花騎士 SS ナズナ「騎士団の日常です」 安価 コンマも?

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125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 01:53:26.75 ID:YvJrTmjRO
シュウ様が姉……悪くはないけどどっちかと言うと母か義母の方が燃える
126 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 12:35:01.25 ID:8d4DuWqz0
団長「ふぅ。今日の討伐も何とか無事に終わったな」

ナズナ「そうですね。帰りましょう」


ザワザワ

「おねえーちゃん、まってよ」

「ほら、はやく」

ナズナ「可愛い子供ですね」

団長「・・・」

ナズナ「団長さま?」

団長「・・・あぁ。何でもない」

ナズナ「?」


騎士団 食堂

団長「・・・」 カチャカチャ

ナズナ「団長さま。食べないんですか?」

団長「えっ?あっ・・・食うよ」 モグモグ

ナズナ「何かあったんですか?もし体の調子が悪いなら」

団長「いや。大丈夫だって。ただ昔の事を思い出しただけだ」

ナズナ「昔?」

団長「ああ。俺が子供の頃のな」

ナズナ「へー。一体どんな事を?」

団長「ああ。さっき見た子供達がいただろ」

ナズナ「はい」

団長「俺は一人っ子だったんだ。友達は姉や妹がいてな。それを羨ましく感じたのを思い出してな」

ナズナ「そうだったんですか」

団長「全く。もう何年前だか。バカなこと言ってないで飯食って遠征組のメンバー考えないとな」 ガタッ


花騎士達「・・・」
127 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 13:18:05.46 ID:8d4DuWqz0
数時間後

フリージア「だだ、団長さん!」

団長「どうした?」

フリージア「団長さんは妹とかほしかったんですよね?」

団長「あ〜、聞こえてたか。子供の頃な」

フリージア「だ、だったら」

団長「?」

ワルナスビ「くくくっ。ムナールよ聞いたぞ!」

団長「・・・何をだ?」

ワルナスビ「ふふん。妹が欲しかったんだろう?ならば」

フリージア「ふしゅ〜。団長さん、私が妹になります!」

ワルナスビ「ちょ、ちょっと!?話を」

団長「フリージアが?」

フリージア「はいっ。私も昔お兄ちゃんが欲しかったんです」

団長「うーん」

ワルナスビ「む、無視しないで!」

団長「してないだろ」

ワルナスビ「くぅ。む、ムナールがどうしても妹が欲しいなら我も」

団長「・・・」

ワルナスビ「黙らないでよ!うぅ・・・あたしも妹になる///」

団長「・・・2人共、本気か?」

フリージア「本気ですっ!」

ワルナスビ「ふふふ。当然だ」

団長「わかった。じゃあ頼む」



128 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 13:45:11.64 ID:8d4DuWqz0
フリージア「わきゅぅうううう!嬉しいです」

ワルナスビ「くくくっ。我に任せておけ、ムナール・・・じゃなかった。お、お兄ちゃん///」

フリージア「きゅいーん。お兄ちゃん♪」

団長「しかし」

ワルナスビ「どうしたの?」

団長「いや、素朴な疑問なんだが兄妹って普段何をするんだ?」

フリージア「えっ?うみゅ・・・わからないですっ」

ワルナスビ「そ、そういえばあたしも知らない」

団長「うーん。前途多難だな」

フリージア「んふ〜。わからないからお兄ちゃんは妹を甘やかせばいいと思います!」

ワルナスビ「そ、そうだ。ムナ・・・お兄ちゃんは妹の頭を撫でるのだ!」

団長「そうなのか?だったら」 ポフッ

フリージア「わきゅ!?」

ワルナスビ「ひゃわ!?」

団長「よーし、よしよし」 ワシャワシャ

フリージア「わきゅ。くすぐったいです♪」

ワルナスビ「う、うん。これは思ったより恥ずかしい///」

団長「うーん。なんか満たされる気分だ」 ナデナデ

ワルナスビ「うぅ///わ、我は使命を思い出した。さらばだ!///」

ダッ


団長「お、おーい」

フリージア「ふにゅううう。お兄ちゃん、もっと撫でてください♪」

団長「おっ、おう」

129 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 14:14:14.47 ID:8d4DuWqz0
団長「・・・」 カリカリ

コンコン

団長「はーい」

ガチャ

フリージア「お兄ちゃん。おやつ持ってきました。休憩しましょう」

団長「そうだな」

フリージア「今日のおやつはケーキですよ」

団長「そうか。じゃあ食べるか」

フリージア「お兄ちゃん。あーん、ですぅ♪」

団長「・・・えっ?」

フリージア「兄妹なら普通ですよ」

団長「そ、そうなのか」

フリージア「はい。なので、あーんです」

団長「あ、あー」

パクッ

団長(こっ恥ずかしいな) モグモグ

フリージア「じゃあ次はお兄ちゃんの番です」

団長「お、俺の?」

フリージア「あ〜ん」

団長「はぁ。あーん」

パク

フリージア「うきゅうう。美味しいですっ♪」


団長「ごちそうさま」

フリージア「ごちそうさまです」

団長「仕事に戻るか。えーっと、この資料は」

フリージア「お兄ちゃん、お手伝いします」

団長「頼む」

フリージア「お手伝いが終わったら褒めてくださいね♪」

団長「わかった」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 14:14:59.74 ID:Th+E1I7JO
あら〜
お兄ちゃん呼びはいいですねぇ!
(お兄ちゃん呼びの花騎士ってアサガオ、オキザリス-団長じゃなくてカタバミをだけど-…あと誰かいたっけ)
131 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 14:28:28.30 ID:8d4DuWqz0
団長「よしっ。これで終わりっと」

フリージア「じゃあ」 スッ

団長「?」

フリージア「ぷっく〜。褒めてくださいって言ったのに」 プンプン

団長「あっ。そうだったな。ありがとう」 ナデナデ

フリージア「わっきゅぅううう♪嬉しいです」

団長「しかし兄妹とは普段こんな感じなんだな」

フリージア「きっとそうですよ♪」

団長「しかしワルナスビは何処に行ったんだ?」

フリージア「むきゅぅうう。お兄ちゃん、今は私という妹がいるでしょ」

団長「ああ。そうだな」 ワシャワシャ

フリージア「ん〜♪もっとお願いします」


団長「さて、そろそろ夕飯か」

フリージア「食堂に行きましょう」


ザワザワ

団長「うーん。混んでるな」

フリージア「そうですね」

団長「しょうがない。適当に開いてる席を探すか」

フリージア「うぅ。お兄ちゃんの隣に座れそうにありません」

団長「しょうがないだろ」

フリージア「わきゅう。残念です」


団長「えーっと、何処に座るか」

ワルナスビ「ムナールよ。ここが開いてるぞ」

団長「おっ。ワルナスビだけか?」

ワルナスビ「我がスクワイアは密偵だ」

団長「何をだよ」
132 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 14:49:06.69 ID:8d4DuWqz0
ワルナスビ「そ、それで・・・お兄ちゃん。兄妹でする事を色々と調べたんだけど」

団長「んっ?そんな事を調べてたのか」

ワルナスビ「う、うん。だから後で楽しみにしてて///」

団長「?顔が赤いぞ」

ワルナスビ「うっ。べ、別にどうでもいいでしょ///」

団長「はいはい。今日のデザートはアイスらしいぞ」

ワルナスビ「あ、アイス!・・・はっ!?こ、コーヒーの苦味を深く感じられていい」

団長「無理にブラックで飲まなくても」

ワルナスビ「ふふっ。我に無理なことなど」 ズズッ

ワルナスビ「うぇえ。苦い」

団長「全く。ミルクと砂糖だ」

ワルナスビ「うぅ。こ、こんな」

団長「はあ」 ナデナデ

ワルナスビ「だ、団長!何をするの?///」

団長「お前は世話のかかる妹だ」

ワルナスビ「む、むう。悪かったね///」 プイッ


団長「・・・」 ピラッ

ワルナスビ「お、お兄ちゃん。そろそろお風呂に入ったほうがいいよ」

団長「そうだな」


スタスタ

ワルナスビ「よ、よしっ///」



団長「は〜。いい湯だなぁ」

ガラッ

団長「・・・え゛?」

ワルナスビ「おおお、お兄ちゃん。一緒にお風呂入ろう///」

団長「ぶふぉ!?」

ワルナスビ「あ、あたしが背中を///」

団長「いくらなんでもこの歳で一緒に風呂に入る兄妹がいるかぁああああ!///」

133 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 15:03:37.61 ID:8d4DuWqz0
ワルナスビ「うぅ。子供が一緒に入ってるって言ってたのに。ま、まさか怪盗である我を欺くとは・・・ふふふっ。許さないもん」 ブツブツ

団長「おーい。そろそろ寝る時間だぞ」

ワルナスビ「うぅ。こうなったら最後の手段。団・・・お兄ちゃん、一緒に寝よう」

団長「お前はまた」 ハァ

ワルナスビ「うっ。き、兄妹なら別におかしくないでしょ///」

団長「だから」

ワルナスビ「お、お兄ちゃんはあたしが嫌い?」

団長「っ!はあ・・・今日だけだぞ」

ワルナスビ「う、うんっ。ならば枕を持ってくる」


団長「さて。電気消すぞ」

ワルナスビ「うんっ」

カチャ

団長「お休み」

ワルナスビ「ム・・・お兄ちゃん」

団長「何だ?」

ワルナスビ「何かこうやって寝ると昔よくおじいちゃんと一緒に寝たの思い出すと思っただけ」

団長「俺はそんなに老けてるか?」

ワルナスビ「ち、違うよ。ただ・・・安心するの」

団長「そうか」

ワルナスビ「あたしもさ。妹とか欲しかったの」

団長「ラークスパーと一緒にいる時のお前はお姉ちゃんみたいだぞ」

ワルナスビ「ラークちゃんはあたしを慕ってくれるいい子だよ。本当に」

団長「それはお前の人望だろ。他にもキツネノボタンも慕ってるじゃないか」

ワルナスビ「あはは。そうだね」

団長「少しは誇れよ」

ワルナスビ「うん。団・・・お兄ちゃんも何時もありがとう///」

団長「どういたしまして」

ワルナスビ「・・・///お休み」

団長「お休み。ワルナスビ」



134 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 15:16:36.41 ID:8d4DuWqz0
チュンチュン

