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【安価】みほ「装甲車バトルディッガーです!」【ガルパン】
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64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 00:07:30.90 ID:6MmaFAnG0
赤星に会う
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 01:41:23.90 ID:Z7RBcvUE0
アカホシ「それじゃあみなさん、消灯ですよ」
みほ「あ、赤星さん……」
アカホシ「はい」
みほ「明日、少し付き合ってもらっても……」
アカホシ「!」
アカホシ「勿論です」
アカホシ「皆さんのお世話がお仕事、というのもありますけど……」
アカホシ「みほさん達とは、その……仲良くしたいなあって気持ちも、本当ですから」 エヘヘ
みほ「それじゃあ、また明日…!」
アカホシ「うん。また明日」
アカホシ「おやすみなさい」
みほ「うん。おやすみなさい」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 02:19:33.11 ID:Z7RBcvUE0
【3日目】
チュンチュンチュン
みほ「ん……」
みほ(今日は早めに起きちゃったな……)
みほ(早朝練習の癖が抜けてないなあ)
みほ(みんなまだ寝てる……) モゾ
みほ(……)
みほ(あ、でも1階から物音が……)
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 02:38:11.17 ID:Z7RBcvUE0
トントントン(階段を降りる音)
みほ「……あ」
アカホシ「わ、おはようございます。早いですね」
みほ「あはは……いつもの癖で……」
アカホシ「そうなんですね」
アカホシ「でも、少しわかるなあ……」
アカホシ「私も、結構軍で早起きに慣れちゃって、目覚ましなしでも起きちゃうんですよね」
みほ(そういえば、私の知ってる赤星さんも、真面目に朝から練習してたっけ……)
みほ(……あの大会のあとでも……)
アカホシ「丁度ご飯作ってたんですけど……」
みほ「わあ、いただいてもいいんですか?」
アカホシ「勿論……!」
アカホシ「皆さんの分も作っておく予定でしたし」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 03:26:23.23 ID:Z7RBcvUE0
みほ「わあ、美味しい……素朴な味……」
アカホシ「食事の美味しさは士気に関わりますしね」
アカホシ「本物の木の根を食べていたときと違い、今はちゃんとゴボウが手に入るので助かるなーって」
みほ(食べてたのかな……木の根……)
アカホシ「それで、食べたらどうします?」
アカホシ「一応、今は皆さんのお世話以外に特に任務はないので、なんでもお手伝いは出来ますけど」
みほ「……」
みほ「あれ、だとすると、私達が声をかけてなければ……」
アカホシ「あ、別にその場合でも、サボってるわけじゃありませんよ?」
アカホシ「ユカリさんと一緒にバトルディッガーの整備をしたり、食事の準備をしたり」
アカホシ「他にも……一緒に潜ってくれそうで、なおかつ向いていそうな人員をピックアップしたり」
みほ「ふえ? 人員……?」
アカホシ「はい」
アカホシ「……カーボンのおかげで、バトルディッガーの中は安全ですが……」
アカホシ「バトルディッガーの体躯では通れない場所というのもありますから」
アカホシ「斥候要員なんかも必要ですし、車外に出る人間は必要です」
アカホシ「とはいえ、皆さんは5人で1つのチーム」
アカホシ「万が一にも欠けさせるわけにはいきません」
アカホシ「だから――私や、他の者が、斥候要員として、同乗します」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 03:29:37.97 ID:Z7RBcvUE0
みほ「……」
アカホシ「そんな顔しないでください」
アカホシ「……別に、捨て駒というわけじゃ、ありませんから」
アカホシ「それより、いい天気ですし、外に出ませんか?」
アカホシ「あまりここでお喋りをしていると、上の皆を起こしちゃいそうですから」
みほ「あ、それは、そうか……」
みほ(こっちの世界の赤星さん、かあ……)
みほ(どうやって一緒に過ごそうかな……)
>>70
A:お店に入って雑談をする
B:一緒に街をぶらぶら歩く
C:遺跡攻略について話をする
D:目星をつけている人員を紹介してもらう
E:ホテルPAWA
F:その他(内容併記)
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/07(日) 03:38:22.30 ID:4mUHQHMmO
C
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 12:55:35.99 ID:B9lP5tmTO
圧倒的黒森峰人気
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 20:53:58.32 ID:Z7RBcvUE0
寝落ちしてました、申し訳ない
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 20:56:39.74 ID:Z7RBcvUE0
みほ「遺跡なんですけど……」
みほ「何か、分かっている情報とかはありますか?」
アカホシ「そうですね……」
アカホシ「遺跡は毎回入る度にちょっとずつ構造が変わるって話だから」
アカホシ「あまり参考にならないかもしれませんけど……」
みほ(そうだったんだ……)
アカホシ「なんだか巨大なスライムがいて……」
みほ「スライム……」
みほ(弱そうだし、それならなんとか……)
アカホシ「銃撃も効かないし、刀で切ることも出来ないし……」
アカホシ「取り込まれたら呼吸も出来ない」
アカホシ「……今思い出すだけで、寒気が、します」 カタカタ
みほ(う、うええ……そんなに……怖いんだ……)
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 21:21:54.44 ID:Z7RBcvUE0
アカホシ「……」
アカホシ「私……」
アカホシ「失敗をして、スライムに、食べられたんです」
みほ「え!?」
アカホシ「バトルディッガーの中にいても、隙間から侵入されるようで……」
みほ「……」
アカホシ「まるで溺れているかのように苦しくて……」
アカホシ「……体中をスライムに犯されているようでした」 ガタガタ
みほ「その……」
アカホシ「……他の乗組員が、助けてくれたんです」
アカホシ「……」
アカホシ「何人かで引っ張れば救出できる」
アカホシ「それが、あの出来事で、唯一得たものかもしれません」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 21:24:51.05 ID:Z7RBcvUE0
アカホシ「その後は、地獄でした」
アカホシ「スライムから助け出された私の目に飛び込んできたのは、天井を埋めるスライムの群れ」
アカホシ「……私が叫んだのと、目の前で担任が食われたのは、ほぼ同時」
アカホシ「助けようとした。助けたかった」
アカホシ「でも……数が多すぎた」
アカホシ「それでも何とかしようと、皆色々試そうとして、そして――」
アカホシ「……」
アカホシ「イツミさんが、撤退命令を出した」
アカホシ「全滅をさけ、勝利を見据えた的確な判断だったとは思う」
アカホシ「でも……」
アカホシ「その判断に乗っかって、誰が襲われているかも把握できぬまま、脱出口へと駆け出したときの私は……」
アカホシ「多分、自分のことしか考えれてなかった……」
みほ「赤星さん……」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 21:27:36.79 ID:Z7RBcvUE0
みほ「私も……似たようなことがありました」
みほ「溺れたアk……仲間を助けようとして、結果チームを壊滅に追い込んでしまったことが……」
アカホシ「みほさん……」
みほ「……夢に見るんです」
みほ「あのときのことを」
みほ「自分の判断は正しかったって、そう思いたいのに」
みほ「お前のせいだって責める言葉が……消えないんです」
アカホシ「……私達、似た者同士なのかもしれませんね」
アカホシ「仲間を助けるため、動けたかどうかは真逆ですけど」
みほ「……結果として、味方がまだ生き残っているかどうかも、真逆ですよ」
アカホシ「……だから、モグラ乗りが見つかったって聞いて、志願したんです」
アカホシ「もう、逃げたくないから……」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 21:29:42.95 ID:Z7RBcvUE0
