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カキ「マオが妊娠したかもしれない」
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1 :
◆7HdZn/25p6
[saga !orz]:2019/04/02(火) 22:03:03.27 ID:OaJZETClo
サトシ「え?」
マーマネ「え?」
ピカチュウ「ピカ?」
カキ「……………」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1554210182
2 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 22:08:48.61 ID:OaJZETCl0
サトシ「ニンシン……?ニンシンって……」エーット
ロトム図鑑「サトシー!妊娠とは、女性の体に赤ちゃんが宿ることロトー!」
サトシ「えっ!?マオ、赤ちゃんデキたの?」
ピカチュウ「ピカー!」
カキ「……………」
マーマネ「や、ヤダなぁカキー?エイプリルフールはもう終わったよ?」アハハ
カキ「……………」
マーマネ「ぼ、僕たちまだ子供だよ?そんな…赤ちゃんだなんて……」
トゲデマル「マキュキュ!」アハハ
カキ「………うぅ…」グスッ
マーマネ「…………本当なの…?」
カキ「あぁ…」コクリ
3 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 22:18:42.92 ID:OaJZETCl0
サトシ「マオ赤ちゃんがデキたのかー…すっげー」
ロトム図鑑「サトシー!この歳で赤ちゃんがデキるのは大変なことロト!」
ロトム図鑑「ましてやマオはまだ子供。あの年齢で子供を産むには、ヘタしたら命の危険すらあるロト!」ビシッ
サトシ「い、命……」ゾクッ
ピカチュウ「ピカ…」ゾクッ
ロトム図鑑「もし運良く子供が産まれたとしても……その後育てていけるか…」
カキ「も、もうやめてくれーー!!」ウワーン
ロトム図鑑「ご、ごめんロト……」
マーマネ「あ、あのカキ……聞きにくいんだけどさ…?その…マオを妊娠させた相手って…」
カキ「……たぶん俺だ…」グスッ
マーマネ「そ、そう……」
サトシ「なぁカキ。本当にマオはその……赤ちゃんがデキたの?」
ピカチュウ「ピカ?」
カキ「……昨日の放課後…」
サトシ、マーマネ「」ゴクリ
………………
………
…
4 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 22:29:31.02 ID:OaJZETCl0
前日
放課後
教室
カキ「悪い!待たせたなマオ!」
マオ「……………」
アマージョ「ッジョ!」ナデナデ
カキ「? 何か元気無いな?」
カキ「……で?話ってなんだ?」
マオ「うぅ…カキィ…」グスッ
カキ「いっ!?」ビクッ
カキ「ど、どうしたんだマオ?いきなり泣いて……!何か嫌なことでもあったのか?」アセアセ
マオ「うわぁ〜〜ん!!」
カキ「ま、まさか誰かにイジメられたりしたのか!?な、なら俺がぶっ飛ばして……」アセアセ
マオ「……うぅ……ヒッグ…!どうしようカキィ……」グスッ
カキ「ど、どうしようって何が……?」
マオ「私ぃ……赤ちゃんデキたかもしれないよぉ……!」グスグス
カキ「………え?赤ちゃ……」ビクッ
5 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 22:38:54.06 ID:OaJZETCl0
カキ「赤ちゃんって……お、おいマオ〜?もうエイプリルフールはもうとっくに過ぎたぞ〜?」アハハ
マオ「うぇっ……ヒッグ…」グスッ
アマージョ「ッジョォ!!」キッ
カキ「」ビクッ
カキ「……そ、その……マオ、相手は……」
マオ「……カキに決まってるでしょ!!本気で言ってるの!?」キッ
カキ「ぁ……イヤ……」ハハハ
カキ「………ほ、本当に赤ちゃんがデキたのか……?勘違いとか……そ、そうだ!病院で検査はしてもらったか!?」アセアセ
マオ「……そんなの怖くて行けないよ…」グスッ
カキ「だ、だよな〜?」ハハハ
マオ「……ねぇ、カキ……私、どうしたらいいかな……?」グスッ
アマージョ「ッジョォ!!」キッ
カキ「え、えーと……その……」
………………
………
…
6 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 22:47:52.73 ID:OaJZETCl0
カキ「……て、ことがあったんだ…」シクシク
サトシ、マーマネ「……………」
