXC63o
す
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:58:20.48 ID:RQQpuEIQo
せ
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:58:30.41 ID:MhQCDBMjo
そ
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:58:43.02 ID:sYdrRANto
た
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:58:51.33 ID:3zg6y+uBo
ち
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:58:59.41 ID:lcjaU6RFo
つ
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:59:09.29 ID:UUAiKeRCo
て
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:59:19.15 ID:+X9yJNruo
と
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:59:29.24 ID:kEN8Ro5xo
な
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:59:37.74 ID:8wlX1o84o
に
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:59:45.75 ID:O8x7RobnO
こういうことする人がいるし500までにするならあと2回分の更新って決めとけばいいんじゃない?
大体一回20レスくらいだし
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:59:47.68 ID:b7Y6C6a1o
ぬ
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 22:59:56.76 ID:8wLj8sPio
ね
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:00:09.36 ID:+5pthc5Go
の
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:00:25.07 ID:9eJ5yvR0o
は
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:00:35.80 ID:FZox6tWco
ひ
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:00:45.66 ID:6epsBRwno
ふ
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:00:54.95 ID:PP3UHOFco
へ
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:01:04.17 ID:7X/pss06o
ほ
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:01:12.97 ID:cegCFTgvo
ま
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:01:20.71 ID:xVg29/qJo
み
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:01:31.09 ID:wG/R4SP/o
む
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:01:39.27 ID:kEN8Ro5xo
め
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:01:52.40 ID:K712l58No
も
499 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:01:56.56 ID:18uWtcPXo
早耶ガイジ早く死なないかな
500 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/07(日) 23:04:01.93 ID:U2EqDD9W0
おつおつ
IDって被るのか(どうでもいい感心)
501 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/07(日) 23:19:04.86 ID:6mPX5osFO
確かにそうですね
それではあと3回で終わりということでよろしくお願いします
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/08(月) 00:04:36.38 ID:/O4kolpVo
いちすき
503 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 21:07:33.57 ID:++7TZCkeO
書きます
32thまゆすき
>>504
504 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/11(木) 21:08:04.47 ID:dOmfqFM+O
まゆきす
505 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 21:59:27.68 ID:++7TZCkeO
まゆきす
P「まゆってめっちゃ麗しいよな」
まゆ「!?」
まゆ「ちょ、ちょっと....」グイグイ
P「?」
506 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 21:59:56.17 ID:++7TZCkeO
P「どうしたんだ、こんな誰もいない倉庫なんかに連れ込んで」
まゆ「プロデューサーさん、突然どうしたんですか....?」
P「何が?」
