【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その5【安価】

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413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 23:05:40.67 ID:GpGoFNehO
>>412
受け止めるナカチャンさん
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 23:10:26.46 ID:teA4JBkdo
ナカチャンさんからのねぎらいとライバル認定が
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 23:12:11.75 ID:hzcNjlH9O
そういえば時間を埋めるためとはいえ白鶴、まる。の公開収録をしたんだしプレゼントコーナーはするべきなのかと責任者に相談する
416 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/17(金) 23:25:12.54 ID:OLfn5cvEO
ーー

ライ「凄かったわよ白鶴さん!!台本なんか無くってほとんどアドリブだったのに完璧だったわ!」


「ありがとうございます!お陰で助かりました!」


白鶴「ふぇぇぇ……」フラッ


ライ「危ないっ!」


ナカチャン「おっとと…!」ガシッ


ライ「ナカチャンさん!」


ナカチャン「後は私達に任せて。ここから先はナカチャンの仕事!」


アンコール…アンコール……


ナカチャン「聞こえる白鶴さん?このアンコールは白鶴さんのお陰なんだよ」


「ナカチャンさんお願いします!」


ナカチャン「ナカチャン、アンコールいっきまーーす!!」
417 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/17(金) 23:27:19.94 ID:OLfn5cvEO
「白鶴さんは大丈夫ですか?」


ライ「気を失ってるけど大丈夫。怪我はしてないから」


「それくらい全力でやってくれたんですね…」


ライ「アンコールはMCが要らないのよね?」


「はい、こちらで休んでいて下さい!」


ライ「最初はどうなるかと思ったけど大成功ね。流石は白鶴さんよ!」


白鶴「うぅん……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 23:28:06.43 ID:teA4JBkdo
ライちゃんが>>415
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 23:43:44.83 ID:hzcNjlH9O
ナカチャンさんの出番が終わっても鳴り止まないアンコール 皆んなが呼んでるよ?とライちゃんと白鶴さんに呼びかけるナカチャンさん
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 23:45:47.93 ID:onlE5V6Lo
>>419
からのプレゼントコーナー
421 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:07:40.85 ID:UKkhMDVY0
アンコール……アンコール……


ライ「ナカチャンのステージが終わったのにまだアンコールが止まない…?」


「白鶴さんは出れますか!?」


ライ「え…まだ寝てるけど…」


「皆さん白鶴さんを待っているみたいなんです!」


ライ「どうして…?白鶴さんは歌ってないのよ?」


「皆さん分かってるんです。今日の盛り上がりは白鶴さんが居てこそだったんです!」


「あのMCは最高でした!」


「白鶴さん!!」
422 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:10:55.84 ID:UKkhMDVY0
「フェスのスケジュールに穴が開きそうなのを白鶴さんが埋めてくれたんです!」


「あのアドリブ収録は鳥肌ものでした!」


白鶴〜〜!
白鶴さーーん


ライ「ここまで声が…!」


白鶴「…皆が呼んでるのね」


ライ「白鶴さん!」


白鶴「…行きましょう。もう少し付き合ってくれる?」


ライ「もちろんよ!サポートはライに任せておいて!」


白鶴「うふふ…頼もしいわね。じゃあ行きましょう!」


ワァァァァァァァァァァァァァ…!!
423 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:15:50.77 ID:UKkhMDVY0
ーー

「「「お疲れ様でした!!」」」


「ツクオリフェスは皆さんのお陰で大成功でした!スタッフさんの協力があったお陰で……」


「白鶴さんもう飲んじゃったんですか?」


ライ「違うの、もう体力の限界みたいで」


白鶴「ぷしゅぅ……」


「最後のアンコールも凄かったですもんね。一番力入ってた感じしてましたから」


「それにあのプレゼント!今日の衣装をあげるなんて…中々ありませんよ」


ライ「あはは……」
424 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:22:50.33 ID:UKkhMDVY0
「本当にプレゼントするんですか?」


ライ「そうよ!応募してくれた人から抽選でプレゼントに代わりは無いわ!」


「それが人気の秘密なんでしょうね」


「白鶴さんは普段からこういう服を着て収録してるんですか?」


ライ「いつもは制服というか…髪型も違うというか……」


「制服?」


「ツインテも似合ってるのに?」


ライ「…まぁ色々あるのよ!」


「……ということで乾杯の音頭とさせてもらいました。それでは乾杯!」


「あ、乾杯……」


ライ「乾杯っ!!」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 00:24:19.54 ID:6qoW/p8po
妹風の髪型かな?
426 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:26:43.01 ID:UKkhMDVY0
「白鶴さんは呑んでますか!」


ライ「残念ながら寝てるわね」


白鶴「ふが……」


「じゃあライさんは呑んでますか!?」


ライ「私はジュースよ!」


「飲めないんですか?」


ライ「飲めないというか…」


「まさか未成年なんですか!?」


「あの編集技術があって!?」


ザワザワザワザワ


ライ「え、あの……違うのよ…」
427 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:28:48.31 ID:UKkhMDVY0
ライ(プロデューサーは居ないの!?私の正体ってバラしてよかったっけ!?)


「ライさん!もっと詳しく話しを聞かせて下さい!」


「僕も聞きたいです!どつやって白鶴さんをコントロールしてるんですか!?」


「あのラジオはどこから台本でどこからアドリブなんですか?」


ライ「あの、えっとぉ……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 00:30:48.26 ID:WJKCy1Z50
事務所社長に扮した誰かが皆を制して白鶴たちを逃がす
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 00:31:48.22 ID:6qoW/p8po
なんとか艦娘であることはバレなかった
なおライちゃんは天才小学生で白鶴はんは某有名人の隠し子と言う事になった模様
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 00:34:49.95 ID:YaafDZqQO
巧みにスタッフの興味をずらしていって盛り上がりを損なわずにきりぬける
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 00:38:23.43 ID:DGT6Xg3lO
最終的に白鶴さんはナチュラルにエロい人でライちゃんは一滴でも飲むと某石像の如く虹色の放流を口から迸らせる程の下戸って事になった
432 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:42:44.15 ID:UKkhMDVY0
ライ「そ……そういえば電車が遅れたって何かあったの?」


「そういや何だったんだろう?」


「事故じゃないとは聞いたよ」


「メンバーの遅刻でも無いって」


ライ(今の隙に席を離れて……)コソコソ


「…………」
「…………」


ライ「ふぅ…なんとかなったわね」
433 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:47:10.38 ID:UKkhMDVY0
ーー

ライ「そろそろ帰った方がいいかもしれないけど…白鶴さんはまだ寝てるわね」


白鶴「ふごっ……」


ライ「帰りはタクシーかしら……」


ブブブブブ…


ライ「あ、ケイタイが…電源切るの忘れてたわ。フェス中に鳴らなくて良かったわ」


ライ「一体誰から……」


ライ「…………!!」


白鶴「うぅん……」
434 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:51:09.15 ID:UKkhMDVY0
ライ「白鶴さん、白鶴さん!」ユサユサ


白鶴「ごぉぉぉ…」


ライ「緊急通信よ!この辺りに深海棲艦が出たらしいの」ヒソヒソ


白鶴「……!!」ガバッ


ライ「最寄りの鎮守府の艦娘は出払ってて、ここまで来るのに時間がかかるって!」


白鶴「ここには…民間人が……」


ライ「行くわよ!フェスを楽しんだ人達が私達が守るのよ!」
435 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 00:55:28.10 ID:UKkhMDVY0
ライ「すいませんここで失礼します!」


「あ、白鶴さんが復活してる!」


「白鶴さん!せめて一杯くらい…」


白鶴「申し訳ありません、やることができましたので」


ライ「行くわよ!」


白鶴「早く行きましょう」


「用事ってなんなんだろ?」


「でもあの白鶴さんの顔…凛々しかったなぁ」


「いつもあんな顔をしてるのかなぁ…」
436 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 01:00:00.61 ID:UKkhMDVY0
ーー

ザザザッ


ライ「敵は水雷戦隊みたいよ。重巡や戦艦は居ないって」


白鶴「なら私の艦載機で半分は蹴散らすわね」


ライ「大丈夫?かなり疲れてたみたいだけど」


白鶴「それはそれ、これはこれよ」


ライ「流石は白鶴さんね!」


白鶴「ライちゃん、勝つ必要は無いわ。こちらは空母と駆逐艦。援護が来るまで粘りましょう」


ライ「そうね!民間人に被害は出させないわよ!」
437 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 01:04:03.30 ID:UKkhMDVY0
ナカチャン「アンコール会場はここですねーー!」


ライ「ナカチャンさん!?」


白鶴「どうしてここに?」


ナカチャン「電車が遅れたのは深海棲艦のせいなんだよー!」


ライ「そうだったの!?」


ナカチャン「あの電車は海沿いを走ってるの!それで深海棲艦の反応があったから発車を見合わせてたんだって!」


白鶴「そうですか…ナカチャンさんはそれを知ってここに残ったんですね」


ナカチャン「万が一来たらダメだって思ったからね!ここは鎮守府と鎮守府の間にあるから時間もかかるし!」


ライ「流石はナカチャン…!」
438 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 01:12:25.50 ID:UKkhMDVY0
ナカチャン「白鶴さん!MCお願いしまーす!」


白鶴「…そうね、張り切ってやるわ」


ライ「アンコールの後にアンコールってあるの?」


ナカチャン「じゃあ私達だけでカーテンコールってことにしようよ!」


白鶴「いいわね、それ」


ライ「じゃあ私はアシスタントよ!」


ナカチャン「もちろんセンターはナカチャン!」


白鶴「……出撃!」

ライ「はい!」

ナカチャン「行っきまーす!」



この日数万人が熱狂したツクオリフェス。その裏では人知れず頑張った人が居た。
その同じ日、多くの人に知られずに戦った艦娘が居た。彼女らの頑張りは誰も知らない。知るのは深海棲艦のみであった。

彼女らの戦いは続く。海上でも戦場と言う名のスタジオでも……
439 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 01:13:21.85 ID:UKkhMDVY0
物凄くキリが良いので白鶴編はこれで終わりです、遅くまでありがとうございました


コメントなどあればお願いします
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 01:28:54.41 ID:6qoW/p8po
ありがとうございました!
畳むタイミング鮮やかさよ
なかなか出れない不遇キャラから一気に色々な属性を得た翔鶴改め白鶴さん、このまま本編にも登場していけよ…!
441 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 18:10:27.85 ID:Q8l4aHIZ0
ーー足りないもの鎮守府、工廠


さみだれ「ピンクちゃーーん!」ゴォッ


弥生「オ"っ!!」ドガガッ


北上「出た〜さみだれ恐怖のタックル」


明石「全力ですからね…」


秋津洲「今日の弥生の飛んだ距離は新記録かも」


夕張「さみだれちゃん、まるで魚雷みたいな勢いですからね」


さみだれ「遊ぼ!遊ぼ!!」


弥生「ちょ……待って……」


さみだれ「早くして〜〜!」
442 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 18:13:52.00 ID:Q8l4aHIZ0
夕張「島風提督はまだ行方不明のままなんですよね?」


北上「あの吹雪が島風の死体を持ってたって事は何かあるんだろうけど、こっちには何も言わなかったし」


明石「接近禁止が関係しているんでしょうか…」


秋津洲「子どもより体裁を気にするなんてアホな親かも」


北上「それ以外にも何かあるかもよ?まぁ子ども一人預かるくらいどうにかなるし、様子見だね〜」


さみだれ「エクストリーム金太郎ごっこやろ!ピンクちゃん!」


弥生「わかったから…一旦離れて……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:16:13.85 ID:lHEEfF5PO
エクストリーム金太郎ごっこを楽しむさみだれ
付き合う弥生
アホなことしてるわねって眺めてる叢雲
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:18:13.71 ID:T46PM6NPo
シュール&バイオレンスな内容にドン引きする工廠組
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:26:59.42 ID:9SJCkemFo
>>443
446 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 18:32:49.74 ID:Q8l4aHIZ0
ーー


さみだれ「ぐはは!この森は全て燃やし尽くしてやる!」


弥生「お止め下さい金太郎さん…!」


叢雲「あれは何をやってるの?」


北上「エクストリーム金太郎ごっこだってさ」


叢雲「はぁ?」


秋津洲「巷で話題のお伽系物語かも」


叢雲「何よそれ、アホなことしてるわね」


夕張「子どもの遊びなんですから」


叢雲「せっかく弥生と話しがしたかったのに、これじゃ無理そうね」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:35:34.47 ID:6qoW/p8po
おれのしってる金太郎とちがう……
448 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 18:37:44.13 ID:Q8l4aHIZ0
さみだれ「動物などいらぬ!この森には我だけがいればよい!」


弥生「このままではこの森が枯れてしまう…」


叢雲「とんでもない内容ね、金太郎が悪者じゃない」


北上「エクストリームだからね〜」


明石「奇想天外です…」


叢雲「また様子を見に来るわ。弥生を独占されたらたまったものじゃないのに」


秋津洲「お薬飲んでるかも?」


叢雲「捨てたわよ」


夕張「もう…霞ちゃんに怒られますよ?」


叢雲「私の安定剤は弥生なの。素人は黙ってて」


北上「黙ってられないから注意してるんだけどなぁ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:39:05.72 ID:9SJCkemFo
叢雲にもごっこに参加してと呼びかけるさみだれ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:47:31.55 ID:6qoW/p8po
その霞も来て叢雲気まずい
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:51:30.48 ID:w0LP+k4C0
449+450
452 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 18:54:38.44 ID:Q8l4aHIZ0
さみだれ「はっ、しまった!役が一人足りない!」


北上「ならそこにいるポニテのお姉さんに頼んだら?」


叢雲「アンタね…」


さみだれ「メガネの艦娘ちゃん!こっち来て手伝って!」


弥生「叢雲…協力してくれない?」


叢雲「はぁ…………一回だけよ」


さみだれ「やったーー!」


秋津洲「以外と優しい所もあるかも」
453 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:05:30.64 ID:Q8l4aHIZ0
叢雲「で、私は何役なの?」


さみだれ「喋る木!」


叢雲「木…?」


弥生「森を破壊する金太郎を…こらしめる木…」


叢雲「木が喋るの?」


さみだれ「喋るの!」


叢雲「木が金太郎をこらしめるって……」


弥生「とにかくやってみよう…台詞は適当でいいから…」


さみだれ「それじゃあ再開ね!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 19:06:30.59 ID:T46PM6NPo
思ったより役に大ハマリの叢雲
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 19:11:02.21 ID:w0LP+k4C0
意外にも熱中してしまう叢雲
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 19:12:02.54 ID:lHEEfF5PO
>>454
ごっこを見に観客もやってくる
457 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:15:31.88 ID:Q8l4aHIZ0
叢雲「…金太郎め、お前の存在を消してやる」


さみだれ「うぎゃーー!」


弥生「あぁ、金太郎さんが森の木に捕まった…」


明石「叢雲さんがさみだれちゃんを拘束してます…」


夕張「ひょっとして知ってたのかしら?」


北上「いや〜たまたまじゃない?」


秋津洲「ならちょうど展開通りかも」
458 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:21:40.71 ID:Q8l4aHIZ0
さみだれ「……」


叢雲「なに?さみだれが急にぐったりしたんだけど」


弥生「叢雲…そのまま上に掲げて…」


叢雲「さみだれを?……はい」スッ


さみだれ「破壊の限りを尽くし森の怒りを買った金太郎は、森の一部となり、全てが元通りになるまで死ぬこともできなくなりました……」


弥生「金太郎が壊した森は永遠に戻ることは無く、その森の奥からは金太郎の呻き声が聞こえるようになりました…」


さみだれ「おしまい……」


叢雲「……全く理解できないんだけど」


北上「エクストリームシリーズは理解しようとしちゃダメだよ〜」


明石「真面目に読むと脳が疲れます」
459 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:23:45.42 ID:Q8l4aHIZ0
さみだれ「メガネの艦娘ちゃんの木、中々良かったよ!」


叢雲「私である必要があった?」


弥生「うん…木っぽかった…」


叢雲「全く嬉しくない褒め言葉ね」


さみだれ「楽しかった!またやろうね!」


叢雲「はいはい…」


北上「じゃあそこまでにしといて〜これから色々作業するし」


夕張「さみだれちゃんもここから離れて下さいね」


さみだれ「え〜〜!」


叢雲「ワガママ言わないのよ」
460 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:25:42.11 ID:Q8l4aHIZ0
さみだれ「じゃあさみだれはどこに行けばいいの?」


弥生「それは…」


さみだれ「ここにはパパとママも居ないし…」


叢雲「……」


さみだれ「ねぇ、パパとママはどこに行ったの?いつ会えるの?」


明石「それは…」


さみだれ「早く会いたいな〜痴女のお姉ちゃんも疲れて寝ちゃってから起きてこないし」


秋津洲「かも……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 19:30:24.68 ID:9SJCkemFo
叢雲がいろいろ相手してくれる
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 19:35:41.07 ID:Y90+8s5UO
叢雲、島風の死を伝える
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 19:42:36.53 ID:K8dUsi+cO
島風の遺体と対面した島風提督と五月雨
464 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:46:53.80 ID:Q8l4aHIZ0
叢雲「……私の部屋に来なさい」


さみだれ「メガネちゃんの?」


叢雲「言っておくけど面白いものは無いわよ」


さみだれ「行ってみたい!ピンクちゃんも一緒に行こ!」


弥生「うん…」


北上「やっぱいいとこあんじゃん」


叢雲「……ここの連中なら誰でもこうするでしょ」


北上「まぁね」
465 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:49:36.48 ID:Q8l4aHIZ0
ーー

吹雪「司令官、ただいま戻りました」


男「お疲れ様、まずはゆっくりして」


ビスマルク「ソレはこっちで預かるわ」


吹雪「…お願いします」


神風「島風の遺体は丁寧に運んでくれたのね」


旗風「新しい傷は付いていませんね」
466 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:52:45.68 ID:Q8l4aHIZ0
吹雪「五月雨さんと島風提督さんは?」


男「向こうで大人しくしてるみたいだよ。島風君が死んだのがショックだったみたいだね」


吹雪「そうですよ…島風ちゃんは司令官が助けてあげたのに……」


男「自分の命をどう使うかまでは決められない。仕方なかったんだよ」


吹雪「…はい」


男「それより吹雪、偵察してきた結果はどうだった?」


吹雪「隅々まで調べましたがあの鎮守府は大丈夫そうです。危険はありません」


男「本当かい?」


吹雪「傀儡にされた呂500ちゃんを処分しなかったのも向こうの提督が甘いからですね」


男「そういうことか、ありがとう」
467 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 19:55:58.65 ID:Q8l4aHIZ0
男「ならさみだれちゃんを回収しても良さそうだね。敵意があるならそれを利用してくる恐れがあったけど、それも無いと分かった」


吹雪「親と子どもは一緒の方がいいですもんね!」


男「島風提督とあの提督が会えないのは少し手間がかかるね。接近禁止とは予想してなかったや」


吹雪「五月雨さん達が申請してそれが通ったみたいなんです。朝潮ちゃん関係で…」


男「そんなに隠したかったんだね。さみだれちゃんはいつか知ってしまうのに」


吹雪「それを先延ばしにしたかっただけなんでしょうか…」


男「加害者の気持ちは分からないよ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 20:00:39.95 ID:296Ut2400
――あまりに人間的な行動ですね……
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 20:04:12.89 ID:lHEEfF5PO
さみだれが弥生へと同じくらい叢雲に懐く
二人と一緒にいてにこにこ、弥生と叢雲もなんだかんだで可愛がる
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/18(土) 20:04:39.50 ID:ksNFMuDDO
島風の遺体を前に整備士
さて…復活させる事は出来るけどこのまま彼等に返すのは気が進まないね、どうしたものかな吹雪
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 20:04:43.31 ID:T46PM6NPo
吹雪「なんとかなりませんか。あの提督はともかく、島風ちゃんは問題のある娘じゃなかったと聞きますけど…」
472 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 20:12:54.68 ID:Q8l4aHIZ0
男「加害者の気持ちは分からない。けど人間的な行動なんだろうね」


吹雪「辛い事から逃れたい、逃げたいという感情ですね」


ビスマルク「提督!準備できたわよ」


男「ありがとう。じゃあ作業に入ろうか」


吹雪「五月雨さん達に島風ちゃんを返すんですか?」


男「それはしない。これからやることは僕の自己満足だよ」


吹雪「……」


男「さぁ、島風君の記憶を掘り起こそう」
473 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 20:21:45.90 ID:Q8l4aHIZ0
吹雪(司令官の技術は凄まじいです。どこで身に付けたのは分かりませんが、全てを超越したような知識を身に付けています)


吹雪(私が知っているのは司令官が一度死んだ事。白血病だと言っていましたがそれ以上は知りません)


吹雪(私を救ってくれたのも司令官です。沈んでしまった私から記憶を取り出し、この体に入れてくれました)


吹雪(司令官は記憶をデータ化することができるんです)


吹雪(艦娘や深海棲艦にしかできないそうですか、それでも凄いことです。この技術を使ってビスマルクさんや神風さんもあの形にしてあげられたんです)


吹雪(深海棲艦の奇形だったビスマルクさん達から記憶を取り出して、司令官が作った傀儡…それにインストールする。その全てがとんでもない技術と知識の塊です)


吹雪(記憶を取り出すのもは死体からでもできます。腐っていたり時間が経ち過ぎたりすると難しいですが、状態が良ければできると言ってました)


吹雪(こんな技術を持っているから……司令官は命を狙われるんです)


吹雪(司令官はもう死んだことになっています。でも司令官はこうして生きてるんです!)


