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シンゲキロンパ CHAPTER 03
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652 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/02/19(水) 05:45:05.70 ID:TL2ifinV0
今日はここまで
653 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/21(金) 07:10:16.09 ID:bI//6Wr80
ミカサ「…ちょっと待って。そもそも、
あなたは私の質問にちゃんと答えていない」
ミカサ『…否定しないの?』
アニ『………………』
ミカサ『否定しないという事は…』
ミカサ『今の話は… 本当という事でいいの?』
アニ『………………』
ミカサ「あなたが巨人で、ライナーとベルトルトも巨人だった…
あの話は本当の事なの?」
アニ「さあね」
ミカサ「…はぐらかすつもり? 否定しないなら、
私はそれを真実だと受け取る」
アニ「勝手にすればいい。今の議論には関係のない話なんだから」
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/21(金) 07:20:08.17 ID:bI//6Wr80
ジャン「いや… 関係大有りだろ」
ジャン「お前が巨人になれるなら、少なくともお前は
足跡のトリックを使えたことになる…」
ジャン「つまり、お前は重要な容疑者になるんだ… 違うか?」
アニ「…だから、何度言わせるのさ」
アニ『『訓練兵の中に6体の巨人がいる』…』
アニ『例の本によれば、巨人に姿を変えることができるのは
『九つの巨人』を継承している人間だけ…』
アニ『つまり、仮に私が女型の巨人で、ライナーとベルトルトが
鎧の巨人と超大型巨人だとしても…』
アニ『残り3体の巨人が私たちの中に紛れ込んでいることになる』
アニ「私たちの中に巨人化できる人間が紛れ込んでいるなら、
そいつにも例のトリックが使えたことになる」
アニ「だから、ここで私が巨人かどうかを議論するのが
そもそもナンセンスなんだよ」
アニ「むしろ、怪しむべきは… 私たちの中で、未だに
巨人化できることを隠している人間じゃないの?」
655 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/02/21(金) 07:25:04.64 ID:bI//6Wr80
今日はここまで
656 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/22(土) 14:50:48.60 ID:aXFsYxHh0
コニー「巨人化できることを… 隠している…?」
コニー「それが… 俺たちの中にいるっていうのか?」
アニ「その可能性もあるって事だよ」
アニ「大体さ、アルミン… あんたは私が、
己の正体が巨人である事を明かしたって言うけど…」
アニ「おかしな話だと思わない?」
アニ「どうして巨人化のトリックを使おうとしている人間が、
自分が巨人である事を明かす必要があるの?」
657 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/22(土) 15:00:08.22 ID:aXFsYxHh0
アルミン「…随分簡単に意見を曲げるんだね」
アニ「…え?」
アルミン「君はずっとあの紙切れの内容に否定的だった」
アニ『…ジャン、あんたやっぱりどうかしてるよ』
ジャン『ああ!?』
アルミン「それなのに、僕が君を名指しして、
足跡のトリックを説明した途端に…」
アルミン「急に君は… あの紙切れの内容に肯定的な態度を示し始めた」
658 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/22(土) 15:05:05.70 ID:aXFsYxHh0
訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る
659 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/22(土) 15:10:04.51 ID:aXFsYxHh0
アルミン「もしかして、君は…」
アルミン「こうなる事を想定して、予めあの紙を…」
アニ「違う」
アルミン「…!」
アニ「あれは私じゃない」
アルミン「………………」
660 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/02/22(土) 15:15:19.52 ID:aXFsYxHh0
今日はここまで
661 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/23(日) 15:10:05.07 ID:1C6fC/T40
アニ「でも、そうだね…」
アニ「あの紙切れを誰が用意したのかは…
ある程度推測できるんじゃないの?」
アルミン「…えっ?」
アニ「あの紙切れが発見された経緯を振り返ればいいんだよ」
アニ「あれは… 施設の探索でジャンが発見したものなんだよね?」
662 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/23(日) 15:20:05.64 ID:1C6fC/T40
ジャン「…ああ、そうだ」
ジャン『オレが捜査のときに見つけたのは例の本だけじゃねえ…』
ジャン『そこに挟んであったんだよ。この紙が…』
アニ「あんたは探索で書庫を調べて、以前は鍵がかかっていた
部屋で例の本を見つけた」
アニ「そして、その本にあの紙切れが挟まれてあった… そうだね?」
ジャン「…その通りだ」
663 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/02/23(日) 15:25:04.86 ID:1C6fC/T40
今日はここまで
664 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/25(火) 19:05:14.37 ID:JENJiZxu0
アニ「だったらさ… もう紙切れの犯人はほとんど絞れるじゃない」
コニー「は…? どういう事だよ」
アニ「いい? 例の本と紙切れがあった部屋は
探索の時まで施錠されていたんだよ?」
アニ「そして探索では、ジャンがその部屋の担当だった…」
665 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/25(火) 19:15:47.48 ID:JENJiZxu0
ジャン「おい、まさか…!」
アニ「考えてみれば簡単な事だよね?」
アニ「あの紙切れを用意することができたのは、
この施設の管理者であるモノクマか…」
アニ「そうでなければ… ジャン以外には考えられない」
666 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/25(火) 19:20:04.31 ID:JENJiZxu0
ヒストリア「そう…なのかな?」
ヒストリア「第2の事件が終わった後に鍵が開いていたなら、
探索前日の夜に誰でも仕込むことができたんじゃ…」
アニ「あり得ない話じゃないけど、現実的じゃないね」
ジャン「お、おい… いきなり何を言い出すんだよ!?
