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【P5x俺ガイル】八幡「やはり俺の友達は9股するなんてまちがっている」
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6 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:13:56.23 ID:8sXGoiCpo
蓮「今はオーラよりコーラだ」
モルガナ「あっ!ずるいぞワガハイにも何か買ってくれぇ!」
蓮「おしるこポタージュ甘酒。どれがいい?」
モルガナ「もっと他にあるだろ………ん?」
??「!?」ササッ
蓮「どうした?モルガナ」
モルガナ「…いや、何でもねえ。それよりジューーーーーーゥスだ!ワガハイにミルキーなのよこせー!…あ、やばっ…」
蓮「今度はなん……ん?」
平塚「何なんだあいつは…私を見るなり逃げる事はなかろうに…。っと、雨宮ここにいたか。ちょっと付き合ってくれたまえ」
蓮「はい。どこに?」
7 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:15:15.82 ID:8sXGoiCpo
ー廊下ー
八幡(やばい…)
八幡(やばいやばいやばいやばいやばい)
八幡(やばいとこ見ちまった!)
八幡(あれって明らかに……)
八幡「…猫が喋ってた…?」
ガターーーン!!
八幡「ひゃわああああああ!?」
8 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:16:09.65 ID:8sXGoiCpo
雪乃「…ひき…猫企谷くん。聞き捨てならない言葉をぶつくさ吐いていたようなのだけれど。しっかりじっくり聞いてあげてもいいのだけれど」
八幡「一度普通に比企谷って言いかけといてわざわざ言い直す事かよ?雪ノ下。先に足元のそれ片付けろ」
雪乃「片付け谷くんが片付けたいのだろうから片付けさせてあげてもいいのだけれど」
八幡「はあ…はいはい。わかったから転がしたゴミ箱持っとけ。俺がはくから」
雪乃「はきたいの?片付け谷くんはゴミ箱に破棄されたかったのね?気付かなくてごめんなさい破棄谷くん」
八幡「おい言い過ぎだ。泣いちゃうぞ」
雪乃「それよりさっきの話ニャのだけれど」
八幡「先にゴミ片付けてからだ。罵倒その他諸々は後回しだ。落ち着いて話も出来ねえから」
雪乃「ふふっ。ありがとう」
9 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:17:19.82 ID:8sXGoiCpo
ー奉仕部部室ー
雪乃「早く座って早く言いなさい遅谷くん」
八幡「わかったわかったから。えっと…突拍子もない話なんだが…」
雪乃「猫が喋るなんて突拍子ない話ではないわ。三三七拍子で事実と真実として語るべき話よ。ジ・ジ・ツ、ジ・ジ・ツ、ジ・ジ・ツ・シ・ン・ジ・ツ」
八幡「わかったからちょっとテンション下げてくんない?そんなリズミカルな事実確認された事ないんだけど」
雪乃「何なら8ビートで」
八幡「わかったから落ち着けって!」
雪乃「あなたが遅いからよ遅谷くん。私に猫の話をする時はドラゴンフォース並のBPMで語りなさい」
八幡「ゲームの話か?」
雪乃「ソニックファイアストームが好きなのだけれど」
八幡「話が見えんし埒が明かねぇ。順を追って話すからちょっと黙ってくれ」
雪乃「早くなさい」ワクワク
八幡(猫好きすぎだろ…)
10 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:18:10.46 ID:8sXGoiCpo
八幡「その、実はだな…」
ガラララッ
平塚「入るぞー」
八幡「うわっ」
雪乃「先生…入る時はノックをと何度も」
平塚「まあまあ雪ノ下。相談者を連れて来たんだ大目に見てくれ。ほら、入りたまえ」
蓮「失礼します」
11 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:18:53.33 ID:8sXGoiCpo
平塚「雨宮、ここが奉仕部だ。解決するかどうかはともかく、彼らに相談する事で何か変わるかもしれない。大いに頼るといい。ああ、もちろん私も例外ではないよ」
平塚「噂の発端についてはこちらでも調査を開始している。すまないな雨宮。こちらに来たばかりの君にはしばらく辛い日々が続くかもしれん。私も努力するから信じてくれたまえ」
八幡「………」
平塚「とはいえ、教師の立場では見えにくい部分があるのも事実だ。よって生徒同士のネットワークもフルに活用すべきと判断した。だが信用に値しないネットワークでは意味がないし、それと同程度のコミュニティでも意味がない」
平塚「その点、この奉仕部メンバーは信用と信頼に値するし実績もある。太鼓判を押せるよ。相談するだけしてみたまえ。何かあれば遠慮する事はない、いつでも私を頼ってくれ。ラーメンでも食べながら話をしよう。ではな」
蓮「はい、また」
ガララッ
12 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:19:29.73 ID:8sXGoiCpo
八幡「………」
雪乃「こんにちは」
蓮「こんにちは」
八幡(じっくり見てみるとこいつ顔の傷やばいな…どんだけ激しい殴り合いしたらこうなるんだよ。そりゃあんな噂も出ますわ)
八幡「………うす」
蓮「うっす」
雪乃「相談があるのでしょう?座ったらどうかしら。残念ながら今日はあまり時間が取れないから早めに話してくれるかしら?」
蓮「そっか。じゃあ日を改めようか?」
八幡「いや、時間は気にしなくていい。こっちは大した要件でもないしな。遠慮なく話してくれていい」
蓮「えっと」
雪乃「………」ムスー
八幡「そいつは雪ノ下雪乃。ここの部長で重度の猫好き。猫シンドロームにかかっててな。少しでも時間があると猫の話をしたがる困ったさんなんだ」
13 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:20:07.00 ID:8sXGoiCpo
雪乃「丁寧な紹介ありがとう比企谷くん。早速なのだけれど、あなた今すぐ死にたいという事でいいのよね?」
八幡「あの、殺意の波動に目覚めてそうな雪ノ下さん落ち着いてくれる?平塚先生が持ってきた案件なんだからちゃんと対処しないとまずいだろ?あの猫の話はいつでも出来るんだから今はこいつの話を聴こうぜ。な?」
雪乃「仕方ニャいわね。そこにかけて」
蓮「じゃあ遠慮なく。よろしく」
八幡「………」
モルガナ「………」
八幡(俺の話が気になりすぎてこいつのバッグがモソモソ動いてる上に黒くてちっちゃいお耳がぴょこぴょこ出てる事に気付いてないとは。雪ノ下さん?あなたらしからぬ体たらくよね)
雪乃「先に紅茶淹れるわ。ちょっと待ってて」
蓮「ありがとう」ニコッ
八幡「イケメンめ…」
蓮「??」
14 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:20:50.15 ID:8sXGoiCpo
ーれん説明中ー
蓮「……というわけなんだ。大まかには」
雪乃「暴行、それも傷害事件の前歴…ね」
八幡「……」
雪乃「なかなかに重たい噂ね。それであなたはどうしたいのかしら?あま…雨宮くん?だったかしら?」
蓮「雨宮蓮です」
雪乃「雨宮くんね。そう。それで雨宮くんはどうしたいのかしら?そもそも前歴は事実なの?」
八幡(さすが雪の女王。聞きにくい事を平気で聞いちゃうそこに痺れはしても憧れはしない。なぜなら怖いからだ)
15 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:21:17.14 ID:8sXGoiCpo
蓮「…ただの噂だよ」
雪乃「間があったわね?まあいいわ。それであなたはどうしたいの?」
蓮「噂を消滅させたいんだ」
雪乃「消滅、ね。それだけならこの男の死んだ魚のような目が放置されて、さらに目が腐り落ちそうになるほどの時間が経過すれば自然と解決されるのではないかしら?」
八幡「雪ノ下。ボディブローを言葉に乗せて叩き込むのやめてくれる?」
蓮「あははっ」
16 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:21:55.96 ID:8sXGoiCpo
八幡「何笑ってんだ。こっちはただでさえ腐った目と言われてるのにさらに腐り落とされそうなんだぞ」
雪乃「雨宮くんは気にする必要ないわ。この男にとってはただの事実確認でしかないのだから。そうよね腐り谷くん?」
八幡「…お前…さっきの話お預けにされたからってなぁ。さすがに酷くねえか!?」
蓮「仲良いんだな」
八幡「どこがだ」
雪乃「全くよ。こんなゾンビの原型も留めてない程に腐敗したゾンビ谷くんなんかと仲良しに見られるなんて不愉快極まりないわ」
17 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:22:23.68 ID:8sXGoiCpo
蓮「それでも仲良いんだよね?良い事だ」ニコッ
八幡・雪乃「……」
八幡(こいつのイケメンスマイルには時間停止効果があるな)
雪乃「はあ。それでえっと…そうそう、噂の解決についての話だったわね」
八幡「なあ、何で噂が消えるのを待ってられないんだ?」
蓮「それは…」
八幡「まあ内容が内容だしな。ひそひそされるのも嫌なもんだろう。言いにくい事なら無理に聞かないが…」
18 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:22:56.86 ID:8sXGoiCpo
蓮「説明がちょっとややこしくて。簡単に言うと、この学校にいられるのはほんの一ヶ月かそこらなんだ」
雪乃「え?学校をやめてしまうという事なのかしら?」
蓮「そうじゃなくて家庭の事情で。俺としてはせっかく新しい出会いがあるのに、妙な噂のせいで何もないまま終わってしまうのが嫌なんだ」
八幡「………」
雪乃「あなたはバカなのかしら?」
19 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:23:22.75 ID:8sXGoiCpo
蓮「確かにそうかもしれない。けど話してみたらこれまでに会った事ない、一生の付き合いが出来るほどの友達が出来るかもしれない。そう思うと噂が消えるのを待つような事はしたくないんだ」
八幡(嘘のように思えない。綺麗事にも思えない。ただただ耳障りの良い言葉を吐くようなやつとは明らかに違う)
八幡(こいつは本心で言ってる。本心でこんな青臭い事を語ってる。なんで言えるんだこんな恥ずかしいことを臆面もなく。羨ましい…率直に素直にただただ羨ましい)
雪乃「良くもそんな青臭いセリフが吐けるものね。羨ましいわ…」
八幡「っ!?」ドキッ
雪乃「…何かしら?」
八幡「い、いや…」
20 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:24:30.97 ID:8sXGoiCpo
蓮「青臭くていいだろ?学生は青春するものだから。だから俺は余すところなく青春したいんだ」
八幡・雪乃「………」
八幡(眩しい…。こんな事言えるやつはどんな人生送って来たんだ?)
