【安価】みほ「装甲車バトルディッガーです!」【ガルパン】

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489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/21(日) 05:03:45.69 ID:V32tKZBfo
アリサ

桃ちゃんに会いに行ったらどうなるんだ
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/21(日) 11:09:02.13 ID:LMCy29co0
モモに会う(墓)
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/21(日) 18:08:24.75 ID:D4E/cMjYO
幽霊はパワポケではよくあること
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/21(日) 23:54:52.27 ID:aWVqoQzF0
会いに行ったらどうなるか、君自身の目で確かみてみろ

スローペースですが投下します
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/21(日) 23:57:34.01 ID:aWVqoQzF0

【アリサの家】

アリサ「はいいらっしゃ――」

アリサ「なんだ、あんたなの」

みほ「おはようございます」

アリサ「……もう大丈夫なわけ?」

みほ「え?」

アリサ「……まあ、いいならいいけど」

アリサ「ほら、上がンなさいよ」

アリサ「そこ立たれてても邪魔だし、お茶くらいなら出すわよ」

みほ「あ、じゃあ温かいのを濃いめで……」

アリサ「意外と面倒かつ図太いわねアンタ」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 02:04:06.39 ID:3ALH8ZzF0

みほ「あ、一応今日はお客さんというか……」

アリサ「何、なんか買ってってくれるの?」

アリサ「レッドタートルの連中がふらっとどこかに消えて困ってたから助かるわ」

アリサ「モグラ用のアイテムも山程発注されてたのに、あいつら代金払わず消えるんだから」

みほ「そうなんだ……」

アリサ「仲良かった人がいくらかポストに突っ込んでくれてたけどさァ……」

アリサ「多分あの人の知らないとこでバンバン注文されてたから、足りてないのよねえ」

アリサ「要るものあったら何でも言いなさいよ」

アリサ「何でもあるわよー、スタビライザーポールとか」

みほ「何に使うんですかそれ……」

アリサ「何でも装備するとカーブをスムーズに曲がれるようになるんだとか」

みほ「……」

みほ(嘘だぁ……)
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 02:52:34.75 ID:3ALH8ZzF0

みほ「その、バンパーに電流を流したいなあって」

みほ「触れた瞬間死ぬくらいの……」

アリサ「まあまあドン引く注文してくれるわね……」

みほ「遺跡には大きな化物が多いから……」

アリサ「あー……」

アリサ「確かに恐ろしい奴ら多かったわ」

アリサ「近づかれたときにバチッとやれると安心かもねえ」

みほ「あ、そうじゃなくて、近づいて体当たりで大ダメージを与えられないかなと」

アリサ「なにそれこわっアンタ後退のネジどっかに落としてきたんじゃないの」
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 02:54:35.63 ID:3ALH8ZzF0

アリサ「まあいいわ」

アリサ「3日あればなんとか出来ると思うし、次の遺跡の日には間に合わせてあげるわよ」

みほ「本当ですか!?」

アリサ「あのねェ、私はこれでもこの街で指折りのパーツ職人様みたいなものなのよ」

アリサ「機械いじったりもかなり上手いの」

アリサ「ナメるんじゃないわよー?」

アリサ「ってわけだから、アリス、まずは設計をお願い」

アリス「ええ……」

みほ(秒で丸投げするのにあの自信、すごいなあ……私にはないものだ……)
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 03:01:41.20 ID:3ALH8ZzF0

アリサ「……ま、なんとかしてあげるわ」

アリサ「主に通信機器関係がメインだから、得意じゃあないけど……」

アリサ「アリスがいるならなんとかなるでしょ」

みほ「ありがとうございますっ」

アリサ「……ま、この仮は合コンで返してもらわないといけないからね」

アリサ「力貸してあげるんだから、さっさと全部終わらせて、笑って合コンやるわよ!」

みほ「アリサさん……」

アリス「……合コン?」

みほ「うっ」

アリサ「え、あー……」

アリサ「子供には早いわよ」

アリス「えっ……」 ドンビキ

みほ「な、なんだか過剰にアダルティーなやつを想像されてる気がする……」
498 :寝ます [saga]:2019/07/22(月) 03:05:08.96 ID:3ALH8ZzF0

みほ「ふう……結局色々手伝わされちゃった……」

みほ「でも……少しだけ、気が晴れた、かな……」

みほ「……」

みほ「いけないいけない」

みほ「明日も切り替えて、攻略に備えないと!」


翌日の予定 どうする? >>499


疲れたから寝て過ごす

・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『アンツィオ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く

・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
・アリサに会う
・アリスに会う
・ローズヒップに会う
・モモに会う

・他の陣営に攻め込む
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/22(月) 05:27:15.85 ID:meIyHoBW0
ティーガー本拠地
撃破乃至乗員欠乏等により浮いたor破壊されたモグラから主砲とかパーツを引っ張ってこれたりしない?
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 01:06:58.46 ID:3EQH5nI00
8月じゃんけ
投下します
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 01:16:04.88 ID:3EQH5nI00

<23日目>

【ティーガー本拠地】

マホ「む、どうかしたのか?」

みほ「ええと……」

みほ「結構撃破されたモグラもあるみたいだから……」

みほ「その、使ってないモグラの残骸から使い回せるパーツはないかなって」

マホ「……なるほど」

マホ「多少はこれまでもそうやってやりくりしていたが……」

マホ「如何せん、大半のモグラが遺跡の中でスクラップだからな」

みほ「やっぱり難しいかなあ」

マホ「……」

マホ「可能性がないわけではない」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 01:22:25.34 ID:3EQH5nI00

マホ「すでにスクラップになったモグラが数台あったのだが……」

マホ「お守りとして、そのパーツを持っている者もいる」

マホ「……極力、次のモグラに使い回すよう頼んではいるが……」

マホ「持っていることで慰みになるなら、無理強いはできない」

マホ「モグラは……」

マホ「平気であると同時に、私達にとっては、大事な戦友なんだ」

みほ「……うん。それは――よく、わかる、かな」
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 01:26:38.52 ID:3EQH5nI00

