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【モバマス安価】「まゆすき」から始まる平行世界多元宇宙パラレルワールド
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1 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 22:52:48.24 ID:lYpwyuvy0
・まゆすきがテーマのモバマス安価スレです
・安価でタイトルを募り、それに応じた短い話を書きます
・ルールは1つだけ、まゆすきに準じた形のものをお願いします
例:まゆすみ まゆぐち さゆすき などなど
・この範囲内であれば基本的にどんなものでも大丈夫です
・なんなら多少逸脱してもおそらく書きます
・気が済むまで続けます
どうか最後までお付き合いいただけると幸いです
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1559915567
2 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 22:53:17.70 ID:lYpwyuvy0
P「みなさんこんばんは」
P「Pです」
P「さて早速ですが」
P「こんな言葉を知っていますか」
まゆすき
P「これは」
P「まゆすき」
P「です」
P「読んで字のごとく」
P「まゆすき」
P「と思った時に自発的に発する」
P「または無意識に発する」
P「そんな言葉です」
3 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 22:54:24.22 ID:lYpwyuvy0
P「まゆすきという概念が誕生してどれだけの時が流れたのでしょうか」
P「もはや私も数えることをやめてしまいました」
P「それほどに長い時間が過ぎ」
P「今やまゆすきに人類が支配されていると言っても過言ではない世の中になりました」
P「そして現在」
P「世界中は数多のまゆすきで溢れています」
P「かく言う私も」
P「寝起きにまゆすき」
P「朝の挨拶まゆすき」
P「スカウトする時まゆすき」
P「ご飯を食べる前にまゆすき」
P「湯船に浸かったとき30まゆすきを言ってからあがる」
P「眠れない夜はまゆすきを数える」
P「挙げればキリがありません」
4 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 22:55:15.25 ID:lYpwyuvy0
P「そんな世界で日常を過ごしている皆さんは」
P「こんなことを聞いたことはありませんか」
P「『一寸のまゆすきにも五分のまゆすき』」
P「....」
P「そう、あなたや私の発したまゆすきは」
P「新たな世界を」
P「宇宙を」
P「次元を」
P「生むのです」
5 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 22:55:49.44 ID:lYpwyuvy0
P「今回はそんな」
P「まゆすきから無限に続いていく」
P「新たな世界の一部を」
P「少しだけ覗いてみることにしましょう」
>>6
1stまゆすき
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/07(金) 22:58:35.60 ID:9uF+aef3o
まゆこい
7 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:06:25.15 ID:lYpwyuvy0
まゆこい
まゆ「プロデューサーさん」
P「ん?」
まゆ「こい、してますか?」
P「こいねえ....」
P「この歳になると恋だの愛だのって中々難しくなってきたんだよなぁ」
まゆ「この歳って....」
まゆ「プロデューサーさんはまだまだお若いじゃないですか」フフ
P「違う違う」
8 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:06:54.33 ID:lYpwyuvy0
P「身体じゃなくてさ、心なのよ」
まゆ「心?」
P「身体以上に心が歳を取った気がするんだ」
まゆ「なるほど....」
まゆ「それじゃあ....」
まゆ「こい、してみます?」
P「こいを?」
まゆ「はい!」
P「....」ゴクリ
9 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:11:06.95 ID:lYpwyuvy0
P「....」
鯉「ぴちぴち」
P「....」
P「これは?」
まゆ「鯉です」
P「やっぱり?」
まゆ「はい、鯉です」
P「だよね」
10 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:11:35.78 ID:lYpwyuvy0
まゆ「今回作るのは鯉の洗い」
P「(あ、普通に進めるんだ)」
まゆ「まずはこの鯉を」コキ
鯉「」チーン
まゆ「捌いていきます」
P「」
まゆ「鮮度の良い鯉じゃないと洗いになりませんから」ニコニコ
P「さすが、包丁捌きになれてらっしゃる」
まゆ「うふふ」スパァン
11 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:18:03.65 ID:lYpwyuvy0
まゆ「捌き終わったので」
まゆ「今度はこれをぬるま湯で洗っていきます」
P「なんで鯉ってこの調理法が有名なんだ?」