八幡(友達にも恵まれて何もかも手に入れてる………わけないか。それならあんなひでぇ噂が出回るわけがない。葉山に似てると一瞬思ったが全く違う)
八幡(葉山のようなやつなら噂なんてものが出る前にどうにかするし、噂が出ても葉山スペックであっさり消えるだろう)
八幡(その点こいつは違う。葉山は色んな意味でニセモノだが、雨宮は間違いなくホンモノだ。本物が欲しくてほしくてたまらない、本物に憧れ続けてる俺にはわかる。雨宮はその本物な気がする)
蓮「無理なようなら自分で何とかする。ただ協力してくれるだけでいい。例えば噂に詳しそうな人を教えてくれるとか」
八幡「それは止めておいた方が良いな」
蓮「どうして?」
21 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:25:01.17 ID:8sXGoiCpo
八幡「噂に詳しいやつってのは、同時に噂を広めるやつとも言える」
雪乃「そうね。有力情報提供者が真犯人でした…ではあまりにお粗末よね」
蓮「なるほど確かに」
八幡(俺とは確実にタイプの違う人間だ。噂がなければ葉山並のカースト上位者に違いない。けど…前歴の噂か…)
八幡(なぜかこいつをうがった目で見られない。何となくどことなく俺とも似てる部分があるように感じる。猫以外で。あんな噂で疎外されてるやつからだろうか?まあ転入初日から噂が立つ時点で全く似てはいないが)
八幡(もし前歴が本当なら俺はまんまと騙された事になるな。まあいい、噂ほどに悪いやつにはとても思えないし感じられない。実際、気になるのは事実だしな)
22 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:25:36.11 ID:8sXGoiCpo
八幡(そもそも今、気になるのはこいつの事よりも……)
八幡「…なあ雪ノ下。この依頼、俺は受けたいと思うんだが。お前はどうだ?」
雪乃「珍しいわね。あなたがそんなに乗り気だなんて。いいわ、私も同じ気持ちよ」
蓮「じゃあ…」
雪乃「この依頼、奉仕部で引受させて頂きます」
蓮「そっか。ありがとう」ニコッ
八幡「…まあ、まずは情報集めからだな。とりあえず噂の出処とそれが出始めた時期を探」
ガララッ
由比ヶ浜結衣「やっはろー!!」
23 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:26:15.09 ID:8sXGoiCpo
結衣「やっはろー!ゆきのーん!」
雪乃「ええ。こんにちは由比ヶ浜さん」
結衣「ヒッキーもやっはろー!」
八幡「おう。つかお前まだ来てなかったのな」
雪乃「私も失念していたわ。話があまりにもスムーズだったのはそのおかげね」
結衣「なんかわかんないけど咎められてる!?」
八幡「お前…咎めって言葉を覚えられたのか…成長してるな」
雪乃「由比ヶ浜さん、意味はわかるかしら?わからないのに使っていてはお咎め無しと行かないのだけれど」
24 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:26:49.93 ID:8sXGoiCpo
結衣「追い打ちでひどい事言われてる!?」
八幡「お前…追い打ちって言葉を覚えられたのか…成長してるな」
雪乃「由比ヶ浜さん、意味はわかるかしら?わからないのに使っ」
結衣「あーもう!もういいよ!そうじゃなくって!お客さん連れてきたの!」
葉山「や、やあ…失礼するよ」
海老名「雪ノ下さんはろはろ〜ヒキタニくんもはろはろ〜噂の転校生もはろはろ〜」
蓮「はろはろ〜」
25 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:27:19.42 ID:8sXGoiCpo
葉山「君は確か…雨宮くんだよね?」
蓮「雨宮です」
海老名「早速噂のメガネ男子がっ!葉山くんとっ!」
結衣「あーもう姫菜おちついてって!」
海老名「これが落ち着いていられる?!答えはNOおおおお!!な・ぜ・な・ら!メガネ男子だから!貴重なメガネ男子だからあぁぁぁ!!」
結衣「あーもー!姫菜ほんと落ち着けし!」
26 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:28:15.28 ID:8sXGoiCpo
雪乃「騒がしいわね…猫の話をしないといけないし出てって欲しいのだけれど?猫の話をしないといけないのだけれど?」
蓮「そうなんだ?長居して悪かった」
雪乃「いえ、あなたでなくそこの金髪モンキーの方よ」
蓮「金髪モンキー?」
葉山「あぁー…えっと、ごめんね雪乃ちゃんお邪魔しちゃって…」
雪乃「あら?この金髪モンキー人間様の崇高な名を口にしたわよ。パツキンモンキーの言葉というのは私にとって不愉快で耳障りなのだけれど」
27 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:28:52.00 ID:8sXGoiCpo
八幡「おい…」
蓮「雪ノ下さん」
雪乃「何かしら」
蓮「言い過ぎなんじゃないか?」
葉山「いや、いいんだ。今のは俺が悪かったしさ…ごめんね雪ノ下さん」
結衣「あうあう…」オロオロ
八幡「とりあえず落ち着けって。で、何の用だ?」
葉山「ああ、実は…いや、その前にすまないアメミヤくん。外してもらえるかな?」
蓮「ああ。じゃあまた」
八幡「ちょい待った。雨宮、ここにいろ。一緒に話聞け」
葉山「いやそれはちょっと…」
28 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:29:32.99 ID:8sXGoiCpo
海老名「はちxあめ!?はちxあめなの!?そこに隼人くんが加わる冬の大三角キタァーーーー!!」
結衣「わわっ!媛菜おちつけし!」
雪乃「あなたもよ比企谷くん。彼は奉仕部メンバーではないのだから。それとも何か考えあっての事かしら?」
八幡「ああ、そうだ。なあ葉山、海老名さん」
葉山「うん」
海老名「なになに!?隼人くんとメガネ男子とくんずほぐれつするとこ見せてくれるのかな?!」
八幡「まず先に2人の相談内容はこういう感じの事じゃないか?って予想したから聞いてくれ。というか葉山と海老名さんという時点でわかりやすい。とりあえず推測でものを言うが勘弁してくれな」
29 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:30:08.00 ID:8sXGoiCpo
ーはちまん説明中ー
八幡「……って感じの話がお前らの相談内容なんじゃないかと予想したんだが。どうだ?」
葉山「…さすがだね。半分以上というかほぼ当たってるよ。まあ、告白しようとしてるのは戸部なんだが」
海老名「そうだね。やっぱりヒキタニくんに話に来て正解だったかも」
結衣「ヒッキーすごい!きもいけどすごい!」
八幡「由比ヶ浜。きもいって言葉は話のついでに足していい文言じゃないぞ」
蓮「なあ比企谷くん」
八幡「呼び捨てでいい」
蓮「じゃあ八幡。なんで俺がここに残って話を聴く流れになるんだ?」
30 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:30:55.53 ID:8sXGoiCpo
八幡「八幡っていきなりすぎだろやめろよ友達かと思っちゃうだろびっくりしたなぁ…っていうか何で俺の下の名前知ってるんだよ?」
蓮「戸塚くんがそう呼んでたから。違ったかな?」
八幡「いや合ってるけど…合ってるけど何だこの妙にうずくような気持ちは…」
海老名「はちxあめ……いや!あめxはち!?あはぁーーー!!!」
蓮「海老名さんに葉山くん。アメミヤじゃなくってアマミヤ。雨宮だから。よろしく」ニコッ
葉山「そっかごめんな雨宮くん。俺のことは葉山で構わないよ。こちらこそよろしく」ニコッ
海老名「ふぉおおおぉぉ………おうふ……」バタッ
結衣「ちょ…姫菜ぁー!?」
八幡(海老名さんじゃないがその気持ちはわかる。なんだこのカースト最高位に鎮座するであろうコンビは…。ここに戸塚がいたら三冠王と呼ぼう…いやいや!だめだ戸塚は俺だけのもんだ!)
