御坂「アベンジャーズ!アッセンブル!」

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1 : ◆t8EBwAYVrY [sage]:2019/04/26(金) 21:47:12.64 ID:DWRjNIYI0
ー学園都市ー

BOOOOOM!

キャプテンアメリカ「みんな!いくぞ!」

ソー「応とも!」

アイアンマン「パーティーはお開きだ」

御坂「覚悟しなさい!」

黒子「ごきげんよう」

KA -BOOOOOM!


レッドスカル「…ゾラ博士、事情を説明してもらおうか」Rrrr…

ゾラ「今少しの時間と予算をいただければ…」Rrrr…

レッドスカル「弁解は罪悪と知れ!」Rrrr…


レッドスカル「おまえたち〜!これで勝ったと思うなよ〜〜〜!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・'☆

キャップ&ソー&アイアンマン「「「今日もみーんな救われた!サンキュー!最強のヒーロー、アベンジャーズ!」」」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1556282832
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/26(金) 21:53:56.46 ID:DWRjNIYI0
 このスレッドは、

御坂「親愛なる隣人」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371809685/


御坂「とある科学の蜘蛛超人(スパイダーマン)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373017094/


御坂「大いなる力には、大いなる責任がともなう」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374222483/


の続編となります


!注意!
最新映画等のネタバレはありません。
コメントを書き込んでくださる場合もネタバレは絶対にしないようにしてください
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/26(金) 22:02:49.51 ID:GePRGrQQ0
やったぜ待ってました
期待しています
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/26(金) 23:00:21.54 ID:iNhFjSJhO
お久し!絶対に来てくれるって信じてた!
5 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/26(金) 23:31:20.76 ID:DWRjNIYI0
>>1

キャプテンアメリカ:MARVELヒーロー達のリーダー的存在である、最初のアベンジャー。本名スティーブ・ロジャース
 ひ弱な青年だったが超人血清によって超人の肉体を手に入れた。絶対に壊れない盾を武器に戦う。たまに壊れる

ソー:北欧神話の雷神。本名ソー・オーディンソン
 高潔な心の持ち主しか持ち上げられない魔法のハンマー、ムジョルニアを振るう。アベンジャーズのパワーハウス

アイアンマン:今や世界で最も人気なヒーローの一人と言っても過言では無い鋼鉄の騎士。本名トニー・スターク
 天才的な頭脳と超ハイテクスーツで戦う。映画アベンジャーズシリーズも、彼の映画『アイアンマン』の成功あってこそのもの

レッドスカル:キャプテンアメリカの宿敵。赤い骸骨のような顔をした残虐な男。本名ヨハン・シュミット
 ナチスの凶悪な怪人で、第二次大戦時からキャプテンアメリカと幾度となく戦ってきた。MARVELを代表する悪役の一人
 現実を改変するコズミックキューブや、世界最強のテレパシー能力を持つプロフェッサーXの脳を狙ったり、世界全体を揺るがす大きな悪事をしょっちゅう行う

ゾラ:ナチスの科学者。第二次大戦時代に、アンドロイドに自身の意識を移す技術を完成させ、機械の身体を得た
 頭部のない、ボディにモニターがついた身体で、そのモニターに顔が映っている。インパクトのある外見
 レッドスカルの計画を補佐したりする悪の科学者ポジション
6 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/26(金) 23:34:10.32 ID:DWRjNIYI0
アベンジャーズエンドゲーム見て我慢できずに(話ちゃんと考えてないのに)スレ立ててしまいました。大筋は考えてるのでゆっくり更新します

>>3
そちらもアイアンマンSS頑張ってくだちい!

>>4
覚えてるのか・・・こ、こんな俺のことを・・・!


あと前スレ立ててエタっちゃった奴を書き直し作業してるのでこちらのスレはめっちゃゆっくり更新になると思います
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/27(土) 21:44:33.13 ID:pnu/NZoa0
>>6
なぜバレたし
私は、あなたのこのシリーズのSSに影響されてクロスオーバーSSを書き始めました
用語やキャラの説明文などは思いっきりあなたの影響を受けています。オマージュどころかもはやパクリです。すいません
そんなあなたが新作を作られることを大変うれしく思います
これからも頑張ってください。一人のファンとして楽しみにしています
8 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/27(土) 22:21:19.48 ID:GSTVPJok0
御坂「あーあ、吹っ飛んでっちゃった。スパイディ、聞こえる?後は任せたわよ」ザザッ

 スパイダーマン【こちらあなたの親愛なる隣人、空から梅干し親父とぶさいくロボットが降ってきたので、ウェブクッションでキャッチしておいたよ】ザザ

御坂「サンキュー」

黒子「クリントさん、ナターシャさん、そちらの方は?」

 ホークアイ【ヒドラの戦闘員達は全員片付けたぜ】

 ブラックウィドウ【学園都市中に仕込まれてた妙な装置も全部回収しておいたわ】

黒子「ありがとうございます。ご苦労様でしたわ」

御坂「ハルクはどう?」

 ホークアイ【あー・・・ヒドラのロボット兵器をボコボコに壊してる。もう機能停止してるのに】

 ウィドウ【落ち着くまでは放っておいてあげましょう】

御坂「やれやれ」

キャップ「今回も我々の勝利だ。諸君、よくやってくれた」

アイアンマン「レッドスカル達は我々が責任を持って元の世界に連れて帰る。面倒をかけてすまなかったな」

黒子「まったくですわ。あなた方の世界のスーパーヴィランが学園都市に来るのはもう飽き飽きですの」

ソー「ソーだな」マイティソー!