P「他の魚じゃ洗って食べるなんてことしないよな」
まゆ「理由としては」
まゆ「独特の臭みを取るためと」
まゆ「洗ってから水で〆ることで食感をよくするため」
まゆ「ということらしいです」
P「はえ〜、あんまり縁がないから知らなかった」
まゆ「ちなみに」
まゆ「鯉だけではなく一部の白身魚はこうやって調理されるらしいですよ」
P「鯉だけじゃないのか〜」
12 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:26:13.25 ID:lYpwyuvy0
まゆ「さあ完成です」
まゆ「酢味噌をつけてどうぞ」ニコニコ
P「いただきまーす!」
パク
P「....」モグ
P「....」モグモグ
P「....うん、美味い」
まゆ「ありがとうございます」ウフフ
13 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:26:42.61 ID:lYpwyuvy0
P「引き締まったコリコリとした身を噛むと」
P「口いっぱいに広がる旨み」
P「酢味噌のサッパリとした味わいでより深みを増している」
まゆ「鯉の洗いは夏が旬と言われたりします」
まゆ「段々と暑くなってきた今の季節にはちょうどいいですね」
P「まだ夏ではないんだけど最近また熱くなってきたからなぁ」
P「本格的な暑さになったらまた鯉を食べたいな」
まゆ「さて、次は本当のこい、してみますか?」ニッコリ
P「?」
14 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:27:57.04 ID:lYpwyuvy0
P「本当の鯉?洗い以上の食べ方があるの....か....」ガクン
P「うっ........」バタン
P「か、からだがうごかない....」
まゆ「プロデューサーさんが恋が出来なくなった、というお話だったので」
まゆ「まゆ、そのお手伝いをさせてください」ヌガセヌガセ
P「お前、盛ったな?盛りやがったな???」
まゆ「本当の恋、楽しみましょう」ウフフフ
P「あ、待って、ちょっと待った....ぁ....んんっ....ぅぅ............」
【完】
15 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/07(金) 23:29:20.10 ID:lYpwyuvy0
>>16
2ndまゆすき
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/07(金) 23:29:27.89 ID:Y2S2rjK6o
まゆさや
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/07(金) 23:29:31.87 ID:KnCSEbT20
まゆぬぎ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/07(金) 23:29:32.99 ID:I7P9rULX0
まゆすこれ
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 00:09:07.68 ID:JO7U5inM0
最初は10分も経たずに投下されてたのに30分も音沙汰なし。「続きは明日」なども無し
これは荒らしに遭遇して萎えたかな。気持ちはわかる
20 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 00:32:06.60 ID:vEEFqk+q0
すみません、突如予定が入ってしまったので明日投下します
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 00:33:34.76 ID:OeTPbG60o
おつ
22 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:04:14.54 ID:vEEFqk+q0
まゆさや
まゆ「zzz....」
まゆ「(ハッ)」パチクリ
まゆ「今何時....」モゴモゴ
まゆ「あれ、凄く動きづらい....」
まゆ「まゆ、どうしたんでしょう....」チラ
鏡に映っていたのは、醜いサヤエンドウと化したまゆ自身の身体であった
まゆ「....」
まゆ「サヤエンドウですか」
まゆ「ふーむ」
まゆ「夢ですね寝ましょう」
まゆ「zzz....」スヤスヤ
23 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:04:53.94 ID:vEEFqk+q0
P「....」
P「遅刻なんてしたことのないまゆがいつまでたっても現場に来ないから」
P「部屋にまで迎えに来てみると」
サヤエンドウ「zzz....」
P「ベッドの上に大きなサヤエンドウが蠢いていた」
P「....」
P「なにこれ」
P「サヤエンドウなんて俺持ってきてないんだけど」
P「というか仮に何かの拍子に間違えて持ってきていたとしても」
P「これデカすぎるだろ!」
P「153センチ40キロくらいあるぞ!?」
P「一般的なサヤエンドウから成長し過ぎだろ」
P「突然変異か?」
24 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:05:22.64 ID:vEEFqk+q0
サヤエンドウ「(モゾモゾ)」
P「ひぃっ!」
P「明らかに生物然とした動きしてる!?」
サヤエンドウ「あ、プロデューサーさんおはようございます」