マホ「……とりあえず……」

マホ「確実にパーツを持っている者を呼び出そう」

みほ「できれば一番話が通じて、協力してくれそうな人がいいかなって」

マホ「ああ」

マホ「……」

マホ「話が通じなくて協力してくれなさそうな者なんているのか?」

みほ「……」

みほ「とにかく不機嫌なときのエリカさんとか……」

マホ「……あー……」
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/01(木) 01:34:26.70 ID:ZQLecJIA0
待ってた
とりあえず仲間二人揃ってるなら遺跡潜りたいね
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 01:44:14.67 ID:3EQH5nI00

マホ「……悪い奴ではないんだが……」

マホ「如何せん口下手だからな……」

マホ「まったくまいったものだ……」

マホ「期待はしているんだが……」

マホ「上に立つ者にはある程度のコミュニケーション能力が求められるというのに……」

みほ「私が言うのもなんだけど、どの口が……」
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 01:50:33.13 ID:3EQH5nI00

マホ「何か言ったか?」

みほ「と、とにかく、交渉がしやすい人がいいなあって」

マホ「そうだな……」



マホが呼んできた人物  >>507
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2019/08/01(木) 09:56:03.63 ID:7Lv7fN+L0
直下さん改めエミさんはこっちにもいるかな?
いなかったら安価下
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 01:51:12.56 ID:1f8eiOIZ0
投下します
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 02:17:30.52 ID:1f8eiOIZ0

コンコン

エミ「失礼します」

みほ「あ……直下さん……」

エミ「あ、私のこと、知っていたんですね。光栄です」

みほ「え、あ、まあ……はは」

マホ「まあ、そうだろう」

マホ「珍しい地方の出身だしな」

みほ「あ、うん、まあ、そんなところかな」

みほ(向こうの世界で知り合いだった、とは言えないよね……)

エミ「あ……でも私、今はコジマって言うんですよ」

みほ「え?」

エミ「その、先日結婚しまして……」

エミ「とはいえ、故郷から遠く離れた地なので、勝手に言ってるだけなんですけど」
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 02:19:57.40 ID:1f8eiOIZ0

みほ「わあ、おめでとうございます!」

みほ「その、旦那さんは――」

エミ「…………」

みほ「え?」

マホ「……コジマ二等兵は先日のレッドタートル襲撃時に亡くなった」

みほ「!!」

エミ「……ああ、気にしないでください」

エミ「兵士である以上、いつかはこうなることを覚悟してましたから」

エミ「……」

エミ「それに、最期に言葉を交わして、プロポーズの返事が出来ただけ、私は幸せ者ですし」 アハハ

みほ「直s…………エミ、さん……」
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 03:01:29.25 ID:1f8eiOIZ0

エミ「それで、ご用件は……」

マホ「ああ……」

マホ「確か、モグラのパーツを持っていなかったかと思ってな」

エミ「ええ……」

エミ「我軍は足回りが欠点でしたので、それを補うべく導入したフロートの試作機を持っています」

マホ「あれがあればどんな地形でもある程度対処ができる」

エミ「半分壊れちゃったんですけどね」

エミ「……それでもあの人とともに命からがら遺跡を抜け出せたのは、あのフロートのおかげなんです」

マホ「……本家コジマが、導入に積極的でな」

マホ「結局フロートは修理できたがモグラ自体がお釈迦になったため、フロートはまだエミが持っているはずだ」

マホ「そうだったな」

エミ「ええ……あの人の形見みたいなものですから……」

エミ「常にそばに寄り添うように眠ってるんですよ」

みほ(お、重ーーーーーーーーーーーーーーーい!!)

みほ(重いよお姉ちゃんッッ)

みほ(重すぎるよ!!どんな戦車の履帯よりも重いよ!!) 
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 03:09:20.81 ID:1f8eiOIZ0

マホ「それなんだが――」

みほ「あ、ちょっと……」

マホ「?」

マホ「どうかしたか?」

みほ「……」

みほ(お姉ちゃんが言ったら、上官命令で無理やり奪い取っちゃうことになるもんね……)

みほ(取り上げるなら、せめて、私の口からちゃんと言わないと……)

みほ「……」

エミ「?」 キョトン

みほ(こ、心苦しい……)

みほ「ええと……>>513
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/15(木) 03:52:47.76 ID:IOAUaV/A0
このまま死蔵させておくのであれば、それを使わせてください
今の私たちに必要なのは感傷ではありません
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/15(木) 03:53:42.13 ID:IOAUaV/A0
見てるぞ
支援
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 05:40:12.20 ID:4eg03gsb0
俺も見てるぞ支援

クロス先がマイナーだとイマイチ人が増えなくてつらいよね……
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 03:49:43.55 ID:IEfQg0wd0
ありがたいことに人がいる内は何とか終わらせたいですね
今週はちょっとばたついてるんであんまり投下できません、申し訳ない

とりあえずパワポケがすっかり過去の作品になってることを嘆きながら少しだけ投下します
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 04:10:53.42 ID:IEfQg0wd0

みほ「このまま死蔵させておくのであれば、それを使わせてください」

エミ「えっ……」

みほ「……今の私たちに必要なのは感傷ではありません」

エミ「……」

マホ「……」

マホ(完全に指揮官の目になっているな……)

マホ(先刻の闘いで大量の死者を出したからか……?)

エミ「……わかりました」

エミ「きっとあの人も……」

エミ「勝って、故郷の地に帰りたがってると思いますから」

みほ「……ありがとう」

エミ「いいんです」

エミ「……こっちです、ついてきてください」

みほ「はい」

スタスタスタ

エミ「あ、フロートに少し文字とかデコってるけど、そこは大丈夫かな……」

みほ「あ、はい」

みほ(相合い傘とかかなあ。微笑ましい)

エミ「よかった……あ、はい、これです」

みほ(うっわー!はずかしい落書き!!!!)

