【イナズマイレブンGO】天馬「記憶を失った世界で...」【安価】

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6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 09:46:38.12 ID:Ax89j7xD0
〜稲妻高校〜

ガラララ...

天馬「おはよー」

「天馬、おはよう!」

教室の扉を開け、挨拶をすると親友がすぐに挨拶をくれた

天馬の親友、安価下
(※アースイレブンの誰かでお願いします)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 09:47:13.24 ID:/sCWYzjZ0
たくと
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 09:55:33.76 ID:Ax89j7xD0
神童「天馬、今日は早いな」

天馬「拓人こそ、いつも本当に早いね」

彼の名前は神童拓人。神童財閥の御曹司で、俺のクラスメイトだ。
勉強、スポーツともに秀でた文武両道、しかも顔もいい!
これだけ揃った美男子だが、彼は常に怠けず、自分を磨くことを怠らない。
そして何より自分以上に他人に優しく出来る、所謂完璧超人だ!!
そんな拓人の趣味はピアノを弾くことなんだって。

神童「俺は今日日直だからな。朝から花壇に水をやったり黒板を綺麗にしたりと、やることがいっぱいあるから早めに来たんだ」ニコリ

天馬「うわ、この笑顔が眩しい!」

神童「天馬?」

天馬「いや、なんでもない...」

神童「そうか」

天馬「>>9
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 12:03:55.68 ID:XANpoBFy0
ねえねえ、部活何にするか決めた?
俺は勿論サッカー部!
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 12:16:52.33 ID:Ax89j7xD0
天馬「ねえねえ、部活何にするか決めた?俺は勿論サッカー部!」

神童「天馬はいつもサッカー部の練習を見に行ってたもんな」

天馬「うん!あ、もしかして拓人、家で習い事とかやってたり?」

神童「いや、俺は・・・」

キーンコーン!

拓人が何か言おうとした瞬間のことだった

『1年B組松風天馬君、神童拓人君、至急理事長室へ来てください』

天馬「・・・理事長、室?」

何故こんな朝早くから放送で呼び出しを受けたのだろう?
というか俺達何かしたっけ?
そもそもなんで理事長室?
色々と思うところはあるが、とりあえず呼び出された以上は無視できない。

神童「・・・行くしかないか」

天馬「だね」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 12:24:36.88 ID:Ax89j7xD0
〜理事長室〜

ガチャリ

天馬「失礼します」

理事長「これで全員揃ったな」

九坂「・・・なんすか朝から理事長来るように呼び出して」

座名九郎「一体どのようなご用件で?」

真名部「・・・彼らを含んで生徒はこれで13人目、こんなまとめて理事長室に呼ぶなんて一体何事ですか?」メガネクイッ

好葉「た、退学、とか...?」ビクビク

理事長「いや、退学ではないから安心したまえ」

理事長室に来てみると、既に俺以外に何人もの生徒が集まっていた。

理事長「君達をまとめて呼び出した理由についてだが・・・」

天馬「・・・」ゴクッ











理事長「このメンバーで静岡県内で開かれるサッカー大会に出て貰うためだ」

「「「「は?」」」」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 12:43:32.02 ID:Ax89j7xD0
真名部「・・・話が見えません。どうして僕達がサッカーの大会に参加する必要があるんですか?」

好葉「ウチ、サッカーやったこと、ないのに......」

鉄角「俺はボクシング部だし、大事な大会の前に既に試合の予定を組まれてるんだ。他のスポーツなんてやってられるかよ」

さくら「私も、サッカーやったことないですよ。新体操しかやって来ませんでした」

瞬木「個人競技の陸上でずっとやってきたのにいきなり転向はちょっと...」

理事長「だが既に大会にはこのメンバーで参加すると参加書に書いて提出してある」

「「「「はあっ!?」」」」

井吹「下らない。帰っていいか?」

理事長「駄目。なぜ君達にサッカーをやって貰うかと言うとだね...」

皆帆「・・・と、言うと?」

理事長「実は私がちょっと騙されて稲妻高校に借金を抱えてしまったんだ。このままでは廃校は免れないが、たまたま目にした雑誌にはこう書いてあった」

【第二回超次元サッカー超次元交流大会!】
優勝賞金・・・2億円+大手観光企業スポンサーが付きます

理事長「この大会で優勝すれば借金はギリギリで帳消しになるばかりか、学校にスポンサーが付いてくれる!一発逆転のチャンスなんだよ!」

皆帆「・・・事情はわかりましたが、どうして僕達に頼んだんですか?サッカーの大会なら、僕達よりもサッカー部に任せた方がいいのでは?」

理事長「サッカー部の顧問には馬鹿馬鹿しいと断られたのだ」

九坂「そりゃそっすよ。なんで理事長の借金問題に俺らが巻き込まれなきゃいけないんスかねぇ」

理事長「うるさい。とにかく大会は必ず優勝してくれたまえ。負ければこの学校は買収され、廃校という可能性もあるのだからな」

さくら「酷い話に巻き込まれたわね...」

鉄角「大人の汚い理由でスポーツすることになるとはな・・・・ハァ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 12:48:19.96 ID:Ax89j7xD0
〜昼休み、屋上〜

天馬「とんでもないことになったね」

神童「ああ。まさか、学校の未来を担ってサッカー大会に出場することになるとは・・・」

天馬「俺は元々サッカーやりたかったし、大人の事情はともかくこの大会自体には前向きなんだけど、拓人は?」

神童「>>14
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 12:50:39.55 ID:XANpoBFy0
俺もサッカーは好きだしお前と一緒にやるのも悪くないと思うが
どう考えても優勝は無理だろ
俺達はほぼ素人で他のみんなはサッカーのルールを知ってるかも怪しいくらいだ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 13:04:13.45 ID:Ax89j7xD0
神童「俺もサッカーは好きだしお前と一緒にやるのも悪くないと思うが、どう考えても優勝は無理だろ。俺達はほぼ素人で他のみんなはサッカーのルールを知ってるかも怪しいくらいだ」

天馬「うん。まあ、優勝は現実味ないよね...」

神童「だがまあ、やるからには出来る限り勝ちに行こう」

天馬「うん!」

こうして俺達の新たな挑戦が今、始まろうとしていた
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 13:21:43.28 ID:Ax89j7xD0
〜放課後、理事長室〜

天馬「あの、俺達の練習についてなんですが・・・」

神童「グラウンドはいつ貸して貰えるんですか?流石に他の部の都合もありますから毎日とはいいませんが、何曜日にグラウンドが使えるかぐらいは・・・」

理事長「超次元大会用のサッカーチームは正式な部じゃないんだし、グラウンドを貸せるわけがなかろう」

真名部「そんな無茶な!僕達は何処で練習すれば?ただでさえ初心者の集まりなのにまともな練習場所も無しに時間をいたずらに消費したら、優勝の確率が0.0001%から0になってしまいます!」

理事長「・・・まともな練習場所を確保したら、優勝出来る確率はあるといいたいのか?」

真名部「奇跡が起これば、ですが確率上は有り得ないことではありません!」

((((いや有り得ないだろ...))))