団長「・・・う、うーん」 モゾッ

団長「朝か」

ワルナスビ「・・・むにゅ。くくっ、カーパスよ。今回も我の勝ちだ」

団長「どんな夢見てんだ?」

ワルナスビ「ふははは。諸君また会おう。次はもっと凄いお宝をいただく・・・むにゃ」

団長「起きろ」 ユサユサ

ワルナスビ「・・・むにゅ」 パチッ

団長「おはよ」

ワルナスビ「・・・だんちょぅ」

ワルナスビ「・・・!?何でムナールがここに?ももも、もしかして知らないうちに一線を」

団長「落ち着け。昨日一緒に寝てほしいって言ってきただろ」

ワルナスビ「・・・はっ。そ、そうだった。おはよう、お兄ちゃん」

団長「おはよう。皆が起きる前に部屋に戻っておけ」

ワルナスビ「そ、そうだね」



ガヤガヤ

フリージア「わきゅぅうう。お兄ちゃん、おはようございます」

団長「おはよう。朝から元気だな」

フリージア「はいっ」

ワルナスビ「くくくっ。いい朝だな。昨日の夜は素晴らしかった」

フリージア「また何かしたんですか?」

ワルナスビ「し、したと言うか・・・まっ、まあな」

フリージア「?」

ワルナスビ「それよりもムナ・・・お兄ちゃん、一緒にご飯を食べよう」

フリージア「あっ。私もお兄ちゃんと一緒に食べます」

団長「わかった」


アサガオ「うぅ。お兄ちゃんが取られた」

パープルパンジー「・・・団長さんはどうしようもない変態でしたか」

セルリア「だ、団長さんがお兄ちゃん・・・はうっ///」


ミズアオイ「お姉ちゃんなら私が」

トリトニア「ふふん♪お姉ちゃんなら私の出番だねぇ」

シュウメイギク「・・・ふむ」



135 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 15:17:24.14 ID:8d4DuWqz0
ここまで。シュウメイギクはもう少しお待ちを

なんて呼ぶのがいいだろ?姉さん、姉貴・・・う、うーん
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 16:07:13.02 ID:lWWQ4KS8O
おつおつ
個人的なイメージだと姉上か御姉様かなぁ
137 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/29(金) 18:18:47.56 ID:8d4DuWqz0
すいませんがこんなお題で書いて欲しいみたいなのありますかね?

色々と自分でも考えてはいるのですが正直キツイので

>>136 姉上に御姉様ですか。そういうのもあるんですね。参考になります
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 18:31:38.81 ID:VzeKlIjmo
パッと思い付くのは
団長「性格が反転する薬?」クコ「あい」(まんま)

サクランボ「パパ!」クガイソウ「お父さん!」花騎士「」ジー(娘プレイ的な)

こんなのはどうじゃろ
趣味丸出しですまん
139 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/03/30(土) 20:01:53.22 ID:Gg1Pjbpt0
>>138

ありがとうございます

日曜か月曜には投下できると思います
140 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/01(月) 19:11:17.61 ID:72MwUMy30
申し訳ございません。完全に行き詰まってます。もう少しお待ち下さい
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/01(月) 19:19:01.07 ID:4iqiBUi4O
おつ
無理だけはしないでね
142 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/01(月) 21:19:09.96 ID:72MwUMy30
別のお題で安価だけとっておきます

サクランボ「パパ」 クガイソウ「お父さん」 ナズナ「お母さんは誰になるんでしょうね?」 花騎士達「!?」

 >>138  参考にしました

母親になろうとする花騎士 下1〜2 で
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/01(月) 22:18:02.13 ID:DAu6cnTg0
デンドロビウム
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/01(月) 22:34:03.81 ID:J/eY7AP10
タツナミソウ
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/01(月) 22:36:58.05 ID:GHxD3R3k0
ブラックバッカラ
146 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/02(火) 06:33:39.50 ID:Y3FrEusv0
デンドロビウムとタツナミソウですね。お待ちを
147 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 06:33:26.94 ID:+95qsJeQ0
団長「・・・」 カリカリ

団長「はぁ。やっとで半分終わったか。最近は新種の害虫の報告や対策会議で・・・うーん」 ノビー

コンコン

団長「どうぞ」 カキカキ

シュウメイギク「失礼するぞよ、団長殿」

団長「シュウメイギク。何かあったのか?」

シュウメイギク「ここ数日、そなたは休んでおらぬように見えてな。全く、我らを頼らないとは不甲斐ない」

団長「あはは。花騎士も忙しいからな」

シュウメイギク「団長殿は何でも一人で抱え込もうとする悪い癖がある。何故皆を頼らぬ?」

団長「いや、それは・・・」

シュウメイギク「そなたは甘えると言う事を知らぬ様に見える」

団長「そんな歳でもないしな」

シュウメイギク「そのままでは倒れてしまおうぞ。わらわや他の花騎士達は信用できぬか?」

団長「そんな事はない」

シュウメイギク「ならば頼ってくれぬか?団長殿に何かあってからは遅いのでの」

団長「すまん」

シュウメイギク「・・・も、もしそなたがよければなのだがわらわが姉になってやるゆえ・・・///」

団長「えっ?」

シュウメイギク「す、すまぬ。今のは忘れてほしいぞ///わらわの気の迷いゆえ///」

団長(しゅ、シュウメイギクが姉?)

シュウメイギク「貸すがよい。わらわが手伝う」

団長「・・・」

団長「じゃ、じゃあ頼んでいいか?・・・姉上///」

シュウメイギク「っ!?」

団長「///」

シュウメイギク「ふふっ。そなたはわらわを惑わすのが上手いぞよ///任せるがよい」








148 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 06:54:23.62 ID:+95qsJeQ0
団長「はあ。終わったー」 グテー

シュウメイギク「これこれ。行儀が悪いぞよ。疲れておるならわらわが膝をかそう」 ポンポン

団長「え゛?」

シュウメイギク「コリウスやガジュマルに昔はよくしてたゆえ。何、遠慮はいらぬぞ」

団長「いや・・・しかし///」

シュウメイギク「姉の言うことは少しは聞いてたも」

団長「じゃ、じゃあ少しだけ失礼します。姉上///」 ポスッ

シュウメイギク「ふふっ。ゆっくり休んで皆に元気な姿を見せるのも努めゆえ」

団長「・・・そうだな」

シュウメイギク「ふふふ。そなたは本当に優しい弟ぞ」 ナデナデ

団長「///」

団長(は、恥ずかしい///・・・でも)

シュウメイギク「〜♪」

団長(落ち着くな。・・・ダメだ、眠い) ウトウト

シュウメイギク「団長殿?」

団長「・・・zzz」

シュウメイギク「わらわはまだ怖いのです。この思いを伝えるのが。わらわも親友の様な鬼となるのかもしれぬ。すまぬ」

団長「・・・zzz」




団長「・・・んぅ?」 パチッ

シュウメイギク「起きたかえ?」

団長「あれ・・・俺は?」

シュウメイギク「疲れて寝てたぞよ」

団長「そうか。俺はシュウメイ・・・姉上の膝をかりて」 ムクッ

シュウメイギク「よく眠れたかの?」

団長「あっ、ああ。体が軽くなった」

シュウメイギク「それはよかったぞ」

団長「うーん。あっ、この報告書届けてくる」

シュウメイギク「その前に」 スッ

団長「しゅ、シュウメイギク?」

シュウメイギク「少しはきちんと服装を整えよ。これでよいぞ」

団長「す、すまん。じゃあすぐ戻るから」

ガチャ バタン

149 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 07:11:18.74 ID:+95qsJeQ0
ガチャ

団長「ふう。ただいま」

シュウメイギク「ふむ。よく戻ったぞ」

団長「さて。お茶にするか」

シュウメイギク「そうするかえ。今お茶を淹れるので待っておれ」

団長「俺が淹れるから姉上は休んでてくれ。茶菓子も買ってきたから」

シュウメイギク「それは桜餅かえ?ふふっ、春が来たのよな」

団長「そうだな。今度、皆でお花見に行こうか?」

シュウメイギク「それは喜ぶ。楽しみが増えるぞよ」

団長「だな」 カチャカチャ


モグモグ

シュウメイギク「ふむ。これは美味ぞ」

団長「流石有名な和菓子の店だ」

シュウメイギク「全く。少し遅いと思ったら、まさか並んで買ったのたも?」

団長「そんなに並んでないけどな」

シュウメイギク「・・・」 ジー

団長「そ、それにこれは手伝ってくれた姉上に対する礼です」

シュウメイギク「ふふっ。それならば怒らん。すまぬな」

団長「俺がしたかったから気にしないでいい。さて、執務に戻るか」

シュウメイギク「うむ。わらわも手伝うぞ」



団長「ふぅ。これで今日の業務も終わりっと」

シュウメイギク「さて。そろそろ夕餉の時刻ぞ」

団長「じゃあ食堂に行こう、姉上」

シュウメイギク「うむ」
150 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 07:24:11.43 ID:+95qsJeQ0
それから

シュウメイギク「・・・」 ボー

シュウメイギク(団長殿がわらわを頼ってくれてから数日。姉というのも悪くわなかったぞ)

