サトシ「アローラ地方…久しぶりだな」

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62 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 11:08:09.64 ID:kOYVQ43sO
サトシ「彼女?」

アセロラ「う、うん…」

サトシ「いないよ。今は仕事忙しくてそんな余裕ないっていうか〜……旅してた頃と違って出会いとかも少ないし……」

サトシ「まぁ……しいて言えばポケモンが恋人かな?」ハハハ

アセロラ「ポケモンが恋人……ふふっ、何それ?」クスッ

アセロラ「サトシがそれ言うと冗談に聞こえないよー」クスクス

サトシ「ど、どういう意味だよ……」

ピカチュウ「ピカァ」

サトシ「そういうアセロラはどうなの?」

アセロラ「う〜ん……アセロラもサトシと同じようにかな?そういう色っぽい話はないよ」

サトシ「へぇ、意外だな。アセロラ、モテそうなのに」

アセロラ「………でも………いつでもお嫁さんに行ける準備はしてるよー♪」

ミミたん「キュー」

サトシ「うん、そうだな!アセロラならいつでもお嫁さんにいけるよ」ニッ

ピカチュウ「ピカァ」

アセロラ「うふふ、でもビックリだよね?」

サトシ「? なにが?」

アセロラ「サトシのクチから恋人なんて言葉が出てくるなんて…子供の頃には想像もつかなかったよ!」クスッ

サトシ「ははは、まぁ……俺も大人になったんだよ」

ピカチュウ「ピッカー!」

アセロラ「………ねぇ、サトシ」

サトシ「? なに?」

アセロラ「………今日、泊まっていきなよ」
63 : ◆JJ3YoLBgLc [sage]:2019/05/06(月) 11:12:22.31 ID:kOYVQ43sO
>>62
訂正
アセロラ「う〜ん……アセロラもサトシと同じようにかな?そういう色っぽい話はないよ」

アセロラ「う〜ん……アセロラもサトシと同じかな?そういう色っぽい話はないよ」
64 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 11:44:05.82 ID:kOYVQ43sO
サトシ「……い、いや…俺、ホテルの予約とってあるし…それにスイレンだってそろそろ帰んなきゃスイレンのママが心配しちゃう……」ハハハ

アセロラ「……アセロラはスイレンのことじゃなくてサトシに聞いてるんだよ」

アセロラ「もしホテルのキャンセル料とかがかかるんならアセロラも払うよ」ニコッ

サトシ「そこまでしなくっても…」

アセロラ「アセロラはそこまでしてもサトシともっとお話したいの!」ズイッ

ミミたん「キュー」

サトシ「……………」

ピカチュウ「ピカピ…」

サトシ「アセロラ……俺やっぱり帰……」

アセロラ「………そういうことじゃなくてなに?サトシはアセロラのこと嫌いなの」ズイズイ

サトシ「そ、そういうことじゃなくって………あ、アセロラ!近いよ!」

アセロラ「サトシ……子供の頃はアセロラの家に一人で泊まったりしてたよね?」

アセロラ「それともなに?サトシがアセロラの家にお泊まりすると……何かマズイことでもあるのかな?」ニコッ

サトシ「……なんていうかその……もう子供じゃな…」

アセロラ「そうだね。サトシもアセロラももう子供じゃないの」

アセロラ「……もう一回言うね?………サトシ」

サトシ「!」ビクッ

アセロラ「今日……アセロラのお家にお泊まりしていきなよ」ニコッ

ミミたん「キュー」

サトシ「…………」

ピカチュウ「ピカピ…」
65 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 17:54:26.80 ID:kOYVQ43sO
サトシ「アセロラ……俺……」

