【安価】みふゆ「いらっしゃい、やっちゃん」【マギレコ】

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1 : ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga]:2019/04/30(火) 06:26:37.45 ID:4UO9dGWno

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みふゆさんのおうち



やちよ「お邪魔します」

やちよ「・・・・で。なんなのよ、この汚部屋は?」

みふゆ「やっちゃんはすごいですね。あんな広いおうちを一人で毎日掃除できるなんて。ワタシなら三十分ともたないです」

やちよ「はぁ・・・・。みふゆが一人暮らしをしているって聞いたときに、まさかとは思っていたけれど、ここまでひどいとは・・・」

みふゆ「とりあえずくつろいでいてくださいな。今お茶でも淹れますから」

やちよ「・・・・」


やちよ(こんな空間でくつろぐことが、今のみふゆにとって当たり前なの・・・?)


やちよ(ありえない・・・。そんなことあっちゃいけない・・・! 私がなんとかしないと・・・!)


やちよ(まずすべきは・・・)


MQ「モキュモキュ!」(>>2してあげよう!)







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1556573196
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/30(火) 08:15:40.41 ID:2P0ajZM00
掃除
3 : ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga]:2019/04/30(火) 09:46:26.05 ID:4UO9dGWn0

やちよ「待ちなさい。お茶は後でいいわ」

みふゆ「あら? そうですか? じゃあ坊主めくりでもして遊びましょうか」

やちよ「それも後で! まずすべきは掃除よ! そ・う・じ!!」クワッ

みふゆ「ひゃ・・・。こ、怖いですよ、やっちゃん・・・どぉどぉ・・・」

やちよ「とりあえず私は水回りを掃除するから! みふゆはそこらへんに散らかっている物を、1年以上使っていない物とそうでない物に分別しなさい! 今すぐ!」

みふゆ「分別? どうしてそんなことを?」

やちよ「断捨離よ! まずは物を減らさないと片付かない! 1年以上使っていな物は今後も使わないから、誰かにあげるか捨てる!」

みふゆ「ええっ?! そんなご無体な・・・」

やちよ「いいからやる! 私は、まずはトイレの掃除を・・・―――って、きゃあ?!」ビクッ

みふゆ「やっちゃん?! どうしました?!」

やちよ「信じられないッッッ!!! トイレの黒ずみをそのままにしておくなんて! 女子としてあり得ないわよ!! 貴女、自分が嫁入り前の娘だって自覚ある!?」

みふゆ「い、一応、ありますけど・・・///」両人差し指チョンチョン

やちよ「だったらなんなのよこの生活力の無さは?! 仮に一緒になってくれる人がいたとしても、こんなんじゃ相手にすぐ逃げられるわよ!?」

みふゆ「あうっ・・・・。それは困りますね・・・・」

やちよ「だったらとにかく掃除! 洗剤はどこっ?」

みふゆ「えーっと。そこらへんにありませんか?」

やちよ「どこよ・・・」ガサゴソ


 クモさん「っ?!」ササッ


やちよ「きゃあ!?」

みふゆ「あらまあ、クモさんですね。暖かくなってきたから最近はチラホラ見かけるんですよ」

やちよ「えっ・・・?」

みふゆ「やっちゃんは知ってますよね? クモさんは益虫なんですよ。ゴキブリを食べてくれるんです。そのおかげで、今年はまだ一回しかゴキブリを見ていません」

やちよ「っ・・・!!」鳥肌ゾワワッ


やちよ「ああもうっ! 洗剤は買ってきた方が早そうだわ! 私ちょっと買ってくるから、みふゆは分別をしておきなさい! いいっ?!」

みふゆ「はっ、はいぃぃ・・・」



4 : ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga]:2019/04/30(火) 09:55:55.92 ID:4UO9dGWn0

