他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「反撃開始っ!」
Check
Tweet
1 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/05/20(月) 21:24:31.29 ID:StxDoHE+o
1/2
【※原作キャラ崩壊】
のどっち
京太郎
のどっち
恵さん
のどっち
世界一位
重力
のどっち
筋肉
不定期
非安価
10レスAASS
※その他サイコ要素あり
頂いた雑談から書きます
リクエストOK。既存カプのみ
新カプは期待しないでください
基本は単ヒロイン
四コマ漫画感覚でどうぞ
まとめwiki(更新停止中)
http://www27.atwiki.jp/miyanagake/
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1558355070
2 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/05/20(月) 21:26:56.57 ID:StxDoHE+o
2/2
・前スレ
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ?」咲「京咲だよっ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443023066/
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「京咲!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444022970/
【咲-Saki-】京太郎「一家団欒」咲「宮永家!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444232227/
【咲-saki-】京太郎「みやながけ」照「京咲照」咲「京咲でしょ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445021542/
京太郎「みやながけ」咲「平行世界」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449129501/
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「京淡!」咲「京咲だし!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453294261/
【咲-Saki-】京太郎「霞色の空」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458730218/
【咲-Saki-】 京太郎「みやながけ」 淡「だったスレ」 咲「えっ!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462023444/
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」和「のどっちスレ!!」咲「(否定できない……)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468929553/
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474040744/
【咲-Saki-】京太郎「ハジメての約束」咲「みやながけは!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484570848/
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496329077/
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「は、はらむらにも負けないもん!」
https://www.kyodemo.net/sdemo/r/v_news4ssnip/1519245502/
※まとめwikiは更新停止してるので過去スレからどうぞ
3 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/05/20(月) 21:27:27.45 ID:StxDoHE+o
前スレに埋めネタ投下してきます
今まで以上に不定期ですがのんびりやります
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/21(火) 06:46:39.02 ID:6qL0sS50o
たて乙
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 06:55:16.66 ID:xbMjGLWd0
乙
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 08:00:19.75 ID:L+QbIbaF0
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「は、はらむらにも負けないもん!」
http://www.kyodemo.net/sdemo/r/v_news4ssnip/1519245502/
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 08:01:02.68 ID:L+QbIbaF0
【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「は、はらむらにも負けないもん!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519245502/
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/02(日) 16:16:16.86 ID:8isgZOVH0
>>1
乙!!乙!!!(*゚э゚)chu♪
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/06/03(月) 01:30:26.18 ID:3+EC2IqC0
>>1
乙です
ありがとうございます
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/03(月) 16:16:16.32 ID:85D6h4y00
更新待ってます!
11 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:51:10.92 ID:sF1g0+GOo
1/10
【テルテルあわあわ】-単発次元-
/ \
_人_ ' ` 、 \
Υ'/ / / ト、 丶
/ / / | | | Χ }
.′ il / | | \ | / `、 リ |
i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } |
| | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j
| |l l|斗示芋ミ、 ''h!::::::::} ,′ ,
|l 八 И'h!::::::} 乂___ノ / /
|| \| 乂__ノ /i/i/ / /l|
.八 ゝ /i/i/i i / / / / |
‘,\ ハ r ア /l/ / /:: | 「というわけでテルーがキョータローを誘惑する作戦でいくのだ!」
ト、 込、 _ノ // ,イ::: l|
|l l\ \> .,_ /∨ /l|: 八_
|ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ
| | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧
| |/─、_ / |∨ __ X__=| / 〕\ \
| | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶
-─===‐-ミ
´.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 、
/.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: \
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :ト、: .: .: .: .:`、
.: .: .: .: .: .: .: .: .|.: .: .: .:| \.: .: .: .: ',
.: .: .: .: .: .: .: : |.: .: .: .:| \|.: .: : :.
.: .:|.: .::| |.: :‐/、|.: .: :l .:| -‐.:|、.: .: ::.
.: .:|.: .::| |.: :/ |.: .:八ノ ハ:.:|::. :.
.: 八.: :|┬─┬}/ ┬‐┬‐ .:.:|`ヽ}
.:/⌒ヽ} | :::::: | 三 | :::::| .'.:.::|
.:{ '└─┘  ̄ └‐┘ l.: .:|
人_ u j.: .:|
i.:.: .: .> )‐┤ イ.l: ::' 「……!?」
i.: .: .:i .: : _;〕ト _/| h ≦.:.:.|: 八/
ト、.: .:|/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/
| \{ .,_ \| |/ ハ
/ ヽ > | ノ / ∧
白糸台にて爆弾投下ーー
キッカケはいつも通り、大星淡である。
12 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:51:40.91 ID:sF1g0+GOo
2/10
全国大会も終わり、殺気立っていた雰囲気もどこへやら、白糸台は女子校らしさを取り戻していた。
年頃の女子の話題と言えば様々な物があるが、恋バナが嫌いな女の子はそう多くないだろう。
ましてや女子校。一部照や菫に恋心を抱くものもいるが、全体的には恋愛そのものに憧れを抱く生徒のほうが多かった。
そして高校女子麻雀界の頂点もまたーー
´ \__
/ マ三三三三三三ニ=-
/ / \ ∨ /⌒> 三三三ニ=-
,′ ヽ \三三三ニ=-
/ _/ │ ∧ . | ニ二 -=ニ\三三三ニ=-
. / / /│ '| |\ :. :. i |\  ̄`丶三三三
__/ / / │/│ | :. |\ :. | \三三
_/´/ / /| \| | | | |│ ::. | 八 ー―‐=ニマ三\ マ三
厂| |∨// 人 レl | ト-| | |│ ::. │ \ \ `マ三) }三
__,,... -┤│レ/゙∨ /\l |_|斤テ外八 ^ト--|/--│ ー=ニ二 `マ /_三
││|{ {. / ∧ンリ 乂ツ \|斗テ外、.| 卜、 丶、______ く_三三
| ∨\八 { / Y::/::/ , 乂)ツ 》│ | /\ \≫==≪\ マニ三
__,,,... -‐ヘ_ \,,>\∨廴_,人 ::/::/ / リ│ │ >ー──=ミ〃 `ヽ∨ニ三
 ̄ \__,)) ヽ ∠/_7 イ /⌒)丿 \_ノ{ -‐〜‐- }ノ三三
≧=‐ -=≦ / ∧|/ / ,.二二二二∨|\___/| ̄ -=
/ / 厂∨ / -――=マ 〉| |
((⌒´ ∨ 〈 ∨/l. │
`ーヘ ∨| │
`、 ヽ、____丿 「サキってばずっこい!」
\ \
-‐──‐-
. ´ `ヽ、
/
/ ,
/ / /| ト、 ′
∠._/ / i| i \ 〕
〔 |/ 八〔\ .' \ /
. |∧ :| ┯:┯ V ┯:┯∧ / j
' ∧| 乂ノ 乂ノ ∨、 |
. /:X "" ノ |
/::::入_ _ < / /| /
/\ /∧ノ へ ̄ ̄/ \リイ/ / 〔′ 「どうしたの?」
 ̄\\ r‐' \/ //\ /
\ヽーヽ └─ー/─' \
丶ー| 〉 〈 | 〈
| .〈∧/ !__/
| | |
長年の姉妹喧嘩も終わりを迎え、すっかり棘が取れた宮永照。そして咲に敗北して未だに文句を言っている大星淡。
普段はおおよそ女子トークの何たるかもわからない麻雀会話ばかりだが、今日は違った。
「だってだってあんなイケメンに応援されてるんだもん! ずっこい!」
「う、うん……。そうだね」
パタパタと足を振り回しながら文句を言う淡に対してどこか濁すように答える照。
普段と違う照の反応に淡の「おとめごころせんさー」が反応した。
「テルー。あの男子の事知ってるの?」
「きょ、京ちゃんは別に……」
13 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:52:10.22 ID:sF1g0+GOo
3/10
´ `丶、
/ \
/ / ヽ
/
/ / / / / / ′
_人_ / / / / / ∧ ″
. `Y / / , /| ⌒V / | │ | |
゚ / | _斗冬ヽ| / | |⌒ト | | |
. /∨ 《 rしい│ │ ノ / |
--------=彡 U| 八 ! 乂゚ン人 ,斗午冬,/|/
. ` ー─=/ |人 jハ|// \| rしい 》'′ / ゚
/ 人 \ 人 ' 乂゚ンア // ′
__ /,/ ̄ ̄ ̄ヽ 、 //_彡' / /
-‐ / / }\ 一 / / / / 「むふ」ニヤァ
/ __r< ,′ } }>‐‐ッ‐ァ=≦-‐ァ / /
⌒ニ ._/ { ノ 丿 V∧ У /7イ /| │
/: : : : : : : : : /: : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : \
. / : : : : : .: :.:.:.:/ : .:.:::::::::::::::::::::::::::: :.:::::::::. : : : : : : :.ヽ
′. . . .:.:.:.:.:.:./. . . :::::::::::/::__::::::i:::::/i::::::::::::::::、::::. : ヽ:ハ
′: : : .:.:.:.:.:.:/.:::::::::::::::/:/:::::::::`.メ ,,'. |::::::::::::::::ト::::::::. :.゙.: :.
′: : :.::::::::::::,'::i:::::::::::::/':y::::::/.//_`ト::::::::::::::::|.゙,::::::::, :゙: : 、
' : :.i :.:::::::.::::::i:ハ::::::::::/ i:,'i:〆´ミ:入._. `|::::::::::/|::,' i::i:::::::. :i: : ゙、
,' : : i .:.:::::::.:::::{::::、::::::′{| ゙ 少::::::ヾゞ|:::::/. |/`ト从::::. :i : : ゙、
. ' : : i:::::::::::::, ´- `ヾ、::i 杙:::::cリ i/ ./ `|/ |:::::i:::i. ヘ
. '.: : .:i::::::::::::i ` v丶 弋:::ソ ァ气、./::::リ/、: : : ヘ
' : .::i:::::::::::::::、 iフ;;j リ/i/. \ : ヘ
/ : :::i::::::::::::::::::\ __ 弋ノ /::. :.i \゙、
/ : ::::i::::::::::::::::::::::::::::::ト 丶 /::: : :i `
,' i: ::::i::::::::::::::::::::::::i:::::/ u /::::: : :i
. i ハ.:::::i::::::::::::::::::::::::l:::/ ⊂ア /::::::: : :i
. i:' .ゞ::lヾ::::i::::::::::::::i::y. \ /::::::::: : :i
ヾ ゞi ヾ:|ヾ::::::::::|::i 丶 _ ., イ::::ハ:::::::: : :i
. ス ヾ ヾ:::::::i ゞ /::::::: ̄::::::::::::::i/:ハ::::: :|:, 「あっ……」
_ -‐ ''"´ \゙、 ゞ、 、. /::::::::::::::::::/::::::/:/ .゙:::: :レ
 ̄ =‐- ,,_ \. {、ヾヽ::::/i:::::/:/ ゙:: :|
\ヾ:..、 \ ヽ 丶.ヽ \i:::;/. ゙、|
゙、 \:゙:::..、 \ ‐‐ - ヾ \
゙、 \::::::::.、 \ ゙、 \
失敗したと思ったときにはもう遅い。
「キョーちゃん」
「あぐ」
「キョーちゃんキョーちゃん」
「うぐうぐ」
「キョーちゃんだって! テルー! 何があったの!?
はけー! はけー!」
「べ、別に京ちゃんとは何も……」
「キョーちゃんなんて言い方するのになにもないことはないよ!」
淡にしてはするどいと言うか、そのとおりの指摘だった。
女子校で普段男性と関わることがない宮永照から親しげな男の子の話題が出てきたのだ。
淡でなくとも白糸台に激震が走る出来事だろう。
14 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:52:40.04 ID:sF1g0+GOo
4/10
……
…
・全国大会後
, ´ /V <⌒`
/, / ∨  ̄\___
' / ' ∨ 、 < ̄ ̄´
/ / , | V l | V \
' .' / l | | l | } 、 | } 、`
| | { |{ | {∧ l |//V / \
} ∧ ∨从>-、从 |'___}イ }、r----
/イ' 从 { =====∨\ }  ̄ |ノ `\ ____
乂 \ リ | ,. : :´: : : : : : : : : :`: : : .
\__、 人/: : : : : : : /: : : : : : : : : :`: 、
/⌒7/{込、 , ―--‐ イ/: : ,: : : : : :/: /: :/: : : : : : : : : : ヽ
/////\\//≧ __ ィ///: : : :/ : : : /|_/: :/: :/: :/): : : : : : : . っ
{////// V///// ̄} //////,--、/: : :/_ /`ー'--'-/-く: : :/: : : : : :. っ
///>-//}/////// ()//// 〈 {: / === /:イ: //\': :/: : : : :|
,'////////≧=--- 、////////⌒ー--} |://:/}:\: / : : ,
{////////////////// ̄}¨´ r‐―ノ /' /、/イ: /`/: :
` <_////////////// | 〉 ヾ>jイ:イ: : /
|//// -=<__()__ノ--≦:く ,....::⌒\ /: : : : :, 「麻雀打って満足するんじゃなくてちゃんと話せ!」
|////////////////////乢\ `ヽ、:.:.:У ,:⌒V:∧: :{
|////////////()//// ̄Vノ >, __ ,イ_ノ/ \| 「た、叩きのめしたからいいんだもん!」
////////rく(ヽr,// く...、......∧---/........\/: イ ̄ }://イ
//////// し'--く/ {:.:`\....、 /........//r、/ )-、 「よくねーよ!」
,'/////////ノ---' \ ` ー-`、∨.....イ/r'-、 ーく
//////////∧ [二] ̄ ∧_二}´
_. . ----- . ._
,. : ´: : : : : : : : : : : ` : .、
,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : 、
.': : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : :'. : : : : :\
|: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : ヽ
|: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : |: : : : :、: : : .、
|: : : : : : : {: : : : : : |: : : : : : :},、: : : ::l  ̄ `
|: : : : : : : :| : : : : : |: : :|: : : / {: :.|:|:.|
|: : : : : : : :l: : : : : :.|: : :|: : : |_ノ: :从:j
|: :,: : : : : : ,: : : : : :|: : :|: : : | |: : | '
|: :| : : : : : : : : : : : |: : :|: : : | |: : |
|: :,: : : : : :/: : : : : ,: : : : : : :|ィ}: : , 「(喧嘩していた妹が彼氏とイチャイチャしながらこっちに来た)」
|: :{: : : : :/: : : : : /: : : :|: : :.| , : /
|:/|: : : : ,: : : : : : {: : : :/: : //:イ_
|' ,: : : /: | : : : : | ̄ /: イ /::/ / ヽ
\: {/、: : :.从 / /::/ / :.
