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【艦これ】提督「ようこそ、第七鎮守府へ」
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126 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:19:27.84 ID:HzT9paLQ0
なお第五提督は無能だった模様
投下していくやで
127 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:20:24.72 ID:HzT9paLQ0
〜船上〜
長波「なんか、すまないな」
提督「ん?何が?」
長波「いや、さっきの…あーなんだっけか、き、きっ…」
三日月「喫茶店ですか?」
長波「あぁ。なんか美味いもん食べさせてもらったし」
提督「まあただのショートケーキだけどな」
三日月「ケーキも初めてだったんですか?」
長波「そうだな。初めて見たし食った」
提督「ほーん…」
長波「………」
三日月「………」
提督「……しかし、よかったのか?」
長波「何がだ?」
提督「第七鎮守府に来ることだよ。第一鎮守府には姉妹がいるんだろ?」
長波「ああ。……怖い、んだ」
提督「…?何がだ」
長波「提督だ…。あ、貴方じゃないぞ?」
提督「第一のことか?」
長波「ああ。……いや、どうだろうな。提督という存在がなんか…こう」
三日月「トラウマになってしまったのですか」
長波「多分…。…ぅぇ」
提督「ああ、悪い記憶思い出させちまったな。悪い」ポンポン
長波「うぷ…。い、いや、提督のせいじゃない」
三日月「そう言えば司令官は大丈夫なんですね」
長波「提督は、あたしを助けてくれた恩人だからな。本当に感謝してる」
提督「いい、いい。成り行きだしな」
長波「成り行き…?そう言えば提督はなんで第五鎮守府に来てたんだ?軍装でもなかったし…」
提督「…ん、まあそれはお前が落ち着いたら話すとしよう。そろそろ鎮守府に着く」
長波「わかった。…なんか、楽しみだな」
提督「そうか?」
長波「ああ。提督と三日月の話を聞いてる限り、そう思うぞ」
提督「ふーん?まあ普通だと思うけどな」
提督(気丈に振る舞ってはいるが、まだ少し体が震えてるな…。海に出すには時間がかかりそうだ)
128 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:22:22.36 ID:HzT9paLQ0
〜第七鎮守府 夕方〜
提督「ただいま〜」
長月「おかえり。予想より短かったな」
提督「なんだ〜?俺がいない方が嬉しいのか〜?」ワシャワシャ
長月「そうは言っていないだろう…!ええい!頭を撫でるな!」
菊月「風呂が湧いているぞ。入るか?」
提督「おう。菊月も一緒に入ろうぜ」
菊月「バカを言うな…。ん、そいつは…?」
長波「え、えーっと」チラ
提督「ああ。こいつは長波だ。後で詳しく話すがしばらくはうちに所属になる。仲良くしてやってくれ」
長波「あー長波だ。よろしく…?」
菊月「菊月だ、共に往こう…」
長波「……?」
提督「大丈夫、歓迎してるよ。こいつは回りくどいセリフを言う癖があるからな」
長波「そ、そうなのか」
提督「ちなみにこっちが長月な」
長月「よろしく頼む」
長波「お、おう」
長波(この3人を見る限り…睦月型って真面目な奴の集まりなのか…?)
提督「二人とも、全員食堂に集まるように放送してくれ。長波の事を話さなければいけないからな」
長月「あいわかった」
菊月「承知した」
129 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:23:49.21 ID:HzT9paLQ0
〜食堂〜
ザワザワ
提督「はーい皆さんせいちょーう。大事な話がありまーす」
皐月「大事な話!?」
睦月「司令官がとうとうリアルの結婚するのかにゃ!?」
如月「そんな!私を捨てるというの!?」
弥生「おいたわしや…」
ガングート「ほう。その女狐をここに呼び出せ。銃殺刑だ」
金剛「ノー!そんなんじゃぬるいネ!主砲の錆にしてくれマース!」
夕立「ええー!提督さんいなくなっちゃうぽい?」
春雨「そ、そんなぁ!」
龍驤「はよツッコミつれてこい」
龍鳳「あはは…」
長波(…楽しそうだな、こいつら)
提督「はいはい。やめやめ」パンパン
シーーーーン
提督「えー一時的ではあるが、ここ第七鎮守府の仲間に新たな艦娘が加わることになった」
提督「長波、こっちに」チョイチョイ
長波「あ、ああ…」スタスタ
長波「ゆ、夕雲型駆逐艦三番艦、長波だ。よろしくお願いしま…す?」
パチパチパチ
文月「よろしく〜」
瑞鳳「よろしくね〜」
那珂「はいはい!長波ちゃんに質問!」
長波「お、おう。なんだ?」
那珂「なんで長波ちゃんはここに来たの?」
長波「え……」
川内「こら、バカ那珂」
那珂「バカ那珂!?」
川内「あんたは昔から無神経なのよ」
那珂「那珂ちゃんまたなにかやっちゃった?」
提督「…長波、無理しなくていいぞ。ここの連中は優しい奴らだ。隠し事の一つや二つ、笑って許してくれるさ」
長波「………いや、大丈夫だ。これから仲間としてやっていくんだしな。打ち明けて方が気を遣わなくていいだろ?」
長波(…仲間、か。こんな気持ち初めてだな。第一は姉妹でさえも任務中だけの付き合いみたいな感じだったし…)
長波(ここに来てまた少ししか経ってないけど…こいつらからはまるで家族のような雰囲気すら感じる)
提督「そうか。お前が言うなら俺は止めんさ」
長波「サンキューな」
提督「別に礼を言われることじゃないんだがな」
長波「…実は───」
130 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:26:51.27 ID:HzT9paLQ0
長波「─って訳であたしはここに来たんだが…」
榛名「ああ…なんということでしょう…」グス
熊野「大変だったのですね…」グス
神通「憲兵の方が助けに来てくださるまで…辛かったでしょう…」グス
長波「いや…あの中将は憲兵も買収してたな。なんなら憲兵は手伝ってた」
卯月「ぴょん?それじゃ誰に助けてもらったぴょん?」
長波「え?提督だけど…」
神風「なっ!司令官、また勝手に危ないことしたわね!」
提督「い、いや、川内たちも手伝ってくれたし…」
神通「…姉さん?」
川内「うひゃー!違うんだよ!提督がどうしてもって言うから!」
提督「てめっ!てめえノリノリだったじゃねえか!」
長波(提督が第五鎮守府に忍び込んだこと知らなかったのか…)
鳳翔「はぁ…。そういう事をする時は、まず皆と相談すると決めたはずでは?」
提督「いや、まあ、はい。返す言葉も無いというか…」
長波「あ、皆!そんなに提督を責めないでやってくれ
!」
神通「…はあ、仕方ありませんね。今回は長波さんに免じて許します」
提督「お、おお。ありがとう長波」
長波「いや…。で、でもあの時の提督はかっこよかったぞ!」
提督「ん、そうか?」
長波「ああ!あんなにデカい男二人を一瞬で倒しちまって…あれも、その、私を助けるために、やってくれたのだろう…?」ボソボソ
提督「うん?最後なんつった?」
望月(難聴系提督…実在していたのか…!)
長波「な、なんでもない!」
鈴谷「ほっほ〜ん。長波〜いい趣味してんね〜」カタクミ
長波「ちがっ!」
鈴谷「よいよい…。後で提督の趣味好みフェチスリーサイズ、全てを教えてあげよう」ボソボソ
長波「だから、そんなんじゃ─」
熊野「はいはい。変態的な言動はやめてくださいまし。ほら、長波さんから離れなさい」
鈴谷「うわっ!引っ張らないでって!あー長波ー!後でねー!」ズルズル
長波「あ、ああ…」
鳳翔「提督。長波さんの部屋はどうするのですか?」
提督「ん、まあその話はおいおいするとして。長波」
長波「ん?」
提督「まあ…そうだな。よし─」
提督「第七鎮守府へ、ようこそ」
131 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:28:44.10 ID:HzT9paLQ0
ここで
>>1
華麗なミス
スレタイ回収しようと思ったのにぃ!
逆にしてしまった!
ちょっと仕切り直させて!
132 :
>>130訂正
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:29:57.35 ID:HzT9paLQ0
長波「─って訳であたしはここに来たんだが…」
榛名「ああ…なんということでしょう…」グス
熊野「大変だったのですね…」グス
神通「憲兵の方が助けに来てくださるまで…辛かったでしょう…」グス
長波「いや…あの中将は憲兵も買収してたな。なんなら憲兵は手伝ってた」
卯月「ぴょん?それじゃ誰に助けてもらったぴょん?」
長波「え?提督だけど…」
神風「なっ!司令官、また勝手に危ないことしたわね!」
提督「い、いや、川内たちも手伝ってくれたし…」
神通「…姉さん?」
川内「うひゃー!違うんだよ!提督がどうしてもって言うから!」
提督「てめっ!てめえノリノリだったじゃねえか!」
長波(提督が第五鎮守府に忍び込んだこと知らなかったのか…)
鳳翔「はぁ…。そういう事をする時は、まず皆と相談すると決めたはずでは?」
提督「いや、まあ、はい。返す言葉も無いというか…」
長波「あ、皆!そんなに提督を責めないでやってくれ
!」
神通「…はあ、仕方ありませんね。今回は長波さんに免じて許します」
提督「お、おお。ありがとう長波」
長波「いや…。で、でもあの時の提督はかっこよかったぞ!」
提督「ん、そうか?」
長波「ああ!あんなにデカい男二人を一瞬で倒しちまって…あれも、その、私を助けるために、やってくれたのだろう…?」ボソボソ
提督「うん?最後なんつった?」
望月(難聴系提督…実在していたのか…!)
