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勇者「我こそが、王の名にふさわしい究極の王者!」
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 18:28:57.11 ID:eqpPrlEx0
魔王に一撃を与えてやる
「ハッ!!!」
「グォォ!!」
どうだ、魔王よ。容赦はしないぞ
「クハハ…なかなかやるようだな。これだけの打撃を喰らわせてくるやつは、お前が初めてだ」
そうだろう。
私は王だからな。魔王を倒すだけの力を持つのは当然のことだ。
もう一発いくぞ!
「グァァ!!」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 18:34:20.34 ID:eqpPrlEx0
「キサマ…結構効いた」
魔王と言えども、私の打撃をまともに受けて、そう簡単に耐えてはいられないだろう
叩きのめしてやる!
「エイッ!」
「ヤァッ!」
「トウリャッ!」
「グァァァッッッ!」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 18:38:14.77 ID:eqpPrlEx0
「アァ…キサマ…効いた…効いたぞ」
魔王よ。そろそろトドメを刺してやる。
「この街を破壊するものよ。
王の名にかけて、魔王を粉砕する!
エェエイッ!
ヤァァァァァッ!
トォォォォリャァァァァァァッ!!!」
「グァァァァァァァァッ!!!」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 18:43:55.87 ID:eqpPrlEx0
「キサマァ……効いた…ケッコウ効いたぁぁぁ!!!」
はっはっはっはっ!!!
そうだろう!
私の打撃は効いただろう!
「アァ……効いたぁ…」
はっはっはっ
魔王よ。
どうやら貴様は徹底的に叩きのめさないと分からないみたいだ
私の全身全霊をかけて、全力で戦う!!!
「タァァァァァァアアアッッッ!!!」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 18:46:18.96 ID:eqpPrlEx0
「タァァッ!」
「グォォ!」
「ハァァァッ!!」
「グァァァァァ!!」
「エイヤーーーーーーーーーーッ!!!」
「グァァァァァッ!」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 18:52:57.64 ID:eqpPrlEx0
「クゥゥ……ケッ…コウ…キイタ…」
「魔王よ。街を破壊しようとするものを、このまま見過ごしておくわけにはいかない。お前が力尽きるまで、私はもう戦うことをやめないぞ!」
「ハアァァッ!!」
「グォォ!!」
「うおりゃ!!」
「グァァァァァ!!」
「ハァァァ…
エイヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 18:56:38.85 ID:eqpPrlEx0
「フゥ…フゥ…」
「……」
魔王よ……力尽きたか
「……………フゥ」
「……」
「はっはっはっ。
私こそ!カゴメ野菜をも飲み込む、究極の王者!」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:02:45.05 ID:eqpPrlEx0
「ナニヲシテイル」
「むっ、これは、魔王」
「いつからユメのなかとサッカクしてイタァ」
「むっ、いつの間に私は夢を見ていたのだ。
魔王、一筋縄では行かない奴だ」
こいつ…気を付けねば
「いくぞ魔王!」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:06:07.38 ID:eqpPrlEx0
「無理に近づきはしまい。矢で攻撃だ!」
「喰らえ!」
「グァァァァァ!」
「どうだ。今度はしっかりと見ていたぞ。
これで、お前も効いただろう」
「アァ…キイタァァ!」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:10:42.84 ID:eqpPrlEx0
「アァ…キイタ…キイタァァッ…」
ふっ。魔王が効いたような素振りをしている。
どうやらこれは効いたようだな。
「弓矢でどんどん攻撃してやる」
「アァ…ヒトツ…言いたいことがある」
「むっ、なんだ」
「ソロソロ、ワタシからも攻撃してイイカァ?」
「なにっ」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:28:27.61 ID:eqpPrlEx0
「ハッハッハァァ…まだ街を破壊したりないのダァ!」
「なにっ街を破壊するだと!」
「ハッハッハッ」
「それはさせない!それは、私が絶対にさせんぞ!」
「イクラ王と言えども、街を破壊されるのは、なにもできないダロウ」
「………」
「ハッハッ…ドウダ、もう打つ手は無いのか?」
「………………………ふぅ」
「ナンダ、ドウシタ」
「魔王よ。それなら私からも言わせてもらうが、お前はいつから街を破壊していると錯覚していた。ここは海だ」
「ナニ!?」
「今から向こう岸まで泳いで勝負してもらう」
「ナンダトッ」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:35:13.71 ID:eqpPrlEx0
「いくぞ魔王!」
「マ、マテッ」
「どっちが早く着くか勝負だ」
「グォォォ!ワタシに逆らったことを後悔させてやる」
泳ぎの勝負になった。
向こう岸まで見える島に早く辿り着いた方が勝つというルールになった。
王である私は泳ぎも得意だ。
いざ、尋常に勝負する!
「キサマ、勝負をする前にヒトツ言わなければならないことがある」」
「何だ、魔王よ」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:41:48.64 ID:eqpPrlEx0
「イツカラ泳ぎの勝負になったとサッカクしてイタァ」
「なにっ。いつから私は泳ぎの勝負になったと錯覚していたんだ」
「オウよ。もう小細工は終わりだ。
私は私の理念に従って、この街を破壊する。
正面から向き合って、キサマを倒そうでは無いか」
「………そうか。
それでは、魔王。私もお前に真正面から向き合うことにする。
私は王の名にかけて、お前と全力で戦い
お前が間違っているということを、この身で戦って分からせてあげよう」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:42:57.90 ID:eqpPrlEx0
「いくぞ、魔王!」
「カァァァ!!オウよぉぉぉっ!」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:49:10.16 ID:eqpPrlEx0
「………」
「……ふぅ」
魔王は力尽きたか
街を破壊するとは、魔王はやり過ぎた。
お前は落ちるところに落ちて、反省していたまえ。
「…帰る前に、ひとこと魔王に言っておいてやる」
「……」
「私は、イクラ王と呼ばれた時から、海の王様になることを決めていた」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/30(土) 19:50:28.10 ID:eqpPrlEx0
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