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シンゲキロンパ CHAPTER 03
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341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/22(火) 13:55:07.24 ID:N/z23reS0
コニー「ぶははははははははははっ!!」
コニー「じょ… 冗談きついぜアルミン!
ライナーが剣だったとか… あはははは!!」
ミカサ「コニー、笑い事じゃない」
コニー「だ、だってよ… そんな真面目な顔して
何を言うかと思えば…」
コニー「ライナーは実は剣でした、とか…
ぎゃはははははははははは!!」
342 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/10/22(火) 14:00:06.40 ID:N/z23reS0
今日はここまで
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/22(火) 17:43:11.67 ID:ai8jGwDBo
やっぱり……
溶鉱炉で溶かして剣に混ぜたんだな
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/23(水) 21:05:51.93 ID:heFH01e30
アニ「…それは少し表現が違うんじゃない?」
コニー「ぎゃはははは… へ?」
アニ「アルミン… あんたの言いたい事が何となくわかったよ」
アニ「“ライナーは剣だった”んじゃなくて…」
アニ「“ライナーは剣になった”…そういう事だね?」
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/23(水) 21:15:24.49 ID:heFH01e30
アルミン「その通りだよ、アニ」
コニー「…?? な、何を言ってんだ…?
一体何の違いが…」
アルミン「答えはライナーが死んだ場所にあるよ」
アルミン「この推理通りなら… ライナーが殺された場所が
必然的に判明するんだ」
アルミン(ライナーが殺された場所…)
アルミン(そう、そこは…)
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/23(水) 21:20:20.14 ID:heFH01e30
― 閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始 ―
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/23(水) 21:25:07.49 ID:heFH01e30
ろ よ う こ う
よ ろ う こ う
よ う ろ う こ
よ う こ う ろ
そうか わかったぞ!
348 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/10/23(水) 21:30:05.64 ID:heFH01e30
今日はここまで
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/23(水) 21:54:05.31 ID:E1Yka+WVO
乙
獣の槍かな?
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 16:00:13.63 ID:+nLKEkKq0
アルミン「ライナーは… 溶鉱炉で殺されたんだ」
コニー「よ、溶鉱炉…?」
コニー『よし、俺から言うぜ』
コニー『俺が行ったのはあそこだ。
ほら、でっけえ煙突から煙が出てたやつ』
ライナー『ああ、そこは俺も気になっていた。
今朝になって煙を上げ始めたんだよな』
アルミン『中に入れたの?』
コニー『ああ… 中は巨大な溶鉱炉だった』
ベルトルト『溶鉱炉…?』
コニー『いやあ、あそこ汗が止まらないくらい暑くてよ…
マジで溶けちまうかと思ったぜ』
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 16:15:34.72 ID:+nLKEkKq0
コニー「溶鉱炉って… 最初に俺が調べたあそこか?」
アルミン「そうだよ。現場にあった剣は
溶鉱炉で作られたものだっていうのは、もう確認したよね?」
コニー『…え? っていうか、現場にあった剣って
溶鉱炉で作られてたのか?』
アルミン『そうだよ。もっと言うと、溶鉱炉自体が
あの剣を作るための場所だったみたいだね』
コニー「…え?」
コニー「ま、まさか… あの剣がライナーだっていうのは…」
アルミン「そう… あの剣は“ライナーを溶かした金属”から
作られていたんだ」
アルミン「つまり、【ライナーはあの溶鉱炉に落とされて】
矛盾だらけだぜ!
