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御坂「エイジ・オブ・アポカリプス」(改訂版)
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57 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/02(日) 00:14:23.16 ID:yCsidTfI0
>>56
キャプテンアメリカ:自由と平和のために戦う、星条旗を纏った伝説のアベンジャー。MARVEL世界では最も尊敬されるヒーローの一人
本名スティーブ・ロジャース。第二次大戦中、超人血清の実験によって超人的肉体を手に入れた。氷漬けとなって現代に復活してからも、世界のために日夜戦っている
このSSシリーズでも何度か登場し、麦野とも共闘した。特に麦野はキャプテンアメリカを慕っていた・・・ということで認識してください
58 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/02(日) 00:36:33.60 ID:yCsidTfI0
麦野「!?」バッ
御坂「キャプテン!?キャプテンアメリカ!?どうしてここに!?」
ストレンジ「私が呼んだのさ」
スパイディ「いつの間に・・・」
麦野「っ・・・キャプテン・・・アメリカ・・・」ギリッ
キャップ「麦野くん、落ち着け。深呼吸をして・・・君はいい子のはずだ」
麦野「っ・・・何しに来たんだよォ!」ドワ!
キャップ「!」BBBEEEEEEE!
御坂「キャプテン!」
スパイディ「大丈夫。盾でガードしてる」
キャップ「麦野くん、君の過去には詳しくない。だが、全ての人間にやり直すチャンスがある。君はそのチャンスを掴み、人々を守る良い人間になったと私は思っている」
麦野「るせェってんだ!」ドワ!
BBEEEEEEE!
麦野「私は何人もブチ殺してきた極悪人なんだよ!説教なんぞしてんじゃねェ!テメーに何がわかるんだコラァ!」ドワォ!
BBEEEEEEE!
麦野「とっととテメーの世界に帰りやがれ!余所に土足で上がりこむな!ロートル!偽善者!古ジジイ!お節介焼き!ウスラトンカチー!」ドドドワワ!
BBBEEEEEEEE!
キャップ「・・・」
麦野「ハアッ1・・・ハアッ!・・・ハアッ!・・・」
麦野「・・・・・・キャップ・・・」
麦野「・・・たすけて・・・」
キャップ「当たり前だ」
59 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/07(金) 22:48:44.77 ID:6JqEaQU40
麦野「ううおおおおおおおおお!」ドドドド!
キャップ「っ!」ダッ!
御坂「ダメよキャップ!真正面から突っ込んじゃ――」
バッ! バッ! バッ!
御坂「原子崩しの連射をかいくぐりながら・・・!」
麦野「おおおおおおおおおおおああああああああ!」ドドドド!
ズッ!
キャップ「ARGH!・・・待っていろ・・・麦野くん!」ダッ!
御坂「脇腹を貫かれたのにひるまない・・・」
麦野「ああああああああああああああああああああああああああああ!」ドドドドワ!
キャップ「助けに来たぞ」
CHAK!
麦野「ッ!・・・・・・――」ドサッ
スパイディ「・・・やった・・・の?麦野の額に何をくっつけたの?」
キャップ「トニー達が作ってくれた、洗脳解除装置だ。一度しか使えないのが難点だが・・・ぐっ」ガクッ
御坂「大丈夫?原子崩しが貫通したってのに無茶するから・・・」
kャップ「NNMMM・・・このくらい、この子の・・・麦野くんの受けた痛みに比べればなんてことないさ」
ストレンジ「私が魔法で応急処置をしよう。ラミパスラミパス・・・」ルルルルル・・・
御坂「あんたほんとなんでもできるのねズルイわ」
60 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/07(金) 23:08:33.93 ID:6JqEaQU40
アポカリプス「たいした奴らだ。仲間を全員救ってみせるとは」
ボビー「当然だ。僕達はX-MENと・・・」
スパイディ「親愛なる隣人だからね」
スコット「さあ、教授を放せ。もうお前の手下はいないぞ」
アポカリプス「何を言っている。まだ一人残っているぞ。最後のホースメン、【疫病】の名を持つ騎士・・・」
スー・・・ ザッ
マグニートー(ペスティレンス)「私がな」
御坂「磁界王!?」
ジーン「マグニートー!あなたまでアポカリプスに操られて――」
マグニートー「残念だが違う。私は自らの意思でアポカリプスと組んだ。この街を真のミュータントの楽園とするため・・・貴様等のような腑抜けを一掃してな」
スパイディ「Uh-oh・・・久しぶりの悪者ムーブだ」
スコット「悪党はやはり悪党か・・・!」
ハンク「急がなければ教授に装着された装置が起動するまで時間がないぞ」
御坂「・・・いいわマグナス、私が相手になってやる!」ビリリッ
マグニートー「チャールズを救いたくば知恵を絞れ、拳を握れ、戦え」
アポカリプス「さあ、原子の子らよ、アポカリプスを乗り越えてみせよ!」
61 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/07(金) 23:14:53.30 ID:6JqEaQU40
>>59
トニー:アイアンマンの中の人こと、トニー・スタークのこと。天才発明家であり、鋼鉄のアベンジャー
キャプテンアメリカとは親友同士だが、時折ケンカすることも
62 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/08(土) 00:08:21.27 ID:+48k3pPu0
マグニートー「我が磁力に勝てるかな?超電磁砲」ZZZEEEEEE!