天馬「本当に!?」キラキラ

神童「お前は信じるのか!?」

真名部「僕の計算に狂いはありません」メガネクイッ

理事長「まあそういうことなら、明日から1週間、河川敷を借りるとしよう。学校の金をギリギリで絞り出してそこまでしか持たないからな」

天馬「ありがとうございます!」

理事長「あ、因みにボール、スパイク、レガース、ユニフォームその他諸々は自費でな」

「「「「ええええええっ!!?」」」」

瞬木「勝手に参加させといて道具全部自腹!?家ただでさえ生活キツキツなのにそれは・・・」

神童「・・・道具代は神童財閥が出そう」

瞬木「マジで!?ありがとう〜...」ホッ

天馬「・・・グラウンドは明日からだけど、道具間に合うの?」

神童「スパイクやシューズ、ソックス等は市販の物で良ければ間に合うはずだ。試合用のユニフォーム製作は時間が掛かるだろうから、しばらくはジャージや、動きやすい格好で来てくれ」

天馬「ありがとう!本当拓人が居てくれて良かった〜」

瞬木「>>17
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 13:35:21.09 ID:lntI1Q2iO
色々してもらって何か悪いな
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 13:43:55.56 ID:Ax89j7xD0
瞬木「色々してもらって何か悪いな」

神童「これぐらいはお安い御用さ」

天馬「それじゃあ今日は軽く自己紹介して解散しよっか。俺は松風天馬、趣味はサッカーです!」

「「「「よろしく!」」」」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 13:44:25.98 ID:Ax89j7xD0
井吹・・・・・バスケ部
瞬木・・・・・陸上部
好葉・・・・・帰宅部
皆帆・・・・・帰宅部
真名部・・・・帰宅部
鉄角・・・・・ボクシング部
九坂・・・・・帰宅部
さくら・・・・新体操部
天馬・・・・・サッカー部(予定)
神童・・・・・(暫定)帰宅部
剣城・・・・・帰宅部
瞬木・・・・・陸上部
座名九郎・・・歌舞伎役者
信助・・・・・サッカー部(予定)
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 13:50:25.81 ID:Ax89j7xD0
〜寮、自室〜

ガチャリ

天馬「うー、ただいま〜」

井吹「お邪魔します...」

さくら「へー、男子寮ってこんな感じなんだ〜」

井吹と野咲さんは親元を離れて寮暮らしをしながら部に専念している。
これからサッカー部に専念しようとしてた俺と同じだ。

さくら「男の子の部屋って、もっと散らかってるイメージあったんたけどな〜」

井吹「今年入ってきたばっかの新入生の部屋が散らかってるなんてそうそうあるかよ」

さくら「それもそっか!」

井吹「>>21
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 14:02:30.27 ID:/sCWYzjZ0
さて…キーパーのイメトレでもやるか
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 15:20:04.77 ID:Ax89j7xD0
井吹「さて…キーパーのイメトレでもやるか」

天馬「ポジションまだ決めてないけど、井吹キーパー希望なの?」

井吹「当たり前だろ。だって俺は...」

さくら「俺は、何・・・?」

井吹「・・・俺は背が高いからな。向いてるだろ、キーパー」

天馬「確かに、井吹背が高いよね。うん、キーパーよろしく!」

井吹「任せろキャプテン」

天馬「・・・・キャプテン?」

井吹「・・・あっ!?いや、今のはその、キャプテン、も決めた方がいいんじゃないかって言いたくて」アセアセ

天馬「それは最もだけど、俺達今三人しか居ないのに勝手に決めていいの?」

さくら「いいんじゃない?井吹もキーパー?っていうのやりたいって言ってるんだし。そもそも私達素人だからキャプテンなんて君か神童君の実質二択だもん」

井吹「ま、まあ野咲が言ったように、そういうこった」

天馬「>>23
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 16:18:46.71 ID:/sCWYzjZ0
んー…明日神童君と相談するよ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 16:23:45.87 ID:Ax89j7xD0
天馬「んー…明日拓人と相談するよ」

井吹「・・・まあそれが無難か」

さくら「じゃあ今のところは暫定キャプテンってことで、よろしくねキャプテン♪」

天馬「まだキャプテンって決まった訳じゃないけど、よろしくね野咲さん」

さくら「さくらって呼んでくれていいよ!」

天馬「そう?じゃあ改めて...よろしくね、さくら!」

さくら「うん!よろしく!」

井吹「んじゃ、俺はイメトレすっから、キャプテンは野咲に色々と教えてやれよ」

天馬「任せて」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 16:41:27.49 ID:Ax89j7xD0
〜翌日、河川敷〜

神童「道具は全て用意しておいた。勿論、予備の準備もぬかりはない」

瞬木「本当にありがとうね。ここまで支援してくれて」

神童「気にしなくていい。俺達はこれから、仲間なんだからな」

真名部「河川敷にサッカーグラウンドがあるのは救いですね。これなら問題なく練習が出来ます」メガネクイッ

皆帆「いや、ここに来てまだ二つ程問題が残ってるよ」

井吹「・・・指導者だな」

皆帆「それと美少女マネージャーもね」

九坂「それと、市川が中々練習に来られないことだな」

座名九郎「ご迷惑をお掛けします」ペコリ

九坂「何言ってんだよ。あんたはプロの歌舞伎役者なんだ。ただでさえ学業との両立で大変なのにこんな茶番にまで付き合わされてるんだからな。気に病む必要はねえ!」

好葉「プロ...子供や大人を問わないで、夢を与える仕事をしている。それだけで凄いのに、ウチ達なんかのためにも時間を作ろうとしてくれている。立派、ううん。尊敬、します......」

座名九郎「九坂さん、森村さん、ありがとうございます」

信助「座名九郎は仕事もあるからスタメン入りはまずないとしても、全体的にベンチが心もとないよね...」

鉄角「このまま控えが1か2か解らないまま大人が0ってなると、相手の士気を上げちまう惨状になるのは間違いねーな」

さくら「準備不足もいいとこよ...大会終わったら理事長に文句言ってあげるんだから!」

天馬「・・・・うーん、どうしたものかな?」

ピロリン!