31 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:31:45.60 ID:8sXGoiCpo
葉山「でも正直、雨宮がこんなに話しやすいとは思ってなかったよ」
海老名「うっ…おふうっ…」
結衣「もー姫菜ってばー。優美子いないと私じゃフォローしきれないよぉ…あ、鼻血もう止まったみたいだね」
八幡「お前ら気が合うみたいだな。さすがカースト上位者」
葉山「カーストって…。まあ、親しみやすくて接しやすいよ本当に。あの噂って…」
雪乃「モンキー」
葉山「すっすまない!口が滑った…」
八幡「別にいいんじゃねえの?本人そこまで気にしてないようだしな」
八幡(つか気にしてないならこんなとこいねえよな…平塚先生もたまに一流執事の如き気の利かせ方しちゃうもんだから気を配るのが当たり前になってて男が調子に乗りその男が他の女とホイホイ遊んじゃって婚期がさらに遠のいてそうな……あぁ!誰か早くもらってあげて!)
葉山「そうなのか?でも…あんな内容で気にしないって相当ハート強いんだな」
蓮「ライオンハートだ」ドヤッ
葉山「ははっ。面白いやつなんだな雨宮って」
八幡(何なのこいつらもう仲良しな感じなんだけど。リア充のコミュ力こわい)
32 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:32:27.87 ID:8sXGoiCpo
雪乃「そろそろ話進めてくれるかしら?」
葉山「ごめんね…雪ノ下さん。さっきヒキタニくんが言ったように…」
蓮「葉山。ヒキタニじゃない。ヒキガヤだ。妹と戸塚くんのことが大好きな比企谷八幡くんだ」
八幡(いつもの事だからスルーしといていいのに………ん?)
八幡「ちょっと待て!なんだその余計な情報は!?好きだけど!好きだけど!!」
蓮「結衣がさっき言ってた。好きじゃないのか?」
八幡「だから好きだって!我が妹と戸塚、つまり!”いもうとつか”のある所そこが俺の眠り目覚めそして還る場所だ!っていうか結衣って!もうそんな感じか!展開早すぎるわ!八幡追いつかないよ!」
蓮「海老名さんの介抱してる時に話してたんだけど」
結衣「うん!れんれんすっごい話やすくて〜…ってかヒッキー!私のこと呼び捨てだし…///」
33 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:33:11.47 ID:8sXGoiCpo
八幡「うるせー!れんれんコミュ力すごいな!一瞬目を話したらこれってすごいな!もうすごいなとしか言えないなすごいな!」
蓮「慈母神だからな」ドヤッ
八幡「意味わからんがすごいな!」
葉山「ごめんな比企谷くん。これから気をつけるよ」
海老名「私もヒキタニくんって呼んじゃってた。ごめんね比企谷くん」
八幡「いや別にいいって…。つか何だよ俺だけ息切らしてよ……それより話。話」
雪乃「にゃー」
モルガナ「なーぉ」
葉山「モルガナって可愛いよな。なんて種類なんだ?」
蓮「ミニバンキャットもしくはミニワゴンキャットだ」
海老名「へぇ〜聞いた事ない種類だねえ」
八幡「ああもう…。ああもう何なのいつの間に。ちらっと目を離すと色々なもんが色々といつの間にか展開されてるよ!追いつかねえよ!もう俺帰る。八幡おうち帰る」
34 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:33:57.73 ID:8sXGoiCpo
ーはちまん説明中ー
八幡「…てわけだ…はぁ、疲れた…」
結衣「ううーん?つまりどういうことー?」
八幡「もっかい説明させる気かよ…疲れたぞ俺は…ただでさえツッコミ追いついてないのに…」
葉山「つまり、俺と姫菜の相談事と雨宮の相談事を同時に解決する方法を取るんだ。もしくはどちらも解決しやすい状態に導くために協力しあうって事だよ」
結衣「なるほどね!一石二鳥だ!」
八幡「………」
35 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:34:25.83 ID:8sXGoiCpo
海老名「すごいね結衣。四文字熟語言えてえらいね〜よしよし」
結衣「えっへへへ〜」
蓮「いいよな。女の子同士って」
葉山「そうだな。仲良いことは良い事だ」
八幡「…なあ雪ノ下………雪ノ下?」
雪乃「にゃー。にゃー…にゃ。にゃっ」
モルガナ「なぁーーーーお」
36 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:34:56.63 ID:8sXGoiCpo
八幡「何ひとつ先に進んでない気がしてきた。まあいい由比ヶ浜。お前ちゃんと理解できたか?」
結衣「バカにすんなし!えっと…つまり皆で一緒にゴールって事だよね!」
八幡「何だお前は。何なんだお前は。余すとこなく突っ込ませて俺を窒息死させたいのか?まあ外れてはないが」
海老名「どこに?ねえどこにナニ突っ込ませるの?」
結衣「何よー!別に外れてないなら正解ってことでいいじゃん!」
八幡「野球のボールが糸目ほつれて飛び出てる先っちょ部分だけストライクゾーンをかすってた、ぐらいの正解だぞアウトヶ浜」
蓮「八幡は面白いな」
葉山「全くだね」
結衣「バカにすんなし!」
海老名「ナニの先っちょ?ねえナニの先っちょ??」
37 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:35:46.14 ID:8sXGoiCpo
八幡「いいか?由比ヶ浜。葉山たちの相談は戸部絡みの恋愛関係。これはしっかり覚えてるな?」
結衣「うん。戸部っちが姫菜に告白したーいって?感じ?」
八幡「うむ。方や蓮の相談内容は噂の消滅だ。これも覚えてるな?」
結衣「うん。ばっちり…てかヒッキーバカにしてる!?」
葉山「なあ、今呼び捨てにしたよな雨宮のこと。比企谷もすっかり輪の中じゃないか」
蓮「俺も八幡と呼んでるし構わないよ。良いことだ」
八幡「…うそ、だろ…?ありえない…この俺が…そんな、バカな…何なんだこいつ…何なんだよお前!俺はぼっちの王だぞ!そんな俺にしれっと呼び捨てにさせるなんてどんなコミュ力マジック使いやがったんだ!?名前呼びなんて戸塚以外で初めてだぞ!この野郎!」
姫菜「雨宮くんが比企谷くんの二人目の男なんだね」
蓮「超魔術だからな。自然と八幡の心が俺に歩み寄ってくれただけ。特別な事なんて何もしてないしされてもない」
八幡「あ、ゆみ…よ……り?はい?えぇ?私が?このぼっちキングたるこの私めに限ってそんな……」
葉山「大丈夫か?めちゃくちゃ顔色悪くなってるけど…」
蓮「八幡?平気か?」
38 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:36:26.95 ID:8sXGoiCpo
八幡「…とにかくまとめる。蓮は転入したばかりで誰も知らない誰とも親しくない。むしろ距離を置かれてる存在いわばぼっちだ。俺と同じぼっちだ。同じだ」
八幡「逆に葉山と海老名さんはクラスで目立つ位置。蓮の相談事を解決するために情報収集は必要不可欠だし、深度と信用度の高い情報を得るには最適の場だ」
八幡「距離を置かれてる蓮を葉山たちのグループに近づける事で噂なんてそのうち消えるだろう。だが蓮の希望からすると、噂の収束を長々と待ってられないし、むしろ短期決着という形で事を終えなければならない」
八幡「だったら蓮にはあえてカースト上位に踏み込んでもらって、その間に俺が外から監視してあらゆる動きを見極める」
八幡「お前のコミュ力なら葉山と同等かそれ以上の存在として周囲は認知し始めるだろう。俺にはわかる、こいつはやばい」
八幡「自分で言ってたようにライオンハートを持つ超魔術使いの慈母神な男だからな。転入初日なのと独り歩きしてる噂のせいで今は全くだが、こいつが本気を出したら葉山お前たぶん存在を食われるぞざまぁ」
八幡「で、だ…葉山。これから色々言うが、言い分は話聞いてからにしてくれな?」
39 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:37:07.39 ID:8sXGoiCpo
八幡「お前らのとこには校内のあらゆる話が集まる。その中心はそう、三浦だ。今回はやつの存在感を利用させてもらう」
八幡「あのどこぞの姫って感じの振る舞いは敵を作りやすい反面、味方というかこちらに有利になる人間を得やすいというメリットもある」
