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【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その3【安価】

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33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 21:47:17.72 ID:haiV7OAao
>>32
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 21:52:00.13 ID:iFXw125ao
天提督の親族の描写ってあったっけ
35 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 21:53:35.14 ID:YCci3sXa0
ーー

後提督「提督殿!今日は挨拶に参りました!」


天城「元気なのはいいけどよ、ここは病院だぜ」


後提督「はっ…!」


天提督「天城さんもここに来た時は…」


天城「なんだって?」


天提督「あ、いえ…なんでもありません……」


天城「あれは黙ってたお前も悪いんだからな」
36 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 21:57:57.90 ID:YCci3sXa0
後提督「自分が指揮を執るのは来月からになります。それまでは提督殿が書類上の提督のままです」


天提督「来月かぁ…それまで持つかな」


天城「天城が持たせてやるんだよ」


天提督「そうだよね…天城さんの前じゃ…簡単には死ねない…」


後提督「その…提督殿の症状は……」


天提督「余命一か月って言われて…二週間だね…」


天城「膵臓癌が再発したんだ。死亡率は知ってるか?」


後提督「癌の中でも一番高いんですよね…」


天城「そういうことだ」
37 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 22:01:04.66 ID:YCci3sXa0
天提督「天城さんがここに…来てくれてからも…二週間経つけど…毎日幸せだよ…」


天城「そうだな、お前の側にいれるだけでこんなに幸せになれるとは思わなかったぞ」


天提督「はは…照れるな…」


後提督「…提督殿に迷惑をかけないよう自分は誠心誠意頑張らせていただきます!」


天城「期待してるぜ新人さんよ」


天提督「気を…張りすぎないでね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/14(日) 22:03:18.33 ID:913GWntDO
>>21
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:12:32.11 ID:8cUvygbso
天提督のやりたかった事の手助けを
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:14:57.17 ID:13W10oDwO
病は気から
精神力が回復して良くなる兆候が見られるが喜べるようなレベルではない
そのため>>39
41 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 22:21:17.39 ID:YCci3sXa0
ーー

天城「提督…今日で一か月になるな」


天提督「うん…自分でもびっくりだよ…」


天城「天城が側に居てやってるからだぞ?」


天提督「本当に…そうだろうね…」


天城「なぁ…」


天提督「天城さん…屋上まで連れて行って…くれませんか…?」


天城「…体調は問題ねぇんだな」


天提督「うん…大丈夫だよ…」
42 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 22:24:46.29 ID:YCci3sXa0
ーー屋上


天城「着いたぜ」キイッ


天提督「あぁ…ここからなら…海が見える…」


天城「そうだな。病室からだと低くて無理だ」


天提督「うん…やっぱり海は素敵だ…」


天城「提督がこの仕事を選んだものその理由だったな」


天提督「そうだね…僕は小さい時から海が好きで…親の反対も押し切って…提督の仕事をできるまでになった…」


天城「綺麗な海を守りたい…か」


天提督「天城さん…そこ……海を背にして立ってみて…」


天城「あん?」


天提督「いいから…ね…?」


天城「しょうがねぇな…」
43 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 22:26:57.81 ID:YCci3sXa0
天提督「いい…凄く良い…」


天城「気持ち悪ぃな、何がだよ」


天提督「やっぱり君には…海が似合う…」


天城「……」


天提督「天城さん…約束して…僕が死んでも…海で戦い続けて欲しい…」


天提督「約束…してくれる…?」


天城「安価」


下1〜3高コンマ 天城の台詞や行動などを
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:30:05.18 ID:iFXw125ao
…(天提督の名前)、お前が一緒ならな
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:35:27.21 ID:13W10oDwO
抱きついて
約束する、提督が好きな綺麗な海を守り続ける。
だから諦めたりしないって約束して欲しい。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:38:14.57 ID:U7ZwoqOHo
>>45
47 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 22:49:16.44 ID:YCci3sXa0
天城「…約束する」ダキッ