みほ(う、噂に聞いたことのある落書きできるプリクラの落書きくらい文字が面積を取ってる……)

みほ(っていうか履帯に何で惚気とか書きまくってるんだろう……こわ……)
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 04:34:25.91 ID:IEfQg0wd0

エミ「とりあえず、これを運んでセットするまでは付き合うよ」

みほ「え、そんな……なんか悪いよ……」

みほ(このこっ恥ずかしい文字を消しづらくなるし……)

エミ「うちのフロートは重いんだぞ」

エミ「一人で運ぶの大変だろうし」

エミ「遠慮しないで」

みほ「あ、あはは……」

みほ(その後、フロート設置のお手伝いをユカリさんに依頼し……)

みほ(ラブラブな文字を書かれたフロートを見たユカリさんが、何故か号泣するという事件がありました)

みほ(……誤解は無事にとけたけど……)

みほ(何で私と彼女が付き合ってたらユカリさんがあんなに泣くんだろう?)
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 04:48:00.10 ID:IEfQg0wd0

サオリ「ちょっとみぽりんみぽりん!」

サオリ「いつの間にか恋人できたって本当!?」

みほ「うそです」

サオリ「え、そうなの?」

サオリ「でもユカリンは西住殿に恋人がぁ〜〜!って号泣してたけど」

みほ(なんで……)

サオリ「でもびっくりしたなあ」

サオリ「ほら、私達、出会い少ないからさあ」

サオリ「火のないところに煙を立てるなんてさすがみぽりん」

みほ「はは……」

みほ(嬉しくない……)
520 :ねます [saga]:2019/08/21(水) 04:52:29.45 ID:IEfQg0wd0

サオリ「デートとかも時間があったらしてみたいんだけどなあ」

みほ「……あの履帯に文字書いてた人、本当に顔も知らない人だから……」

サオリ「ところでさ、明日はどうするの?」

サオリ「デートとか言ってられないくらい忙しいけど……」

みほ「ええと――」


翌日の予定 どうする? >>521


疲れたから寝て過ごす

・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『アンツィオ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く

・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
・アリサに会う
・アリスに会う
・ローズヒップに会う
・モモに会う

・他の陣営に攻め込む
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 22:33:20.71 ID:jdilmJ97o
モモちゃんをたしかみてみよう
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 22:58:16.58 ID:a3Vl7ZSM0
でぇじょうぶだ野球のボールに乗り移って生き返る
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/26(月) 02:54:58.74 ID:1NKjwp1Q0
安価だけ出してから寝ます
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/26(月) 03:00:14.00 ID:1NKjwp1Q0

みほ「……会って来たい人がいるので……」

サオリ「え!?」

サオリ「ひょっとしてデート!?」

サオリ「噂はほんとうだったの!?」

みほ「ち、違っ……」

みほ「その、明日会う予定の人は、手の届かない世界にいる人っていうか……」

サオリ「うひゃーっ、障害の多い恋!」

サオリ「燃えちゃうなー」

みほ「ええと、そうじゃなくて……」

みほ(その後、サオリさんは延々恋愛の話をしてきた……)

みほ(何度訂正しても最期には自分語りに持っていかれて、結局ただ睡眠時間を失って終わった……)
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/26(月) 03:08:20.74 ID:1NKjwp1Q0

<24日目>


アリサ「ハァ? 墓の位置ぃ?」

みほ「うん……」

みほ「その、レッドタートルの人とも仲が良かったアリサさんなら知ってるかな会って」

アリサ「まーそりゃ知ってはいるけど」

アリサ「やめたほうがいいでしょ」

アリサ「……洒落にならないドンパチしたんだしさぁ」

みほ「でも……挨拶には、いかないと……」

アリス「……霊媒師、という手もある」

みほ「えっ」

アリサ「あ〜〜〜〜〜……そういや居たわね、死者と会話するヤツ」

みほ「ええ……」

アリサ「んで、どーすんのよ」

アリサ「どこでも案内は出来るわよ、その後はどうなろうと助けないけど」

みほ「ええと……」


>>526 どうする?
A:モモの墓参りをする
B:霊媒師に会ってモモの霊を降ろしてもらう
C:死亡現場であるどんぞこに行ってみる
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/26(月) 07:18:20.68 ID:OGt9NGHf0
霊媒師に会ってみよう

……ただ墓参りしかりイタコしかり死亡現場しかり自分でコロコロした相手にアプローチするってこれみぽりん相当ヤバい奴扱いされるのでは
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 02:43:40.95 ID:lB893CYQ0
投下します
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 02:47:22.01 ID:lB893CYQ0

みほ「霊媒師に会ってみようかと……」

アリサ「うっへえ、あんたも物好きねえ」

みほ「あはは……」

みほ(この世界だと、霊媒師が本物である可能性もあるし……)

みほ(元の世界ならさすがに会わないけど……)

アリサ「まあいいわ」

アリサ「案内したげる」

アリサ「この近所だしね」

みほ「ありがとうございます」 ペッコリン

アリサ「あー、いいわよそーいう堅っ苦しいの」

アリサ「その代わり今度、何か美味しいものでも奢りなさいよね」

みほ「はいっ」

みほ「……」

みほ(美味しいからってこの前の悲劇に使われたバラムツの残りとか食べさせたら怒るだろうなぁ)
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 03:07:26.96 ID:lB893CYQ0

【魔術の館・ラビット】

アヤ「いらっしゃー……何だアリサさんか」

アリサ「何だとは何よ」

ユウキ「アリサさん、またおまじないー?」

アヤ「この前も来たばかりだよねー」

アリサ「だあああああ、もう!」

アリサ「あんたら顧客に媚びようってつもりはないわけ!?」

みほ「あ、あはは……」

アリス「……不思議なお店……」

アヤ「あ、いらっしゃーい」

アヤ「ここはねえ、魔術の館っていうの」

アヤ「いろーんな魔術で、未来を変えてあげちゃうよ〜」

ユウキ「恋の成就をするための魔術とか〜」

みほ(占いの館みたいなものかな……?)
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 03:12:49.30 ID:lB893CYQ0

アリサ「まあいいわ。今日はこっちの娘が用があるっていうからさ」

アヤ「あら、新顔さんだー」

ユウキ「ええ〜っ、アリサさん友達いたんだー」

アリサ「おい」

みほ「え、えっと、亡くなった人とお話が出来る霊媒師さんがいるって聞いて……」

アヤ「あー……そういう」

ユウキ「まあ、紛争多いもんねぇ」

アヤ「ちょっと待っててくださーい」

アヤ「おーい、サキー! お客さん!」

サキ「……」

みほ「この子……」

アヤ「この子が霊媒師のサキ」

アヤ「普段は無口なんだけど、霊を降ろしてきたら饒舌に喋ってくれるから」

みほ「そうなんだ」

アヤ「お望みとあらばデモンストレーションで著名な死者をおろしてきて対談とかもできるけど」

みほ「あ、だ、大丈夫」

みほ(どうせ分からないだろうし……)
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 03:33:45.78 ID:lB893CYQ0