天馬「あ、LI○E、理事長からだ」

理事長『河川敷に監督送っといたよ』

天馬「・・・・理事長が、一応監督は用意してくれたって」

さくら「誰が来るんだろうね?」

誰が監督で来る?安価下
(※黒岩流星、または影山零治以外なら誰でも可)
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 16:52:23.30 ID:XANpoBFy0
円堂
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 17:01:05.33 ID:Ax89j7xD0
九坂「誰であれ指導者が来てくれるのはありがてーけど、まさか素人の俺達が本気で優勝出来るなんて思って来てくれる訳ないッスからね」

鉄角「まあでも引き受けてくれたからには、余程ふざけた奴じゃない限りは言うこと聞いてやらないと失礼だよな」

円堂「君達が、稲妻高校のサッカー部か?」

信助「あ、いえ。僕達はサッカー部では.........」

鉄角「どうした信助?」

円堂「よう!」

天馬「ま、まさか......」

神童「で、伝説のゴールキーパー・・・・」

信助「円堂守、さん!?」

「「「「ええええええっ!!?」」」」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 17:10:34.26 ID:Ax89j7xD0
円堂「自己紹介するまでもなく名前を呼ばれちゃったな……まあいいや。俺、円堂守。稲妻高校の理事長に頼まれて、今日から君達の監督を務めることになったんだ!よろしく!」

信助「よ、よろしくお願いします!」

円堂「早速だが練習を、始める前にお前達に聞きたい」

天馬「なんですか?」

円堂「サッカー、好きか?」

天馬「はい!見るのもやるのもどっちも大好きです!!」

信助「僕も!僕も!僕、円堂さんに憧れてバンダナを付けてるんです!」

円堂「お、そりゃ嬉しいな!」ニコッ

信助(わああああっ!!あ、憧れの円堂さんと、か、会話してる!!)

神童「まさか俺達のような素人軍団の監督を、現役プロの貴方が引き受けて下さるとは思ってもいませんでした。御指導と御教授、よろしくお願いします!」ペコリ

円堂「ああ、よろしくな!(礼儀がいいな。ここまで人間出来上がってるってことは育ちも結構いいんだろうな)」ニコッ

円堂「ところで他の皆はどうだ?サッカー、好きか?」

井吹「・・・ああ」

皆帆「まあ、好きか嫌いかと言われたら、好きな方ですね」

真名部「嫌いだったら、まずプレーしようなんて思いませんし」メガネクイッ

瞬木「俺も皆と同じ気持ちです。でも、貴方ほどの凄い方の指導があれば、俺達もっとサッカーを好きになれるかもしれません!」

円堂「ははっ!嬉しいこと言ってくれるな!」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 17:20:22.92 ID:Ax89j7xD0
〜約10分後〜

円堂「まだまだ積もる話はいっぱいあるけど、時間は限られてるんだ。そろそろ練習の方に入ろう」

「「「「はい!」」」」

円堂「今日の特訓は基礎練習と走り込みを中心に行う!初めは地味で疲れるだけかもしれないが・・・」

皆帆「超次元サッカーには必殺技があるとも聞いた」

鉄角「けどそんなもん、初心者の俺らがいきなり会得できるか?」

真名部「可能性は低いですが、一応不可能ではないかと。ですが、大会までの期間や僕達の経験値を考えると必殺技に頼ろうとするのは得策ではないでしょう。むしろずっと走り回れるだけの基礎体力を固めた方が得策は確率は96%ほど」

九坂「付け焼き刃で覚えた必殺技じゃ、簡単に破られる可能性あるからな。基礎が出来てなきゃはじまんねえよ」

さくら「何も浮かばない間は必殺技は後回しにして、出来ることから始めないとね!」

好葉「そう!」

円堂「そっか。わかってくれてるなら俺は余計なことを口走らないでおこう。ではまず柔軟から!」

「「「「おおおお!」」」」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 17:28:02.34 ID:Ax89j7xD0
天馬「・・・」タッタッタッ

「「「「・・・・」」」」ザッザッザッ

せっかくグラウンドがあるんだからボール蹴る方がいいって皆言うと思ったんだけど、意外とすんなり走り込みをやってくれてる
これが円堂さんの力・・・

井吹「・・・・皆案外何処かで覚えてるのかもしれないな」ボソ

神童「井吹?」

井吹「いや、なんでもない。それよりお前、キャプテンとかに興味はあるか?」

神童「突然どうしたんだ?」

井吹「昨日キャプ...天馬と話したんだ。俺達は素人だから経験者のお前か神童がキャプテンをやってくれって」

神童「・・・・」

井吹「俺としてはキャプテンはお前より彼の方がいいと思う。ただでさえ用具揃えたりで世話になってるのに負担ばかり掛けるのもどうかと思ってな」

神童「>>31
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 17:47:02.35 ID:lntI1Q2iO
確かに天馬の方がいいかもしれないな
僕がやってもいいが、少し事情があって忙しいし…
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 19:11:33.86 ID:Ax89j7xD0
神童「確かに天馬の方がいいかもしれないな。俺がやってもいいが、少し事情があって忙しいし…」

井吹「何れ財閥を継ぐことになるもんな。家のこともあるか」

神童「・・・」コクッ

井吹「・・・・なら、決まりだな」

















天馬「えっと、キャプテンなんてやっことないし、実力もまだまだですが、それでも一緒に戦ってくれますか?」

瞬木「勿論!キャプテンのこと、頼らせて貰うよ」

皆帆「僕も賛成だ」

真名部「現状、キャプテンは君が適任でしょうね」

鉄角「よろしくなキャプテン!」

良かった。皆俺がキャプテンをやることに特に不満な様子はない・・・
キャプテンを任されたんだ。まずは誰よりも練習しないと!

剣城「・・・・」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 19:17:38.10 ID:Ax89j7xD0
〜翌日、河川敷〜

基礎体力を付ける練習は勿論だけど、サッカーはチームスポーツ、連携も大事にしないと!
大会は5月のゴールデンウィーク終わりから...もう本当後1ヶ月もない!
それに対してやるべきことはまだまだたくさん、多すぎる。いくら監督が円堂さんでも、これらの課題を一ヶ月で全部消化出来る訳がない。

天馬「・・・・だけどやるしかない。なんとか、なんとかするんだ!」

円堂「今日は連携プレーを中心に行う!」

「「「「はいっ!」」」」

鉄角「>>34
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 19:19:52.83 ID:XANpoBFy0
連携プレーといえば確か必殺タクティクスってのがあるって聞いたことあるぜ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 19:27:16.39 ID:Ax89j7xD0
鉄角「連携プレーといえば確か必殺タクティクスってのがあるって聞いたことあるぜ」