御坂「くっ!」ビリビリビリ!
マグニートー「生ぬるいぞ。もっと能力を全開にしろ」ZZZZEEEE!
御坂「っさいわね!これならどう!?」バリバリバリ!
マグニートー「まだまだ、こんなものじゃないだろう。お前の中にはもっと秘められた力があるはずだ。さあ、見せてみろ」ZZZZZEEEEEEEE!
御坂「くうぅ!・・・こ、こいつ・・・やっぱりスゴイパワー・・・!」バリバリバリ!
スパイディ「御坂の超電磁とマグニートーの超電磁がぶつかりあって僕の出るスキがない。ドクター、御坂の援護をしてあげて!」
ストレンジ「すまん、キャプテンの治癒魔法に専念しているため手がだせん」ルルルル・・・
キャップ「大変遺憾」ルルルル・・・
スパイディ「まったく都合のいいこって!」
御坂「いいわよスパイディ!こんな老いぼれ、私一人でやっつけれるわ!」バリバリバリ!
マグニートー「言ってくれるな。ならば、これならどうだ・・・!」ZZZZZZZZZEEEEEEEEE!
御坂「っ!?・・・ぐっ!・・・ま、まだ上がるの!?・・・」バリバリバリ
マグニートー「その程度で私を倒そうと?・・・甘い!貴様の考えは甘すぎるのだ超電磁砲!この愚か者めが!」ZZZZZEEEEE!
御坂「ぐぐっ・・・くっ・・・!」バリバリバリ
マグニートー「こんな愚者がヒーロー気取りとはな!そんなことでこの街が守れるのか!理想ばかり夢見るな!時には非情にならねば、現実は守れぬのだ!」ZZZZZEEEEE!
63 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/08(土) 00:10:17.91 ID:+48k3pPu0
>>62
この愚か者めが〜:下克上を狙う部下に対して叱咤する際のセリフ。まったくこのスタースクリームめが!
64 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/15(土) 20:35:38.44 ID:3J6O0F360
スコット「アイスマン!アポカリプスの足を狙え!」
ボビー「合点承知!」FOOOSSHH!
スコット「マーベルガール!サイコキネシスで奴の腕を押さえろ!」
ジーン「了解よ!」MMMOOO!
スコット「そしてくらえ!目から赤い光線!」ZPRAT!
BEEEEEEE!
アポカリプス「貧弱貧弱・・・成熟したお前達ならいざ知らず、未熟なティーンエイジャーのお前達ではまるで相手にならんぞ」BEEEEE!
スコット「ああ、そうだろうさ・・・僕達の目的はお前を倒すことじゃない。教授を救うことだ。ビースト!今のうちに教授に取り付けられた装置を解除してくれ!」
ハンク「あいわかってるさ」バッ
アポカリプス「ほう」
ハンク「教授、じっとしていてください。アポカリプスの装置を外します」カチャカチャ
エグゼビア「慎重にやってくれハンク。ヘタをすればこの街のレベル3以下の全員が消し飛ぶんだ」
ハンク「わかっていますよ」カチャカチャ
ボビー「いそげよハンク!僕達もいつまでも抑えてられそうにない・・・!」FFOOOSSHH!