御坂「はいはい、アベンジャーズ、仕事は終わりよ。解散よ解散。撤収撤収」
9 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/27(土) 22:38:06.85 ID:GSTVPJok0
>>8

スパイダーマン:ご存じ、あなたの親愛なる隣人。本名ピーター・パーカー
 放射線を浴びたクモにかまれたことで10トンを持ち上げるパワーと壁に張り付く能力と危機察知能力を得た
 腕からクモの糸(ウェブ)を出していろんなことができるよ

ホークアイ:偉大なるアベンジャーにして地上最強の射手。本名クリント・バートン
 特殊なパワーは持たないが、超絶的な弓矢の腕前を持つ。他にもあらゆる武器の扱いに長けた戦闘のプロ
 コミックの方では色々とだらしないとこがあったりする三枚目だったり、復習に燃える戦士だったり、色々な面がある

ブラックウィドウ:アベンジャーであり、最強の女スパイ。本名ナターシャ・ロマノフ
 超能力等は持たないが、超人的な身体能力とあらゆる戦闘テクニックとツールで戦う勇敢な戦士
 コミックではソビエト製の超人血清を使用している。数多くのヒーローと親密になったことがあるそうで、「彼女と寝てない人いるの?」と言われたりもしたがジョークなのだろうか・・・

ハルク:地球最強の怪力を持つ緑の巨人。本名ブルース・バナー
 ガンマ爆弾の実験場に迷い込んだ少年(彼も勇敢なヒーローになる)をかばってガンマ線を浴びた結果、怒りが高まると変身するようになった
 ハルクとバナーは身体の主導権をめぐって時に対立し、時に協力することもある

ヒドラ:ナチスを大元とする悪の秘密結社。レッドスカルやストラッカー等が率いている場合が多い
 あらゆる手を使って世界征服を目論む悪者軍団。首を一つ切り落としても、そこからまた二つの首が生える・・・を標語にしている
10 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/27(土) 22:55:35.87 ID:GSTVPJok0
 ・・・ソレカラ ソレカラ

アイアンマン「じゃ」

ソー「ばい」

キャップ「なら」

 WWWoooooo・・・

御坂「やっと帰ってったわ。あいつらこっちに来るのに慣れすぎなのよね」

黒子「宙に現れた渦巻きに入って消えて行くアイアンマンさん達も見飽きましたの」

スパイディ「まったくだよね。異世界を行き来するなんてフツーじゃないのに」

御坂「ってアンタもいつまでこっちに居座ってんのよ!」

スパイディ「えーいいじゃんもうちょっとだけ〜」チョットダケヨ〜

黒子「すっかり学園都市に帰化してますの」

スパイディ「まあまあ、ソーが言ってたよ。なんだか妙な胸騒ぎがするって。僕が残って、何か見落としてないか確認するよ」

御坂「あんた達がいるとヴィランが寄ってくるから困るのよね・・・」

スパイディ「きっつぅー」
11 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/27(土) 22:58:02.08 ID:GSTVPJok0
>>7
そう言ってもらえるとありがたいうれしいありがとう
アメコミSSは貴重なのでお互いがんばりましょう
12 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/27(土) 23:05:14.63 ID:GSTVPJok0
 ――・・・

 オナカ<グウゥ〜・・・

禁書目録「・・・・・・お腹すいたんだよ・・・」

スフィンクス<ナ〜

禁書「とーまはどっか行って帰ってこないし・・・もう我慢できないんだよ・・・」

 冷蔵庫<ガキョ

禁書「とーまに『俺が帰るまで勝手に食べるな』って言われたけど、もうかまわないんだよ・・・!」ゴクリ

禁書「この数量限定激ウマ惣菜パンってやつを食べるんだよ!」パァー!

スフィンクス<!・・・ミャオ!

禁書「ダメなんだよスフィンクス、これはあげられないんだよ!」

スフィンクス<ンミャーオ!ミャァーオ!

禁書「?・・・何スフィンクス?・・・」

スフィンクス<ンニャォー1ニャロメ1

禁書「・・・・・・ベランダ?・・・ベランダに何か――」カーテン シャッ


老人「・・・・・・」

禁書「・・・・・・う、うちのベランダにおじいさんが引っかかってるんだよ」
13 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/04/27(土) 23:06:06.65 ID:GSTVPJok0
今回はここまでで
14 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/03(金) 16:58:32.22 ID:5YQd7+IO0
 ソレカラ ドシタノ

老人「がつがつもぐもぐ!バクバクゴクゴク!」

 スフィンクス<ナ〜

禁書「・・・すごい勢いでパンを食べてるんだよ・・・よっぽどお腹がすいてたんだね」

老人「うぅむ、まだいささか足りんのう」モグモグ

禁書「えぇ・・・今食べたのがとーまの分の惣菜パンなんだよ。あとは私の分だけ――」

 スフィンクス<ナ〜

禁書「・・・」ゴクリ・・・

禁書「・・・〜〜〜っ・・・」グググ・・・

禁書「・・・仕方ない・・・これも食べていいんだよ」スッ

老人「おお!すまんな!感謝するぞ!」

 スフィンクス<エエコヤデ・・・

老人「ガツガツモグモグ!ばくばくごくごく!――っぷはぁ〜!・・・ふぅ〜久しぶりの食物じゃったわ。本当に感謝しておるぞ」

禁書「い、いいんだよ・・・」

老人「・・・して、お前は誰なのだ?」

禁書「こっちの台詞なんだよ」
15 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/03(金) 17:56:13.98 ID:5YQd7+IO0
禁書「おじいさんはウチのベランダにひっかかってたんだよ」

老人「そんな阿呆な」ハッハッハ

禁書「おじいさん、その格好って、もしかして魔術師?」

老人「うむ、いかにもタコにも。わしこそは――」

 老人「あっ!思い出した!」ピコーン

禁書「わ!急にビックリするんだよ」

老人「そうだ、一刻も早く『あの場』へと戻らねば!わしがおらぬ間に奴らが・・・少女よ、世話になったな」

禁書「なんだかよくわからないけど大丈夫?」

老人「わしは帰らねばならぬ。わしはこの世界とは異なる世界の者なのだ」

禁書「あ〜、またスパイディ達の世界から来た人か。いつものお約束なんだよ」

老人「スパイディ?・・・よくわからんが、おぬしの心の中には善良なる火が見える。たとえ小さな火であろうと、おぬしは純粋で善良なる心の持ち主だ・・・」

禁書「はあ」

老人「おぬしにわしの力を授けよう。この世界にも邪悪な存在を感じる・・・世界を支配し、破壊しようとする者達と戦う力を与えよう」

禁書「へえ」

老人「あっ!信じておらんな!言っておくが、誰にでもやっておるわけじゃないぞ!」

禁書「なんだかよくわかんないけど、ごはんのお返しをしてくれるってことなの?」

老人「まあそういうことだ。相応しき者のみが得られる力をな」

禁書「フシン・・・」

老人「不信がっておるが、いざというときには役に立つはずだ」
16 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/05(日) 21:39:22.34 ID:jJ6KVlFL0
 ・・・