神童「必殺タクティクス・・・あれが使えれば試合展開は楽になりそうだな」

鉄角「お、何か知ってるみたいな反応だな」

神童「ああ。一応頭の中ではイメージ出来ているタクティクスがあるのだが、どうにも形にならなくてな」

円堂「すげえな神童!それで、どんなタクティクスなんだ?」

神童「はい!こちらが攻撃側になった時、味方の能力を最大限にまで生かせるように進行方向やボールを蹴る場所を指揮するタクティクスなのですが・・・」

円堂「>>36
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 19:30:45.02 ID:XANpoBFy0
おぉ〜
神童がやってるところを想像すると何かオーケストラの指揮者に見えるぜ!
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 19:36:31.91 ID:Ax89j7xD0
円堂「おぉ〜。神童がやってるところを想像すると何かオーケストラの指揮者に見えるぜ!」

神童「ありがとうございます。ですがまだイメージしか出来上がってなくて・・・」

円堂「だったら形にしてみようぜ!出来ないことを出来るようにするのが、練習なんだ!」

九坂「やってみようぜ、神童!」

さくら「何度でも付き合うよ!」

天馬「それじゃあ皆、今から拓人のタクティクス完成に向けて特訓だ!」

「「「「おおおおっ!」」」」

神童「皆・・・・」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 19:44:25.14 ID:Ax89j7xD0
〜1週間後、教室〜

天馬「河川敷、今日から貸し切りじゃないね」

神童「ああ。これから練習出来る日程が限られるようになった」

天馬「月曜は小学生サッカークラブの活動、木曜は中学サッカー部が貸し切り」

神童「さらに今週の土日は試合があるそうだ」

天馬「グラウンドはとても使えないね・・・」

神童「筋力トレーニング中心になるが、この機会に休みも多目に設けておこう。河川敷で1週間丸々練習していたからな。疲労はかなり溜まっている筈・・・」

天馬「そうだね。怪我したら元も子もないもんね。わかった。今週は今日と土日休もう」

神童「皆にそう伝えておく」

ガラララ

信助「天馬!今日から河川敷貸し切りじゃなくなったけど今日は練習どうするの?」

天馬「ああ。今日は休みにしようと思う」

信助「そっか。まあ、ずっと練習ばかりだったもんね。たまには休まなきゃってことか」

天馬「そう!」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 19:45:15.98 ID:Ax89j7xD0
という訳で、今日はオフになりました。俺はこの後何して過ごそうかな?

天馬はどうする?安価下
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 19:47:58.91 ID:59aPAi0F0
サッカー部の練習を見に行って学ぶ
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 19:56:55.72 ID:Ax89j7xD0
〜グラウンド〜

天馬「・・・」ジー

サッカー部員A「お?珍しく見学者が来ているぞ」

サッカー部員B「あ、あれ松風じゃん」

サッカー部員C「誰?」

サッカー部員B「超次元大会に出場する素人軍団のキャプテンっすよ」

サッカー部員D「ああ!何か理事長の借金問題に巻き込まれたって噂の素人軍団か」

部長「>>42
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 19:58:27.05 ID:59aPAi0F0
何か可哀想だよな
素人なのにとんでもないもの背負わせれてさ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 20:08:31.76 ID:Ax89j7xD0
部長「何か可哀想だよな。素人なのにとんでもないもの背負わされてさ」

サッカー部員E「しかも今大会ゴールデンウィーク終わりから開催なんだと」

サッカー部員F「どっひゃー!1ヶ月切ってるじゃん!」

サッカー部員G「しかも超次元大会は超次元交流を謳うだけあって参加チームにプロアマ問わないってさ!優勝とか絶対無理だろ!」

サッカー部員G「同情するぜ、素人軍団・・・南無三」

天馬「・・・・帰ろう」トボトボ
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 20:18:32.74 ID:Ax89j7xD0
〜天馬の部屋〜

超次元大会にはプロの球団も参加する、か・・・
どんなチームでも11人揃えば参加できるメリットが、まさか最大のデメリットになって乗し掛かるとは・・・
優勝、遠い縁の無い話に感じる。けど、俺は・・・










『この試合、必ず勝利する!宇宙最強の星、ファラム・オービアスの名に懸けて!』

『『『『おおおおっ!』』』』

なんだ、いつもと・・・同じ場所、だけど・・・・いつもと違う光景だ
それにしても宇宙最強、か。宇宙なんて、現実味のない夢だなぁ・・・・
でも、夢の中で見た試合は胸を熱くして・・・顔は見えなかったけど、多分皆楽しそうな表情をしてたと思う。
だって、サッカーが喜んでるから・・・・
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 20:21:40.86 ID:Ax89j7xD0
天馬「ッ!!」

『天馬あああああっ!!』

あれは、俺?俺は今、一体何て叫んだんだ?誰かの、名前?
目の前に居るのに、何故か顔が見えない、あいつの・・・・名前?
俺の名を叫ぶ君は一体、誰なの?
俺が必死に叫んでいる君は一体、誰なの?



























天馬「〜〜ッ!!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 20:23:37.05 ID:Ax89j7xD0
ピピピピ...ピピピピ...

天馬「・・・んんっ、」カチッ

いつもと違う...誰かの声で目が覚めた。

AM9:00

天馬「・・・>>47
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:26:52.95 ID:ktVuKDEV0
何だろう、初めて聞いたのはずなのに知ってるような声だった
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 20:29:18.49 ID:Ax89j7xD0
天馬「・・・何だろう、初めて聞いたのはずなのに知ってるような声だった」

コンコン

天馬「あ、はい・・・どうぞ」

ガチャリ

寮長「松風君、もうとっくに授業始まってるよ?」

天馬「・・・・・えっ?」











天馬「ううううわあああああっ!!!」ガビーン!
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 20:39:15.45 ID:Ax89j7xD0
〜超次元大会当日〜

角間王将『今回はここ静岡から、第二回超次元サッカー超次元交流大会を開催します!』

わあああああっ!!
いえええええ!!

