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【P5x俺ガイル】八幡「やはり俺の友達は9股するなんてまちがっている」
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307 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:44:35.42 ID:+9mh/Azpo
小町「わーかってないなぁお兄ちゃんは!目で見て選ぶ事にショッピングの楽しさはあるのに」
八幡「ショッピング?けっ。どうせ俺を見たリア充共がショッキングのあまり通報し始まるに決まってる」
小町「あーもーうっさいなぁ……あ!あれクレープ屋さんじゃん!いこ!?」
八幡「クレープより帰って布団にくるまれたい」
小町「いちいちうっさいなぁ!小町と一緒なのに何が不満なの!?あ、今の小町的にポイント高い☆」
八幡「どこらへんが?どこらへんに高い要素ありました?そのポイント使って帰ろうぜ」
308 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:45:07.26 ID:+9mh/Azpo
小町「はあ…これだからゴミぃちゃんは。そんなんだからゴミぃちゃんなんだよゴミぃちゃんは!」
八幡「うるせー」
小町「じゃここにいていいから。小町クレープ買ってくるから!」
八幡「ちょ…待てよこんなとこにぼっちを置き去りにするんじゃありません妹よ!…いっちまった……」
八幡(にしても何だこの人の多さは…別に渋谷じゃなくてもいいだろが)
八幡(ららぽとかららぽとかあるだろららぽとか)
八幡(はーぁ…でもまあ…小町も楽しそうだしなぁ…ちょっとは合わせてやるか…せっかくだし)
八幡(何より後が怖いしな………ん?)
309 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:45:55.96 ID:+9mh/Azpo
??「……つまり、やつが縄張りだと思っている場所。それは渋谷全体だ」
八幡(うわぁ高身長の超イケメン。ああいうのいるんだな)
?「渋谷全体って…どんだけよ!?」
八幡(ビッチそうだなー。三浦と似た雰囲気だけど…やっぱ本物ギャルは違うな)
????「にゃーにゃーにゃあーにゃー」
八幡(なんで猫?)
??「どのみち行ってみるしかねーだろ?早いとこ行こうぜ!」
八幡(うるさそうな金髪だな)
310 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:46:38.50 ID:+9mh/Azpo
????「にゃにゃ!にゃあー!」
八幡(おお。なんか猫がつっこんでるように見える。やるな)
?「ここで起動するのまずいんじゃない?」
八幡(何する気だよ。自撮りか何かですか)
??「大丈夫だって。道端のゴミが消えても誰も気にしねえよ!行くぜ!」
八幡(ゴミって。まあ人ってのはそういうもんだよな。こうして意識して見てない限りは………ん?)
ぐにゃああああぁぁぁぁ…………
八幡「…………えっ?」
311 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:47:31.59 ID:+9mh/Azpo
〜時は現在に戻って11月24日〜
ー一関駅ー
モルガナ「………」
蓮「…その時どうした?」
八幡「どうも。つかこんな話どうでもいいだろ」
蓮「聞かせてくれ」
八幡「こんなイカれた話」
312 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:47:59.34 ID:+9mh/Azpo
蓮「いいから」
八幡「………」
蓮「聞かせろ」
八幡「変なやつらを見てたらそのまま妙な場所にいた。瞬き一つでそうなった。意味がわからなかった」
蓮「続けて」
313 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:48:38.41 ID:+9mh/Azpo
八幡「ATM人間…?みたいなやつらがうろついてた。さすがに異常な事はわかってるからすぐ小町を探した。でもいなかった」
モルガナ「………」
蓮「それから?」
八幡「それからは…しばらくその辺にいた。小町が向かった方をずっとうろうろしたり。で、気付いた時には元に戻ってた」
蓮「その場所で何か見たか?何かというか誰かを」
八幡「なんか変な格好した連中が4〜5人109の方に走ってった」
蓮「…そうか」チラッ
モルガナ「………」ウンウン
314 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:49:08.00 ID:+9mh/Azpo
八幡「…もういいのか?」
蓮「ああ」
八幡「何なんだよ…つかこんなバカな話聞いて何になるんだよ」
蓮「………」チラッ
モルガナ「………」コクコク
蓮「俺もそこにいたから」
八幡「…へっ?」
315 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:49:45.44 ID:+9mh/Azpo
蓮「俺もそこにいたんだ。いつの間にかよくわからない気持ち悪い赤黒い空と暗い雰囲気の渋谷になってた」
八幡「おま……そうだ確かに赤黒い雰囲気だった…つかマジかよ…」
蓮「マジだ」
八幡「お前はどうしたんだ?どうやって帰った?」
蓮「さあ?走り回ってただけでいつの間にか戻ってた」
八幡「そうなのか…そういやお前…見覚えあるような…ないような…」
モルガナ「………」
316 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:50:13.12 ID:+9mh/Azpo
蓮「話してくれてありがとう八幡」ニコッ
八幡「なんだよ急に」
蓮「いや。絶望してますって顔して走ってったからさ。このまま絶交を言い渡されるんじゃないかとちょっと寂しかったから」
八幡「そんな顔してたの?俺?」
蓮「してた。そのまま消えるんじゃないかと不安になるぐらいだった」
八幡「ねえよ…」
317 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:50:53.31 ID:+9mh/Azpo
蓮「なあ八幡」
八幡「んだよ」
蓮「俺が嫌いか?嫌になったか?」
八幡「…別に。そんなんじゃねえから」
蓮「じゃあ今お前はどう考えてるんだ?」
八幡「………そうだな……」
318 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:51:31.83 ID:+9mh/Azpo
八幡「俺は無駄に独占欲が強いらしい」
蓮「なんだそれ?」
八幡「うっせ。しょうがねえよ。だってお前以外に友達なんて出来た事がないんだから。だからお前が誰かと仲良くするのは…何か変な気分になる」
蓮「お前ホモか?」
八幡「ちっげーから!!!」
