遊勝「紹介しよう、デニス。超高校級のマジシャンの夢野秘密子さんだ」

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1 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 20:21:56.08 ID:PVMhat78O



ニューダンガンロンパV3と遊戯王アークファイブのSSです。

両作品のネタバレ、並びに独自解釈や独自設定があるので、注意をお願いします。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1556623316
2 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 20:28:07.69 ID:PVMhat78O



ーエクシーズ次元の家屋ー



遊勝「紹介しよう、デニス。超高校級のマジシャンの夢野秘密子さんだ」

デニス「……はい?」

夢野「んあー……ウチはマジシャンでは無い、魔法使いじゃ。何度も言わせるでない」

遊勝「ははっ、そうだったね。すまなかった、秘密子」

夢野「……気安く下の名前で呼ぶでない。ウチのことは上の名前で呼ぶように言ったはずじゃぞ」

遊勝「それもそうだったね、夢野さん……というわけで、デニス。キミも彼女のことは、上の名前で呼ぶことを勧めるよ」

デニス「あ、えっと、その……」

夢野「……んあ? なんじゃ、お主? どうかしたのか?」



3 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 20:30:53.42 ID:PVMhat78O



デニス(ーーーあ…ありのまま、いま起こったことを話すよ!)


デニス(アカデミアの長期休暇……という名目のユーリのデュエル相手の日々が終わったと思ったらーーースパイ先であるエクシーズ次元で、先生がボクに女の子を紹介していた……!)


デニス(それも、あの、希望ヶ峰学園の誇る、超高校級のマジシャン、夢野秘密子を……!)


デニス(な…何を言っているのかわからないとは思うけど、ボクも何が起きたのか、わからない……)


デニス(頭がどうにかなりそうだよ…スマイルワールドだとか、そんなチャチなものの仕業とかじゃあ、断じてない)


デニス(もっと、恐ろしいものの片鱗を味わったよ……!)


4 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 20:34:09.05 ID:PVMhat78O



遊勝「ーーー何はともあれ、デニス。キミも、これから夢野さんのデュエル相手になって欲しい」

デニス「……えっ、?」

遊勝「実はね……夢野さんは、希望ヶ峰学園に入学したは良いものの、【科目:デュエル】で良い成績を取れるかどうか、不安があるみたいなんだ」

夢野「は、はっきりと言うでない……! 恥ずかしいではないか……」

遊勝「だから、夢野さんには、デュエルの練習相手が必要なんだ。それも、己の実力を向上させるに足る、相応の実力を持ったデュエリストの、ね」

デニス「……」

遊勝「本来ならば、練習相手を引き受けた私がやるべきことなのだろうが、キミも知っての通り、平日の私はクローバー校の生徒とのデュエルや教師としての仕事で忙しい」

遊勝「故に、デニス。キミには、平日の間……出来れば休日中にも、夢野さんのデュエルの練習相手になって欲しいんだ」

遊勝「引き受けてくれるかい?」

デニス「……あっ、ええ、それは、別に構いませんがーーー」

遊勝「ーーーそれは、良かった。是非ともよろしく頼むよ」

夢野「……ということのようじゃ。よろしくな」

デニス「ーーーあー、うん、よろしく」


5 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 20:36:44.63 ID:PVMhat78O



デニス(……よし! ここは、先生の言う通りにしておこう!)


デニス(ここで断れば、ボクは先生から見て、困っている女の子を見捨てた人間となってしまう)


デニス(そうなると、ボクと先生の関係も何処かギスギスしたものになるかもしれない)


デニス(それは、嫌だ。そんな空気の中で先生とデュエルし続けるなんて、まっぴらゴメンさ)


デニス(そのことを考えれば、先生の言う通り、彼女のデュエル相手になった方が良い)


デニス(そうと決まればーーーー)


