王位継承戦【安価スレ】

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40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/08(水) 23:19:14.81 ID:onTyiyZe0
黒髪を髪留めで纏め、純白のドレスを身に纏う第一王女『リーナス・プラトニエ・リヒターハウゼン』。

額には紫色の紋章があり、その瞳は紅玉のように麗しい。『絶世の美女』という言葉が相応しい女性だ。

「………」

瞳が光を帯び、消える。程なくすると、扉をノックする音が聞こえてきた。

「お待たせしました。リーナス様」

「そう畏まる必要は無いわよ、スタン。私たちは姉弟なのだから」

「いえ、候補者にそんな無礼な態度は取れません」

毅然とした態度で突っぱねる執事。彼もまた、王族である。

第六王子『スタン・シュトライム・リヒターハウゼン』。第四王子と同じ母から産まれた男だ。

彼は『天認の紋章』を持っていなかったため、候補者になることは叶わなかった。

尤も、彼にその気は無く、持っていたとしても、辞退するつもりだった。

スタンはスタンの理念に従い、リーナスの従者となることを選んだ。

姉であるリーナスもそのことは承知しているが、彼女にとっては可愛い弟なのだ。

「…強制はしないけれど、私の前ではもう少し年相応の振る舞いをしてほしいわ」

「お気遣い、ありがとうございます」

スタンの態度は一向に変わる気配を見せない。強く出るわけにはいかず、リーナスが折れた。

「…では、参りましょうか。週に一度の会食。遅れるわけにはいかない」

「はい」

第一王女と第六王子が、会食の間に身を投じた。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/08(水) 23:20:16.65 ID:onTyiyZe0
もうすぐ会食が始まるというのに、第三王女は忙しなく城の中を走り回っていた。

慣れないドレスでもたつきながらも、懸命に人捜しをしている。ぜえはあと息が途切れているのも気にせず、ただひたすらに。

「あっ…!」

「うぅ…ごめんなさい…」

廊下の角を曲がると同時に、捜していた人とばったり出会う。第三王女『リメロン・ロメンス・リヒターハウゼン』は表情を綻ばせた。

「良かったぁ」

「私が探すって言ったのに王女様に迷惑を掛けて…どうせ私なんか…どうせ…」

うじうじと人差し指同士をくっ付けるメイド『マリー』。その拳から、ペンダントのチェーンが顔を出している。

「ううん…。私が落としたのが悪いから…。マリーのお蔭で、見つかったし…」

「ほら、仲直りのギューッ…!」

「うぅ…王女様の優しさが沁みる…!」

これでお相子と言わんばかりに、リメロンはマリーを抱き締める。マリーもまた、それに応えて手を回す。

二人はまだ気付いていない。この光景を使用人に見られていることを。

数日後、この光景を収めたブロマイドがプレミア価格で飛ぶように売れたと言う。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/08(水) 23:35:42.79 ID:onTyiyZe0
「そらっ」

「…だーっ!負けたーっ!!!」

大の字で寝っ転がる第四王女『エリエッタ・フィオ・リヒターハウゼン』。その手には一般的な直剣が握られている。

「ふぃ〜…。剣術ならまだ俺に分があるな。流石俺」

同型の剣を地面に突き立て、水筒に入っている水を飲み干す第三王子『アレクセイ・フォーキン・リヒターハウゼン』。

その左手には『天認の紋章』が。彼もまた、王位継承候補者だ。

「拳闘なら負けないのにー!もう一回よアレク!」

「それはまた今度な。会食が近いからお着替えの時間だ」

「え?もうそんな時間?」

「お前なー。何時間斬り結んだと思ってんだ。これでも俺、剣術なら上位なのに」

「エリエッタ様は天才だもの。あんたにそうホイホイ負けてたまるもんですか」

「俺だって天才なんだぜ。まぁ、それだけ良い血筋ってことなんだろうが…っと」

エリエッタの手を掴み立ち上がらせる。そして、もう一つの水筒を渡す。

勢い良く流し込んでいく様子を見て、アレクセイは小さく笑った。

「何?なんか付いてる?」

「ってか、これただの水でしょ。蜂蜜檸檬が食べたーい!」

「シェフにでも言ってろ。俺が持ってるのはチョコだけだ」

「じゃあそれでもいいわ!早く頂戴!」

「しゃーないな。感謝しろよ」

「やったぁ!」

大きく開いたエリエッタの口にチョコレートを投げる。満足そうに、エリエッタはそれを咀嚼した。

(…色々な意味で、王族らしくねぇな。ま、そーいうとこが好きなんだけどよ)

次々とアレクセイの甘味を奪っていくエリエッタは、満面の笑みを見せた。
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 00:06:39.99 ID:RRFY/rZ10
「では、此度も誰一人欠けることなく食を共に出来たことを神に感謝して、乾杯」

豪奢な椅子に座る、初老の男性。彼の合図と共に、王子たちはグラスを掲げた。

「乾杯」

「かんぱーい」

「…乾杯」

三者三様の反応を見せ、グラス同士がぶつかる音があちらこちらから聞こえる。

一人は無言で食を進め、一人は隣の姉と談笑する。一人は目の前の主と食事の交換をし、一人は周囲の様子を観察する。

初老の男性、イングリッド国王『エクソダス・オクステット・リヒターハウゼン』は、それを見てくつくつと笑う。

「親父どしたー?」

「ふ…。もうじき『王位継承戦』が始まるというのに、随分と余裕を見せるものだと思ってな」

「…父上の代では、他の候補者は落命した…と聞きましたが。それは真なのでしょうか?」

フリーデシルトの問いに、エクソダスは頷いて返す。フリーデシルトは黙りこくり、シャンパンを口にした。

「どのような理想を掲げようが、力が無ければ全てを喪う。そうならないよう、儂は力を手にした」

「貴様らにそれを強制しようとは思わんが、それがしきたりだからな。愚かだと断じたいなら、力を示せ」

勝者こそすべてだと、エクソダスは言い続けた。その言葉をどう受け止めたのか。それは、人によって違う。

「例えば、だけどさ」

「俺があんたを殺したら、その時はどうなるんだ?」

「兄上…!?」

アレクセイの質問に、フリーデシルトは狼狽える。リメロンはオロオロとし、リーナスは何も言わずにアレクセイを見つめる。

「その時は、アレクセイ。貴様が王となる。儂を、現国王を越えた証左となるからな」

「あっそ。ま、そうする気は"今は"無いけどな」

今は無い。だが、必要とあれば厭わない。犠牲を惜しんで、王になれるわけが無い。

時には非情にならねばならない。たとえ、最愛の人を喪う結果になるとしても。

(…俺がいる以上、そんなことは起こさせないがな)