吹雪(私にできることは司令官を守ること。これが最善の方法か分かりませんが、これしか知らないんです)


吹雪(司令官は私が守る……!)
474 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 20:25:28.38 ID:Q8l4aHIZ0
ーー

男「島風君の記憶と体のデータは取れた。後はもう大丈夫だよ」


ビスマルク「死体は島風提督に返すのね」


男「うん、渡してあげて」


旗風「どうしてデータを取ったんですか…?」


神風「そうよ、あの提督には島風は返さないんでしょう?」


男「今は、ね」


吹雪「じゃあ…」


男「あの提督が心から反省した時、島風ちゃんを返してあげようと思うんだ」


ビスマルク「そういうことだったのね」


男「まぁ人手不足だから手伝って欲しいっていうのもあるけどね」


旗風「早霜さんも帰ってきませんでしたしね…」
475 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 20:28:14.36 ID:Q8l4aHIZ0
ビスマルク「あのソ連はまだ使えないわ。物覚えは悪いし不器用だし」


神風「出来損ないのスペアなだけはあるわね」


男「下手に治すとこっちに被害が出ちゃうからね。あれ以上良くできないんだ」


旗風「迷惑をかけないだけマシと思いましょう」


吹雪「司令官はこれから島風ちゃんを作るんですね?」


男「暫く離れられないから後はお願いしたよ吹雪」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 20:30:11.85 ID:lHEEfF5PO
>>469
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 20:39:19.53 ID:6qoW/p8po
しおんと島風提督と五月雨サイド
まだちょっと警戒している五月雨を今は凹んでるコイツ(島風提督)をなんとかすんのが先だろとたしなめる
大分吹っ切れてるようだ
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 20:49:29.09 ID:brjXEMnc0
せめて役に立てるよう頑張るタシュケント
479 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 20:54:36.48 ID:Q8l4aHIZ0
ーー

さみだれ「メガネちゃんの部屋面白かった!痴女より過激な下着もあった!」


弥生「あんなの見せて大丈夫だったのかな…?」


叢雲「下着を漁るコイツが悪いのよ」


さみだれ「ふんふふ〜ん!」


弥生「さみだれ、機嫌良いね…」


さみだれ「うん!ここすっごく楽しいもん!」


叢雲「ここが楽しい?変な事を言うのね」


さみだれ「変かな?だってピンクちゃんとメガネちゃんが居るもん!」


弥生「楽しいなら良かったね…」
480 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 20:57:13.25 ID:Q8l4aHIZ0
さみだれ「二人とも、手繋ご!」


叢雲「二人でってどういうことよ?」


弥生「さみだれを真ん中して…こうだよね」


さみだれ「うん!」


叢雲「これ……親子がやるみたいな…」


弥生「そうだね…」


さみだれ「わーい!楽しい楽しい!」


叢雲「子どもが居たらこんな感じなのかしら…」ボソッ


弥生「……ごめんなさい。弥生のせいで叢雲は…」


叢雲「…そうね。今まで気にしてなかったけど、これを体験すると少し複雑な気持ちになるわ」
481 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 21:00:16.34 ID:Q8l4aHIZ0
叢雲「私は母親にはなれない。その原因を作ったのは弥生よ」


弥生「ごめんなさい……」


叢雲「…責任取りなさいよ」


弥生「はい……一生掛けて…償います…」


叢雲「あら、覚悟できてたのね?」


弥生「ずっと…そのつもりでした……」


叢雲「ならそれを早く言いなさい。私が不安定なの知ってたでしょ?」


弥生「ごめんな…」


さみだれ「ちょっと!喧嘩しちゃダメ!」


叢雲「はいはい…分かったわよ」


さみだれ「ピンクちゃんもメガネちゃんも仲良くね!」


弥生「はい……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:04:58.43 ID:6qoW/p8po
話題がガンちゃんの艦娘の子の方は最近どんな感じですかという方向に
(ガンちゃんできるだけのろけないで……)
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/18(土) 21:07:45.96 ID:ksNFMuDDO
テレビを見ていると龍驤がまるで幽霊でも見たかのような反応を示す
例の浮気相手が新進気鋭の提督として取材されている
それを見たさみだれがあの人なんかやな感じすると拒否反応
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:09:05.88 ID:w0LP+k4C0
>>483
浮気相手なら既に死んでるよ

安価なら>>482
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:11:06.64 ID:s43/qVE70
大本営に潜入していたレ級が、八島の存在と、八島の加粒子砲はどこかから回収されたものであり、まだ解析中なので設計図が作られていないということを掴む
486 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 21:19:53.15 ID:Q8l4aHIZ0
叢雲「…そういえばガングートの双子の艦娘の方はどうなのよ?」


弥生「艦種がフリゲート艦で名前は…ごるしこふだったかな?」


叢雲「随分と物騒な名前ね」


弥生「少し検査したらしいんだけど、今の時点で火力が戦艦並みだって…」


叢雲「まだよちよち歩きなのに?」


弥生「それが凄いの…人間の子の方はまだハイハイもできないんだよ…?」


叢雲「…異常ねそれは」
487 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 21:22:14.68 ID:Q8l4aHIZ0
さみだれ「何の話してるの?」


弥生「貴女のお友達…」


さみだれ「私にお友達ができるの!?」


叢雲「ごるしこふよ。覚えておきなさい」


さみだれ「やったー!嬉しいな〜!」


叢雲「そういえばさみだれも本当は立つのがやっとくらいの年齢なのよね」


弥生「これが…現代艦の力……」
488 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 21:24:54.41 ID:Q8l4aHIZ0
北上「お二人さ〜ん、一旦工廠まで戻ってきて」


弥生「どうして…?」


北上「吹雪から連絡が来て、さみだれを回収したいってさ」


叢雲「大丈夫なの?」


北上「それがさ、島風提督達全員生きてたんだって」


弥生「良かった……!」


北上「向こうは忙しいらしいからこっちが送っていかないといけないっぽいんだよね。その辺話すから大至急工廠ね〜」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:31:43.61 ID:WJKCy1Z50
待ち合わせの海域に五月雨が居合わせ「島風はどうした?」と聞かれる
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:34:51.82 ID:Y90+8s5UO
整備士に会うならと提督、漣の事について手紙をしたためる
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:39:29.59 ID:9SJCkemFo
ピンクちゃんメガネちゃんと行きたいとさみだれが言うので、弥生と叢雲に加えて念の為白露型やアイオワにもついて行ってもらう
492 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 21:48:53.35 ID:PyIgcIdfO
ーー工廠


提督「吹雪が言うにはできるだけ艦娘は向こうに行く事は避けて欲しいそうだ」


龍驤「艦娘やと狙われる可能性があるのと、向こうさんの場所ば漏れるのが怖いそうや」


レ級「あたしはいいぜ」


潜水棲姫「私だと潜らないといけないからさみだれちゃんは運べないね…」


レ級「あたし一人だとキツイから時雨を連れて行くか?」


提督「そうするのがベストか」


龍驤「ほな時雨を呼んできて、準備が出来次第さみだれを送ったろ」
493 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 21:50:58.48 ID:PyIgcIdfO
漣「待ってくれ、私が行こう」


提督「重巡棲姫がか?」


漣「漣に関する手紙を送るんだろう?なら私が行った方が早いじゃないか」


龍驤「そうやね…その場で治療か何かしてくれるかもしれんしね」


漣「漣が帰ってくるに越したことは無い。その男がどうにかしてくれるなら直接会っておきたいんだ」
494 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 21:53:12.87 ID:PyIgcIdfO
龍驤「ほな向こうに行ってもらうのはレ級と時雨と重巡棲姫やね」


提督「吹雪にはそのように伝える。その間に準備をしていてくれ」


漣「了解した」


さみだれ「パパとママは向こうにいるの?」


弥生「そうだよ…」


叢雲「運んでる間大人しくしてなさいよ」


さみだれ「はぁ〜い」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:56:27.84 ID:T46PM6NPo
道中「なんで尻尾ないの?触りたかったのに」とレ級に言うさみだれ
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:56:28.71 ID:WJKCy1Z50
整備士のところに向かう途中次の攻撃のための偵察中の傀儡が
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:00:48.44 ID:lHEEfF5PO
痴女のお姉ちゃんも起きたかな〜おはなししたいな〜ってウキウキしてる
498 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 22:09:59.12 ID:PyIgcIdfO
ーー海上


駆逐水鬼「僕とレ級だけでも良かったのに、どうしても行きたかったんだね」


漣「その男と一度話したかったんだ。漣の体を治した時に何かあったかもしれないしな」


駆逐水鬼「あるかもしれないね」


さみだれ「ねぇレちゃーん、なんで尻尾ないの?」


レ級「なんでって言われてもな」


さみだれ「レ級って尻尾あるんでしょ?」


レ級「そもそもあたしは純粋なレ級じゃねぇんだよ」


さみだれ「んんん〜?」


レ級「多分さみだれには理解できないぜ」
499 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 22:12:12.15 ID:PyIgcIdfO
駆逐水鬼「今のレ級って深海棲艦じゃないよね?」


漣「艦娘でも無いな」


レ級「そんなのどうでもいいんだよ。あたしには暁がいる。それで十分だ」


さみだれ「尻尾……」


レ級「諦めろっての」


駆逐水鬼「あ…あれじゃないかな?」


漣「あそこがそうなのか」


レ級「思ったより早く着いたな。もう少しだぞさみだれ」


さみだれ「はぁ〜い……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:15:23.20 ID:WJKCy1Z50
さみだれがすぐには親に会えないと知ってふさぎ込む
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:16:11.96 ID:lHEEfF5PO
中に通される一行
さみだれは五月雨が迎えにやってくる
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:19:01.49 ID:6qoW/p8po
さみだれに抱き着き無事だったか変なことされなかったかと五月雨
さすがにムッとするレ級達に五月雨がおもむろに土下座額を床に擦り付けて礼を言う
503 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 22:30:05.16 ID:PyIgcIdfO
ーー

さみだれ「ママ!」


五月雨「元気にしてたか?」


さみだれ「うん!ピンクちゃんとメガネちゃんと仲良くなったよ!」


五月雨「それは良かったな」


駆逐水鬼「無事に送り届けたからね」


レ級「感謝しろよ?」


五月雨「当たり前だ、よく無事に送り届けてくれたな。感謝するぜ」


駆逐水鬼「僕達はさみだれを人質にとったりしないからね」


レ級「売り飛ばすこともしないぜ?」


五月雨「……悪かったよ」
504 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 22:34:28.27 ID:PyIgcIdfO
駆逐水鬼「へぇ、艦娘を一人自殺に追い込んでおいてそんな態度なんだ」


五月雨「……」


レ級「お前が原因じゃないのは知ってるぜ。でも止めなかったのは同罪だ」


駆逐水鬼「君は止めることができたはずだ。それをしなかったのなら同罪だよ」


五月雨「わかってるっての……」


さみだれ「ママをいじめちゃダメ!」バッ


レ級「…子どもに救われたな」


駆逐水鬼「朝潮の事、忘れちゃいけないよ」


五月雨「当たり前だろ……」
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:38:44.17 ID:PkspJqIIO
基本的に性格悪いよねこの子ら
506 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 22:40:23.21 ID:PyIgcIdfO
漣「この奥に整備士の男が居るというのか…」


吹雪「久しぶりです…といっても覚えて無いんですよね」


漣「あの頃の私は不安定だった。目覚めたりそうでなかったりな」


吹雪「司令官が漣さんの体の中に何かいるって言ってのは貴女だったんですね」


漣「そうだな」


吹雪「……精神のサルベージ」


漣「できそうか?」


吹雪「分かりません。司令官に聞くしかありません」


漣「私としてはなんとしても帰ってきて欲しいんだ」


吹雪「私もです。せっかく体が治ってこれからっていう時だったのに…」
507 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 22:43:16.07 ID:PyIgcIdfO
漣「これは何をしてるんだ?」


吹雪「…言えません」


漣「私の口は堅いぞ」


吹雪「すいません…」


漣「そうか、無理にはいい」


吹雪「今…作業中ですから気をつけてくださいね」


「おっとと…!」


漣「おい、大丈夫か」


タシュケント「あいたた…」
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:44:07.70 ID:WJKCy1Z50
!?
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:44:27.85 ID:Rl9MD9DJO
あっ…
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:46:10.22 ID:6qoW/p8po
511 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 22:46:34.71 ID:PyIgcIdfO
吹雪「タシュケントさん大丈夫ですか?」


タシュケント「また、やっちゃった…」


吹雪「気をつけて下さい。溢れると危険な薬品もあります」


タシュケント「わかってるんだけど…うまくいかなくて」


吹雪「少しずつ覚えていけばいいんですよ」


タシュケント「あ、支えてくれてありがとう。もう大丈夫だから…」


漣「安価」


下1〜3高コンマ 漣の台詞や行動などを
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:48:32.86 ID:6qoW/p8po
あまりの頼りなさに話に聞いていたタッシュとは別人と考える重巡
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/18(土) 22:48:57.32 ID:ksNFMuDDO
何故そいつがここに居る…答えろ…あいつから…私から大切なものを奪ったそいつが何故ここに居る!
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 22:49:03.22 ID:WJKCy1Z50
「何か心の底から燃えたぎるような物がわいてくる…」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/18(土) 22:49:13.72 ID:K8dUsi+cO
無言でタシュを殺しにかかる
516 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:01:21.14 ID:PyIgcIdfO
漣「随分と頼りない奴だな。こんな奴に危ない薬品を運ばせるなよ」


吹雪「人手不足でして…」


タシュケント「自分でも役立たずなのはわかってるから…凄く危険な薬品は運ばないよ」


漣「自分の事が分かってるなら問題無いな」


吹雪「あはは…」


タシュケント「さて、作業の続きをしないと…」
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:02:39.33 ID:9SJCkemFo
へなちょこ化と見た目深海化でお互い気づかないやつか
518 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:03:17.10 ID:PyIgcIdfO
漣「ぐ……!?」


吹雪「どうしたんですか?」


漣「う…ぐぐぐ……!」


タシュケント「胸を抑えてる…?」


吹雪「この?き方は痛いからじゃない。一体何が?」


漣「ぅ…………」ドサッ


タシュケント「えぇ!?倒れましたけど!?」


吹雪「とりあえず司令官の所に運びます!」
519 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:06:53.44 ID:PyIgcIdfO
漣「……」ムクッ


タシュケント「あれ、すぐ立った…」


吹雪「もしかして何かの発作だったとか?」


タシュケント「こんな見た目だから何かあるのかも」


吹雪「とにかく一度司令官に診てもらいましょう。歩けますか?」


漣「……」


吹雪「重巡棲姫さん?」


漣「お…………お前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:07:35.29 ID:T46PM6NPo
帰還してもうた
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:07:56.52 ID:lHEEfF5PO
あーあ、出会っちまったか
522 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:09:14.23 ID:PyIgcIdfO
タシュケント「ひっ!?」


漣「お前……お前がぁぁぁぁ!!」


吹雪「重巡棲姫…?漣ちゃん……?」


漣「よくも私の大切な人を……!!」


タシュケント「へ……」


吹雪「…まさか!!」


漣「許さない……!!お前だけは殺してやる!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/18(土) 23:10:17.87 ID:K8dUsi+cO
周囲の静止を振り切りタシュを殺しにかかる
タシュは逃げようにも腰が抜けて歩けない
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:10:54.73 ID:RlBXCvDs0
漣、つんのめって転んでタシュケントにキス、手は胸にのラキスケ
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:11:04.67 ID:WJKCy1Z50
タシュがよろけて機械の電気によるショックで記憶復活
「今度こそとどめをささないとね…」
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/18(土) 23:11:25.70 ID:ksNFMuDDO
漣の手にはいつの間にか月の光を集めたような透明な大剣が握られていた
こいつで…狭間の世界で拾ったこれで…殺す!
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:12:15.22 ID:9SJCkemFo
>>525
タシュの記憶はあるぞ
ポンコツボディで何もできないだけで
528 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:24:13.91 ID:PyIgcIdfO
吹雪「漣ちゃんやめて!そんな事したら貴女まで…、」


漣「うるさいっ!」バキッ


吹雪「うっ!?」


タシュケント「ひぃ……!」


漣「お前を殺すことだけを考えてた…!向こうでもずっと!」


タシュケント「たす…助けて……!」ずりずり


漣「死ねっ!あの子の仇!!」


タシュケント「うわぁぁぁぁーーー!」
529 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:27:42.22 ID:PyIgcIdfO
吹雪「ダメですっ!!そんな事させません!」ガシッ


漣「離せ!離せよぉ…!!」


タシュケント「そもそも仇って…誰の……」


漣「忘れたのか!!あの子の頭を撃ち抜いたくせに!」


タシュケント「心当たりが…ありすぎて……」


漣「潜水新棲姫を殺したお前を許せない!!」


タシュケント「あ…………」


吹雪「心当たりがあるんですね…」


タシュケント「うん……私がやった…」


漣「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/18(土) 23:28:35.59 ID:ksNFMuDDO
>>526
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:29:23.20 ID:WJKCy1Z50
ここで世話になるまで何があったかポツリポツリと話すタシュ
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:30:44.88 ID:+iahq/AJO
「使いたくはなかったけど」整備士がスイッチを押すと漣が頭を抑えて転がりまわる。
「僕になにかできる事があるかもしれないね」とも
533 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:41:47.03 ID:PyIgcIdfO
吹雪「私が抑えてるのに…!もう持たない……!」


漣「ああああああ……ぁ…?」


タシュケント「へ…」


漣「あ"あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!痛い!痛いぃぃぃぃぃぃ!!」


男「できればこれは使いたくはなかったけど…仕方ないよね」


吹雪「司令官!」


タシュケント「そのスイッチは…」


男「艦娘を無効化するスイッチ。今の漣君にも効果があって良かった」


吹雪「漣ちゃんは…」


男「僕にできる事があるかもしれないね」
534 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:44:50.88 ID:PyIgcIdfO
ーー

男「落ち着いてくれたかな?」


漣「殺す……タシュケント…!」


駆逐水鬼「漣…」


漣「うるさい!!お前達に私の気持ちが分かるのか!!大切な存在を殺した相手が目の前に居るんだぞ!!」


レ級「とにかく落ち着けって」


漣「暁が殺されても冷静でいられるか!?」


レ級「……」


漣「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


吹雪「…見てられません……」


男「気持ちが分かる、なんて安易な言葉は使えないね」
535 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:48:06.66 ID:PyIgcIdfO
吹雪「そもそもタシュケントさんは依頼があって潜水新棲姫さんを…?」


タシュケント「ううん…完全に私怨。スペアの体をやられたからその復讐に…」


レ級「潜水新棲姫が?」


タシュケント「そう…過去に依頼を受けて、その代金でもらった金塊が核汚染されてて…」


男「ちょっと待って、その依頼を受けたっていうのはどういうこと?」


タシュケント「昔…潜水新棲姫から人間を殺して欲しいって依頼を受けたから…」


漣「!!」


レ級「おい…」


駆逐水鬼「どういうことなの?」
536 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:51:21.62 ID:PyIgcIdfO
タシュケント「大本営の幹部の一人を殺す依頼で…」