蓮「そうか。困るとこだった」
八幡「そういうんじゃなくって…ほら、なんつーの?友達の友達は他人とかさ、ギクシャクするだろ?そういう事だよ」
蓮「わからないでもないな」
319 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:52:13.69 ID:+9mh/Azpo
八幡「とにかく、なんだ……お前の事を理解してやりたいと思うし、同時に俺の事も理解してほしいと思っちまうんだよ」
蓮「なるほど」
八幡「本当の友達なら隠し事はしないはずだ。俺はそう思い込んで…それをお前に押し付けた。それはすまん。謝る」
蓮「そうか」
八幡「でさ…お前、俺に隠し事してるだろ?」
蓮「八幡はどうだ?」
八幡「俺は…何もない。隠すような事なんて」
蓮「そうか…」
320 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:53:06.20 ID:+9mh/Azpo
八幡「…な?嫌なやつだろ俺って。自分にはそうしたものがないからってさ、相手のは知りたがるんだよ。これじゃフェアじゃねえよな…」
蓮「……」
八幡「わかっちゃいるんだよ。自分がどれほど傲慢で我儘で狡猾な理想を求めて押し付けているのかって事。それでもな…やっぱ…不安なんだよ」
八幡「特にお前は…その…俺の唯一の友達だからよ…。例え一ヶ月しか付き合わねえとしたって…それでも俺は…」
蓮「確かに俺は一ヶ月そこらで去る」
321 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:53:43.90 ID:+9mh/Azpo
八幡「………」
蓮「でもそこで俺たちの関係が終わると思うのか?」
八幡「…思わねえ」
蓮「なら心配する事はないだろ?俺だって八幡とは友達でいたい。そして取引を終えたい」
八幡「取引…」
蓮「ああ。この取引が終われば、俺たちは晴れて親友なんだから」
322 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:54:19.93 ID:+9mh/Azpo
八幡(自分がみっともない)
八幡(自分と同じ目に遭ったかもしれないから蓮はああいう質問をしただけだ)
八幡(こいつは何も悪くない。悪いのは俺だ。勝手に色々考えて)
八幡(初めて出来たまともな友達。その友達とのまともな付き合い方を知らない。わからない)
八幡(自ら選んだはずの”1人でいる事”。それで得た教訓は、蓮という本物の友達の前では何ひとつ役に立たなかった)
八幡(たぶん人ってこういう時に泣きたいと思うんだろう)
323 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:55:02.74 ID:+9mh/Azpo
八幡(どうにもならない感情。どうにも出来ない不甲斐なさ。そんな自分の至らなさを現在から過去へ押し流すためのシステムが涙)
八幡(それが素直に出来りゃ何の苦労もねえ)
八幡(俺、ほんと良い友だちを持ったな…)
八幡(だからこそ言わなきゃならない。伝えなきゃならない)
八幡(その言葉を)
八幡「蓮。この取引、終わりにしよう」
324 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:56:08.74 ID:+9mh/Azpo
ー夜 仙台駅ー
平塚「で?何か言い分はあるかね?」
蓮「あります」
八幡「ないっす」
平塚「そうか。では2人とも、歯を食いしばりたまえ。教育のファーストそしてセカンドだあぁぁぁ!!!!」
325 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:56:34.68 ID:+9mh/Azpo
ズドッ!
蓮「ん?」
ドゴッ!
八幡「ぐっほおぅぁっ?!!!?」
平塚「…全く。仲が良いのはわかっているが、それにしても限度があるだろう?修学旅行は旅行ではない。集団行動という教育の過程だぞ。わかったら早く乗りたまえ。ホテルへ向かうぞ」
蓮「はい」
八幡「…いてぇ…」
326 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:57:21.53 ID:+9mh/Azpo
ーホテルへ向かうタクシー車内ー
平塚「ところで君たち、晩御飯はまだなんじゃないか?」
蓮「はい」
八幡「食いました」
平塚「どっちなんだ…まあいい、せっかくだから仙台名物の牛タンでも一緒にどうだね?」
蓮「ゴチになります」
八幡「結構です」
327 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:57:49.31 ID:+9mh/Azpo
平塚「……どうした?何かあったのかね?」
蓮「はい」
八幡「何も」
平塚「…はあ…。私の力が必要か?」
蓮「いいえ」
八幡「いいえ」
平塚「そこは揃うんだな…」
328 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:58:21.04 ID:+9mh/Azpo
ーホテル ロビーー
平塚「君たちの荷物はすでに部屋だ。2人とも同室だったな。後はのんびりやりたまえ。青春を、な。ではな」
蓮「はい」
八幡「………」
戸塚「あ、はちまーん!!れーん!」
八幡「…よう」
蓮「やあ彩加」
329 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:58:58.09 ID:+9mh/Azpo
戸塚「2人ともどこいってたの?心配したんだよ!?由比ヶ浜さんも八幡に連絡取れないってばたばたしてたし」
八幡「…別に。疲れたし部屋行くわ。じゃ後でな戸塚」
戸塚「えっ……?」
蓮「………」
戸塚「…なんか、あったの…?」
蓮「これも青春だ」
戸塚「??」
330 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 00:59:42.09 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 部屋ー
八幡「はあ」ドサッ
八幡(みんな風呂か?誰もいない。1人ぼっちの部屋。これが俺の普通。普通バンザイ)
八幡「眠いな…」
八幡(さらば、青春。ただいま、ぼっち)
コンコンコン
八幡「………」
331 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:00:08.81 ID:+9mh/Azpo
コココン
八幡「………」
ガチャッ
結衣「ヒッキーいる?あ、寝てる」
八幡「………」
結衣「ねぇヒッキー起きて?ねぇ。ヒッキーねぇねぇヒッキーてばぁ」
ゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさ
八幡「ええいうっとうしい!」