アリス「……気をつけて」 コソ

みほ「?」

アリス「霊媒師を騙る偽物も世の中にはいると聞くし……」

アリス「何より、真偽を問わず相応の対価を要求されるから」

みほ「……ありがとう」

みほ「それでも私は……ちゃんとお話がしたいの」

アリス「……」

アリス「みほさんが、そうしたいなら」

みほ「うん」

サキ「……」

アヤ「おっと、サキが対価をよこせと言わんばかりに手を」

みほ「ええと、おいくらでしょうか」

ユウキ「ざんねーん、お金じゃないのよねえ〜」 ウッフッフ

アヤ「物品だったりぃ、行為だったりするんだよ」

アヤ「どうすんの、サキ」

サキ「…………>>532



サキが要求してきた対価 >>532
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 11:06:53.78 ID:a27t/x4g0
飛ぶやつ
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 01:33:42.03 ID:kpwLlcZr0
投下します
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 01:49:20.03 ID:kpwLlcZr0

サキ「飛ぶやつ……」

アリサ「はあ?」

みほ「とぶやつ……って、大麻とか……?」

アリサ「あんたはあんたで真顔で何言ってンの?」

アリサ「飛ぶやつってのは……えーっと、こういうやつよ」 カキカキ

アリス「あ、絵、うまい……」

みほ「これ……ロケット……?」

アリサ「それに捕まって移動したりするヤツもいるんだと」

アリサ「どー考えても危ないから私はやる気にならないんだけど」

アリサ「なんかどっかの地域では流行ってる、まあ未開の地の連中用のアイテムね」

みほ「ちょ、き、聞こえ……」 アワアワ

アリサ「いーのよ言ってやれば」

アリサ「そんな地雷原御用達のクソローカルアイテムせびられても、どうせすぐには出せないんだから」

アリス「みほさん」

みほ「えっ、これ……」

アリサ「ちょ、持ってるなら最初から出しなさいよ!!」

アリサ「つーかアンタ、なんでこんなもんを……」

アリス「たまにボコをくくりつけて打ち上げたりして遊んでたから……」

アリサ「なんて?????????????」
535 :危うく寝落ちしかけてたので安価サクッと出して寝ます申し訳ない [saga]:2019/09/09(月) 02:50:09.48 ID:kpwLlcZr0

サキ「ありがとう……」

サキ「……」 ポチッ

アリサ「!?」

みほ「?」

アリス「え、今使――――」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

バヒューーーーーーーーーーーーーン

みほ「ど、どこかに消えた……」

アリサ「ちょ、どうなってんのよ!?」

アヤ「お、落ち着いて」

ユウキ「ちょっと観光したあとで、お望みの魂を宿して帰ってくるから……」

みほ(何そのシステム……)
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/09(月) 02:52:32.59 ID:kpwLlcZr0

アリサ「よっしゃ上がりぃー」

アヤ「もー、また手札覗いたんですか?」

アリサ「失礼ねえ、こんな賭けてもいないトランプでそんなことするわけないでしょ!」

みほ「賭けてたらやるんだ……」

みほ(ていうかこの世界にもトランプあるんだ……)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アリサ「ん?」

アヤ「帰ってきた!」

ユウキ「もう”下ろしてる”はずだけどー……」 チラリ

サキ「……」

みほ(わざわざ霊媒師まで呼んでもらった……)

みほ(先に喋らせると延々喚かれそうだし、ここは私から――)

みほ「>>537
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/09(月) 18:52:40.97 ID:BSgFlaFs0
ニシズミィィ お前が(タートルに)転向しろッ!!
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 18:58:51.93 ID:BSgFlaFs0
あ、みほの台詞かこれ すまぬ

てっとり早く遺跡を制圧したいので把握してる限りでこちらが突けそうな穴を聞く
当然素直に教えちゃくれないだろうから、上手くいった際の生徒会残りメンバーの身の安全を保証する口実で
殺れてる以上説得力は出せてる 信用できないと言われたらお互い様で通す
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 02:33:11.20 ID:uGaiKfGo0
少しですが投下します
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 02:40:50.21 ID:uGaiKfGo0

みほ「「ニシズミィィ お前が(タートルに)転向しろッ!!」」

みほ「……」

みほ(先手を取られた……) チッ

アリス(わぁ、みほさん物凄く不満そう……)

アリサ(でもちょっと気持ちはわかるわね……)

みほ「……とりあえず、手っ取り早く遺跡を攻略したいので……」

みほ「把握している限りで、こちらが突けそうな穴を教えて下さい」

モモinサキ「はあ!? なんで私がお前なんかのためんそんなこと!」

みほ「……」 パッパッ

モモinサキ「ああっ、無言で塩はやめろ塩はッッ」
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 02:56:00.31 ID:uGaiKfGo0

みほ「まあ……ただでとは言いません」

みほ「もしうまく行けば、残りの人達の身の安全は保証しましょう」

モモinサキ「何ィ!?」

アリサ「おっ、可愛い顔してえげつないことやるわねえ、いいじゃない」

モモinサキ「馬鹿め、そんな手に乗るか!」

モモinサキ「会長はこんな交渉に乗らずとも、貴様程度にやられる人ではない!」

みほ「……この口ぶり……とりあえず降霊術は信用できそう……」

みほ(濃すぎてモノマネしやすいだけなのかもしれないけど)

モモinサキ「大体、そんなわかりやすい穴があるなら、我々がとっくに突いてる」

みほ(まあ、そうなっちゃうよね)
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 02:58:54.92 ID:uGaiKfGo0

みほ「でも私は貴女やバーの人達を壊滅させられましたよ」

モモinサキ「それはまあ、そうだが……」

モモinサキ「こっちには切り札があるからな!」

モモinサキ「っと、それが何かは絶対に言わないぞ!」

みほ「ノンナさんの裏切りのことかな……」

アリサ「ああ、そういやバラムツ買ってたの見たし、あの裏切り者と内通してたのって……」

モモinサキ「!?」

アリス「だとしたらとうに鎮圧している」

モモinサキ「ゆ、ユズちゃあん!!!!」
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 03:18:49.26 ID:uGaiKfGo0

