【イナズマイレブンGO】天馬「記憶を失った世界で...」【安価】

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210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:38:28.44 ID:Bjx5WHMS0
分が悪い、どころの話じゃないな
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:46:58.45 ID:cSRw/v+Y0
神童「分が悪い、どころの話じゃないな」

天馬「・・・けどやるしかない!」

神童「勿論、わかっている」

角間王将『さあ超次元大会準々決勝、稲妻高校対帝国学園の試合は、間もなくキックオフです!』

審判「ピー!」

剣城「・・・」チョンッ

瞬木「キャプテン!」

天馬「っ、」ポスッ

角間王将『稲妻高校、松風のドリブルで上がっていく!』

天馬「さくら!」ポーン!

さくら「任せて!」

洞沢「行かせるか!」

さくら「・・・ふふっ♪」

洞沢「!?」

さくら「ビューティフルフープ!」

角間王将『何と野咲!新必殺技で抜いた!』

神童「いつの間にあんな技を!?」

天馬「凄いよさくら!」

さくら「てへ☆」(^_-)
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:54:26.31 ID:cSRw/v+Y0
さくら「瞬木!」

瞬木「おう!」

角間王将『ボールは野咲から瞬木へと繋がった!』

瞬木「お前らに俺の足が止められるか!」ギュウウウウン!

鬼道(瞬木隼人・・・陸上部だけあってその俊足は素晴らしい。だがその俊足も、陸が無ければ機能するかな?)ニヤリ

円堂(鬼道のやつ、何か仕掛けてくる!)

鬼道「成田、大滝!」

「「はあああっ!!」」

ザバーン!

瞬木「なっ!?これは・・・」

「「サルガッソー!」」

瞬木「うわあああああっ!!」

鬼道(瞬木隼人、お前に陸は走らせない!)

角間王将『帝国学園の固いディフェンスが瞬木の足を封じた!』

鬼道「オフェンスに転じろ!」

御門「はいっ!」

大滝「飛鳥寺!」

角間王将『帝国学園細かくパスを繋いで上がっていく!』
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:06:55.49 ID:cSRw/v+Y0
飛鳥寺「逸見!」

逸見「らああああっ!」

鉄角「通さねえ!」

角間王将『鉄角プレッシャーを掛けに行く!』

逸見「馬鹿め!何年も毎日サッカー漬けの日々を送った俺達が、お前らのような素人にボールを奪われる訳がないだろう!」

鉄角「そうかな?案外やってみねーと、わかんねーかもよ?」

逸見「ほざけ!マッドジャグラー!」

角間王将『おっと逸見、マッドジャグラー発動を宣言したぞ!マッドジャグラーはボールを相手のお腹に浮かせてボール越しに連続で蹴りを入れる、あまり品のない技だ!』

逸見「喰らいやがr」

ヒュン!

逸見「は?」

鉄角「シュッ!シュッ!シュッ!フットワークドロウ!」

逸見「なぁっ!?」

角間王将『逸見ボールを奪われた!』

鉄角「ボクシングのフットワークも、案外捨てたもんじゃないだろ?」ニヤリ

角間王将『鉄角は高校ボクシングの日本チャンピオン、常に高速で飛んでくるパンチを何千、否何万・・・もしくは億かもしれませんね。たくさんの高速パンチを見てきた鉄角からすれば、今更マッドジャグラーなど当たらないのも当然と言えば当然かもしれません!』
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:13:48.39 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜

五木「行かせな・・・」

九坂「あ"っ!」ギロリ

五木「ヒッ、」ドサッ

角間王将『九坂!必殺のオラオラメンチで敵をゆったりと抜き去った!』

〜〜〜〜

逸見「ボクサーが駄目ならインテリメガネを沈めて・・・」

真名部「・・・・」サササササ!

真名部「見えました!」キラーン!

逸見「何っ!?またボールを取られた!」

真名部「これが僕のディフェンス方程式。中学生の単調な攻めなど、僕の頭脳には通用しませんよ」

角間王将『野咲、鉄角に続いて真名部も新必殺技を繰り出した!』

井吹「ナイスディフェンス真名部!」

皆帆「流石は僕のワトソン君だ」

真名部「誰がワトソンですかっ!!」ポーン!
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:24:25.63 ID:cSRw/v+Y0
「「サルガッソー!」」

瞬木「チッ、こいつさえ攻略出来れば!」

角間王将『両チーム固い守りのまま前半はどんどん終わりに近付いてて来ているぞ!』

御門「時間がない!俺にボールを寄越せ!」

龍崎「御門さん!」

角間王将『おっとここで帝国学園ロングパスだ!』

好葉「ウチが・・・」

御門「どけえ!」

好葉「きゃっ!」ドサッ

角間王将『御門が森村を突き飛ばして強引にボールを拾った!』

審判「・・・・」

角間王将『だがホイッスルは鳴らない!超次元サッカーならよくあることだ!』

御門「ピィー!」

皇帝ペンギン×7「くえー!」

御門「皇帝ペンギン、7!」

ギュウウウウン!

角間王将『御門の強烈なロングシュートだ!井吹これを止められるか!?』

井吹「チィっ!」パシーン!

御門「無駄だ。この俺の必殺技が素手で止められる訳ないだろう!」

井吹「ぐ、ぐううううっ!」ギュルン!ギュルン!ギュルン!

しゅううううう〜...

井吹「・・・・止めてやったけど?」ニヤリ

御門「なっ!?」

審判「ピッ、ピー!」

角間王将『ここで前半終了のホイッスル!試合は0-0のまま後半戦に突入します!』
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:28:02.46 ID:cSRw/v+Y0
〜稲妻高校のベンチ〜

九坂「好葉!だ、大丈夫か?」

好葉「これぐらいは、平気。それよりも、九坂君が心配してくれたことの方が……うれしい///」

九坂「そ、そりゃね!好きな人を心配するのは当然っすよ!それに、仲間でもあるんだから助け合いたいし」

好葉「……ありがとう!」ニッコリ

さくら「>>217

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 08:30:58.47 ID:tYx4qYyk0
ふふっ、今回はあの時みたいな結果にならなそう♪
あの時の雪辱晴らしちゃうんだから!
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:41:29.81 ID:cSRw/v+Y0
さくら「ふふっ、今回はあの時みたいな結果にならなそう♪」

井吹「そうだな」

さくら「あの時の雪辱晴らしちゃうんだから!」

井吹「・・・ああ。黒星のまんまじゃ終われねぇよな!」

瞬木(あの渦巻きをどう攻略する?悔しいが帝国の守備は磐石だ。俺の足を完全に封じてやがる)

天馬「・・・拓人、何か攻略法はない?」

神童「済まない、今は守ることで手一杯なんだ。攻撃の方法は思い付かない・・・」

円堂(流石は鬼道だ。知略や戦術は完全に向こうが上。佐久間も、鬼道が総帥に就くまでは帝国の全国優勝に何度か貢献している有能な指導者みたいだし・・・)

守備も体力が無限に続くわけではないし、拓人や監督も戦術が浮かばない
このままじゃジリ貧だ。俺がなんとかしなきゃ・・・
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:46:05.26 ID:cSRw/v+Y0
円堂「・・・後半の作戦を伝える」

「「「「!」」」」

円堂さんが動いた!一体どんな指示を・・・

円堂「程のことがなーんも浮かんでないんだよなぁ、あは、あはははは・・・・(苦笑)」

( ゚д゚)ポカーン

「「「「だあっ!」」」」ガクッ!