天提督「嬉しいな…」


天城「お前が好きな綺麗な海を守り続ける。だから提督も諦めたりしないって約束してくれ」


天提督「勿論だよ…諦めたりなんかしない…」


天城「約束…な」


天提督「うん、約束…」
48 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 22:52:32.93 ID:YCci3sXa0
天提督「ねぇ天城さん…僕と一緒になって…幸せだった?」


天城「それを聞くか?」


天提督「…ごめん。でも言葉にしてもらわないと…不安で…」


天城「幸せに決まってんだろ」


天提督「…ありがとう。僕も…幸せだったよ…」


天城「過去形で言うな。これからまだまだ幸せにしてやるからな」


天提督「それは…楽しみだ…」


天城「お前はこんな所で死ぬ奴じゃねぇ。死なせてたまるかよ!」


天提督「ははは…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:02:34.75 ID:13W10oDwO
奇跡としか言いようが無く回復に向かうが、こらから長い闘病生活となる事は間違いない
提督を続けることは難しく、退役は免れない
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:06:28.79 ID:iFXw125ao
相続で天城に嫌な思いさせないよう遺言を書く天提督
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:12:03.88 ID:8dNbr0HiO
食欲不振がみられる天提督
52 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:17:09.78 ID:YCci3sXa0
ーー


天提督「ご飯は…大丈夫です…」


天城「なんだよ食欲がねぇのか?」


天提督「はい…少し…」


天城「無理はしなくていい。点滴替えてもらうように言ってくるから待ってろ」


天提督「ありがとうございます…」
53 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:20:46.26 ID:YCci3sXa0
「天提督さんは持ってあと数日ですね」


天城「…………そうかよ」


「素晴らしいと思いますよ。余命一か月から更に一か月近く生きてこられたんですから」


天城「……」


「今日から病室に泊まっていって下さい。許可を出しますから」


天城「…あぁ」


「どうか最後まで一緒に居てあげて下さい」
54 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:23:49.21 ID:YCci3sXa0
ーー病室


天提督「長かった…ですね…何かありました…?」


天城「……」


天提督「そうですか…もう…時間が…無いんですね…」


天城「……」コクリ


天提督「残念です…もっと天城さんと一緒に居たかった…」


天城「天城もだよ……」


天提督「ごめんなさい……」


天城「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:26:27.10 ID:sqCdp8VjO
天提督「私が逝く時は笑っていてくれませんか。最期は貴女の笑顔で送られたい」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:28:45.47 ID:iFXw125ao
天提督 赴任から天城との馴れ初め、天城の腕の事で離れたこと、婚約――様々な天城との出来事を思い出しながら逝く
天城 眠るように旅立った天提督のために笑顔を絶やさなかったがその目からは涙が
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:29:29.79 ID:13W10oDwO
>>55
+
>>56
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:29:34.03 ID:ULvPpFh30
>>55 +私の左手薬指の骨をお守りとして持っていてもらえませんか?貴女を近くでみまもりたい
59 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:33:38.64 ID:YCci3sXa0
ーー

天城「提督、聞こえるか?提督…」


天提督「……」


天城「提督……」


天提督「少し…昔を思い出して…ました…天城さんが…僕の鎮守府に…来た…時のことを…」


天城「…印象最悪だっただろ?」


天提督「正直…うわぁ…って…思いました…」


天城「だろうな…」


天提督「でも…嫌いには…なりませんでしたよ…」
60 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:36:49.54 ID:YCci3sXa0
天提督「それから…天城さんに襲われて…仕方なく付き合うようになって…」


天城「まだ覚えてやがったか…」


天提督「当たり前ですよ…!僕の初めてが…逆レ…なんて…忘れられません…!」


天城「悪かったって言ってんだろ!」


天提督「でも…それくらい…好きで…いてくれてるんだって…僕も…好きになって…いったんです…」


天城「…そうか」


天提督「天城さんと…一緒に過ごせた日々は…楽しかった…」
61 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:40:09.57 ID:YCci3sXa0
天提督「でも…天城さんは…腕を…怪我して…結果…右腕を…失った…」