井吹「一応それなりに盛り上がってるみたいだな」

皆帆「東京、いや、関東全体に比べても交通アクセスはかなり悪いのによくここまで集まったね・・・」

真名部「プロの球団もいくつか参加する試合がタダで見られる訳ですからね、ほとんどは球団ファンの地元民でしょうけど」

九坂「プロの試合見放題でも満杯にはならないんだな」

座名九郎「わざわざ静岡まで我々学生の試合に足を運びに来るつもりはないでしょうからね。満席になるにはあくまでも球団ファンが球団の試合を応援するときだけ、と考えた方がよろしいかと」

九坂「なるほど」

天馬「そういえば円堂さん達はこの大会に参加したことが?」

円堂「>>50
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:45:14.72 ID:85vrKOYR0
おう!あるぞ!
流石に全員現役プロのチームを組むのはちょっとどうかと思ったからプロは一人か二人で後は昔の仲間とか子供とかのチームを組んでみんなで挑んだな
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 20:53:00.36 ID:Ax89j7xD0
円堂「おう!あるぞ!流石に全員現役プロのチームを組むのはちょっとどうかと思ったからプロは一人か二人で後は昔の仲間とか子供とかのチームを組んでみんなで挑んだな」

天馬「へえ、楽しそう!」

円堂「まあ流石に前の編成じゃプロ球団には敵わなかったけど、大事なのは勝ち負けじゃなかったからな。青春時代を過ごした仲間や応援してくれた子供達と交流する、そういうのも大いに受け入れてくれるこういう大会は、もっと増えてほしいと思ってるな」

天馬「円堂さん!」

円堂「応援してくれるファンの方々と一緒にサッカーを楽しんだり、お金持ちになりたくて本気で優勝を目指したり、色んな思惑も混じり混じって、そこから色んな世界を理解して交流を深める。プロの試合ばかりで大事なことを忘れそうになったら、必ずこの大会に参加しようって前大会の後から決めたんだよ」

信助「も、もしかして円堂さんが僕達の応援を引き受けてくれたのって・・・」

円堂「ああ!まさに、ファンとの交流だな!」

信助「>>52
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:58:17.39 ID:kd6bzw+j0
(強いだけじゃなくてファンのことも大切に思ってくれる、これがプロなんだぁ〜!か、かっこいい!)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 21:05:27.47 ID:Ax89j7xD0
信助(強いだけじゃなくてファンのことも大切に思ってくれる、これがプロなんだぁ〜!か、かっこいい!)

やっぱり伝説と言われてるだけあって、考え方が立派だ!
いや、俺なんかが立派なんて言っても、むしろ円堂さんに失礼な気がしてきた!
あ、崇めたりしなきゃいけないかなやっぱり?
え、えっと・・・・

『間もなく抽選を行います!選手皆さん今しばらくお待ちください』

円堂「何処と対戦するか、組み合わせは当日シャッフルなんだ」

ジャララララ

『出ました!抽選結果!』

天馬「俺達の相手は!?」

相手は何処のチーム?安価下
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 21:08:26.02 ID:APq8ZFce0
黒の騎士団(剣城の代わり誰か入っている)

無理ならえいと学園
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:08:58.07 ID:85vrKOYR0
秋空チャレンジャーズ
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 21:09:21.10 ID:APq8ZFce0
栄都学園でした。すいません
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 21:11:36.85 ID:APq8ZFce0
よく見たら2つとも場所的に微妙か。できたら>>55
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 21:22:12.88 ID:Ax89j7xD0
稲妻高校対秋空チャレンジャーズ

秋「天馬、久しぶり!」

天馬「秋ねえ!」

秋「こないだの沖縄旅行以来ね!元気にしてた?」

天馬「そりゃ勿論!なんたって今日のために凄い人に鍛えて貰ったからね!」

秋「凄い人?」

天馬「ああ。秋ねえにも紹介するね。こちらは円堂さん!」

秋「あら円堂君、お久しぶりね」

円堂「久しぶりだな秋!」

天馬「えっ!?二人とも知り合い?」

秋「中学の頃の同級生よ」

円堂「旦那は元気か?」

秋「うん!アメリカに担任赴任だから中々帰ってこないけど・・・・(苦笑)」

円堂「まああいつだもんな」

秋「>>59
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 21:24:19.22 ID:APq8ZFce0
円堂君の方はうまくやっている?冬花さんも看護師の仕事で忙しいんでしょう?
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 21:31:23.94 ID:Ax89j7xD0
秋「円堂君の方はうまくやっている?冬花さんも看護師の仕事で忙しいんでしょう?」

円堂「そうなんだよなぁ。ちょっと前は特に手の掛かる子を相手にして大変だとか。でも結構楽しそうというか、充実してる顔だったな」

秋「そっか」

円堂「それにな、ふゆっぺはどんなに忙しくても毎日俺の弁当を作ってくれるんだよ!」

秋「凄いラブラブね!10代の頃の関係が今の円堂君と冬花さんでも容易に想像できちゃうわね」

天馬「んんっ!互いのパートナーを惚気合うのもいいけど、そろそろ自重してね」

円堂「すまんすまん・・・(苦笑)」

秋「例え相手が天馬や円堂君でも、今日は負けないよ」

円堂「こっちも、負けるつもりはさらさらないぜ!」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 21:36:57.54 ID:Ax89j7xD0
〜会場の外〜

円堂『試合は午後だから今からしばらくは自由行動だ!』

ということで、俺は会場の周りを外周していた。
走って体を温めて、試合に備えよう・・・

「あの、松風君!」

天馬「あ、はい?」

・・・・と思ったところで、女生徒に名前を呼ばれたので一旦停止することにした。
制服を見る限りは同じ学校の生徒か。

「河川敷で毎日暗くなるで練習してるところ、ずっと見てました!学校の命運を背負って、大変な筈なのに、笑顔を絶やさず毎日楽しそうにしている貴方を見て、その・・・・///」モジモジ

天馬「>>62
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:38:27.19 ID:j25kpbQp0
えっと、君は?
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 21:42:25.47 ID:Ax89j7xD0
天馬「えっと、君は?」

これは所謂告白というやつだろう。いくら俺がサッカーばかりで女子に縁がなかったとしてもだ、雰囲気で察することが出来ないほど馬鹿ではない。
だけど返事をしようにも名前がわからないことにはどうにも出来ない・・・

「わ、私・・・・///」

女の子の名前、安価下
(※シナリオの都合上、葵ちゃんは選べません)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:45:13.83 ID:qOpbsjvp0
カトラ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 21:49:00.19 ID:APq8ZFce0
旧作でのカトラの扱いだったから今回はカトラはがんばって欲しいわ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 22:25:55.08 ID:lntI1Q2iO
剣城の霊圧今んとこ消えてて草
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 05:55:30.05 ID:C7cf20u60
カトラ「カトラ...カトラ・ペイジです」

カトラさんか。見たとこ外国から来た留学生だね。
顔も凄い綺麗だし...何て言うか、お姫様?

カトラ「・・・・あの、松風君?」

天馬「あ、カトラさんだね。よろしく!」

カトラ「カトラでいいです...///」

天馬「そう?じゃあ俺のことも天馬って呼んでよ!」ニコッ

カトラ「////」コクッ
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 06:10:48.08 ID:C7cf20u60
天馬「・・・それでさ、俺に何を言おうとしたのかな?」

彼女の名前を確認した後、話を本題に戻す

カトラ「私、天馬のことが、好きになったんです!付き合って下さい!」

やっぱり告白か。俺、告白とか今まで一度もされたことがないんだよね。
しかも人生最初の告白がまさかこんな美少女からとは思っても居なかったし......

