【モバマス安価】「まゆすき」から始まる平行世界多元宇宙パラレルワールド

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160 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:44:46.47 ID:C11FdfiX0
まねすき

ガチャリ

ちひろ「おはようご

まゆの衣装を着たP「おはようございます(裏声)」ウフ

ちひろ「....」

ガチャリ

ちひろ「....」

ちひろ「1話完結じゃないんですね....」
161 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:45:29.86 ID:C11FdfiX0
ガチャリ

まゆの衣装を着たP「....」

ちひろ「はい」

ちひろ「もう慣れました」

P「おはようございます(裏声)」ペコ

ちひろ「前言撤回します、全然慣れてませんでした」

P「ちひろさん、お早いんですね(裏声)」

ちひろ「あの、ずっとその感じで行くんですか」

P「その感じ....?(裏声)」
162 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:45:59.17 ID:C11FdfiX0
ちひろ「まゆちゃんの格好をしているのはまだいいんです」

ちひろ「いえ全く良くはないんですけど」

ちひろ「その姿は昨日散々見せられたのである程度の耐性は付いています」

ちひろ「でもまゆちゃんっぽい仕草や表情を真似するのはやめてください!」

P「まゆはまゆですよぉ?(裏声)」

ちひろ「まゆちゃんはまゆちゃんですけどあなたはまゆちゃんじゃないでしょ!」

P「?」ハテナ

ちひろ「『どうしちゃったんですかちひろさん?』みたいな顔やめてくださいよ!」
163 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:46:39.21 ID:C11FdfiX0
ちひろ「まゆちゃんの服装にPさんの顔」

ちひろ「まゆちゃんの喋り方にPさんの声」

ちひろ「色々チグハグ過ぎておかしくなりそうです!」

P「....」

P「ごめんなさい....(裏声)」

ちひろ「謝る気あるんですか....(呆れ)」
164 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:47:16.08 ID:C11FdfiX0
P「でもちひろさん」

P「まゆが喜ぶこと、まゆのためになることをするのが」

P「プロデューサーの役目ではないでしょうか」

ちひろ「アイドルの格好をしてアイドルの真似をすることが」

ちひろ「いい大人の男性であるあなたがすることですか?」

P「まゆはまゆですよぉ(裏声)」ニコ

ちひろ「チッ、都合の悪い時だけ....」
165 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:47:42.62 ID:C11FdfiX0
まゆ「まゆですよぉ」

ちひろ「あ、まゆちゃん!?」

P「....」

P「おはようございます(裏声)」ペコ

まゆ「」

ちひろ「本人を前にしてメンタルが強すぎませんか?」

まゆ「....」

まゆ「....プロデューサーさん」
166 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:48:15.26 ID:C11FdfiX0
まゆ「お辞儀の角度がなっていません!」

まゆ「それでもまゆですか!」

P「すみません....(裏声)」

まゆ「まゆのお辞儀はこう!」ペコ

P「こうですか?(裏声)」ペコ

まゆ「あともう少しです!」

P「おはようございます(裏声)」ペコ

まゆ「笑顔!」

P「おはようございます(裏声)」ニコ

まゆ「....」
167 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:48:47.74 ID:C11FdfiX0
まゆ「完璧です」ニッコリ

P「うふふ」ウフ

まゆ「これで着実にまゆに近づいていますよ」ニコニコ

まゆ「あと1年もすれば」

まゆ「まゆをも超えたまゆになれるかもしれません!」

P「まゆ、頑張ります!(裏声)」

ちひろ「....」

ちひろ「無理でしょ」

【完】
168 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/12(水) 21:49:35.54 ID:C11FdfiX0
本日はここまでです、また明日書きます
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:57:03.16 ID:XFlib8abo
まゆおつ
170 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 19:47:53.20 ID:Fobzr/Dw0
後ほど1話書きます
13thまゆすき >>171
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 19:49:31.97 ID:VgTd4jaN0
まゆぬぎ
172 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:29:14.17 ID:Fobzr/Dw0
まゆぬぎ

P「お疲れ、今日も良かったよ」

まゆ「プロデューサーさんが見ていてくれたからです////」

P「はいはい、俺外にいるから着替え済ませてくれ」

まゆ「はーい」

ガチャリ

P「....」

P「....」
173 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:29:59.32 ID:Fobzr/Dw0
キュポン