天城「あの時離れたのは間違いだってずっと思ってたけどよ、そうじゃなかったかもな。あれが無かったら提督とは結婚まで行かなかっただろ」


天提督「そうだね…僕の性格だと…ずっと迷って…結婚の話が出る前に…フラれてたかな…」


天城「この指輪も結局天城が買わせたようなもんだからな」キラッ


天提督「うん…そうだね…」キラッ
62 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:44:04.11 ID:YCci3sXa0
天提督「天城さん…僕が逝く時は笑っていてくれませんか…最期は貴女の笑顔で送られたい…」


天城「……こうか?」ニヘラッ


天提督「…ぷふっ」


天城「てめぇ!人が笑ってやったのに!」


天提督「やっぱり…天城さんは…そういう顔が一番かもしれませんね…」


天城「ふんっ!!」


天提督「……」


天城「…提督?おい提督……」


天提督「……」


天城「あ…あぁ………」
63 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:49:02.83 ID:YCci3sXa0
天提督「海……海が…見える…」


天城「海…?」


天提督「天城さんの…後ろに………青い…海…が…」


天城「…そうだ、ここは海の上だ。そしてお前は提督だ」


天提督「天城さん……この海を……僕の…」


天城「……」


天提督「…やっぱり海は綺麗だ………それより…綺麗なのは…天……」


天提督「…………」


天提督「……」


天提督「」


天城「…………」


天城「逝っちまったか……」
64 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/14(日) 23:52:11.45 ID:YCci3sXa0
天城「なんだよ…最後くらい名前…ちゃんと言ってくれよ……」


天城「お前は…そういう所が…ダメなんだよ……」


天城「……ひぐ………っ…」


天城「提督……でいどぐ……!!」


天城「うぁ……あぁぁ……!」


天城「うう……ぐ…っ……」


天城「泣いてねぇ!泣いてねぇからな!」


天城「お前が…安心して……」


天城「…うぁぁぁぁぁ……!!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:55:31.66 ID:haiV7OAao
日進立会のもと天提督の鎮守府で葬儀がしめやかに行われる
提督も葬儀に参列する
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:56:32.57 ID:JQMSbAfn0
二人の指輪から淡い光が発生し天城の体に重なって消えていった 艤装を展開すると天提督の気配を感じる
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:57:26.96 ID:U7ZwoqOHo
提督の葬儀を行う
約束通りお前が守りたかった海は天城が守る
だから安心して眠ってくれと誓いを立てる
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 23:57:51.34 ID:8cUvygbso
後提督と鎮守府の艦娘とで水葬
本当にいいのかと問う深雪にもう貰うもんはもらってると天城
69 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 00:06:37.74 ID:fO/CiAJW0
ーー


天城「提督…安心して眠ってくれ。約束通りお前が守りたかった海は天城が守る」


天城「……心配しなくてもいいぞ、お前の後は追わない」


天城「まぁ最初はそのつもりだったがな…」ゴソッ


天城「……」


霞『この二つ薬を同時に飲めば眠るように死ねるわ。使うなとも言わないし、どうしようと貴女の勝手よ』


天城「悪いな霞、わざわざ作ってもらったのに無駄になっちまった」ベギッ


天城「これはもう…いらねぇ」サラサラ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 00:12:30.49 ID:bB9xDLFaO
天城死亡ルートあったのか…
71 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 00:14:43.80 ID:fO/CiAJW0
天城「…龍驤さん達には申し訳ねぇけど、ここに残る理由ができた。ここでしかできねぇことがある」