円堂「いや、本当悪い悪い。どう考えても鬼道には戦術面で勝てる気がまるでしなくてさ・・・」

天馬「監督〜...」

円堂「いやまあ、俺は鬼道には勝てないかもしれないけど、今戦ってるのはお前達だ。お前達なら、帝国学園に必ず勝てる!俺は信じてる!」

天馬「監督!」

円堂「うん!」ニカッ!

天馬「>>220
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 08:54:01.13 ID:Z4od2ck90
そうだよね!なんとかなるさ!………ってあれ?
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:59:07.09 ID:cSRw/v+Y0
天馬「そうだよね!なんとかなるさ!………ってあれ?」

円堂「ほら、さっさと行け!行け!」アセアセ

天馬「あ、はい!」

円堂「・・・・・・>>222
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 12:02:32.07 ID:Y4GYUynSo
(何とかなるさ・・・何でだろう、俺は天馬のこの言葉を何度も聞いている気がする…)
(俺達はまだ会ったばかりなのに・・・本当に会ったばかりなのか?)
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:11:29.15 ID:cSRw/v+Y0
円堂(何とかなるさ・・・何でだろう、俺は天馬のこの言葉を何度も聞いている気がする…俺達はまだ会ったばかりなのに・・・本当に会ったばかりなのか?)

天馬「・・・・」スタスタ

円堂(もしかしたら俺が忘れただけで、実は過去にも会ったことがあるとか?)
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:18:33.19 ID:cSRw/v+Y0
御門「成田!大滝!」

瞬木「またサルガッソー!そうは行くかよ!」

角間王将『瞬木、ディフェンスが来る前に強引にシュートを打った!』

雅野「ッ!」パシッ!

角間王将『だがこれはキーパー雅野の正面!』

雅野「ディフェンスを出し抜くことに気を取られてシュート自体に重みはなかったな」

瞬木(チッ、サルガッソーが頭にちらついて集中しきれねぇ!)







御門「うおおおお!!」

皆帆「悪いけど、君の動きは全て見切ったよ」サッ!

御門(なっ!?こいつ、俺と全く同じ動きを!)

皆帆「そうさ。僕は今完全に君の動きをトレースしているのさ」

御門「!?」

皆帆「トレースプレス!」

角間王将『皆帆も新必殺技を繰り出した!両チーム後半に入っても守りが崩れない!』

皆帆(とはいえ、そろそろ体力が・・・)
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:42:51.63 ID:cSRw/v+Y0
九坂「ハァ、ハァ、」

好葉「ゼェ、ゼェ...」

皆帆「・・・はあっ!はあっ!」

さくら「・・・・」トボトボ

皆だんだん動きが鈍くなってる。集中力も体力もそろそろ限界か・・・

龍崎「ハァ、ハァ・・・・」

成田「くっ!」

大滝「ふぅ、ふぅ、」

だけどそれは帝国学園も同じ!こうなったら俺が切り込む!

天馬「拓人!一気に攻めよう!」

神童「!」

【神のタクト】

角間王将『おっと神童、ここで神のタクトを発動させた!稲妻高校勝負に出ました!』

神童「九坂!剣城!」ポーン!

九坂「おらっ!」ポーン!

剣城「ッ!」

角間王将『ボールは一気に前線の剣城へと渡った!』

龍崎「行かせるか!」

剣城「ッ、松風!」

龍崎「しまった!」

天馬「っ!」ポスッ

角間王将『剣城ナイスパス!一瞬フリーになった松風にボールを繋いだぞ!』

ドンピシャ!最高のタイミングだ!これなら決められる!
拓人が、剣城が・・・・皆がくれたチャンス!逃さない!

天馬「うおおおおおおおおっ!!!!」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:44:59.88 ID:cSRw/v+Y0
天馬「うおおおおお!!マッハ・・・」

御門「させるかああああっ!!」ズザー!

天馬「・・・・・えっ?」ドサッ

一瞬何が起きたのかわからなかった。
ただ、気付いたら後ろから激痛が・・・・

天馬「〜〜ッ!!」ズキン!

角間王将『フォワードから戻ってきた御門、後ろから強引にスライディングを掛けました!』

さくら「キャプテン!?」

審判「・・・・」

角間王将『しかし審判の笛は鳴りません!』

九坂「おい審判!いい加減にしろよ!今のどう見てもファウルだろ!」

審判「・・・・・」

九坂「チッ、・・・くそが!」ダッダッダ!

角間王将『九坂!すぐさま御門を追うが疲れからか距離が縮まりません!』

九坂(くそ!こんなところで・・・)

ヒュウウウウン!

好葉「!?」

皆帆「あっ!?」

角間王将『自陣から一気に掛け上がった御門、皆帆と森村をかわしてキーパーと一対一に!!』

御門「これで終わりだ!皇帝ペンギン7!」

ギュウウウウン!

井吹(くそ!ここで決められたら、何もかも終わる!終わらせて、たまるかああああっ!!)











剣城「・・・」

ギュルルルルルルン!

「「「「!?」」」」

角間王将『と、止めたああああああああ!!なんと剣城が片足で止めました!帝国学園のFWがゴール前まで戻ったように、稲妻高校のFWもゴールまで戻っていた!』

剣城「・・・さっきのスライディング、やりすぎじゃないのか?」

御門「審判は止めなかった。ならルール上は問題ない!」

剣城「ッ!本気で言ってるのか!?」

好葉「>>227
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 19:52:47.57 ID:Y4GYUynSo
流石にさっきのは酷いと思います
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:05:27.72 ID:cSRw/v+Y0
好葉「流石にさっきのは酷いと思います」

御門「黙れ!お前達に何がわかる!帝国学園は名門中の名門!帝国に敗北はあってはならないんだ!」

皆帆「さっきのスライディング、倒れ方によっては頭を強く打って大事になる可能性もあったんだよ?」

御門「何も起こってないんだ!ならば問題はない!」

剣城「・・・・お前に本物のサッカーを教えてやる。よく見ていろ三流」チョン...

ギュウウウウン!

角間王将『剣城ドリブルで攻め上がっていく!』

佐々鬼「なんだと!?」

五木「速い!」

飛鳥寺「何故こいつはこの終盤でここまで動けるんだ!?」

真名部「剣城君は後半の途中までほとんど動いてませんでしたからね。体力もまだ90%以上は残ってますよ」

角間王将『剣城一気に最終ラインまで上がってきた!』

龍崎「ここで止める!」

「「サルガッソー!」」

角間王将『だが帝国のディフェンスもまだ生きている!サルガッソーが発動されたぞ!』

剣城「・・・・・」スッ

ゲシッ!

「「「「!」」」」

剣城「デスソード」

ギュウウウウウウンンッ!!

「「!?」」ヒュウウウウン!

角間王将『剣城の必殺シュートがサルガッソーを潜り抜けた!』

雅野「パワースパイク!うおおおおおおお!!!!」

ジジジ...パキパキパキ......!!