P「おはようまゆ」
P「いやまゆじゃないわ誰だお前!!!」
サヤエンドウ「まゆですよぉ?」
P「その牧野由依ボイス、まず間違いなくまゆの声だ」
P「しかしその巨大な緑色の体躯、まず間違いなくまゆではない」
サヤエンドウ「朝起きたらこんな姿になっていたんです」
P「本当かぁ?」
25 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:05:49.89 ID:vEEFqk+q0
P「お前本当にまゆかぁ?」
サヤエンドウ「Pさん、大好きです」
P「俺に恋しているだけの一般サヤエンドウの可能性もある」
サヤエンドウ「Pさんのパソコンのパスワードは『sg55aesfkaksdf4577』ですよね?」
P「セキュリティのために俺がランダム生成して誰にも教えていないパスワードを知ってるだと!?」
P「お前まさか....」
P「まゆ!?」
まゆ(サヤエンドウ)「やっと気づいてくれました」ニコニコ
P「いやニコニコされても俺には一番上の実が入ってる部分がちょっと動いたくらいにしか見えないんだが」
26 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:06:34.03 ID:vEEFqk+q0
まゆ(サヤエンドウ)「仁奈ちゃん流に言えば」
まゆ(サヤエンドウ)「サヤエンドウの気持ちになるですよ、ですね」ウフフ
P「気持ちになるってレベルじゃないだろ....」
P「もはやそのものだぞお前」
まゆ(サヤエンドウ)「たまにはこういうのもいいですよ〜」
P「超常現象に巻き込まれてるのになんでそんなに落ち着いてるんだよ....」
27 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:07:01.55 ID:vEEFqk+q0
P「なあ、それって内部構造どうなってんの?」
まゆ(サヤエンドウ)「わかりません」
P「いやもしかしてさ、外側だけサヤエンドウで、中身はまゆ本体が捕まってるんじゃないかと思って」
まゆ(サヤエンドウ)「試してみます?」
P「試すって?」
まゆ(サヤエンドウ)「サヤエンドウを開けるように」
まゆ(サヤエンドウ)「引き裂いてみてください」
P「怖い怖い怖い怖い」
28 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:07:39.07 ID:vEEFqk+q0
まゆ(サヤエンドウ)「どうしてですか?原因究明のためにはいずれ必要ですし」
まゆ(サヤエンドウ)「まゆの全てをプロデューサーさんに見てもらえるならむしろ喜ばしいことです!」
P「よく考えてみろよ」
P「本体は無事で外側に取りこまれてるだけならその方法で助け出せるけど」
P「まゆの身体自体がサヤエンドウに変身してた場合」
P「お前の腹を掻っ捌くことになるんだぞ?」
P「下手しなくても殺人じゃねえか!」
まゆ(サヤエンドウ)「まゆの隅々まで見てもらってもいいんですよ?」ニコニコ
P「そんなとこまで見たくないわ!!!」
29 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:08:15.15 ID:vEEFqk+q0
まゆ(サヤエンドウ)「もうプロデューサーさん、焦らすのがお上手ですね」ニコ
P「完璧な偽りのない本心なんだが....」
まゆ(サヤエンドウ)「まゆ、これでは自分で生活が出来ないので」
まゆ(サヤエンドウ)「しばらくの間お世話してくださいね」
P「えぇ....飯とかどうすんだろ....」
30 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:09:07.72 ID:vEEFqk+q0
あれから数年
まゆは未だにサヤエンドウのままだ
しかしまゆは確かに生きている
サヤエンドウになっても生きているのだ
俺は彼女と共に暮らしてゆく
世間から見れば実に奇妙な、巨大サヤエンドウとの生活は
案外充実した、悪くない日々を過ごせている
いつの間にか
俺にとってまゆ(サヤエンドウ)は生き甲斐になってたのかもしれない
31 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:12:29.77 ID:vEEFqk+q0
あれから数年
まゆは未だにサヤエンドウのままです
昔と比べれば不便なことは増えました
それでもまゆはとっても幸せなんです
なぜなら、プロデューサーさんが
付きっきりでお世話をしてくれているから
きっと他の人はまゆのことを可哀想だと言うでしょう
でも今の日々は、何よりも欲していた憧れ通りのもの
プロデューサーさんがいつもそばにいてくれる
それ以上は有り得ないんです
神様、まゆの望みを叶えてくれてありがとうございます
プロデューサーさん、これからもずっとずっと
一緒にいましょうね
【完】
32 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 02:14:15.38 ID:vEEFqk+q0
>>33
3rd まゆすき
また夜に書きます
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 02:27:28.40 ID:qvP7aZG5o
まげすき
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 09:09:02.63 ID:k66jN0cDO
これって
まいすきとか、みゆすきも有効?