漣「嘘言ってんじゃねぇーー!あの子がそんな事するはずない!」


タシュケント「嘘じゃなくて…」


吹雪「それでどうしたんですか?」


タシュケント「潜水新棲姫を殺しに行った時…これでチャラだって言ってた…」


タシュケント「私は間接的だけど一人殺した…タシュケントに殺されればプラマイゼロだって…」


レ級「……だから逃げなかったんだな」


駆逐水鬼「話を聞いて少しおかしいと思ったんだ。潜水新棲姫は逃げられる可能性があったんだ」


漣「嘘だ!嘘嘘嘘嘘!!」
537 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/18(土) 23:54:47.96 ID:PyIgcIdfO
タシュケント「私への依頼の為に金塊を掘り起こす時に被曝してて…もう長くないのは分かってた…だから私に殺された…」


漣「あの子は死ぬような被曝じゃなかったんですよぉーーー!!」


レ級「それを知らなかったのか、自分を気遣って症状を軽く言ってくれたと思ったんじゃないか?」


駆逐水鬼「あり得るかもしれないね」


漣「なんで……どうしてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


吹雪「司令官……」


男「安価」


下1〜3高コンマ 整備士の台詞やその他起こったことなどを
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:57:27.28 ID:T46PM6NPo
出かける準備をしてくるよ
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:59:23.22 ID:WJKCy1Z50
心まで助けることはできない
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:01:23.21 ID:eUAh0zwL0
犯罪調書の外科医のようなものですかね……
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:01:51.47 ID:VGLpg9AmO
>>538
542 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:12:22.03 ID:CQ/nKKr40
男「出かける準備をしてくるよ」


レ級「…逃げるしかないってか?」


男「そうじゃないよ。いくら僕でも無から有は作れないからね」


吹雪「司令官……」


男「そうだね、僕は説明する義務がある。代わりに頼めるかな?」


吹雪「分かりました…」


駆逐水鬼「どんな話を聞かせてくれるんだい?」


男「これは今日から遡って少し前の話になるんだ」
543 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:16:59.77 ID:CQ/nKKr40
ーーーー

潜水新棲姫「ふぅ……ここか」ザバッ


ビスマルク「動くな」ジャキッ
神風「頭を撃ち抜くわよ」ジャキッ
旗風「抵抗しないで下さい…」ジャキッ


潜水新棲姫「安心しろ、武器は持ってない」


ビスマルク「分かりやすい嘘は止めなさい。非武装でここまで来れるはずないでしょう」


潜水新棲姫「嘘じゃない、好きなだけ調べてくれ」


神風「調べるまでも無いわ、ここで貴女は…」


潜水新棲姫「げ…げほっ……」びちゃっ


旗風「血……?」


潜水新棲姫「整備士に…会わせてくれ……」
544 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:20:34.62 ID:CQ/nKKr40
男「どこで僕の事を知ったの?」


潜水新棲姫「呂500の会話を盗聴した」


ビスマルク「仲間内でよくそんな事ができるわね」


潜水新棲姫「それで…今日なら吹雪が居ないと知った。今ならここに来れると思ったんだ」


神風「吹雪はここに来る艦娘や深海棲艦は問答無用で葬ってた。でも私達が三人束になっても吹雪には勝てない」


旗風「それを狙ってここまで来たんですね…」


潜水新棲姫「こほっ……」


男「そこまでしてここに何をしにきたのかな?」


潜水新棲姫「私を……」


ーーーー
545 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:23:20.21 ID:CQ/nKKr40
レ級「おかしくねぇか?その時に体を治したんなら体は治ってんだろ?」


男「違う、彼女はそれを望まなかった」


駆逐水鬼「潜水新棲姫は何をしに来てたの?」


男「自分の記憶を保存しておいて欲しいって頼みに来たんだよ」


漣「!!」


レ級「そんな事できんのか?」


男「僕ならできるんだ。記憶をデータとして取り出して保存する事ができる」
546 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:26:16.30 ID:CQ/nKKr40
駆逐水鬼「じゃあ…」


男「あの時点の潜水新棲姫の記憶は僕が保存してる。その他にも体のデータもあるから傀儡としてあの時の潜水新棲姫の身体も再現できるよ」


レ級「さっき言ってたのはそれか」


男「うん、吹雪には傀儡を作る材料とかを調達してもらいに行ったんだ」


漣「あの子が……帰ってくる…?」


漣「私が愛した……潜水新棲姫が…!!」


男「彼女はこうなるのが分かっていたんだろうね。だから僕に記憶を保存して欲しいって頼みに来たんだ」
547 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:28:30.59 ID:CQ/nKKr40
漣「早くして下さい!早く…!!」


男「でもね、彼女は一つ条件を付けたんだ」


レ級「あいつがか?」


男「漣達がここまで来て、自分の記憶が欲しいって頼みに来たら。もしくは復活して欲しいって言いに来たらこう言ってやってくれって」


漣「それはなんなんですか!?」


駆逐水鬼「潜水新棲姫はどんな条件を付けたの?」


男「安価」


下1〜3高コンマ 整備士の台詞などを
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:32:23.33 ID:VxQyQYJp0
人間を殺した自分に罰を与えてくれ…とのことだ
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:32:44.37 ID:eUAh0zwL0
それは私であって私でない、イデアだけがよく似た容れ物に宿ったものであるということを理解してくれ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:33:29.72 ID:m/02Q7NO0
再現したとしても私とは別個に切り離して接してくれ
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:34:55.00 ID:VGLpg9AmO
今持っている憎しみと恨みを全て捨てて欲しい
善悪はどうあれ私は他人の夢を砕いた、その報いは当然の物だった
552 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:43:44.85 ID:CQ/nKKr40
男「再現したとしても私とは別個に切り離して接してくれ…って」


駆逐水鬼「つまり他人として扱って欲しいって事だね」


レ級「なんでそんな条件…」


男「自分には罰が下って当然だ。それくらいの事をしたんだって言ってたよ」


漣「……」


男「その約束が守れるなら彼女を再現する。どうかな?」


漣「お願いします……!断る理由がありません!!」
553 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 00:48:11.09 ID:CQ/nKKr40
ーー


潜水新棲姫「……」ムクッ


潜水新棲姫「…そうか、私は死んだのか」


潜水新棲姫「体のダルさも無い。傀儡の体になっているな」


潜水新棲姫「そうか……私は死んだ…漣とも終わり…」


漣「……」


潜水新棲姫「む…………」


潜水新棲姫「……お前は駆逐艦か。ここはどこだ?とりあえずお前が所属している鎮守府に連れて行ってくれ」


漣「安価」


下1〜3高コンマ 漣の台詞や行動などを
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 00:50:45.06 ID:TbK3sIwDO
はい、行きましょう
と手を差し出す漣
それを特に何も考えずに握り返す新棲姫
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:51:47.87 ID:ghyfysGTo
死ぬほどつらそうな顔をして下向いた後、顔を上げて一般的な漣の1.5倍くらいのテンションで受け答えする
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:53:20.02 ID:LwFhmI9T0
初めまして 私は漣って言います新名のお名前は何ですか?と少しずつ涙声になりながら満面の笑顔で手を伸ばす
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 00:59:55.26 ID:j7eKmMBAO
お互い好きなのに、すぐ近くにいるのに気持ちを押し殺して接するのか
辛いな
558 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 01:04:23.50 ID:CQ/nKKr40
漣「……」


漣「…………!」


漣「………………っ!!」


潜水新棲姫「……」


漣「…初めまして!!駆逐艦漣と言います、こう書いて漣って読みますよ!!」


潜水新棲姫「変な字だな」


漣「これから貴女を私の鎮守府に案内しちゃいますぞ!!」


潜水新棲姫「頼んだぞ漣」


漣「!!!!」


潜水新棲姫「…どうした」


漣「なんでも…ありません……っ!!」


潜水新棲姫「……」


漣「もう一度名前を呼んでくれた…これ以上の幸せは……無い……!!」プルプル


潜水新棲姫(私は約束を守る。それがどんなに辛い事でも、受け入れなければいけないんだ)


ーー
559 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 01:04:58.61 ID:CQ/nKKr40
良い安価が続いたと思います


コメントなどあればお願いします
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 01:06:37.62 ID:SRYqiFSFo
乙でした
まだこの二人に試練は続く…幸せの未来をあげたい

ふと思ったけど傀儡ってどうやって作るんだろうか
生体3Dプリンターみたいなのがあるんだろうか
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 01:10:16.23 ID:TbK3sIwDO
お疲れ様でした
希望をありがとう
何だか新たな爆弾が仕込まれていますが
殺人者の謂われを払拭するのは不可能なのかそれとも裏があるのかが…
もしも敵対化でもするならそれでも全力で漣支援するつもりでいたけどそうならなくて良かっ…まだ油断は出来ない…
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 01:33:06.94 ID:ghyfysGTo
おつでした
整備士-新姫の契約を明かしに入る所や複製の条件の所とかの安価>>1と通じ合ってる感がパナい、こういう安価を投げられるようになりたい
タシュケントも潜水新棲姫もSFな自己同一性についてというテーマになるのかな…また胃にクるなぁ

ついに名前の表示されたガン子=ごるしこふちゃんとさみだれちゃんのエクストリームお伽話劇期待しても?
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 01:33:41.01 ID:/8+JsjeSo
死がふたりを引き裂いたのは運命でまた引き合わせたのも運命
ふたりは別人として接しても必ずまた惹かれ合うんだろう
広い世界でふたりが出会って愛し合うのは偶然ではなくて必然なんだよ
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 03:13:20.26 ID:Mksqx+qE0
朝潮が死ぬ直接の原因とはいえそれなりに込み入った事情を誰からもわかってもらえない島風提督と五月雨不憫過ぎるな
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 09:23:10.96 ID:EoGIn/YjO
無力化スイッチって整備士製なんだろうか
島風提督の所にあったのは組織繋がりなんかね
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 10:15:46.97 ID:Q9vtkhtS0
しかしタシュや早霜の過去を人でなしと責めず救おうとした整備士や
身内の許されない過去を受け入れる足りないもの鎮守府が
島風提督の過去を責める資格があるのかと
567 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 19:29:57.73 ID:CQ/nKKr40
ーー足りないもの鎮守府、書庫


北上「本は読んだら元の所に戻しといてよー」


潜水新棲姫「持って行ってはいけないのか」


北上「ダメだって言ったじゃん。ここには貴重な資料もあるんだよ」


潜水新棲姫「そんな話は初めて聞いた」


北上「……あっそ」


潜水新棲姫「どうやら私は読書という行為が好きなようだ。お前達に危害を加えない代わりにここの本を読ませてくれ」


北上「はいはい…好きにしてちょうだい」
568 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 19:39:38.72 ID:CQ/nKKr40
潜水新棲姫「この辺りの資料も見ていいんだな?」


北上「だからそれもいいって。前にも…」


潜水新棲姫「お前とは初対面だろう。さっきから何を言ってるんだ」


北上「……」


潜水新棲姫「馴れ馴れしいのはどうかと思うぞ、私達とお前達艦娘は敵同士だろう。敵対するつもりが無いとはいえそれはどうだ?」


北上「アンタも頑固だねぇ……」


潜水新棲姫「何を言ってるか分からないぞ」


北上「……はぁ…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 19:42:22.20 ID:TbK3sIwDO
漣の精神世界にて
富士
結局私は何の役にも立てなかったわね…ごめんなさい
これは餞別よと月の光を集めた透明な大剣を渡す
今度こそ守ってあげてね…と言い残し漣の中から出て行く
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 19:44:11.75 ID:m96jYcKmO
漣が食事にしましょうってやってくる
ここにいるならみんなと打ち解けないと駄目ですよって
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 19:45:10.23 ID:SRYqiFSFo
漣、提督達に帰還報告
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 19:45:57.46 ID:XycoM966O
他人のフリを忠実に遂行する漣
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 19:50:09.04 ID:qFQB8JXpO
何気ない会話を交わす度に互いに愛し合っていた記憶を思い出してしまい
お互いの居ない所で声を押し殺して泣きじゃくる漣と潜水新棲鬼

もう見ていられないと鎮守府メンバーが緊急会議
574 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 19:56:54.25 ID:La6tFKTtO
漣「ここに居たんですね、深海棲艦さん!」


潜水新棲姫「…艦娘か」


漣「一緒に食事にしましょう!ここに居るなら皆さんと仲良くならないといけません!」


潜水新棲姫「いい、遠慮しておく」


漣「そう言わずに、ね?間宮さんのご飯は美味しいですよ!」


北上「間宮さんも変な時間にご飯作ったら面倒臭いじゃん?だから皆と同じ時間で食べてよ〜」


潜水新棲姫「…分かった、連れて行ってくれ」


漣「はい!この漣にお任せ下さい!」
575 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 20:00:12.62 ID:La6tFKTtO
ーー食堂


潜水新棲姫「どうすれば飯は出てくる」


漣「あそこにメニューがありますでそ?その中から食べたいものを間宮さんにオーダーして下せぇ!」


潜水新棲姫「分かった」スタスタ


漣「……ふぅ」


龍驤「大丈夫か漣?」


提督「無理はしなくていいぞ」


漣「無理なんてしてません。あの深海棲艦は漣が保護したんですから、責任持って面倒見ますよ!」


龍驤「……そうか。変なこと言うてごめんな」


漣「いえいえ、大丈夫ですぞ!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 20:01:18.78 ID:TbK3sIwDO
重巡棲姫が漣に謝る
私はこれからは何があっても、何をしようとお前の味方だと改めて誓う
だからどうか…許してください…もう私をひとりにしないでくださいと泣きながら
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 20:10:13.86 ID:/8+JsjeSo
微妙にずれて斜め前に座って食べるふたり
たまにチラッと顔を見るけどそのタイミングもずれててお互いは気づかない
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 20:10:21.96 ID:ZFnkrAkLO
暁が漣の事を気にかける
579 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 20:25:26.75 ID:CQ/nKKr40
ーー

暁「ねぇ漣…平気?」


漣「何がですか?漣は絶好調です!」


暁「……」


漣「ご飯も食べて、元気モリモリご飯ぱわぁですよ!」


暁「無理しないで漣……」


漣「無理なんかしてねぇですって!」


暁「そんな泣きそうな顔しながら言っても説得力無いわよ」


漣「……」


暁「私が漣の立場なら自我を保てる自信が無い。あんなに近くに居るのに触れ合えないなんて私には無理よ」
580 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 20:34:43.21 ID:CQ/nKKr40
暁「私も漣も深海棲艦を愛してしまった。それだけでも他の人達とは違う道が待ってる」


暁「その上……他人のフリをしなくちゃいけないなんて…」


漣「貴女が何を言ってるか分かりません。私の愛したあの子は殺されたんです」


暁「漣…!」


漣「二度とその事を口にしないで下さい。殺しますよ」


暁「……!!」


漣「……もういいですか?私は仕事があるんですよ」スタスタ


暁「あの漣の目……このままじゃいけない…でもどうすれば良いの…?」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/19(日) 20:36:04.24 ID:Mksqx+qE0
>>573
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 20:38:06.04 ID:TbK3sIwDO
暁、新棲姫に漣の様子を話す
漣を救えるのは貴女しかいないの、お願いだから素直になってと説得
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 20:42:09.67 ID:VxQyQYJp0
>>573
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 20:43:07.34 ID:ghyfysGTo
漣と重巡の対話
585 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 20:53:06.78 ID:CQ/nKKr40
ーー


北上「ちょっと、本は持ち出すなって言った…」


潜水新棲姫「……っ!!」


北上「お…っと」コソッ


潜水新棲姫「漣……漣ぃ……!!」


潜水新棲姫「お前と触れ合えない……たったそれだけなのに…こんなに辛いのか……!!」


潜水新棲姫「漣の隣に座りたい…近くに居たい……!」


潜水新棲姫「ううぅぅ……!!」グスグス


北上「うーわ…引くくらい泣いてんじゃん…」
586 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 20:57:59.90 ID:CQ/nKKr40
ーー

神通「今こちらに人影が…?」


漣「ひぐっ……!」


神通(漣さん…)


漣「こんな…近くに居るのに……!!」


漣「ひ、ひ……ひぃ……!!」


漣「あの子の手を…取って……話を…することも……」


漣「うぁ……ぐすっ……」


神通「声を押し殺して泣いてるんですね…誰にも知られないように…」
587 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 21:01:23.63 ID:CQ/nKKr40
ーー会議室


龍驤「漣と潜水新棲姫やけどもう見てられへんわ。お互い隠れて泣いとるみたいやしな」


北上「意地張るなって言ってあげたらいいんじゃないの?」


提督「そういう問題では無い可能性があるんだ」


神通「復活した潜水新棲姫さんは別人と扱うように本人が言ってるだけなのではないですか?」


龍驤「そうとも言い切れれへん。あの潜水新棲姫の事や、もしその約束を破った時、アイツにペナルティが起こる可能性がある」


暁「それって…死……?」


提督「ありえるかもしれないな」
588 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 21:04:55.90 ID:CQ/nKKr40
龍驤「そんなペナルティは無いかもしれん。でも無いとは言い切られへん今、それは最善や無いやろ」


北上「なら整備士に聞きに行ったら早いんじゃないの?」


龍驤「教えてくれると思うか?それこそ潜水新棲姫が解体されるで」


提督「今はなるべく会わせないのが最適だと思うんだが、どうだ?」


暁「それは逆効果じゃないの?余計に泣いちゃうわよ」


神通「でも会わせ過ぎるのも…拷問です…」


北上「あ〜〜もう難しい…どうにかしてよ提督!」


提督「それを話し合ってるんじゃないか。北上も考えてくれ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:09:44.35 ID:Mksqx+qE0
そもそもなぜ記憶を消さなかったのか漣との記憶に救いを求めていたのではないかと北上
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 21:12:15.53 ID:TbK3sIwDO
整備士に聞きに行ったら解体される根拠は何なのか聞く北上
わざわざ助けたのにそんな事するかなぁ…あたし達が何か疑われているなら話は別だけど
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:14:10.78 ID:/8+JsjeSo
北上
整備士って艦娘や深海棲艦を助けてるんでしょ?
わざわざそんなことするかなぁ
592 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 21:27:02.57 ID:CQ/nKKr40
北上「そもそもさ、整備士って艦娘や深海棲艦を助けてるんでしょ?わざわざそんなことするかなー」


提督「潜水新棲姫から言い出した可能性がある」


北上「それを言われると…確かに……」


龍驤「アイツは現実的というか考え方がウチらとは違う」


提督「これが何度も許されるのなら死というものが軽くなってしまう。本来なら潜水新棲姫はタシュケントに殺されて終わりだったんだ」


北上「…確証が持てないね」


神通「そうですね…」
593 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 21:29:35.65 ID:CQ/nKKr40
暁「漣も潜水新棲姫も頑固だし、どっちも折れないだけかもしれないわよ」


龍驤「そうや、むしろそうであって欲しいんよ」


提督「だが現状どうにもできない…」


北上「だから〜!それを提督が…」


提督「その対策を考える為に会議を…」


龍驤「…あかん。堂々巡りや」


神通「あのお二人には幸せになって欲しいんですけどね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:33:49.42 ID:m/02Q7NO0
漣が自室で思い出を独り言を呟いているのをベッドの下で聞いて潜水新棲姫感極まる
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:35:00.69 ID:SRYqiFSFo
>>594
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:35:48.90 ID:ghyfysGTo
北上
傀儡に記憶いれたらはい元通りって訳じゃないのかもね、深い仲なら尚の事小さな齟齬が気になるのではというと整備士さんの配慮かも
だとしたら普通に接しさせて辛くて潰れそうならフォローを入れる方式でどうか
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:37:25.13 ID:m96jYcKmO
ろーは死んでしまったけど傀儡としてまた同じように生活してる
時雨だって姿が変わったけどまた白露型と生活ができている
元の人格として扱えないってことはなさそうだけど
598 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 21:41:58.74 ID:CQ/nKKr40
北上「これさぁ…整備士の配慮だとしたら迷惑過ぎるんだけど」