長波「な、なんでもない!」
鈴谷「ほっほ〜ん。長波〜いい趣味してんね〜」カタクミ
長波「ちがっ!」
鈴谷「よいよい…。後で提督の趣味好みフェチスリーサイズ、全てを教えてあげよう」ボソボソ
長波「だから、そんなんじゃ─」
熊野「はいはい。変態的な言動はやめてくださいまし。ほら、長波さんから離れなさい」
鈴谷「うわっ!引っ張らないでって!あー長波ー!後でねー!」ズルズル
長波「あ、ああ…」
鳳翔「提督。長波さんの部屋はどうするのですか?」
提督「ん、まあその話はおいおいするとして。長波」
長波「ん?」
提督「まあ…そうだな。よし─」
提督「ようこそ、第七鎮守府へ」
133 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:31:37.40 ID:HzT9paLQ0
よし、セーフ
この長ったらしい100レスになる前置きが、このスレのプロローグだっのだよ…!
今日はほのぼのネタを1個投下したら寝ます
134 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:32:43.25 ID:HzT9paLQ0
【ある日の夜】
〜第七鎮守府 娯楽室 夜〜
提督「すまんな、遅れた」
ガングート「本当にな。後三分遅れたら銃殺刑にするところだった」
リシュリュー「無理しなくていいのに」
グラーフ「何でもいい。早く始めるぞ」
サラトガ「Let’s play!」
アクィラ「よしよし♪起動しましたよ!」
ウォースパイト「…これ、どうやって使うのかしら?」
三日月「えっとですね。このボタンを押して起動してください」
ウォースパイト「なるほど…。ごめんなさいね。いつもゲームが始まるまではAdmiralがやってくれるの」
三日月「変に甘やかしますからね…」
ガングート「おい。誰か飲み物を」
グラーフ「コーヒーでいいか?」
ガングート「ウォッカだ」
リシュリュー「ワインよ」
ウォースパイト「紅茶を」
サラトガ「コーラ♪」
アクィラ「カプチーノ♪」
提督「7〇p」
三日月「手伝いますよ」
グラーフ「…めんどくさい。全員ビールでいいか」
三日月「えぇ…」
135 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:33:44.26 ID:HzT9paLQ0
サラトガ「序盤は暇ですね…」
グラーフ「なにを言っている。この時間が楽しいんだろう」カチャカチャ
三日月「まあ序盤のアメリカはすることないですからね」
提督「正直このゲームの醍醐味って内政だろ」
ガングート「何を言っている。これは戦争をするゲームだぞ」
リシュリュー「ねえ。ドクトリン研究フランスだけ長くない?ねえ?」
ウォースパイト「…zzZ」
アクィラ「ありゃ。姫様落ちちゃいましたね」
グラーフ「イギリスは忙しい国だと思うのだが…」
提督「まあそいつプレイ時間300超えてるから」
三日月「…もっと出撃させて上げてくだいよ」
提督「正直すまんと思ってる」カチャカチャ
ガングート「それにしても貴様、やけにキーボードを触るな」
提督「…え?そんなことなくない?」
アクィラ「怪しいなぁ〜」
サラトガ「提督?秘密外交はダメ、ですよ?」
リシュリュー「リシュリューだったらいいわよ?」
ウォースパイト「禁輸禁輸」
提督「このタイミングで起きるなよ」
136 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:34:45.32 ID:HzT9paLQ0
\大日本帝国が中華民国に宣戦布告/
\大日本帝国がry/
提督「いざ、全土併合」
グラーフ「おかえり。ファルケンハウゼン」
ガングート「おーおー」
アクィラ「よしよし♪ユーゴスラビアは貰うわね」
リシュリュー「我が国ながら研究長いわね…」
サラトガ「………」
ウォースパイト「Saratoga?」
サラトガ「は、はい?」
ウォースパイト「やけに静かね?」
サラトガ「そんなこと…ないんじゃないかしら?」
ウォースパイト「ふぅん…?私と貴方は?」
サラトガ「い、イチレンタクショウ?」
ウォースパイト「ならいいけれど」
ガングート「そう言えばミカヅキはどの国担当なんだ?」
三日月「満洲国です」
アクィラ「ええ…」
137 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:35:48.95 ID:HzT9paLQ0
\アメリカ自由帝国がアメリカ合衆国に宣戦布告/
ガングート「…ん?」
グラーフ「……ん?」
リシュリュー「…ん?」
アクィラ「あら…?」
ウォースパイト「…!?wait!wait!Saratoga!?」
サラトガ「…だって、誘われたものですから」
\アメリカ自由帝国は大東亜共栄圏に加盟した/
ガングート「大東亜共栄圏(迫真)」
グラーフ「訳がわからない」
リシュリュー「もうこの時点で大東亜共栄圏成立ね」
アクィラ「私はアルバニアをもらうわねー」
三日月「マイペースですね」
サラトガ「よし、全土併合っと」
提督「サラトガー。中国戦線来てー」
サラトガ「はーい。今行きまーす」
ウォースパイト「これまずくないかしら?」
グラーフ「おい、チェンバレン。チェコよこせ」
アクィラ「よこせー♪」
リシュリュー「…ウォースパイト」
ウォースパイト「リシュリュー、貴女だけは…」
リシュリュー「背に腹は変えられないのよ」
\フランス・コミューンがコミンテルンに加盟/
ウォースパイト「Oh my God…」
138 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:36:18.03 ID:HzT9paLQ0
グラーフ「おい、そろそろアシカ作戦するぞ」
アクィラ「見て見てグラーフ!アクィラが出来たわ!」
グラーフ「そうか。よかったな」
ウォースパイト「……もう、これしか」
提督「…!?ブッフォwwww」
サラトガ「提督!?どうされました!?」
三日月「サラトガさん。イギリスの勢力図を」
サラトガ「……。oh…red…」
グラーフ「ふむ…。三方面作戦か」
アクィラ「いや、まずくないかしら」
三日月「大丈夫ですよ。アクィラさん。大東亜共栄圏と枢軸陣営はズッ友ですから」ボソボソ
アクィラ「本当?よしよし♪それなら安心ね」ボソボソ
提督(こいつわかりづらく酔ってるな)
ガングート「いつのまにかコミンテルンが大所帯になっているな」
139 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:36:50.78 ID:HzT9paLQ0
グラーフ「行くぞ。ガングート」
ガングート「ああ。来い!」
\独ソ戦だよ!/
ウォースパイト「いくわよ!リシュリュー!」
リシュリュー「何だかんだノリノリね…」
アクィラ「ひーん!弱小国にはつらいよー!」
グラーフ「貴様がリビアの開発とかしてるからだろ!」
アクィラ「あ、リビアに防衛隊配置するの忘れてたわ」
グラーフ「ばっ!スエズを確保するためには必要な土地だぞ!」
リシュリュー「…?いえ、防衛師団いるけど」
ウォースパイト「本当ですわね。でもこれ、イタリアの国旗じゃないわよね?」
グラーフ「…?どこだこの国は」
三日月「私です」
アクィラ「!?」
グラーフ「!?」
ウォースパイト「!?」
リシュリュー「!?」
提督「草」
140 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:37:31.76 ID:HzT9paLQ0
三日月「ウラジオストク落ちました」
ガングート「あ」
ウォースパイト「ちょっと?何をやっているのかしら」
ガングート「そう言えば今回は中立条約を結んでいなかったな…」
提督「乗り込めー」
サラトガ「わー」
ガングート「おい!なんで満州にアメリカ戦車師団がいるんだ!」
提督「戦車作るのきついし」
グラーフ「Admiralよ、なんだその造船所の数は」
提督「軍需工場とか作らずに全部これに工場あてた」
リシュリュー「もう守る必要のある海はないのよ!?」
提督「超大和型の浪漫を知らんのか!」
三日月「これ4ですからね。いつまで2の感覚なんです?」
141 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:39:11.06 ID:HzT9paLQ0
ウォースパイト「オランダに上陸よ!」
グラーフ「くっ!上陸地点を見誤ったか!」
アクィラ「?でも防衛師団あるじゃない」
リシュリュー「あら、本当ね」
グラーフ「…?私のではないぞ」
ガングート「これはどこの国だ…?」
三日月「私です」
グラーフ「貴様どこにでもいるな!」
ウォースパイト「あー…。中国大陸の沿岸部以外はミカヅキに渡したのね?」
提督「ここ人口ガッポガッポだからね」
サラトガ「提督、レンドリースです」
提督「サンキューサッラ」
ガングート「やめてくれないか(切実)」
142 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:39:37.50 ID:HzT9paLQ0
ウォースパイト「相変わらずアメリカの工業力は桁外れね。ソ連、イギリス、フランスを同時に相手とるなんて」
リシュリュー「…ああ!またアメリカ艦隊だわ!」
サラトガ「ふふふ…」
提督「ファシストアメリカはやばい」
三日月「あ、ソ連の輸送船沈めました」
ガングート「何故満州が潜水艦を作ってるんだ!」
アクィラ「スエズ落ちました〜♪」
