【安価】家出少女との邂逅

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11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 06:35:11.30 ID:BM2NnTvq0
乙乙
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/20(月) 21:59:14.82 ID:PPJEevQ80
>>10、この世界ではそうなっているってことで…。


無言でココアを飲む少女。

ベンチの肘掛けに腰を下ろし、街灯を眺める青年。

無言が続く中、青年はふと口を開いた。

「…ここは俺のお気に入りでな。毎日、夜中にココアを飲むんだ」

「その度に思うんだ。『明日もこう出来るように頑張ろう』って」

「…色々あったし、今は無職だけど。それでも、目標があるから頑張れるよ」

「まぁ、頑張ることなんて無いんだけど」

「…何が言いたいんですか…?」

唐突な自分語りに不信感を抱いた少女は、そんな疑問を投げ掛ける。

「自棄になるなってことだ。何というか、そんな雰囲気がしてたからさ」

「これからどうするか。何も考えてないんだろ?」

青年は街灯の方を向いたまま、そう答えた。

少女は考え込み、黙りこくってしまった。

「…はっきり言って、お前さんはこのままじゃ警官に捕まって強制送還だ」

どこに行こうと、ここに留まろうと。

彼女はもう、警官に見つかったら終わってしまう。

そのことを解っていたから。

「そっちが良ければ、部屋を貸し出すよ。嫌ならそれでも構わない」

少女は、目の前に架けられた危ない橋を渡る。

今より悪くはならないだろうと、そう思っていたから。
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/20(月) 22:26:30.29 ID:PPJEevQ80
少女を連れて向かったのは、年季が入った一軒家。

ここが青年の自宅だ。

「…っと。名前、言ってなかったな」

「俺は一誠(いっせい)。佐藤一誠だ」

鍵を開け、玄関ドアを開く。

入るように無言で促す。

おそるおそると言った感じで、少女は中に入った。

「…で、お前さんの名前は?」

少女が入ったことを確認し、戸締りをした一誠は名前を問う。

「…二条真央、です」

「分かった。二階のは全部空き部屋だから、好きな場所を使ってくれ」

「寝具以外何も無いけど、そこはまあ大目に見てほしい…っ?」

「………?私の顔に、何か…?」

明るい場所に来て初めて気付いた。

少女の、真央の右眼の近くに、火傷の痕があることに。

「…いや、何でもない」

それに触れていいとは思えず、一誠は咄嗟にそう答える。

そして、逃げるように自室に戻った。


下2に何をするのか。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/20(月) 22:28:59.63 ID:fFAEima10
a
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 22:37:07.46 ID:JUgw0pQ80
自分と少女のご飯を作る
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/20(月) 23:56:24.32 ID:PPJEevQ80
真央を迎え入れて、初めて訪れた朝。

一誠はキッチンで朝食の準備をしていた。

トースターで食パンを焼き、IHでミルクを温める。

ネギを刻み、豆腐を賽の目切りにし、油抜きを済ませた油揚げを短冊状に切っていく。

水に浸けていた玉葱を取り出し、豆腐と一緒に煮立った鍋に入れ、もう一度煮込む。

煮込み終わったら、戻していたわかめと油揚げを入れてひと煮する。

最後に、味噌を溶いてネギを散らす。

これで味噌汁が完成した。

次に、焼き終わった食パンに蜂蜜を塗り、皿に乗せる。

温まったミルクはマグカップに入れ、粉末ココアを溶かし、朝食の用意は終わった。

食事をテーブルの上に置き、テレビを点ける。

タイミングを見計らったように、真央が入って来た。

「…おはよう…ございます…」

「おはよう。食事は好きな物を好きなだけ食ってくれ」

一誠はそれだけ言うと、テレビのチャンネルを弄る。

目ぼしい番組は無く、どこも天気予報やニュースを垂れ流すだけ。

つまらなそうにテレビを眺める一誠をよそに、真央は味噌汁を啜った。

「美味しい…」

「そりゃどうも。…まぁ、レシピ通りに作れば不味いわけないんだがね」

「それでも、美味しい…です…」

「…家族以外に、手料理を振舞ったのは初めてだよ。手の込んだ物は作れないが…」

調理に時間を掛けたくないので、普段はタイムセール対象の惣菜を買って、足りない分を自作している。

そのため、手軽な物しか作ることが出来ない。

それでも、美味しいと言ってもらえたのは嬉しかった。


下2に何をするのか。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:03:52.99 ID:7XxGqmf10
ksk
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:11:52.81 ID:IRLOF9+DO
必要そうな生活用品の買い出し
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/21(火) 00:55:10.51 ID:YfU5uJF+0
朝食を済ませた一誠たちは、出掛ける準備をする。

とは言っても、一誠は私服に着替えるだけで、真央も一着だけ持ってきた服に替えるだけだ。

「住んでたのは男一人だからな。女性用のあれこれを買わないと」

「…お金はない…ですよ…」

「一応貯蓄はあるからいい」

そこで会話が途切れる。

無言のまま、二人はショッピングモールに到着した。

「とりあえず、今日の買い物代で三万だ。少ないかもしれないが、これで服とかそういうのを揃えてくれ」

「い、良いんですか…!?こんな大金…」

「…後々『あれが足りない』とか『これが欲しかった』とか言われても困るからな」

「流石にこれ以上はやれないが」

「い、いえっ…!これだけあったら、大丈夫です…!」

真央はペコリと一礼をし、足早に去っていく。

もしかしたら、後になってとんでもない要求をされるのではないかと心配になる真央だった。


下2に何をするのか。
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 01:04:41.66 ID:q6Vu1SJ/0
おセックス
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 01:20:29.23 ID:4NZP9nw/o
お昼ごはん
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/21(火) 02:38:25.58 ID:YfU5uJF+0
二人はショッピングモール内のレストラン街に足を運ぶ。

休日なのもあってか、家族連れやカップルで賑わっている。

「どこで飯を食う?」

「どこでもいいです…」

真央は自分に選ぶ権利はないと言いたげな表情で、一誠を見る。

一番対応に困る返事が返って来たので、無難にパスタ専門店を選ぶことにした。

「ボンゴレビアンコ、ジェノベーゼ、ポルチーニ茸のクリームパスタ。色々あるな」

「…私は、このサラダで…」

真央が指差したのは、生ハムサラダ。

サラダにしては多少値は張るが、パスタ一つを頼むほどではない。

遠慮しているのかもしれないが、ダイエットなどの類かもしれない。

女性の気持ちなど分からないので、一誠は何も言わずに頷いた。

「じゃあ、俺はボンゴレかな」

偶にはちゃんとした飯も悪くないと、一番人気のパスタを選んだ。


下2に何をするのか。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 06:16:58.57 ID:rA5gvLb2O
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 06:32:40.78 ID:HP5ZiM9U0
少し目を離した隙にナンパされている+右目の火傷のことをからかわれている真央を助ける
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