あの紙切れはオレの自作自演だって言うのか!?」
アニ「そう考えれば辻褄は合うじゃない」
667 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/25(火) 19:25:12.14 ID:JENJiZxu0
ジャン「そんな事をしてオレに何の得があるんだよ!」
アニ「それはこっちの台詞だよ。何のためにそんな事したの?」
ジャン「お、お前…! オレをスケープゴートにする気か!?」
モノクマ「ムッキー!! ていうか今、さらりとボクを
容疑者に混ぜたよね!?」
モノクマ「ボクは清廉潔白だぞ! 半分は黒いけど、
もう半分は真っ白なんだぞ!」
コニー「あーもう、うるせえな! なんでお前が出てくるんだよ!」
アルミン(…まずい、議論が変な方向に傾いている)
アルミン(一旦この場を落ち着かせないと…)
668 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/02/25(火) 19:30:05.12 ID:JENJiZxu0
― パ ニ ッ ク 議 論 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【足跡】
【溶鉱炉の安全対策】
【剣の切れ味】
【九つの巨人】
669 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/02/25(火) 19:35:21.01 ID:JENJiZxu0
今日はここまで
670 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/25(火) 21:33:45.95 ID:I6OIc+PMO
乙
671 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/02(月) 20:35:27.78 ID:1tBvjAV/0
ジャン「あの紙を挟んだのはオレじゃねえ!」
ヒストリア「本当にジャンがあの紙を用意したのかな…?」
アニ「あのさ… 反論するならもっと論理的な反論をしなよ」
ヒストリア「ジャンも言ったけど、そんな事をするメリットがないし…」
アニ「例の本と紙があった部屋が開放されたのは【2つ目の事件の後】…」
モノクマ「じゃあボク!?ボクが用意したって言いたいの!?」
アニ「そして、その場所を探索したのはあんただけ…」
コニー「だーっ!! だからお前は黙ってろって!」
アニ「状況から考えて、容疑者はあんたかモノクマしかいないんだよ」
モノクマ「ボクは怒ってるんだよ! ボクはこんなにもオマエラに尽くしてるのに…」
ジャン「だから、さっきヒストリアも言ってたけどよ…!」
モノクマ「毎朝の【モノクマアナウンス】だって欠かさずにやって…」
ジャン「探索前日の夜にもう鍵が開いてたなら…」
モノクマ「寝坊助のオマエラの生活習慣を正してあげてるのに!」
ジャン「【誰でもあの紙を仕込むことができた】だろうが!」
コニー「今はその話関係ねえだろ!」
アルミン(そうか…! もしかすると…)
アルミン(その方法で犯人が絞れるかもしれない…!)
▶【モノクマアナウンス】
672 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/02(月) 20:40:08.75 ID:1tBvjAV/0
ジャン「あの紙を挟んだのはオレじゃねえ!」
ヒストリア「本当にジャンがあの紙を用意したのかな…?」
アニ「あのさ… 反論するならもっと論理的な反論をしなよ」
ヒストリア「ジャンも言ったけど、そんな事をするメリットがないし…」
アニ「例の本と紙があった部屋が開放されたのは【2つ目の事件の後】…」
モノクマ「じゃあボク!?ボクが用意したって言いたいの!?」
アニ「そして、その場所を探索したのはあんただけ…」
コニー「だーっ!! だからお前は黙ってろって!」
アニ「状況から考えて、容疑者はあんたかモノクマしかいないんだよ」
モノクマ「ボクは怒ってるんだよ! ボクはこんなにもオマエラに尽くしてるのに…」
ジャン「だから、さっきヒストリアも言ってたけどよ…!」
モノクマ「毎朝の【モノクマアナウンス】だって欠かさずにやって…」
ジャン「探索前日の夜にもう鍵が開いてたなら…」
モノクマ「寝坊助のオマエラの生活習慣を正してあげてるのに!」
ジャン「【誰でもあの紙を仕込むことができた】
聞こえた!