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 16:25:32.94 ID:+nLKEkKq0
ジャン「いや、待てよアルミン…
やっぱりその考えはおかしいぜ」
アルミン「えっ…」
ジャン「今のお前の話はオレの知ってる情報と合わない」
ジャン「その推理を貫き通すのなら…
オレが感じる矛盾点についても説明してみろよ」
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 16:30:16.14 ID:+nLKEkKq0
― 反 論 シ ョ ー ダ ウ ン 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【2本の黒槍】
【多数の剣】
▶【拘束トラップ】
【特殊ガス発生装置】
▶【炉の周りの小さな痕】
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 16:50:29.40 ID:+nLKEkKq0
ジャン「ライナーを溶鉱炉に/
/落とすのは無理だ」
ジャン「あの溶鉱炉は確かに/
/口が空きっ放しになってるが…」
ジャン「炉に近付こうとすると/
/安全装置が働いてすぐに口が閉じちまう」
ジャン「あの早さだと他人を/
/突き落とすことはおろか…」
ジャン「自分から飛び込むことだって/
/不可能だと思うぜ?」
ジャン「お前もあそこを調べたなら/
/わかってるはずだろ?」
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 17:00:13.22 ID:+nLKEkKq0
― 発 展 ―
アルミン「ジャンの言う通り、誰かを溶鉱炉に突き落とすには…」
アルミン「安全装置を作動させない必要があるね」
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 17:10:54.32 ID:+nLKEkKq0
ジャン「そんな方法/
/あると思うのか?」
ジャン「少なくとも/
/オレの調べた限りじゃ…」
ジャン「あの安全装置を【無効にすることはできなかった】ぜ?」
ジャン「しかも、相手は/
/あのライナーだぞ?」
ジャン「仮に眠らせて/
/無抵抗の状態にしたとしても…」
ジャン「大柄なあいつを/
/溶鉱炉の中に投げ入れるのは…」
ジャン「どう考えたって【不可能】だ」
アルミン(普通に考えれば、安全装置が働いている状況で
ライナーを突き落とすことは不可能だ…)
アルミン(だけど、あの安全装置には穴がある…
おそらく犯人もそれに気が付いたんだ)
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 17:15:38.62 ID:+nLKEkKq0
ジャン「そんな方法/
/あると思うのか?」
ジャン「少なくとも/
/オレの調べた限りじゃ…」
ジャン「あの安全装置を【無効にすることはできなかった】ぜ?」
ジャン「しかも、相手は/
/あのライナーだぞ?」
ジャン「仮に眠らせて/
/無抵抗の状態にしたとしても…」
ジャン「大柄なあいつを/
/溶鉱炉の中に投げ入れるのは…」
ジャン「どう考えたって【不/
/可能】
その言葉、斬らせてもらう!
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 18:05:16.46 ID:+nLKEkKq0
アルミン「そう… ここでネックになっているのは
溶鉱炉の安全対策だ」
アルミン「ジャンの言う通り、あれが無効にならない限りは
自分から飛び込むことすら不可能だと思う」
ジャン「だから言ってるじゃねえか。
そんな状況でライナーを炉の中に投げ入れるのは…」
アルミン「不可能じゃないよ」
ジャン「…は?」
アルミン「床に触れなければいいんだ」
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 18:15:09.37 ID:+nLKEkKq0
ミカサ「床…?」
アルミン「あの安全装置はそもそも、床が人を検知して
作動するものなんだ」
アルミン「…そうだよね、アニ?」
アニ『その炉に近付きすぎると、床が検知して
自動的に炉が閉じる仕組みらしいよ』
アニ『そこの壁に説明が書いてあった』
アルミン『へ、へぇ…』
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 18:35:06.65 ID:+nLKEkKq0
アニ「そうだけど…」
コニー「て、ていうか… 何の話をしてるんだ?
溶鉱炉にそんな仕掛けがあったのか?」
ミカサ「…ああ、確かにそこまでは情報共有していなかった」
ミカサ「そう、今アルミンが話した通り…」
ミカサ「あそこには溶鉱炉への転落を防止するための
安全対策が施されている」
アルミン⦅それは一瞬の出来事だった⦆
アルミン⦅僕が足を踏み出すと同時に、
けたたましい音が鳴り響き…⦆
アルミン⦅開いていた炉が、金属の蓋で覆われたのだ⦆
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 19:45:11.92 ID:+nLKEkKq0
ジャン「お、おいおい! 床に触れなければいいって…」
ジャン「まさか、離れたところから投げ込んだとか
言うんじゃねーだろうな!?」
ジャン「どんだけ距離が離れてると思ってんだ!?