リシュリュー「ちょっと、ウォースパイト」
ウォースパイト「アフリカ戦線に手が回せないのよ…」
提督「シリア到着」
ガングート「何!?」
ウォースパイト「ちょっと、リシュリュー?」
リシュリュー「いやいや誰が日本陸軍がシリアに来ることを予想出来るのよ!」
提督「Foo↑」
ガングート「ちょ、待て!戦線が広すぎる!」
アクィラ「ソ連がそんなこと言うなんて相当よね」
143 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:40:12.35 ID:HzT9paLQ0
グラーフ「パリは貰ったァ!」
提督「パリは燃えているか?」
三日月「戦略爆撃機で燃えてますね」
リシュリュー「この私が…降伏…?」
ガングート「何故満州が戦略爆撃機を持っているんだ!」
サラトガ「レンドリースを」
ウォースパイト「次からはアメリカ抜きでやりましょう」
サラトガ「!?」
提督「ほーれ、おじさんエディンバラに上陸しちゃうぞ〜」
ウォースパイト「あ」
グラーフ「これは勝負あったな」
144 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:40:45.98 ID:HzT9paLQ0
ガングート「負けた…か…」
リシュリュー「私もファシストになれば良かったわ…」
ウォースパイト「……想像するだけで嫌ね…」
三日月「いや、今回のプレイも大概だったと思うんですけど…」
提督「サラトガ〜。いいプレイしてくれたな」ナデナデ
サラトガ「はい!お役に立てたのなら嬉しいです!」
ガングート「…もうあいつほぼ売国奴だろ」
ウォースパイト「私が来た頃にはもうAdmiralにべったりだったわね…」
リシュリュー「はぁ…いいわね…」
三日月「明日は休みですが、もうそろそろ寝ましょう」
グラーフ「そうだな。もう日が昇ってきた…」
アクィラ「あらほんと…」
提督「今から寝れるか!付いてこい!WOWsの時間だ!」
ウォースパイト「無理です。寝ます」
サラトガ「はーい♪」
アクィラ「よしよし♪イタリア艦なら任せてね」
グラーフ「実装されてないぞ」
アクィラ「」ガーン
ガングート「ソ連で海軍のゲームをするのはつまらん」
リシュリュー「軍艦が何か言ってるわよ…」
提督「ああああああああぁぁぁ魚雷があああ!」
サラトガ「提督ー!」
三日月「…おやすみなさい」
完
145 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/16(木) 23:41:43.26 ID:HzT9paLQ0
今日はこれまで
みんなもHoi4、買おう!
感想やネタをくれるとありがたいです。
では、おやすみなさい
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 01:17:49.17 ID:RtfnvB5n0
おつつ
戦略シミュレーションストラテジーは苦手
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 06:56:24.08 ID:ddP1sT0Do
乙
CiVならやってた
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 07:04:56.60 ID:Uhcs/5WZ0
艦娘を街に繰り出して箱庭ゲームとかやってみたいなぁ。
駆逐艦と鈴谷辺りは多少工夫すれば制服のままでも違和感ないし
149 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 19:20:49.23 ID:siHmG7EH0
今日の投下は多分23時くらい
多分今日の投下で主要キャラは出揃うんだけどネタが大体尽きたのよね
ネタ募集とかやってもいいかね?
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 20:39:58.66 ID:kUotpekS0
ネタ募集てなんでもいいん?
151 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 21:04:05.66 ID:nU2HpLZ/0
>>150
あんまり過激なものじゃなければ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 22:30:24.96 ID:PfdlgrFhO
他の鎮守府も巻き込んでカレー大会やろう
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 22:58:34.84 ID:kUotpekS0
もうすぐ夏だしありきたりだけど肝試し(第一提督を驚かせたい)とか
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 23:00:22.96 ID:Q20VmDblO
ネタ… お腹周りがヤバい艦娘をダイエットさせるとか
155 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 23:33:13.66 ID:nU2HpLZ/0
みんなありがとうやで…
明日には投下できるように頑張る
今日は短めのやつ投下します
156 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 23:35:21.00 ID:nU2HpLZ/0
【蛇足】
〜提督私室 夜〜
ガチャ
提督「お、風呂上がったか」
長波「…ん」ホカホカ
提督「………」
長波「………」ホカホカ
提督(えーっ!気まず!)
提督(落ち着け…。まずなんでこうなったのかを思い出すんだ…!)
157 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 23:35:52.92 ID:nU2HpLZ/0
〜ちょっと前〜
鈴谷「それで〜?長波は部屋どうするの?」
長波「…部屋?」
提督「ああ。駆逐艦は何人かで一部屋なんだが…。第一でもそうだったろ?」
長波「いや?全員個室だったぞ?」
提督「…くっ、やはりかかっている金の差は大きいか…!」ガク
ガングート「そもそも何故私はこいつと相部屋なんだ?」
グラーフ「私に言うな」
長波「…つっても、うちは他人の部屋に行き来すること禁じられてたし、部屋には布団くらいしかないし。個室なんて面白いもんでもないぞ」
皐月「えー!テレビとかもなかったの!?」
長波「…てれび?」
木曾「この反応を見るに…テレビ自体知らねぇのか?」
卯月「第一鎮守府まじやべーっぴょん」
如月「まあ、あそこの提督は私たちのことを本当に兵器としか思ってないってよく聞くし…」
望月「うえー。そんな鎮守府抜け出しちまうよ…」
五月雨「でも、鎮守府内の秩序は凄いってよく聞きますよ?」
村雨「普通の生活から軍人として扱ってるからでしょうねぇ〜。それが良いかはともかく、ね」
春雨「て、提督、起きてくださーい」
提督「うう…。第一め、次会ったら許さん…」ムクリ
夕立「理不尽っぽい…」
提督「ふう…。さて、長波、どうする?お前の好きなとこでいいぞ?」
長波「で、でも私夕雲型だし、親交ないしな…」
卯月「そんなの気にしなくていいっぴょん!こっちくるぴょん!」
如月「うふふ〜おいで〜。長波ちゃん、髪綺麗だかいじりがいがあるわ〜」
皐月「こっちおいでよ!ボク達の部屋にはね、ゲームがあるよ!」
松風「ああ、でもこちらには来ない方がいい。朝早くに、やかましい人に起こされてしまう」
朝風「なんですって!?」
鈴谷「あ!じゃあ鈴谷たちの部屋は〜?」
熊野「貴女はいつから駆逐艦になったんですの?」ヤレヤレ
提督「はは、選り取りみどりだな。どうする?長波?」
長波「………」ギュ
提督「…お?」
158 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 23:37:27.85 ID:nU2HpLZ/0
提督(まさか俺を選ぶなんて思わなんだ)
提督(しかし大丈夫か?憲兵とか来ないよな!?…いや、冷静に考えたらこの鎮守府担当の憲兵はもう買収してたわ。流石俺)
長波「………」ボー
提督(にしてもこういう時って何話せばいいんだ?…あ、そういやテレビ見たことないつってたな。えー今はヒトロクサンマル……)
提督「あ」
長波「ん?ど、どうしたんだ?」
提督「試合始まってるわ」ピッ
長波「試合?」
ワーーーー
長波「おお?なんか映像流れてんぞ」
提督「これがテレビだ」
長波「へー…」
提督「まあ映像を流す機械って認識でいいな」
長波「このテレビの中の奴らは何してんだ?」
提督「野球だ」
長波「やきゅう?」
提督「知らないか?お前が生まれる前からあるスポーツなんだけどな」
長波「ふーん?」
提督「ざっくり言えばボールを打って点を多く取った方が勝ちなゲームだ」
長波「…よくわかんね」
提督「なら隣に座れ。野球の何たるかを教えてやる」
長波「お、おう…」
159 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 23:38:29.65 ID:nU2HpLZ/0
提督「春の大山!!!打つんだ!!!!」
長波(簡単なルールは教えてもらったが)
長波(正直提督の盛り上がりっぷりには引いた)
長波(リアクションを見る限りこの虎のチームが好きなのか?)
提督「ふう…俺は信じとったぞ…」
長波(だが…これはチャンス!)