P「....」

P「(....キュポン?)」

キュポン

キュポン

P「???」

P「(何の音だ?)」

キュポン

キュポン

キュポン
174 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:30:32.10 ID:Fobzr/Dw0
P「(楽屋の中から聞こえてくるんだが....)」

P「(今この中にはまゆしかいないし....)」

P「(そのまゆも着替え中....)」

キュポン

P「(しかしこれ....)」

P「(あんまり聞き覚えのない独特な音だな....)」

P「(強いて言うならあれだ)」

P「(トイレが詰まった時に使うやつの音に似てるかもしれない)」

キュポン

キュポン
175 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:31:09.65 ID:Fobzr/Dw0
まゆ「もう大丈夫です〜」

P「あいあい」

ガチャリ

P「....」キョロキョロ

P「(やっぱりこの部屋に変なものはないよな....)」チラチラ

まゆ「?」

まゆ「どうしたんですか?」

P「ん、いや、大したことじゃないんだが」
176 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:31:37.53 ID:Fobzr/Dw0
P「さっきまゆが着替えてる時、この部屋の中からずっと変な音がしててさ」

まゆ「え、本当ですか?」

P「ほんとほんと」

P「そっちは何かなかったか?」

まゆ「いえ、まゆは何も....」

まゆ「変な音というのも聞こえませんでした....」

P「そうか、一体あれは何だったんだ....?」

まゆ「その音はどんなものだったんですか?」

P「あぁ、口で伝えるのは難しいんだがこう、」

P「『キュポン』、みたいな」

まゆ「きゅぽん?」
177 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:32:16.70 ID:Fobzr/Dw0
P「一番近いのはトイレが詰まった時に使うあれ」

まゆ「あんな音がしていたんですか?」

P「そうそう、俺が外に出てからまゆが俺を呼ぶ直前までな」

まゆ「外にまで聞こえる音ならまゆが真っ先に気付くはずなんですけどおかしいですね....」

P「まあただの音だし別に気にしなくていいんじゃないか?」

まゆ「そう、ですね....」
178 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:32:54.93 ID:Fobzr/Dw0
P「さ、帰ろう」

P「ってまゆ」

まゆ「はい?」

P「髪のカチューシャ外し忘れてる」

まゆ「あぁ、すみません」

まゆ「よいしょ」キュポン

P「....」

P「ん?」
179 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:33:21.57 ID:Fobzr/Dw0
P「まゆ、今さっきの音なったぞ」

まゆ「えぇっ!?」

P「それもかなり近かった、まさにまゆくらいの距離から聞こえたぞ!」

まゆ「まゆには全く....」

P「....」

P「あ、その靴下も脱いだ方がいいぞ」

まゆ「そうですね」キュポン

P「!?!?!?!!??」
180 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:33:48.03 ID:Fobzr/Dw0
P「ま、まゆ!?」

まゆ「なんですか?」

P「鳴ってる!めちゃくちゃ鳴ってる!!!」

まゆ「?????」

まゆ「何が鳴ってるんですか?」

P「さっき言ってた音!まゆから鳴ってるんだって!」

まゆ「?」

まゆ「そんなはずありませんよ?」
181 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:34:26.05 ID:Fobzr/Dw0
まゆ「もしそうならまゆが真っ先に気付くはずです」

P「いやいやマジで!マジなんだって!」

まゆ「....」

P「俺が音を聞いた時、まゆは必ず何かを脱いでいたんだ」

P「証拠を見せるためにもう一度何かを脱いでくれ!」

まゆ「....」

まゆ「....まゆ、分かっちゃいました」

P「なんだ?」
182 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:34:58.69 ID:Fobzr/Dw0
まゆ「プロデューサーさんもしかして」

まゆ「まゆを脱がせたいだけなんじゃないですか?」ニッコリ

P「」

P「いやいやいやいや絶対違う!ぜんっぜん!まったく!」

P「そんな卑しい気持ち欠片ほどもないから!!!」

まゆ「もう....そういうことは素直に言ってくれればいいんですよ....////」

P「違う!!!!プロデューサー人生に賭けてそんなことは一切ない!!!!!!!」

まゆ「プロデューサー人生を賭けてでもまゆを脱がせたいんですね....////」

P「そういう意味の賭けるじゃねえよ!!!!」
183 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:36:01.76 ID:Fobzr/Dw0
まゆ「照れ隠しはもういいですか?」