天馬「え、えっとね…///」

自分でも顔が熱くなっているのがわかる。
ちゃんと返事しないといけないのに、上手く口が回らない・・・

天馬「・・・い、今はその、大会に集中したいから、その・・・・////」

カトラ「お、お友達からでも構いません!」ペコリ

天馬「!?」

ま、まままままマジでどうしよ!?え、この娘本気だよ!結構本気!
大会を出汁に保留しようとしたけど、逃げる前に先回りされちゃった!

カトラ「天馬・・・・///」ウルッ

うっ!?そ、そんな目で見られたら断れる訳ないじゃないか

天馬「・・・わかった。友達からはじめようか」

カトラ「やったあああああっ!」ギュ!

天馬「うわ、ちょ、カトラ!?」

パチパチパチパチパチパチ!!

天馬「!?」

しまった、ここ会場の外じゃん!人一杯いるじゃん!今の告白全部見られてた!

カトラ「////」

カトラは顔を真っ赤にしながら俺の胸に顔を埋めてきた。
皆に見られながら告白したのが今になって恥ずかしくなってきたのかな?

カトラ(天馬を見掛けたから勢いで告白しちゃったけど、よく考えたらここ会場の外でした......///)

通行人A「ヒュー!ヒュー!熱いねえ!」

客A「お幸せに!」

通行人B「若いねえ!」

客B「彼女のためにいいとこまで勝ち残ってやれよ!」

このあとたくさんの人にめちゃくちゃ冷やかされた・・・///

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 06:24:58.87 ID:C7cf20u60
〜選手用控え室〜

あー、さっきは色々と酷い目に遭った・・・
・・・・まあ、悪い気はしなかったけど

「おいお前」

天馬「あ、はい」

誰かに呼ばれた気がしたのでとりあえず振り返ってみた

「お前、さっきカトラに告白されてたよな」

天馬「う、うん・・・///」

見たところユニフォームを来ているから恐らく選手なのだろう。
というかここに居る時点で大会の参加者か

「ふざけんなよ!」

天馬「えっ!?」ビクッ

な、なんで!?見ず知らずの人に突然怒鳴られた・・・

「俺は小さい頃からずっとカトラが好きだったんだ!小中の9年間ずっと同じクラスだったんだよ!幼馴染なんだよ!高校がたまたま同じのぽっと出の分際でカトラをたぶらかしてんじゃねえよ!」

天馬「た、たぶらかすなんてそんな・・・第一俺は今日、カトラに会ったばっかで」

「嘘だ!どんな方法でカトラをたぶらかした!?」

駄目だ・・・・何を言っても聞いてくれない!
ど、どうすれば・・・








剣城「松風」

「「!」」

剣城「監督が呼んでいる。すぐに来い」

「チームメイトか?悪いがこいつは今俺と大事な話をしてるんだ!部外者はすっこんでろ!」

剣城「・・・妨害工作として大会運営に訴えるぞ?」

「・・・・・チッ!」

剣城「行くぞ」ガシッ!

天馬「あっ...!?」

細見だし肌が色白いからあんまりそういうイメージなかったけど、剣城って結構力強い。
よく見ると筋肉も引き締まってる・・・

剣城「・・・・何だ?」

天馬「いや、なんでもない!」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 06:30:16.40 ID:C7cf20u60
〜観客席〜

天馬「・・・・あの、さっきはありがとう」

もしあの時剣城が来てくれなかったら、俺は何を言われてたんだろ?
・・・・・考えたくもない。怖かった。

剣城「・・・・」

天馬「つ、剣城のおかげで、怖いのが少しマシになった、かな?」

剣城「・・・・」

な、何も話してくれない!お礼言ってるのにうんともすんとも言ってくれない!
そういえば剣城って普段俺達と会話、してないよね?

天馬「>>71
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 06:32:25.99 ID:RPBzF93U0
えっと・・・な、何かスポーツとかやってた?
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 06:33:07.73 ID:rdV9X9duO
話したことなかったけど剣城って結構頼もしいんだな!
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 06:41:06.67 ID:C7cf20u60
天馬「えっと・・・な、何かスポーツとかやってた?」

剣城「・・・」

こ、これも答えてくれない!
せめて初心者なのか経験者なのかはっきりして欲しい!
実は剣城って座名九郎以上に練習に参加してくれなかったから実力がわからないんだよね・・・

天馬「・・・剣城、練習に全然来てくれなかったでしょ?だから実力がわからなくて、せめて経験者か否か答えてくれればありがたいな」

剣城「・・・・」

それでも無視なの!?俺のこと助けてくれたときはいい奴なのかなって思ったけど、流石にこうも無視ばかりだと腹が立ってしまう

天馬「いい加減にしてよ剣城!何で何も答えてくれないの!?」

剣城「・・・」スタスタ

天馬「」

剣城は何も言わないまま俺の前から去っていった・・・
嘘だろ・・・・何あの態度・・・
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 06:46:59.70 ID:C7cf20u60
〜控え室〜

円堂「試合に備えてこれからミーティングを行う!」

「「「「はい!」」」」

【稲妻高校フォーメーション】

FW・・・・・剣城、瞬木

MF・・・・・・・天馬

MF・・・九坂・・・・・・さくら

MF・・・・・・・神童

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・井吹

ベンチ・・・信助

円堂「今日は座名九郎不在のためチームは12人で戦うことになる」

信助「いつでも出られるようには準備しておきます!」

円堂「頼むぞ!」

真名部「>>75
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 06:50:28.93 ID:OJyfBp0U0
僕の計算と予測でこのチームを勝利に導きましょうメガネクイ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 06:50:53.24 ID:wTfHoExk0
MFが多く、FWやDFを増やさなくっていいのでしょうか……
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 06:56:25.76 ID:C7cf20u60
真名部「僕の計算と予測でこのチームを勝利に導きましょう」メガネクイッ

皆帆「当然、僕の観察眼もデータに入れてくれるよね?」

真名部「・・・・まあ、その方が効率は良さそうですしね。いいでしょう」

九坂「早く動くからってボールを避けたりは駄目っすよ」

鉄角「やんねーよそんなこと!・・・・・多分」

さくら「よーし!私が一番目立っちゃうんだからね!」

好葉「頑張り、ます...!」

よし、皆いい感じに士気が上がってる!これなら勝てる!

