春香「千早ちゃんがアメリカで普通にモテまくってた」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:32:06.04 ID:hCGsjUbI0

伊織「春香、アメリカはどう?」デンワゴシ

春香 「なーに伊織、もう寂しいの?私と美希がこっち来てまだ半日も経ってないよ?」

伊織 「はぁ?誰もそんなこと言ってないでしょ!?安否と健康状態の確認よ!今律子が忙しいから代わりに」

春香「あぁ、そっちね」

伊織 「そっちもこっちもないでしょ!?もーーー調子狂うわねアンタと話してると。それで?」

春香「んー、私も美希も美咲さんも、体調はバッチリだよ」

伊織「体調"は"?…聞き捨てならないわね。何か変なことでもあったの?」

春香「あー、伊織。その、私たちいま、歌の留学でこっちに住んでる千早ちゃんに会ってるでしょ?それでね、ちょっとどうしようって感じなんだけどね?」

春香「千早ちゃんがアメリカで普通にモテまくってた」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1548685925
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:34:31.25 ID:hCGsjUbI0

アイドルマスターのSSです。 ?

主にアニマスを参考に、各種ゲームや、映画、漫画等から要素を拾ったオリジナルの世界線です。
オリジナルキャラクター多数。?

拙いですが宜しくお願いします。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:41:22.04 ID:hCGsjUbI0
1

美希「成田からLAXに飛ぶだけでも大変だったのに、このUberあと何分くらいかかるの?」グデ-ン

春香「えっとね…30分くらいかなぁ。でも美希は飛行機でもずっと寝てたでしょ?」

美希「枕が固くてあんまり良い睡眠じゃなかったの。千早さんに会いたいから頑張ってるけど、さすがに疲れたって感じ」

春香「まあ、そうだよねぇ。私も時差で眠いや」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:43:08.37 ID:hCGsjUbI0

春香(日本でのアリーナライブのあとレコーディングのためにハリウッドに飛んだ千早ちゃんは、現地の大物作曲家に気に入られた…)

春香(彼は有名な音大の教授でもあったらしくて…


作曲家「もう高校は中退してすぐに来てくれないか?」

作曲家「日本にも高校卒業認定試験はあるのだろう?9月から席を用意するから…」

作曲家「僕は一刻も早く君の才能を伸ばしたいんだ!」


って熱烈なアタックをしてきたみたい)

春香(そして最終的にはプロデューサーさんと、あとは仲直りしつつあるお母さんとが間に入って、まず二ヶ月の体験留学するってことでまとまった)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:44:58.71 ID:hCGsjUbI0

春香(千早ちゃんが留学に行って一ヶ月と少し)

春香(LAで私たちの写真集を作りたいってオファーがあって、私と美希と、あとは付き添いしてくれてるはずなんだけど時差ボケでずっと寝てる美咲さん、この3人でアメリカに来た)

春香(今日は撮影開始より1日早い現地入り。まず千早ちゃんに会いに行く!)

春香(千早ちゃん!久しぶりの親友ですよ、親友!)


美希「春香…なんか目がギラギラしてて怖いの」

春香「えっ」ガ-ン
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:48:47.37 ID:hCGsjUbI0

2

〜〜〜

春香「アー、ウィーアー…フレンド!チハヤチャン!」

春香(ど、どうしましょう、プロデューサーさん!天海春香、大ピンチです!)

守衛「I'm sorry but I can't permit you to enter without ID cards. Can you see the lady sitting over there? I'm sure she can help you」

美咲「え、あー、ソーリー?オーケー?」

守衛「No, no...just a moment. Maybe Google can help us. I think there are some translate apps online」スッ

美咲「オー…」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:49:54.18 ID:hCGsjUbI0

春香(英語!英語です!!うぅ…中学から勉強してきてるはずだけど、実際にわーって喋られると何にも分からないよぉ…空港みたいに案内板があればまだ良いんだけど)

美咲「春香ちゃん…頼りなくてごめんね?」

春香「いえっ、そんな!でもこれ困っちゃいましたね…」

美希「……うーん。あふぅ」ノビ-

美希「なんだか外がうるさいの」

春香「あ、美希おはよ。あのね…」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:51:18.57 ID:hCGsjUbI0

受付「Here you are. Please be careful not to lose them. Only these cards confirm your authorities」

美希「Thank you. ...So, now it's OK, right?」

守衛「Absolutely. And I would like to apologize you girls for the detaining」

美希「Never mind. You just did your job.」

守衛「Thank you for your understanding. AND...Welcome to our university!」

美希「Thanks again. Have a nice day!」

守衛「You too!」



春香「………」

美咲「……………」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:52:00.01 ID:hCGsjUbI0