八幡「誰だってお姫様には逆らえない。姫の隣の王子様に嫌われたくないからな。それに姫に疎まれれば明日からいじめられるのでは?なんて想像がすでに植え付けられてるからな」
八幡「今回それを利用するんだ。その思い込みに怯えた第三者たちをうまく利用して、蜘蛛の巣を張り巡らす」
八幡「葉山たちに溶け込む蓮を見て、何だやっぱただの噂なんだと思わせれば噂に対する口も軽くなるはずだ」
八幡「そして噂の発端の目星が付いたら…まあそこから先は俺に考えがあるから、その時になったら話す」
八幡「問題は戸部だ…。今度の修学旅行で戸部が海老名さんに告白する気でいる。その告白を未然に防ぐというか、どうにか止められないかという葉山と海老名さんからの要望」
八幡「これはかなり難しいと思う。例え修学旅行をスルー出来ても、戸部がその気になれば誰にも止められないからだ」
40 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:37:50.51 ID:8sXGoiCpo
八幡「それに俺としては戸部の気持ちは尊重してやるべきだと思う。今回はともかく…あいつがその気持を抑える事をやめた時は素直に告白させてやってくれ」
八幡「その時は『戸部に告白されてさぁ〜!』とか人に言うなよな…『うわぁ海老名かわいそ〜!』とかって感じになったらさすがの戸部でも傷付くと思うから…おい何だその目は?」
八幡「ああそうだよかつて俺に起きた事だよトラウマの根源ですよ文句あるか泣くぞ?思い出し泣きするぞ?」
八幡「まあ、個人的な願望が入っちまったが…とにかくそれらの状況から海老名さんの相談に対する解は、修学旅行での告白をやめさせる…と定める」
八幡「すまんが海老名さん、そういうわけで修学旅行以降は諦めてくれ。まあ進級したりすればどうせグループなんかなくなるだろうからな。葉山、お前もそんなに気にしなくていいと思うぜ?ははっははははっわはは」
八幡「以上だ。何か言い分は?」
41 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:38:22.75 ID:8sXGoiCpo
葉山「なくはないけど…。優美子の事を悪く言ってるように聞こえもしたが結局は優美子や俺たちの事をちゃんと知らないその第三者の思い込みを突こうって話だしね」
八幡「そうだ。言い方は悪かったかもしれんが、要するにあの女の周りが勝手に動いて運んで来てくれるってだけだ」
葉山「ああ大丈夫だよ、乗った。でも”あの女”はないだろ?」
八幡「あーへいへい。蓮もいいか?」
蓮「もちろん」
八幡「海老名さんは?」
海老名「うん。もちろんだよ」
42 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:39:04.17 ID:8sXGoiCpo
八幡「雪ノ下に由比ヶ浜はどうだ?何か代案あるなら…」
雪ノ下「特にニャいわ。むしろ…」
八幡「??」
雪ノ下「いえ、何も…」
由比ヶ浜「あたしもおっけーだよ!なんかヒッキーすごいよね!リーダーって感じ!」
八幡「そんなんじゃねえよ。ぼっちに何てこと言うのこの子は……よし、じゃ今日は解散さいなら」ダッシュ
雪乃「にゃー」
モルガナ「にゃー」
43 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:39:38.57 ID:8sXGoiCpo
ー夜 八幡宅ー
八幡「…はあ…」
八幡「なんでだ?」
八幡「我が心の要塞をなぜああも簡単に」
八幡「…いつの間に…」
八幡(本当にいつの間に?大して会話した覚えはない。本当にいつの間にか…まるでそうするのが普通で、普段からそうしているかのようだった)
八幡(…友達同士が普通に接するようなやりとりと感覚)
八幡(でもこの感覚はニセモノだ。だって俺はそんな感覚なんて知らないから)
八幡(トレースしただけ。寝たフリした腕の隙間から見続け憧れ続けたもの、それをトレースしただけだ)
八幡(ありえない。こと、俺に限っては。ありえないだろこんなの)
八幡(けどもしかしたら…あいつなら…)
44 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:40:35.31 ID:8sXGoiCpo
八幡(らしくねえな…俺。やめたはずだ。そう、やめたはずなんだ。期待するのは…)
八幡(もう傷付きたくない)
八幡(でも、あいつは違うかもしれない)
八幡(…あいつだけは信じてもいいかもしれない…)
八幡(いやいや…どこまで傲慢で我儘なんだ俺は…。一方的に信用や信頼や期待を押し付けようなんて)
八幡(俺は一人、ずっと一人でいいんだ。小町と戸塚だけは別だが)
45 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:41:12.58 ID:8sXGoiCpo
八幡(それにあれだ、あいつにとってはああいう感じで接するのが当たり前なだけで)
八幡(そうだ…正解はそれだ。誰に対しても優しい由比ヶ浜のように。何も特別じゃない、俺にだけという事はない。あれがあいつの当たり前…)
八幡(はあ。そうとわかればリセットしよう。うん、今日の事は寝てリセットだ)
八幡「何もなかった!今日も普通の一日であった!おやすみ世界!」
小町「お兄ちゃんうっさい」
八幡「………」
46 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:41:55.60 ID:8sXGoiCpo
〜時は遡って11月20日〜
ールブラン店内ー
坂本竜司「はあ!?転校した!?引っ越しも!?つかその前にアイツ無事なのかよ!?」
喜多川祐介「ずいぶん急だが本人に害はないと思っていいんだな?」
新島真「ええ。お姉ちゃんのコネというかツテを使って、しばらく身を隠す意味でも彼にそうしてもらう事にしたの」
佐倉惣次郎「ま、この辺にいるよりは安心だからな」
佐倉双葉「そーそー」
奥村春「そうかもしれませんけど…せめて一目ぐらいは…」
高巻杏「どうにか彼に会えないんですか?てか、転校先ってどこなの?」
新島冴「悪いんだけど、転校先どころか居場所自体あなたたちにも今はまだ言えないのよ。というより知らない方がいいわね」
47 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:42:38.97 ID:8sXGoiCpo
竜司「あぁ!?そりゃどういう事だよ!?」
真「彼がああなった事で動きは止まっているとはいえ、まだ検察の目がどこにあるかわからないし警察がいつ誰の前に来るかもわからない。そんな状況だからよ」
双葉「だーからさっきそうじろうにも真のねーちゃんにも、皆でやった事の説明したんだろー?今この場は相互理解が終わった上での報告会みたいなもんだ」
双葉「てか無理やり動いてあいつらにバレて捕まったらリュージは蓮みたいに拷問に耐える自信あるか?私はないぞ!」
竜司「拷問って…あれか?蓮に薬使ってたっつう」
祐介「拷問か…退廃的な響きだ。耐えた先に何らかの着想が湧くかもしれん…興味深い」
双葉「変態ドMおイナリは黙ってろな」
祐介「誰が変態だ!」
48 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:43:32.12 ID:8sXGoiCpo
真「別に皆が信用できないとかそういう事じゃないの。条件は私も同じ。この中の誰かが例の強引な尋問で無理やり彼の居所を喋らされる可能性があるうちは仕方ないの」
冴「それを回避するためには知らないでおくのが一番なのよ。何しろ彼は怪盗団のリーダーだから。わかってちょうだい」
冴「それに例えあなた達の誰かが捕らえられたとしても、彼の事だから必ず何らかの手段で仲間を取り戻すはずよ」
惣次郎「こう言ってくれてんだ。あんまうだうだ言ってやるなよ。大体お前らも気をつけとかなきゃならねえんだからな。だったら今はあいつの事より自分の事を心配しとけ」
真「マスターの言う通りよ。大丈夫、ほんの一ヶ月程度と思うから。その間に私達に出来ることは進めておきましょう。黒幕らしき存在について手がかりを得ているわけだし」
双葉「ちなみにチャットはいつでも出来るからヤバい話はそっちでやれな」