それこそ不可能だろ!」
アルミン「違うよ、投げ込んだんじゃない。
もっと圧倒的に楽な方法がある」
アルミン「拘束トラップを使うんだ」
362 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/10/26(土) 19:50:21.26 ID:+nLKEkKq0
今日はここまで
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/29(火) 21:00:16.43 ID:HGGgFz+y0
ヒストリア「拘束トラップって…
ベルトルトを拘束してた…?」
アルミン「うん。開発品リストにあった物品の1つだよ」
ジャン「は…? あれを使ったってのか?」
アルミン「そう… 犯人は、ベルトルトを貶めた
あのトラップを使って…」
アルミン「ライナーを溶鉱炉の中に落としたんだと思う」
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/29(火) 21:05:03.88 ID:HGGgFz+y0
開発品リスト
@立体起動装置 12台
A時限爆弾 3台
B特殊ガス発生装置 1台
C蓄音機 1台
D金属探知機 1台
E拘束トラップ 1台
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/29(火) 21:10:06.81 ID:HGGgFz+y0
E拘束トラップ
<概要>
フットスイッチを踏んだ相手を瞬時に拘束できるトラップです。
<使い方>
(1)装置を組み立てます(四脚を立てて下さい)。
(2)フットスイッチを任意の場所にセットします。
(3)四脚の交点から伸びるワイヤーをフットスイッチに繋げます。
(4)相手がフットスイッチを踏むのを待ちます。
<その他機能>
・ 折り畳んで持ち運ぶことができます。
・ フットスイッチが反応する重量を設定できます。
・ 四脚にあるスイッチで拘束の解除が可能です。
366 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/10/29(火) 21:15:17.74 ID:HGGgFz+y0
今日はここまで
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 04:15:11.64 ID:K7a25DhOO
乙
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/30(水) 19:55:47.09 ID:iXk2vcO10
ミカサ「あのトラップの事は知ってる…
でも、あれをどう使ったというの?」
アルミン「まず、支えとなる4つの脚を広げて
炉の中心が真ん中になるように設置するんだ」
アルミン「炉の周りで作業する事になるから、
一見すると危なそうに思えるけど…」
アルミン「通常なら安全装置が働いているから、
特に問題なく設置はできると思う」
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/30(水) 20:10:50.50 ID:iXk2vcO10
アルミン「続いて、フットスイッチを溶鉱炉の入り口に置く。
これで準備は完了だ」
アルミン「あとは、ベルトルトのケースと同じ要領で
ライナーを溶鉱炉に呼び出し…」
アルミン「ライナーにフットスイッチを踏ませて
拘束してしまえばいい」
ジャン「お、おいおい… 言ってる事はわかるが…」
ジャン「それだとライナーの動きを封じるだけじゃねえか。
そこからどうやって炉の中に落とすんだよ?」
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/30(水) 20:25:07.45 ID:iXk2vcO10
アルミン「フットスイッチを踏んだ人間は
宙に浮いた状態で拘束される」
アルミン「拘束先はベルトルトの時と同じ…
4つの脚の交点の真下だ」
アルミン「そして、4つの脚の交点は炉の中心にある…」
ヒストリア「あっ…!! そ、それじゃあ、
その状態で拘束を外せば…!」
アルミン「そう、ライナーは溶鉱炉の中に真っ逆さま…って訳さ」
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/30(水) 20:50:18.32 ID:iXk2vcO10
ジャン「いや、拘束を外すって… それには
ライナーに近付かなきゃいけないんだろ?」
ジャン「つまり、炉の周辺に足を踏み入れるんだから…
どのみち蓋が閉まって落とせないじゃねえか」
アルミン「拘束を外すのにライナーに近付く必要はないよ」
ジャン「な、なに…?」
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/30(水) 20:55:05.06 ID:iXk2vcO10
アルミン(そう、炉に近付かずに…
安全装置を作動させずに拘束を外す方法がある)
アルミン(それは…)
【安全装置を解除する】
▶【四脚にあるスイッチを押す】
【超硬質ブレードを投げる】
これだ!
373 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/10/30(水) 21:00:12.04 ID:iXk2vcO10
今日はここまで
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 01:54:32.39 ID:Ar26z4IL0
乙
最近見れてなかったけど追いついた
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/31(木) 21:00:08.89 ID:m3lxas3w0
アルミン「拘束トラップの四脚に付いてる
スイッチを押せばいいんだ」
<その他機能>
・ 折り畳んで持ち運ぶことができます。
・ フットスイッチが反応する重量を設定できます。
・ 四脚にあるスイッチで拘束の解除が可能です。
アルミン「スイッチを押すことで、宙に吊り上げられた
人間の拘束を解くことができる…」
アルミン「それはベルトルトの死体を発見した現場でも
確認済みだよ」
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/31(木) 21:05:22.85 ID:m3lxas3w0
アルミン⦅リストに夢中になっているコニーとヒストリアを尻目に、
僕は4つの脚のうちの1つに向かった⦆
