【安価】家出少女との邂逅

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 22:10:46.99 ID:Dz6pIOciO
初SSです。下2までに主人公の名前、下3から5までに巡り会う女の子の名前とかを。どれも一番コンマが大きなものを採用します。


名前
容姿
性格
理由 なぜ家出したのか。記載自由
その他 他に書きたいことがあったら。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1558271446
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:16:04.68 ID:WvyUlltV0
名前 北条 仁(ほうじょう じん)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:28:59.92 ID:KuYpCL4DO
佐藤 一誠 (さとういっせい)
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:29:14.28 ID:eyxuCQ540
名前本居弥生(もとおりやよい) 
容姿重ためのセミロングの黒髪、地味だがよく見たら美少女
性格気弱で引っ込み思案
理由 両親が蒸発して借金取りから逃げるため
その他 実は新人の小説家(ペンネームを使い本名は隠している)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:34:17.46 ID:dgSbXlPf0
名前 二条真央(にじょう まお)
容姿 かなり小柄なおかっぱのメカクレ 顔に火傷の跡がある
性格 常に何かに怯えていてオドオドしている
理由 「何か」から逃げてきたらしいが詳しいことは不明
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:40:05.20 ID:xA1yHqtt0
>>4
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:42:32.91 ID:NSV2Vv1p0
名前 湯上 菜穂子(ゆがみ なおこ)
容姿 表情の変わらない吊り目がち垂れ眉、青みがかったロングヘアを一つにまとめたシンプルな髪、骨格が安定している
性格 他人からは優しいと言われるが、悪口や諍いというものを嫌悪しているだけ。たとえそれが必要なぶつかり合いでも避けたがる
理由 母が、定年退職した祖父の事を邪険にするので家の空気に耐えられなくなった。「お母さんも忙しいからついぶつけちゃうんだ」と母を庇う父のことも嫌いで、また、その理屈がまったく理解できない
その他 骨格が安定しているのは独学で太極拳をやっているから。いざという時は暴力を振るう事も辞さない覚悟がある
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 23:13:34.24 ID:m/HaReGQ0
街灯が照らす公園の歩道。

そこをのんびりと歩く一人の青年。

こぢんまりとした公園に、夜遅くに人がいるわけがなく。

静かな公園に、虫の鳴き声と足音だけが響いていた。

自販機で温かいココアを買い、それをベンチに座って飲む。

それが、彼の日課なのだが。

「あれ」

誰もいるわけがないベンチに、先客がいた。

それは、この時間帯にはいてはいけない人だった。

「ひっ…!?」

怯えた眼付きで青年を見るは、学生服に身を包んだ少女。

齢は凡そ十二、十三といったところか。

「こんな夜中に何してんだい?」

青年は問う。

「う…」

少女は答えず、後ずさりをする。

「…悪いことは言わない。早くお家に帰りな」

見ず知らずではあるが、子供の身を案じるのは大人として当然のこと。

ぶっきらぼうではあるが、帰宅するように促す。

だが。

「…いや…です…」

怯えながらも、その提案を拒んだ。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 23:34:18.70 ID:m/HaReGQ0
「…嫌、じゃあないんだよ。もうすぐ日付が変わるんだ」

「もう子供が外を歩いていい時間じゃない。補導されたらどうする?」

補導されれば、家や学校にも連絡が入る。

そうなれば、困るのは彼女だ。

青年は親切心で提案したのだが、それを少女は拒み、学生鞄を抱き抱えた。

「帰りたくないんです…。ほ、放っておいてください…」

「…家出でもしたのか?」

「………っ!」

図星だったのか、少女の身体が大きく跳ねる。

「やっぱりか。でなけりゃ、こんな時間にここにはいないか」

大人であればまだしも、彼女は子供、それも中学生。

そんな人が帰ろうとしない理由。

該当するものなど、家出か遊び、その二つくらいだろう。

「何があったかは分からないが、野宿するわけにもいかんだろ」

「せめて、ネカフェくらいにでも行くべきだろうに…」

衝動的に行動したと仮定しても、公園で夜が明けるのを待つなど、無計画にも程がある。

コンビニ、ネカフェ、ファミレスと、僅かな金銭で休憩を取れる場所もあるのに。

どうして彼女は、わざわざこんな場所で待っているのか。

「…そんなお金…無いです」

「だろうな。金があるなら、どこかに行ってるだろう」

はぁと溜め息を吐き、青年は手元のココアを投げ渡す。

「きゃっ!?」

不意に飛んできた缶を受け止める少女。

その眼には、不安と困惑の色が見え隠れしていた。

尤も、前髪で隠れているので目は見えないのだが。

「とりあえず、それを飲むんだ。少しはあったまるだろうし」

「え…と…。その…ありがとうございます…」

「…礼はいいよ。子供を放置するのも何だと思っただけだ」

少女が述べた素直な感謝に、青年はそっぽを向いてそう答えた。
12.03 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)