老人「――これでおぬしに偉大な力が与えられたぞ」フー

禁書「なんにも変わってないんだけど・・・」

老人「そう焦るでない。困った時は呪文を唱えよ。さすれば凄まじい力が手に入るであろう」

 スフィンクス<ナ〜

禁書「凄まじい力って・・・」

老人「では、世話になったな少女よ。さらばだ」

禁書「どうやって元の世界に帰るの?」

老人「わしは魔術師だ。わしくらいになれば魔法でビューンヒョイだわい」

禁書「へぇ〜」

老人「それでは、ば〜い、チャイチャイ」

 杖<ドンッ

 ピカッ!

禁書「わっ!・・・き、消えたんだよ」

 スフィンクス<スゲー

禁書「・・・なんだか不思議なおじいさんだったね。でも言ってることはよくわかんなかったんだよ」

 スフィンクス<セヤナ〜
17 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/05(日) 21:40:32.79 ID:jJ6KVlFL0
>>16

ば〜い、チャイチャイ:アニメ『宇宙忍者ゴームズ(ファンタスティックフォー)』の登場人物、デッカチー(ウォッチャー)が姿を消す時のセリフ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 00:19:30.32 ID:iJcEmLIoO
エンドゲーム観てこの人が書かないわけないと主ってました!
19 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/10(金) 19:59:19.96 ID:SMb3ymAz0
 ―――

佐天「うぅ〜いぃ〜はぁ〜るぅぅぁあっ!」バッサー

初春「ひあー!佐天さん!もういい加減にスカートめくるのやめてくださいよ!」

佐天「にっひひ〜、涼しかったじゃろ?」ニマー

初春「恥ずかしさで顔まで熱いですよ!もー」

佐天「いやーそれにしてもまた御坂さん達とアベンジャーズが平和を守ったんだってね〜」

初春「はい。ヒドラは密かに学園都市中に妙な機械装置を設置してたみたいで、白井さんがパトロール中に現場にでくわし、敵の親玉が出てきたのでアベンジャーズを呼んで・・・」

佐天「そこからお約束のドッタンバッタン大騒ぎってわけだね」

初春「アベンジャーズの皆さんは帰りましたが、警備員の方々が残されたヒドラの装置を回収して、ハルクさん・・・じゃなくってバナー博士と一緒に解析してるんです」

佐天「ふーん。戦いが終わっても後片付けは大変なんだね」

初春「白井さんからの連絡で、スパイダーマンさんも残ってパトロールをしてるそうです」

佐天「ねっ、ねっ、じゃあ私達も御坂さん達と合流しようよ。どんな戦いだったか聞きたいし!」

初春「もー佐天さんてば危機感がないんですからー。まだヒドラの残党が残ってるかもしれないんですよ」

佐天「だから尚のことだよ。御坂さんと白井さんと一緒に居る方が私達だけより安全でしょ」

初春「そうかもしれませんが――」

 ASPHALT!

佐天「わー!!!」ビクゥ!

初春「ひ、人が降ってきた!?」ビクゥ!

 「う・・・うぅ・・・」ググ・・・

佐天「だっ、だっ、大丈夫ですか!?し、しっかりしてください!」アタフタ

初春「す、すぐに救急車を――」

 「ま、待ってくれ・・・それどころじゃない・・・」ガシッ

初春「え!?・・・で、でも・・・」


サイモン「私の名は、サイモン・ウォルターズ・・・地球は狙われている!」
20 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/10(金) 20:33:51.48 ID:SMb3ymAz0
>>19

サイモン・ウォルターズ:元軍人の黒人男性。退役しており、多少PTSDの症状に悩まされている
 スパイダーマンと共演したこともある。MARVELコミックを手がけたとある作家とそっくりの名前だが・・・実は・・・

バナー博士:ハルクの人間態。という言い方で正しいのだろうか・・・
 地球有数の天才だが、時期によっては悪人のような性格の時もある

ASPHALT!:デッドプールがアスファルトにたたきつけられた際の擬音。アスファルト!
21 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/10(金) 21:24:43.60 ID:SMb3ymAz0
 ―――とある路地裏

上条「あんたか、ウチのポストに手紙を入れたのは」

 「ごめんなさい・・・私、どうしてもあなたとお話がしたくって・・・」

上条「まあ、差出人のわからねえ呼び出しの手紙に応える俺もどうかしてるよな・・・で、話って?」

 「私・・・あなたに助けられたんです。そのお礼を言いたくて」

上条「俺があんたを助けた?・・・え、えーっと・・・赤毛の女性を助けたっけ・・・ご、ごめんなさい・・・覚えてない・・・です」

 「いいんです。私・・・私・・・」

 ギュッ

上条「へ!?・・・あ、あの・・・な、な、なに抱きついてるんですかね・・・?」

 「ごめんなさい・・・私・・・嘘を言いました」

上条「え?」

 プシュー

上条「っ!?・・・なっ・・・〜〜――っ」

 バタリ

 「あんたに助けられたってのはウソ」ホログラム カイジョ

上条「Zzz・・・Zzz・・・」

シン「これで一番の邪魔者は消えたわ。後は・・・『来る』のを待つだけ」ニヤ
22 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/10(金) 21:38:52.29 ID:SMb3ymAz0
>>21

シン:レッドスカルの娘。父親と同じく極悪人。幼い頃からヴィランとしての英才教育を施されている
 本名シンシア・シュミット。元々は赤毛にそばかす顔の若い女性だったが、後に爆発に巻き込まれ、父と同じく赤いドクロのような顔に変貌した
 重度のファザコンで、父のためならなんでもする
23 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/10(金) 21:40:55.67 ID:SMb3ymAz0
 ――とある研究施設

 THWIP!