長波「な、なあ提督?」
提督「ん?なんだ?」
長波「この野球っての面白そうだな!」
提督「おお!そう思うか!」
長波「お、おう」
提督「そうかそうか。じゃあ今度グローブ買おう!」
長波「え?」
提督「そんでもって試合しようか!大丈夫だ!ここにいる艦娘は大体野球好きだからな!三日に1回くらいは試合してるぞ!」
長波「へ、へー…」
提督「いやーどう野球にハマらせようかと思ったけど、長波は野球好きの素質があったか〜」
長波「…ん?でも野球すんのにはこのグラウンドってのが必要なんだろ?この島にそんなもん無かったと思うんだが…」
提督「ああ。地下にある」
長波「…え?」
提督「地下に作った。スタジアム」
長波「えぇ…」
160 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/17(金) 23:40:07.36 ID:nU2HpLZ/0
申し訳ないが今日はこれでおしまいなんじゃ
改めて、ネタをくれた人には感謝を
まだ募集してるからどしどしレスしてくれよな
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/17(金) 23:45:51.84 ID:kUotpekS0
おつおつ
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/18(土) 01:29:26.33 ID:VVbxNDLU0
銀魂やゴールデンカムイみたいな
ぶっ飛んだネタは普通に良い子達な艦娘達可哀想だし、でも
淡々とした話もアレだしで難しいなぁネタ作り
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/18(土) 01:37:48.78 ID:QyP2esN40
平和にスポーツに興じれば良いじゃない
ダウンヒルとか
164 :
◆sA2CpGLy66
[sage]:2019/05/19(日) 01:05:02.22 ID:Efk1DjHj0
今日は無理です
ごめんね
165 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/19(日) 23:05:02.32 ID:Efk1DjHj0
更新初めますい
ダウンヒルのどこが平和なんですかね…
166 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/19(日) 23:05:40.52 ID:Efk1DjHj0
【vs第一鎮守府 part2】
〜第七鎮守府 港〜
第一「…来たぞ」
提督「ああ。前の演習のリベンジに来るとは思っていたが、まさかこんなに早く来るとはな」
第一「前口上はいい。早く準備しろ」
提督「…いや、今日は演習の前に少し来て欲しい場所がある」
第一「なんだ、珍しく神妙な顔をして」
提督「こっちだ」スタスタ
第一「やけに強引だな…。まあいい、お前達も着いてこい」スタスタ
大和「はい」スタスタ
167 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/19(日) 23:06:44.80 ID:Efk1DjHj0
〜第七鎮守府 西地区中央広場〜
提督「ここだ」
第一「…来たのはいいがあの仮設キッチンのようなものはなんだ?それに…何故あいつがいるんだ」
第三「………」
提督「では皆さん!あちらを注目!」ビシ
第一「無視するな」
大和「…くす玉?」
春雨「」バッ
夕立「」バッ
提督「第一回!チキチキ!鎮守府対抗カレー大会ィー!」
第一「…は?」
提督「さあ!第一よ!出場艦娘は二人一組だ!迅速に選べ!」
第一「はぁ…。バカバカしい。こんな馬鹿げた催しなんざ知らん。早く演習の準備を…」
提督「だから貴様の鎮守府はいつまでも二流なのだ」
第一「…何?」
提督「いいか?戦争の基本は兵站だ」
第一「そんなもの今更貴様に言われるまでも─」
提督「まあ待て。そしてその兵站の軸となるものは食糧。つまり、戦争において最も重要なのは飯だ!」
提督「畢竟!飯が一番美味い鎮守府が最強って事だ!」
第一「………………」
武蔵「いや、それは無理が─」
第一「一理あるな」
武蔵「…なに!?」
卯月(ちょろすぎぴょん)
提督「そうだろうそうだろう!ははは!本番は30分後だ!それまでに作戦会議でもしていろ!」
第一「ふん。貴様に吠え面をかかせてやる」
武蔵「な、なあ提督よ。お前本当に第七の奴の言い分を信じているのか?」
第一「確かに気には食わんが、あいつの言っていることは筋が通っているだろ」
大和「そうよ武蔵。提督の言う事に間違いは無いわ」
武蔵「…はあ」
摩耶「諦めな…。こいつらは定期的にアホになるんだ…」
168 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/19(日) 23:09:42.65 ID:Efk1DjHj0
〜30分後〜
青葉「どうも!第三鎮守府所属の青葉です!今回のカレー大会の実況を担当するよ!」
青葉「ちなみに今回の大会にあたって第七さんは各鎮守府に招待状を送ったらしいけど第三以外には断られてるよ!」
提督「あのおっさんどもノリ悪いな」
卯月「こんな大会断るのが当たり前っぴょん」
青葉「それでは早速選手紹介と行きましょう!まずは第一鎮守府!」
青葉「大和ホテル、武蔵御殿の名は伊達じゃない!大和型コンビだぁー!」
大和「この大和、提督に勝利を!」
武蔵「大丈夫かこれは…」
青葉「さてお次は第七鎮守府!まずは─」
青葉「第七鎮守府唯一の潜水艦にして、今日が11連勤目!イムヤさん!」
イムヤ「だ、大丈夫よ。最近影が薄いとか言われても、気にしないんだから…。気に…しない…」
青葉「これは後で第七さんによるメンタルサポートが必要ですね…。そしてそんなイムヤさんの相方は、元潜水母艦、龍鳳さん!」
龍鳳「イムヤさん、頑張りましょう!」
イムヤ「私…提督に嫌われたのかな…」
龍鳳「い、イムヤさん!?」
青葉「最後は我らが第三鎮守府!出場者は─」
青葉「比叡、磯風ペアだぁー!」
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/20(月) 05:09:53.10 ID:nhPoYcM10
寝落ちかな
そのペアはいかんぞ第三‥
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/05/20(月) 06:44:25.22 ID:c/pykHVZO
だいたい比叡が飯まずって前提が間違ってるんだよな昭和天皇の御召艦なのに逆に一番美味しい料理がでるんだよ
171 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 22:59:32.77 ID:60vJ7NQy0
これは綺麗な寝落ちだァ…すんません
続き投下します
172 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:00:17.33 ID:60vJ7NQy0
第一「!?」
提督「はあ!?」
第三「……………」
第一「き、貴様!自分が何をやっているのかわかっているのか!?」
提督「そうだそうだ!こんなもん敗退行為じゃねえか!」
第三「うるさいわね!大和と武蔵っていうチートを具現化したような艦娘がいる以上、こちらの勝ちは無いわよ!」
第三「だからせめて…せめて、爪痕を残してみせるわ!」
第一「そんなことやるくらいなら参加するな!」
提督「てかなんだよ爪痕残すって、お前若手芸人かよ」
第三「ふん!」
第一「今回の大会の審査員は私たちであろう!?…最悪だ。あんな劇物を食わなければいけないのか…?」
第三「審査員…?………あっ」
提督「お前自分も食うこと忘れてたろ」
第三「い、いえそんなことはないわ…。ただ少し…ええ、人選を間違えたわね、訂正するわ」
第一「そうだな。それがいい」
提督「馬鹿め!選手の途中交代は認められないと規則で決まっている!」
第一「何故貴様はわざわざあいつらの料理を食わないという選択肢を自分で消したんだ!」
ギャーギャー
比叡「うーん。ここからだと司令たちの言っていることがよくわかりませんが…。まあ励ましてくれているのでしょう。頑張りましょうね、磯風」
磯風「ああ。戦場に居るような気持ちで臨もう」
比叡「おお!それはいいですね。比叡も気合い!入れて!行きます!」
磯風「ああ、その意気だ 」
〜観客席〜
春風「比叡さんと磯風さんは料理がお上手ではないのですか?」
榛名「え、ええ…。磯風さんの料理は実際に見たことがないので分かりかねますが…比叡姉様の料理は臭いの時点で大丈夫じゃないです」
金剛「…アー、ワタシ今日鎮守府近海の哨戒の任務があった気がシマース!」
三日月「そのような任務は金剛さんに出ていませんし、戦艦の方は鎮守府近海の哨戒なんてしませんよ」ガシッ
金剛「うう!ヅッキー後生デース!」
ジョンストン「コンゴーがそこまで怯えるなんて…」
蒼龍「まあ、霧島さんが何とかしてくれるんじゃない?」
龍驤「もう匙投げてるかもわからんな」
173 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:02:02.21 ID:60vJ7NQy0
大和「比叡さんは御召艦の経験がある方です…。胸を借りるつもりで挑みましょう!」
武蔵「…?」
武蔵(こいつ比叡の料理スキル知らないのか?)