/ }/{ \{ /::/ / }
{ |::| /::/ / |
会いに来るだろうと予想して身構えていると、麻雀をしているときとはおよそ同一人部とは思えない咲が現れた。
後ろで咲を弄っているのは清澄高校の全国優勝が決まったときに見た覚えがあるーー
それにしても、喧嘩していた姉のもとに彼氏同伴でやってくるとは何事だろうか。
正直納得が行かないところもあるがとりあえず保留だ。
「えーっと咲のお姉さん、ですよね?
俺、咲の幼馴染の須賀京太郎って言います」
「宮永照です。よろしくね。
君は咲の彼氏かな?」
「彼氏違います!!
中学でクラスが同じだっただけだよ!!」
「真っ向否定ですか。いや別にいいんだけどさ……」
「(その割には距離が近いような)」
15 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:53:09.05 ID:sF1g0+GOo
5/10
照は驚いた。
咲に親しい男の子がいたこともそうだが、何より咲の遠慮のなさだ。
家族相手にも遠慮してプラスマイナスゼロをするほど他人からの感情に機敏な咲が真っ向から言い合っている。
本人が否定していても恋人にしか見えない。
「それで、家族の再会に同席してすみません。
こいつ、『お姉ちゃんに私の気持ちは伝わった』とかドヤ顔で言うから……」
「ドヤ顔してないよ!?」
「言ったことは否定しないのな」
「うう、だってちゃんと叩きのめしたもん……」
「何も伝わってないだろ!?」
なるほど、なるほど。
要するに相変わらずコミュ障である咲の代わりに仲介をしてくれているのか。
ーー正直助かる。私も、咲とどう話していいかわからなかった。
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:\.:.:.:`、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| \.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:`、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:| -─.:.:}、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::、
.//.:/.:.:.:..:.:.:.l:.:.::八.:.:.:.:.| ´ ∨ }.:ハ.:.:.:|.:.:.:.:.|:.:.:.:.丶
/.:′|.:.:.:.:|.:.:.:|'⌒ \.:.{ ,.斗==ミ|.:.:.}:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.
./.:.i{.:. |.:.:.:.:|:.:.:.| \ " 乂ソ |.:./.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.
. / .:八:.:{.:.:.:.:ト.:i:.| 斗=气 ´ "" }/ }/ |!.:.:.:.:.:.:.丶
.:.:.:.:.:.:.:.:.イ.:.:i|::乂〃 Уソ リ.:.:.:.:.:.:.:.:|
./.:. '" |i:.:.リ.:.:.:ハ ´"" ′ __/::}.:.:.:.:.:|:.:.|
´ |i:/.:.:.:.:.:::::::. /:::::i|::/.:.:.:.:.i|.:.:|
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:込、 ´ ' イ:::::::リ/.:.:.:.:.:八:i|
i:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|:::::::..... /|::::::/.:.:.:./ :リ 「(この人がいると、なんだか場が穏やかになる)」
|.:.:.:.:.:.ト.:.:.:.:.|:::::::::::::>.、_ |:::::/.:.:./ ′
八.:.:.:|.:| \:|:::::::::|i::_, く} ト/.:/
\{──<´ ̄ \\ |:イ \_
/⌒ \ ::::\ |:::| } =- .,_
/ 丶 、::::、 }:::} } 、
. / :::: /::/
/ `、 :::∨::/ ∧
緊張していた。
どうなるか全くわからなかった。
何を話していいかわからなかった。
そんな悩みを彼は打ち消してくれた。
下手をすれば再び喧嘩してしまうかもしれない。そんな恐怖だってあった。
でも、どうやら大丈夫そうだ。
初めて会った男の子なのに、こんなに安心できる。
咲が気を許しているからだろうか。わからないけど。
きっと、私達はもう大丈夫。そう思った。
16 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:53:37.85 ID:sF1g0+GOo
6/10
……
…
/ ヽ \
/ ./ :.
/ ′ /| :∧ ::.
. / 7 | ./ ! | ∨ | |
′ ! | / ̄`∨ |´ ̄Y | |
| | r≠ミ、∨ | r≠ミx | |
| | 从 r':::::}!八 〃r'::::::}!》 | |
| | ハ弋)ソ \{ 弋)ソ | | |
{ | :i ,,, , ,,,, / 八 !
. | :} /7 / |
八 人 v フ / /} 八 「それだけ?」
\{\( >... 仏イ/ /: \
. / ≧ー < |/ /: \
/ 厂 ̄ | / /:. \
// / /| / ∧::.. ::.
. //' / ∧ // / \::. |
. // / / /\ / / / \::. |
l( / / / / / / \:.. |
 ̄ ̄ ̄
´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .,
. /: : : : :〔 :/ !: : | : : :ト、: : : : | : : : : | : :i: : : ′
′: : : : ∨ | : i| : : :| ´ ̄ :}: : i| : }i: :|: : : : :.
.:: : |: : : : :〔´⌒ヽ八: : :| ∨リ : : |: :八_|: : : : : .
. /:: : :|: : : : i{ __ \{ ,イ庁不、〕/ }: : : : : :.
/__! ト、: : {ィ芹示、 乂:ソ ′ 人: : : : : :
八| \{ 乂ソ ,r: :´: :|: : : : : ::
/: : ∧ ` /: : i: : :|: : : : : :i
.′::/: : . _ _: : : :|: : j : :! : : l| 「うん」
.: : :/: : :个 ` イ〔_: : リ: /|: : |: : ::リ
: : : :l/ i|: :! : : :≧. . .-r ´ ヽ\/: !: :ノ,イ:/
. / : | / {: : ∧: : :ト、=´〕 / =‐- .,_ '
〔′ ヽ〔 _,. -‐ ' | / γ⌒ヽ
∧ :|__,. イ /
/ 丶 :| /' / i
照からことの経緯を聞いた淡は思わず真顔になった。
これは思った以上に重症だ。
てっきりもっと女の子らしい恋バナを聞けるかと思ったら、「一緒にいて安心した」だの「感謝している」だの。
普通ならば特別な感情を抱いていない、そう判断するところだろう。
しかし、「咲から聞いたんだけどね」やら「京ちゃんはね」などと話す様子は明らかにいつもの宮永照ではない。
これはーー
「重症だよ!」
「!?」
思わず淡側がツッコミを入れてしまうレベルだった。
17 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:54:06.77 ID:sF1g0+GOo
7/10
「テルーはキョータローのことが好きなんだよ!」
「えっ、そんなつもりは……」
「そうなの!」
「えぇ……」
思い込んだら一直線……と言いたいところだが今回ばかりは淡の言うことも一理ある。
先程、照の話を聞き始めてから気づけば夜になっていた。
この調子で無自覚惚気を垂れ流されは溜まったものではない。
あと単純に楽しい。そんな思いが淡に飛来していた。
/ / // . :〃 . :iト、|:. | ヽ ヽ ヽ
乂 .′ / ,イ .:/ ! . :i| |:. |\: . ハ
.′ i`ーァ′/ ! .:i | . : | |:. | \: . ヽ: . ____ i-‐ ´ .
.′ !/ . : ′| .:| | . : | |:. | \: .  ̄| ̄ ̄ `ヽ:
/i| :|. :| | .:| | . : ! |:. |_,,-‐====‐\ . : :| . :|: . i
j〃 . :i| :|. :|‐===┼- | : j -‐ \: . . : | . :|: . |
/ . :i| :{. :! \八 . : | jノ , -‐ __,,.⊥ . : } . :|: . 人
′ . : 八 Y ≫=ミ、 . : ! ≫≦Y⌒'マハ:、 . : .′ . :|: . : .\
i . :i . :\{ハ 《 )i:::::::ハ\{ ″{ .)::i::::::::::}::} 》 . : / . :/!: . \: .\
| . :| . :i '. ヾ い;::::::jj 八∨乂 _;ノ:ノ . :/ . : |: . : .`ー-
| . :| . :| . :| . :l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . :/ . :/ . :|: . .
| . :| . :| . :| . :|ハ / . :/ . :/ .:.:|: . : .
| . :| . :| . :| . :| :. , / . . : .′ . / . : :|: . : : . .
| . :| . :| . :| . :| :. / ,. : ,イ . :/ . : 人: . : : : . . .
|..:i:| . :| . :| . :| ゝ. 、 ノ .′ // / . : : / . :.:/ \: .\: .
l :从 . : :| . :| . :{ / > . { /' / . : / . : : .:′ \: .\: . 「じゃあその男の子にしてほしいことを考えて!」
乂{: \. : :!\〉、:\_/ . : .:〕jッ。. . ィV`ヽ /. :/ . . : :/ \: .\: . .
`\ \{ \;/ . : .://{{ ` ´ | |│ ,// . : .:/ \: .\: . .
_. . : : : : ̄ ̄ ̄: : : : : . 、
,. : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: :,: : : : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : :/: : : : : /: : ,: : : : : : : : : : : : :,: : : ヽ: : : : : : .
,: : : /: : : : : /: : /: : : : :|: : : : : : : : |: : : : :∨: : : : :.
/: : /:,: : :_:_:/: : /: : : : : :i: : : | : : : : l: : : : : :|: : : : : :
/: : :从|: : : :/|:`イ: |: : : : ∧: :.:|: : : : /: : : : : :|: : : : : |
/ : : : ィ: :{: : :/ィ-、 }:∧: : : | -}:|-|---く: : : : : : ,: : : : : :|
 ̄´ |: ∧: :| _)雫ミ从: : :| _}∧:_:/ }ヽ : : : /: : : : : :
|: : : Y V::ノ \|´_)笊雫ミ/: : : :/:/: : : : : : ,
|: : : ,: | , V:::::ノノ' : : イ:.イ: : : : : : ,′
|: : :j:从 /:/ /' ノ: : /: : :/
|: : ,|: {: : . _ ´ ィ: ー ´: : :/: : :/
|: :/|: 从: : : . ‘ ’ イ |: :/ : : :/: : :/
|:/ 从{_r--'´` ー 、-=≦ ∨: : : /: : :/ 「してほしいこと……」
}' / ||:| ∧ /,': : : /: : .イ
/ ||:| / _,./ / : イ:/\
/ ∧:{ /⌒\´/ ´ ´ 、
, {:.:\、 ,′ / ,. ---――‐`ヽ、
/ ∧:.:.:. ∨ /_,.:.―:.:.´:.:.:.// Y |
{__ , \:.:.:{_/-- ´:.:.:.:.:.:.:./ , マ |
//≧=- 〉介、______/_ / } |
//> ´ ` <≧=--r-- 、  ̄,:' | |
,く ̄´ ` / /^T \ { マ〉
r つ ` < / ∧__|>´| ∧ }
18 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:56:13.62 ID:sF1g0+GOo
8/10
……
…
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:\.:.:.:`、/人
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| \.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:`、i
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:| -─.:.:}、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::、
.//.:/.:.:.:..:.:.:.l:.:.::八.:.:.:.:.| ´ ∨ }.:ハ.:.:.:|.:.:.:.:.|:.:.:.:.丶
/.:′|.:.:.:.:|.:.:.:|'⌒ \.:.{ ,.斗==ミ|.:.:.}:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.
./.:.i{.:. |.:.:.:.:|:.:.:.| \ " 乂ソ |.:./.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.>、
. / .:八:.:{.:.:.:.:ト.:i:.| 斗=气 ´ "" }/ }/ |!.:.:.:.:.:.:.丶 >、
.:.:.:.:.:.:.:.:.イ.:.:i|::乂〃 Уソ /// リ.:.:.:.:.:.:.:.:| ヽ
./.:. '" /"|i:.:.リ.:.:.:ハ ´"" ′ __/::}.:.:.:.:.:|:.:.| i
´ / |i:/.:.:.:.:.:::::::./// /:::::i|::/.:.:.:.:.i|.:.:| / |
/ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:込、 ´ ' イ:::::::リ/.:.:.:.:.:八:i|ヽ |
/ i:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|:::::::..... /|::::::/.:.:.:./ :リ }! ',
〈 |.:.:.:.:.:.ト.:.:.:.:.|:::::::::::::>.、_ |:::::/.:.:./ ′イ i 「今日は東京に帰さないぜ」
/ 八.:.:.:|.:| \:|:::::::::|i::_, く} ト/.:/、 / ! |
/ \{──<´ ̄ \\>- ''''" ̄i/ ̄ \\ー--{! | 「ん……、京ちゃん駄目……」
/ 、 / ヾ_,,-tュ>- ''''" ヽヽ{ ィ''"
/ ゝィi/ / i ! ! } } j/- ,,_ |
/ _,,ィ7 / / j ! ! ィ-t-''ゝ ィう/ \ j
i / / / " " / ! ィ7'i ! ヾ⌒! l`ー、 ヽ {
/ / { ./ /'{.j l l V' ヽ \、 `,
. / / ';, / _,,/ .! } \、 i
……
…
,.:' :.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.:.',
. ,.:':.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/i:.:.:.:.:.:.:.:.iマ:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.',
,.:':.:,':.:.:.:.:./:.:.:.:.:.i :.:.:.:.:.:.:./ i:.:.:.:.:.:.:.:., マ:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:..',:.:.:.:.:.:.:i
,.:':.:.:.,':.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:./ !:.:.:.:.:.:.:.:., マ:.:.:.:.:.:.:i;.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i
. ,.:'.:.:.:.:.,':.:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:/ i:.:.:.:.:.:.:.:.:., マ.:.:.:.:.:i マ:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:!
,.:':.:.:.:.:.:.,':.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.i- ―:!― --', 、:.:.:.:.:.:.:, マj.I斗-マ..―..-i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:i
,.:':.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.i:.::/ i:! ',:.:.:.:.:.:.:.:., ´マ:.:i マ:.:!:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:i
. ,.:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:,'.:.:.:.:.:.,'i!.:.:.:.:.:.:.:.:i:/ ,i!____ ',:、:.:.:.:.:.:, マi____マ!マ:.i.:.:.:.:.:.:.:i .:.:.:.:.:.:.:!
. ,.:'.:.:.:.:.:> ´ ,'.:.:.:.:.:.:.iili!:.:.:.:.:.:.: ,ィf'´ん::::ハ`ヽ ',:.ヽ,:.:.:.:.:, '´ ん::::ハ`ヽ',i:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:i
,.:'> ´ ,'.:.:.:.:.:.:.:.ilili!:.:.:.:.:.:.:.:.i i::::::::::::i ',:.:.i\:.:.: !::::::::::::! i!:.:.:.:.:.:,'i:.:.:.:.:.:.:.:.i
. ,'.:.:.i:.:.:.:.:.:ililiト、:.:.:.:.:.:.:.i 乂___ツ ヽ! ヽi 乂___ツ ,':.:.:.:.:/!li:.:.:.:.:.:.:.:.i
. ,':.:.:.:!:.:.:.:.:.ilililili{\:.:.:.:.:i ///// .:; ///// ,':.:.:.:./ }il!:.:.:.:.:.:i.:.:!