まゆ「まゆ、プロデューサーさんが見たいと言うなら」キュポン

まゆ「少しだけ大胆になってしまうかも....////」キュポン

P「鳴ってるぅ....脱ぐたびに思いっきり鳴ってるからぁ....」

まゆ「まゆのぜんぶ、見ててくださいね....////」キュポン

P「」

キュポン

キュポン

キュポン

【完】
184 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/13(木) 22:36:30.37 ID:Fobzr/Dw0
本日はここまでです、また明日書きます
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 22:37:23.84 ID:mq8m2XMto
おつまゆ
186 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 21:57:07.06 ID:rodl4tdZ0
1話書きます
14thまゆすき >>187
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 21:59:37.67 ID:2G5EbBsd0
まゆやむ
188 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:10:55.09 ID:rodl4tdZ0
まゆやむ

まゆ「....」ズーン

まゆ「まゆは病みました」

P「....」

P「病むやつは自分から病むなんて言わないぞ」

まゆ「まゆは病みました」

P「....」ジー

P「何も変わってないじゃないか」
189 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:11:33.71 ID:rodl4tdZ0
まゆ「リボンの色を青にしました」

P「(病んでねぇ....)」

P「えーっとそれは気分が落ち込んでいるというのを」

P「青色で表現してるのか?」

まゆ「その通りです!」ウキウキ

P「(めちゃくちゃ嬉しそう)」
190 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:12:23.58 ID:rodl4tdZ0
まゆ「あ」

まゆ「....」ズーン

まゆ「まゆは病んでいるんです」

P「まだやる?」

まゆ「やります」

P「(やるんかい)」

まゆ「プロデューサーさんを....」

まゆ「束縛します!」

P「困ったなあ」
191 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:13:05.47 ID:rodl4tdZ0
まゆ「紐で縛ります」

P「あ、物理的なやつ?」

まゆ「手を出してください」

P「はーい」スッ

まゆ「....」グル

まゆ「はい、束縛完了です♪」

P「(束縛と言いつつ手に毛糸を巻き付けるだけなのか....)」
192 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:13:32.07 ID:rodl4tdZ0
P「....ふむ」

P「ここを....こうして....」

P「ブランコ!」

まゆ「おぉ〜」

P「カメ!」

P「ゴム!」

P「ヘリコプター!」

まゆ「上手ですね〜」

P「あやとり、久しぶりにやったなぁ」

まゆ「まゆにも教えてください」ニコニコ

P「(束縛を解かれたことに関心はないのか....?)」
193 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:14:16.56 ID:rodl4tdZ0
まゆ「....」ズーン

P「(戻った)」

まゆ「プロデューサーさんが何と言おうとまゆは病んでいるんです」

P「分かったから」

まゆ「これを見てください!」スッ

P「こ、これは!」

P「カミソリ!」
194 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:14:48.34 ID:rodl4tdZ0
まゆ「何をするか、もうお分かりですよね」

P「やめろまゆ!早まるな!」

まゆ「まゆはこれで....」

まゆ「これを使って....」

まゆ「....」

まゆ「ぅぅ」

P「?」

まゆ「これはプレゼントします」

P「(いやせんのかい!)」
195 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:15:25.71 ID:rodl4tdZ0
まゆ「髭剃りに使ってください」

P「自傷に使うんじゃないのか?」

まゆ「怖かったのでやめました」ケロ

P「(病んでいる、とは)」
196 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:15:52.13 ID:rodl4tdZ0
P「なんで今日はそんなに『病む』にこだわってるんだ?」

まゆ「....」

まゆ「....実はまゆ、たまに」

まゆ「『ヤンデレなの?』って聞かれるんです」

P「(とんでもないこと聞いてるやつがいんな)」

まゆ「それで先日、ヤンデレについて意味を調べてみたんですけど」

まゆ「まゆと一致しているとは思えなくて」

P「(まあ一致してるとも言えるししていないとも言えるな)」
197 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:16:29.43 ID:rodl4tdZ0
まゆ「それで」