6 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 20:41:02.79 ID:PVMhat78O



デニス「ーーーもう、ボクのことは、先生から聞いてはいると思うけど……ボクもエンターテイナーの一人。自己紹介はさせて貰うよ」

デニス「ボクは、デニス……デニス・マックフィールド! 榊先生の弟子! そして、トラピーズマジシャンを相棒に持つ、エンタメデュエリストさ!」

デニス「ボクを呼ぶ時は、親しみを込めてデニスって呼んで欲しい! それに、マックフィールドという呼び方だと、ちょっと長いしね!」

デニス「これからよろしくお願いするよ! 超高校級のマジシャン、夢野秘密子さん!」

夢野「魔法使いじゃ」

デニス「……そうだね、魔法使い、さん」

遊勝「そこを間違えるとは……デニス、やはりキミはまだまだだ」ヤレヤレ

夢野「……いや、お主もさっき間違えてたじゃろ?」


デニス(夢野さんは、コスプレ海賊……キャプテン・ソロと同じで、なりきるタイプなのかな?)


デニス(まっ、そこは、本人の自由だし、別に良いと思うけど……)


7 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 20:42:01.09 ID:PVMhat78O
今はここまで
8 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 22:02:53.63 ID:LZSced1DO
再開します
9 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 22:10:07.47 ID:LZSced1DO




デニス(ーーーそうして、夢野さんとのデュエル漬けの日々が始まった)


デニス(合間に日常トークとかもしたかったけど、夢野さんは内向的な人で、あまり自分のことを話そうとはしなかったため、叶わなかった)


デニス(まだ出会ったばかりのボクのことを、警戒しているのかもしれない)


デニス(そのため、ボクらの会話はほとんどデュエル関連のものばかりだった)


デニス(そして、夢野さんは、はじめの方は基本的なルールは理解していたものの、複雑な部分は理解していなかった)


デニス(だから、ボクはデュエルを通して、複雑なルールを教え続け、夢野さんはそれを吸収してデュエルの腕を磨き上げていった)


デニス(夢野さんは、そのお礼としてボクにマジックを披露してくれた。もっとも、本人は魔法と言い張っているけどね……)


デニス(ボクは、そのマジックを見ることで、楽しい気持ちになってデュエルに関するインスピレーションがどんどん湧き上がっていった)


デニス(その結果、ボクのデュエルの腕は、以前よりも遥かにハイスピードで磨かれていった。先生の弟子になって、エクシーズ次元では先生とばかりデュエルしていた時よりも遥かに、成長出来たように思う)


デニス(そうやって磨き上げたデュエルの腕で、ボクは夢野さんにデュエルを教え、夢野さんのデュエルの腕も磨かれ、そのお礼に夢野さんはマジックを披露し、それによってボクのデュエルに関するインスピレーションが湧き上がり、ボクのデュエルの腕は磨かれるーーー)


デニス(ーーーそうした相乗効果によって、ボクと夢野さんのデュエルの腕はどんどん磨かれていった)


デニス(まあ、夢野さんの成長速度は、ボク以上だったんだけどね……)


デニス(流石は、超高校級と言ったところか……)


デニス(この成長速度だと、いずれボクと互角のデュエルが出来る日も近いかもしれない)


デニス(そして、初めて会った日から約一週間、平日の放課後、ボクと夢野さんはーーーー)



10 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 22:12:58.06 ID:LZSced1DO



ーエクシーズ次元の家屋・デュエル場ー



デニス「ーーーいくよ! レベル4のハットトリッカー二体でオーバーレイ!」



夢野「ーーーんあ!?」



デニス「show must go on !」

デニス「天空の奇術師よ! 華やかに舞台を駆け巡れ! エクシーズ召喚!」

デニス「現れろ、ランク4! 《Em トラピーズ・マジシャン》!」



トラピーズ『ヤーハハーッ!』ATK2500


11 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 22:20:05.21 ID:LZSced1DO



夢野(デニスめ……もしや、トラピーズマジシャンで、ウチの《黒き森のウィッチ》を攻撃するつもりか?)



ウィッチ『……』ATK1100



夢野(確かに、トラピーズマジシャンで《黒き森のウィッチ》を攻撃すれば、ウチのライフはゼロになるじゃろう)LP900


夢野(じゃが、ウチの場には、ウチと同じ魔法少女が……ブラマジガールがおる! そして、ブラマジガールには、《磁力の指輪》と《月鏡の盾》が装備されておるのじゃ……!)