雅野「!?」

パリーン!!
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:09:33.32 ID:cSRw/v+Y0
審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将『ここで試合終了のホイッスル!稲妻高校、3戦連続で1-0の勝利です!』

準々決勝は1-0で俺達が勝利した。
決勝点は、剣城だ・・・

剣城「・・・・・」

天馬「えっと、さっきはありがとう」

剣城「・・・足の具合は?」

天馬「え?うん。特になんともないよ」

さくら「>>230
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:12:57.70 ID:xtVkiWVq0
急にどうしたの剣城君?(もしかして記憶が)
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:17:53.18 ID:cSRw/v+Y0
さくら「急にどうしたの剣城君?(もしかして記憶が)」

剣城「・・・・ちょっとそういう気分になっただけだ」

円堂「凄いじゃないか剣城!いいシュートだったぜ!」

剣城「どうも」スタスタ

一言二言話してくれたけど、それでもすぐに帰っていくのは変わらなかった。

鬼道「>>232
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:22:30.90 ID:xtVkiWVq0
完敗だよ円堂
良い試合だった
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:28:48.55 ID:cSRw/v+Y0
鬼道「完敗だよ円堂。良い試合だった」

円堂「いや、頑張ったのは選手だよ。前半は策で負けてたし、後半に至っては選手に丸投げで作戦もあったもんじゃなかったしな」

鬼道「だがそれほどまでに信頼できる選手を育てたのだろう?凄いよお前は・・・」

円堂「いやー、あはは」

鬼道「それと、松風君だったかな?」

天馬「あ、はい!」

鬼道「先程はウチの選手がすまなかった」ペコリ

御門「・・・正直、やり過ぎた」

天馬「顔あげて下さい!もう気にしてませんから!」

鬼道「だが・・・」

天馬「だったらこうしましょう!次からはもう危険なプレーは極力やらないってことで!」

鬼道「・・・・・・ありがとう」

天馬「いえいえ!」ニッコリ

円堂「・・・また戦える日が来るといいな」

鬼道「ああ」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:35:59.95 ID:cSRw/v+Y0
〜準決勝の日、控え室〜

【稲妻高校フォーメーション】

FW・・・・座名九郎、瞬木

MF・・・・・・・天馬

MF・・・九坂・・・・・・さくら

MF・・・・・・・神童

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・井吹

ベンチ・・・信助

円堂「そうですか・・・・わかりました」ピッ!

天馬「監督、剣城は!?」

円堂「もう既に家を出てるそうだ」

天馬「そんな・・・それじゃあなんで会場に居ないんだよ」

瞬木「勝てる気がしなくなったから逃げたんじゃねーの?」

井吹「あいつに限ってそんな腑抜けたことするかよ!」

瞬木「現実を見ろよ。剣城は会場にすら来ていないんだぞ」

信助「ただの寝坊とか?」

皆帆「いや、それなら家を出る前に連絡を入れれば済む話だ。本人に連絡すら着かない理由にはならない筈だよ」

鉄角「>>235
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:37:34.04 ID:LN5i/3Le0
まさか事故に遭ったとかじゃねえだろうな
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:43:48.14 ID:cSRw/v+Y0
鉄角「まさか事故に遭ったとかじゃねえだろうな」

さくら「縁起でもないこと言わないでよ!」

皆帆「だけど可能性は十分有りそうだよ。ここまで音沙汰がないんならそれも覚悟した方がいい」

好葉「そ、そんな・・・・」

円堂「・・・今は、剣城の無事を信じよう」

神童「監督・・・・・わかりました」

円堂「それじゃミーティングを始める。今日の対戦相手だが・・・」

相手は何処のチーム?安価下
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:45:56.77 ID:BP0r3+2+0
アフロディ率いる元ゼウスイレブン
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:01:39.31 ID:cSRw/v+Y0
稲妻高校対復活のゼウス

【新生ゼウスイレブン】

FW・・・・・・・・・デメテル

MF・・・アルテミス、アフロディ、アテナ

MF・・・・・・・・ヘルメス、ヘラ

DF・・・アポロン、アレス、ディオ、ヘパイス

GK・・・・・・・・・ポセイドン

円堂「世宇子ってチーム名は学校の許可が必要になるみたいだからゼウスイレブンってチームで登録しているが、相手は10年前俺達が戦った世宇子中そのものだ!フォーメーションだけ!」

天馬「>>239
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/22(水) 21:04:22.89 ID:Z4od2ck90
皆さん、現役なんですか?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:11:44.54 ID:cSRw/v+Y0
天馬「皆さん、現役なんですか?」

円堂「いや、確かプロは誰も居なかった筈。アフロディすら今何してるのかわかんなかったし」

天馬「わからないって・・・」

円堂「いや本当に何も知らなかったんだよ。まあそんなこといいじゃねーか」

天馬「・・・そう、ですね!」

円堂「>>241
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 21:14:23.41 ID:LN5i/3Le0
じゃあ俺はあいさつしてくるよ
おーいアフロディ〜!久しぶりだな!
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:22:59.32 ID:cSRw/v+Y0
円堂「じゃあ俺はあいさつしてくるよ。おーいアフロディ〜!久しぶりだな!」

アフロディ「久しぶりだね円堂君。今日はよろしく頼むよ」

円堂「おう!」

アフロディ「まさか僕が選手として、君が監督として戦う日が来るとはね」

円堂「・・・そうだな」

アフロディ「今日こそ、勝ってみせるよ」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:24:22.09 ID:cSRw/v+Y0
〜何処かの倉庫〜

不良A「大人しくしてたら、痛い目には遇わせないことを約束してやるぜ」

剣城「・・・・・」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:29:20.74 ID:cSRw/v+Y0
〜遡ること数時間前、路上〜

ブロロロロロロ!

剣城「・・・・」

あの試合、どうして俺はあそこまで熱くなってしまったんだ?
どうして、松風が傷つけられた時、あんなにも怒りを感じてしまったんだ・・・

ブルルルルルルオオオオウン!
パフパフパフパフ!!

剣城「・・・・」

不良A「おいにーちゃん、俺らと一緒に来て貰うぜ」

ブルルルルン!
ブボボボボボボ!!

不良B「へっへっへ!」

不良C「げへへへへ!」

前後で一気に10台くらいのバイクに囲まれたな・・・・一体何なんだ?
とりあえず、囲まれてる以上は下手にスピード出して逃げようとするのは却って危ないだろうな。大人しく着いていくか。
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:35:27.04 ID:cSRw/v+Y0
〜そして現在、何処かの倉庫〜

剣城「・・・俺に何か恨みでもあるのか?」

不良A「別にお前にゃ恨みはないぜ。ただ、玉蹴りにうつつをぬかしてる九坂の知り合いだから連れてきた。それだけのことよ」

剣城「・・・・人質か」

不良A「まあそういうこった。玉蹴りで消耗したところでお前を出汁に九坂を呼び出して今までの仕返しをする。まあやつに仕返しするまでは大人しくしててくれや。何度も言うが、大人しくさえしていれば痛い目は見せねえからよ」

剣城「>>246
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 21:39:19.01 ID:tdiU+I6M0
・・・ああ、面倒だし大人しくしててやるよ
・・・って少し前なら言ってたんだけどなニヤリッ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:47:31.23 ID:cSRw/v+Y0
剣城「・・・ああ、面倒だし大人しくしててやるよ」

不良A「物分かりがいいのは長生きするぜ」

剣城「・・・っらあ!」バキッ!

不良A「ごふっ!」

「「「「!」」」」

剣城「・・・って少し前言ってたんだけどな」ニヤリッ

不良B「この餓鬼!」

剣城「っ!」バキッ!

不良B「ごふっ!」ヨロッ...

剣城「はあっ!」ゲシッ!

不良C「がはああっ!」メリッ...

不良D「なめんなクソガキ!」ガンッ!