矛盾する意志を秘め、アレクセイはクラッカーをつまみに赤ワインを味わった。


↓2に誰と会話するか
その議題も併記(今回含めあと二回)
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 00:09:53.56 ID:E97IrEB8O
kskst
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 00:14:53.42 ID:DWZJ+eNDO
リメロン
性格のことも考えて色々不安だろうが王位継承戦についてどう思うか
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 00:15:55.08 ID:DWZJ+eNDO
↑みたいな感じでいいのでしょうか?
議題と合ってなければ安価下
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 00:30:51.63 ID:RRFY/rZ10
「なーリメロン」

「ひゃいっ!?」

同列の王女に声を掛けた第三王子。王女は素っ頓狂な声を上げ、小さく跳ねた。

「おいおい。そんな怖いのか俺」

「こ、怖いわけじゃない…わけじゃないですけど…」

「…あー。すまん、さっきのアレか」

先程、堂々と殺します宣言をしたからか、少しばかり恐怖心を持たれてしまった。

自分もそうなるからなのか、他の人がそうなるからなのか。そこまでは定かではないが。

(リメロンのことだ。身内同士で殺し合う可能性がある…それが嫌なんだろうな)

他人のことを想える優しさを持った彼女なら、それに忌避感を感じて当然だ。

だが、優しいだけでは政治は出来ない。何かを切り捨てる決断をしなければならない時が来る。

その時、彼女は決断出来るのだろうか。

(それじゃ駄目なんだぜ。優しさってのは、毒にもなり得る。…それを知らないほど、馬鹿じゃねぇか)

そう理解しつつも、念のために本心を問い質す。もしもの時は、退場することも考えてもらう。

「リメロンが心配するのはよく分かるよ。俺だって、好き好んで家族と戦り合いたくはないしな」

「だけどさ。俺たちはその義務を背負っちまったんだ。やるしかない状況にある」

「………」

「…お前はどう思ってる?この継承戦を」

「俺は…まあ、仕方ないと思ってる。そうやって色々なもんを乗り越えて、今までの王様も統治してきたわけだしな」

「王になりゃ、理不尽なことも出てくるだろ。その時に役立つのなら、逃げるわけにはいかないと思うぜ?」

リメロンにも、何かしらの理念はあるはずだ。

それを引き出す。継承戦はもう始まっているのだ。カードはなるべく増やしておきたい。
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 00:43:15.95 ID:RRFY/rZ10
「すぅー…はぁー…」

数度の深呼吸を介し、心を落ち着かせるリメロン。目を閉じて数秒沈黙した後、ゆっくりと口を開いた。

「…私は、戦いたくない、です…。出来ることなら、お兄さんたちとも平和的な関係を築きたいです…」

「…でも。だけど。私もちゃんと考えてます。護りたい人が、助けたい人がいます」

「だから、逃げません。…『天認の紋章』を授かった…ということもありますけど。もし無かったとしても、私は…」

勇気を振り絞って言葉を紡いだのか、顔が紅潮している。少しだけ瞳を潤ませながら、真っ直ぐとこちらを見つめていた。

あの引っ込み思案なお嬢ちゃんがよくもまあと感心しつつ、アレクセイはコクリと頷いた。

「…それだけ覚悟があんなら大丈夫だ。意地悪して悪かったな。お兄ちゃんを赦しておくれ」

「あ…いえっ…!アレクセイ兄さんは悪くないですよぅ…!」

「…ホント優しいねぇ。涙出てきそう」

普通であれば小言一つ漏らす筈なのだが、そこで相手を擁護するところが彼女らしいとも言える。

継承戦に向いているわけではないが、資格が無いわけでもない。

彼女もまた、立派な『候補者』だ。


↓2に誰と会話するか
その議題も併記(今回含めあと一回)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 00:44:09.97 ID:E97IrEB8O
ン加速するゥ
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 01:10:22.04 ID:tHXVlWUr0
エリエッタ
このワイン何か変な味しない?
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 01:28:24.88 ID:RRFY/rZ10
満足のいく答えを聞いたアレクセイは、上機嫌でワインを飲む。今回はつまみ無しだ。

「…ん?何だ、この味」

赤ワイン特有の渋みの奥底に、何かが混じっている。酔っていたら知覚出来ないほど、僅かな違和感。

「エリエッタ、ちょっと飲んでみてくれ」

「はぁ?私まだ未成年なんだけど」

「そうか、お前まだ17だもんな」

「…貸して、アレクセイ」

「あいよ、リーナス姉さん」

手を出したリーナスにワインの入っているグラスを渡す。リーナスの視線はワインに集中し、瞳が紅く光る。

視界の色が褪せ、モノクロの世界が広がる。その中で、ワインがぼんやりと光を放っていた。

「………」

「姉さん?ねーさーん?」

「…これは…毒物…?遅効性の物かしら…」

「うぇ、俺飲んじまったよ」

「俺も毒見するよ〜」

「あっ、オスカー駄目」

「………」

「不味い。これ駄目なやつだねぇ〜」

「はぁ…。オスカーは後で姉さんの部屋に来て。解毒するから」

「俺も解毒いい?」

「…そうね。保険でアレクセイにも掛けておきましょう」

アレクセイは(自称)天才なので、生半可な毒は効かない。それは、エリエッタも同じだったりする。

「…誰が入れた?兄上に毒は効かないというのに…」

何事も無かったかのように会食が進んでいく中、フリーデシルトの疑念は尽きなかった。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 01:35:54.11 ID:RRFY/rZ10
「誰だよ、俺のワインに毒入れた奴」

自室に戻ったアレクセイは、独り言ちながら服を脱ぐ。暗闇の中で、月光を反射した銀髪と金色の瞳が光る。

露わになった上半身は、細身であるのに引き締まっていた。

「ま、死ななかったならそれでいいか。リーナス姉さん様様だ」

殺されかけたというのに、軽く流してアレクセイはベッドに身体を預ける。

普段と変わらない態度だが、目だけは違っていた。普段の巫山戯た態度とは裏腹に、酷く冷ややかな視線をしていた。

(殺しに来るなら、正々堂々と来てもらいたいもんだ)