332 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:00:43.97 ID:+9mh/Azpo
結衣「あーやっと起きたぁ」
八幡「あんだけ体揺らされりゃ嫌でも起きるわ」
結衣「あのね大変なのヒッキー!」
八幡「明日にしてくんね?俺もう疲れて疲れて」
結衣「だーめ!だめだってばぁ!戸部っちが姫菜呼び出ししちゃったの!ヒッキーどうしよ!?」
八幡「……うわあ……」
333 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:01:34.88 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 大浴場ー
蓮「ふーぅ」
戸塚「広いお風呂っていいよね〜」
蓮「いいな」
戸塚「………」ジーッ
蓮「はぁ……」
戸塚「………///」
蓮「どうした?」
戸塚「うぇっ!?いや…その…蓮って体すごいなと思って///」
蓮「そうか?」
334 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:02:23.60 ID:+9mh/Azpo
戸塚「うん!かっこいい体してるなぁ…触っていい?ってやだよね!?ごめん!」
蓮「いいぞ」
戸塚「えっいいの?じゃあちょっとだけ…///」
蓮「どうだ?」
戸塚「すごく硬い…///」
蓮「それだけか?」
戸塚「すごく盛り上がってる…///」
蓮「他には?」
戸塚「もっもう大丈夫だよ!ありがとう…えへへ///」
蓮「そうか」
335 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:03:08.24 ID:+9mh/Azpo
戸塚「蓮って何かスポーツやってるの?」
蓮「いや、何も」
戸塚「やってないのにそんな体してるの!?」
蓮「まあな」
戸塚「すごいなあ…トレーニングしてるとか?」
蓮「ずっとジムに通ってるよ。ほぼ毎日行けるだけ行ってる」
戸塚「そっかぁすごいなぁ!でもお金かかっちゃうんじゃないの?」
蓮「920万あるからまだまだ周回に耐えれる額だ」
戸塚「あははっ。蓮って時々よくわかんないけど面白い事言うよね」
336 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:03:48.06 ID:+9mh/Azpo
蓮「そうか?彩加は鍛えてるのか?」
戸塚「うん!これでもテニス部部長だからね。走ったりしてるよ。でも…蓮みたいな質の高い筋肉ってボクにはつかなくて…」
蓮「一緒にトレーニングするか?」
戸塚「えっ?いいの!?」
蓮「ああ」
337 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:04:29.21 ID:+9mh/Azpo
戸塚「どんなメニューやってるの?」
蓮「ランニングマシンでひたすら走った後にベンチプレスひたすら上げた後に木人形をひたすら殴り続けて時間が余ったら自宅に帰ってひたすら懸垂した後に天井の梁に足を掛けてひたすら吊腹筋したりだな。もちろんメニューこなす前にプロテインぐびぐび飲むぞ。湿ったプロテインは必須だ。いちいち買うのが面倒になるから俺の場合はショッピング出来るようになったと同時にプロテイン100個買う。そうすると湿ったプロテインを買い忘れるというミスを犯しても湿ッテインが切れてても普通のプロテインがあるから素の数値しか上がらないクソトレーニングにならず損した気分になる事がないからな」
戸塚「………」
蓮「やるか?」
戸塚「うん、やめとくね!」
338 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:05:06.50 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 由比ヶ浜たちの部屋ー
結衣「ほらほら入って入って!」
八幡「おう…お邪魔します…」
海老名「あ、比企谷くんはろはろ〜」
優美子「なんでヒキオくんの?しっしっ」
八幡「ウェルカムドリンクとぶぶ漬け同時に出された気分だな」
339 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:05:43.90 ID:+9mh/Azpo
結衣「何言ってるの?とにかく入ってよほら」グイグイ
八幡「わかったわかったから」
優美子「つかヒキオ、あーしレモンティ」
八幡「あん?」
海老名「優美子ー?比企谷くんは私のお客さんなの。いい?」
優美子「…わかったから。ごめんって…じゃあーしちょっと出てるから…」
結衣「ごめんね優美子あとでね」
優美子「はいはい…」
340 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:06:28.64 ID:+9mh/Azpo
八幡「追い出しちまってよかったのか?」
海老名「うん。元々優美子にはこの件言ってないから」
八幡「そうなのか。で?戸部の呼び出しがあったんだって?」
海老名「うん。この後ホテル屋上でって」
八幡「まじか…思ってたより早かったな」
結衣「早くなんかないよ!私ずーっと姫菜と一緒にいて戸部っち寄せ付けない感じで頑張ってたんだからね!?」
八幡「え?そうだったの?」
341 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:07:03.59 ID:+9mh/Azpo
海老名「そうだよ。比企谷くんに助けてほしいなって思う場面何度もあったけど………ぐふふっ…比企谷くんはれんれんに夢中だったから…ぐふふふっ」
八幡「おう…そうか、悪かったな。で、呼び出しを断れなかったと?」
結衣「もー!ヒッキーがいたらこうならなかったのに!」
海老名「結衣?比企谷くんだって修学旅行を楽しむ権利があるんだから。そういう事言っちゃいけないの」
結衣「あう…そっかそうだよね…ごめんねヒッキー?」
八幡「いやまあ…いいんだけどよ…」
342 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:08:04.66 ID:+9mh/Azpo
八幡「で、どうしたいんだ?キャンセルするぐらい楽勝だろうが」
結衣「うん呼び出し断っちゃおうかって思ったんだけど…」
海老名「戸部くんがね、その話をした時にタイミング悪く周りでれんれんと比企谷くんの話になってね。あいつらまだかー!?って。行方不明のままです〜ってなって、そこからバタバタだったの」
海老名「で、平塚先生の連絡が一回だけ比企谷くんに繋がって以降は何回電話しても電池切れてるだかで繋がらないから、先生だけ仙台駅に向かうってなってね」
海老名「で、私たちはどうしようか何しようかってざわざわしてる間に戸部くんどっか行っちゃってね。それでキャンセルするタイミングがなくなっちゃったの」
343 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:08:30.58 ID:+9mh/Azpo