シュウメイギク(しかしそなたがわらわに甘えなくなって少し寂しく感じるぞえ。これはいかぬ。全く、団長殿には困ったものゆえ)


団長「シュウメイギク?」

シュウメイギク「むっ。すまぬ、少し考え事をしてたゆえ」

団長「・・・」 ジー

シュウメイギク「だ、団長殿?」

団長「少し休憩にしよう」

シュウメイギク「う、うむ」

団長「だから」 ポンポン

シュウメイギク「?」

団長「姉上は疲れてるみたいだし。ほれ」

シュウメイギク「な、何を言っておるぞ///それにわらわは疲れてはおらぬ」

団長「姉上も少しは弟に甘えろ」

シュウメイギク「う、うぬ///では失礼するぞ///」 スッ

団長「どうぞ」

シュウメイギク「はぁ。この様に膝枕をされたのは何時ぶりかえ」

団長「男の膝だから硬いかもしれないけどな」

シュウメイギク「ふふ。そのような事はないぞ。逞しく感じるゆえ」

団長「数日間、お世話になったからな。お返しだ」

シュウメイギク「本当に団長殿は困った男ぞよ」

団長「いいから」 ナデナデ

シュウメイギク「こ、これっ///」

団長「いいから少し休んでくれ・・・ね、姉さん///」

シュウメイギク「!?///」

団長「や、やっぱり姉上は柄じゃない///」

シュウメイギク「本当にそなたは。わらわを惑わせるのが上手な男ぞよ///」
151 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 07:35:02.58 ID:+95qsJeQ0
それからも

シュウメイギク「団長殿。王室御用達の果物を持ってきたゆえ。後で食べようぞ」

団長「わかった。残ったらそれでタルトでも作ろうか?」

シュウメイギク「うむ。そなたのタルトは美味ゆえ嬉しく思うぞ」

団長「じゃあ後で。姉上」


トリトニア「!?」

ナズナ「へ?」


シュウメイギク「こ、これっ///」

団長「あっ、いけねえ。姉さんだったな」

シュウメイギク「〜っ///はよ、仕事をするぞえ///」

団長「ああ」




ナンテン「だ、団長さんのお姉さん」 プルプル

コリウス「シュウメイギク様もお喜びみたいですが」

レッドチューリップ「ど、どんなプレイなのかしら?」

ホワイトチューリップ「何を言ってるんですか!?バカ姉///」



フリージア「ま、待ってください。お兄ちゃん」

ワルナスビ「ムナール!じゃなかった。お兄ちゃん、説明しろー!」






152 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 07:36:08.57 ID:+95qsJeQ0
>>122

待たせてしまい、更にこんな出来ですいません。

次のお題行きます
153 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 07:58:41.32 ID:+95qsJeQ0
団長「〜♪」

ガチャ

サクランボ「ただいまー。パパ♪」

クガイソウ「今戻ったよ、お父さん」

団長「お帰り。討伐の結果の報告は?」

クガイソウ「皆、怪我はないよ」

サクランボ「皆さん、大丈夫です」

団長「そうか。だが報告書に詳しく書かないといけないから後で執務室に」

クガイソウ「うん」

サクランボ「はーい」


ナズナ「・・・」

アブラナ「どうしたのよ?」

ナズナ「いえ。サクランボさんもクガイソウさんも団長さまの事を父親の様に慕ってますよね」

アブラナ「そうね。あいつ、少し甘やかしすぎじゃないの?」

ナズナ「サクランボさんは過去の事があるし、クガイソウさんは親の騎士団から異動ですから」

アブラナ「それはそうだけど」

ナズナ「でも団長さまがお父さんならお母さんは誰になるんでしょうね?」



花騎士達「!?」


ナズナ「あ、あれ?」

花騎士達「・・・」

154 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 08:40:06.51 ID:+95qsJeQ0
タツナミソウ(しかしお母さんね。あたしはよく姉御って言われるるけどお母さんは流石に無理だよなー)

スタスタ ピタッ

タツナミソウ「んっ?」


クガイソウ「・・・」


タツナミソウ「あれは?何してんだ?」 ソロー


クガイソウ「ぐす・・・うぅ、お家に帰りたいよぅ」


タツナミソウ(ホームシックかぁ。まだ子供だししょうがねえけどよ。よーし)


タツナミソウ「ホームシック?」 ヒョコ

クガイソウ「っ!?」

タツナミソウ「あっ。驚かせて悪い」

クガイソウ「べ、別にいい」 ゴシゴシ

タツナミソウ「なあ。やっぱり親のいる騎士団に戻りたいの?」

クガイソウ「べ、別にそんな事はないもん」

タツナミソウ「あたしもさ。たまにロータスレイクに居る家族の事心配なんだよねー」

クガイソウ「そうなんだ」

タツナミソウ「弟はちゃんと母ちゃんの言うこと聞いてるか。母ちゃんは元気かなー、って」

クガイソウ「・・・」

タツナミソウ「それでさ。心配で手紙を送ったんだけどさ、なんて返事が来たと思う?」

クガイソウ「わからない」

タツナミソウ「私達の心配はいいからアンタはちゃんと仕事してるんだろうねぇ?団長さんに迷惑掛けてないか?って」

タツナミソウ「後は小言ばかりだったんだぞー。信じられる?」

クガイソウ「ふふっ」 クスクス

タツナミソウ「母ちゃん。それはねえよ、って思ったけど安心したんだ」

クガイソウ「そうなの?」

タツナミソウ「うん。これだけ小言を書くんだ。まだ元気だって事がわかる」

クガイソウ「・・・」

タツナミソウ「だ、だからよ。不安なら手紙出してみるなり団長に頼んで少し帰国したらいいじゃん」

クガイソウ「・・・うん。でも、もう少し頑張る」

タツナミソウ「そうか」

クガイソウ「うん。私も立派な花騎士になりたいから」

タツナミソウ「そうか。よーし、頑張らないとな」 ワシャワシャ

クガイソウ「・・・お母さんみたい」

タツナミソウ「・・・へ?」

クガイソウ「あっ。な、なんでもない」

タツナミソウ「な、なあ。クガイソウがよければなんだけど」

クガイソウ「?」



155 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 08:54:30.09 ID:+95qsJeQ0
団長「・・・」 カリカリ

タツナミソウ「ほいっ。団長、次は何をすればいいんだ?」

団長「うーん。これくらいにして少し休憩するか」

タツナミソウ「おっ。じゃあお菓子でも持って」

コンコン

団長「おっと。どうぞ」

ガチャ

クガイソウ「ただいま」

団長「ああ。報告書、届けてくれたか?」

クガイソウ「うん。問題なかったよ、お父さん」

タツナミソウ「ほら、手を洗ってこい。お菓子用意するからさ」

クガイソウ「うん。お母さん」

団長「・・・えっ?」

バタン

団長「えっ。今のは?」

タツナミソウ「あっ、ああ。まあ、ちょっと色々あってさー。あたしがお母さんになったんだよねー」

団長「そうか。クガイソウもまだ子供だから寂しいもんな。助かる」

タツナミソウ「い、いやー。それ程でもないけどさ。団長がお父さんであたしがお母さんじゃん。こ、これってさ///」

団長「?」

タツナミソウ「だー!言わせるなよ、恥ずかしいじゃん///」 バシバシ

団長「いてて。何だよ?」

ガチャ

クガイソウ「洗ってきたよ」

タツナミソウ「よーし。じゃあ食べようぜ。団長は飲み物用意して」

団長「あっ、ああ」





156 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 09:13:52.99 ID:+95qsJeQ0
タツナミソウ「はあ。しかし最近また忙しいよなー」

クガイソウ「そうだね」

団長「少しずつ暖かくなったからな。害虫も活発になってるし、しょうがない」

タツナミソウ「だからってなー。団長、部下にご褒美とかあってもいいんじゃない?」

団長「褒美か・・・一日だけなら休暇あげれるが」

クガイソウ「本当?」

団長「ああ。どうする実家に帰省したいなら申請すれば」

クガイソウ「ううん。お父さん達には手紙書いたから」

団長「そうなのか?」

クガイソウ「うん。皆元気だって返事も来たから」

団長「うーん。じゃあ何が」

クガイソウ「えーっと・・・少し考えさせて」

団長「わかった」

タツナミソウ「うーん。あたしは海に行きたいけどまだ寒いしなー」


クガイソウ「ごちそうさまでした」

団長「さて、仕事するぞ」

タツナミソウ「わかってるって」

クガイソウ「お父さん。あたしは何を手伝えばいい?」

団長「そうだな。じゃあこの書類を纏めるの手伝ってくれ」

クガイソウ「うん」

タツナミソウ「少しは整理整頓しとけよ」

団長「うっ。この方が楽なんだよ」

タツナミソウ「全く。実家の弟みたいだなー」

クガイソウ「お父さん。お母さんに怒れれてる」

団長「くぅ。はいはい、ちゃんと整頓します」





157 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 09:15:15.00 ID:+95qsJeQ0
>>154  クガイソウ「うん。私も立派な花騎士になりたいから」  誤字

正しくは クガイソウ「うん。あたしも立派な花騎士になりたいから」

です。すいません

158 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 09:16:24.59 ID:+95qsJeQ0
>>156 クガイソウ「お父さん。お母さんに怒れれてる」 誤字

正しくは クガイソウ「お父さん。お母さんに怒れてる」

です

159 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 09:33:13.02 ID:+95qsJeQ0
タツナミソウ「よしっ。今日はこれで終わりにしようぜ」