心当たりのある顔を思い出しながら、アレクセイは就寝した。

その夜、使用人が一人自害した。
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 01:36:35.26 ID:RRFY/rZ10
キョウハココマデ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 03:59:22.24 ID:vXb3PT8R0
乙。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 07:33:32.54 ID:K8+lDrpUO
登場人物多くて覚えられないからどんどん殺しまくろう
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 07:52:10.36 ID:8zNdkRiQ0
この程度の人数も覚えられない馬鹿はSSに参加しなくてもいいので
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 08:03:48.04 ID:DWZJ+eNDO

これからどんな物語になっていくのか気になる
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 22:58:53.09 ID:nxbE0QmH0
ツギハイツカラ
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 23:56:04.71 ID:cGpBAn8K0
今帰宅して時間的に厳しそうなので明日ですかね
申し訳ない
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 00:24:38.30 ID:KgelKqiDO
>>1のペースでいいのでのんびり待ってます
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 23:18:51.94 ID:4v8RPojZo
ただ待ってるのもあれだからお節介で王族まとめといた
第一王子 ?
第二王子 ?
第三王子 アレクセイ(26)
第四王子 オスカー(23)
第五王子 フリーデシルト(20)
第六王子 スタン(18)

第一王女 リーナス(28)
第二王女 ?
第三王女 リメロン(18)
第四王女 エリエッタ(17)

期待して待っとるよ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/10(金) 23:38:02.16 ID:qvq30evR0
天才の朝は早い。天才アレクセイの朝は、一杯の天然水から始まる。

とあるダンジョンの最奥部で採れた新鮮な水が、天才の身体を覚醒(めざめ)させる。

「アレク、おはよ」

「よぉエリエッタ。今日も元気そうで何よりだ」

「エリエッタ様は何時でも健康体よ。あんたと同じ天才だからね」

「確かに。天才は病気如きには罹らないからな。ハッハッハッハ」

「ふっふっふっふ」

二人して、ふんぞり返って笑う。傍から見れば異様な光景であるが、二人にとっては日常茶飯事だ。

「…じゃなくて。使用人が一人自殺したらしいわよ」

「ほーん」

「死因は服毒自殺。検出されたのは、あんたが飲んだのと同じものだって」

「って言われてもな。使用人は継承戦とは無関係だし…。生きるのに疲れたのかねぇ」

あくまでも、継承戦は身内でやるもの。使用人や民間人等に被害を出さないようにするのは『暗黙の了解』である。

それを破ったところで、何か刑罰が科されるわけではないのだが。国民を守るのが王である以上、無用な犠牲を出してはならない。

何かしらの意図を感じる事件だが、情報が殆ど無い以上、詮索することは得策とは言えない。

「…頭を使うのは、俺にゃあ似合わねえ。やれることをやっていこう」

リーナスは平時と変わらず、辺境の被災地の訪問や貧困層の援助に従事している。

リメロンは何をしているのか不明だが、彼女のことだから良いことをしているに違いない。

フリーデシルトは領土内の諍いを治めるために東奔西走しているそうだ。

オスカーは、どうせ女遊びでもしているのだろう。

「…継承戦が開始されるのは来月。建国記念の祭典が終わってからだ」

それから先は、気まずい状況が続くだろう。迂闊には他の王子、王女たちと関われなくなる。

「ま、しゃーねーか。それが王位継承戦。国の未来を左右する重要な戦いなんだからな」

割り切らなければ、終わってしまう。それだけは、心に留めておかねばならない。


↓2 自由安価 四回行動後に建国記念祭典 その次の行動から継承戦開始
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 23:41:39.47 ID:KgelKqiDO
ksk
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 23:43:50.40 ID:aebvEVls0
リーナスと毒の件について会話
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 23:45:15.14 ID:sesayWk70
リメロンとマリーと一緒に教会の主催の慈善活動を手伝うことに
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/11(土) 00:04:48.27 ID:DsbIgHCy0
>>61、王族まとめありがとサンガツ


「とはいえ、俺を暗殺しようとした奴がいるってのは事実なんだ」

「まあ、そうね。メリットがあるかは兎も角」

「大有りだお馬鹿ちゃん。俺が死ねば、継承権を持つ人間が一人減るだろ」

そうなれば、自身が当選する確率が上昇する。もっと言えば、敵を減らすことが出来る。

「一般人が直接王族を狙うのは無理がある。城の中だったら尚更だ」

「つまり、他の候補者の配下がやった…ってこと?」

「断定は出来ないな。『知り合いに頼まれてやった』ってパターンもあり得るし、そもそもの道具が、毒が何なのかが分からない」

「特定の地域でしか生産されてないのなら、絞り込むことは出来る。手法が独特だったりすれば、それも足掛かりになるんだ」

「…話がちょっと逸れたな。とりあえず、どこの勢力が俺を狙っているか。それだけは知らないといけない」

「下手な毒は効かないが、実力行使に出られたら少々困る。幾ら天才とはいえ、常時気を張るのは無理だし」

集中力はいつか途切れる。その瞬間を、その手の者に突かれたら。その時は流石に厳しいだろう。

医学などの専門的なことに明るいのはリーナスだ。彼女とコンタクトを取れれば。

そう思ったが、今は不可能なことに気付いた。

「…やっべぇ。姉さん今この街にいねぇじゃん」

「伝書龍でも飛ばす?」

「こういうのは直接話すもんだ。仕方ない…この件は一旦保留だ」

ううむと唸りながら、アレクセイは簡単な食事を済ませた。


↓2 自由安価 三回行動後に建国記念祭典 その次の行動から継承戦開始
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 00:07:01.34 ID:VdLwSQXB0
前の継承戦を知っている世代に聞きにいってみる
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 00:08:10.02 ID:C1nZ9moY0
>>65
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/11(土) 01:16:35.45 ID:Cfpxyku90
「リメロンー。この荷物はこっちで良いのかー?」