イムヤ「相手が大和だろうが武蔵だろうが、イムヤは提督に喜んでもらうカレーを作るわ!」メラメラ
龍鳳「た、立ち直り早いんですね…」
青葉「それではー…料理、スタート!」
174 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:04:43.76 ID:60vJ7NQy0
〜料理中〜
第三「そう言えば、なんでこんなことやろうと思ったのかしら?」
提督「ん、資源に余裕を持たせたくてな。ほら、そろそろ大規模作戦が発令されるだろ?」
第一「なるほどな…。って、待て!お前にはその作戦のことは伝えられていないはずだ!」
提督「あ、口が滑った」
第一「この野郎…!どうせ今回も最終段階の作戦にだけ現れるつもりだろう!」
第三「貴方のハイエナっぷりには最早慣れてしまったわ」
提督「うるせーなー。資源の融通きかない代わりだろ?」
第一「資源の代わりが艦娘一人というのは納得がいかん!」
提督「いーじゃん、うち旧式ばっかだし」
第一「三年前ならそれで納得したかもしれんがな…」
提督「まーまー。どうせお前ら、深海棲艦も含めて最後の方グダグダになってるだろ?それを助けてるだけだよ」
第一「面の皮が厚すぎるんだ…」
第三「喧嘩は程々にね。あら、料理終わったみたいよ」
青葉「審査員のみなさーん!審査席へどーぞ!」
第三「はぁ…。行きたくないわね」ガタッ
第一「ほぼ貴様のせいだかな」ガタッ
提督「今日が俺の命日か…」
175 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:06:03.10 ID:60vJ7NQy0
青葉「それでは、実食ターイム!まずは第一鎮守府ペア!」
大和「それでは…どうぞ!」
ジャン
第三「おお…」
提督「本格的ィ」
第一「無論だ。我が鎮守府の主力の実力思い知るがいい」
大和「ふふ…少し照れてしまいますね」
第三「それでは…ああ、やっぱり美味しいわね」
提督「そうだな。高級料亭みたいだぁ」
武蔵「そうだろうそうだろう」
第一「…ふむ。大和よ、この食材の切り方だが─」
大和「成程…それでは─」
アーダコーダ
第三「なんだかプチ反省会みたいなのが始まってるわよ」
提督「真面目か。しかし美味いなこれ…うちにも欲しいわ」
大和「お断りです」
提督「知ってるよォ。お前じゃなくて武蔵。どう?」
武蔵「フ、すまんな。私の心は第一にある」
提督「ありゃ。しょーがない。お前のとこのイタリア駆逐艦で許したる」
第三「リベッチオならあげないわよ。…そもそも貴方褐色なら誰でもいいわけ?」
176 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:07:02.72 ID:60vJ7NQy0
青葉「それではお次は第七鎮守府ペア!」
イムヤ「イムヤ、頑張ったわよ!」
龍鳳「ど、どうぞ、召し上がってください!」
ジャン
提督「おう、いただきます」パク
第三「ふんふん…」
第一「………」
第三「…あの、あれよね」
第一「そうだな。料理が普通よりは上手い主婦のカレーだな」
第三「ええ。美味しいんだけど、それ以上でもないって言うか」
龍鳳「う、うう…」
提督「こういうのでいいんだよこういうので。変な趣向凝らすよりかはな」
龍鳳「ほ、本当ですか!?」
提督「ああ。イムヤも、美味しかったぞ」ナデナデ
イムヤ「! ええ、イムヤもっと頑張るわ!」
177 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:08:02.13 ID:60vJ7NQy0
青葉「健気ですね…。それでは最後、ウッなんだが変な匂いがしますが第三鎮守府ペアです!」
比叡「気合い!入れて!作りました!」
磯風「自信作だ」
ジャン
提督「う、うおおおお!…?あれ、見た目普通だな」
第一「…ああ。変な匂いはするが、見た目はよくあるカレーだ」
提督「これは…?」
第一「もしかすると…?」
((普通のカレー?))
提督「………」コク
第一「………」コク
パクリ
提督「いやまっず!!!」
第一「」
第三「ふふふ霧島の協力で見た目だけは普通になるように特訓させぶふぉ」バタ
第一「見た目より味を改善させ……ヌッ(絶命)」バタ
提督「正直このオチは読めてた!」バタ
結局第一が勝った
178 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:09:26.65 ID:60vJ7NQy0
【おまけ】
大和「そ、そんなまさか。あの比叡さんの料理が美味しくない訳が…」
武蔵「お、おい、大和。やめろ」
大和「…」パク
武蔵「あ」
大和「( ? ? ? )」
武蔵「遅かったか…」
179 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/20(月) 23:10:33.09 ID:60vJ7NQy0
短くてすまないが今日はおしまいなんじゃ
明日は肝試しと短編を予定しているんじゃ
それではお休みなんじゃ
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/21(火) 00:45:11.28 ID:MMO8jJ5V0
艦娘達は年相応の少女みたく遊ばせた方がむしろ調子
出そうだよね。軍人よりも魔法少女寄りというか
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/05/21(火) 07:19:57.17 ID:ETnIj7ggO
第一の艦娘とかお菓子の存在や娯楽などなんにも知らないんだから飴ちゃんでスパイに仕立てることできるんじゃ
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 01:17:20.20 ID:Xwhq4l/j0
融通も利かないし視野も狭いがクズでは無い。
ものすごーく扱いが難しそう第一っちばーん鎮守府
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/05/22(水) 06:39:12.40 ID:m3VRy89jO
パインアメかミルキー、チェルシーがあれば第一の艦娘はイチコロだな
184 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/22(水) 23:21:01.36 ID:iTVDqKHx0
ごめんなさい、今日投下無理です
これも全部イベントってやつが悪いんだ
でも随時ネタは受付中だゾ
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 00:25:17.14 ID:vxKLLmGm0
街に潜伏した深海棲艦を調査せよーとか。
186 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:39:12.28 ID:WEd74JwM0
こんばんは、投下していきます
そう言えばこのスレまだ深海棲艦出てませんね
187 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:40:23.18 ID:WEd74JwM0
【ドキドキ肝試し】
〜第七鎮守府 第二会議室〜
提督「ドキドキ!肝試し大会ィ〜!」
卯月「いえーい!」パチパチ
村雨「わー♪」パチパチ
五月雨「え、えっと…」
提督「今日の夜。第一に肝試しをさせます」
五月雨「…何でですか?」
提督「なんかむしゃくしゃする。具体的には三タテされたから」
五月雨「阪神打線のツケを払わせられる第一さん…」
卯月「三タテしたんだから許してやれぴょん」
提督「とにかく、今日はカレー大会をしたな?」
村雨「そうですね〜。大和さんのカレー美味しかったなぁ」
卯月「ぴょんぴょん。一応比叡たちのカレーは保存したぴょん」
五月雨「なんのために!?」
提督「で、もう夜が遅いということで今日第一はうちに一泊するんだが」
卯月「五月雨、執務室がある建物から客室がある建物までの道を思い出すぴょん」
五月雨「道ですか?うーん……途中に植木が左右に植えてある石畳の道がありますね」
提督「そうだ。そしてそこは夜になると陰気に満ちる道となるんだ…」
卯月「みちだけに」
提督「余計なことを言わんでよろしい」
村雨「じゃあその道でしかけるの?」
提督「そうだ。…ふふふ、楽しみだなぁ。あいつは昔から怖いのは嫌いなんだ」
五月雨「提督が良くない顔してます…」
提督「取り敢えず、夜になったら話があると執務室にあいつを呼び、そこで少し話してからあいつを解放する。その後お前らに連絡するからその道で落ち合おう」
卯月「了解っぴょん!」
村雨「はいはーい♪」
五月雨「いいのかなぁ…」
188 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:40:59.24 ID:WEd74JwM0
〜夜 執務室前〜
バタン
第一「ったく、いきなり呼びだしたと思ったらなーにが『陽炎型駆逐艦一番エロい娘選手権』だ」
第一「あいつの挙動にはほとほと呆れるばかりよ…」スタスタ
第一「……黒潮ねぇ…」
大和「提督、お疲れ様です」
第一「お、おお。なんだ、待ってたのか?」ビクッ
大和「はい。大和は秘書艦ですから」
第一「こんな夜更けまで待つ必要はないんだがな…。まあいい、感謝する」
大和「勿体ないお言葉です」
第一「…戻るか」
大和「はい」
提督「…こちらホワイト、各員応答せよ」
卯月『ピンクぴょん!』
五月雨『ブルー、います』
村雨『オーカー…います…』
提督「どうしたオーカー。元気がないゾ」
村雨『当たり前でしょ!黄土色よ!?』
五月雨『お、オーカー姉さん。大声出すと』
村雨『オーカー姉さんってなに!?』
卯月『このコードネームは厳粛な会議の下決められたぴょん。異議は許さないぴょん』
村雨『惨すぎるわ…。私もピンクとか可愛い色がよかった』
卯月『残念ながらピンクはうーちゃんの物っぴょん。諦めるぴょん、オーカー』
提督「そうだぞ。俺は黄土色好きだぞ」
村雨『フォローのつもり!?』
卯月『ホワイトから連絡ってことはターゲットはもう移動したぴょん?』
提督「ああ、ターゲットは今部屋から出た。…む」
五月雨『どうしたんですか?てい…ホワイトさん』
提督「どうやら秘書艦も一緒らしい。くっ、リア充しやがって」
村雨『何言ってんだか。早くこっち来てくださいよ。あと三分以内に来たら今夜リア充させてあげる』
提督「今行く」バリーン
189 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:42:46.50 ID:WEd74JwM0
〜小道〜
大和「………」
第一「………」
大和「……………」
第一「……………暗いな」
大和「そうですね」
第一「………」
大和「…?」
第一「…………大丈夫か?」
大和「はい。大和は大丈夫ですけど…?」
第一「………そうか。なら、いい」
大和「はい。…変な提督ですね」
第一「…………ああ」
大和「………?」
提督「ふふふ。あいつびびってやんの」
卯月「やり甲斐があるぴょんねぇ…」
五月雨「悪い顔してます…」
村雨「提督、大和さんはどうするの?」
提督「んー…大和ってなんか強そうじゃない?お化け」
五月雨「戦艦の方ですからね。お化けがなんぼのもんじゃい、って感じじゃないですか?」
提督「もう一回やって。そのなんぼのもんじゃいってやつ」
五月雨「え?え?」
提督「…………」ジー
五月雨「お、お化けがなんぼのもんじゃい!」
提督「……」
五月雨「………え、えーと」
提督「五月雨かわいい!」ガバ
五月雨「わわわわわ」
卯月「茶番はそこまでにするぴょん」
村雨「いいな〜村雨もがばってされたいな〜」
提督「よし。それでは五月雨と村雨に命ずる」
五月雨「は、はい!」
村雨「はいは〜い」
提督「大和を、やれ」
五月雨「え、ぇぇぇええええ」
村雨「提督〜?誤解されるようなこと言っちゃ、め!」
提督「はい」
村雨「大丈夫よ五月雨。大和さんを第一さんにバレないように拉致するだけよ」
五月雨「それもどうなんですか…?」
提督「つべこべ言わずさっさとやってこい。あと五秒経ってやんなかったら俺は明日からお前のパンツを被って生活する」
五月雨「なんですかその脅し!?」
190 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:44:22.61 ID:WEd74JwM0
第一「…………」
大和「……………」
第一「……あの、やま─」
サッ
第一「!?」
大和「どうしました?提督?」
第一「い、今あそこに何かが…」ユビサシ
大和「んー………!?」ガバ
大和(口、封じられ!?)