モモinサキ「だ、だが!」

モモinサキ「会長が殺られるはずなどない!」

モモinサキ「本当にまずくなったら、早めに撤退する手筈が――」

モモinサキ「!!」 ハッ

アリサ「ふうん……なるほどねえ」

みほ「……押し切り損ねることも、やはり計算に入っていたんですね……」

アリサ「要は捨て駒だったわけね」

アリサ「あの場面でブラックティーガーを落とせれば良し」

アリサ「駄目なら駄目で逃げるための時間稼ぎになるから良し、と」

アリス「わかってはいたことだけど……」

みほ「気分はよくない、かな……」

モモinサキ「あわ、あわわわわわわ……」 ブルブル
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 03:31:39.98 ID:uGaiKfGo0

アリサ「でもどーすんのよ」 ヒソヒソ

アリサ「こうなると、口を割らせるの難しくない?」 ヒソヒソ

みほ「……いいえ。逆です」

アリサ「え?」

みほ「……ここで行方をくらましたレッドタートルが取る行動」

みほ「概ね2つに絞られます」

モモinサキ「っ」 ビクッ

みほ「一つは、完全撤退」

みほ「この件からは手を引き、遺跡争奪戦には関わらないというケース」

みほ「もう一つは、一時撤退のパターン」

みほ「正面衝突は不利と見て、あとから戦力を立て直して襲ってくるパターン」

みほ「……このパターンで一番レッドタートルが美味しい想いをするのは、私達が3つの遺跡を攻略した直後」

みほ「もしくはその直前です」

アリサ「確かに、それで漁夫の利得るのが一番楽だわ」

みほ「このパターンの場合、情報を私達に開示し、遺跡攻略を助ける方がレッドタートルのためにもなる」

モモinサキ「……完全撤退した、という可能性もあるだろ」

みほ「……それならそれで、私達に教えても不利益にはならないじゃないですか」

モモinサキ「だとしても、教えるメリットもないだろ!」

モモinサキ「はっきり言うが、こっちは殺されてるんだぞ」

モモinサキ「お前達が苦労してくれるなら、それは十分私にとっては益なんだ!」

みほ「……わかってないですね」

モモinサキ「あ?」

みほ「今の時点では、レッドタートルの残党を皆殺しにするには、探して殺しにいくという手間がかかります」

みほ「でも……」

みほ「すべての遺跡を攻略し、叶える願いによっては、容易く全員を殺しにいけるようになりますよね」

モモinサキ「!!」

みほ「今から敵対するのと和解するの、どちらがいいか、明白じゃないかと思いますけど……」

アリサ(えぐいこと言うわね……)
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 03:36:09.09 ID:uGaiKfGo0

モモinサキ「わ、わかった……」

モモinサキ「言うから……せめて残ったみんなには……」

みほ「もちろん、殺さないと約束します」

アリサ(しれっと殺害以外は約束しなかったわね)

モモinサキ「ぜ、絶対だぞ!?」

みほ「はい」

モモinサキ「嘘ついたら針千本飲ますからな!?」

みほ「わかりました」

モモinサキ「あの世で嘘ついてないかずっと見てるからな!!!」

みほ「わかったから早くしてください塩食べさせますよ」

モモinサキ「ひーん!」


▼モモから遺跡の情報を聞いた!
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 03:40:54.41 ID:uGaiKfGo0

みほ(……明日は遺跡に潜れる日)

みほ(大丈夫だとは思うけど、命を落とすことがあるってこの前わかったし)

みほ(誰かと少しおしゃべりしてから寝ようかな)


誰と会話しますか? >>547
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/17(火) 09:04:35.13 ID:MYv0kfVZ0
ゆかりん
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/23(月) 02:58:29.28 ID:e3sFfVF90
眠いのでさくっとですがやります
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/23(月) 03:01:13.69 ID:e3sFfVF90

サオリ「それじゃ、電気けすよー」

ユカリ「了解です」

サオリ「夜ふかしは美貌の大敵だもんねー」

ハナ「起きてたらお腹が空いちゃいますしね」

マコ「まだ眠れないが」

サオリ「もー、他の人達に迷惑かけないの」

マコ「むう……」

みほ「あはは……」

みほ「……」

みほ「……」

みほ「……」
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/23(月) 03:06:12.64 ID:e3sFfVF90

みほ「ユカリさん」 コソッ

みほ「起きてる?」

ユカリ「!!!」

ユカリ「お、おお、起きてますっ……」

ユカリ「というか、ニシズミ殿がご用命なら、寝ていたって起きますよ」

みほ「あ、あはは……」

ユカリ「ところで、どうしたんですか」

みほ「あ、その……ちょっと眠れないし、お話とかしないかなって」

ユカリ「!!!」

ユカリ「そ、それはつまり、よ、夜伽ということで……?」

みほ「なんで脱ぐの」
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/23(月) 03:10:27.54 ID:BVIiqbzo0
見てるから頑張ってくれ
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/23(月) 03:10:47.44 ID:e3sFfVF90

ユカリ「あ。あれ? そういうことでは……」

みほ「どういうことかわからないけど……」

みほ「とりあえず、起こしちゃ悪いし、外で出ようか」

ユカリ「ええ!? 初めてなのに野外だなんてそんな……!」

みほ「……」

みほ「よくわからないけど、多分思っているようなことじゃないから……」

みほ「ちょっと>>552についてお話でもしようかなって思っただけだし……」


ゆかりと話す話題 >>552
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/23(月) 03:11:32.34 ID:e3sFfVF90
ありがてえ(人が見てるの嬉しいね)

安価は>>554に変更で(せっかく人がいるけどクソ眠たいから今日はごめんこれで終わります)
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/23(月) 03:26:15.63 ID:yROXyMzb0
俺もいるぞ!