「あ…はい。出来たら、中から出しておいてくれると助かります…」

「了解」

せっせと荷物を運ぶアレクセイ。リメロンたちは子供たちへの応対で手一杯だ。

アレクセイが中身を取り出すと、流れるように修道女がそれを取って下拵えを済ませる。

その様子を、みすぼらしい服装の子供たちが眺めていた。

「スラムの人たちに炊き出し…ねぇ」

主要な荷物を運び終えたアレクセイは、木箱に腰掛けて干し肉を齧る。凝縮された旨味がたまらない。

「あ…ありがとう…ございます…。アレクセイ王子…」

「マリー…だったっけ。リメロンのお付き人の」

「はい…。私なんかを憶えなくて大丈夫です…」

「卑屈だねぇ。俺のメイドとは大違いだ」

「誰がメイドよ。サポートしてあげてるだけよ!」

「どうせ私なんか…陰でコソコソしているのがお似合いなんですぅ…」

「何故そうなる」

引っ込み思案というか、どちらも他人に強く出られないタイプであることは分かっている。

だが、幾らなんでもネガティブ過ぎだ。リメロンは結構ポジティブシンキングだというのに。

(しかし、凄いもんだな。こりゃ)

眼前の広場には、視界を埋め尽くすほどの大勢の子供が。これらが皆、スラム在住の子供らしい。

これでもまだ二割にも満たないらしく、これはあくまで氷山の一角だ。

(『イングリッド』は裕福な国だが、それでも、膨大な人口全てを養うのは無理だよな)

現実というのは、存外非情なものだ。淡々とどうにもならない事実を突きつけてくる。

薄味の野菜スープを味わいながら、アレクセイは現実を見続けていた。


↓2 自由安価 今回を含めあと二回行動後に建国記念祭典 その次の行動から継承戦開始
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 01:25:57.57 ID:tPhzUHWJ0
ksk
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/11(土) 01:48:52.42 ID:WoQQNcHdO
スラムは病気が蔓延するから焼き討ちしよう

グロいのだめでしたら孤児院を立てる方向でお願いします
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/11(土) 02:00:53.62 ID:Cfpxyku90
>>71、グロ系も一応書けます(満足のいく物を書けるとは言ってない)
基本額面通りにしか受け取らないので、今回の安価だとスラム大炎上となります
それは不味いと思うのでしたら、一言お願いします

コンカイハココマデ
始めるのが遅すぎたと猛省中
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 02:06:25.70 ID:WoQQNcHdO
信長みたいなの好きだから焼き討ちする方向でお願いします
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 05:43:09.11 ID:Q7Oqh2gmO

どうでもいいが信長の比叡山焼き討ちは実際は麓の坂本に集中してて虐殺レベルの焼き討ちを敢行した事実はなかったってそれ一
アレは朝倉・浅井の兵を匿って明確な敵対姿勢を表してた延暦寺に対して信長側が和睦交渉を持ちかけた上に焼き討ちの警告までしてた(だから焼き討ち前に下山する人もいた)のに突っぱねた延暦寺さんサイドにも問題があるし、そもそも延暦寺の堕落っぷりを非難して残当扱いする記録も残ってるんだよなぁ...
なお信長さんサイドで一番焼き討ちにノリノリだったのは現在大河ドラマが内定してる光秀だった模様
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 06:26:24.72 ID:Onz6jxHiO
安価取れなかった分際で差し出がましいけど再安価した方がいいんじゃない?
安価が絶対とはいえいくらなんでも内容がキャラ設定をガン無視するレベルで突飛でしょ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 07:20:43.73 ID:P3dQPMIIO
信長プレイしたけりゃ自分で国取りゲームやってろと思うわ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 07:22:48.78 ID:L5PU0rjbO
前々から妙に荒らそうとしてるような輩がいるようだからねぇ…>>1に判断委ねるけど
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 07:52:58.97 ID:pAdarycy0
ID:WoQQNcHdOのID調べてみたらhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1557420799/の作品の作者じゃねーか
それこそ自分の作品でやればいいのに他者の作品に乗り込んで無茶苦茶な安価出して破壊するとかどういう神経してんだ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 10:52:52.29 ID:FHXW6ecR0
安価とはいえキャラ設定無視はよろしくないのでは
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 11:54:57.75 ID:WoQQNcHdO
ごめんなさい
安価スレだからと言ってよく考えず、自由にやり過ぎました。
孤児院を建てる方向でお願いします
それか私がとった安価は無視してください
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/11(土) 22:26:24.27 ID:2xE3n4eb0
安価を取った本人が言っておられますので再安価↓2
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 22:29:25.87 ID:xJJBYEpG0
ksk
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 22:35:12.39 ID:FHXW6ecR0
オスカーと現在の政治体制について議論
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/11(土) 22:51:30.44 ID:2xE3n4eb0
「オスカー様ぁ。今日は私と…ね?」

「どうしようかなぁ。俺もそうしたいのは山々なんだけど」

「よぉオスカー。美味そうな酒持ってるじゃないか」

街道で出会ったのは、美女を侍らせたオスカー。服装から鑑みるに、近くの酒場の踊り子だろう。

オスカーはニヘラと笑い、左手の瓶をプラプラと揺らす。それに合わせて、半分ほど残っている中身が形を変える。

「兄貴じゃーん〜。何々、俺に用があるの〜?」

「んー。暇だから、雑談に付き合ってほしくてな」

アレクセイの言葉に、オスカーは特に逡巡した様子を見せずに頷く。

「…というわけ。ごめんね〜」

「残念。またね、オスカー様」

美女は軽い足取りで、夜の街に消えていった。

「あらら。あんな上玉を手放して良かったのか?」

「別にこれがラストチャンスってわけじゃないしねぇ。それよりも…」

「兄貴と話をする方が、有意義だと思っただけ、だよ〜」

「ほぉ」

値踏みするようなアレクセイの視線に、へらへらとしながらそんな言葉を返す。

いまいち、オスカーの心情を読めなかったアレクセイだった。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/11(土) 23:08:10.09 ID:2xE3n4eb0
王城の談話室。従者を外に待機させ、二人はその中に入った。勿論、エリエッタはお冠である。

