【艦これ】提督「ようこそ、第七鎮守府へ」

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1 : ◆sA2CpGLy66 [saga]:2019/05/05(日) 22:00:23.24 ID:lArptR410
コンコン

三日月「司令官、午後の仕事をお持ちしましたよ」

提督「おう、ごくろーさん」カタカタ

三日月「…何をなさってるのですか?」

提督「…いやお前今執務時間だぜ?そんな時に俺がパソコンしてるってことはお前、仕事だろ?」ティーンティティン

三日月「今の音は?」

提督「お、研究終わった。やーっと中戦車の生産が…って、あ」

三日月「司令官?執務中のhoiは禁止の約束では?」

提督「ま、まあそりゃ執務中だったらそりゃ問題だけど?見ろよこの資料の束」

三日月「………。ここ、間違えてますよ」

提督「え?まじ?」

三日月「はい。あとこことここも。あぁ、ほらここも。……ってここはやってすらないじゃないですか!もう!1週間はパソコン没収です!」

提督「えー!そんなぁ…」

三日月「そんな声出してもダメです。1回お灸を据えます」

提督「ちぇー。……三日月」

三日月「はい」

提督「今日何曜日?」

三日月「水曜日です」

提督「前回はいつだったか」

三日月「先週の火曜日です」

提督「…じゃあ今日あたりに来てもおかしくないか。…今日夜当番誰だっけ」

三日月「鈴谷さんと川内さんですね」

提督「んあー。その二人なら大丈夫か。まあ三日月も警戒しといてくれ。金剛と榛名に会ったら、一応言っといて」

三日月「了解しました。……まぁ取り敢えず、今日の分の仕事はしっかりしてくださいね」

提督「ういーっす…」


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2 : ◆sA2CpGLy66 [saga]:2019/05/05(日) 22:01:49.87 ID:lArptR410
〜夜〜

鈴谷「ふぁ〜。ねっむ…」

川内「なんでさー。テンション上がらない?夜だよ?夜戦だよ?」

鈴谷「鈴谷は川内みたいに夜戦バカじゃないのー」

川内「誰が馬鹿だー!」

鈴谷「ねぇ、それより聞いた?三日月からさ」

川内「え?あー今日がそろそろかもって?」

鈴谷「そーそー。まーじめんどいし」

川内「ねー。そもそも私たち艦娘だよね?」

鈴谷「今更どーしたの?」

川内「いや、なんでこんな物持ってんだろうなってね」アサルトライフル

鈴谷「それこそ今更だし。そもそも私たちここ古参でしょ?」

川内「まあね。でもなんか今ふと気になっちゃって」

鈴谷「…まあ、提督のためっしょ。鈴谷はそう思ってるよ」

川内「…そうだね。私も。まあいいや。今日の司令塔誰だっけ?」

鈴谷「えーっと、龍驤だったかな」

川内「そ。んーそれにしても暇だね」

鈴谷「そう?いいんじゃない?夜の海ってのも」

川内「え…。鈴谷ってそういう感性持ってたんだ…」

鈴谷「ちょっ!どういう意味だし!」

川内「いやだってさぁ…」
3 : ◆sA2CpGLy66 [saga]:2019/05/05(日) 22:02:58.99 ID:lArptR410
鈴谷「あ!川内、あれ…」

川内「んー?…あ、ほんとだ。来ちゃったかー…」

鈴谷「ま、やるしかないっしょ。川内は龍驤に連絡しといて。私が見とく」

川内「了解ー。龍驤?龍驤?」

龍驤『なんやどうした?問題か?』

川内「うん。侵入者だよ」

龍驤『あー三日月の言う通りやな。それで?どれくらいなんや?』

川内「鈴谷」

鈴谷「んーっと、四隻だね」

川内「四隻だってさ」

龍驤『そか。なら金剛と榛名をそっちにやるわ』

川内「了解っと」

龍驤『じゃあウチは司令官に伝えてくるから。後は頼んだで』ブチッ

川内「任せて。鈴谷いける?」

鈴谷「川内こそ。ちゃんと弾入ってる?」

川内「もちろん。即効睡眠薬入りの弾、ちゃんと入ってるよ」

鈴谷「よーし、じゃあやりますか」

カンカンカンカン

川内「お」

鈴谷「提督起きたね」

川内「一週間ぶりだねー。戦闘態勢の鐘」

鈴谷「ま、私たちが先鋒な訳だし、今のうちに行くよ」

川内「ラジャー!夜戦だあああ!」

鈴谷「じゃあ鈴谷は後ろで援護するから、頼むよー」

川内「ひゃっほー!」

鈴谷「聞いてないし…。ま、いっか」パパパパパパ
4 : ◆sA2CpGLy66 [saga]:2019/05/05(日) 22:04:07.43 ID:lArptR410
侵入者A「うお!撃ってきたぞ!」