八幡「すんません。ほんっとすんません」
結衣「2人で何してたの?てかどこいってたの?」
八幡「まあ…普通だよ」
海老名「ふーつーうー?」ニヤニヤ
八幡「とにかくそっちをどうするかだよな?約束の時間までどれぐらいあるんだ?」
海老名「もう一時間ぐらいかな」
344 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:09:12.85 ID:+9mh/Azpo
八幡「それなら余裕だろ。海老名さんは布団に寝て」
結衣「ちょ!?ヒッキー姫菜に何する気!?」
八幡「はあ?」
海老名「ここでまさかのフラグ回収が…私だったなんてっ……優しく…してね?」
結衣「〜〜〜〜っ///バカバカバカバカバカ!ヒッキーのばか変態きもい信じらんない!」ポカポカポカポカポカ
八幡「いたいいたいたいたいたいったたたたた!!やめろ!違う!変な想像するな!仮病使うって事だ仮病を!」
海老名「仮病ね?まあ普通はそう思うよね。結衣…いやらしい子」
345 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:09:46.56 ID:+9mh/Azpo
結衣「そんな事ないもん!ヒッキーの言い方が悪いきもい変態!」
八幡「うっさいなぁ何なのこの子は…。とにかく今日は寝込んで仮病使っとけよ。それで回避だろ」
結衣「あそっかなるほどね!」
八幡「はぁー…」
結衣「……?」
海老名「ちょっと心苦しいけど…そうしようかな」
結衣「そうする姫菜?」
346 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:10:14.46 ID:+9mh/Azpo
八幡「解決だな。じゃ俺は部屋戻るわ…ほんと歩き疲れてねむ」
結衣「あ、ヒッキーちょっと待って」
八幡「なんだ?」
結衣「うーん…」
八幡「んだよ」
結衣「なんか元気なくない?」
八幡「………」
結衣「なんかあったの?」
八幡「…なんもねえよ。疲れてるだけだ。海老名さんの心配してろよ。じゃあな」
結衣「もう!ヒッキー!?」
347 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:11:07.39 ID:+9mh/Azpo
ー同時刻 ホテル 大浴場ー
戸塚「蓮はいつまで入ってるの?ボクのぼせちゃいそうだからそろそろ上がるね」
蓮「まだ入ってるよ」
戸塚「そっか。じゃあ後でね」
蓮「ああ」
葉山「お、戸塚くん上がり?」
戸塚「うん。ごゆっくり〜」
戸部「うぃーっす」
348 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:11:42.81 ID:+9mh/Azpo
蓮「ん?葉山に戸部くんか。よく来た」
葉山「何だか君は風呂場の管理人か何かのようだね」
戸部「つか雨宮くんすっげー体!めっちゃ鍛えてるっしょ!?」
蓮「まあな」
葉山「確かに筋肉質だな。スポーツやってたりしたのか?」
蓮「いや。時間があればほぼ毎日ジムに行ってたぐらい」
戸部「ジム!?すっげーそういうとこ行くとか男子力高いわぁー!」
蓮「まあな」
葉山「はははっ。何だよ男子力って」
349 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:12:18.12 ID:+9mh/Azpo
葉山「はぁー…でかい風呂はいいよなぁ。で、集団行動無視してどこ行ってたんだ?」
蓮「ヨシツネの墓碑を掃除したりしてた」
葉山「え?あのままずっとあそこにいたってことか?」
蓮「そうだ。気がついたら誰もいなくなってて八幡と2人ぼっちだった」
戸部「パネェわーぁ雨宮くんマジパネェわー」
350 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:13:09.92 ID:+9mh/Azpo
葉山「ああいうとこって興味ある人間にとっては何時間でもいられる場所なんだろうな」
蓮「ヨシツネはかっこよくて強いからな。興味持つのは当たり前だ」
戸部「雨宮くんって武将とか好きなん?」
蓮「武将だけじゃなくて色んなやつが好きだ。お世話になってるし」
葉山「お世話?八百万の神がどうとかって事か?生きてる間は超自然的なものに守られ導かれる加護とかそういう?」
蓮「まあそうだな。力をくれる存在だからな。尊敬も敬愛も恐れもしてるよ」
351 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:13:51.09 ID:+9mh/Azpo
戸部「ほあ〜何かわかんねーけどすっげーなぁ雨宮くんわぁ!他にどんなんが好きなん?やっぱ神?」
蓮「そうだな…個人的にはアリスが大好きだ」
葉山「アリス?そんな神いたっけ?」
戸部「さぁ?」
蓮「アリス以外は正直言って上位であればあるほど使えない。デザインはかっこいいと思うけどな。ルシファーなんかどこで使えっていうんだって思うレベルだった」
葉山「ルシファーって偉い悪魔とかじゃなかったか?」
戸部「使えねーの?」
352 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:14:58.56 ID:+9mh/Azpo
蓮「あとそうだな、ついムラムラくるのはスカアハとキュベレだな」
戸部「何それ?エロいん?エロいん?」
葉山「知らないなぁ」
蓮「でもな、スカアハに至っては活躍させようとすると後ろ姿ばかりで見ててつまらないんだ。けどキュベレの場合は後ろ姿もエロい。カメラの視点が途中で止まりさえしなければ舐め回すように見たかった…」
353 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:15:36.76 ID:+9mh/Azpo
戸部「後ろ姿エロいっていいよな!後ろ姿美人っているっしょ!」
葉山「確かにそうだな。雨宮は美人タイプが好みなのか?」
蓮「どうだろう…正直アリスが一番好きだな。でも見た目ならアメノウズメも捨てがたい。あれは絶対に美人だ。あと腰回りがエロい」
葉山「アメノウズメは聞いた事ある気がするな」
戸部「どこにうずめるん?何をうずめるん?」
354 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:16:15.85 ID:+9mh/Azpo
蓮「あとデザイン的にマーラ様には畏怖を示す」
戸部「なんかごっつそうな響きっしょぉ」
葉山「そうだね。名前だけでもこう、何か攻める感じがある気がするな」
蓮「マーラ様は特に車輪がいい。車輪から頭へのあのなだらかな曲線…と思いきや禍々しくも気高いフォルムに男は憧れるもんだ」
戸部「よくわかんねぇけどすごそうっしょ」
葉山「そうだなすごそうだな」
戸部「他には?」
355 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:16:58.55 ID:+9mh/Azpo