「何で私を仲間外れにするのよ!?エリエッタ様も王女なのにぃ!」

地団駄を踏む第四王女。傍目から見れば、ただの子供にしか見えない。

「酷い荒れようだねぇ」

「放っとけ。この場にゃあエリエッタは似合わねえよ」

椅子に腰掛け、足を組むアレクセイ。オスカーはくああと欠伸をしながら、ソファーに寝転がった。

「それで、雑談って何なの?」

艶やかな金髪を掻き上げながら問うオスカー。表情は微睡んでいるが、声色は変わらない。

「ま、少し気になることがあってな。王位継承候補者として」

「ふーん」

オスカーは身体を肘掛けに預け、こちらを向く。ある程度の興味がある証拠だ。

「お前は、今の政治体制をどう思う?」

「って言われても。具体的に何なのさ?」

「色々だ。この継承戦についてでも良いし、政治そのものについてでも良い」

「お前自身の意見を聞きたくてな」

「それは、俺に訊くのは間違いじゃない?こんな遊び人に分かるわけないよ〜」

「………」

「…むー」

射抜くようなアレクセイの視線。オスカーは頬を膨らませ、肩を竦めた。

「分かったよ〜。言うから、その眼を止めてほしいなぁ」

「最初からそう言やいいんだ」

膨れっ面のオスカーをよそに、アレクセイは言葉を紡ぎ続ける。

「とはいえ、急に言えと言われても困るだろ」

「俺の意見を先に言うわ。俺は…」


1:別にこのままで良いと思ってる。
2:このままでは不味いと思ってる。
3:その他。自由安価。

↓2 1、2に何か付け加えるのもアリ オスカーへの質問は次にするので入れないでください
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 23:10:24.55 ID:o16WwIaDO
2
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 23:10:25.93 ID:sR/70/iF0
2
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/11(土) 23:26:40.60 ID:2xE3n4eb0
「このままでは不味いと思ってる」

「へー。どうして?」

ただ不味い、良いと言うことだけなら、誰でも出来る重要なのは、その次だ。

何故悪いのか。何処が悪いのか。一歩踏み込んで、自分なりの分析結果を述べること。

それが出来ないと、話にならない。

「この継承戦。二代目国王の代からずっと続いてるのは知ってるよな?」

「うん」

「別に、この制度自体が悪いとは言い切れないんだ。優秀な王を選出するには、良い手段だと思うしな」

「問題は、それが千年近く続いているってことだ。…あまりにも、前時代的過ぎる」

千年前と今では、価値観や情勢、抱えている問題が全く違う。それなのに、遠い昔の制度に従ってばかりでいる。

状況に合わせて変えていくべきなのだ。問題によって、解決策は異なる。

それと同じように、今の『イングリッド』に合わせた制度を作っていくべきだと、そう思った。

「…まあ、口で言うだけなら簡単だし。根本から変革(か)えるのは難しいのは分かってる。けどな」

「『俺は天才だから、そんな難しいことだってやれる』…かな?」

「その通り。やれない道理は無いんだ。なら、全力を尽くす」

「それくらいしなきゃ、名君として歴史に名を遺すことは無理だろ?」

ニッと笑みを見せるアレクセイ。オスカーはやいのやいのと騒ぎ立てる。

しかし、幾らアレクセイでも流石に、そんな露骨な煽りには乗らなかった。


↓3までにオスカーに対する質問 高コンマから順に二つ採用
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 23:31:54.10 ID:xJJBYEpG0
お前の実力は分かっているが、部下は……派閥はそれに伴っているのか?
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 23:39:14.60 ID:QSENUg9b0
他の兄弟姉妹についてどう思っているか?
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 23:40:33.45 ID:p5P7POwVO
これまでアレクセイと同じ考えを持った候補者が皆無だったとは思えない
今まで廃止が検討された“事実”は存在するのかどうか気になる
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 00:02:04.09 ID:7M2Onr9w0
「…でも、そんなことを俺に言って良かったの?」

「あん?どういうことです???」

「いや、だって。要はこの国で革命を起こすってことでしょ?ヤバいんじゃないかな」

「アホ抜かせ。ちゃんとした手順で王になりゃ良いんだよ。そのための継承戦だ」

王になった者、父に認められた者こそが正しい。王こそが正義にして、絶対の存在。ただ、それだけだ。

「だが、おかしいと思わないか?俺と同じ考えをした人が居ないとは思えない」

「なのに、変革が為されてないこと…。それがおかしいの?」

「ああ。まあ、どうせ継承戦で敗れたんだろうが。…これが真実なんだろうな」

「たぶん、書庫を調べたら分かるよね。都合が悪いわけじゃないだろうし」

「…さあな。意外ときな臭い何かがあったかもしれない」

アレクセイの言葉を最後に、重苦しい空気が漂う。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 00:11:48.97 ID:7M2Onr9w0
そんな空気を払拭すべく、アレクセイは話題を振る。

「…あー。オスカーはさ。他の王子たちをどう思ってるんだ?」

「嫌いじゃあないよ?好きってわけでもないけど」

「あ、リーナス姉さんは好き。美人だし。そうなるとリメロンも好き…かな?」

「エリエッタは?」

「うーん。ちょっと脳筋なのがいただけないかな。それさえ無ければいい人なんだけど」

「王子の方を詳しく言おうか。な?」

「う、うーん…。ブラザーハラスメントだよこれ」

捲し立てるアレクセイに、オスカーはタジタジになる。マイペース故に、一度崩されると弱いのだ。

「…デシルもスタンも、お堅いよね。もっと柔らかくなってほしいな」

「そりゃあ、無理筋ってもんだろ。そういう教育を受けてるんだから」

「今度、俺が遊びに連れていこうかな〜…」

「悪いことは言わん。やめろ」

真面目な人ほど、はっちゃけた時の危険度は果てしなく大きい。あの二人がそうなるとは思えないが。

その後は、くだらない話をして解散となった。


↓2 自由安価 今回を含めあと一回行動後に建国記念祭典 その次の行動から継承戦開始
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:16:25.10 ID:jLvrv9BN0
フリーデシルトと一緒に領土内の諍いを仲裁しに行く
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:16:27.68 ID:M5o37xVDO
フリーデシルトと鍛練
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:19:32.67 ID:PuDuPNFg0
書庫で過去の継承戦について調べる
そのときにフリーデシルトとアスラと会う
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 00:31:58.79 ID:7M2Onr9w0
「…おぉ。フリーデシルトが帰って来たか」