カキ「……なぁ?俺、どうしたらいいかな?」グスッ
マーマネ「え!?い、いや…どうしたらって…」ビクッ
サトシ「んー?やっぱり…マオと一緒に病院に行って、本当に赤ちゃんがデキたか確認するしかないんじゃないか?」
サトシ「これからどうするかは、まずそれからだよ!」
カキ「やっぱ…だよなー……?」ハァ
ロトム図鑑「おぉ…!サトシにしてはまともなことを言ったロト!」
マーマネ「うん!今日のサトシは輝いてるよ!」
トゲデマル「マキュキュ!」
サトシ「よせよ///」テレッ
ピカチュウ「ピカピ…」
「アローラ」
カキ「」ビクッ
7 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 22:59:22.00 ID:OaJZETCl0
スイレン「マオちゃん、そこ危ないから気をつけて!」スッ
オシャマリ「オシャー」
マオ「うん、ありがとうスイレン」
リーリエ「マオ!もう一人の体ではないのですから、これくらいするのは友達として当然です!」ニコッ
シロン「コーン!」
マオ「リーリエ…」ウルッ
アマージョ「ッジョ!」ウルッ
シェイミ「シェミィ」
ロトム図鑑「マオ…まるでお姫様のような扱いロト!」
ピカチュウ「ピカー」
マーマネ(やっぱり女子には知れ渡ってるか…だよねー?)ハァ
サトシ「おいカキ。マオ来たぜ」ヒソヒソ
カキ「わ、わかってる!」スクッ
カキ「……ま、マオ…!アロー……」
スイレン、リーリエ「」ツカツカツカツカ
カキ「」ビクッ
8 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 23:08:51.32 ID:OaJZETCl0
サトシ「な、なぁ!スイレンとリーリエがこっちくるよ!」
ロトム図鑑「スイレンとリーリエの表情。まるでオニゴーリロト」
ピカチュウ「ピカァ…」ゾクッ
マーマネ(うわぁ…こういう時の女子の団結力って…)
スイレン、リーリエ「」ツカツカツカツカ
バンッ
カキ「ヒィッ…!」ビクッ
スイレン「………カキ、マオちゃんから話は聞いた」キッ
リーリエ「これからどうするおつもりですか……?」キッ
カキ「い、いや……どうって……」ビクビク
スイレン「ビクビク震えてちゃわかんない!!」バンッ
リーリエ「当然責任はとるつもりなんですよね!?」バンッ
カキ「ヒィィィィ」ビクビク
オシャマリ「シャマリー!!」フシャー
ナギサ「ブイッ!!」プンプン
シロン「ゴーン!!」グルル
9 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 23:19:02.16 ID:OaJZETCl0
カキ「お、俺は……その……」チラッ
マオ「……………」
カキ「うぅ……」
スイレン「……俺は……なに…?」ギロッ
リーリエ「もしつまらない答えなら……論理的結論からいいますと、私…カキを一生許しません!!」
シロン「ゴーン!!」グルル
カキ「そ、その……」
サトシ「な、なぁスイレン…?そんなにキツく言わないでも……」
スイレン「なに…?サトシはカキの味方なの!?」
サトシ「い、いや……味方とかじゃなくってさ…」
マーマネ「そ、そうだよ!リーリエも少し落ち着いてよ…」アハハ
リーリエ「これが落ち着いていられますか!?マーマネ、カキを庇うようでしたら私、マーマネを軽蔑します!!」
マーマネ「……そんな言い方しなくっても……」
カキ「サトシ…マーマネ…」
10 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/02(火) 23:43:27.13 ID:OaJZETCl0
マオ「もうやめてよ!!」
サトシ、スイレン、リーリエ、マーマネ「!」
マオ「……私たちのことで…みんながケンカすることないよ…」グスッ
アマージョ「ッジョ…」
サトシ「マオ…」
スイレン「マオちゃん…」
ピカチュウ「ピカ…」
リーリエ、マーマネ「……………」
カキ「その…マオ………ごめん…」
マオ「……なんで謝るのよ…」グスッ
カキ「……いや…その……」
ククイ「アローラ!よーし!みんな揃ってるなー!」
ククイ「今日も楽しく授業をー…………」
サトシ、スイレン、カキ、マオ、リーリエ、マーマネ「……………」
ズーン……
ククイ「………ん?どうしたんだみんな?バトルに負けた時みたいな顔しちまって??」
ピカチュウ「ピカァ…」ハァ
11 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 00:10:49.56 ID:8jvArhSx0
………………
サトシ「カキとマオ…博士につれてかれちゃったなー」