アルミン⦅調べると、何やらスイッチのようなものがある。
押してみると…⦆
ガチャ…
アルミン⦅死体を拘束していたワイヤーが外れ、プラプラと宙で踊った⦆
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/31(木) 21:15:42.62 ID:m3lxas3w0
アルミン「あのトラップは折り畳んで持ち運びが可能だし、
セッティングも1人でできる」
コニー『へえ〜… でっかいテントの骨組みって感じだな。
この部屋全体を覆ってたのか』
ヒストリア『大きいけど、折り畳めば持ち運びもできるみたいだね…
一応、1人でもセッティングはできるみたいだよ』
アルミン「だから、準備さえしてしまえば…」
アルミン「相手が体格のいいライナーだろうと、
素早く簡単に溶鉱炉の中に落とすことができるんだ」
378 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/10/31(木) 21:20:38.26 ID:m3lxas3w0
今日はここまで
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 08:25:16.67 ID:X2PzAUAN0
ジャン「た、確かに、その方法なら可能かもしれねえが…」
アニ「………………」
ジャン「それにしても、よく考え付くな…
何か推理のきっかけでもあったのか?」
アルミン「痕だよ」
ミカサ「…痕?」
アルミン「炉から少し離れたところに、小さな痕があったんだ」
アルミン⦅それは巨大な炉から少し離れたところにあった⦆
アルミン⦅目を凝らさないとわからない、床についた小さな痕…⦆
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 08:40:12.35 ID:X2PzAUAN0
アルミン「その痕は全部で4つあって、炉を囲むように
等間隔に並んでいたんだ」
アルミン「炉の安全装置が作動しない、離れた位置にね」
ミカサ「………………」
アルミン「最初は何の痕だろうって思ってたんだけど…」
アルミン「ふと、その位置が拘束トラップの脚の位置関係と
大体同じだって気が付いたんだ」
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 08:45:01.56 ID:X2PzAUAN0
アルミン⦅僕はそのまま溶鉱炉の周りを回ってみた⦆
アルミン⦅すると、同じような痕が1つ、2つ…⦆
アルミン⦅全部で4つの痕が炉の周りに残されていた⦆
グツグツグツ…
アルミン⦅4つの痕は円形の炉を囲んで等間隔に並んでいる⦆
アルミン⦅これは一体…⦆
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 08:55:07.74 ID:X2PzAUAN0
ジャン「そんな痕があったのか? 全然気付かなかったが…」
アルミン「かなり小さな痕だったからね…
見逃すのも無理はないよ」
ヒストリア「でも、そんな痕まで残っているのなら、
本当にそのトリックを使ったのかもしれないね…」
アルミン「うん。まあ、実際に拘束トラップを
合わせてみた訳じゃないから、断定はできないけどね」
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 09:00:24.76 ID:X2PzAUAN0
ヒストリア「ちょっと待って。もし、今のアルミンの推理が
合っているなら…」
ヒストリア「ライナーが殺されたのはベルトルトよりも前…
って事だよね?」
アルミン「そうなるね」
コニー「え、なんでだ?」
アニ「…考えればわかるでしょ。拘束トラップは今
ベルトルトの死体を吊るしてるんだよ?」
アニ「リストを見るに、拘束トラップは1つしかないんだから…」
アニ「それを使うなら、ベルトルトを拘束する前としか
考えられないじゃない」
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 09:05:01.47 ID:X2PzAUAN0
開発品リスト
@立体起動装置 12台
A時限爆弾 3台
B特殊ガス発生装置 1台
C蓄音機 1台
D金属探知機 1台
E拘束トラップ 1台
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 09:10:16.65 ID:X2PzAUAN0
アルミン「アニの言う通りだよ」
アルミン「この推理通りなら、ベルトルトが殺された時、
ライナーは既に殺されていた事になる」
アルミン「そして僕は… ライナーがいつ殺されたのかについても、
おおよそ目星が付いてるんだ」
コニー「えっ!? マ、マジかよ…!!」
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 09:15:20.53 ID:X2PzAUAN0
アルミン(そう…)
アルミン(ライナーが殺されたのは、おそらく…)
【11日目】
▶【12日目】
【13日目】
これだ!
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 09:20:03.02 ID:X2PzAUAN0
アルミン(その根拠は…)
【2本の黒槍】
【拘束トラップ】
▶【剣の切れ味】
これだ!
388 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/11/03(日) 09:25:18.08 ID:X2PzAUAN0
今日はここまで
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/04(月) 13:30:30.96 ID:c81OZoEL0
アルミン「ライナーが殺されたのは12日目…
つまり、昨日の早朝だよ」
ミカサ「昨日の早朝…」
ミカサ「ライナーとベルトルトの正体が巨人だと聞かされて、
あの2人が別行動を取るようになったのが一昨日…」
ミカサ「つまり、その日の夜が明けないうちに
ライナーは殺された… そういう事?」
アルミン「…そうだね」
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/04(月) 13:55:11.96 ID:c81OZoEL0
コニー「な、なんでそこまでわかるんだ…?」
アルミン「剣の切れ味だよ」
ヒストリア「…切れ味?」
アルミン「ミカサが言ってたよね?