65 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/15(土) 21:22:21.33 ID:3J6O0F360
御坂「こんの・・・!」ババビビビ!
マグニートー「ふはははは、それが限界か超電磁砲」ZZAAAKK!
スパイディ「こんばんわ、助太刀サービスの者です。ご注文のパンチをお持ちしました」WHAM!
マグニートー「っ・・・邪魔だてするな」ZOOOMM!
スパイディ「AAIIIEEEEEEE!」ZZZZZ!
御坂「スパイディ!っ・・・ううおおおお!」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「む!・・・まだパワーが増すか。友人を傷つけられた故か?・・・やはり甘いな」ZZAAAKKK!
御坂「っさいわね!アンタ一体なんなのよ!何が言いたいのよ!」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「わからぬか超電磁砲。お前が私に勝つにはその甘さを捨てねばならんのだ」ZZAAAKKK!
御坂「!」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「今も尚、お前は無意識に能力を抑えている。この私を殺すまいとな。だからお前は阿呆なのだ!」ZZAAAKKK!
御坂「誰がアホよ!私もスパイディも、たとえ相手が悪人でも絶対に殺さないのよ!それの何がいけないのよ!」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「その悪人が、こんなことをしたらばどうする?」バッ
ZZZAAAAAAKKKKK!
スパイディ「AAAAARRRRRGGGGGHHHHHH!」ZZZZZZ!
御坂「スパイディ!?・・・な、何を――」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「どうした。このままでは彼の身体は磁力によって引き裂かれるぞ。本気で私を止めねばな」ZZAAAKKK!
御坂「っ!・・・」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「選んで折れろ、夢見る聖者よ」
66 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/15(土) 21:35:45.32 ID:3J6O0F360
御坂「――うおああああああああああ!」ドワッ!
マグニートー「そうだ!貴様の持てる全ての力を私にぶつけろ!」ZZZAAAKKK!
>Z Z Z A A A A A K K K K K ! ! !<
ストレンジ「なんという凄まじい磁気嵐のぶつかり合いだ・・・」
キャップ「これが彼女の本気か・・・!」
スパイディ「はあ・・・はあ・・・御坂・・・」
御坂「っ!・・・ぐ・・・ぐぐ・・・」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「ふははは、ふははははは!そこまでか!貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのか!それでもスーパーヒーローか!」ZZZAAAKKK!
御坂「うう!・・・くっ・・・!」ヴァリヴァリヴァリ!
マグニートー「足を踏ん張り、腰を入れんか!そんなことでは悪党の私一人倒せんぞ!この小娘が!」ZZZAAAKKK!
御坂「ぐっ・・・ぐああ・・・!」ヴァリヴァリヴァリ! ガクッ
マグニートー「何をしている!自ら膝をつくなど、勝負を捨てた者のすることだぞ!」ZZZAAAKKK!
御坂「ッ・・・」ヴァリヴァリヴァリ! グッ・・・
マグニートー「立て!立ってみせよ!」ZZZAAAKKK!
御坂「・・・う、うるさい・・・今日こそは私はアンタを超えてみせる!はぁっ!」ドヴァ!
マグニートー「ぬおおお!?」ZZZAAAKKK!
67 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/15(土) 21:53:02.66 ID:3J6O0F360
キャップ「行けー!」
ストレンジ「御坂君ー!」
スパイディ「トドメを・・・うてぇー!」
御坂「ええ!能力全開!グラビティ・・・スクィーーーーーーーーーズ!!!」
>Z Z Z Z Z O O O O O O O O O M M M M M !!!<
マグニートー「ぐおおおおおおおおおおおおお!」ZZZZZZZ!
御坂「これで・・・終わりだあああ!――」ZZZZZZ!
マグニートー「――よろしい」
御坂「――!?」
マグニートー「今こそ・・・お前は本物のスーパーヒーロー・・・」ニコッ・・・
御坂「!・・・・・・マ・・・」
御坂「マグニートーーーーーー!!!」
CHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMMMM!!!