ピカチュウ「ピカァ」
リーリエ「きっと、これからのことを……お話していくんでしょうね…」
スイレン「心配…」
ロトム図鑑「長くなりそうロトー」
サトシ「……でも、いざとなったら俺たちで助け……」
スイレン「……ねぇ、サトシ」チョイチョイ
サトシ「ん?なに?」
スイレン「……さっきは酷いこと言ってごめんなさい!……私…少し頭に血が登ってた!」ペコリ
オシャマリ「アウ」ペコリ
ナギサ「イッブイ」ペコリ
サトシ「スイレン……」
ピカチュウ「ピカ…」
サトシ「……へへっ、気にしてないよ!それに……マオはスイレンの昔からの友達だもんな?だから…スイレンが熱くなっちゃうのも無理ないよ!」ニッ
スイレン「サトシ……」
リーリエ「マーマネ。私もです…取り乱してしまい、申し訳ありませんでした」ペコリ
シロン「コン」ペコリ
マーマネ「なに言ってるのさリーリエ!全然気にしてないよ!」
マーマネ「僕がそんな些細なことを気にするような、小さな男に見える?」ニコッ
トゲデマル「マキュキュ!」
リーリエ「ふふっ、ですね?」クスッ
マーマネ「じゃ、仲直りだね?」
リーリエ「はい!」ニコッ
シロン「コーン!」ニコッ
12 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 01:10:03.33 ID:8jvArhSx0
サトシ「あー、そう言えばさースイレン」
スイレン「? なに?」
サトシ「赤ちゃんってどうやってデキんの?」
スイレン「うぇ!?////」ビクッ
サトシ「?」
スイレン「……な、なんで私に聞くの!?////」ドキドキドキ
サトシ「スイレンは女の子だから知ってると思ってだよ」
スイレン(え?な、なに……?どういう意味!?それ……)ドキドキドキ
ロトム図鑑「サトシー…さすがにその質問は……」
サトシ「え?」
ピカチュウ「ピカピ…」
スイレン「…………さ、サトシ…!」グッ
サトシ「なに?」
スイレン「その……耳、貸して」チョイチョイ
サトシ「!」
13 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 01:16:01.22 ID:8jvArhSx0
スイレン「……えーっと…」スッ
サトシ「うんうん!」ワクワク
スイレン「そ、その……好きな人に……////」ジッ
サトシ「え?」
スイレン「……揉んでもらうと……デキるらしい…/////」
サトシ「揉む?なにを?」
スイレン「その……おっ○い////」ポッ
サトシ「いっ!?////」
ピカチュウ「ピカァ」
サトシ「じゃあ……カキはマオの……」ドキドキドキ
スイレン「う、うん…たぶん////」コクリ
リーリエ「サトシとスイレン、何やら盛り上がっているようですね?」
マーマネ「こんな時なのにお気楽だねー」ハァ
シロン「コーン」
14 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 01:29:00.21 ID:8jvArhSx0
サトシ「……そっか、おっ○いを……って、あぶねっ!」ササッ
スイレン「? どうしたの?」
サトシ「あ、危なくスイレンを妊娠させるとこだったよ!」ホッ
スイレン「えっ////」ポッ
ロトム図鑑「サトシはいったい何を言って………」
サトシ「……あっ、でも……好きな人じゃなきゃダメなんだっけ…?」
スイレン「/////」ドキドキドキ
サトシ「………つーか、よく考えたらスイレン…揉むほどおっ○い無いよな?」ハハハ
スイレン「」
ロトム図鑑「事情はよくわからないけれど、サトシがアホなことを言ったということだけはわかったロト」
ピカチュウ「ピカピ…」
スイレン「……オシャマリ!バルーン!!」
オシャマリ「シャマ!!」プワーン
ポヨン
サトシ「!? う、うわっ!バルーンの中に……」ポヨッ
ロトム図鑑「サトシがオシャマリのバルーンの中に閉じ込められたロトー!」
ピカチュウ「チュウ…」
サトシ「お、おい!出してくれよスイレン!」ポヨンポヨン
スイレン「ナギサ!」パチン
ナギサ「イッブイ!」ポヨーン
サトシ「うわぁー!!ナギサ!バルーンをポヨンポヨンすんなよ!上下に動いて気持ち悪いっ!!」オエッ
ナギサ「イッブイー♪」ポヨンポヨン
スイレン「」プンプン
ピカチュウ「ピカカ」ケラケラ
ウワァー ダシテー
リーリエ「……あのー…何故サトシとスイレンはこの状況で遊んでいるんですか……?」
マーマネ「……さぁ…?あの二人が考えてることはよくわかんないよ」
トゲデマル「マキュキュ」コロコロ
15 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 21:49:07.74 ID:4MGLqe0w0