,':.:.:./i:.:.:.:.:.:ililililil', \:.:.i /:.:.:.:/ /ili!:.:.:.:.:.:i:.:.i
,'.:.:./ i:.:.:.:.:.ilil{ilililiヽ、 ヽi /:.:./ ィilil,'!:.:.:.:.:.:.!:.:!
,':.:./ !:.:.:.:.:ilii}ililililili}≧s 、 __ }/≦ililili,' !:.:.:.:..:.:i:.:i 「わ、私を食べて……」
,':.:/ i:.:.:.:.:ilil}ililililili}>゚´ 〉、 ´|il| ` /V/ `ヽ、,' .i:.:.:.:.:.:/i:.:!
,'.:/ !:.:.:.:.ilil}ilil>´ / ヽ |il| /} V/ ` !:.:.:.:./ .!.:!
,':/ i:.:.:.:.i. ゚´ / {ヽ≧s。 |il| 。s≦i } V/ i:.:.:./>i:.i
/´ ,。',:.:.:.:!. / {. \ ≧|il|≦ / } V/ .i:.:/ i:i >。
,. < ',:.:.:i / { . \. |il| / /} .V/ .i/ .リ `ヽ,
i}`ヽ、 ヽ;i / { \!.i__/ / } V/ , ゝ ´ }
…
……
19 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:56:43.07 ID:sF1g0+GOo
9/10
……
…
/ \
/ / ヽ ',
/ /| |
/ /. - _ | / { {\ l
. 〈\ - 、,,`|ハ |从- ‐一 | |
〉, \ / んハ \| x-‐=、 | |
〉, \ / /. ! { ゞ ' \ V(ソ |. ! |
〉, \ /// }| l ′ / /^)
〉, \ //\_ / | 从 r‐- 、 / /イ
\ ´\. \ ̄∨|/ \ 乂_ノ /} /} !
〈 ̄ ̄ ̄\ `''< \ v‐-、 / \ 。s≦/. //. }./
./ 〉、 \.. 、 `''< _ \\ /./´ / / 「ほら、顔真っ赤!!」
/ 〈 \_> `≧s。__ノ \\ ト- _ /
/ / i\_/ _ =孑 ´ `、\ \. `|⌒> _ /
/ / `〜、_/ / /.. V \ \ l V ヽ
/ / / ̄ノ´"'''・‐ _/ / ⌒ V \ 丶 V i
( ( ./ // // i\ V \ V, ',
\\ / / / / / \ \ \ \ V\ ',
\\/ / { / i /Λ { \ ``〜、V \
) / } / | / Λ `¨¨¨¨ }={ゝ、‘,
) / { } ( | i Λ 〈 〈 \\
/{ ! \ | | ∧ \. Λ \ ,ハ \
(. \\ \ _从 |. ∧ Λ i| \ \
\ \\ \  ̄``ヽ、 , | ````i` Λ || ⌒''ー
\\ >''⌒`''ー / / / | リ|
⌒\ / / / / |. |
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : /: : : : /i: : : : : : i: : i: : : : : : : ',: : : : : ',: : : : ヘ
//.: : : :′: : :/ i.: : : : : : |',: :i゙、: : : : : : ',: : : : : ',: : : : :.',
/ :/: : : : i: : : : :′l:',: : : : : :i ',: ',. 、: : : : : :i: : : : : :',: : : : :.',
/ ′ | : : : :i ',:',: : : : : i ',: ', 、: : : : :i: : : : : :.i: : : : : i
/ . : : :i.: : : : : :iハ : :i ',:ト: : : : :i ヾ_,‐弋: ̄:ハ.: : : : :.i: : : : : i
: : : : −|: : : : : :i. ',: i ̄` ',i ヽ.: : :i ´‐ 、 \:i i: : : : : i: : : : : |
´. |: i: : : :ハ ≧i ‐- \: i ‐彳干圷ヾ i: : : : :.リ: : : : : i
i:ハ: : : i: i 斤ハ ミ、 ゞi ち:::::::;ハ ゞ: : : :/ : : : : : :i
i:i .ト.: :i: :i. ', ⊃:::::ノ:i 弋:::::丿ソ i: : :./⌒ヾ: : : :.i
. ',} i:ヽ.:i: :i 弋二丿 ─ ´ j: : / i: : : :.|
i: : ヘ.: :i / ´ /: : : : |
i: : : : : ハ ' /.: :: : : :| 「」
. i: : : : : : :、 r‐‐ ´ : : : : : : :|
. i: : : : : : : :.、 - ─ イ::::::::::::. : : : : : : : |
i: : : : /i::::::::::> / |:::::::::::::i: : : : : :./i |
i: : : / i::::::::::::::::::::> __ ´ |:::::::::::::i: : : : :./. i i
. i: : / iハ:::::::::::::::::::::::::│ |__ .: : : : :/ . i/
. i: / ',::ゞ::::::::::: -┤ ゙y /: : :/
. i/ ヽi 、/ /.ノ / /: :/ゞ _
__ -‐  ̄ / / // ‐-
y ヘ i. __ / ´
ヘ ',::', i´ `/
/ ', ',::', i /
「今考えたことがテルーのせんざいてきむいしきってやつだよ!」
「ちっ、ちがっ。それに京ちゃんには咲が……」
「サキは否定してたんでしょ!
じゃあ平気だって!」
「う、うう……」
「だいじょーぶ! 淡ちゃんに任せるのだー!」
これはこれで姉妹の絆に傷が入るのではないかーー
そう思いながらも、先程の妄想を思い出して照は赤面する。
ーーそ、それはまだ駄目だけど手を繋ぐくらいなら
宮永照、本人の思う以上にいやしい女の子であった。
20 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/06/09(日) 20:57:12.14 ID:sF1g0+GOo
10/10
……
…
・その頃の京太郎の家
/:./{ミミ:.:.:.彡≧:.:.\
/:.:/´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\i
/:./:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
′:.:/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.
, .:.:.:′.::.:.:.:.:.:.:.:.|:.|:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.::.
.:.|:.:.:.:.:|:.:.:.|:.:.:|:.|:.:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.:.:.:.:.::.
i......:.:|.....:.:.|:.:.:.|:.:ハ|:.:.:.:.:.:| |:.|:.:|......... |
|:.:|:.八 :.:./7:/|/ ノ|:.:.:. /| |:.|:.:|:.:.:.:.:.ハ
|:.:|:.:.:.:.Tイ示气  ̄ 示气T:.:.:.:.:.:
|:.:|:.:.:.:.:. ` ヒ...リ ヒ..リ |:.:.:.|:.:.|
|:.:|:.:.:.:.:∧ :.:.::.|:.:.|
|:.:.\:.:.:.∧ ' .::\:|:.:.|
|:.:.:.:. \:.∧ -- ム:.:.:.|:.:.|
|:.:.:.:.:.:.:.:≧:.::..、 イ :.:.:.:.:.|:.:.|
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| > <| :.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.| 「どうも須賀菫です。押しかけ女房に来ました」
|:.:.:.|:.:.::.:.:>-j f\:.:.:|:.:.:.|:.:.|
|:.:.:.|>イ く }l |:.:.:.|:.:.|
|:/ \_ __|l i:.:.:.|\
/\ \ / |:.:. | \
. /: : : : : : : |: : .:i:.|:.:.:.:i| |:.:.:.:.:.:.|!:.:|i:.:| 、:.:.゙、::、 ゙、゙、:::::::::::;::イ/:::::::::::::::i:::::
./ : : : |: : :i:.|:.:.:.:i:.|:.:.:.i| |:.:.:.:.:.:.:.|!:.| i:.:i 、:.:.:、:.、::.:.:.!:.:iヽ/:.:.:.|/:::::::::::::::::i::::
i: |: : : |: :.:|:.|:.:.:.:i|:|:.:.:.| ! | ..:|i. | .i: i ゙、:.:.i.;A-‐ハ:.!:.:.:.:.:.:.:..!:::::::___|::::
!:.i |: :.:| .:.:.i:.!:.:.:.|!.i! :l |:.:!:.:.:.:.:..i:.:.i ゙、! _/ハ:ハ/ |ィ;.:.,.-‐-、!:/.:.:.:.:.V/
i :|.| :.:.:i i i_:|、!、:.:.! i:!、i:.:.:.:.:.:.i:.:.i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |':.:.:.:.:.:.i:.:|:.:.:.:
. ! i:i! | ..:i :i:.:.:i`iー>ト-!、丶:.:.:.:.:i:、^V i_;:::::::ヽ / i: : : : :.:|:.:|:.:.:.:
、:!:i、:.:.i:.:.:.:.|:.i:、:.7メ'f:::::::ヾー\:.:.:.:、`ヾ <;;;:ン ′ ノ : : : :.:.:!:.|:.:.:.:
ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!////
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i////
|:.|: : : : :.:.:.i i r== "ヽ / i: : : : : :.:i:.|////
| |: : : : : :.:i:.:|\ ∨__ノ) / /: : : : : :.:i.:|//// 「間に合ってます!!!!111111」
|:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、  ̄ ̄ / / : : : : : :.:|/////
|.|: : : : : :.:|:∧ i:.:!i::::::::::::::`i ー-‐ ' ,..-‐:/: : : : : : :.:.i!/////
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ / 「(しずのやつ早く回収しに来てくれないかなぁ……ふたりとも……)」
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
カン!
21 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/06/09(日) 20:57:41.43 ID:sF1g0+GOo
前スレ1000の京明把握しました
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/09(日) 21:20:56.32 ID:MvMX3tyzO
乙です
オチの唐突な菫さんに不覚にも吹いた
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/09(日) 21:41:19.44 ID:wVN2Rj110
乙
しずは産廃処理業者がなにかなのか
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/09(日) 23:04:50.51 ID:GAPhdp2Vo
乙
して欲しいことが思ったより過激というかお年頃というか
まぁ落ちに比べたらめっちゃ微笑ましいんですけども
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/09(日) 23:41:11.01 ID:90PAI8aE0
乙です
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/10(月) 08:50:58.61 ID:253BESAq0
乙
てるてるあわあわかわいい
オチもワロタ
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/10(月) 13:14:27.09 ID:WnH44Zac0
乙です
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/06/12(水) 21:19:00.41 ID:GRQNN7C80
奈良にいるしずに何させようとしてんですか。
ワカメ先輩じゃだめなのですか?
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/13(木) 09:04:22.01 ID:84eIhT/E0
京咲照すき
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/13(木) 21:41:04.56 ID:6rUKbKWI0
まこ先のスピンオフにちなんで京ちゃんの昼飯の流儀とかどうっすかね
須賀さんちの今日のご飯でもいいかも
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/06(土) 15:50:30.68 ID:rpYT0QLr0
保守ですぜ
32 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:21:13.44 ID:meoJaCjRo
1/10
【短編集・同じ大学に行きたい女の子たち】-単発次元-
・てるてる編
 ̄ ̄ ̄
´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .,
. /: : : : :〔 :/ !: : | : : :ト、: : : : | : : : : | : :i: : : ′
′: : : : ∨ | : i| : : :| ´ ̄ :}: : i| : }i: :|: : : : :.
.:: : |: : : : :〔´⌒ヽ八: : :| ∨リ : : |: :八_|: : : : : .
. /:: : :|: : : : i{ __ \{ ,イ庁不、〕/ }: : : : : :.
/__! ト、: : {ィ芹示、 乂:ソ ′ 人: : : : : :
八| \{ 乂ソ ,r: :´: :|: : : : : ::
/: : ∧ ` /: : i: : :|: : : : : :i
.′::/: : . _ _: : : :|: : j : :! : : l| 「咲はどこの大学に行くの?」
.: : :/: : :个 ` イ〔_: : リ: /|: : |: : ::リ
: : : :l/ i|: :! : : :≧. . .-r ´ ヽ\/: !: :ノ,イ:/
. / : | / {: : ∧: : :ト、=´〕 / =‐- .,_ '
〔′ ヽ〔 _,. -‐ ' | / γ⌒ヽ
∧ :|__,. イ /
/ 丶 :| /' / i
___
,. : : : : : : : : : : : : : : .、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
.': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :、
': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::.
.': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :、: : :.
{: : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :}: : l: 、
|: :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /): :|: : |、: :.
|:∧: : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ{∧:|:|: : | \〉
}' 、: : : : : : : : : : : : : : : : l: / Y/∧: :!
∨:、: : : : : : : : : : : : :/イ u |/ ∨ 「久しぶりに電話をかけてきたと思ったらいきなりどしたの」
}:/\:|: : : : : : : : / 人
/ -从-----イ{ イ
_,.::―/:::::::::::::::::::::::::::≧≦--r---、
/:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://:/`ヽ
,::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ {::{ ,:∧
/:{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::|/' }
{::|| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |::| |
|::|| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |::| |
|::|| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |::| |
|:::ー====================_'_」::| |
´ T T ―r――r、―――――‐ ' }
全国大会も終わり、無事に和解した宮永姉妹。
和解はしたものの、照は東京に残り、咲は長野に戻っていく。
そうなれば意外と連絡し合うことは少なくなるわけでーー、久しぶりの連絡がこれだった。
「まだ何も考えてないよ。
私、一年生だもん」
「咲、それはよくない。最近は一年の頃から進学先を決めるのは珍しくないよ」
「い、いきなりそんな事言われても……」
「特に咲は平均点くらいだから選べる大学もそう多くないはず」
「そこは言わなくてもいいよね!?」
普通の姉妹のように軽口を言い合う。
大した事ではないが、咲にとってはなぜか幸せを感じる一時だった。
ーー次の一言を聞くまでは
33 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:21:43.58 ID:meoJaCjRo
2/10
-‐──‐-
. ´ `ヽ、
/
/ ,
/ / /| ト、 ′
∠._/ / i| i \ 〕
〔 |/ 八〔\ .' \ /
. |∧ :| ┯:┯ V ┯:┯∧ / j
' ∧| 乂ノ 乂ノ ∨、 |
. /:X "" ノ |
/::::入_ _ < / /| /
/\ /∧ノ へ ̄ ̄/ \リイ/ / 〔′ 「咲一人だと不安だから、京ちゃんと同じ大学に行くべき。
 ̄\\ r‐' \/ //\ /
\ヽーヽ └─ー/─' \ だから京ちゃんの進学先を至急教えてほしい」
丶ー| 〉 〈 | 〈
| .〈∧/ !__/
| | |
/ / /| | | ヽ \
. / / / / / | |. | | | | ', ヽ ∧
/ / /./ / | | | | _|L.--|.,,,_ | | :l ',
/ / | ト|_,r|''´|`:| | |\ | `ト| :| | :|
/ | | ィ| |─ト :|ヽ | / ̄V| | :| | | |
/ | レ´| \|_\| ト、. |::::彡三=、 :| ./ / / !