68 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/17(月) 21:19:59.49 ID:0sVtiYeb0
――・・・・・・
キャップ「・・・マグニートーはどうなったんだ・・・?」
ストレンジ「消えたよ。跡形もなくね」
スパイディ「御坂・・・」
御坂「・・・マグナスは・・・アポカリプスに賛同したんじゃない。最後に見せたあの顔は・・・そんなんじゃなかったわ」
ストレンジ「おそらくだが、マグニートーはあえて悪役をかって出たのではないかな」
キャップ「ああ、たしかに。彼の言っていたことは、まるで御坂君を導くかのようにも聞こえた」
御坂「・・・マグナス・・・」
KRAKK!
ボビー「ゲッ!僕の氷をまるでガラスみたいに割りやがった!」
アポカリプス「我が力を見せてやろう」グニョグニョ
ボビー「!?・・・腕が形を変えて――」
BEEEEEM! BOOOOOM!
ジーン「AHHッ!?・・・銃口になって光線を撃ってきたわ!」
アポカリプス「我が能力は原子を組み替え、無限の力を引き出す」グニョグニョ
――BIIIIIG・・・
スコット「な・・・巨大化した・・・」
アポカリプス「アポカリプスの進撃を止めてみせよ!」ZOOOM!
ボビー「わー!巨大化なんてずるい!」
ジーン「こんな相手・・・私達には荷が重すぎる・・・!」
69 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/17(月) 23:38:04.11 ID:0sVtiYeb0
スコット「ハンク!教授の救出はまだなのか!」
ハンク「っ・・・急いでいるが・・・」カチャカチャ
ボビー「早くしてよ!僕達の方が先にやられちゃうよ!」FOOOSHH!
アポカリプス「よそ見をしている暇があるのか」BEEEE!
ジーン「ボビー!危ない!」
SHAAAAMM!
ウォーレン「はあ・・・はあ・・・」
ボビー「!・・・ウォーレン!僕の盾に!?」
スコット「アポカリプスに改造された鋼鉄の翼が功を奏したか」
アポカリプス「我がホースメン・・・主人に抗うか」
ウォーレン「もうお前のいいなりなんかじゃないぞ・・・お前に与えられたこの翼で、お前を切り裂いてやる!」
ハンク「くっ・・・ダメだ。どうやっても解除できない・・・」カチャカチャ
エグゼビア「ハンク、今は出来ないことよりも出来ることを考えるべきだ」
ハンク「・・・あと数分で装置が教授の命を吸い上げ、街中のレベル3以下の人間の脳が破壊されてしまう。今出来ることといえば、作用効果を反転させることぐらい・・・」
エグゼビア「つまり、レベル3以下の者ではなく、レベル4以上の者が対象になると?」
ハンク「ええ、街中のレベル4以上の人間の脳が破壊される設定になら変更できますが――」
エグゼビア「やるんだ、ハンク」
ハンク「!?・・・教授・・・」
エグゼビア「この街の人口内訳を考えてみたまえ。レベル3以下とレベル4以上の人口・・・犠牲を最小限に抑えるために、作用を反転させるんだ」
ハンク「っ・・・た、確かにそうですが・・・でも」
エグゼビア「ハンク、現実を見ろ。賢い君ならわかるはずだ」
ハンク「・・・教授」
70 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/17(月) 23:43:01.21 ID:0sVtiYeb0
>>69
やるんだ〜:エグゼビアは時たま、冷酷にも見える非情な決断を下すこともある
他者の記憶を無断で封印したり、落ち着かせるためとはいえ脳に無理矢理手を加えて押さえ込もうとしたりすることも
71 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/18(火) 22:37:51.74 ID:6kGTI7s50
カチャカチャ
ハンク「出来ました、教授」
エグゼビア「よくやったハンク。では・・・ドクター、私の頭の中を魔法で覗いてみてくれ。作戦がある」
ストレンジ「――・・・!・・・それを私にやれというのかね?」
エグゼビア「他に手はないだろう」
ストレンジ「・・・わかった。やろう。マハリクマハリタ・・・ヤンバラヤンヤンヤン!」クワ!
フワッ ビューン! WHOMP!