龍驤「条件の事を言い出したのは潜水新棲姫やって聞いてるで」


北上「も〜〜〜〜!!」


暁「やっぱり二人を会わせてあげるべきよ!こんなの悲し過ぎる!」


神通「それでは…二人の様子を常に見張っているのはどうでしょうか…」


提督「それは良いかもしれないな。偶然会ってしまうのでは無く、こちらから二人を会わせるんだ」
599 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 21:44:57.39 ID:CQ/nKKr40
龍驤「潜水新棲姫が約束を破ることで何か不都合があるんやったら、行動に出るやろ」


神通「その様子を見張っていれば…」


暁「決まりね!早速二人を会わせてあげましょう!」


北上「それでいいの提督?」


提督「今はこれが最善だろう。文句は無い」


龍驤「ほな準備したろか。会議はこれまでや!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:47:46.25 ID:m/02Q7NO0
二人ともお互いを上手く避けて思い通りにいかない
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 21:48:57.94 ID:TbK3sIwDO
会わせようとすると漣が
生きてさえいてくれたら私はそれで…
もう駄目だと思っていたのに…これ以上を望んだらまた…そう思うと怖…くて…
震え出す漣、あの日の無惨な新棲姫の姿が脳裏に焼き付いている
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 21:52:00.47 ID:WKLE31m90
漣の苦悩に共鳴してしまい苦しむ重巡棲姫
漣が眠っているうちに、潜水新棲姫になぜここまでするのか問いただす
603 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 22:09:10.92 ID:CQ/nKKr40
ーー

暁「…っていう訳だから、今から潜水新棲姫の所に行くわよ!」


神通「きっと良い結果になります…」


漣「お気持ちは有り難いのですが…お断りさせて頂きます」


暁「なんでよ!?」


漣「あの子が生きてさえいてくれたらそれで良いんです……もう駄目だと思っていたのに…これ以上を望んだら、また…そう思うと怖くて…」


神通「……」


漣「あの日の潜水新棲姫の姿が脳裏に焼き付いてるんです…頭から脳が漏れ出して……ピクリとも動かなくなって……」


暁「…辛い事思い出させちゃってごめん」


漣「いえ……」
604 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 22:18:52.34 ID:CQ/nKKr40
漣「あの子が条件を付けたということは、それを守れなかった場合…何かがあってもおかしくないんです」


暁(会議で話してた事を漣も考えてたのね…)


漣「私はあの子が生きてくれればいいんです……!」


神通「影で泣いているのは…どういうことですか…?」


漣「…今こあの子はガラス細工なんです、触れることすら許されません」


神通「答えになっていませんよ」


漣「さっきのが漣の答えです。あの子とは会いません」


暁「本当にそれでいいの?」


漣「言いわけないじゃないですか」


暁「だったら…!」


漣「…失礼します」


神通「漣さん…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:23:16.74 ID:m96jYcKmO
潜水新棲姫側ももとの関係に戻ってまた私が死ぬことがあれば漣の心を深く傷つけてしまう
それだけはしたくないと会おうとしない
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:29:05.73 ID:ghyfysGTo
新姫側にもこのままでいいのか問いただす
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:29:53.69 ID:/8+JsjeSo
>>605
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:31:21.85 ID:SRYqiFSFo
新棲姫は漣に依存させすぎてダメにしてしまうのを恐れて条件を付けたが、自分の方がダメになりそうで怖がっている
609 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 22:52:09.63 ID:CQ/nKKr40
ーー

龍驤「漣と会ってくれへんの?」


潜水新棲姫「あの駆逐艦は私を助けてくれたがそれまでだ。特別な関係になる必要が無い」


北上「あのさぁ…」


潜水新棲姫「仮の話だ。私と親密な関係になった後に私が死ぬことがあれば、相手の心を深く傷つけてしまうだろう」


潜水新棲姫「そんな事は絶対にしたくないんだ。分かってくれ」


龍驤「意地は固いんやね…」


北上「会わない方が傷付けるとは思わないんだ?」


潜水新棲姫「思わない。漣とは知り合って少ししか経っていないんだぞ」


北上「本当に頑固というか……」


龍驤「無理やって言うなら無理なんやろ。無理強いするわけにはいかんし、ここまでやね」


潜水新棲姫「私は書庫に戻る。変な事はもう言わないでくれよ」
610 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 22:54:04.93 ID:CQ/nKKr40
ーー

潜水新棲姫「む……」


漣「……」


潜水新棲姫「何の用だ駆逐艦。私は書庫に戻る所だ」


漣「違う私だ」


潜水新棲姫「……誰だ」


漣「二人きりなら問題無いだろう。書庫に行くぞ」


潜水新棲姫「……」
611 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 22:59:40.25 ID:CQ/nKKr40
ーー書庫


漣「安心しろ、漣の意識は無い。泣き疲れて気絶した」


潜水新棲姫「……そうか」


漣「記憶を引き継いでいるのが知られたからといってペナルティがあるわけではないんだな?」


潜水新棲姫「それは無い」


漣「ならなぜ別個体だと言い張った?」


潜水新棲姫「私はまた死ぬ事になる。人間を一人殺したという事実は変わらない。その時にまた漣を傷付けることになる」


漣「だから漣を遠ざけているのか」


潜水新棲姫「漣はどれだけ悲しんだ?どれだけ絶望した?そんな事はもう二度と経験して欲しくは無い」


漣「漣の事を思う故にか」
612 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 23:03:51.31 ID:CQ/nKKr40
漣「潜水新棲姫。私も知らなかった事実を教えてやろう」


潜水新棲姫「なんだ」


漣「漣は人間を一人殺している」


潜水新棲姫「なんだと!?」


漣「お前と同じだ。殺しを依頼したんだ」


潜水新棲姫「そんなバカな!漣は誰に恨みがあったんだ!?」


漣「龍驤の浮気相手だ」


潜水新棲姫「なぁ……っ!!」


漣「漣ならやるだろう。提督を奪われた挙句、この鎮守府を潰そうとしたんだ」


潜水新棲姫「漣……!!」
613 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 23:08:34.35 ID:CQ/nKKr40
漣「お前達の魂は同じ所に行くだろう。同じ業を背負っているんだ」


潜水新棲姫「私とは…違う…」


漣「どこが違うんだ?漣もお前も私怨で人間を殺したじゃないか」


漣「しかもお互いに間接的にな。そんな性格まで同じだ」


潜水新棲姫「ち…違う……!」


漣「意地を張るのもそこそこにしておけよ。気絶するまで泣く漣は見たくないんだ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 23:12:05.90 ID:TbK3sIwDO
重巡棲姫
私は考えたんだ、見ず知らずの人間と漣どちらが大切かを
私は漣が何よりも大切だ、その罪ごと受け入れる覚悟は決めた
お前も罪と共に歩むなら二人共にこれからは私が守る
どうする潜水新棲姫?
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 23:12:06.46 ID:IHNOTvrX0
お互いが別々に千歳に相談
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 23:12:49.91 ID:/8+JsjeSo
お前は一度タシュケントによって死んだ
漣も一度は体が使い物にならなくなったしお前の死に絶望して一度は心を砕いた
もう因果は帰っているんだ
617 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 23:26:38.80 ID:CQ/nKKr40
漣「お前は一度タシュケントによって死んだ。漣もお前の死に絶望して一度は心を砕いた。もう因果は帰っているんだ」


潜水新棲姫「……」


漣「それでも漣を拒絶するなら好きにしろ。言いたい事は伝えたからな」スッ


潜水新棲姫「どこに行く」


漣「漣の体を寝かせに行く。本来なら気を失っているんだ」


潜水新棲姫「……」


漣「お前を殺したタシュケントのせいで医務室は使い物にならなくなった。地下の隔離室が医務室代わりだからな」


潜水新棲姫「…………」


潜水新棲姫「因果はもう…帰った……」


潜水新棲姫「それならば…私は……」
618 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 23:32:38.86 ID:CQ/nKKr40
ーー地下、隔離室

漣「ん……」


漣「そうか…私はまた気を……」


漣「誰かが運んでくれたんですかね?それとも重巡棲姫が?」


漣「どっちにしろ迷惑かけちゃいましたね…また謝らないといけませんか」


潜水新棲姫「…起きたか」


漣「あ……深海棲艦さん。どうしてここに?千歳さんに用事でしたら…」


潜水新棲姫「安価」


下1〜3高コンマ 潜水新棲姫の台詞や行動などを
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 23:34:24.66 ID:NCJ2r/0uO
口づけ(深い)
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 23:34:51.79 ID:sT+qkvFWO
抱きしめてキス
長くて深いキス
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 23:39:52.13 ID:qFQB8JXpO
重巡棲姫との話を引き合いに出しつつ こんな私だが変わらぬ愛を注いでくれるだろうか? と抱きしめる
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 23:39:58.71 ID:LwFhmI9T0
重巡棲姫との話を引き合いに出しつつ こんな私だが変わらぬ愛を注いでくれるだろうか? と抱きしめる
623 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 23:53:16.96 ID:CQ/nKKr40
潜水新棲姫「んむ……」


漣「うぶっ!?」


潜水新棲姫「んんんん…」


漣「ん…んん!?」


潜水新棲姫「……ぷはっ…」


漣「な、なんですかいきなり…抱きついてキスするなんて……」


潜水新棲姫「漣……!!」


漣「……」


潜水新棲姫「言いたいことは色々ある…だが今は…私と……!」
624 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/19(日) 23:58:40.45 ID:CQ/nKKr40
漣「……」グイッ


潜水新棲姫「あ…」


漣「んむ……んんっ…」


潜水新棲姫「ぁ……ふぅ…」


漣「じゅ…むぅ……」


潜水新棲姫「れる…んふっ……」


漣「ん…んんん……はむ…」


潜水新棲姫「……っ!!」
625 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:02:32.37 ID:aZMCEzbR0
漣「……はぁっ!」


潜水新棲姫「ぷはっ…はぁ……っ!」


漣「……んんっ」


潜水新棲姫「ふぁ……」


漣「んぐ……ん…んぁ…」


潜水新棲姫「らぁ…え……」


漣「……んっ」グググッ


潜水新棲姫「んぁぁぁ……」
626 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:06:42.39 ID:aZMCEzbR0
潜水新棲姫「はぁ……はぁっ……!」


漣「ぜぇ…ぜぇ………!」


潜水新棲姫「息が…続かない……!」


漣「鼻で…息なんか……キスに…夢中で……!」


潜水新棲姫「も…ダメ………」


漣「こっち…ベッドに倒れて……下さい…」


潜水新棲姫「はぁぁぁ……」ポスッ


漣「ふぅ………ふぅ…」
627 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:10:50.87 ID:aZMCEzbR0
漣「……なんで急にこんな事したんです。別個体の話はどうなったんですか」


潜水新棲姫「漣の話を聞いた…過去の話をな……」


漣「漣の……」


潜水新棲姫「漣と私の魂は…同じ所に行く……私もお前も…人殺しだ…」


漣「……」


潜水新棲姫「私は一度死んで…お前も…心が壊れた……因果はもう返った…」


潜水新棲姫「だから漣……もう一度私と……」


漣「安価」


下1〜3高コンマ 漣の台詞や行動などを
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 00:12:35.63 ID:ML6j2bMXo
もう二度と離しませんから
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 00:12:45.83 ID:Go3i5JMwO
私と結婚してください!
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 00:13:26.62 ID:sg6yeM/Z0
言っときますが…私は「コレ」に関しては手加減しませんよ?満足するまで付き合ってもらいます
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 00:13:44.95 ID:Lq1ftDeDO
(殺した?私が?)
それは口に出さず抱き締める
632 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:28:00.69 ID:aZMCEzbR0
漣「それ以降は私が言います。漣と結婚してください!!」


潜水新棲姫「…本当にいいのか?私の体は作り物だ、迷惑もかける事もあるぞ」


漣「迷惑なんて今更です。それこそ私の方がかけますよ」


潜水新棲姫「それもそうか…」


漣「結婚を申し込んどいてあれですが、やっぱり現物が無いといけませんよね!」


潜水新棲姫「んん?」


漣「ちょっとついてきて下さい!大至急!」


潜水新棲姫「どこに行こうと言うんだ?」
633 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:29:59.81 ID:aZMCEzbR0
ーー

漣「それでは改めて…これを受け取ってくれませんか?」


潜水新棲姫「なんだ…この綺麗な指輪は……」


漣「貴女と私の結婚指輪です」


潜水新棲姫「結婚……」


漣「エンゲージリングと言えば良いのでしょうか?とにかく貴女と契りを交わした証拠です」


潜水新棲姫「これを…私に……」
634 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:33:22.52 ID:aZMCEzbR0
漣「体も再現されているんですよね?なら指輪も嵌るはずです、さぁ指を出して下さい」


潜水新棲姫「……」スッ


漣「やっぱり…ピッタリですね」


潜水新棲姫「綺麗……今まで見たものよりも一番綺麗だ」キラッ


漣「貴女に似合いそうなものを特注で作ってもらったんです」


潜水新棲姫「そうか、だから……」


漣「…もう二度と離しませんよ」ギュッ
635 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:38:43.36 ID:aZMCEzbR0
漣「この指輪を渡せないことがどれだけショックだったか。そのせいで漣は心を失ったんです」


潜水新棲姫「…すまなかった」


漣「もういいんですよ。それより言いたいことがあるから聞いて下さい」


漣「…私は貴女に永遠の愛を誓います」


潜水新棲姫「私も誓おう」


漣「一生をかけて貴女を幸せにします」


潜水新棲姫「漣が困っているなら私が助けよう」


漣「私の物になってくれますね?」


潜水新棲姫「この指輪に誓って」


漣「……大好きです」


潜水新棲姫「私もだ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 00:40:14.82 ID:Cfbp7cihO
失った時間を取り戻すように、朝まで愛を確かめ合う
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 00:40:28.66 ID:Lq1ftDeDO
>>569
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 00:41:18.05 ID:sg6yeM/Z0
漣「早速で悪いんですが…初夜といきませんか?」
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 00:43:31.34 ID:sSyXO986o
夕張が盗聴器の前でガッツポーズ決めてるとはいはいこれ以上は流石に無粋だよ〜と北上様に装置ぶっ壊される
二人の大切な夜は二人きりにしてあげろと
640 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:51:47.93 ID:aZMCEzbR0
ーー

漣「あ……もう朝…」


潜水新棲姫「寝ずに一晩中か…」


漣「満足…しました…?」


潜水新棲姫「いや…まだだ……」


漣「漣もです…」


潜水新棲姫「私は心が…漣は体が満たされていない…」


漣「重巡棲姫の野郎…全くヌいて無かったんですよ…」


潜水新棲姫「アイツは…そういうこと興味あっただろ…?」


漣「重巡棲姫は…女の喜びしか知りません…漣棒には興味が無かったんでしょう…」


潜水新棲姫「なるほどな…」


漣「まだです……失った時間を埋めるには…まだ足りません……」


潜水新棲姫「いくらでも来い…全て受け止めてやる…」


漣「ほんとにもう…可愛いこと言ってくれますね……」


潜水新棲姫「私はお前の…嫁だからな……」


漣「このっ……!子どもの見た目してんのに…!」


潜水新棲姫「あ…あぁん……」


漣「まだまだこんなもんじゃあませんからね…!」


潜水新棲姫「幸せとは…こういう事を言うんだな……あぁ…」


ーー
641 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 00:52:20.89 ID:aZMCEzbR0
遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 00:58:52.04 ID:aHEwUWkGo
やっぱこの二人はイチャイチャしてるのがいいよ
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 01:07:23.55 ID:Lq1ftDeDO
お疲れ様でした
少なくとも死亡確認は出来てないからそれについてはワンチャンあるのだと思ってた
殺したのが確実ならまだ試練は終わりそうにない…
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 01:14:15.84 ID:sSyXO986o
おつでした
失う事を知っていた側と知らなかった側が等しく相手の事を思いやり過ぎた故のすれ違い、漸く落ち着いた二人のこれからが安寧である事を願う……いやマジで

漣は重巡ちゃんにしっかりお礼するんだぞ、彼女のリリーフがなければ関係修復は無かったから
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 08:51:21.79 ID:6fJMqSb1O
そういえば重巡が漣に割と酷い事を言った件、
漣が復活して以来まだ触れられてなくない?
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 09:27:07.11 ID:WdPez1td0
潜水新棲姫は何を読んでいるのだろう?哲学?だとしたら誰を?
他に誰が書庫を使っているのか……?
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 09:37:47.54 ID:0ds/YX4tO
はっちゃん辺りが色々集めてたんじゃない?
648 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 19:47:46.43 ID:aZMCEzbR0
ーー


漣「とりあえずあの子とは元の関係に戻ることができました。多大なるご迷惑をおかけしてしまっことをお詫び申し上げます」


提督「気にしなくていい。俺達もずっと心配していたんだ」


龍驤「なんとかなって良かったで」


漣「それで失礼ついでに龍驤さんに聞きたいことがあります。この質問はご主人様の事を深く傷付けてしまうことになり兼ねませんが、それでもよろしいでしょうか?」


提督「…構わない」


龍驤「ウチの過去の事やんな…」


漣「その通りです。龍驤さんがご主人様を裏切って浮気してた前後の話です」
649 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 19:54:10.14 ID:aZMCEzbR0
漣「龍驤さんの浮気相手とはいつ切れましたか?」


龍驤「ウチが怪我して…入院した時……こっちから電話かけたら…連絡先変えるって言われて…」


漣「それから何度か連絡はしましたか?」


龍驤「はい……しました…司令官という人がおるのに…」


漣「連絡はつきましたか?」


龍驤「取れませんでした……」


漣「つまり今生きているかどうかは分からないということですね?」


龍驤「はい……」


提督「漣が龍驤の浮気相手を始末したというのは本当なのか?」


漣「何も覚えてませんが状況証拠が揃ってます。あの時の漣の病み具合からして、やってもおかしくありません」
650 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 19:58:08.23 ID:aZMCEzbR0
提督「忍びに暗殺を依頼したという控えが残っているだけだ。ギリギリになってキャンセルしたかもしれない」


漣「そうだとしても確かめようが無いんですよ」


龍驤「ごめんな…役立たずで……」


提督「龍驤は悪く……」


漣「ご主人様、悪くないと言い切るのは龍驤さんの為になりません」


提督「……辛かった事は思い出さなくていい」


龍驤「ごめん…ごめんな……こんなビッチで…」


漣「漣の依頼がどうなったのか…知る方法があれば良いんですけどね」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:00:04.76 ID:ca1XPkVyO
忍びへの依頼が通っていれば必ず成否の報告があるのでは?
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:00:36.23 ID:j0kqASSWO
なぜ漣は忍者の暗号を使えたんだと聞く提督
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:09:38.56 ID:sSyXO986o
>>651
654 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 20:27:47.09 ID:aZMCEzbR0
提督「…忍びへの依頼が通っていれば成否の報告があるんじゃないのか?」


漣「依頼内容によるんじゃないですか?忍び込んで情報探ってこいっていうなら報告が必須ですけど、殺しならそうとは限らないんじゃないですか?」


提督「……そうか」


漣「ここは本職の方に聞いてみるのが早いかもしれませんね」


龍驤「ウチ…ウチは……」


漣「はいはい、龍驤さんはベッドに行きましょうね〜」
655 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 20:34:14.70 ID:aZMCEzbR0
ーー

由良「忍びは任務内容を漏らさない。知らせるくらいなら死を選ぶ」


漣「由良さんの過去を教えくれってんじゃないんですよ」


由良「そう」


提督「殺しを依頼された時、相手にその成否を報告するのか?」


由良「依頼内容による」


漣「一般的にで構いません」


由良「報告しない」


提督「どうしてだ?」


由良「多くの依頼人はアリバイを作る。忍びが報告に行けば足がつく」


漣「なるほど……」
656 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 20:39:24.05 ID:aZMCEzbR0
由良「提督が?」