第一「………お、おい大和」クルッ
第一「………大和?」
第一「おい、どこ行った大和」
第一「……………俺を、驚かそうってか?」
第一「………………」
第一「………これ以上続けると懲罰だぞ」
第一「………………………」
第一「……や、大和?」
第一「……………………………」
第一「…………まじ?」
191 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:45:12.42 ID:WEd74JwM0
提督「うははは傑作だ」●REC
卯月(何が起きたか説明すると、まず五月雨が第一にしか見えない所で動き注意を引き、その隙に村雨が大和を拉致したぴょん)
卯月(あの戦艦を一人でやっちまう村雨、恐ろしい奴だっぴょん)
卯月(…………………)
提督「ふぅ。さてさて、一人になったことだしこれから仕掛けていくぞ、卯月」クルッ
シーーーーン
提督「……卯月?」
提督「おい、俺を驚かそうってか?」
提督「…………………」
提督「……これ以上続けたらお前のパンツ食べるぞ」
提督「……………………」
提督「…………卯月さん?」
提督「……………………………」
提督「…………………………マジか」
192 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:47:32.21 ID:WEd74JwM0
村雨「うふふ。提督怖がってるわね」
五月雨「いいんですか…?こんなことしちゃって」
卯月「へーきぴょん」ヌッ
五月雨「うわ、いきなり出てこないで下さいよ」
卯月「パンツ一枚くらいくれてやるっぴょん」
五月雨「パンツ本当に被って食べるんだ…」
村雨「さーて。提督どうするのかしら」
193 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:48:17.09 ID:WEd74JwM0
提督「どうするどうするひえーこわいよーよるこわいよーくらいのきらいなんだよーくっそあいつら明日めちゃめちゃにしてやるうー」
提督「…………………」
提督「喋り続けないと気が持たんな」
ガサッ
提督「うっほほほーい!」
提督「…なんだ、生首か…」
提督「…………………」
提督「ちょ」ダッ
提督「うわーん!作り物だってわかるけど怖いもんはこわーい!」
ドンッ
第一「うおおおおおお」
提督「ぬわあああああいああ」
第一「な、なんだ貴様か…」
提督「はあはあはあはあはあ…」
第一「な、何故ここに。………ごほん。まあこの際貴様でも構わん。貴様、大和を知らないか?」
提督「し、知らん」
第一「…そうか」
第一「……………ハッ」
第一「別に、これはあれだぞ!?」
提督「?」
第一「寂しいとか、そういう訳ではないぞ!?」
提督「…………やめとけよ、男のツンデレとか」
第一「うるさい!誤解するな!」
提督「……………」
第一「…………………」
ガサッ
提督「イクゥウウウウウウ」
第一「うおおおおおお!」
提督「…………」
第一「………………」
提督「…なあ」
第一「…なんだ」
提督「一回、俺の部屋行こ。ここから近いから」
第一「何故お、私が貴様の部屋に…」
提督「いやー最近美味そうな酒を買ってな」
第一「そ、そうか…」
第一「よし、行こう。あくまでも、酒を頂きにな」
提督「ああ。…………手、繋がない?」
第一「流石にそこまでせんわ!」
194 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:49:23.95 ID:WEd74JwM0
卯月「ふふふ。びびってるぴょん」
村雨「それじゃあ仕掛けましょうか」
五月雨(何か嫌な予感するなぁ…)
卯月「ぴょーーん!」オバケコスプレ
提督「うぉぉぉぉぉぉぉぉ」
第一「うわあああああああ」
村雨「キャー!♪」コスプレ
提督「許してぇぇえええええ」
第一「もおおおおおおおおお!」
五月雨「う、うおー!」
提督「かわいい」
第一「…………」
五月雨「あ、あれ!?」
195 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:50:10.28 ID:WEd74JwM0
提督「はあ、はあ…」
第一「…おい、どうなってるんだこの鎮守府は」
提督「もうやだぁ…」
第一「使えんな…」
ヒュウウウウウウ
提督「………モウイキソウ」
第一「情けない…」
提督「…………………」
第一「…………………」
卯月「ばあ」
第一「うわああああああああああああ」ダッ
提督「のおおおおおおおおおおおおお」ダッ
第一「もう嫌だあああああ」
提督「助けて三日月ーーーー!」
196 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:51:04.72 ID:WEd74JwM0
〜艦娘寮 娯楽室〜
神風「はい。緑の2」
皐月「緑の4」
文月「えっとぉ、ごめんね、ドロフォー」
熊野「あらあら、望月さん、少し不味いのではなくて?」
望月「ふっふっふっ。ドロフォー重ねだ」
熊野「残念でしたわね!ドロフォー重ねは公式が認めていなくてよ!」
皐月「え?そうなの?」
神風「最近ネットで話題になってたわよ」
文月「そうなんだ〜」
望月「うるせーなー。ローカルルールだよローカルルール」
熊野「横暴な…」
三日月「…!」ガタッ
望月「どしたん?三日月」
三日月「司令官が呼んでる気がします」
皐月「えー…?」
文月「愛のぱわーだね〜」
三日月「行ってきます」シュパッ
神風「え、ここ五階…」
望月「気にしたら負けだ」
熊野「三日月さんに常識は通じなくてよ」
197 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:51:58.84 ID:WEd74JwM0
卯月「ふっふっふ〜。次はどうしようかな〜ぴょん」
ダダダダダダ
卯月「…ぴょん?」
三日月「」ダダダダダダ
卯月「」
卯月「………な、なんで三日月が…ぴょん」
198 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:53:05.08 ID:WEd74JwM0
提督「もう一歩も動けん」
第一「おいふざけるな。早くお前の部屋にだな」
ダダダダダダ
第一「!?お、おい、何か来てるぞ」
提督「…いや、この足音は……」
三日月「司令官!」
提督「三日月!」
三日月「…貴方が、司令官に?」チャキ
第一「おいおいおい違うぞ!違うからその物騒な物を下げろ!」
三日月「司令官?」
提督「ああ。本当だ、こいつも被害者だ」
三日月「そもそも司令官は元スパイですよね?そんな人がお化けに怯えていていいんですか?」
提督「そういう時は事前に準備が必要なんだよォ…」
三日月「まあいいです。それで、犯人は?」
提督「…………卯月、村雨、五月雨」
三日月「…………ほう」
卯月「うおおおおおい!司令官裏切ったぴょん!?」
卯月「どうするぴょん、村雨、五月雨」クルッ
コツゼン
卯月「…………………逃げ足速いぴょん」
結局全員捕まった
199 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/24(金) 23:53:47.43 ID:WEd74JwM0
今日の投下おしまい
明日も何か投下できるよう頑張ります
それてはおやすみなさい
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/25(土) 05:50:16.36 ID:7crHZXZw0
おつ
黒潮が好みかね‥?わかってるじゃないか
201 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 19:50:09.87 ID:KkRY/0or0
黒潮いいよね…
書き溜めないけどやってくよ
今更だけどカレー大会は時系列関係ないよ
202 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 19:59:11.39 ID:KkRY/0or0
〜第七鎮守府 提督私室 朝〜
チュンチュン
長波「」パチ
長波「ふわぁ〜あ〜…」
長波「朝か……」ノビー
長波「………」
長波「って!今何時だ!?」バッ
長波「マルナナマルマル…!?遅刻じゃ─」
提督「グゴー」
長波「………あ」
長波(忘れてた。あたしは今第七鎮守府にいるんだよな…)
提督「フォー」
長波(昨日は好きなだけ寝ろって言われたけど…)
長波(この時間まで寝てていいもんなのかね?)