アポカリプス「!・・・」
ボビー「教授がアポカリプスめがけてぶつかってきた!?」
エグゼビア「お前が私に取り付けたこの装置は、高レベル者にだけ効果があるようにハンクが調整してくれた。つまりアポカリプス、お前自身にも効くはずだ」
スコット「!・・・まさか教授・・・」
アポカリプス「道連れにするつもりか。そのために街中の高レベル者達をも巻き込むとは、褒められたやり方ではないな」
FOOOOMM・・・
エグゼビア「ドクターストレンジが私とお前を包み込む魔法のフィールドを展開してくれた。おかげで学園都市を巻き込むことはない。私とお前だけだ!」
アポカリプス「!」
ウォーレン「教授!ダメだ!」
72 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/18(火) 22:41:22.94 ID:6kGTI7s50
エグゼビア「スコット!ジーン!ボビー!ハンク!ウォーレン!私が引いたレールも最後だ!」
5人「「『教授!!!』」」
エグゼビア「あとは君達自身の手で切り開け。人類とミュータントの未来を・・・!」
エグゼビア「To me・・・My X-MEN」
>>>ッ!!!<<<
73 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 15:42:45.26 ID:fr8wpEqB0
御坂「!?・・・何の光!?」
スパイディ「みんな――」
・
・
・
スパイディ「――・・・!」
御坂「教授とアポカリプスが・・・倒れてる」
スコット「・・・そんな・・・」ガクッ
御坂「スコット!みんな!何があったの!?」タタタ
ボビー「・・・教授が・・教授が・・・」
ハンク「自らを犠牲にしてアポカリプスをやっつけたんだ。自身の生命エネルギーの全てをアポカリプスにぶつけて・・・」
スパイディ「そんな・・・」
キャップ「・・・」
ウォーレン「俺のせいだ!・・・俺がアポカリプスに操られたのが発端だったんだ!・・・くそっ・・・くそ!」
ジーン「ウォーレン・・・」
アポカリプス「今のは効いたぞ・・・」
スコット「!?」
74 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 15:54:29.54 ID:fr8wpEqB0
ボビー「まだ立ち上がるの!?」
アポカリプス「まさか我が技術を逆手にとってこのアポカリプスにぶつけるとはな・・・さすがに驚いたぞ」ググ・・・
ハンク「教授の命がけの行動も・・・無駄だったか」
ジーン「そんな・・・」
ウォーレン「〜〜っ・・・アポカリプスゥゥゥ!」バッ!
御坂「ウォーレン待って!」
アポカリプス「!」
ウォーレン「弱ってる今なら倒せる!うおおおおおおおおお!」SHAAAAA!
初春「ダメです!ウォーレンさん!」
ウォーレン「!」ピタッ!
75 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 16:10:46.52 ID:fr8wpEqB0
佐天「ふう・・・ギリギリ間に合った・・・もーウォーレンさんなにやっちゃってるんですかー」
スパイディ「初春に佐天!離れてろっていったのにどうして」
佐天「なんかすごい光がパーってなったから様子を見に来たんですよ」
ウォーレン「君達二人は見ていなかっただろうから教えるが、こいつのせいで教授は命を落としたんだ!今なら俺の鋼鉄の翼で首を取れる・・・止めないでくれ!」
初春「そんなのダメですよ。教授がそんなことゆるすはずがないじゃないですか」
アポカリプス「・・・」
ウォーレン「何を言ってるんだ飾利!こいつは学園都市中の低レベルの人間を殺そうとしたんだ!レベル3以下の人間をまとめてだ!君だって殺されるところだったんだぞ!」
初春「でも大丈夫でした」
ジーン「ハンクのおかげでね」
ウォーレン「っ・・・まさか・・・こいつを見逃せっていうのか?飾利・・・こんな奴をか!」
佐天「ちょちょ、ウォーレンさん落ち着いて」
ウォーレン「落ち着いてられるか!涙子だってもう少しで殺されてたんだ!こんな奴はいない方が世のためなんだ!」
初春「学園で教授にそう教わったんですか」
ウォーレン「っ・・・」
初春「ウォーレンさん、教授を失って悔しい気持ちはわかりますが、教授の教えに反するようなことをする方が、教授が悲しむと思いますよ」