アカホシ「私……バトルディッガーが好きなんです」
アカホシ「軍に入ったのも、それが理由で」
アカホシ「といっても……もう、私が指揮した戦車は、遺跡で大破しちゃったんですけど」 アハハ
みほ「……私は……」
みほ「戦車が……バトルディッガーが好きなのか、よく、わかりません」
みほ「でも……」
みほ「これ以上、嫌いにはなりたくないから」
みほ「アカホシさんと一緒に遺跡にいって、一緒に帰ってきます」
みほ「そのつもりです」
アカホシ「……はい」
アカホシ「皆で無事に帰ってこれるように……がんばりましょうね」
みほ「うん……」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 21:32:38.33 ID:Z7RBcvUE0
<3日目・夜>
【歓楽街】
???「ふーん、それでー?」 モグモグ
???「はっ。どうやらブラックティーガーの連中が、流れのモグラ乗りを味方に引き入れたようです」
???「なるほどねー」 モグモグ
???「ちょーっと対策取る必要あるかもねえ」 モグモグ
???「かーしまー」 モグモグ
モモ「はっ」
???「ブラックティーガーを追い出しにかかるよお」 ニィ
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 21:33:59.37 ID:Z7RBcvUE0
【4日目】
みほ「ん……」
みほ「もう朝、かあ」
みほ「……」
みほ(明日には、遺跡にいくんだよね……)
みほ「……」
みほ(じっとしてると落ち着かないな……)
何をする?(下記より1つ選択)
>>80
・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『ドゥーチェ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 21:36:28.08 ID:TMs3ww5x0
市場に行く
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 21:49:56.56 ID:Z7RBcvUE0
みほ「ふう……」
みほ「不安になって市場にきたけど……」
みほ(武器関係はユカリさんが準備してたし、ご飯とかは赤星さんが用意してくれてたんだよね……)
みほ(一応、こっちの世界の私が溜めたお金を使っていいって言われているけど……)
みほ「ちょっと躊躇うなあ……」
みほ(何を買えば役立つのかも、ピンとこないし……)
ポン
みほ「ひゃっ」
みほの肩を叩いて声をかけてきた人物(登場済みキャラでも未登場キャラでもOK)
>>82
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 21:58:00.24 ID:TMs3ww5x0
アンチョビ
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 22:02:07.61 ID:Z7RBcvUE0
みほ「あ、アンチョビさん!」
アンチョビ「はは、驚かせてごめんごめん」
アンチョビ「どうしたんだ、買い物か?」
みほ「あ、はい……」
みほ「アンチョビさんは……」
アンチョビ「ああ、店の買い出し」
アンチョビ「この時間帯はそんなにお客さんも来ないから、店はペパロニとカルパッチョにまかせてあるんだ」
みほ「あのお二人に……」
アンチョビ「不安そうになるのもわかるけど、いやまあ、カルパッチョの方はすごい頼りになるんだぞ?」
アンチョビ「ペパロニはちょーっと頼りないけど……」
アンチョビ「それでも、私の後継者になるなら、あいつだって思ってるからな」
みほ「信頼しているんですね」
アンチョビ「まーなー……」
アンチョビ「姐さんだなんだって言われるけど、私がこーして頑張れてるのも、二人がいてくれるからだよ」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/07(日) 22:17:31.49 ID:Z7RBcvUE0
アンチョビ「そういえば、何を買いに来たんだ?」
みほ「ええと、それが……」
みほ「よく分からなくて……」 エヘヘ
アンチョビ「はあ? なんだそれ」
アンチョビ「しょうがないなあ、ちょっと付き合ってやる」
みほ「いいんですか?」
アンチョビ「ああ」
アンチョビ「モグラ乗りなら、私の後輩ってことになるしな!」
みほ「え? アンチョビさん、昔モグラ乗りだったんですか?」
アンチョビ「まーなー」
アンチョビ「って言っても、小型の偵察用のヤツだけどな」
アンチョビ「だから遺跡探索者相手に商売始める連中の相談にも乗ってやってるんだ」
アンチョビ「保存食から武器、便利道具、変な面白アイテムまで、言ってくれたら扱ってるとこ紹介するぞー」 ハハハ
みほ「あ、それじゃあ、
>>85
なんかも……」
アンチョビ「おお、扱ってるところ、あるぞー」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 23:39:42.91 ID:UAl1+W8fO
奴隷
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/08(月) 02:46:14.02 ID:4Kn36qIh0
みほ「あ、それじゃあ、奴隷なんかも……」
アンチョビ「おお、扱ってるところ、あるぞー」
アンチョビ「……あるけど、本気か?」
みほ「ええと……はい……」
みほ(こういうファンタジーだと、奴隷制度があって、そこで奴隷と仲良くなると良い、みたいなのが流行ってるんだよね……確か……)
アンチョビ「んー……私はあんまり好きじゃないんだけどなー、奴隷」
みほ「えっ、そうなんですか?」
アンチョビ「私は皆で仲良く笑ってパスタを食べれるような世界になってほしいと思ってるからなあ」
アンチョビ「まあ、私自身、ビンボー側っていうのもあるけど……」
アカホシ「奴隷、一応、条約では禁止になっているんですけどね」 ヌッ
みほ「わあ!?」
アカホシ「こんにちは。偶然ですね」
みほ「びっくりしたあ……」
アカホシ「私も買い出しだったので……」
アカホシ「っと、奴隷ですけど、条約で禁止されてるので、あんまりストレートに『奴隷』として売られていることは少ないですよ」
アンチョビ「この街でも、“おてつだいさん”として売られているしなあ」
アカホシ「……ちなみに、私の国では“部下”という名前で奴隷を呼んでいます」
アカホシ「みほさんは、もうすでに大量の奴隷を抱えている状況というわけです」
みほ「わ、笑えないよその冗談……」 ハハ・・・
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/08(月) 02:55:12.32 ID:4Kn36qIh0
アカホシ「でも本当に奴隷を買うなら、こっちで融通はきかせておきますよ」
アカホシ「遺跡探索に奴隷もつれていけるようにします」
みほ「あ、ありがとうございます……」
みほ(なんとなくで言っちゃった、とは言い出しにくい雰囲気……)
アンチョビ「……まあ、案内するって言っちゃったもんなあ」
アンチョビ「悪いけど、みほを借りていくぞ」
アカホシ「あ、はい、どうぞ」
みほ「あっ、赤星さんはついてきては……」
アカホシ「私は、やめておきます。だって――」
アンチョビ「奴隷を売ってるのは、市場でではなく、高級住宅街のあるエリアだからな」
みほ「え?」
アンチョビ「庶民でごった返す場所に来たくない、って身分の人間だろうからな、奴隷なんて買うのは」
アンチョビ「だからか知らないけど、この街唯一の奴隷販売店はそこにあるんだ」
アカホシ「高級住宅街はブルーチーターの縄張りですからねえ」
アカホシ「教団幹部もたくさん住んでるっていうし……」
アンチョビ「私が居るとはいえ、刺激しないためにもみほ一人がいいだろうな」
みほ「……わかりました」
みほ(不安だけど……なんとかなる、よね……?)
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/08(月) 03:00:48.80 ID:4Kn36qIh0
【高級住宅街】
アンチョビ「うーん、いつ来てもとんでもなくデカイ建物だな」
アンチョビ「圧倒されるだろー?」
みほ「え?」
みほ「あ、はい、そうですね……」
みほ(うちのお屋敷の方が広いかな……)
アンチョビ「っと、ここだここだ」
アンチョビ「……良くない奴隷がメインだけど、バラエティは豊かに揃えているからな」
アンチョビ「何か役立つ奴隷が見つかるといいな」
みほ「はい、ありがとうございます」
89 :
寝ます
[saga]:2019/04/08(月) 03:08:40.25 ID:4Kn36qIh0
【奴隷市場『性奴 グロい穴』】
アッサム「……いらっしゃい」
みほ(わわっ、裸で鎖に繋がれてる人がいっぱい……!)