スパイディ「街中を周ったけど、ヒドラの残党らしき連中は見つからなかったよ」チャクチ

バナー「玄関があるのに天窓から入るのはマナー違反だと思わないのかい?」カタカタ

スパイディ「あんたもウェブシューターを装備したら僕の気持ちがわかるよ。歩くのがおっくうになってさ」

バナー「それより見てくれピーター、ヒドラの残していった謎の装置を分析してみたんだが、どうやら異次元からエネルギーを引き出す類いの装置らしい」カタカタ

スパイディ「なんだって学園都市に?」

バナー「奴らはこの街に『何か』を呼びだそうとしていたようだ」カタカタ

スパイディ「なんなのさ、それって」

バナー「わからない。私の専門外の分野だ。超自然的なエネルギーだよ。この街なりの言い方をするなら、魔術に関する『何か』だ」カタカタ

スパイディ「魔術って――」〜!〜!

スパイディ「!・・・スパイダーセンスに反応が――」

 BEEP! BEEP!

バナー「警報だ。上空から何かが降ってくる」

 ・・・・・・oooooOOOOO

スパイディ「なんだありゃ!ものすごいスピードで・・・」

 ――oooOOOOO!

バナー「下がっててくれピーター。僕が止める。いや、僕じゃないか・・・」ス・・・

 バリバリ!

ハルク「ハルクがな!」バッ

 THOOOOOOOOOOMMM!
24 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/10(金) 21:44:36.28 ID:SMb3ymAz0
>>23

ウェブシューター:スパイダーマンの主武装。ピーターが独力で開発した。天才故致し方なし
 カートリッジ製で、ウェブの残量が切れれば使い物にならない
 手首に装備し、手の平に装着したボタンを素早く二度押すとウェブが出る

スパイダーセンス:スパイダーマンの能力の一つ。危険が近づくと頭の後ろがチクチクする感覚がするらしい
 これのおかげで背後からの攻撃にも対応できる。近くで事件が発生するのも感知する
25 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/10(金) 21:55:13.69 ID:SMb3ymAz0
 ――

 スフィンクス<ナ〜

禁書「もー、とうま遅すぎるんだよ・・・一体どこをほっつき歩いてるのかな・・・」

 スフィンクス<ホンマヤナ〜

禁書「あのおじいさんにパンあげちゃったからもうお腹と背中がガッチャンコしちゃいそう・・・」

 スフィンクス<セヤナ〜

禁書「も〜!早く帰ってきてよー!とうまのバカーーー!!!」

 THOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

禁書「のわー!?」

 スフィンクス<ギエピー!


 ooooo――・・・・・・

禁書「――・・・・・・な、何?・・・べ、ベランダに何か降ってきたんだよ・・・」ソロ〜

 スフィンクス<ンナ〜・・・

 oooooo・・・

禁書「なに・・・これ・・・でっかいトンカチなんだよ」

 oooooo・・・

禁書「ウチのベランダは不思議なものを呼び寄せるパワーがあるのかな。それにしても・・・このトンカチ、なんだか握ってみたくなる妙な魅力があるんだよ」ソロ〜

 スフィンクス<ッフシャー!

禁書「大丈夫だよスフィンクス。ただのトンカチ――」


 ッッッ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 01:30:01.34 ID:AGGQ+ntnO
IWのスパイダーセンスの表現はホント凄いと思った
27 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 19:23:01.98 ID:lWNGktRb0
>>26
うぶ毛ぶぅわぁ〜のやつね
今までのスパイダーセンスの描写とは全然違うし、予告にも使われてたから印象に残ってますね
28 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 19:23:28.64 ID:lWNGktRb0
>>26
うぶ毛ぶぅわぁ〜のやつね
今までのスパイダーセンスの描写とは全然違うし、予告にも使われてたから印象に残ってますね
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/17(金) 19:27:13.63 ID:0NSpu4km0
スパイダーマンのゲームとスパイダーバースだと表現が違うけど
30 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 19:32:26.62 ID:lWNGktRb0
 ――風紀委員支部

御坂「お待たせ、初春さん、佐天さん。緊急のお話ってなにかしら?」

黒子「慌てた様子で連絡してきたから何事かと心配しましたの」

初春「それが・・・こちら、空から降ってきたサイモンさんです。なんでも世界のピンチだそうで」

サイモン「私はサイモン・ウォルターズ。地球は狙われている!」クワ

御坂「あー、またか」ヤレヤレ

黒子「もう学園都市の危機だの世界の危機だのは聞き飽きましたの」

佐天「危機は聞き飽きた、だって〜。白井さんおじさんみたい」

黒子「ハッ!わ、わざとじゃありませんの!」

サイモン「き、君達・・・冗談を言っている場合じゃないんだぞ」

御坂「はいはい、大方またスパイディの世界のスーパーヴィランがやってきたってトコでしょ」

佐天「もう何度もヴィランと戦ってるから感覚マヒしちゃってますね」

サイモン「な、なんと・・・」

初春「サイモンさん、その危機というのは具体的にどういうことなのか聞かせてください」

サイモン「それが――」

 CHOOOOOOOOOOOOMMM!

佐天「わっ!?な、なになに!?地震!?」

黒子「外で事件のようですの。行きますわよ初春!」

初春「はっ、はい!」

サイモン「来たか・・・!」
31 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 19:33:28.25 ID:lWNGktRb0
>>30

ヴィラン:悪者の意味。今や日本でも定着しつつある言葉
32 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 19:34:19.66 ID:lWNGktRb0
>>29
ゲームはコミックと同じみたいに、首の後ろがチクチクするような表現でしたね
スパイダーバースではどんなだったか忘れてしまった・・・一回しか見てないから
33 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 19:41:42.09 ID:lWNGktRb0
 ゴゴゴゴゴゴ・・・