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30分後


やちよ「ただいま。洗剤買ってきたわ。みふゆー? 分別の方は進んでる?」

みふゆ「おかえり、やっちゃん。お茶を淹れましたよ。それと灯花から良いお菓子を頂いているので、ちょっと休憩にしましょう」

やちよ「・・・・・・」

みふゆ「やっちゃん?」

やちよ「・・・・・・・・・」ムシャムシャ クイッ ゴクゴク ゴクンッ

みふゆ「あっ、ちょ、ちょっと・・・・。そんないっぺんに口に入れないで、おしゃべりでもしながらもっとゆっくりお召し上がりを・・・」

やちよ「ごちそうさま。はい休憩おわり。掃除再開」

みふゆ「相変わらずせっかちさんなんですからあ・・・」

やちよ「みふゆがのんびりしすぎなのよ!」

みふゆ「ワタシだってやるときはやるんですよ。分別だってあらかたやりましたし」

やちよ「あらそうなの? やるじゃない。それで、要らないものはどれ? あっ、あの服の山がそう?」

みふゆ「いいえ。あれらはまだ着る服です」

やちよ「んっ?」

みふゆ「要らない服はありませんでした」ニコッ

やちよ「・・・・・」

みふゆ「仕事が早くてすごいですよねワタシ。ほめてくださいな」ニコニコ

やちよ「・・・・・・・例えば、この服は最後に着たのはいつ?」

みふゆ「それですか? んー・・・。2年くらい前に買って、まだ袖を通していないですね」

やちよ「はい、これは要らない、と」

みふゆ「ええっ?! ひどい!」

やちよ「こっちの服は?」

みふゆ「えっ、えーっと・・・。それは、昨日、着ましたね。はい」

やちよ「汚れ具合、ほつれ具合、体臭の移り具合からして、これも買ったきりタグだけ外して着ていないわね。要らない」

みふゆ「ご自慢の推理力をこんなところで発揮しないでくださいっ!」

やちよ「これも要らない。これもこれも」

みふゆ「ああっ・・・。ワタシの大事な服がー・・・・」メソメソ

やちよ「分かっていると思うけど、服は着るものなのよ? みふゆは新しい服を買っても、汚れるのが嫌だとか何とか言って、外に着て行かないじゃない。そんな服は要らないのよ」

みふゆ「そうですけどー・・・。そうじゃなくて、着なくても本当に大事な服なんですぅー・・・」

やちよ「なにがどう大事なのよ?」

みふゆ「それは・・・」モジモジ

やちよ「? なんなのよ、本当に・・・」

5 : ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga]:2019/04/30(火) 09:57:05.31 ID:4UO9dGWn0

やちよ「・・・あら? この服、見覚えがあるわね。最近どこかで・・・」

みふゆ「・・・・・」

やちよ「あっ、思い出した。BiBi9月号で私が着た服じゃない」

みふゆ「・・・・・」

やちよ「えっ? あれ? 待って。よく見たら、その服もあの服も、どれもこれも私がモデル仕事で着たことのある服ばかり・・・」

みふゆ「・・・・・」

やちよ「みふゆがマギウスの翼にいた頃に発表した服もある」

みふゆ「・・・・・」

やちよ「みふゆ。もしかして私がチームを解散した後も、ずっと私のことを見てくれて・・・?」

みふゆ「・・・・・えへへ。なんか照れちゃいますね///」

やちよ「みふゆ////」テレッ

みふゆ「そうですよ。やっちゃんに直接会えなくても、やっちゃんを綺麗に着飾ってくれた服の数々を手にとって、ワタシはやっちゃんのことを想わない日はありませんでした////」

やちよ「・・・・・////」テレテレ

みふゆ「だからここにある服は、着なくても、ワタシにとって大事な服なんです。手放せる訳がありません。分かってくれましたか?」

やちよ「そう・・・。ありがとうみふゆ。そんなに私のことを想ってくれて」

みふゆ「いいんですよ。分かってくれれば。それでは、この服はしまっt―――」


 いろは「後日、みふゆさんが持っている着ていないほとんどの服は、やちよさんの手によって知り合いの魔法少女に譲渡されました」


みふゆ「やっちゃんのイジワル!」









6 : ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga]:2019/04/30(火) 10:04:30.25 ID:4UO9dGWn0

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洋食ウォールナッツ



チリンチリン

まなか「いらっしゃいませー! 4名様ですね! こちらのお席にどうぞー!」


ねむ「すいませーん。こっち注文いいですかー」

まなか「はいはいただいまお伺いします!」

ねむ「僕はオムライスを」

灯花「わたくしはフレンチのフルコースを少々頂こうかにゃー」

アリナ「スマイルプリーズ」

まなか「かしこまりました!」ニコッ


 < すいませーん、こっちも注文いいですかー


まなか「はいはーい!」


わいわい

がやがや


まなか「こんなにも直接お店に来ていただけるお客さんがいるなんて! 今日はまなか史上一番の繁盛です! 忙しすぎて嬉しい悲鳴です!」

莉愛「ふふんっ。私がBiBiのWEB版のインタビューで、最近食べておいしかったものと聞かれて、ここウォールナッツの料理と答えたからよ! 感謝しなさい!」

まなか「ははーっ! 阿見先輩だいすきっ!」


まなかの父「ああっ?! しまった!」

まなか「お父さん?! どうしました?!」

まなかの父「付け合せのミニトマトをうっかり切らしてしまった!」

まなか「ええっ?! どうするんですか! それじゃあ彩りが・・・。お客さんだっていっぱい待っているのにっ」

まなかの父「まいったなあ・・・。今から仕入れに行くんじゃ時間がかかってしまうし・・・」

まなか「ううー・・・。どうしようどうしよう・・・」



>>7「ふふふ。お困りのようですね」

MQ「モ! モキュゥ!」 (あ! >>7が助けに来てくれたよ!)
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