何度か連取りになってしまっていることを謝っておく>>1ーシャ
何日か待ってはみるんだが誰も取ってくれんから……取らなきゃ君に話を書いてもらえないだろ

安価なら入れ替わり前のみぽりんはどんな人だったか聞いてみるのはどうだい
主にモグラ乗りとしての面について
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/24(火) 02:07:13.27 ID:ihyVyt0l0
ありがたいことですね
とりあえずどういう形でも完結はしたいと思います

ので、今日もちょっとですが投下していきます
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/24(火) 02:32:08.91 ID:ihyVyt0l0

みほ「ちょっと入れ替わり前の私についてお話でもしようかなって思っただけだし……」

ユカリ「入れ替わる前のニシズミ殿……ですか」

みほ「うん」

ユカリ「そうですね……」

ユカリ「ダンジョンから帰ったあと、脱いだ靴下のムワッとした匂いがとても強烈でしたねえ」

ユカリ「でもそこがまたグッとくるというかジュンとくるというか……」

みほ「……モグラ乗りとしての面についてだけでお願い」
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/24(火) 04:07:23.38 ID:ihyVyt0l0

ユカリ「そうですね……」

ユカリ「ニシズミ殿は――誰よりもディッがーを愛しておられました」

みほ「……ユカリさんよりも?」

ユカリ「……私の愛は、偏ってますから」 アハハ

ユカリ「ですがニシズミ殿は、なんと言うんでしょうか」

ユカリ「バトルディッがーを取り巻く全てを深く愛していた、とでもいうんでしょうか」

ユカリ「私が目を輝かせて機体なり戦略なり動きなりに感動している時」

ユカリ「ニシズミ殿はその数歩先を見ているんです」

ユカリ「今見て知ったことと、すでに知っている豊富な知識を元に、全く新しい可能性を見つけられる」

ユカリ「そんなすごい人でした」

みほ「……」

ユカリ「何にも捕らわれず、我々では思いつかないような発想でディッガーを活かす」

ユカリ「私はそれを、愛のなせる技だと思いたいです」

みほ「そっか……」

みほ「……」

みほ「私とは……全然違うんだ……」
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/24(火) 04:17:01.30 ID:ihyVyt0l0

ユカリ「そんなことは……」

みほ「……私は……」

みほ「縛られて、新しいことなんて生み出せないから……」

ユカリ「……」

ユカリ「そんなことありませんよ」

ユカリ「こちらの世界のニシズミ殿がそうだったんです」

ユカリ「同じ人間なのに、できないわけがないんです」

みほ「……そう、かな」

ユカリ「そうですよ」

ユカリ「それに――縛られてるということは、縛っている何かがあるということです」

ユカリ「縛り付けるものがないところでなら、きっとできますよ」

みほ「縛り付けるものがない場所、かぁ……」 

ユカリ「ええ」

ユカリ「ここもそうですし――」

ユカリ「帰ってもきっと、そういう場所が見つかりますよ」

ユカリ「……なぁんて、柄じゃないですかね」 アハハ

みほ「……ううん」

みほ「ありがとうユカリさん」

みほ「……今日は遅いし、そろそろ寝よっか」

ユカリ「そういえば、明日はどうするんです?」



翌日の予定 どうする? >>559

・遺跡に潜る

・疲れたから寝て過ごす

・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『アンツィオ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く

・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
・アリサに会う
・アリスに会う
・ローズヒップに会う
・モモに会う

・他の陣営に攻め込む
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/24(火) 07:46:15.19 ID:UV05PqCl0
いざ出陣
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/24(火) 07:46:56.07 ID:UV05PqCl0
送信しちゃった
遺跡へ
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/01(火) 02:45:18.31 ID:GD9D3yLB0
体調崩してました、申し訳ない
週末は忙しいので、コツコツ平日にやっていきます
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/01(火) 03:10:52.66 ID:GD9D3yLB0

みほ「明日は……遺跡に潜るよ」

みほ「……なんとしても、3つの遺跡を攻略しないといけないから……」

みほ(そうしないと……これ以上、人を殺めたこの世界には……)

ユカリ「……」

ユカリ「私は……貴女に従います」

ユカリ「元々ニシズミ殿に救われたというのが大きいですが……」

ユカリ「貴女は、そのニシズミ殿と同じ魂をしていると、感じますから」

ユカリ「……私は、どうなろうと、貴女の味方ですよ」

ユカリ「だから……あまり一人で抱え込まないでくださいね」

みほ「……ありがとう」

みほ「……今日は、もう寝よっか」

ユカリ「えっ……それはどっちの意味で……///」 クネクネ

みほ「……」

ユカリ「ああっ目線が冷たいっ」

みほ「早く寝ましょう……明日は早いですから……」 ハァ
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/01(火) 03:44:28.07 ID:GD9D3yLB0

<25日目>

みほ「……ふぅ」

みほ「行きましょうか」

ユカリ「はいっ!」

ハナ「準備はできています」

マコ「……眠い……」

サオリ「ほら、もう、しっかりする!」

アリサ「しまんないわねえ……ほんとに大丈夫なんでしょうね」

アリス「……みほさんを信じる」

コウメ「……この遺跡、今日こそ攻略して、先遣隊の皆の墓前にいい報告をしましょう」

みほ「……それじゃあ、パンツァーフォー!」
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/01(火) 03:52:47.32 ID:GD9D3yLB0

【遺跡】

アリサ「……怖いくらい順調ね」

コウメ「……皆さん一度潜ってますから……」

アリサ「まあ、一番の敵はモンスターと遭遇した時のパニックだもんねえ」

ユカリ「ええ。対策さえできていれば……」

ドゴッドゴン

アリサ「……こうやって、頼まれてたバンパー使って轢きまくるってわけね」

みほ「……先遣隊の皆さんのおかげです」

みほ「モンスターの攻撃前の動作、飛び道具の有無などが分かっていなければできませんでしたから」

アリサ「情報戦が大事ってことね」

アリス「だからって好きな人を盗聴するのはちょっと」

アリサ「だからしてないってば!!」
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/01(火) 03:57:43.41 ID:GD9D3yLB0