/彡イ | ト| 彡 ─ヾ:\|::::\::::/,'⌒ヽ \/ / / |、
. | ヽ ゝ///;'⌒',ヽ:::::::::::::::::::::|:!::::::::::!:| ||イレ' | ハ!
. | ト、 || | ';::::::::!:|:::::::::: ヾ、;;;;;;;ノ |/ ハ / |
. | ハ, \:::ヾ.;;;;;...' , ハ / /
. | /ヘ ヽ..ハ ハ// /
/ \トハ ー_,ア ノ'´// 「妹のことよりそっちが聞きたいんでしょ?」
|ゝ、 //イ/
|人> ._ <:| / /
\|\| ー< :|´
| :|> 、
/| / \
-─===‐-ミ
´.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 、
/.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: \
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :ト、: .: .: .: .:`、
.: .: .: .: .: .: .: .: .|.: .: .: .:| \.: .: .: .: ',
.: .: .: .: .: .: .: : |.: .: .: .:| \|.: .: : :.
.: .:|.: .::| |.: :‐/、|.: .: :l .:| -‐.:|、.: .: ::.
.: .:|.: .::| |.: :/ |.: .:八ノ ハ:.:|::. :.
.: 八.: :|┬─┬}/ ┬‐┬‐ .:.:|`ヽ}
.:/⌒ヽ} | :::::: | 三 | :::::| .'.:.::|
.:{ '└─┘  ̄ └‐┘ l.: .:|
人_ u j.: .:|
i.:.: .: .> )‐┤ イ.l: ::'
i.: .: .:i .: : _;〕ト _/| h ≦.:.:.|: 八/ 「な、なんのことだか……」
ト、.: .:|/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/
| \{ .,_ \| |/ ハ
/ ヽ > | ノ / ∧
ーーこの姉、妹をダシに男を狙ってる!
たしかにまぁ、このヘタレ姉に直接聞く勇気はないだろうし、私に聞くのは間違っていない。
京ちゃんが私のお義兄さんになるのはなんかすごく複雑だけど! いくらなんでも妹の扱いが雑じゃないかな!?
34 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:22:12.56 ID:meoJaCjRo
3/10
「だいたい、お姉ちゃんはプロに行くんでしょ?
それなら大学聞いても仕方ないじゃん」
「それなら問題ない。京ちゃんと同じ学年になってから受験するから」
「本気!? というか、プロはどうするの!?」
「二足のわらじで頑張る」
電話口で聞こえるのは至極真面目な声だ。
こうなった姉は頑固で、説得できるものでもない。
「いくらお姉ちゃんでもそれは厳しいんじゃないかな」
あの小鍛治健夜ですら歯列を極めるプロ麻雀界。
とてもではないけれど、二足のわらじでなんとか出来るレベルではない。
「うん、麻雀も京ちゃんも大事だから」
「……一目惚れは厄介だね」
「うぐぐっ」
我が姉ながら可愛い反応に呆れてしまう。
全く、あの女心がわからずにぶちんで鈍感な京ちゃんのどこが良いのやら。
しかし、ここまで頼まれてしまえば断るわけにも行かない。
. / :.:.:.|:.:.:.: /^l:.: : ||:.:.:.:.:.:.:| ヽ:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:.ヽ:.::.:.::.
/ .:.:.:.|:.:.:.:.| :.: : ||:.:.:.:.:.:.:| |:.:.\ | :.:|:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
/ .....:.|:.:.:.:.| /: :.:|ト:.:.:.:.:.:.| |:./_\:/|:.:.:.:.:.:.:八:.:.:.:::
. / .:.:.:.: |:.:.:.:.| \||:.:\:.:.::. ィX笊竺心j:/|:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.|
/ イ从:.:.:| ィ/笊匁、 \:.:.. ノ{:::::::ハ |:.:r-x:.:.:.:.:.: |
ー |:.:.:.\| i| ノ{:::::ハ 乂ー-ソ j/ V:.:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.:. 从乂ーソ .:.:.:.:ハ|
|:.:.:.:.:.:.∧ ′ "" /:.:.:./
|:.:.:.:.:.:.:.:ハ "" 厂:.:.:/j/
|:.:.:八|:.:.八 r-, /:.:.:.:/
|:./ \:.:{\ / |:.::/ 「どうせ京ちゃんも決まってないと思うけど、聞くだけ聞いてみるよ」
|: \ > .. _ イ リ/
__] {___
_/三l /三三三≧=-__
_x<三ニ/´ / /ニ三三三三三三三>
. r≦三三ニニ/ /三三三三三三三>´
/|三三三三ニ{____/ニ三三三三三三>´ \
_. . ----- . ._
,. : ´: : : : : : : : : : : ` : .、
,. :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : 、
.': : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : :'. : : : : :\
|: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : ヽ
|: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : |: : : : :、: : : .、
|: : : : : : : {: : : : : : |: : : : : : :},、: : : ::l  ̄ `
|: : : : : : : :| : : : : : |: : :|: : : / {: :.|:|:.|
|: : : : : : : :l: : : : : :.|: : :|: : : |_ノ: :从:j
|: :,: : : : : : ,: : : : : :|: : :|: : : | |: : | '
|: :| : : : : : : : : : : : |: : :|: : : | |: : |
|: :,: : : : : :/: : : : : ,: : : : : : :|ィ}: : , 「……ありがとう」
|: :{: : : : :/: : : : : /: : : :|: : :.| , : /
|:/|: : : : ,: : : : : : {: : : :/: : //:イ_
|' ,: : : /: | : : : : | ̄ /: イ /::/ / ヽ
\: {/、: : :.从 / /::/ / :.
/ }/{ \{ /::/ / }
{ |::| /::/ / |
ーーーこうやってお姉ちゃんに頼られるのも悪くない、かな
35 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:22:41.50 ID:meoJaCjRo
4/10
……
…
・高鴨穏乃の場合
/: :/: : /: : :/: : : : /: / ヽ: : : : : : ヽ: : : : : :V: : :V: : : : :ヽ
/: :/: : /: : :/ : : : /: :/ ヽ:、: : : : : i : : : : : : V: : V: : : : : ヽ
/: /: : :/: : :/< : : ハ: ! }:ハ: : : : :ハ: : : : : :ヽ: : } : : : : : : ハ
: // : /: : :ハハ:\:! {:{ }:レイ: :√}: : : : : i: }: : !: : : : : : : :ハ
. {:ハ: : l: : : ハハ: : i ̄{{  ̄/ ハ:ノ !:!: : : :ハj : ;′: : : : : : : ハ
Vハ: :ハ: : ハ〃rV/云 〒冗示ミ j:ハ: : /: : : ': : : : : : : : : : :}
∨ V: ハヾ{7///} {7///} 〉 /:/ヽ: :/: : : : : : : : : : : }
ハ:ハ 弋//ソ 弋//ソ イ: ! }:/: : : : : : : : : : :}: :}
{: :ハ ,:,:,:,:, ,:,:,:,:, }: :} /: : : : : : : : : : : : ハ: }
|: :| ! ′ u }: jイ: : : : : : : : : : : : : :} }:j
|: :| ヽ 、_,、_, /}:.j ヽ: : :! : : : : : : : : : ! i:}
l: :l > ヽ ノ ´ト // !: : j: : : : : : : : : : W
ヽ:ヽ r≧....._ <..-‐: ̄//} }: : ハ: : : : : : : : : :} 「んぐぐぐぐー!!!」
ヽヘ 〉::::::::゙Y ̄::::::::::::::::::::彡::ヽ j: :ノ }: : : : : : : : : :}
__ゝ.イ:ヾ===ハ====:::"//::::/::::::::<__: : : : : : :j
/ ll::::::::::::::::::::::::::::〃::::::::::::::::::::::´:/::::::::::::::::/  ̄ \: : :/
. / ll:::::::::::::::::::::::::::《::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ V:/
, ll::::::::::::::::::::ー::《:: ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ V
__
, ´ :: :: :: :: :: :: ` ::..、
/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :\
/__-、:: :: :: ::/:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::\
, .:: ̄--ゝ/ :: :: /:: :/:: :: ::/::::|:: :i :: :: ヽ
./:: :/':/:: : |:: :、 /:: :/:: :: ::/ :: !::|:: :| :|:: :::.
/:: :::/ ' :!:: :: :!:ヽ、:| :: | : :/:: ::/|/':: ;ィ:: ::!:: :: :.
/:: ::/ ' ::|:: :: :|:: ヽ:| :: !/ /_/- ':: /.| ! :|:: :: i :|
./:: ::/ /:: :|:: :: :|γ-.! :::| んミx /::/ !:|:::!:: :/|/
/:: :: , ':: :: |:: :: :|{ |:: ,'弋_:ノ /'´ テミ.レ ::| :/|
l :: :::| /:: :: ::|:: :: :|:ヽ_|:, ゞ'/ |:::||/:::|
|:: :: :!/ :: :: :: |:: :: :|__:_| !::' __ ./ |:::| |::::|
|::i:: :|:: :: :: :: _!:: :: :!ニ\|:' \ ` ノ -.|:/ .! ::| 「(ほーんと、しずにしては頑張ってるわね)」
|::|,:: ! :: :: /__ヽ :: :ヽニ ヽ ./ ‐‐.. ´ト /' |::|
|::|ヽ| :: :/ `\:: :ヽ二ヽ_\\::'、 /ヽ !::|
/! !:: :: :/i ヽ i::.ニニ}--|ニ ヽ:} / ヽ,'::/
./::ヽ :: :/| `!:: }\ニ .!ニ /{ |/
/:: :: :: :: | | 、 iレ′ \| ./ ヽ ',
./:: :: :: :: :::! | ヽ | `´ | ,
インターハイで気になる男子が出来た! などと顔を真っ赤にして相談してきたのは少し前の話だ。
それ以来、あんなに勉強嫌いだったしずが「同じ大学に通いたい」なんて理由で勉強を頑張るようになった。
今だってそうだ。普段ならわからない問題があれば逃げ出すところだが、私に頼み込んでまで教えてもらおうとしている。
「須賀くんだってまだ大学まで考えてないんじゃない?」
「うー、わかったときには遅いかもしれないし……」
「この前和に聞いたときはそこまで頭が良いってわけじゃないみたいだったわよ。
無理しなくてもいいんじゃない?」
「で、でも……」
「しずならむしろ一緒の大学に来てください!って言うくらいだと思ってたけど」
これは本心だ。
いつもまっすぐ相手に気持ちを伝える穏乃にしては珍しく遠回りな方法をしている。
相手の志望先がわかってから大学を決める、などと……。
36 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:23:11.30 ID:meoJaCjRo
5/10
「そ、それは……」
「……ん?」
珍しい反応。
聞けば素直に回答が帰ってくるのが穏乃だ。
目をそらし、なんとか誤魔化そうとしているのが伝わってくる。
何やら面白そうな匂いを感じ、穏乃の頭を揺らしてみる。
/ \
ヽ
_/: :/ / \
/:/: :/: : /: : :/ :/: : : : : : : : : . {{⌒丶
/: : ′ : : : i : : : :/|: |: : : : : : : : : : : : : : :⌒\: \
/: :/:|:i : |: i: i : : |!|: |: : : |: |: : : | : : :| : : : : : :|\: : .
/: :/ |:i : |: |: i \|│|: |: : : |八: :斗‐|:│: /: : : :| ': : .
/: :,' |八:|: |八二|\|八 : : |/\:|: :|:│//: : : :| ; :│
: : | |:\ハ 《 _)汽 \イ忙汽トミ|:│7: : : : :| | : |
|: : | │:| :i 乂ツ 乂)ツ彳: |^| : : i : | | : |
|: : | │:| :ト i /::/ , /::/:: | : jノ| : : i : | | : |
|: : | │:| :|八 ___ |: : :│: : i : | | : |
|: : | 厶,| : : : 丶 ∨::::ノ ィリ /: :゙: : : i : | | : |
|: : | 〃 八: ∨: /i:i> _.. ´ W:∧/ : : : :!: :| | : | 「ほーら、白状しなさい!」
|: : | / /i:i/\∨i:i/ } 厶イi:/ : : : : : : : . / :│
|: : | {∨|i/: : :/\/丶 /i:i:i:i:/ : : : : /: : : ∨: : :|
|: : | {│/: : :/i:i:i:i|\ { /i:i:i:i:i:i:/ : : : : / : : : / : : 丿
. /: : : : : : : : : : : : : : : :\:`丶: : :\
: : : : : : : ∧: : : : : : : :.|: : : : ':,: : :\: : \
/: : : : : : : :;′',: : : : :.|: : ト、: : : : ',/.: :':,: : : \
. / : : : : |:.:|: :| |: :.}.: :.|: : | ', : : : } : : : ∧ : : : : :..
. : : : :|: : :|:.:|: :| |: /: ,.ィ^´| ̄|: : : ; : : :/.: :', : : : : : :..
i: : : :|: : 」斗‐ト l//,.ィ示ミ、 |: : :/: /: : : :} : : : : : : :.
|: : : :|: : :|: x=ミ {hiい 》|: :/| : : : : ,': : : : : : : : :.
∨: : ',: : l《 {i:い Vrツ 厶イ: :|⌒ヽ: / : : : : : : : : : :.
. \|\ゝ Vり ,, | : | ,}/ : : : : : : : : : : : :.
. ハ ,,, ′ ,. -- 、 u | : |_/.: : : : : : : : : : : : : : :.
__| | 「/ } ,|: / | : : : : : : : : : : : : : : : :.
_┌〈__|: :ト 、 _ノ / j∧ |: : :/| : : : : : : : : : : : : :.
{ (「_}_ノ |: :l n >  ̄ _,. <ニ//l |: :/ :|: : : : : : : : : : : :|: :|
. ∧ \ 〈\l.ノ } 「冂ニニ//ニ/⌒丶 |: : : : : : : : : : : :|: :| 「えっ、あっ、ちょ!」
{ \ \| | ノ7ニ|{_}二二/ニ// ',: : :.|: : : : : : : : :|∨
ト、 |//ニニY{ニニニ∠ニ/ } : : |.: : : : : :/: :;
. \ | l/ニニニ//ニニニニ/ ; : :./: : : : : / : ;′
\ :|/ニニニ//ニニニニ/ /: :./| : : : : /|: /
. / , マニニ//ニニニニ/ /l/ l: : :/ |/
/ ', マニ//ニニニニ/ / |/
珍しく渋っている。
これは何やら重要な理由があるに違いない!
37 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:23:40.82 ID:meoJaCjRo
7/10
「な、なんだよー!