12日目の剣だけ他と比べて切れ味が悪かったって」
ミカサ『12日目の剣は数だけじゃなく、
切れ味が他の剣と比べて明らかに違っていた』
コニー『切れ味…?』
ミカサ『あのブレードは本来、巨人のうなじを切り落とすために
かなり鋭利で丈夫に作られている』
ミカサ『それなのに、12日目の剣は…
木の人形も満足に切れない“なまくら”だった』
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/04(月) 16:00:11.94 ID:c81OZoEL0
アルミン「昔、何かの本で読んだことがあるんだ」
アルミン「超硬質ブレードのような剣の素材となる金属は、
不純物が混ざり込むと急激に脆くなるって」
アニ「………………」
アルミン「つまり、12日目に作られた剣は…」
アルミン「“不純物”が混ざったことで金属としての質が落ち、
切れ味が低下してしまったんだ」
ヒストリア「そ、その不純物っていうのは… まさか…」
アルミン「そう… ライナーだよ」
392 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/11/04(月) 16:05:01.62 ID:c81OZoEL0
今日はここまで
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/04(月) 21:45:35.24 ID:xNoSbe5p0
乙
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/10(日) 14:50:09.65 ID:ZVHtkP/10
アルミン「ついでに言うと、12日目の剣は
現場にあった剣と同数分だけ無くなっていた」
アルミン「その事から考えても、現場にあった剣は
12日目のもので間違いない」
アルミン「…そうだったよね、ジャン?」
ジャン「あ、ああ…」
ジャン『ああ、本数ならちゃんと数えたぞ。
無くなってたのは全部で16本だ』
ジャン『現場にあった剣は、死体に刺さってるのが9本、
床に刺さってるのが7本で、全部で16本だった…』
ジャン『数もぴったり合ってるから、犯人は全て
12日目の剣から持ち出したとみて間違いないだろうな』
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/10(日) 15:05:10.22 ID:ZVHtkP/10
ヒストリア「そっか、ライナーが剣に姿を変えて発見されたっていう
アルミンの推理を踏まえるなら…」
ヒストリア「現場にあった剣が全て12日目のものだった時点で、
ライナーが殺されたのは12日目だと言えるって事だね」
アルミン「うん、その通りだよ」
アルミン「加えて、モノクマファイルには
“死亡時刻は午前4時頃”と記されていたから…」
アルミン「ライナーが殺されたのは昨日の早朝4時頃…
これで間違いないと思う」
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/10(日) 15:10:04.38 ID:ZVHtkP/10
■ モノクマファイル 3 ■
被害者はライナー・ブラウン。
死亡時刻は午前4時頃。
397 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/11/10(日) 15:15:13.93 ID:ZVHtkP/10
今日はここまで
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/13(水) 09:03:14.15 ID:NqSPfZlOO
乙
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/17(日) 11:40:09.60 ID:C3a0R0Uo0
アルミン「きっと、今回のライナー殺しは…
モノクマも凄く悩んだんじゃないかな」
コニー「…? ど、どういう事だ?」
アルミン「兵団裁判やそれに伴う捜査は、
死体が発見されることが前提になっているよね」
アルミン「だけど、今回の殺人では溶鉱炉に落とすという
“死体が残らない殺人”が行われた」
アルミン「これでは、せっかく殺人が起きても裁判が開けない…
これにはモノクマも困ったはずだよ」
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/17(日) 12:05:31.39 ID:C3a0R0Uo0
アルミン「だから、モノクマは苦肉の策として
剣をライナーの死体に見立てる事にした」
アルミン「おそらく犯人は、それをモノクマに聞いて…
あるいはそれを見越して、今回の計画を立てたんだ」
モノクマ「………………」
ジャン「な、なんだそりゃあ…?