剣城「〜〜ッ!」ドサッ

頭に鈍い音と同時に鋭い痛みが・・・

不良D「んのやろ!」

不良A「よせ、それ以上はやめろ!殺人になっちまう...」

不良D「・・・・へい」

剣城「ッ、ぐっ......あっ、あ・・・・・・!!」ズキズキ
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:52:05.51 ID:cSRw/v+Y0
天馬『剣城いいいいい!!』キュイイイイイン!

剣城『天馬あああああっ!!』キュイイイイイン!

・・・・・お前だったのか。俺が親友と呼んでいたのは。
















オズロック『はあっ!』

天馬『ぐはっ!』ヒュウウウウン!






ゴンッ!

剣城『天馬...』

そうだ。確かあいつは、あの時オズロックの激しいチャージに吹き飛ばされて...
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:07:33.96 ID:cSRw/v+Y0
〜過去の世界、ファラム・オービアス〜

オズロック「フハハハハ!これでお前達の希望は潰えた!」

瞬木「オズロック!」ギリッ!

鉄角「てめぇ!!」

九坂「おんどりゃあああああ!!オズロック!」

天馬「」

葵「ねえ天馬!目を開けて!お願いだから!」ポロポロ...

カトラ「天馬・・・・」ドサッ

ポトムリ「!?いけない、このままではせっかく溜めたライフエナジーが!」

オズロック「そうだ!絶望しろ!幾多の星々から希望を奪った報いを受けろ!」

剣城「・・・まだ希望はある」

オズロック「・・・・何?」

神童「剣城...」

剣城「・・・・・・・」

天馬「」

剣城「天馬、お前はサッカーを復讐の道具にするのを許さないと言ったな。なら俺は、サッカーで復讐なんてしない」

神童「!」

剣城「どの星も犠牲にしたくない。その想いで、お前が必死で集めた希望の欠片、それが今希望になって宇宙を救おうとしている」

「「「「!」」」」

剣城「・・・天馬が最期に残した希望を、お前のために無くしたりはしない」

オズロック「おのれ、どこまでも抗おうと言うのか!」

剣城「・・・」スタスタ

天馬「」

剣城「・・・・・ッ!」ギュッ!

・・・お前の遺した希望を、無駄にはしない。

剣城「決着を着けよう。オズロック」

オズロック「全て粉砕してくれるッ!!」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:11:34.31 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜

そうか。だから、俺は・・・帝国のスライディングが許せなかったのか。
また何も出来ずに天馬を失うのかもしれない。その想いが、記憶には無くても魂が覚えていたんだ。

剣城「・・・・てん、ま」

くそ!会場まで行かなくては・・・

剣城「ちく、しょ...」






251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:13:47.19 ID:cSRw/v+Y0
〜グラウンド〜

天馬「・・・」ボー

剣城、無事だよね?何事も無いよね?
・・・・また、会えるよね?

井吹「>>252
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:14:37.31 ID:9byM2OL00
シャキッとしろキャプテン!!
あんたが剣城を信じなくてどうする!
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:19:31.40 ID:cSRw/v+Y0
井吹「シャキッとしろキャプテン!!あんたが剣城を信じなくてどうする!」

天馬「あ、ああ!ごめん・・・・」

そうだ!俺はキャプテンなんだ!皆を引っ張って行かなきゃ!

天馬「・・・皆!」

皆・・・何だ?こんな時に何を言えばいいんだ?
そもそも何か言ったところで・・・・・意味あるのか?

天馬「ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ッ!!」

九坂「>>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:20:45.52 ID:yYSeOdcs0
すっかり気が抜けた?
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:23:49.08 ID:LN5i/3Le0
お、おい!キャプテン大丈夫か?!
(ちっくしょぉ!こんなとき俺はどうしたら良いんだよ!いつもいつもキャプテンに助けてもらってばっかじゃねえか!!)
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:31:27.52 ID:cSRw/v+Y0
九坂「お、おい!キャプテン大丈夫か?!」

天馬「剣城・・・剣城っ!」バクバクバクバク

九坂(ちっくしょぉ!こんなとき俺はどうしたら良いんだよ!いつもいつもキャプテンに助けてもらってばっかじゃねえか!!)

ピロリン!

九坂(チッ、なんでユニフォームのポケットにスマホを入れてんだよ!俺馬鹿か・・・・・!)

九坂「・・・すんません!俺急用が!」ダダダダダ!

円堂「九坂!?」

神童「おい、もうすぐ試合が!」

アフロディ「・・・・慌ただしい様子みたいだけど、何かあったのかい?」

円堂「実は・・・・」











アフロディ「そう。そんなことが・・・」

円堂「剣城からの連絡さえ来れば・・・・」

アフロディ「>>257
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:35:01.07 ID:b+YhHo/B0
円堂君、試合の前に久しぶりに僕と勝負しないかい?
何とか僕達で時間を引き延ばすんだ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:51:49.96 ID:cSRw/v+Y0
アフロディ「円堂君、試合の前に久しぶりに僕と勝負しないかい?何とか僕達で時間を引き延ばすんだ」

円堂「アフロディ・・・」

アフロディ「君達は剣城君を探しておいで」

天馬「・・・・ありがとうございます!」









瞬木「それで、何か宛てあんのかよ?」

好葉「九坂君、なんだか様子がおかしかった...」

神童「さっき突然言い出した急用のことだな」

皆帆「僕も九坂君が何かに勘づいた可能性があると思っているんだよね。彼、かなりの不良みたいだし、不良同士の因縁に何らかの形で巻き込まれた可能性も十分に考えられる!」

鉄角「何らかの、ってなんだよ?」

皆帆「そこまではわからないよ」

天馬「とにかく今は九坂を探そう!」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:56:20.73 ID:cSRw/v+Y0
〜何処かの倉庫〜

ガララララ!

九坂「剣城っ!」

不良A「おっと動くなよ九坂!」

剣城「・・・・・ゴホッ!ゴホッ!」

不良B「」ノビーン

不良C「」チーン

他「「「」」」

九坂「>>260
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:58:23.09 ID:LbKffofro
何故剣城に手を出した!!
こいつは何にも関係ねえだろうが!
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 23:01:29.96 ID:cSRw/v+Y0
九坂「何故剣城に手を出した!!こいつは何にも関係ねえだろうが!」

不良A「・・・・」

ボコッ!

剣城「カハッ!」

九坂「剣城!?」

不良A「余計なことを言うなよ?お前は黙って殴られればいいんだからな」

不良D「へっへっへ!」スッ

九坂「〜〜ッ!」

不良A「・・・・おらあ!」バキッ!
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 23:06:41.74 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜

九坂「」

不良A「ハァ、ハァ、全然倒れやがらなかった。最後まで剣城、剣城って往生際が悪くて呆れたぜ」

不良D「けどまあ、しばらく九坂は起きねーだろ」

不良A「だな。おらぁ!」ゲシッ!

九坂「」

不良A「ひゃっひゃっひゃ!あー、すっきりした!ずらかるぞ」

不良D「おう!」

ブロロロロロロ!

九坂「・・・・喧嘩のことがバレたら、即行で試合は没収だろうな」

剣城「・・・・・」

ガララララ!