杏「あそっか!双葉がセキュリティカッチカチにしてくれてるやつだし、話すならそっちだね!」
春「早速あとで彼に状況を聞いてみましょうか。新島さん、彼をよろしくおねがいします」
冴「ええ、任せて。私の信頼出来る人間に任せてあるわ。時が来れば私が迎えに行く手はずになっているから、その時が来たら真を通してでも良いから教えてちょうだいね」
49 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:44:11.33 ID:8sXGoiCpo
杏「こう言ってくれてるし、後はお願いしていいんじゃない?」
祐介「そうだな。今やこちらの側に立つ者のする事だ。ありがたく好意に甘えよう」
竜司「わーったよ!…つかモルガナは?あいつもか?」
双葉「そりゃうちのリーダーとモナはセットだからな!」
春「セットって…ハンバーガーじゃないんだから…」
杏「モルガナはポテトの位置かな?」
竜司「いーやアイツはナゲットに付いてくるマスタードだ。辛口だし!…俺、今のうまくね?」
双葉「リュージの頭はハッピーセットだけどな!」
竜司「んだとぉ?!」
祐介「くくくっ…微笑ましい…」
惣次郎「あー…まあ、なんだ。あんたとは色々あったが…あいつの事、よろしく頼む」
冴「はい。後は任せて下さい」
50 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:45:17.06 ID:8sXGoiCpo
〜時は一昨日に巻き戻って11月19日〜
ー夜 新島冴の車内ー
冴(連絡するのいつぶりかしらね……あんまり連絡したくないんだけど)
冴(愚痴が始まる前に切上げたいものだわ)
トゥルルルルルル…トルルルルルル…トゥルルルルルルル…
??「もしもし?久しぶりだね」
冴「久しぶり。今いい?」
??「大丈夫だよ。ちょうど誰かと話したかった所だし聞いてよ」
冴「私もね、大事な話があるの」
??「だ、大事な話!?それって…まさか結婚?!結婚じゃないよね!?私との誓いを忘れたわけじゃないよね!?」
51 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:46:35.76 ID:8sXGoiCpo
冴「違うから…。というかあなた婚活してるんでしょ?私が知らないとでも思ってるの?それは誓い破った事にならないの?」
??「うぐっ」
冴「全く。時間あるなら今からそっちに行きたいんだけど平気かな?直接話したい事なの。あの橋の所で待ってるから」
??「ああいいよ!聞かせてもらおうじゃないの!実はやっぱり結婚すりゅの〜☆なんて言い出したらラーメンおごり続けてもらうからね!!」
冴「あんた変わらないわね…とにかく後で。それじゃ」
??「うぉい待て冴!私は」
…プツッ…
冴(思いつく限りの箇所に急いで根回しはしたし…1つでもミスがないか真と何度も確認したし…。うん、大丈夫)
冴(問題は彼の事をどこまで隠し通せるか、ね…。あれであの子するどいから…あの子なんていう年じゃないけど)
冴(よし、行こう)
ブロロロロ……
52 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:47:20.87 ID:8sXGoiCpo
〜時は現在に戻って11月21日〜
ー夜 平塚静宅ー
コンコン
平塚「雨宮。入るぞ」
連「はい」
平塚「何度も言うがすまないな。こんな狭い部屋で」
連「大丈夫です。こないだまでいた所よりも人が暮らすための部屋って感じしますから」
平塚「君は一体どんなとこに住んでたんだ…?」
蓮「屋根裏ですけど?」
平塚「それが何か?みたいな顔で答えないでくれないか。返答に困る」
蓮「??」
平塚「それよりうちはペット禁止なんだがなぁ…」
蓮「すいません。迷惑はかけません。ちゃんとトイレ出来ますし、うるさくさせませんから」
モルガナ「にゃー」
53 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:47:49.22 ID:8sXGoiCpo
平塚「君たちは仲が良いのだな。まあ…そういう事なら許そう。ただし、誰にもバレないようにな?」
蓮「悪い教師だ」
平塚「ふふっ。いざとなれば君に襲われたと喚くさ。そうすればある意味で既成事実に…」
蓮「??」
平塚「おほん…なんでもない。あと取り決めたルールだが…忘れてはいないね?」
蓮「はい。学校ではあくまで教師と生徒。俺は先生の親戚の子」
平塚「よろしい。他には?」
54 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:48:20.81 ID:8sXGoiCpo
蓮「先生の出勤時間よりも先に出る事、遅くまでフラフラしない事。学校で面倒起こさないこと」
平塚「上出来だよ雨宮。しかし何というか…君がねぇ…」
蓮「何か?」
平塚「いやいやこっちの話だよ。あの冴の大層なお気に入りというからどんな男かと思えば…まさか学生だったとは」
蓮「意外ですか?」
平塚「まあな。それと雨宮。君には謝っておかなければならないな…」
蓮「??」
55 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:48:57.56 ID:8sXGoiCpo
平塚「噂の件だよ。冴が用意したシナリオは君が家庭内暴力から一時的にうちに避難してきた…となっていたはずなんだが…」
蓮「………」
平塚「その事を職員に伝えた直後にはもう悪い方の噂が知れ渡っていたようだ…本当にすまない。私の不徳だ。早急に対処するよう務めるから、噂が消えたら許してくれないか?」
蓮「大丈夫ですよ先生。いや、静さん」
平塚「しっしししずっ?!……あ、そうだなそうだったな。学校では先生、それ以外ではそうだ。静だ。私のことはそう呼べ。ははは!なははは!///」
蓮「どうしました?」
平塚「こほん…何でもないよ。ところで君と冴の話を聞いても構わないかね?」
蓮「まあ…ある程度なら」
平塚「何だか含みのある言い方をするじゃないか。君はああいうのが好みなのか?ん?年上だぞ?私とタメだぞ?ん?好きなのか?年上がいいのか?ん?ん?どうなんだ?ん?私は冴と違ってあんなにお堅くはないぞ!狙い目だ。私は狙い目だぞ雨宮。年上が好きなんだろ?な?ま、とりあえず夕食にしよう。何か食べたいものはあるかね?」
蓮「カレー」
56 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:49:59.87 ID:8sXGoiCpo
ー夕飯準備中ー
モルガナ「いい女だよなヒラツカって。お前ああいうの好みなんだろ?年上ばっかと付き合いあるじゃないか」
蓮「ああ。いい人だな」
モルガナ「医者に占い師に向こうの教師にあとは記者だったか?お前の周りの年上は。すげーなこりゃババアハーレムだぜ」
蓮「ババアじゃない。素敵なお姉さんたちの会だ」
モルガナ「で、誰がお前の中でナンババアワンなんだ?」
ピロリン…
モルガナ「お?携帯呼んでるぞ?」
蓮「チャットだな」
57 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:50:41.74 ID:8sXGoiCpo
竜司【おい!どっか行くなら一言いえ!】
双葉【そうだぞ。リュージの頭がハッピーになっちゃうぞ】
祐介【そっちはどうなんだ?】
杏【平気なのかな?みんなあのニュース見て気が気じゃないよ…】
真【まだ移動して2日目でしょ?さほど変わりないと思うけど…】
春【怪我とか平気なのかしら?】
モルガナ「みんな心配してるぞ?なんか返してやれよ」
蓮(どう返そうか…)
58 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:51:09.68 ID:8sXGoiCpo
コンコン
平塚「雨宮、いいか?」
蓮「はい。どうしました?」
平塚「そろそろ米が炊きあがるぞ。あとカレーどうしたらいい?作ってくれるという事だし、私はいじらない方がいいかもと思ってそのままだが…」
蓮「煮込んでるだけですし後は俺がやりますよ。静さんはくつろいでてください」
平塚「おっそうか?じゃあ…頼むよ………///」
蓮「どうしました?」
平塚「いや!何でもない!何でもないぞ!」
平塚(いい………年下いいぞぉーーーーーっ!!!!!)