全部分かった上でやってたってのか?」
ミカサ「それは… そうだと思う。
とても行き当たりばったりでやった事だとは思えない」
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/17(日) 12:15:18.60 ID:C3a0R0Uo0
ヒストリア「だとすると、今回の犯人は相当頭が回るんだろうね」
ヒストリア「とてもじゃないけど、そんな計画…
普通じゃ考え付かないよ」
ジャン「確かにな。ならいっそ、頭の回りそうな奴で絞っちまうか?」
アニ「…ジャン」
ジャン「けっ、分かってるよ。それにしたってな…」
ジャン「誰なんだよ… 本当に」
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/17(日) 13:00:56.53 ID:C3a0R0Uo0
ミカサ「………………」
コニー「………………」
ジャン「………………」
ヒストリア「………………」
アニ「………………」
アルミン「………………」
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/17(日) 13:10:10.86 ID:C3a0R0Uo0
アニ「…少し情報を整理しようか」
アニ「今のアルミンの推理が正しいとすると…
ライナーが殺されたのは昨日の午前4時頃」
アニ「その後、犯人はその日の昼過ぎから夕方にかけて
睡眠ガスでミカサ、ジャン、ヒストリアを眠らせている」
アニ「それと大体同じ時間帯に、私はアルミンと研究開発所を
覗いているけど、その時にはベルトルトの死体は無かった」
アニ「研究開発所を確認した後、突然大雨が降りだして
私とアルミンは急いで寄宿舎に戻り、それをコニーが出迎えた」
アニ「私たちは入浴した後しばらくコニーの部屋で過ごし、
その後自室に戻って眠りについた」
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/17(日) 13:20:17.98 ID:C3a0R0Uo0
アニ「翌朝、けたたましい爆音と共に目を覚ました私たちは、
ミカサ、私、アルミンの順で寄宿舎前の爆発痕を発見した」
アニ「その爆発痕からは、研究開発所に伸びる
1人分の足跡があった」
アニ「そこに起きてきたジャンが加わったとき、2度目の爆発が
研究開発所前で起きて…」
アニ「私、ミカサ、アルミンは研究開発所に向かい、
ジャンは他のメンバーの安否を確かめに行った」
アニ「研究開発所についた私たちは、そこでベルトルトの
死体を発見した… こんなところだよね?」
405 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/11/17(日) 13:25:04.97 ID:C3a0R0Uo0
今日はここまで
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 20:50:17.01 ID:eGgaG/4B0
アルミン「うん、合ってる… と思う」
ジャン「…ちょっと待て。昨日、研究開発所を覗いているのか?」
アニ「覗いたよ。アルミンと2人でね」
ジャン「中には入ったのか?」
アニ「入ったけど」
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 21:10:13.50 ID:eGgaG/4B0
ジャン「そいつは… おかしくねえか?」
アニ「…何が?」
ジャン「中に入ったって事は… その時点では
拘束トラップは仕掛けられてなかったんだろ?」
アルミン「それは… 何とも言えないよ」
アルミン「中は薄暗い上に装置類で溢れかえっていたし…」
アルミン「拘束トラップは部屋全体を覆うような形をしていたから、
見逃したかも…」
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/22(金) 21:15:18.64 ID:eGgaG/4B0
ジャン「そうじゃねえよ」
アルミン「えっ…?」
ジャン「ベルトルトは研究開発所の中に入ろうとして
拘束トラップのフットスイッチを踏んじまったんだろ?」
ジャン「もしその時点で仕掛けられていたなら、
お前らが拘束されちまうだろうが」
409 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/11/22(金) 21:20:07.62 ID:eGgaG/4B0
今日はここまで
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/23(土) 06:53:36.03 ID:guv3xUkcO
乙
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/26(火) 20:30:18.04 ID:LAGKEacF0
ヒストリア「あっ、そっか…!」
ヒストリア「アルミンとアニが普通に入れたって事は、
その時点で拘束トラップは仕掛けられてなかったんだね!」
ジャン「ああ… だが、そうなると疑問点が出てくる」
ジャン「アニの話だと、研究開発所を確認した後に
突然大雨が降りだしたという事だが…」
ジャン「研究開発所を出てから雨が降り出すまでの時間は
どれくらいだったんだ?」
アニ「詳しくは憶えてないけど… 割とすぐだったと思うよ」
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/26(火) 21:30:13.97 ID:LAGKEacF0
ジャン「それなら… ますます妙だな」
コニー「な、何が妙なんだ…?」
ジャン「今の話から考えると、拘束トラップが仕掛けられたのは
2人が研究開発所を去ってからだ」
ジャン「だが、研究開発所を去ってから時間を置かずに
大雨が降り出している…」
ジャン「すると、犯人は大雨の中で研究開発所にやって来た事になるが…
ここで例の謎にぶち当たるだろ?」
413 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/11/26(火) 21:40:02.21 ID:LAGKEacF0
今日はここまで
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/27(水) 21:15:13.02 ID:AG95ALsa0
ミカサ「…足跡」
ジャン「そうだ。雨の中で研究開発所まで来たのなら、
地面に足跡が残るはずだ」
ジャン「だが、今朝見たときにはベルトルト1人分の
足跡しかなかった… そうなんだろ?」
アルミン「…うん」
ジャン「犯人は足跡を残さずにどうやって
研究開発所へ向かったのか…」
ジャン「…今度はその謎を解かねえとな」
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/27(水) 21:20:18.63 ID:AG95ALsa0
― 議 論 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【2本の黒槍】
【多数の剣】
▶【拘束トラップ】
【特殊ガス発生装置】
【炉の周りの小さな痕】
416 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/11/27(水) 21:25:15.19 ID:AG95ALsa0
今日はここまで
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/01(日) 13:00:48.63 ID:IsRpGKBv0
ジャン「昨日、アルミンとアニは研究開発所に入っている」
ジャン「その時には【まだベルトルトの死体はなかった】」
ジャン「さらに、2人が拘束されることはなかったから…」
ジャン「少なくとも、【その時点でトラップは仕掛けられていなかった】」
ヒストリア「そして、2人が研究開発所を去った後…」
ヒストリア「【時間を置かずに大雨が降り出した】んだったよね?」
ミカサ「つまり、犯人は…」
ミカサ「雨が降り出した後に研究開発所に出入りしていることになる」
ミカサ「【足跡を一切残さず】に…」
アルミン(あの人の発言… そう断定はできないはずだ)
アルミン(まずはそこを指摘してみよう)
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/01(日) 13:05:22.53 ID:IsRpGKBv0
ジャン「昨日、アルミンとアニは研究開発所に入っている」
ジャン「その時には【まだベルトルトの死体はなかった】」
ジャン「さらに、2人が拘束されることはなかったから…」
ジャン「少なくとも、【その時点でトラップは仕掛けられていなかった】
それは違うよ!