天馬「九坂!」

九坂「キャプテン・・・・やっぱ着いてきたんすか?」

好葉「>>263
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 23:09:23.54 ID:LbKffofro
っっ!?
二人とも傷だらけ!
な、何があったの!?
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 23:14:53.54 ID:cSRw/v+Y0
好葉「っっ!?二人とも傷だらけ!な、何があったの!?」

剣城「宇宙人に攻められた」

好葉「ひええええっ!」ビクビク

天馬「冗談言って場合かよ!病院行こう!ちゃんと見て貰わないと!」

剣城「・・・棄権することになってもか?」

天馬「>>265
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 23:16:58.83 ID:q/jLHqsc0
そ、それは・・・
で、でもこんな状態の二人を放っておけないよ!
せめて応急手当とか出来れば、あーくそ!こんなときマネージャーがいてくれれば!!
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 06:38:56.72 ID:8CDIzb/V0
天馬「そ、それは・・・で、でもこんな状態の二人を放っておけないよ!」

九坂「いやキャプテン・・・俺と剣城抜きでも11人ギリギリ居るでしょ?」

天馬「!」

剣城「・・・病院には行ってやるから、さっさと会場に戻れ」

天馬「・・・・わかった」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 06:40:54.74 ID:8CDIzb/V0
〜会場〜

円堂「・・・・」

天馬「円堂さん、試合は!?」

神童「もしや、不戦敗に?」

円堂「>>268
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 06:57:31.51 ID:6G8MMwfi0
安心しろ!
鬼道達にも頼んで俺が色んな奴と勝負するってイベントで何とか時間を稼いだ
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 07:16:25.39 ID:8CDIzb/V0
円堂「安心しろ!鬼道達にも頼んで俺が色んな奴と勝負するってイベントで何とか時間を稼いだ」

天馬「そうですか!よかった・・・」

さくら「それで、剣城君は見つかったの?」

神童「今病院に行っている」

瞬木「・・・へぇ、逃げたとかじゃなかったんだ」

井吹「>>270
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 07:19:14.54 ID:idKnBPsj0
ったく、相変わらず口が悪いなお前は
そりゃこんな奴のアズルみたらポワイ達も苦しみだすわ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 07:37:10.11 ID:8CDIzb/V0
井吹「ったく、相変わらず口が悪いなお前は。そりゃこんな奴のアズルみたらポワイ達も苦しみだすわ」

瞬木「・・・いきなり何言ってやがるお前」

円堂「とりあえず、陣形を組み直すぞ!」

【稲妻高校フォーメーション】

FW・・・・座名九郎、瞬木

MF・・・・・・・天馬

MF・・・信助・・・・・・さくら

MF・・・・・・・神童

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・井吹

円堂「信助、九坂のポジションに入ってくれ」

信助「わかりました!」

さくら「>>272
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 07:40:40.55 ID:C8PUoZnT0
あれ?信助ってMFできたっけ?
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 07:40:53.56 ID:N0pQL+0I0
信助って本当に色んなポジションするわね……そのうちにFWもしたりして
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 07:45:31.03 ID:8CDIzb/V0
さくら「あれ?信助ってMFできたっけ?」

信助「やったことはないけど、やれと言われたらやるだけだよ!」

好葉「出来るだけ、フォローする...!」

信助「うん!ありがとう!」

角間王将『アフロディと円堂守による即興イベントとありましたが、試合が間もなく行われようとしています!』
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 08:03:14.89 ID:8CDIzb/V0
角間王将『さあ準決勝、稲妻高校対新生ゼウスイレブンの試合は、ゼウスイレブンからのボールでキックオフ!』

審判「ピー!」

アフロディ「・・・」チョンッ

デメテル「ダッシュストーム!」

瞬木「いきなり・・・のわああっ!」

座名九郎「ぐあああっ!」

角間王将『キックオフ早々にデメテルが必殺技で斬り込んでいく!』

天馬「行かせないですよ!」

デメテル「アフロディ!」ポーン

アフロディ「ふふっ!」ヒュウウウウン!

天馬「しまった!」

角間王将『デメテル、ヒールパスでアフロディに繋いだ。そしてアフロディは難なく松風を抜き去る!』

神童「天馬!?くっ、ディフェンス!」

皆帆「了解っ!」

真名部「止めてみせますッ!!」

角間王将『稲妻高校、三人掛かりでアフロディにプレッシャーを掛ける!』

アフロディ「ヘブンズ・・・・タイム」パチン!

神童「」ピタッ

皆帆「」ピタッ

真名部「」ピタッ

アフロディ「・・・・・・」スタスタスタ

アフロディ「・・・・・ふっ」パチン!

「「「!?」」」

ブワアアアアアッ!!

「「「ぐわあああああっ!!」」」

角間王将『抜いたあああああああ!!ヘブンズタイムの前には人数など関係ないと言わんばかりに華麗に抜き去った!』

アフロディ「先制点は貰うよ」フワッ!

バサァァァァ!!

角間王将『おおっとこのシュート体勢は!?』

アフロディ「ゴッドノウズ」ジジジ...

天馬「ご、ゴッドノウズ!?」

あれがアフロさんの、ゴッドノウズ...
13年前、ホーリーロードが当時フットボールフロンティアと呼ばれていた頃に、円堂さん達を苦しめたという伝説のシュート・・・

アフロディ「はああああっ!!!」

ギュウウウウウウウウウウンンンンッ!!!!

天馬「井吹!?」

井吹「チッ、ワイルドダン・・・ぐわああああ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

角間王将『ゴール!先制したのはゼウスだああああああああ!!』

アフロディ「・・・」フワッ...スタッ!

神童「>>276
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 08:08:45.69 ID:9PA5VmlQo
これが伝説の選手の力
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 08:16:55.29 ID:8CDIzb/V0
神童「これが伝説の選手の力・・・」

皆帆「いつもと違って、こちらが先制されちゃったね」

真名部「ですがもう準決勝ですから、こうなる可能性は予測済みです」メガネクイッ








審判「ピー!」

座名九郎「・・・」チョンッ

瞬木「キャプテン!」ポーン

角間王将『さあ1点を奪われた稲妻高校。果たしてここからどう攻めていく?』

278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 08:27:43.31 ID:8CDIzb/V0
〜〜〜〜

ディオ「メガクエイク!」

天馬「ぐわあああっ!」

ディオ「アフロディ!」ポーン

アフロディ「ッ!!」ポスッ

キラキラ...

神童「アインザッ──アフロディ「ヘブンズタイム」パチン!

ブワアアアアアッ!!

神童「ぐわあああっ!」

アフロディ「デメテル!」

角間王将『ゼウスイレブン速攻でカウンターを仕掛けるぞ!ボールはアフロディからデメテルへと渡った!』

デメテル「リフレクトバスター!」

ギュウウウウン!

角間王将『強烈なシュートが稲妻高校のゴールへ向かっていく!ゼウス、追加点なるか!?』

井吹「ワイルドダンク!」

ヒュウウウウン!ボコォォォ...

角間王将『止めたああああああ!井吹、追加点は阻止しました!』

井吹(ふぅ・・・ギリギリで感覚が戻ってきたか・・・・)
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 08:42:35.83 ID:8CDIzb/V0
〜〜〜〜

アレス「メガクエイク!」

瞬木「のああああああああっ!!」

角間王将『稲妻高校攻め続けるが誰一人としてディフェンスを攻略出来ないでいる!』

信助「そんな・・・」

鉄角「マジかよ・・・・」

真名部「僕達が勝てる可能性は、10.04%にまで低下....」

皆気持ちが沈み始めてる。今までは点を取られていなかったからディフェンスが突破できなくても何とか根気よく粘れていた。
けど今は先制点が重く乗し掛かって・・・・皆の集中を切らさないようにしなきゃ!