クガイソウ「疲れた」

団長「そうだな。2人ともお疲れ様。食堂に行くか」

クガイソウ「うん」

タツナミソウ「今日はなんだろうなー?」

団長「そうだなー」



食堂

ザワザワ

団長「空いてる席は」

クガイソウ「あっ。あそこちょうど3席空いてる」

タツナミソウ「よしっ。クガイソウ、あそこ確保して。あたし達はご飯持ってくるから」

団長「飲み物もいるよな。クガイソウ、お茶でいいか?」

クガイソウ「お茶でいいよ、お父さん。じゃあ確保しておくね、お母さん」



ピシッ


ナズナ「えっ?」

カトレア「・・・どういう事よ」



団長「よしっ。同じ定食にしたがいいよな?」

タツナミソウ「おっ。今日は魚の餡かけかぁ。絶対に美味しいよなぁ」

クガイソウ「うん。いい匂いがする」

タツナミソウ「お茶も持ってきたし。じゃあ」

団長 タツナミソウ クガイソウ 「「「いただきます」」」



ナンテン「な、何よ。あの空気」



クガイソウ「あっ。今度お休みがもらえるならお父さんとお母さんとあたしの3人で何処かに行きたい」

タツナミソウ「おっ。嬉しいこと言ってくれるねぇ♪何処に行こうかな?」

団長「そうだな・・・あれ?」

クガイソウ「何処に行くか後で皆で決めよう。あたしも何か候補を探しておくから」

タツナミソウ「じゃああたし達も候補を絞るか。団長も決めておいてよ」

団長「・・・ああ。そうだな」

団長(この空気を壊すのは野暮だな)


カランコエ「むう」

アイビー「ま、まるで家族じゃない」 ヒクッ

ホーリー「・・・ふーん」

160 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 09:35:55.98 ID:+95qsJeQ0
休憩。短いですが次はサクランボとデンドロビウムを書くと思いますが・・・

うーん。もう少し話を長くするべきでしょうか?

意見があったら書いてください
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 09:50:21.21 ID:HSoclWhho
おつおつ
個人的には長すぎず短すぎずでちょうどいいと思うな
162 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 11:03:51.05 ID:+95qsJeQ0
タツナミソウがクガイソウのお母さん役になってから数日後


サクランボ「・・・」 ボー

デンドロビウム「あら?どうしました?」

サクランボ「あっ。デンドロビウムさん」

デンドロビウム「何か悩み事ですか?」

サクランボ「い、いえ。そんな事は」

デンドロビウム「嘘はダメですよ。団長さん達の事ですね」

サクランボ「・・・はい」

デンドロビウム「やっぱり。クガイソウさんが羨ましいですか?」

サクランボ「はい。私もちゃんとお相手してくれるんですがクガイソウちゃんはママの代わりがいて、少し羨ましいんです」

デンドロビウム「・・・」

サクランボ「もうそんな年じゃないってわかってるんですけど、見てたら羨ましく感じちゃうんです」

サクランボ「えへへ。団長さんは優しいのに私がこんな感じじゃダメですよね?しっかりしないと」

デンドロビウム「サクランボさん。私と一緒に団長さんに会いに行きましょう」

サクランボ「えっ?」

デンドロビウム「さあ。行きましょう」

サクランボ「で、でもパ・・・団長さんはお仕事中ですよ」

デンドロビウム「関係ありませんよ」 ゴゴゴ

サクランボ「ひうっ」 ビクッ

デンドロビウム「団長さんにはお仕置きが必要ですから」

サクランボ「あ、あの。酷いことはしないでくださいね」



163 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 11:16:21.75 ID:+95qsJeQ0
ガチャ

デンドロビウム「団長さん」

団長「デンドロビウムか。今日は休みじゃあ?」

デンドロビウム「正座しなさい」

団長「・・・えっ?」

デンドロビウム「正座を」

団長「いや。意味が」

デンドロビウム「正座」 ギロッ

団長「・・・は、はいっ」 スッ

サクランボ「あわわっ」

デンドロビウム「団長さん。あなたは何をやってるんですか」

団長「えっ?話が見えないんですが」

デンドロビウム「最近はクガイソウさん達とよくいますね」

団長「は、はいっ」

デンドロビウム「サクランボさんを蔑ろにしてませんか?」

団長「し、してませんが」

デンドロビウム「・・・さっき園庭で寂しそうにしてたんですが」

団長「えっ?」

サクランボ「うぅ」

デンドロビウム「で、何か言い分は?」

団長「そ、そうだったのか。確かにサクランボを構う時間が短くなってた。すまん」

サクランボ「う、ううん。パパ・・・団長さんも忙しかったし気にしてません」

団長「でも悪かったのは確かだし。明日は休みだったよな。何処か行くか?」

サクランボ「い、いいんですか?」

団長「ああ」

サクランボ「わー♪パパ、ありがとう。あっ、私ったらはしたないです///」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 11:26:19.28 ID:HSoclWhho
あぁ^〜パパになるぅ〜
165 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 11:32:45.90 ID:+95qsJeQ0
デンドロビウム「よかったですね」

サクランボ「はいっ♪」

デンドロビウム「団長さんも少しは休まないとダメですよ」

団長「休んでるが」

デンドロビウム「嘘はダメです。最近また害虫討伐の遠征や対策などであまり寝てないですよね?」

団長「うっ」

デンドロビウム「なので明日の休みは私もお付き合いします」

団長「わ、わかりました」

デンドロビウム「あなたに何かあったら悲しむのは花騎士達なんですよ」

団長「反省します」

デンドロビウム「よろしいです」

サクランボ「ふふっ。デンドロビウムさん、ママみたいです」

デンドロビウム「えっ?」

サクランボ「あっ。ご、ごめんなさい。ママって厳しくても優しいってイメージだったんです」

デンドロビウム「そうですか。では私がサクランボさんのママになりましょうか?なんて・・・」

サクランボ「い、いいんですか?」

デンドロビウム「・・・えっ?」

サクランボ「あっ。やっぱり何でもないです」

デンドロビウム「わ、私でいいならママの代わりになりましょう」

サクランボ「は、はいっ。よろしくお願いします、ママ♪」

デンドロビウム「っ!?」 ズキューン

団長「お、おーい」

デンドロビウム「で、では何をするか決めましょうか」

サクランボ「はいっ♪」

デンドロビウム(な、何でしょうか。この気持は)
166 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 12:52:13.36 ID:+95qsJeQ0
次の日

団長「・・・zzz」

コンコン

団長「・・・んぅ。誰だ?」 モゾモゾ

ガチャ

デンドロビウム「団長さん。おはようございます」

サクランボ「おはよう、パパ」

団長「おはよう。どうしたんだ?」

デンドロビウム「今日はピクニックに行く約束ですよ」

団長「そうだったか。でもまだ早いぞ」

デンドロビウム「これからお弁当を作りますから」

サクランボ「パパの好きなもの作るね♪」

デンドロビウム「サクランボさん。調理場に行きますよ」

サクランボ「はい。ママ」


団長「・・・」 ポリポリ

デンドロビウム「団長さん。二度寝はダメですよ」

団長「わかってる」



トントン

サクランボ「ママ。味付けはこれでいいですか?」

デンドロビウム「んっ。そうですね、これでいいですよ」

サクランボ「はい」


団長「・・・」

団長(本当に親子に見えてくる。不思議だなー)


サクランボ「・・・パパ?」

団長(しかし何だか不思議な気分)

サクランボ「パパったら!」

団長「な、何だ?」

サクランボ「パパは何か食べたいのありますか?」

団長「そうだな。唐揚げとか食べたいが」

サクランボ「唐揚げですね。よーし、頑張って作りますから楽しみにしててください♪」

団長「ああ」

167 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 13:11:05.56 ID:+95qsJeQ0
朝食後

デンドロビウム「じゃあ行きましょう」

サクランボ「パパ。早く」

団長「はいはい」

サクランボ「手を繋いでもいいですか?」

団長「わかった」 ギュ

サクランボ「反対の手はママと繋いじゃいます」

デンドロビウム「いいですよ♪」 ギュ

サクランボ「じゃあ行ってきます」

団長「行ってくる」

デンドロビウム「後のことはよろしくお願いしますね」


バタン


ナズナ「な、何ですか。あれじゃ本当に親子ですよ。いや、でも団長さまはまだ若いし」

ベロニカ「何でかしら。あの幸せな空気を無性に壊してあげたいわ」

セルリア「団長さんと夫婦。団長さんと」 ブツブツ

ブラックバッカラ「デンドロビウムのヤツ。いい思いしやがるな」

カトレア「・・・」 イライラ


タツナミソウ「よーし。次はあたし達がお父さんと出かけるぞ」

クガイソウ「うん」


ナンテン「させないわよ」

ナイトフロックス「私だって」 ブツブツ


その後、クガイソウとサクランボのお母さん役になろうと他の花騎士達も奮闘したもよう









168 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 13:12:31.66 ID:+95qsJeQ0
ここまでですね。次のお題が決まらないのでお待ちを

何かお題があったら書いてもいいんですよ(汗)

では。来週末には退院できそう。やっとで花騎士が出来ます
169 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 13:20:50.94 ID:+95qsJeQ0
次のお題 エノテラ「団長と既成事実を作るにはどうすればいいですかね?」

この話を聞いた花騎士

下1〜3
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 13:22:25.66 ID:HSoclWhho
おつー

ありがちなネタは大体やった感あるしねぇ
平日昼間なのもあるかもしれない

団長「花騎士が喧嘩?」ナズナ「はい、割としょうもない理由で」

団長「花騎士が子供に?」(カトレアのアレみたいな感じで)

とかどうでしよ。参考になれば幸い
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 13:23:34.46 ID:HSoclWhho
おっとごめんね
上のレスは安価下ということでお願いします