ウォーレン「・・・そんな綺麗事で済ませろと言うのか。だったらコイツをどう始末すればいいんだ!野放しにすれば危険すぎる!」
佐天「んー・・・恵まれし子らの学園に入学してもらったらいいんじゃないですか?」
ウォーレン「ハ!?」
76 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 17:20:35.51 ID:fr8wpEqB0
ボビー「ちょ!ちょっと待った!なにをいってんの!?」
ハンク「弱肉強食がモットーの邪悪なミュータントを私達の学友にしろと言うのか」
佐天「えーっと、アポカリプスさん?どうして弱い人たちを殺そうとしたんですか?」
アポカリプス「・・・所詮この世は弱肉強食、弱い者を排除し強い者だけが生きる世界こそが真の理想郷なのだ。我らミュータントの力は世界を正しく作り替えるために授けられたものなのだ」
佐天「はい減点」ブッブー
アポカリプス「なに!?」
佐天「能力はそんなことに使うものじゃありません。私達も以前、恵まれし子らの学園で教授から能力の使い方を習いました。アポカリプスさんも能力の正しい使い方を習いましょう」
ボビー「る、涙子・・・自分の言ってることわかってる?」
佐天「この人はいわゆる不良生徒なんですよ。ちゃんと学校で教育を受けたらきっと更正するんじゃないかなあ」
ウォーレン「っ・・・そんな無茶な話を・・・」
初春「教授だったらどんなミュータントも受け入れてると思いますよ」
ウォーレン「!・・・・・・それは・・・たしかに・・・」
ジーン「・・・だけど――」
スコット「分かった。アポカリプス、君を恵まれし子らの学園に招く」
77 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 17:29:26.51 ID:fr8wpEqB0
ウォーレン「スコット!?」
ボビー「本気かよ!こんな凶悪なミュータントを・・・」
スコット「夢は・・・夢は死なない。教授の意志は・・・僕達X-MENが受け継ぐんだ。教授ならきっとこうするはず・・・」
ジーン「スコット・・・」
ウォーレン「・・・〜〜〜っ!わかったよ!それが・・・教授のためになるなら・・・」
アポカリプス「・・・HAHA・・・HAHAHAHAHA!・・・このアポカリプスを学徒にすると?面白い」
ボビー「本人も乗り気になっちゃったよ」
アポカリプス「貴様達は機転でこのアポカリプスを追い詰めた。評価に値する。なれば、その提案を呑むのも一興だ」
ハンク「言っておくが、油断している我々を後ろから襲ったり、悪事を働くのは禁止だ」
アポカリプス「無論。我は卑怯な道は進まぬ」
スパイディ「・・・とんでもないとこに着地しちゃったな。まさかアポカリプスを仲間に引き込むなんて」
御坂「・・・教授の教えは無駄じゃなかったわね」
スパイディ「ああ、彼が命を賭して子供達を守った結果だ」
御坂「チャールズ・エグゼビア・・・あなたの意志は・・・しっかりと受け継がれてるわ。安心して・・・休んでちょうだい」グスン
エグゼビア「まだ生きてるよ〜」ムクリ
御坂「どわあぁ!?」ビクッ
78 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 17:48:25.88 ID:fr8wpEqB0
>>77
こんな凶悪なミュータントを〜:近年、アポカリプスのクローン体である子供、エヴァンが登場しており、X-MENらによって正しい心を持って育つよう教育されている
アポカリプスと違い、心優しくおとなしい少年だが、ヒーローやヴィランの善悪が反転した事件『AXIS』では悪に染まり、大人のアポカリプスの姿へと変貌した
夢は死なない〜:X-MENの(少なくともかつての)大事な標語・・・と勝手に思っている
未来から来たミュータントであるビショップはこの言葉を胸に抱き続け、絶望の未来を変える希望を失わなかった。結果、世界を滅ぼす魔神がもたらす絶望の未来を変えることに成功した
79 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 18:12:35.63 ID:fr8wpEqB0
ボビー「きょ、教授!?どうして・・・」
エグゼビア「実は、ハンクが私に取り付けられた装置を解除しようとした時、ハンクの脳にリンクして視界を共有していたのだが、本当は装置を解除できていたのだ」