まゆ「とりあえずヤンデレになってみようと思いまして」

P「どうしてそうなる」

まゆ「周りの人たちがそれを期待しているなら」

まゆ「それに応えてこそのアイドルですから!」

P「いいよ!ヤンデレリクエストには応えなくていい!」

まゆ「そうなんですか?」

P「うん、もう十分だから!」

まゆ「分かりました、プロデューサーさんがそういうなら....」

P「ほっ」
198 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:18:01.31 ID:rodl4tdZ0
まゆ「そういえば」

P「?」

まゆ「今日の朝、食べてませんよね?お弁当を作ってきたので食べませんか?」

P「いいのか?いやー寝坊しちゃってさぁ、ちょうど腹減ってたんだよ」

まゆ「いつもなら6時に起きるところを7時30分まで寝ていましたね」クスクス

P「....」

まゆ「ダメですよ、2時に寝ていたら」

まゆ「寝坊のリスクだけではなく体にも悪いです」

P「....」
199 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:18:39.17 ID:rodl4tdZ0
まゆ「どうぞ♪」

P「いただきまーす」パカッ

P「おー鯖の塩焼きにプチトマトとレタスのサラダ、ハムにチーズを挟んだやつかー」

P「なんか偶然俺んちの冷蔵庫に入ってた材料と全く一緒だなあ」

P「偶然ってあるもんだなあ」

まゆ「うふふ」ウフフ

P「....」

P「うん、やっぱりまゆにヤンデレはこれ以上必要ないな!」

まゆ「?」

【完】
200 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/14(金) 23:20:00.00 ID:rodl4tdZ0
本日はここまでです、また明日書きます
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 00:34:21.53 ID:0ZVLWzHjo
おつまゆ
202 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/15(土) 22:43:20.54 ID:oEB+OmcK0
1話書きます
15thまゆすき >>203
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 22:43:53.54 ID:w5qa+Bzmo
ふゆすき
204 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/15(土) 23:58:58.42 ID:oEB+OmcK0
ふゆすき

P「びえ〜ん」

ちひろ「....」

P「びえ〜ん」

ちひろ「....」

P「すみませんちょっといいですか」

ちひろ「泣き真似で反応がないから正攻法で絡んできましたね」

P「いい大人がいつまでも泣き真似してるわけにもいかないんで」

ちひろ「いい大人は初めからそんなことしませんよ」
205 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/15(土) 23:59:51.18 ID:oEB+OmcK0
ちひろ「それでなんなんですか?」

P「まゆが靴下をくれなくなったんですよ」

ちひろ「もう一度」

P「まゆが靴下をくれなくなったんですよ」

ちひろ「私の聞き間違いではないんですね」

P「こんなにはっきりと言っているのに聞き間違えるわけないでしょう」

ちひろ「いきなりクビか逮捕の2択しか見えないことを言われたらそう思いたくもなりますよ」

P「もしかして靴下を俺が無理やり奪っているとでも思っているんですか?」

ちひろ「当たり前でしょ」
206 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:00:29.55 ID:vDpJj4kB0
P「これはあくまでお互いの合意の上なんです」

P「したがって何も問題はありません」

ちひろ「お互いの合意がキッチリとなされているなら」

ちひろ「現時点で問題が発生していること自体がおかしいのでは?」

P「いやー、それはね、なんというか」

P「俺もまゆも人間ですからね」

P「想定外なことくらい起こりますよ」
207 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:01:09.86 ID:vDpJj4kB0
ちひろ「まあ一応事情を聞いておきます」

P「ありがとうございます」

ちひろ「対応はそのあと判断します」

P「信用がなさすぎるなぁ」

P「事の発端は数か月前」

P「まゆの提案から始まりました」
208 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:02:10.40 ID:vDpJj4kB0
〜数か月前〜

まゆ「年貢制度を始めませんか?」

P「??????」

P「今のご時世に年貢とはまた古いものを出してきたな」

まゆ「言葉は古いですけどやっていることは税金のようなものですから」

P「まあそれはいいとして」

P「俺は行政でもない一般ピーポーだぞ?」

P「年貢なんて徴収する意味がないし」

P「まゆからしても納める必要がないだろう」
209 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:02:49.56 ID:vDpJj4kB0
まゆ「年貢は....」

