【シャニマスSS】霧子「チョコレート、ツツジの花、フォークダンス」

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2 : ◆/rHuADhITI [sage saga]:2019/02/14(木) 23:47:16.01 ID:VN96ned20

霧子「おはよう……ございます……」

翌13日の学校帰り、わたしは事務所に出社していた。

咲耶「おはよう、霧子」

摩美々「霧子おはよー」

事務所に居たユニットのメンバーは3人。

咲耶さん、摩美々ちゃん、結華ちゃん。

結華ちゃんは何やらノートと格闘していて、忙しそうにしていた。

こちらに気付いてはいるようで、軽く手を振ってくれる。

霧子「……ふあ……」

事務所に来て落ち着いたからか、急にあくびが出た。

咲耶「おや、霧子。昨日は遅かったのかい?」

霧子「あ、その……ちょっと考えごとをしていて……」

咲耶「考えごと、か……何か私に手伝えることはあるかな?」

霧子「ううん……大丈夫。ありがとう、咲耶さん……」

チョコレートのメッセージ問題。

その答えは、一晩考えても見つからなかった。

だからといって、咲耶さんに相談するようなことでもない。

それを知ってか知らずか、咲耶さんは黙って紅茶を注いでくれる。

霧子「そういえば、恋鐘ちゃん……」

今日の予定は、わたしと恋鐘ちゃんがダンスレッスンで、残りの3人が雑誌のインタビュー。

その恋鐘ちゃんだけ見当たらないのが気にかかった。

摩美々「朝から急な仕事だってさー」

霧子「朝から……」

咲耶「朝市の取材だと言っていたかな。早くから出かけていったよ」

摩美々「漁港だったけー?」

霧子「た、大変だね。恋鐘ちゃん……」

朝の寒い時間に出かけるのを想像して震える。

とは言え、仕事自体は恋鐘ちゃんが喜びそうだな、とも思ってしまう。
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