モルガナ(こりゃ時間の問題だな…)
59 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:51:47.64 ID:8sXGoiCpo
ー夕食後ー
平塚「ふう…ごちそうさま。いやぁすごいな君は。プロが作ったかのようなカレーだったぞ」
蓮「お粗末さまでした。屋根裏に住まわせてくれた人に教えてもらったんです」
平塚「屋根裏か。どんなところなんだね?」
蓮「屋根裏喫茶店です。コーヒー飲みませんか?サイフォンはないからあまり美味しく淹れられないかもしれませんけど」
平塚「喫茶店の屋根裏という事だね?なるほど。というか君サイフォンの扱いまで出来るのか?」
蓮「屋根裏に住まわせてくれた人が極上カレーの作り方と極上コーヒーの淹れ方教えてくれたんです。もちろんそれなりに修行しましたけど」
平塚「そうか屋根裏の喫茶店の主がか。そんな年で色々出来るんだな君は。さぞモテるだろうと思うが…どうなんだ?」
蓮「どうでしょう?はい、コーヒーどうぞ」
60 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:52:13.19 ID:8sXGoiCpo
平塚「話してる間に……手慣れているな。まるで私のキッチンではありえないような良い香りが漂ってる。いただきます」
蓮「………」
平塚「うまいな!やるじゃないか雨宮!まさかカレーの後のコーヒーがこんなにうまいとは…」
蓮「良かったです」ニコッ
平塚「く〜〜〜〜〜〜〜っ//////」
蓮「??」
平塚(いい………やはり年下っていいぞぉーーーーー!!!!!)
モルガナ(うわぁ)
61 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:52:42.64 ID:8sXGoiCpo
モルガナ「おい、携帯の返事しなくていいのか?」
蓮「そうだった」
蓮【こっちは大丈夫だ】
竜司【返事おせぇ!つか返事おせえ!】
祐介【とことんマイページなやつだな】
双葉【おまゆうおイナリ】
真【体は平気なの?尋問どころかまるで拷問だったじゃない】
杏【大丈夫リーダー?】
春【あんなニュースの後でみんな心配してたんだから】
62 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:53:25.51 ID:8sXGoiCpo
蓮【平気だ】
真【相変わらず淡白な返事ね…】
春【まあいいじゃない。変わりないって事だから】
杏【冴さんから聞いてはいるけど…何かあったらすぐに言ってね?力になるから!】
竜司【そっちの学校どんなだ?可愛い子いるか!?】
双葉【やはりリュージ、頭ハッピーセット】
竜司【いやいや!祐介も気になるだろ?】
祐介【そうだな。どんな景色なのか気になるな。写真をくれ】
竜司【なんの景色だよ…】
63 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:54:27.93 ID:8sXGoiCpo
モルガナ「やれやれ。こいつらはかわんねーな。特にリュージ」
蓮「ははっ。そうだな」
ピロリン…
モルガナ「お?また携帯呼んでるぞ?」
ピロリン…
ピロリンピロリン…
ピロリンピロリンピロリン…
ピロリン…
ピロリンピロリン…
モルガナ「携帯すっごい呼んでるぞ?」
64 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:55:12.32 ID:8sXGoiCpo
妙【無事なのよね?】
蓮【無事なのよ】
千早【無事ですよね!?】
蓮【無事ですよ】
貞代【無事だよね?】
蓮【無事だよ】
一二三【無事…なんですよね?】
蓮【無事なんですよ】
一子【ちょっと無事!?】
蓮【かなり無事】
65 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:56:23.54 ID:8sXGoiCpo
岩井【無事か?】
蓮【無事だ】
信也【無事なんだよね!?】
蓮【無事なんだよ】
寅之助【無事かね?】
蓮【無事だね】
三島【無事なんだよな!?】
モルガナ「今日は疲れただろ?もう寝ようぜ」
蓮「そうだな」
66 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:58:12.63 ID:8sXGoiCpo
〜11月22日〜
ー朝 八幡宅ー
小町「お兄ちゃん朝だよ〜起きないとそのまま死んじゃうよ〜?そこに居続けると溶解して妖怪になっちゃうよ〜」
八幡「ううーん…なんかようかい…?」
小町「うわっ」
八幡「…なんだよ」
小町「別に〜。なんかいつもより目が沼っぽいから」
八幡「目が沼ってなんだよ…仮にそうだとしても、底はあるはずだぞ…」
小町「はいはいうっさい早く起きてちゃちゃっとご飯!」
八幡「うぬぬぬ」
67 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:58:54.33 ID:8sXGoiCpo
八幡「………」モグモグ
小町「………」パクパク
八幡「………」
小町「ねーお兄ちゃん。何かあった?」
八幡「…何も」
小町「しょーがないなぁ優しい小町が聞いてやろうじゃーありませんかぁ」
68 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 20:59:44.24 ID:8sXGoiCpo
八幡「…何もねえって。むしろ何もなさすぎて俺の人生に今後何かあるかどうかを賭けるまである。もちろん俺はない方な」
小町「はぁ。あのね、お兄ちゃんはいっつもわけわかんない事言うけど。調子悪い時はもーっとわけわかんない事言うんだよ。それが今。まさに今」
八幡「………」
小町「どしたの?」
八幡「………」
小町「雪乃さんとか結衣さんと何かあった?」
八幡「………」
69 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:00:12.32 ID:8sXGoiCpo
八幡「あ、そろそろ出なきゃなやばい遅刻しちゃうわそれじゃ小町気をつけて行けな!」
小町「はあ?!ちょっと!お兄ちゃん!?」
八幡「今日は雨かもしれないから早く帰るんだぞ!」ダダダッ
小町「ちょ!おい!お兄ちゃん!はちまん!おいコラァー!!!」
小町「…うーん……。………雪乃さんの番号は、っと……」
70 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:01:11.10 ID:8sXGoiCpo
ー通学路ー
八幡(はぁ…さすがは小町、我が妹。俺の異常をあっさりと)
八幡(…異常、か。そうだあれは異常だったんだ。あの異常は昨日までの、昨日だけのものだ。今日はもう)
蓮「おはよう八幡。早いんだな」
八幡「おう、おはよう蓮。お前もな」
蓮「今日は風が冷たいな」
八幡「そうね………ん?」
蓮「どうした?」
八幡「いや。…ん?あれ?」
蓮「どうした?」
八幡(…なんか、やけにナチュラルじゃないか?昨日のままか?俺まだ寝てるのか?)
71 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:02:04.51 ID:8sXGoiCpo
八幡「なあ蓮」
蓮「どうした?」
八幡「俺たちが初めて会ったのはいつだ?」
蓮「昨日だな」
八幡「俺たちが初めて会話したのはいつだ?」
蓮「昨日の放課後だな。いや、教室に入って自己紹介して、席に着く時の挨拶が初めてだな」
八幡「そうか。そうだよな」
蓮「どうした?」
八幡(…どうやら現実のようだ。やっぱり現実のようだ。ならばこそ、確かめなければならない…それは!)
八幡「なあ蓮」
蓮「どうした?」
72 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:02:35.22 ID:8sXGoiCpo
八幡「その、よ…俺たちってその…何つーか…」
蓮「どうした?」
八幡「…とっととととっとととっととっ友達!?」
蓮「落ち着け」
八幡「いや!だから!俺とお前って……友達なのか?」
73 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:03:11.43 ID:8sXGoiCpo
蓮「さあ?」
八幡「えっ」
蓮「わからないな」
八幡「そっか」
八幡(そうだよな。やっぱりこいつにとっては下の名前で呼び合うぐらい当たり前の事で…)
蓮「じゃあ八幡。今この瞬間から友達にならないか?」
八幡「…えっ…?」
74 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:03:52.55 ID:8sXGoiCpo
蓮「どうした?嫌か?」
八幡「嫌ってわけじゃなくって…えっ?」
蓮「どうした?本当にどうした?何かおかしいぞ。昨日の方がまともだった」
八幡「あっ、いや…でもほら、俺ってその、ぼっちだし!」
蓮「そうか。俺もだ」
75 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:05:22.48 ID:8sXGoiCpo
八幡「いやでもほら、お前はコミュ力あって話したり出来るタイプじゃん?!」
蓮「八幡こそ。今こうして話が出来るタイプだ」
八幡「いやそういうんじゃなくってほら!あれだ!」
蓮「どれだ?俺と仲良くするの嫌だったか?」
八幡「いやいやいや!嫌じゃねーって!むしろ嬉し……」
蓮「俺も嬉しいよ」
八幡(何だこれ何だこれ何かおかしくないか俺という存在が昨日というたった一日で崩壊させられてないか籠絡かこれがコミュ力オバケの籠絡法というものなのか?!)