別の教室
ククイ「なに?マオが妊娠しただと!?」
カキ「…………はい…」
マオ「………………」
ククイ「お、おいおいー?もうエイプリルフールはとっくに過ぎたぞー?」
ククイ「カキ、マオ!お前たちはまだ子供だ!教師をからかうモンじゃないぞー?」ハハハ
カキ「…………」
マオ「……うぇっ……!…ヒッグ…」グスッ
アマージョ「…ジョ…」ナデナデ
ククイ「………ハハハ………」
ククイ「……ほ、本当なのか……?」
カキ「……嘘じゃありません」
マオ「うぅぅ…」グスッ
アマージョ「……ジョォ…」
16 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 22:04:32.59 ID:4MGLqe0w0
ククイ「……えーと…その、なんだ……お前たち、子供の作り方は知ってるのか?」
マオ「はい…」グスッ
カキ「えっと……なんとなく…」
ククイ「そ、そうか………で、マオ?赤ちゃんがデキたってのは間違いないのか?」
マオ「……まだ病院に行って検査はしてないけど……私、最近体の調子が悪くって…」
マオ「……それで……たまたまやってたテレビ見たら、妊婦さんが出てて…この妊婦さんにおこる症状が私に似てるなって…」グスッ
カキ「おおおおおい…!な、泣くなマオー!」アセアセ
ククイ(なるほど。なら、まだマオの勘違いって可能性もある訳か…)ホッ
ククイ「マオ、カキ。このことは親御さんには相談したのか?」
マオ「まだです…」
カキ「俺もまだです…」
ククイ「そうか……」
ククイ(難しい問題だな……だが、まだマオの妊婦が確定するまでは、騒ぎにしない方がいいのか?)
ククイ「……………」ウーン
ククイ「……マオ、カキ今夜家に来なさい」
カキ、マオ「え?」
17 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 22:20:10.78 ID:4MGLqe0w0
夜
ククイの家
カキ「よし!着いたぞ!」
マオ「送ってくれてありがとうね!リザードン!」
アマージョ「ッジョ!」
シェイミ「シェミィ!」
リザードン「ザァドン」ニッコリ
カキ「さて、行く……」クルッ
「おーい!」
カキ、マオ「!」
18 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 22:38:55.28 ID:4MGLqe0w0
サトシ「カキー!マオー!」フリフリ
ピカチュウ「ピカー!」フリフリ
カキ「よ、よぉ…サトシ……」
マオ「アローラ!サトシ…」アハハ
カキ「………て、ん?どっか行くのか…?」
サトシ「うん!なんか今日はカキとマオ、博士たちと大事な話があるんだろ?」
サトシ「だから俺は今からマーマネの家にお泊まりしてこいってさ!」
カキ「そ、そうか……」
マオ「なんかごめんね?私たちのせいで……」
サトシ「いーって!マーマネん家にお泊まり楽しそうだしさ!カキとマオも俺のことは気にしないでゆっくりしてってよ!」ニッ
ピカチュウ「ピカー!」
カキ「あ、ああ……」ハハハ
マオ「うん……」
サトシ「……今日はやっぱマオの赤ちゃんの話すんの?」
マオ「う、うん…」
ロトム図鑑「サトシ。いきなりズバッと聞きすぎロト」
ピカチュウ「ピカピ…」
サトシ「カキ!マオ!何かあったら俺たちをすぐに頼れよ!俺もマーマネも…スイレンもリーリエもみんなカキやマオの味方だからさ!」グッ
ピカチュウ「ピカー!」グッ
カキ「サトシィ……ピカチュウ……!」ウルウル
マオ「……ありがとう、みんな…」グスッ
サトシ「へへへ!実はさ?ここだけの話……今日俺もスイレンを妊娠させそうになって……」
マオ「はぁ!?スイレンを妊娠させそうに!?」
カキ「馬鹿なのかお前!!」
サトシ「」ビクッ
ロトム図鑑「その通りロト。サトシは馬鹿ロト」
ピカチュウ「ピカー」ハァ
サトシ「で、でも……実際させた訳じゃないし…」ハハハ
マオ「そういう問題じゃないでしょ!!」
カキ「サトシ……お前はいったい何をやって……」ハァ
サトシ「いや、カキには言われたくないよ」
カキ「そ、そうだな…すまん……」
ピカチュウ「チュウ」
19 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 23:10:49.72 ID:4MGLqe0w0
部屋
ククイ「カキ、マオ。わざわざ来てもらってすまないな」
マオ「いえ…」
カキ「博士こそ……親父たちに勉強合宿だって言ってくれて助かりました」
ククイ「ああ…まだ大事にするには早いと思ってな」
カキ「……すみません…」
バーネット「カキ、マオ。ククイくんから話を聞いたわ」