ユカリ「えー、こほん」

ユカリ「ユカリと!」

サオリ「サオリの!」

ユカリ「スペシャルインタビュー!」

みほ「……」

ユカリ「ああっ異物を見る目っ」

サオリ「ほ、ほら、まだ結構余裕あるし、新メンバーと交流をさ???」

サオリ「やっぱり絆を深めるには互いのことを知る必要があると思って」

ユカリ「不肖アキヤマユカリ、潜入は得意なので、するっとむこうの車輌にも乗り込めるのであります!」

サオリ「まあ、こっちのメンバーインタビューして向こうの人に知ってもらうってのもありなんだけどー」

サオリ「それでほら、ミポリン的には誰へのインタビューがいいとかあるのかなーって」

みほ「え……じゃあ……>>566

ユカリ「ちなみに、何についてのインタビューをおこないます?」

サオリ「ミポリンの興味ある話題を根掘り葉掘り!だよ!!」

みほ「えー……じゃあ、>>567かなあ……」
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/01(火) 12:11:12.31 ID:+yQ1yn1H0
アリス
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/02(水) 02:07:47.98 ID:FIh+g8nw0
この世界のボコはどこで手に入るんですか?(迫真)
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/18(金) 02:12:54.34 ID:fDOG6e3to
ばたついてて投下できず申し訳ないです
年内には終わらせますので……もう少しだけお待ちください
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/18(金) 02:33:57.48 ID:nCBww8IL0
気にしなくていい
書ける時に書いてくれ 変わらず待っているよ
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 03:16:45.56 ID:T1VBbVPA0
ありがたいことですね
またちょっと余裕出てきたので投下します
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/24(木) 03:30:36.99 ID:T1VBbVPA0

みほ「この世界のボコはどこで手に入るんですか?(迫真)」 ズズイッ

サオリ「こ、怖いよみぽりん!」

みほ「どうしても気になるもので……」

ユカリ「いやー、一応聞いてはみますが……」

サオリ「大丈夫かなー」

ハナ「ボコといえば、ブルーチーターですものねえ」

みほ「……でも、それだけじゃないはずなんです」

みほ(ロケットで飛ばしてる、みたいなこと言ってたもんね……)

ユカリ「わかりました」

ユカリ「そこまで言うなら不肖アキヤマユカリ、突撃して参ります!」

ユカリ「ニシズミ殿の望みとあらば、たとえ火の中水の中ニシズミ殿のスカートの中!」

ユカリ「それこそ股間の小高い丘に生えたジャングルの中にだって!!」

みほ「時折素直にユカリさんが怖い」

マコ「気を使わないでキモいって言ってもいいんだぞ」
572 :アカホシ表記とコウメ表記とが混在してしまってたことに今気がつくなど [saga]:2019/10/24(木) 04:22:06.72 ID:T1VBbVPA0

サオリ「と、いうわけで、アリスちゃんにインタビュー!」

アリス「え?」

アリサ「突然モグラ降りてきたと思ったらそンなことしにきたわけ?」

サオリ「やっぱり面と向かってじゃないきゃあれかなーって」

アカホシ「タフだなあ……」

ユカリ(えーっと、さすがにパラレル云々を伝えるのはまずいですよね)

ユカリ「あの、ボコがどこで手に入るのかという質問が来ているのですが……」

アリス「!!」 キュピーン

アリサ「バカ!」

アリサ「ボコに興味あるなんて嬉しいなやっぱりデザインは勿論その精神性が非常に尊く老若男女が好きになる素養を兼ね揃えた最強の存在ゆえに欲するのは自然なことと言えるし」

サオリ「うわっ、超絶早口っ」

アリサ「普段無口なくせにこうなると止まらないわよ……」

ユカリ「うーん、オタクって怖いですねえ」

サオリ「鏡いる?」
573 :意識飛びかけてたので半端ですが一旦おわりあす [saga]:2019/10/24(木) 04:46:58.86 ID:T1VBbVPA0

アリス「……この国では……」

アリス「ううん。もっと広い範囲で、この大陸では……」

アリス「ボコを手に入れることはできない」

みほ「!」

ユカリ「まあ、ボコといえばブルーチーターですものねえ」

アリス「元々知名度がなかったところで、宗教団体に神輿として担がれてるから……」

みほ「諦めたほうがいい、か……」 ショボン

アリス「壊滅させてからマスコットを乗っ取るてもあるけど……」

みほ「でも、巨大な集団に潜り込んで厚遇されてたボコなんて……」

アリス「わかる……あれじゃあただの包帯巻いたくま……」

サオリ「えーわかんないわかんないどういうことなの」
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/21(土) 01:49:08.56 ID:qFB1DhZC0
ばたついてたら年末ですね
サクサクっとお話を畳にいきたいと思います(エタらせたくはないので…)
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/21(土) 01:54:50.44 ID:qFB1DhZC0

【地上】

エリカ「……」

エリカ(ブルーチーターの連中、攻めてくる様子がないわね……)

エリカ(元々寄せ集めで地力がさっぱりない集団だし……)

エリカ(遺跡攻略をこっちにさせて、ついでに戦力も消耗させようって腹かしら?)

エリカ「……とはいえ巡回を怠るわけには……」

ブチッ

ドテッ

エリカ「ぎゃんっ」

エミ「あっ」

エリカ「……見た?」

エミ「…………あー……」

エミ「派手にすっ転ぶことくらい誰にだって……」

エリカ「うっさいわね!」

エリカ「幹部がこんな間抜けな姿見せたら色々影響出るでしょうが!!」

エミ「あ、あはは……」

エミ「それにしても珍しいね、転ぶなんて」

エリカ「いや、なんか踏ん――――」

エリカ「げえっ! シューズの紐が!!」

エリカ(何か猛烈に嫌な予感がするわ……)
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/21(土) 02:00:59.13 ID:vAqPwPKc0
待ってた
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/21(土) 02:33:39.61 ID:qFB1DhZC0

キヌヨ「失礼しますッ」

エリカ「ん、どうしたのよ」

エリカ「アンタまだ万全じゃないんだし、寝ておきなさい」

エリカ「ブルーチーターの連中とやり合う時に必要な戦力なんだから」

キヌヨ「……いえ……」

キヌヨ「私は……皆が優先して水をくれたので、もう、大丈夫です」

キヌヨ「たまにあのときの後遺症で力むとニュルッと漏れる程度です」

エリカ「いや大惨事じゃないのよ……」

キヌヨ「……でも、命がありますから」

エリカ「……」

キヌヨ「……タマダとホソミが殉職いたしました」

エリカ「!!」

キヌヨ「……脱水症状と栄養失調が響いたものと思われます」

エリカ「……物資ももう残り少ないものね……」

エリカ(モグラ組に物資を固めているのもあるけど……このままじゃジリ貧で壊滅もある……)

エリカ(ブルーチーターのチンピラが市場を荒らしてるとも聞くし、物量差でじわじわやられてるわ……)
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/21(土) 03:43:59.71 ID:qFB1DhZC0

キヌヨ「……二人は、最後まで突撃をおこなえないことを悔いていました」

キヌヨ「まだ動く私は、二人の分まで立派に突撃する所存ですッ」

エリカ「……やめなさい」

エリカ「このあとどうなるのかもわからないのに、勝手に死に急いでるんじゃないわよ」

エリカ「……」

エリカ「これ以上、私の指揮で誰かを殺させてたまるもんですか」

ブチブチブチブチィ

エリカ「げえーーっ! シューズの紐が!!」

エリカ(これ以上何が起こるっていうのよっ……!)