76 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:06:06.51 ID:8sXGoiCpo
蓮「八幡」
八幡「しぇいっ!?」
蓮「出会ってたった一日だろうと、友達とも仲間とも呼べる存在っていうのは自然に出来るものじゃないか?」
八幡「お、おぉ……?」
蓮「何を怖がってるんだ?そんなに俺が怖いか?噂のせいか?あ、顔か?でもこれは薬漬けの上に一方的にやられたもので反撃は一度も」
八幡「違う!そんなんじゃねえよ!ってか薬漬けってなんだそれこえぇよ!それはこえぇよ!」
77 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:06:52.33 ID:8sXGoiCpo
蓮「じゃあ何が問題なんだ?」
八幡「それは…だから!俺はぼっちでずっとやってきて!今までもこれからもそのつもりでっ!」
蓮「つもりって程度の事なら今この場でおしまいにしたらどうだ?」
八幡「…ええぇ…?」
蓮「納得しないか?わかった。じゃあ八幡、取引しよう」
八幡「取引…?」
78 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:07:46.31 ID:8sXGoiCpo
蓮「そう。取引。友達になるという取引」
八幡「取引だと…?意味わかんねえぞお前何言ってやがんだよ…」
蓮「俺と友達になってくれれば、俺は八幡の友達になる。そういう取引」
八幡(取引が終われば元に戻る…か。どうせ一ヶ月そこらでいなくなっちまうやつだしな…適当に煙に巻いてさいならってか?まあそうだよな…今の俺を相手してんのって相当めんどくさいだろうし…)
八幡「あーやめだやめ。恥ずかしい事言っちゃってきんもー!」
79 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:08:49.16 ID:8sXGoiCpo
八幡「友達だ!?笑わせんなっての!こちとらぼっちのプロなんだよ。そう簡単にハイお友達になりましょうなんて言わねえよ!」
八幡「大体お前は一ヶ月そこらでいなくなるんだろ?!だったら」
蓮「意味がないって?そう思うか?」
八幡「思うね!エリートぼっち様をなめんな!俺が欲しいのはニセモノじゃなくって………っ…!!」
蓮「別に無理に友達になろうなんて言わない。ただな、そういう否定的なセリフはそれに相応しい表情で言うべきだ」
八幡「……ぇ…?」
蓮「そんな辛そうな顔で言われてもな。その程度の強がりじゃ俺には響かない」
八幡「………」
80 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:09:35.26 ID:8sXGoiCpo
八幡(何なのこいつ)
八幡(とてもタメと思えない)
八幡(何なのこいつ。何なのこの人間力)
八幡(何でこんなに真っ直ぐ見てきやがるんだよ気色悪い)
八幡(視線が外せない)
八幡(睨んでるつもりだけど、実際にはどんな目つきになってんのかな?俺って)
八幡(…あれ?こいつのメガネってダテメガネか?…ってそんなことはどうでもいい)
八幡(やばい動けない。ちょっとでも動いたら崩壊しちまう気がする)
蓮「………」
81 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:10:22.93 ID:8sXGoiCpo
八幡(思い出せ今までを。忘れるな今までを。仮に。仮にだ。仮に蓮の言葉を素直に受け取ったとしてだ)
八幡(どうせ一ヶ月もすればいなくなっちまうやつだ。そんなやつと友達になった所で…)
八幡(でも…)
八幡(それでももし…)
八幡(こいつが…蓮が。目の前にいるこのよくわからんダテメガネ野郎が本物なのだとしたら…)
蓮「ぷふっ……八幡。いくらなんでも悩みすぎだろ」
八幡「へっ?」
82 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:11:25.22 ID:8sXGoiCpo
蓮「友達になりたいかそうじゃないか、2つに1つしかない。俺は八幡と友達になりたいとすでに言ってる。八幡はどうなんだ?」
八幡「俺…?俺は……俺、は……」
八幡(思い出し続けろ忘れるな。俺はニセモノなんかほしくないんだ)
八幡「…俺は……俺……は…」
八幡(こいつだけじゃない、誰もがもれなく去って行くもんなんだ。戸塚だっていつかは……でも…)
八幡「…俺はっ…」
83 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:12:11.58 ID:8sXGoiCpo
蓮「お前はどうしたい?」
八幡(どうしたい?)
八幡(どうしたいかは決まってる答えも決まってる)
八幡(自分から突っぱねて、強がって他人と距離を置いてたくせに心の底ではずっとずっと憧れてたもの)
八幡(でも口に出来ない。口にしてもそれは叶わないと思うから)
八幡(だけど)
八幡「蓮……俺と………友達に、なっ……てくれ……なっい………か…?」
蓮「ああもちろん。八幡、俺と友達になってくれないか?」
八幡「…おう………ううぅ……///」
蓮「取引、成立だな」ニコッ
84 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:13:22.40 ID:8sXGoiCpo
ドゥンドゥン…ドゥラララララドゥンドゥン…ドゥラララララベーッベーベーッベーベーッベーベー
我は汝…汝は我…汝ここに新たな契を得たり
契りは即ち、囚われを破らんとする反逆の翼なり
我、献身のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
自由へと至る、更なる力とならん…
ドゥンドゥン…ドゥラララララドゥンドゥン…ドゥンドゥン…ドゥラララララドゥンドゥン…
八幡「……取引、か…。なあ、取引が終わったら…俺たちどうなるんだ……?」
蓮「取引が終われば、俺たちは晴れて親友だな」ニコッ
八幡「ぐぅお……///うぅ……くそ…何なんだ……お前のせいで目から小町が……」グスッ
蓮「すごいな目から妹を垂れ流してるのか。鼻水は妹じゃないんだろ?誰なんだ?」
八幡「うるっせぇええぇーーーーっ!!!」
ー比企谷八幡コープ 《献身・ハングドマン》 解禁ー
※なおこのssにバトルはないので使い道はない
85 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:14:15.60 ID:8sXGoiCpo
ー教室ー
ざわわ・・・ざわ・・・
八幡(最悪だ。死にたい。今すぐ窓から飛び立って小町の膝枕で永遠に眠りたい)
ざわわわ・・・ざわ・・・
海老名「はろはろ〜比企谷く〜ん!うへへへぇええへへへへぇげへへぇぐふふふふぅえへへ…」
八幡「ぐっ…な、なんだよ……」
海老名「なーんでもないよぉ〜!うぇっへへへへいひひひひひうぇへへへへ…あまxはち…はちxあま?どっちも…ぐへへへぇ…」
八幡「ぬぬうぬぬぬぬぬぐぅ…」ギリギリ
蓮「何か悔しい事でもあったのか?」
八幡「ねえよっ!つか今は話しかけんな!」
蓮「どうした?」
86 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:15:16.57 ID:8sXGoiCpo
戸塚「いやぁびっくりしたよぉ…お昼前には2人の噂を色んなとこで耳にしてたんだもの」
八幡「戸塚…頼むから言わないでくれ…後生だから!」
葉山「いいじゃないか。2人ともあっという間に有名人だよ。姫菜と同じタイプの人が特に喜んでるとか。ちなみにはちxあまがメインストリームらしい。雨宮の扇動でなし崩し的に比企谷が」
八幡「ああああああー!!!それ以上言うな!俺の心に新たなトラウマが!」
蓮「何も恥じることはない。俺たちは学生なんだからとことん青春するべきなんだ」
葉山「耳までまっかっか。こんな比企谷を見れるとは思わなかったよ。そういえば雨宮?」
蓮「どうした?」
87 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:15:48.59 ID:8sXGoiCpo
葉山「修学旅行の班だけど、決まってないなら俺と組まないか?もちろん比企谷も一緒にさ」
八幡「なんでそうなる?!」
戸塚「ねえ八幡…ボクもそこに入ってるんだけど…いや、かなぁ…?」
八幡「嫌なわけがないぞ戸塚むしろウェルカムだウェルカムすぎてこっちがそっち行っちゃってるまである」
葉山「よくわからないけど…この4人で決まりってことでいいかな?」
蓮「ああ。よろしく」
88 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:16:18.06 ID:8sXGoiCpo
戸部「ちょっとちょっとぉ隼人くーんそりゃないでしょーぉ」
葉山「え?でも俺は誰からも誘われてなかったしさ。まあいいじゃないかたまには」
戸部「そりゃないでしょーぉ。だってほらぁ、ね?噂の人物もいるわけだしさーぁ?やばいでしょーぉ?」
葉山「戸部。お前までただの噂を信じるのか?というかどの噂の事を言ってるんだ?」
戸部「いやぁでもよぉ隼人くーん」
葉山「悪い方の噂の事を言ってるならさ、その悪いとされてる張本人が朝っぱらからそんな青春すると思うか?しかも人前で」
八幡「やめろ葉山!その件に触れるワードはしばらく禁止だ!」
89 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:16:59.43 ID:8sXGoiCpo