蓮「あとは…個人的にだがアラハバキはムカつく」
葉山「アラハバキも聞いた事ある気がするな」
戸部「どんな感じなん?」
蓮「とにかくムカつくんだあの土偶野郎。せっかく育てた射撃アルセーヌが…。あいつは大嫌いだ使おうとも思わないな。いくら便利でも」
葉山「よっぽど嫌いなんだな」
戸部「つか神とかを便利って言っちゃうとか雨宮くんやっぱパネェっしょお!」
356 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:17:38.75 ID:+9mh/Azpo
葉山「にしても本当に良い体してるよな雨宮は」
戸部「確かに確かに。ジムで何して鍛えてるん?」
蓮「彩加に聞いてくれ」
葉山「戸塚くんにか?一緒に鍛えてるのか?」
蓮「いや。ついさっき全く同じ話を彩加にしたからな」
葉山「ははっ。そういう事か」
戸部「つか雨宮くんってどうなん?彼女とかぁそんなんどうなん?」
葉山「そうだな。モテそうだよな雨宮は」
357 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:18:44.76 ID:+9mh/Azpo
蓮「どうだろう?モテないな」
戸部「いや〜モテるやつのオーラ出てるっしょ〜お?」
葉山「俺もそう思うな。雨宮くんの周りはどんな女の子がいるんだ?」
蓮「どんな…?そうだな…同級生に先輩後輩あとまあお姉さん達がちらほら。葉山こそモテるだろ?」
戸部「そりゃそうっしょ葉山くんマジエースだから!」
葉山「うーん…どうかな」
358 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:19:20.91 ID:+9mh/Azpo
蓮「葉山は最高で何股した事あるんだ?」
葉山「えっ」
戸部「えっ」
蓮「えっ」
葉山「そもそも股掛け自体したことないんだが…」
蓮「ないのか?」
葉山「ああ。誰でもそうそうないと思うぞ…?というか雨宮、もしかして…君にとってそれが普通なのか?」
戸部「雨宮くんって…そうなん?実はそうなん!?」
359 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:19:52.42 ID:+9mh/Azpo
蓮「俺たち青春だよな」
葉山「いやそんな一言じゃ逃げ切れてないぞ。それで最高何股して女の子泣かせたんだ?」
戸部「どうなんどうなん!?そのへんどうなん!?」
蓮「泣かせた数なら葉山の圧倒的勝利じゃないか?」
葉山「そんな数で競いたくないし勝てた所で微妙だぞ…」
360 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:20:26.74 ID:+9mh/Azpo
戸部「どうなんどうなん!?雨宮くんの話聞きてーわぁ!んでんで!?最高で何股なんよぉ!?」
蓮「9股だけど」
葉山「えっ」
戸部「えっ」
蓮「えっ」
361 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:21:09.00 ID:+9mh/Azpo
戸部「きききききききゅきゅききゅ9股ぁーーー!?」
葉山「マジなのか!?雨宮くん君はマジなのか!?」
蓮「うんまあ。1周目じゃ無理だったけど2周目やってみたら9股出来ちゃった」
戸部「何を1、2周やったん!?つか何したらそこらで9人も落とせるんスか!?マジっすか雨宮さん!?」
葉山「マジなのか雨宮さん!?ガチなのか雨宮さん!?」
蓮「うんまあ。要領を掴んでからは意外と簡単だった。スケジュール管理と金策が面倒だったけど」
362 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:21:56.09 ID:+9mh/Azpo
戸部「マジっすか!?マジっすか!?雨宮さんマジっすか!?」
葉山「すげえよ雨宮さん!どうやったらそんなにホイホイ落とせるんだ雨宮さん!?」
蓮「別に落としたくてそうしてるわけじゃないんだけど…」
戸部「てことはあっちが勝手に惚れてるって事ッスか!?マジすか雨宮さん!?」
363 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:22:31.37 ID:+9mh/Azpo
葉山「どうやるんだ!?何をしたら本命を落とせるんだ!?教えてくれ雨宮さんお願いだお願いします!」
蓮「まず選択肢を間違えない事だ。あと毎日占いを使って、チャットはなるべく中を見ない。今日この子と会うと決めていたなら尚更見ちゃダメだ。色んな相手から送られて来るけど、その中の文を見ると心がチクリと痛んでつい会いに行ってしまったりするからオススメしない」
戸部「占いチャット!?占いチャットがモテモテのコツっすか!?」
葉山「チャット出来ない相手が本命って場合はどうしたらいいんだ!?雨宮さん教えてくれ!」
364 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:23:01.23 ID:+9mh/Azpo
蓮「チャットが出来ない相手か。そういう相手の場合は直接面と向かって話すしかない。密室でデスクを挟んでしっかり座って小一時間で勝負を決めるんだ」
戸部「小一時間!?雨宮さんにかかれば小一時間で完了なんすか!?」
葉山「小一時間だと!?相手が小一時間も面と向かってくれないかもしれない!そういう場合はどうしたらいいんだ雨宮さん!?」
蓮「ちょっと自分の弱みを見せるといい。あ、具合悪い死にそう…でも今はあなたとしっかり話さないと…。みたいな演出をちょいちょい使うんだ。途中で相手が激昂してきても冷静に対処しろ。俺は退かないがお前はあきらめるのか?という意思と強気の態度。そして絶対に大事な仲間を守るんだというような決意を持って語り合うべきだ」
365 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:23:34.99 ID:+9mh/Azpo
戸部「トーク!?トークっすか!?弱みのトークって何すかそれ!?もう意味わかんねぇよこれが雨宮さんかぁ!!」
葉山「弱みか!弱みだな!?相手の弱みにつけこむ感じだっけ!?違うか!?俺の弱みか!?それとも!?え!?どうしたらいいんだ雨宮さん!?」
蓮「のぼせそうだからそろそろ上がるよ。じゃあまた」
大浴場の男子生徒全員「雨宮さん待ってくれえぇえーーーーーーーーー!!!!!!!!」
366 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:24:16.98 ID:+9mh/Azpo
ーホテル ロビーー
雪乃「………」ソワソワ
蓮「宮城限定、牛タンパンさん」
雪乃「ひゃっ?!」ビクッ
蓮「買うのか?」
雪乃「びっくりした…いきなり話しかけないでちょうだい。全く不審者はこれだから」
蓮「買わないならどいてくれるか?」
雪乃「え?あなた…買う気なの?」