まゆ「さっきみたいなこと、今まで一度も言ったことなかったじゃないですか!」
まゆ「それも人前でなんて....」
P「さっき?」
P「さっきのことって?」
まゆ「....」
507 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:00:48.45 ID:++7TZCkeO
まゆ「....その、まゆが麗しいって」
P「あぁ、それな」
P「いや俺さ、プロデューサーって立場じゃん?」
P「いくら身近で見てるとはいえファンじゃないんだからと思って」
P「なんかああいうことってあんまり言わないようにしてたんだけど」
P「今日の撮影見てて、こう」
P「心から自然と溢れてきたんだよ」
まゆ「そんなに良かったですか?」
508 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:01:59.56 ID:++7TZCkeO
P「今までも毎回、俺の一番を更新してきたけど」
P「今日のはそれをごぼう抜きしてった気がする」
まゆ「は、はぁ」
P「可愛い、ってのとは違う」
P「いやもちろんまゆは可愛い、誰よりも」
P「でももっと適した言葉がある」
まゆ「////」
509 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:02:35.41 ID:++7TZCkeO
P「美しい、これも違う」
P「美しいのは当然だが、これでは言葉が足りない」
まゆ「あ、あの、その辺りで....////」
P「麗しい」
P「これが一番まゆと一致する言葉だと思うんだよなぁ」
まゆ「プロデューサーさん....////////」
P「まあこれでも足りないくらいなんだけどな」
まゆ「//////////////////////////////////////////////////////////////////////」
P「お、その顔もすげー可愛いな」
510 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:03:19.67 ID:++7TZCkeO
まゆ「....今日のプロデューサーさん、変です////」
P「....」
P「今まではさ、どこかで線を引いてたんだよ」
P「まゆがいくら俺を慕ってくれたところで」
P「俺がそれに応えるって選択肢はないはずだった」
まゆ「....」
511 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:04:46.79 ID:++7TZCkeO
P「でも人間って不思議なもんで」
P「ふとした拍子に全てが崩れてしまうことがあるらしい」
P「俺にとっちゃ、それが今日」
P「まゆの麗しい姿を見た時だったってだけの話だ」
まゆ「....」
まゆ「プロデューサーさん、私....」
P「まゆ」
P「その先は俺に言わせてくれ」
まゆ「!」
まゆ「はいっ!」
512 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:05:56.38 ID:++7TZCkeO
P「....まゆ」
まゆ「....」ジッ
P「その唇貪っていい?」
まゆ「!?」
まゆ「今までのいいムードはどこに!?」
P「俺もう自分に正直になるって決めたんだ」
まゆ「正直になりすぎでは!?」
513 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:06:29.26 ID:++7TZCkeO
P「唇じゃなくて股間にキスしていい?」
まゆ「」
ちひろ「....」ボコ
P「あ゛っ....」バタリ
ちひろ「大丈夫まゆちゃん?PTSDになってない?」
まゆ「....」
まゆ「大丈夫です、というか」
まゆ「口では拒みながらも心は少し悦んでいました」ニコニコ
ちひろ「えぇ....」
【完】
514 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/11(木) 22:07:31.28 ID:++7TZCkeO
本日はここまでです、また書きます
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/11(木) 22:48:27.82 ID:gd5yRbk4o
おつまゆ
516 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:17:10.94 ID:4DPU5SDMO
書きます
33thまゆすき
>>517
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 20:18:51.60 ID:bHic2CLGo
ませすぎ
518 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:44:01.55 ID:4DPU5SDMO
P「はぁ....」
P「聞いてくださいよちひろさん」
ちひろ「なんですか?」
P「最近ね」
P「まゆがませてるんですよ」
ちひろ「えぇ?」
P「いやもうませすぎてるくらいで」
P「俺困ってるんです」
519 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:45:10.18 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「....」
ちひろ「まゆちゃんがませてるんですか?」
P「そうですよ?言葉の通りです」
P「何かおかしいですか?」
ちひろ「なんというか、ませるって言葉とまゆちゃんがあんまり結びつかないというか....」
ちひろ「例えば、小学校高学年の子がませている」
ちひろ「だったらイメージが沸きますけど」
ちひろ「元々落ち着いていて大人びているまゆちゃんがませるってどういうことなんですか?」
ちひろ「ませようがないような....」
520 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:45:50.92 ID:4DPU5SDMO
P「まあ普段のまゆを見てたらそう思うかもしれませんけど」
P「あれでいて案外子供っぽいところもあるんですよ」
ちひろ「Pさんにしか見せない素顔なんですかねぇ」
P「そうですか?」
ちひろ「全く、アイドルと必要以上に親密になりすぎちゃダメですよ?」クスリ
P「分かってますよー」