安価はゼフィランサスで
172 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 13:40:33.16 ID:+95qsJeQ0
>>170 団長「花騎士が子供に?」 採用させていただきます

ゼフィランサスですね

残り 下1〜2
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 13:42:46.73 ID:hzbjGZiY0
リンゴ
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 14:30:50.85 ID:lOWdkptko
ハス
175 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 14:55:14.81 ID:+95qsJeQ0
ゼフィランサス、リンゴ、ハスですね

ついでなのでもう一つのお題の安価も

団長「花騎士が子供に?」

子供になった花騎士 下1〜3

カトレアの幼少期程がいいか・・・それともかなりの幼女がいいか?
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 15:13:07.65 ID:HSoclWhho
その辺は>>1にお任せします(むしろキャラによって年をバラけさせるのもたりかも?)
ぶっちゃけ幼少期描写されてない子の方が多いし基本オリジナルになると思うしね
安価はアキレアで
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 16:01:56.68 ID:hzbjGZiY0
ゼラニウム
178 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 18:03:48.67 ID:+95qsJeQ0
19時頃から投下予定

アキレア、ゼラニウム、ですね

残り 下1
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 18:08:49.08 ID:lOWdkptko
ヒノキ
180 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 18:10:58.87 ID:+95qsJeQ0
・・・ありゃ。2つのお題とも同じ方々がとったんですね。制限してない俺が悪いわ(汗)

アキレア、ゼラニウム、ヒノキですね

お待ち下さい
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 19:11:04.28 ID:HSoclWhho
あっすんませんつい…
気を付けます
182 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 19:38:58.20 ID:+95qsJeQ0
エノテラ「はあ。エノテラはアンニュイです」

リンゴ「急にどうしたんですか?」

ハス「何か悩み事か?」

ゼフィランサス「何か悩みがあるなら相談にのるけど」

エノテラ「では聞きます。団長と既成事実を作るにはどうすればいいですかね?」

リンゴ「・・・ほえ?」

ハス「・・・はっ?」

ゼフィランサス「・・・えっ?・・・えぇえええええ!?///」

エノテラ「声が大きです。エノテラの耳がキーンってなってます」

ゼフィランサス「ききき、既成事実!///」

ハス「な、何を急に言い出すのだ!?///」

リンゴ「き、既成事実///はわ・・・はぁわああああああ!?////」 ブシャ

ハス「だ、大丈夫か!?これを使うのだ」

リンゴ「すいません」 ツメツメ

エノテラ「で、何かいい方法はありませんか?」

ゼフィランサス「い、いい方法って言われても///」

エノテラ「聞いた話だとゼフィランサスは経験豊富だと。よろしければコツをエノテラに教えてください」

ゼフィランサス「け、経験豊富だけど・・・今のは驚いただけだから、本当よ///」

リンゴ「す、凄いです」

ハス「そ、そんなになのか?」

ゼフィランサス「と、当然よ。私が本気を出せば男の3人や4人。魅了出来るわ」

エノテラ「では、あちらの経験も豊富なんですね?」

ゼフィランサス「そうそう。あっちの経験も・・・え゛っ?」

リンゴ「はわわ///ここからは大人の話ですか?///」

ハス「・・・///」 ゴクッ
183 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 19:39:48.21 ID:+95qsJeQ0
>>181 いえ。これに関しては自分のミスなのでお気になさらず。今度から書いておきます。すいません
184 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 19:57:08.20 ID:+95qsJeQ0
エノテラ「ではお聞きします。そのおっぱいで男の人を虜にしたんですか?」

ゼフィランサス「いや。あの・・・そ、それはね///」

リンゴ「ゼフィランサスさんの大きな・・・むっはぁー!///」 ブッ

ハス「ああ!凄い勢いで出てるぞ。しっかりしろ」 ツメツメ

リンゴ「うぅ。クラクラします///」

エノテラ「教えてください。どうすれば団長とチュッチュしてそのままお布団でゴー出来ますか?」

ゼフィランサス「お、お布団で///あ、あのね・・・そのー」

リンゴ「うぅ///ドキドキが止まりません///」

ハス「さ、流石に破廉恥だぞ///」

エノテラ「さあ」 ズイッ

ゼフィランサス「いや///そのね・・・わ、私は///」

エノテラ「初めては痛かったですか?」

リンゴ「はうっ!///」 ポテッ

ハス「・・・///」 ジー

ゼフィランサス「は、初めて!?///そ、それはね・・・人によっては・・・うぅ///」

エノテラ「大丈夫です。エノテラは誰にも言いませんから。気にせず教えてください」

ゼフィランサス「う・・・うわぁああああん!///ごめんなさい!経験なんてありません///男性とお付き合いもした事ないの!///」

エノテラ「嘘だったんですか。今までの時間が無駄でした。ショックです」

ゼフィランサス「うわぁあああああああああああ!///」 シクシク

ハス「き、気にするな。ここには私達しかいない。この話は聞かなかった。それでいいではないか」

ゼフィランサス「あ、ありがとう」

エノテラ「では気を取り直して・・・何かいい方法はありませんか?」

ゼフィランサス「・・・ありません///」

ハス「そんな事知らぬわ///」

リンゴ「わ、私もお力になれません///」


185 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 20:26:52.47 ID:+95qsJeQ0
エノテラ「そうですか。ですが最近は他の花騎士も積極的です。ここの皆さんと喧嘩は嫌ですが団長はエノテラと最初にするべきです」

ハス「むっ。それは愛し合う者同士がするべきだ。無理やりするものではない」

ゼフィランサス「そ、そうだよね。私もそう思うな〜」

リンゴ「わ、私もそう思います」

エノテラ「むう。では皆さんは団長が誰か知らない人としてもいいんですか?」

ハス「うっ。そ、それは」

リンゴ「・・・」

ゼフィランサス「でも団長さんが選んだ人ならしょうがないし」

エノテラ「それが花騎士ではない人でもですか?」

ハス「くぅ。そんな事を言うな。不安になる」

リンゴ「で、でもそれは団長さんが選んだらしょうがないですよ」

ゼフィランサス「そ、そうだよね〜。こればかりは」

エノテラ「エノテラはいやいやです。ここの皆さんなら百歩譲って、最初は譲りますが別の女なんて許せません」

ハス「わ、私もそれは許せん」

リンゴ「そ、そうなんですか。私はまだよくわかりません」

ゼフィランサス「うん。私も無理」

エノテラ「それに団長の好みがわかりません。もしマシュマロおっぱいが好きだったら絶望的です」

ハス「む、胸か」 ペタペタ

リンゴ「うぅ。私はちんちくりんです」

エノテラ ハス リンゴ 「「「・・・」」」 ジー


ゼフィランサス「な、何かな〜?」 ダラダラ

エノテラ「えいっ」 ワシッ

ゼフィランサス「きゃっ!?///」

エノテラ「おお。これは柔らかいです」 モミモミ

ゼフィランサス「ちょっと///やめ・・・んぅ///」
186 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 20:39:07.89 ID:+95qsJeQ0
エノテラ「世の中は不公平です。大きいおっぱいもあれば小さいおっぱいもあります。エノテラにもわけてください」 モミモミ

ゼフィランサス「そ、そんな事言われても///んっ///やめ・・・」 ピクン

ハス「お、おいっ」

エノテラ「あっ。揉みますか?」

ハス「揉まんわ!///」

エノテラ「ですが凄く柔らかいですよ」

ハス「そ、そうなのか?」 ジリジリ

ゼフィランサス「な、何で近づくの?り、リンゴちゃん、助けて」

リンゴ「」 ドクドク

ゼフィランサス「リンゴちゃん!?」

ワシッ

ゼフィランサス「ひゃう///」

ハス「むっ。こ、これは」 モミッ

エノテラ「ズルいです。嫉妬の炎がメラメラです」

ハス「ぬぅ。母上は大きいのに私のは」

モミモミ

ゼフィランサス「やっ///本当に・・・ん///怒るわよっ///」



ガチャ

団長「おーい。エノテラとハスはここに・・・っ!?」


エノテラ「あっ、団長」

ハス「だ、団長。これはだな」 パッ

ゼフィランサス「はぁ、はぁ///」


団長「す、すまん。3人がそんな関係だったとは」

ハス「ち、違う。これは違うのだ。卿よ」

ゼフィランサス「そ、そうよ。これは2人が勝手に///」

団長「いや。みなまで言わなくてもいい。ごゆっくり」

バタン

ハス「ま、待ってくれ団長!話を聞いてくれ!」

ゼフィランサス「わ、私はそっちの趣味はないの!」

エノテラ「これはチャンスです。ライバルが脱落しました」

ハス「エノテラも入っているのだぞ!」

エノテラ「ガーンです。団長を捕まえて団長一筋だと教えこんであげます」
187 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 20:46:01.76 ID:+95qsJeQ0
数日後 しかし

ヒツジグサ「ハス。まさかそんな趣味が」

ハス「違う!誤解だと言ってるだろう!」

レインリリー「ゼフィランサス。モテないからって遂に」

ゼフィランサス「違うの。私は被害者なのよ。お願いだから話を聞いて」


エノテラ「団長、逃しません。エノテラの熱い思いを体に教えてあげます」

団長「だぁああああ!わかったからその拘束具を持って追ってくるな!」


ナズナ「こ、これは一体」


ハス「私にそんな趣味はないのだ」

ヒツジグサ「・・・ち、近づかないでください」


ゼフィランサス「もー!私が好きなのは///」

レインリリー「女の子でしょ♪」

ゼフィランサス「レインリリー!」


ナズナ「ま、まあ。時が経てば解決しますね」

188 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/03(水) 20:50:07.15 ID:+95qsJeQ0
本日はここまで。いやー、今回は酷かった(汗)