漣「違います、私なんです」


由良「…」


提督「この手紙を見てくれるか?漣が送ったものの控えだ」スッ


由良「忍びへの依頼」


漣「私は龍驤さんの浮気相手を殺すよう依頼したらしいんです」


提督「返信が無いからどうかと思ったんだが、依頼は通っていると考えていいんだな?」


由良「安価」


下1〜3高コンマ 由良の台詞や行動などを
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:43:26.86 ID:5rORiYx60
控えを作ってしまったらそれはもう失効している
初歩的な失態を晒したものね
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 20:45:23.69 ID:Lq1ftDeDO
こんな方法で直接依頼は出来ない
送った方も送られた方も危険になる
詳しくは言えないけどいくつもの段階を挟む
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:49:39.57 ID:ML6j2bMXo
>>658
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:51:03.49 ID:4dsndkPC0
暗号以外の符牒がないから無効
661 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 20:58:38.09 ID:aZMCEzbR0
由良「控えを作ってしまったらそれはもう失効している。初歩的なミスね」


漣「失効……?」


提督「控えを作ったかどうか向こうは分かるのか?」


由良「忍びなら分かる」


漣「別の紙に内容を控えたとしても?」


由良「分かるのよ」


提督「ならこの依頼は無効だったということか?」


由良「そうとも言い切れない」


漣「と、言うと…?」
662 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 21:02:20.72 ID:aZMCEzbR0
由良「カネに汚い忍びなら受ける」


提督「金さえ払えば良いということか」


由良「でもこの場合の多くは先払い。そしてバックれる」


漣「金を騙し取るという手口ですな」


由良「殺しを依頼した相手の名前は」


漣「分かることは分かるんですけど…」


提督「龍驤から聞く必要がある」


由良「…無理はさせないであげて」


漣「名前が分かれば調べてくれるんですか?」


由良「ええ」


提督「…分かった、由良に聞いて良かったよ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:05:26.46 ID:ML6j2bMXo
なんと黒潮の元いた鎮守府の提督だった
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:05:28.89 ID:LyhVSgA7O
殺しは実行されていた
何のサービスかターゲット以外の龍驤の浮気相手まで消えていた
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 21:06:43.39 ID:Lq1ftDeDO
由良
ただ…通常忍はその依頼が罠の可能性を考え必ず依頼人の身辺を洗う
当時大本営に指令を受けていたのならなおさら簡単にはいかないはず
何か少しでも覚えている事は無い?
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:07:58.09 ID:j0kqASSWO
んー、ちょっと事をいそぎすぎでは?
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:09:01.08 ID:ca1XPkVyO
まだ相手の名前聞き出してないよね
668 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 21:24:45.08 ID:aZMCEzbR0
ーー

由良(心当たりがあったから少し調べてみたけど、殺しは実行されていた)


由良(やったのは野良と呼ばれる忍び。カネさえ払えばなんでもやる下衆)


由良(ああいうのがいるから私達の評価が下がるのよ)


由良(野良の仕事は雑。証拠を消し切れてないから別人が捕まってしまったケースもある)


由良(だから自然死や急病で処理されず、不審死として扱われている)


由良(人間を殺す時は自然死に見せるのが定石。忍びならそれができないといけない)


由良(…私にはまるゆがいる。不審死を調べるのは容易い)
669 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 21:29:02.46 ID:aZMCEzbR0
由良(時期から推測すればこの男。不審死として扱われていた)


由良(死因は急所を刺されたことによる出血死。凶器は分からないとある)


由良(使われた武器はクナイの一種。アイスピックに近いもの)


由良(でもやり方が雑。野良にしてもランクが低過ぎる)


由良(よくこんなレベルで殺せたわね)


由良(この事実は知らせるべき?殺しは無かったと言えば納得するはず)


由良(でも漣はそれで納得する?)


由良(…)


由良「本当にあの子は…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 21:32:28.42 ID:Lq1ftDeDO
もうひとつ疑問があった
標的の名前は忍の世界ではよく使われる偽名
何か裏がある…この雑さもカモフラージュ?
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:32:48.74 ID:ML6j2bMXo
手紙の符丁は洗練されていた点で違和感を覚える由良
本当にこれは漣の手紙の相手がやったのか
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:33:41.80 ID:ogdHDM0kO
>>670
673 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 21:47:03.39 ID:aZMCEzbR0
由良(もうひとつ疑問があった。殺された男の名前は忍の世界ではよく使われる偽名)


由良(何か裏がある。この雑さもカモフラージュ?)


由良(そうだとしたら相当ややこしい話になる)


由良(一度確認する必要がある。可愛そうだけど話を聞くしかない)


由良(追い込みたくないのに…ごめんなさい)


由良(でも貴女しか分からないのよ)
674 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 21:49:38.99 ID:aZMCEzbR0
ーー地下、隔離室

龍驤「なに……由良が用事って…」


由良「浮気相手の名前」


龍驤「ぅ……」


由良「ごめんなさい。でも貴女しか知らないから」


龍驤「うん…ええよ……」


由良「その男の名前の写真と名前」スッ


龍驤「不審死…」


由良「殺しの依頼は遂行された。でも不自然な所がある」


由良「名前は合ってる?変な所は無い?」


龍驤「安価」


下1〜3高コンマ 龍驤の台詞や行動などを
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:51:16.88 ID:SYlXJVonO
似てる…けど名前のこの字の部首が違う…
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:53:21.55 ID:sSyXO986o
あ……本名は難しい方の名前やったんやな…簡単な方しか見とらんやったから知らんかった…
うぇ…すまんな、ちょっち吐いてくる…
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 22:07:28.84 ID:ML6j2bMXo
>>676
678 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 22:19:30.01 ID:aZMCEzbR0
龍驤「顔は似てる…けど名前のこの字の部首が違う…」


由良「何故相手の漢字まで知っているの?」


龍驤「いざという時…弱味握っといたろう思って…」


由良「…」


龍驤「最低な女やろ…自分でも分かってんねん…」


由良「…顔はそうだとして、名前が違うのね」


龍驤「そうやね…それがどうかしたん…?」


由良「違和感があるのよ」
679 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 22:26:00.39 ID:aZMCEzbR0
ーー

龍驤「偽名…」


由良「この殺された男の名前は田中太郎のように忍びの間で使われるよくある名前」


龍驤「でもウチ…保険証で確認したんやで…?」


由良「そんなものいくらでも偽装できる」


龍驤「ほな…ほなどういうことなんよ…」


由良「安価」


下1〜3高コンマ 由良の台詞や行動などを
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 22:32:40.50 ID:4dsndkPC0
事件を詳しく調査
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 22:35:41.58 ID:aHEwUWkGo
この男は偽名で生活していたということ
それも複数の偽名で
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 22:37:01.18 ID:sSyXO986o
最初からか、途中で入れ替えれられたかは分からない
けどこいつは忍ね、それも消される様な何かがあった
683 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 22:46:51.73 ID:aZMCEzbR0
由良「この男は偽名で生活していたということ。それも複数の偽名を使い分けていた」


龍驤「そんな…」


由良「貴女は名前を盗み見たつもりでも、相手はワザと見せたのよ」


龍驤「向こうの方が上手やったんやね…」


由良「どうして偽名を使っていたと思う?」


龍驤「どうしてって…そりゃ浮気がバレたら向こうも迷惑かかるし…」


由良「それだけじゃないのよ」
684 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 22:53:15.60 ID:aZMCEzbR0
由良「この男は忍びだった。もしくは依頼を仲介するような役割」


龍驤「えぁ…?」


由良「だから消されたのよ。漣の依頼はそのきっかけ」


龍驤「女遊びしたら即消される…凄い世界なんやね…」


由良「そうじゃない」


龍驤「じゃあ何…?」


由良「…」ポロっ


龍驤「な…なんで泣いてんの……?」


由良「これから貴女には……絶望させるような事を言ってしまうかもしれない…」
685 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 23:01:29.10 ID:aZMCEzbR0
由良「貴女……提督とずっと体の関係があったのよね」


龍驤「そうやね…」


由良「避妊は」


龍驤「したり…せんかったり……最近はしてるけど…」


由良「…あのね」


由良「艦娘は妊娠しにくい。でも貴女はもう妊娠しても良いくらい体を重ねてる」


由良「なんでできないと思う?」


龍驤「わからへんよ…そんなん…」


由良「艦娘は」


由良「中絶を経験してると…極端に子どもができにくいの」


龍驤「ぁ……え…」
686 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 23:08:01.54 ID:aZMCEzbR0
龍驤「ちょ…待って…や……ウチ…」


由良「貴女は自覚がなかったかもしれない。けど事故をしたことによって流れたとしたら」


龍驤「そんな…知らん……知らんよ…」


由良「あの男が消された理由はそれ。艦娘を孕ませたから」


龍驤「そんな……ウチ…」


由良「あの時貴女は心を病んでいた。だから詳細は覚えていない」


由良「都合の悪い事は忘れたかもしれない」


龍驤「そうやとしたら…」


由良「病院のカルテか医者に聞くべき。あの時貴女は孕んでいたかどうか」


龍驤「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 23:10:27.65 ID:Lq1ftDeDO
由良
ごめんなさい…あくまで可能性だから…まだ希望は捨てないで
私は私でこれからまた調べてみる
その男と初めて出会った場所や状況は覚えている?
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:12:47.11 ID:ML6j2bMXo
提督が部屋をノックする
時間がかかっているからこれくらいにしておこうと、龍驤への負担を考えて言う
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:13:57.27 ID:sg6yeM/Z0
当時の担当医師を訪ねる
690 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 23:20:09.06 ID:aZMCEzbR0
龍驤「あぁぁぁ…ウチは…………」


由良「ごめんなさい、あくまでまだ可能性。希望は捨てないで」


龍驤「ほんま…に……?」


由良「私は私でこれからまた調べる。その男と初めて出会った場所や状況は覚えている?」


龍驤「覚えてるよ……」


由良「なら教えて。全てを調べてくる」
691 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 23:26:44.65 ID:aZMCEzbR0
ーー

由良(あの男はやはり忍者に通じる何かがあった)


由良(現時点で一番可能性があるのは野良)


由良(龍驤さんを孕ませて、それを妬んだ仲間に殺された)


由良(漣からの依頼はその直前。どうせ殺すからと依頼料は受け取った)


由良(…)


由良(全ては可能性の話。でもこうだとしたら辻褄が合ってしまう)


由良(…まだ可能性はある。次は病院ね)
692 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 23:33:06.64 ID:aZMCEzbR0
ーー夜、病院


由良(ここが龍驤さんが入院していた所)


由良(ここにならカルテがある)


由良(忍び込んでそれを盗む)


由良(…)


由良(やりたくないと思ったのはこれが初めて)


由良(でもやらなければいけない)


由良(それが…忍び)


由良(私情を挟んではいけないの)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:33:40.43 ID:dfe1Wi8/0
調査の結果、多少手間取ったが、龍驤は妊娠しておらず、他の艦娘を何人か妊娠させ中絶させていたことがわかった
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:34:02.68 ID:SYlXJVonO
龍驤ではないが同時期に妊娠した艦娘の情報があった
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/20(月) 23:34:31.72 ID:fAZCVd2CO
かなり奥奥だがボロボロのカルテはあった

開く勇気は無いのでデータを取って持ち帰る
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:34:38.12 ID:sg6yeM/Z0
妊娠が実は他の患者とカルテを取り違えていた 男は勘違いにより殺されていた
697 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 23:51:07.45 ID:aZMCEzbR0
ーー

龍驤「これがウチのカルテ…」


由良「…」


由良「ごめんなさい…見る勇気が無かった…」


由良「この書いてあることの結果によっては…貴女の心を砕いてしまう…」


由良「そんなこと…できない…」


龍驤「優しいんやね……由良…」


由良「貴女達と会う前の私なら…こうはならなかった…」


龍驤「ウチらが原因なん…」


由良「貴女と提督は…素晴らしいと思う…」
698 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/20(月) 23:55:00.04 ID:aZMCEzbR0
由良「真実の愛はこうだと…見せられているようだった…」


由良「貴女の痴態を知っても…提督は見捨てなかった…」


龍驤「うん……司令官は凄い人やで」


由良「そんな素敵な二人を…私は…私が終わらせたくない…!」


由良「このカルテは…処分…」


龍驤「ええよ、開けて」


由良「…」


龍驤「どんな結果でもウチは知らなあかん。これはウチの責任や」


龍驤「見せて…由良」


由良「…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:56:29.96 ID:SYlXJVonO
妊娠の形跡はない
ただ妊娠しやすくしようとしている薬物は検出されていた
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:57:35.79 ID:dfe1Wi8/0
当時の写真や欠損具合などが書いてあり、妊娠については否定と書かれていた
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 23:57:45.75 ID:4dsndkPC0
記録消去とだけ書かれていた
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/20(月) 23:58:34.59 ID:Lq1ftDeDO
確かに妊娠はしていたが死産とは書いていなかった
なら胎児は何処へ行ったのかと思いカルテよく見ると大本営預かりと書いてある
703 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 00:08:55.79 ID:TWDo5VLP0
龍驤「……妊娠してたとはどこにも書いてない」


由良「…良かった。本当に…良かった…」


龍驤「でもこの薬品の陽性っていうのは…?」


由良「…相手を妊娠させやすくする薬」


龍驤「それをウチは盛られとった…」


由良「最後に関係があったのはいつ?」


龍驤「事故する…一日か二日前…」


由良「ならその時ね」


龍驤「危なかったんや…ウチ……」
704 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 00:12:49.43 ID:TWDo5VLP0
由良「この薬は女を拷問する時に使う」


龍驤「捕まえて無理やり子どもを孕ませて言うことを聞かせるんやね…」


由良「でもそれは昔の話。こんな薬野良しか使わない。やっぱりあの男は忍びだった」


龍驤「ほな…なんで殺されたん…?」


由良「薬の無断持ち出し。もしくは他にも何か問題を抱えていた」


由良「偽名を使う辺り、何かやましいことがあったのは事実」


龍驤「そうか…そうなんやね……」
705 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 00:16:49.57 ID:TWDo5VLP0
由良「…龍驤さん。どうしてあんな男と」


龍驤「あの頃は…手当たり次第やったし……よぉ病気にならんかったもんやで…」


由良「避妊は」


龍驤「しとったら…こんなに悩まんよ…」


由良「…」


龍驤「漣の事調べとったはずやのに、ウチの事になってもうて…ごめんな…」


由良「もういいの。本当に良かったわ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:24:48.51 ID:gk7ZI4/m0
由良
それと、例の電車に轢かれた深海の子供についても調べてみようと思う。駅構内で起こった事故なら監視カメラの映像くらい残ってるでしょ
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:25:58.03 ID:tnhAc+Kw0
報告を聞いて漣は動揺するが、「今はこの子と触れ合いたい」と答える
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:26:23.70 ID:MIjkiNh00
雲龍がサークルメンバーに会いに行くところに遭遇 毎週恒例のマッサージを受けてくるとのこと
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 00:26:37.82 ID:PxIYyXGDO
その頃
漣と新棲姫が富士にお礼を言っていた
富士さんが助けてくれなかったらこうしてこの子に会えなかった、ありがとうございます!
そんな事言われた事無かった富士さん涙目に
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:26:59.26 ID:hjs7AUf7o
けじめとして自分から中絶関係の報告を提督にしに行こうとする龍驤をその強さは別の所に取っておきなさいとあしらう由良さん
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:27:55.06 ID:QZm96/wLo
このタイミングでこの安価は飛ばされるかな
流石に空気読めてなさすぎる
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:28:53.08 ID:TGLdNDsrO
あの人たちとはあの一件で縁切ってるでしょ
713 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 00:37:50.01 ID:TWDo5VLP0
由良「例の電車に轢かれた深海の子供についても調べてみる。駅の監視カメラの映像もあるはず」


龍驤「それはな…前に調べられてん…深海提督らに…」


由良「あれは向こうが都合良く解釈したかもしれない」


龍驤「そんな事無い…全部ほんまやねん…ウチはあの子を見殺しにしたんよ…」


由良「龍驤さん…」


龍驤「ありがとうな…その気持ちが嬉しい…」
714 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 00:42:24.68 ID:TWDo5VLP0
龍驤「由良…司令官呼んできてくれへん…?」


由良「なぜ」


龍驤「ウチが妊娠してかもしれんって話…言うとかな…」


龍驤「まだ嘘付いとったんかってなるから…な……」


由良「…」


由良「その必要は無い」


龍驤「あかんよ…」


由良「何も無かったんだから言わなくてもいい。それは強さじゃない」


龍驤「でも…」


由良「認めないわよ」


龍驤「うぅ…」
715 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 00:44:24.27 ID:TWDo5VLP0
提督「調子はどうだ龍驤?」ガチャ


龍驤「あ……」


由良「遅いわよ」


提督「すまない、ちょうど遠征組が帰ってきた所で…」


由良「言い訳はいい。龍驤さんの側に居てあげて」


提督「そうだな…龍驤、体調はどうだ?辛くはないか?」


龍驤「ウチ…」


由良「…」


龍驤「安価」


下1〜3高コンマ 龍驤の台詞や行動などを
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:46:01.77 ID:ts+1zU1nO
大丈夫やで
でもちょっち抱きついてもええかな?
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 00:47:37.01 ID:PxIYyXGDO
その…にん…(由良に睨まれる)
…いつもありがとうな司令官、ウチは大丈夫や
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:49:57.47 ID:QZm96/wLo
ちょっとだけ疲れてもうたかも…少し甘えてもええかな
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 00:50:46.07 ID:fyspHvZ90
人のぬくもりが欲しくなり夜のプロレス
720 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 01:00:24.67 ID:TWDo5VLP0
龍驤「大丈夫やで…でもちょっち抱きついてもええかな……?」


提督「ちょっと待ってくれ…よし、もういいぞ」


龍驤「司令官……!!」ダキッ


提督「大丈夫だからな…龍驤は俺が守る。過去の事は忘れてくれ」


龍驤「ごめん…ほんまにごめんなぁ…」


提督「謝らなくていいんだ、龍驤」


龍驤「うううぅぅ……!」ギュゥゥ


由良「…全てを晒け出すことは必要無いの。知らなくても良いことは必ずある」


由良「それが何かということが一番難しい。だから周りの人が気付いた時は言ってあげれば良いのよ」


ーー
721 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 01:00:59.88 ID:TWDo5VLP0
遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 01:03:54.03 ID:poWcoEK1O

際立つ浜風の異常性
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 01:05:34.70 ID:PxIYyXGDO
お疲れ様でした
また新しい爆弾が投げ込まれたけど何とか爆発させずに解体出来た感じ
次の地雷は何処だ…踏むなよ絶対踏むなよ
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 01:13:27.65 ID:hjs7AUf7o
長くおつでした
難しいから悩む事もあるんだよな
なんやタイムリーな機雷だったな今日、もしかして時事ネタも取り込んでいる…?
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 08:23:57.19 ID:VWKHF85GO
浜風は完全に壊されたとしか…
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 10:14:20.39 ID:aEXW0cHy0
そういやガングートの艦娘の方の子はフリゲート艦なんだよなぁ
てっきりスラヴァ級かなんかでまたロシアが血眼になるのかと思ってた
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 10:35:26.78 ID:ETnIj7ggO
ご都合主義のオンパレードだったなしょうもな
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 12:03:25.77 ID:JCvsffSIO
是非ともご都合主義じゃない話を拝見したいので別スレ建ててくれない?
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 13:46:46.83 ID:HZnKNxx3O
>>727煽り抜きでガチ見てみたいから外伝に書いて欲しい。書けない理由は無いはず
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 19:17:09.98 ID:8ATmcQwBO
実際今までの数十スレの中でバッドエンドを逸らす為のご都合展開は2度や3度じゃないからな
それら全てが「自然」な展開になっていたとしたら……多分去年の内に足りないもの鎮守府壊滅して終わってたと思う
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 19:26:04.62 ID:mrZYdmJhO
シリアス安価は時に投げるがそれは困難を乗り越えて行くのを見たいんであってバッドエンドを見たい訳じゃない
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 19:38:02.91 ID:8ATmcQwBO
問題なのはそれにドラマが必要無いと思ってる人よ
仲間と団結して立ち向かった結果報われるのとデウスエクスマキナが現れて一瞬で解決するのとじゃカタルシスが違う
733 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 19:49:33.88 ID:TWDo5VLP0
ーー

朝霜「すぅ…」


提督「朝霜もぐっすり眠れるようになったみたいだな」


龍驤「早霜の心配が無くなったのが一番の原因やね」


提督「これまでは早霜への恐怖で夜中に目が覚める時が度々あったそうだ」


龍驤「辛かったやろうな…」


提督「いつも頭のどこかに早霜が居たんだ。安心できるはずは無い」
734 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 19:54:56.21 ID:TWDo5VLP0
龍驤「それがこうやって親子三人で寝れるようになった。ウチも嬉しいわ」


提督「嬉しいのはいいが、このベッドだと少し狭いな…」


龍驤「ウチと司令官だけやったら余裕あったけど、ここに朝霜が来るとちょっちな…」


提督「だがこれ以上大きいベッドはここに運び込むだけで一苦労だ」


龍驤「この狭いベッド…ウチは好きやで。キミと朝霜と一緒におれる感じがするし」


提督「…そうか」


朝霜「んぅ…」


龍驤「あ…あんまり喋ってると起こしてしまうね」


提督「ここまでにして…今日はもう寝よう」


龍驤「うん…お休み司令官」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 19:58:47.84 ID:hjs7AUf7o
最近出撃はそんなでもないのに疲れ溜まってるように見える翔鶴さんを気にかける(電ちゃん以外の)誰か
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:00:56.98 ID:av281FV5o
電じゃ無くて雷じゃ?