蓮「もちろん。ちょっとどいてくれ」
367 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:24:46.40 ID:+9mh/Azpo
雪乃「ダメよ。あなたみたいなぼんやりした男に買われるんじゃパンさんが泣いてしまうわ」
蓮「お土産だから」
雪乃「あらそうお土産なのね。なら仕方ないわね。誰もが皆パンさんを欲しがるのは当然の事だものね」
蓮「そうなんだ。だからちょっとどいてくれるか?」
雪乃「どのパンさんを買う気なのかしら?別に興味はないのだけれど。あなたのチョイスに興味あるわけではないのだけれど。何を買う気なのかがちょっとだけ知りたいだけなのだけれど」
蓮「そうだな…すいません店員さん。パンさん全種類10個ずつください。いえ、持って帰りません配達でお願いします」
368 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:25:26.13 ID:+9mh/Azpo
雪乃「ちょっとあなた!何やってるの何やってるの!?何やってるの!?」
蓮「え?お土産買っただけだけど」
雪乃「そうじゃなくって何でそんな買い方するの!?何やってるの!?何やってるの!?」
蓮「えっと10人にそれぞれの種類をあげたいなと」
雪乃「何よそれ羨ましいわ!ほんと羨ましいわバカなの!?あなたバカなの!?あなたちょっと………バカなの!?」
蓮「ひどいなぁ。じゃあ送り先はこれでお願いします。はい10万円」
369 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:26:03.64 ID:+9mh/Azpo
雪乃「ちょちょちょちょちょっと!ちょっとねぇちょっとちょっと待ってって!!ちょっと聞いてって!!」
蓮「なに?」
雪乃「いい?パンさんというのは誰もが欲しがる愛おしいキャラクターよ。でもね、それをこの場で独占して良いものではないの!それもわからないの!?」
蓮「雪ノ下さんは買う気なかったみたいだから。それともパンさんファン?」
雪乃「そ………ちが………いや………そうよ!だったら何!?好きなのだけれど!?好きなのだけれど!?パンさんすごい好きなのだけれど!?」
370 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:26:42.63 ID:+9mh/Azpo
蓮「じゃあ…はいこれ」
雪乃「えっ」
蓮「あげるよ。牛タンパンさん」
雪乃「ありがとう」ホクホク
蓮「どういたしまして」ニコッ
雪乃「雨宮くんいい人ね」
371 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:27:24.97 ID:+9mh/Azpo
蓮「何かジュース飲む?おごるよ」
雪乃「ええ、では宮城限定パンさんセクシーソーダを」
戸部「………雨宮さんパネェっすわ……」
葉山「やばいやばいやばいやばい股に入れられてしまう彼女が股に入れられてしまうやばいやばい」
372 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:28:45.23 ID:+9mh/Azpo
蓮「雪ノ下さんとこうした時間を過ごすのは初めてだな」
雪乃「ええそうね。クラスも違うのだから仕方ない事だわ」
蓮「ところでどうして奉仕部に?」
雪乃「それはまあ…流れ、かしらね」
蓮「流れね。じゃあ奉仕部にパンさんがないのはどうして?」
雪乃「それは平塚先生に取り上げられてしまったからよ…」
戸部「奉仕部ぱねぇ」
葉山「置いてたのか」
373 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:29:31.79 ID:+9mh/Azpo
蓮「そっか。じゃあこの牛たんパンさんが来たから寂しくないね?」
雪乃「えぇ…ほんとに///」ウットリ
蓮「喜んでもらえて嬉しいよ」ニコッ
雪乃「ありがとう///」ニコッ
戸部「雪の女王がはにかんだ!」
葉山「俺は今、奇跡を目撃している」
相模「葉山くぅ〜ん!!」
374 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:30:09.89 ID:+9mh/Azpo
戸部「うぉあ!?びっくりしたぁ!?」ビクッ
葉山「チッ……やぁ相模さん。どうしたのかな?」
相模「あのねジュース買いにきたら2人して角で何かこそこそしてるから何かなって思ってぇ」
葉山「そうなんだ?じゃ俺たちはこれで」スタタタ
戸部「ちょ隼人くーん置いてかないで欲しいっしょーお!」タタッ
375 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:30:40.31 ID:+9mh/Azpo
相模「あっ待って葉山く………………チッ。……あれ?雪ノ下さん」
雪乃「チッ。何かしら?」
相模「舌打ちした?今」
蓮「知り合い?」
相模「…あんた転校生の…」
蓮「雨宮です」
相模「…あっそ。それじゃ」タタタッ
376 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:31:10.50 ID:+9mh/Azpo
雪乃「………」
蓮「誰?仲悪いのか?」
雪乃「そのうちわかるわ…嫌という程にね。そろそろ部屋に戻るわ。今日はどうもありがとう、雨宮くん」
蓮「ああ。おやすみ」
雪乃「おやすみなさい」
蓮「………」
377 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:31:41.48 ID:+9mh/Azpo
雪乃「……こほん…」
蓮「……?」
雪乃「お〜や〜す〜み〜ぃ…」フリフリ
蓮「腹話術?上手だね。パンさんの声可愛いよ」
雪乃「……パンさんありがとう…じゃあまた///」タタタッ
蓮「コーヒーぬるくなってる」
378 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:32:15.38 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 大浴場ー
八幡「はぁー………やっぱでかい風呂っていいよなぁ…」
八幡(こんな広い風呂なのにぼっちとか。ほんと俺ってぼっち属性)
八幡(あのまま戻っても寝れる気がしなかったしな…つか疲れ取るにはやっぱ風呂だし)
八幡(…はぁ)
八幡「取引、不成立ぅ〜商談決裂〜ぅ」
八幡(あーあ)
379 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:32:47.21 ID:+9mh/Azpo
八幡(あれで良かったんだよな)
八幡(それにしてもぼっちってやっぱ大変だよな。良くやったよ俺)
八幡(今日は自分を褒めてやりたい。小町にも褒めてもらいたい。戸塚にも…)
八幡(戸塚か。ちょっと悪い事したな。何で彩加って呼んでくれなくなったの?)