521 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:46:32.40 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「まあでもそれなら」
ちひろ「困っているって口では言っていても」
ちひろ「内心『可愛いやつめ』って感じじゃないんですか」ニヤニヤ
P「いやいや、あんまりませすぎるのも考え物ですよ」
ちひろ「そうですか?」
P「ちひろさんはまゆがませ始めた数日前から会ってないからそういうこと言えるんですよ」
ちひろ「そういえばまゆちゃん、仕事の都合で事務所に来てませんでしたね」
P「今日は久しぶりに来るんで、その目で確かめてくださいよ」
ちひろ「はいはい、Pさんの悩み相談が半分惚気だってことを確認してあげます」
P「違うって言ってんのに」
522 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:47:00.27 ID:4DPU5SDMO
ガチャリ
まゆ「....」ブーン
ちひろ「!?」
P「こらまゆ!事務所内でシニアカーはダメってこの前も言っただろ!」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「?」
523 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:47:27.79 ID:4DPU5SDMO
P「だーかーらー!」
P「これ!家の中じゃダメ!」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「?」
524 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:47:55.29 ID:4DPU5SDMO
まゆ「....」ヨイショ
まゆ「....」ヨロヨロ
まゆ「....」コテン
P「あーもう危ない危ない!」
P「まゆ、何度も言ってるが」
P「足腰が弱るとこんなに小さい段差でも転ぶんだ、もう少し慎重に歩こうな?」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「?」
525 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:49:03.01 ID:4DPU5SDMO
P「はいお茶」
P「誤嚥防止にとろみつけといたぞ」
まゆ「....」
まゆ「....」
まゆ「?」
まゆ「....」ブルブル
P「手が震えてるぞ」
まゆ「....」ユラユラ
P「首が揺れてるぞ」
まゆ「zzz....」
P「早寝だなあ」
ちひろ「」
526 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:49:46.79 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「ちょ、ちょっと待ってください!?」
ちひろ「これ、なんですか?」
P「さっきも言ったじゃないですか、まゆがませてるって」
ちひろ「いやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!!!」ブンブン
ちひろ「これませてるってレベルじゃありませんよ!?」
ちひろ「見た目以外ただのお年寄りじゃないですか!」
527 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:50:47.15 ID:4DPU5SDMO
P「ちひろさん、ませるの意味は」
P「年の割には大人びた言動をすること、なんですよ」
ちひろ「大人びたというかほぼ干からびてますよ!?」
ちひろ「ちょっと背伸びした、なんて範疇軽く超えてます!」
ちひろ「というか今のところ、まゆちゃんは一言も発してませんし」
ちひろ「大人びた言動すらないじゃないですか!」
P「だから言ってるじゃないですか」
P「ませてるんじゃなくて」
P「ませすぎてる、って」
ちひろ「えぇ....」
【完】
528 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:51:49.12 ID:4DPU5SDMO
これで最後になります
34thまゆすき
>>529
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 20:52:54.74 ID:rafeu6Ego
まゆしね
530 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 20:55:11.14 ID:4DPU5SDMO
さすがにそれは各方面に申し訳ないので再安価でお願いします
>>531
531 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 20:58:22.43 ID:odKJs1mSo
くずまゆ
532 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 20:58:38.58 ID:Z95mYSVfO
これ同じ人だからね
533 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 22:02:09.02 ID:BdJhGYEDO
ゆめすき
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 22:18:28.99 ID:+MkSLbsi0
アホがヘイトスレ立てたくらいから荒らしが活発だな
535 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:19:17.16 ID:4DPU5SDMO
くずまゆ
P「遅いなまゆ....もう撮影始まっちゃうぞ....」
P「まさか事故にでも遭ったんじゃないだろうな....」
P「今まで連絡もせずに遅刻なんてしたことなかったのに....」
ガチャリ
まゆ「....」スタスタ
P「まゆ!」
P「遅かったじゃないか、大丈夫か?何かあったのか?」
まゆ「....」
P「まゆ?」
536 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:20:01.65 ID:4DPU5SDMO