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 12:27:49.81 ID:WcvE21mpO
狂ってやがる…
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 12:32:13.33 ID:TEi402XEO
たぶん有効で安価は取れてもまゆがベースになるじゃないかな?
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 13:34:23.22 ID:hUYz1EQD0
つまり
>>34
だと美優さんとちゅっちゅするまゆや舞ちゃんときゃっきゃうふふなまゆが見られるんだな!
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 19:43:11.57 ID:uL4NbUzzo
まゆずみ、だとふゆが出てくる?
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 19:44:31.06 ID:aH2TCcSVo
発想が早耶Pと一緒で草
40 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:16:58.99 ID:vEEFqk+q0
回答が遅れてしまい申し訳ありません
まゆすきからあまりにも逸脱していると判断した場合は、安価を飛ばしたり再安価となったりする可能性もありますが
極力お題は消化するつもりでいます
よろしくお願いします
41 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:42:33.71 ID:vEEFqk+q0
まげすき
まゆ「うんしょ」
まゆ「うんしょ」
P「....」ジー
P「何してんの」
まゆ「Pさんのお弁当を作ろうと思って」
P「なるほど....」
P「いやなるほどじゃないわ」
42 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:43:23.05 ID:vEEFqk+q0
P「百歩譲ってまゆが俺にお弁当を作るというのは見逃そう」
P「お前の俺に対する突飛な行動はもう慣れたからな」
P「ただな」
P「外を見てみ?」
まゆ「?」チラ
まゆ「夕焼けですねぇ」
P「そうだよ夕方だよ!」
P「なぜ今の時間にお弁当を作る!お弁当って昼食べるために朝渡すものじゃないのか!?」
まゆ「晩御飯に食べてもお弁当はお弁当ですよ?」
P「んん確かに....」
43 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:43:56.70 ID:vEEFqk+q0
P「じゃあまあそれは良しとして」
P「まゆは今お弁当を作ってるんだよな?」
まゆ「見ての通りです」
P「お前は俺のことシロアリかなんかだと思ってるのかな?」
まゆ「???」
まゆ「プロデューサーさんはプロデューサーさんですよ?」
P「それは良かった」
P「ならば聞こう」
まゆ「?」
44 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:44:43.69 ID:vEEFqk+q0
P「なんでお前は木をこねくり回してるんだよ!」
P「俺は木なんて食べねーよ!!!」
P「弁当づくりじゃないのか!?」
まゆ「....」
まゆ「プロデューサーさん」
まゆ「まあ見ていてください」ニコニコ
P「はぁ....?」
P「なんで俺がシロアリの餌づくりを見ておかないと
まゆ「....」クルン
P「な、何ィーーーーーッ!?」
45 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:45:59.97 ID:vEEFqk+q0
P「お湯から取り出した木の板が!」
P「見る見るうちに曲げられていくーーーーーーッ!?」
P「堅いはずの木の板を曲げているーーーーーッ!!!!!!」
P「ま、まゆ!お前は一体何をしているんだァーーーーーーーッ!!!」
まゆ「うふふ....」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 21:46:47.17 ID:k66jN0cDO
まげわっぱ?