「サトシ!!」ガチャッ

サトシ、アセロラ「!」

スイレン「………………」

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「スイレン……」

アセロラ「……………」

スイレン「私……就職することにした!!」

サトシ「……え?」

アセロラ「え?」

ピカチュウ「ピカ」

…………………

………

66 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 18:10:28.62 ID:kOYVQ43sO
三日後

barアイナ

ワイワイ

マオ「はいみんなー!barアイナ特製の料理とマオちゃんスペシャルカクテルだよ〜」

アマージョ「ッジョ」

サトシ「うぉー!barになってもアイナ食堂の料理はアイナ食堂の料理だな!」

ピカチュウ「ピッカ!」

マオ「アハハ、何言ってるかわかんないよサトシー!」

マーマネ「それにしてもマオ……あんだけ隠してたbarアイナで食事会なんて思いきったねー」

マオ「まぁ……もうみんな隠すものなんて無いしね?せっかくだからさ!」

リーリエ「そうです!ありのままの姿を受け入れてこその友達です!」

シロン「コーン!」

カキ「にしてもリーリエ……さすがにジャージで来るのはないだろ…」

リーリエ「こんなところまでお人形さんを持ってきているカキに言われたくはありません」

カキ「な!?これは人形じゃなくて俺の妹……」ガタッ

スイレン「まぁまぁ!久しぶりの全員集合!みんな仲良く!」

ナギサ「イッブイ!」

リーリエ「そ、そうですね…ごめんなさいカキ……」

カキ「い、いや……俺の方こそ悪かったリーリエ…」

スイレン「うんうん!仲良しが一番!」
67 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 18:28:16.48 ID:kOYVQ43sO
ワイワイ

カキ「ほらっ、お前たちはここに座りなさい」スト

メイ(カキ裏声)「ありがとうお兄ちゃん!」

コトネ(カキ裏声)「おにーちゃんだーいすき♪」

ミヅキ(カキ裏声)「しょうがないからお兄ちゃんの隣に座ってあげる」

カキ「ハハハ、まったく!俺の妹たちは可愛い……」

マオ「……………」ジトー

カキ「……あ……いや……何でもな……」ビクッ

マオ「……はい」コト

カキ「! マオ……この料理は……」

マオ「カキの妹ちゃんたちの分だよ。それ、食べさせてあげなよ」

マオ「可愛い妹たちなんでしょ?」ニコッ

カキ「マオ………」


マーマネ「ねぇリーリエ!今ほしいものってある!?」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「今ですか……?そうですねー…………」

リーリエ「あっ!そうだ!これ見てくださいマーマネ!」ササッ

マーマネ「! これって……確か今流行りのスマホアプリの……」

リーリエ「そうなんですよ!これのウルトラSRの新モンスター!これが次のイベで重要な役割をするんです!」

リーリエ「私……このモンスターが次のイベまで欲しくて……ゼンリョクでガチャを回しているんですが、なかなか出なくって……」ウーン

マーマネ(なになに……?一回300円ガチャで出現率10%のウルトラSRモンスターか……)フムフム

リーリエ「……既に30万ほど課金を……」

マーマネ「僕に任せてよリーリエ!」

リーリエ「ほ、本当ですかマーマネ!?」キラキラ

マーマネ「うん!(一回300円くらいなら……最悪1万円くらい回せば出るでしょ)」

マーマネ(スマホゲームに1万なんてもったいない気はするけど……これでリーリエのハートをゲットできるんなら安いもんだね!)

リーリエ「で、ではマーマネ!早速ゲームに登録を!」

シロン「コーン!」

マーマネ「アハハ、急かさないでよリーリエー!」

トゲデマル「マキュキュ」
68 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 18:47:11.04 ID:kOYVQ43sO
スイレン「はいサトシ、あーん」スッ