アッサム「ここは主に性的な奴隷を扱っていますが……」
アッサム「それ以外のスキルを持っている奴隷も大勢います」
アッサム「ご希望の奴隷をあげてくれたら、見繕いますよ」
みほ「え、えと」 アセアセに
アンチョビ(うーん、服屋とかでテンパるタイプだなこれ……)
アンチョビ(でも、奴隷制度はどうも苦手だし、割って入るのもなあ) ウーン
みほ「えと……探してるのは……」
みほ「
>>90
の条件に当てはまる奴隷なんですけど……」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/08(月) 07:21:22.97 ID:n1R3Kr5hO
博学で守りたくなる
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/08(月) 23:57:33.56 ID:4Kn36qIh0
この人数だと寄り道減らしてサクサク完結向かう方がいいのかしら
ガルパン安価スレあんまり知らないので分からないぜ…
投下します
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/09(火) 00:04:40.03 ID:yPIScUPm0
みほ「博学で守りたくなる、の条件に当てはまる奴隷なんですけど……」
アンチョビ「お、おいおい……」
アッサム「奴隷とは、道具のように使役されることが大半」
アッサム「守りたくなる、と万人が思うような者は……」
アッサム「それと、守りたくなると虐めたくなるは表裏一体」
アッサム「あるお客様の保護欲をそそる奴隷が、別のお客様の加虐欲をそそるというのはよくあること」
アンチョビ「それに、奴隷の身分だと博学ってのもなー」
アッサム「ああ、それはどうにかなります」
アンチョビ「え? そうなの?」
アッサム「奴隷にも色々いますから」
アッサム「貧乏だからと学がないわけではないんですよ」
アンチョビ「あー、まあそうだよなー」
アッサム「アンチョビ様はお金も学もないですけど、必ずしも全ての人間がそうとは限りません」
アンチョビ「あれ? 今しれっと暴言吐かれた?」
アッサム「冗談ですよ……アンチョビ様はちっとも奴隷を雇ってくれる気配がありませんから」
アッサム「お店の利益のためにもうちから沢山の奴隷を仕入れてくれていれば……」 ハァ
アンチョビ「なあ、冗談なんだよな? まあまあ目がマジっぽいのは気のせいだよな?」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/09(火) 00:28:28.87 ID:yPIScUPm0
アッサム「守りたくなる、というのは大分主観によりますが……」
アッサム「博識なら、この娘一択ですね」
ジャラッ…
オレンジペコ「……」
アンチョビ「おお……確かになんか賢そうな雰囲気……」
オレンジペコ「……」 ペコリ
みほ「礼儀も正しいですね」
アンチョビ「ちょっと口数が少ないが……まあ奴隷ってそんなもんなのかな」
アッサム「……口数の少ないのが最上の人」
オレンジペコ「シェイクスピアですね」
みほ「!」
アンチョビ「ん????」
アッサム「彼女は革命が起きた西洋国家の貴族の娘でして、このように知識が豊富です」
アッサム「驚かれましたか?」 フフッドヤッ
みほ「……」
みほ(この世界にもシェイクスピアっているんだ……どんな世界観なんだろう……)
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/09(火) 00:43:39.69 ID:yPIScUPm0
アッサム「お気にめしましたか?」
みほ「あ、はい」
みほ「ええと、ちなみにおいくら……」
アッサム「そうですね」
アッサム「元貴族のご令嬢であることの付加価値を加味して……」
アッサム「大体このくらいですね」
みほ「…………」
みほ「いち、じゅう、ひゃく……」
みほ(ぴ、ピンと来ないけど、手持ちじゃ足りないことはわかる……)
アンチョビ「た、たっっっっかあ〜〜〜〜〜!?」
アンチョビ「こ、これ、ちょっとした家が立つぞ!?」
アッサム「立ってた家が潰れた象徴ですから、そのくらいは」
みほ(やっぱり高いんだ……)
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/09(火) 01:15:22.27 ID:yPIScUPm0
アッサム「ちなみにですが……これは適正価格ですよ」
アッサム「奴隷商人という身ゆえ、性根が腐っていると思われがちですが……」
アッサム「これでも善良さで売っているんですよ」
みほ「……」 チラッ
アンチョビ「ん?」
アンチョビ「ああ、ホントのことだぞ」
アンチョビ「ホントは奴隷なんて無い方がいいんだけど、そんなすぐになくなるもんじゃないみたいでさ」
アッサム「この街の奴隷を私が管理し、適正価格で販売することで、他所の悪徳業者が参入しないようにしてるんですよ」
アッサム「……これでも、奴隷の扱いは、かなりいい方であるという自負もあります」
アッサム「ですから、どうしても値段は張るのです」
アッサム「それに、このくらいポンと出せるような人じゃないと、今後奴隷を養っていくのは難しいでしょうから」
アッサム「……やっぱり、道具のように使われると分かっていても、幸せになれる可能性は信じたいですから」
みほ「……」
みほ(そうだよね……ある程度迎え入れる体勢を整えてからじゃないと……)
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/09(火) 01:39:57.81 ID:yPIScUPm0
アッサム「ちなみに、うちでは買い取りもしてるので」
みほ「え?」
アッサム「モグラ乗りですよね」
アッサム「戦力にならなくなったメンバーの買い取り、しますよ」 フフ
みほ「し、しませんよそんなことっ!」
アッサム「怪我したり動けない奴隷も買い取りますよ」
アッサム「うちはどんな奴隷でも買い取ることを売りにしてますから」
みほ「ぜ、絶対売りませんから!」 ダッ
アッサム「ふふ……逃げられてしまいましたね」
アンチョビ「あんまりからかってやるなよー、結構純情なんだから」
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/09(火) 01:49:05.04 ID:yPIScUPm0
【市場】
みほ「すみません、思わず走り出しちゃって……」
アンチョビ「あー、いい、いい」
みほ「結果結構迷っちゃいましたし……」
アンチョビ「まあ、慣れない内に勢いで動くとそうなるよなあ」
アンチョビ「とりあえずブルーチータと揉めてなくてよかったよ」
みほ「あ、そうか、揉めてた可能性もあるんですね……」
アンチョビ「ああ。だから次からも奴隷を見に行くときはウチに寄るといい」
アンチョビ「私かカルパッチョが案内するから」
みほ「ありがとうございます」
みほ(さっきの娘を買うなら、遺跡でお宝を持ち帰るなり、お姉ちゃんに支援を貰うなり、考えないとなあ……)
98 :
寝ます
[saga]:2019/04/09(火) 02:01:37.33 ID:yPIScUPm0
<4日目・夜>
アカホシ「とりあえず、明日は遺跡突入のゲートが開かれますけど……」
アカホシ「もう準備は大丈夫ですか?」
アカホシ「まだなら、一旦見送る手もありますけど……」
サオリ「でも、あの、ほら……イツミさん?が許してくれないんじゃない?」
アカホシ「許させるのが私の仕事ですから」 アハハ
アカホシ「それで、どうしましょう」
みほ「
>>99
」
どうする?