街道から一直線で帰還してくる一台の馬車。シュトライム家の紋章が刻まれていることから、誰が乗っているのかすぐに分かった。

「リーナス姉さんは昨日帰ってきて、すぐに休養を取ったし。フリーデシルトもそのパターンかな?」

そんな予想をするアレクセイだったが、予想に反してフリーデシルトは一目散に修練所に向かった。

「おうおう…。精が出るねぇ」

「…兄上。お疲れ様です」

「そりゃこっちのセリフさ。王都に戻ってすぐに鍛錬とはな。真面目なこって」

「私はまだ未熟ですので。王家の一員として、強く在らねばなりません」

「へぇ」

アレクセイは前髪をカチューシャで留め、武器を召喚する。二振りの直剣が、両手に握られた。

「久し振りに組手といこうか。フリーデシルトが良ければ、だが」

「…私も、兄上にどれほど太刀打ち出来るようになったか確かめたかったところです」

フリーデシルトは腰のレイピアを抜き、アレクセイに向ける。

パッと見では、女性と見紛う美しいフォルム。邪魔にならないようにと結んだ髪が、女性らしさを一層掻き立てる。

「楽しもうか。この戦いをっ!」

「兄上、胸をお借りさせていただきます!」

幾重もの閃光が、修練所に走った。


↓1 奇数でアレクセイ勝利 偶数でフリーデシルト勝利
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:37:54.63 ID:PuDuPNFg0
はい
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:38:11.76 ID:QilH7/w/o
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:51:51.16 ID:BBCJNF8IO
さす兄
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 00:52:57.67 ID:7M2Onr9w0
素早い動きで翻弄するフリーデシルトは、魔法と刺突を織り交ぜて攻撃する。

軽々と回避するアレクセイは、そこら中に突き立った氷柱を足場に跳躍、右手の剣を投擲した。

「ぐ…うっ…!」

レイピアで受け止めるが、まるで意志を持っているかのように投擲された剣が躍り、攻撃を加える。

それを往なすのに精一杯なフリーデシルトは、剣を抑え込むため、前方一帯に氷柱を出現させた。

甲高い音を立て、フリーデシルトの眼前にある氷柱に剣が突き刺さる。

今こそ反撃の時と言わんばかりに、フリーデシルトは氷弾を生成、狙いを付ける。だが。

「なっ…!?」

空中にいたはずのアレクセイが、そこにいなかった。指示を待つ氷弾が、宙に浮き続ける。

「残念でしたぁ!!!」

「しまっ…」

突如"氷柱に突き刺さった剣を持って"出現したアレクセイは、氷柱を粉砕してレイピアを弾き、首元に刃を突き立てる。

カランッと音を立て、レイピアは地面に転がる。程なくして、無数の氷柱も塵と消えた。

「…参りました」

「やっぱ俺は、二刀流が性に合う。防御して隙を伺う…ってのは苦手だからな」

剣を消滅させ、アレクセイはレイピアを投げる。それを受け取ったフリーデシルトは、髪を解く。

「…未熟ですね。私は。やはり、まだ鍛錬を積むべきでしょうか」

「馬鹿…。今日はもう休めよ。疲れてる時に鍛えたって無駄なんだよ」

それだけを言ったアレクセイは、鼻歌交じりで修練所を出た。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 01:03:29.76 ID:7M2Onr9w0
年に一度の一大イベント『建国記念祭典』。この日だけは、王都『アルセウス』中でお祭り騒ぎとなる。

それは王族たちも例外ではなく、姉や妹、弟たちも簡単に着飾って街に出ていく。

国王であるエクソダスは浮かれるわけにはいかず、玉座の間で時が過ぎるのを待つ。

朝っぱらからどんちゃん騒ぎの王都を見下ろし、アレクセイは背伸びをした。

「お祭りは良いよなぁ。どんなにぐうたらしても許されるんだから」

「んなこと言ってないで、さっさと着替えなさいよ」

「エリエッタ様のスイーツが全部取られちゃうじゃないの!!!」

「一人で行けばいいじゃん」

「荷物持ちが必要なの!アレクが適任なのよ!」

「俺、お前の兄なんだけど???」

「文句を言うなー!エリエッタ様の指示に従いなさーい!」

「えぇ…?」

我儘な妹を適当にあしらいつつ、何をするか考える。

滅多に無い自由な時間。是非とも有効活用したいものだ。


↓2 自由安価 朝、昼、夜の三回の行動権があります
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 01:11:22.18 ID:QviiX4uMO
kskst
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 01:23:46.63 ID:8+doVxTgO
>>96
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 01:28:44.75 ID:7M2Onr9w0
キョウハココマデ
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 01:33:02.45 ID:QLUvlFFt0
ツキハデテイル(おつかれ、ゆっくり休んでな)
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 02:03:46.18 ID:8+doVxTgO
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 02:53:30.61 ID:7M2Onr9w0
ガンダムXすき
ガロティファには幸せに過ごしてほしい

終わる前に他の王族とか使用人とか国民とかを募集しようと思ってたのに忘れる大ポカ
とりあえず次更新するまでが期間です
母親たちを出しても大丈夫ですが、馴れ初めとかは書かないで頂けると有難いです
母親は元々王族だったパターンでも、民間人だったパターンとかでも全然大丈夫です

使用人や国民に限り、誰とどんな関係かを記載しても問題ありませんが、恋人とかの深い関係はお控え頂けると嬉しいです
ではおやすみなさい


名前:王族の場合は>>9のルールに則ってください
序列:ここは王族キャラを投稿する時のみ記載
年齢:
容貌:
性格:
備考:
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/12(日) 07:01:43.45 ID:QLUvlFFt0
名前:クレメンス・ノイマン・リヒターハウゼン
序列:第二王子
年齢:27
容貌:白髪、痩身。肌は若いが、まるで老人のように細い目からは穏やかさを感じられる。
性格:今できる最善を尽くす性格なれど、その根底にあるのは諦観。ゆえに大局を見るのは苦手。いつ自分が死んでもいいように動く。
備考:心臓が悪く、二十歳までに3回の発作を起こしており、次に発作が起きれば確実に耐えられないだろうとの事。
 ……と言いつつ7年が経過したため、ここ数年は周囲の心優しい人々でも「確実に迫る死」から目をそらす事ができてしまっている。
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 07:20:17.03 ID:M5o37xVDO
乙です
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 08:37:41.46 ID:0tnQ6cnP0
名前:マリツィオ・ゲイア・リヒターハウゼン
序列:第1王子
年齢:41
容貌:恰幅のいい巨漢、威厳というよりも高慢さを漂わせている
性格:邪智深く、目的のためであれば手段を厭わない、何を考えているのかが一切わからない
備考:表面化されていない継承戦の真実を知っており、自分が継承権を得られないことも前々から知っていた模様
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 09:05:03.81 ID:+CDcmAxaO
名前:ナガツネ・ハセクラ
年齢:25
容貌:東洋系の精悍な顔立ち。『アルセウス』では珍しい着物を着ており、帯刀もしている。髪型は月代
性格:礼儀正しく義理堅いが、少々融通がきかない一面も持つ
備考:かつて極東の島国『ハポン』から『アルセウス』を訪れた一団を率いた人物の子孫。また、ハポン人の流れを汲む人が多く住む町の次期町長候補でもある
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 14:37:56.76 ID:fCNcpOl20
名前:ルネ・シェイラー
序列:
年齢:18
容貌:金髪のツリ目の美少女だが小柄で華奢な体格
性格:強気な姉御肌
備考:没落した貴族の娘 ロエンの双子の姉 今回の継承戦を利用して家の復権を狙う 