侵入者B「うわあ!」

侵入者A「な!大丈夫か?」

侵入者B「あ、ああ…。だけど、急に、ねむ、く…」バタ

侵入者C「チッ!あいつらが撃つのは中に睡眠薬が入っている弾だ。殺傷性は無いが着弾するとすぐに効いてしまう」

侵入者A「な、なるほど。おい!どこから撃たれた!」

侵入者D「ひ、一人は南から、しかしもう一人がわかりません!」

侵入者C「とりあえず、場所が分かってる方を…!ウッ…!」zzz

侵入者A「隊長!ちくしょう、どこ、か、ら…」zzz

侵入者D「先輩!?く、くそ、どこだ!第七の艦娘め!」

川内「ここだよ」パン

侵入者D「んな!う、うぅ…」zzz

川内「一隻目クリア」

龍驤『了解や。じゃあ三隻目の方にいる榛名を援護したってや。ちょいと数が多い』

川内「りょーかーい」

金剛『二隻目クリアデース!』

龍驤『了解や。じゃあ金剛は─』
5 : ◆sA2CpGLy66 [saga]:2019/05/05(日) 22:06:02.56 ID:lArptR410
榛名「ありがとうございます、川内さん。助かりました」

川内「いいっていいってー。それで龍驤、こいつらどうすんの?」

龍驤『あー今司令官が向かってるわ』

川内「ほいほい、りょーかい」

金剛「それにしても最近数が少ないデスネー」

鈴谷「そうだねー。もう飽きたんじゃない?」

榛名「油断は禁物ですよ、鈴谷さん」

鈴谷「榛名は相手が深海棲艦でも人間でも同じだねー。お、提督だ」

提督「よう。今夜はどうだった?」

鈴谷「なんかいつもより弱かったし」

提督「あっそう。おい、起きろ」バシバシ

侵入者C「…ん、んん。なっ!?」

提督「起きたか?」

侵入者C「くっ…。俺は何も喋らんぞ!」

川内「はいはい。失礼っと。お、少尉さんだね」

侵入者C「この…!大将殿に楯突く不届き者め!絶対その性根をへし折ってやるからな!」

提督「はいはいっと…。それよりお前、口の利き方に気を付けろよ」

川内「そーだそーだ。提督は少将なんだぞー!」

侵入者C「貴様らァ…!」

提督「まあいい。どうせ今回もあの大将殿の差し金なんだろ。お前らは帰っていいぞ。…あ、身体中縛られてるだったな。こら失敬」

侵入者C「絶対に殺す…!」

提督「はいはいっと。取り敢えずお前ら、こいつら船に乗せて」

鈴谷「ほいほいっと」

提督「ほれ、明石特製『勝手に輸送マン』だ」カチャ

金剛「じゃあ出発ネ!」

提督「無事に帰れるといいな」

鈴谷「ドナドナド〜ナドーナ」

侵入者C「覚えてろぉぉおぉおぉおおお!」ブーーーン

鈴谷「…一応ライフルあるけどどうする?」

提督「ああ。魚さんが起きてしまうからな。やっとけ」

鈴谷「り」パァン

侵入者C「んぐ…zzz」
6 : ◆sA2CpGLy66 [saga]:2019/05/05(日) 22:07:14.46 ID:lArptR410
三日月「司令官」

提督「おう。こっちは終わったぞ」

三日月「はい。別方面からの侵入もありませんでした」

提督「そうか。じゃあ寝よ寝よ。皆おつかれー」

金剛「good night!」

榛名「はい。おやすみなさい」

川内「鈴谷、夜戦は!?」

鈴谷「まーもうオールでもいっかー。はいはい、やるよー」

川内「よっしゃあ!」

三日月「程々にして下さいね」
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