ガール『……フフーン!』キラーンッ



夢野(《磁力の指輪》を介した引力魔法によって、お主が攻撃出来るのは、ブラマジガールだけじゃ)


夢野(しかも、《月鏡の盾》を介した支援魔法によって、ブラマジガールの攻守は、戦闘する相手モンスターの攻守どちらか高い方よりも、100だけ上回った数値となるのじゃ)


夢野(いかに、トラピーズマジシャンといえど、ウチの魔法……マジカルコンボの前にはーーー)



デニス「罠カード発動、《小人のいたずら》!」


12 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 22:23:28.13 ID:LZSced1DO



夢野「……んあ?」キョトン



デニス「その効果で、お互いの手札のモンスターのレベルを1下げる!」



小人『……ヘーイ!』ミミューン…



デニス「これで、ボクは、レベル5のモンスターがリリース無しで召喚可能!」スッ



夢野「レベル5じゃと? いったい何をーーー」



デニス「紹介するよ! 新しく、ボクのショーに加わった、亀の砲台!」



デニス「その名もーーー《カタパルト・タートル》!」ババンッ



タートル『……』ATK1000


13 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 22:28:16.70 ID:LZSced1DO



夢野「そ、そやつは……!」



デニス「《カタパルト・タートル》は有名なモンスターでもある。その効果は、キミも知っているよね?」



夢野「……ああ、そやつは自分のモンスターをリリースして、その攻撃力の半分のダメージを相手に与えるモンスターじゃ」



デニス「ご名答」キラッ



夢野「まさか、お主……」LP900



デニス「その通りだよ、夢野さん!」



デニス「ボクは、トラピーズマジシャンを射出し、キミに1250ダメージを与える!」


14 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/04/30(火) 22:28:55.73 ID:LZSced1DO
今日はここまで
15 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:05:00.25 ID:s4M4lUIQO
投下します。
16 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:29:07.46 ID:s4M4lUIQO



夢野「……デニス! トラピーズマジシャンはお主の相棒のはずじゃろ!? こんな外道戦法のためにリリースして良いのか!?」



デニス「No problem! 実は、トラピーズマジシャンは蘇生魔法も扱える、奇跡の魔法使いなんだ! 射出されたって、あの世から次のショーまでスタンバるだけのことさ!」



夢野「……何を言っておる? トラピーズマジシャンに、そんな魔法(効果)、無かったはずじゃがーーー」



デニス「さあ、いくよ! ボクは《カタパルト・タートル》の効果でーーー」



夢野「さ、させんわい! ウチは《カタパルト・タートル》の召喚成功時に速攻魔法、《ディメンション・マジック》を発動じゃ!」



デニス「!!」



夢野「その効果……ウチの空間転移魔法によって、フィールド上の《黒き森のウィッチ》をリリースし、手札の魔法使い……《妖精伝姫ーシンデレラ》を守備表示で特殊召喚じゃ!」



ウィッチ『……』スタスタ



ガチャッバタンッ……



……ギイイッ



シンデレラ『んあ……!』DFF1000


17 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:33:42.65 ID:s4M4lUIQO



夢野「そして、この瞬間、《妖精伝姫ーシンデレラ》の支援魔法が適用される!」

夢野「その永続効果によって、このカード以外のフィールドのモンスターを魔法効果の対象にすることは出来んようになった!」

夢野「さらに、《ディメンション・マジック》を介した攻撃魔法で、《カタパルト・タートル》を破壊じゃ!」



デニス「そんな……! ねえ、夢野さん。シンデレラの支援魔法で守ってくれたりはしないの?」



夢野「残念じゃが、この破壊は、『選択して』ではなく、『選んで』という呪文(テキスト)で詠唱されておる! 故に、対象を取らん魔法効果となるため、《妖精伝姫ーシンデレラ》の支援魔法でも防ぐことは出来んわい」



デニス「ははっ……そうだったね、夢野さん!」



夢野「《カタパルト・タートル》、ウチの魔法で一刀両断じゃ!」



ビビーッ……スパッ!