47 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:46:57.89 ID:vEEFqk+q0
まゆ「これで完成です」ウフ
P「こ、これはァ!?」
P「秋田名物、曲げわっぱ!!!!!!」バーーーーーン
P「お弁当づくりって言ってたから普通の弁当を想像してたが」
P「まさか弁当箱の方から作っていたとは....」
まゆ「プロデューサーさんに少しでも美味しいお弁当を食べて欲しかったんです////」
P「そりゃひじょーに有り難い」
P「だが、見た目は綺麗だけどただそれだけなんじゃないのか?」
まゆ「うふふ、実は違うんです」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 21:46:58.68 ID:OeTPbG60o
そうくるかw
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 21:47:06.66 ID:qvP7aZG5o
ほう…まげわっぱで拾いましたか…
50 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:47:41.71 ID:vEEFqk+q0
まゆ「この曲げわっぱは」
まゆ「材料に天然の木を使用しているので香りも良い上に」
まゆ「余計な水分を吸ってくれるので時間が経ってもご飯が美味しく食べられるんです」
P「それは確かに既製品の弁当箱じゃ無理な話だな....」
まゆ「それに軽くて持ち運びもしやすい」
まゆ「これは単なる工芸品ではなく、実用品なんです!」
P「はぁーすっご」
P「そこまで言われたら大切にするしかないな」
P「しかし伝統工芸の技をなんでまゆがマスターしてるんだ?」
まゆ「曲げわっぱで有名な地域ってどこかご存知ですか?」
P「聞いたことあるような気がするけど名前までは思い出せないなぁ」
まゆ「秋田県です」
P「ふむ」
51 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:48:29.63 ID:vEEFqk+q0
まゆ「つまりはそういうことです」ウフフ
P「なるほど」
P「いやなるほどじゃないわ」
P「どういうことだよ」
まゆ「まゆの出身地は覚えていますよね?」
P「仙台だよな?」
まゆ「つまりはそういうことです」ウフフ
P「ふむふむ」
P「やや場所が近いだけじゃねえか!」
まゆ「高速バスで4時間です」
P「そんなに近くもないし」
まゆ「うふふ」
P「(こいつの行動に理屈は通じないんだった....)」アキレ
52 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:49:10.03 ID:vEEFqk+q0
【完】
53 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 21:50:06.41 ID:vEEFqk+q0
少しの間席を外します
4thまゆすき
>>54
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 21:50:19.75 ID:MedYLTGC0
まきつき
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 21:50:24.67 ID:sgvK493F0
まゆしき
56 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:35:56.69 ID:vEEFqk+q0
まきつき
P「....」
まゆ「....」ジー
P「....」
まゆ「....」ジー
P「....何?」
まゆ「巻き付いてもいいですか?」
P「....」
57 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:36:40.52 ID:vEEFqk+q0
P「蛇にでもなりたいのか?」
まゆ「いえ、単純に何かに巻き付きたいんです」
P「お前はいつから」
P「巻き付きたい衝動が沸き起こるようになったの?」
まゆ「今からです」
P「....」
58 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:37:10.92 ID:vEEFqk+q0
P「(まあまゆみたいな美少女に抱き着いて)」
P「(もとい巻き付いてもらえるなんて男の夢みたいなもんだし別にいいか)」
P「(事務所の中だしそのくらいなら大丈夫だろ)」
P「おけおけ、巻き付いていいから午後からも仕事頑張るんだぞ」
まゆ「うれしい////」
まゆ「お言葉に甘えて失礼します」
まゆ「////」ギュッ
P「....」
59 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:37:44.25 ID:vEEFqk+q0
P「(当たってんなあ、役得役得)」
まゆ「////」ンギュッッッ
P「(かなり熱烈なハグだなぁ)」
P「(こりゃ外じゃとても無理だ)」
まゆ「////」ミシ
P「(ミシ....?)」
まゆ「////」メキッ
P「(メキッ....?)」
まゆ「////」バキバキバキバキッッッ!!!!
P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!」
60 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:38:13.03 ID:vEEFqk+q0
P「ちょっっっ!!!!!」タップ
まゆ「////」
P「あっダメだ自分の世界に入ってらっしゃる」
まゆ「////」ミリミリミリミリミリミリミリミリミリッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!