円堂「>>78
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 07:01:06.75 ID:vh6QQzpP0
草サッカーチームとはいえ経験で言えば向こうの方が圧倒的に上だ
恐らく一対一では分が悪いだろう
だからこっちは走り回って常に数的優位を作るんだ
幸いスポーツ経験者が多いから体力に自信があるものも多いはずだ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 07:05:39.90 ID:C7cf20u60
円堂「草サッカーチームとはいえ経験で言えば向こうの方が圧倒的に上だ。恐らく一対一では分が悪いだろう」

さくら「こっちはほぼ全員始めて1ヶ月だもんね」

円堂「だからこっちは走り回って常に数的優位を作るんだ。幸いスポーツ経験者が多いから体力に自信があるものも多いはずだ」

鉄角「任せとけ!」

瞬木「必要とあらばディフェンスにも参加しますよ」

円堂「・・・よし、行こうか!」

「「「「おおおお!」」」」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 07:12:40.85 ID:C7cf20u60
【秋空チャレンジャーズ】

FW・・・・・・ヨネ、ヒミコ

MF・・・月見、赤井、ジョニー、有働

DF・・・九里山、木暮、辺九津、楓野

GK・・・・・・・・豊田

信助「こ、小暮夕弥ぁ!?元イナズマジャパンのあの小暮さん!?」

鉄角「イナズマジャパンって、そりゃ経験が違うわな・・・」

瞬木「いきなり強いとこ来たね......(苦笑)」

さくら「>>81
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 07:14:49.94 ID:RPBzF93U0
ディフェンスが一番厄介ってことかな
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 07:21:18.21 ID:C7cf20u60
さくら「ディフェンスが一番厄介ってことかな」

天馬「イナズマジャパン経験者だもんね。点をとるのは難しいかな」

井吹「守備陣は責任が重く掛かるって訳か。いいねぇ!」

コンコンコン

円堂「あ、はい。どうぞ」

ガチャリ...

宅配のお兄さん「ユニフォームをお届けしました」

神童「ありがとう」

ユニフォームのカラー安価下
デザイン安価下2
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 07:24:33.73 ID:IbcpuGxWO
上が青でズボンが灰色
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 07:26:07.85 ID:p6Mz1cP1O
青葉学園のユニフォーム(青と書かれたロゴは稲妻マーク)
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 07:26:46.11 ID:p6Mz1cP1O
青葉学園のユニフォーム(青と書かれたロゴは稲妻マークに変更)でお願いします
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 07:32:50.67 ID:C7cf20u60
〜グラウンド〜

角間王将『さあ間もなく稲妻高校対秋空チャレンジャーズの試合が始まろうとしています!』

天馬「・・・皆!気合入れて行こう!」

「「「「おおおおっ!」」」」

木暮「久しぶりの試合だ、皆!楽しんで行こうぜ!」

「「「「よっしゃー!」」」」

神童「>>87
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 07:34:15.22 ID:xAxn2Uvio
まずは相手の出方とこちらの仕上がり具合を確かめたい
序盤は守りに重点を置こう
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 07:50:01.21 ID:C7cf20u60
神童「まずは相手の出方とこちらの仕上がり具合を確かめたい。序盤は守りに重点を置こう」

天馬「了解!」

審判「ピー!」

ヨネさん「・・・任せたで」チョン

角間王将『秋空チャレンジャーズボールで試合開始です!』

ヒミコ「キエエエエ!見える、見えるぞおおおお!」

天馬「えええっ!?」

九坂「マジで!?」

さくら「いやああああっ!!」

角間王将『秋空チャレンジャーズのFWヒミコ、御札を振り回しながら稲妻高校の選手を抜いていくぞ!』

ヒミコ「行くぞよおおお悪霊退散!悪霊退散!」

神童「ふっ!」

ポーン!

ヒミコ「ありゃ?」

角間王将『神童、難なくボールをカット!』

神童(練習自体は何度かやった。後は試合で完成させるしかない!)

【神のタクト】

シュウウウウン!

神童「野咲!」

さくら「えっ!?私...?」

神童「走れ!」

さくら「は、はい!」ダダダッ!

神童「九坂!」

九坂「う、うっす!」ダダダッ!

神童「はあっ!」ポーン!

木暮(何をやってくれるのかな?ま、最初は見させて貰うぜ!)

角間王将『おっと、神童の指示で野咲と九坂が動き出した。一体何をするつもりだ?』
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 07:59:59.34 ID:C7cf20u60
神童「野咲!」

さくら「はいっ!」ポスッ

角間王将『ボールは神童から野咲へ渡った!』

さくら「九坂!」

バシュウウウン!

角間王将『ボールを受け取った野咲、すぐさま九坂へパスを出した!』

木暮「いきなり逆サイド展開かよ!やるじゃんあの司令塔!」

さくら(何だろう。サッカーなんてやったの初めてなのに・・・・今までは自分が一番になるためなら他人なんて蹴落としてきた筈なのに、何でかな?このメンバーなら、皆で一番になるのもいいかな?って、思ってる自分が居る・・・・そんな気がする)

九坂「よっと!ドンピシャ!」ポスッ

角間王将『ボールは九坂に渡ったぞ!』

神童「天馬へパスだ!」

九坂「おう!」ポーン

天馬「っ!」ポスッ

角間王将『松風にボールが渡った!』

九坂(何だ?運動なんてほとんどやったことないのに・・・体がすんなりと動く・・・・何か、何かわかんねえけど、俺はこいつらとのサッカーを知っている気がする・・・)

天馬「うおおおおおっ!!」

角間王将『松風勢いよく敵陣へ切り込んでいく!』
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 08:15:36.44 ID:C7cf20u60
木暮「いい動きだけど、詰めが甘いぜ!」サッ!

角間王将『木暮がマークに入った!』

木暮「旋風陣!」

グルン!グルン!グルン!グルン!グルン!

流石は木暮さん!隙のないディフェンスだ!でも、俺だって!俺だって!
皆に負けないくらいたくさん練習してきたんだああああっ!!
こんな風、潜り抜けろ!

天馬「うおおおおおお!!」

ヒュン!

木暮「なっ!?」

天馬「そよかぜステップ!」

角間王将『ぬ、抜いたああああああ!!何と松風!木暮の必殺技、旋風陣を攻略したああああああああ!!』

体が覚えてる!俺は、サッカーを知っている!

天馬「らあああああっ!!」

ギュウウウウウン!!

「「「「!?」」」」

天馬「マッハウィンド!」











審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将『ここで試合終了のホイッスル!1-0で、稲妻高校の勝利!』

天馬「や、やったあああああああ!!」

秋「負けちゃった。けど、天馬のサッカーが見られて凄く楽しかった」ニコリ

天馬「俺もだよ秋ねえ!すっごい楽しかった!また一緒にサッカーやろ!」

秋「うん!天馬達とならいつでも!」

円堂「>>91
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 08:19:43.35 ID:JxnVscF20
(・・・妙だ、みんなもちろん才能はある、だがそれ以上にみんな初めてのプレーじゃなかった)
(・・・まあ今は初勝利を喜ぶか!)
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 08:35:33.40 ID:C7cf20u60
円堂(・・・妙だ、みんなもちろん才能はある、だがそれ以上にみんな初めてのプレーじゃなかった)

さくら「わーい!やった!やった!」

真名部「僕達にとっては、当然の結果ですね」メガネクイッ

鉄角「俺達思ったよりやれてんじゃん!」

円堂(・・・まあ今は初勝利を喜ぶか!)