673 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/02(月) 20:45:18.60 ID:1tBvjAV/0
アルミン「ジャン… 落ち着いて」
ジャン「落ち着いてられるか! こっちは犯人扱いされてるんだぞ!」
ジャン「あの紙を本に挟むのは誰にだって…」
アルミン「論点はそこじゃないんだ!!」
ジャン「…!!」
アルミン「もっと有効な方法があるかもしれないんだよ」
アルミン「今回のクロを絞り込む有効な方法が…」
674 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/02(月) 20:50:19.71 ID:1tBvjAV/0
コニー「な、何だよ… その方法っていうのは…?」
アルミン「モノクマアナウンスだよ」
アルミン「僕たちがベルトルト…
いや、ライナーの死体を発見した時のね」
ミカサ「モノクマアナウンス…?」
675 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/02(月) 20:55:08.91 ID:1tBvjAV/0
「ピンポンパンポーン…!」
モノクマ『死体が発見されました!』
モノクマ『一定の自由時間の後、『兵団裁判』を開きまーす!』
676 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/02(月) 21:00:07.51 ID:1tBvjAV/0
今日はここまで
677 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/03(火) 09:10:29.30 ID:GyIVCuHv0
ヒストリア「あれが… どうしたっていうの?」
アルミン「よく思い出してみて」
アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが聞こえたのは
どのタイミングたった?」
コニー「どのタイミングって…」
678 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/03(火) 09:15:16.01 ID:GyIVCuHv0
ジャン『おい、無事か!?』
コニー『何の悲鳴だ!?』
アルミン『…! みんな…』
ヒストリア『…!!』
ヒストリア『きゃああああああああああああああっ!!』
679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/03(火) 09:20:02.27 ID:GyIVCuHv0
コニー「俺たちが研究開発所に駆け付けた時だよな…?」
アルミン「そう… そこが問題なんだ」
コニー「…??」
アルミン「今コニーが言ったように、死体発見のモノクマアナウンスが
聞こえたのはここにいる全員が揃った時だった」
アルミン「だけど、僕、アニ、ミカサが最初に死体を発見した時には
何も聞こえなかったんだ」
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/03(火) 09:25:16.11 ID:GyIVCuHv0
アルミン『うわああああああああああああああっ!!』
ミカサ『…ッ!!』
アニ『……な……』
アニ『ベル…トルト…?』
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/03(火) 09:40:17.01 ID:GyIVCuHv0
アルミン「僕たち3人が死体を発見した時には聞こえなかったのに、
残りのみんなが駆け付けた時には聞こえた…」
アルミン「そこには確かに【時間差】が存在したんだ」
アニ「………………」
アルミン「この時間差が意味するものは何なのか…」
アルミン「その意味を考えた時に…
僕はある可能性にたどり着いたんだ」
アルミン(モノクマアナウンスの時間差が存在した理由…)
アルミン(それは…)
682 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/03(火) 09:45:21.34 ID:GyIVCuHv0
― 閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始 ―
683 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/03(火) 09:50:08.91 ID:GyIVCuHv0
う に ん ず
に う ず ん
に ん う ず
に ん ず う
そうか わかったぞ!
684 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/03(火) 09:55:12.44 ID:GyIVCuHv0
今日はここまで
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/03(火) 10:42:00.83 ID:hAt/rnUHo
乙
凄い今更だけど、これ最初からアニかミカサに絞れたような
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/03(火) 17:53:12.73 ID:bqwxvfdT0
これコニーとヒストリアいるか?