天城「この海に提督は居る。体は死んでも心はここにあるはずだ」


天城「なぁ…お前が病室で見たのはこの海だったんだろ?だからいつまでも見守ってくれよな」


深雪「姉貴〜〜!式抜け出して何してんのさ!」


天城「今行く!ちょっと待ってろ!」


深雪「早くしてくれよ〜〜!」


天城「…じゃあな提督、また後でな」


ザザァ……


天城「……」


天城「海って…こんなに綺麗だったんだな…」


ーー
72 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 00:15:12.46 ID:fO/CiAJW0
新スレでもよろしくお願いします


コメントなどあればお願いします
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 00:21:13.90 ID:2TOUpFoDO
お疲れ様でした
速達からの泣いてる天城
もうこうなるとは予想出来てしまった…
それはそうと霞もそんな薬を仮に頼まれたからか知らないけど渡すのはちょっと…
薬に関して割と暴走しがちなのかな
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 00:25:50.95 ID:EohxlgfZo
乙でした
天城は最後までの時間で折り合いつけられたようでよかった
漣にも時間があればなぁ…まあ、それまでの積み重ねと完治の希望から叩き落とされ、恋人の死に様も惨いものとなれば…ねぇ
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 00:41:36.26 ID:MNbT+x0ro
よろしくお願いします
今日は、凄かった。天城の天提督との別れをとても丁寧に追って頂いてこっちも涙腺に来た
天城の登場シーンまた読み返してきます

…やっぱり全員の物語の結末を描いていくつもりなのでしょうね
正直時計の針を進めるのが怖い子が…あの子とかあいつとか
76 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 19:46:58.81 ID:fO/CiAJW0
ーー深夜


龍田「……」


天龍「すぅ……」


龍田「…………!」ガバッ


龍田「あいつが…出てくる……」


龍田「ごめんなさい天龍ちゃん…きっと迷惑かけちゃうわね…」


天龍「むにゃ…」


龍田「それでも…やらなくちゃいけないの…」


龍田「あいつを殺さないと…頭がおかしくなりそうなのよ…」
77 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 19:51:23.37 ID:fO/CiAJW0
龍田「私を襲って…傷物にしたあいつ…生きてるだけで許せない…」


龍田「あいつは捕まって…法の裁きは受けたわ…でも…それじゃ納得できないのよ…」


龍田「明日…塀の外に出てくる…」


龍田「絶対に…殺す……」


龍田「両手を切り落として…体を切り刻んでやる…!!」


天龍「んぅ……」


龍田「唯一の心残りは天龍ちゃん…」


龍田「でも…これはやらなきゃいけないの」


龍田「天龍ちゃん…私の事は早く忘れてね…」ガチャ


天龍「ぐぅ……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 19:52:42.73 ID:PnNSAcu6O
朝ごはんを食べてるときになんか様子が変だぞって天龍に言われる龍田
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 19:54:03.14 ID:hFfZTgIP0
鎮守府を出ていったところで巡回中の憲兵に見つかる
憲兵、様子が可笑しいと寝ている提督に報告
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 19:55:24.67 ID:MNbT+x0ro
夕張ドローンに外に出ていく龍田の姿が
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 19:56:51.28 ID:PnNSAcu6O
すみません、外に出ていったのをちゃんと認識できてませんでした
スルーでお願いできますか?
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 19:58:20.00 ID:ggOEeSQ5o
一応>>79
83 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 20:04:14.29 ID:fO/CiAJW0
ーー

提督「こんな時間に…なんだ……」


憲兵「巡回中に鎮守府から出て行く龍田を見かけた。外出許可は出したのか」


龍驤「んん……」モゾッ


憲兵「龍田の様子もおかしかった。何か心当たりはないか」


提督「許可は……出して…いない……」


憲兵「そうか、なら脱走ということだな」


提督「…………なに…」
84 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 20:06:49.41 ID:fO/CiAJW0
ーー執務室