タートル『……!』



ドガーンッ!


18 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:43:48.31 ID:s4M4lUIQO



デニス(ーーーなるほど、こうやって、お互いのモンスターに耐性を与えながらも、その耐性をすり抜けた効果で、厄介なモンスターを破壊するってわけか)


デニス(しかも、トラピーズマジシャンに耐性を与えられたおかげで、ボクが《月鏡の盾》など対象を取る魔法カードを持っていても、それでサポートすることも出来ない)


デニス(……あーあ、この手札にある《月鏡の盾》をトラピーズマジシャンに装備出来れば、ブラマジガールを戦闘破壊出来るのになあ)


デニス(そう、《月鏡の盾》を装備したモンスター同士が戦闘すれば、ターンプレイヤーであるボクの《月鏡の盾》がチェーン1で発動して、非ターンプレイヤーである夢野さんの《月鏡の盾》がチェーン2で発動する)


デニス(それで、逆順処理で最終的にトラピーズマジシャンの攻撃力がブラマジガールの攻撃力を100上回るため、戦闘破壊出来る……もっとも、《月鏡の盾》を装備できない今においては不可能なプレイングだけどさ)


デニス(……それにしても、夢野さん。まさか、魔法少女になったシンデレラと正統派魔法少女のブラマジガールで、お互いを守り合わせるだなんてーーー)


デニス(ーーー本当に予想外!)


デニス(物語上の『シンデレラ』ではあり得ない、とんでもない展開だよ! 夢野さん!)


デニス(先の見えないデュエル……! それでいて、勝ち負けを気にしなくて良いデュエル……!)


デニス(これだから、この次元でのデュエルは最高なんだ!)


デニス(ワクワク、するよ……!)


19 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:46:08.32 ID:s4M4lUIQO



夢野「……かーっかっかっ! どうじゃ、ウチの魔法の力は!」



デニス「うん! 楽しい魔法をありがとう、夢野さん!」

デニス「……だけど、まさか忘れてはいないよね?」



夢野「……んあ?」キョトン



デニス「《ディメンション・マジック》でリリースされ、墓地に送られた《黒き森のウィッチ》のことをさ」


20 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:49:42.41 ID:s4M4lUIQO



夢野「……もちろんじゃ。ウチは、墓地から《黒き森のウィッチ》の魔法を発動じゃ!」

夢野「その効果でデッキから、守備力1000の《Em ダメージ・ジャグラー》をサーチしてーーー」



デニス「ならば、ボクは、それにチェーンして墓地から罠カードを発動する!」



夢野「んあ!?」



デニス「《小人のいたずら》!」



夢野「……!?」



デニス「これは、さっきボクが発動し、墓地に送ったカード!」



デニス「このカードの効果で、お互いの手札のモンスターのレベルを、さらに1下げる!」


21 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:52:39.54 ID:s4M4lUIQO



夢野「ーーーなんじゃ? そんなことをして、いったい何の意味があるのじゃ?」



デニス「魔法のためさ!」



夢野「ま、魔法じゃと?」



デニス「そう、それもとっておきのね!」



夢野「……」



デニス「これはそのための準備! ボクは、《小人のいたずら》にチェーンして、速攻魔法、《スター・チェンジャー》を発動だ!」



夢野「!?」



デニス「その効果で、シンデレラのレベルを1上げる!」

デニス「シンデレラは、お互いのモンスターに対象を取る魔法効果の耐性を与える効果があるけど、シンデレラ自身は効果の対象外! 故に、《スター・チェンジャー》の発動対象にすることが可能!」

デニス「……夢野さん! キミの、そのシンデレラは、さっきウチの小人がイタズラして、レベルという名の星を減らしてしまった!」

デニス「これは、そのお詫び! レベルを……星を元に戻させて貰うね!」


22 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:55:28.42 ID:s4M4lUIQO



夢野(ーーーなんじゃ? いったい、何が目的なんじゃ、こやつは?)