名前:ロエン・シェイラー
序列:ここは王族キャラを投稿する時のみ記載
年齢:18
容貌:金髪のタレ目の美少年で小柄で華奢な体格 
性格:弱気な小動物系
備考:没落した貴族の息子 ルネの双子の弟 姉と違って使用人の仕事を気に入っておりこのまま使用人として働いていきたいと思っている 女装すると目以外は姉そっくりの美少女になる
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 16:02:32.77 ID:QviiX4uMO
名前:グレゴリウス17世
年齢:70
容貌:白い髭を蓄えた剃髪の老人
性格:表向きは万民の幸福と平和を祈る聖人だが、教会の権益を侵そうとする者に対してはたとえ王族であろうとも容赦なく排撃する苛烈さを発揮する
備考:現教皇。信者からは国王以上に支持されているため、国王も無視することのできない発言力を有している
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 20:10:19.66 ID:/ZTeTa1m0
名前:キース・ハモンド
年齢:38
容貌:ボサボサ頭で無精髭を生やした中年男性。ちゃんと身だしなみを整えればイケメンだと評判
性格:面倒くさがりだが、自分が疑問に思ったことはとことんまで追求する
備考:アルセウスで探偵業を営む男。実はこの国の元兵士だったが王家に不信感を感じ、数年前に退職している
今は探偵として街の人々の依頼をこなすかたわら、継承戦について独自に調査をしている
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 22:12:16.97 ID:CGkr373m0
「…なんで?なんでなんでなんでっ!?」

「エリエッタ様ー。お静かにしてくだせえよ」

「何で…折角の祭典なのに、書庫で探し物してるのよぉ…!?」

「野暮用だ。…それに、朝っぱらから燥げるような元気は無いんだよ」

「俺、もうすぐ三十だし」

「ぐぬぬ…」

ぶつくさ文句を言いながらも、渋々といった感じで本を漁るエリエッタ。

口ではあれこれと言っているが、アレクセイに逆らう気など、彼女には毛頭無いのだ。

「あっサーセン」

「申し訳ありません」

同じ本を取ろうとして、手が触れる。反射的に謝罪をするアレクセイだったが、それは相手も同じだった。

「…スタンじゃない。何してんの」

「エリー…。貴女こそ、遊びに出たのではなかったのですか?」

「事情があんのよ」

その相手は第六王子『スタン・シュトライム・リヒターハウゼン』。リーナスの従者を務めている王子だ。

「スタン、見つかったかい?…おや、兄上とエリエッタもいたのですか」

「…まあ、そうなるよな。お前だもんな。祭りに現を抜かしたりしないよな」

「兄上こそ。このような場所に何用ですか?」

「野暮用。気になることがあるんだよ」

人数が増えると、仕事の能率が悪くなるから困ったものだ。


↓1 コンマが70以上で何らかの手掛かりが

↓3までにシュトライム兄弟に対する質問 高コンマから順に二つ採用
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 22:13:08.98 ID:2R1nlhyj0
やあっ
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 22:26:29.59 ID:cD43qaYgO
安価下
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 22:29:09.03 ID:GPYH5rFf0
2人は書庫でどんな本を探していたのか?
自分は継承戦関係だが
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 22:32:11.67 ID:qN2M5WUI0
せっかくの祭りに参加して国民と話す気は無いのか
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 22:32:56.27 ID:CGkr373m0
同時にやるのは不味かったかな
もう一回安価投げます
↓2まで質問募集で上のも含めて高コンマから順に二つ採用
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 22:33:39.07 ID:XYYY7mrRO
毒入れたの君らか?
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 22:35:36.41 ID:M5o37xVDO
昼からは何をする予定?
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 23:19:24.72 ID:CGkr373m0
こちらの確認ミスでずれ込んでしまったので、来た質問安価の中から選びます


「けどよぉ。折角のお祭りなんだ。参加して国民の声に耳を傾けたりしないのか?」

「その言葉、そのまま返させていただきます。兄上」

「たとえ野暮用で一時的に不参加になっているのだとしても、蔑ろになっているのは事実でしょう?」

「む。俺はちゃんと昼から参加するわ。…たぶん。きっと」

何をするかは決まっていないので、曖昧な返事しか出来ない。とりあえず、年上特権を使わせてもらう。

言い返されるより先に、アレクセイは次の話題を提示する。既に話題があるのに、前のことを追求する人ではないと判断したためだ。

「二人は昼から何するんだ?」

「俺は、リーナス様の業務の事前準備がありますので。祭典が終わるまで王城に籠ります」

「私は…。恋人と団欒とした時間でも過ごす予定ですね」

「おま…恋人いたの?」

「え?…はい。恥ずかしながら」

「子供、今度見せておくれよ」

「気が早いですね!?」

衝撃の事実に内心狼狽えながら、アレクセイは冗談を言って狼狽を誤魔化す。

どうやら、二人には気付かれなかったようだ。フリーデシルトは兄の冗談に戸惑い、スタンは表情を変えず話を聞いていた。

これ以上無駄話をするのも良くないと判断した三人は、お互いの意図を察したのか軽く会釈等をして、その場を去っていった。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/12(日) 23:45:14.66 ID:CGkr373m0
「…フリーデシルト、恋人いたのかよ。いや、顔立ちは整ってるし真面目だし。おかしくもないか」