春香「美希、どこで英語なんて覚えたの?」ウ-バ-ニモドル

美咲「学校、じゃないですよねぇ」シハラウ

美希「美咲、それ何気に失礼だって思うな」

運転手「Bye!」

3人「ばーい!」

春香「…実は英会話教室に行ってたとか?」

美希「違うよ。こっちに来てからみんながそのへんで喋ってたから、なんか覚えちゃったの」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:52:48.87 ID:hCGsjUbI0

美咲「天才、なんですねぇ…」

春香「それで説明がつくか怪しいとこですけどね。でも美希、それならもう学校の勉強も余裕でしょ。いいなー」

美希「そんなことないよ?きっと、帰って三日もしたら、忘れちゃうと思うの」

美咲「美希ちゃんっぽいですね…」



青年「Hi! You're new faces. Friends of someone in the campus?」ヨッテクル
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:53:43.97 ID:hCGsjUbI0

3

春香(話しかけてきた彼はピアノ科の一年生のライアン君。千早ちゃんのことを知ってるみたいで、案内してくれることになったんだけど)

春香「ハウアーユー、ウィズ、チハヤチャン?フレンド?」

ライアン「?」

春香「あー、チハヤチャンイズ、ファースト、ベリークール、アンド…」

春香(千早ちゃん、ちょっと誤解されやすいからなぁ…本人に会う前になんとなくどんな雰囲気でやってるのか知りたいんだけど…)エイゴガ..
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:55:06.78 ID:hCGsjUbI0

美希「I guess she wanna know Chihaya-San is OK here or not」

ライアン「Oh. Off caurse she is good here! Chiha is an amazing singer.」

美希「Not about the music, I mean...... how about the private?You know, she is kind of a "cool" girl and tend to be misunderstood...」

ライアン「HaHaHa...absolutely you don't have to worry about that! come on!」


春香「それで?」

美希「んー、千早さんの私生活はなんにも心配いらないから見てみろ、って」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:56:00.68 ID:hCGsjUbI0

美咲「社長から昔はちょっと尖ったところもある子だったとは聞いてますけど、たしかに私の知る限りどこでも仲良くできる子ですしねぇ」

美希「春香が心配しすぎなだけなの。ほら、もうすぐだって!千早さんに会えるの!」

春香「ふふっ、そうだね」

ライアン「Come on!You can see something interesting!」

美咲「あっ、今の私も分かりましたよぉ!面白いものが見れる、って」

春香「面白いもの……?」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:56:43.98 ID:hCGsjUbI0

千早「あ、春香!それに美希も!きてくれたのね!無事について良かったわ!」パァァ


美希「あっ…」

美咲「あっ…」

春香「喜ぶ千早ちゃん可愛…あっ」



ウットリする男子生徒10数人「ハァーイ」

囲まれてる千早「……?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:57:39.76 ID:hCGsjUbI0

春香「千早ちゃん!!まさか千早ちゃんがアメリカでこんなモテモテライフを送ってるなんて!」

美希「翼に見せてあげたいの」

千早「春香?美希?久しぶりに会えて嬉しいのは私もだけど、何を言ってるか分からないわ」ハテナ

美咲「またまた〜そんなこと言って千早ちゃん」

千早「青羽さんも、わざわざ来てくださって、ありがとうございます」マジメッ

美希「美咲、これ千早さん、マジのやつだと思うな」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/28(月) 23:58:19.20 ID:hCGsjUbI0

春香「本物の天然はすごいなぁ」

美希「春香はその感じでいいの…?」

ライアン「HaHa」


春香「あ、そうだ美希、千早ちゃん。私たちこれだけの人数相手にお話するのは絶対無理だから、ときどき翻訳お願い」

千早「ええ」

美希「わかったの」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:02:32.28 ID:IFxMbp450

美咲「それにしてもこれは、すごいですねぇ」


男子生徒たち「…」トロ-ン


春香「私たちもアメリカに来たらこんなにモテちゃうんですかね?」

ライアン「ハハ、それは流石に無理だよ。君と、あとそっちの君は若すぎるからね。何年かすればすごく美人になりそうだけど。ミキさん、ならまあ、割とこうなるかもしれないな」

美咲「え、私もダメ?一番お姉さんなのに?」

ライアン「え?」

美希「………美咲は可愛いから」

美咲「えーー…」

春香「地味に私も美希より年上だし千早ちゃんと同い年なんだけどなぁ…」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:03:31.75 ID:IFxMbp450

美希「まあ、それは置いとくの!それより千早さんとコイバナ!なの」

千早「ちょっと美希。そんなのないわよ?」

美希「少しも?」

千早「ええ」

ライアン「…」タメイキ

春香「!待って、今の反応、もしかしてライアン君も?」

ライアン「まあ、そう、だね。うん、君たちも少し知りたいみたいだし、チハとの談笑のBGMだと思って聞いてもらおうかな。今日は自主練しかなくて時間があるし」

美咲「おー!」パチパチパチ


ライアン(…日本ではこれが20歳?)
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:04:52.34 ID:IFxMbp450