687 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 06:45:13.31 ID:/bbd+mh90
アルミン「死体発見者の人数だよ」
ヒストリア「死体発見者の… 人数…?」
アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが発せられるには
何かしらの条件があると思ったんだ」
アルミン「その条件を満たさなかったから… 僕、アニ、ミカサが
死体を見つけたときには何も聞こえなかったんじゃないかな?」
ミカサ「…その条件というのが、発見者の人数だと?」
アルミン「うん… 違いがあるとしたら、それしか考えられない」
688 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 06:50:04.82 ID:/bbd+mh90
ジャン「…どうなんだ、モノクマ?」
ジャン「死体発見時のモノクマアナウンスが発せられるには、
発見者の人数が条件になってるのか?」
モノクマ「えーっと…」
アニ「………………」
モノクマ「…その通りですけど」
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 06:55:10.91 ID:/bbd+mh90
ミカサ「なるほど… それなら、発見者が4人以上いないと
モノクマアナウンスは発せられないという事?」
ヒストリア「そうなるよね… アルミン、アニ、ミカサの3人が
死体を発見しても何も聞こえなかったのなら…」
モノクマ「いや、3人以上ですけど?」
ヒストリア「…え?」
モノクマ「死体発見のモノクマアナウンスが流れるのは…」
モノクマ「【兵団裁判の対象となる死体を発見した者が
3名以上となった瞬間】だよ」
690 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 07:00:03.24 ID:/bbd+mh90
ジャン「…は? それっておかしくねえか?」
モノクマ「え? 何が?」
ジャン「発見者人数の条件が3人以上っていうなら…」
ジャン「アルミン達が最初に死体を発見した時に
モノクマアナウンスが聞こえないとおかしいだろ?」
モノクマ「……あっ」
アニ「………………」
691 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 07:05:31.86 ID:/bbd+mh90
アルミン「…モノクマ、ここではっきりさせてくれ」
アルミン「その条件の死体発見者っていうのは…
犯人は人数に含まれるのか?」
モノクマ「………………」
コニー「…!? ど、どういう事だ?」
アルミン「…少し疑問に思っていたんだ」
アルミン「変な言い方だけど、“死体を作った張本人”が
発見者と言えるのかどうか…」
692 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 07:15:06.26 ID:/bbd+mh90
ミカサ「…どうなの? モノクマ」
ミカサ「モノクマアナウンスの条件となる死体発見者には…
犯人は含まれるの?」
モノクマ「え、えーっと…」
アニ「………………」
モノクマ「…含まれませんけど」
693 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 07:20:27.76 ID:/bbd+mh90
ヒストリア「…!! そ、それじゃあ…!」
ジャン「ああ… それなら犯人はかなり限定される事になる」
コニー「お、おい! どういう事だよ!?」
ジャン「よく考えてみろ。死体発見者の数が
3人以上っていう条件なら…」
ジャン「アルミン、アニ、ミカサが死体を発見した時に
モノクマアナウンスが聞こえてくるはずだ」
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 07:25:18.98 ID:/bbd+mh90
ジャン「だが、実際にはモノクマアナウンスが発せられなかった…」
ジャン「それはつまり… あの時点での死体発見者は
【2人しかいなかった】って事だ」
コニー「…??」
ジャン「…まだわかんねえのか?」
ジャン「たった今、モノクマが言ってただろ。
死体発見者の人数に犯人は含まれないって…」
695 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/04(水) 07:35:21.70 ID:/bbd+mh90
コニー「あっ…!」
ミカサ「………………」
コニー「つ、つまり… こういう事か?」
コニー「あの3人の中の誰かが犯人だったから、
モノクマアナウンスが聞こえなかったって…!?」
アルミン「…その通りだよ、コニー」
アルミン「今の考えを踏まえれば… 犯人は
僕、アニ、ミカサのうちの誰かだという事が確定するんだ」
696 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/04(水) 07:40:42.03 ID:/bbd+mh90
今日はここまで
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/04(水) 08:04:20.39 ID:7LqjwmtR0
>>685
でもミカサもアニも原作だとただの脳筋キャラだしこういうことやるのは似合わないよな
やっぱりアルミンが犯人役にぴったりなんだよな
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/05(木) 06:55:13.69 ID:ibzDlmFX0
アニ「だから… 何だっていうの?」
アニ「それで私が犯人だとは言えないよね?
あんたやミカサが犯人の可能性だってあるんじゃないの?」
アルミン「確かにそうだね。ここで言えるのは
【僕、アニ、ミカサの中に犯人がいる】っていう事だけだ」
アニ「…話にならないね。たったそれだけで…」
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/05(木) 07:00:07.28 ID:ibzDlmFX0
アルミン「でも、そこから更に絞り込む事はできる」
アニ「…え?」
アルミン「足跡のトリックを前提にすると、犯人は
巨人化できる人間なんだ」
アルミン「つまり… 僕、アニ、ミカサのうち、
巨人化できる人間が更なる犯人候補という事になる」
アルミン「そして、視点を変えれば…」
アルミン「巨人化できる人間ではない事を証明できれば、
必然的に犯人候補から外れるよね?」
700 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/05(木) 07:05:30.64 ID:ibzDlmFX0
ジャン「…なるほど。巨人化できないのなら、
さっき言った足跡のトリックも使えなくなるからか」
ヒストリア「そっか…! 仮にそれで、3人のうち2人が
巨人化できる人間じゃないと証明できれば…」
ヒストリア「残りの1人が犯人で決まるって事だね!」
ミカサ「でも… そんな証明が可能なの?