まゆ「これです」ヌギヌギ

P「そ、それは!?」ゴクリ

まゆ「まゆが今日1日履いていた靴下です」

P「....そんなもんか」

P「俺も見くびられたもんだ」

P「担当アイドルのムレムレ靴下を欲するプロデューサーがどこにいる?」

まゆ「プロデューサーさんの性癖は重々理解しているので演技しなくて大丈夫ですよ」

P「めちゃくちゃ欲しい」

まゆ「そう言ってくれると思っていました」ニコニコ
210 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:03:28.67 ID:vDpJj4kB0
まゆ「まゆの1日履いた靴下は1か月で約30足生産されます」

まゆ「その内1週間に1足、1か月で5足を」

まゆ「納めます」

まゆ「五公二十五民となります」

P「わざわざ年貢風の言い方に改めた結果ややこしいことになってるぞ」

P「しかし話は分かった」

P「俺はまゆから年貢としてムレムレ靴下を納めてもらうということでいいな」

まゆ「その代わり」

P「ちょっと待った」
211 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:03:56.12 ID:vDpJj4kB0
P「年貢はお上が人民から徴収するものであって」

P「対価なんてものを人民側から要求するなんて聞いたことがないぞ」

まゆ「プロデューサーさん、それは遠い昔の話です」

まゆ「今の時代だからこそできる新しい年貢の形を」

まゆ「まゆは提示していきます!」

P「お、おう....」

P「(まあ靴下貰えるならどうでもいいか)」

まゆ「まゆが求めるのは....」

P「(貰ったやつはどうしようかなあ)」
212 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:04:44.07 ID:vDpJj4kB0
P「(ストレートで口に含んで延々噛むか....?)」

P「(いやあえて放置しておいて熟成を進めるのもいいな....)」

P「(長時間煮込んでだしを取るってのも捨てがたい....)」

まゆ「聞いてますか?」

P「いや聞いてない」

まゆ「もう....」

まゆ「まゆが求めるのは」

まゆ「毎日おはようとお疲れ様のハグです!」

P「....」

P「俺の方が負担大きくない???」

まゆ「これくらい当然です!」
213 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:05:51.02 ID:vDpJj4kB0
P「というかさ」

P「これもう年貢でもなんでもなくね????」

P「仮に年貢だとしても俺が納める側じゃね??????」

まゆ「....靴下」

P「明日からさっそくやっていこう!」
214 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:06:42.29 ID:vDpJj4kB0
P「こんなことがありまして」

ちひろ「あの、2人して何やってるんですか?」

P「心底哀れそうに見つめるのやめてくれません?」

ちひろ「年貢って言葉の意味分かってます?」

P「まゆが言い出したんだから仕方ないでしょ」

ちひろ「はぁ....」
215 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:07:21.62 ID:vDpJj4kB0
P「それで今回のトラブルなんですけど」

ちひろ「忘れてた」

ちひろ「話が長すぎてもう【完】のつもりでしたよ」

P「ひでえなあ」

P「ちひろさんの辛辣さは見逃します」

ちひろ「は?」

P「事件は先ほど起こりました」
216 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:07:55.26 ID:vDpJj4kB0
〜先ほど〜

P「おはよう」ギュッ

まゆ「おはようございます////」ギューッ

P「さてまゆよ」

P「今週分の靴下がまだ納められていないんだが?」

まゆ「....」

まゆ「....まゆはもう」

まゆ「靴下を納めません!」

P「!?」
217 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:08:49.40 ID:vDpJj4kB0
P「お前まさか....」

P「一揆か!?」

P「一揆の首謀者には厳罰が与えられると、知ってのことだろうな?」

まゆ「....ふふ」

P「何がおかしい」

まゆ「これを見てください」ペラッ

P「なんだぁ?謝罪にしちゃあ随分準備がいいなあ!」チラチラ

P「....これは!?」

まゆ「不輸の権を認める文書です」

P「んなにぃっ!?」
218 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:09:32.74 ID:vDpJj4kB0
P「お前....一体何をした!」

まゆ「事務所の上の人と少しだけお話をしまして」

まゆ「この特権を頂きました」

P「お前から誘ってきたくせによくもまあそんなことを....!」ギリギリ

まゆ「『不輸の権』を発動!」

まゆ「このカードの効果により」

まゆ「まゆがプロデューサーさんに靴下を納める必要はなくなります!」

まゆ「またプロデューサーさんが毎朝毎夕行うハグはこれに含まれず」

まゆ「これからも変わらず実行してください!」

P「俺の1人負けじゃねーか!」
219 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:10:12.91 ID:vDpJj4kB0
P「ね?酷いでしょ?」