4

Case 1 ピアノ科の控えめ同級生ライアンの場合



先生「さて、今日は新しいメンバーを紹介したいと思う。ミスキサラギ、前へ」

千早「はい。如月千早です。専攻は声楽。二ヶ月の間だけですがよろしくお願いします」

ライアン(クールな子だなぁ…怖そうだし。僕には縁がなさそうだ)

先生「彼女は日本から来た。世界で活躍するために英語はある程度学んでいたということだが、ここでの生活で戸惑うこともあると思う。ミスターゴズリング!」

ライアン「はい」

先生「お前の隣が空いているな、キサラギはそこだ。よろしく頼む。キサラギもそれでいいな?」

千早「はい」

ライアン(うわ、どうしよう…)
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:06:05.41 ID:IFxMbp450

千早「……」トテトテ

千早「…」ピタ

千早「………」ジロリ


ライアン「あ、あ、えーっと、キサラギさん、だよね。座ったら?」

千早「そうね」スワル


ライアン(あー、うん。やっぱりこういう感じだよね。まあ、科類も違うし合同授業だけ耐えれば…)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:07:02.88 ID:IFxMbp450

千早「ライアン、よね?」

ライアン「えっ、あ、はい」

千早「隣が優しそうな人で良かった。私、緊張しているし、人付き合いも得意な方ではないから色々迷惑をかけると思うけれど…」



千早「よろしくね」ニコッ

ライアン(っっっっ!!!!なんだこれ!!可愛いじゃないか!!!!っっっっっっ!!!)ガタ---ン

先生「どうしたゴズリング。静かに」

クスクス ヒソヒソ

千早(隣、良い人に当たったと思ったけれど、大丈夫かしら)
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:08:16.14 ID:IFxMbp450

美希「陥落が早すぎるの」

千早「?」

美咲(久しぶりに春香ちゃんたちと話せるのに夢中であんまり聞いてなかった千早ちゃん可愛いなぁ)

春香「それからそれから?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:14:42.62 ID:IFxMbp450

ライアン「ぼ、僕のピアノはね、オーケストラに合わないって言われるんだ、如月さん。もちろんメトロノーム通り、楽譜通りにも弾けるんだけど、僕らしさを出そうとするとどうしても…」

ライアン「協調性がないって言われてきたからね。人の個性は音に出るから…」

千早「じゃあ、お揃いね。私も協調性がないって言われてきたわ。もしかしたら似た者同士、音が会うかも」ニコッ

ライアン(っっっっ!!それ!!!それヤバい!!!!)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:16:42.85 ID:IFxMbp450

〜〜〜

千早「じゃあ、悲壮の第2楽章をお願いできる?」

ライアン「うん。小さい頃に弾いたし、楽譜があれば弾けると思う」

千早「日本だと、それに歌を乗せたものが最近発表されたの。私たち、きっと合わせられると思う」

ライアン「…分かった」

ライアン(オーケストラと合わなければ生きていきていくのは至難だ。でも、ここでもし乗り越えてられたら…)

千早「♪」アイコンタクト


ライアン(…どうだ!?)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:18:42.79 ID:IFxMbp450

ライアン「それがもう、びっくりするくらい合ってね、僕も最近急速に合わせが上手くなったって先生たちに褒められてるんだ」

美希「さすが千早さんなの」

ライアン「僕の将来、人生さえも救ってもらった気分だよ。僕は相変わらず一人でいることは多いけどね、チハがいれば平気さ」

春香「重いなぁ…プロになる人にとってそういう壁を越えるのが一大事なのは分かるけど」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:20:38.01 ID:IFxMbp450

〜〜〜

千早「それで、ライアン?外国では割合ファーストネームを呼び合うって聞いたのだけど」

ライアン「うぇ?あー、うん、そうかもしれない。いやでも、ほら、僕は友達なんて全然いないし」

千早「私は?」

ライアン「えっ」

千早「違ったのかしら」

ライアン「どうして君は真顔でそういうこと言うかなぁ…まあ、そう言われると弱るよね」

千早「ほら。ちはや、って。……私もちょっと恥ずかしいんだから…」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 00:22:30.54 ID:IFxMbp450

ライアン「ち、ちは…ちはっ………チハ!ねぇ、チハ。これでどう?ほら、あだ名、みたいなさ」

千早「そうね。あだ名。友達っぽくて良いと思うわ」

ライアン「ふふっ、チハ」

千早「ライアン」ニコッ

ライアン(っっっっっっっっ!!!)
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