まゆ「寝坊しました」
P「ね、寝坊!?」
P「もう昼の2時だぞ?」
まゆ「悪いですか?」
P「寝坊は悪くないけど」
P「遅刻は良くないだろう?」
P「俺だけならまだしもスタッフの人にも迷惑がかかるじゃないか」
P「せめて連絡くらいしてくれ」
537 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:21:01.72 ID:4DPU5SDMO
まゆ「まだ時間前なので遅刻じゃないですよ、人聞きの悪いこと言わないでください」
P「いや、それはあくまで開始の時間であって」
P「いつもならもっと早く来て支度をしてるじゃないか」
まゆ「はぁ....」
まゆ「このくらいいいじゃないですか」
まゆ「まゆ、売れっ子なんですよ?」
P「!?」
まゆ「少しだけ遅く来たくらいじゃ誰も文句なんて言いません」
まゆ「いや」
まゆ「言えませんよ」クスク
538 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:21:38.06 ID:4DPU5SDMO
P「お、お前それはさすがに....」
まゆ「プロデューサーさん」
P「なんだ?」
まゆ「遅刻遅刻うるさい割に」
まゆ「まゆをいつまでも引き留めないでください」
まゆ「スタッフの人待ってるんですけど」
P「あ、あぁ、すまん」
まゆ「....」スタスタ
P「....」
539 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:22:26.71 ID:4DPU5SDMO
まゆ「....」ペラ
まゆ「....」ペラ
まゆ「あ」
まゆ「モンブラン」
P「?」
まゆ「ここのモンブラン食べたいので買ってきてください」
P「今から?」
まゆ「はい」
540 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:23:02.45 ID:4DPU5SDMO
P「買ってくるのはいいけどさ」
P「この店結構距離あるから時間かかるぞ?」
まゆ「ここのがいいんです」
P「コンビニとか近くのケーキ屋のじゃダメか?」
まゆ「....」
P「分かった、しばらく待っててくれ」
541 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:23:32.17 ID:4DPU5SDMO
〜2時間後〜
P「ただいまー」
P「最後の一個だったけどなんとか買えたぞー」
P「ってあれ?まゆは?」
ちひろ「まゆちゃんなら大分前に帰りましたよ?」
P「マジかー」
P「ま、いいか」
P「あれだけ食べたがってたし、冷蔵庫に入れくかぁ」
542 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:24:15.57 ID:4DPU5SDMO
〜翌日〜
P「まゆ、昨日のモンブラン冷蔵庫に入ってるから食べてな」
まゆ「え」
まゆ「なんで今更そんなの食べないといけないんですか?」
P「えぇ....?」
まゆ「昨日作られたケーキなんてマズくて食べられませんよ」
P「全然大丈夫だと思うけどなあ」
まゆ「絶対食べなきゃいけないんですか?」
P「いや、絶対ってわけじゃないけどせっかく買ってきたし」
まゆ「じゃあ捨てといてください」
P「....」
P「....」
543 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:24:48.95 ID:4DPU5SDMO
P「....」モグ
P「....」モグ
ちひろ「まゆちゃんと喧嘩でもしたんですか?」
P「....」
P「何もしてないと、俺は思ってるんですけど....」
P「....」
P「やっぱり俺、何かしちゃったんですかね」
P「何日か前からずっとああなんです」
544 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:25:43.19 ID:4DPU5SDMO
P「凄く当たりが強くて....」
ちひろ「....」
P「最初は、仕事はちゃんとやってくれてるからいいと思ってたんですけど」
P「さすがにこう何日も続くと」
P「心にくるものがありますね....」
ちひろ「....」
ちひろ「理由もなくあんなことをする子じゃないと思いますよ?」
P「それはよく分かってます」
545 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:26:29.16 ID:4DPU5SDMO
P「まゆにあれだけさせるってことは」
P「俺自身に問題があるんです」
ちひろ「それは言い過ぎじゃ....」
P「まゆはアイドルとしてだけでなく、人間性も完璧なんですよ」
P「そんなまゆが俺を拒んでいる」
P「どこかでまゆを失望させてしまったんです、俺は」
P「今まで、まゆの優しさに甘え過ぎていたのかもしれません」
ちひろ「そんなことないですよ」
P「あるんですよ、きっと」
ちひろ「....」
546 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:27:03.17 ID:4DPU5SDMO
P「まゆに邪険に扱われることはいいんです」
P「俺が耐えればいいだけですから」
P「でも、あのまゆに酷い態度を取られるくらいの」
P「何かしらの理由を作ってしまった」
P「俺自身の不甲斐なさ、まゆへの申し訳なさ」
P「それが辛いんです」
ちひろ「....」
547 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:27:44.16 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「....いくら理由があったとしても」
ちひろ「あそこまでの態度は、まゆちゃんもやりすぎだと思いますよ」
P「まゆは悪くないんです」
P「ああさせてしまった俺が悪いだけなんですよ」
ちひろ「....」
P「それに、仕事だって問題なくこなしてます」
P「まゆを責める理由なんて1つもありません」
ちひろ「でもそれじゃあPさんは....」
P「....」
548 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 22:28:37.29 ID:C0iLzce50
なんで荒らしとわかりきってる安価採用するの?馬鹿なの?