夢野(こんなことをしたところで、何の意味もーーー)



デニス「これで準備は整った!」

デニス「ボクは、《スター・チェンジャー》にチェーンして、速攻魔法、《奇跡の蘇生》を発動だ!」



夢野(んあ!? そ、そのカードは……!)



デニス「このカードは発動条件が厳しくてね。チェーン4以降にしか発動出来ないんだ」

デニス「その代わり、発動出来れば、墓地のモンスターを無条件で蘇生出来る!」

デニス「うん! まさに、奇跡の蘇生魔法! そうだよね? トラピーズマジシャン!」



トラピーズ『ハーッ!』キラキラ


23 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 20:57:22.67 ID:s4M4lUIQO



夢野「デ、デニスよ。お主はーーー」



デニス「そう! ボクの目的はモンスターのレベルを変動させることじゃない! 《奇跡の蘇生》のため、チェーンを稼ぐことが目的だったのさ!」



夢野「んあ!?」



デニス「さあ、これより、奇跡の魔法使い、トラピーズマジシャンによる、蘇生魔法のはじまりだ!」

デニス「it's show time!」



トラピーズ『ハハーッ!』グルングルン



デニス「当然、蘇生させるモンスターはーーー」



トラピーズ『ハーッ!』ギュイーンッ



デニス「ーーー《カタパルト・タートル》!」



ボンッ!



タートル『……』DFF2000


24 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 21:00:14.67 ID:s4M4lUIQO



デニス「おかえり、《カタパルト・タートル》!」



タートル『……』



デニス「ははっ、蘇っても相変わらずクールビューティーだね! そこもキュートで良いと思うよ!」



夢野(ま、まだじゃ……!)



シンデレラ『んあ……』レベル3→4



夢野(このチェーンの逆順処理が終われば、ウチの手札にダメージジャグラーが来る)



小人『……ヘイ?』←レベルを下げるモンスターが手札にいなくて困ってる



夢野(そして、ダメージジャグラーは効果ダメージを与える効果が発動した時、それを無効にして破壊出来る魔法が使えるのじゃ)スッ


夢野(……そう、いま、《黒き森のウィッチ》で手札に加えたこのカードで、《カタパルト・タートル》をーーー)


夢野(ーーーいや、ダメじゃ! 《黒き森のウィッチ》の魔法には誓約がある! その効果でサーチしたダメージジャグラーはそのターン中に魔法を発動出来ん!)ガガーンッ


夢野(つまり、ウチはもうーーーー)LP900


25 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 21:09:09.04 ID:s4M4lUIQO



デニス「ーーー逆順処理は終わったようだね! ならば、これで、クライマックスだ!」



夢野「!?」



デニス「《カタパルト・タートル》でトラピーズマジシャンを射出!」



トラピーズ『ハーッ!』ヒュンッ…スタッ



タートル『……』ゴオオン…ガシャッ



デニス「さあ、夢のような、フィナーレを飾れ! トラピーズマジシャン!」



デニス「トラピーズドリーム・マジカルダイブ!」



トラピーズ『ヤーハハーッ!!』ヒュウーンッ



ドゴオーーーンッ!!



夢野「んあーーー!?」LP900→0



ピィーッ!



【winner デニス】


26 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 21:10:01.89 ID:s4M4lUIQO
今はここまで
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:18:28.11 ID:RvJhJqKMo

デニスが融合次元のキャラクターということを活かしてキャプテン・ソロの名前を出してるの個人的に好き
んあーに対象を取るとかの細かいルールを意識したプレイをさせることでデニスの指導の成果が示されてて良いね
28 : ◆02/1zAmSVg [saga]:2019/05/01(水) 22:59:09.84 ID:s4M4lUIQO
>>27

感想ありがとうございます。

ちなみに私は、夢野をあの海賊と同列視するのはちょっとマズかったかな?省略デュエルだけど大丈夫かな?と不安に思ったりもしたのですが、特に問題なく喜んで頂けたようで何よりです。

これからもデニスが融合次元のキャラであることを活かしたり、夢野とデニスが関わった結果などをもっと描きたく思います。


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