天馬「まだ試合は前半すら終わってない!必ず同点に追い付くから気持ちを切らさず頑張ろう!」

座名九郎「はい!」

さくら「おー!」

神童「・・・そうだな。諦めるのは早すぎるか」

真名部「・・・・可能性が残っているなら、そこに賭けなくてはいけないですよね」メガネクイッ

鉄角「まだまだこれから!」









ヘラ「ディバインアロー!」

ギュウウウウン!

井吹「ワイルドダンク!」

ヒュウウウウン!ボコォォォ...

角間王将『強烈なシュートでしたが稲妻高校の守護神井吹、これも止めました!』

審判「ピッ、ピー!」

天馬「!」

神童「くっ...」

角間王将『ここで前半終了のホイッスル!0-1、ゼウスイレブンのリードで試合は折り返します』

天馬「凄いよ井吹!ナイスセーブ!」

井吹「あ、ああ・・・」

・・・・井吹?

井吹(・・・このままじゃ、致命的な失点を招きかねない)
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 08:55:57.44 ID:8CDIzb/V0
〜ベンチ〜

井吹「ーーー」

天馬「ーーー!」

信助「天馬達、何を話してるんだろ?」

さくら「さぁ?それより私達は点を取る方法を考えないと」

瞬木「問題は只一つ、どうやってあの固い守りを破るかだ。このまんまじゃマジでジリ貧だぞ」

信助「そうでもないんじゃない?守備はこっちも負けてないよ!だって守護神(井吹)が磐石だもん!後は僕達が頑張れば・・・」

座名九郎「果たして本当にそうでしょうか?」

信助「え?」

さくら「どういうこと?」

座名九郎「確かに井吹さんの守りは固いです。そう簡単には失点を許さないでしょう。この場にいるたった一人を除いては」

信助「・・・・アフロさん!」

座名九郎「皆さんが剣城さん達を探している間、私はゼウスの選手全員の公式記録を調べていました。そしたらアフロディさんには、ゴッドノウズの上を行くシュートが存在することがわかりました」

「「「「!?」」」」

さくら「・・・それじゃあ次アフロディさんに必殺シュートを打たれたら」

座名九郎「我々の勝利はまず無いかと・・・」

井吹「・・・・」スタスタ

さくら「井吹!?」

井吹「交代だ。信助、キーパーのユニフォームを着ろ」

信助「・・・・えええっ!?」

井吹「悔しいが、【今の】俺じゃアフロディさんは止められない。稲妻高校のゴール、お前に託す」

さくら「>>281
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/23(木) 09:12:14.47 ID:N0pQL+0I0
(確かに信助の潜在能力は高いけど…記憶が戻っていないのに大丈夫なの?)
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 09:19:10.56 ID:8CDIzb/V0
さくら(確かに信助の潜在能力は高いけど…記憶が戻っていないのに大丈夫なの?)

井吹(だがもうこれしかないんだ。ワイルドダンクじゃ、ゴッドノウズには敵わないからな)

円堂「信助・・・・」

信助「わかりました。僕、やります!」

【稲妻高校フォーメーション】

FW・・・・座名九郎、瞬木

MF・・・・・・・天馬

MF・・・井吹・・・・・・さくら

MF・・・・・・・神童

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・信助
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 09:26:59.46 ID:8CDIzb/V0
〜〜〜〜

審判「ピー!」

座名九郎「・・・」チョンッ

瞬木「・・・」ポーン

角間王将『さあ後半開始となりました。稲妻高校は井吹と西園のポジションを変えてきました。さあこれがどのように機能するのか?』

信助「・・・・やるぞ」











天馬「マッハウィンド!」

ポセイドン「ツナミウォール!」

バシャッ!

ポセイドン「この程度か」

天馬「くっ・・・!」

角間王将『ポセイドン、松風のマッハウィンドをツナミウォールで簡単に沈めました!!』

ポセイドン「・・・」ポイッ

アレス「ヘラ!」ポーン

ヘラ「アフロディ!」ポーン

皆帆「読んでたよ!」

真名部「通しません!」ポスッ

アフロディ「・・・やるね」

角間王将『皆帆、真名部の頭脳コンビがアフロディへのパスを防いだ!』
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 09:41:50.56 ID:8CDIzb/V0
好葉「くものいと!」

デメテル「!?」ネバッ!

鉄角「フットワークドロウ!」

アルテミス「あっ!?」

井吹「はあああっ!」ズザー

ヘラ「何っ!」

角間王将『稲妻高校必死の守り!ゼウスにこれ以上シュートを打たせまいと全員が食らい付いています!』

井吹「神童!」ポーン

神童「ああ!」ポスッ

角間王将『ボールは神童に繋がった!』

神童(ここで神のタクトを発動しても、恐らくボールを奪われてしまう。ならば、神のタクトを越える、あのタクティクスをやるしかない!)

ボオオオオオッ!!

角間王将『おっと!?神童、突然炎を纏い始めたぞ!何をするつもりだ!?』

【神のタクトFI】

神童「野咲!」バシュウウウン!

さくら「はいっ!」ポスッ

神童「天馬!」ヒュウウウウン!

さくら「ッ!」バシュウウウン!

天馬「はいっ!」

角間王将『何と稲妻高校、終盤でさらに動きが鋭くなった!』

座名九郎「はあああっ!」

天馬「座名九郎!」バシュウウウン!

座名九郎「ッ!!」

角間王将『ボールは今大会初出場の市川に渡ったぞ!』

ディオ「メガクエイク!!」

座名九郎「ぐぅっ、くっ...」グラッ

ディオ「吹き飛べ!」

座名九郎「〜〜ッ、うおおおおおお!!」

ディオ「何いッ!?」

角間王将『何と市川!空中に放り出されても尚ボールをキープしている!』

座名九郎「〜〜ッ!」スタッ

角間王将『市川持ちこたえたああああああ!!!』

ディオ「馬鹿な!?」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 09:47:28.54 ID:8CDIzb/V0
座名九郎「・・・私ごとき名も無き小市民がおこがましいことですが、ここは決めさせて貰います!」

ポセイドン「来い!」

座名九郎「イヨォォォ〜〜〜〜!あっ、歌舞伎・・・ブレイク〜〜〜〜!!」

角間王将『市川の必殺シュートがゼウスゴールを襲う!』

ポセイドン「ツナミウォール!」

バシャッ!ギュウウウウン!

ポセイドン「!?」

ギュウウウウン!

角間王将『ツナミウォールの壁を潜り抜けた!!』

ポセイドン「ギカントウォール!」

ズバーン!

ポセイドン「がはっ!!」

審判「ピー!」

角間王将『ゴオオオオオオルッ!!市川の同点ゴールで試合は振り出しへ!』

座名九郎「やった!やりました!」

天馬「>>286
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 12:55:56.71 ID:JjxVhWyBO
よし!座名九郎ナイス!
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 20:25:38.70 ID:8CDIzb/V0
天馬「よし!座名九郎ナイス!」

アフロディ「・・・最後まで諦めないか。円堂君、君達の雷門魂は、雷門以外の選手たちにも浸透しているみたいだね」

審判「ピー!」

アフロディ「だがそれでも、勝つのは僕達だ!」チョンッ

デメテル「ダッシュストーム!」

座名九郎「ぐわあああっ!」

瞬木「のわあっ!」

アフロディ「ヘブンズタイム」パチン!











アフロディ「・・・」パチン!

「「「「!?」」」」

角間王将『アフロディ、一瞬でゴール前まで上がってきた!』

信助(来る!井吹でも止められなかったシュート、僕に止められるか!?)

井吹「・・・・信助!お前が最後の砦だ!止めろ!」

信助(僕が・・・そうだ!僕が止めなきゃ、ここで止めなきゃ終わっちゃう!)ザッ!