549 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:28:57.54 ID:4DPU5SDMO
P「むしろ今までが近すぎたんですよ」
P「これでアイドルとプロデューサーとしての正常な距離感に戻ったと考えれば」
P「ちょうどいいんです」
ちひろ「....」
P「....」
P「あ、打ち合わせ行ってきます」
スタスタ
ちひろ「....」
550 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:29:25.01 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「まゆちゃん、いるんでしょ?」
まゆ「....」
まゆ「さすがちひろさんです」
ちひろ「どうしてこんなことするの?」
ちひろ「Pさん、口ではああいってますけど」
ちひろ「あんなに辛そうな顔、見たことありません」
まゆ「....」
551 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:30:02.71 ID:4DPU5SDMO
まゆ「まゆ、気づいたんです」
まゆ「まゆのプロデューサーさんへの想いが」
まゆ「いずれ大きな問題になるかもしれないってことに」
ちひろ「....」
ちひろ「今までそんなこと気にして来なかったじゃない」
ちひろ「どうして突然....」
まゆ「....」
552 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:31:20.26 ID:4DPU5SDMO
まゆ「まゆはプロデューサーさんが好き、愛しています」
まゆ「まゆはアイドルです」
まゆ「世間はその2人の恋愛を許さないでしょう」
ちひろ「....」
まゆ「でもそんなことは関係ないって思っていました」
まゆ「それに」
まゆ「自分の想いなんてどうやっても変えられないことを知っていました」
まゆ「だからまゆは、ずっとプロデューサーさんを愛していこうって決めていたんです」
ちひろ「....」
ちひろ「....だって、それがまゆちゃんだもの」
まゆ「はい、これが私です」
553 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:32:05.51 ID:4DPU5SDMO
まゆ「でも」
まゆ「私だけの想いでは済まないくらいのところに来てしまったと」
まゆ「気づいたのはつい最近でした」
ちひろ「....」
まゆ「プロデューサーさんのおかげで」
まゆ「まゆを応援してくれる人がたくさん出来ました」
まゆ「そんな人たちが増えれば増えるほど」
まゆ「まゆのこの想いが公になった時の影響も大きくなります」
ちひろ「それはそうだけど....」
554 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:33:19.52 ID:4DPU5SDMO
まゆ「まゆだけならいいんです」
まゆ「自分で責任を取るだけなら」
まゆ「....」
まゆ「けれど」
まゆ「プロデューサーさんはまゆよりも大きな責任を取る」
まゆ「いえ、取らされるかもしれません」
まゆ「アイドルが恋愛」
まゆ「相手は事務所の担当プロデューサー」
まゆ「当然事務所は黙っていませんし」
まゆ「きっと世間はまゆと同じくらい」
まゆ「もしかしたらまゆ以上のバッシングをプロデューサーさんに浴びせるかもしれません」
ちひろ「....」
555 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:33:49.59 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「それは....」
ちひろ「....」
ちひろ「....ないとは言えませんね」
まゆ「それだけのことに気付いてもまゆは」
まゆ「プロデューサーさんへの恋愛感情を捨てられなかったんです」
まゆ「自分のことが嫌になります」
ちひろ「....」
556 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:34:50.03 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「....だからPさんにあんなことを?」
まゆ「....はい」
まゆ「あんな振る舞いを続ければ」
まゆ「いずれプロデューサーさんもまゆを見放すでしょう」
まゆ「そうなればあの人が不幸になることはありません」
ちひろ「でもあんなこと....」
まゆ「よくないことだと分かっています」
まゆ「気持ちを変えられないまゆ自身の弱さを」
まゆ「プロデューサーさんに押し付けるようなものですから」
まゆ「でもこれが」
まゆ「最善だと思いませんか、ちひろさん」
ちひろ「....」
557 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:35:20.26 ID:4DPU5SDMO
ちひろ「だそうですけど、どう思いますか?」
ちひろ「Pさん」
P「愚かも愚か、まゆは大馬鹿者ですな」
まゆ「!?」
まゆ「プ、プロデューサーさん!?」
P「ったく、こんなことだろうと思ったよ」
まゆ「」
558 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:35:48.63 ID:4DPU5SDMO
P「さっき自分で言ってたじゃないか」
P「『自分の想いなんてどうやっても変えられないことを知っていました』って」
P「人が突然あんなに豹変するわけないだろ」
P「しかもまゆだぞ?あのまゆだぞ?」
P「あんなこと一人で抱え込んでたんなら言ってくれよ」
P「俺はお前のプロデューサーなんだからさ」
まゆ「....」
559 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:36:23.35 ID:4DPU5SDMO
まゆ「....でも」
まゆ「そんなことしたらプロデューサーさんは」
まゆ「まゆを叱りもせず諫めもせず」
まゆ「優しくしてくれるだけじゃないですか!」
P「ダメなの?」