>>99
(下から選択。選択肢以外の場合安価下)
A:遺跡に行く
B:遺跡に行くのを見送る
C:遺跡に行く勢と遺跡に行かない勢で分けてしまう(行く勢と行かない勢の内訳併記)
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/09(火) 02:15:13.22 ID:CS2v/g+O0
Aで
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/09(火) 07:05:17.12 ID:nr+TaH9B0
パワポケ好きとしてこのスレは応援せざるを得ない
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/10(水) 01:21:36.02 ID:1MUHSgan0
現時点でシロタとトウコのポジションにあたるキャラいる?(ニヤリ)
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/10(水) 21:17:56.95 ID:W+t6i88dO
麻子をシロタにすれば、久子がトウコになるかもしれない
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/10(水) 21:56:20.97 ID:r3rjbfJ50
誰かを仲間に入れるために殺さないといけないポジション、アリサ加入条件がタカシ死亡とかくらいしかなさそう
申し訳ないんですが、死ぬほど疲れているので、今日も投下はお休みです
明日か明後日には……
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/10(水) 22:03:26.86 ID:1MUHSgan0
今だから言える
シロタさん、毎回トウコの引換券にしてごめんなさい
トウコが幸運持ちだからパーツ集めが捗るのよ…
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/10(水) 22:17:47.90 ID:r3rjbfJ50
シロタさん、弱くないのに、トウコが強すぎる
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/12(金) 00:11:53.60 ID:+SuJgbCD0
明日朝早いので、少しだけ投下します
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/12(金) 00:14:04.12 ID:+SuJgbCD0
みほ「行きましょう」
みほ「戦車は、火砕流の中にだって突き進むんです」
アカホシ「そうですよね……」
アカホシ「我々に後退の文字はなし」
アカホシ「行くのであれば、お付き合いしますっ」
サオリ「やだもー、そんな特攻死するみたいな気合いれないでよー」
アカホシ「死を前にしても怯えない鋼の心、それが大切ですから……」 アハハ…
みほ(ところどころ戦時中は門下生こんなノリで出撃してたのかなって思わされるなあ……)
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/12(金) 00:44:09.64 ID:+SuJgbCD0
【黒の遺跡】
ユカリ「森の中の遺跡……」
ユカリ「見つかりにくい場所ではありますが……」
マコ「他チームの襲撃とかは大丈夫なのか?」
アカホシ「一応、人数をかけて見張ってはいるので……」
ハナ「同行者はアカホシさんだけなのですか?」
アカホシ「探してはいて、ついてきたがってる子もいたんですが……」
アカホシ「連れてきて大丈夫かの判断が難しくて」
エリカ「……前回のアレがあって行きたがるヤツなんて、どっかネジ外れてるヤツだけだもの」
サオリ「わっ、びっくりした……居たんだ……」
エリカ「ふん、見送りよ」
エリカ「……あんたたちは気に入らないけど、このままこの遺跡に阻まれっぱなしってわけにもいかないでしょうが」
エリカ「とにかく、この遺跡が他の陣営に抑えられないよう、こっちは全力を尽くすから」
エリカ「何の成果も得られずに帰ってきたらただじゃおかないわよ」
みほ「あはは……」
エリカ「だから、まあ……」
エリカ「何かの成果を持って、絶対生きて帰ってきなさいよ」
みほ「……うん」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/12(金) 00:48:54.92 ID:+SuJgbCD0
【黒の遺跡・1F】
みほ「うぷ……」
みほ(入り口からワープ、かあ……)
みほ(事前に聞いてて覚悟はしてたけど……)
アカホシ「……うぷ」
ユカリ「あはは、やっぱり慣れてないと変な感じですよねえ」
サオリ「慣れてても変な感じは消えないけどねー」 アハハ
アカホシ「なんかこう、ぐにゃっと歪んで急に景色が切り替わるの、すごくフラフラしますね……」
マコ「……それも、素人がなかなか遺跡から帰ってこれない理由の一つだろうな」
ハナ「この感覚は、体験してみないとわかりませんしね……」
みほ「ほんウォエ……とにね……」
ユカリ「今飲み込みませんでした? 大丈夫です?」
みほ「あ、あはは……なんのことかな……」
みほ(吐いちゃったら、私が慣れてないってバレちゃうもんね……)
ユカリ(ディッガーが汚れることを気にしているなら、言ってくれたら手で受け止めるんですが……)
ユカリ(いやでもこれを自分から提案したら絶対引かれますよね……)
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/12(金) 01:00:08.55 ID:+SuJgbCD0
みほ「一階は特に何もなし、と」
ユカリ「まあ、大体上層階はそうですね」
マコ「モンスターが居たとしても大した相手じゃない」
ユカリ「遺跡は入る度に微妙に出る場所が変わりますからねえ」
ユカリ「便宜上1階とかって表現をしますが、本当に階層上なのかすらわかりません」
ハナ「餌である人間がランダムでしか入ってこないので、強い魔物はあんまり居ないのかもしれませんね」
サオリ「さらっとエグいことを言った!」
ハナ「餌が少ないと、どうしても元気が出ませんもんね……」
アカホシ(……毎回物足りなさそうにしてるし、明日からオカズ一品増やそうかな……)
マコ「……下の階に行くと、モンスター同士で食い合っていて、王様みたいなやつがいたりするがな」
ユカリ「ボスは不思議とどこの遺跡にもいますからねー」
サオリ「ボスを倒すと遺跡は消えるんだから不思議だよねえ」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/12(金) 01:21:45.12 ID:+SuJgbCD0
【黒の遺跡・5F】
みほ「……」
みほ(順調すぎて暇だなあ……)
アカホシ「すごい……」
アカホシ「たまに遭遇する謎の球体を、完全にやりこめてる……」
ユカリ「うちのメンバーは優秀ですからねえ」
サオリ「と、いうわけで〜」
サオリ「今はうちのメンバーとなった、優秀なはずのアカホシさんにインタビュー!」
アカホシ「ふえ?」
サオリ「彼氏いますか?」
アカホシ「え、ええと……」
アカホシ「は、恥ずかしいから黙秘で///」
サオリ「え!?嘘いるんですか?!」
サオリ「え、どんな人!?出会いは!?どうしたら出来るんですか!?」
ユカリ「お、落ち着いてください〜!!」
マコ「放っておいていいぞ、質の悪いただの持病だ」
ハナ「サオリさんに男性なんて似合いませんしね」
アカホシ「は、はあ……」
112 :
寝るでやんす
[saga]:2019/04/12(金) 01:23:44.89 ID:+SuJgbCD0
ユカリ「でも……インタビューはありかもしれませんね」
ハナ「互いのことを知るって大事ですからね」
サオリ「んー……」
サオリ「あ、じゃあさ、みぽりん、何かアカホシさんに聞きたいこととかある?」
みほ「ふえ!? 私!?」
サオリ「いやほら、私、もう完全に彼氏の話しか質問浮かばないからさ」 アハハ…
みほ「ええっと、じゃあ……」
みほ「
>>113
」
アカホシにする質問
>>113
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/04/12(金) 02:05:59.23 ID:4cdaPAQ00
ブラックティーガーに入った(兵隊になった)きっかけは何?
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/12(金) 22:44:23.94 ID:kYH45jiyO
戦闘とかってするのかな
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 00:44:59.17 ID:q6OukqNI0
戦闘はコンマとかでやってもよかったけど、そういうのやるなら人数と勢いがいるので、基本的に戦闘はオート進行で……
明日もまあまあ早いのでそこまで長くやれませんが、のんびり投下します
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 00:54:06.82 ID:q6OukqNI0
みほ「ブラックティーガーに入った……兵隊になったきっかけは何?」