エグゼビア「だが解除した後にハンクの脳に『解除は不可能だった』と錯覚させた。軽い記憶の改ざんだね。そしてドクターストレンジと共謀し、捨て身の攻撃を演じたんだ」
エグゼビア「装置に生命エネルギーを吸われたわけでなく、単に私の全力全開のサイキック波をアポカリプスにぶつけただけだったんだ」
ハンク「ど、どうしてそんなまどろっこしいことを・・・」
エグゼビア「いわば試験だよ。君達が、私がいなくなった後にどうするかを試したかった。立ち止まり、今まで歩いてきた道をないがしろにするか、前を向いて歩き続けるか・・・」
ウォーレン「つまり・・・しんだフリして皆の反応を見たかったと・・・」
エグゼビア「いかにもタコにも」
御坂「いくらなんでも性格悪すぎ・・・」
マグニートー「まったくだ。チャールズ、お前は昔から妙に卑劣なところがあるぞ」
御坂「そうよそうよ、言ってやってよマグナ――んぬあぁああ!?マグニートー!?」ビクッ
スパイディ「な、なんで・・・アンタは御坂との決闘で粉々になったんじゃ・・・」
マグニートー「残念だったな。トリックだよ」
スパイディ「え!?どゆこと!?」
ストレンジ「私がミラーディメンションでかくまっていたのさ。彼は最初から、御坂くんを鍛えるために芝居をしていたのさ」
マグニートー「はっははは、それにしてもうれしかったぞ超電磁砲。お前のいろんな思いがひしひしと伝わったものだ」
御坂「チェストォ!」スパァン!
マグニートー「ははは、メットかぶってるから側頭部にキックしても痛くないぞ」
御坂「ふん!」ドボ
マグニートー「OFF!腹はやめろ腹は・・・」
80 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 18:55:19.07 ID:fr8wpEqB0
>>79
軽い記憶の改ざん〜:過去にもエグゼビアは他者の記憶を(無断で)書き換えていたこともある
ミラーディメンション:現実世界と切り離された次元の世界で、こちらからもあちらからも干渉できなくなる
81 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 18:56:00.74 ID:fr8wpEqB0
エグゼビア「とにかく、これにて一件落着というわけだ。いやぁ、平和になってよかったよかった」
ウォーレン「よかったじゃないですよ教授!」
ボビー「あんなハデな芝居で僕らをだまして・・・」
ハンク「教育者としてあるまじき行為だ」
ジーン「もうなにも信用できません」
エグゼビア「な、なにもそこまでキレなくったっていいじゃあないか・・・そうだろうスコット、君からも何か言ってやってくれ」
スコット「・・・チャールズ」
エグゼビア「えっ、呼び捨て」
スコット「あなたには失望させられた。もう・・・学園から出てってくれ」
エグゼビア「」
スコット「冗談ですよ。さ、帰りましょう。僕達の学園に・・・」ニッ
エグゼビア「・・・あ、ああ・・・(冗談に聞こえなかった・・・)」
スコット「じゃあ、僕達は帰るよ。手を貸してくれてありがとう、美琴、飾利、涙子。黒子が目を覚ましたら、巻き込んですまなかったと伝えておいてくれ」
御坂「ええ、そっちもありがとう。アポカリプス、悪さしたらまたやっつけてやるからね」
アポカリプス「どうかな」
初春「学園でのお勉強がんばってくださいね」
佐天「ケンカしちゃダメですよ〜」
アポカリプス「努力しよう」
スパイディ「天下のアポカリプスになんちゅうフレンドリーな・・・」
82 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 18:59:47.10 ID:fr8wpEqB0
>>81
あなたには失望させられた〜:かつてスコットの弟を含む新しいX-MENメンバーが全滅した事実を秘匿し、スコットに対してそのメンバーの記憶を改ざんして隠していたことがある
過去の隠蔽が明るみになった際、スコットはエグゼビアを学園から追放した
83 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 19:08:00.76 ID:fr8wpEqB0
―――・・・・・・
麦野「――・・・うぅん・・・!・・・ここは」
キャップ「学園都市の病院だよ。気がついたかい」
麦野「!?・・・キャップ・・・」
キャップ「無理に身体を起こすことはない。今回は災難だったね。アポカリプスとの戦いは終わったから安心してくれ」