夕張「私のドローンでも龍田さんが出ていく所を捉えていました」


提督「…本当に脱走か」


憲兵「龍田は理由も無く逃げるとは思えない。何か無いか?」


夕張「天龍さん関係で何かあったとか?」


提督「いや…心当たりがない」


憲兵「この脱走が準備していたものか突発的なものかも分からない以上予測を立てるのも難しい」
85 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 20:10:02.16 ID:fO/CiAJW0
霞「私は心当たりがあるわよ」


憲兵「何だ?」


霞「最近の龍田さんは驚くほど安定してた。治ったとは思えないから不思議だったのよ」


霞「でも龍田さんみたいな症状の人が突然良くなるのには理由があるって最近本で見たのよ」


提督「どんな理由なんだ?」


霞「復讐よ」


夕張「う……」


提督「…龍田を止めに行こう」


憲兵「龍田はどの刑務所に元提督がいるのか分かっているのか?」


霞「普通なら分からないわよ。でも龍田さんなら…」


提督「手遅れになる前に龍田を止めるんだ!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 20:13:03.04 ID:2TOUpFoDO
皮肉にも別の誰かに狙われているのを助ける羽目になる龍田
こんなはずしゃ…と
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 20:15:48.70 ID:PnNSAcu6O
朝潮と同じ結末だけは避けなければならないと鎮守府の手が開いてるメンバー総出で捜索
提督はガンビアベイとまるゆに相談
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 20:18:13.65 ID:TAC7k8ak0
夜道で千歳と鉢合わせ、近所の
酒場へ連れ込まれた龍田だった
89 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 20:31:31.64 ID:fO/CiAJW0
ーー

まるゆ「ちょうど家に帰る所だったのでそのままこちらに寄らせてもらいました。ガンビアベイさんから話は聞いてます」


ガンビアベイ「まるゆさんと連絡が取れて良かったです!」


提督「龍田の目的は自分を襲った元提督への復讐だ。それが終わった後の龍田の行動はある程度予測はつく」


まるゆ「ここの朝潮さんでしたよね。獄中で自殺したのは」


ガンビアベイ「このままだと同じ悲劇を繰り返します…」


提督「どうしてもそれは避けたいんだ…!」
90 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 20:35:20.83 ID:fO/CiAJW0
提督「こちらでも手の空いている艦娘全員で探している」


ガンビアベイ「でもまだ見つかってはいません…」


まるゆ「元提督が外に出てくる日にちをズラせないか刑務所にかけあってみます」


提督「お願いします…」


まるゆ「それと街の監視カメラも確認します。移動している所を捕まえられれば良いんですが…」


ガンビアベイ「私も動けないなりにお手伝いします!」


提督「俺も情報収集に専念しよう…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 20:38:03.47 ID:24Fg+vcaO
翔鶴の偵察機が移動中の龍田を発見する
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 20:38:05.30 ID:2TOUpFoDO
予定通り出所してくる元提督
皮肉にも別の誰かに狙われているのを助ける羽目になる龍田
あくまで自分の手で復讐するのだと対象を守るがどうしてこうなったのかと困惑
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 20:38:39.90 ID:MNbT+x0ro
天龍ちゃん、龍田ならどうするか考えコトが起きる前に確保しようと血眼になって探す
94 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 21:00:34.11 ID:fO/CiAJW0
ーー


天龍「考えろ…龍田ならどうするんだ!?」


天龍「刑務所から出てきた瞬間か!?それとも家族か誰かの家に着いた瞬間…」


天龍「クソ……!一つに絞れねぇ!」


天龍「そもそもこっちは元提督がどこの刑務所にいるか分からねぇんだ!」


天龍「…待てよ、龍田もそれは同じじゃないのか?」


天龍「いや…あいつは勘が鋭いってレベルが超えてる。だから出所日も分かったんだ」


天龍「なら龍田は答えにたどり着いてるはず。ならそこから逆算して……」
95 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 21:03:38.73 ID:fO/CiAJW0
まるゆ「ここに居たんですね天龍さん」


