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【ガルパン】小梅「隊長がひきこもりになった」
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1 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/02(日) 17:50:32.93 ID:GNnaRcQhO
黒森峰生徒「それでさぁ」ワーワーキャーキャー
まほ「ん? お前たち何を話している?」
エリカ「あ、隊長。最近流行りのオンラインゲームについて話してたんです」
まほ「オンラインゲームか……確かパソコンを使って遊ぶゲームだったか……あまり詳しくは知らないが」
エリカ「はい! そうです。新しくできたガルパンオンラインが面白くってそれで友達と盛り上がっていたんですよ」
まほ「そ、そうか……そんなに人気なのか」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1559465432
2 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/02(日) 18:17:45.18 ID:GNnaRcQhO
エリカ「多分黒森峰の生徒ならほとんどの人が名前ぐらいは知ってるんじゃないかと」
まほ(私は今日初めて聞いたんだが)
まほ(いやそれも仕方のない話なのかも知れないな)
まほ(黒森峰の隊長として今まで威厳のある態度で隊員たちに接して来た)
まほ(そのおかげで確固たる団結力やスムーズな隊列などは組めるようになったが)
まほ(その代償として隊員たちには少し怖がられてしまっている)
まほ(現に私が話しかけた途端に隊員たちは緊張した面持ちになっているし)
まほ(気軽に話しかけてくれるのなんて小梅やエリカぐらいのものだ)
まほ(ここはエリカのいうオンラインゲームとやらで親睦を深めたほうがいいのかもしれない)
まほ「そうか。私はパソコンと言えば精々作戦の資料作成に使うものだと考えていたが」
まほ「そういった楽しみ方もあるんだな」
まほ「よければそのゲームについて詳しく教えてくれないか」
まほ「私もやってみたくなった」
エリカ「え、ええ! 私でよければ任せてください!」ドーン
3 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/02(日) 18:50:01.69 ID:GNnaRcQhO
まほルーム
まほ「これがガルパンオンラインか……」
まほ「えーっと確かエリカの言う話だとアカウント登録をして……」カチカチ
まほ「えっとニックネームか……ニックネームはまほまほで良いだろう」カチカチ
まほ「アバターの見た目は少し可愛い感じで」
まほ「ふふっ……完璧だな」
まほ「あとは村を出てモンスターを倒して素材やお金を集めて装備品や装飾品を作る普通のRPGゲームだとエリカは言っていたが」
まほ「私はそもそも普通のRPGをやったことがないからよく分からないな」
まほ「まあ子供でも出来るゲームみたいだしそう難しく考える必要もないだろう」
まほ「お……早速モンスターが現れたな」カチカチ
まほ「これをコマンド選択して倒すんだな」カチカチ
まほ「よ、よし倒したぞ!」
\おめでとう!/ \レベルアップ!/
まほ「わ、わわっ……なんだ?」
まほ「凄い演出と共にステータスが上がったぞ」
まほ「そうかこれがレベルアップってヤツなんだな」
まほ「…………」
まほ「意外と楽しいな……これ」
4 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/02(日) 19:44:46.41 ID:5uzwM/yF0
まほ「今日の訓練はこれで終了とする」
エリカ&小梅「え!?」
エリカ「あ、あのお言葉ですが今日は何だかいつもより終わりのが早いような……」
小梅「いつもは戦車道の時間が終わっても遅くまで訓練していたのに……珍しいですね」
まほ「たまにはこういう日があってもいいと思ってな」
まほ(正直戦車道より早く家に帰ってゲームをやりたいからな)
小梅「そうですね。今日一日ぐらいはいいのかも」
5 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/02(日) 19:45:45.40 ID:5uzwM/yF0
まほ「ところでエリカ。昨日言っていたガルパンオンラインについてだが」
エリカ「あ、どうでしたか? 気に入ってくれたのなら良かったんですけど」
まほ「なかなか面白かったよ。ところでエリカはどこまで進んでいるんだ」
エリカ「私は六章の太陽の遺跡で止まってますね」
まほ(六章……当然と言えば当然だがやはりエリカの方が先に進んでいるな)
まほ「ちなみにレベルは?」
エリカ「127ですね。装備は全部伝説扱で揃えてます」
まほ「でんせつきゅう? 装備は揃えた方が強いのか?」
エリカ「揃えることでボナースステータスが付与されますしスキルコンビネーションも組めますから」
まほ「……ええっとボーナスステータスとスキルコンビネーション?
エリカ「あー……あとで攻略サイトのURL送っておきますね」
まほ「ああ頼む」
まほ「それでは私は自室で休むことにするよ」
まほ「ああそれと……エリカは早急に攻略サイトのURLを送るように」
エリカ「は、はい!」
小梅「エリカさん……隊長が今日早めに訓練を終わらせたのって……」
エリカ「さ、さすがにそれはないでしょ」
エリカ「あの隊長よ? ちゃんと遊びと訓練の程度は弁えているはずよ」
小梅「ははは……ですよね」
6 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/02(日) 20:43:12.89 ID:5uzwM/yF0
まほルーム
まほ「さてURLは……あったあった」
まほ「あとはこれで情報を調べて……」カチカチ
まほ「…………なるほど」カチカチ
まほ「そういえばエリカはレベルは127で六章まで進んでいると言っていたな」
まほ「私も隊長として負けてはいられないな」
まほ「西住流に撤退はない。絶対にエリカを越えてやるぞ」カチカチ
朝
\おめでとう!/ \レベルアップ!/
まほ「これで43……か」
まほ「時間は……もう9時じゃないか!」
まほ「早く準備しなければ学校に遅れてしまう」
まほ「とりあえず一旦ゲームを終了して……」
緊急クエスト発生! 緊急クエスト発生!