憧が教えろって言ったんじゃないか!」
「……いや、ごめんごめん。
そういう意味じゃなくてね」
「ど、どうせ呆れてるんだろ」
「そんなわけないじゃない」
, : : ´: : : : : : : : : : : : : : : `丶、
/.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/ : / : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : ‘,
_,: : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : ∨: : : : : : : : :‘,
/:/.: :.:./:/: : : :.:/: : : : : : : : : : ', ∨: : : : : : __ _:l
/.:_/: : : :′ : : : : ′: : : |: : |: : : : :', ∨: : : : /ートミ 、
/ /.′: : i: :|:.l: : |:.:| :|: : : :|: :!: : : : :', :l/: :.:|: : |: :|\\
. |: ||: : : |: :Ll_: :|:.:| :|: : : :|', : ',: : : : : |: l: : /|: : l : | \\
|: | :|: : : :l|: :|:l|: `ト:| :|: : : :| ',.:斗-‐¬|: |/ :|: :| : | ',: ヽ
|: |.八: : ::l|: :|:|x=ミ. |八: :.:| \l\: : :|: lV/:|: : :|: :.| i: : ',
|: | \:.l|: :|,《 _)_ハ \ | \|: | レ^| : : l: : | |: : :|
|: |: ト|: :|:', 乂zリ ` ≠===‐ |: | ´ l: : : |: : | |: : :|
|: | |:|: :|: i |: | |: : :.:|: :| |: : :|
|: |: ,' |: :|叭 ′ |: |r‐':|: : : :l: : :| |: : :|
|: | ,: 八 |: 込、 、__ |: l: : :| : : : | : ! |: : :|
. | :| ,':/ : : |: | : : > . イ ||:/: :|: : :.:|: : ! :|: : :| 「しず、自信を持ちなさい。
/:| // : : : l: |: : : : : : /=n< __/〃ヽ /: : : : ハ: :.! | : |
. /:.:.:| //: : : : : : |-――/ ,\_rく /' /: : : : /=ミ: ! :|: : :| あんた今すごく可愛いわよ」
. |: : :| //: : : : : : :/ / /| }∧ / : : : :/ `ヽ、 :|: : :|
,........-‐――‐--...、/´ : :`ヽ
, s?":´: : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ,: :ヘ
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、 : : : : : :',::ム
,.:" : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',: : : : :i ',:ム
/ : : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : ∨ : : メ : ヘ :ム
/ : : : : : : /: : /:∧: : : : : マ : : : : : : : ',;// : :i:ム: :',
/ : : : : : ; :i : : :i:/ V : : : : ',: : ; : : : : : ',メ : / : :',:',
,'./ : : : : :i :i : : :/i マi; : :、; ト;::|、;, : : : : } : :メ; : : ::} : :',
{/|: : : : : :|:j: ; :/|:i |:ハ: ; }i::ハ/; : i : : i :/ノ : : : i : : :',
{i i : : : : : i ヽ、:i ヾ } ',;// リ ',} : : } ´: : : : / : :ム ',
| ∨ : :| : :'=≧=- ー=辷彡', }/; : /: : : : : /: : : : ム、',
i ',;:{∨: ',{:; ;::} {:; ;::} 'Y/| : : : : /: : : : : :ム゙、',
\i ヽ、i 乂シ 乂ズ |: : |⌒ヽゞ : : : : : : :ム ゙、', 「ーーー?」
|::i 、 | : :i / : : : : : : : : : ム ゙、',
i::{ """ """" | 孑 " |: : : : : : : : : : :ム ゙、',
',:乂 〜〜〜 /|: ,' |`Tネゝ‐-s。, : : : : ム ゙',
';:::| > 、 _ ャ }/ ノ ノ::}::::::::::... `ヽ: : : ム ゙',
';:i γ´.:::::≧≦ミヽ、__ /´/::::/:::::::::::::::::::.. ∧ : 、ム ゙、,
リ / .:::::::::::::::::::ヘ={jY=≦:::::/::::::::::γ´⌒ヽム: : },ム ヾ
∧:::::::::;::::::::::::::::ゝ‐》--イ::::::::::::::::/:::::::::::::::.. ',:リ :}
,'::::乂:::::∨:::::::::::::::::::》:::::::::::::::::::::}/::::::::::::::::::::. ∨ }/
∧:::::::::\:∨::::::::::::::::{{::::::::::::::::::::::マ:::::::::::::::::::::. ',
Y:::::::::::::::::::゙圦:::::::::::::::::{{::::::::::::::::::::::マ::::::::::::::::::::::. ',
必死に問題集とにらめっこする穏乃に憧の気持ちは伝わらない。
今の憧に「好きな人」はいない。
だからそのあたりのアドバイスは出来ないのだが、どうやらその必要はなさそうだ。
それどころか、親友がどこか遠くに行ってしまった気がした。
でも、なんだかそれがとても嬉しかった。
38 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:24:09.92 ID:meoJaCjRo
8/10
, r '´ ̄ ̄)`ヽ ./´ .| 1 \
/ , r ',´`ゝイ / i| .| ヽ
./ ,r'彳 / .| ./ ./ , /| | ヽ. ヽ
/// / ./ ト、 ヽ ./ / / /| i .ハ 1 ヽ
./ / ./ ./ |ヾ ヽ / /i-、,_ /j ./ | .ル.j | .|1. 1
./ ./ ./ ./ .| ヾ ヽj /.i .>ト,/ j /i j .|.ハ | |. |
/ / j i | ヾ /j j | / ./ '、` j /ノ/ .|.j | .j .| .i |
./ / .| .| | | >'´i |rt== ミ、 、 ./ / /' r t/'ー-/ | .| |
./ .| .j .| | | V´ | .| .ク心:::::ミヾ ' '´ ' - ' j /j | ルj
j .| .j .| .| | | .| 毛:::::::ゝ r==ミ,tノ/j j i .从'
/ .| / .| | | | .| ヾ:::::リ' .ク:::C }./イ .|.j //' 1
| | .| / .| i. | | .| ,,,,, .レ:::リ './ iイ i/ノ |' ,1
| 1 .|./ | ヽ.ト | .| ''ヾ / |'j j´ | |1
.| 1 |' .1ヽ ヽ》、 | .| ' ,,,,, / |j / .| |.| 「ま、私に出来ることなら勉強くらい教えるわよ」
.| 、| ヽ、ト ヽ \| .| ヽ、 / .j ./ 1 |.|
.| ,V ゝ 、、 \ i .|、 ´ ノ /./ .| | |
.| 1、 .》、\ヽ ゝ | ヽ、 , r ' ´ ././ | j |
.| .1ヽ / `ー-ヽ、、_ ゝi、./ `ヽ- j ' ´ .i ./.イ |.j .|
.| 1.ヽ ./ ` ゝ 、 ` \' ./ i 1 // 1| .|.j |
/: /: : : : : : : : : : : : : : : : : :`:ヽ.、
/: /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,:´ : /: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : ': : : : : : : : : : / : : : : : : : : : ∧: : : : : : : : : : :ヽ
,:´: : : :!: :ヽ: : : : : : :/ : : : : /: : : : :/ ヽ:、: : :ヽ: : : :ヽ:ヽ
/: : : : : :!: : ヽ: : :\:/: : : : : ィ: : : : :/ ヽ:レ:‐:┼: : : : ハ:,
. /: : : : : : :V: : : \ : / : :_∠i:l―: !:! iハ: :ハ: : : : :ハ!
/: : : : : : : : :V:、: : : : :i:i: : : :/ {ハ: : ハi _レzレ !: : : : ハ!
/:/: : : : : : : : :ヽ:\: : :ハ: : : i _彡示i ん゚:}"/: : ノ:ノ ′
/:/: : : : : : : : : : :∨⌒ヾ!`N:〃ん/ハ {r:ソ ,: :ィ レ
. /:/: : : : : : : : : : : :ハ !:.{゙ 込/ソ `´,,, i: : j
./:/: : : : : : : : : : : : { \ {: ! ,,, ` ハ :/
i:.ハ: : : : : : : : : : :/: |  ̄>: ! ┌‐ 7 イ/:/ 「ーーーー! うん、頼りにしてるから!」
{:ハ: : : : : : : : : :/: :{ _/iハ:!ヽ ヽ ノ ∠__/:/_
{:! !: : : :>::: ̄::: ̄::/:::/ ヽ i:! `7―-,イ::::::::::::レ::::::\
{:! V: /:::::::::::::::::::::::/::::/ \ ノ }::ヽ:::::::::::::::::::i::::l
`ヽ ∨:::::::i:::::::::::::::/:::::::i / ヽ/ \ }::::ヽ:::::::::::::::::i::::}
. /::::::::::i::::::::::::/::::::::::ヽ イ{ oY //:\j::::::::ヽ::::::::::::::}::::}
どこまでも真っ直ぐな親友を尊敬した。
いつか自分も、こんなふうに恋をしたいと思うくらい。
和を通してデートのセッティングをしてあげようか、大学のことも相談してみようか。
あるいはーー阿知賀のみんなを巻き込んでも良いかもしれない。
きっと穏乃は、彼と一緒になれるーー。
39 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:24:38.82 ID:meoJaCjRo
9/10
……
…
【次回予告?】
___/ / / \ \
⌒フ / , / l 〈 \\ \
/ / / / /| \ ∨ \ \
/ / / /-〜/-| { \〜ー 、' \ )
〈 / | |八Ν__八{ | _\ ∨ l|′
/ l| l ァ┼ ┬ \N┬‐┬ | | リ
〃 / l|\_从 乂゚_ノ 乂゚ノノ}∧l/}
八/ / ,八 入 、 ,,, ,′ ト、ノ
. { / }\__ ′ |
. 从 八{ 込、 ∠> . イ^| }八 「(東京の大学……)」
∨ \从_}> . __ イ 八jノ )
/ \__ Κj/
_/ //〉_∧ ‘,
/:.∨ ,/// ∨ }: : ..
. .:´: : : : :∨//\__//∨: : : : : `ト、
/∨: : : : : : : :∨\:i:i:i/ {:.: : : : : :.:| \
{ ∨: : : : : : : :\/:i∧\{:.: : : : : :.:| ∧
……
…
,..::::::::..、
/:::::::::::::::ヽ ,..。s≦::::::::::≧;イ:::ヽ-、
/::::::::::::::r'⌒:::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::.
. /:::::::::::::::::( /:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::/::::::::::::ヽ
.. /::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::.
,::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::.
|:::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::::;:::::::::::::::::/l:::::::::l
|:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::;:::::::::::::::/ ,:从::::|
|:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::l:::::::::/ /:::::;::::|
.. '::::::::::::::::::::|X::::::::::::::::::::r'}:::::::::::::::`厂≧ {:::::/:::;
. ':::::::::::::::::::| \:::::::::::::::{ l::::::::::::::| 乂 ソ 、_::ノ
l:::::::::::::::::| \:::::::::ゝ,ム::::::::::::| ,,, ,
|:::::::::::::::; ヽ:::::/:| X::::::| ノ 「(あいつ、彼女いないって言ってたよな)」
ノ::::::::::::/ y-=}/ 、 ∨:::::, ` ̄/
/,::::::::::ノ_ イ ≧s。. \ Z::lィ ――:. :. . _
. /::γ:. :. :. :. :.l X / /´ ̄ ,。s:. :. ヽ:. :. :.、
/::::/ :. :. :. :. :. | X /─ r ィ、_/ |:. :. :
;:::::/l:. :. :. :. :. :.:| ヽ i -_ゝ 乂} |:. :. :|
... |::::' ; : : :.::. :.:.:.:| , _──_ノ :. : :. :. :. :. :. |:. :. :|
从 |:. :. :. :. :. :.; l _─_ l:. :. :. :.: .: .: .: .: |:. :. :|
|:. :. :. :. .:./. , ─_ .|:. :. :. :.: .:. :.: .: .|:. :. :
i:. :. :. :. :.:l | ─_.;. :. :. :. :.: .: .: :./:. :. '
|:. :. :. :. :.' , ─_|:. :. :. :. :.: :. :. :l:. :. :'
続々と集まっていくことを、彼女たちはまだ知らない。
40 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:25:08.54 ID:meoJaCjRo
10/10
……
…
・いつもの次元
. /: : : : : : : |: : .:i:.|:.:.:.:i| |:.:.:.:.:.:.|!:.:|i:.:| 、:.:.゙、::、 ゙、゙、:::::::::::;::イ/:::::::::::::::i:::::
./ : : : |: : :i:.|:.:.:.:i:.|:.:.:.i| |:.:.:.:.:.:.:.|!:.| i:.:i 、:.:.:、:.、::.:.:.!:.:iヽ/:.:.:.|/:::::::::::::::::i::::
i: |: : : |: :.:|:.|:.:.:.:i|:|:.:.:.| ! | ..:|i. | .i: i ゙、:.:.i.;A-‐ハ:.!:.:.:.:.:.:.:..!:::::::___|::::
!:.i |: :.:| .:.:.i:.!:.:.:.|!.i! :l |:.:!:.:.:.:.:..i:.:.i ゙、! _/ハ:ハ/ |ィ;.:.,.-‐-、!:/.:.:.:.:.V/
i :|.| :.:.:i i i_:|、!、:.:.! i:!、i:.:.:.:.:.:.i:.:.i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |':.:.:.:.:.:.i:.:|:.:.:.:
. ! i:i! | ..:i :i:.:.:i`iー>ト-!、丶:.:.:.:.:i:、^V i_;:::::::ヽ / i: : : : :.:|:.:|:.:.:.:
、:!:i、:.:.i:.:.:.:.|:.i:、:.7メ'f:::::::ヾー\:.:.:.:、`ヾ <;;;:ン ′ ノ : : : :.:.:!:.|:.:.:.:
ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!////
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i////
|:.|: : : : :.:.:.i i r== "ヽ / i: : : : : :.:i:.|//// 「永久就職希望です!!!!!!!!1111」
| |: : : : : :.:i:.:|\ ∨__ノ) / /: : : : : :.:i.:|////
|:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、  ̄ ̄ / / : : : : : :.:|/////
|.|: : : : : :.:|:∧ i:.:!i::::::::::::::`i ー-‐ ' ,..-‐:/: : : : : : :.:.i!/////
/ : : : : : : : /: |i: : : : : : : / : : / | : : |\: : : :|: \: : ::∨: \
. / : : : : : : : : : : : |i:: : : : : ::/ : : >ト ., | : : | |: : ∧ : : : : : :|: : : ::ヽ
. .: : : / : : : : | ::八 : : : : /{/,.斗=ミ. |: : / |< ̄:|: : |:::∧: : : : :.