天龍「龍田は見つかったのか!?」


まるゆ「まだです。ですが捕まえるチャンスは巡ってくると思いますよ。刑務所に頼んで出所を半日ズラしてもらったんです」


天龍「よし!これで間に合うぞ!!」


まるゆ「天龍さんの姿を見ればきっと龍田さんも思い直してくれます。一緒に刑務所に向かいましょう」


天龍「龍田…お前の手は汚させねぇからな!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:05:11.97 ID:TAC7k8ak0
看守が激しく攻撃する。
天龍もまるゆ号も被弾
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:07:06.54 ID:SIZbdDC1O
この人ほんとにどうにかならんの?
安価なら龍田時間がずらされた事を悟り行動を変更する
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:07:19.99 ID:ggOEeSQ5o
時間になっても元提督が出てこない状況で天龍の姿が見えてどうしようと焦る龍田
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:08:08.20 ID:PnNSAcu6O
もうこの人ほんとどうにかしてほしい
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 21:08:33.33 ID:2TOUpFoDO
他にも元提督を狙っている者が居るとの情報が入る
龍田と全く同じタイミングで失踪して捜索中らしい
101 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 21:27:16.61 ID:fO/CiAJW0
ーー某所


龍田「なんでアイツが出てこないの!?なんで天龍ちゃんがあそこに居るの!!」


天龍「……」


龍田「探してる…私を探してるのね……」


龍田「天龍ちゃんには見られたくない…けど…私はアイツを殺さないといけないの…」


龍田「どうしよう……このままじゃ天龍ちゃんごと殺すしかない…」
102 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 21:31:14.62 ID:fO/CiAJW0
龍田「……ここまで来て悩むなんて…バカらしいわ…」


龍田「アイツが出てくるまで待って…天龍ちゃんが見てない隙に…拐えばいいのよ…」


龍田「その後…ゆっくり殺せばいい…」


龍田「天龍ちゃんにだけ見られなかったらいいのよ…他の人なら見られてもいい…」


龍田「アイツを殺せれば…もう…思い残すことはないわ…」


龍田「一先ず…様子見ね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:35:47.18 ID:pUr+aqBHO
天龍に見られる事無く目標の拉致に成功
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:38:11.76 ID:MNbT+x0ro
出てきたアイツに天龍が抱きつく(取り敢えず匿う為に捕まえるのを誤解)の見た龍田が激昂して姿晒した所を戦艦組が確保する
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:38:27.77 ID:SIZbdDC1O
天龍、提督たちに自分がここにいれば龍田もそう行動を起こせないだろうし、近くにいるだろうから探してほしいと連絡
106 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 22:03:48.64 ID:fO/CiAJW0
天龍「提督、俺がここに居る限り龍田は行動に移せない。今のうちに捕まえてくれ」


提督『了解した。この情報は全員で共有する』


天龍「あいつが出てくるのは半日しか伸ばせねぇんだろ?」


提督『まるゆ警部補も頑張ってくれたようだがな…それ以上は無理だ』


天龍「わかった、それまでに決着つける」


提督『無茶はするんじゃないぞ』


天龍「多少はするけど死ぬようなヘマはしねぇよ」


提督『…頼んだぞ』ガチャ
107 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 22:07:05.76 ID:fO/CiAJW0
天龍「さて…と。もうすぐ鎮守府の奴らがここに来る。もう逃げ場はないぜ」


龍田「……」


天龍「龍田…聞いてんだろ?お前の考える事は大体分かる」


天龍「あいつを殺した後に龍田が死のうとしてるのもわかるぜ」


天龍「龍田、どうしても殺してぇなら俺も殺せ」


龍田「……」


天龍「俺は龍田に殺されるなら本望だ。嘘じゃねぇ」


天龍「あいつを殺した後俺を殺して、その後龍田も死ねばいい。そしたら向こうでも一緒だろ?」


天龍「…チャンスは少ねぇぜ。やるならパパっとやってくれよ」


龍田「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:11:06.76 ID:PnNSAcu6O
ぐっと構えた後、得物を落としてそんなことできるわけないじゃないと泣き出す龍田
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:12:49.71 ID:hFfZTgIP0
天龍を背後から強襲、気絶させようとするも避けられて抱きつかれてしまう