ちひろ「途中から真面目に聞いていなかったので細かいことはわかりませんが」

P「聞けや」

ちひろ「合法的にまゆちゃんにハグ出来るって」

ちひろ「Pさんにとって負けなんですか?」

P「....」

P「よく考えれば勝ちですわこれ」

ちひろ「相変わらず熱くなると目の前のことしか見えなくなるんですねぇ」

P「これからは靴下じゃなくて直に嗅ぎまくろ」

ちひろ「通報秒読みですねこれは」
220 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:10:48.64 ID:vDpJj4kB0
ちひろ「ねぇまゆちゃん」

まゆ「はい?」

ちひろ「まゆちゃんから誘ったのに」

ちひろ「どうして今になって策を講じてまで靴下をあげるのをやめたくなったの?」

まゆ「....」

まゆ「最初はプロデューサーさんが喜んでくれるし」

まゆ「まゆも嬉しいから良い制度だと思ったんです」

ちひろ「(あれが....?)」

まゆ「....でも」

まゆ「プロデューサーさん、まゆの靴下ばかりどんどん好きになって....」

まゆ「まゆのことを見てくれなくなったから....」

ちひろ「....」

ちひろ「(この内容なのにラスト普通に可愛いって反則ですね)」

【完】
221 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 00:11:20.33 ID:vDpJj4kB0
本日はここまでです、また夜に書きます
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 00:24:57.57 ID:e/IFdy02o
おつまゆ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 02:58:00.36 ID:s6yYOTf4o
おつふにゅう
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 03:41:58.82 ID:8gi0Py+Io
結局名前部分変えでもままゆなんだな
・・・まぁふゆは別事務所だけど
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 15:57:11.18 ID:cu9PuGmVO
懐かしいなぁ不輸不入
226 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 21:51:50.27 ID:vDpJj4kB0
1話書きます
16thまゆすき >>227
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 21:52:03.90 ID:SPxxNeEI0
まうすで
228 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:31:19.32 ID:vDpJj4kB0
まうすで

ガラガラ

ちひろ「戻りましたー」

P「に〜ん〜げ〜んん〜〜〜〜〜〜〜」

まゆ「....」ポン

ちひろ「!?」

P「ご〜じぃゅう〜ねぇん〜」

まゆ「....」ポンッ

ちひろ「あ、あの」
229 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:31:49.40 ID:vDpJj4kB0
P「げぇ〜〜て〜ん〜〜〜のうぅちぃ〜をぉ〜」

まゆ「....」ポン

ちひろ「ちょっと」

P「くぅ〜らぁ〜ぶぅ〜れぇ〜〜〜〜〜ばぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

まゆ「....」ポンッ!

ちひろ「ストップ!」

P「....」ピタ

まゆ「....」ピタ

ちひろ「....」
230 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:32:23.33 ID:vDpJj4kB0
ちひろ「何事ですか?」

P「....」

P「見ての通り」

P「舞っていたんです」

ちひろ「は?」

ちひろ「さも当然のように」

ちひろ「P『舞っていたんです』」

ちひろ「じゃないですよ!」
231 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:32:51.09 ID:vDpJj4kB0
まゆ「ちひろさん」

まゆ「これは幸若舞の演目の1つ」

まゆ「『敦盛』の一節です」

ちひろ「今その解説求めてません!」

ちひろ「というか」

ちひろ「まゆちゃんもまゆちゃんですよ!」

ちひろ「忙しい合間を縫ってまでPさんのくだらないお遊びに付き合う必要ありませんよ!」
232 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:33:40.48 ID:vDpJj4kB0
まゆ「違うんですちひろさん」

ちひろ「違う?」

まゆ「プロデューサーさんは....」

まゆ「決して遊んでいるわけでも....」

まゆ「サボっているわけでもないんです!」

P「....まゆ」

ちひろ「はぁ....まゆちゃんは甘いですね....」
233 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:34:39.68 ID:vDpJj4kB0
ちひろ「勤務時間中に敦盛を舞っているなんて」