提督「ヌオー」
長波「はあ…」
長波(暢気な朝だな…。第一だとマルゴーマルマルには起こされてたもんなぁ…)
提督「スピュー」
長波「…………」
長波「………………」スッ
長波「…………………」
長波「…………………!?」バッ
長波(うおおおお!今何しようとしたあたし!)
長波(そんなことしたら夕雲型の名が…!)
長波「…」チラ
提督「スユー」
長波「…………はぁ」
長波「おい、起きろー。朝だぞー」
203 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:04:14.65 ID:KkRY/0or0
提督「ふわぁ〜あ」
長波「おはようさん」
提督「おう、おはよ。よく眠れたか?」
長波「ああ。…しかしいいのか?」
提督「何がだよ?」
長波「提督がこんな時間まで寝ててさ」
提督「いいんじゃないのか」
長波「いや、第一の提督はマルヨンマルマルには起きてたぞ」
提督「あいつが真面目過ぎるだけだ。…ふぅ、長波」
長波「なんだ?」
提督「お前は食堂行って朝飯食ってこい」
長波「提督は?」
提督「俺は執務室行かなきゃならん」
長波「…何でだ?」
提督「寝坊した事を謝らなきゃいけない」
長波「やっぱり駄目なんじゃねーか」
204 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:10:59.12 ID:KkRY/0or0
〜第七鎮守府 北地区〜
長波「えーっと?食堂はここら辺らしいが…」
長波「しっかしでかいなー、この島」
長波「ん、あれか」
ガラガラ
長波「お、合ってるみたいだな」
望月「んあ、長波じゃん」
弥生「…」ペコリ
長波「ん、お前達は…望月と弥生だったか?」
望月「そうだよ。長波は今から飯?」
長波「ああ」
弥生「…………」ジッ
長波「な、なんだ?怒ってんのか?」
弥生「怒ってなんか…ないよ…」
望月「キレてんの?」
弥生「キレてないっすよ…」
205 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:17:55.69 ID:KkRY/0or0
長波「そういや、ここはどんな感じで注文すんだ?」
望月「注文?ああ、ここは第一とかと違ってメニューは一つだよ」
長波「え、それ飽きないか?」
弥生「当番の人によって…メニューは違う……」
長波「ってことはここの食堂当番制なのか?」
望月「おう。お前も料理の練習しときなよ〜」
長波「料理ねぇ」
弥生「得意な料理とか…ある…?」
長波「まあ、炒飯とかか?」
望月「へえ〜それは楽しみにしとくよ」
長波「そんな大層なもんでもないけど…。今日の当番は?」
弥生「金剛さんと…榛名さん……」
長波「ふぅん。金剛ってことはブリティッシュな料理だったりするのか?」
望月「いや、焼き魚定食だった」
長波「そ、そうか…」
206 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:23:26.96 ID:KkRY/0or0
長波「おーい、飯貰いに来たぞー」
榛名「は〜い。て、あら、長波さん」
長波「おう」
榛名「おはようございます。提督は?」
長波「寝坊したから秘書艦に謝りに行くって言ってたぞ」
榛名「あはは…。あ、すいません。今ご飯持って参りますね」パタパタ
長波「おう」
金剛「oh長波デース!おはようございマース!」
長波「おはよう。朝から元気だな」
金剛「ンッフフー」
長波「そう言えば今日の朝飯は焼き魚定食なんだっけ?」
金剛「そうデス!自信作ヨー」
長波「金剛のことだからイギリスの飯とか作るのかと思ったぞ」
金剛「アハハ、今日は榛名に任せましター!次にご期待くだサーイ!」
長波「ああ。期待しとくよ」
榛名「お待たせしました。どうぞ、ごゆっくり」
長波「さんきゅー」
207 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:30:46.01 ID:KkRY/0or0
長波「さてと…」キョロキョロ
長波(時間が時間だけに人がまばらだな…っと)
長波「ここ、いいか?」
松風「うん?ああ、構わないよ。姉貴は?」
神風「勿論構わないわよ」
長波「ありがとな」ストン
松風「それにしてもえらく重役出勤じゃないか?」
長波「まあ、な」パクパク
松風「そんなに司令官の隣は寝心地がよかったかい?」
神風「ちょ、ちょっと松風!」
松風「あはは、からかっただけだよ」
長波「ん、まあ提督の隣はなんか安心するな」
神風「えっ」
長波「寝心地がよかったってのも間違いじゃないな」
神風「え」
松風「あっはっは。姉貴〜少し焦った方がいいんじゃないか?」
神風「う、うるさい!」
長波「?」
208 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:34:22.59 ID:KkRY/0or0
ごめんなさい
少し席外します
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/26(日) 21:09:05.72 ID:v0tjNKIY0
そういや何でか最近妙に黒潮と白露は幼なじみ属性とか言われてるんだよな。
少し前までは姉妹の人気引き合いにしてネタにしてた癖に何でやろ
210 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/28(火) 22:31:04.06 ID:PDs14PIu0
ちょっと席を外すとはなんだったのか
白露と黒潮の人気は改二実装も一役買ってるんじゃないですかね
最近更新できなくて申し訳ない
明日更新します
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/29(水) 01:57:57.13 ID:IttUU2yd0
改二実装されないと人気ってやっぱり出ないんかな・・・
212 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:15:10.90 ID:xEH9Xyfk0
行方不明だった新人王がサヨナラグラスラ打つ夢見た気がする
投下始めます
213 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:16:55.54 ID:xEH9Xyfk0
>>207
の続き
長波「でも、お前らも随分と遅いんじゃないか?」
松風「ん?まあね、もう一時間はここにいるかな?」
長波「一時間?そんなにいたら怒られるだろ」
神風「怒られるって…誰によ」
長波「そりゃ、提督だろ」
神風「司令官はこんなんじゃ怒らないわよ…」
長波「そうなのか?第一だと飯は五分以内に食わなきゃ説教されたぞ」
松風「うへえ。飯すらゆっくり食べさせてくれないのか」
神風「噂に聞いた通りね…」
長波「噂?」
神風「ええ。噂よ、第一に関するね」
長波「ふうん。例えばどんな噂だ?」
松風「そうだな…。作戦に反対した艦娘が長い間折檻させられる、とか」
長波「んー、第一の提督は無茶な作戦は立てないから反対するやつはいなかったな」
神風「へえ。何か意外ね」
長波「そうか?士官学校は首席で卒業したらしいから当然っちゃ当然だろ」
松風「エリートだねぇ」
長波「それで、他にはなんかあんのか?」
神風「そうね、伝説の365連勤とか」
長波「それはほぼ噂通りだな」
神風「ええ!?これは嘘であって欲しかったわ…」
松風「大変だね、第一は」
長波「まあ流石に休みはあったが、ほぼ毎日海に出てたよ。偶に、海上で『なんであたしここにいるんだっけ?』ってなることはあったね」
松風「それまともに作戦出来ないだろう」
長波「そうだな、疲れが溜まると流石に…」
神風「作戦自体はいいらしいのにね…」
松風「やっぱり凄いな、第一は。色んな意味で」
長波「でも、第七の噂も聞いた事あるぞ」
214 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:18:45.11 ID:xEH9Xyfk0
神風「うちの噂?どんな?」
長波「第七鎮守府設立後一年間は駆逐艦六隻で運営されてたって話」
松風「ああ、それなら僕も聞いた事あるな」
神風「そうなの?私は初耳だわ」
長波「でもなぁ、いくらここが辺境だからって駆逐艦六隻じゃ鎮守府として成り立たなくないか?」
松風「そうだね。だから僕も正直眉唾物だと思ってるよ」
神風「その頃の提督ってもういないのかしら」
長波「さあなあ。五年くらい前なんだろ?第七鎮守府が出来たのって」
松風「いや、いるよ」
神風「どこに?軍令部にでも異動したの?」
松風「…普通に僕達の司令官だけど」
長波「あ、そういう…」
神風「うちの司令官ってずっとここにいるんだ…」
長波「それなら、直接聞いた事はないのか?提督に」
松風「いや、何か怖いじゃないか」
神風「怖い?何が?」
松風「それを知った者は生きて返さない…みたいな」
神風「はぁ。司令官がそんなことする訳ないでしょ」
松風「まあ今のは冗談だけど、駆逐艦六隻ってよっぽどだろう?あまり踏み入って欲しくいんじゃないかとら思ってね」
長波「言いたいことはわかるけどな」
神風「うーん、その六隻って誰かしらね〜」
松風「さあね。ここの鎮守府の初期艦って誰だっけ?」