安価なら愛宕さん最近トラウマを思い出す
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:15:31.21 ID:ZdufbdEvO
>>736
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:16:05.51 ID:/yC217JS0
早霜の夢を見る朝霜
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:19:26.80 ID:hjs7AUf7o
間違え電ちゃんスマンDEATH
740 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 20:21:54.89 ID:TWDo5VLP0
ーー

愛宕「はぁぁ…」


朝霜「どうしたんだよそんな辛気臭ぇ顔して」


愛宕「あの男の夢を…見たの…」


朝霜「男ってあれか、例のストーカーだな」


愛宕「忘れかけたと思っていたのに…」


朝霜「そのストーカー提督は今どうしてんだよ?」


愛宕「塀の中に入ったのは知ってるわ。でもそれ以降は…」


朝霜「まさかもう外に出てきてんのか?」


愛宕「分からない……」
741 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 20:27:51.88 ID:TWDo5VLP0
朝霜「そりゃ気にしすぎだぜ。あたいもそうだったから分かるんだよ」


愛宕「早霜の事ね…」


朝霜「あたいもそうだった。いつこっちに来るかわかんねぇからずっと怯えてたんだよ」


愛宕「一度貴女が取り乱している所を見たけど…相当だったわね」


朝霜「あたいにとって恐怖そのものだった。そりゃ漏らすし腰は抜けるよな」


愛宕「朝霜に比べると私はまだマシなのかしら…」


朝霜「そんなの比べるもんじゃねぇよ。お前が怖いっていうなら怖いんだろ」
742 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 20:32:51.37 ID:TWDo5VLP0
朝霜「安心しろ、由良の知り合いのまるゆがいるじゃねぇか。そいつが出てくるなら知らせの一つでもあんだろ」


愛宕「そう…そうね…」


朝霜「困った時は司令を頼ればいいんだよ、な!」


愛宕「朝霜…凄く明るくなったわね」


朝霜「そうか?」


愛宕「早く私もそうなりたいわ…」


朝霜「ストーカー提督を殺す訳にはいかねぇけどよ、ここには近付けねぇって」
743 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 20:35:38.92 ID:TWDo5VLP0
愛宕「…霞の所に行ってくるわ」


朝霜「それが良いな。アイツの薬なら気持ちがマシになる」


愛宕「朝霜はもう薬は飲んでないの?」


朝霜「そうだな……飲んでねぇ」


愛宕「飲まなくなってどれくらいになるの?」


朝霜「アイツが死んでから一ヶ月半くらいか…?」


愛宕「良かったわね朝霜」


朝霜「愛宕もすぐそうなるって!司令を信じろよ!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 20:36:44.96 ID:PxIYyXGDO
ある日を境に朝霜は何だか人当たりが良くなっていた
もしかしてあの言動のキツさや暴力性は暗示によるもので孤立させる為だったのではと提督
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:38:08.70 ID:mrZYdmJhO
お風呂に入ってるとどこからか視線を感じる愛宕
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:38:14.27 ID:hjs7AUf7o
私の場合相思相愛の相手がいないのも影響してるのかしらと考えちゃう愛宕
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:38:58.61 ID:ZdufbdEvO
霞のところへ行って薬を貰うとき心のよりどころになる人がいれば話す愛宕
748 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 20:51:39.88 ID:TWDo5VLP0
ーー

龍驤「朝霜やけど、なんか人が変わったみたいにウチら以外にも明るく接しとるね」


提督「あの日を境にして人当たりが良くなったな」


龍驤「もしかしてあの言動のキツさとか暴力性は早霜の暗示やったんと違うんかな?」


提督「朝霜を孤立させる為か…」


龍驤「孤立した朝霜は誰も頼られんようになる。ほんなら自然と早霜の元に帰っていく」


提督「そういうことだったのか…」


龍驤「ほんまかどうかは分からんよ。早霜の事を気にしすぎてイライラしとっただけかもしれん」


提督「早霜がかけたという何重もの暗示が気になるな…」
749 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 20:55:34.99 ID:TWDo5VLP0
龍驤「暗示って時間が経つと薄れるんやろ?早霜が死んでから一ヶ月半やし…もう平気違う?」


提督「そうだといいんだがな…」


龍驤「不安定になったら司令官ら頼ってくれるって。ウチも様子は見とくからな?」


提督「俺も注意深く見ていよう。朝霜は大切な家族だしな」


龍驤「うん、ほんまにそうやね」
750 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 20:59:18.70 ID:TWDo5VLP0
ーー

男「うーん…」


吹雪「何を見ているんですか司令官?」


男「あの早霜君の脳のデータだよ」


吹雪「早霜さんはもうアケボノさん達が…」


男「わかってるよ。でも少し気になることがあるんだ」


吹雪「これですか…?」


男「そうそう、ここを見てくれるかい?」
751 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:04:17.08 ID:TWDo5VLP0
男「不自然に脳がえぐられていると思わないかい?」


吹雪「…はい」


男「えぐれている角度と場所から見て…これは自分でやったんだと思う」


吹雪「自分で脳をえぐりとったんですか!?」


男「信じられないけどそれしかないと思うんだ。これくらいの損傷なら脳にダメージはない」


吹雪「一体どうして…何の為に?」


男「朝霜君の事が関係してると思うんだ」
752 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:09:10.68 ID:TWDo5VLP0
男「艦娘の脳を食べると記憶を引き継ぐことができたりすることは知ってるよね?」


吹雪「削った脳は朝霜さんに食べさせた…!?」


男「間違いなくそうだね」


吹雪「で…でも朝霜さんは普通でしたよ!?」


男「早霜君の目的は記憶の引き継ぎじゃないんだ。朝霜君に自分の脳を食べさせるという行為が目的だったんだ」
753 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:13:00.02 ID:TWDo5VLP0
男「その行為そのものが早霜君にとって必要なものだった」


吹雪「暗示をかける為…ですか?」


男「もしかしたら記憶を引き継ぐかもしれない。万が一引き継がなくても良いような暗示だね」


吹雪「それって一体…」


男「吹雪、早霜が死んでからどれくらい経つ?」


吹雪「えっと…一ヶ月半くらいですか?」


男「うん、49日だね」


吹雪「……あっ…!!」


男「早霜君はとんでもない爆弾を仕掛けていったのかもしれないね…」
754 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:14:12.53 ID:TWDo5VLP0
ーー深夜

朝霜「……」ガバッ


龍驤「んん…トイレかぁ…」


朝霜「えぇ…」


龍驤「ほな…えぇわ……」


提督「ぐぅ……」


龍驤「んぅ……」


朝霜「……」ガチャ
755 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:17:55.21 ID:TWDo5VLP0
朝霜「あ……」


朝霜「あは……」


朝霜「あははは……」


朝霜「あはははははははははははははははははは!!」


朝霜「殺したの!!この早霜を殺したのね!!」


朝霜「どうやって!?不死身の能力があるこの私をどうやって殺したの!?」


朝霜「あはは…最高……最高過ぎるわよ!!」


朝霜「私が死んだと認識してから49日後に私は朝霜姉さんの中に復活する。その為に私の脳髄を食べさせたのよ!」


朝霜「それが発動したということは…私は死んだ!!」


朝霜「あはははははははははははは!!!!」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:19:01.52 ID:ZdufbdEvO
ホント勘弁して…
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:19:32.42 ID:av281FV5o
怖い…怖い
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:20:42.49 ID:hjs7AUf7o
こ、こここはこのまま捨てるには惜しい地雷だなーと思ってたから(震え声)
759 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:21:01.08 ID:TWDo5VLP0
朝霜「どうしてやろうかしら!?皆殺し?それとも朝霜の大切な人だけを惨殺!?」


朝霜「あぁぁ…楽しみ過ぎて寝られない…!」


朝霜「一度冷静になる為にも一人殺しておきましょうか。この時間でも起きてる不運な艦娘さんはいるかしら?」


朝霜「明かりのついてる部屋を見つけ次第突入ね…」


朝霜「あぁ…楽しみ過ぎて濡れて仕方ないわ…!」ポタッ


朝霜「さぁ…最高の夜にしましょうね……朝霜姉さん…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:21:41.35 ID:ZdufbdEvO
頭の中で抵抗する朝霜
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:22:31.04 ID:qVFXxkPDO
何かとやろうとは思いつくが
朝霜になったところで朝霜に会えるわけではなく朝霜の反応を見れるわけでもないのでだんだん虚しくなる
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:22:38.99 ID:8ATmcQwBO
霞を殺害
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 21:23:57.79 ID:PxIYyXGDO
えーっとえーっと…いきなり大爆発しててどうしたらいいかわからない…
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:23:58.63 ID:AjskmsqX0
死んだふりした伊勢を発見。
「もう済んだか」と驚く朝霜
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:24:07.92 ID:nFx2xr/s0
由良「能力がない貴方に何ができるのかしら?」
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:25:46.92 ID:nFx2xr/s0
あーもう滅茶苦茶だよ…(絶望)
767 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:29:31.03 ID:TWDo5VLP0
ーー

コンコン


霞「今調合中よ。少し待って」


コンコン


霞「聞こえなかったの?手が離せないのよ」


コンコン


霞「もう……しつこいったら!わかったわよ、今開けるから少し待って!」


霞「こんな夜中に私を頼るって事は叢雲か誰かかしら?早い所薬を渡してあげましょう」
768 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:32:32.67 ID:TWDo5VLP0
霞「もう、何…」ガチャ


朝霜「あはっ」ドスッ


霞「か……はっ…!」


朝霜「こんな時間まで起きてちゃダメよ。こんな風に殺されちゃうんだから」


霞「あ…あんた……!」ドロッ


朝霜「あら…浅かったのかしら?急ごしらえの刃物だしまだこの体に慣れてないのね」


霞「朝霜じゃ…ない……?」
769 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:36:44.22 ID:TWDo5VLP0
朝霜「次はノドでも刺してあげるわ。それなら苦しんで死ねるでしょ?」


霞(朝霜の中に早霜が居る…?とにかくここから逃げないと……!)


朝霜「逃げられると思ってるのかしら?大人しく死になさい」


霞「大人しく…死ぬはずないでしょ…!」バッ


朝霜「もう艤装を展開しても無駄よ。気絶させればいいだけだから…」


霞(明石に作ってもらった艦娘を無効化させる弾がある!これをくらえば早霜だって…!!)ジャキッ


下3 コンマ判定 奇数なら成功。偶数なら失敗
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:37:06.85 ID:hjs7AUf7o
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:37:46.06 ID:av281FV5o
ファイア
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:37:51.77 ID:ZdufbdEvO
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:37:58.90 ID:TDsKaP+Yo
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:38:13.34 ID:qVFXxkPDO
ここまで本気の>>1は久しぶりに見た
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:39:31.28 ID:nFx2xr/s0
やったぜ
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:40:17.50 ID:TDsKaP+Yo
まだあんしんできぬえ
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:40:45.66 ID:qVFXxkPDO
お前が神だ

……と言いたいけどどっち側が成功なのか分からんから油断ならないな
とはいえ、記憶を継ぐとはいえ死人が蘇るなんてそう簡単に起きてたまるか(可能なら全部生き返らせることできるし)なのでこれは朝霜が記憶上の早霜を演じてるに過ぎないと予想
778 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:45:33.69 ID:TWDo5VLP0
奇数、撃退成功


霞「こ…の……!」ドォンッ


朝霜「そんなの効かないわよぉ…」バシッ


霞「……」


朝霜「ふふふ…驚いたかしら?朝霜姉さんの体なら弾を掴むくらい…」プシュッ


朝霜「は……え…?」


朝霜「な…な……な…………?」グラッ


霞「やった…わ……」
779 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:47:47.87 ID:TWDo5VLP0
朝霜「体が……動か…な……」


霞「それは…相手を…無効化させる弾…よ……」


朝霜「そんなの…あるわけ……」


霞「当たり前…よ…私が……作らせた…」


朝霜「な……」ドサッ


霞「やった……わ…」


霞「これで……暫くは動けない…」
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:49:10.48 ID:qVFXxkPDO
>>772
お前が神だ
781 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 21:51:04.83 ID:TWDo5VLP0
霞「今のうちに…縛って……」バッ


霞「げほっ……ぅぐ…!」


霞「出血が……止まらない…」


霞「先に止血剤と……薬…痛み止め……」


霞「目が霞む……手が震える…」ブルブル


霞「気を失うわけにはいかない……司令官と…お姉さまの為にも…!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:51:53.60 ID:aEXW0cHy0
榛名姉さま到着 応急処置を施す
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 21:52:20.13 ID:PxIYyXGDO
そこに夜食を作って来た榛名が
私は大丈夫だから朝霜を拘束して、中に早霜が居ると伝え霞は自分に応急処置を
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:52:21.86 ID:1G6ZWLKCO
なんとかこらえた霞
状況を提督に伝えて整備士に早霜を除去してもらう
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:53:13.37 ID:TDsKaP+Yo
今日も今日とてドローン盗撮(偵察)していた夕張が応援と共に来る
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:53:21.58 ID:qVFXxkPDO
音が音なので総員駆けつけて治療を受ける
なんで朝霜がと騒ぎになるが龍驤が朝霜の眼を見て気づく
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:54:00.21 ID:av281FV5o
火災報知の非常ベルと仮死薬が目につく霞
ベルを鳴らし仮死薬で血の流れをゆっくりにすれば助けが来るまで保つかと考える
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:54:09.64 ID:nFx2xr/s0
嫌な気配を察知したアケボノが霞を発見、グラーフに治療してもらう
789 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 22:10:35.77 ID:TWDo5VLP0
霞「私は……死ねないのよ……!司令官に…何も返せてない……!」スッ


霞「ぐ……ううぅぅ…!!」ブスッ


霞「はぁ……はぁ…っ!」


霞「これで…持つ……今のうちに…コイツを縛って…司令官の所へ…!」


朝霜「」


霞「這ってでも……辿り着いてやるんだから…!!」
790 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 22:14:39.17 ID:TWDo5VLP0
ーー

朝霜「ん……」


朝霜「なんだよここ。どうしてあたいが縛られてんだ?」


龍驤「……」


朝霜「司令、もしかしてそういうプレイがしたいのか?」


提督「……」


朝霜「やっとその気になってくれたんだな。いいぜ、司令の好きにしてくれよ!」


龍驤「ええ加減にしときや早霜」


朝霜「な…なんだよ…その名前は呼ばないでくれよ……」
791 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 22:17:01.08 ID:TWDo5VLP0
提督「お前は知らないだろうが朝霜と俺はそんな関係ではない」


朝霜「……」


龍驤「早霜って言われた時の反応も違う」


提督「それは暗示の一部なのか?」


龍驤「抵抗しても無駄やで。お前は完全に無力化しとる」


朝霜「安価」


下1〜3高コンマ 朝霜の台詞や行動などを
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:19:05.49 ID:hjs7AUf7o
じゃあどうするのかしらぁ?
このまま私を殺す?朝霜姉さんの体ごと?
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:19:45.03 ID:qVFXxkPDO
朝霜のような素振りだったり早霜にような素振りだったり
朝霜の中の朝霜と早霜が混濁している
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:21:17.75 ID:mrZYdmJhO
どんな拷問をしてくれるのかしらぁ
姉さんの気持ちいいを共有できるって考えただけで…もう…!
795 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 22:30:00.67 ID:TWDo5VLP0
朝霜「あら…バレてたのねぇ…」


龍驤「当たり前や、霞を刺しといてバレへんと思ったんか」


朝霜「あの子生きてたの。迂闊だったわ」


提督「……」


朝霜「これからどんな拷問をしてくれるのかしらぁ。姉さんと共有できるって考えただけでもう……!」ジワッ


龍驤「こいつ…この状況で下半身濡らしとんか…」


提督「スカートに染みてくる程…」
796 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 22:33:27.13 ID:TWDo5VLP0
朝霜「早く殺して!朝霜姉さんを殺すしか方法は無いわよ!」


龍驤「司令官…」


朝霜「これで朝霜姉さんと死んだ後も一緒になれる…!向こうでちゃんと殺してあげるの!!」


朝霜「あは…あははははははは!!」


提督「朝霜…」


朝霜「どうするのぉ!?このまま放置すれば舌を噛み切って死んでやるから!!」


朝霜「朝霜姉さんを引き取ったことが間違いなのよ!!朝霜姉さんは私のものなの!!」


朝霜「私の勝ちよ!!あはははは!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:35:18.02 ID:1G6ZWLKCO
早霜に猿ぐつわをして
お前の人格を消すで、娘はお前のもんやない
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:36:11.76 ID:PxIYyXGDO
漣が朝霜の精神世界へ早霜を倒しに行く事に
その前に富士に一振りの大剣を渡される
あの槍程ではないけれどこの月の光を集めた光波は邪悪な魂に効くわと
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:37:14.53 ID:nFx2xr/s0
>>797
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:37:15.97 ID:oiEVmAzgO
朝霜に整備士から受け取った早霜消滅ワクチンを打つ
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:37:29.25 ID:av281FV5o
提督
なぜそこまで朝霜に執着するんだ
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:38:23.24 ID:hjs7AUf7o
精神世界に行くしかないだろうか、誰が行くかと言う所で龍驤「ウチがいく、行かせてくれ」
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:40:28.61 ID:1G6ZWLKCO
深海棲艦に寄生された艦娘の精神世界には行けても逆は無理のはず
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:42:56.11 ID:PxIYyXGDO
確か響の精神に入ったりしてたのは深海棲艦だからか…でも今の漣は元に戻ってる?
805 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 22:53:50.69 ID:TWDo5VLP0
龍驤「とりあえずはこれを着けとく」ガチャッ


朝霜(猿轡…素敵ね)


龍驤「お前の人格を消す。ウチらの娘はお前のもんやない」


朝霜(娘…?あはははははは!!そんな関係だったのね!)


提督「頼めるか漣」


漣「もちろんですぜご主人様」


レ級「助っ人はあたしに任せとけ」


潮「行きましょう…!」
806 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 22:57:39.58 ID:TWDo5VLP0
ーーーー

漣(なんですか…これは……)


レ級(背景がズタズタに引き裂かれてる?)


漣(それくらい心が崩壊しているということですか…)


レ級(相手はあの早霜だろ。一筋縄ではいかないぞ)


漣(下手をすればこちらがやられてしまいますからね)


レ級(帰ってきて早速の大仕事だな)


漣(これくらいどうとありません。亡霊にトドメをさしますよ)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:00:08.87 ID:qVFXxkPDO
早霜と朝霜の人形で遊ぶ朝霜がいる
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:02:04.66 ID:hjs7AUf7o
髪質だけ早霜みたいになった朝霜がお出迎え
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:08:27.14 ID:8ATmcQwBO
撃退されてしまう
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:13:35.20 ID:sefU3eKto
>>809
別にその結果になるのは全然いいんたけどもうちょっと肉付けできんのけ?
811 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 23:17:07.27 ID:TWDo5VLP0
早霜(うふふふ…ここまで来たのね)


漣(手に持ってるのは朝霜さんの人形ですか?)


早霜(そうよ、これは朝霜姉さんそのもの)


レ級(そのもの?その人形が?)