アカホシ「きっかけ、ですか……」
アカホシ「言ってしまえば、強制的に招集されたからですね」
みほ「え?」
アカホシ「うちの国、戦争でかなりやられていたんですよ」
アカホシ「でも引くに引けなくて、女子供を引っ張り出すところまできてしまって……」
アカホシ「だから、兵隊になりたかったわけではないんです」
みほ「え、えと……」
サオリ「なんていうか、その……ごめんね」
アカホシ「ああ、謝らないでください」
アカホシ「……確かに強制的な招集でしたけど……」
アカホシ「覚悟はしてましたから」
みほ「……」
みほ(よく知ってる顔で……そんな寂しい顔されると……つらい、な……)
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 01:07:35.05 ID:q6OukqNI0
アカホシ「それと……」
アカホシ「一つ勘違いをしているようですから、訂正しておきますね」
みほ「ふえ?」
アカホシ「ブラックティーガーは、まあ、いわゆる軍隊崩れなんですけど……」
アカホシ「正確に言うと、複数の軍隊崩れの集合体なんです」
ユカリ「そうか、私は話を聞いて回ってましたが、西住殿は知らないんでしたっけ」
アカホシ「私は元々『シュヴァルツフォレスト』を名乗っていた、女子のみの部隊だったんです」
サオリ「珍しいよね、女の子だけなんて」
ハナ「衛生兵などで構成された後方支援用の部隊はいくつか他国で見かけましたけど……」
アカホシ「私達はガッツリ前線でしたからね」
アカホシ「……女だけでも勝てるという印象を植え付け、士気高揚の狙いがあったんだと思います」
アカホシ「とにかく実践に投入できそうな女子を集めて、男性部隊の命と引き換えに、戦果を上げさせられました」
アカホシ「……そんな余裕も敗戦が近づくとなくなってきて、とうとう単独で負けが見えてる戦場に放り出されちゃいましたけど」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 01:14:28.07 ID:q6OukqNI0
ユカリ「それで生き残ったんですから、大したものですよ!」
アカホシ「あはは……ありがとうございます」
アカホシ「でも、国はそうは言ってくれませんでした」
ハナ「え……?」
アカホシ「私達はただ無様を晒して生き残っただけ」
アカホシ「勝てないなら、せめて名誉の戦死をしてこい、というのが上の意見です」
サオリ「ひ、ひどい……!」
アカホシ「私達は結構広報に利用されてましたからね」
アカホシ「そんな面々が生き恥を晒して逃げ帰ってきた、なんてことは許されないんです」
アカホシ「だから、名誉の戦死を遂げるよう次々と過酷な血に送られ……」
アカホシ「同盟国の部隊と合同で死地に送り込まれている途中で、祖国が降伏したことを知りました」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 01:21:46.03 ID:q6OukqNI0
アカホシ「……それでも、手ぶらで帰っては、居場所がないから」
アカホシ「部隊の皆と、同盟国の皆で、せめて何か戦果を持ち帰ろうと思って」
ユカリ「それで、遺跡の攻略を……」
アカホシ「……ええ」
アカホシ「ブラックティーガーを名乗ったのも、それからです」
アカホシ「……遺跡を攻略したところで、祖国に受け入れられるとは限らないんですけどね」 ハハ・・・
みほ「……」
アカホシ「っと、暗くなっちゃいましたね」
アカホシ「何か場を盛り上げるようなことしましょうか?」
アカホシ「部隊でやらされた鉛筆食べる芸とか」
サオリ「なにそれ、イジメじゃん!」
アカホシ「戦場では木しか食べられないから慣れるための訓練だ!とか言われましたね」
サオリ「マジで言ってるんじゃなくイジメで言ってるパターンの方がマシっていうレアなケースだ……!」 ガビーン
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 02:02:51.41 ID:q6OukqNI0
【黒の遺跡・10F】
ユカリ「言ってる間にもう10階ですねえ」
サオリ「うーん、今まで攻略した遺跡と比べても簡単だよね」
マコ「……なんか臭いな」
アカホシ「……奥までおびき寄せよう、ということなのかもしれませんね」
アカホシ「実際、私達もここまでは余裕でしたから」
ハナ「ある程度装備が整っていれば余裕でしょうしね」
アカホシ「ええ」
アカホシ「……それで調子に乗ったのがいけなかったんだと思います」
アカホシ「結局ここからは弾薬と燃料との闘いになってくることに、気が付きませんでしたから……」
サオリ「5の倍数階にしか、出口のワープゾーンないもんねえ」
マコ「まだ余裕だ、今回は進む方のワープゾーンでいいか?」
みほ「あ、はい、それでお願いします」
みほ「……」
アカホシ「15階のワープゾーンまでは、モンスターもそこまで強くはありません……」
アカホシ「が、手強くはなってきます」
みほ(うう、緊張してきた……吐きそう……おしっこしたい……うう……)
みほ(お、落ち着かなきゃ……て、掌に人と三回描いて……)
サオリ「どうしたのみぽりん、入って文字を掌に描いて」
マコ「緊張しすぎて錯乱してるな……」
アカホシ「?」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 02:43:45.29 ID:q6OukqNI0
【黒の遺跡・13F】
みほ「うわっ、真っ暗!!」
ユカリ「あー、たまにあるんですよねえ、こういうステージ」
マコ「何も見えないな……」
アカホシ「私達も、こういうステージで大分燃料を浪費しましたね……」
ユカリ「明かりを装備するって手もあるんですが……」
ハナ「それより砲撃に予算をかけたくて……」
アカホシ「……一応、懐中電灯ならありますけど」
サオリ「う、つまり……」
アカホシ「……斥候、してきます」
アカホシ「元々それが任務でしたから」
サオリ「あ、危ないって!」
アカホシ「……複数人で行動しても、やはり危険でしたしね」
ユカリ「モグラでもないと厳しいモンスターだっていますし……」
みほ「……あ、そうだ」
みほ「赤星さん、懐中電灯をお借りできますか?」
アカホシ「え?」
みほ「斥候に出なくても、こうすれば……」
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 03:03:39.69 ID:q6OukqNI0
アカホシ「きゅ、キューポラから顔を!?」
みほ「うん、やっぱり中からよりこうしてる方がよく見える」
みほ「こうして上半身だけ出して懐中電灯で照らせば……」
ユカリ「た、確かにモグラから離れるよりはいいですけど、ですが……」
サオリ「危ないよお、みぽりん!」
みほ「大丈夫、慣れてるから」
みほ「……」
みほ「あれ、なんだろう」
マコ「!」
マコ「まずい、“システム”だ!」
マコ「しかも溜めてるぞ!」
サオリ「危ない、みぽりん!!!」
みほ「え?」
123 :
レーザーのAA見つからなかった……やる夫AA録の終焉が惜しまれる
[saga]:2019/04/14(日) 03:32:35.73 ID:q6OukqNI0
ジュッ
アカホシ「あ、ああああ」
ユカリ「西住殿ォ!」
みほ「びっくりした……」
みほ「まさかいきなりレーザーを撃ってくるなんて」
ユカリ「うぇぇ!?」
サオリ「無傷!?」
みほ「キューポラから顔出してるときは砲弾とか避けなきゃいけないし……」
みほ「西住流では車長は最初に飛び交う砲弾を避ける訓練からさせられるから……」
みほ「私も3歳の頃にやらされたなあ……」 ヒョイ
ユカリ「ま、またレーザーを避けてる……」
マコ「何で平和っぽい世界から来てるのに誰より機敏な回避行動を取れるんだ……」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 03:43:45.73 ID:q6OukqNI0
みほ「ふう……何とかやっつけましたね」
ユカリ「とうとう最後まで上半身出しっぱなしでしたね……」
みほ「でも、おかげでW号には傷一つつかなかったよ」
マコ「まあ、システムは生体感知でもしてるのか、生身の人間を優先して襲ってくるからな……」
アカホシ「どんな訓練をすれば、そんな回避能力を……」
みほ「まあ、さすがにいきなり砲弾はまずいし、最初は投げられる石をよけるところから始めるんだけど……」
みほ「最初は正面から投げられる石を避けて、どんどんいろんな方角からくるようにするの」
みほ「慣れてきたら視覚からでも空気の流れを感じてよけられるように」
サオリ「いやいやいや、それ普通に達人クラスのやることだから!!」
サオリ「ていうか石を投げるの!? 女の子の顔に!? 正気!?」
みほ「あ、でもある程度避けられるようになるまでは一応防具をつけるから……」
ユカリ「いや、最後まで防具つけてるわけじゃないって時点で驚きですよ……」
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 03:46:12.04 ID:6CXl/u02O
これゲームオーバーになったらどうなる?
6までのように一回でファイル消去?
126 :
バトルディッガーは原作に沿うと仲間が死ぬ。あんこうだけでライフ4、いけるやん!!