215 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:20:37.04 ID:xEH9Xyfk0
神風「五月雨でしょ。前、本人に聞いたわ」
長波「五月雨か」
神風「なんか意外よね」
松風「そうかい?」
神風「うん。だって司令官と五月雨が二人で話してるのあまり見たことないわ」
松風「そんな事ないさ。鳳翔さんの居酒屋で、二人っきりで駄弁っているのを時たま見るよ」
神風「え〜…想像出来ないわね」
長波「鳳翔さんの居酒屋?」
松風「ああ、この食度の隣に少し小さ目の建物があったろう?」
長波「あったな」
松風「夜になるとあそこで鳳翔さんが居酒屋をやっているのさ」
神風「私はあんまり行かないけどね、夜になるとすぐ寝ちゃうし」
長波「それは駆逐艦としてどうなんだよ」
松風「まあ鳳翔さんの作る料理は絶品だからね。暇があったら行ってみるといいさ」
長波「そうするよ。…何の話だったっけ?」
神風「最初の六隻って話でしょ」
長波「あーそうだそうだ。うーん、三日月はどうなんだ?秘書艦だろ?」
松風「正しくは秘書艦筆頭だけど…まあそうだね。二人の様子を見ると関係は長そうだ」
神風「そうね。じゃああと四隻か…」
松風「うーん…わからないね。長波は?」
長波「昨日来たあたしが知る訳ないだろ…」
松風「それもそうだ」
216 :
食度→食堂
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:22:18.38 ID:xEH9Xyfk0
神風「見当もつかないわね」
松風「やっぱり今度司令官に聞いてみるか、気になるしね」
神風「そうね。んー…結構長い間ここにいるわね。そろそろ移動する?」
松風「そうだね。どうだい?長波も」
長波「なんも言われてないし、良いとは思うが…どこ行くんだ?」
松風「娯楽室かな?」
神風「うん。誰かしらいるでしょうし」
長波「娯楽室」
松風「…その様子だと、第一に娯楽室は無かったようだね」
長波「そうだな、興味が湧いたぞ。よし、行こうか」
神風「ええ。案内するわね」
ピンポンパンポーン
松風「おや?」
神風「何かしら」
『駆逐艦長波、執務室に来るように。繰り返す、駆逐艦長波、執務室に来るように』
神風「あら、呼び出されちゃった」
松風「ははは、どんまいどんまい。娯楽室はまた今度……ん?」
神風「あれ?長波は?」
松風「さっきまでここにいたのに…」
榛名「長波さんならもう行っちゃいましたよ」
神風「ええ!?」
松風「速いな…」
榛名「ふふ、提督、長波さんにも気に入られたようですね」
松風「いやぁやるね。司令官」
神風「くっ、こうなったら私も…!」
松風「はいはい。止めとこうね。追い出されるのが関の山さ」
217 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:24:52.06 ID:xEH9Xyfk0
〜第七鎮守府本館〜
長波「執務室……ここか。…よし」
コンコン
『誰ですの?』
長波「長波だ」
『どうぞ』
長波「失礼する」ガチャ
提督「飯は食ったか?」
長波「ああ。美味しかったよ」
提督「そうか、それならよかった。……俺も朝飯食べたいなー。チラッ」
熊野「はぁ…。さっさと手を動かして下さる?遅刻した分がまだまだ残ってますわよ」
提督「ウィッス」
長波「あー…あんまり提督をいじめないでやってくれよ?」
提督「長波ぃ…!」
熊野「はぁ…これじゃあ私が悪者みたいではありませんの」
218 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:31:49.92 ID:xEH9Xyfk0
長波「それで、私はなんで呼ばれたんだ?」
提督「ああ、これから先は熊野が担当する」
長波「担当?何を?」
熊野「この鎮守府についての説明ですわ。新しい人が入ってくる度に説明していますの」
長波「説明…?」
熊野「この鎮守府は他と比べると少々変わっておりまして…」
長波「それは何となく感じるけど」
熊野「ええ、そうでしょう。ですので、貴女がこれからの生活で混乱しないよう私がしっかり教授しますわ
」
長波「お、おう…?」
熊野「まずは、この鎮守府最大の特徴、定期的に暗殺部隊がやって来ることについて」
長波「ああ……!?はぁ!?暗殺!?」
熊野「ええ、暗殺」
長波「こ、ここに?」
熊野「ええ、ここに」
長波「誰を?」
熊野「この方ですわ」
提督「命狙われてまーーす」
長波「…すまん、理解できない」
熊野「そうでしょうね。ですので順序を追って説明致しますわ」
長波「頼む…」
219 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:51:47.62 ID:xEH9Xyfk0
熊野「まず、暗殺部隊を送っている方の正体ですが」
長波「い、いきなり核心だな」
熊野「大将様ですわ」
長波「…えええええええ!?大将!?大将ってあの!?」
熊野「ええ、現在の海軍には大将の方が一人しかいませんから、貴女が思っている通りの方ですわね」
長波「大将が…提督を暗殺…?」
熊野「ええ。提督を嫌っている方が陸海問わず軍内に多数おりまして、大将様もその中の一人なのですわ」
提督「嫌ってるとかいうなよ、悲しくなっちゃうだろ」
熊野「私は好いております」
提督「おいまじかよやる気出てきたわ」カリカリカリカリカリ
熊野「提督にこう接することで掌の上で踊らせることができますわ。覚えておいた方がよくってよ」
長波「そ、それはどうなんだ…?」
熊野「話を戻しますと、提督は昔、陸軍内の諜報機関に属しておりまして」
長波「スパイってことか?」
熊野「ええ。その頃の提督は陸軍少尉…しかしスパイという立場上、その階級では伝えられない、知ってはいけない情報もたくさん持っておりました」
長波「………」
熊野「そして提督が世界各地を飛び回っている頃、世界中の国は深海棲艦という共通の敵の打倒のために一致団結、提督の所属している諜報機関はほとんど用済み」
長波「…………」
熊野「そこで上層部は諜報機関に充てる予算を減らすことを決意、提督は諜報機関を首になりましたわ」
長波「スパイが首ってことは…」
熊野「そうですわね。提督は軍の中枢部の機密事項事項を扱っていました。その中には非合法のものもあったでしょう。そんな『知りすぎた』男を野放しにする訳には参りません」
熊野「そこで上層部が彼に出した辞令が、この鎮守府の長になること、ですわ」
長波「…いや、それ結構無理ないか?陸軍少尉が提督やるって…」
熊野「詳しい話は割愛いたしますが、この鎮守府を受け持ちたい方が全くいらっしゃらなかったそうです。だからその役目をこの方に押し付けた…」
長波「………それは」
熊野「と、いうのは建前らしいですけど」
長波「へ?」
220 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 00:01:24.99 ID:M/tAXVVx0
熊野「この鎮守府、本土から遠いでしょう?」
長波「え?あ、ああ。帝都の距離は全鎮守府の中で一番だな、ダントツで」
熊野「だからここで提督を暗殺することは容易い、という考えらしいですわ」
長波「な、なんだそれ…?」
熊野「本土で鎮守府の長が死ねば大ニュースでしょう?それが深海棲艦の攻撃であろうと民間の手であろうと軍の仕業だろうと」
長波「まあ、そうだな」
熊野「ですがここなら、大方深海棲艦の攻撃を受けたとされるか、もしくはそもそも死んだことをもみ消すか、まあそういうことですわね」
長波「な、なるほどな。でも、提督生きてるじゃん」
熊野「返り討ちにしていますからね」
長波「暗殺部隊を?」
熊野「ええ」
長波「強いんだな…」
熊野「それなんですの」
長波「え?」
熊野「最近この鎮守府に力が着きすぎていることを大将様が不安視なさってまして」
長波「ああ」
熊野「暗殺部隊が来るペースが増えていますのよね。具体的には週一」
長波「週一って…」
熊野「前回なんか40人程おいでなさって…」
長波「よ、40!?それ暗殺って言えるのか…?」
熊野「最近はただの海賊のような有様ですわね」
長波「提督って大変なんだな…」
221 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 00:02:27.04 ID:M/tAXVVx0
中途半端だけど今日はおしまいなんだ
また明日〜
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 05:36:22.48 ID:2W3WSkr30
おつ
待っとるぞい
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 18:42:24.43 ID:z+fmzFN/0
軽く鎮守府周辺が世紀末状態と
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 18:43:59.97 ID:z+fmzFN/0
軽く鎮守府周辺が世紀末状態と
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 22:00:03.61 ID:z+fmzFN/0
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