次は花騎士が小さくなった話ですね

アキレア←わんぱくな小学生

ゼラニウム←思春期な小学生

ヒノキ←相も変わらず眠そうな保育園児。人見知り


な感じで考えてるが・・・う、うーん

では
189 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 18:18:59.85 ID:Augi1dgD0
20時頃に投下予定です。小さくなったらどんな風にキャラを変えるか。性格はそのまま小さくするか

うーん
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/05(金) 18:39:22.37 ID:9xfm/4XFo
いっそ180度変えるのもアリかもしれない
団長の数だけ花騎士があるのだ
191 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 19:49:28.98 ID:Augi1dgD0
>>190 180度ですか。うーん

結構難しいですがこれから投下します
192 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 20:12:11.17 ID:Augi1dgD0
コンコン

団長「はーい」

ガチャ

ローズマリー「団長、失礼する」

団長「珍しいな。新しい研究が行き詰まったか?」

ローズマリー「い、いや。研究は一応の成果はあった。あったのだが・・・」

団長「?」


「おーい。こっちに行こうぜ!」

「待ってよー」

「うぅ。ここ、どこなの?」


団長「?今の声は?」

ローズマリー「い、いや。少し待っててくれ」

ローズマリー「おーい。このお兄ちゃんが遊んでくれるぞ」

「本当か?」

「いいの?」

「怖くない?」

ローズマリー「怖くない。ほらっ」


ソー

アキレア?「おー。スゲエ部屋だなぁ」

ゼラニウム?「わあ。すごいね」

ヒノキ?「ここどこなの?・・・お兄ちゃん、だれ?」


団長「・・・なっ!?」

ローズマリー「す、すまん。研究中に事故でな」

団長「どんな事故だ!?」

ローズマリー「わ、私は治す薬を作るので後は頼むぞ」

バタン

団長「あっ、おいっ!逃げやがった」

アキレア「おーい。遊んでくれるのか?」

ゼラニウム「何して遊ぶの?」

ヒノキ「い、いじめない?」

団長「・・・はぁ。どうすんだよ」
193 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 20:35:11.08 ID:Augi1dgD0
団長「確認するがアキレア、ゼラニウム、ヒノキでいいんだよな?」

アキレア「すげー。あんたエスパーか?」

ゼラニウム「うん。そうだよ」

ヒノキ「・・・なんで知ってるの?」

団長「あ〜・・・まあ、ちょっとな」

団長(参った。どうすればいいんだよ)

アキレア「すげー。剣に鎧もあるぞ」

ゼラニウム「わー。本が沢山ある」

ヒノキ「ふぁ・・・むにゅ」

団長「お、おいっ。危ないから剣に触るな。ここの本は難しいのだから読めないぞ。ああ、眠いのか?」

ヒノキ「うん」

団長「だったらソファーで」

ヒノキ「・・・」 ジー

団長「な、何だ?」

ヒノキ「うんしょ」 ヨジヨジ

団長「お、おいっ」

ヒノキ「ここがいい」 団長の膝の上

団長「えー。知らない男の膝の上で寝れるのか?」

ヒノキ「もんだい・・・ない。zzz」

団長「小さくてもヒノキだな」

アキレア「お、重いな」 グググ

団長「あっ。くそぅ・・・危ないって言ってるだろ」

ヒノキ「・・・zzz」

ゼラニウム「あ、危ないよ」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/05(金) 20:49:38.74 ID:Py/fHC9qO
かわいい(かわいい)
195 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 20:52:08.30 ID:Augi1dgD0
アキレア「くぅ。これを振り回せれば格好いいのによ」

団長「そんなに持ちたいのか?」

アキレア「おう。アタシも大きくなったら害虫からたくさんの人を守りたいんだ」

団長「・・・」

ゼラニウム「すごいなー。将来の事考えてるんだね」

団長「んっ。確か、訓練所に」

団長「よーし。ちょっとこっちに来い。いい物をやろう」

団長「ヒノキはソファーに寝かせるか」 スッ

ヒノキ「・・・んぅ」


団長「さて。移動するぞ」

ガチャ

ちくわ「Bow - Wow!」

団長「おっと」

ゼラニウム「きゃっ!?」 ギュ

団長「ちくわ、どうした?」

ちくわ「Bow!」

団長「もしかしてアキレアを探してるのか?」

アキレア「アタシがどうしたんだ?」

ちくわ「!?」

団長「ああ、ちくわ。言っても理解するかわからんがアキレア達が小さくなってな」

ちくわ「?」

アキレア「うおっ。デカイ犬だなぁ」

ちくわ「Bow - Wow!」

アキレア「おー。よしよし」 ナデナデ

ちくわ「♪」 ヘッヘッ

ゼラニウム「か、噛まないの?」

アキレア「人懐っこいぞ」

ゼラニウム「わ、私も撫でていい?」

アキレア「おう」

196 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 21:15:04.75 ID:Augi1dgD0
ナデナデ

ちくわ「♪」

ゼラニウム「わー」

アキレア「よしっ。お手!」

ちくわ「Bow!」

アキレア「伏せ!」

ちくわ「Wow!」

ゼラニウム「お利口さんだね」

団長「おーい。そろそろ行くぞ」

アキレア「おう。よーし、ちくわも来るか?」

ちくわ「Bow - Wow!」

ゼラニウム「あっ。待ってよ」



訓練場

アキレア「おー。色々置いてるぞ」

団長「えーっと。確かここに」 ガサゴソ

団長「あった。発注ミスで届いた小さいが木製の剣」

アキレア「こんなのも置いてるのか」

団長「ほらっ。これなら持てるだろ」

アキレア「おっ・・・ほっ、せいや」 ブンブン

団長「あそこにある案山子相手なら訓練してもいいぞ」

アキレア「いいのか?よっしゃー!行くぞ、ちくわ!」

ちくわ「Wow!」

タタタ

団長「やれやれ。元気がいいな」

ゼラニウム「ねえ。お話しよ」

団長「んっ?ああ、いいぞ」

ゼラニウム「お兄ちゃんって何をしてる人なの?」

団長「俺か?ここで団長をしてる」

ゼラニウム「団長?」

団長「ああ。花騎士達の指揮官って言えばわかるか?」

ゼラニウム「花騎士!じゃあお兄ちゃんって凄い人なんだねぇ」

団長「あ〜。俺は凄くないと思うぞ」

ゼラニウム「そうなの?」

団長「俺は指揮したり皆が危なくないように注意してるだけだし」

ゼラニウム「ふーん」
197 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 21:32:50.14 ID:Augi1dgD0
ゼラニウム「でもお兄ちゃんも頑張って指揮してるんだよね?」

団長「まあ、皆の命がかかってるからな」

ゼラニウム「それでも凄いと思うよ・・・ねえ。私も大きくなったら花騎士になれるかな?」

団長「えっ?」

ゼラニウム「私もさっきのお姉ちゃんみたいに花騎士になって沢山の人を守りたいの」

団長「そうだなー。諦めなければなれるかもな」

ゼラニウム「よーし。頑張るね」

団長「応援してるぞ」

ゼラニウム「それで花騎士になったらここの騎士団に入りたいなー」

団長「ふーん。よしっ、もし大きくなて花騎士になったら俺がこの騎士団に入れるように推薦する」

ゼラニウム「本当?」

団長「ああ。だから頑張るんだぞ」

ゼラニウム「うんっ。じゃあ私もアキレアちゃんと一緒に訓練してくるね」

団長「ああ」

ゼラニウム「アキレアちゃん。私も一緒にする」


アキレア「おっ。じゃあ頑張ろうぜ」


団長「やれやれ」


うわーん

団長「?この声は」

タタタ

ヒノキ「ひくっ。みんな、どこー?」


団長「あっ。起きたのか?」

ヒノキ「あっ」 タタタ

ギュー

ヒノキ「お兄ちゃん、どこに行ってたの?」 グスッ

団長「ああ。ゴメンな」 ナデナデ

団長「置いていったのは悪かったから泣くな」 ヒョイ

ヒノキ「もう置いていったりしない?」 グシグシ

団長「ああ。ほら、皆の所に行こう」

ヒノキ「・・・うん」



アキレア「ゼラニウム。やっちまえー」

ゼラニウム「やー!」

ちくわ「Bow - Wow!」


団長「元気だなー」

ヒノキ「そう・・・だね」
198 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 21:38:59.57 ID:Augi1dgD0
ヒノキ「・・・」 ウツラウツラ

団長「また眠くなったか?」

ヒノキ「・・・ねむいのぉ」

団長「だったら寝てろ。ここにいるから」

ヒノキ「うん・・・でも・・・だっこー」

団長「しょうがないな」 ヒョイ

ヒノキ「うにゅ・・・むにゃ」

団長「よく寝る子だ。そんなに変わらないな」 ポンポン


アキレア「ふう。団長!アタシ達、才能あるだろ!?」

ゼラニウム「どうかなー?」

団長「おう。大きくなったら立派な花騎士になるぞ」

アキレア「でも疲れたな」

ゼラニウム「眠くなっちゃった」

団長「2人共ここで寝ていいぞ。後で起こしてやるから」

アキレア「じゃあちくわ。こっちに来い」

ちくわ「Bow!」

アキレア「へへっ。おやすみ〜」 ギュー

ちくわ「・・・」 スリスリ

ゼラニウム「私もー」

アキレア「・・・zzz」

ゼラニウム「・・・zzz」

団長「子供は寝付くのが早いな」

ヒノキ「zzz」

団長「しかし早く治ってくれないと困るぞ」
199 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 21:50:07.64 ID:Augi1dgD0
そして数日後

アキレア「いやー。ここ数日の記憶がねえが何があったんだろうな?」

ゼラニウム「うーん。何か幸せな夢見てたような気がするんだけど」

ヒノキ「夢・・・いい夢見れるかも・・・寝る」


団長「あ〜。疲れた」

ローズマリー「お疲れだな、団長」

団長「お前のせいだろうが」

ローズマリー「うっ。すまないと思ってる」

団長「全く」

カトレア「・・・」 イライラ

デンドロビウム「女王様。少しは落ち着きなさい」

カトレア「わかってるわよ」

カトレア(最近は私も構わないで他の花騎士とばかり・・・くぅ) もわっ

デンドロビウム「カトレア!?」

カトレア「くっ・・・うぅ」

団長「カトレア?っ!まさか魔力が」

カトレア「だ、大丈夫よ」

団長「しっかりしろ」

カトレア「くぅ」

ピカッ!


