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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/05/05(日) 09:08:02.42 ID:nH0EQVjUO
ちょっとムッとした表情をすると、店主は慌てて言葉を足した。
「バカにしてるわけじゃないんだよ。ほら、奥にいる子。あの子も、きみと一緒の理由でうちの店に来たんだ」
な、ハルちゃん。
そう呼ばれて、彼女はようやくこちらに顔を向けた。とても綺麗な人だと、そこで気づいた。
歳は僕と一緒か、少し下くらいだろうか。幼さの残る顔なのに、その容姿には未熟なところはないように思えた。
「マスター、バカにしてるでしょ」
「してないよ」
軽薄そうな笑みは、初老の見た目とは打って変わって若々しい身軽さを感じさせた。もともと、こういうノリの人なのだろうか。
ハルちゃんは立ち上がり、僕の後ろまで来てタブレットを指さした。
「こういうことやってる時点で、ああいうカフェにいる人たちと一緒でしょ。喧しい、とか言ってたけど」
「こういうこと、って……」
確かに、チェーンのコーヒーショップではよく見る光景だ。リンゴがロゴマークのノートパソコンをちょっと気取った感じで開いている人は、その辺でごまんと見かける。
言われてしまうと、僕も彼らと同列に見えるのだろう。いや、実際やってることは一緒だしね。
「私は、ここのコーヒーが好きだから来てるの。決して背伸びしたいとか、ああいうカフェにいる人たちと一緒にされたくないとか、そういうのじゃないから!」
「ふーん。それじゃ、初めて来たときにコーヒーにミルクを5回は入れてたのは気のせいなんだ?」
「気のせい!」
漫才みたいなやり取りを見せられて、つい笑ってしまった。
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