御坂「なにアレ・・・地面に何かめり込んでるわ」

佐天「きっと空から降ってきたんですよ」

初春「あれは・・・ハンマーですかね?」

黒子「なぜ学園都市にこんなものが・・・」


 シン「あれこそは神の鎚よ」ザッ

御坂「!・・・」

シン「私はシン、シンシア・シュミット。レッドスカルの娘よ」

御坂「レッドスカルの・・・!?」バッ

黒子「あの方のご息女にしては似ておりませんわね」サッ

シン「これはホログラムよ。かつての私のカオ・・・そしてこれが本体の私のハンサム顔よ!」ピッ

佐天「ぉわ!?お父さんソックリ!」

初春「さ、佐天さん失礼ですよ!」

御坂「で、レッドスカル2世、そのハンマーは何なのよ」

シン「フフ、これは恐怖の神、『サーペント』の神器よ。相応しき者がこのハンマーを手にすると、最強の武力と『ワージー』の名を手にするのよ。こんな風に・・・」スッ

サイモン「ダメだ!彼女にハンマーを触れさせるな!」

 黒子「っ!」シュン

シン「もう遅いわ!」

 ッッッ
34 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 20:42:32.39 ID:lWNGktRb0
シン「HAAAaaa・・・」シュウゥゥゥ・・・

御坂「な、なに?・・・ちょっと変身・・・した?」

シン「我こそは『スカディ』・・・真なる主神サーペントに仕える武将・・・」

黒子「なんだかヤバイ雰囲気ですわ」

サイモン「あのハンマーは魔法のハンマーだ。握れば無敵の力を手にする。今のヤツは、レッドスカルの娘シンではなく、サーペントの娘スカディだ」

シン「左様。そして同じ力を秘めた七つのハンマーがこの街に飛来した。我の他に七人のワージーが、この学園都市を恐怖で支配する!」


 ―――・・・

ステイル「これか、魔術の痕跡を持つ墜落物というのは」

神裂「学園都市の警備員が来るのも時間の問題です。手早く調査を済ませましょう」

ステイル「ああ、わか――」スッ

神裂「迂闊に触れては・・・!」

 ッッッ


ステイル(『モッカ 信心の破壊者』)「NNNMMM・・・」シュウゥゥゥ・・・

神裂「ステイル・・・!?」

ステイル「AAAAAAA!」

 KA-BOOOOOOOOOOOOOOMMM!

 ―――・・・

スパイディ「そんな・・・!空から降ってきたのがアレだったなんて・・・ハルク!」

ハルク(『ヌル 大地の破壊者』)「GGGRRAAAAAAA!」

スパイディ「またかよぉ!」

 CHOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

 ―――・・・


禁書目録(『アングリア 魂の破壊者』)「・・・う・・・うう・・・」シュウゥゥゥ・・・

 スフィンクス<ンニャニャ・・・

禁書「ス・・・スフィンクス・・・・・・逃げて!」

 KA-BOOOOOOOOOOOOOOMMM!

 スフィンクス<ンニャー!
35 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/05/17(金) 20:55:59.59 ID:lWNGktRb0
>>34

主神サーペント〜:この展開は、アスガルドの王オーディンの兄である恐怖の神サーペントと、八つの魔法のハンマーが地球に飛来したイベント『フィアーイットセルフ』が元ネタ
 邦訳本も発売しており、内容も非常に面白くカッコイイので是非オススメ

スカディ;サーペントの配下であるワージー達のリーダー的存在。第二次大戦時代にレッドスカルがその力を研究しており、シンが研究を継いで魔法のハンマーを手にし、スカディへと変身した
 ワージー達の力は凄まじいの一言で、まさしく破壊の化身である

モッカ:コミックではフランスのヴィラン、グレイガーゴイルが変身している

ヌル:コミックでもハルクが変身しており、ソーと対決している

アングリア:コミックではファンタスティックフォーのシングが変身しおり、ソーと対決している
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 11:42:38.22 ID:WL6uf3zB0
スフィクスウゥゥ!
話変わるけど、オロロさんってティチャラ陛下と結婚してたんだね(離婚しちゃったみたいだけど)
37 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/24(月) 23:38:51.86 ID:le1I/t370
 ―――・・・

佐天「あっ!見てください!アレ!」

 ・・・oooooOOOOOMM

御坂「光が落ちてくる・・・あの方角はまさか!」

黒子「常磐台の方向ですわ。このシンと言う女性が言うように、本当にハンマーが落ちてきたのなら大事件ですわ」

シン「じきに全てのワージーが目覚めるだろう。そして、この街を恐怖で染め上げた末に、主神サーペントがこの地に召喚される!」

初春「一体なんのことを言っているんでしょう・・・」

サイモン「奴らは・・・恐怖の神、サーペントを崇める者達だ。サーペントは、人々の恐怖を糧として力を増す神。その力は、ソーの父であるオーディンと互角・・・あるいはそれ以上のものだ」

御坂「ソーの父って・・・あなた、ソーと知り合いなの?」

佐天「恐怖を糧にするってつまり、たくさんの人が怖がれば怖がるほど強くなるってこと?」

サイモン「ああ。尖兵として召喚されたワージー達が街を襲い、恐怖を集め、サーペントを呼び出すつもりらしい」

黒子「ヒドラの連中はあのハンマーを学園都市に召喚するために行動していたのですね」

御坂「よくわかんないけど、わかったわ。とにかく、あのレッドスカルの娘をやっつければいいんでしょ」

佐天「わ〜お短絡的ぃ」

御坂「魔法のハンマーだかなんだかしらないけど、学園都市をなめんじゃないわよ!」バリバリッ!

 KA-BOOOOOMM!

佐天「でたー!御坂さんの10万ボルト!」ピッピカチュー!

シン「ほう、小娘にしてはやるではないか」

御坂「!・・・」

佐天「全然効いてない」
38 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/24(月) 23:51:26.08 ID:le1I/t370
シン「我が鎚の威力を見よ」FOOooo・・・

サイモン「いかん!みんな伏せろ!」

 CHHOOOOOOOOOOOMMM!