サトシ「う、うん…」アーン

サトシ「……」モグモグ

スイレン「……おいしい?」

サトシ「うん……美味しいよ…」

スイレン「やった!」ガッツ

ナギサ「イッブイ!」ガッツ

サトシ(つってもこれ……スイレンが作った料理じゃなくってマオが作った料理だけど…)モグモグ

ピカチュウ「ピカピカ」

サトシ「ねぇスイレン。そういえばさ?就職の方どうなった?いい仕事見つかった?」

スイレン「うん!バッチリ!」

スイレン「もう面接も受けて……来週から仕事!」

サトシ「マジ!?すっげーじゃんスイレン!嘘じゃないよな?」

スイレン「うん、嘘じゃない」ニコッ

サトシ「どんな仕事するの!?やっぱ海のポケモン関係?」

スイレン「うん!みずポケモン関係の仕事!詳しくは仕事はじまってから話す!」

サトシ「そっか〜……ま、スイレンならどんな仕事だって大丈夫だよ!おめでとう、スイレン!」ニッ

ピカチュウ「ピカァ」

スイレン「えへへ、ありがとう!」ニコッ

ナギサ「イッブイブイ!」

スイレン「サトシは……予定通り明日帰るの?マサラタウン」

サトシ「うん、明日の午後の飛行機で帰るよ。明後日からまた仕事だしな」

スイレン「そっか……」

サトシ「俺さ、スイレン。落ち着いたら……今の仕事やめてまた旅に出ようと思うんだ」

スイレン「旅……?」

サトシ「うん!ポケモンマスター目指してさ!子供の頃みたいに!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

サトシ「……スイレンやみんなには偉そうなこと言っちゃったけど……やっぱり夢は諦めきれないよ……前々から悩んではいたんだけど……今回アローラに来て決意したんだ」

スイレン「旅……うん!サトシらしくていいと思う!」ニコッ

サトシ「へへへ、そっかな?」

スイレン「サトシ、私……ゼンリョクでサポートする!サトシの夢!」

サトシ「ハハハ、サンキュー!スイレン!」

スイレン「よ〜し……そうと決まったらサトシ!」ドンッ

サトシ「! スイレン!その酒は……!?」

スイレン「今日は私とサトシが大人として新しい一歩を踏み出す記念日!飲みあかそう!酔い潰れるまで!」

ナギサ「イッブイー!」

サトシ「ハハハ、俺……酒弱いからお手柔らかにしてくれよスイレン?」

スイレン「そう言わずに!いっき!いっき!」ズボッ

サトシ「ガボボ!?」

ピカチュウ「ピカピ!」

………………

……

69 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 18:57:34.11 ID:kOYVQ43sO
チュンチュン……

翌日

サトシが宿泊してるホテル

サトシ「…………う〜ん……」ムクリ

サトシ「……うわぁー…頭イテー……完全に飲みすぎた……」

ピカチュウ「zzz」

サトシ「……つーか後半の記憶全然ないな……見たところ俺が予約したホテルの部屋だし……カキかマーマネあたりが連れて来てくれたのかな……?」キョロキョロ

サトシ「……ま、いーや!シャワー浴びて飛行機に乗る準備を……」ウーン

サトシ「……………」

サトシ「……え?な、なんで俺裸なの??」

サトシ「……つーか、何か赤いシミが……」ジーッ

「う〜ん……」

サトシ「」ビクッ
70 : ◆JJ3YoLBgLc [saga]:2019/05/06(月) 19:05:16.38 ID:kOYVQ43sO
スイレン「……あ、おはよ。サトシ」ゴシゴシ

サトシ「す、スイレン………」

スイレン「? どうしたの?サトシ」

サトシ「ぁ……いや……なんでスイレン……てか、スイレンも裸……」

スイレン「え?」

サトシ「」ゴクリ

スイレン「えへへ////昨日は最高の夜だったね!サトシ♪」

サトシ「……あ……そ、その………ごめ……俺、何にも覚えてなくて……」

スイレン「あっ!サトシ!早くしなきゃ飛行機に乗り遅れちゃう!シャワー浴びよ////」グイッ

サトシ「い、いや……その……」チラッ

荷物「」

サトシ「………その……スイレン、あの荷物は……」

スイレン「それ、私の荷物!」ニコッ

サトシ「へ?スイレンの……?なんで?」

スイレン「なんでって私……就職することになったから!」

スイレン「ハナダジムに!!」ニコッ

サトシ「」

ピカチュウ「zzz」

ナギサ「zzz」



一年後、サトシとスイレンはデキ婚した




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