′: : : : : : : : : :|: : : : : : : / . ,ィ´ん):iト, |/ .斗=ミ|::| : :W ∧:: : :::|
| : : : |i::∧: : : : :!: : : : :\{:| 〈 {h:::iノ } ん)ト |/!/ |: :∧ : : |
: : ::|i::|.∧ : :: :|:: : : : : : : :, .乂こン {h:iノ} ゚: : :| : : | : : :/
. \八| |:: :::|: : : : : : : : :, .,.,.,. , 弋こソ {: : : ::|: : ノ }/
|: :\! : : : : : : : : :, ,.,., : : : : |/
|: : : : : : : : : : : : : :, ゝ , } : : : |
|: : : : ::|i: : : : : : : : : イ : : :/
|人:: : :|i: :|: : :|:::|i: :}> イ: :|: : : 「今日は私が回収担当だじぇ」
. \八/\人八/} ー┬‐ ≦: :人/|/
{^辷ー^ヽ/\/ヽア:/
. ,r‐=ニニ二二二\ 〈二ニニニニニニ┐ :/
. / -=ニニニニニニニ.\ ∧ニニニニニニニ.!∨ /
. / -=ニニニニニニ\ Y⌒Y⌒Y}ニニニニニニニj{. ∨
カン!
41 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:25:37.20 ID:meoJaCjRo
更新頻度はお察しください…
何パターンかやっていきます
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/14(日) 21:32:38.35 ID:g4/nmDC90
とんでもねえ、待ってたんだ
でも、6/10が抜けてますよ
43 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/07/14(日) 21:39:02.75 ID:meoJaCjRo
6/10
「ほらほらー、せっかく講師してあげてるんだから教えてくれてもいいでしょ?」
「うぐっ」
ちょっと卑怯な手に出る。
しかし時間を割いて教えているのだからそれくらいのことは教えてもらってもいいはずだ。
「……だから」
「えっ?」
/:/ /: :/: : :イ\:// / /:/ : : : : : ノ: : : : : : :
{/ {: : {: : /ハ:ハ:\ { /:/: : : : :ノ:ノ: : : : : : : :
l i: :ハ:/:!/7c=ミヽ ノ/: : : :ノ:ノ:ノ: : : : : : : :/
∨ V:ハ ん///゙ zヒ三/ァ'-<: : : : : : //
/:/ 辷:ソ 7C≧、ノ /: : /://: :
/:/ "" ん///ハ /ィイ彡: /:/:
_{:ハ ´ 辷z:ソ ノ /:/⌒Yイ: : :
/::/.{:{..\ "" /:/ ノ/: ;/: :
イ:::::::i....{{.../r\ ヽニ> u ,.、/:/..イ /:/'/: : 「わ、私のせいで自由に大学を選べなかったら、嫌だから……」
/:::{:::::::i.....i{...{::{ヾ::ヽ.._.........―::::´:::/:/:::::::\:/ /: :
./::::::::::i:::::::{..........{::ヽ::\〃:::::::::::::::::::_z/:/:::::::::::::::∨: : :
:::::::::::::::::V:::::{..........{:::::ヽ:::《:====:":::/;イ::::::::::::::::::::ヽ: : :
-‐…‐-
/: ∪: : : : : : : : : : :`丶、
/.: : :/: : : :|: : : : : : \: : :ヽ-
,:': //: / :|:|: : : |'、: : : :\: :∨ Y\\
i|: //: / |:|: : : |: \: ノ :||: :|/ |: |:|\\
i| i∧:{`ー\: : |  ̄\: ||: :| : |:.:|:| ヽ:ヽ
八|l: : l 〃ヽ \l 〃ヽ ヽ|: :|: :′|:| ',: :
|:| |l\| {{ }} {{ }} |: :|/: : :|:| i: i
|:| || .′ー' ///// ー' |: :l: : : :l| |: |
|:| |l { __,/⌒\ u |: :|: : :|| |: |
|:| || 人 レ \ |: :|: : : |: : |: |
|:| |l / : `|/ \:!: : :.|: ∧ |: |
|:| ||'/ : |/ , < \:ノ: : ∧ ,: :′ 「ーーーー!?」
|:|/{: : : :/ゝイ ∨\ \\: :∨:/
|/: : : / イ {,∠‘, \',:|:|
//: : / {⌒YY´ 人 \|:|
. / ′:/ /l_/Т\_i: : :\  ̄ヽ
/ |: : |{/ \/|/|_ | : : : ∧ |
. / 八: :|′ o 八: : : { \ |
_/_彡 ヽ{ \: :\ |:\ /
/ 人  ̄ |: : :l>―┬
./ / } o |: : :l : : : : |
普段のしずからは信じられないような、乙女の発言が飛び出してきた。
思わず可愛すぎて抱きつきたくなってしまうほどだ。
44 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/07/14(日) 21:39:32.13 ID:meoJaCjRo
>>42
ありがとうございます…
いちばん重要なの抜けてしまった
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/14(日) 21:41:49.60 ID:uZDGM3Cpo
乙
しずかわいいやったー
>次回予告?
咲大学編と言わんばかりの集結度合いになりそう
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/14(日) 21:53:34.77 ID:dcq1x9unO
乙
しずかわ
そしてアコチャーがまともだw
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/14(日) 21:54:02.89 ID:3yYhEeCq0
乙 新しい重力次元になりそうな予感しかしねぇ…
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/15(月) 00:47:03.66 ID:rZJ4oZhFo
乙
しずかわ
大学編という新シリーズ開始の予感
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/15(月) 01:46:40.05 ID:CJzjfSYm0
ゴールドで30k負けた記念
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/15(月) 13:21:39.22 ID:h7FCvleE0
乙
照かわいすぎる
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/15(月) 14:10:30.58 ID:fzj+pXBJ0
ありがとう
最高だった
乙でした
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/16(火) 03:46:41.84 ID:vRCd2QXp0
乙
テルーかわいいいいいいいいい
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/16(火) 11:08:05.86 ID:TS53bt6+0
素晴らしい
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/03(土) 13:46:41.10 ID:xxVWZQLU0
夏だじぇ!
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/08/20(火) 23:54:41.67 ID:E+Ayx8xS0
長野の回収係は優希が増えたのか
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/02(月) 22:01:19.23 ID:FMSHaaE1o
また、ちょくちょく書いてほしいです
拗れたのどっちは私の栄養
57 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:47:07.21 ID:G6fPXTTbo
1/10
【短編集・まこメシを咲ちゃん視点で】-単発次元-
「ゆーき、何があったんですか?」
「あうあうあうあう」
「んー?」
優希ちゃんの様子がおかしい。
いつもは元気いっぱいで私達を引っ張ってくれるのに、顔を真っ赤にしたり俯いたり、元気がない。
少し前に京ちゃんと喧嘩をしたみたいだけれど、それはもう仲直りしたって聞いたけれど……。
「ほうほう」
「???」
「染谷先輩、どうしたんですか?」
染谷先輩は微笑ましいものを見るように笑うだけで、詳しくは教えてくれない。
しかしーー、優希ちゃんの様子を見ていれば察しはつく。
_ , 、
/ィ--∨ :.- 、
__/ , ,: } l \
` ー-, | /{ { l | | .
/_/ | / 从 : ,-}/、 |l |
/ 从 -rォY /rォ- }イ {
_` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧
Y {{ |Y } 从∧ _ 八{
「l | || | | | Y 、 ` ー` イ / '
{ ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、
| ' ノ_,」// | |/()| 「よっ、おはよっ」
:. /´ //////∧_ r '///>- 、
∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、
{//\___「///////// ∨////////////∧
|////()/}//////////{/////====/// //|
////// //////////(_)//////////|////|
,'//////イ/////////////////////l|////|
////////j//////////////////////|////|
{////////{//////////////////////|////|
∨//////イ////////////////////// ///∧
マ//// |//////////(_)///////// {//////}
 ̄ |/////////////////////,イ///// |
ィ' "´ : ( ) : /:: ./: : :/|: \
/ / :: ∧-彳 : : : : : .: : : : : : : : : : : ヾヽ─- 、,
/ / ::/:: /:: / : ://: :: ./ /: ://: /|: :|: }: : !: ヾ ∨ミ 、
. / / : :::/: 〃::/ :://」__./_/__/./: / .!: :! :!:!: !: : | ',: `
′ { : : :{/||,: : i : : |ナ´|::/ .{:::/ メ:/ ,' /|: |:|: |:| |. | ',:. 、 ',
! : : :|{::\ :| : : ! レ′.!/゙// ./::/ .i/|ィ‐ト|、...|. | |.. }: |ソ
ヽ{ : {: /: :::| : : ! イ爪沁ミ、 ∠イ / / j//}:少丿. ! |/:: |
\: :\: : :! :i: Kん:::::cソ ゙. ィ庁ヾ、 レ彡 ノ ./:: : |
|>=イ: ! :|: !.ゞー‐″ ん::::ソ./ /ー=彡イ: |: ノ
. ',人: !: ト、: :!゙\ xxxx , ヽ-.″ /: : : :|: :丿: ノ/
ヾヽ!vヽ'., xxxx /: : : :/|ィ゙/,/
イ゙ヘミ\ `ー〜 Π7ノ: : : :/ハイ
|V゙\ > , ,.ィ゙_,二二つ/j// ' 「……!」
_,. -‐──ー゙\ .`´Χヾ/ ´-‐┼|.|゙. , _
/ー-、, ミ、::::::::::::::::::\ /__/ ─《゙¨::::::::: ̄`.
〃/∠\\ \.:::::::::::::ィ─/{ /゙u_〉.::::::::::::|::::}
58 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:47:37.12 ID:G6fPXTTbo
2/10
____
,.' ´ ` 、
_,ィァ′ ヽ \
{少′ / ,i l ト、 i ,ィマ、
Y / /// | l| | ハ 辷='/|:..ヽ\
イ ′ / | { | 从、| } |彡' /|:.:i:.:.|,∧
. { | l l―‐ {(リ八「―‐メ、 彡个rイト、
リ、_! l リィチfト '行タト、彳,ィl |:.:| |:.:i
l_,以 { ヒtリ ヒztリ |f リ| |:.:| |:.:|
「 l 「ト ' _,イ | |:.:| |:.:|
} } ハ _ ,ィ' ) ,j リ 刀 「
/ /,イ| |l>、 ,ィ |ノイイ / リ | 「何やらゆーきの様子がおかしいですね」
/ /リ |:! !仏ィ_〕¨ 》,// / /| !
. / / r廾 .|「{: |-、 __ / // ,ヘ〔 .j {
〈 イ ∧V /:.:.: :|__´_./: :./ /:.:.:.:.>))
} } /`Y'| {:.:.:.:.:.l /: : 〈 〈:.:,イ´ /{,
j/ }`ー冫j\:.:.:| /: : : :___)ノ/i´r‐'='}
ト ン′`ヾ >-r'< ̄ _彡冫=v' 人
. }/:.:. . :.:.[二]-:.―'´. : :.:.:.:.:V / ∧
i':.:.:.. . . .: : :∧Y:.:.. . . : :.:.:.:.:.:i // ,/ イ
{ : : : : : : }:.:|:.i:{:.:.:.: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|r<´ _.!
,. : : :  ̄ ̄: : : : .
,. : ´: : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
/ : : : : : : : ,: : : : : : : : : : ヽ:ヽ
.': : :,: : /: :/: :|: : ||: :V: :V : |: :V:.
' : : /: /|:_/__ノl: : |{:、_|_|: : |: : |: :.
/: : : :|: |:_V {:/:从: :| 、{ \:l从|: : | : i
': :,ィ/: |: |: ,イ_)笊 \ イ_)斧ミ|/: ,.: :|
{:イ/ ': : Vl { Vzソ Vzソ / : イ : |
l' |: ,: {`\ `¨´ ' `¨´〈:イ )}: : ,
|∧乂ム '''' '''' ムイ|: /
' }:∧个 r 、_- - イ : /|/
' ヽ: :/ / }-、_,.ィ : /: イ 「(うー、これ絶対何かあったよね……)」
_,..{ ' ' ノ {-く
r<........../\___}__,/........> 、
「\..、...rく\___,/ /.........../..>、
/⌒ `ー{ \__/,イ......../イ´ ∧
{ / V--:.:.´:/ V / |
| ,: /==r- ' V |
| / /__ノ }
| ´ //:.,.:.} , {
V / ,:.:.:|:.:| { |
鈍感な和ちゃんですら何かを察するレベルだ。
いつもの優希ちゃんなら京ちゃんが来たら構ってもらいに行くのに、今日はチラチラと京ちゃんを見るだけだ。
その見るだけ、と言っても時より何かを思い出したかのようにニヤニヤと笑うだけ。
「須賀くんと仲直り出来たみたいですが、なにか様子がおかしいですね」
「う、うん。なんか優希ちゃんらしくないというか……」
「ふむ、慣れないことをしたから照れてるんじゃろ」
「えっ、慣れないことって」
「おセッセですか?」
「仲直りのためにカレーを作ったんじゃよ。
普段甘えてばかりじゃから、照れくさいんじゃろ」
「カレープレイとは上級者ですね」
「へぇ、優希ちゃんが……」
59 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:48:06.94 ID:G6fPXTTbo
3/10
京ちゃんに無茶振りをしたり、タコスを作ってもらったり、優希ちゃんが京ちゃんのことを好きなのは見ていてわかる。
しかしこんなふうに優希ちゃんから何かをしたのは初めてじゃないかな?
ああ、だから照れているんだね……。
/////////////////////.\
/////////////////////// .//', ム
, ' ///////////////////////// //| l
////////≧メ、//| |////////////.//} |
///////| ュ-ニ_/7ト \/孑匕/.|//////| |
|>┐// | らフ7T ` 千┬┬ !//////
|// リ 乂/ン P//ノ |//トY
レハ/{ ,,, ' ` ¨´ '´ ,ノ
,ニー弋 ~ ,ノニ三_
/ ⌒ヽ::::ー-.._∩_ ......イ::::::::::::/∧.
../ | ゝ:::::::::::ト---/::::::::::::::::::/ }
なんだか心の中がもやもやする。
京ちゃんと優希ちゃんが仲良くすることはいいことのはずなのに。
| | ∨: : : :::|: : ::|: ://ィ´|/゙│: :/ }: : :: : }: : : : : : :: : : : : ',.