自分が巨人化できる人間かどうかなんて…」
アニ「ミカサの言う通りだよ。そんな証明どうやって…」
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/05(木) 07:10:10.28 ID:ibzDlmFX0
アルミン「できるんだよ」
アニ「…!」
アルミン「僕たち3人の中の誰が巨人で、誰が巨人じゃないのか…」
アルミン「それを確かめる方法が… たった1つだけある」
ミカサ「………………」
アニ「…へえ、面白いじゃない」
アニ「そこまで言うなら聞かせてよ… アルミン」
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/05(木) 07:15:05.23 ID:ibzDlmFX0
― マ シ ン ガ ン ト ー ク バ ト ル 開 始 ―
703 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/05(木) 07:35:04.26 ID:ibzDlmFX0
今日はここまで
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/05(木) 10:54:00.60 ID:yRRnFAwb0
いつも乙です
人数減ってるし物語がもう終わってしまいそうな悲しさと早く先を知りたい気持ちのせめぎ合い
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/11(水) 16:50:07.58 ID:EUvXZp5R0
アニ「巨人化できるかどうかを証明できる…」
アニ「あんたは今そう言ったね」
アニ「でもさ… そんなのただのデタラメじゃないの?」
アニ「そもそもの話、あんたはあの本に書かれている事が
真実だという前提で話を進めているけど…」
アニ「あの内容が真実だっていう根拠がどこにあるのさ」
アニ「私が女型の巨人だと自白したから?」
アニ「でも、それって… あんたがそう言ってるだけでしょ?」
アニ「こう言っちゃなんだけど… その自白自体も
あんたがでっち上げた作り話じゃないの?」
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/11(水) 16:55:06.84 ID:EUvXZp5R0
アニ【私は犯人じゃない。巨人化できるかどうかを確かめる方法なんかない】
【自傷行為】
これで証明するよ!
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/11(水) 17:00:18.43 ID:EUvXZp5R0
アルミン「方法なら簡単だよ…
やろうと思えば、今この場でだってできる」
アルミン「腕を切り落とせばいいんだ」
コニー「…は?」
アルミン「あの本に書いてあった…」
アルミン「巨人化できる人間は、身体の一部が欠損した場合
その部位を再生する能力があるって…」
708 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/11(水) 17:05:21.27 ID:EUvXZp5R0
アルミン「僕、アニ、ミカサの中で順番に腕を切り落としていく」
アルミン「巨人化できる人間の場合、切り落とした腕は
再生されるだろうけど…」
アルミン「巨人化できない人間だった場合、出血多量でそのまま死ぬ」
アルミン「この方法なら… 巨人化できるかどうかの判別ができる」
アニ「…!?」
ミカサ「な… 何を…」
ミカサ「何を言っているの、アルミン…?」
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/11(水) 17:10:20.61 ID:EUvXZp5R0
モノクマ「うぷぷ… それならいい物があるよ」
ポイッ
カラン…
アルミン「これは…」
モノクマ「溶鉱炉で作られた超硬質ブレードだよ」
モノクマ「ああ、安心して。ブラウンくんが入り混じった
ナマクラじゃないから」
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/11(水) 17:15:17.08 ID:EUvXZp5R0
アルミン「………………」
ヒストリア「ア、アルミン…?」
アルミン「…言い出しっぺは僕だ」
アルミン「僕から腕を切り落とす」
コニー「なっ…!?」
ジャン「お、おい…! 馬鹿な真似はよせ!」
711 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/11(水) 17:20:11.52 ID:EUvXZp5R0
アルミン「今から証明するよ」
アルミン「僕がこの推理にどれだけ賭けているのかを…」
ブンッ
ヒストリア「きゃああああああああああああ!!」
コニー「やめろおおおお!! アルミーーン!!」
712 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/11(水) 17:25:16.31 ID:EUvXZp5R0
今日はここまで
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/11(水) 20:32:43.24 ID:4dsldprrO
切り傷作るくらいで良いじゃない!