デンドロビウム「っ!」

きゃっ! 眩しい!


カトレア「はぁ、はぁ」

デンドロビウム「大丈夫ですか?」

カトレア「へ、平気よ」

デンドロビウム「団長さんは?・・・なっ!?」

団長?「うぅ」 チマッ


ナズナ「ええ!だ、団長さまが小さく」

アキレア「おいおい」

ゼラニウム「た、大変」
200 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 21:57:57.52 ID:Augi1dgD0
団長「?ここ何処?」

カトレア「う、嘘」

デンドロビウム「まさか魔力を受けて」

団長「・・・お姉ちゃん達、誰?」 ジリッ

ナズナ「だ、大丈夫ですよ。団長さま」

団長「団長?誰の事言ってるの?」

ザワザワ

ナズナ「た、大変な事になりました」

ナンテン「で、でも可愛らしいわね///」


団長「・・・」 後ずさり

ナズナ「わ、私達は悪い人じゃありませんよ」

デンドロビウム「私達は花騎士ですよ」

団長「花騎士?あの?スゲエ」

ナズナ「ど、どうするんですか?」

エノテラ「エノテラに任せてください。このまま調教・・・育てます」

カトレア「ま、待ちなさい。私が面倒を見るわ」

ギャアギャア

デンドロビウム「静かにしなさい!明日は遠征や討伐で皆さん、忙しいのでは?休みの人が団長さんの面倒を見ましょう」

ナズナ「そ、そうですね。団長さまの仕事は私がしておきます」

201 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 22:00:22.03 ID:Augi1dgD0
ここまで

次のお題

ナズナ「団長さまが小さくなりました。面倒を見るのは?」

休みの花騎士

下1〜3

そろそろお題が限界なので終わるかもしれません

まだ粘ってみますが何かお題があったら案を

では
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/05(金) 22:02:00.89 ID:QVvspKfh0
トリカブト
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/05(金) 22:04:34.36 ID:9xfm/4XFo
おつおつ
一度やったネタを別のキャラでやってみるのもいいかも?
というか実際もっと見たいネタあるし、赤ん坊とか看病とか温泉とか


安価はトリトニア隊長で
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/05(金) 23:04:51.38 ID:ogsJduRh0
ススキ
205 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/05(金) 23:23:25.52 ID:Augi1dgD0
トリカブト、トリトニア、ススキ、ですね・・・あれ?結構ヤバイメンツでは(汗)

ストッパー役・・・いるかなぁ

下1 のコンマ一桁が偶数ならストッパーの花騎士参戦。奇数ならなし

寝ます
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/06(土) 00:24:31.71 ID:CjZY4bdg0
ストッパー役ほ居るかな?
207 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 05:15:39.95 ID:EpTkb9yy0
ストッパー役の花騎士参戦はなしですね

トリカブト←色々とヤバイ トリトニア←過保護 ススキ←イタズラ好き

・・・団長くんが危ない(汗) ナズナを使うかもしれません

今日の夜か明日に投下予定
208 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 18:42:04.93 ID:EpTkb9yy0
>>203 もし同じお題で安価するならどれを見たいですかね?

20時頃に投下予定
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/06(土) 18:50:12.63 ID:9U/zk9Uq0
>>208
温泉旅行がいいですね。
エキナセア出したいとこ(^^)
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/06(土) 19:09:33.93 ID:vNozrU3to
>>203です
もう書いてるけど、赤ん坊の世話するやつとか風邪引いた花騎士の奴とか温泉回とかかな
というか別に「もうやらなくてもいい、一回で十分」なんてネタはなかったと思う
勿論決めるのは>>1だけどね
211 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 19:25:30.86 ID:EpTkb9yy0
温泉ですか。他の皆さんはもう一度同じお題で書くなら何を書いてほしいですか?

投下します
212 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 19:38:03.30 ID:EpTkb9yy0
ナズナ「や、休みの方々は・・・その」

デンドロビウム「何か問題なのですか?」

ナズナ「と、トリカブトさん、トリトニアさん、ススキさん・・・です」


シーン

トリカブト「んふ♪団長のお世話、色々と頑張るの」

トリトニア「よしっ。お姉さんに何でも任せて♪」

ススキ「私かぁ。じゃあいっぱい遊んであげないとね」


デンドロビウム「・・・ナズナさん」

ナズナ「言いたいことはわかります」

デンドロビウム「ええ。団長さんの事守ってくださいね」

ナズナ「はいっ。退屈かもしれませんが執務室で監視します」

カトレア「頼むわよ。トリカブトが何をするか不安だわ」


サンカクサボテン「ススキ。もし団長に何かしでかしたら・・・わかってるね?」 ゴゴゴ

ススキ「わ、わかってるよ」


団長「?」

トリカブト「団長。わたしのお部屋行こ」

ナズナ「待ってください。君を一日団長に任命します」

団長「一日団長?」

ナズナ「はいっ。この騎士団で色々と勉強できるんですよ」

団長「いいの?やったー」

トリカブト「・・・ナズナ」

ナズナ「すいませんが、やらせるとでも?」

トリカブト「・・・むぅ」


213 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 19:53:46.85 ID:EpTkb9yy0
トリトニア「問題は何時戻るのかだけど」

デンドロビウム「それはわかりませんが早く戻ることを祈りましょう」

団長「一日団長。友達に自慢できるよな」 キラキラ

ナズナ「あっ?」

ススキ「どうしたの?」

ナズナ「いえ。今日は団長様が寝る場所どうすれば?」

花騎士達「っ!?」

デンドロビウム「団長さん」

団長「俺の事?」

デンドロビウム「そうです。今から数日間、あなたは立派な団長なのですから」

団長「う、うん。俺、頑張るよ」

デンドロビウム「いい子です。それで今日からここで泊まるんですが一人で寝れますね?」

トリカブト「団長。あたしと」

団長「うん。大丈夫」

デンドロビウム「それはよかったです。君は強い子に育ちますよ」 ナデナデ

団長「おう。男の子だからな」

デンドロビウム「さて・・・皆さん、わかってると思いますが。団長さんの部屋に侵入や何かしたら」

花騎士達「・・・」

デンドロビウム「ふふっ・・・何をされるかはお楽しみで」

花騎士達「は、はいっ」

トリカブト「・・・」 ぷくぅ

ブラックバッカラ「一応見回りしねえとな」

デンドロビウム「そうですね。不安ですから」

ラベンダー スズラン 「「・・・ちっ」」

214 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 20:06:41.75 ID:EpTkb9yy0
そして次の日

ワイワイ

デンドロビウム「昨日の夜は何事もなくてよかったです」

ブラックバッカラ「だな。下手に動くやつがいたらキツくお仕置きしないといけなかったぜ」

団長「おはようございます」

ブラックバッカラ「おっ。ちゃんと起きれたな」

団長「うん」

ブラックバッカラ「よーし。偉いじゃないか」 わしゃわしゃ

団長「や、やめろよ」

ブラックバッカラ「おっ。生意気だぞ」 ガシガシ

団長「うがぁあああああ!」

デンドロビウム「さて、皆さん。今日も頑張りますよ」


ナズナ「私がちゃんと団長さまを守ります」

デンドロビウム「お願いしますよ」


団長「お姉ちゃん達、気をつけてね」 フリフリ

カトレア「っ!?///」

ハス「う、うむ///いい子で一日団長、頑張るのだぞ」

団長「わかってる」

デンドロビウム「では行きましょう」


行ってきまーす 団長くん、お土産期待してね

ザワザワ

ナズナ「さあ。執務室に案内しますね」

団長「き、緊張する」

トリトニア「大丈夫だよ。お姉ちゃん達に任せておけば♪」

ススキ「うん。君は色々と学べばいいから」

トリカブト「行こう」 ギュッ

団長「て、手を握る必要はないだろ」

トリカブト「ダメ。お姉ちゃんの言うことは聞くの」

団長「えー」

トリカブト「にゅふふ。早速ゴーなの♪」 スタスタ

ナズナ「トリカブトさん。執務室はそっちではありませんよ」

トリカブト「・・・残念なの」

215 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 20:15:54.51 ID:EpTkb9yy0
ガチャ

ナズナ「さあ、ここが執務室ですよ」

団長「すげー。でっかい部屋だなぁ。鎧に剣まで置いてるのか。団長って普段からこんな部屋で仕事するのか?」

ナズナ「そうですよ」

団長「へー」 キョロキョロ

ススキ「でも君にはまだ難しい本しかないから読むのは無理だよ」

団長「えー」

トリトニア「大丈夫。簡単でわかりやすい本とかお姉さんが持ってきたから♪」

団長「おー。読んでもいいのか?」

トリトニア「どうぞ。お姉さんが読んであげようか?」

団長「うーん。ちょっと見せて」

トリトニア「はいっ。どうぞ」

ペラペラ

団長「・・・。う、うーん。所々読めない」

トリトニア「じゃあわからない所はお姉さんが読んであげるね」

団長「うんっ」


ナズナ(トリトニアさんが相手なら大丈夫ですね)