[saga]:2019/04/14(日) 04:19:35.18 ID:q6OukqNI0
みほ「昔は結構運動とかしてたし、輪ゴム鉄砲を撃ち合ったりしてよく遊んだなあ」
アカホシ「なんか私より殺伐とした幼少期をすごしてますね……」
みほ「まあだから、私は上半身を出してても大丈夫」
みほ「こうしてる方が視界も良好だし、いいんじゃないかな」
ユカリ「まあ、そうですけど……」
サオリ「スライムとかドラゴンとか、攻撃範囲が大きい相手がいるときはすばやく中に入ってね」
みほ「うん、それは大丈夫」
みほ「まずいときは大体感覚で分かるし……」
アカホシ「さすが……本場のモグラ乗りは違うなあ……」
サオリ「いや……モグラ乗りでもここまできてる人は相当レアだよ……」
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 04:27:51.50 ID:q6OukqNI0
みほ「まあ、本当にまずいと判断したら避難――――」
みほ「きゃああああああああああああああああ!!」 シュポッ
みほ「な、なんっ、なんか気持ちわるいのがっ……!」 ガクガクガク
アカホシ「あー……」
アカホシ「ゴキブリですね」
みほ「ご!?」
アカホシ「私達の部隊もそれで最初パニックになったんですよ」
ユカリ「あれ、かなり気持ち悪いですもんねえ」
サオリ「み、みぽりん……」
みほ「ふえ?」
マコ「う、うううう、うごくなよ……」
ハナ「ど、どうしましょう……まさか貫くわけにも……」
みほ「ま、ままままままままさか……!」
みほ「いあああああああああああああああああ!!」
みほ「とって! とってえええええええええええ!!」
マコ「ばっ、暴れるな!」
サオリ「きゃあああああ! 飛んできた!」
アカホシ「い、痛い! 噛んできた!!」
ユカリ「ええい! 潰しますよ!」
みほ「無理無理無理無理無理!!」
みほ「虫は平気だけど、気持ち悪さパワーアップしたクリーチャーは無理ぃ!!!」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 05:05:23.93 ID:q6OukqNI0
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・
ユカリ「な、なんとか始末できましたね……」 ゼーゼー
みほ「……」 グッタリ
マコ「色々体力も削れたし、今回は15階で帰った方がよさそうだな……」 ゲッソリ
アカホシ「……ですね」
みほ「うう……夢に見そう……」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 05:13:09.50 ID:q6OukqNI0
【黒の遺跡前】
アカホシ「はあ……とりあえず無事に戻ってこられましたね」
みほ「……逸見さん、手ぶらで帰ったし、すごく怒りそうだなあ」
サオリ「い、一応色々拾ったけど……」
ユカリ「それは全部こちらの取り分ですし、成果なし扱いでしょうねえ」
マコ「まあ、ないでもないぞ」
アカホシ「え?」
マコ「拾った武器の中に、スライム系が嫌う火炎放射とかがあったからな」
マコ「スライム駆除の目処は立った」
サオリ「さっすがマコ!」
マコ「……問題もある」
アカホシ「え?」
マコ「モグラの中にまで隙間から侵入するという話が本当なら、少なくとも車内に5人はほしい」
ユカリ「通常通りの車長・装填手・砲手・通信手・操縦手、ということですか」
マコ「ああ」
マコ「回避も当然いるが、攻撃も必要だからな」
マコ「だが、自由に動くにしては、取り残された救出対象が邪魔になる可能性が高い」
マコ「……私達がスライムと戦っている間に、生存者を助け出す人員がいる」
マコ(生存者がいるのなら、だけどな)
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 05:19:28.42 ID:q6OukqNI0
アカホシ「なるほど、それは確かに」
サオリ「戦闘中のモグラに乗せるわけにもいかないから、他にもモグラが必要だよね」
アカホシ「それは……頼めばなんとかなると思うけど……」
マコ「まあ、それを動かす人手と、救出に出る人間が必要だな」
みほ「最低でも何人必要なんだろう?」
ユカリ「できれば自衛が出来るようにしていてほしくはありますが……」
マコ「戦闘をこちらで引き受けるなら、砲手や装填手はいなくてもいいだろう」
アカホシ「車長兼通信手と操縦手、あとは外に出て人を回収する人手ですね」
アカホシ「勿論多い方がいいですけど……」
アカホシ「私を除いてあと2人いれば、なんとかなるかと」
みほ「あと二人……」
アカホシ「とりあえず、それでかけあってみますね」
みほ「はい」
アカホシ「それでは、人員の方は、よろしくおねがいします」
サオリ「オッケー」
マコ「まあ、何とかなるだろう」
ユカリ「頼りにしてますね、西住殿っ」
みほ「……」
みほ(え、あれ、これもしかして私が人員探すやつ?)
みほ(コミュニケーション能力がファービーにも劣ると陰口叩かれてたのに?)
131 :
5時やんけ寝ます
[saga]:2019/04/14(日) 05:25:29.93 ID:q6OukqNI0
<6日目>
みほ「ん……」
みほ「わっ、もう午後だ……」
みほ「疲れて泥のように眠ってたんだ……」
みほ「……」
みほ「遺跡、怖かったなあ……」
みほ「……」
みほ「でも知らない人に話しかけるの、同じくらい怖いんだけどなあ」 ズーン
みほ(うう、でも赤星さんは逸見さんに嫌味言われに行ってるっぽいし、全部を丸投げするわけにもいかないよね……)
みほ「うう、今日どうしよう……」
何をする?(下記より1つ選択)
>>132
・疲れたから寝て過ごす
・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『ドゥーチェ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く
・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 06:47:44.41 ID:Hf9wTtMPo
エリカに会う
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/14(日) 23:50:39.76 ID:q6OukqNI0
めちゃ眠たいので少しだけやって寝ます
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/15(月) 00:03:38.09 ID:My7cPO3G0
【港・ブラックティーガー本部】
みほ「逸見さん」
エリカ「ん……ああ、アンタね」
みほ「今日はこっちにいたんだ」
エリカ「……遺跡で奪還作戦を行う目処とか目安が出来たって言うじゃない」
エリカ「そうなると、ただ待ってるだけじゃなくて、色々動かないといけないのよ」
エリカ「行けそうな人材の発掘はアカホシに任せてあるけど、他の人員の配置は私の担当だし」
エリカ「仕事を適切に割り振って、敵からの襲撃に備えるのは当然として」
エリカ「他所のチームが管理している遺跡を奪い取る算段が必要になってくるわ」
エリカ「救出作戦に成功して、遺跡の主を倒し宝玉を持ち帰ったら……」
みほ「あ、そうか。他の2チームが宝玉を奪うため結託してくる可能性が」
エリカ「ええ。ましてや救出したばかりの負傷者を抱えた状況でね」
エリカ「向こうからしたら5の倍数の時を狙って襲うのが一番」
エリカ「……だから結構難しいのよ」
エリカ「通常時は攻めてこられる可能性が低い分、向こうのまもりは硬い」
エリカ「運良く奪い取っても、2箇所防衛できるほどの人員、遺跡から救助してこない限り足りないわ」
エリカ「そうなると互いに手薄な本拠地を攻め合う形に5の倍数のときに持っていくってなるけど……」
エリカ「……」
エリカ「って、アンタにこんなこと言ってもしょうがないわよね」
エリカ「それより、何の用よ」
エリカ「何か話があって来たんでしょう?」
みほ「ええと……」
何をしに会いにきた?
>>135
A::話をしにきた
B:パーティーに勧誘しにきた
C:仕事を手伝いにきた
D:仕事の邪魔をしにきた
E:息抜きに誘いにきた
F:性欲を我慢できずヌキの誘いにきた
G:命を奪いにきた
H:その他(併記)
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/15(月) 02:02:18.80 ID:X2qTtlt20
Aで 勧誘はまだ早いと見た
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/15(月) 15:57:02.54 ID:eWLiFI3yO
ま、まともに進行してる!!(安価だともっと荒れると思ってた)
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/15(月) 18:34:01.47 ID:9cTdqBNAO
FとGはなんやねんお前…
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/15(月) 23:45:05.85 ID:My7cPO3G0
またちょっとだけ投下します
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/15(月) 23:47:10.88 ID:My7cPO3G0
みほ「ええっと、お話をしたいなあって……」
エリカ「話ィ?」
エリカ「そんなたいそれた話題なんてないわよ」
エリカ「それともなに? 手捏ねハンバーグの美味しい捏ね方でも語れっていうわけ?」
みほ(うわーこの皮肉ったらしい表情、懐かしいなあ……)
みほ「ええっと……」
みほ(何の話題を振ろうかな)
エリカに振る話題
>>140
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/16(火) 00:57:06.30 ID:JwonpTjWO
隊長さんはどんな人?
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 01:43:26.91 ID:Mg2aS/wn0
みほ「隊長さんはどんな人?」
エリカ「!」
エリカ「ふ、ふーん、隊長のことが知りたいっていうのね」
エリカ「しっかたないわねぇ」
みほ(うわあ、人間の頬ってあそこまで緩むことができるんだ……)
エリカ「隊長はねえ、それはもう格好良くてすごいのよ」
エリカ「仕方がないから聞かせてあげるわ」
エリカ「あ、飲み物はお茶しかないけど、暖かいのと冷たいのどっちがいい?」
みほ(露骨に上機嫌でちょっと引く……)
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 02:08:09.91 ID:Mg2aS/wn0
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・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・
みほ(な、長い!!)
みほ(全然終わる気配がない!!)