麦野「・・・そうかい。あの野郎・・・人をコキ使いやがって!」メラメラ
キャップ「君の心の隙につけいり、マイナス感情を増幅させられたんだ。仕方がない。本当の君はあんな乱暴者じゃないと、私は理解しているよ」
麦野「っ!・・・そ、そうかい・・・別に・・・アンタにそんなこと言われても・・・うれしくなんかないけどね」テレ
キャップ「さあ、私は自分の世界に帰るとするよ。君はゆっくり休んでくれ」
麦野「えっ、えっ、もう行っちゃうのかよ?」
キャップ「いつまでもこうしてはいられないからね。それとも、もっと一緒に居て欲しかったのかな?」
麦野「バッ!べつにそんなんじゃ・・・」
キャップ「冗談だよ。またお見舞いにくるからね。それじゃ」
麦野「・・・」
キャップ「・・・麦野くん、悪い心に負けず自分を取り戻した君を誇りに思うよ。また困ったことがあったら・・・いつでも助けにくるからね」
麦野「!」
麦野「ええ」
84 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 19:14:19.71 ID:fr8wpEqB0
御坂「・・・はい、あ〜ん」
黒子「あぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」グッパァ
佐天「うっへえ、バケモンみてーな顔」
黒子「んん〜おいしいですわぁ。お姉様が食べさせてくれるリンゴは宇宙一ですわぞ〜」シャクシャク
初春「白井さんも元気になってよかったです」
佐天「大事をとってしばらく病院生活になるのに、やけに元気ですね」
黒子「そりゃあそうですわよ。こうやってお姉様がン毎日お見舞いにきてくださって手厚い看病をしてくださるのですから、アポカリプスさまさまですわ」ホッヒヒ
御坂「ちょっと、誰が毎日来るなんて言ったのよ。んな面倒なことするわけないでしょ」
黒子「ンなんと!?お姉様はこのケガ人の私を見捨ててしまわれるのですね・・・悲しい・・・悲しみの乙女・・・」ヨヨヨ
初春「スねちゃった」
佐天「御坂さんが冷酷だから」
御坂「なっ、そんなこと言ったって・・・〜〜〜っ、ああもうわかったわよ。暇な時ならお見舞いに来てあげるから」
黒子「うひょひょひょ♪ほらほら、お姉様、もっかい。あ〜〜〜〜〜ん」グッパァ
御坂「んもー!アポカリプスの奴〜!覚えてなさ〜い!」
〜おわり〜
85 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 19:21:01.31 ID:fr8wpEqB0
〜おまけ〜
エグゼビア「――というわけだ。諸君、わかったかな?」
ベルルルルル
エグゼビア「終業のベルがなった。今日の授業はここまでにしよう」
ボビー「よっしゃあ!ウォーレン!アポカリプス!一緒にゲームやって遊ぼうぜ!」
アポカリプス「いいだろう」
ウォーレン「おい、待てよアポカリプス。お前今日は掃除当番だろ。遊ぶ前にちゃんとやれよ」
アポカリプス「ああ、そうだったな」
ボビー「えー、早く遊ぼうよ〜」
ウォーレン「・・・〜〜〜っ・・・仕方ない。俺も手伝ってやるよ」
アポカリプス「いいのか?」
ウォーレン「勘違いするなよ!早く遊びたいからだからな!かんちがいするなよ!」
アポカリプス「礼を言う」
ジーン「アポカリプス、そういうときはもっと簡単な言葉でいいのよ。ありがとう、ってね」
アポカリプス「・・・ありがとう」
ウォーレン「っ!・・・・・・お、おう・・・」
ハンク「それじゃあ私も手伝うとするか。人数が多いほど早く済むだろう」
スコット「待てみんな、僕にいい考えがある。今日の掃除は教授に押しつけるってのはどうだろう」
エグゼビア「えっ」
マグニートー「はっははは、あれからすっかり肩身が狭いなチャールズ」
スコット「あなたもやるんですよ、マグニートー」
マグニートー「えっ」
〜おわり〜
86 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2019/06/20(木) 19:23:05.14 ID:fr8wpEqB0
これにて完結です
明日6月21日より、映画X-MENシリーズの最終章『X-MEN:ダークフェニックス』が公開されるのでみんなみてね
それではここまで読んでくれた方、ありがとうございました
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