天馬「・・・・それにしても」

さっきのあの感覚はなんだったんだろう?
皆の動きが手に取るようにわかったような、自分が何をすべきか、そういうのが考えるまでもなく体が反応してたような、不思議な感覚・・・
もしかして俺達、実は覚えてないだけで過去に一緒にサッカーをしたことがあったのかも?

さくら「監督!勝ったから何かご褒美下さい!」

円堂「いいぞ。それじゃあ食いに行くか?奢るぜ」

井吹「いいねえ!」

九坂「監督太っ腹!」

瞬木「あの、弟たちを呼んでもいいですか?」

円堂「勿論さ!」

瞬木「ありがとうございます!」

祝勝会か!皆で楽しく盛り上がりながらご飯を食べるなんていつぶりだろ?ワクワクしてきちゃった!

剣城「・・・・」

天馬「剣城も祝勝会に...剣城「断る」

そ、即答って・・・

剣城「助け合いと馴れ合いは同じじゃない。俺は馴れ合いに興味はない」

そういうと剣城は先にグラウンドを去っていった・・・
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 08:41:07.25 ID:C7cf20u60
〜駐車場〜

キキキ!

剣城「・・・・」

居た!剣城だ!ってええええええっ!!?
ばばばばバイク!?

天馬「だ、駄目だよ剣城!まだ1年生でしょ!免許もなしにバイクなんて・・・」

剣城「・・・免許ならある」

あ、免許あったんだ。それなら良かった・・・
というか剣城って4月生まれなんだね

カチ!

剣城「・・・・」

ブロロロロロロ!

天馬「・・・・・帰っちゃった」( ゚д゚)ポカーン
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 08:50:15.97 ID:C7cf20u60
〜剣城の部屋〜

シャワーも浴びた。歯も磨いた。今日はもう休むか

















剣城「俺を親友だとでも思っていたのか?親友に裏切られただけで、サッカーへの想いは消えてなくなるのか!?」

またこの夢か・・・
俺が親友だと言っている、親友と言っている筈なのに、顔がわからない...思い、出せない......

『この出会いは、この戦いは、この瞬間だけなんです!想いと想いをぶつけ合って、最高の試合にするんです!』

夢に出てくる俺の、親友・・・お前は、一体誰なんだ?

『剣城いいいいい!!』

俺の名を叫んでいるお前は、一体・・・?
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 08:56:52.72 ID:C7cf20u60
〜翌朝、剣城の部屋〜

またこの夢で目が覚めた。親友だと言っていた筈なのに、何故か何も思い出せない・・・
いや、夢の中の物語に本気になってどうする。所詮、夢は夢でしかない・・・

プルルルル

剣城「・・・・」

スマホの画面を見て時刻を確認する・・・
AM7:00

剣城「・・・・朝から何の用だ、松風?」

天馬『もしもし剣城!明後日の試合に備えて一緒に偵察を』

全試合当日抽選で相手がわからないのに偵察だと?馬鹿馬鹿しい・・・

剣城「勝手にやるか他を誘え」ポチッ

・・・・今の電話でわかったことは1つ。
夢の中の親友は、少なくとも松風ではないということだけだ。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 08:59:11.56 ID:C7cf20u60
〜天馬の部屋〜

あちゃー、振られちゃったか・・・
まあ剣城が俺と一緒に偵察なんてやってくれる訳ないよね・・・
ってかなんで俺剣城を誘おうなんて思ったんだろう?

天馬「・・・」

他に電話を掛けてみる?安価下
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 09:02:09.61 ID:wTfHoExk0
信助、可能なら葵も
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 09:05:48.90 ID:C7cf20u60
〜試合会場〜

信助「ごめーん!待った?」

天馬「ううん、俺も今来たところ」

信助「そっか。良かった・・・・」

天馬「それじゃあ客席に行こうか」

信助「今日ずっと試合観てるの?」

天馬「俺はそのつもりだけど、信助はどうする?」

信助「>>99
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 09:36:52.84 ID:wTfHoExk0
う〜ん……飽きたら帰る感じかな
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 09:39:36.42 ID:C7cf20u60
信助「う〜ん……飽きたら帰る感じかな」

天馬「そっか」

信助「とりあえず会場行こうか!」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 09:45:14.84 ID:C7cf20u60
〜客席〜

信助「うわ、昨日と比べても明らかにお客さん多い・・・」

天馬「昨日の抽選で選ばれなかったプロ球団が今日選ばれる可能性があるからね」

信助「あ、そっか」

天馬「当日抽選のデメリットってせっかく交通費払っても目当てのチームの試合が見られない可能性があるってとこだよね」

信助「そうだね。僕達はあくまでも偵察が目当てだから気にしないけど」

天馬「そもそもウチの学校からそう遠くない場所にあるから交通費気にしなくてもいいんだけど」

信助「あ、抽選始まったよ!」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 09:47:22.98 ID:C7cf20u60
〜翌日、天馬の部屋〜

今日も偵察に行こうかな?

ピロリン!

おっと?偵察に行こうとしたら誰かがLI○Eを送ってくれた。
誰からLI○Eを受け取ったのかな?

誰からのLI○E?安価下
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 09:54:49.96 ID:J8HN+dGQO
カトラ 交換していないならたくと
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 10:01:32.40 ID:C7cf20u60
カトラ『天馬、あの、よければ今日一緒にお出掛けでも?』

こ、これって・・・デートのお誘いだよね・・・////
人生初デート、何か意識したらちょっと緊張してきた...///

天馬『いいよ!何処行く?』

な、なんとか文字は普通に打てた。
お、おかしい文章ではないよね?
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 10:07:40.50 ID:C7cf20u60
〜寮の外〜

カトラ「天馬、おはようございます」

天馬「おはようカトラ!」

俺は男子寮、カトラは女子寮から出てすぐに合流した。
カトラは親元を離れて寮で暮らしているそうだ。

カトラ「最初は日本語が通じなかったらどうしようとか色々不安でしたが、言葉は理解して貰えてるみたいでホッとしてます」

天馬「そうなんだ。カトラって今何年?」

カトラ「今年入学してきました!中学卒業まではアメリカの方で暮らしていて」

凄っ!た、たった1ヶ月程でここまで日本語上手に話せるなんて!
相当努力してきたんだろうな・・・・格好いい!

カトラ「>>106

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