{ | ヽ::',: : !: :: :!/イ;=ヾ !X │: :: :/|: : :/: : : : : : : : ::', x ⌒ヽ、
∨ ! /:::::',: : ::.| ! ん::::::リ |: : ィ´゙|: :/.|: ::|: : : : : : :::|: :トー 、_゙¨`'.,
. ∨ .! |:::::::ト\ { { 弋_.少 j/イ=∨./} /::.ノ::./: : : :}:人 ゙',: .}
∨ | 「¨丶\.\!::::::::::: ん:::::リ |///::./}: : : :ノ: : :.', ソ
.∨ .! |! }::::::::>`=‐' rv 、 .辷.゙ソノ /: :: :.(丿 ィi゙: :::}',::}
∨ | リ .j\::::::::::\ | \ .::::::::::. /).: : : : :\.ノ|:: : :|}::|
.∨ | .{ / ヽ\.ー─'. ! .y' ::::::: //: : : : : :/: :}: : ノ|/
∨ ! ./ i i!\\ヽ、 ヽ ,./ , イ:: : : : : : : : : : :!// .j
∨ / .| 巛ヘ:::: ̄>= -‐ , ' "´. : : : : : : : ::/ヽ,: ::|‐'゙
/.∨ ./ .| .}三=ヾ:::ヽ._,.、 /ミヘイ`゙イレイ|/ ヽ:j 「ふふふ、京太郎がどーしてもって言うなら
// ! / \三=\::!ィ^つ ¨` 、_ .′
// { / \三=.\儿 |::::::::::::::::::゙`丶、 また作ってあげてもいいじぇ!」
.// ヘ/ .ゝ三三} |::::::::::::::::::::::::/ヽ、
// ノ ヽ三| ./::::::::::::::::::// .>.、
.// { ∨丿∠三三三/ ./ ヽ、
../__二二二二ヽ {二..}´ ̄ ̄ ̄´ | / `ヽ、
∧ .ハ }/ \
/ / | | | | | : l :l | | :| | |
/ / | |__ | | | | | : l :l: /| | :| | |
. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ :リ リ | |
/ / - 、 :| x===ミx|‐-| |:`ー /x===ミノ// / :∧{
/ | :.八 _/ {::{:::刈`| | l: /´{::{:::刈\,_| イ /ー―‐ ..__
. / / :| ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:.
. // /| ::l、 : ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.
/ _,/:.:..| ::| \ ! j/ ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
/ :.:.:.:.:{ ::|\ハ_, ノ ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧
. /:.:.:.:.:.:.:.::′ ::|:.:.|\圦 / j/l/.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.∧
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′_,ノ⌒ヽ::| 、 、 _ -‐' /:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:/:.:.::/:.:
/\:.:.:.:.:.:.:r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:/:.:.:./:.:.: 「おっ、ホントか!?」
/:.:.:.:.:.:.\:.:.ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:/:.:/:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ‘, ‘, ./、 \ / /.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:/:.:.:.:.:.{ ---- 、 ‘, } /:.:.:} ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ /:.{/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-<⌒:.:.:.:.:
:.:./:.:.:.:.:./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/´ \:.:.:.:.:
:/:.:.:.:.:.:.{: . . : ‘, 人U{:.:.:.:.:.:.:.|:\ /:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.―‐┐:/ \:.:
:.:.:.:.:.:.:.: }: : : :--:/\: . ノ:r/ / .: .:.:.:.:.|:.:.:.:\ ,/:.:.:. |:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
……なんだか仲よさげだし。
60 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:48:35.88 ID:G6fPXTTbo
4/10
ま、まぁ京ちゃんのご飯を優希ちゃんが作ってくれるなら私も楽になるよね。
未だにレディースランチ頼んでってお願いしてくるし。
そのたびに嫁さん扱いされることもなくなるし……。
大体、京ちゃんは少しタコスが作れるようになっただけで調子に乗りすぎなの!
私より料理がうまいかもしれないなんて、そんなことあるわけないでしょ!
私は家の御飯作ってるし、お弁当だって自作だし……、たまにコンビニのおうどんで誤魔化しちゃうけど……。
うん、やっぱりそうだよ。京ちゃんはなにか勘違いしてるよ!
,. . : : :――: : . .
,. : ´: : : : : : : : : :_: : : :`: .、
, :´: : : : : : : : : : : : : : \: : : : :\
/: : :, : : : /: : : : | : : : : : : ヽ: : : : : ヽ
.': : : : /: /: :.|: |: : :|:|: : : |: : : : :.∨: : : : :.
/: : : : : |: ': :|: |: {:, -|:{---|、:|:|: : : |: : : : : : .
': : : : : : :|_{:__|: {: :V: :V\: }、:|:|: : : |: : : : : :.:|
/: :/: ,: : :´|:|V:{:从: { \}ィチ雫ミ: : : ,:_:_: : : : :|
|: :イ |: : :|:从ィ雫ミ \ _)::刈 }: : // V: : : |
' l |: : :乂{ _):::} Vzり/:イ } ノ : /リ
|: ∧:.∧ Vり _,..イ:/}/
|:/ V : :. ' イ:イ:/ / 「うん、だからこれは京ちゃんが悪いんだ!」
}' {/ 人 v ァ ..: |/ '
` イ |
`_ T´ |⌒\
r-,-、 _,....´./' /´............`:......_
/ / /`>、 _,.. <.........../-、 r/...................................>、
{ ' / ∨{...\.........../ `/......................_> ´ ̄ V..、
, 〈`、ノ,:|:.\.\_{ /---__,...>:.:.´/ , -- |...|
}\_∨/ 乂:.:.:.` ̄`Vイ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.> ´ | / ...|
|\_ ̄ 〉∨` ̄「 ̄ ̄/ ̄ ̄´==== ∨ |..|
|............. ̄}/ L__/ l { |..|
∧............... | /:./:.:.| | |..|
「 ` ̄ ̄ ̄} ,:.:./:.:.:.:| V} |..|
| | /:.:.:|:.:.:.: | | V〉
| | ,:.:.:.: |:.:.:.: | ::. /| }'
ーーーあとから考え直してみると、このときに思いとどまっておくべきだったと思った……。
61 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:49:05.11 ID:G6fPXTTbo
5/10
……
…
, ´ / .' / .' ' | l | l | |
/ / ' | | | l| | l | , } l | |
_/ イ / l| |_,∧_{ :. ,-|-}-/、 , | {
 ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、
{〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Y , イ斧ミ、 } /l| l、
/ /{ 从{、 Vzリ \Y/ Vzり /イ } /
/ //从 l∧\ ,\ | /イ/
/ イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j'
 ̄ ̄ ー∧ _, 从
ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ 「咲ー、レディースランチ頼んでいいか?」
∧ \ / |/>
{(从_| -- ´ 「/// |
|/ ̄}} |////|
_,.:<|///|| l/////>..,_
_,.. -=<///// \//} ,r-///////////>=-..,_
<//////////////////∧-- 、 {//////////////////>
. / :.:.:.|:.:.:.: /^l:.: : ||:.:.:.:.:.:.:| ヽ:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:.ヽ:.::.:.::.
/ .:.:.:.|:.:.:.:.| :.: : ||:.:.:.:.:.:.:| |:.:.\ | :.:|:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
/ .....:.|:.:.:.:.| /: :.:|ト:.:.:.:.:.:.| |:./_\:/|:.:.:.:.:.:.:八:.:.:.:::
. / .:.:.:.: |:.:.:.:.| \||:.:\:.:.::. ィX笊竺心j:/|:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.|
/ イ从:.:.:| ィ/笊匁、 \:.:.. ノ{:::::::ハ |:.:r-x:.:.:.:.:.: |
ー |:.:.:.\| i| ノ{:::::ハ 乂ー-ソ j/ V:.:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.:. 从乂ーソ .:.:.:.:ハ|
|:.:.:.:.:.:.∧ ′ "" /:.:.:./
|:.:.:.:.:.:.:.:ハ "" 厂:.:.:/j/
|:.:.:八|:.:.八 r-, /:.:.:.:/ 「……やだっ」
|:./ \:.:{\ / |:.::/
|: \ > .. _ イ リ/
__] {___
_/三l /三三三≧=-__
_x<三ニ/´ / /ニ三三三三三三三>
. r≦三三ニニ/ /三三三三三三三>´
/|三三三三ニ{____/ニ三三三三三三>´ \
,. ´ ̄ ̄ ` 、__
/ , / /⌒Y
/ / ,: | ̄\
.:' ' /__/ , | \__
/ / ///\/ / .' ' {` ̄
/イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´ // / 、 、
{ { Y / Vオ {从 /-}/-、 } 、 \
| | {/ ∨ィ=、}/ , |、 }  ̄
/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l |
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
/\ / 、 〈- 、\__ ム/ / \
>----イ///\ . ` ー ' イ/从
////////\/// 、 . ´ 「!?」
//////////\{ /`¨¨ 、
////////////>、 {、 〉
/////////////(_)} ∨、_,イ/\
///////////////`¨¨¨|/\////\
//////_,. --- 、//| |///\////>--、
/> ´ --、 ∨ム //////////////}
´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
- \///{/イ//r- 、///////∧
62 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:49:33.95 ID:G6fPXTTbo
6/10
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/ 「ど、どどどどどうしたんだ咲。俺なんか悪いことした!?」
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
/:.:.:.:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.ヽ:.:.、:.:.:`ヽ
/:.:.:.:/:.:.:.:.:....i:.::::::|、:::..::i、::.:.i::::::..ヽ:::ヽ:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:i:.:.:i:.::::::::|:::::|::| ゙、:::| ゙、 i::i ゙、:: ゙、 ゙、
/:.:.:.:|:.:|:::::|::::::|::i| ::|:| i .| i....|::|::::::::::i::::::i:::::::::i
i:.:.:.:.i.|:::| i| ||i..::::|:i i:::| |::ハ:|:::::::::::|::::::i::::::::|
i |.| i |il..:::::i::|゙、::::i゙、__.i::| |ハ||:::::::::::|::::::|::::::::゙、
i | .!:::i::::|!゙、;::::::i ヽ:! ヽヾ ̄ ̄ |::|:::::::|-、::|:::::::i、i
i ,,,::::|:::i::::|゙、|メヽ::::i ヽ'´_,........_ |:i|:::::/`ヽ.}::::: i リ
. i ..::;::-|::i:::゙、:|'´ ー ヾ 彡‐'´ ̄`ノ'i::::/ /:::::i::|
..|/ |:::゙、::i゙、 .;==、 ,,,,, i::/ ノ:::::/V
i:::::::ヾ::、´,,,,, , """ u レ /i´:::::/゛ 「んー……」
. i::::::;w、:゙、"" V'"`
゙、/ \丶 ー'´` , ゙、ー-、______
ヽ!`ー- __ , ´ /:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:./<ヽ
___`フ´_ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:/ ,;===、ヽ
/i:.:|.|:.:.:.:.:./ | /:.:.:.:.:.:.:.:/:.:/ / ゙、i
やっぱり昨日思いつきで決めたからか勇気が出ない。
そもそもなんでこんなことになったんだっけ。あーもー!
-─-
'′
/ \
/ / / ,
/ / _/| ‘
. _彡 j | /`| | _|,ハ i
⌒¨7 i| |x=ミ | |八 |\| | ┃
. ┃人Ν ノハ八 | x=ミ| | | ┃
! j :} V(ソ \| _ノrハ 小@
Y | ::::::: , V(ソノムイハ
|,八 :::::::: ノ / /
\ ` ー____ -=⌒ヽ/∨
. . -=ミ厂ヽ | \} 「……はい、これ」
,, ´ ∧ | | 廴ソ
. / / 廴Lノ⌒てス
/ . : : __ノ jハ: :\
/ . : : '’ \\ リ::| : : : \
{! . :x<( \\ /:::| : : : : \
廴__. :-=彡:ノ : : . . . . . . : : . .\ノ::::::廴_彡'゚⌒
ノ⌒7=‐ァ── ¬T¨¨厂 : /⌒ヽ::\
/:::::::/:::::/ : : |: :/\:/  ̄
そもそも、京ちゃんに遠慮なんてしなくていいよね! とヤケになった。
顔が赤くなっているかもしれないけれど、気のせいだよ!
63 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:50:03.85 ID:G6fPXTTbo
7/10
___
_ - /`ヽ´-<⌒
, ´ / 、 ヽ
/ / / | ヽ \
' | /|_,/l_イ| \ \_
} { | }/__ 从 、 |` ̄ ̄
,' | 芯 {、 从}
/イ {⌒Y 、\{
、ト 乂_ ノ `
}∧ /从 ー '
__/' ' _ / 「ん……? 弁当?」
, - ≧=- 、 ,.:'  ̄
, ´ , ´: : : : : :ヽ / `ヽ、
/ /: : : : : : : : :}:、_ r-/:/ ハ
, l: : : : : : : : : :|、:`¨´:/ /: |
/ Y: : : : : : : : |  ̄ : : : |
/ } : : : : : : : : | / : : : : |
,..-‐:.':.´ ̄:.`:.ー.、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::、.....:.、::::、:.:.、::..:.\
/:.:.:...:;:.:.::::::i :i:::: i::......i::...i......i... \
i:.:.::::::i :i..::;i_;:!-、ハ:::::i:::}-トi、::i:::::i:... ヽ
| ...:::i:::::|/ハ:|!|;ノ |::::|:::|、ハ|`i:::::i:::::..:.:゙、
|.::::::::|::::::|/;xf'‐-、 |;ノiノf==、イi:::ハ:i::::::.:.゙、
|::i::::::|:::::::i(! b.:::..:i ............0:::.::})|::i::ヾiヽiー-ヽ
. |:::!::::fヽ::i::゙、 `ー'::::::::::::::、`ー' ,!ノ::::::|
ヾ!、::ヽ ヽ!ヾ ""::::::::::::::::::::"" i:::,、::::|
ヽ、:`:ー:::、 ! ̄ヽフ /,ノ \i ,、 「べ、別に京ちゃんのためとかじゃなくて!
ヽiヽi、` , 、 ` ̄´ / /./ /フ
r、 ヽ| ` ーイー-――ァー,-、 _ /./// ,.-, ほ、ほら前に私より料理うまいとか言ってたから!
. ヾヽ. | i _,....-‐:.:'〔' _/:.:.:.:.:.:// ヾi |i ノ ´ ∠- '/
,...__ヽ丶 | .! ,イ、、:.:.:.:.:.:.:.ト._´/:.:.:.:.::// r-、| | ´ 、 ∠.._京ちゃんには負けないし!!」
`ー-、`ヽ` Vヽ.,、 、\:.:.:.:.:i /:.:.:,;.:."イ | / ゙、 ヽ ヽ ,ィ―ー‐'
⊂二 ー' ,イ >ー`ー-ヽ./-‐"-‐'ノ== レ' ヽ√i ,ノ
ヽ / / .V `ー-┬'`i'ー―'´ ヽヘ ;ヘ,メ、 /〉
わ、我ながら苦しいいいわけだと思うけど!
でもまぁ京ちゃんだし!(?)
あーもー! なんで私がこんな思いしなきゃならないの!
やっぱりこう、京ちゃんがわる……
__ /⌒ヽ
⌒\ ∨ ヽ___
_, ----` ∨ `ヽ、
/´ | \
/ ____ / l| | :. \
/// / | |l | : ヽ
/ / // ,∧ / ,イ l| :. . .
/ イ / // : l | ' / ! 从 | : :.