ちひろ「お遊びかおサボり、それ以外の何があるって言うんですか?」

まゆ「....」

まゆ「プロデューサーさんは....」

まゆ「意図的に舞っているわけではないんです....」

P「....まゆ、それ以上は」

まゆ「プロデューサーさんがこのまま誤解されたままなんて」

まゆ「まゆは耐えられません!」

P「俺のことはいいから....」

ちひろ「?」
234 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:35:16.92 ID:vDpJj4kB0
まゆ「約束を破ってごめんなさい....」

まゆ「でも、言わせてもらいます」

P「....」

まゆ「プロデューサーさんは....」

まゆ「プロデューサーさんは....!」

P「....」

ちひろ「?」
235 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:36:01.79 ID:vDpJj4kB0
まゆ「素で舞っているんです....!!!」

ちひろ「?????」

ちひろ「素で舞う....?」

まゆ「はい」

まゆ「素で舞ってしまうんです....」ウルウル

P「っ....」

ちひろ「....」
236 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:36:33.31 ID:vDpJj4kB0
ちひろ「いや、なんでシリアスな雰囲気になってるんですか?」

ちひろ「そもそも素で舞うってなんですか」

ちひろ「そんな言葉生まれて始めて聞きましたよ」

P「まゆの言葉の通りです」

P「俺は....」

P「素で舞ってしまうんです....!!!!!」

ちひろ「それは分かったのでもう少し細かい解説をですね」

P「ゆ〜〜〜ぅぅ〜〜〜〜めぇ〜〜〜〜まぁぼぉ〜〜〜〜〜〜ろしのぉ〜〜〜〜〜〜〜」

まゆ「....」ポン

ちひろ「いや突然再開しないでください!!!」
237 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:37:12.32 ID:vDpJj4kB0
P「すみません」

P「素なんです」

まゆ「誰がどう見ても素です」

ちひろ「素って言えば許されると思ってませんか?」

P「逆に聞きます」

P「ちひろさんの素ってなんですか?」

ちひろ「私の素?」

ちひろ「それはまあ、あらゆることから解放されて」

ちひろ「自分の部屋で1人リラックスしている時なんじゃないですか?」

まゆ「そのように」
238 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:37:40.76 ID:vDpJj4kB0
まゆ「素、というのは人それぞれですよね?」

ちひろ「そうですね、人の数だけ素があると言っても過言ではないかもしれません」

P「俺の素は舞いなんです」

ちひろ「前言撤回します」

P「ごとぉくぅなぁ〜〜〜〜〜りぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

まゆ「....」ポンッ!

ちひろ「....」

P「....」

P「素なんです」

ちひろ「....」
239 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:38:41.07 ID:vDpJj4kB0
P「ひぃ〜〜〜〜〜とぉたぁ〜〜〜〜びしょぉ〜〜〜〜ぉうけ」

まゆ「....」ポン

P「めぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜せぬもののぉ」

まゆ「....」ポン

P「あ〜る〜べ〜きぃ〜〜〜〜〜〜かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

まゆ「....」ポンッ!!!

ちひろ「....」
240 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:39:20.04 ID:vDpJj4kB0
P「....」

P「どうでしたか」

ちひろ「早く仕事をして欲しいです」

P「了解です」

まゆ「....」

まゆ「....」ポンッ!

【完】
241 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/16(日) 22:39:51.42 ID:vDpJj4kB0
本日はここまでです、また明日書きます
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 22:40:38.98 ID:ngU07hpOO
その発想はなかった
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 22:41:12.07 ID:9Wjop+R6o
ポンッってしてるまゆかわ
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:12:36.12 ID:SPxxNeEI0
おつおつ
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:19:58.24 ID:e/IFdy02o
おつまゆ
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 03:57:56.32 ID:vIE7T6szo
まうす-で でフ○ラじゃねーのか
247 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/17(月) 23:41:37.71 ID:LkukEsBv0
後ほど書きます
17thまゆすき >>248
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 23:44:03.68 ID:OqGmh4Wz0
まゆうみ
249 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:41:18.90 ID:uuQz9DxB0
まゆうみ

ちひろ「プロデューサーさんがトイレから出てこない?」

まゆ「はい....」

ちひろ「どうせまたサボってるんじゃないですか?」

まゆ「いえそれが....」
250 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:41:48.66 ID:uuQz9DxB0
〜トイレ〜