初春「うひゃー!」

黒子「っ!・・・ハンマーを振るっただけですのになんて破壊力ですの・・・!」

サイモン「ハンマーを握ったワージー達は、一人一人がソーに比肩しうるほどの力を持つ。つまり、地球最強レベルの強力なパワーの持ち主なんだ」

御坂「うそっ・・・ソー並の強さの奴があと七人もいるってわけ?・・・」ゾ〜

シン「理解したか、貴様等に勝ち目が無いこの絶望を」

初春「・・・学園都市中にこんな恐ろしい強さの人たちがいると思うと・・・」ゾクッ

黒子「ダメですわ初春。恐怖すれば奴らの思うつぼですわ」

初春「で、でも・・・」

サイモン「怯えることはない、初春飾利。君も知っているはずだ。どんな絶望にも屈さないヒーロー達のことを・・・」

初春「サイモンさん・・・」

佐天「でもでも!今この状況をなんとか出来る人なんてどこに――」

 ザッ

サイモン「サーペントの娘、スカディ。私が相手をする。この街には手を出すな」

黒子「サイモンさん!?何をなさるおつもりなんですの!」

サイモン「白井黒子、周囲の皆の避難を優先してくれ」

黒子「いけませんサイモンさん!危険ですわ!」

サイモン「風よ、雷よ、我が魂に応えよ・・・」


ベータ・レイ・ビル「神の力!今一度我が手に!」BADABOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

黒子「前言撤回しますわ!」
39 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/25(火) 00:24:33.25 ID:C7KKFXpP0
>>38

ベータ・レイ・ビル:サイモン・ウォルターズのもう一つの姿にして、宇宙を駆ける我らが勇者。ソーと義兄弟の契りを交わした盟友である。>>1が一番好きなキャラクター
 魔法のハンマー『ストームブレイカー』を持つ守護者で、自意識を持つコンピューターを搭載した宇宙戦艦『スカットルバット』と共に宇宙を旅する最強のチャンピオンである
 とある事件で地球人のサイモン・ウォルターズの身体と融合し、地面を叩くとベータ・レイ・ビルの姿に変身できるようになった

 地球から遠く離れたバーニングギャラクシーの惑星コービンが敵の襲撃によって滅び、生き残った民達が新天地を求めて宇宙を旅する際に船団の守り人として選ばれたのがビルである
 数々の試練をくぐりぬけて守り手として選ばれたビルはサイボーグ技術によって改造され、馬のような外見(コービンに生息する獰猛な獣の姿)になった
 船団が宇宙を旅して地球に近づいた際、調査のために現れたマイティ・ソーと交戦。その中でビルは高潔な精神の持ち主にしか持ち上げられないソーのムジョルニアを持ち上げる
 その後、コービンの生き残りを追い続ける敵と戦うためにムジョルニアを欲するビルは、オーディンが見守る中でソーと決闘をし、勝利する
 しかし心優しいビルはソーからムジョルニアを取り上げることを拒み、その高潔さを認めたオーディンによってムジョルニアに並ぶ魔法のハンマー、ストームブレイカーを授ける
 無敵の石鎚を手に、ソーと盟友シフの3人で敵を撃破し、ソーとは無二の友情を結び、義兄弟となったのだ

 ソーからの信頼は非常にあつく、ビルが変身宇宙人スクラルが化けた偽物かもしれないと周囲が疑う中、ソーは一切疑わずに『兄弟を見間違うものか』と断言するほど
 ソーがムジョルニアを持つ資格を失って途方に暮れていた際には、ビルが自らのストームブレイカーをソーに譲ろうとする(ソーは「受け取れない」と拒む)等、強い絆で結ばれている

 ビルの強さは地球最強レベルであるソーに勝るとも劣らない。個人タイトルの『ベータレイビル:ストームブレイカー』では惑星を破壊するなどのドワオバトルを繰り広げている
 最近はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員として銀河を駆け巡っている
40 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/27(木) 21:13:26.12 ID:dB0+X+LW0
御坂「変身した!」

佐天「かっこいいー!」キラキラ

ビル「遠からん者は音に聞け!近くは寄って眼にも見よ!天を翔るは雷が如く、鎚を振るうは嵐が如し、刻の詩に詠まれし守護者・・・これなるはビル!ベータ・レイ・ビル!銀河に轟く勇名よ」

初春「名乗り口上まで」

黒子「歌舞いてますわね」

シン「ほう・・・貴様もアスガルドの戦士か」

ビル「いかにも。生まれた地は違えども、我が血潮にはアスガルドの魂が流れている。貴様達の思惑通りにはさせないぞ」

黒子「あの仰々しい話し方・・・ソーさんと似てますわね」

ビル「御坂美琴、白井黒子、初春飾利、佐天涙子、君達は人々の救助をしてくれ。ワージーは私が倒す」

御坂「っ!わかったわ。黒子、私達を空間移動させて。ハンマーが墜落した方に行くわよ」

シン「逃げ切れると思っているのか?愚かな・・・」スッ・・・

初春「わー!来ますよ!」

ビル「此所より悪は通さすまい!」バッ!

 KRA-COOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!

御坂「!?・・・す、すごい威力の雷撃・・・」

佐天「か・・・かっこいい・・・」ウルウル

ビル「ゆけ!勇敢なる少女達よ!世界を救うのだ!」
41 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/27(木) 21:16:12.88 ID:dB0+X+LW0
>>40

名乗り口上まで〜:ビルはこんなこと言わない

我が血潮には〜:ビルはアスガルドの生まれではないが、ソーとの交流を経てからはアスガルドも故郷のように大事に思っている
 アスガルドが滅びる『ラグナロク』の際には、無関係であるはずにも関わらず駆けつけ、命を賭けて戦った
 だが逆に、アスガルドのことにかまけてばかりいたため、本来守るべきコービンの民達から「守護者として相応しくない」と言われたこともある
42 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/27(木) 21:47:51.29 ID:dB0+X+LW0
 ――シュン