継承戦に関する資料を漁っていくが、直近の物からは目的とした情報は得られなかった。

数代遡る程度では、そんな変革をしようとした話は聞かなかったから、仕方ないのかもしれないが。

「ふーむ。思い切って十世代くらい前を見てみるか」

保存されているとはいえ、数百年前の本がマトモな形で現存しているわけが無い。

此処に在るのはレプリカばかりだがそれでも、損耗が激しい。

掠れた文字を一つ一つ読み取っていくが、かなりの疲労が溜まっていく。

「もう無理。私は寝るわ…」

始めて数分でギブアップしたエリエッタは、机に突っ伏して寝息を立て始める。

元から当てにはしていなかったが、ここまで早いと感嘆の息が漏れてしまう。

そんなことをしても何も変わらないのは分かっているので、アレクセイは作業を継続した。すると。

「…これか」

他の資料とは毛色の違う文体。そこだけ、明らかに記述されている内容が違った。

すぐさま視線を走らせるアレクセイだが、目を通した文字が少しずつ消えていく。

「何か仕込んでたのか…?急いで書き留めねぇと…!」

文字が消えるよりも早く手を動かし、情報を保存していく。僅か二ページ分ではあったが、全てを書き留めることが出来た。

「『第二十三代第六王子『エルス・エクスシア・リヒターハウゼン』は政治体制を変革するために継承戦に臨んだ』」

「『他の候補者を全て下し、王となるはずだった王子は『不慮の事故』でこの世を去った』」

「『後継者が死亡したため、第二候補だった第一王子『テスカ・フローレンス・リヒターハウゼン』を王に配し、継承戦は終結した』」

「…これだけか。純粋に事故だったのか、それとも。…昔のことだ。今更分かりはしない、か」

情報がありはしたが、期待していたほどではなかったので、思わずアレクセイは大きな溜め息を吐いた。

(これじゃ、無駄骨ってやつだぜ)


↓2 自由安価 昼、夜の二回の行動権があります
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 23:46:30.45 ID:M5o37xVDO
屋台を色々見て回る
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 23:46:39.21 ID:ZU0tkmE80
エリエッタが行きたがっていたカフェで昼食をとることにしたらリーナスやリメロンもそこで食事をしていた
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/13(月) 00:27:56.85 ID:oiIdnfOi0
「こっちよこっち!」

「人混みで引っ張るな。ぶつかっちゃうだろうが」

引き摺り回すように腕を掴むエリエッタ。アレクセイはもう慣れっこだ。

だが、当たり前のように他人にぶつけるのだけはいただけない。皆も大騒ぎしているので、有耶無耶になっているだろうが。

「はい到着ー!王族二名でよろしく!勿論VIP席で!」

「金払うの俺なんだからな」

「あら、アレクセイとエリエッタじゃない」

「あ…どうも…。エリーちゃん、アレクセイ兄さん」

「やっぱあそこの席にする!」

二転三転するエリエッタに振り回される店員。本当に申し訳ない。

無理矢理座らせられたアレクセイは、サンドイッチを頼む。ガッツリ肉系の物が食べたかったが、そんなものはお洒落な店に存在しない。

「ヘルシーな物を頼むのねぇ」

「こいつの所為。俺はステーキとか食いたかったのに」

「んなっ。このエリエッタ様と食事出来るんだから別に良いでしょ」

「いつものことじゃねぇか」

「な、仲が良いのか、悪いのか…」

「喧嘩するほど仲が良いのよ。リメロン」

「ほえ〜…」

ギャーギャー喚く馬鹿二人に、温かい視線を向けるリーナスだった。


↓3までに質問 高コンマから順に二つ採用
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/13(月) 00:30:59.56 ID:oiIdnfOi0
質問っていうか話題ですね
範囲は↓にずらします
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 00:32:28.52 ID:8Wt0J8s80
周りに不審な動きはなかったか
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 00:33:30.64 ID:JRrL5zfN0
フリーデシルトに恋人がいるようだが、もしかして3人にも恋人や気になる人がいたりするのか?
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 00:39:08.55 ID:9aN1Rj1DO
祭り楽しんでるかどうかとか世間話の中でさりげなく>>130や怪しい人物がいるかどうか聞いてみる
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/13(月) 01:06:46.03 ID:oiIdnfOi0
「…あー。そういやさ」

「………?」

「フリーデシルト、恋人がいるって言ってたんだけど」

「知ってるわよ?相談に乗っているの、私だから」

「初耳ですぅ…」

何というか、予想通りの反応が返ってきた。リーナスなら絶対そうしているという根拠無き確信があった。

「三人にもいるのかな?恋人とかって」

「はうっ!?」

「はぁ!?」

「…そういうの、兄妹でも訊いたりするのは良くないわ」

「えっ。…やっちまったかなぁ、俺」

失言をしたことを反省しながら、返事を待つ。地雷を踏んでしまったなら、突っ切るしかないのだ。

その答えが来るのか。それは定かではないが。


↓1 リーナスの判定 50以上で恋人アリ 80以上で結婚済み

↓2 リメロンの判定 70以上で恋人アリ

↓3 エリエッタの判定 85以上で恋人アリ

↓4 ついでにアレクセイの判定 60以上で恋人アリ 80以上で実は結婚してる 95以上だとハーレム状態
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 01:17:02.93 ID:ziQbwkEmO
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 01:20:40.93 ID:uuVDGzuw0
はい
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 01:29:30.82 ID:wfiCu56S0
昇龍拳
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 01:36:00.26 ID:j3UNItlIO
うい
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/13(月) 02:18:49.58 ID:oiIdnfOi0
安価処理の途中ではありますがキョウハココマデ

↓3までにリーナスの夫、↓4から6までにリメロンの恋人を募集します
いずれも最高コンマを採用で、既存のキャラの名前(アレクセイとフリーデシルトは無し。前に募集したキャラはOK)を出しても大丈夫です
勿論、新規で出しても構いません
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 07:12:12.15 ID:9Nk2UGbHO
名前:マーリン
年齢:30
容貌:肩まで伸びる赤髪と黒い瞳が特徴。リーナス同様魔法の才には恵まれているが、身体面では同年代と比べると劣る
性格:争いを好まない穏やかな性格だが、リーナスを守るために命をかける覚悟は持っている。一方で人を傷つけたくないがあまりに優柔不断になる傾向もある
備考:幼い頃からリーナスに仕える幼なじみに近い従者だったが、リーナスから主従関係を盾に半ば押し切られる形で結ばれた。わりとモテるが、リーナスが目を光らせているため、年上なのにも関わらず尻にひかれている。継承戦に参加するリーナスを心配しながらも影ながら支えている
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