714 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/11(水) 22:28:06.39 ID:rQJFRYV30
原作で頭良いはずなのに会話での説得よりも行動で説得させるところばかりなアルミンはこんな事するわ
715 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/12(木) 02:58:38.61 ID:jXmMVWu50
そしてミカサかアニに止められるって展開だろどうせ
716 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/12(木) 05:42:46.43 ID:5IJL2Dcc0
これはベルトルトに脳がやられちまってないアルミン
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/12(木) 06:18:40.52 ID:jXmMVWu50
>>716
いや最近の話でもコニー相手に似たようなことやってたじゃん
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/03/12(木) 10:16:14.94 ID:4QzFyqV/0
作中で何度も自分の考えによる死亡確定の行動してるからなあ
死ぬなんて予測しないから危ない行動できるエレンとは違うタイプの死に急ぎ野郎
719 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 10:45:21.05 ID:2DGUKK4N0
ガシッ
アニ「…もういい」
アニ「もういいよ… アルミン」
アルミン「………………」
ヒストリア「ア、アニ…?」
アニ「本当に酷いね…」
アニ「あんた… 私に止めさせるためにこんな事したんでしょ?」
アニ「私が、あんたが傷つくのを見過ごせないと分かっていたから…
こんな大博打やったんでしょ?」
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 10:50:07.22 ID:2DGUKK4N0
アルミン「………………」
アルミン「………ごめん」
アニ「いいよ、謝らなくて」
アニ「こんな殺人鬼に… 謝る必要なんてない」
コニー「…!? そ、それじゃあ…!」
アニ「…ああ、そうだよ」
721 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 11:00:10.04 ID:2DGUKK4N0
アニ「私がライナーとベルトルトを殺したんだ」
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 11:05:54.41 ID:2DGUKK4N0
ヒストリア「そ、そんな…!」
ミカサ「………………」
アニ「…やれやれ。しかしまさか、こんな方法で来るとはね」
アニ「証拠は一切残してなかったつもりだけど…
流石にここまでは予想していなかったよ」
アルミン「…アニの言う通りだよ」
アルミン「僕の推理は筋道は立っているけど、
君を追い詰める決定的な証拠がなかった…」
アルミン「だから僕は… 君から自白を促そうとしたんだ」
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 11:10:48.89 ID:2DGUKK4N0
ジャン「じゃ、じゃあ… さっきの話も本当なのか?」
ジャン「お前が女型の巨人で、ライナーとベルトルトの
仲間だっていうのも… 本当の事なのか?」
アニ「本当だよ。全てはアルミンが話した通りさ」
アルミン「………………」
アニ「でも、そうだね…」
アニ「せっかくだから… 答え合わせをやってみようか」
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 11:20:18.07 ID:2DGUKK4N0
コニー「こ、答え合わせ…?」
アニ「私が行った犯行を一から振り返ってみるんだよ。
ここでは議論されなかった補足部分も踏まえてね」
アニ「そういうの得意でしょ? あんた」
アルミン「……わかった」
アルミン「やってみるよ…」
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 11:25:05.08 ID:2DGUKK4N0
― ク ラ イ マ ッ ク ス 推 理 開 始 ―
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/12(木) 11:30:05.70 ID:2DGUKK4N0
― 推 理 を 完 成 さ せ ろ ―
727 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/12(木) 11:35:30.14 ID:2DGUKK4N0
今日はここまで
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/12(木) 17:09:32.66 ID:jXmMVWu50
>>718
エレンもエレンで「何かを変えることができるなら自分の命ぐらいいくらでも捧げてやるのに」って考えてるけどな
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/13(金) 00:13:44.25 ID:MYWvAsI20
仲間のライナーベルトルトを殺しても何食わぬ顔で過ごしてるのに敵のアルミンが自殺しようとしたら必死で止めるとかこのアニ気持ち悪いな
730 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/13(金) 09:29:49.85 ID:6Y9FHcZn0
アニには敵意識も仲間意識なんてものも無く父親の元に帰る事だけ考えていたことが最近描写されたばかりなのにもう忘れたのか
性格による甘さがあるから知人をつい助けてしまうのも原作通りだろ
だいたいライナー達殺した理由も出てないのにあほらしい
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/13(金) 11:00:37.95 ID:MYWvAsI20
>>730
父親以外どうでもいいのにアルミン助けるって矛盾してね?
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/13(金) 14:35:04.12 ID:kIB20Ajt0
Act.1
【モノクマから名指しされたライナーとベルトルト】
↓
(アニは何をした?)