黒子「離れているのにビルさんの戦闘音が聞こえてきますわ」

御坂「あの様子なら本当に一人で倒しちゃいそうね。それより早く行くわよ黒子。さっき落ちてきたハンマー・・・もしかしたら常磐台に落ちてるかもしれないんだから」

初春「早く空間移動で運んでくださいよ」

佐天「モタモタしてたら誰かがハンマーとっちゃいますよ」

黒子「あなた達・・・勝手なことばかり言って・・・大体初春と佐天は危険だからついてくるべきじゃ――」

御坂「!黒子!上!」

黒子「!」シュン

 BOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

 ――シュンッ

佐天「あ、あ、危なかった・・・ありがとうございます白井さん」

黒子「いえ、それよりこれは・・・」

初春「また別の・・・ハンマーですね」

御坂「・・・っ・・・」

黒子「このハンマーに触れればサーペントの配下、ワージーになってしまうのですわね。とにかく第一発見者が我々でよかったですの。警備員に連絡して周囲を封鎖して――」

御坂「・・・何・・・声が・・・」フラッ

佐天「?・・・御坂さん?」

御坂「・・・私を呼んでるの?・・・この声は・・・」ス・・・

黒子「!お姉様!触れてはいけませんの!」

御坂「ダメ・・・逆らえない・・・!」グググ・・・

 THWIP!
43 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/06/27(木) 21:58:45.94 ID:dB0+X+LW0
スパイディ「御坂!」グイッ!

御坂「わっ!」グイィ

初春「スパイダーマンさん!糸で御坂さんを後ろに引っ張って・・・」

佐天「ってかボロボロだけどどったのセンセ!?」

スパイディ「時間が無いから簡潔に言うよ。ハルクが魔法のハンマーで悪者になった。なんとか糸で拘束したけど、すぐに追ってくる」

初春「バナーさんが・・・!」

スパイディ「で、このハンマーはおそらく御坂を持ち主にしようとしてる。御坂を敵に回すのだけは避けたい」

御坂「うう・・・スパイディ・・・この声を止めて・・・呼んでるのよ・・・私を・・・」グググ・・・

スパイディ「これは覚悟がいるけど、他に手はない・・・みんな、当麻を探してくれ」

御坂「!・・・」

スパイディ「この危機を救える希望は当麻の右上だ。彼が救世主になってくれるはずだ。任せたよ」

黒子「そうですわ。あの右腕ならきっとワージーを無効化できますの」

佐天「・・・でもスパイダーマンさん、任せたよってどういうことですか?」

スパイディ「僕はこれから・・・君達の敵になる」

佐天「えっ」

 バッ!

 ッッッ!

スパイダーマン(『グレイソス 意志の破壊者』)「HHHNNNMMM・・・」ユラ・・・
44 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/09(火) 20:41:42.87 ID:LODGAwGq0
 ―――

上条「――・・・・・・うっ・・・っ!・・・」バッ

ヒドラ党員A「おっ、気がつきやがったか」

上条「・・・ここは」

ヒドラ党員B「第10学区にあるスクラップ工場だ」

上条「あんたら、確かスパイディ達の世界の悪党だよな。ヒドラだとかいう・・・」

ヒドラ党員A「その通りさ。安心しろ。殺しはしない。お前は戦利品だ。この街での戦争が終われば、我らの世界に戻ってお前の右腕を研究してやるぜ」

上条「・・・外はどうなってるんだ」

ヒドラ党員A「さあてな。お前には関係無い話だ。コトが済むまでここでおとなしくしてもらうんだからな」

ヒドラ党員B「ふっ、あらゆるスーパーパワーを無効化するっていうからどんな奴かと思ったが、全然ただのガキだとはな」

上条(くそっ・・・両手足を拘束されて動けねぇ。どうすりゃいいんだ・・・)

ヒドラ党員B「助けを期待しても無駄だ。こんなとこ誰も気づかないし、外はそれどころじゃないからな」

上条(・・・スパイディ)

 ―――・・・・・・

スパイディ「URRHHHH・・・ミ・・・サカ」ユラリ

御坂「っ・・・スパイディ!」

黒子「あの魔法のハンマーさん、お姉様を持ち主に選んでおきながらスパイダーマンさんに乗り換えるなんて、なんてゼータクなんですの!」

佐天「んなこと言ってる場合じゃないですよ!スパイダーマンさんが敵サイドにまわっちゃうなんて・・・」

初春「あ!アレを見てください!」

 ハルク「GGRRRHHHHHH・・・」ザッ

黒子「スパイダーマンさんを追ってきた、ハンマーを持ったハルクさんですの。これでこの場にワージーが二人・・・」

御坂「黒子、逃げるわよ」

黒子「お姉様」

御坂「初春さんも佐天さんも黒子に捕まって。これ以上敵を増やしちゃダメだわ。一刻も早く常磐台に落下したハンマーを回収に行くわ」

黒子「了解ですの」

 スパイディ「NNNNGGGHHHAAAAAAA!」バッ! ハルク「GGGAAAAAAAAAAAAAAA!」バッ!


 シュン!
45 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/09(火) 21:33:34.99 ID:LODGAwGq0
 ――常磐台中学・学舎の園

 シュンッ

黒子「お姉様、初春と佐天もここで警戒してくださいまし。距離はありますが、スパイダーマンさんとハルクさんが追いつくのも時間の問題ですの」

御坂「わかったわ」

黒子「ハンマー落下地点には私一人で行きますわ。ハンマーに誰も近づけないようにしますの」シュンッ

初春「私はウルトロンさんにアクセスして情報を集めます」ノートパソコン カタカタ

 ウルトロン【おはよう初春飾利】ヴィジョーン

初春「ウルトロンさん、知ってるでしょうが今学園都市中に魔法のハンマーが落下する事故が起きてます。現在の状況を教えてください」

 ウルトロン【ハンマーの落下地点は、第7学区に5つ、第11学区に1つ、第15学区に1つ、第23学区に1つ確認されている】

御坂「落下地点付近の住民の避難は?」

 ウルトロン【既に避難警報を出し、風紀員が避難誘導をしている。だが既にハンマーを手にした者が破壊活動を開始し、警備員が迎撃を行っているが、戦況は良くない】

佐天「それってつまり・・・街中でハンマー持ったヴィランが大暴れしてるってことだよね」

初春「・・・各地点の詳細を教えてください」

 ウルトロン【第11学区のハンマー使いは火炎を操り周囲に被害を出しているが、聖人の神裂火織が単独で戦闘を行っているため、人的被害は最小限に留められている】

 ウルトロン【第15学区のハンマー使いは繁華街を破壊して回っている。現在レベル5の削板軍覇が対象との戦闘を開始した。警備員も援護についている】

 ウルトロン【第23学区のハンマー使いは、ハンマーを手にした瞬間から沈黙を続けている】

佐天「戦ってくれてる人もいるんだ・・・!」

御坂「皆、今まで学園都市をスーパーヴィランから守るために一緒に戦った仲間だもの」

初春「ではハンマーの落下が集中してる第7学区の状況は?ベータレイビルさんはどうですか?」

 ウルトロン【現在もレッドスカルの娘と戦闘中。ハルクとスパイダーマンは君達の現在地へ移動中。教育機関付近でハンマーを持った修道女が破壊活動を行っており、警備員が対応中だ】