まほ「…………」
7 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/02(日) 22:35:16.90 ID:5uzwM/yF0
一週間後
小梅「あの……今日も隊長は……」
エリカ「休み……みたいね」
エリカ「今は副隊長である私が指示してるけどさすがにずっとこのままってわけにはいかないわ」
小梅「一応何度か部屋に訪ねているんですけどね」
小梅「全然……反応なくて」
エリカ「……はぁ。もしかして隊長が引きこもりになったのって私のせいなんじゃ」
小梅「ま、まだそうと決まったわけじゃ」
エリカ「それがね……隊長と直接は会ってないけど……ゲーム内では会ってるのよ」
小梅「えっ……でもゲームのキャラはニックネームだし誰か分からないんじゃ」
エリカ「まほまほ……一週間前に突如として現れて上位ギルドに入った伝説のプレイヤーよ」
エリカ「この独特のネームと隊長がゲームをやり始めた時期」
エリカ「この二つを重ね合わせれば彼女が隊長だってことはほぼ間違いないでしょうね」
8 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/03(月) 14:52:58.22 ID:SSU7g4anO
小梅「でもまほまほって……さすがにそのまま過ぎる気もしますけど」
小梅「とにかく隊長に直接会ってみないと詳しい話は分かりません」
エリカ「でも何度声を掛けても部屋から出てくれないわ」
エリカ「それどころかイヤホンでもしているのか全く返事もしてくれないし」
小梅「ふふふ……と思ってちゃんと用意してきました! 合鍵です!」ジャーン
エリカ「あ、合鍵って」
小梅「寮の管理人さんに友達が心配だからって言ったら貰うことが出来ました!」
小梅「単にゲームをしているだけなら良いですけど」
小梅「もし何かの病気で動けない状態だと大変ですから」
エリカ「アンタって大人しそうに見えて意外と行動力があるのね」
小梅「そんな私なんて……ただみほさんだったらこうするだろうなぁってそう思っただけです」
エリカ「はぁ……小梅はあの子を過大評価しすぎなのよ」
エリカ「ま、いいけど」
小梅「それじゃ隊長の部屋に尋ねてみましょう!」
9 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/03(月) 22:41:43.56 ID:Us/PVJ4rO
まほルーム
小梅「隊長! 私です! 聞こえてますか!」
エリカ「…………」
小梅「…………」
エリカ「分かってはいたけど応答なしね」
小梅「隊長の部屋を無断でというのも気が引けますが仕方ありません」
小梅「無事ならそれで良し一緒に起こられちゃいましょう!」カチャ
小梅「おじゃましまーす」
小梅「えっと何だか薄暗くてちょっと不気味ですね」
エリカ「もう夕方だもの。それにしても電気ぐらい付ければいいのに」
カチカチ……カチカチ……
小梅「あそこから音が……」ガチャ
10 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/03(月) 23:37:21.94 ID:Us/PVJ4rO
小梅「あれは……隊長ですよね?」
まほ「…………よし! またレベルが上がった」
まほ「これで8章のボスだって倒せる! 装備品だって整えたしな」
まほ「ふふっ……待っていろ。私が世界を救う勇者なんだ」
小梅「た、隊長?」
まほ「よしみんなも準備が整ったみたいだな」
まほ「それじゃ魔神しぽりんに向かってパンツァーフォー……」
パチッ
まほ「うわ……何だ!? 魔神の攻撃か!?」
エリカ「単に電気を付けただけです! というか何やってるんですか隊長!」
まほ「お前たちは……エリカに小梅か……」カチカチ
11 :
レッドスター
◆kRM.QKBezY
[saga]:2019/06/03(月) 23:52:06.70 ID:Us/PVJ4rO
まほ「どうしたんだ。悪いが私は忙しいんだ」カチカチ
まほ「話は後にしてくれないか」カチカチ
小梅「忙しいってゲームをしているだけなんじゃ」
まほ「これはゲームであっても遊びではない」キリッ
まほ「私たちが倒さなければ世界は魔神によって滅ぼされてしまう」
まほ「お前たちの為にもこの魔神を倒さないとな」
エリカ&小梅「えぇ……」
エリカ「隊長……戦車道はどうするつもりなんですか?」
エリカ「確かに黒森峰は優秀な学校です。生徒一人一人の練度だって高い」
エリカ「でも練度が高くともそれを纏める頭がいないと意味がありません!」
エリカ「そしてその頭は隊長しかいないと私たちは考えてます!」
小梅「私もエリカさんも……ううん他の黒森峰の生徒だってみんな隊長のことを心配してるんです」
小梅「お願いです。ゲームなんてやらずに私たちのところに戻って来てください」
まほ「…………エリカ」
エリカ「は、はい」
まほ「お前を隊長に任命する」カチカチ
エリカ「……は?」
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