天龍「言ったろ?お前の考えてることは大体分かるって」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 22:13:37.17 ID:2TOUpFoDO
しかし半日経っても出所してこないのを不審に思い始めた頃刑務所内が何やら慌ただしい
やがて救急車が来る
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:14:01.46 ID:TAC7k8ak0
とっさに壁を突き
破り龍田は脱出
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:14:01.89 ID:moojwOfRo
>>108
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:23:11.50 ID:xzLKdXPF0
崩れ落ちた砂の城を見るように俯く龍田、それを不思議そうに見返す天龍
「どうした、龍田?」
114 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 22:25:44.04 ID:fO/CiAJW0
龍田「天龍ちゃん……」スッ


天龍「先に俺からやるか?いいぜ」


龍田「……いくわよ」スチャッ


天龍「……」


龍田「……!」


龍田「無理よ……」カランッ


龍田「私にできるわけない……」


天龍「…そうか」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/15(月) 22:26:21.29 ID:mO35JxRY0
そんなこと…出来るわけ無いじゃない…
と言いながら崩れ落ちる龍田
116 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 22:30:50.97 ID:fO/CiAJW0
龍田「天龍ちゃんは…生きて………」


天龍「お前が死ぬなら俺も死ぬ」


龍田「そんな……ダメよ…」


天龍「じゃあこんな事もうやめろ」


龍田「天龍ちゃんは…許せるの……私に…あんな事をした男を…」


龍田「あの男が生きてるだけで…私……狂いそうになるのよ…」


龍田「アイツは…私が殺すの……」


天龍「安価」


下1〜3高コンマ 天龍の台詞や行動などを
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 22:32:56.96 ID:MNbT+x0ro
天龍「結局オレ達との日々じゃお前の一番にはなれなかったってことだよな…ははっ惨めだなあ、あんな奴に負けるなんて」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:34:08.39 ID:ggOEeSQ5o
許せるわけがねぇ
でも、あんな奴のために誰かが人殺しになって罪を負う必要もねぇ
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:35:13.92 ID:EohxlgfZo
だったら龍田、あいつの代わりにオレを恨め
お前の復讐は絶対成就させてやらねぇ
お前を取るに足らないクズのせいで殺人犯になんか絶対させてやるもんか
120 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 22:40:53.88 ID:fO/CiAJW0
天龍「結局…俺達との日々じゃお前の一番にはなれなかったってことだよな…」


龍田「天龍ちゃん……」


天龍「ははっ、惨めだよなぁ…あんな奴に負けるなんて……」


龍田「違う…違うのよ……」


天龍「何が違うんだよ」


龍田「あ…あの………」


天龍「……俺は止めねぇぞ。龍田の好きにしろ」
121 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 22:44:23.24 ID:fO/CiAJW0
天龍「殺したいなら殺せ。でも二度とこっちには戻ってこれねぇぞ」


龍田「う…う……うぅ……」ガタガタ


天龍「早く決めろ!あと少しであいつが出てくる!提督達もここに来る!」


龍田「わ…わた…私………」


天龍「…龍田、俺はお前の味方だ」


天龍「お前がどんな選択をしても俺は受け入れる」


天龍「……答えを聞かせてくれ」


龍田「安価」


下1〜3高コンマ 龍田の台詞や行動などを
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:46:46.05 ID:ZKdJEEpAO
天龍ちゃんと、天龍ちゃん達と一緒にいたい
あいつのせいでまた大切な物を失いたくない
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:47:39.26 ID:EohxlgfZo
その場にへたり込み感情のまま泣き始める龍田と抱きしめて背中を擦る天龍
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:47:59.76 ID:ggOEeSQ5o
>>122
+天龍の手を取る
125 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 22:56:54.84 ID:fO/CiAJW0
龍田「私…………天龍ちゃんと、天龍ちゃん達と一緒に居たい……アイツのせいでまた……大切な物を失いたくない…!」