↓
【溶鉱炉に拘束トラップを仕掛けるアニ】
↓
(ライナーを溶鉱炉に落とした方法とは?)
Act.2
【特殊ガス発生装置】
↓
(ガスを確実に吸わせるためにどういう手段を取った?)
↓
【アルミンを連れ出すアニ】
↓
【突然降り出した大雨】
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/13(金) 14:40:06.11 ID:kIB20Ajt0
Act.3
【雨が降り止み、寄宿舎を出るベルトルト】
↓
【研究開発所で拘束トラップに捕らえられるベルトルト】
↓
(アニは足跡を付けずにどうやって研究開発所まで行った?)
↓
(アニが研究開発所に着いてから真っ先に実施した事とは?)
↓
【規則違反により槍に貫かれるベルトルト】
Act.4
【超硬質ブレードを突き刺すアニ】
↓
【研究開発所と寄宿舎の前に時限爆弾を仕掛けるアニ】
↓
【翌朝、爆発音と共に目覚める者達】
↓
(アニの唯一の誤算とは?)
【モノクマアナウンス】
【女型の巨人】
【モノクマからの手紙】
【ライナーへの呼び出し】
【四脚のスイッチ】
【猿ぐつわと手袋】
734 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/13(金) 14:45:04.99 ID:kIB20Ajt0
Act.1
【モノクマから名指しされたライナーとベルトルト】
↓
【ライナーへの呼び出し】
↓
【溶鉱炉に拘束トラップを仕掛けるアニ】
↓
【四脚のスイッチ】
Act.2
【特殊ガス発生装置】
↓
【モノクマからの手紙】
↓
【アルミンを連れ出すアニ】
↓
【突然降り出した大雨】
735 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/13(金) 14:50:09.94 ID:kIB20Ajt0
Act.3
【雨が降り止み、寄宿舎を出るベルトルト】
↓
【研究開発所で拘束トラップに捕らえられるベルトルト】
↓
【女型の巨人】
↓
【猿ぐつわと手袋】
↓
【規則違反により槍に貫かれるベルトルト】
Act.4
【超硬質ブレードを突き刺すアニ】
↓
【研究開発所と寄宿舎の前に時限爆弾を仕掛けるアニ】
↓
【翌朝、爆発音と共に目覚める者達】
↓
【モノクマアナウンス】
犯人は、君なんだ!
736 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/13(金) 14:55:09.19 ID:kIB20Ajt0
今日はここまで
737 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/13(金) 23:10:43.86 ID:Nijm1Y/PO
乙
738 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/15(日) 13:10:06.76 ID:cUwQ2Y9q0
アルミン「それじゃあ、最初から事件を振り返ってみるよ…」
Act.1
【モノクマから名指しされたライナーとベルトルト】
アルミン「2日前… 僕たちはモノクマに呼び出されて
訓練所に集められた」
アルミン「そこで聞かされたのは、ライナーとベルトルトが
【裏切り者】で…」
アルミン「鎧の巨人と超大型巨人の正体だという衝撃的な内容だった」
アルミン「その後、僕たちは仲間割れを起こし…
ライナーとベルトルトは僕たちから孤立することになった」
739 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/15(日) 13:15:50.17 ID:cUwQ2Y9q0
↓
【ライナーへの呼び出し】
アルミン「その夜、僕たちと別れたアニはライナーと接触した」
アルミン「ライナーとベルトルトは
かなりの警戒状態だっただろうけど…」
アルミン「元々2人の仲間であるアニであれば、
呼び出すことは容易だったはずだ」
アルミン「そして、翌日の早朝に溶鉱炉で2人で合う約束を
ライナーと取り付けた…」
740 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/15(日) 13:20:20.39 ID:cUwQ2Y9q0
↓
【溶鉱炉に拘束トラップを仕掛けるアニ】
アルミン「ライナーとの約束を取り付けたアニは、
その夜のうちに準備に取り掛かった」
アルミン「溶鉱炉でライナーを殺すための準備だ」
アルミン「アニは研究開発所から拘束トラップを持ち出し、
溶鉱炉の周りに四脚を立てるような形にセットした」
アルミン「そして、ライナーが現れるのをひたすら待った…」
741 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/15(日) 13:30:22.99 ID:cUwQ2Y9q0
↓
【四脚のスイッチ】
アルミン「そして、早朝…」
アルミン「溶鉱炉に足を踏み入れたライナーは、
フットスイッチを踏んでトラップに拘束された」
アルミン「拘束位置はちょうど溶鉱炉の真上だ」
アルミン「それを見届けたアニは、すかさず四脚にある
スイッチを押してライナーを吊り下げているワイヤーを外した」
アルミン「ライナーはほとんど考える暇もなく、
溶鉱炉に落ちていっただろうね…」