八幡(そう言われたらどうしよう…何て答えよう…)
八幡(やっぱり人に近づくのが怖いからだ)
八幡「なんて言えねぇな…」
380 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:33:21.51 ID:+9mh/Azpo
八幡(蓮の…雨宮の噂の消滅はほぼ決まりのようなものだし)
八幡(残すは海老名さんの件か。それが終わったら…もうしばらく奉仕部離れようかな…)
八幡(でもなぁ…することないしな…)
八幡(かといってあの部室ですることあるかっつーと何もねぇよな)
八幡(どうして俺はあそこに行くんだろうか?いつもいつも)
蓮『八幡、お前は1人じゃない。周りを良く見てみろ。お前を受け入れてる場所がある。それは1人じゃない事の証明なんだ』
381 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:33:56.75 ID:+9mh/Azpo
八幡(証明、ねぇ…)
八幡(受け入れてる場所…どこそこ?あ、家か。家だな)
蓮『孤独を装うな。八幡にとっての”1人でいる事”は選択肢の一つじゃない、ただの消去法で残ったものだろ?何を選ぶか悩むほどの選択肢があるのにどうしてそれを取るんだ?』
382 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:34:32.76 ID:+9mh/Azpo
八幡(うっせーな。俺はお前と違って器用じゃねんだよ)
八幡(誰もが皆…お前みたいに自分に正直で青春に素直なわけじゃない)
蓮『このまま振り返らずにホテルに戻るなら、お前は後悔する。自分から俺に歩み寄った事を。でもそれはしていい後悔だ。俺はその先で待ってる。それが青春ってやつだと思うから』
383 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:35:14.05 ID:+9mh/Azpo
八幡(待つ……何をだよ)
八幡(雨宮の周りにちらつく闇…。陽乃さんに借り作っちまったし、今さら投げ出せない)
八幡(その件だけは取引が破談になったとはいえ、一度決めた事だ。最後までやってやろう)
八幡「はあ……このお湯全部飲んだら死ねるかな…?野郎が入った湯なんかで死にたくはねえなぁ…」
384 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:35:58.48 ID:+9mh/Azpo
ーホテル外のコンビニー
優美子「あ」
蓮「あ」
優美子「何してんのあんた」
蓮「ホテルの売店が閉まってたからここまで買い出し」
優美子「あっそ。ごくろーさん」
蓮「優美子は?」
優美子「時間つぶし」
385 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:36:36.54 ID:+9mh/Azpo
蓮「なんでそんな事してるんだ?」
優美子「うっさいな。女子には色々あんのよ」
蓮「そうか。じゃあな」
優美子「ちょいまち」
蓮「またない」
優美子「待てっつってんでしょ!あんた自分に正直すぎない!?」
蓮「それが青春だ」キリッ
優美子「それ何かの決めゼリフ?つまんないんだけど」
386 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:37:06.52 ID:+9mh/Azpo
優美子「つか面白い話しろし」
蓮「わかった」
優美子「素直じゃん。はよしろし」
蓮「優美子のすっぴんって面しr」
優美子「ぶっ殺されたいの!?」
蓮「とっておきの思いつきだったんだが」
優美子「とっておきなのに思いつきってどういう事?つかあーしイジんなし」
387 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:37:34.94 ID:+9mh/Azpo
蓮「イジられたいくせに」
優美子「ねーから」
蓮「ほんとはちょっとあるだろ?」
優美子「ねーから!」
蓮「じゃ葉山が優美子をイジりたいって言ったら?」
優美子「………///」
蓮「うーわきもちわるい顔」
388 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:38:02.18 ID:+9mh/Azpo
優美子「は!?は!?女子に向かってキモいとかありえねーし!」
蓮「ありえるんだこれが」
優美子「ありえねーし!」
蓮「はははっ」
優美子「笑いごっちゃねーし!」
蓮「優美子の話はほんと面白いな」
優美子「んなもんしてねーし!」
店員「あのーお客さん。静かにしてもらえます?」
389 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:38:49.35 ID:+9mh/Azpo
蓮「すいません。ちゃんと言っておきますから」
優美子「は!?は!?ちょ!?はあ!?」
蓮「はいはいどうどう」
優美子「なだめんなし!」
店員「あの、もう帰ってもらえますか?」
蓮「すいません今すぐ帰します。じゃ俺は買い物あるからまた」
優美子「はあ!?ちょっふざけんなし!なんであーしが悪い感じになってんのよ!?」
店員「どっちも帰れや」
390 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:39:29.00 ID:+9mh/Azpo
ーホテル近く コンビニの外ー
蓮「追い出されてしまった」
優美子「マッジありえねーーーーーし!!!!」
蓮「そうやってぎゃいぎゃい言うから」
優美子「ふざけんなし!なんであーしのせいになってんの!?」
蓮「はははは」
優美子「笑えねーし!」
391 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:40:07.97 ID:+9mh/Azpo
蓮「コンビニ他にないかな?」
優美子「ねーし。この辺ちょっと見てみたけどここしかないし。あきらめな」
蓮「しょうがない」スッ
優美子「………」
蓮「………」
優美子「手あげて何してんの?」
蓮「タクシー停めようかと」
392 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:41:06.81 ID:+9mh/Azpo
優美子「あんたほんと変なやつ」
蓮「よく言われる」
優美子「褒め言葉じゃねーし」
蓮「それもよく言われる」
優美子「ぐぬぬ」
蓮「その反応もよく見る」
優美子「ぬああああっぁっぁあぬぁぁぁあーーー!!」イライラジタバタイライラジタバタ
蓮「あっ」
優美子「何よ!?」
蓮「せっかくタクシー止まりかけたのに…優美子の奇行を見て通り過ぎてった」
優美子「ふぅーーーーーっざけんなし!!!」
393 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:41:49.66 ID:+9mh/Azpo
蓮「しょうがない諦めるか…」
優美子「ったく!何なん!?あんた何なん!?」
蓮「ホテル戻って出前取ろう」
優美子「はあ?あんた飯食ってないの?」
蓮「ホテルでは食べられなかったから」
優美子「はあ…ちょっと待ってろし」
蓮「??」
394 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:42:26.81 ID:+9mh/Azpo