天龍「……龍田」ダキッ


龍田「天龍ちゃぁ…ん………!」ギュッ


天龍「よしよし……」


龍田「うぁぁぁぁぁぁ……!」


提督「間に合ったか!天……」


天龍「シー…」


提督「……分かった」


龍田「あぁぁぁぁぁ……ぁぁ〜〜〜!」
126 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 23:00:15.06 ID:fO/CiAJW0
ーー


まるゆ「龍田さんは無事回収、事件は起こらなくて良かったです!」


ガンビアベイ「そうですね…」


まるゆ「龍田さんを傷付けた元提督も出所しました。どこに行ったかは分かりませんが、もう関係ありませんよね」


ガンビアベイ「もうこれ以上龍田さんの事件で裁くことはできません…」


まるゆ「私達も事件が起こらない限りは何もすることはできません」


ガンビアベイ「……龍田さんは本当に救われたんでしょうか」


まるゆ「それはこれからですよ」
127 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 23:04:26.20 ID:fO/CiAJW0
まるゆ「龍田さんはギリギリまで悩んで復讐では無く天龍さんとこの鎮守府を選びました。今はそれでいいじゃないですか」


まるゆ「龍田さんはカウンセリングもこれからは積極的に受けていくと言っていました。これから良くなる一方ですよ!」


ガンビアベイ「傷付けられた龍田さんはこんなに悩んだのに…加害者である元提督はもう関係の無い話…」


ガンビアベイ「どの国でもそうなんです…法は加害者の味方なんです……」


まるゆ「弁護士の貴女がそんな事を言ってはいけません」


ガンビアベイ「……ごめんなさい」


まるゆ「気持ちは分かります。でもそれがルールなんです。まるゆ達ではどうしようも無いんですよ」


ガンビアベイ「……はい」


まるゆ「今は喜びましょう。龍田さんが間違いを犯さずに帰ってきてくれたんですから!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 23:05:11.92 ID:2TOUpFoDO
後日元提督が一般人の女性に刺される事件が起きた
どうやら何人もの女性からも恨みを買っていて生きてはいるがこれからも平穏な生活は送れないだろうと話してくれるまるゆ
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 23:06:43.34 ID:EohxlgfZo
愛宕、この結末になんとなく感じるものがあった
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 23:08:18.27 ID:MNbT+x0ro
脱走は脱走なので龍田謹慎
カウンセリング時以外も鎮守府の皆からちょくちょく話しかけられたり、寝るときは天龍の監視がついてるきびしーやつで自省してもらうと提督
131 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 23:11:44.73 ID:fO/CiAJW0
ーー


まるゆ「あれから調子はどうですか?」


龍田「そうねぇ〜謹慎生活も意外と良いものよ〜」


まるゆ「前と比べて顔色も良くなってますね」


龍田「皆んながね〜ずっと話しかけてくれるの〜」


まるゆ「そうでしたか、良かったですね」


龍田「ほんと…ここを皆んなを信じて良かったわ〜」
132 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2019/04/15(月) 23:16:04.54 ID:fO/CiAJW0
まるゆ「調子が良いということなので…あの事に関することを少し話しても良いですか?」


龍田「…少しだけよ」


まるゆ「では簡潔に言います。元提督が刺される事件が起きたんです」


龍田「…そう」


まるゆ「どうやら何人も恨みを買っていたようですね。元提督は生きてますが、これから平穏な生活は送れないでしょうね」


龍田「犯人は…?」


まるゆ「それが『偶然』監視カメラの映像が乱れていて…犯人の特定には至っていないんです」


龍田「貴女……」


まるゆ「…まるゆも男性に襲われた事があるんです。それに相手は複数人でした」


龍田「え……?」
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