アフロディ「いい目だ。仲間の勝利を信じ、自分は全身全霊でゴールを守ろうというその目・・・・その目に敬意を評し、僕の持てる力の全てをぶつけよう!」

角間王将『アフロディ、シュート体勢に入りました!!!』

アフロディ「ゴォッド!ブレイクッ...」

ギュウウウウウウウウウウンンンンッ!!!!

角間王将『アフロディ!韓国代表時代の最強奥義でとどめを刺しに来たああああああああっ!!』
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 20:36:49.57 ID:8CDIzb/V0
信助「はぁっ!」ボウッ!

ギュウウウウン!!

「「「「!」」」」

信助「銀河ロケットおおおおお!!!!」

信助「〜〜〜〜〜〜ッ!!、えい!」

キラーン☆

審判「ピッ!」

角間王将『・・・・・ハッ!と、止めたああああああああああ!!西園止めました!』

信助「やったあああああああああ!!」ピョン!ピョン!

アフロディ「フッ...」

天馬「凄いよ信助!信助は稲妻高校のもう一人の守護神だ!」

信助「えへへ・・・////」

神童「よし、ここから反撃に・・・」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

「「「「!」」」」

角間王将『ここで試合終了のホイッスル!1-1の引き分けです!』

円堂「引き分け!?引き分けだと、どうなるんだ?」

審判「大会規定により、3日後に再び再戦となります!」

天馬「三日・・・」

鉄角「三日後って、決勝は四日後なのにか?」

真名部「ですが流石に今日明日再戦となりますと、疲労が95.7%残った状態で戦うことになりますよ・・・」

皆帆「日程的はきついけど、それが嫌なら勝てば良かった話だからね。こうなってしまったらある程度厳しいハンデが付くのは仕方ないよ」

鉄角「・・・まあ、それもそうか」

アフロディ「>>289
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:40:13.99 ID:C8PUoZnT0
問題ない、このドリンクを飲めばどんな疲労もたちまち回復
円堂君試しに飲んでみてよ
・・・ちなみにそれは神のアクアだよ
なんて、冗談さ♪
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 20:50:41.00 ID:8CDIzb/V0
アフロディ「問題ない、このドリンクを飲めばどんな疲労もたちまち回復」

瞬木「うさんくせ」

アフロディ「まあそう言わずに、まずは円堂君試しに飲んでみてよ」

円堂「そうか?じゃあ遠慮なく!いただきまーす!」

アフロディ「・・・ちなみにそれは神のアクアだよ」

円堂「んぐっ!けほっ!けほっ!」

アフロディ「なんて、冗談さ♪」

円堂「驚かすなよな!それで、これなんのドリンクなんだ?」

アフロディ「ただの栄養ドリンクだよ」

円堂「・・・・うん。どう見ても黄色い液体なのにな・・・神のアクアって言葉に一瞬ビビってしまったぜ」

アフロディ「因みに僕達は全員飲料メーカーで働いているんだよ。それは我が社のドリンク」

円堂「なるほどな」ゴクゴク
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 20:53:06.10 ID:8CDIzb/V0
〜剣城の部屋〜

剣城「・・・・」

少し検査をした後、家に戻ってきた。
やることも特にないから、寝るしかないな。

292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 21:03:33.86 ID:8CDIzb/V0
〜過去、ファラム・オービアス〜

ポトムリ「皆よく聞いてくれ。これ以上この試合を長引かせると、せっかく溜めたライフエナジーが暴走して大変なことになってしまう」

神童「・・・後半終了まで、残り5分だな」

九坂「試合は6-6の同点・・・」

剣城「やることは1つだ。5分で勝ち越す。いいな?」

「「「「おう!」」」」

【ギャラクシーイレブンフォーメーション】

FW・・座名九郎、剣城、瞬木

MF・・・・九坂、神童、さくら

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・井吹

控え・・・信助
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 21:14:50.76 ID:8CDIzb/V0
審判「ピー!」

ダクスガン『さぁ、イクサルフリートのスローイングから試合再開!』

デスピナ「ッ!」ポイッ

オズロック「・・・何もかも壊してやる!絶対的支配者の前に!ひれ伏すがいい!!」キュイイイイイン!!

イクサール「〜〜ッ!!」ギュウウウウン!

ドギュウウウウウウウンンンンッ!!

ダクスガン『試合再開とほぼ同時にオズロックのソウルストライクが発動されてしまった!』

鉄角「うおおおお!!」

真名部「止めてみせる!」

皆帆「終わらせない!」

好葉「う...ウチだって!」

キュイイイイイン!!

バッファロー「ブモー!」

ラーテル「〜〜ッ!!」

フクロウ「ホー!」

フォックス「コォォォン!」

ギュウウウウン!

「「「「うわああっ!」」」」

井吹「はああああっ!!」キュイイイイイン!!

マンモス「パオオオオオン!」ドスン!

ギュウウウウン!ギュウウウウン!

角間王将『ギャラクシーイレブン、5体のソウルで必死にゴールを守っている!』

マンモス「〜〜ッ!」

ギュウウウウン!

井吹「ぐわああああっ!!」

ダクスガン『オーマイガー!井吹のソウルストライクもやぶられてしまった!』

「「まだだ!!」」

鉄角「剣城っ!?」

井吹「神童!?」

ドオオオオオン!!

ヒュルルルルルル......

審判「ピッ!」

ダクスガン『アンビリーバボー!剣城と神童がゴールまで戻ってボールを外へと弾き出した!』

剣城「ぅ・・・・、あ・・・」ヨロッ

神童「・・・・・・」ガクガク...

オズロック「・・・ふぅん、どうにか止められたみたいだが、その様子だと立っているのがやっとの状態だな。次の一撃で、今度こそとどめを刺してやろう」

ダクスガン『さあ、試合はイクサルフリートのコーナーキックから再開されます!』

審判「ピッ!」

タルヴォス「ッ!」バシュウウウン!

剣城「〜〜ッ、うおおおおおお!!」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 21:28:55.73 ID:8CDIzb/V0
剣城「うおおおおおお!!」

ダクスガン『ホワォ!剣城、イクサルフリート陣営に向かって走り出した!』

デスピナ「ッ、」ポスッ

キラキラ...

神童「アイン、ザッツ!」

ダクスガン『ソウルストライクをまともに受けた体にも関わらず神童、命懸けの守備でボールを奪った!』

神童「剣城っ!」

バシュウウウン!

ダクスガン『ボールを奪った神童、すぐさま剣城へセンタリングだ!』

剣城「〜〜ッ!!バイシクル、ソード......」クルン!

ザシュ!

剣城「ッ、ハァ・・・・で、でええええええりゃああ!!!」

ギュウウウウン!

フォボス「はああああっ!」キュイイイイイン!!

フォボス「・・・・・っ!?」

オズロック「何っ!!?」

ダクスガン『何とフォボス、ソウルストライクが不発に終わってしまった!どうやらもう既にフォボスにはソウルを発動できる体力は残っていないようだ!』

フォボス「くっ、なめるな!ソウルがなくてもこんなシュート!」ガシッ!

ズバーン!

フォボス「〜〜ッ!!があああああああああああああ!!!!」

ダクスガン『ゴール!ギャラクシーイレブン遂に勝ち越しだあああああああ!!!』

オズロック「〜ッ、貴様ああああ!」キュイイイイイン!!

「「「「!?」」」」

イクサール「〜〜ッ!!」ギュウウウウン!