早霜(朝霜姉さんの魂はここに閉じ込めておいたのよ)


漣(そんなことができるはずありません)


早霜(そういう暗示をかけておいたのよ)
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:21:25.38 ID:nFx2xr/s0
お前が人形遊びしとんのかい
813 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 23:21:57.11 ID:TWDo5VLP0
レ級(暗示の一種ならお前をぶっ殺せばいいんだろ。所詮朝霜の思い込みだ)


早霜(そうじゃないよのぉ…うふふふ…)


早霜(朝霜姉さんには私の脳を食べさせてあったのよ)


レ級(コイツ…正気じゃねぇ……)


漣(そんな事……早霜ならやり兼ねないんですよねぇ)


早霜(早くここから立ち去りなさい。朝霜姉さんを殺すわよ)ギュッ


レ級(人形を締め付けてやがる…)


漣(…撤退するしかありません。朝霜さんを守ることが第一です)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:25:18.73 ID:1G6ZWLKCO
整備士に相談すると早霜の相手は早霜に任せるしかないと言ってくる
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:26:25.27 ID:hjs7AUf7o
提督
眠らせて時間を稼いでる内に早霜、朝霜の過去についてもう一度詳しく調べよう
今までは朝霜の口からしか過去を聞いていない気がする
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:27:42.19 ID:8ATmcQwBO
>>814
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:29:12.00 ID:nFx2xr/s0
幽霊となった早霜が日進に事情を説明し暗示を解かせてもらえないかと頼む
818 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 23:34:46.77 ID:TWDo5VLP0
ーー

男『やっぱり僕の思った通りになってたんだね』


漣「分かってて無視を…?」


男『ごめん、早霜君の脳に抉られた跡を見つけたのが最近だったんだ』


漣「どうすればいいんですか?このままでは朝霜さんの精神が崩壊します」


男『僕にはどうにもできないかな』


漣「そんな…朝霜さんはご主人様と龍驤さんの娘で……」


男『早霜君の精神は酷く歪んでいる。まともには相手できないよ』
819 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/21(火) 23:43:34.59 ID:TWDo5VLP0
漣「朝霜さんは見殺しにするしか無いんですか…?」


男『早霜君は何か言ってた?』


漣「朝霜姉さんを殺すと繰り返し言ってました」


男『…そうか。あまり良くないね』


漣「どうにか…どうにかして下さい!こんなの可哀想過ぎます!」


男『朝霜君は…』


ガシャーンッ!!


男『…何かあったのかな?』


漣「朝霜…早霜が……動き出して…」


男『早く止めないと大変…」


漣「そんなの分かってんだよ!助けてくれないならさっさと電話切れ!!」ブチッ


漣「朝霜……!!貴女は絶対救います!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:49:13.76 ID:nFx2xr/s0
>>817
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 23:51:27.52 ID:PxIYyXGDO
吹雪が整備士に渡された改心後の早霜がインストールされたナノマシン入り注射器を持ってきた
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:51:57.18 ID:hjs7AUf7o
切りつけられ腕から血を流しながらも朝霜に体を返してやってくれ…朝霜は本当にいい娘なんだ…と呼びかける提督
何にもしらないのね?いいわ教えてあげると苛ついた様に返す早霜
そして語られる、二人だけの秘密
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:53:03.40 ID:1G6ZWLKCO
うーんこれはどうだろう
早霜(真)は錆の無限地獄に閉じ込められたとかなんとかだったような
824 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:05:24.32 ID:UCj8MHjb0
ーー

吹雪「精神が正常になった早霜さんのデータ。それがこの注射液にインストールされてます」


吹雪「これを使えば一時的に朝霜さんの体に早霜さんの記憶を移せる」


吹雪「その間に朝霜さんの中に居る早霜さん…狂った方の早霜さんをどうにかしてもらいましょう」


吹雪「暗示のせいというならそれを解いてもらいます。この早霜さんならやってくれます!」


吹雪「記憶のデータは一度使ったらそれまで。データを使い回すことはできないんです」


吹雪「同じようなデータを使うには、新たに記憶を回収する必要があります。ですが早霜さんはもう死んでしまってるんです」


吹雪「つまり…失敗できません」
825 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:10:35.70 ID:UCj8MHjb0
吹雪「気になるのは状況です。司令官との電話の切れ際に早霜さんが暴れていると言ってました」


吹雪「もしかしたら鎮守府がとんでもないことに…」


吹雪「いえ、あそこには由良さんが居ます。きっとどうにかしてくれるはずです」


吹雪「私はこれを届ける。そうすれば朝霜さんは助かるんです」


吹雪「早くあの鎮守府に行きましょう…!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 00:11:16.81 ID:u3oOiHRPO
再度朝霜の精神世界
レ級と漣にまた来たのぉ?と高笑いで応える早霜
その後ろからドッペルゲンガーって知ってるかしらぁ?出会ったら死んじゃうらしいわよと声がする
早霜が振り向くと元に戻った朝霜を背に立つ早霜がいる
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 00:12:45.31 ID:FnuXqrmM0
無事注射することに成功する吹雪と早霜の過去パート
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 00:14:29.87 ID:xQRkGZvgo
到着すると由良と皐月に抑え込まれた朝霜が
からの>>827
829 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:21:31.21 ID:UCj8MHjb0
ーー

吹雪「大丈夫ですか!?」


由良「誰」


皐月「漣から聞いてるよ!整備士さんの吹雪でしょ!」


吹雪「鎮守府のあちこちに血の跡がありましたけど、皆さん無事ですか!?」


由良「無傷とは言えない」


皐月「でも誰も死んでないよ、安心して」


吹雪「良かったです…」
830 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:27:22.80 ID:UCj8MHjb0
朝霜「……っ!」


吹雪「朝霜…早霜さんは生きてますよね?」


由良「私が抑え込んでる」


皐月「僕は手伝ってるだけなんだけど、この押さえ込みって息をするのがやっとなんだって」


吹雪「腕を出してもらうことはできますか?」


由良「何をするの」


吹雪「これを注射します」スッ


皐月「それを打てばどうにかなるんだね?」


吹雪「はい…そのはずです」


由良「早くして。一瞬腕を緩める」


皐月「僕も手伝うよ!」


吹雪「いきますよ朝霜さん…」


朝霜「ぐ……っ!!」
831 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:36:34.28 ID:UCj8MHjb0
ーーーー

早霜(初めて殺した時の事は覚えてない。それくらい私は殺し過ぎてしまった)


早霜(なぜ私は殺す事が好きになってしまったのか。それは死を目前にした時の相手の表情なの)


早霜(あの絶望に染まった顔……最高だった)


早霜(あれより興奮するものはこの世に無かったのよ)


早霜(自分の下半身を触れば普通は性欲が満たされる。でも私はそうはいかなかった)


早霜(いくら激しい行為をしても絶頂を迎える事が出来なかったのよ)


早霜(でも殺せばこれ以上ない興奮を味わえた。これを自覚して初めて殺した時…………この世のものとは思えない絶頂だった)


早霜(その時に誰を殺したかは忘れた。でもその場に崩れ落ちる程気持ち良かったのは覚えてる)
832 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:41:00.25 ID:UCj8MHjb0
早霜(私はどこで狂ってしまったのかしら)


早霜(私が艦娘でなく肉食獣ならこんな事にならなかった。野生動物は生きる為に殺しても罪に問われない)


早霜(私は……人の形をしてしまったのが罪なのね)


早霜(殺さないと生きていけない。こんなのはおかし)


早霜(朝霜姉さんには迷惑をかけてしまった…)


早霜(姉さんの表情はそそるものがあった。殺さなくてあそこまで満足できたのは朝霜姉さんだけ)


早霜(姉さんと遊んでいる頃はあまり殺しはしなかった。でも私の手から離れてしまうとまた殺すようになった)


早霜(朝霜姉さんは私にとって最後の癒しだった……)
833 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:44:35.02 ID:UCj8MHjb0
ーー

早霜(またお客さん?今度は手加減しないわよ?)


早霜『……』


早霜(どういうこと?私が相手?)


早霜『貴女は私。最も狂っていた頃の私』


早霜(へぇ…)


早霜『私を倒せるのは私だけ。朝霜姉さんを解放するの』


早霜(とても私の台詞とは思えないわね)


早霜『貴女は間違っているのよ』


早霜(貴女がそれを言うの?)


早霜『私は最後の仕事をしに来たのよ』


早霜(やれるものならやってみなさい…あははははは!)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 00:46:23.49 ID:V2OY7clh0
相打ちして二人とも消滅
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 00:47:50.21 ID:W4nSRXQoo
義の早霜と狂の早霜がやり合うことによって封印が緩み人形の朝霜が声が出せるようになる
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 00:49:44.75 ID:iifou6XeO
相打ちして早霜は両方とも消滅
ついでに朝霜からマゾ嗜好が無くなる
837 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:55:06.99 ID:UCj8MHjb0
早霜(私だというなら技も同じ!なら仕掛けた方が勝つ!!)


早霜『……』


早霜(少しは興奮させなさいよ、私!!)ガバッ


早霜『……梟挫』キュオッ


早霜(が……!?)


早霜『これは貴女はまだ知らない技』


早霜(なに…を……!)


早霜『とある忍びを殺した時に手にした技術。これは朝霜姉さんが私から離れた後の話』


早霜(か……はっ…!)


早霜『貴女は私を殺すつもりだった。その攻撃が貴女に帰ったのよ』
838 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 00:57:52.73 ID:UCj8MHjb0
早霜(こんな……私にやられるなんて…!)


早霜『……』ドスッ


早霜(は……?)


早霜『ごぼっ……』


早霜(正気……?自分を…手刀で刺すなんて…)


早霜『私も…ここでは生きてはいけない……』


早霜(何を…しにきたのよ…)


早霜『貴女を…止める為……』
839 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 01:02:21.88 ID:UCj8MHjb0
早霜(朝霜姉さん……あの世で先に待ってるわ…)


早霜『同じ所に…行けると思わないで…』


早霜(貴女が…言うの……)


早霜『私は……』スッ


早霜(なに……)


早霜『ん……』


早霜(自分とキスなんて…したくないのに……体が…)


早霜(体…が………?)


早霜(……)
早霜『……』


早霜『貴女の魂も私が連れて行く)


早霜『そこには無限の苦しみがある。けどそれは当然の報い)


早霜『なにを勝手な事を!)


早霜『朝霜姉さん…幸せになって……)スッ


早霜『やめて!やめなさい!!私!)


早霜『……さようなら)ぐちゃっ
840 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 01:04:53.48 ID:UCj8MHjb0
ーー


朝霜「……」ツー


龍驤「泣いてる…朝霜……?」


朝霜「…消えちまった……早霜…」


朝霜「嫌なことばっかされたし…好きなんかじゃなかったけど……」


朝霜「それでも……妹だったんだよ…」


龍驤「朝霜は優しいんやね…」


朝霜「司令…パパは……」


提督「ここに居るぞ」


朝霜「ん……」ダキッ
841 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 01:09:50.08 ID:UCj8MHjb0
朝霜「…ありがとな」


提督「何に対してだ?」


朝霜「全部。あたいを受け入れてくれたこと、救ってくれたこと……」


朝霜「パパ…大好き……」


龍驤「ウチも仲間に入れてな?」


朝霜「ママ…」ギュッ


提督「早霜は完全に消滅した。朝霜に対する暗示も残っていない」


朝霜「…うん」


龍驤「これから朝霜は幸せになるだけやで」


朝霜「墓……」


朝霜「早霜の墓…作ってやりたい……」


龍驤「ほんまに?」


朝霜「妹が死んで…何もしないのは……違う…」


提督「朝霜のやりたいようにやればいい。俺達は協力する」


朝霜「ありがと……やっぱり司令は司令だよな…」


ーー
842 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/22(水) 01:10:26.82 ID:UCj8MHjb0
まさか犠牲者ゼロだとは思いませんでした


コメントなどあればお願いします
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/22(水) 01:18:31.66 ID:g6E2xnQDO
お疲れ様でした
犠牲を出す気でいたの怖い
朝霜の話に流れた途端こんな事に…脳を食べさせてるとかさすがに予想出来ない…

漣帰還のご褒美に月光大剣でもと思ったけど身内に武器持ちは違うか…
大和にしろ信濃にしろ味方じゃないからこそ生きる要素と
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 01:25:09.63 ID:hnLsg54So
もーまたまたぁーマジコワカッタッスオツッス
親子として那珂睦まじい描写多かったから、朝霜の暗示も宙に浮いてたし、どっかで落としてくると思ってました(白目)
共依存じゃないが、朝霜も前回目の前で始末してくれとは言わなかったし、早霜も独白の内容からお互いがお互いの形で相手を大事に思ってたのかな
もっと早く提督に会えていたら違った二人でいられたかも…

(翔鶴さんは出させないぞというコンマの意志が相変わらず固いのにそんな事霞む流れ…本当に本編じゃ不憫だな翔鶴姉)
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 01:27:49.44 ID:xQRkGZvgo
まさかこんな形で地雷が出てくるとは思わなかったけどなんとかなって良かった…
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 01:33:57.34 ID:HESuXGJbO
後5スレで終わらせるって決めてるからギア上げてきてる感あるね
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 05:29:08.28 ID:Elc4FLvR0
>>1が執拗に何かの伏線を出すような書き方をした時は絶対にツァーリボンバ級の地雷か何らかの救済策が埋まっていると見て慎重に確認した方がいい

今回の教訓
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:21:56.09 ID:+s/aqTX00
>>846
やっぱ10スレまでには終わるのかなあ
最終章なんだから10スレ超えてもやってほしい
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/22(水) 11:58:07.57 ID:8734eb8pO
しょうもな安価で足りないもの側が亡くなるってなってるのに刺されるだけで助かる安価無視にたいして足りないもの側が有利な安価は変更しないってそんなんなら最初から安価スレにするなよ
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 12:02:16.64 ID:u5xyZwgTO
安価一つでポンポン死んだら話破綻するだろ
そこまで文句言うなら見てやるからスレ建てろって
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 12:03:53.27 ID:wNtgRtU/O
安価は絶対とかいつの時代の人間かな
まあおっさんと呼ばれる人種だろうな
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 12:08:15.37 ID:xOlQMDqwO
このキレっぽさだと老害って呼ばれる世代かもしれんな
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 12:18:22.46 ID:rpmTLmJEO
助ける安価も>>784みたいに即助けようとするのは変更してるじゃん
雑に1レスで[ピーーー]のが通ると思うほうがおかしいよ

というかちゃんとスレ見ずに結果だけで批判してるのがよくわかる
854 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 19:21:05.70 ID:55jxL0xZ0
ーー病院


隼鷹「おぃ〜っす。調子どう?」


飛鷹「良くは無いわね…」


隼鷹「そりゃそうだよなぁ、朝霜というか早霜にブッ刺されたもんな」


飛鷹「清霜を庇えたのだから本望よ…」


隼鷹「あと数センチずれてたら命はなかったんだぜ?」


飛鷹「それでもよ……」
855 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 19:27:27.89 ID:55jxL0xZ0
隼鷹「こっちは大変だよぉ。血の跡見て体調崩すのもいるし…フォローで精一杯」


飛鷹「本当なら霞も入院するくらいの怪我なんだけど、本人が拒否したんでしょ?」


隼鷹「無茶だと思ったけど正直有難いよ。霞の薬で持ってるようなのもいるしなぁ」


飛鷹「ほんと、誰も死ななくて良かったわ…」


隼鷹「本当にそう思うぜ」


飛鷹「…早く退院して清霜とデートに行きたいわ。せっかく積み重ねてきたものがパァになっちゃもの」


隼鷹「あー…それなんだけどさ…」


飛鷹「なに…?まさか清霜が怪我でもしたの!?」


隼鷹「むしろ飛鷹の方が怪我をしたっていうか…」
856 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 19:32:17.60 ID:55jxL0xZ0
隼鷹「あのな、清霜との関係バレたぜ」


飛鷹「何を言ってるの?」


隼鷹「飛鷹が気絶した後の事だから知らなくて当然だけど…清霜が色々言ってたんだよぉ」


飛鷹「……」


隼鷹「『目を覚ましてよ飛鷹さん!付き合ってまだ少ししか経ってないでしょ!』『清霜の事幸せにしてくれるって言ったのは嘘だったの!?』とか」


飛鷹「…………」


隼鷹「初めてホテルで抱き合った時…」


飛鷹「もうやめて!私が悪かったわ!」


隼鷹「ロリコ〜ン、手出したらダメだろ?」


飛鷹「だって……可愛いんだもの…」


隼鷹「早く帰ってこいよ、こっちはその話題で持ちきりだぜ?」


飛鷹「退院するのが怖いわ…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 19:36:10.56 ID:pg7sG5auo
清霜がお見舞いに来る
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 19:40:41.30 ID:M0EYa5x4o
後片付けを手伝う隼鷹さん
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 19:44:47.40 ID:NCWJ+wcU0
他の入院者も自分の見舞いに来た相手から話題を聞いたのか飛鷹にその辺りの事を根掘り葉掘り聞こうとやって来る

人選はお任せします
860 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 19:48:26.85 ID:55jxL0xZ0
清霜「飛鷹さん……!」ガチャ


隼鷹「お、噂をすればってやつじゃん」


清霜「大丈夫?お腹痛くない?」


飛鷹「傷は浅くは無かったけど大丈夫よ」


清霜「良かった…飛鷹さんにもしもの事があったら……」


飛鷹「心配してくれてありがとう。でもそう簡単にはくたばらわないわ」


隼鷹「そうそう、ロリコンはしぶといからなぁ」


清霜「隼鷹さん……居たの…?」


隼鷹「あたしが目に入らないとは相当だねぇ」
861 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 19:51:59.09 ID:55jxL0xZ0
隼鷹「そんなに心配だったのかなぁ?」


清霜「だって…一人だけ入院してるし…霞でも鎮守府にいるんだよ?」


飛鷹「それは薬の問題があるからよ」


清霜「あ……」


隼鷹「恋人がやられたんで冷静ではいられませんでしたって感じか、ん?」


清霜「う……」


飛鷹「やめてあげなさいよ隼鷹」


隼鷹「へいへい。じゃ、お邪魔虫はこれにて失礼しますっと」ガチャ


飛鷹「もう…」


清霜「飛鷹さん本当に大丈夫?無理はしてないんだよね?」


飛鷹「困ったことがあるなら頼らせてもらうから、そんなに心配しなくていいわよ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 19:53:58.68 ID:Rjq+okPOO
隼鷹には浮いた話無いの?って振る飛鷹さん
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 19:54:45.32 ID:B2RWZWaX0
皐月から菓子の差し入れ
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 19:54:51.16 ID:M0EYa5x4o
断酒会の集まりにいく隼鷹
865 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 20:02:57.70 ID:55jxL0xZ0
飛鷹「そういえば隼鷹には浮いた話はないのかしら?」


清霜「不知火と仲が良かったみたいだけど…まさかね」


飛鷹「あれは変な話で盛り上がってただけよ。何もないわ」


清霜「変な話って?」


飛鷹「そりゃ……アレよ…」


清霜「…そうなの?不知火ってそういうの興味無いかと思ってた」


飛鷹「結構ドギツイ本持ってるって。隼鷹が前にちらっと言ってたわ」


清霜「そうなんだ…」
866 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 20:05:31.13 ID:55jxL0xZ0
清霜「不知火は大丈夫かな。自分が傀儡だって分かってからなんだか暗かったし」


飛鷹「それこそ隼鷹がフォローしてるわよ」


清霜「じゃあそれがきっかけで親密な仲に?」


飛鷹「……気になるわね」


清霜「清霜一人で聞くのはちょっと気まずいから、飛鷹さんと一緒に聞きたいな」


飛鷹「そうね、私も気になるわ」


清霜「だから飛鷹さん、早く帰ってきてね?」


飛鷹「もちろんよ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:07:02.52 ID:B2RWZWaX0
島風も見舞いのために駆けつけた
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:07:18.95 ID:pg7sG5auo
案の定だった隼鷹とぬいぬい
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:11:11.25 ID:pcLSlB+eo
おんなじような事を陽炎型に聞かれてるぬいぬいのターン
870 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 20:18:19.15 ID:55jxL0xZ0
ーー足りないもの鎮守府


不知火「飛鷹さんはどうでしたか?」


隼鷹「意外と元気そうで安心したよぉ」


不知火「それは良かったです。あの出血量でしたから心配してたんです」


隼鷹「急所は外れてたからなぁ、血の量は早霜の勢いが良かったからだろうな」


不知火「他人を刺すということに躊躇いがないんですか」


隼鷹「あの早霜だからなぁ。しかも朝霜の体の中に居たんだぜ?」


不知火「体が強い上に精神が歪んでいる。これほど恐ろしいことはありませんね」
871 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 20:20:33.04 ID:55jxL0xZ0
隼鷹「で、あたしを部屋まで呼んだ理由は?こんな話なら食堂でもできたじゃん?」


不知火「分かっているんじゃ無いんですか?」


隼鷹「いやまぁ、そうだけどさ…」


不知火「不知火も嫌ではありませんし、隼鷹さんもこうして来てくれてるじゃないですか」


隼鷹「うーん……」


不知火「さぁ、いつもの始めましょう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:24:41.67 ID:pTGHTfFGO
そういう本の感想を話す二人
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:25:05.95 ID:pcLSlB+eo
自分の体を触らせたり揉ませたり擽らせたりして反応が艦娘と変わらないと安心しているぬいぬい
不知火クソ鈍で他意はないが流石に隼鷹さん意識する
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:25:26.73 ID:oor8q/4N0
実存主義について語り合う
875 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 20:30:25.85 ID:55jxL0xZ0
ーー

不知火「はぁ……あぁ…」


隼鷹「……」さわさわ


不知火「んんんっ…………」


隼鷹「……」むにゅ


不知火「は……ぁ…っ……!」


隼鷹「……」くりくりっ


不知火「ひぃ…んんん……!!」


隼鷹「……」
876 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 20:33:44.01 ID:55jxL0xZ0
ーー


不知火「ありがとうございます。傀儡の体とはいえど感度に変わりはありませんね」


隼鷹「だから何度も言ってんじゃんかよぉ…」


不知火「不知火はあの時の力をコントロールできるよう由良さんと訓練しています。あの力を自在に操れるようになれば特務艦以上の強さを発揮します」


不知火「しかしそうなれば傀儡に近付くということ。私はそれが怖くて仕方ないんです」


隼鷹「気持ちは分かるけどさぁ…」


不知火「こんなこと隼鷹さんにしか頼めません。今日もありがとうございました」


隼鷹「…はいよぉ」
877 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 20:40:14.67 ID:55jxL0xZ0
隼鷹(不知火とは昔っから変な本とか見せ合いながらやばいやばい言い合う仲ではあった)


隼鷹(あたしが酒とうまく付き合えるようになったのは不知火のお陰だし、不知火のDV癖を一緒に治療したりした)


隼鷹(他の奴に比べて親密な仲ではあるけど、そうじゃないんだよぉ〜!)