バーネット「……まず、聞きにくいことなんだけど……マオ、相手はカキで間違いないの?」
マオ「うん……そういうことしたのはカキだけだから……」
カキ「マオ…」
バーネット「………カキ、あなたはそういうことしたら赤ちゃんがデキるってわかってたのよね?」
カキ「は、はい……」
バーネット「………少しキツいいい方だけど……こうなるってわかっててしたの?」
カキ「あ、あの時はその……流れでなんとなく…」
バーネット「流れでなんとなく!?」
マオ「な、なにそれ!?酷いよカキ!!」
アマージョ「ジョー!!」
ククイ「カキ……!お前!!」ガタッ
カキ「ご、ごめんなさ……」
ククイ「お前……謝って済む問題じゃ……」
カキ「……でも、俺、決めました!!」
ククイ、バーネット「!」
カキ「……こうなった以上は……男として…ゼンリョクで産まれてくる子供とマオを守っていくつもりです!!」キリッ
マオ「カキ……」ウルッ
20 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 23:20:06.47 ID:4MGLqe0w0
マオ「……ねぇカキ……それって本当?」
カキ「ああ、本当だ!!」
マオ「……私とスイレンならどっちが好き…?」
カキ「断然マオだ!!」
マオ「………私とリーリエなら?」
カキ「マオに決まってる!!」
マオ「…………私とホシちゃんなら……?」
カキ「…………」
カキ「……エーット……」
マオ「なんで悩むのよー!!」ビエーン
カキ「い、いや…そ、それは好きのベクトルが違うっていうか……」ハハハ
アマージョ「ッジョォォ!!」ゲシッゲシッ
カキ「い、痛い!アマージョ!蹴らないでくれ!!」
バーネット「ちょ、ちょっと!落ち着いて二人とも!!」
ククイ「ケンカしてる場合じゃないだろ!」
ギャー ギャー
21 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/03(水) 23:40:45.35 ID:4MGLqe0w0
バーネット「と、とにかく…!カキもマオもまだ若いわ!もう遅いかもしれないけど………お付き合いするにしてももう少し健全なお付き合いを……」
カキ「え?俺とマオは別に付き合っていませんが……」
バーネット「はぁ!?」
ククイ「お前ら……付き合ってもいないのにそんなことしたのか!?」
カキ「……でも……好きでもないような子と俺は……そんなことは断じてしません!!」キリッ
マオ「カキ……」
カキ「……マオ、俺……決めたよ…」
カキ「結婚しよう!!」
マオ「……うん////」
バーネット「ちょ……結婚って!?」
ククイ「ま、待てお前ら!!さすがにそれは早すぎる!!」
バーネット「カキ!マオ!あなたたちの歳で結婚して子供まで育てていくなんて無茶よ!」
カキ「無茶かどうかはやってみなくちゃわかりません!!」
マオ「カキ、私……カキと一緒ならどんな苦労だって平気だよ/////」
カキ「ああ、俺もだよマオ////」
カキ「明日早速……マオのお義父さんに挨拶にいこう!!」
マオ「うん/////」
アマージョ「ッジョォ」パチパチパチ
シェイミ「シェミィ」パチパチパチ
バーネット「ちょ、ちょっとククイくん!どうするのよ!!」
ククイ「……えーっとだなー……」
22 :
◆7HdZn/25p6
[saga]:2019/04/04(木) 00:14:03.43 ID:N0Y8oGPZ0
翌日
ポケモンスクール
サトシ、スイレン、マオ、マーマネ「えぇーー!?結婚?」
マオ「うん、昨日カキにプロポーズされたんだ////」ポッ
カキ「ああ、俺も覚悟を決めた!マオと産まれてくる子供を…幸せにする覚悟がな!」
サトシ「マジかよ!おめでとう!カキ!マオ!」
ピカチュウ「ピカァ!」
マオ「ありがとう!サトシ!」
カキ「必ず守ってみせる!ゼンリョクで!」
スイレン「結婚……確かにおめでたい。でも……」
リーリエ「その…論理的結論からいいますと、少し早計すぎでは……」
マーマネ「そ、そうだよ!結婚なんて無茶苦茶だよ!」
ロトム図鑑「マオ!病院に行って赤ちゃんが本当にデキたか調べたロトー?」
マオ「まだなんだ……昨日ククイ博士とバーネット博士にも言われたよ。結婚はまだ早い、まずは本当に赤ちゃんがデキたかどうかを確かめてからにしなさいってね?」
マーマネ「じゃあ……」
カキ「今日、マオのお父さんや俺の両親に妊婦のことを話す予定なんだ」
カキ「その時に結婚のことも相談するつもりだ」
リーリエ「そ、そうなんですか……」
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