エリカ「あそこから逆転するなんて、まさにこの人は神に愛されてるんだと思ったわよ」
エリカ「ああ、逆転と言えば」
みほ「え、ええと、逸見さんはおね……まほ隊長のことが大好きなんですね」 アハハ・・・
エリカ「……ええ」
エリカ「ずっと同じ部隊にいたのだもの」
エリカ「憧れの人よ」
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 02:25:19.45 ID:Mg2aS/wn0
エリカ「……私達、今でこそブラックティーガーとか名乗ってるけど……」
エリカ「元々は、『シュヴァルツフォレスト』を名乗っていた、女子のみの部隊だったのよ」
みほ「……」
みほ(もう聞いた……なんて言える空気じゃないよね……)
エリカ「他国じゃ衛生兵とか、後方支援の部隊で稀に女子のみの部隊もあったらしいけど……」
エリカ「私達はガッツリ前線に出ていたわ」
みほ(それももう聞いてるやつだ……)
エリカ「女だけでも勝てるって印象を植え付けて、士気高揚でもさせようって腹立ったんでしょうね、上としては」
みほ(もう聞いた……)
エリカ「まあ、そんなこんなで…………って、何よその顔」
エリカ「ちゃんと聞いてンの?」
みほ「ふぇっ!? も、勿論だよ」
みほ「男性部隊の犠牲の上に成り立つような戦果を上げさせられたって話だよねっ」
エリカ「そうそう。それでも敗戦が近づくとそんな余裕もなくなって危険な戦場に放り込まれ……」
エリカ「……」
エリカ「ん? 私、そこまで話したかしら?」
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 02:41:01.64 ID:Mg2aS/wn0
エリカ「まあいいか……」
エリカ「とにかくまあ、そんな死地に放り込まれてたわけだけど……」
エリカ「そこで生き延び続けることができたのも、全部隊長のおかげ」
エリカ「的確な判断力に加え、兵士としても超一流よ、隊長は」
エリカ「……本当ならとっくに死んでる私達が生きていられるのはあの人のおかげ」
エリカ「だから私達は、あの人に命を賭けられる」
みほ「逸見さん……」
エリカ「だからアンタのことは気に入らないけど、隊長がアンタらに任すっていうから、私も任せてやってんのよ」
みほ「あ、あはは……」
エリカ「……」
エリカ「隊長は……」
みほ「?」
エリカ「隊長は、遺跡で願いが云々なんて与太話、信じちゃいないわ」
エリカ「ただ、そういうオカルトにでも縋らないとやっていられない部下を見て、決断してくれただけ」
みほ「……」
エリカ「その結果、部隊の大多数を失った」
エリカ「……きっと、私より何倍も後悔しているんだと思う」
エリカ「あの人のせいなんかじゃないのに」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 02:48:25.98 ID:Mg2aS/wn0
エリカ「……まあ、そんなだから、遺跡の宝にもさほど真剣じゃないのよ」
エリカ「だからアンタらみたいなのを雇えるってわけ」
みほ「ああ、どうりで……」
みほ(最後の最後で取り合いになる恐れもあったけど、大丈夫、なのかな……)
エリカ「遺跡にこだわっているのも、単にここまで犠牲を出したから今更後には引けないってのが大きいわ」
エリカ「……どちらかというと、隊長の本命は他勢力の壊滅にあるもの」
みほ「え?」
エリカ「無様に生き永らえた痴れ者として帰国することができない」
エリカ「……でも、都合よく遺跡の宝でそれがなんとかなるだなんて思えない」
エリカ「少なくとも、そんな都合のよすぎる夢に仲間の命は賭けられない」
エリカ「だからこそ、遺跡にはアンタ達少数で行って、そっちのことを丸投げしたいのよ」
みほ「なるほど……その間に他勢力と全面抗争するつもり、と……」
エリカ「……国に帰っても許されるくらい、大きな戦果」
エリカ「私達に必要なのはそれなのよ」
エリカ「世界各地で稀に見つかる遺跡を、自分たちが手を結んだ者が3つも攻略したという実績」
エリカ「更に、あの超巨大犯罪組織レッドタートルや宗教団体ブルーチーターを倒したという実績」
エリカ「隊長が欲しているのは、それなのよ」
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 02:50:26.17 ID:Mg2aS/wn0
エリカ「……っと、こんな時間じゃない」
エリカ「少し喋りすぎたわね」
みほ「……」
みほ(少し?)
エリカ「まあ、要するに、頑張りなさいってことよ」
エリカ「……頼むわよ」
みほ「……はいっ……!」
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 02:50:54.98 ID:Mg2aS/wn0
安価出して寝たかったけど意外と時間経ってるので寝ます。筆が早くなりたい…
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2019/04/16(火) 04:28:25.20 ID:MoEyZHGm0
いいんだ自分のペースで
無理はしないでな 乙
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 22:34:05.41 ID:Mg2aS/wn0
マイペースながらもGWくらいには終わるようにがんばりたい……投下します
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 22:40:59.14 ID:Mg2aS/wn0
【家】
みほ「ただいまー」
サオリ「あ、みぽりん戻ってきた」
ユカリ「おかえりなさい」
みほ「あれ、皆、どこか出かけるの?」
ユカリ「丁度西住殿も呼びに行こうとしていたところなんです」
みほ「え?」
ユカリ「それがどうも、食料庫に泥棒が入ったらしく……」
サオリ「今日のご飯は外で食べないといけないんだって」
マコ「……このチームもカツカツらしいからな」
マコ「咄嗟に出せる食料はなかったそうだ」
ハナ「お気の毒だったので、外食代を出す、という申し出は辞退してしまいました」
みほ「そうなんだ」
みほ(まあ、ハナさんの分全部出してたら破産しちゃうよね……)
サオリ「アカホシさんは警備関係で色々あるらしいから、私達だけで行ってきてってさ」
ユカリ「うへへ、アンチョビ殿のお店で久しぶりに美味しいものでも食べましょう!」
ハナ「パスタ、美味しかったですもんね」
マコ「……ジェラート……」
ユカリ「私はなんと言ってもアツアツのピッツァが食べたいですねえ」
ユカリ「ナラの木の薪で焼いた故郷の本物のマルガリータが食べれるかと思うとワクワクしますよ」
サオリ「うんうん、ボルチーニ茸ものっけてもらおう!」
みほ(結構ダンジョンでお金拾ったし、私も自分のお金で好きに食べるくらいはできそうかな)
みほ「うん、じゃあ、私も一緒に」
ユカリ「やったー! 楽しみですね!」
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 22:52:46.98 ID:Mg2aS/wn0
【リストランテ『ドゥーチェ』】
ワイワイガヤガヤ
アンチョビ「おっ、いらっしゃーい」
ユカリ「へへ、来ちゃいましたー」
サオリ「五人で!」
アンチョビ「おー、じゃああのでっかいテーブルつかってくれー」
サオリ「はーい」
みほ「……あ、私ちょっとお花を摘みに行ってきても……」
みほ(逸見さんのところで飲みすぎちゃった)
ユカリ「お花……?」
ハナ「野菜が食べたいのでしたら、サラダを注文された方が……」
サオリ「そうだよみぽりん、体怖いちゃうよ?」
マコ「持ち合わせがないなら出すぞ」
みほ(わっ、この比喩表現、通じないんだ!!)
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 23:03:27.68 ID:Mg2aS/wn0
みほ「ええっと、あの、その……つまり……」 モヂモヂ
みほ「お、おトイレに……」 ヒソヒソ
ユカリ「あ〜……」
サオリ「そっかそっか、みぽりんの世界じゃお花をつむってそういう意味なんだ」
みほ「う、うん……」
ハナ「変わってますねえ」
マコ「無駄にロマンチックだな……」
みほ「と、とにかく行ってくるね……」
サオリ「いってらっしゃ〜い」
ユカリ「私の生まれた故郷では、お手洗いのことを意味する隠語はガガスバンダスでしたねー」
みほ「?」
サオリ「あ、ゆかりんもなんだ!」
サオリ「ウチも『ガガスバンダスを黄金のような夢で仕込んでくる』ってのが隠語だったなー」
みほ(ガガ……何????)