P「お゛」
P「」
まゆ「////」
61 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:38:41.96 ID:vEEFqk+q0
P「なんで俺が怒っているかわかってんな?」
まゆ「....はい」ショボン
まゆ「アイドルという立場を忘れてプロデューサーさんに愛情をぶつけてしまったからです」ションボリ
P「そうだぞ、いくら事務所の中とはいえアイドルとしての自覚を持った行動をだな」
P「違う違う」
ちひろ「そうじゃ?」
P「そうじゃなぁぁい」
P「ちょっとちひろさん、今真面目にお説教中なんで」
ちひろ「想いを いま 届けたい〜♪」
P「なんで別の歌歌い始めるんすか」
62 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:39:18.23 ID:vEEFqk+q0
P「お前の巻き付き強すぎるんだよニシキヘビか!?」
P「危うく全身複雑骨折するとこだったぞ!」
まゆ「すみません....」ショボン
P「なんであんなことしたんだ?」
P「別にまゆは普段から力がめちゃくちゃ強いわけでもなければ」
P「力の制御が出来ないパワーバカ脳筋モンスターでもないだろ?」
まゆ「....」
63 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:39:45.14 ID:vEEFqk+q0
まゆ「火事場の馬鹿力というものだと思います」
P「差し迫った状況に追い込まれたとき普段以上の力を発揮できるっていうアレか?」
P「確かに最近は科学的根拠があるって話もあるが」
P「今の状況のどこが火事場なんだ?」
まゆ「まゆにとって待ち望んでいた巻き付き、つまりは抱擁だったんです」
P「そりゃどうも」
まゆ「緊張や照れや興奮や....」
まゆ「たくさんの感情がまゆの中でグチャグチャになってしまって」
まゆ「力が入ってしまったんです」
P「力てお前....いくらなんでも入りすぎだろ....」
まゆ「....」
まゆ「////」ポッ
P「なぜそこで照れる」
64 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:41:38.15 ID:vEEFqk+q0
まゆ「このままではよくないと思うんです」
P「不意に人を傷つけかねないからな」
まゆ「だからこの状況に慣れていくために」
まゆ「毎月、いや毎週....」
まゆ「毎日....」
まゆ「毎時間プロデューサーさんに巻き付いてもいいですか?」
P「たぶん死んじゃうよね俺」
【完】
65 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/08(土) 23:42:12.91 ID:vEEFqk+q0
5thまゆすき
>>66
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 23:42:15.51 ID:8NvrU6lho
まゆうま
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/08(土) 23:42:17.01 ID:mqiNY30r0
まゆつり
68 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/09(日) 00:06:00.11 ID:n0Ou0cQM0
まゆうま
P「まゆ食いてえなあ」
ちひろ「!?」ビク
ちひろ「....何言ってるんですか?仕事中ですよ」
P「いやなんか」
P「まゆ、食ってみてえなあって」
P「まゆ、美味いのかなって」
P「思ったんすよ」
ちひろ「はぁ?」
69 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/09(日) 00:06:53.10 ID:n0Ou0cQM0
ちひろ「Pさんの食べたいまゆってなんですか?」
ちひろ「そんな食べ物ありましたっけ?」
P「まゆって言ったらまゆですよ」
ちひろ「あ、最近昆虫食が注目されてますから」
ちひろ「蛾の繭を食べてみたいんですか?」
ちひろ「普通の昆虫食でも抵抗ありますけどあれはさすがに無理でしょう」
P「違いますよ」
ちひろ「....」
ちひろ「もしかして眉毛を食べたいんですか?」
ちひろ「Pさんって毛フェチとか?」
ちひろ「ニッチな性癖ですね〜、他の人にはあんまり言わない方がいいですよ」
P「そんなくだらないものじゃありません」
70 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/09(日) 00:07:22.75 ID:n0Ou0cQM0
ちひろ「....」
P「ちひろさん、本当は分かってるんでしょ」
P「俺が食べたいのは」
P「佐久」
ちひろ「いいです、言わなくて」
ちひろ「聞きたくありません」
P「....」
P「酷いなあ、自分から聞いておいて」
71 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2019/06/09(日) 00:08:45.05 ID:n0Ou0cQM0
ちひろ「....Pさん、さっきからあまりにも趣味が悪いですよ」
ちひろ「笑えない冗談です」
P「....」
ちひろ「そんなこと聞いたらアイドルのみんなが悲しみます」
P「そこです」
ちひろ「は?」
P「そこなんですよ」
ちひろ「....どういうことですか」
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