御坂「ハンマーを持った修道女?・・・それって――」
46 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/09(火) 21:36:10.99 ID:LODGAwGq0
>>45

ウルトロン:自己進化を繰り返す人工知能にしてアベンジャーズの宿敵のスーパーヴィラン。元々はアントマンによって作られたが反旗を翻し、アベンジャーズの全滅を目論む
 何度倒してもその度にパワーアップして復活してくる強敵で、実際に地球を支配したこともある
 このSSシリーズでは二度学園都市を襲撃し、改心して御坂達の味方となった。学園都市のネットワーク内におり、街中の機械にアクセスできる
47 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/09(火) 21:46:02.91 ID:LODGAwGq0
御坂「ッ!二人とも伏せて!」バッ

 KA-BOOOOOOOOOOOOMMM!

佐天「わあっ!」

初春「校舎を突き破って・・・し、白井さん!?」

黒子「っ・・・ぐっ・・・く・・・」グググ・・・

佐天「吹っ飛ばされてきたの!?」

御坂「黒子!一体何が・・・!」

黒子「逃げて・・・くださいまし・・・遅かったですの・・・」グググ・・・

御坂「!」

 ザッ

帆風(『スキルン 民草の破壊者』)「・・・」ユラ・・・

御坂「帆風さん・・・ハンマーを・・・」

佐天「アワワ・・・もう掴んじゃってたなんて・・・」

初春「!・・・御坂さん」

 ザッ! ズン!

スパイディ「NNNMMMM・・・ミサカ・・・クロコ・・・ウイハル・・・サテン・・・」

ハルク「GGGAAAAHHHHHH!」


御坂「・・・・・・これは勝てないわ・・・」
48 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/09(火) 23:40:26.70 ID:LODGAwGq0
ハルク「GGGAAAAAAAAAHHHHHHHH!」グワッ!

御坂「ッ!」


 KRAKA-BBOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!


ソー「いたいけな少女に手を上げるとは、誇りを失ったな、戦友(とも)よ」ザッ!

御坂「ソー!」

佐天「ハルクさんをぶっ飛ばした!」スゲー!

スパイディ「よくも――」


 ZZZSSHHAAAAAAAAAAAMMM!

アイアンマン「悲しいな、ピーター。私が見込んだ男が弱い者イジメとは」

御坂「アイアンマンも!」

初春「やったぁ!アベンジャーズが助けにきてくれました!」


ハルク「GGGHHH・・・」ガラガラ・・・

スパイディ「やってくれたな」ユラ・・・

 アイアンマン:アーマー【大出力リパルサーブラストによる対象へのダメージは12%です】

アイアンマン「Uh-oh・・・思ったよりタフだな」

 アーマー【現在のスパイダーマン、ハルクの戦闘力はソーに匹敵します。後方のハンマーを持った女子生徒も同様です】

ソー「敵はサーペントの隷属だ。戦況は長引く程不利になる。アイアンマン、キャプテンの進捗はどうだ?」マイティレイセイ!

アイアンマン「案ずるな。彼は必ず任務を達成するさ。君もよく知っているだろう?」

ソー「ソーだな」マイティソー!
49 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/09(火) 23:47:11.09 ID:LODGAwGq0
>>48

私が見込んだ男〜:映画アベンジャーズに連なる『マーベルシネマティックユニバース』ではスパイダーマン(ピーター)はアイアンマン(トニー)に見込まれて師弟関係の様になっている
 コミックでも(映画ほどではないが)師弟の様な関係の時期があり、特にシビルウォーの直前頃はピーターはトニーをビジネス面でもサポートしていたりした

アイアンマン・アーマー:アイアンマンのアーマーに搭載されている超高性能のサポートAI。ジャーヴィス、フライデー等が有名
 コミックではフライデーが『映画ターミネーターに感銘を受けた』と冗談を言ったり、まるで人間のように振る舞うことも
 このコミックではあえて名前は設定していない
50 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2019/07/10(水) 00:16:12.32 ID:jLM+zPLi0
 ―――

 <BOOOOOM!

上条「!・・・外から爆発音が・・・!」

ヒドラ党員A「おーおー、好き勝手やってなさる」

ヒドラ党員B「直にこの街は焼け野原になるだろうな」

上条「ちくしょう!いい加減に解放しろコノヤロー!」ジタバタ

ヒドラ党員A「静かにしろジャリボーイ!」

ヒドラ党員B「まあ暇なのはわかるがな。俺達だってこんなとこで見張りさせられて退屈してるんだ」

上条「くそっ!何が退屈だ。好き勝手言いやがって・・・」グヌヌ

ヒドラ党員A「しかしこれで時給15ドルなんだからやりがいあるよなー!」ハハハ

ヒドラ党員B「ああ、楽なもんだ」ハハハ


上条(くっ・・・どうすりゃいいんだ・・・!)

上条(学園都市が大変な時だってのに、俺には何も出来ないのかよ・・・!)

上条(俺は・・・ただ退屈に時間が過ぎるのを待つしかないのか・・・)


 扉<ガァン!

ヒドラ党員A「!?な、何――」

 POW!

ヒドラ党員B「き、貴様は――」

 POP!


上条「!・・・なっ・・・どうしてアンタがここに・・・!」


キャプテンアメリカ「君を退屈から救いに来たんだ」
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