ダクスガン『何とオズロックにはまだソウルを発動できるだけの力が残っていた!』

オズロック『ただでは終わらん!貴様ら諸とも道連れだあああああ!!!』

ドギュウウウウウウウンンンンッ!!







試合監視衛生『不正行為有り。不正行為有り。レーザー出力最大・・・・・』ジジジジ...
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 21:35:23.57 ID:8CDIzb/V0
ポーン・・・・・

剣城「・・・・」ドサッ!

ポーン・・・・・

神童「剣城!?」

ダクスガン『何とオズロック!キックオフのホイッスルを待たずしてソウルストライクを剣城にぶつけたああああ!!!』

オズロック「・・・・これで試合監視衛生が動く。ただでは死なん、我が同胞も、ギャラクシーイレブンとやらも、まとめて道連れだあああああ!!」
















ビイイイイイイイイイイイイ!!!
ドオオオオオオオオオンンッ!!!!
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 21:38:14.09 ID:8CDIzb/V0
〜剣城の部屋〜

目が覚めたと同時に、全ての記憶が蘇った。
そうか・・・・俺達はあの時、レーザーによって消滅したのか・・・
結局、宇宙は救えたのだろうか?それとも・・・・

剣城「・・・>>297
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 21:40:38.40 ID:mxZhPcWB0
・・・フェイ達のいる未来が存在してるんなら宇宙も救われてるはずだよな
いや、歴史が変わってしまった可能性も
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 21:46:45.39 ID:8CDIzb/V0
剣城「・・・フェイ達のいる未来が存在してるんなら宇宙も救われてるはずだよな」

もしくは歴史が変わってしまった可能性も・・・
何れにせよ、この世界には関係のないことだ。
だが恐らく200年後の未来の世界が確かに存在したあの世界なら、きっと・・・・
天馬の遺した希望は無駄にはならなかった筈だ。俺はそう信じたい・・・

剣城「・・・・少し、走るか」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 21:49:37.84 ID:8CDIzb/V0
〜天馬の部屋〜

明後日は再びゼウスとの試合になる。剣城も九坂も大したことはないと言ってたけど、試合に出る人数としてカウントしてもいいのだろうか?
かなりボロボロだったし、この大会自体は見送らせた方がいいんじゃ・・・?

天馬「うーん・・・」

ピロリン!

天馬「!」

悩んでいると、一通のメッセージが届いた。
誰からのメッセージだろ?

誰からのLI○E?安価下
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 21:50:34.14 ID:LnWGOubV0
円堂
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 22:01:02.64 ID:8CDIzb/V0
円堂さんからのLI○E?
こんな時間に一体なんだろう?

円堂『次の試合についてだが・・・』

あ、ちょうどよかった。実は俺も試合について気になることあったんだよね。
監督は剣城と九坂をどう考えてるんだろう?

円堂『>>302
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:05:36.16 ID:C8PUoZnT0
あの二人は出さないと言ってもどうせ出るって聞かないだろう
だから妥協案として後半から出すことにする
まあ俺だって同じ立場なら出るって言って聞かないだろうから強く言えないんだけどな笑
決勝でのことを考えて出来ればメンバーを補充したいところだな
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 22:10:09.89 ID:8CDIzb/V0
円堂『あの二人は出さないと言ってもどうせ出るって聞かないだろう。だから妥協案として後半から出すことにする』

九坂はともかく、あの剣城が怪我を押しても出たがるかな?

円堂『まあ俺だって同じ立場なら出るって言って聞かないだろうから強く言えないんだけどな笑』

まあ円堂さんなら絶対に出るだろう。それは間違いないな。

ピロリン!

なんて考えているとまた通知が来た。

剣城『学校に来ている。少し走らないか?』
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 22:17:02.97 ID:8CDIzb/V0
〜河川敷〜

剣城「・・・・ほら、俺の奢りだ」

バイクを止めた後、剣城がわざわざ自販機でジュースを買ってくれた。
まさか剣城から外へ誘われるとは思ってもいなかった。
バイクって、あんなに風が気持ち良かったんだな...

天馬「あのさ、その・・・今日は誘ってくれてありがとう」

剣城「・・・」

天馬「あのさ、明日の試合・・・」

剣城「出るわけないだろ」

天馬「だよね・・・・」

剣城「・・・・」

天馬「・・・俺、ちょっと練習したいからさ」

剣城にバイクの中へ入れて貰ったサッカーボールを取り出して貰う。
そして剣城が俺にボールを渡・・・

きゃああああ!!

「「!」」

そうとしたところで女性の悲鳴が聞こえた。
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 22:26:24.53 ID:8CDIzb/V0
女性「は、離してください!」ギュー!

男「うるせー!そのバッグをよこせ!」グイ!グイ!

あ、あれってもしかしてひったくり!?こんな日が登ってる中で白昼堂々と!?
た、助けなきゃ!

剣城「っ、でぇりゃ!」

ギュウウウウン!

男「ぐはっ!!」

上手い!剣城は持ってたボールを蹴って引ったくりにぶつけていた。
男が怯んでいる隙に俺は女性の側まで駆け寄る。

天馬「大丈夫ですか!?」スッ!

女性「え、ええ・・・」

尻餅を付いていた女性に手を差し伸べて、起き上がらせる。

天馬「今のうちに逃げて!早く!」

女性「〜ッ!」タッタッタッ!

男「このガキ・・・・なめた真似を!」ジャキッ!

天馬「ヒッ...!?」ビクッ!

男の手には刃物が・・・・・

剣城「なっ!?」タッタッタッ!

男「うううううらあああああああああ!!!!」

剣城「っ、天馬ああああああッ!!」

グサリッ!!!





















剣城「ッ、かはっ!!」
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 22:37:21.60 ID:8CDIzb/V0
男「ふんっ!」

ズボッ!!

剣城「......っ、」ヨロッ…

男「クソ!ガキを殺し損ねたが、長居は無用だ!」タッタッタッ!

剣城「............」バタリ!!

天馬「剣城・・・・おい、剣城っ!!」

剣城「...」ドクドク

天馬「しっかりしろよ!おい、目を開けてくれ!」

剣城「......っ、無事か。なら、いい」

男性「救急車!大至急!」

天馬「すぐに救急車が来る!そしたら病院に行って、そしたら助かるから!堪えてくれ剣城!!」

剣城「......前の戦いで、お前が、先に...」

天馬「喋るな剣城!言いたいことは後で聞いてやるから!」

剣城「今度は......い、き....」





















剣城「」

天馬「剣城?おい、死ぬなよ!剣城っ!!」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 22:39:40.31 ID:8CDIzb/V0
〜病院〜

ウィーン

医者「・・・・・」

天馬「先生!剣城は!?」

医者「・・・・・・残念ながら」

天馬「そん、な・・・・・」ドサッ

冬花「・・・>>308
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:43:05.59 ID:En8w/RJ10
ごめんなさい…(何度もこんなことは経験してる、それでもやっぱり・・・もし神様がいるのならお願いします、奇跡を起こしてください、こんな良い子達に辛い思いを味わわせないでください)
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 22:45:43.64 ID:8CDIzb/V0
冬花「・・・ごめんなさい…(何度もこんなことは経験してる、それでもやっぱり・・・もし神様がいるのならお願いします、奇跡を起こしてください、こんな良い子達に辛い思いを味わわせないでください)」

天馬「剣城、剣城・・・・っ!うわあああああああああああ!!!!」orz

医者「・・・・本当に、すまない」
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