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/01(日) 13:15:13.18 ID:IsRpGKBv0
アルミン「いや… あの時に僕たちが拘束されなかったからと言って、
トラップが仕掛けられてなかったとは言えないんじゃないかな?」
ジャン「は…? 何言ってんだ?
仕掛けられていたなら拘束されてたはずだろうが」
アルミン「そもそも、その理論が違うと思うんだ。
仕掛けられていても、僕たちが拘束されるとは限らない」
ミカサ「…どういう事? アルミン」
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/01(日) 13:25:22.40 ID:IsRpGKBv0
アルミン(そう… 仮にあの時にトラップが仕掛けられていたとしても、
僕たちが拘束されるとは限らない)
アルミン(拘束トラップの“ある機能”を利用すれば
僕たちを拘束させず、ベルトルトだけを拘束させることができる)
アルミン(その機能は…)
【折り畳み機能】
▶【フットスイッチの重量設定】
【四脚のスイッチによる拘束解除】
これだ!
421 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/12/01(日) 13:30:04.50 ID:IsRpGKBv0
今日はここまで
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/02(月) 05:03:25.98 ID:gm9FtXEKO
二人とも小柄だもんね
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/07(土) 13:10:03.39 ID:ZPqEiWSy0
アルミン「フットスイッチの重量設定を使えばいいんだ」
コニー「重量設定…? なんだそりゃ?」
アルミン「拘束トラップの機能の1つだよ」
アルミン「ほら、ここを見て。
拘束トラップの <その他機能> のところ…」
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/07(土) 13:15:03.73 ID:ZPqEiWSy0
E拘束トラップ
<概要>
フットスイッチを踏んだ相手を瞬時に拘束できるトラップです。
<使い方>
(1)装置を組み立てます(四脚を立てて下さい)。
(2)フットスイッチを任意の場所にセットします。
(3)四脚の交点から伸びるワイヤーをフットスイッチに繋げます。
(4)相手がフットスイッチを踏むのを待ちます。
<その他機能>
・ 折り畳んで持ち運ぶことができます。
・ フットスイッチが反応する重量を設定できます。
・ 四脚にあるスイッチで拘束の解除が可能です。
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/07(土) 18:00:05.29 ID:ZPqEiWSy0
ミカサ「確かに… リストに記述がある」
コニー「へー、そんなのあったのか…
で、重量設定って何なんだ?」
アルミン「フットスイッチが反応する重量…
つまり、罠が発動する人の体重を決められるんだと思う」
ヒストリア「体重… あっ」
ヒストリア「そっか、アルミン達が拘束されるとは
限らないっていうのは… そういう事なんだね」
426 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/12/07(土) 18:50:08.38 ID:ZPqEiWSy0
今日はここまで
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 13:20:22.96 ID:IkFYh0Aa0
コニー「…?? ど、どういう事だ?」
ヒストリア「例えば、フットスイッチが作動する体重を
“ベルトルト以上の重さ”にしておけば…」
ヒストリア「アルミンとアニがフットスイッチに乗っても、
罠が発動する事はないよね?」
コニー「…おお、なるほど!」
アルミン「ヒストリアの言う通りだよ」
アルミン「その重量設定なら、僕とアニだけじゃなく、
ここにいる全員がフットスイッチに乗っても作動しなくなる」
アルミン「つまり、あの時点で拘束トラップが仕掛けられていたとしても、
僕たちが拘束される事はなかったんだ」
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 13:25:11.56 ID:IkFYh0Aa0
ジャン「…それなら、犯人はベルトルトの体重を把握してたって事か?」
アニ「正確に把握する必要はないんじゃない?