トリカブト「じゃあお姉ちゃんのお膝の上に座るの」

団長「えー。ソファーがあるから大丈夫だよ」

トリカブト「ダメなの」 ガシッ

団長「は、離せよ」

トリカブト「ふふっ。逃さないの」

団長「うぅ」

トリトニア「じゃ、じゃあ読んでみよ」

団長「・・・わかった」

トリカブト「〜♪」 ギュウ



ススキ「ナズナ。私が警戒しておくわ」

ナズナ「すいません。私は仕事をしておきますので」
216 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 20:33:33.03 ID:EpTkb9yy0
団長「えーっと・・・ここは何て読むんだ?」

トリトニア「んーっと?ここはねー」

トリカブト「・・・」 スリスリ

トリトニア「・・・って読むんだよ」

団長「へー。こんなに昔から花騎士って害虫と戦ってるんだなー」

ススキ「そうだよ。私達も沢山の人を守るために頑張ってるんだからね」

団長「お姉ちゃん達は怖くないのか?」

ススキ「最初は怖かったよ」

団長「そ、そうなのか」

トリトニア「でもね。家族や姉妹、他にも守りたい人たちがいるからこそ私達は頑張れるんだよ」

団長「守りたい人かぁ。俺も大きくなったら害虫から沢山の人を守れるかな?」

トリトニア「なれるよ。君は将来絶対に優秀な男の子になる。お姉さんはわかっちゃうんだからね♪」

団長「うん。俺も頑張る」

トリカブト「・・・」 さわさわ

ススキ「トリカブト。さっきから黙って団長さんのお腹とか触らないの」

トリカブト「んっ?気のせいなの」

団長「く、くすぐったいからやめろよ///」

トリカブト「にゅふふっ♪照れて可愛いの」

トリトニア「いい加減にしないと嫌われちゃうよ」

トリカブト「団長はこれくらいで怒らないの。ねっ?」

団長「気持ち悪いからやめろよ」

グサッ

トリカブト「そ、そんな」

ススキ「子供が相手なんだから変なことしちゃ嫌われるのは当たり前だよ」

トリカブト「そ、そんなの・・・嘘だよね、団長?」

団長「ふんっ!」

トリカブト「」 ズーン

トリトニア「はあ。ちゃんと謝ったほうがいいよ」

トリカブト「ご、ごめんなの」

団長「だったら降ろして」

トリカブト「わ、わかったの」

ストッ

トリトニア「団長くん。許してあげて」

団長「変なことしないなら」

トリカブト「わ、わかったの」

団長「ならいいよ。それよりもお姉ちゃん達のお話聞かせて」

トリトニア「おっ。じゃあ順番に武勇伝を聞かせてあげるね」

ススキ「私の活躍を聞かせてあげちゃうから」

トリカブト「わたしのもたくさん聞かせるの」





217 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 20:42:13.21 ID:EpTkb9yy0
トリトニア「それで私達トリトニア隊は湖底調査団なんだぁ。湖の底から色々な発見をしたりしてね」

団長「おー。何かお宝とか見つけたことあるの?」

トリトニア「うーん。見つけたこともあるし害虫とかと戦うんだよ」

団長「危ないこともあるんだ」

トリトニア「そうだよ。でも団員が優秀だからね」

団長「へー」

ススキ「はーい。お菓子持ってきたよ」

トリカブト「ジュースも持ってきたの」

団長「わー」

ナズナ「お昼もあるから食べ過ぎちゃダメですよ」

団長「わ、わかってるよ」

ススキ「あー。図星だ」

トリトニア「食べ過ぎは虫歯になるよ」

団長「はーい」

トリカブト「ジュースは何がいいの?」

団長「じゃあリンゴで」

トリトニア「ナズナも休憩しようよ」

ナズナ「そうですね」


数十分後

団長「・・・」 モゾモゾ

ススキ「どうしたの?」

団長「・・・と、トイレ///」

ナズナ「お手洗いはここを出て・・・」

団長「うん。わかった」

トリトニア「平気?一人で行ける?」

団長「大丈夫だよ」

ガチャ バタン

トリカブト「トリトニアは心配性なの」

トリトニア「うっ。だ、だって子供だし」

218 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 21:12:15.46 ID:EpTkb9yy0
数分後

トリトニア「・・・うぅ。迷子になってないかなぁ。紙がなくなってるのかな?はうぅぅぅぅ」

ススキ「心配しすぎ」

トリカブト「わたしもそう思うの」



更に数分後

トリトニア「も、もしかして何かあったのかも!?」

ススキ「距離も遠くないから大丈夫だって」

トリカブト「過保護すぎるの」


更に

トリトニア「・・・うぅ。うぅぅぅぅー」

ススキ「遅すぎるね」

トリカブト「こっちも心配なの」

ナズナ「そうですね」

トリトニア「もう我慢出来ない!お姉さんが今行くからね!」

ガチャ ダッ

ススキ「ちょ、ちょっと待ってよー」

トリカブト「わたしも行くの。待って」

バタン


トリトニア「団長くん!?」 バンッ

ススキ「こ、ここ。団長さん用の手洗いだよ///」

トリカブト「でも誰もいる気配がないの」

トリトニア「ま、まさかここに侵入した変な人に拐われたんじゃ?」

ススキ「ちょ、ちょっと待ってよ。確かに見回りはしてないけど」

トリカブト「手分けして探すしかないの」

トリトニア「よしっ。何としてでも見つけるよ」

ススキ「う、うんっ」

トリカブト「わたしはこっちを探す」

タタタ


219 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 21:23:36.92 ID:EpTkb9yy0
ススキ「団長さーん!ほ、本当に拐われたら大変」

やー!

ススキ「この声、訓練所から?」


訓練所

団長「ふー、ふー。たあ!」

ススキ「い、いたっ」

団長「?」

ススキ「もう!戻ってこないから心配したんだよ」

団長「あっ。ごめんなさい」

ススキ「何でここに?」

団長「朝ここを通った時訓練してるお姉ちゃん達を見たら俺もやってみたかったの思い出して」

ススキ「はあ。でもよかったー」 ギュー

団長「わっ」

ススキ「全く。お姉ちゃんを心配させたバツ。イタズラするからね」 ギュー

団長「いたい、いたい」

ススキ「はあ。木製の剣で訓練なんて男の子だね」

団長「俺だって男の子だし」

ススキ「よーし。じゃあ私が本物の花騎士の訓練や技を見せてあげる」

団長「いいの?」

ススキ「ふふん。お姉ちゃんの格好いい所、見せてあげる」

団長「やった」



トリカブト「や、やっとで見つけたの」

団長「あっ。お姉ちゃん」

トリカブト「何見てるの?」

団長「お姉ちゃんの訓練」

トリカブト「?」

ススキ「行くよっ。すっぱぁあ!」 ザシュ

団長「かっけえ」

トリカブト「だったらわたしも見せてあげるの」 もわぁ

団長「?」

トリカブト「んぅ・・・がぶがぶしちゃえ」

グワッ バクンッ

団長「すげえ。魔法みたい」

トリカブト「ふふん。これがわたしの力なの♪」


ダダダダッ

ススキ「?何の足音?」

トリカブト「あっ」
220 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 21:40:52.15 ID:EpTkb9yy0
トリトニア「団長くぅうううううううん!心配したんだからぁああああああ!」 ガバッ

団長「うわぁ!?」

トリトニア「怪我してない?変な人に何かされたの?心配したんだからぁああ!うわぁああああああん!」 ギュー

団長「く、苦しい」

ススキ「ちょ、ちょっと」

トリカブト「ずるいの。わたしも抱きしめる」

ギャアギャア

トリトニア「なるほど。訓練所に興味があったんだね」

団長「う、うん」

トリトニア「でも戻ってこなかったから本当に心配したんだよ」

団長「ごめんなさい」

トリトニア「今度からはちゃんとお姉さんに言ってから行動。いいね?」

団長「はい」

トリトニア「よしっ。じゃあお姉さんの技も見せてあげるね」

団長「うんっ」

ススキ「その後は君の訓練だよ」

トリカブト「その後は一緒にお風呂なの♪」

トリトニア ススキ 「「それはダメ」」

トリカブト「・・・むう。ダメだったの」



そして

団長「それで剣とか槍とか使わせてもらったんだ」」

デンドロビウム「そうですか。怪我はしてませんか?」

団長「うんっ」

ナイトフロックス「はーい。ご飯ですよ。たくさん食べてくださいねー♪」

団長「はーい」


ナズナ「何はともあれ無事に一日が終わってよかったです」

ブラックバッカラ「だな」

ナズナ「後は団長さまが戻ったらいいんですけど」

ブラックバッカラ「そうだが何時元に戻るかわかんねえんだろ?」

ナズナ「はいっ」

ブラックバッカラ「明日の休みの花騎士も場合によっちゃ監視頼むぜ」

ナズナ「はいっ」


しかし次の日に団長は戻り休みの日の花騎士は凹んだらしい




221 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 21:41:34.35 ID:EpTkb9yy0
すいません。長くなりました

次のお題が決まるまでお待ち下さい

本日はここまで

では
222 : ◆i87l2l04yU [saga]:2019/04/06(土) 21:50:23.69 ID:EpTkb9yy0
もし新しいお題が決まらなかった時は同じお題で安価をとります

しかしガバガバでグダグダ、ムラもあるSSで申し訳ございません

精進します
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/06(土) 22:00:13.46 ID:vNozrU3to
おつおつ
ぶっちゃけ言うと一定以上のクオリティを保った(勿論いい意味で)SSを高スパンで書けるのは正直羨ましい
なにかコツとかあるんだろうか?
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/06(土) 22:11:44.57 ID:LhLMgJ6Po
乙乙
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名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


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