P『ふんんんぬあぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!』

ちひろ「えぇ....」

ちひろ「絶叫してるじゃないですか....」

まゆ「そうなんですよ....」

ちひろ「いやいや、いくらなんでもこれは....」

P『ふんんうあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!』

ちひろ「大の大人の出す声ではないでしょ....」

まゆ「普段は寡黙なプロデューサーさんが」

ちひろ「寡黙....?」
251 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:42:31.38 ID:uuQz9DxB0
まゆ「これだけ大きな声を出すなんて....」

まゆ「きっと何か体調が優れないんだと思うんです....」

ちひろ「体調が優れないってレベルじゃないですよ」

P『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!』

ちひろ「男子トイレの外まで聞こえてくるって相当ですし」

まゆ「心配です....」

まゆ「ちひろさん」

ちひろ「?」
252 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:42:59.08 ID:uuQz9DxB0
まゆ「少し様子を見てきてもいいですか?」

ちひろ「そうですね....」

ちひろ「今中にはPさん以外いないみたいなので大丈夫ですよ」

ちひろ「さすがにただ事じゃないでしょうし」

まゆ「ありがとうございます」

まゆ「個室の外から声をかけてみます」

ちひろ「はい」

P『ふぐううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!』

まゆ「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」
253 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:43:29.10 ID:uuQz9DxB0
P『う、生まれた!?』

まゆ「どうしたんですか....?」

P『あぁ、まゆか....』

まゆ「今生まれたって....?」

P『いや、こっちの話だ』

まゆ「?」

P『俺の方は何も問題はないから安心してくれ』

まゆ「安心って....」

まゆ「あんなに大きな声をあげて苦しんでるじゃないですか!」
254 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:43:58.12 ID:uuQz9DxB0
まゆ「まゆはとても心配です!」

P『まゆ....』

まゆ「無理はしないでください....」

P『あぁ』

まゆ「救急車を呼びましょうか....?」

P『いや、別に体調が悪いわけじゃないんだ』

まゆ「あんなに苦しそうにしていてそんな言い訳は通じません!」

P『本当なんだって』

まゆ「それなら理由を教えてください」

P『....』
255 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:44:34.27 ID:uuQz9DxB0
P『....わかった』

P『....まゆの悲しむ顔は見たくないから話そう』

まゆ「プロデューサーさん....!」

P『俺はな』

P『まゆを産みたいんだ』

まゆ「え」

P『まゆはすごく可愛い』

P『仕事も頑張ってる』

P『俺を慕ってくれる』

まゆ「////」
256 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:45:01.41 ID:uuQz9DxB0
P『そんな素敵な女の子が目の前にいると』

P『つい生みたくなっちゃうんだ』

まゆ「うむ....」

まゆ「あの、産む、というのは赤ちゃんを産むの産むですよね?」

P『もちろんだ』

まゆ「プロデューサーさんって、実は女性だったんですか?」

P『当然男だ』

まゆ「....」
257 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:45:27.90 ID:uuQz9DxB0
まゆ「....言いづらいんですけど」

まゆ「男性は赤ちゃんを産むことが出来ないんです....」

P『....知ってるさ』

まゆ「じゃあなんで....」

P『俺達男性は』

P『体の構造上どんな奇跡が起こっても産むことはできない』

P『でも』

P『だからこそ』

P『最も愛おしい女性を』

P『この身体で』

P『産みたいんだ』

まゆ「プロデューサーさん....////」ウットリ
258 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:45:53.26 ID:uuQz9DxB0
ちひろ「まゆちゃん、誤魔化されちゃダメですよ」

ちひろ「この人もっともらしい言葉並べてますけど」

ちひろ「要するにタダのド変態です」

まゆ「でも、これはプロデューサーさんからまゆへの」

まゆ「熱烈なラブコール....」

まゆ「決めました」

ちひろ「?」

まゆ「まゆも応援します!」

ちひろ「」
259 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/18(火) 00:46:24.03 ID:uuQz9DxB0
P『まゆ、嬉しいよ....』

まゆ「いえ、これもプロデューサーさんのため....」

ちひろ「変態を応援することが本人のためになるんですかね....」

P『じゃあ俺はまゆを産む作業に戻るから』

まゆ「私はここで応援しています!」

P『あぁ、よろしく頼む』

P『ふぅ..............................』

まゆ「....」ゴクリ
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