まゆ「ダメなんです!」
まゆ「さっきの話聞いてましたか!?」
P「うん」
560 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:36:49.14 ID:4DPU5SDMO
まゆ「こんなことを続けていたら」
まゆ「あなた自身が全てを失いかねないんです!」
まゆ「まゆはプロデューサーさんのことが大好きだからこそ!」
まゆ「そんな未来は見たくないんです!!!」
まゆ「だからっ、この数日ずっと頑張って....ぅぅっ....」ポロポロ
まゆ「ふぐっ....」ポロポロ
P「はぁ」
561 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:37:23.59 ID:4DPU5SDMO
P「まゆはまだまだだなぁ」
まゆ「....何がですか」グスグス
P「別に今のままでアイドル活動をして行けば」
P「まゆの考える問題の完全無欠な解決へ自動的に辿り着く計画になってるんだぞ?」
まゆ「適当なこと言わないでください....」
P「まあ聞けって」
まゆ「....」
まゆ「....一応聞きます、一応ですよ」
562 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:38:03.38 ID:4DPU5SDMO
P「まず」
P「このままやってけばそう遠くないうちにまゆはアイドルどころか日本のポップカルチャーのトップになるだろ?」
まゆ「!?」
P「んで」
P「その状態で数年過ごすだろ?」
まゆ「!!??!?」
P「そしたらプロデューサーだろうがなんだろうが」
P「誰と結婚しようが」
P「文句を言う人はいなくなるだろ?」
まゆ「!!?!?!?!?!?!!?!?」
P「....」
P「以上!」
まゆ「」
563 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:39:07.35 ID:4DPU5SDMO
まゆ「そんな荒唐無稽な夢物語、計画とは言えません!」
P「俺は夢とも荒唐無稽とも一切思ってないぞ」
まゆ「....」
まゆ「....本気ですか」
P「もちろん」
まゆ「ちひろさん、この人おかしいです」
まゆ「今すぐ事務所からつまみ出すべきです」
P「ひどい」
ちひろ「基本的におかしい人だというのは認めますけど」
P「こっちもひどい」
ちひろ「今回だけはそう思いませんね」クスクス
まゆ「....」
564 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:39:37.85 ID:4DPU5SDMO
まゆ「....そうですね」
まゆ「プロデューサーさんがそういうなら」
まゆ「まゆも信じます」
P「ふっ、チョロイぜ」
まゆ「『結婚』って言葉、忘れないでくださいよ?」
P「忘れるわけないだろ」
P「そこまで俺の計画に組み込まれてるからな」
まゆ「////」
565 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:40:19.40 ID:4DPU5SDMO
P「それじゃあ結婚に向かってレッツゴー!」
まゆ「プ、プロデューサーさん////」
P「ん?」
まゆ「声が大きいです////」
P「あれ?まゆ照れてんの?」ニヤニヤ
ちひろ「さっきまでPさんに酷い態度を取ってたとは思えない顔ですねぇ」ニヤニヤ
まゆ「もう忘れてください////」
P「....」
P「(やっぱりまゆは最高だな!)」
【完】
566 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:42:33.97 ID:4DPU5SDMO
P「みなさんこんばんは」
P「Pです」
P「ここまでの34の」
P「『まゆすき』から始まる様々な世界は」
P「いかがでしたか」
P「まゆすきの数だけまゆすきがあり」
P「まゆすきはまゆすきでありまゆすきがまゆすきだからまゆすきなのです」
P「....」
P「つまりは」
P「まゆすき」
P「それだけなのです」
567 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:46:05.95 ID:4DPU5SDMO
P「この場は一旦終わりとなりますが」
P「当然まゆすきは永久に不滅ですし」
P「そこから生まれる新たな宇宙も無限に続いていきます」
P「ここから先は」
P「あなた自身の手で」
P「まゆすきを探し」
P「そして見つけてみましょう」
P「だって」
P「世界はまゆすきで溢れているのですから」
【完】
568 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/07/17(水) 22:49:34.04 ID:4DPU5SDMO
最後までお付き合いいただきありがとうございました
久しぶりにじっくりと、たくさんの安価SSを書くことが出来てとても楽しかったです
読者の皆さんも、縛りの多い安価にもかかわらずいくつもいくつも出してくださったこと、
感謝してもしきれません、本当にありがとうございました
過去作ともども、これからもよろしくお願いします
このSSが読者の方の人生の糧に少しでもなれば幸いです
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 22:50:57.30 ID:zr7GMYVmO
おつ
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 22:51:29.44 ID:RezKP3Sso
おつまゆ
まゆすき
571 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/17(水) 23:01:12.65 ID:DJfJikwSo
まゆすき
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 07:47:29.65 ID:GQHUzzX6o
人生の糧兄貴だったのか
181.82 KB
Speed:0.2
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)