優美子「ほら」
蓮「くれるのか?」
優美子「うん」
蓮「ありがとう」ニコッ
優美子「う、うん………なんだ、笑った顔いい感じじゃん…」
蓮「もぐもぐ……このカレーまん微妙だな…もぐ」
優美子「…文句あんなら返せーーーーーー!!!!!!」
395 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:42:57.93 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 部屋ー
戸塚「すう……すう……」
八幡(戸塚はすでにおやすみタイムか。つか寝るのはえぇな)
八幡「さて、俺ももう寝るか…疲れたしな…」
ガチャッ
戸部「いやーまーじすごかったなぁ雨宮さんは!」
葉山「そうだな。最初は一瞬疑ったが嘘って様子を微塵も感じられない余裕のオーラだったしな。あれは間違いない本物だろう」
396 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:43:35.01 ID:+9mh/Azpo
戸部「あんれ?ヒキタニくんじゃね?どこ行ってたん?」
葉山「そういえば雨宮さんと一緒じゃないなんて珍しいよな。どうしたんだ?」
八幡「…今日は色々起こりすぎてな。さすがに疲れてこれから寝るとこだ。っつーか何?雨宮さんて…」
戸部「いんやーまじパネェから雨宮さんは!ヒキタニくんもレクチャー受けてみた方がいんじゃね!?」
葉山「そうだな。雨宮さんのススメは確かだと思うな」
八幡「ああそうかよ。じゃ俺もう寝るから」
戸部「うぉっすヒキタニくんお疲れ〜!」
葉山「お疲れ比企谷」
397 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:44:15.95 ID:+9mh/Azpo
戸部「いやーしっかしどうすっべかなぁ…さすがに緊張してきたぁ」
葉山「そろそろ時間か。なあ、一度改めるのもいいんじゃないか?」
戸部「え?改めるって?」
葉山「だから…その…。ほら、雨宮さんにレクチャー受けてから実行する…とかさ」
戸部「あぁーなるほどぉ!さっすが隼人くーん!」
葉山「そうだろ?じゃあ延期でいいんじゃないか?」
戸部「せっかくのアドバイスだけど隼人くん。それねぇから」
葉山「えっ?」
398 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:44:51.83 ID:+9mh/Azpo
戸部「俺、もう決めてっから。覚悟も何もかも。だから俺、もう行くよ」
葉山「お前…なんかキャラが」
戸部「俺こんなチャラい感じだけどさ。海老名さんにはガチなんだわ。それに雨宮さんの…何?姿勢っつの?生きる姿勢?自分に正直な感じ?ああいうの見て、俺だって!って思ったんだよ」
葉山「…あれは彼だから出来る事であって…」
戸部「んな事わかってんよ。でもよ、俺もう引き下がるつもりねえから。例え約束の場所に来てくれなくてもいい。待ち続けっから」
399 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:45:28.48 ID:+9mh/Azpo
葉山「戸部………だが…」
戸部「んじゃ、行ってくるわ!」
ガチャッ…バタン
葉山「…比企谷…起きてるよな?」
八幡「………あぁーもう…」
400 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:47:58.96 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 屋上ー
戸部「………」
葉山「そっか仮病か…だったら何でそれ先に戸部に言わなかったんだよ?」ヒソヒソ
八幡「言うタイミングじゃなかっただろ…」ヒソヒソ
葉山「詰めが甘いなんて比企谷らしくないじゃないか」ヒソヒソ
八幡「うるせーなぁ」ヒソヒソ
401 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:48:50.53 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 屋上の扉前ー
葉山「どうする気だ?」ヒソヒソ
八幡「どうもこうも…つか何であいつ某大佐みたいに風に吹かれて街を見下ろしてんの?人がゴミのようだとか言うと目がやられるんじゃないの?」ヒソヒソ
葉山「そういうのいいんだよ。どうするんだ?」ヒソヒソ
八幡「…しゃーない。海老名さんが体調悪いらしいって聞いたって事にしようぜ。それしかねえだろ」ヒソヒソ
葉山「それもそうか」ヒソヒソ
雪乃「あなたたち何してるの?」
八幡「えっ!?」
葉山「うぉ!?」
402 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:49:29.79 ID:+9mh/Azpo
ーホテル外 コンビニ前ーー
蓮「わかったか?それほどカレーは奥が深いもので」
優美子「わかったから…もうわかったから…あーしが悪かったから…」
蓮「いや優美子は悪くないよ。それでカレーっていうのは」
優美子「こいつにとってカレーって地雷なの…?そんなんわかりっこねーし…………ん?」
403 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:50:19.17 ID:+9mh/Azpo
蓮「で、たまにこう相手のためを思ってやるとなぜか激辛になってしまうほど難しいもので」
優美子「………と、戸部!?」
蓮「だから寝かせればいいってものじゃ……とべ?」
優美子「あれ!戸部じゃない!?」
蓮「とべカレー?聞いた事ないな…興味深い」
優美子「バカ!上!上!!ホテルの上にいるの戸部じゃね!?」
蓮「ん?上…?」
404 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:50:57.48 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 由比ヶ浜たちの部屋ー
海老名「………」
結衣「どしたの?姫菜」
海老名「うん…何か悪いなぁって」
結衣「でも…これしかないんでしょ?」
海老名「そう、なんだけど…でも…」
ベエェェェェェ!!!!
結衣「??優美子の声っぽくない?」
海老名「そうだね。戻ってきたのかな?開けてあげよ」
405 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:51:40.68 ID:+9mh/Azpo
ガチャッ……ドカッ!!
優美子「ぷるぁ!?」ドタン
結衣「ひゃっ!?…優美子!?どうしたの!?何があったの!?」
海老名「うーん。結衣が開けたドアに正面衝突したんじゃないかなーって」
蓮「大変だ」
結衣「え?れんれん?どしたの慌てて」
蓮「戸部が飛ぶ」
406 :
◆OkhT76nerU
[saga]:2019/03/17(日) 01:52:33.98 ID:+9mh/Azpo
ーホテル 屋上の扉前ー
八幡「え…何でここに?」
雪乃「まだ寝れそうにないからちょっと風に当たりに来たのだけれど。あなた達は何してるの?」
葉山「それは…」チラッ
雪乃「あれは…戸部くん?…ということは」
八幡「察したか。さすが雪ノ下」
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