マコ「こっちは『少年の日の思い出で仕込んでくる』だったな」
ハナ「ガガスバンダスを仕込む、が隠語なのは共通なのに、細部は違うんですねえ」
みほ(き、気になる……)
ユカリ「あれ、行かないんですか?」
みほ「あ、あはは……いってきます」
みほ(これがゲームなら不眠症になってるくらい気になる……)
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 23:16:54.19 ID:Mg2aS/wn0
みほ「……」
みほ「あ、誰か入ってる……」
みほ「……」
みほ「……」
みほ「……」 モヂモヂ
みほ「……」 モヂモヂ
みほ「お、遅いなあ……」 コンコンコン
コンコンコン
みほ「やっぱり、はいってる……」
オロロロロロオゥエェェェェェ
みほ「吐いってる!?」
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/16(火) 23:44:12.88 ID:Mg2aS/wn0
???「いやー悪いねー」
???「ツレが飲みすぎちゃったみたいでさー」
みほ「い、いえ……」 モヂモヂ
???「ほんとにダイジョーブ?」
みほ「だい、じょーぶです……」 モヂモヂ
???「ふぅん」
???「大丈夫じゃなくても大丈夫って言っちゃうタイプってやつだねぇ」
みほ「そ、そんなことは……」
みほ(う、意識したらやば……)
???「あー……まだ歩けるなら、ちょっとついてきてくれる?」
みほ「ふえ?」
???「向かいの商店、トイレ貸出してるからさ」
???「トイレのみの使用は禁止してるけど、こっちのツレのせいでもあるしさ」
???「お詫びにそこでの買い物は私がするし」
みほ「え、えと、じゃあ、それで……」
みほ(こ、これ以上お手洗いを独占されると本当に白旗が……) モヂモヂモヂモヂ
???「決まりだね」
???「んじゃ、こっちだよ」
みほ「ありがとうございます。ええと……」
???「ああ、名前?」
杏「角谷杏だよ、よろしくねー」 ニタリ
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 00:28:36.39 ID:0iOSzIrx0
【向かいの商店】
みほ「う、うう……」 ガクガクガク
杏「あはは、いやー苦しそうだねー、西住ちゃん」
みほ「え、ええ……そ、それより、お、お手洗いは……」
杏「店長ー、お手洗い借りるよー」
店主「どうぞー」
みほ「ううう」 ダダッ
杏「あっはっは、よっぽど限界だったんだねえ」 ニタリ
みほ「……」 ガチャッ
みほ「!?」 ガチャガチャガチャ
みほ「は、入って……」
???「入ってまーす」 フフフ
杏「いやー残念だったねー西住ちゃん」
杏「それじゃ、ちょっと決壊しそうな所申し訳ないけど、楽しいお喋りでもさせてもらおうかな?」
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 00:41:26.84 ID:0iOSzIrx0
みほ「え……?」
杏「いやー、どうやらこっちのトイレも私の知り合いが使ってるみたいでさー」
杏「困ったことに、トイレでのんびりする癖があるんだよねえ」
杏「多分今頃トイレに置いてあるクッキングパパを読み込んでるんじゃないかな」
みほ「な、なんでそんな傍迷惑な……」
杏「いやー、ちょーっとお願いがあってね?」
杏「西住ちゃんさぁ、モグラ乗りなんでしょ?」
杏「ちょーっと、私達に力を貸してほしいんだよねぇ」
???「漏らしちゃ前に言うこと聞いておいた方がいいよ〜」
みほ「そ、そんな……」 モヂモヂ
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 01:41:39.73 ID:0iOSzIrx0
みほ「で、でも私は……」
杏「ああ、知ってる知ってる」
杏「ブラックティーガーに雇われてるんでしょ」
杏「だーいじょーぶだって」
杏「ブラックティーガーの連中は、遺跡を攻略した実績がほしいだけだから」
杏「ただお宝がほしいだけの私達とは、手を取り合えないわけじゃあないんだよねぇ」 ニタァ
みほ(うう……なんでこんなことに……)
みほ(一体どこで間違えたんだろう……)
みほ(あの逸見さんがお茶を出してくれたことが嬉しすぎて飲みすぎちゃったのが駄目だったかな……)
杏「どーすんのー?」
杏「こんな街中で漏らすわけには――」
ズガンッ
杏「!?」
杏(危なっ……何が飛んで来――)
杏「これは……黒いバラ……?」
ハナ「黒薔薇の花言葉は、彼に永遠の死を」
サオリ「みぽりんから離れて!」
マコ「なかなか戻らないと思ったら……」
ユカリ「助けに来ましたよッ!」
みほ「み、みんな……」
みほ(う、嬉しいけど、あんまり激しく暴れられると、も、漏れ……) ブルッ
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 02:15:16.13 ID:0iOSzIrx0
ドガーン
杏「!?」
ペパロニ「あっちゃー、派手に突っ込んじゃったなあ」
ペパロニ「ま、しゃーないっすよねえ、なーんか不穏な感じだし」
ペパロニ「それより、ご注文のマルゲリータ、お待ちどーっす」
杏(小型のモグラで突っ込んでくる、か)
杏(何しようとしてたか完全にバレてるねこりゃ)
ペパロニ「んで、なーにやってたんっすかあ?」
ペパロニ「ここらは姐さんが中心となって作った中立地域」
ペパロニ「抗争はご法度っすよ?」 ギロリ
ハナ「……」
みほ(あ、だからさっきの薔薇も当てなかったんだ……) モヂモヂモヂモヂ
杏「いや〜、ちょーっと挨拶しただけだよ」
杏「……だよねぇ、小山?」
ユズ「……うん、ごめんねー、トイレ時間かかっちゃって」
杏「ま、そんなわけで挨拶も終わったし、私らはそろそろ退散しようかね」
ユズ「モモちゃん、そろそろ回復してるといいんだけど」
杏「どーだろねえ、マジでゲロゲロしてたもんなあ」
みほ(それはガチだったんだ……)
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 02:20:55.25 ID:0iOSzIrx0
ジャー・・・ゴボゴボゴボ
みほ「ふう……」
ペパロニ「やー、災難だったっすねえ」
ペパロニ「ウチん中じゃ揉めないよう目配せしてるんっすけど、外でとはなあ」
ユカリ「店長さんもグルなんでしょうか」
マコ「詰めても口は割らないだろうがな」
マコ「……どうせ歓楽街で遊びすぎて出来た借金とかを理由に手伝っていたんだろう」
みほ「?」
みほ「何の話?」
ハナ「さっきの方の話です」
サオリ「さっきのなんか腹立たしい人いたじゃん」
サオリ「あの人、レッドタートルなんだってさ」
みほ「!」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 02:30:41.68 ID:0iOSzIrx0
ペパロニ「それどころか、この街じゃあ知らぬ者はいないってくらいの有名人っすよ」
ペパロニ「この街を仕切ってるレッドタートルのトップっすから」
みほ「えっ!?」
みほ「あんな小さい子が……!?」
ユカリ「いや、どうやら年上らしいですよ」
みほ「え!?」
サオリ「色々町で噂に聞いてはいたんだけど……」
サオリ「もともとは東の方を取り仕切っていたギャングのボスだったんだって」
サオリ「でも、その組織が経営難だかで、レッドタートルに吸収されたらしいの」
ユカリ「それでも最高幹部の座について、この町に実力者をつれてこられるくらいの権力は与えられてるそうです」
マコ「優秀ってことなんだろうな」
ユカリ「元・極東ギャング集団『星斗会』の会長・カドタニアンズ」
ユカリ「……油断ならない相手ですね」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 02:36:45.96 ID:0iOSzIrx0
ペパロニ「まあ、連中も、話してみたら結構気さくでいい奴らなんっすけどねえ〜」
ペパロニ「一応このへんは非抗争地帯なんで、ある程度は安心して会話出来ると思うっすよ」
ペパロニ「あくまである程度っすけどね」 ワハハ
ペパロニ「っと、それより冷めちゃうし、はやく食べた食べた」
ペパロニ「追加の注文もどんどん作るっすから、とりあえずテーブル戻った戻った!」
みほ「わわ」
みほ(うう、色々不安であんまり喉を通らなさそうだなあ……)
ハナ「モグモグパチグチャバリンバリンゴクン」
みほ「……」
みほ(ハナさん、食べっぷりは気持ちいいけど、あまりの摂取量に見てるだけで胃もたれが……)
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 02:41:13.45 ID:0iOSzIrx0
<7日目>
チュンチュンチュン
みほ「ん……」
みほ「うう、頭痛い……」
みほ(そっか……昨日、何も悪くないのにアンチョビさんがお詫びって……)
みほ「……」
みほ「頭痛いけど、昨日のアレ、ぶどうジュースだったんだよね……?」 ズキズキ
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/04/17(水) 02:52:29.69 ID:0iOSzIrx0
みほ「みんなは……」
みほ「マコさん以外は起きてどこかに行ってる、かあ……」
みほ「私はどうしよう……」
何をする?(下記より1つ選択)
>>164
・疲れたから寝て過ごす
・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『ドゥーチェ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く
・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
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