蓮「さすがに俺もちょっとやな感じするから控えてくれ葉山」
葉山「ははっ。わかったよ2人がそういうなら仕方ない」
戸部「あのよぉアメミヤくん?」
蓮「アメミヤじゃなくてアマミヤだ。で、何?」
戸部「雨宮くんね!?でさぁ俺さぁ、わけあってこのまま引き下がるわけに行かねーんだわーぁ。だからよーぉ?悪いんだけど別の人と組んでくんね?」
蓮「どうして?」
90 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:17:39.86 ID:8sXGoiCpo
戸部「だからあ引けねえわけがあるっつってんでしょーよーぉ?」
蓮「引かないと言ったらどうする?」
戸部「んじゃあ…やっちまうっきゃねーべ!」
葉山「戸部!いい加減にしろ!」
八幡「…葉山、原因はお前なんだからお前がどうにかするべきじゃないか?」
葉山「わかってる。なあ戸部、どうしたんだ?お前らしくないぞ?」
91 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:18:27.16 ID:8sXGoiCpo
戸部「隼人くんさぁ…板挟みの俺の事もちょっとは考えてくれてもいいんじゃねーかなぁ…?」
蓮「……」
戸塚「えっと…ケンカはだめ!と思うよ…」
八幡「なあ葉山。多分…というかこれは絶対あれだろ。お姫様だろ」
葉山「……」チラッ
優美子「………」イライラ
葉山「はあ…わかった…。すまない雨宮、俺のせいで…」
蓮「気にしなくていい」
92 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:19:04.14 ID:8sXGoiCpo
八幡(ここは葉山を向こうに加えて戸部の監視役をさせた方がいいかもしれないな)
八幡「葉山。お前戸部たちと組めよ」
葉山「えっ?!比企谷それは…」
八幡「戸部を監視するのにも良い立ち位置だろ?」ヒソヒソ
葉山「そうかもしれないが…」ヒソヒソ
蓮「戸部くん。提案がある」
戸部「あぁん?提案?」
八幡・葉山「??」
93 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:19:37.89 ID:8sXGoiCpo
戸部「なに?どんなのよ?」
蓮「戸部くんもこっちに入ればいい」
八幡「えぇ…」
蓮「班の人数指定は最低2人組って事だし。なら別に5人組でもいいんじゃないか?」
戸部「それいいわーぁ!乗るっきゃないでしょーよぉ!」
戸塚「なんだかにぎやかになりそうだね?楽しみだなぁ」
葉山「すまん…」
94 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:20:09.53 ID:8sXGoiCpo
優美子「ちょ、戸部ー?!」
戸部「なになに今度は何なのよぉ…?」
優美子「いいからこっち来いっての!」
戸部「じゃわりーけどその提案に乗っからよ。雨宮くん、よろしくな!」
蓮「あぁ。よろしく」
八幡「蓮…お前すげーな」
葉山「すまん…」
蓮「葉山も大変だな」
海老名「………ぐふふ…♪」
95 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:20:54.05 ID:8sXGoiCpo
ー放課後 奉仕部部室ー
ガララッ
八幡「うーす」
雪乃「あら、来たのねホモ谷くん」
八幡「…何でそんなチョイスになったのか見当はつくが頼むからやめろくださいお願いします」
雪乃「良かったわね」
八幡「はあ?何がだよ?今日は丸一日赤っ恥で目まで真っ赤になりそうなんだが」
雪乃「腐った目を隠すにはちょうどいい色合いじゃないかしら?良かったというのは…お友達が出来て良かったわね、という意味よ」
96 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:21:41.39 ID:8sXGoiCpo
八幡「…まあな…」
雪乃「でもああいうやりとりって…ともすれば告白のようよね」
八幡「うぐっ…それ以上はやめろ。言うな。頼むから…」
雪乃「うふふっ」
八幡「なんでそんなに良い笑顔なんですかね…つかなんで詳細知れ渡ってんだよクソ…」
雪乃「お祝いにとっておきの紅茶淹れてあげるわ」
八幡「どーも」
ガララッ
結衣「やっはろー!!」
97 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:22:18.91 ID:8sXGoiCpo
雪乃「由比ヶ浜さんこんにちは」
八幡「おう」
結衣「ねぇヒッキー!」
八幡「ん?なんだ?」
結衣「ヒッキーはその…やっぱり男の子が好きなの?!」
八幡「ボフォッ!!??」
雪乃「由比ヶ浜さん…」
結衣「だって!だってヒッキーが彩ちゃんじゃなくってれんれんに告白したって噂がすごくって!」
八幡「な、なんだと…事態はそこまで…」
98 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:22:54.16 ID:8sXGoiCpo
結衣「うん、そう!でもね、れんれんは女の子が好きらしいから!ヒッキーがそれでもいいって告白したとかって!」
八幡「あ…ああああ……」ガタガタ
雪乃「さすがに同情するわね…」
結衣「ゆきのんも!?だよねだよね!だってヒッキーの恋の告白がれんれん相手じゃ実らないから…」
八幡「うわ…あぁ……うわあぁぁぁぁあ………」ガクガク
雪乃「いえ、そういう意味で言ったわけではないのだけれど…まあ由比ヶ浜さん。とりあえず座ったらどうかしら?」
結衣「うん!」
八幡「あぁぁ……」ブルブル
99 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:23:25.23 ID:8sXGoiCpo
雪乃「さて…まずは由比ヶ浜さん。どうしてこの彼があの彼に告白したかのような話になってるのか教えてもらえるかしら?私もおおよそは知ってはいるのだけれど」
結衣「あのね、さがみんがたまたま見ちゃってたらしくって、それでね」
雪乃「さがみん…?」ピクッ
八幡「相模か…」ピクッ
結衣「どしたの?2人とも。あ、文化祭のこと…かな…?」
100 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:24:42.85 ID:8sXGoiCpo
雪乃「いえ。まあそれもあるのだけれど…比企谷くんもといフラれ谷くん。事の始まりは彼女じゃないかしら?」
八幡「誰が誰にフラれたんだ?仮にフラレ谷が俺としても告白なんぞしてない!…はぁ…。うん、何でやつの存在忘れてたんだろうな?」
雪乃「雨宮くんとの青春は今朝の事なのよね?」
八幡「ねえその表現やめない?なんか嫌なんですけど」
結衣「せっ…青春っ…///」
八幡「ビチヶ浜お前何考えてんの?下品よあなたやらしい子ね」
結衣「うっうるさいし!ヒッキーきもい!あとほもい!」
101 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:25:36.11 ID:8sXGoiCpo
ガラララッ
葉山「ごめん、ちょっといいかな?」
蓮「お邪魔します」
海老名「はろはろ〜」
雪乃「噂をすれば」
八幡「よう蓮に海老名さん。ついでに葉山」
蓮「よう」
海老名「比企谷くんはろはろ〜」
葉山「やあ」
結衣「姫菜やっはろー!隼人くんやっはろー!れんれんもやっはろー!」
蓮「ゆいゆいやっはろー」
102 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:26:10.85 ID:8sXGoiCpo
ーはやま説明中ー
八幡「相模が蓮の噂を流した…?」
葉山「そうなんだ。十中八九、彼女とその取り巻きによる仕業だね」
八幡「そいつはついさっきここで出た名前だ。正直、疑う理由もないんだが一応聞かせてくれ。その流れと根拠は?」
葉山「ああ、それなんだけど…」
ガララッ
平塚「雨宮、いるか?」
雪乃「先生ノックを」
平塚「コンココーンっと。雨宮、ちょっと来てくれるか?急ぎだ」
103 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:27:08.13 ID:8sXGoiCpo
蓮「はい。わかりました。じゃあ皆また。葉山、後はよろしく」
葉山「ああ、任せてくれ」
八幡「またな」
結衣「ばいばーい!」
海老名「またね〜」
雪乃「さようなら」
八幡「…で?」
葉山「これはここだけの話にして欲しいんだが…」
104 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:27:42.24 ID:8sXGoiCpo
ー生徒指導室ー
平塚「すまないな雨宮。あの場で話すわけにもいかなくてな」
蓮「いえ」
平塚「で、本題なんだが…何というか…」
蓮「??」
平塚「お前はその、彼女とかいるのか?」
蓮「いいえ」キリッ
105 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/16(土) 21:28:14.55 ID:8sXGoiCpo
平塚「そうか…。じゃあ…好みのタイプはどんなだ?」
蓮「年上タメ歳年下です」キリリッ
平塚「?!そ、そうなのか…。そうか…どれぐらい上までOKなんだ?」
蓮「どこまでも」キリリリッ
平塚「どこまでも?!どこまでも!?じゃあお前はその、年上はアリなのか?!」
蓮「アリ」アリリリリッ
平塚「そっそうか!そうなのか!」
蓮「………」
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