あいつは他のメンバーに比べて一回り体格が大きかったし…」
アニ「あいつと体格が似たライナーも、すでに殺されてたんだしね。
それならおおよその設定でも、罠に引っかかるのはベルトルトだけさ」
アルミン「うん、それに、正確な体重が知りたければ
モノクマに聞くなりすればいいだろうし…」
モノクマ「コ、コラーッ! 何でもかんでもボクに頼ろうとするなー!!」
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 13:35:03.50 ID:IkFYh0Aa0
ミカサ「なるほど。それなら、アルミンとアニが確認した段階で
罠が仕掛けられていた可能性は残る」
ジャン「…そうだな。そうなってくると、また色々変わってくるか…?」
アルミン「………………」
アニ「じゃあ、あの時点で罠がすでに仕掛けられていたとして…
もう一度考えを整理してみようか」
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 13:40:04.46 ID:IkFYh0Aa0
― 議 論 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【2本の黒槍】
▶【多数の剣】
【拘束トラップ】
【特殊ガス発生装置】
【炉の周りの小さな痕】
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 14:10:12.79 ID:IkFYh0Aa0
アニ「私とアルミンが覗いたときに罠が仕掛けられていた場合…」
アニ「犯人の動きはどう変わるんだろうね」
ジャン「雨が降る前に仕掛けられていたのなら…」
ジャン「犯人はもう【研究開発所に行く必要がなくなる】な」
ジャン「あとはベルトルトが拘束されて…」
ジャン「【眠りこけたところに槍がぶっ刺さる】のを待てばいいんだから」
コニー「おお、それなら足跡の問題も解決するな!」
コニー「もうこれしかねーだろ!」
アルミン(いや… 問題はそう単純じゃない)
アルミン(罠がすでに仕掛けてあったとしても、大きな謎は残るんだ)
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/08(日) 14:15:04.56 ID:IkFYh0Aa0
アニ「私とアルミンが覗いたときに罠が仕掛けられていた場合…」
アニ「犯人の動きはどう変わるんだろうね」
ジャン「雨が降る前に仕掛けられていたのなら…」
ジャン「犯人はもう【研究開発所に行く必要がなくなる】
それは違うよ!
433 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/12/08(日) 14:20:21.32 ID:IkFYh0Aa0
今日はここまで
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/10(火) 23:06:31.94 ID:ELtk05I80
ss始まった頃よりも原作の方が進んで、キャラの情報や巨人についての設定とか後から出てきた情報結構あるのに組み込んでるいたりするのは凄い
長く続いてる事自体凄いけどできれば終わりまで読みたい
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/11(水) 20:50:47.21 ID:iN8QpcSJ0
アルミン「いや… 罠がすでに仕掛けられていたとしても、
犯人はもう一度、研究開発所に向かう必要があったはずだよ」
ジャン「は…? なんでだよ?
罠を仕掛けたらあとは待つだけじゃねえのか?」
アルミン「剣だよ」
ミカサ「…剣?」
ヒストリア「剣って… ライナーの?」
アルミン「そう… ライナーが落とされた溶鉱炉で作られた剣だよ。
あの現場には、例の剣がたくさん刺さってたよね?」
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/11(水) 20:55:16.89 ID:iN8QpcSJ0
アルミン⦅この現場の異様な点は3つある⦆
アルミン⦅1つ目は、被害者が宙に浮いた状態で拘束されていること⦆
アルミン⦅2つ目は、2本の槍で被害者の頭部と胴体が貫かれていること⦆
アルミン⦅そして3つ目は、被害者の体や床に
多数の剣が突き刺さっていること…⦆
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/11(水) 21:00:44.87 ID:iN8QpcSJ0
アニ「…そうか」
アニ「私たちが覗いた時には、あの剣はなかった…」
アルミン「そうなんだよ」
アルミン「僕とアニが訓練開発所を覗いた時には、
あんなにたくさんの剣が刺さってるなんて事はなかったんだ」
アルミン「つまり、あの剣は…
犯人が僕らの後にやって来て刺したとしか考えられない」
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/11(水) 21:20:04.62 ID:iN8QpcSJ0
ジャン「…それも見逃した、なんて事はないのか?」
アルミン「部屋全体を覆うような拘束トラップならともかく、
床にあれだけの剣が刺さっていたらさすがに気付くよ」
アルミン「それに何より… 被害者であるベルトルトの体にも
剣は刺さっていたんだから」
ミカサ「…なるほど、それなら確実に
犯人はベルトルトが拘束された後に来た事になる」
439 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/12/11(水) 21:25:07.72 ID:iN8QpcSJ0
今日はここまで
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/12/13(金) 08:13:02.98 ID:LCl/7wnY0
乙ミン。原作も超展開だけど、負けじとこっちも面白いね。
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