742 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/15(日) 13:35:16.45 ID:cUwQ2Y9q0
今日はここまで
743 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/15(日) 22:28:19.11 ID:noZQi8B20
アルミンが敵に対して自殺戦法仕掛けるのはちょっと違うような気がする
アルミンって味方を犠牲にできないだけで敵相手だと結構容赦なくバンバン殺してるし
744 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/16(月) 00:05:25.75 ID:B8zfF8pS0
Act.2
【特殊ガス発生装置】
アルミン「ライナーを殺したアニは、拘束トラップと
その場で精製された超硬質ブレードを回収した」
アルミン「そして向かった先は研究開発所だ」
アルミン「アニは超硬質ブレードを研究開発所の隅に隠して、
拘束トラップを研究開発所内に仕掛けた」
アルミン「その後、今度は特殊ガス発生装置を持ち出し、
寄宿舎に併設された空調室に持って行った」
アルミン「空調室には鍵がかかっているけど、おそらく
モノクマに言って開けてもらっていたんだろうね」
アルミン「そこで水色… 睡眠ガスを発生させるカプセルをセットし、
ガス発生の時刻と時間を設定したんだ」
745 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/16(月) 00:10:14.18 ID:B8zfF8pS0
↓
【モノクマからの手紙】
アルミン「睡眠ガスを発生させたのは、僕たちに
第2の殺人の下準備などを見せないため…」
アルミン「あるいは、それを邪魔されることを恐れたからだ」
アルミン「だけど、睡眠ガスを吸わせるためには
対象となる人間を個室に居させる必要がある」
アルミン「だからアニは、モノクマを装って例の手紙を書いたんだ」
アルミン「『今日の午後は各自、個室で待機するように!』と…」
746 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/16(月) 01:35:11.01 ID:B8zfF8pS0
今日はここまで
747 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/22(日) 17:30:15.08 ID:26iibOjl0
↓
【アルミンを連れ出すアニ】
アルミン「みんなが睡眠ガスで眠った頃…」
アルミン「アニは僕を大浴場に呼び出し、
自分が女型の巨人である事を明かした」
アルミン「そして、ライナーとベルトルトを探すという名目で
僕を研究開発所に連れて行った」
アルミン「その理由は… その時点で研究開発所に
何の異常もないという事を僕に見せるためだったんだ」
アルミン「その時点で拘束トラップは仕掛けられていたんだけど、
あの時は部屋全体が薄暗くて…」
アルミン「さらに、トラップ自体が部屋全体を
覆うような形をしていたから気付けなかった」
748 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/22(日) 17:35:15.60 ID:26iibOjl0
↓
【突然降り出した大雨】
アルミン「研究開発所を出た後…」
アルミン「しばらく歩いていると、突然
バケツをひっくり返したような大雨が降り出した」
アルミン「アニが予め、観測所の黒板の天気を書き換えていたせいだ」
アルミン「僕たちは慌てて寄宿舎に駆け込み、
ずぶ濡れになった僕たちをコニーが出迎えた」
アルミン「コニーの部屋の通気口には
何故かモノクマが詰め込まれていたから…」
アルミン「コニーは睡眠ガスを吸わずにいられたんだろうね」
アルミン「僕らはその後しばらくコニーの部屋で過ごし、
それぞれの個室に戻っていった…」
749 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/03/22(日) 17:40:05.84 ID:26iibOjl0
今日はここまで
750 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/22(日) 23:06:33.19 ID:5lvbKFML0
乙
751 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/03/23(月) 23:45:14.53 ID:7IfewFHW0
Act.3
【雨が降り止み、寄宿舎を出るベルトルト】
アルミン「その夜、雨が降り止んだタイミングで
ベルトルトは寄宿舎から研究開発所に向かった」
アルミン「おそらく、アニに呼び出されていたんだろうね」
アルミン「ベルトルトは寄宿舎を出るまで、睡眠ガスが発生しない
個室以外の場所で身を潜めていたんだ」
アルミン「あるいは、コニーの場合と同じように、ベルトルトの
部屋の通気口に詰め物でもしていたのかもしれない」
アルミン「どちらにしろ、ベルトルトはアニに指定された場所で待機し、
指定された時間に寄宿舎を出た」
アルミン「地面に一筋の足跡を残して…」
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