.'/ ' ' /-|-{ { | /}/ | / } } | .
}' / |Y { 从 ' , }/ /イ } .
/ イ | l{ { ∨/ ' } ∧ : :.
´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{
{从 | , ムイ r 、 }} /} \
| ノ ' }/イ/
{ _,ノ 「おおっ! おかずの種類が多いしキレイだ! すげー!」
人 _,..::ァ r }/
` ゝ - ' イ |/
` ーr ´ ___|_
___| |//////|
{|___ノ __|[_]//∧_
/// |____|///////////> 、
///// | /////////////////> 、
/////// { //////////////////////}
//////////∨///////////////////////|
64 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:52:16.84 ID:G6fPXTTbo
8/10
,. : : : ¨¨¨: : : .、
/: : : : : : : : : : : : `: 、
,:': : : : : : : : : :,: : : : : : : : .、
/: : : : : : : : :/: : : : : : : : : `:、
': : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.
/イ: : : : : : :./: : : : : : : :/: /: : }: : .
| |: : : : :_:_:/:,: : :/: -/-、'}: :/: : :.|
{ {: : : :/-、{イ : / ,ィ斧ミ' /: ,' :/ : |
八 : : 、 |: /{ 〈ソ /: イ: / \{
}: :イ八 }/ :.:. ( {:/イ `
r―く_/ 、 、_ ノ `
_/ --- 、`ヽ、 /_>-- ´ 「そ、そうかな?」
「 / ̄::`ヽ Y、ヽ-、
| /l::::::::::::::::::∨ヽ}` { ∧
| イ::|::::::::::::::::::::∨ \〉' }
| ハ::Y::::::::::::::::::∨、_{ ∧
Y|::::::、::::::____〉::|!:l「:::::::.
`'|:::::::{:∧ ' :::|!:∧_:〉
|::::::::: ̄:. Y!:{:::} |'
|::::::::::::::::::. マ::::::| |
,..  ̄ ̄ 、
/⌒ ' ⌒\ ヽ
/ , , | | :. .
{ 〃 / , : | | l |l| :
/ / {| _|_/{ { | }-}/、| | |
/ イ , ∧ {_,从 } /,ィtォ } / :、
{/}| 从芯 ∨' ゞ' /イ} | \
,'∧l{∧ ' }'l从
´ \}ム _, 人/
/∧:.、 ´ ,.:' |∧ 「まるでレディースランチみたいだ……。
_,{\∧ `¨¨ 「rィ/>-- 、
r=r<//\{___ |/イ/////////| 味もいいし、咲ってこんなに料理上手かったのか」
//{|//////∧、__`_r//〉//////////|
///|{/////〈 ∧ /イ////////,'///|
__, --ァ===-////\ム、 /////r-、///イ////|
二/ /´/〉/|//////////「 ̄ ̄ ̄| |////|////|
/ ' / /〉/|//////////乂\_/ \//l//// |
{ '//l∧//////////ア7ァ。,__ /\|//// |
/| イ////}////////////////{,イ///\///|
{/|>'/∧/// |///////////////\()///// ヽ/ 〉
∨ ̄// ∧/ |//////// (_)////// \///////∧
∨//////, |///////////////////\///////
∨//// |/////////////////////\////
 ̄ //////////(_)///////////|  ̄
_________r=====, 「 ̄ ̄ ̄ ̄}____r==、==-、________
/ 乂:::::::ノ 乂_r====---、:-:- 乂_ノ、_ノ /〉
〈二二二二二二二二二二二二二二二二二_/
/: : : : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : : : : : : ヽ
/: : : :,: : : : : : : : : ://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨: : : : : : : .
_,. :´: : : : :/: : : : : : : :/:/ ': : : : : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : ∨: : : : : : :.
` ー /: : : : : : :-/:/-|: : : |: : : : : : : : : :|--- 、: : |: : : : : : : :V: : : : : : |
': : : : : : : /|/ |: : : |: : : : : : l: : : |、: :|: :`ヽ、: : : : : : :.|: : : : : : :|
/:,: : : : :,: / { {∧: {: : : : : 从: : :| \{、: : :|: : : : : : ,: |: : : : : : :|
': |: : : :/: | {从: : : : :' \{ \: |: : : : : :/: |: : : : : : :
|: |: : : ': /| -- \: : | V: : : : : :': .' : : : : : : |
{八: : :|:,: :},ィ≠≠ミ \| -- 从: : : :/}/: : : : : : ,: |
l 、 : |: V ィ≠≠ミ、 / |: : : イ/⌒V: : : :/:/
\|: , :.:.:.:. ' |:/ /⌒} }: : :/}/
V{ :.:.:.:.:. / ノ 人:,:' / 「え、えへへ」ちょろい
人 __ _ イ:/
` 乂 ̄ ー‐ァ イ: :/: : :/
rrr==≧=- ` -- ´ r_:_´/|イ{: イ
/|.||...................../ ̄| ̄´ 7......`.. ̄ ̄≧=-、
,イ |.||.....................{---- 、 /...............///⌒ヽ
/ |..V、.................| /.............../// ∧}
65 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:52:45.57 ID:G6fPXTTbo
9/10
,. : : ―――-- 、
/: : : : : : : : : : : : : ヽ、
.': : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: ,: : : : :{: |: : ,:l: : |: : }: : : : :,
.': :.|: : :|: :/_j:_/:.!: : |-/、: : : : : :.
{: : |: : :|イ} }:/}/|: /}/ }:ハ:| : {、: :.
|: : :、 : 从ィ斧 / イ斧Y:{: | ヾ}
|∧: r从:{ Vり Vリ |∧{
Y、 \ :.:.:.: ' :. 八 リ
ヽ}`ー、 ` ´ イ 「もー、仕方ないなー。たまになら作ってあげるよ」
从}≧=-- く
,-r―--イ} |::〉--―、:、
/ {、::、::::::〈___/::/イ ヾ
{- 乂\::、::{ /::イ/:/- 、 ,
| Y\:> ∨-<:_// Y
| / ¨「__7 ̄´ { / イ::|
| { /: :∧ / /:::|
| 八 /: : : :∧ , /_-'」
| Y_:_/ : 〉 / ,:
/\-――‐- 、
, -−=7 丶 `ヽ
/, ヽ ヽ
∠/ / 、 、 丶 i
/ i ! l. l i. i |
/ ,/ ! ! l|| ! |、 ll ! | ヽ、
/_ -7 , | l ト、| |ヽ! N , 斗 r ,'_ ト--`
 ̄ //! ! Nヽ!\|,//l/ l/! N ,ハ !|
´ / ,i丶 {=== l/ == =l/ ' ノ リ
// l i `i _/,、/
´ {ハ!ヽ{ ′ /!}/ ′ 「本当か!? やったぁ!」
丶 ー ―‐ ' / |′
\ / |
__ i ー ' ! __
, ィ'´:.:/-‐ ´} / `Y´:.:.\
, -‐'' ´:.:./:.:.:./― - 、 ,/__ /:.:.:.:.:.:/`丶、
ハ:.:.:.i:.,:.:,′:.:i `  ̄ /:.:.:.:.:../:.:.:.:.:.:.:.丶、
/:.:.:.i:.:.:|,':.:i:.:.:.:.:! ヽ / /:.:.:.:.:.:/:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:,.ヽ
!:.:.:.:.ヽ:.{:.:.l:.:.:.:.:l. i /:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:.:.:./:.:.:.i
もー、まるで子供みたいに喜んじゃって……。
全く本当に、京ちゃんは仕方ないんだからっ!
66 :
◆Y.lj54HWGU
[sage saga]:2019/09/08(日) 12:53:15.08 ID:G6fPXTTbo
10/10
……
…
. /: : : : : : : |: : .:i:.|:.:.:.:i| |:.:.:.:.:.:.|!:.:|i:.:| 、:.:.゙、::、 ゙、゙、:::::::::::;::イ/:::::::::::::::i:::::
./ : : : |: : :i:.|:.:.:.:i:.|:.:.:.i| |:.:.:.:.:.:.:.|!:.| i:.:i 、:.:.:、:.、::.:.:.!:.:iヽ/:.:.:.|/:::::::::::::::::i::::
i: |: : : |: :.:|:.|:.:.:.:i|:|:.:.:.| ! | ..:|i. | .i: i ゙、:.:.i.;A-‐ハ:.!:.:.:.:.:.:.:..!:::::::___|::::
!:.i |: :.:| .:.:.i:.!:.:.:.|!.i! :l |:.:!:.:.:.:.:..i:.:.i ゙、! _/ハ:ハ/ |ィ;.:.,.-‐-、!:/.:.:.:.:.V/
i :|.| :.:.:i i i_:|、!、:.:.! i:!、i:.:.:.:.:.:.i:.:.i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |':.:.:.:.:.:.i:.:|:.:.:.:
. ! i:i! | ..:i :i:.:.:i`iー>ト-!、丶:.:.:.:.:i:、^V i_;:::::::ヽ / i: : : : :.:|:.:|:.:.:.:
、:!:i、:.:.i:.:.:.:.|:.i:、:.7メ'f:::::::ヾー\:.:.:.:、`ヾ <;;;:ン ′ ノ : : : :.:.:!:.|:.:.:.:
ヾi 、:.\:.:\:.]〈 っ::::;:i  ̄` _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
ヽ!:.i、`゙ー-r≧ >≠ , " " / |:! : : : :.:|:.!////
|:.|:.:.:.:.:.:.:\! ,, ,, / i!: : : : : ::i:.i////
|:.|: : : : :.:.:.i i r== "ヽ / i: : : : : :.:i:.|////
| |: : : : : :.:i:.:|\ ∨__ノ) / /: : : : : :.:i.:|//// 「ちなみに私の得意料理は親子丼です!!!!11!!」
|:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、  ̄ ̄ / / : : : : : :.:|/////
|.|: : : : : :.:|:∧ i:.:!i::::::::::::::`i ー-‐ ' ,..-‐:/: : : : : : :.:.i!/////
,..、__
,.ィ:、フ、: : \:`:ヽ.、
/ :ハ:!-‐i: 、:ヽヽ-、: ゙、
/ /:ハ: 、 }ハ:j!`、i!ト、:、\
i.i : | __,...__ iリ _ル.._|:i:iー-ゝ
|:!_:i! rェ:ェ、,. /ィ:ェ、 };!!
{^}j 、 i !}
!、_, i ,. 〉 'i
i: i ! , _.. .._ /
゙i"\ ` 二 / 「私の妻と娘が年下の少年に……悔しい!」ビクンビクン
/i_ \___,.イ
_/ \_ /,ノ\
_,..-'′\ /―< ト、_
_,....-‐''" \ ∧::_::;!\ | `ー--、
/'" `′ヽ::::i `゙′ \
,........-――--....、
,. : ´: : : : : : : : : : : : : `ヽ、- 、
/ : : : : : : : : ,: : : : : :\: : : :\: \
,:': , : : : /: : :/: :{: : : : : : ヽ:ヽ、: : :ヽ: :、
/: /: , : //: :/:/:∧: :ヽ: ', : |: :|:ヽ : ,:∧: :.
/: /: /: //: :/:/:/ マ: :|_:|__:|: :|: l:∨: :,:|: : .
|: ': /: //: ̄|`|' |:´}:∧: }: :,: }: |: :/:}: : :',
{:{: :{l: |:{从_:{__{ }/イ__}/: イ/:/:}:/ /: : : : .
从:八:{ム,イ _斧` イ _)斧ヽ}:イ/_: /: : : : : :.
\{从{ Vり Vzソ |:/ Y: : : : : : : |
|: } ' |:l 'ノ: : : : : : : :|
|圦 _ , ,ィ|:|イl: : : : : : : : |
|:/ . イ_,/イ |:|: : : : : : : :
}' `__-r-=≦__」'/::} |:|: : : : : : : : |
_,/:::::::「 ̄::::::::::_/|__|:|: : : : : : : :/ 「特殊なプレイに巻き込んではいけない」
/:::::::|:`=={j====イ:::/::::`ヽ: : : : : ,
∧::::::::::\:::::l|:::::::::::::イ::::::::::::::::∧: : :/
カン!
67 :
◆Y.lj54HWGU
[saga]:2019/09/08(日) 12:53:44.49 ID:G6fPXTTbo
ちょっと復活
次はまこメシ京咲回を…
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/08(日) 13:17:07.96 ID:m69xU9E9O
5ちゃんにこっそり現れたから見に来てしまった…
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/08(日) 13:53:01.78 ID:cgHe37ez0
乙
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/08(日) 15:29:05.39 ID:RTuiMehZO
新作投下嬉しいやったー乙です
……毒が一切無しのほのぼのすぎて
ちょっとだけ違和感感じてしまった
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/08(日) 15:40:29.76 ID:x8JnBnj2o
新作乙
(ちょっと頭が)ポップな娘「別に家に帰って動画で見ても同じことだと思いますよ」
嫁に大した仕事してないと言われているヤメ検弁護士「それはそうなんだがな
ラブホテルの近くまで行ってバブリックビューイングで声援が届かなくても
妻と娘が年下の少年にネトラレるっていうのも
ネトラレる側の自己満足としては悪くないんじゃないか」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/08(日) 18:41:49.69 ID:dr5RdWXk0
乙です
京タコとみせかけて、京咲と思いきや、最後は安定のオチ村さん
途中の爆弾発言に誰も反応していないのが草
既に日常発言なのか
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 22:58:03.62 ID:h0p+EUjHo
みやながけ恒例のハロウィンネタまだー?
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/07(木) 20:55:28.63 ID:Zt/9Jl34o
定期的にリクエスト
MajiでKoiする5秒前なのどっちが見たいです
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/03(火) 00:43:33.68 ID:yjp2tJgg0
京太郎よう……
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/05(木) 02:34:33.58 ID:1MktKNJm0
タコスでも喰え!
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/12/09(月) 17:06:40.83 ID:T+yh4Ef00
回想での出番だけでも十分だ
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/12/27(金) 00:46:12.93 ID:79CsW2rl0
クリスマスにも更新なしか…年越しに期待。
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/01/18(土) 22:35:16.54 ID:4SQWreri0
もう…エタったのか…過去ログに行く前に早く…更新を…
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/01/19(日) 05:40:30.62 ID:4W0+Gw1w0
保守するぜ
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/09(月) 23:55:40.97 ID:YM0BC4F80
保守
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/24(日) 00:10:23.56 ID:O5ga1lnv0
保守
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/05/26(火) 15:55:26.07 ID:2bLIFUrB0
頼むよ神様……
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/31(日) 18:24:21.33 ID:AKQkAaca0
待つしかない
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/01(月) 19:10:30.82 ID:JLxde3wM0
保守&支援
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/12(土) 11:34:58.85 ID:4nwAdafC0
保守
127.81 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)