エリカ「ちゃんと無事で帰ってきなさいよ……!」 ギリッ

みほ「ただいま逸見さん」

エリカ「わーーーーーーーーーーーっ!!」 ビックゥ

エリカ「きゅ、急に現れるんじゃないわよ!!」 ドッキンバクバク

みほ「あ、あはは……ごめん……」

ユカリ「謝らなくていいと思います」

ユカリ「どうせこっ恥ずかしい呟きを聴かれたんじゃないかと焦ってるだけですよ」

エリカ「さ、さぁぁーーー!ホソミ達を埋めに行くわよ!!!!!!!!!!!」

コウメ(照れてる・・…)
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/21(土) 03:52:49.70 ID:qFB1DhZC0

キヌヨ「それにしても、よくぞご無事で!!」

みほ「これまで何度も突入を繰り返して情報を集めてくれた皆のおかげだよ」

みほ「……それに、スライムって、人の形じゃないから」 ボソ

コウメ「え?」

みほ「ううん、なんでもない」

みほ「……中で倒れてた皆、食い散らかされてはいたけど、残った身体はちゃんと埋めてきたよ」

みほ「こっちで倒れた人達も、埋めてあげなくちゃ」

みほ(この犠牲を乗り越えて……全部なかったことにしなくちゃ……)
580 :眠すぎるので寝ます [saga]:2019/12/21(土) 03:56:39.05 ID:qFB1DhZC0

<26日目>


みほ「ん……」 ズキン

みほ「頭がイタイ……」

みほ「……」

みほ「そっか……」

みほ「遺跡を落として、皆が宴を開いたんだ……」

みほ「節約も大事だけど、褒美がないとモチベーションが上がらなからって、お姉ちゃんも言ってたっけ……」

みほ「……」

みほ「あんな悲劇があったあとなのに、振る舞われるお酒やご飯を笑って食べられるって、すごいことだよね……」

みほ「……」

みほ「まあ、騒ぎすぎてあんまり記憶がないんだけど……・」

コンコン

みほ「?」

みほ「誰だろう……」

みほ「はーい」

ガチャッ

みほ「あっ――――」



みほを訪ねてきた人物 >>581
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/21(土) 16:25:42.77 ID:42gjpC420
マッポリーン
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/27(金) 01:01:38.44 ID:DVNxmU1V0
透過します
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/27(金) 01:03:41.09 ID:DVNxmU1V0

まほ「……起きていたか」 マッポリーン

みほ「あ……うん……」

まほ「まだ眠っていてもいい」

まほ「次の遺跡開放までは時間もある」

みほ「ううん、大丈夫」

まほ「そうか……」

みほ「……」

みほ(様子を見に来ただけじゃなくて、何か用があったのかな)


まほが会いに来た目的 >>584
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/27(金) 16:21:42.24 ID:m2uWALm80
武装と生理用品をかりに
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/28(土) 03:13:26.58 ID:cFFKI6Kp0
残りの必要安価数を考えると絶対年内じゃ終わらないことに気づきました。アカン。投下します。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/28(土) 03:17:51.31 ID:cFFKI6Kp0

まほ「……すまないが……」

まほ「いくつか武装を借りられないだろうか」

みほ「ふえ?」

まほ「恥ずかしい話だが、こちらも備蓄がほとんどなくてな」

まほ「武装をメンテナンスに回そうにも、その間代わりに装備するものがない現状だ」

まほ「……とはいえ、簡易メンテナンスではそろそろ限界が近い」

まほ「だからこそ、守る遺跡が減ったこのタイミングで一斉メンテナンスをおこないたいんだ」

まほ「……そこで、武器を借りることができれば、メンテナンスに回せる武器は多くなる」

まほ「いつ攻め込まれるかわからない以上、短期でメンテナンスは終えたいからな」

みほ「そういうことなら、全然」

みほ「……遺跡に潜るまでは使わないし」

みほ「……」

みほ(遺跡の化け物は躊躇なく撃てるけど、さすがに人間をまた撃つのは少し躊躇いがあるしね……)
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/28(土) 03:29:53.25 ID:cFFKI6Kp0

まほ「それと、その……なんだ」

まほ「生理用品も、できれば借りたくてだな……///」

みほ「えっ」

まほ「…………来てしまったんだ」 ゲッソリ

みほ「そ、そうなんだ」

まほ「これまではどれだけ重くとも顔に出さず淡々と我慢していたのだが……」

みほ「重いから大変だよね……」

みほ(お姉ちゃん、いつも大変そうだったもんなあ……)

まほ「……何で知っている……」 ドンビキー

みほ「え、あ、そ、その、重そうだなーーーーーーって!」

みほ「あ、あはは……」

まほ「……それはそれでとんでもなく失礼だが……」
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/28(土) 03:41:27.17 ID:cFFKI6Kp0

まほ「とにかく、もし多く持っていたら貸してくれると助かる」

みほ「……そんなに物資に困っているんですか……?」

まほ「……本国からはとうに見放され、まともな収入源を持ち合わせていないからな」

まほ「生理用品に回せる資金はもちろん、現物すらまともに手に入らん」

みほ「そんな……女所帯なのに……」

まほ「……故に、これまではほとんど垂れ流しだったのだが……」

まほ「衛生面で非常によろしくなくてな」

みほ「精神衛生にも非常によろしくないかな……」

まほ「最近病が原因で亡くなる者も出始めているからな」

まほ「一応、意識するようにはしているんだ」

まほ「これ以上戦力を失うわけにもいかないしな」

みほ「そういうことなら……」

まほ「すまない。この借りはいつか返すし、生理用品も洗って返そう」

みほ「返さなくていいって言うか返さないでください」
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