隼鷹(あたしが触って不知火が喘ぐとか意識しまくるって!!)


隼鷹(このままじゃあたしはどうにかなりそうだよ…)


隼鷹(不知火に恋愛感情は無い。あたしになら頼みやすいからってことなんだろうけど…)


隼鷹(はぁぁ……不知火ぃ…)


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:43:39.91 ID:Rjq+okPOO
ある日不知火が隼鷹に日頃の感謝でスパッツスポブラをプレゼント
隼鷹が着てみると予想通り肉感と締まりのコントラストが体がいいと不知火大満足
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 20:54:38.41 ID:fgnHKxoe0
空母の誰かに不知火の部屋から漏れる声を聞かれる
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 21:02:56.36 ID:18ZWqM16o
>>878を飛鷹にはからかわれる
881 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 21:06:24.74 ID:55jxL0xZ0
ーー

隼鷹「また不知火からの呼び出し……断ればいいんだろうけど、ここまできたらできないって…」


隼鷹「今日も覚悟決めるか…」ガチャ


不知火「お待ちしてましたよ隼鷹さん」


隼鷹「そうかい…」


不知火「今日はプレゼントがあるんです。是非着けてみて下さい」


隼鷹「プレゼント……?」


不知火「隼鷹さんの為に用意したものです」
882 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 21:12:09.25 ID:55jxL0xZ0
隼鷹「これは…」


不知火「スパッツとスポブラです。誰よりもスパッツに拘る不知火が選んだんですよ」


隼鷹「これ、キツくないかぁ…?」


不知火「高級な素材でできているからです。やはり隼鷹さんが着ると肉感と締まりのコントラストが素晴らしいですね」


隼鷹「肉感って…」


不知火「それを着ているとバストも強調されます。これは隼鷹さんならではですよ」


隼鷹「そんなのさぁ、雲龍の方が大きいだろ?」


不知火「分かっていませんね、隼鷹さんだからいいんです」
883 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 21:16:42.12 ID:55jxL0xZ0
不知火「雲龍さんはとんでもないバストですが、体が筋肉質過ぎます。トレーニングのし過ぎですね」


不知火「それが悪いとはいいません。しかしスパッツと相性があるんです」


不知火「隼鷹さんの体は素晴らしいです。不知火もその体になりたいです」


隼鷹「そんな事言われてもよぉ…」


不知火「…分かっています。不知火の体は艦娘ではありません。所詮は傀儡なんです」


不知火「だからこそ隼鷹さんに…」


隼鷹「もう〜!変な事言ってごめんって!いつものするんだろ!」


不知火「お願いします」


隼鷹「こいつ……はぁ、分かったよ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 21:26:51.83 ID:18ZWqM16o
不知火「今日は口の中をお願いします」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 21:27:25.80 ID:pg7sG5auo
隼鷹が不知火から貰ったのを着てするのが普通になる
不知火もどんなのが似合うかウキウキで考えてプレゼントしてたらいつの間にか結構な数になって隼鷹は普段も着るようになる
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 21:32:11.61 ID:QOtE3+juo
部屋から聞こえる声にもうそんな所まで進んだのかと悶々とする清霜
887 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 21:43:14.86 ID:uebnUsh0O
不知火「……」


隼鷹「どうしたんだよ服脱がないのか?」


不知火「今日は口の中をお願いします」


隼鷹「ぶっ!!」


不知火「体の外はある程度分かりました。今度は内側が気になるんです」


隼鷹「おま……正気かよぉ!?」


不知火「不知火に落ち度でも?」


隼鷹「落ち度しかないってぇ!」
888 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 21:48:01.71 ID:uebnUsh0O
不知火「隼鷹さんにだから頼めるんです」


隼鷹「絶対あたし以外にも頼める奴はいるって!」


不知火「いません。司令に相談したところお茶を吹かれました」


隼鷹「だからぁー!」


不知火「他に思いつかないんです。ですからお願いします」


隼鷹「まじかよぉ…」


不知火「それと口の中を指で触れるのは少し抵抗があります。ですので刺激の少ない方法でお願いします」


隼鷹「……」


不知火「隼鷹さんの舌で不知火の口を確認して下さい」


隼鷹「…わかったよ、やってやろうじゃんか!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 21:54:30.60 ID:pg7sG5auo
隼鷹が心臓バックバクで舌を入れて口の中を撫で回す
もう良いかと思った時に舌と舌が触れたらどちらかという事はなく自然と絡まり合う
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/23(木) 21:58:44.02 ID:ZO734ZwN0
隼鷹=緊張と下手
不知火=ドヘタクソ
結果=歯と歯が激突
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:00:22.55 ID:DoIWVcw+O
しばらくして離れる唇と唇
かかる銀の糸の橋
名残惜しそうにする二人
892 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 22:14:14.74 ID:uebnUsh0O
ーー

隼鷹(ほんとに確かめて欲しいだけなのか?今のとこ何もないけど…)ぐにゅ


不知火「……」


隼鷹(それはそれで難しいな…キスする時とは違って舌を絡める訳じゃないし……)レロッ


不知火「……」


隼鷹(歯茎も舐めてやれば満足するのか?)じゅるっ


不知火「……」
893 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 22:23:27.93 ID:uebnUsh0O
隼鷹(こんなもんか。一通り終わったし不知火も満足しただろ)


不知火「……」


隼鷹(それじゃ離れて…)れるっ


不知火「!!」


隼鷹(う、舌が当たって…っていうか当てない方が難しいって!)


不知火「……」


隼鷹(なんだよ…怒るなら怒ってくれよぉ…)


不知火「……」ちょん


隼鷹(んん!?不知火の舌が…あたしの……)


不知火「……」


隼鷹(……)
894 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 22:26:22.80 ID:uebnUsh0O
隼鷹「……んぐっ」


不知火「んんんん…」


隼鷹「は……ぁ…」


不知火「んむ……ぐ…」


隼鷹「れる……じゅ…む…」


不知火「ぁ……んっ…」


隼鷹「……はぁ」


不知火「はぁ…はぁ……」


隼鷹「不知火……」


不知火「安価」


下1〜3高コンマ 不知火の台詞や行動などを
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:36:01.12 ID:W1f5QPVEO
不知火が凖鷹さんの気持ちに気づいてないとお思いですか
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:36:59.58 ID:GtzFK25N0
隼鷹の右手を掴んで不知火の恥部に触れさせて
不知火「隼鷹さん、不知火はここまで濡れてしまってもう我慢出来ません」
と言って押し倒す
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:37:22.91 ID:oor8q/4N0
ありがとうございます、やはり感覚は不知火のもとにあります。
我感ず、故に我在りです……あれ、間違ってます?
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:38:07.53 ID:JipHn3WXo
おかしいですね……キスだけで絶頂できると聞いた事があるのですが……やっぱり私は傀儡だから……
899 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 22:42:18.93 ID:uebnUsh0O
不知火「ありがとうございます、やはり感覚は不知火の元にあります。我感ず、故に我在りです」


隼鷹「んん?」


不知火「……間違えましたか?不知火に落ち度は…」


隼鷹「いや…落ち度はないけど……」


不知火「…?」


隼鷹「これでいいだろ?じゃあな……」


不知火「ありがとうございました。またお願いします」
900 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 22:47:37.55 ID:uebnUsh0O
ーー病院


隼鷹「あたしはどうすりゃいいんだよぉ!!」


飛鷹「キスまでしてるのに恋愛感情が無いって…」


隼鷹「ただのキスじゃないんだってぇ!」


飛鷹「そうよね…」


隼鷹「このままじゃ不知火とヤっちまう未来しか見えない!」


飛鷹「否定できないわね」


隼鷹「なんで不知火は平気なんだよぉーー!」


飛鷹「ほんとなんでかしら…」
901 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 22:52:32.02 ID:uebnUsh0O
飛鷹「隼鷹はどう思ってるのよ。嫌なら断ればいいじゃない」


隼鷹「嫌……ってわけじゃないけど好きでもない!」


飛鷹「なによそれ」


隼鷹「じゃあ提督や龍驤さんに不知火が迫ったらどうするんだよぉ!?」


飛鷹「それは…」


隼鷹「だからあたしで止めとくのが最善なんだよぉ〜!」


飛鷹「…そうね。頑張って隼鷹」


隼鷹「他人事だと思って…!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:57:57.93 ID:JipHn3WXo
でち公のバーで愚痴酒だ
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:02:35.22 ID:DoIWVcw+O
拒むことなく続けてるとお互いにライフサイクルとして当たり前になってくる
スパッツとかもくれるのでせっかくなので普段も着けるように
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:03:50.97 ID:pg7sG5auo
>>885
905 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 23:08:33.05 ID:uebnUsh0O
ーー風呂場


龍驤「よいしょ…っと」


隼鷹「一人で風呂?なんだよ〜あたし達を頼ってくれないのか?」


龍驤「いや、今は早霜のんで怪我人多くて皆んな忙しいやろ?風呂やったら一人でもいけるから」


隼鷹「そう言って風呂でこけたらどうするんだ?」


龍驤「…手伝って、お願い」


隼鷹「断るわけないんだからもっとあたし達を使えって!」
906 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 23:12:25.44 ID:uebnUsh0O
隼鷹「よし、あたしも脱ぐか…」


龍驤「ん?なんか変わった下着はいとるな」


隼鷹「……」


龍驤「スパッツのようで…サポーターみたいになっとんか?」


隼鷹「龍驤さん…話聞いてくれよぉ…」
907 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 23:17:25.51 ID:uebnUsh0O
ーー

龍驤「なるほどなぁ、あのスパッツは不知火からの贈りもんか」


隼鷹「最近は不知火から呼び出される度になんか渡されてんだよぉ」


龍驤「不知火が隼鷹のこと好きやからやないの?」


隼鷹「そうは思えない…だってキスしても顔は赤くならないんだぜ?」


龍驤「体も触ってるんやんな?」


隼鷹「この前はとうとう指を入れさせられたよ…」


龍驤「それは……」
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:20:54.37 ID:JipHn3WXo
機能的下着隼鷹さん…アリだな!
909 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 23:22:35.66 ID:uebnUsh0O
隼鷹「胸は揉むし舌は入れるし指は入れる……次はもうヤバイって!」


龍驤「でも嫌やないんやろ?」


隼鷹「だからぁーー!」


龍驤「ええで、不知火の相手やったらウチがする」


隼鷹「へ……」


龍驤「迷惑なんかやないよ。むしろどんとこいやで」


隼鷹「き…キスもするんだぜ!?」


龍驤「司令官やったら分かってくれる。全然ええよ」


隼鷹「え、えぇ……」


龍驤「不知火にはウチから言うとく。これで大丈夫やで」


隼鷹「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:24:08.02 ID:DoIWVcw+O
だ、ダメだ!(大声)
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:25:41.19 ID:JipHn3WXo
…………ごめん龍驤さん、やっぱりやめてくれ
あたしがヤダ
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:28:27.79 ID:EBzc5ys40
あくまで
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:29:29.97 ID:DoIWVcw+O
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:29:46.59 ID:EBzc5ys40
誤送信してしまいすみません
安価下でお願いします
915 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 23:35:38.20 ID:uebnUsh0O
再安価 下1〜3高コンマ お願いし
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:37:01.99 ID:0/lJ6GT+o
>>911
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:37:22.31 ID:DoIWVcw+O
>>910
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:37:52.22 ID:JipHn3WXo
ダメ!(大声)
龍驤さんにも提督にもわるいよ…
…あたしもヤダ…(小声)
919 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 23:44:45.97 ID:uebnUsh0O
隼鷹「…………ごめん龍驤さん、やっぱりやめて。あたしがヤダ」


龍驤「分かった、やめとくわな」


隼鷹「あたし……不知火の事…」


龍驤「まだ決めつけやんでもええんと違うかな。皐月と潮みたいに体だけの関係もあるやろ?」


隼鷹「そんなの…」


龍驤「そうや、あんまり大声で言われへん。でもここの連中は誰か一人でも責めると思うか?」


隼鷹「……」
920 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/23(木) 23:49:30.02 ID:uebnUsh0O
龍驤「隼鷹、恋って難しいんや。ウチが司令官を手に入れるまでどれだけ傷付いたと思う?」


龍驤「もちろんこの怪我は因果応報や。でもな、それだけやないねん」


龍驤「人を狂わせたりするのが恋なんや。理解しようとする方が難しいで」


隼鷹「……」


龍驤「ここにおる金剛も最初は司令官の事が好きや言うてた。でもそれは親愛としての好きやった」


龍驤「なにが恋で何が恋じゃないんか。それが分かるようになるにはまだまだやで」


龍驤「今は不知火を受け入れたり。それが答えに繋がるはずやで」


隼鷹「……そっか。なんかすっとしたというか安心したよ」


龍驤「助けになったんなら良かったわ。また途中経過聞かせてな?」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:55:31.21 ID:EBzc5ys40
陽炎、黒潮、不知火で三者面談
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 00:05:46.76 ID:aVTVNdVQo
>>921
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 00:06:35.87 ID:+EeDuDrmO
拒まずやってるとお互いに当たり前の行為になってバードキスくらいならサラッとやるように
で、>>921
924 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/24(金) 00:15:24.52 ID:a4ci3s/I0
ーー

陽炎「これより陽炎型緊急会議を始めるわ」


黒潮「会議というより三者面談やで」


不知火「なんですか、不知火に落ち度でも?」


陽炎「見たわよ不知火」


不知火「なにをですか?」


黒潮「隼鷹はんとちゅっちゅしとったのや」


不知火「さっきのですか。あれがどうかしましたか?」


陽炎「不知火は隼鷹さんと付き合ってるの?」


不知火「いいえ、そんなはずないじゃないですか」


黒潮「付き合ってもないのにキスしとったんやね?」


不知火「挨拶代わりのキスくらいしますよ」
925 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/24(金) 00:18:57.91 ID:a4ci3s/I0
陽炎「それだけじゃないのよ。あんた隼鷹さんとふしだらなこともしてるんだって?」


不知火「そんなことはしてません」


黒潮「自分の裸触らせとん違うん?」


不知火「あれは不知火の体を確かめる為です。自分で触ってもよく分からなかったので隼鷹さんに頼んだんです」


陽炎「あのねぇ…」


不知火「隼鷹さんとは成人向けの本の内容で討論していました。こういう事を頼みやすいんです」


黒潮「はぁ……」
926 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/24(金) 00:21:57.48 ID:a4ci3s/I0
黒潮「どう思う?無知ってわけやないんやで」


陽炎「でも隼鷹さんに恋愛感情は無い」


黒潮「皐月と潮が受け入れられとる今、うちらも文句言えんのと違う?」


陽炎「隼鷹さんも本当に嫌なら断るわよね…」


不知火「?」


黒潮「見守るしかないんかなあ」


陽炎「そうかもしれないわね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 00:29:30.94 ID:ZxSAUyLJo
夜やってる事はもうどう考えても恋人のそれ
お互いを確かめあってるのに行為に対する感覚が麻痺してて気づけない
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 00:35:15.31 ID:NxNuOh0po
爛れてると思いつつも不知火がそんなつもりないからセーフ!と自分に言い訳隼鷹さん
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 00:37:32.61 ID:f5+R5iENO
>>928
930 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/24(金) 00:58:23.25 ID:a4ci3s/I0
ーー


不知火「ああぁぁ……」


隼鷹「んんん…」


不知火「ふぅ…………今日も良かった…」


隼鷹「そうだなぁ…」


不知火「暁とレ級の見よう見まねですが、陰部を擦り合わせるのも悪くありませんね」


隼鷹「貝合わせってやつだなぁ…」


不知火「隼鷹さん、お陰で今日も自分の体を確かめる事ができました」


隼鷹「それは良かった……」
931 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/24(金) 01:03:54.54 ID:a4ci3s/I0
隼鷹「これって……あたし達がしてることってさ…」


不知火「隼鷹さん、不知火のワガママに付き合ってもらってありがとうございました」


隼鷹「…そうだよな、不知火にはそんな感情無いもんな」


不知火「はい?」


隼鷹「いや…なんでも無いよ……」


不知火「そうですか。それでは不知火は部屋に戻ります」スッ


隼鷹「これは愛い合う行為じゃないんだ…不知火の体を確かめるだけ……」


隼鷹「うん…それだけ……それだけなんだよ…」


ーー
932 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/05/24(金) 01:04:39.38 ID:a4ci3s/I0
このスレはここまでです

次スレもよろしくお願いします
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 01:09:54.90 ID:NxNuOh0po
乙でした
飛鷹隼鷹と元商船組は難儀な恋?だに
なもんかんも不知火の落ち度(グルグル眼)
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 01:25:42.00 ID:GueXhsR10
乙です。こりゃまた珍妙なカプが生まれたな…。
ぬいぬい薄い本の批評とかすっごい冷静にやってそう…。
これ恋愛感情が無いんじゃなくて恋愛感情を発生させる回路そのものが機能してないのでは?
もしそうなら脳障害やし只の超鈍感であってくれ。
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 01:55:41.37 ID:ABje0E500
整備士のところに行って乙女回路を搭載してもらおう
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 03:56:34.78 ID:8sna7IKJ0
兵器以外にならない様に怒りや憎しみみたいな戦いに向かうような感情以外セーブされてそう
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 11:19:33.11 ID:5IdBrqbe0
>乙女回路
セイバーマリオネットいいよね…
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 17:51:33.47 ID:vNGzFHqXo
この二人は変に悪い要素なくラブコメの主人公より不知火が鈍感なだけであってほしい
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 18:15:22.97 ID:Nv/BAcCcO
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その6【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558774810/
誘導
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 18:28:37.28 ID:5NsAS1Ymo
ありがとね
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 06:11:03.96 ID:O/04La8U0
誘導ありです
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